JP2010073186A - カードホストlsiを有するセット機器、およびカードホストlsi - Google Patents

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Abstract

【課題】カードホストLSIを有するセット機器として、小型軽量化を妨げることなく、リムーバブルカード等への高速データ転送を実現する。
【解決手段】カードホストLSI101とリムーバブルカード110a,110bとが、所定のカードバス仕様に準拠したカードバスCB11a,CB11bによって接続されている。そして、マイコンモジュール10とカードホストLSI101との間も、この所定のカードバス仕様に準拠したカードバスCB1によって接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、SDカード等のリムーバブルカードやこれに対応した組み込みモジュールを制御する機能を有する、セット機器に関する。
マルチメディアがポータブル機器に普及し始め、携帯電話端末等では、SDカード等の小型カードメディアのスロットが搭載され、外部記憶媒体として多く利用されている。従来は、小型カードメディアを制御するため、携帯電話端末内のマイコンLSI外部にカードホストLSIを接続し、このカードホストLSIによって小型カードメディアにアクセスしていた。
なお、マイコンLSIの外部通信端子には、一般に、主としてシリアル通信や端子制御を行う低速な汎用ポート端子と、主としてパラレル通信を行う高速なIOバス端子とが存在する。マイコンLSIとカードホストLSIとの接続は、データの高速通信を実現するため、汎用ポートではなく、より高速なIOバスを用いて制御されていた。
図14は従来のカードホストLSIを用いたセット機器の構成の一例を示す図である。図14に示すセット機器500は、メイン・マイコンLSI50と、カードホストLSI501と、周辺IO−LSI27a,27bとを有し、またSDカード110を着脱可能になっている。
周辺IO−LSI27a,27bおよびカードホストLSI501は、IOバスIB2を介して、メイン・マイコンLSI50と接続されている。メイン・マイコンLSI50内部のIOバスI/F51がIOバスIB2のマスターとして機能し、周辺IO−LSI27a,27bおよびカードホストLSI501がIOバスIB2のスレーブデバイスになっている。
カードホストLSI501は、IOバスIB2からのレジスタ設定により制御されるSDカードホストI/F531を備え、SDカード用のカードバスCB2のマスターとして機能する。SDカードホストI/F531は、IOバスIB2からの制御により、カードバスCB2を介してSDカード110のデータ読み書きを行う。
図15はIOバスIB2の詳細構成を示す図である。ここでは、IOバスIB2は、7ビットのアドレス線、16ビットの双方向データ線、ライトイネーブル線、リードイネーブル線、および各1ビットのチップセレクト1,2,3で構成されるバスとしている。
メイン・マイコンLSI50内のIOバスI/F51は、アドレス信号、ライトイネーブル信号およびリードイネーブル信号を、スレーブデバイスであるカードホストLSI501および周辺IO−LSI27a,27bに出力する。また、チップセレクト1,2,3で選択されたスレーブデバイスと、双方向データ通信を行う。また、カードホストLSI501および周辺IO−LSI27a,27bはそれぞれ、メイン・マイコンLSI50に割り込み信号を出力する。
図16はカードバスCB2の詳細構成を示す図である。ここでは、カードバスCB2は、1ビットの双方向コマンド線、4ビットの双方向データ線、1ビットのクロック線で構成されるバスとしている。カードホストLSI501内のSDカードホストI/F531は、クロックをSDカード110へ出力する。さらにこのクロックに同期して、コマンドとデータを送受信する。
上述したような構成により、セット機器500は、SDカード等の小型カードメディアに対応するものである。
特開2005−182370号公報 特開2007−304875号公報 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd, "MN66829RF Outline Specification Version 1.01", 2008-07-15
携帯電話端末などのポータブル機器では、多機能化、小型軽量化、低価格化など相反する要望から、普及機、中級機、高級機といったセットの多様化が進み、セットに応じたペリフェラル機能が選択搭載されている。その中でも小型カードメディアは、近年の携帯電話端末では、電話帳やメールのバックアップ媒体として、普及機から高級機まで標準搭載されるようになってきた。
また、高級機では、動画像など大容量データを取り扱うようになり、小型カードメディアに対して従来以上の高速なデータ転送が要望されてきている。
ところが、従来の構成では、マイコンモジュールとカードホストLSIとを接続するIOバスのバンド幅が、小型カードメディアへのアクセス速度の制約となり、これが高速データ転送の限界となっている。これを改善して転送速度を向上させるためには、通常、IOバスのデータビット幅を拡張することで対応する。
しかしながら、単にIOバスのデータビット幅を拡張すると、マイコンモジュールやカードホストLSIの端子数が増えることになり、実装面積が増加する。また、IOバスの配線を引き回すための必要スペースも増加する。このため、特に携帯電話等のポータブル機器では、小型軽量化を維持できないという問題が生じる。
さらに、IOバスに、種々のペリフェラルLSI(例えばUSB-LSIやメモリなど)が接続されている場合には、IOバスに空き空間がないメイン・マイコンでは、複数のカードホストLSIを接続できないため、複数のカードが使用できない、IOバスの負荷容量が増大し、バスラインの遅延が大きくなりバスのスループットが低下する、といった問題がある。
前記の問題に鑑み、本発明は、カードホストLSIを有するセット機器として、小型軽量化を妨げることなく、リムーバブルカード等への高速データ転送を実現することを目的とする。
本発明は、所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、および前記所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器として、前記所定のカードバス仕様のマスター機能を有するマイコンモジュールと、前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有するカードホストLSIと、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記マイコンモジュールと前記カードホストLSIとを接続するための第1のカードバスと、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記カードホストLSIと前記リムーバブルカードまたは組み込みモジュールとを接続するための第2のカードバスとを備えたものである。
本発明によると、カードホストLSIと、所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカードまたは組み込みモジュールとが、この所定のカードバス仕様に準拠したカードバスによって接続されている。そして、マイコンモジュールとカードホストLSIとの間も、この所定のカードバス仕様に準拠したカードバスによって接続されている。すなわち、従来はIOバスによって接続されていたマイコンモジュールとカードホストLSIとが、カードバスによって接続されている。これにより、IOバスの性能(負荷容量・バンド幅・アクセス速度)に依存することなく、リムーバブルカードまたは組み込みモジュールへの高速なアクセスが可能になる。すなわち、セット機器の小型軽量化を妨げることなく、高速データ転送を実現することが可能になる。
また、IOバスが存在しない、あるいは、空き空間がないマイコンモジュールであっても、カードバスによってカードホストLSIを接続できるので、リムーバブルカードや組み込みモジュールを使用することができる。さらに、通常は、IOバスよりもカードバスの方が信号線の本数が少ないので、カードバスの利用によって、カードホストLSIの端子数を削減することができる。
また、マイコンモジュールとカードホストLSIとの接続にカードバスを利用することによって、マイコンモジュールの汎用性が広がる、といった効果も得られる。これにより、普及機、中級機、高級機それぞれにあった機能拡張が容易になる。
また、前記本発明に係るセット機器において、前記カードホストLSIはバススイッチを備え、前記バススイッチは、前記第2のカードバスのマスター機能として当該カードホストLSIが有するマスター機能を用いる第1モードと、前記第2のカードバスのマスター機能として前記マイコンモジュールが有するマスター機能を用いる第2モードとを、前記マイコンモジュールからのカードバスコマンドに応じて、切替可能に構成されているのが好ましい。
これにより、マイコンモジュールのマスター機能とカードホストLSIのマスター機能とで、資源や機能の共有化を図ることができる。また、リムーバブルカードの処理待ちの間、モードを切り替えることによって、並列処理が可能になり、パフォーマンスが向上する。
また、前記本発明に係るセット機器において、前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有する第2のカードホストLSIと、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記カードホストLSIと前記第2のカードホストLSIとを接続するための第3のカードバスとを備えているのが好ましい。
これにより、第2のカードホストLSIをリピーターとして利用することができるので、マイコンモジュールとリムーバブルカード等との物理的距離を延ばすことが可能になる。よって、カードバスの負荷容量(データ遅延時間)の制約に起因して、リムーバブルカード等までの配線長を長くできない、という従来の問題を解消することができる。
また、前記本発明に係るセット機器において、前記第1のカードバスは、コマンド線とデータ線とを有し、前記マイコンモジュールは、前記第1のカードバスを介して前記カードホストLSI内にあるレジスタを制御するとき、制御フラグ、レジスタアドレス、および書き込みまたは読み出しデータを所定数ビットのフレームにし、前記第1のカードバスのデータ線上に、このフレームを連続して送信するのが好ましい。
これにより、レジスタの連続ランダムアクセスが可能となり、コマンド発行回数が低減することにより、外部との通信速度を向上させることができる。
さらに、前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、制御フラグとレジスタアドレスとの間に、スタッフビットが設けられているのが好ましい。これにより、スタッフビットが、フラグ拡張だけでなく、アドレスのビット拡張にも使用できるので、将来のフラグ拡張・アドレス拡張の両方に対応可能になる。
あるいは、前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、当該フレームが現在のコマンドにおける最終フレームであるか否かを示す終了フラグが、設けられているのが好ましい。この終了フラグにより、設定するフレーム数を予め指定する必要なくなるため、簡単な回路でかつ、マイコンモジュールの負荷が少なく、レジスタ設定コマンドの終了処理が可能となる。
あるいは、前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、当該フレームのデータログを記憶するか否かを示すデバッグフラグが、設けられているのが好ましい。これにより、必要なフレームを選択してアクセスログをとることが可能となり、例えば、開発時のデバッグに特に効果的である。
あるいは、前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、ソースアドレス、ビット幅情報およびデストネーションアドレスを含み、かつ、ビット幅情報が“0”のときは、ソースアドレスのデータをデストネーションアドレスにコピーする機能を示すのが好ましい。これにより、フラグ情報ビットを効率的に活用することができる。
あるいは、前記カードホストLSIは、複数のカードバスについてマスター機能を有しており、かつ、各カードバスにそれぞれ対応した複数のレジスタを備え、前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、書き込みを行うレジスタとして、前記複数のレジスタの全部または一部を選択するための選択フラグが、設けられているのが好ましい。これにより、複数のレジスタの全部または一部に、同時書き込みが可能となるため、複数のカードに同時にリセット等のコマンド発行ができ、初期化時間の短縮を図ることができる。
あるいは、前記フレームは、2のN(Nは自然数)乗ビットからなるのが好ましい。
また、前記本発明に係るセット機器において、前記カードホストLSIは、前記第1のカードバスを介して入力されたクロックが前記第2のカードバスを介して出力されるまでの信号経路において、前記クロックを反転するための反転手段を備えているのが好ましい。
これにより、入力クロックが反転して出力されるので、トランジスタのPch/Nchの特性差に起因する「High駆動能力とLow駆動能力との差」によるクロックデューティの変化を、抑えることができる。特に、カードホストLSIをカスケード接続して、マイコンモジュールからのクロックを利用する場合に、有効である。
また、前記本発明に係るセット機器において、前記第1のカードバスとは別に、前記マイコンモジュールと前記カードホストLSIとを接続するための第3のカードバスを備え、前記カードホストLSIは、前記第1のカードバスを介して制御されるか、または、前記第3のカードバスを介して制御されるかを、切り替える機能を有しているのが好ましい。
さらに、前記カードホストLSIは、複数の前記第2のカードバスに対応可能であり、かつ、前記各第2のカードバスについて、個別に、前記第1のカードバスを介して制御されるか、または、前記第3のカードバスを介して制御されるかを、切り替える機能を有しているのが好ましい。
また、前記本発明に係るセット機器において、前記カードホストLSIは、前記マイコンモジュールからのカードバスコマンドに従って、当該カードホストLSIからの転送データについて、変換を行うのであってもよい。
また、本発明は、所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、および前記所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器に用いられるカードホストLSIとして、前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有しており、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、マイコンモジュールと接続するための第1のカードバスが、接続可能に構成されており、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記リムーバブルカードまたは組み込みモジュールと接続するための第2のカードバスが、接続可能に構成されているものである。
そして、前記本発明に係るカードホストLSIは、バススイッチを備え、前記バススイッチは、前記第2のカードバスのマスター機能として当該カードホストLSIが有するマスター機能を用いる第1モードと、前記第2のカードバスのマスター機能として前記第1のカードバスを介して接続されたマイコンモジュールが有するマスター機能を用いる第2モードとを、前記第1のカードバスを介して入力されたカードバスコマンドに応じて、切替可能に構成されているのが好ましい。
さらに、前記第1モードのとき、前記第1のカードバスを介して入力されたカードバスコマンドに従って、当該カードホストLSIからの転送データについて、変換を行うのが好ましい。
また、前記本発明に係るカードホストLSIは、前記第1のカードバスを介して入力されたクロックが前記第2のカードバスを介して出力されるまでの信号経路において、前記クロックを反転するための反転手段を備えているのが好ましい。
また、前記本発明に係るカードホストLSIは、前記第1のカードバスとは別に、前記マイコンモジュールと接続するための第3のカードバスが、接続可能に構成されており、前記第1のカードバスを介して制御されるか、または、前記第3のカードバスを介して制御されるかを、切り替える機能を有しているのが好ましい。
また、本発明は、所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、および前記所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器として、前記所定のカードバス仕様のマスター機能を有するマイコンモジュールと、前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有するカードホストLSIと、前記所定のカードバス仕様のスレーブ機能を有しており、通信デバイス、記憶デバイス、GPSデバイスまたは撮像デバイスのいずれかであるペリフェラルデバイスと、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記マイコンモジュールと前記カードホストLSIとを接続するための第1のカードバスと、前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記マイコンモジュールと前記ペリフェラルデバイスとを接続するための第2のカードバスとを備えたものである。
本発明によると、マイコンモジュールとカードホストLSIとが、所定のカードバス仕様に準拠したカードバスによって接続されている。すなわち、従来はIOバスによって接続されていたマイコンモジュールとカードホストLSIとが、カードバスによって接続されている。これにより、IOバスの性能(負荷容量・バンド幅・アクセス速度)に依存することなく、リムーバブルカードまたは組み込みモジュールへの高速なアクセスが可能になる。すなわち、セット機器の小型軽量化を妨げることなく、高速データ転送を実現することが可能になる。
さらに、通信デバイス、記憶デバイス、GPSデバイスまたは撮像デバイスのいずれかであるペリフェラルデバイスと、マイコンモジュールとの間も、所定のカードバス仕様に準拠したカードバスによって接続されている。すなわち、リムーバブルカード等だけでなく、USBなどのペリフェラル機能をカードバスによって制御することができる。
また、IOバスが存在しない、あるいは、空き空間がないマイコンモジュールであっても、カードバスによってリムーバブルカードや組み込みモジュールが使用できるとともに、カードバスによってペリフェラル機能を利用することができる。さらに、通常は、IOバスよりもカードバスの方が信号線の本数が少ないので、カードバスの利用によって、カードホストLSIの端子数を削減することができる。
また、マイコンモジュールとカードホストLSIやペリフェラルデバイスとの接続にカードバスを利用することによって、マイコンモジュールの汎用性が広がる、といった効果も得られる。これにより、普及機、中級機、高級機それぞれにあった機能拡張が容易になる。
ここで、将来的には、さらなる小型軽量化や低価格化のため、メモリ等のペリフェラル(例えば、図14の27a,27b)がマイコンモジュールに内蔵されたり、あるいは、ペリフェラルとマイコンモジュールが同一パッケージに複数のベアチップとして内蔵されたマルチチップモジュールの形態で実現されることが想定される。このような場合には、セット機器内にIOバス自体がなくなる可能性も考えられる。一方、DVDレコーダ等の据え置き機器との間、またはポータブル機器間でのデータの持ち運びを行うため、携帯電話端末等のポータブル機器でも小型カードメディアのインターフェースは標準搭載されるものと考えられる。本発明は、このような将来像をも考察した上で、着想し得たものである。
以上のように本発明によると、マイコンモジュールとカードホストLSIとが、カードバスによって接続されているので、リムーバブルカードまたは組み込みモジュールへの高速なアクセスが可能になる。すなわち、セット機器の小型軽量化を妨げることなく、高速データ転送を実現することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るセット機器の構成図である。本実施形態に係るセット機器は、リムーバブルカードの一例としてのSDカードや、SDカード向けカードバス仕様に対応する組み込みモジュールを制御する機能を有している。本発明に係るセット機器は、例えば、携帯電話端末である。
図1に示すように、セット機器100には、マイコンモジュールとしてのメイン・マイコンLSI10、周辺IO−LSI27a,27b、およびカードホストLSI101,102,103が内蔵されている。メイン・マイコンLSI10には、IOバスI/F11、暗復号機能部12aを備えたSDカードホストI/F12、および、暗復号機能部13aを備えたSDカードホストI/F13が内蔵されている。
IOバスI/F11は、IOバスIB1を介して周辺IO−LSI27a,27bとそれぞれ接続されている。周辺IO−LSI27a,27bはUSBなどの周辺デバイスと接続されている。
SDカードホストI/F12,13は、SDカード向けカードバス仕様のマスターとして機能する。そして、SDカードホストI/F12は第1のカードバスとしてのカードバスCB1を介して、スレーブとして機能するカードホストLSI101と接続されている。また、SDカードホストI/F13はカードバスCB2を介して、スレーブとして機能するカードホストLSI103と接続されている。
カードホストLSI101,102,103は、SDカード向けカードバス仕様のマスターとしても機能し、複数のカードバスと接続することが可能である。カードホストLSI101は、第2のカードバスとしてのカードバスCB11a,CB11bを介して、スレーブとして機能する複数枚のSDカード110a,110bと接続されており、また、第3のカードバスとしてのカードバスCB12を介して、スレーブとして機能する第2のカードホストLSIとしてのカードホストLSI102と接続されている。カードホストLSI102は、カードバスCB121a,121b,121cを介して、スレーブとして機能する複数枚のSDカード110c,110d,110eと接続されている。カードホストLSI101,102はカスケード接続(デイージーチェーン)を構成している。一方、カードホストLSI103は、カードバスCB21a,CB21b,CB21cを介して、スレーブとして機能する複数枚のSDカード110f,110g,110hと接続されている。
なお、図1において「SDカード」として図示したものは、図2に示すように、セット機器100に設けられたスロット部120に差し込まれたSDメモリーカード121(あるいは、SDI/Oカード等)であってもよいし、セット機器100に内蔵されたワイヤレスLANモジュール122、エンベデッドメモリー123等のような組み込みモジュールであってもよい。後述する実施の形態2,3でも同様である。
また、図1に示したカードバスはいずれも、所定のカードバス仕様としてのSDカード向けカードバス仕様に準拠している。ここでのカードバス仕様とは、バスの信号線構造と物理層のプロトコルとを定めたものとする。後述する実施の形態2,3でも同様である。
図3は図1におけるカードホストLSIとその周辺回路の詳細構成図である。なお、カードホストLSI101,102,103は同様の構成であるため、図3では代表してカードホストLSI101を図示している。図1と共通の構成要素には図1と同一の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。
図3に示すように、カードホストLSI101は、SDカードホストI/F131,132,133、バススイッチ141,142,143、バス変換・制御回路150、各ブロックのリセット制御などカードホストLSI101全体を制御するための共通レジスタ134を内蔵している。なお、共通レジスタ134は、後述するレジスタ設定コマンドでPreReadされたデータや、ログ情報の記憶も行う。SDカードホストI/F131,132,133は、各々、SDカードホストI/F12からのコマンドなどを格納するレジスタ131a,132a,133aと、FIFO構成のデータバッファ131b,132b,133bとを内蔵している。
以下、図1および図3を用いて、SDカード110a,110b、及びカードホストLSI102に接続されるSDカード110c,110d,110eが低速の場合の動作を説明する。
SDカード110aへデータ読み出しをする場合、SDカードホストI/F12から「レジスタ設定コマンド」(後述)が発行され、カードバスCB1、バス変換・制御回路150およびレジスタバスRB1を介して、SDカードホストI/F131内のレジスタ131aに書き込まれる。そして、SDカードホストI/F131は、バススイッチ141およびカードバスCB11aを介し、SDカード110aへ読み出しコマンドを発行する(以下、レジスタスルーモードという)。
SDカード110aから読み出されたデータ及びレスポンスは、カードバスCB11aおよびバススイッチ141を介して、それぞれSDカードホストI/F131内のデータバッファ131bとレジスタ131aに、一旦格納される。格納されたデータ及びレスポンスは、SDカードホストI/F12がそれぞれ「データバッファ#A読み出しコマンド」(後述)、「レジスタ設定コマンド・レジスタ読み出しコマンド」(後述)を発行することにより、レジスタバスRB1、バス変換・制御回路150およびカードバスCB1を介し、SDカードホストI/F12へ転送される。
SDカード110b,110c,110d,110eへコマンド発行する場合も、同様の処理フローとなる。
また、データ読み出しの場合を説明したが、データ書き込みの場合は、SDカードホストI/F12が「レジスタ設定コマンド」を発行することによって、SDカードホストI/F131がSDカード110aへ書き込みコマンドを発行した後、SDカードホストI/F12が「データバッファ#A書き込みコマンド」(後述)を発行することによって、SDカードホストI/F131内のデータバッファ131bにデータが書き込まれ、SDカード110aへ転送される。
ここで、SDカード110a,110b,110c,110d,110eは低速のため、データが読み出されるまでの間、待ち時間が生じる。この間、SDカードホストI/F132,133に対しても、同様のコマンド発行を行い、並列処理することができる。また、バス変換・制御回路150からスイッチ切替信号150a,150b,150cをバススイッチ141,142,143に出力することで、バスの切り替えを制御し、並列処理することもできる。
次に、SDカード110a内の暗号データへアクセスする場合の動作を説明する。ここで、カードホストLSI101内のSDカードホストI/F131,132,133は暗復号機能部を備えておらず、メイン・マイコンLSI10内のSDカードホストI/F12は暗復号機能部12aを備えている。
SDカードホストI/F12から発行されたコマンド及びデータは、カードバスCB1、バススイッチ141およびカードバスCB11aを介して、SDカード110aへダイレクトに転送される(以下、ダイレクトスルーモードという)。SDカード110aから読み出されたデータ及びレスポンスは、カードバスCB11a、バススイッチ141およびカードバスCB1を介し、SDカードホストI/F12へ転送される。
SDカード110b,110c,110d,110eへコマンド発行する場合も、同様の処理フローとなる。
すなわち、バススイッチ141,142,143は、メイン・マイコンLSI10からのカードバスコマンドに応じて、カードバスCB11a,CB11b,CB12のマスター機能としてカードホストLSI101が有するマスター機能を用いる第1モード(レジスタスルーモード)と、カードバスCB11a,CB11b,CB12のマスター機能としてメイン・マイコンLSI10が有するマスター機能を用いる第2モード(ダイレクトスルーモード)とを、切替可能に構成されている。また、カードホストLSI101は、レジスタスルーモードのとき、メイン・マイコンLSI10からのカードバスコマンドに従って、カードホストLSI101からの転送データについて、プロトコルを合わせるための変換を行う。なお、この転送データの変換は、バススイッチ141,142,143が設けられておらず、モード切替が行われないでレジスタースルーモードと同様の動作のみを行う構成においても、行うのが好ましい。
図4は図3におけるバススイッチとその周辺回路の詳細構成図である。なお、バススイッチ141,142,143は同様の構成であるため、図4では代表してバススイッチ141を図示している。図1および図3と共通の構成要素には図1および図3と同一の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。なお、一部の信号については、その信号線についても同じ符号を用いている。
図4に示すように、バススイッチ141は、コマンド/データバスCD1およびクロック信号線CK1を介して、メイン・マイコンLSI10内のSDカードホストI/F12と接続されている。バススイッチ141はまた、コマンド/データバスCD11aおよびクロック信号線CK11aを介して、SDカード110aと接続されている。
以下、図1,図3および図4を用いて、バススイッチ141の動作を説明する。
SDカードホストI/F12から発行されたコマンド及びデータは、レジスタスルーモードでは、コマンド/データバスCD1、バス変換・制御回路150およびレジスタバスRB1を介し、SDカードホストI/F131内のレジスタ131aおよびデータバッファ131bにそれぞれ格納され、セレクタ142bに入力される(S11d)。また、ダイレクトスルーモードでは、SDカードホストI/F12から発行されたコマンド及びデータは、コマンド/データバスCD1、フリップフロップ141a,141bを介し、セレクタ142bに入力される。セレクタ142bは、スイッチ切替信号150aの出力値に応じて、レジスタスルーモードのコマンドおよびデータ、またはダイレクトスルーモードのコマンドおよびデータのいずれかを選択する。選択されたコマンドおよびデータは、出力イネーブルがアサートされたとき、コマンド/データバスCD11aを介してSDカード110aに出力される。
ここで、出力イネーブルはセレクタ142dの出力信号である。セレクタ142dは、スイッチ切替信号150aの出力値に応じて、SDカードホストI/F131からの出力イネーブル(レジスタスルーモード)、または、SDカードホストI/F12からのコマンド、データおよびクロックからバス変換・制御回路150によって生成された出力イネーブル(ダイレクトスルーモード)のいずれかを選択する。
SDカード110aからのレスポンスおよびデータは、レジスタスルーモードでは、コマンド/データバスCD11aおよびセレクタ142aを介して、SDカードホストI/F131内のレジスタ131aとデータバッファ131bにそれぞれ格納される(S11c)。その後、レジスタバスRB1を介して、バス変換・制御回路150からセレクタ141eに入力される。また、ダイレクトスルーモードでは、SDカード110aからのレスポンスおよびデータは、コマンド/データバスCD11aおよびフリップフロップ141c,141dを介して、セレクタ141eに入力される。
セレクタ141eは、スイッチ切替信号150aの出力値に応じて、レジスタスルーモードのレスポンスおよびデータ、またはダイレクトスルーモードのレスポンスおよびデータのいずれかを選択する。選択されたレスポンスおよびデータは、出力イネーブルS14aがアサートされたとき、コマンド/データバスCD1を介してSDカードホストI/F12に転送される。ここでの出力イネーブルは、バス変換・制御回路150からセレクタ142dに出力される値の反転値である。
次に、上述のコマンド発行時のクロックの動作を説明する。レジスタスルーモードでは、SDカードホストI/F131内のクロックS11bがセレクタ142cに入力される。また、ダイレクトスルーモードでは、SDカードホストI/F12から出力されたクロックCK1が、インバータ143aを介してセレクタ142cに入力される。セレクタ142cは、スイッチ切替信号150aの出力値に応じて、レジスタスルーモードのクロックまたはダイレクトスルーモードのクロックを選択する。選択されたクロックは、クロックCK11aとしてSDカード110aに出力される。また、クロックCK11aは、特に、同じ特性のカードホストLSIをカスケード接続してダイレクトスルーモードに設定した場合には、トランジスタのPch/Nchの特性差に起因する「High駆動能力とLow駆動能力との差」によって、クロックの一方の極性(例えば“H”)が広がってしまう可能性がある。すなわち、クロックデューティが変化してしまう。そこで、カードホストLSI101は、クロックが入力されてから出力されるまでの信号経路に、クロックを反転するための反転手段としてのインバータ143aを備えている。入力されたクロックを反転させることによって、カスケード接続されたカードホストLSI同士の間で、クロックのデューティ変化が打ち消し合う。もちろん、クロックを反転する手段は、インバータ以外でも容易に実現可能である。なお、ここでは、クロックデューティ変化低減のため、インバータ143aを用いたが、このインバータは省いてもかまわない。
以上のように本実施形態によると、IOバスが存在しない、ないしは、空き空間がないメイン・マイコンLSI10にSDカードホストI/F12,13を内蔵することによって、カードホストLSI101,102,103を接続でき、SDカード110a,110b,110c,110d,110eなどの小型カードメディアを複数枚接続できるようになる。
また、データ転送の速度がIOバスの性能(負荷容量・バンド幅・アクセス速度)に依存しないようになり、高速なデータ転送が可能になる。
また、端子数の多いIOバスを使用せず、端子数の少ないカードバスにてカードホストLSIを制御することによって、カードホストLSIの端子数を削減することができ、LSIの面積を削減することができる。
また、カードホストLSI101,102,103内のバス変換・制御回路150およびバススイッチ141,142,143によって、SDカードなどの小型カードメディアが接続されたカードバスCB11a,CB11b,CB12を切り替えることによって、SDカードホストI/F12,13とカードホストLSI101,102,103との間で、データバッファ131b,132b,133b等の資源、及び、暗復号機能部12a等の機能の共有化が図れる。また、SDカードなどの小型カードメディアの処理待ちの間、並列処理が実行でき、パフォーマンスが向上する。
さらに、カードホストLSIのカスケード接続(デイージーチェーン)を構成することができる。すなわち、メイン・マイコンLSIとSDカードなどの小型カードメディアの間に、カードホストLSIを直列にN個接続することによって、カードホストLSIをリピーターとして使用できる。これにより、メイン・マイコンLSIと小型カードメディアとの物理的距離を、従来のN倍に延長することができる。
なお、本実施形態では、カードホストLSIが内蔵するSDカードホストI/Fおよびこれに対応するバススイッチは3対としたが、3対には限定されない。
また、バススイッチは、SDカードホストI/FとSDカードまたはカードホストLSIとの組を固定した1対1の構成としているが、3対のバススイッチをまとめて多対多のクロスバススイッチとして、SDカードホストI/FとSDカードまたはカードホストLSIとの組を選択できる構成にしてもよい。
なお、例えば図3に示した構成では、暗復号機能部12aをメイン・マイコンLSI10内に備えているが、これをカードホストLSI101内のSDカードホストI/F131,132,133内に構成してもよい。また、暗復号機能部を、メイン・マイコンLSI10内およびカードホストLSI101内の両方に設けてもよい。他の実施形態についても同様のことが言える。
図5はレジスタスルーモードにおけるコマンド一覧を示す図である。また、図6はレジスタスルーモードにおけるコマンドプロトコルを示す図である。図6において、(a)はレジスタ設定コマンドのプロトコル、(b)はレジスタ読み出しコマンドのプロトコル、(c)はバッファ書き込み/読み出しコマンドのプロトコル、(d)はモード設定コマンドのプロトコルである。
コマンドは、メイン・マイコンLSI10からカードバスCB1,CB2を介して発行される。カードバスCB1,CB2は同様の動作をするので、ここではカードバスCB1を例にとって説明する。
・「レジスタ設定コマンド」は、レジスタ131a,132a,133a,134を設定するコマンドである。レジスタアドレスとデータと各アドレスに対する制御フラグとからなる32ビット単位のデータ(フレーム)が、カードバスCB1のデータ線を介して、SDカードホストI/F12からカードホストLSI101へ送信される。SDカードホストI/F131は、バス変換・制御回路150およびレジスタバスRB1を介してフレームを受信し、フレーム内に示されたアドレスのレジスタに対して、制御フラグに指示された処理を行う。なお、フレームのビット数は、32ビットに限られるものではないが、回路の簡易化の面からみて、2のN(Nは自然数)乗ビットであるのが好ましい。
図7(a)はレジスタ設定コマンドのデータフォーマットを示す図である。ビット31は、LastFrameフラグ(終了フラグ)であり、当該フレームが現在のコマンドにおける最終フレームであるか否かを示す。このフラグは、
1)フレームの先頭に32ビット未満のフレームサイズを示すフィールドを追加で設けると、フレームサイズが例えば32ビット等の2のN(Nは自然数)乗ビットでなくなるため、回路が複雑になる。
2)フレームの先頭に32ビット以上のフレームサイズを示すフィールドを追加で設けると、1レジスタのアクセスの場合、転送時間が2倍以上になりオーバーヘッドが大きくなる。
という課題を解決するためのものである。この終了フラグにより、設定するフレーム数を予め指定する必要なく、簡単な回路でかつ、メイン・マイコンLSI10の負荷が少なく、レジスタ設定コマンドの終了処理が可能となる。
ビット30,29は、RWフラグで、当該フレームがワードライト、バイトライト、ワードリードのいずれであるかを示す。
ビット28〜24は、Stuff(スタッフ)ビットであり、将来の拡張用にリザーブされている。スタッフビットとは、未定義・未使用のビットであり、ドントケアやリザーブ等とも呼ばれる。
ビット23〜16はアドレス、ビット15〜0はライトデータである。RWフラグがライトの場合、本アドレスのレジスタにデータを書き込む。RWフラグがリードの場合、本アドレスのレジスタをバス変換・制御回路150が読み出し、例えば共通レジスタ134に記憶する(以下、PreReadという)。
・「レジスタ読み出しコマンド」は、レジスタ設定コマンドの後に発行されるコマンドであり、レジスタ設定コマンドでPreReadされたデータ(ここでは共通レジスタ134に記憶されている)をカードバスCB1に出力する。
・「データバッファ#A書き込みコマンド」は、カードバスCB1に書き込みデータを送るコマンドである。このコマンドにより、バス変換・制御回路150およびレジスタバスRB1を介して、SDカードホストI/F131(#A)内のデータバッファ131bにデータが書き込まれる。データバッファ131bに記憶されたデータは、レジスタ設定コマンドによってSDカードホストI/F131(#A)のレジスタを制御することによって、カードバスCB11aを介してSDカード110aに書き込まれる。
・「データバッファ#A読み出しコマンド」は、バス変換・制御回路150およびレジスタバスRB1を介して、SDカードホストI/F131(#A)内のデータバッファ131bからデータを読み出し、カードバスCB1へ出力する。なお、データバッファ131b内のデータは、レジスタ設定コマンドによってレジスタ131aを設定することによって、SDカード110aから読み出されている。
データバッファ#B書き込み・データバッファ#B読み出し・データバッファ#C書き込み・データバッファ#C読み出しコマンドは、データバッファ132b、データバッファ133bに対して、「データバッファ#A書き込みコマンド」または「データバッファ#A読み出しコマンド」と同様の動作を行う。
・「モード切替コマンド」は、バス変換・制御回路150にてスイッチ切替信号150a,150b,150cを制御し、レジスタスルーモードとダイレクトスルーモードとを切替えるコマンドである。
図7(b)はレジスタ設定コマンドの読み出し拡張データフォーマットを示す図であり、図7(a)に示すビット28〜24のStuffビットを拡張したものである。
・ビット28は、当該フレームのデータログを記憶するか否かを示すDebug(デバッグ)フラグである。例えば、このDebugフラグが“1”のとき、当該フレームのデータログを共通レジスタ134に記憶する。次のレジスタ読み出しコマンドでは、PreReadした情報ではなく、ログ情報を読み出す。これにより、必要なフレームを選択してアクセスログをとることができる。メイン・マイコンLSI10は、レジスタ設定コマンドで発行したデータと、レジスタ読み出しコマンドで読み出したデータの一致を確認することで、当初のセットシステム開発において、カードバスCB1の接続デバック、および、メイン・マイコンLSI10内部ソフトのデバックに活用することが可能となる。
・ビット27は、EXTフラグであり、ビット26〜0を拡張することを指示する。
・ビット26は、TargetByteフラグで、上位バイトを処理するか下位バイトを処理するか切替えるフラグである。
・ビット25は、POLフラグで、該当ビットを「0」に変更するか「1」に変更するかを切替えるフラグである。
・ビット24〜16は、変更するレジスタの読み出し元を示すソースアドレスである。
・ビット15−10は、BitPosition/BitWidthフラグで、変更するレジスタのビット先頭位置とビット幅を示すフラグである。また、ビット幅がゼロの場合は、変更するビットがないため、ビット幅情報としてのBitWidthフラグは冗長となる。そこで、BitWidthフラグ“0”を、ソースアドレスのレジスタデータをそのままデストネーションアドレスへコピーする機能に割り付ける。これにより、フラグ情報ビットを効率的に活用することができる。なお、変更ビット幅が「8ビット」の場合は、通常のバイトライトで実現できるため、BitWidthフラグに「8ビット」の割り付けは不要である。
・ビット9〜0は、変更するレジスタの書き戻し先を示すデストネーションアドレスである。
本拡張により、レジスタ131a,132a,133a間でのデータのコピーや、読み出したレジスタ値の一部を変更して書き戻すことが可能となる。
なお、図7(a)において、制御フラグとレジスタアドレスとの間のビット28〜24にStuffビットを割り付けているが、図7(b)では、ビット28−25にフラグを拡張し、ビット24をアドレスの最上位ビットに拡張している。このように、制御フラグとレジスタアドレスとの間にStuffビットを設けることで、将来のフラグの拡張とアドレスの拡張のいずれにも利用することが可能になる。
図7(c)はレジスタ設定コマンドの書き込み拡張データフォーマットを示す図であり、図7(a)に示す、ビット28〜24のStuffビットを拡張したものである。
・ビット28と27は、DebugフラグとEXTフラグであり、図7(b)と同じ内容である。
・ビット26〜24はTargetIfフラグで、SDカードホストI/F131,132,133のレジスタ131a,132a,133aに同時に書き込みを行うための選択フラグである。
・ビット23〜0は、図7(a)と同じである。
本拡張により、SDカードホストI/F131,132,133に対して同時にレジスタ設定することができ、これにより、1つのレジスタ設定コマンドのフレーム数を削減でき、かつ、SDカード110a,110b,110cへ同時にリセット等のコマンドを発行することが可能となる。したがって、複数のSDカードを同時処理でき、初期化時間が短縮できる等の効果が得られる。
図8はカードホストLSIのレジスタマップを示す図である。図8はレジスタバスRB1上のアドレス空間を示しており、0x00〜0x3Fアドレスには共通レジスタ134が、0x40〜0x7FアドレスにはSDカードホストI/F#Aのレジスタ131aが、0x80〜0xBFアドレスにはSDカードホストI/F#Bのレジスタ132aが、0xC0〜0xFFアドレスにはSDカードホストI/F#Cの133aが、アサインされている。またデータバッファ131b,132b,133bは、レジスタ131a,132a,133a内の1つのアドレスであるデータバッファポートを介してFIFOとして接続されている。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2に係るセット機器200の構成図である。本実施形態に係るセット機器もまた、実施の形態1と同様に、リムーバブルカードの一例としてのSDカードや、SDカード向けカードバス仕様に対応する組み込みモジュールを制御する機能を有している。
図9に示すように、セット機器200には、マイコンモジュールとしてのメイン・マイコンLSI10、カードホストLSI101,102、およびUSB・カードホストLSI201が内蔵されている。メイン・マイコンLSI10には、SDカードホストI/F12,14が内蔵されている。
SDカードホストI/F12,14は、SDカード向けカードバス仕様のマスターとして機能する。そして、SDカードホストI/F12は第1のカードバスとしてのカードバスCB1を介して、スレーブとして機能するカードホストLSI101と接続されている。また、SDカードホストI/F14は第2のカードバスとしてのカードバスCB3を介して、スレーブとして機能するペリフェラルデバイスとしてのUSB・カードホストLSI201と接続されている。
カードホストLSI101,102、およびUSB・カードホストLSI201は、SDカード向けカードバス仕様のマスターとしても機能し、複数のカードバスと接続することが可能である。カードホストLSI101は、カードバスCB11a,CB11bを介して、スレーブとして機能する複数枚のSDカード110a、110bと接続されており、また、別のカードバスCB12を介して、スレーブとして機能するカードホストLSI102と接続されている。カードホストLSI102はカードバスCB121a,121b,121cを介して、スレーブとして機能する複数枚のSDカード110c,110d,110eと接続されている。一方、USB・カードホストLSI201は、カードバスCB31a,CB31bを介して、スレーブとして機能する複数枚のSDカード110i,110jと接続されている。またUSB・カードホストLSI201は、USBバスUB1およびUSBコネクタUC1を介して、USBデバイス220と接続可能になっている。
すなわち、セット機器200では、通信デバイスとしてのUSB・カードホストLSI201が、カードバスCB3を介してメイン・マイコンLSI10と接続されている。この結果、セット機器200内にはIOバスが無くなっている。
図10は図9におけるUSB・カードホストLSI201及び周辺回路の詳細構成図である。USB・カードホストLSI201は、2つのSDカードI/F231,232と1つのUSBホストI/F235を内蔵したものである。図3に示したカードホストLSI101と対比すると、1つのSDカード・ホストI/Fの代わりにUSBホストI/Fを内蔵している点が異なっている。すなわち、USB・カードホストLSI201は、SDカードホストI/F231,232、USBホストI/F235、バススイッチ241,242、バス変換・制御回路250、各ブロックのリセット制御などUSB・カードホストLSI201全体を制御するための共通レジスタ236を内蔵している。SDカードホストI/F231,232およびUSBホストI/F235は、各々、SDカードホストI/F14からのコマンドなどを格納するレジスタ231a,232a,235aと、FIFO構成のデータバッファ231b,232b,235bとを内蔵している。
以下、USBホストI/F235の動作について説明する。なお、SDカードI/F231,232の動作は、図3に示したSDカードホストI/F131,132と同様であるため、ここでは説明を割愛する。
USBデバイス220にデータ読み出しコマンドを発行する場合、SDカードホストI/F14から発行されたコマンドは、カードバスCB3、バス変換・制御回路250およびレジスタバスRB2を介して、USBホストI/F235内のレジスタ235aへ書き込まれる。そして、USBホストI/F235は、USBバスUB1およびUSBコネクタUC1を介して、USBデバイス220にコマンドを発行する。
USBデバイス220からデータが読み出されると、USBコネクタUC1およびUSBバスUB1を介して、USBホストI/F235内のデータバッファ235bに一旦格納される。そして、レジスタバスRB2、バス変換・制御回路250およびカードバスCB3を介して、SDカードホストI/F14へデータが読み出される。
この構成により、メイン・マイコンLSI10は、カードバスCB3を用いて、USB・カードホストLSI201内部のUSBホストI/F235を制御し、USBデバイス220のデータを読み出すことが可能となる。
なお、本実施形態では、メイン・マイコンLSIと、通信デバイスとしてのUSB・カードホストLSIとを、カードバスを介して接続するものとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、本実施形態ではUSBを例に説明したが、ATAやBluetoothといった他の通信規格を利用した通信デバイスを、カードバスを介して接続してもよい。あるいは、内蔵フラッシュメモリやDRAM等の記憶デバイスや、いわゆるGPS(Global Positioning System:全地球測位)機能を用いるGPSデバイス、カメラ等の撮像デバイスを、カードバスを介してメイン・マイコンLSIと接続するようにしてもかまわない。
(実施の形態3)
実施の形態1におけるカードホストLSI101は、メイン・マイコンLSI10からカードバスCB1を介してのみ制御される構成としたが、SDカードホストI/F131,132,133それぞれに、レジスタバスRB1と従来のIOバスIB2を切り替えるセレクタを備えることによって、IOバスIB2を介しても制御される構成としてもよい。この構成により、SDカードホストI/F12が遅い場合は、IOバスIB2を使用し、カードホストLSI101を制御することができる。また、カードバスCB1とIOバスIB2の2つのバスを同時に使って、例えば、カードバスCB1からダイレクトスルーモードまたはレジスタスルーモードでSDカード110aを制御し、IOバスIB2からSDカードホストI/F132を介してSDカード110bを制御することもできる。
図11は本発明の実施の形態3に係るセット機器300の構成図である。また、図12は図11における第1のカードホストLSIとしてのカードホストLSI301とその周辺回路の詳細構成図である。本実施形態に係るセット機器もまた、実施の形態1、2と同様に、リムーバブルカードの一例としてのSDカードや、SDカード向けカードバス仕様に対応する組み込みモジュールを制御する機能を有している。
実施の形態1におけるカードホストLSI101は、メイン・マイコンLSI10からカードバスCB1を介してのみ制御される構成であるが、本実施形態におけるカードホストLSI301は、第3のカードバスとしてのIOバスIB2を介しても制御できる点が異なっている。なお、図11と図12は、実施の形態1の図1、図3を変形した構成で記載しているが、実施の形態2の図9、図10についても同様であるため、実施の形態2を変形した図面は割愛する。また、図1、図3と共通の構成要素には、同一の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。
図11に示すように、セット機器300には、マイコンモジュールとしてのメイン・マイコンLSI10、周辺IO−LSI27a,27b、およびカードホストLSI301,102が内蔵されている。メイン・マイコンLSI10には、IOバスI/F11と、暗復号機能部12aを備えたSDカードホストI/F12とが内蔵されている。IOバスI/F11は、IOバスIB2を介して周辺IO−LSI27a,27b、さらにカードホストLSI301とそれぞれ接続されている。SDカードホストI/F12は、図1と同様に、カードバスCB1を介して、スレーブとして機能するカードホストLSI301と接続されている。
図12は図11におけるカードホストLSI301とその周辺回路の詳細構成図である。図3と対比すると、IOバスIB2とレジスタバスRB1とを切替えるバススイッチ341,342,343、344を内蔵している点が異なっている。バススイッチ341,342,343を設けたことによって、SDカードホストI/F131,132,133はそれぞれ、IOバスIB2を介しても制御可能となる。また、共通レジスタ134も、バススイッチ344を設けたことによって、IOバスIB2を介しても制御可能となる。バススイッチ341,342,343、344の切り替え制御は、カードホストLSI301の外部端子から、または、カードバスCB1あるいはIOバスIB2を介して、行えばよい(図示せず)。
この構成により、SDカードホストI/F12が遅い場合は、IOバスIB2を使用し、カードホストLSI301を制御することができる。なお、この場合は、バススイッチ341,342,343,344を1つにまとめて構成し、カードホストLSI301全体について、カードバスCB1を介して制御するかIOバスIB2を介して制御するかを、切り替えるようにしてもよい。図13はこの場合の構成を示す図であり、バススイッチ341,342,343,344を1つにまとめて構成したバススイッチ340が設けられている。ただし、図12の構成のように、SDカードホストI/F131,132,133に対してバススイッチ341,342,343をそれぞれ設けることによって、複数の第2のカードバスとしてのカードバスCB11a,CB11b,CB12について個別に、カードバスCB1を介して制御されるかまたはIOバスIB2を介して制御されるかを、切り替える機能が実現される。
また、カードバスCB1とIOバスIB2の両方を用いることによって、カードバスCB1が占有されているときでも、SDカードホストI/F131,132,133、または、共通レジスタ134を制御できる、という効果が得られる。例えば、カードバスCB1からダイレクトスルーモードまたはレジスタスルーモードでSDカード110aを制御しつつ、IOバスIB2からSDカードホストI/F132を介してSDカード110bも制御する、といったことが可能となる。
なお、本実施形態では、カードホストLSI301に、カードバスCB1に加えて、従来のIOバスIB2を追加接続する例について説明したが、これ以外にも例えば、図1に示すカードバスCB2やマイコン一般に備えられている汎用ポートなどの他のバスを、カードホストLSI301に追加接続してもよい。
また、上述の各実施形態では、SDカードを例にとって説明を行ったが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、およびこの所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器であれば、この所定のカードバス仕様に準拠したカードバスを上述の各実施形態と同様に利用することによって、上述の各実施形態と同様の構成および動作が実現可能である。
本発明では、カードホストLSIを有するセット機器において、小型軽量化を妨げることなく、リムーバブルカード等への高速データ転送が可能になるので、例えば、携帯電話端末の小型軽量化と性能向上の両立に有用である。
本発明の実施の形態1に係るセット機器の構成図である。 リムーバブルカードおよび組み込みモジュールの例を示す図である。 図1におけるカードホストLSIとその周辺回路の詳細構成図である。 図3におけるバススイッチとその周辺回路の詳細構成図である。 レジスタスルーモードのコマンドを示す図である。 レジスタスルーモードにおけるコマンドプロトコルを示す図であり、(a)はレジスタ設定コマンド、(b)はレジスタ読み出しコマンド、(c)はバッファ書き込み/読み出しコマンド、(d)はモード設定コマンドである。 (a)はレジスタ設定コマンドのデータフォーマット、(b)はレジスタ設定コマンドの読み出し拡張データフォーマット、(c)はレジスタ設定コマンドの書き込み拡張データフォーマットである。 カードホストLSIのレジスタマップを示す図である。 本発明の実施の形態2に係るセット機器の構成図である。 図9におけるUSB・カードホストLSIとその周辺回路の詳細構成図である。 本発明の実施の形態3に係るセット機器の構成図である。 図11におけるカードホストLSIとその周辺回路の詳細構成図である。 図12の構成の変形例である。 従来のカードホストLSIを有するセット機器の構成図である。 IOバスの詳細構成を示す図である。 カードバスの詳細構成を示す図である。
符号の説明
10 メイン・マイコンLSI(マイコンモジュール)
100 セット機器
101 カードホストLSI
102 カードホストLSI(第2のカードホストLSI)
131a,132a,133a レジスタ
141,142,143 バススイッチ
143a インバータ(反転手段)
200 セット機器
201 USB・カードホストLSI(ペリフェラルデバイス)
300 セット機器
301 カードホストLSI(第1のカードバス)
CB1 カードバス(第1のカードバス)
CB11a,CB11b カードバス(第2のカードバス)
CB12 カードバス(第3のカードバス)
CB3 カードバス(第2のカードバス)
IB2 IOバス(第3のカードバス)

Claims (21)

  1. 所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、および前記所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器であって、
    前記所定のカードバス仕様のマスター機能を有するマイコンモジュールと、
    前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有するカードホストLSIと、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記マイコンモジュールと前記カードホストLSIとを接続するための第1のカードバスと、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記カードホストLSIと前記リムーバブルカードまたは組み込みモジュールとを接続するための第2のカードバスとを備えた
    ことを特徴とするセット機器。
  2. 請求項1記載のセット機器において、
    前記カードホストLSIは、バススイッチを備え、
    前記バススイッチは、前記第2のカードバスのマスター機能として当該カードホストLSIが有するマスター機能を用いる第1モードと、前記第2のカードバスのマスター機能として前記マイコンモジュールが有するマスター機能を用いる第2モードとを、前記マイコンモジュールからのカードバスコマンドに応じて、切替可能に構成されている
    ことを特徴とするセット機器。
  3. 請求項2記載のセット機器において、
    前記カードホストLSIは、前記第1モードのとき、前記マイコンモジュールからのカードバスコマンドに従って、当該カードホストLSIからの転送データについて、変換を行う
    ことを特徴とするセット機器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のセット機器において、
    前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有する第2のカードホストLSIと、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記カードホストLSIと前記第2のカードホストLSIとを接続するための第3のカードバスとを備えた
    ことを特徴とするセット機器。
  5. 請求項1または4記載のセット機器において、
    前記第1のカードバスは、コマンド線とデータ線とを有し、
    前記マイコンモジュールは、前記第1のカードバスを介して前記カードホストLSI内にあるレジスタを制御するとき、制御フラグ、レジスタアドレス、および書き込みまたは読み出しデータを所定数ビットのフレームにし、前記第1のカードバスのデータ線上に、このフレームを連続して送信する
    ことを特徴とするセット機器。
  6. 請求項5記載のセット機器において、
    前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、制御フラグとレジスタアドレスとの間に、スタッフビットが設けられている
    ことを特徴とするセット機器。
  7. 請求項5記載のセット機器において、
    前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、当該フレームが現在のコマンドにおける最終フレームであるか否かを示す終了フラグが、設けられている
    ことを特徴とするセット機器。
  8. 請求項5記載のセット機器において、
    前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、当該フレームのデータログを記憶するか否かを示すデバッグフラグが、設けられている
    ことを特徴とするセット機器。
  9. 請求項5記載のセット機器において、
    前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、ソースアドレス、ビット幅情報およびデストネーションアドレスを含み、かつ、ビット幅情報が“0”のときは、ソースアドレスのデータをデストネーションアドレスにコピーする機能を示す
    ことを特徴とするセット機器。
  10. 請求項5記載のセット機器において、
    前記カードホストLSIは、複数のカードバスについてマスター機能を有しており、かつ、各カードバスにそれぞれ対応した複数のレジスタを備え、
    前記フレームのデータフォーマットのうちの少なくとも1つは、書き込みを行うレジスタとして、前記複数のレジスタの全部または一部を選択するための選択フラグが、設けられている
    ことを特徴とするセット機器。
  11. 請求項5記載のセット機器において、
    前記フレームは、2のN(Nは自然数)乗ビットからなる
    ことを特徴とするセット機器。
  12. 請求項1記載のセット機器において、
    前記カードホストLSIは、前記第1のカードバスを介して入力されたクロックが前記第2のカードバスを介して出力されるまでの信号経路において、前記クロックを反転する反転手段を備えている
    ことを特徴とするセット機器。
  13. 請求項1記載のセット機器において、
    前記第1のカードバスとは別に、前記マイコンモジュールと前記カードホストLSIとを接続するための第3のカードバスを備え、
    前記カードホストLSIは、前記第1のカードバスを介して制御されるか、または、前記第3のカードバスを介して制御されるかを、切り替える機能を有している
    ことを特徴とするセット機器。
  14. 請求項13記載のセット機器において、
    前記カードホストLSIは、複数の前記第2のカードバスに対応可能であり、かつ、前記各第2のカードバスについて、個別に、前記第1のカードバスを介して制御されるか、または、前記第3のカードバスを介して制御されるかを、切り替える機能を有している
    ことを特徴とするセット機器。
  15. 請求項1記載のセット機器において、
    前記カードホストLSIは、前記マイコンモジュールからのカードバスコマンドに従って、当該カードホストLSIからの転送データについて、変換を行う
    ことを特徴とするセット機器。
  16. 所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、および前記所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器に用いられるカードホストLSIであって、
    前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有しており、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、マイコンモジュールと接続するための第1のカードバスが、接続可能に構成されており、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記リムーバブルカードまたは組み込みモジュールと接続するための第2のカードバスが、接続可能に構成されている
    ことを特徴とするカードホストLSI。
  17. 請求項16記載のカードホストLSIにおいて、
    バススイッチを備え、
    前記バススイッチは、前記第2のカードバスのマスター機能として当該カードホストLSIが有するマスター機能を用いる第1モードと、前記第2のカードバスのマスター機能として前記第1のカードバスを介して接続されたマイコンモジュールが有するマスター機能を用いる第2モードとを、前記第1のカードバスを介して入力されたカードバスコマンドに応じて、切替可能に構成されている
    ことを特徴とするカードホストLSI。
  18. 請求項17記載のカードホストLSIにおいて、
    前記第1モードのとき、前記第1のカードバスを介して入力されたカードバスコマンドに従って、当該カードホストLSIからの転送データについて、変換を行う
    ことを特徴とするカードホストLSI。
  19. 請求項16記載のカードホストLSIにおいて、
    前記第1のカードバスを介して入力されたクロックが前記第2のカードバスを介して出力されるまでの信号経路において、前記クロックを反転するための反転手段を備えている
    ことを特徴とするカードホストLSI。
  20. 請求項16記載のカードホストLSIにおいて、
    前記第1のカードバスとは別に、前記マイコンモジュールと接続するための第3のカードバスが、接続可能に構成されており、
    前記第1のカードバスを介して制御されるか、または、前記第3のカードバスを介して制御されるかを、切り替える機能を有している
    ことを特徴とするカードホストLSI。
  21. 所定のカードバス仕様に対応するリムーバブルカード、および前記所定のカードバス仕様に対応する組み込みモジュールのうち少なくともいずれか一方を、制御する機能を有するセット機器であって、
    前記所定のカードバス仕様のマスター機能を有するマイコンモジュールと、
    前記所定のカードバス仕様のマスター機能およびスレーブ機能を有するカードホストLSIと、
    前記所定のカードバス仕様のスレーブ機能を有しており、通信デバイス、記憶デバイス、GPS(Global Positioning System)デバイスまたは撮像デバイスのいずれかであるペリフェラルデバイスと、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記マイコンモジュールと前記カードホストLSIとを接続するための第1のカードバスと、
    前記所定のカードバス仕様に準拠しており、前記マイコンモジュールと前記ペリフェラルデバイスとを接続するための第2のカードバスとを備えた
    ことを特徴とするセット機器。
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