JP2010072820A - 取引精算システム、取引精算システムにおける精算装置、取引管理サーバ、取引精算方法およびプログラム - Google Patents

取引精算システム、取引精算システムにおける精算装置、取引管理サーバ、取引精算方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 クレジットカードを所有できない買い手が、店舗等で容易に自身の信用保証を行えるとともに、前払いの不足分に対して後払いが可能となる取引精算システムを提供する。
【解決手段】 取引精算システムは、買い手の前払い金を管理する前払い入金装置と、入金済みの前払い金額情報と買い手の生体情報とを関連づけて格納した記憶手段を有する取引管理サーバと、取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取ると、取引管理サーバにアクセスして当該買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する精算装置とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は取引精算システムに関し、特に、クレジットカードを所有できない買い手が店舗等で容易に自身の信用保証を行え、取引金額の後払いが可能となる取引精算システムに関する。
店舗等での信用取引による商品購入には、一般的に、買い手の信用保証が容易なクレジットカードが利用されている。しかし、クレジットカードを所有するためには、銀行等の保証が必要であり、クレジットカードを所有できない人も存在する。
このようなクレジットカードの問題を解決する一つの手段として、例えば、特許文献1には、プリペイドカード購入時に利用者の指紋を登録しておき、指紋認証を用いてプリペイドカードの使用の可否を判断するプリペイドカード代用システムが開示されている。特許文献1記載の技術では、提供者側で代金の徴収漏れが生じることがないため、誰でも信用取引による商品購入を行うことができる。
特開2005−182240
しかしながら、上述した特許文献1記載の技術には、プリペイドカードによる前払いで不足分が生じた場合には取引を行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、クレジットカードを所有できない買い手が、店舗等で容易に自身の信用保証を行えるとともに、前払いの不足分に対して後払いが可能となる取引精算システムを提供することにある。
本発明の取引精算システムは、買い手の前払い金を管理する前払い入金装置と、入金済みの前払い金額情報と買い手の生体情報とを関連づけて格納した記憶手段を有する取引管理サーバと、取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取ると、取引管理サーバにアクセスして当該買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する精算装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の取引精算システムは、買い手の前払い金を管理する前払い入金装置と、
取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取ると、買い手の生体情報に基づいて当該買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する精算装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の精算装置は、制御手段と、生体情報読取手段と、を備え、生体情報読取手段が取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取ると、制御手段は、買い手の生体情報に基づいて取引管理サーバから買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始することを特徴とする。
本発明の取引精算方法は、精算装置における取引精算方法において、取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取る受信ステップと、買い手の生体情報に基づいて買い手の入金済みの前払い金額情報を取得する取得ステップと、前払い金額情報および取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行う判断ステップと、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する取引ステップとを有することを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、入力手段から取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取る受信ステップと、買い手の生体情報に基づいて買い手の入金済みの前払い金額情報を記憶手段から取得する取得ステップと、前払い金額情報および取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行う判断ステップと、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する取引ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、記憶手段に記憶された買い手の取引履歴情報に基づいて取引補償を行う上限補償金額を決定する決定ステップと、上限補償金額と前払い取引の不足金額とに基づいて、不足金額の補償が可能か否かを判断する判断ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明には、店舗等において、クレジットカードを所有できない買い手の売り手に対する信用保証を容易に行えるとともに、前払いの不足分に対しては後払いを行う取引(商品先渡しの取引金額後払いの取引)も可能になるという効果がある。
次に、本発明の取引精算システムの第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の取引精算システム6を示すブロック図である。
取引精算システム6は、店舗1−1〜1−3にそれぞれ設置された精算装置2−1〜2−3と、取引管理サーバ3と、前払い入金装置4とを含む。
精算装置2−1〜2−3と取引管理サーバ3と前払い入金装置4とはインターネット、無線LANまたは無線通信等のネットワーク5で相互に接続されている。
図1では、店舗1−1に精算装置2−1が設置され、店舗1−2に精算装置2−2が設置され、店舗1−3に精算装置2−3が設置されている場合を例示しているが、各店舗における精算装置の設置数は任意であり、また、ネットワーク5に接続される精算装置2の総数も任意である。また、精算装置2−Iの設置場所についても任意であり店舗に限定されるものではない。
図2は、精算装置2−I(I=1〜3)の構成を示すブロック図である。
精算装置2−Iでは、店舗で買い手により選択された購入希望商品の精算が行われる。精算装置2−Iは、制御手段21と入力手段22と記憶手段23と表示手段24と通信手段25と生体情報読取手段26と商品情報読取手段27と出力手段28とから構成される。制御手段21は決算手段211を有する。 記憶手段23は商品データベース(DB)231を有する。
決算手段211は、精算装置2−Iで行われる取引を管理、制御する。買い手からの商品購入の取引の管理、制御および処理が行われる。また、買い手の生体情報の入手処理や、取引の許可処理の管理および制御が行われる。
商品データベース231には、当該取引装置2−Iが設置された店舗1−Iで取引される全ての商品情報が記憶されている。この商品情報には、商品の画像、商品の商品名、数字または英数字からなる商品識別番号、商品の金額、商品の在庫数、商品の発注先の情報等が含まれる。
生体情報読取手段26は、買い手の、指紋、掌紋、虹彩、静脈流、顔面等の生体情報を読み取り、生体情報として出力する。
商品情報読取手段27は、商品に付与されたバーコードまたはRFIDタグを読み取り、数字または英数字からなる商品識別番号を出力する。例えば、商品情報読取手段27はバーコードリーダ装置等である。なお、本実施の形態では商品情報読取手段27で商品の情報を読み取る構成としているが、売り手が入力手段で必要な情報を入力する場合等には、精算装置2−Iが商品情報読取手段27を持たなくても良い。
入力手段22は、買い手がデータを入力するために使用される。例えば、入力手段22はキーボードやテンキー等である。
表示手段24は、取引金額等の情報を表示する。例えば、表示手段24はタッチパネル型であり、買い手または売り手は表示手段24の表示画面にタッチして情報を選択する。本実施の形態では表示手段24がタッチパネル型であるとして説明するが、これに限定されるものではない。
通信手段25は、ネットワーク5とのインタフェース機能を有し、ネットワーク5を介して他の端末、装置、サーバとのデータ通信を行う。
出力手段28は、例えばプリンタ等であり、請求書や領収書を印刷出力する。なお、電子メール等で請求書や領収書を買い手に送付する場合等は、精算装置2−Iが出力手段28を持たなくても良い。
図3は取引管理サーバ3の構成を示すブロック図である。
取引管理サーバ3は制御手段31と入力手段32と記憶手段33と表示手段34と通信手段35と生体情報読取手段36と出力手段37とから構成される。制御手段31は取引管理手段311を有する。記憶手段33は買い手情報データベース(DB)331を有する。
買い手情報データベース331には、買い手の生体情報、買い手の取引履歴情報、買い手の前払い金額情報および買い手の個人情報が記憶されている。買い手毎に、買い手の生体情報、買い手の前払い金額情報、買い手の取引履歴情報、買い手の個人情報が関連付けられて記憶されている。買い手の生体情報は、指紋、掌紋、虹彩、静脈流および顔面のいずれかの情報である。買い手の前払い金額情報とは、前払い入金装置4より入金された金額の情報である。買い手の取引履歴情報には支払期日の情報と未納があるか否かを示す未納情報とが含まれる。買い手の個人情報とは、買い手の数字または英数字からなる識別番号、郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号およびメールアドレス等である。
買い手は、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引を初めて利用する場合、予め自身の生体情報と買い手の個人情報とを精算装置2−Iから入力し、取引管理サーバ3へ送信する。取引管理サーバ3の取引管理手段311は、買い手の生体情報と買い手の個人情報とを関連づけて買い手情報データベース331に記憶する。
また、取引管理手段311は、精算装置2−Iから、「商品先渡しの取引金額後払い」が完了した旨の通知を受けると、買い手情報データベース331の取引履歴情報を更新する。
本実施の形態では、支払期日を超過した未納取引がない買い手に対してのみ、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引が許可されるが、その許可条件はこれに限定されるものではない。
図4は、前払い入金装置4の構成を示すブロック図である。
前払い入金装置4は、買い手が前払い金を入金する際に使用される。前払い入金装置4は、生体情報入力手段41、表示手段42、入金手段43、制御手段44および通信手段45から構成される。例えば、表示手段42はタッチパネル型であり、以下ではタッチパネル型として説明するがこれに限定されるものではない。制御手段44は、前払い入金装置4を制御する。
次に、図5を用いて前払い金の入金動作について説明する。
前払い入金装置4の制御手段44は、表示手段42に、買い手の生体情報の入力を指示する画面(生体認証指示画面)を表示させる(S501)。生体情報入力手段41は買い手の指紋を読み込む(S502)。生体情報入力手段41は読み込んだ指紋から特徴点を抽出し、特徴点の座標の集合からなる生体情報データを出力して制御手段44に送信する(S503)。制御手段44は、通信手段45を介して、生体情報データを取引管理サーバ3に送信して買い手の前払い金額情報を問い合わせる(S504)。なお、本実施の形態では指紋を生体情報として用いたが、これに限定されるものではない。
取引管理サーバ3の取引管理手段311は、買い手の生体情報データを受信すると(S505)、買い手情報データベース331を検索する(S506)。取引管理手段311は、買い手の生体情報データと一致するものが登録されていると判断すると、買い手の生体情報に関連付けられた入金済みの前払い金額情報を抽出し、通信手段35を介して前払い入金装置4に送信する(S507、S508)。
前払い入金装置4は、取引管理サーバ3から受信した買い手の前払い金額情報を表示手段42に表示する(S509)。このとき、表示手段42は、前払い希望金額を選択するためのボタン(タッチパネル型)も表示する。買い手は、表示手段42に表示されたボタンの中からタッチパネルで前払い希望金額のボタンを選択し、さらに前払い希望金額を入金装置43から入金する(S510)。前払い入金装置4は、入金金額情報を、取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信する(S511)。そして、取引管理サーバ3の取引管理手段311は、入金金額情報を受信すると、これまでの前払い金額情報と入金金額情報との合計金額を新たな買い手の前払い金額情報として買い手情報データベース331を更新する(S512)。
また、取引管理サーバ3の取引管理手段311は、買い手の生体情報データと一致するものが買い手情報データベース331に登録されていないと判断すると、前払い入金装置4にエラーを送信し(S507、S513)、前払い入金装置4の表示手段42はエラーを表示する(S514)。
次に、図6を用いて、取引精算システム6における全体の処理動作について説明する。
まず、精算装置2−Iは取引金額の決定を行う(S601)。その後、取引方法として前払い金による支払いが選択されるとともに買い手の生体情報の入力が行われると(S602)、精算装置2−Iはその旨を取引管理サーバ3へ通知し、取引管理サーバ3は前払い金額情報を抽出する(S603)。
精算装置2−Iは、前払金額情報の抽出結果を受け取ると、前払金により全額前払いが可能か否か判断する(S604)。前払金で全額支払い可と判断された場合、精算装置2−Iは、前払金で決済を行うとともにその旨を取引管理サーバ3へ通知する(S606)。そして、取引管理サーバ3は買い手情報データベース331を更新する(S607)。一方、前払いで全額支払い不可と判断された場合、精算装置2−Iは不足金額を算出し、不足金額および取引方法を表示させる(S605)。取引方法として「商品先渡しの取引金額後払い」が選択されると(S608)、取引管理サーバ3は支払期日を過ぎた未納取引があるか否かを判断する(S609)。支払期日を過ぎた未納取引がある場合には、取引管理サーバ3はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iは取引を中止する(S610)。一方、支払期日を過ぎた未納取引がない場合には、取引管理サーバ3はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iは「商品先渡しの取引金額後払い」の取引(前払いできない不足分に対しては後払いを行う取引)を許可する(S611)。精算装置2−Iは前払金による決済を行うとともに、不足分については後払いの取引を行う(S612)。次に、精算装置2−Iは請求書を発行する(S613)。その後、後日、買い手により不足分の後払いが行われると、精算装置2−Iは取引管理サーバ3に報告し(S614)、取引管理サーバ3は買い手情報データベース331を更新する(S615)。
以下、図6の各ステップにおける詳細な動作について説明する。
「1.取引金額の決定/前払い金による支払いの選択(図6のS601〜S602)」
精算装置2−Iの商品情報読取手段27は、買い手の購入希望商品の情報(例えば、バーコード等)を読み取る。商品情報読取手段27は、商品の数字または英数字からなる商品識別番号を出力し決算手段211に送信する。決算手段211は、商品データベース231から商品識別番号に基づいて購入希望商品の金額を検索する。決算手段211は、1個または複数の購入希望商品の合計金額(取引金額)を算出し、表示手段24に表示させる。
さらに、決算手段211は、取引金額を精算するための取引方法を表示手段24に表示させる。表示手段24は、複数の取引方法(「前払い金による支払い」、「商品先渡しの取引金額後払い」、「現金払い」および「クレジットカード払い」等)を表示する。ここでは、買い手が、複数の取引方法(「前払い金による支払い」、「商品先渡しの取引金額後払い」、「現金払い」および「クレジットカード払い」等)の中から、「前払い金による支払い」を選択したとする。
精算装置2−Iの決算手段211は、表示手段24から「前払い金による支払い」の選択信号を受信すると、この取引を管理するために数字または英数字からなる取引管理番号を生成し、「前払い金による支払い」の取引を開始する。
決算手段211は、買い手の前払い金額情報を問い合わせるために、表示手段24に生体情報の入力を買い手に指示するための画面を表示させる。生体情報入力手段26は、買い手の生体情報として指紋を読み込む。生体情報入力手段26は読み込んだ指紋から特徴点を抽出し、特徴点の座標の集合からなるデータを買い手の生体情報として出力する。なお、本実施の形態では生体情報として指紋を用いているが、これに限定されるものではない。その後、決算手段211は、取引管理番号、買い手の生体情報を、ネットワーク5を介して取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信し、買い手の前払い金額情報を問い合わせる。
「2.前払い金額情報の抽出(図6のS603)」
取引管理サーバ3の取引管理手段311は、取引管理番号および買い手の生体情報を受信すると、買い手情報データベース34を検索する。取引管理手段311は、買い手の生体情報と同じ生体情報が登録されていると判断すると、買い手の生体情報に関連付けられた買い手の前払い金額情報を出力する。取引管理手段311は、取引管理番号および買い手の前払い金額情報を、精算装置2−Iの決算手段211に送信する。
「3.前払い金による支払いを許可するか否かの判断(図6のS604〜S606)」
精算装置2−Iの決算手段211は買い手の前払い金額情報を受信すると、前払い金額から取引金額を差し引いた前払い金残高を算出する(前払い金額−取引金額=前払い金残高)。
前払い金残高が正の値になった場合は、決算手段211は、前払い金によって取引金額の全額支払い可能と判断し、買い手に対して前払い金による支払いを許可する。そして、決算手段211は前払い金にて取引金額を決済し、前払い金額、取引金額および前払い金残高を表示手段24に表示させる。
一方、前払い金残高が負の値になった場合は、決算手段211は、前払い金額によって取引金額による全額支払い不可能と判断する。そして、決算手段211は、前払い金残高を不足金額として、前払い金額、取引金額および不足金額を表示手段24に表示するとともに、不足金額を精算するための複数の取引方法(「商品先渡しの取引金額後払い」、「現金払い」、「クレジットカード払い」および「取引の中止」等)を表示手段24に表示する。
「4.買い手情報データベース331の更新(図6のS607)」
前払金による支払いが許可されると、決算手段211は、決済取引管理番号および取引金額を取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信する。取引管理手段311は、取引管理番号および取引金額情報を受信すると、前払い金額と取引金額との差分を買い手の新たな前払い金額として買い手情報データベース331を更新する。
「5.不足金額を後払い(図6のS608〜S612)」
不足金額を精算するための複数の取引方法が表示手段24に表示される。ここで、買い手により「商品先渡しの取引金額後払い」が選択されたとすると、その旨が取引管理サーバ3に通知される。取引管理手段3の取引管理手段311は、支払期日を過ぎた未納取引があるか否かを判断する。支払期日を過ぎた未納取引がある場合には、取引管理手段311はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iの決算手段211はその取引を中止する。一方、支払期日を過ぎた未納取引がない場合には、取引管理手段311はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iの決算手段211は「商品先渡しの取引金額後払い」の取引(前払金による前払いを行うとともに不足分については後払いを行う取引)を許可する。そして、決算手段211は「商品先渡しの取引金額後払い」の取引を行う。
「6.不足分の請求書発行(図6のS613)」
決算手段211は、買い手の個人情報(郵便番号、住所、氏名)を利用して買い手の氏名を請求先として、また後払い金額を請求金額として、請求先、請求金額、請求金額支払先口座および支払期日等が記載された請求書を作成し、精算装置2−Iの出力装置28から請求書を印刷して出力するとともに、前払い金額全額で支払われた支払金額の領収書を印刷して出力する。
売り手は、請求書と領収書と購入された1個または複数の商品とを買い手に渡す。買い手は、請求書と領収書と購入した1個または複数の商品とを受領する。
「7.取引結果の報告(図6のS614〜S615)」
決算手段211は支払期日を取引の終了として、買い手との「商品先渡しの取引金額後払い」の取引結果を取引管理サーバ3の取引管理手段311に報告する。取引管理手段311は買い手情報データベース331を更新する。
また、図示しないが、精算装置2−Iはネットワーク5を介して銀行端末等に接続されており、買い手により不足分の支払いが行われると、銀行端末等はその旨を精算装置2−Iに通知する。なお、買い手が不足分の支払いを行う端末は銀行端末に限定されるものではない。
なお、本実施の形態では、支払期日を取引の終了として、決算手段211が取引結果を取引管理手段311に報告する構成としたが、銀行端末等から支払完了の報告を受ける毎に取引管理手段311に報告する構成としても良い。
また、本実施の形態は、支払い期日が過ぎた未納取引がない場合にのみ、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引を行う構成としたが、買い手の希望に応じて無条件に「商品先渡しの取引金額後払い」の取引を行うようにしても良い。
また、本実施の形態は、購入商品とともに請求書および領収書を買い手に手渡す構成であるが、メール等を用いて買い手に請求書および領収書を送る構成にしても良い。
また、取引管理サーバ3は、表示手段34および出力手段37を持たない構成であっても良い。
このように、本発明の第1の実施の形態には、生体認証を伴う前払い取引を行うとともに前払金で全額支払い不可の場合に買い手が取引方法を選択する構成としたため、売り手に対してクレジットカードを所有できない買い手の信用保証を容易に行えるとともに、前払いできない不足分に対しては後払いを行う取引(「商品先渡しの取引金額後払い」の取引)を行うことも可能になるという効果がある。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引が行われた場合、買い手の不具合取引(例えば、商品交換、返金、不当クレーム、不当要求、支払遅延、未払いおよび買い手の行方不明等を伴った取引である。)により売り手に損失が生じる可能性がある。第2の実施の形態では、以下で説明するように、前払いできない不足分に対して後払いを行う取引(商品先渡しの取引金額後払いの取引)が行われた場合に売り手に生じた損失を補償することを可能としている。
第2の実施の形態における取引精算システム6の構成は第1の実施の形態と同様であるためその説明は省略する(図1)。また、前払い入金装置4の構成も第1の実施の形態と同様であるためその説明は省略する(図4)。また、前払い金の入金動作も第1の実施の形態と同様であるためその説明は省略する(図5)。
図7は、第2の実施形態における精算装置2−Iの構成を示すブロック図である。
第2の実施形態における精算装置2−Iは、制御手段21が取引判断手段212を有する点、および、記憶手段23が取引データベース(DB)232を有する点のみが第1の実施の形態における精算装置と異なる。
取引判断手段212は、取引方法として「商品先渡しの取引金額後払い」を許可するか否かを判断する。
取引データベース(DB)232には、「商品先渡しの取引金額後払い」として許可された取引の情報が記憶されている。例えば、取引管理番号、商品識別番号、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日および買い手の個人情報(買い手の識別番号、郵便番号、住所および氏名)を含む取引管理情報が格納されている。
図8は第2の実施形態における取引管理サーバ3の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態における取引管理サーバ3は、第1の実施の形態のように買い手の前払い金の入金/出金の管理、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引の運用管理を行うだけでなく、買い手の不具合取引によって生じた未払い等による売り手の損失を上限補償金額範囲内で補償する。すなわち、売り手に損失が生じた場合、取引管理サーバ3は店舗に対して上限補償金額内で補償金を支払う。構成としては、制御手段31が取引判断手段312を有する点と買い手の取引履歴情報の内容とが第1の実施の形態とは異なる。
取引判断手段312は、「商品先渡し取引金額後払い」の取引を許可するか否かを判断する。
買い手の取引履歴情報は買い手と店舗1−Iとの間の「商品先渡しの取引金額後払い」の取引結果を示す情報である。取引管理手段311は、精算装置2−Iから「商品先渡しの取引金額後払い」の取引結果を受信すると、その取引結果を反映するよう買い手情報データベース331の取引履歴情報を更新する。
買い手の取引履歴情報には買い手の「商品先渡しの取引金額後払い」の取引評価情報が含まれる。
図9に取引履歴情報の一例を示す。
取引履歴情報は、取引毎に、取引日、店舗名、精算装置2−Iのアドレス、取引金額、取引結果、不具合レベル、格付けポイントおよび累積格付けポイントの情報を有する。累積格付けポイントは、取引毎の格付けポイントにより加減算される。
取引結果は、正常取引、不当要求、不当クレーム、商品交換、返金、支払遅延、未払いおよび買い手の行方不明のいずれかから選択される。取引結果の不具合のレベルに応じて不具合レベルは0から5に分類される。重大な不具合の取引結果の場合には、不具合レベルが大きくなり、マイナス値の大きい格付けポイントとなる。なお、本実施の形態では不具合レベルの分類を5段階としたが、これに限定されるものではない。また、取引履歴情報の項目もこの例に限定されるものではない。
図10に、取引結果と不具合レベルと格付けポイントとの対応表の一例を示す。この対応表は取引データベース332に格納されている。正常取引では格付けポイントが+1点であり、+1点が図4の取引履歴情報の累積格付けポイントに加算される。未払いまたは買い手が行方不明の場合は重大な不具合として最大不具合レベルの5となる。また、この場合、格付けポイントは−4点であり、4点が図4の取引履歴情報の累積格付けポイントから減算される。なお、対応表の項目、レベルや格付けポイントの分類についてはこの例に限定されるものではない。
図11に、買い手の取引評価情報の一例を示す。
買い手の取引評価情報は、買い手毎の、総取引件数、正常取引件数、正常取引率、不具合取引件数、累積格付けポイントおよびそれぞれの不具合レベルの1年間の不具合総件数からなる。正常取引率は、総取引件数に対する正常取引件数の割合である。不具合取引は正常取引以外の取引であり、具体的には、商品交換、返金、不当クレーム、不当要求、支払遅延、未払いおよび買い手の行方不明等を伴った取引である。不具合取引件数は、不具合取引の総数である。なお、この例では、不具合取引件数のカウント期間を1年としているがこれに限定されるものではない。また、買い手の評価情報の項目等についてもこの例に限定されるものではない。
図12を用いて、取引精算システム6における全体の処理動作について説明する。
「取引金額の決定(S1201)」から「商品先渡しの取引金額後払いの選択(S1208)」までは第1の実施の形態における図6のS601〜S608と同様であるため、その説明は省略する。S1209以降について以下に説明する。
取引方法として「商品先渡しの取引金額後払い」が選択されると、精算装置2−Iは取引管理サーバ3に補償金額の問い合わせを行う(S1209)。取引管理サーバ3は、問い合わせを受けると、補償金により全額補償が可能か否かを判断する(S1210)。全額補償可の場合には、取引管理サーバ3はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iは「商品先渡しの取引金額後払い」の取引(前払いできない不足分に対しては後払いを行う取引)を許可する(S1213)。一方、補償金により全額補償不可(すなわち、無保証金が発生する)と判断されると、取引管理サーバ3はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iは取引を中止する(S1211)。
「商品先渡しの取引金額後払い」の取引が許可されると(S1212)、精算装置2−Iは前払金による決済を行うとともに、不足分については後払いの取引を行う(S1013)。精算装置2−Iは請求書の発行を行う(S1214)。その後、精算装置2−Iは取引結果を取引管理サーバ3に報告する(S1215)。取引管理サーバ3は、買い手による未払いがあれば補償金による補償を行う(S1216、S1217)。
以下、図12の各ステップにおける詳細な動作について説明する。S1201〜S1208は第1の実施の形態におけるS601〜S608と同様であるため、その説明は省略する。
「6.不足金額を後払い(図12のS1209)」
精算装置2−Iの決算手段211は、買い手と店舗1−Iとの間の「商品先渡しの取引金額後払い」の取引において、買い手の不具合取引等により売り手の店舗1−Iに損失が生じた場合に、売り手の店舗1−Iに取引管理サーバ3が補償する金額(以降、補償金額)を、取引管理サーバ3に問い合わせる。
「7.補償金額/無保証金額の決定(図12のS1210〜S1211)」
取引管理サーバ3の取引管理手段311は、生体情報をキーにして、買い手情報データベース331を検索し、生体情報に関連付けられた、買い手の取引履歴情報および買い手の個人情報を出力する。
取引管理手段311は取引管理番号および買い手の取引履歴情報を取引判断手段312に送信する。
取引判断手段312は、最初に、取引管理手段311が補償する上限の補償金額(以降、上限補償金額)の決定を行う。
上限補償金額の決定には買い手の取引履歴情報を用いる。上限補償金額は、正常取引率の基準値と不具合レベルの不具合総件数(1年間分)の基準値との両方を満たすように設定される。
図16に、正常取引率の基準値および不具合レベルの不具合総件数(1年間分)の基準値の設定情報を示す。この設定情報は、取引管理装置31の運用者により予め設定され、取引データベース332に記憶されている。
正常取引率の基準値は、上限補償金額の上昇に応じて高くなるよう設定されている。例えば、上限補償金額が1000円では、正常取引率の基準値は40%であるが、上限補償金額が3000円では、正常取引率の基準値は60%に、設定されている。
一方、不具合レベルの不具合総件数(1年間分)の基準値は、上限補償金額の上昇に応じて低くなるよう設定されている。例えば、上限補償金額が1000円では、不具合レベル1の不具合総件数の基準値は20件に設定され、上限補償金額が3000円では、不具合レベル1の不具合総件数の基準値は15件に設定されている。
また、同じ上限補償金額でも、不具合のレベルが上昇する程、不具合総件数の基準値は低く設定されている。例えば、上限補償金額が1000円では、不具合レベル1の不具合総件数の基準値は20件に設定されているが、不具合レベル2の不具合総件数の基準値は5件に設定されている。なお、設定情報の内容はこの例に限定されるものではない。
図11の買い手の取引評価情報を用いて上限補償金額の設定方法について説明する。図11の例では、正常取引率が63%、不具合レベル1、2および4の不具合総件数がそれぞれ1件、並びに不具合レベル2および5の不具合総件数がそれぞれ0件であるため、これらの値は、上限補償金額が3000円となる基準値を満たしている。したがって、この場合、取引判断装置32は上限補償金額を3000円と決定する。
取引判断手段312は、不足金額から上限補償金額を差し引いた無補償金額を算出する
(不足金額−上限補償金額=無補償金額 )。 取引判断手段312は、無補償金額が負の値になった場合は、不足金額以上の金額が補償されていると判断して、不足金額を補償金額とする。
一方、取引判断手段312は、無補償金額が正の値になった場合は、上限補償金額を補償金額とし、無補償金額を店舗1−Iの負担とする。
取引判断手段312は、取引管理番号と補償金額、または、取引管理番号と補償金額と無補償金額を、取引管理手段311に送信する。取引管理手段311は、取引管理番号と補償金額、または、取引管理番号と補償金額と無補償金額を、精算装置2−Iに送信する。
精算装置2−Iの精算手段211は、取引管理サーバ3から取引管理番号と補償金額と無補償金額を受信した場合は、不足金額は一部補償されるが無補償金額は売り手の店舗1−Iの損失になると判断し、買い手との取引を中止する。決算手段211は、取引が中止になった旨を表示手段24に表示し、買い手との取引を終了する。
「8.不足金額が全額補償/前払い金額による支払い(図12のS1212〜S1213)」
精算手段211は、取引管理番号と補償金額とを受信した場合は、不足金額が補償金額で全額補償されていると判断して、買い手との「商品先渡しの取引金額後払い」の取引(前払いできない不足分に対しては後払いを行う取引)を許可し、その取引を行う。
精算装置2−Iの決算手段211は、前払い金全額を支払い金額、補償金額を後払い金額として決済し、商品先渡し及び取引金額の後払いの取引を許可したこと及び取引金額、支払い金額、前払い金残高、後払い金額を表示装置44に表示する。決算手段211は取引管理番号と支払金額とを取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信する。
取引管理サーバ3の取引管理装置31は、支払金額を受信すると、前払い金額と支払金額との差分を買い手の新たな前払い金額とするように、買い手の生体情報に関連付けられた買い手の前払い金額を更新する。
「9.補償金額分の請求書発行(図12のS1214)」
精算装置2−Iの決算手段211は、買い手の個人情報(郵便番号、住所および氏名)を利用して買い手の氏名を請求先として、また、後払い金額を請求金額として、請求先、請求金額、請求金額支払先口座および支払期日等が記載された請求書を作成し、精算装置2−Iの出力装置28から請求書を印刷して出力するとともに、前払い金額全額で支払われた支払金額の領収書を印刷して出力する。
決算手段211は買い手の個人情報(郵便番号、住所および氏名)を利用して商品と共に買い手に請求書と領収書とを発送する。
決算手段211は取引管理番号、商品識別番号、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日および買い手の個人情報(買い手の識別番号、郵便番号、住所および氏名)を取引管理情報として取引データベース232に記憶する。
「10.取引結果の報告(図12のS1215〜S1217)」
決算手段211は支払期日を取引の終了として、買い手との「商品先渡しの取引金額後払い」の取引結果を取引管理サーバ3の取引管理手段311に報告する。買い手からの不当クレーム、未払い等は、買い手の取引履歴に不具合取引として記憶される。
決算手段211は、支払期日までに請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金があった場合は、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引が正常取引であったことを取引結果として、取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信する。送信されるこの取引結果の情報には、取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、前払い金額、補償金額および取引結果が含まれる。
決算手段211は、支払期日までに請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金が無い場合は、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引が未払いによる不具合取引であることを取引結果として、取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信する。送信されるこの取引結果の情報には、取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、前払い金額、補償金額および取引結果が含まれる。
取引管理手段311は、未払いの取引結果を受信すると、取引管理番号から、先に決定した補償金額を抽出する。取引管理手段311は、店舗1−Iに対し補償金額分の補償を行う。そして、取引管理手段311は、精算装置2−Iから受信した買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、前払い金額、補償金額および取引結果)から、不具合レベル、格付けポイントおよび累積格付けポイントを出力し、買い手情報データベース34の取引履歴に追加記憶する。
このように、本発明の第2の実施形態では、第1の実施の形態の構成に加えて、取引管理サーバ3が全額補償可能である「商品先渡しの取引金額後払い」の取引(前払いできない不足分に対しては後払いを行う取引)のみを許可する構成としたため、クレジットカードを所有できない買い手の売り手に対する信用保証が容易に行えるとともに、「商品先渡しの取引金額後払い」の取引が行われた際に売り手に損失が生じた場合にもそれを補償することができるという効果がある。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態は、ネットワーク5上に開設された仮想店舗のWebページで商品購入を行う場合にも適用可能である。第3の実施の形態では、第1の実施の形態の応用例として、買い手がネットワーク5上に開設された仮想店舗のWebページで商品購入を行う場合について説明する。
図13に、第3の実施の形態における取引精算システムを示す。
本実施の形態はネットワーク5上に端末7が接続されている点のみが第1の実施の形態と異なる。
図14は端末7の構成を示すブロック図である。
端末7は、制御手段71と入力手段72と記憶手段73と表示手段74と通信手段75と生体情報入力手段76とから構成される。買い手の生体情報(指紋)の入力は、端末7の生体情報入力手段76を利用して行われる。精算装置2−Iから買い手への問い合わせは、端末7の表示装置74を利用して行われる。また、買い手の返答は、端末7の入力手段72を利用して行われる。なお、本実施の形態では、指紋を生体情報として説明するが、これに限定されなるものではない。
精算装置2−I、取引管理サーバ3および前払い入金装置4の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する(図2、図3および図4)。また、前払い金の入金動作も第1の実施の形態と同様であるためその説明は省略する(図5)。
次に、図15を用いて、取引精算システム6における全体の処理動作について説明する。
買い手が仮想店舗のWebページ上で購入手続きを行うと(S1501)、精算装置2−Iが取引金額の決定を行う(S1502)。その後、端末7の表示手段73で支払方法として前払い金額による支払いが選択されるとともに生体情報の入力が行われると(S1503)、端末7はその旨を精算装置2−Iに通知する。精算装置2−Iは取引管理サーバ3へ前払い金の問い合わせを行い(S1504)、取引管理サーバ3は前払い金額情報の抽出を行う(S1505)。
精算装置2−Iは、前払金額情報の抽出結果を受け取ると、前払金により全額前払いが可能か否か判断する(S1506)。前払金で全額支払い可と判断された場合、精算装置2−Iは、前払金で決済を行うとともにその旨を取引管理サーバ3へ通知する(S1507)。そして、取引管理サーバ3は買い手情報データベース331を更新する(S1509)。一方、前払いで全額支払い不可と判断された場合、精算装置2−Iは不足金額を算出して端末7に通知し、端末7は不足金額および取引方法を表示する(S1508)。支払方法として「商品先渡しの取引金額後払い」が選択されると(S1510)、取引管理サーバ3は支払期限日を過ぎた未納取引があるか否かを判断する(S1511)。支払期限日を過ぎた未納取引がある場合には、取引管理サーバ3はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iは取引を中止する(S1512)。一方、支払期限日を過ぎた未納取引がない場合には、取引管理サーバ3はその旨を精算装置2−Iに通知し、精算装置2−Iは「商品先渡し取引金額後払い」の取引(前払いできない不足分に対しては後払いを行う取引)を許可する(S1513)。精算装置2−Iは前払金による決済を行うとともに、不足分については後払いの取引を行い(S1514)、請求書を発行する(S1515)。買い手により不足分の後払いが行われると、精算装置2−Iは取引管理サーバ3に報告し(S1516)、取引管理サーバ3は買い手情報データベース331を更新する(S1517)。
以下、図15の各ステップにおける詳細な動作について説明する。
「1.取引金額の決定/前払い金による支払いの選択(図15のS1501〜S1504)」
端末7を用いてWebページ上で購入手続きが行われる点、端末7の表示手段73で前払い金による支払方法の選択が行われる点、および端末7の生体情報入力手段76で生体情報(指紋)の入力が行われる点のみが第1の実施の形態(図6のS601〜602)と異なる。精算装置2−Iの決算手段211は、前払い金による支払いの取引方法の選択信号を、端末7から受信すると、この取引を管理するために数字または英数字からなる取引管理番号を生成し、前払い金額による支払いの取引を開始する。
決算手段211は、端末7の表示手段74に、買い手に生体情報の入力を指示する。端末7の表示手段74は生体情報の入力画面を表示する。買い手は、生体情報入力手段76から生体情報として自身の指紋を入力し、精算装置2−Iに送信する。精算装置2−Iは、取引管理番号および買い手の生体情報を、ネットワーク5を介して取引管理サーバ3の取引管理手段311に送信し、買い手の前払い金額を問い合わせる。
その他は第1の実施の形態と同様であるため説明は省略する。
「2.前払い金額情報の抽出(図15のS1505)」
第1の実施の形態(図6のS603)と同様であるため、説明は省略する。
「3.前払い金による支払いを許可するか否かの判断(図15のS1506〜S1508)」
前払い金による全額支払い不可能と判断された場合に、決算手段211が、前払い金残高を不足金額として、前払い金額、取引金額および不足金額を端末7に通知し、端末7の表示手段74がそれを表示するとともに、不足金額を精算するための複数の取引方法(「商品先渡しの取引金額後払い」、「現金払い」、「クレジットカード払い」、および「取引の中止」等)を表示する点のみが第1の実施の形態(S604〜S606)と異なる。その他については第1の実施の形態と同様である。
「4.買い手情報データベース331の更新(図15のS1509)」
第1の実施の形態(図6のS607)と同様であるため、説明は省略する。
「5.不足金額を後払い(図15のS1510〜S1514)」
端末7の表示手段74において、取引方法として「商品先渡しの取引金額後払い」が選択され、その旨が取引管理サーバ3に通知される点以外は第1の実施の形態(図6のS608〜S612)と同様であるため、説明は省略する。
「6.不足分の請求書発行(図15のS1515)」
第1の実施の形態(図6のS613)と同様であるため、説明は省略する。
「7.取引結果の報告(図15のS1516〜S1517)」
第1の実施の形態(図6S614〜S615)と同様であるため、説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態も、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、ネットワーク5上に開設された仮想店舗のWebページで商品購入を行う場合にも適用可能である。第4の実施の形態では、第2の実施の形態の応用例として、買い手がネットワーク5上に開設された仮想店舗のWebページで商品購入を行う場合について説明する。
本実施の形態における取引精算システム6は第3の実施の形態と同様であるため、説明は省略する。また、精算装置2−I、取引管理サーバ3および前払い入金装置4の構成は第2の実施の形態と同様であるため、説明は省略する(図7、図8および図4)。
本実施の形態における取引精算システム6の処理動作は、第2の実施の形態と第3の実施の形態との組み合わせである。具体的には、本実施の形態は、図15のS1501〜S1510と図12のS1209〜S1217との組み合わせである。本実施の形態では、「商品先渡しの取引金額後払い」の選択(図12のS1213)が端末7の表示手段74で行われる点のみが上記組み合わせと異なるが、その他については上記組み合わせと同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施の形態も、第2の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、本発明の第1〜4の実施の形態では、取引管理サーバ3が買い手情報データベース331(買い手の生体情報、買い手の取引履歴情報、買い手の前払い金額情報および買い手の個人情報等)と取引データベース332(取引結果と不具合レベルと格付けポイントとの対応表)とを持つ構成であったが、これらの情報を精算装置2−Iが持つ構成にしても良い。この場合、第1〜4の実施の形態において取引管理サーバが行っていた処理(補償金の支払いは除く)を精算装置2−Iが行うようにすれば良い。補償金の支払いに関しては、精算装置2−Iが、補償金の支払いが必要である旨を予め契約を結んでいる機関等に通知し、精算装置2−Iがその機関等に補償金の支払いを行わせるようにすれば良い。
本発明の第1および第2の実施の形態における取引精算システムを示すブロック図である。 本発明の第1および第2の実施の形態における精算装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1および第2の実施の形態における取引管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明における前払い入金装置の構成を示すブロック図である。 本発明における前払い金の入金動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1および第3の実施形態における取引精算システムの処理動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2および第4の実施形態における精算装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2および第4の実施形態における取引管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明における取引履歴情報の一例を示す図である。 本発明における取引結果と不具合レベルと格付けポイントとの対応表の一例を示す図である。 本発明における買い手の取引評価情報の一例を示す図である。 本発明の第2および第4の実施形態における取引精算システムの処理動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3および第4の実施の形態における取引精算システムを示す図である。 本発明の第3および第4の実施の形態における端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第3および第4の実施形態における取引精算システムの処理動作を示すタイミングチャートである。 本発明における設定情報を示す図である。
符号の説明
1−1〜1−3 店舗
2−1〜2−3 精算装置
21 制御手段
211 決算手段
212 取引判断手段
22 入力手段
23 記憶手段
231 商品データベース(DB)
232 取引データベース(DB)
24 表示手段
25 通信手段
26 生体情報読取手段
27 商品情報読取手段
3 取引管理サーバ
31 制御手段
311 取引管理手段
312 取引判断手段
32 入力手段
33 記憶手段
331 買い手情報データベース(DB)
332 取引データベース(DB)
34 表示手段
35 通信手段
36 生体情報読取手段
37 出力手段
4 前払い入金装置
41 生体情報入力手段
42 表示手段
43 入金手段
44 制御手段
45 通信手段
5 ネットワーク
6 取引精算システム
7 端末
71 制御手段
72 入力手段
73 記憶手段
74 表示手段
75 通信手段
76 生体情報入力手段

Claims (36)

  1. 買い手の前払い金を管理する前払い入金装置と、
    入金済みの前払い金額情報と前記買い手の生体情報とを関連づけて格納した記憶手段を有する取引管理サーバと、
    取引金額の情報および前記買い手の生体情報を受け取ると、前記取引管理サーバにアクセスして当該買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および前記取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する精算装置と、
    を備えたことを特徴とする取引精算システム。
  2. 前記許可条件には、支払期日を過ぎた未納取引がないという条件が含まれることを特徴とする請求項1記載の取引精算システム。
  3. 前記精算装置は、前払金による全額支払い不可と判断すると、前記取引管理サーバに取引保証に関する問い合わせを行い、
    前記許可条件には、前記問い合わせに応答して前記取引管理サーバから前記不足金額の補償が可能である旨の通知を受けるという条件が含まれることを特徴とする請求項1または2記載の取引精算システム。
  4. 前記許可条件には、前記問い合わせに応答して前記取引管理サーバから前記不足金額の全額補償が可能である旨の通知を受けるという条件が含まれることを特徴とする請求項3記載の取引精算システム。
  5. 前記取引管理サーバは、
    前記買い手の取引履歴情報が格納された記憶手段と、
    前記買い手の取引履歴情報に基づいて前記取引補償を行う上限補償金額を決定し、当該上限補償金額と前記不足金額とに基づいて前記不足金額の補償が可能か否かを判断する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3または4記載の取引精算システム。
  6. 前記買い手の取引履歴情報には、正常取引率の基準値と不具合レベル毎の不具合件数の基準値と前記買い手の生体情報とに対応づけされた前記上限補償金額の情報が含まれることを特徴とする請求項5記載の取引精算システム。
  7. 支払期日を過ぎても前記不足金額が未納の場合、前記取引管理サーバは、前記不足金額を補償するための処理を行うことを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の取引精算システム。
  8. 前記入金装置は、前記買い手の生体情報が入力されると、前記買い手の前払い金額情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の取引精算システム。
  9. 取引管理サーバに接続された精算装置において、
    制御手段と、
    生体情報読取手段と、
    を備え、
    前記生体情報読取手段が取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取ると、前記制御手段は、前記買い手の生体情報に基づいて前記取引管理サーバから買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および前記取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始することを特徴とする精算装置。
  10. 前記許可条件には、支払期日を過ぎた未納取引がないという条件が含まれることを特徴とする請求項9記載の精算装置。
  11. 前記許可条件には、前記不足金額の補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項9または10記載の精算装置。
  12. 前記許可条件には、前記不足金額の全額補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項11記載の精算装置。
  13. 買い手の取引履歴情報が格納された記憶手段と、
    前記買い手の取引履歴情報に基づいて前記取引補償を行う上限補償金額を決定し、当該上限補償金額と前記不足金額とに基づいて前記不足金額の補償が可能か否かを判断する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする取引管理サーバ。
  14. 前記制御手段が、前記上限補償金額と前記不足金額とに基づいて、前記不足金額の全額補償が可能か否かを判断することを特徴とする請求項13記載の取引管理サーバ。
  15. 前記買い手の取引履歴情報には、正常取引率の基準値と不具合レベル毎の不具合件数の基準値と前記買い手の生体情報とに対応づけされた前記上限補償金額の情報が含まれることを特徴とする請求項13または14記載の取引管理サーバ。
  16. 精算装置における取引精算方法において、
    取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取る受信ステップと、
    前記買い手の生体情報に基づいて前記買い手の入金済みの前払い金額情報を取得する取得ステップと、
    前記前払い金額情報および前記取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行う判断ステップと、
    前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する取引ステップとを有することを特徴とする取引精算方法。
  17. 前記許可条件には、支払期日を過ぎた未納取引がないという条件が含まれることを特徴とする請求項16記載の取引精算方法。
  18. 前記許可条件には、前記不足金額の補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項16または17記載の取引精算方法。
  19. 前記許可条件には、前記不足金額の全額補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項18記載の取引精算方法。
  20. 前記判断ステップにおいて、買い手の取引履歴情報に基づいて前記取引補償を行う上限補償金額を決定し、前記上限補償金額と前記不足金額とに基づいて前記不足金額の補償が可能か否かを判断することを特徴とする請求項18あるいは19記載の取引精算方法。
  21. 前記買い手の取引履歴情報には、正常取引率の基準値と不具合レベル毎の不具合件数の基準値と前記買い手の生体情報とに対応づけされた前記上限補償金額の情報が含まれることを特徴とする請求項20記載の取引精算方法。
  22. さらに、前記不足金額が未納の場合に前記不足金額を補償するための処理を行う補償ステップを有することを特徴とする請求項18ないし21のいずれかに記載の取引精算方法。
  23. コンピュータに、
    入力手段から取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取る受信ステップと、
    前記買い手の生体情報に基づいて買い手の入金済みの前払い金額情報を記憶手段から取得する取得ステップと、
    前記前払い金額情報および前記取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行う判断ステップと、
    前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する取引ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  24. 前記許可条件には、支払期日を過ぎた未納取引がないという条件が含まれることを特徴とする請求項23記載のプログラム。
  25. 前記許可条件には、前記不足金額の補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項23または24記載のプログラム。
  26. 前記許可条件には、前記不足金額の全額補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項25記載のプログラム。
  27. コンピュータに、
    記憶手段に記憶された買い手の取引履歴情報に基づいて取引補償を行う上限補償金額を決定する決定ステップと、
    前記上限補償金額と前払い取引の不足金額とに基づいて、前記不足金額の補償が可能か否かを判断する判断ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  28. 前記判断ステップにおいて、前記上限補償金額と前記不足金額とに基づいて、前記不足金額の全額補償が可能か否かを判断することを特徴とする請求項27記載のプログラム。
  29. 前記買い手の取引履歴情報には、正常取引率の基準値と不具合レベル毎の不具合件数の基準値と前記買い手の生体情報とに対応づけされた前記上限補償金額の情報が含まれることを特徴とする請求項27または28記載のプログラム。
  30. 買い手の前払い金を管理する前払い入金装置と、
    取引金額の情報および買い手の生体情報を受け取ると、前記買い手の生体情報に基づいて当該買い手の入金済みの前払い金額情報を取得し、該前払い金額情報および前記取引金額の情報に基づいて前払いの可否判断を行い、前払い金による全額支払い不可と判断した場合、無条件にまたは所定の許可条件を満たしたときに、不足金額に対する後払い取引を伴う前払い取引を開始する精算装置と、
    を備えたことを特徴とする取引精算システム。
  31. 前記許可条件には、支払期日を過ぎた未納取引がないという条件が含まれることを特徴とする請求項30記載の取引精算システム。
  32. 前記許可条件には、前記不足金額の補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項30または31記載の取引精算システム。
  33. 前記許可条件には、前記不足金額の全額補償が可能であるという条件が含まれることを特徴とする請求項32記載の取引精算システム。
  34. 前記精算装置は、
    前記買い手の取引履歴情報が格納された記憶手段と、
    前記買い手の取引履歴情報に基づいて前記取引補償を行う上限補償金額を決定し、当該上限補償金額と前記不足金額とに基づいて前記不足金額の補償が可能か否かを判断する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項32または33記載の取引精算システム。
  35. 前記買い手の取引履歴情報には、正常取引率の基準値と不具合レベル毎の不具合件数の基準値と前記買い手の生体情報とに対応づけされた前記上限補償金額の情報が含まれることを特徴とする請求項34記載の取引精算システム。
  36. 支払期日を過ぎても前記不足金額が未納の場合、前記精算装置は、前記不足金額を補償するための処理を行うことを特徴とする請求項32ないし35のいずれかに記載の取引精算システム。
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