JP2015023702A - ステッピングモータの制御装置、光学機器、ステッピングモータの制御方法、及びプログラム - Google Patents

ステッピングモータの制御装置、光学機器、ステッピングモータの制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 目標駆動速度の変化を適切なタイミングで行うことにより、制御不能な状態に陥ることなく、ステッピングモータの制御を行うことができるステッピングモータの制御装置及び光学機器を提供する。
【解決手段】 ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、位置検出センサからの出力に基づいて、ステッピングモータを進角制御によって駆動する進角駆動手段を有するステッピングモータの制御装置において、進角駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させている間には、目標駆動速度の変更を行わない。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ステッピングモータの制御装置、光学機器、ステッピングモータの制御方法、及びプログラムに関し、特に、エンコーダを用いたステッピングモータの制御装置に関するものである。
ステッピングモータは、コイルへの通電切り替えによって所定の角度毎に回転可能であるため、位置センサを用いることなく容易に位置制御が可能である、という特徴を有している。そのため、決められた時間間隔に従ってコイルへの通電状態を切り替える、オープンループ制御による駆動モードが一般的に用いられている。しかし、モータを高速で駆動させるときや、モータに大きな負荷が掛かるときには、コイルへの通電切り替えに対してロータが応答できなくなり、脱調を起こしやすいという問題がある。
そこで、ロータの位置を検出する位置センサの出力に応じてコイルへの通電状態を切り替える、進角制御を行うことによって、高速駆動が可能な駆動モードに切り替えることができるステッピングモータが知られている。
特許文献1にはオープンループ制御と進角制御を組み合わせることにより、駆動制御を行うステッピングモータが記載されている。つまり、低速時にはオープンループ制御で駆動し、高速時は進角制御で駆動することで、幅広い速度領域の駆動を精度よく行うことができる。
特開2013−27156号公報
特許文献1に記載のステッピングモータは、モータを高速に駆動させる場合、進角制御を行っている。このとき、トルクマージンが少ない駆動速度でモータを駆動しているため、モータの加減速中にモータの目標駆動速度を変更すると、モータが制御不能な状態に陥るおそれがある。
本発明は、ステッピングモータにおける目標駆動速度の変更を適切なタイミングで行うことにより、制御不能な状態に陥ることなくステッピングモータの制御を行うことができるステッピングモータの制御装置を提供すること目的とする。
本発明のステッピングモータの制御装置は、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、ステッピングモータのコイルに印加される励磁電流と、ステッピングモータの回転位置との位相差である進角を調整することにより、ステッピングモータを駆動する進角駆動手段と、ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、進角駆動手段による進角制御と、オープンループ駆動手段によるオープンループ制御を切り替える制御手段を有する。進角駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、目標駆動速度の変更を許可し、ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、目標駆動速度の変更を禁止し、オープンループ駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、およびステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、目標駆動速度の変更を許可することを特徴とする。
本発明の他の側面のステッピングモータの制御装置は、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、ステッピングモータのコイルに印加される励磁電流と、ステッピングモータの回転位置との位相差である進角を調整することにより、ステッピングモータを駆動する進角駆動手段と、ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、進角駆動手段による進角制御と、オープンループ駆動手段によるオープンループ制御を切り替える制御手段を有する。進角駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、目標駆動速度の変更を許可し、ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、ステッピングモータの駆動速度を第1の速度に到達させてから、第2の速度に向けてステッピングモータの駆動速度を変化させ、オープンループ駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、およびステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、目標駆動速度の変更を許可することを特徴とする。
本発明の他の側面のステッピングモータの制御装置は、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、ステッピングモータのコイルに印加される励磁電流と、ステッピングモータの回転位置との位相差である進角を調整することにより、ステッピングモータを駆動する進角駆動手段と、ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、進角駆動手段による進角制御と、オープンループ駆動手段によるオープンループ制御を切り替える制御手段を有する。進角駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、目標駆動速度の変更を許可し、ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、ステッピングモータの駆動速度を一定にしてから、第2の速度に向けてステッピングモータの駆動速度を変化させ、オープンループ駆動手段は、ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、およびステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、目標駆動速度の変更を許可することを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータにおける目標駆動速度の変化を適切なタイミングで行うことにより、制御不能な状態に陥ることなくステッピングモータの制御を行うことができる。
本発明の制御装置の構成を示すブロック図。 本発明の制御装置の詳細を示すブロック図。 進角制御の概念を示す説明図。 ステッピングモータの速度と進角値の関係を示す特性図。 進角制御時の速度変化の一例を示す図。 進角制御時の速度変化の一例を示す図。 進角制御を用いたモータ制御方法を示すフローチャート。 実施例1における、進角制御中に目標速度の変更があった場合の制御方法を示すフローチャート。 実施例1における、進角制御中での速度変更(加速)を示す図。 実施例1における、進角制御中での速度変更(減速)を示す図。 実施例2における、進角制御中に目標速度の変更があった場合の制御方法を示すフローチャート。 実施例2における、進角制御中での速度変更(加速)を示す図。 実施例2における、進角制御中での速度変更(減速)を示す図。 実施例3における、進角制御中に目標速度の変更があった場合の制御方法を示すフローチャート。 実施例3における、進角制御中での速度変更(加速)を示す図。 実施例3における、進角制御中での速度変更(減速)を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のステッピングモータの制御装置を示すブロック図である。
100は、フォーカスレンズ群である。フォーカスレンズ群100は、図1に示す矢印の方向(撮影光学系の光軸方向)に移動することにより、焦点調節を行う。撮影光学系を透過した光束は、不図示の撮像素子によって光電変換され、電気信号として出力される。フォーカスレンズ群100は、カム環やガイドバー等から構成されるレンズ保持部122によって保持される。レンズ保持部122は光軸方向に移動可能に構成される。
109は、ステッピングモータの駆動制御等を行う制御マイコンである。103は、ギアやリードスクリュー等の駆動伝達ユニットであり、104は、ステッピングモータ(以降、モータ104と記載する)である。モータ104の回転軸が回転することで、駆動伝達ユニット103を介して、レンズ保持部122とフォーカスレンズ群100を一体に駆動することができる。
モータ104を駆動するための制御信号は、制御マイコン109で生成される。制御マイコン109は、モータ104の駆動方式に合わせてモータ104の各相に対する励磁パターンを生成する。生成された制御信号は、モータドライバ107でモータ104の駆動に必要な電流、電圧に変換され、モータ104に供給される。
制御マイコン109には、モータ104の目標駆動速度を指定する不図示の速度指示部、進角駆動を行うための進角駆動回路110、オープンループ駆動を行うためのオープンループ駆動回路111が含まれる。また、制御部112が含まれ、制御部112は、進角制御、オープンループ制御のいずれかを選択して、制御の切り替えを行う切り替え手段としての機能を有する。また、制御部112は、オープンループ駆動回路111及び進角駆動回路110に対して、駆動パルス数と回転方向に関する情報を送信する。速度指示部は、モータ104を特定の回転速度で動作させるため、目標駆動速度を表す信号を制御部112に送信する。
図2は、図1におけるモータ104の制御装置における制御方法の詳細を示す図である。図2を用いて、オープンループ駆動回路111を用いたオープンループ駆動と、進角駆動回路110を用いた進角駆動を切り替えながら、モータ104の制御を行う方法を説明する。
位置センサ信号処理回路108は、モータ104の第1の位置センサ101a及び第2の位置センサ101bの出力を処理する。第1の位置センサ101a及び第2の位置センサ101bは、モータ104を構成するロータの回転位置を検出するために用いられ、フォトインタラプタ等を用いて構成される。位置センサ(フォトインタラプタ)101a及び101bについては後述する。
位置センサ信号処理回路108からの出力は、制御部112および進角駆動回路110に入力される。進角駆動回路110は、モータ104の駆動信号を生成する進角駆動手段として機能する。オープンループ駆動回路111は、モータ104の駆動信号を生成するオープンループ駆動手段として機能する。進角駆動回路110から出力される駆動パルスおよびオープンループ駆動回路111から出力される駆動パルスは、モータドライバ107を介してモータ104に供給される。
(オープンループ駆動)
次に、モータ104のオープンループ駆動について説明する。
まず、制御部112からオープンループ駆動回路111に駆動パルス数と回転方向が出力される。オープンループ駆動回路111は、入力された駆動パルス数と回転方向にしたがって、予め設定される時間間隔の駆動パルスをモータドライバ107に出力する。モータドライバ107は、予め設定される時間間隔の駆動パルスにしたがって、第1のコイル及び第2のコイルの通電パターンを順次切り替える。オープンループ駆動では、オープンループ駆動回路111が出力する駆動パルスの時間間隔を変更することによって、ロータの回転速度を変更することが可能である。
オープンループ駆動の際に、駆動パルスの時間間隔を短くしていくと、第1のコイル及び第2のコイルの通電パターンの切り替えに対してロータが応答できなくなり、脱調を起こす可能性がある。このため、オープンループ駆動における駆動速度は、第1のコイル及び第2のコイルの通電パターンの切り替えに対してロータが応答できる範囲内に設定される。
(進角駆動)
次に、進角駆動について説明する。
まず、制御部112から進角駆動回路110に駆動パルス数と回転方向が出力される。進角駆動回路110は、入力された駆動パルス数と回転方向にしたがって、所定の時間間隔の駆動パルスをモータドライバ107に出力する。進角駆動回路110から出力される駆動パルスの時間間隔は、第1の位置センサ(フォトインタラプタ)101a及び第2の位置センサ(フォトインタラプタ)101bの出力によって変化する。モータドライバ107は、第1の位置センサ101a及び第2の位置センサ101bの出力によって変化する時間間隔の駆動パルスにしたがって、第1のコイル及び第2のコイルの通電パターンを順次切り替える。また、進角駆動回路110は、第1の位置センサ101a及び第2の位置センサ101bの出力から進角信号を生成する。進角駆動回路110は進角を調整することで、モータ104のトルク−回転数特性を変化させることが可能となる。このような進角駆動における制御を進角制御という。
このように、進角駆動では、第1の位置センサ101a及び第2の位置センサ101bの出力によって変化する時間間隔で第1のコイル及び第2のコイルの通電パターンを切り替える。ロータの位置に応じて、第1のコイル及び第2のコイルの通電パターンの切り替えを行うため、ロータの応答遅れによる脱調の発生を抑制し、オープンループ駆動よりも高速な駆動を実現することができる。
次にエンコーダ(位置検出センサ)について説明する。モータ104の回転軸には、パルス板105が装着されている。パルス板105の遮光部が、第1の位置センサ(フォトインタラプタ)101a、第2の位置センサ(フォトインタラプタ)101bを通過することで、フォトインタラプタ101a、101bの出力が変化する。出力の変化からモータ104の回転角を検出することできる。本発明においては、位置センサとしてフォトインタラプタを用いている。複数のフォトインタラプタを用いることで、回転角を精度よく検出することができ、さらには、モータ104の回転方向を判別することができる。なお、ホール素子やマグネットを用いてエンコーダを構成してもよい。108は、位置センサ信号処理回路であり、フォトインタラプタ101a、101bの出力を増幅、レベル変換する。これにより、フォトインタラプタ101a、101bの出力が、制御マイコン109で検出可能な信号レベルに変換される。
102は、フォーカスレンズ群100の基準位置を検出するためのフォトインタラプタである。フォトインタラプタ102の出力は信号処理回路106に入力され、制御マイコン109で検出可能な信号レベル(例えば、High/Lowレベル)に変換される。フォトインタラプタ102の出力がHighレベルからLowレベルに変化する時点、もしくはLowレベルからHighレベルに変化する時点におけるフォーカスレンズ群100の位置を基準位置として用いる。これにより、フォーカスレンズ群100の絶対位置を検出することができる。
次に、エンコーダを備えたモータ104の駆動制御方法について、図3を用いて説明する。図3は、モータ104のコイルに印加される励磁電流の波形を表している。本発明においては、モータ104の回転位置を検出するエンコーダの出力に対して進角制御を行うことにより、進角駆動を行っている。つまり、モータ104の回転位置を検出するエンコーダの出力を進相させた、励磁波形によってモータ104のコイルに印加する電流を制御している。ここで、モータ104のコイルに印加される励磁電流と、モータ104の回転位置を検出するエンコーダの出力の位相との位相差を進角と記載する。
モータ104をオープンループ制御する場合、十分にトルクマージンのある速度で駆動を行う。一方、進角制御の場合、エンコーダで検出したモータ104の回転角あるいは回転速度に応じて、励磁電流を印加することでモータ104を制御する。
一般に、進角とモータ104の回転速度の間には、進角を大きくすれば回転速度が速くなる関係があるため、進角を調節することにより、モータ104の回転速度を進角制御することができる。
図3に示すように、エンコーダの出力に関して、High/Lowの切り換えエッジを基準として、所定の励磁相のゼロクロス点と同位相の場合を進角が0°とする。モータ104の回転速度を上げる場合、進角を大きくする。センサ出力のエッジごとに進角を大きくする操作を繰り返すことで、目標とする回転速度まで徐々に速度を上げることができる。
一方、モータ104の回転速度を下げる場合、センサ出力のエッジごとに進角を小さくする操作を繰り返すことで、目標とする回転速度まで徐々に減速することができる。また、モータ104の回転速度を一定とする場合は、進角の制御を繰り返し行い、回転速度を収束させる。なお、図3において、センサの出力エッジと励磁波形B相のゼロクロス点は一致しているが、実際にはエンコーダの出力の位相とモータ104の励磁電流の位相のずれを補正する必要がある。
ここで、図4を用いて進角の制御方法について説明する。進角の制御方法として、モータ104の目標速度と現在の速度の差(速度偏差)をもとに進角を決定し、目標速度に到達するまで進角を変更しない、第1の進角制御方法がある。また、目標速度に到達するまでの間に、速度偏差を複数回求め、速度偏差を取得するタイミングで進角を調整する、第2の進角制御方法がある。
第1の進角制御方法では、目標速度に到達するまでの間に進角の変更を行わないため、目標速度に素早く到達することができる。図4(a)は、第1の進角制御方法における、進角とモータ104の回転速度の関係を示している。ここで、進角をAtと定めてからは、目標速度Stに到達するまで進角の変更を行わない。
第2の進角制御方法では、目標速度に到達するまでの間に進角を変更することができるため、速度変動を制御し、進角の変更にモータ104の回転が追従しているか否かを確認しつつ、モータ104の回転速度を変更することができる。図4(b)は、第2の進角制御方法における、進角とモータ104の回転速度の関係を示している。ここで、目標速度Stに到達するまでの間に、進角を徐々に変化させることで滑らかな速度変動を実現している。
モータ104の速度変化の過程を図5に示す。モータ駆動を開始するときは、オープンループ制御による駆動を行う。これは、エンコーダの出力が安定するまでの間に進角制御を行うと、正確な進角を得ることができないためである。エンコーダの検出分解能が高く、進角に対するモータ104の回転速度の追従性がよい場合には、オープンループ制御による駆動の時間を短くすることができる。モータ104の駆動を開始してから、進角制御に切り替えるまでの期間を駆動開始期間と呼ぶ。オープンループ制御から進角制御に制御を切り替えた後、回転速度が上昇し、目標速度Stに到達する。モータ104の回転を停止するときは、進角制御により減速を行い、オープンループ制御に切り替えた後に駆動が停止する。オープンループ制御への切り替えを行ってから、モータ104の駆動が停止するまでの期間を駆動停止期間と呼ぶ。ここではモータ104の駆動開始と停止のタイミングで進角制御とオープンループ制御の切り換えを行っているが、進角制御のみで駆動を行うことも可能である。
図5において、オープンループ制御から進角制御へ切り換えを行ってから、目標速度Stに到達するまでの間が加速期間である。また、減速を開始した後、進角制御からオープンループ制御へ切り換えが行われるまでの間が減速期間である。
図6は、図5と同じように、モータ104の速度変化の過程を示している。図5との相違点は、定速駆動であると判断する速度に幅を持たせていることである。図5では、目標速度Stに到達すると、定速駆動を行い、定速駆動中の駆動速度をStに設定する。このとき定速駆動中の駆動速度をStと定めると、駆動速度に揺らぎが生じた場合に、定速駆動中にも関わらず、加減速駆動中と判断してしまうおそれがある。そこで、図6に示すように、定速駆動であると判断する速度をSlからSuの値に設定することで、定速駆動中にも関わらず、誤って加減速駆動中であると判断されることを防止している。
図7は、図5や図6に示した速度制御の過程を実行するための方法を示したフローチャートである。図7において、「S」は「ステップ」の略であり、図7に示すフローチャートは、コンピュータに各ステップの機能を実現させるための制御プログラムとして具現化が可能である。各ステップは、特に断らない限り制御マイコン109によって実行される。
まずS101において、目標速度Stが設定され、モータ104の駆動を開始する。S102で示すように、駆動を開始するときにはオープンループ制御が行われる。次に、S103において、オープンループ制御により、進角制御を行うために必要な駆動量の駆動が行われた否かを判定する。必要な駆動量の駆動が行われたと判定されたときは、S104に移行する。必要な駆動が行われていないと判定されたときは、S103の判定を繰り返し行う。ここで、進角制御を行うために必要な駆動量とは、エンコーダの出力を安定させるために必要なモータ104の回転駆動量を示す。
S104では、オープンループ制御から進角制御への切り替えを行う。また、進角制御を行っていることを示す進角制御フラグをセットする。S105では、目標速度に到達したか否かの判定を行う。目標速度に到達していない場合には、S107において加速または減速中であると判断し、加減速フラグをセットする。目標速度に到達した場合には、S106において定速駆動中であると判断し、加減速フラグをクリアする。ここで図5に示したように、目標速度そのものに到達したか否かを判定するのではなく、目標速度Stに幅を持たせて、目標速度への到達判定を行ってもよい。
S108では、目標の駆動量に対する残駆動量が所定量よりも少ないか否かの判定を行う。残駆動量が、減速期間における駆動量と駆動停止前のオープンループ制御による駆動の駆動量を加えた駆動量よりも少ない場合には、停止処理に入る必要がある。そのため、S108において、残駆動量を確認し、停止処理に入るタイミングを制御している。
残駆動量が所定量以上の場合は、進角制御による駆動を続け、S105に戻る。残駆動量が所定量より少ないと判定されるとS109に移行する。S109では、モータ104の駆動を停止させるため、減速を開始する。減速中、所定量の駆動を行い進角制御からオープンループ制御に切り替えが可能であるか否かを、S110で判定する。ここで、所定量の駆動とは、オープンループ制御に切り替えることが可能な駆動速度に到達するまでに必要な駆動量を表す。
S111において、進角制御からオープンループ制御への切り替えが行われ、進角制御フラグ及び加減速フラグがクリアされる。さらにS112において、残駆動量がゼロになったか否かの判定が行われ、ゼロとなったときにはS113において、モータ104の駆動が停止される。以上のようなフローに従うことにより、モータ104の駆動速度の制御を行うことができる。
次に、モータ104が加速または減速をしているときに、指令速度指示部から目標回転速度を変更する指示が出されたときの制御フローを図8のフローチャートを用いて説明する。図8において、「S」は「ステップ」の略であり、図8に示すフローチャートは、コンピュータに各ステップの機能を実現させるための制御プログラムとして具現化が可能である。各ステップは、特に断らない限り制御マイコン109によって実行される。図11、図14のフローチャートにおいても同様である。
目標速度を変更する指示があると、S201において目標駆動量に対する残駆動量が、所定量よりも少ないか否かが判定される。残駆動量が、減速期間における駆動量と駆動停止前のオープンループ制御による駆動の駆動量を加えた駆動量よりも少ない場合には、停止処理に入る必要がある。そのため、S201において、残駆動量を確認し、停止処理に入るタイミングを制御している。
残駆動量が所定量より少ないと判定されると、処理を終了する。残駆動量が所定量以上の場合は、S202において進角制御によりモータ104の駆動を行っているか否かの判定を行う。進角制御を行っている場合は、S203に移行する。進角制御を行っていない場合は、オープンループ制御による駆動を行っている。オープンループ制御では、加速中、減速中、定速駆動中のいずれにおいても目標速度の変更を行うことが可能であるため、目標速度の変更が許可される。そのため、S204に進み、目標速度を変更後の目標速度に再設定し、処理を終了する。
S203では、定速駆動中であるか否かの判定を行う。つまり、加減速フラグがONのときは、進角制御による加速または減速を行っているため、目標速度の変更が禁止され、処理を終了する。加減速フラグがOFFのときは、定速駆動中であると判断し、S204において、目標速度を再設定し、処理を終了する。
次に、図9及び図10を用いて、図8で示した速度の制御方法について説明する。図9の時刻T1において、目標速度をSt1としてモータ104の駆動を開始する。駆動開始後、所定の期間、オープンループ制御による駆動を行い、進角制御による駆動への切り替えを行う。そして、モータ104の加速中である時刻T2において、目標速度をSt2に変更する指示が出されたとする。このとき、本実施例では目標速度をSt2に変更することなく、St1としたまま駆動を続ける。
図10は、モータ104が減速駆動をしているときに、目標速度を変更する指示があった場合の制御方法を示している。図9と同様に、ある時刻T1において、目標速度をSt1としてモータ104の減速駆動を開始する。そして、モータ104の減速中である時刻T2において、目標速度をSt2に変更する指示が出されたとする。このとき、本実施例では目標速度をSt2に変更することなく、St1としたまま駆動を続ける。
このように、進角制御による加速駆動または減速駆動中に、目標速度の変更が指示されたときには、目標速度の変更を行わずに駆動を続けることにより、モータ104が制御不能な状態となることを防止することができる。実施例1における制御方法は、目標速度に到達するまで進角を変更しない、前述した第1の進角制御方法において特に有効である。また、速度制御の精度がそれほど求められないマニュアルフォーカス時のフォーカスレンズの駆動制御や、速度をわずかに変化させるときの駆動制御に対して有効である。
実施例1では、加減速中に目標速度の変更を行わないことで、モータ104が制御不能な状態になることを回避していたが、本実施例では変更前の目標速度に到達した後に、目標速度を変更するように制御を行う。本実施例における制御方法を図11のフローチャートを用いて説明する。
目標速度を変更する指示があると、S301において目標駆動量に対する残駆動量が、所定量よりも少ないか否かが判定される。残駆動量が、減速期間における駆動量と駆動停止前のオープンループ制御による駆動の駆動量を加えた駆動量よりも少ない場合には、停止処理に入る必要がある。そのため、S301において、残駆動量を確認し、停止処理に入るタイミングを制御している。
残駆動量が所定量より少ないと判定されると、処理を終了する。残駆動量が所定量以上の場合は、S302において進角制御によりモータ104の駆動を行っているか否かの判定を行う。進角制御を行っている場合は、S303に移行する。進角制御を行っていない場合は、オープンループ制御による駆動を行っていることになる。オープンループ制御では、加速中、減速中、定速駆動中のいずれにおいても目標速度の変更が許可される。そのため、S305に進み、目標速度を再設定し、処理を終了する。
S303では、定速駆動中であるか否かの判定を行う。加減速フラグがONのときは、進角制御による加速または減速を行っていることになる。この場合、S304に進み、目標速度を変更する前の目標速度に到達するまで待機する。加減速フラグがOFFのときは、定速駆動中であると判断され、S305において目標速度の再設定を行う。S304では、変更前の目標速度に到達した後に、S305において目標速度の再設定を行う。
次に、図12及び図13を用いて、図11で示した速度の制御方法について説明する。図12の時刻T1において、目標速度をSt1としてモータ104の駆動を開始する。駆動開始後、所定の期間、オープンループ制御による駆動を行い、進角制御による駆動への切り替えを行う。そして、モータ104の加速中である時刻T2において、目標速度をSt2に変更する指示が出されたとする。このとき、本実施例では駆動速度がSt1となる時刻T3まで、目標速度をSt1に設定する。そして、時刻T3において目標速度をSt2に変更する。なお、本実施例においては、駆動速度がSt1に到達すると、すぐに目標速度をSt2に変更しているが、モータ104の回転が安定するまでの間、待ち時間を設けてもよい。
図13は、モータ104が減速駆動をしているときに、目標速度を変更する指示があった場合の制御方法を示している。図12と同様に、ある時刻T1において、目標速度をSt1としてモータ104の減速駆動を開始する。そして、モータ104の減速中である時刻T2において、目標速度をSt2に変更する指示が出されたとする。このとき、本実施例では駆動速度がSt1となる時刻T3まで目標速度をSt1に設定する。そして、時刻T3において目標速度をSt2に変更する。なお、本実施例においては、駆動速度がSt1に到達すると、すぐに目標速度をSt2に変更しているが、モータ104の回転が安定するまでの間、待ち時間を設けてもよい。
このように、進角制御による加速駆動または減速駆動中に、目標速度の変更が指示されたときには、変更前の駆動速度に到達した後に目標速度の変更を行う。これにより、モータ104が制御不能な状態となることを防止しつつ、目標速度の変更を行うことができる。実施例2における制御方法は、目標速度を大きく変更するときに特に有効である。
実施例2では、変更前の目標速度に到達した後に、目標速度を変更するように制御を行うが、本実施例では、変更前の目標速度に到達することなく、目標速度を変更する。本実施例における制御方法を図14のフローチャートを用いて説明する。
目標速度を変更する指示があると、S401において目標駆動量に対する残駆動量が、所定量よりも少ないか否かが判定される。残駆動量が、減速期間における駆動量と駆動停止前のオープンループ制御による駆動の駆動量を加えた駆動量よりも少ない場合には、停止処理に入る必要がある。そのため、S401において、残駆動量を確認し、停止処理に入るタイミングを制御している。
残駆動量が所定量より少ないと判定されると、処理を終了する。残駆動量が所定量以上の場合は、S402において進角制御によりモータ104の駆動を行っているか否かの判定を行う。進角制御を行っている場合は、S403に移行する。進角制御を行っていない場合は、オープンループ制御による駆動を行っていることになる。オープンループ制御では、加速中、減速中、定速駆動中のいずれにおいても目標速度の変更が許可される。そのため、S405に進み、目標速度を再設定し、処理を終了する。
S403では、定速駆動中であるか否かの判定を行う。加減速フラグがONのときは、進角制御による加速または減速を行っていることになる。この場合、S404に進み、所定時間が経過するまで待機する。加減速フラグがOFFのときは、定速駆動中であると判断され、S405において目標速度の再設定を行う。S404では、所定の時間が経過した後に、S405において目標速度の再設定を行う。
次に、図15及び図16を用いて、図14で示した速度の制御方法について説明する。図15の時刻T1において、目標速度をSt1としてモータ104の駆動を開始する。駆動開始後、所定の期間、オープンループ制御による駆動を行い、進角制御による駆動への切り替えを行う。そして、モータ104が加速中である時刻T2において、目標速度をSt2に変更する指示が出されたとする。このとき、本実施例では時刻T2の時点での駆動速度Snを時刻T3まで維持する。T2からT3までの期間は、モータ104が非制御状態に陥らないようにするために定められる期間である。そして、時刻T3において、目標速度をSt2に変更する。
図16は、モータ104が減速駆動をしているときに、目標速度を変更する指示があった場合の制御方法を示している。図15と同様に、ある時刻T1において、目標速度をSt1としてモータ104の減速駆動を開始する。そして、モータ104の減速中である時刻T2において、目標速度をSt2に変更する指示が出されたとする。このとき、本実施例では時刻T2の時点での駆動速度Snを時刻T3まで維持する。T2からT3までの期間は、モータ104が非制御状態に陥らないようにするために定められる期間である。そして、時刻T3において、目標速度をSt2に変更する。
このように、進角制御による加速駆動または減速駆動中に、目標速度の変更が指示されたときには、所定時間、目標速度の変更が指示された時点における駆動速度を維持した後に目標速度の変更を行う。これにより、モータ104が制御不能な状態となることを防止しつつ、目標速度の変更を、素早く行うことができる。実施例3における制御方法は、目標速度に到達するまでに進角を変更することが可能な、前述した第2の進角制御方法において特に有効である。
上記各実施例においては、本発明を適用可能な光学機器として、レンズ装置と、レンズ装置が着脱可能なカメラ装置を組み合わせた構成について説明をした。ただし、本発明は、レンズ一体型のカメラ装置やビデオカメラ、電子顕微鏡等にも同様に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 フォーカスレンズ群
101a、101b、102 フォトインタラプタ
103 駆動伝達ユニット
104 ステッピングモータ
105 パルス板
106 信号処理回路
107 モータドライバ
108 位置センサ信号処理回路
109 制御マイコン
122 レンズ保持部

Claims (13)

  1. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、
    前記ステッピングモータのコイルに印加される励磁電流と、前記ステッピングモータの回転位置との位相差である進角を調整することにより、前記ステッピングモータを駆動する進角駆動手段と、
    前記ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、
    前記進角駆動手段による進角制御と、前記オープンループ駆動手段によるオープンループ制御を切り替える制御手段を有するステッピングモータの制御装置であって、
    前記進角駆動手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を禁止し、
    前記オープンループ駆動手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御装置。
  2. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、
    前記ステッピングモータのコイルに供給される励磁電流と、前記ステッピングモータの回転位置との位相差である進角を調整することにより、前記ステッピングモータを駆動する進角駆動手段と、
    前記ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、
    前記進角駆動手段による進角制御と、前記オープンループ駆動手段によるオープンループ制御を切り替える制御手段を有するステッピングモータの制御装置であって、
    前記進角駆動手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、前記目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、前記ステッピングモータの駆動速度を前記第1の速度に到達させてから、前記第2の速度に向けて前記ステッピングモータの駆動速度を変化させ、
    前記オープンループ駆動手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御装置。
  3. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの回転位置を検出する位置検出センサと、
    前記ステッピングモータのコイルに供給される励磁電流と、前記ステッピングモータの回転位置との位相差である進角を調整することにより、前記ステッピングモータを駆動する進角駆動手段と、
    前記ステッピングモータをオープンループ制御によって駆動するオープンループ駆動手段と、
    前記進角駆動手段による進角制御と、前記オープンループ駆動手段によるオープンループ制御を切り替える制御手段を有するステッピングモータの制御装置であって、
    前記進角駆動手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、前記目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、前記ステッピングモータの駆動速度を一定にしてから、前記第2の速度に向けて前記ステッピングモータの駆動速度を変化させ、
    前記オープンループ駆動手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記ステッピングモータの駆動開始期間および駆動停止期間の少なくとも一方においてオープンループ制御によって前記ステッピングモータを制御し、前記ステッピングモータの前記駆動開始期間と前記駆動停止期間の間においては進角制御によって前記ステッピングモータを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のステッピングモータの制御装置。
  5. 前記進角制御手段は、前記ステッピングモータの目標駆動速度に基づいて前記進角を調整し、前記ステッピングモータの駆動速度が前記目標駆動速度に到達するまでは、前記進角の値を変更しないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステッピングモータの制御装置。
  6. 前記進角制御手段は、前記ステッピングモータの目標駆動速度に基づいて前記進角を調整し、前記ステッピングモータの駆動速度が前記目標駆動速度に到達するまでは、前記ステッピングモータの駆動速度に応じて前記設定された進角の値を変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステッピングモータの制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のステッピングモータの制御装置を有する光学機器。
  8. オープンループ制御によりステッピングモータの駆動速度を制御するオープンループ制御ステップと、
    進角制御によりステッピングモータの駆動速度を制御する進角制御ステップを有するステッピングモータの制御方法であって、
    前記進角制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を禁止し、
    前記オープンループ制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御方法。
  9. オープンループ制御によりステッピングモータの駆動速度を制御するオープンループ制御ステップと、
    進角制御によりステッピングモータの駆動速度を制御する進角制御ステップを有するステッピングモータの制御方法であって、
    前記進角制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、前記目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、前記ステッピングモータの駆動速度を前記第1の速度に到達させてから、前記第2の速度に向けて前記ステッピングモータの駆動速度を変化させ、
    前記オープンループ制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御方法。
  10. オープンループ制御によりステッピングモータの駆動速度を制御するオープンループ制御ステップと、
    進角制御によりステッピングモータの駆動速度を制御する進角制御ステップを有するステッピングモータの制御方法であって、
    前記進角制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、前記目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、前記ステッピングモータの駆動速度を一定にしてから、前記第2の速度に向けて前記ステッピングモータの駆動速度を変化させ、
    前記オープンループ制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御方法。
  11. コンピュータにステッピングモータの制御を行わせるステッピングモータの制御プログラムであって、
    オープンループ制御によりステッピングモータの駆動速度を制御するオープンループ制御ステップと、
    進角制御によりステッピングモータの駆動速度を制御する進角制御ステップを有し、
    前記進角制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を禁止し、
    前記オープンループ制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御プログラム。
  12. コンピュータにステッピングモータの制御を行わせるステッピングモータの制御プログラムであって、
    オープンループ制御によりステッピングモータの駆動速度を制御するオープンループ制御ステップと、
    進角制御によりステッピングモータの駆動速度を制御する進角制御ステップを有し、
    前記進角制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、前記目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、前記ステッピングモータの駆動速度を前記第1の速度に到達させてから、前記第2の速度に向けて前記ステッピングモータの駆動速度を変化させ、
    前記オープンループ制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御プログラム。
  13. コンピュータにステッピングモータの制御を行わせるステッピングモータの制御プログラムであって、
    オープンループ制御によりステッピングモータの駆動速度を制御するオープンループ制御ステップと、
    進角制御によりステッピングモータの駆動速度を制御する進角制御ステップを有し、
    前記進角制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているときは、前記目標駆動速度の変更を許可し、前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときに、前記目標駆動速度が第1の速度から第2の速度に変更されるときは、前記ステッピングモータの駆動速度を一定にしてから、前記第2の速度に向けて前記ステッピングモータの駆動速度を変化させ、
    前記オープンループ制御ステップにおいて、前記ステッピングモータの駆動速度が目標駆動速度に到達しているとき、および前記ステッピングモータの駆動速度を目標駆動速度に向けて変化させているときは、前記目標駆動速度の変更を許可することを特徴とするステッピングモータの制御プログラム。
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