JP2003296641A - カード利用管理方法、顧客カード処理装置、顧客カード、およびカード利用管理プログラム - Google Patents

カード利用管理方法、顧客カード処理装置、顧客カード、およびカード利用管理プログラム

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JP2003296641A
JP2003296641A JP2002095797A JP2002095797A JP2003296641A JP 2003296641 A JP2003296641 A JP 2003296641A JP 2002095797 A JP2002095797 A JP 2002095797A JP 2002095797 A JP2002095797 A JP 2002095797A JP 2003296641 A JP2003296641 A JP 2003296641A
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JP2002095797A
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Onori Adachi
大典 安立
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Fujitsu Social Science Labs Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の決済処理用カードなどの利用を管理す
るカード利用管理方法に関し、利用状況を考慮して決済
に用いるカードを自動的に決定し、カードの利用を総合
的に管理する。 【解決手段】 使用パターン読込部31は顧客カード2
から決済処理用カード(カード)の優先順位や利用限度
額などの使用パターン23を読み込み、利用履歴読込部
32はカードの利用額、利用累積額等の利用履歴24を
読み込む。カード利用処理部33は、優先順位、利用限
度額、利用額、利用累積額をもとにカードの情報をソー
トし、先頭からカードが取引に利用可能な否かを決定
し、利用可能であればクレジット取引処理部35へ処理
を依頼する。利用履歴更新部37は、処理結果をもとに
利用履歴24を更新して顧客カード2へ書き戻す。利用
結果通知部34は処理結果を顧客へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカー
ド、デビットカードなどの決済や預貯金口座のキャッシ
ュカードなどの決済処理用カードを管理するカード利用
管理方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、ユーザ
が任意に設定した決済処理用カードの利用順位や利用限
度額にしたがって、決済処理用カードの利用を管理する
カード利用管理方法と、当該方法を実現するカード利用
管理システムで用いる顧客カード処理装置と、顧客カー
ドと、カード利用管理方法をコンピュータで実現するた
めのカード利用管理プログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】物品の購入やサービスの提供についての
支払額を後日に決済するための決済処理カード(以下、
単にカードという)としてクレジットカードが広く利用
されている。また、支払額を発行銀行や発行郵便局の利
用者の預貯金口座(以下、銀行口座という)から直接出
金して即時決済するためのカードとしてデビットカード
も普及してきている。クレジットやデビットなど複数の
種類の決済取引を利用し、複数の信販会社や銀行が発行
するカードを一人で所持し利用することは一般的になっ
ている。
【0003】クレジットカードは、予め利用限度額が与
信され決済日が設定される。また、デビットカードは、
利用者の銀行口座残高の範囲内で利用額が決定される。
そのため、複数カードを所持する利用者は、カードを利
用した決済のたびに、所持するカードそれぞれの利用限
度額や決済日などを考慮して意識的に利用するカードを
選択しなければならない。
【0004】また、カードを利用した決済取引の状況
は、カードごとにそれぞれ別個に送付されてくる月次利
用明細書などにより個別にしか把握することができず、
カードの利用状況を総合的に管理する手法はなかった。
【0005】さらに、1枚のカードの利用限度額では支
払額に不足して決済取引が成立しないが、同じ利用者の
別のカードの利用限度額を合算することにより支払額を
上回る場合であっても、複数の種類の決済や複数のカー
ドを併用して決済取引を行なえないという不便が生じて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カード利用者は、カー
ドを用いた決済取引を行なう度に、所持するカードから
利用可能なカードを適切に選択しなければならない。そ
して、適切なカード選択の前提として、利用者は、所持
するカードの利用限度額だけでなく、カードの決済がど
のタイミングで行なわれるかという情報も把握して管理
していなければらない。
【0007】例えば、現在、残高が50,000円であ
る決済口座を持つ給与所得者が、100,000円の商
品を購入したいとする。デビットカードによる決済では
即時決済のために利用限度額が支払額に足りずに商品を
購入することができない。しかし、クレジットカードに
よる決済を利用すれば、クレジットの決済日が給与支払
日以降となり決済口座の残高が支払額を上回る予定であ
れば商品を購入することが可能である。
【0008】また、クレジットカードの利用限度額は、
他の会社が発行するカードやデビットの利用額などが考
慮されずにそれぞれ別個に設定される。そのため、カー
ドごとの利用限度額の範囲内で決済取引を行なっていて
も、決済口座の資金の流れによっては一時的な決済不能
を引き起こすおそれがある。
【0009】よって、カード利用者は、カード会社から
別々に送付される月次利用明細書などをもとに、すべて
のクレジットが決済可能となるように、決済口座の資金
の動きなどの利用者ごとの利用状況に応じて、利用する
すべてのカードの決済日や利用限度額を一括して管理を
する必要がある。
【0010】また、一人の利用者が利用する決済取引の
種類やカードの増加に伴って煩雑となるカード選択の労
力を軽減し、決済不能を生じないような適切なカード
や、柔軟な決済取引の組合せが容易に選択できるような
カード利用の管理が所望されている。
【0011】本発明の目的は、複数のカードを所持する
利用者ごとの利用状況に応じて任意に設定可能な決済日
と利用限度額とをもとに、カードの利用状況を判断し
て、利用するカードもしくはその組合せを自動的に選択
するカード利用管理システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、支払について即時決済もしくは後日決済
の取引または決済口座の入出金処理に用いる複数の決済
処理用カードの情報を記憶した顧客カードと、前記顧客
カードを処理する顧客カード処理装置により、前記決済
処理用カードの利用を管理するカード利用管理方法であ
って、前記顧客カードに記憶された、前記決済処理用カ
ードごとの決済日および利用限度額と、前記決済処理用
カード単位の利用優先順位とからなる使用パターンを読
み込む処理過程と、前記顧客カードに記憶された、前記
決済処理用カードを用いた取引処理もしくは入出金処理
の結果であって、前記決済処理用カードごとの取引日も
しくは処理日と利用額もしくは処理額と利用累積額とを
含む利用履歴を読み込む処理過程と、所定の取引に対し
て前記使用パターンおよび前記利用履歴をもとに前記決
済処理用カードごとに前記取引での利用の可否を判定
し、利用可能な決済処理用カードによる取引処理依頼を
生成する処理過程と、前記取引処理依頼による取引処理
もしくは入出金処理の結果をもとに前記利用履歴を更新
する処理過程とを備える。
【0013】また、本発明は、支払について即時決済も
しくは後日決済の取引または決済口座の入出金処理に用
いる複数の決済処理用カードの情報を記録する顧客カー
ドを処理する顧客カード処理装置であって、顧客カード
に記憶された、前記決済処理用カードごとの決済日およ
び利用限度額と、前記決済処理用カード単位の利用優先
順位とからなる使用パターンを読み込む使用パターン読
込手段と、顧客カードに記憶された、前記決済処理用カ
ードを用いた取引処理もしくは入出金処理の結果であっ
て、前記決済処理用カードごとの取引日もしくは処理日
と利用額もしくは処理額と利用累積額とを含む利用履歴
を読み込む利用履歴読込手段と、所定の取引に対して前
記使用パターンおよび前記利用履歴をもとに前記決済処
理用カードごとに前記取引での利用の可否を判定し、利
用可能な決済処理用カードによる取引処理依頼を生成す
るカード利用処理手段と、前記取引処理依頼により取引
処理もしくは入出金処理の結果をもとに前記利用履歴を
更新する利用履歴更新手段とを備える。
【0014】また、本発明は、支払について即時決済も
しくは後日決済の取引または決済口座の入出金処理に用
いる複数の決済処理用カードの情報を記録する顧客カー
ドであって、少なくとも、決済処理用カードごとの決済
日および利用限度額と、前記決済処理用カードの利用優
先順位とからなる使用パターンを記憶するものである。
【0015】また、本発明は、支払について即時決済も
しくは後日決済の取引または決済口座の入出金処理に用
いる複数の決済処理用カードの情報を記憶した顧客カー
ドと、前記顧客カードを処理する顧客カード処理装置に
より、前記決済処理用カードの利用を管理するカード利
用管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムであって、前記顧客カードに記憶された、前記決済処
理用カードごとの決済日および利用限度額と、前記決済
処理用カード単位の利用優先順位とからなる使用パター
ンを読み込む処理と、前記顧客カードに記憶された、前
記決済処理用カードを用いた取引処理もしくは入出金処
理の結果であって、前記決済処理用カードごとの取引日
もしくは処理日と利用額もしくは処理額と利用累積額と
を含む利用履歴を読み込む処理と、所定の取引に対して
前記使用パターンおよび前記利用履歴をもとに前記決済
処理用カードごとに前記取引での利用の可否を判定し、
利用可能な決済処理用カードによる取引処理依頼を生成
する処理と、前記取引処理依頼による取引処理もしくは
入出金処理の結果をもとに前記利用履歴を更新する処理
とをコンピュータに実行させるものである。
【0016】本発明は、顧客カード処理装置において、
予め顧客カードに記憶された例えばクレジットカードや
デビットカードなどの決済処理用カードごとの決済日お
よび利用限度額と決済処理用カード単位の利用優先順位
とからなる使用パターンと、決済処理用カードを用いた
取引処理もしくは入出金処理の結果であって、決済処理
用カードごとの取引日もしくは処理日と利用額もしくは
処理額と利用累積額とを含む利用履歴とを読み込み、所
定の取引に対して使用パターンの決済処理用カードの優
先順位と、利用限度額および利用額から算出した利用可
能な額とをもとに、決済処理用カードを利用順序にソー
トして、最も優先度の高い決済処理用カードから順に前
記取引での利用の可否を判定し、利用可能と判定した決
済処理用カードごとの取引処理依頼を生成し、従来から
の決済取引処理を依頼する。その後、取引処理の結果を
もとに利用履歴を更新し、顧客カードに書き戻す。
【0017】顧客は、任意に設定した決済処理用カード
の優先順位と利用限度額を設定登録し、また、決済処理
用カードの利用履歴を記憶した顧客カードを携帯し、店
舗に設置された顧客カード処理装置が、顧客カードに記
憶された情報を読み込むことにより、顧客が任意に設定
した利用の優先順位と利用限度額とに従って自動的に決
済処理用カードを選択して取引を行なうことができる。
【0018】その際、顧客カード処理装置が取引処理の
結果で利用履歴を更新して顧客カードに戻すことによ
り、顧客は、決済処理用カードを利用した取引を一元的
に管理することができる。
【0019】本発明の各処理過程または機能または要素
は、コンピュータに実行させるためのプログラムにより
実現することが可能である。本発明を実行するプログラ
ムは、コンピュータが読み取り可能な、可搬媒体メモ
リ、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記録媒
体に格納することができ、これらの記録媒体に記録して
提供され、または、通信インタフェースを介して種々の
通信網を利用した送受信により提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を用いて説明する。
【0021】図1に、本発明にかかるカード利用管理シ
ステムの構成例を示す。カード利用管理システムは、顧
客の自宅等に設置される顧客端末1と、顧客が所持携行
する顧客カード2と、クレジット決済、デビット決済等
の決済取引が可能な店舗などに設定される店舗端末3と
から構成される。
【0022】顧客端末1は、顧客カード2に記憶された
データを読み出しもしくは顧客カード2へデータを書き
込む機構(図示しない)が設けられ、使用パターン設定
部11と利用履歴管理部12とを備える。
【0023】使用パターン設定部11は、顧客が所持す
る複数のカードについて、カードの種別単位もしくはカ
ード単位の使用順位や利用限度額などを設定した情報で
ある使用パターン23を生成する手段である。
【0024】使用パターン23は、顧客カード2の使用
パターン記憶部21に記憶される。図2に、使用パター
ン23の例を示す。使用パターン23は、使用パターン
基本情報231、カード種別優先度情報232、および
カード情報233からなる。
【0025】図2(A)に示す使用パターン基本情報2
31は、優先度パターン、利用者指定決済日および利用
者指定限度額の項目からなる。
【0026】優先度パターンには、カード利用の優先度
をカードの種別単位またはカード単位のいずれの単位と
するかが設定される。カード種別単位では、クレジッ
ト、デビット、eデビットなどのカードの決済取引の種
別内で優先度が設定される。カード単位では、利用者が
所持する全カード内での優先度が設定される。なお、e
デビットは電子取引専用の即時決済であり、実際のカー
ドが発行されない場合もある。
【0027】利用者指定決済日は、カードの利用累積額
をクリアする基準日であり、例えば給与支給日などの顧
客の資金が増加する日、実際の決済日などが設定され
る。決済管理上の単位期間を「月度」とし、カード決済
を利用した取引が生じた日(取引成立日)の直前の利用
者指定決済日から次の利用者指定決済日までの1か月間
を「当月度」とする。利用者指定限度額は、利用者が月
度単位で利用可能な限度額である。
【0028】図2(B)に示すカード種別優先度情報2
32は、カード種別、種別優先度、および種別利用限度
額の項目からなり、これらの各項目がカードの種類ごと
に設定される。
【0029】カード種別は、クレジット、デビット、キ
ャッシュ、eデビットなど決済に使用するカードの種類
である。種別優先度は、どのカード種別から利用するか
について、カード種別単位の優先順位を示す値である。
種別利用限度額は、カード種別が同一の全カードの利用
可能な限度額である。なお、カード種別優先度情報23
2は、使用パターン基本情報231の優先度パターンに
カード単位が設定された場合には不要である。
【0030】図2(C)に示すカード情報233は、カ
ード種別、カード詳細情報、優先順位(種別内)、優先
順位(全体)、カード利用限度額、および決済日の項目
からなり、これらの各項目がカードごとに設定される。
【0031】カード種別は、クレジット、デビット、キ
ャッシュ、eデビットなどのカードを利用する取引の種
類である。カード詳細情報は、カード番号、有効期限、
発行会社や発行銀行の情報などカードに関する詳細な情
報が設定される。
【0032】優先順位(種別内)は、同一カード種別内
での当該カードの優先順位を示す値である。優先順位
(全体)は、利用される全カード内での当該カードの優
先順位を示す値である。カード利用限度額は、当該カー
ド単独での月度の利用限度額である。決済日は、当該カ
ードの利用累積額をクリアする基準日である。決済日は
未設定でもよく、未設定の場合には一律に使用パターン
基本情報231の利用者指定決済日の値とする。
【0033】図3に、カードの優先度設定の一例を示
す。
【0034】顧客は、デビットカードであるAカード、
EカードおよびFカードと、クレジットカードであるB
カードおよびCカードと、eデビットカードであるDカ
ードを利用すると仮定する。
【0035】顧客端末1の使用パターン設定部11は、
表示装置(図示しない)に優先度パターンなど、必要な
項目の入力を促す画面を表示して、入力装置(図示しな
い)からの必要な入力情報を受け付け、使用パターン2
3に設定していく。
【0036】顧客は、図3(A)に示すように、デビッ
ト、クレジット、eデビットの順で支払に利用したいと
考えたとする。使用パターン設定部11は、使用パター
ン基本情報231の優先度パターン=カード種別単位と
設定し、さらに図3(A)に示すカード種別優先度にし
たがって、カード種別とその種別優先度、種別利用限度
額の情報をカードの種類分だけ設定したカード種別優先
度情報232を生成する。
【0037】さらに、顧客は、図3(B)に示すよう
に、カード種別単位の優先度の同一カード種別内でのカ
ード単位の優先度を設定したとする。使用パターン設定
部11は、図3(B)の順位にもとづいて、カード種
別、カード詳細情報、優先順位(種別内)、優先順位
(全体)、カード利用限度額、決済日をカードの分だけ
設定したカード情報233を生成する。この場合は、顧
客が任意に設定した種別優先度および同一種別内の優先
度にもとづきEカード、Fカード、Aカード、Cカー
ド、Bカード、Dカードの順でカードが利用されること
になる。
【0038】また、顧客が、図3(C)に示すように、
カード単位の優先度を設定した場合には、使用パターン
設定部11は、使用パターン基本情報231の優先度パ
ターン=カード単位と設定し、図3(C)の順位にもと
づいて、カード種別、カード詳細情報、優先順位(全
体)、カード利用限度額、決済日をカードの分だけ設定
したカード情報233を生成する。この場合には、全て
のカードでの優先度が設定され、Dカード、Bカード、
Cカード、Aカード、Fカード、Eカードの順で利用さ
れる。
【0039】利用履歴管理部12は、顧客が店舗端末3
でカードを利用して行なった取引の履歴情報である利用
履歴24を顧客カード2の利用履歴記憶部22から読み
出して記憶し管理する手段である。
【0040】図4に、利用履歴24の例を示す。利用履
歴24は、全体累積情報241と、カード種別利用累積
額情報242と、カード別利用累積額情報243と、利
用履歴情報244とからなる。
【0041】図4(A)に示す全体累積情報241は、
利用累積額(当月分)、利用累積額(翌月分)および最
終取引成立日の項目からなる。
【0042】利用累積額(当月分)は、当月度で利用さ
れたデビット決済などの即時決済取引のカードによる利
用累積額と、前月度に利用されたクレジット決済などの
後日(翌月)決済取引のカードによる利用累積額との合
計額である。なお、ATM(Automatic Teller Machin
e)による銀行口座からの出金額も利用累積額(当月
分)の合計に加算される。
【0043】利用累積額(翌月分)は、当月度に利用し
たクレジット取引などの翌月度内に決済予定の決済取引
のカードによる利用累積額である。
【0044】最終取引成立日は、店舗端末3のカード利
用処理部33により取引成立または不成立の処理がなさ
れた年月日である。
【0045】図4(B)のカード種別利用累積額情報2
42は、カード種別、種類別利用累積額の項目からな
り、これらの各項目がカードの種類ごとに設定される。
【0046】カード種別は、クレジット、キャッシュ、
eデビットなどのカードを用いた取引の種類であり、カ
ード情報233のカード種別にもとづいて設定される。
【0047】種別利用累積額は、月度における当該種別
の全カード利用額の累積額である。なお、カード種別利
用累積額情報242は、使用パターン基本情報231の
優先度パターン=カード単位の場合には生成されない。
【0048】図4(C)のカード別利用累積額情報24
3は、カード種別、カード情報、カード利用累積額の項
目からなり、これらの各項目がカードごとに設定され
る。
【0049】カード種別は、クレジット、キャッシュ、
eデビットなどのカードの種類である。カード詳細情報
は、カード番号、有効期限、発行会社などの情報がカー
ド情報233のカード種別情報にもとづいて設定され
る。カード利用累積額には、月度における当該カードの
利用額の累積額である。
【0050】図4(D)の利用履歴情報244には、利
用履歴件数と利用履歴詳細からなる。
【0051】利用履歴件数は、利用履歴情報244に記
録されている利用履歴詳細の件数である。
【0052】利用履歴詳細は、取引ごとの利用履歴の詳
細情報であり、利用年月日、利用時間、取引状況、支払
額、および利用カード枚数と、当該取引に利用したカー
ドごとの利用カード種別、利用カード詳細情報、および
利用額との項目からなる。
【0053】利用年月日は、取引不成立の場合を含め、
カード利用処理部33が取引にカードを利用した年月日
である。利用時間は、同様にカードを利用した時刻であ
る。
【0054】取引状況は、クレジット会社4または銀行
5との取引の成立/不成立、キャッシュカードによる出
金・振込などの取引形態、利用したカードが単数か複数
かなどのステータス情報である。また、取引不成立の場
合には、どの利用限度額(種別かカードか)に抵触した
か、もしくは全カードを利用しても支払額を満たさなか
ったかどうかなどの詳細な状況が記録される。また、キ
ャッシュカード取引の場合には、ATMなどを利用した
顧客口座51からの出金を伴う振込、振替、出金などの
取引形態が記憶される。
【0055】支払額は、当該取引での支払った金額もし
くは支払えなかった金額が、キャッシュカード取引の場
合には資金移動額が記録される。利用カード枚数は、取
引に利用したカード枚数であり、取引不成立の場合には
ゼロ(zero)が記録される。利用カード種別および
利用カード詳細情報には、カード情報233のカード種
別およびカード詳細情報がそれぞれ抽出されて記録され
る。利用額は、当該カードの利用額である。
【0056】顧客カード2は、使用パターン23を記憶
するメモリである使用パターン記憶部21と、利用履歴
24を記憶するメモリである利用履歴記憶部22とを備
えた携行可能な記憶媒体である。
【0057】店舗端末3は、使用パターン読込部31
と、利用履歴読込部32と、カード利用処理部33と、
利用結果通知部34と、クレジット取引処理部35と、
デビット取引処理部36と、利用履歴更新部37とを備
え、クレジット会社4もしくは銀行5とオンライン接続
が可能な端末である。
【0058】使用パターン読込部31は、顧客カード2
の使用パターン記憶部21に記憶された使用パターン2
3を読み込む手段である。利用履歴読込部32は、顧客
カード2の利用履歴記憶部22に記憶された利用履歴2
4を読み込む手段である。使用パターン読込部31およ
び利用履歴読込部32は、例えばカードリーダなどによ
り一体に実現されていてもよい。
【0059】カード利用処理部33は、使用パターン2
3および利用履歴24にもとづいて、店舗での支払いに
利用するカードの利用順序を決定し、当該利用順序にし
たがってカード決済取引をクレジット取引処理部35も
しくはデビット取引処理部36に依頼し、取引完了後に
当該利用にかかる情報を利用履歴更新部37へ送出する
手段である。
【0060】利用結果通知部34は、カード利用処理部
33での取引でのカードの利用結果を、顧客に帳票への
印字出力、表示画面への表示出力などにより通知する手
段である。
【0061】クレジット取引処理部35は、カード利用
処理部33が抽出したカード詳細情報をもとにクレジッ
ト会社4とクレジット取引処理を行う手段である。クレ
ジット会社4は、店舗端末3からクレジット取引要求を
受け付けると、顧客カード利用状況41で管理する顧客
の利用限度額や有効期限などを参照してクレジット取引
を承認する。
【0062】デビット取引処理部36は、カード利用処
理部33が抽出したカード詳細情報をもとに銀行5とデ
ビット取引処理を行う手段である。銀行5は、店舗端末
3からデビット取引要求を受け付けると、顧客口座51
の残高をチェックしてデビット取引を承認する。
【0063】利用履歴更新部37は、カード利用処理部
33での取引結果である当該カード利用にかかる情報を
受け取って利用履歴24を更新し、顧客カード2の利用
履歴記憶部22へ書き戻す手段である。
【0064】以下に、本システムの処理の流れを説明す
る。顧客端末1の使用パターン設定部11は、予め、顧
客の入力操作などによりカードを利用するために必要な
使用パターン23を生成し顧客カード2の使用パターン
記憶部21に記憶しておく。
【0065】図5に、店舗端末3の処理の流れの概要を
示す。顧客が商品購入やサービス提供の対価の支払にカ
ードを利用する場合に、店舗端末3には顧客カード2が
挿入される。
【0066】店舗端末3の使用パターン読込部31は、
顧客カード2の使用パターン記憶部21から使用パター
ン23を読み込み(ステップS1)、利用履歴読込部3
2は、顧客カード2の利用履歴記憶部22から利用履歴
24を読み込む(ステップS2)。カード利用処理部3
3は、読み込んだ使用パターン23のカード種別優先度
情報232およびカード情報233をもとに取引に利用
するカードの利用順序を確認して、利用順序にしたがっ
てカード情報233を並び替え、ソート済カード情報3
8を生成する(ステップS3)。カード利用処理部33
は、例えば使用パターン基本情報231の優先度パター
ンがカード種別単位であれば、カード種別優先度情報2
32およびカード情報233の優先順位(種別内)にし
たがってカード情報233を並び替えてソート済カード
情報38を生成する。また、使用パターン基本情報23
1の優先度パターンがカード単位であれば、カード情報
233の優先順位(全体)にしたがってカード情報23
3を並び替えてソート済カード情報38とする。
【0067】その後、カード利用処理部33は、ソート
済カード情報38をもとに、先頭のカード情報233か
ら順番に抽出し、当該カード情報233の利用限度額を
確認して利用可否を判定する(ステップS4)。例えば
優先度パターン=カード単位の場合には、別の抽出した
カード情報233のカード利用限度額とカード別利用累
積額情報243の当該カードのカード利用累積額とをも
とに、当該カードが利用(支払)可能かどうかを判定す
る。また、優先度パターン=カード種別の場合には、さ
らにカード種別優先度情報232の種別利用限度額とカ
ード種別利用累積額情報242の種別利用累積額とをも
とに、当該カードが利用(支払)可能かどうかを判定す
る。
【0068】そして、利用可能すなわち当該取引での利
用額を含めてもカード利用限度額および種別利用限度額
を超えないと判定した場合には(ステップS5)、当該
カードのカード情報233をもとにカード取引処理を行
う(ステップS6)。カード利用処理部33は、利用を
決定したカードでのクレジット取引やデビット取引など
をそれぞれの取引に対応する処理部に依頼する。当該カ
ード情報233のカード種別がクレジットであれば、カ
ード利用処理部33は、クレジット取引処理部35に取
引処理開始を依頼する。また、当該カード情報233の
カード種別がデビットであれば、デビット取引処理部3
6に取引処理開始を依頼する。クレジット取引処理部3
5またはデビット取引処理部36は、それぞれクレジッ
ト会社4もしくは銀行5にオンライン接続して従来と同
様に決済取引処理を行なう。
【0069】その後、カード利用処理部33は、クレジ
ット取引処理部35またはデビット取引処理部36から
取引成立/不成立などのステータス、カードの利用額な
どのデータをそれぞれ取得し、利用履歴更新部37へ送
出する。利用履歴更新部37は、取得したデータをもと
に利用履歴情報244の利用履歴詳細を生成し、利用履
歴件数を1加算して利用履歴24を更新する。また、カ
ード種別利用累積額情報242、カード別利用累積額情
報243、および全体累積情報241を更新する。そし
て、これらの更新をした利用履歴を顧客カード2の利用
履歴記憶部22へ書き戻す(ステップS7)。
【0070】また、利用結果通知部34は、カード利用
処理部33を介して受け取った、利用履歴更新部37が
生成した利用履歴情報の利用履歴詳細を、印字出力しま
たは表示装置に表示出力して、顧客に当該取引でのカー
ドの利用結果を通知し(ステップS8)、利用履歴24
が書き戻された顧客カード2を排出して顧客に返却する
(ステップS9)。
【0071】さらに、利用カード順序確認処理(ステッ
プS3)と利用可否判定処理(ステップS4)とについ
て、図6に示す具体例を用いて説明する。なお、ここで
は、カードの利用可否判定処理を、カード利用限度額お
よびカード利用累積額との関係で簡単に示すために決済
日を考慮しない。
【0072】顧客aは、Aカード、Bカード、Cカー
ド、Dカードの4枚のクレジットカードを所持している
とする。顧客カード2には、優先度パターン=カード単
位であって、図6(A)および以下に示すように、優先
順位(全体)を意味する「全体優先度」、カード利用限
度額、およびカード利用累積額が、使用パターン23ま
たは利用履歴24に記録されているとする。 Aカード:全体優先度=1、 利用限度額=50,000円、 利用累積額=10,000円、 Bカード:全体優先度=2、 利用限度額=10,000円、 利用累積額=10,000円、 Cカード:全体優先度=3、 利用限度額=100,000円、 利用累積額=0円、 Dカード:全体優先度=4、 利用限度額=10,000円、 利用累積額=0円 顧客aが100,000円の商品を購入する時点で店舗
に設置された店舗端末3に顧客カード2が挿入される。
【0073】店舗端末3のカード利用処理部33は、使
用パターン読込部31および利用履歴読込部32を介し
て顧客端末2から読み込んだ使用パターン23および利
用履歴24をもとに、全体優先度にしたがってカード情
報233をソートする。図6(A)に、ソートされた各
カードの利用前の利用限度額および利用累積額を示す。
【0074】カード利用処理部33は、まず、顧客aの
全体としての使用パターン基本情報231の利用者指定
限度額および利用累積額を求めて、カード決済が可能か
どうかを判定する。ここで使用パターン基本情報231
では利用者指定限度額=170,000円、全体累積情
報241では利用累積額=20,000円と記録され、
今回の支払総額すなわち利用額=100,000円であ
るとする。
【0075】そして、「利用者指定限度額−利用累積額
>今回支払額」となるので、カード利用処理部33は、
さらにソート済カード情報38の全体優先度の順にカー
ド単位で利用可否を判定して取引処理依頼を行なう。
【0076】カード利用処理部33は、まずソート済カ
ード情報38のAカードのカード情報233をもとに利
用可能額(カード利用限度額−カード利用累積額)を求
めて利用可否を判定する。ここで、Aカードの利用可能
額は50,000−10,000=40,000円であ
り、今回支払額のうち40,000円分についてはAカ
ードを利用できるため、カード利用処理部33は、図6
(B)に示すように、Aカードの利用額=40,000
円としてクレジット決済処理要求を生成する。
【0077】さらに、カード利用処理部33は、支払残
高(今回支払額−Aカードの利用額)を求め、支払残高
が60,000円であって0(ZERO)とならないの
で、次のBカードのカード情報233をもとに利用可否
を判定する。ここで、Bカードの利用可能額は10,0
00−10,000=0であって、既にカード利用累積
額がカード利用限度額に達しているために、利用不可と
判定する。そこで、図6(B)に示すように、カード利
用処理部33は、Bカードの利用額=0とする。
【0078】さらに、カード利用処理部33は、支払残
高(今回支払額−Aカードの利用額+Bカードの利用
額)を求め、支払額の残高が0とならないので、ソート
済カード情報38の次のCカードのカード情報233を
もとに利用可否を判定する。ここで、Cカードの利用可
能額は100,000−0=100,000円であるた
め、利用可能と判定する。そこで、カード利用処理部3
3は、Cカードの利用可能額が支払残高より大きいの
で、図6(B)に示すようにCカードの利用額を支払額
の残高(=60,000円)としてクレジット決済処理
要求を生成する。
【0079】そして、支払額=カードの利用額の総計と
なったので、全体優先度=4のDカードについては利用
可否の判定を行なわずに、AカードおよびCカードにつ
いてのクレジット決済処理要求をクレジット取引処理部
35へ送出する。
【0080】クレジット取引処理部35は、受け取った
クレジット決済処理要求をもとにAカードおよびCカー
ドのクレジット会社4とクレジット決済処理を行い、決
済処理結果をカード利用処理部33へ返却する。
【0081】カード利用処理部33は、クレジット取引
処理部35からの取引処理結果を利用履歴更新部37へ
送出する。利用履歴更新部37は、当該取引処理結果を
もとに、利用履歴情報244の利用履歴詳細情報245
を生成し、さらに、カード別利用累積額情報243のカ
ード利用累積額および全体累積情報241を更新する。
図6(C)に更新後の各カードの利用限度額および利用
累積額を示す。
【0082】利用履歴更新部37は、生成した利用履歴
詳細情報245をカード利用処理部33を介して、もし
くは直接に、利用結果通知部34へ送出する。利用結果
通知部34は、受け取った利用履歴詳細情報245をプ
リンタ装置または表示装置へ出力する。
【0083】さらに、利用カード順序確認処理(ステッ
プS3)と利用可否判定処理(ステップS4)とについ
て、図7〜図9に示す別の具体例を用いて説明する。
【0084】顧客bは、Aカード、Bカード、Cカー
ド、Dカード、Eカード、Fカード、Gカードの3種類
の7枚のクレジットカードを所持すると仮定する。顧客
カード2には、図7および以下に示すように、優先度パ
ターン=カード種別単位であって、種別優先度、種別内
優先度、種別利用限度額、種別利用累積額、カードごと
の利用限度額および利用累積額とが使用パターン23も
しくは利用履歴24に記録されているとする。種別優先
度は、AAA(クレジット決済)=1、BBB(デビッ
ト決済)=2、CCC(eデビット決済)=3とする。 Aカード:種別優先度=1(AAA)、 種別内優先度=1、 利用限度額=50,000円、 利用累積額=10,000円、 Bカード:種別優先度=1、 種別内優先度=2、 利用限度額=10,000円、 利用累積額=10,000円、 Cカード:種別内優先度=1、 種別内優先度=3、 利用限度額=100,000円、 利用累積額=0円、 Dカード:種別優先度=2(BBB)、 種別内優先度=1、 利用限度額=50,000円、 利用累積額=30,000円、 Eカード:種別優先度=2、 種別内優先度=2、 利用限度額=50,000円、 利用累積額=0円 Fカード:種別優先度=3(CCC)、 種別内優先度=1、 利用限度額=50,000円、 利用累積額=0円、 Gカード:種別優先度=3、 別内優先度=2、 利用限度額=10,000円、 利用累積額=0円 カード利用処理部33は、まず、顧客bの全体としての
使用パターン基本情報231の利用者指定限度額および
利用累積額を求めて、カード決済が可能かどうかを判定
する。ここで使用パターン基本情報231では利用者指
定限度額=170,000円、全体累積情報241では
利用累積額=20,000円と記録され、今回の支払総
額すなわち利用額=100,000円であるとする。
【0085】そして、「利用限度額−利用累積額>今回
支払額」となるので、ソート済カード情報38にもとづ
いて、優先度の高いカード種別順に、さらにその種別内
優先度の高いカード単位で利用可否を判定して取引処理
依頼を行なう。
【0086】カード利用処理部33は、まずソート済カ
ード情報38のAカードのカード情報233をもとに利
用可能額(利用限度額−利用累積額)を求めて利用可否
を判定する。ここで、図7に示すようにAカードのカー
ド利用可能額は50,000−10,000=40,0
00円であり、今回支払額のうち40,000円分につ
いてAカードを利用できるため、カード利用処理部33
は、図8に示すようにAカードの利用額=40,000
円としてクレジット取引処理要求を生成する。
【0087】さらに、カード利用処理部33は、支払残
高(今回支払額−Aカードの利用額)が0(ZERO)
ではないため、ソート済カード情報38のBカードのカ
ード情報233をもとに利用可否を判定する。ここで、
図7に示すようにBカードの利用可能額は10,000
−10,000=0であり、すでに利用累積額が利用限
度額に達しているため、図8に示すようにBカードの利
用額=0として利用不可と判定する。
【0088】さらに、カード利用処理部33は、支払残
高(今回支払額−AカードおよびBカードの利用額)0
(ZERO)ではないため、ソート済カード情報38の
次のCカードのカード情報233をもとに利用可否を判
定する。ここで、図7に示すようにCカードの利用可能
額は100,000−0=100,000円であるが、
種別利用限度額−カード種別利用累積額=60,000
円である。
【0089】既にAカードの利用額=40,000円が
決定されているために、種別AAAの利用可能額は2
0,000円となる。そこで、カード利用処理部33
は、図8に示すようにCカードの利用額=20,000
円としてクレジット取引処理要求を生成する。
【0090】さらに、カード利用処理部33は、支払残
高(今回支払額−AAA種別カードの利用額)が0(Z
ERO)ではないため、ソート済カード情報38の種別
BBBのDカードのカード情報233をもとに利用可否
を判定する。図7に示すようにDカードの利用可能額は
50,000−30,000=20,000円であるの
で、カード利用処理部33は、図8に示すようにDカー
ドの利用額=20,000円としてデビット取引処理要
求を生成する。
【0091】同様に、カード利用処理部33は、支払残
高(今回支払額−AAA種別カードの利用額+Dカード
の利用額)=20,000であるため、ソート済カード
情報38のEカードのカード情報233をもとに利用可
否を判定する。図7に示すようにEカードの利用可能額
は50,000−0=50,000円であるので、カー
ド利用処理部33は、図8に示すようにEカードの利用
額=20,000円としてデビット取引処理要求を生成
する。
【0092】そして、支払額=カードの利用額の総計と
なったので、優先度が3の種別CCCのFカードおよび
Gカードについては利用可否の判定を行なわずに、生成
した各カードについてのクレジット取引処理要求または
デビット取引処理要求をクレジット取引処理部35およ
びデビット取引処理部36へ送出する。
【0093】カード利用処理部33は、前記の処理と同
様に、クレジット取引処理部35およびデビット取引処
理部36からの取引処理結果を利用履歴24へ反映させ
るために利用履歴更新部37へ送出する。
【0094】利用履歴更新部37は、当該取引処理結果
をもとに、利用履歴24の利用履歴詳細情報245を生
成し、さらに、全体累積情報241、カード種別利用累
積額情報242、カード別利用累積額情報243とを更
新する。図9に、更新後の種別利用限度額、種別利用累
積額、各カードの利用限度額および利用累積額を示す。
【0095】図10に、図5に示す利用カード順序確認
処理(ステップS3)について、より詳細な処理の流れ
を示す。
【0096】カード利用処理部33は、使用パターン基
本情報231の優先度パターンを参照して、カード種別
単位であるかどうかをチェックする(ステップS1
1)。優先パターン=カード種別単位であれば、対象種
別優先度=1とする(ステップS12)。
【0097】そして、対象種別優先度をチェックして、
その値がカード種別優先度情報232に記録されている
種別優先度の数以上になるまで(ステップS13)、カ
ード種別優先度情報232の種別優先度が対象種別優先
度と等しいカード種別を検索する(ステップS14)。
さらに、対象カード情報をチェックして、その値がカー
ド情報233として記録されているカード情報の数以上
になるまで(ステップS15)、検索したカード種別が
一致するカード情報を抽出して(ステップS16)、対
象カード情報に1を加算する(ステップS17)。
【0098】そして、対象カード情報の値がカード情報
233に記録されているカード情報の数以上になった場
合には(ステップS15)、抽出した同一種別のカード
情報を優先順位(種別内)の昇順にソートし、ソートし
たカード情報を別領域へ退避する(ステップS18)。
その後、対象種別優先度に1を加算し(ステップS1
9)、対象カード情報=1にして(ステップS11
0)、ステップS13の処理へ戻る。
【0099】ステップS13の処理で、対象種別優先度
の値がカード種別優先度情報232に記録されている種
別優先度の数以上になった場合には(ステップS1
3)、抽出し優先順位(種別内)の昇順にソート済みの
カード情報を種別優先順位の種別にしたがって順に結合
し、ソート済カード情報38とする(ステップS11
1)。
【0100】一方、優先パターン=カード種別単位でな
くカード単位あれば、優先順位(全体)の昇順にカード
情報をソートし、ソート済カード情報38とする(ステ
ップS112)。
【0101】図11に、図5に示す利用可否判定処理
(ステップS4およびステップS5)について、より詳
細な処理の流れを示す。
【0102】カード利用処理部33は、使用パターン基
本情報231の利用者指定限度額が利用履歴24の全体
累積情報241の利用累積額と今回の支払額との合計額
を上回るかどうかをチェックし、利用者指定限度額が上
回るまで(ステップS21)、カードごとに利用可否を
決定する(ステップS22)。カードごとの利用可否の
判定は、例えば、前記の図6や図7〜図9を用いて説明
したような処理で行なう。
【0103】そして、各カードの利用額の合計が支払額
に等しくなり、もしくは、ソート済カード情報が終了す
るまでは(ステップS23)、ソート済カード情報38
の該当するカード情報233から(限度額以下の)支払
情報を別領域に退避しておき(ステップS24)、さら
にソート済カード情報38の次のカード情報233を読
み込む(ステップS25)。ステップS24およびステ
ップS25の処理を繰り返して、カード利用合計額=支
払額、もしくは、カード情報が終了となった場合には
(ステップS23)、さらに、カード利用額合計=支払
額であるか否かをチェックして(ステップS26)、カ
ード利用額合計=支払額であれば、支払OKと決定して
(ステップS27)処理を終了する。また、カード利用
額合計=支払額でなければ(ステップS26)、支払N
Gと決定して(ステップS28)、NG情報を履歴とし
て編集し(ステップS29)、処理を終了する。
【0104】また、カード利用処理部33は、使用パタ
ーン基本情報231の利用者指定限度額が利用履歴24
の全体累積情報241の利用累積額と今回の支払額との
合計額を上回るかどうかをチェックし、利用者指定限度
額が上回らなければ(ステップS21)、支払NGと決
定して(ステップS28)、NG情報を履歴として編集
し(ステップS29)、処理を終了する。
【0105】以下に、決済日を考慮した利用可否の判定
処理を図12〜図19を用いて説明する。
【0106】実際の決済処理において、使用パターン基
本情報231の利用者指定決済日で指定された期日に資
金が供給され、その直後の実際の決済日に対する準備が
なされる。ユーザは、使用パターン23に、全体として
の利用者指定決済日またはカード単位の決済日を設定す
る。カード利用処理部33は、利用者が指定した決済日
で定まる月度で利用累積額を管理する。
【0107】デビット決済では、取引と同時に顧客口座
51の残高がチェックされて決済処理される。カード利
用処理部33は、デビット決済については、当月度の決
済として、その利用額を利用累積額(当月分)に累積
し、利用累積額(当月分)が月度の利用限度額の範囲内
となるように利用可否を決定し、月度が更新された(翌
月度になる)と、利用累積額(当月分)をクリアする。
【0108】一方、クレジット決済では、当月度の利用
額は、次の決済日を経過した翌月度の実際の決済日にお
いて決済処理される。カード利用処理部33は、クレジ
ット決済については、翌月度の決済として、その利用額
を利用累積額(翌月分)に累積し、利用累積額(翌月
分)が月度の利用限度額の範囲内となるように利用可否
を決定する。そして、取引のあった当月度においては利
用額を利用累積額(当月分)に累積し、月度が更新され
ると利用累積額(翌月分)を利用累積額(当月分)へシ
フトし、利用累積額(翌月分)をクリアする。
【0109】カード利用処理部33は、利用者指定決済
日もしくは決済日を経過した時点すなわち月度が更新さ
れた時点で利用累積額(翌月分)を利用累積額(当月
分)へシフトすることにより、即時決済やクレジット決
済、顧客口座51からの資金移動を含めて全体的な取引
において決済限度額の超過が生じないように決済額を管
理する。かかる決済額管理により、カードの利用可否を
総合的に決定することが可能となる。
【0110】なお、カード利用処理部33は、実際に
は、カード利用処理が発生した時点で、過去の利用履歴
を参照して利用累積額のシフト処理およびクリア処理を
行なうようにする。
【0111】決済額管理のためのクリア処理を図12お
よび図13を用いて説明する。
【0112】図12は、優先度パターンがカード単位で
ある場合のクリア処理を説明するための図である。図1
2に示す例では、顧客cは、利用者指定決済日=25日
(月度=26日〜翌月25日)と設定し、Aカードの決
済日=20日(月度=21日〜翌月20日)、Bカード
の決済日=10日(月度=11日〜翌月10日)、Cカ
ードの決済日=未設定(−)とする。カード単位の決済
日が未設定の場合には、利用者指定決済日と同じ値とす
る。優先順位(全体)は、Aカード、Bカード、Cカー
ドの順とする。2002年 4月1日に商品購入代10
0,000円のカード利用処理が発生したと仮定する。
【0113】図12(A)に、ソート済カード情報38
および利用履歴24から抽出したAカードの情報の一部
を示す。カード利用前のAカードの最終利用日=200
2年3月26日、決済日=20日、当月度=3月21日
〜 4月20日、利用累積額=30,000円である。
【0114】当該取引にAカードを利用する場合に、A
カードは当月度内の2回目以降の利用となり、カード利
用処理部33は、前回までの利用累積額に当該利用の利
用額を加算して、利用累積額=130,000円、最終
利用日=2002年4月01日に変更する。
【0115】また、当該取引にBカードを利用する場合
には、図12(B)に示すように、カード利用前のBカ
ードの情報の一部は、最終利用日=2002年3月01
日、決済日=10日、当月度=3月11日〜4月10
日、利用累積額=30,000円である。
【0116】Bカードについては当該取引が当月度最初
の利用となるので、カード利用処理部33は、利用累積
額をクリアして、利用累積額=100,000円、最終
利用日=2002年4月01日に変更する。
【0117】また、当該取引にCカードを利用する場合
には、図12(C)に示すように、カード利用前のCカ
ードの情報の一部は、最終利用日=2002年3月26
日、決済日=未設定(当月度=3月26日〜4月25日
となる)、利用累積額=30,000円である。
【0118】Cカードについては当該取引が当月度2回
目以降の利用となるので、カード利用処理部33は、カ
ード情報の利用累積額に当該取引の利用額を加算して、
利用累積額=130,000円、最終利用日=2002
年4月01日に変更する。
【0119】図13は、優先度パターンがカード種別単
位である場合のクリア処理を説明するための図である。
【0120】図13に示す例では、顧客dは、利用者指
定決済日=25日(月度=26日〜翌月25日)と設定
し、カード種別AAAの決済日=20日、Aカードの決
済日=15日、カード種別BBBの決済日=10日、B
カードの決済日=15日、カード種別CCCの決済日お
よびCカードの決済日=未設定(−)とする。種別優先
順位は、AAA、BBB、CCCの順とする。また、図
12に示す例と同様に、2002年 4月1日に商品購入
代100,000円のカード利用処理が発生したと仮定
する。
【0121】図13(A)に、ソート済カード情報38
および利用履歴24から抽出したAカードの情報の一部
を示す。カード利用前のAカードは、種別の決済日=2
0日および種別AAAの当月度= 3月21日〜 4月20
日、Aカードの決済日=15日および当月度=3月16
日〜4月15日、最終利用日=2002年3月26日、
種別利用累積額=50,000円、カード利用累積額=
30,000円である。
【0122】当該取引についてAカードを利用する場合
には、種別の当月度内の2回目以降の取引となるので、
カード利用処理部33は、種別利用累積額に当該利用の
利用額を加算して、種別利用累積額=150,000円
とし、さらに、Aカードの当月度内の最初の取引となる
ので、カード利用累積額をクリアして、カード利用累積
額=100,000円とし、最終利用日=2002年4
月01日とする変更を行なう。
【0123】または、当該取引にBカードを利用する場
合には、図13(B)に示すように、カード利用前のB
カードの情報の一部は、種別決済日=10日および種別
BBBの当月度=3月11日〜4月10日、Bカードの
決済日=15日および当月度=3月16日〜4月15
日、最終利用日=2002年3月01日、種別利用累積
額=50,000円、カード利用累積額=30,000
円である。
【0124】当該取引についてBカードを利用する場合
には、種別の当月度内の最初の取引となるので、カード
利用処理部33は、種別利用累積額をクリアして、種別
利用累積額=100,000円とし、さらに、Bカード
の当月度内の最初の取引となるので、カード利用累積額
をクリアして、カード利用累積額=100,000円と
し、最終利用日=2002年4月01日と変更する。
【0125】または、当該取引にCカードを利用する場
合には、図13(C)に示すように、カード利用前のC
カードの情報の一部は、種別決済日=未設定による種別
CCCの当月度=3月26日〜4月25日、カードの決
済日=未設定による当月度=3月26日〜4月25日、
最終利用日=2002年3月26日、種別利用累積額=
50,000円、カード利用累積額=30,000円で
ある。
【0126】当該取引についてCカードを利用する場合
には、種別の当月度内の2回目以降の取引となるので、
カード利用処理部33は、種別利用累積額に当該取引の
利用額を加算して、種別利用累積額=150,000円
とし、さらに、Cカードの当月度内でも2回目以降の取
引となるので、カード利用累積額に当該取引の利用額を
加算して、カード利用累積額=130,000円とし、
最終利用日=2002年4月01日と変更する。
【0127】次に、全体決済額の管理のシフト処理を図
14〜図17を用いて説明する。なお、この例では説明
を簡単にするため1つのカードに着目して説明する。
【0128】カード利用処理部33は、全体の決済額管
理のため、取引形態に応じて、使用パターン基本情報2
31の利用者指定決済日をもとに月度を設定し、決済日
を基準に利用累積額(翌月分)を利用累積額(当月分)
にシフトする。
【0129】図14は、即時決済(当月決済)用のカー
ド利用処理における決済額管理処理を説明するための図
である。
【0130】この例では、顧客eは、利用者指定決済日
=25日(月度=26日〜翌月25日)と、Aカードの
決済日=15日(月度=16日〜翌月15日)と設定す
る。また、2002年 4月1日に商品購入代100,0
00円の即時決済のカード利用処理が発生したと仮定す
る。
【0131】図14(A)に、全体累積情報241およ
びソート済カード情報38から抽出したAカードの情報
の一部を示す。
【0132】全体累積情報241では、最終取引成立日
=2002年3月30日、利用累積額(当月)=50
0,000円、利用累積額(翌月)=200,000円
である。また、Aカードの情報の一部は、Aカードの決
済日=15日、当月度=3月21日〜 4月20日、最終
利用日=2002年3月01日、利用累積額=30,0
00円である。
【0133】全体累積情報241において、当該取引は
当月度の2回目以降の利用となり、カード利用処理部3
3は、図14(B)に示すように、利用累積額(当月
分)および利用累積額(翌月分)のクリア処理およびシ
フト処理を行なわず、利用累積額(当月分)に当該取引
の利用額を加算して全体累積情報241を更新する。
【0134】また、当該取引についてAカードを利用す
る場合には、当月度内の最初の利用となるので、カード
利用処理部33は、図14(C)に示すように、利用累
積額をクリアして、利用累積額=100,000円、最
終利用日=2002年4月01日と変更する。
【0135】図15は、即時決済(当月決済)用のカー
ド利用処理における決済額管理処理を説明するための図
である。
【0136】この例では、顧客eは、利用者指定決済日
=25日(月度=26日〜翌月25日)と設定し、Aカ
ードの決済日=15日(月度=16日〜翌月15日)と
する。また、2002年 4月1日に商品購入代100,
000円の即時決済のカード利用処理が発生したと仮定
する。
【0137】図15(A)に、利用履歴24の全体累積
情報241およびカード利用前のAカードのカード情報
の一部を示す。
【0138】全体累積情報241では、最終取引成立日
=2002年3月01日、利用累積額(当月)=50
0,000円、利用累積額(翌月)=200,000円
である。また、Aカードの情報の一部は、Aカードの決
済日=15日、当月度は3月21日〜 4月20日、最終
利用日=2002年3月01日、利用累積額=30,0
00円である。
【0139】全体累積情報241には、全カードの最終
取引成立日=2002年3月01日、利用累積額(当
月)=500,000円、利用累積額(翌月)=20
0,000円が記録されている。カード利用前のAカー
ドのカード情報の一部は、図14に示すAカードの情報
の一部と同様である。
【0140】全体累積情報241において、当該取引は
当月度の最初の利用となり、カード利用処理部33は、
図15(B)に示すように、利用累積額(当月分)をク
リアし、利用累積額(翌月分)を利用累積額(当月分)
にシフトし、その後、利用累積額(当月分)に当該取引
の利用額を加算して全体累積情報241を更新する。
【0141】また、当該取引についてAカードを利用す
る場合には、当月度内の最初の利用となるので、カード
利用処理部33は、図15(C)に示すように、利用累
積額をクリアして、利用累積額=100,000円、最
終利用日=2002年4月01日と変更する。
【0142】このように、図14の例および図15の例
では、カード情報が同じであっても、決済日をもとにし
た月度が異なるためにカード利用処理部33での利用累
積額のクリア処理およびシフト処理が異なる。そのため
全体累積情報241に記録される内容が異なってくる。
【0143】図16は、後日決済(翌月決済)用のカー
ド利用処理における決済額管理処理を説明するための図
である。
【0144】この例では、顧客eは、利用者指定決済日
=25日(月度=26日〜翌月25日)とし、Bカード
の決済日=15日(月度=16日〜翌月15日)と設定
する。また、2002年 4月1日に商品購入代100,
000円の即時決済のカード利用処理が発生したと仮定
する。
【0145】図16(A)に、利用履歴24の全体累積
情報241およびカード利用前のBカードの情報の一部
を示す。
【0146】全体累積情報241は、最終取引成立日=
2002年3月30日、利用累積額(当月)=500,
000円、利用累積額(翌月)=200,000円が記
録されている。また、情報の一部は、Bカードの決済日
=15日、当月度=3月21日〜 4月20日、最終利用
日=2002年3月01日、利用累積額=30,000
円である。
【0147】当該取引についてBカードを利用する場合
に、全体の決済額において、当該取引は当月度の2回目
以降の利用となるため、カード利用処理部33は、図1
6(B)に示すように、利用累積額(当月分)および利
用累積額(翌月分)のクリア処理およびシフト処理を行
なわず、利用累積額(当月分)に当該取引の利用額を加
算して全体累積情報241を更新する。
【0148】一方、Bカードについては、当月度内の最
初の利用となり、カード利用処理部33は、図16
(C)に示すように、カード利用累積額をクリアして、
利用累積額=100,000円と、最終利用日=200
2年4月01日と更新する。
【0149】図17は、後日決済(翌月決済)用のカー
ド利用処理における決済額管理処理を説明するための図
である。この例では、顧客eは、利用者指定決済日=2
5日(月度=26日〜翌月25日)とし、Bカードの決
済日=15日(月度=16日〜翌月15日)と設定す
る。また、2002年 4月1日に商品購入代100,0
00円の即時決済のカード利用処理が発生したと仮定す
る。
【0150】図17(A)に、利用履歴24の全体累積
情報241およびカード利用前のBカードの情報の一部
を示す。
【0151】全体累積情報241には、全カードの最終
取引成立日=2002年3月01日、利用累積額(当
月)=500,000円、利用累積額(翌月)=20
0,000円と記憶されている。Bカードの情報の一部
は、図16(A)に示すものと同様である。
【0152】全体の決済額において、当該取引は当月度
の最初の利用となり、カード利用処理部33は、図17
(B)に示すように、利用累積額(当月分)をクリア
し、利用累積額(翌月分)を利用累積額(当月分)にシ
フトし、その後、利用累積額(当月分)に当該取引の利
用額を加算して全体累積情報241を更新する。
【0153】一方、Bカードについては、当月度内の最
初の利用となり、カード利用処理部33は、図17
(C)に示すように、カード利用累積額をクリアして、
利用累積額=100,000円と、最終利用日=200
2年4月01日と更新する。
【0154】図18は、翌々月度に即時決済(当月決
済)用のカード利用処理を行なう場合の決済額管理処理
を説明するための図である。この例では、顧客eは、利
用者指定決済日=25日(月度=26日〜翌月25日)
とし、Aカードの決済日=15日(月度=16日〜翌月
15日)と設定する。また、2002年 4月1日に商品
購入代100,000円の即時決済のカード利用処理が
発生したと仮定する。
【0155】図18(A)に、利用履歴24の全体累積
情報241およびカード利用前のAカードの情報の一部
を示す。
【0156】全体累積情報241には、全カードの最終
取引成立日=2002年1月30日、利用累積額(当
月)=500,000円、利用累積額(翌月)=20
0,000円と記憶されている。
【0157】また、カード情報には、Aカードの決済日
=15日、当月度=3月21日〜 4月20日、最終利用
日=2002年3月01日、利用累積額=30,000
円と記憶されている。
【0158】全体の決済額において、当該取引が最終取
引成立日から2回以上の決済日を超過しているために、
カード利用処理部33は、図18(B)に示すように、
利用累積額(当月分)および利用累積額(翌月分)の両
方をクリアして、利用累積額(当月分)を当該取引の利
用額で書き換えて全体累積情報241を更新する。
【0159】また、Aカードの利用についても、当該取
引が最終取引成立日から2回以上の決済日を超過してい
るために、カード利用処理部33は、図18(C)に示
すように、前回までの利用累積額をクリアして、利用累
積額=100,000円、最終利用日=2002年4月
01日と更新する。
【0160】図19は、翌々月度に後日決済(翌月決
済)用のカード利用処理を行なう場合の決済額管理処理
を説明するための図である。この例では、顧客eは、利
用者指定決済日=25日(月度=26日〜翌月25日)
とし、Bカードの決済日=15日(月度=16日〜翌月
15日)と設定する。また、2002年 4月1日に商品
購入代100,000円の即時決済のカード利用処理が
発生したと仮定する。
【0161】図19(A)に、利用履歴24の全体累積
情報241およびカード利用前のBカードの情報の一部
を示す。
【0162】全体累積情報241には、全カードの最終
取引成立日=2002年1月30日、利用累積額(当
月)=500,000円、利用累積額(翌月)=20
0,000円と記憶されている。
【0163】また、カード情報には、Bカードの決済日
=15日、当月度=3月21日〜 4月20日、最終利用
日=2002年3月01日、利用累積額=30,000
円と記憶されている。
【0164】全体の決済額において、当該取引が最終取
引成立日から2回以上の決済日を超過しているために、
カード利用処理部33は、図19(B)に示すように、
利用累積額(当月分)および利用累積額(翌月分)の両
方をクリアして、利用累積額(翌月分)を当該取引の利
用額で書き換えて全体累積情報241を更新する。
【0165】また、Bカードの利用についても、当該取
引が最終取引成立日から2回以上の決済日を超過してい
るために、カード利用処理部33は、図19(C)に示
すように、前回までの利用累積額をクリアして、利用累
積額=100,000円、最終利用日=2002年4月
01日とする。
【0166】図20および図21に、月度を考慮したカ
ード利用処理の流れを示す。
【0167】カード利用処理部33は、ソート済カード
情報38について、ソート済カード位置=1(先頭)、
支払残高=支払額とする(ステップS31)。そして、
全体累積情報241をもとに利用累積額のクリア処理も
しくはシフト処理を行うか否かを判定する(ステップS
32)。当該取引が、決済の当月度の初利用である場合
(最終取引成立日<前月決済日)には、利用累積額(翌
月分)を利用累積額(当月分)にシフト(利用累積額
(当月分)=利用累積額(翌月分))して(ステップS
33)、さらに利用累積額(翌月分)をクリア(利用累
積額(翌月分)=ZERO)する(ステップS34)。
【0168】また、当月取引が、決済の当月度の初利用
であり、かつ、前月度の利用がない場合(最終取引成立
日<前々月決済日)には、利用累積額(当月分)をクリ
ア(利用累積額(当月分)=ZERO)して(ステップ
S35)、利用累積額(翌月分)をクリア(利用累積額
(翌月分)=ZERO)する(ステップS36)。
【0169】また、当月取引が、決済の当月度の2回目
以降の利用である場合(最終取引成立日=>前月決済
日)には、利用累積額のクリア処理およびシフト処理は
行わずに次の処理(ステップS37)へ進む。
【0170】そして、ステップS37では、支払可能も
しくは支払不可などと判定されて処理終了とされるま
で、すなわち、支払残高=ZEROとなり支払可能であ
る場合、または、ソート済カード情報の全カード情報を
処理するまで処理を繰り返して支払不可である場合、ま
たは、利用累積額が利用者指定限度額をオーバーして支
払不可である場合、カード情報が終了した場合などの状
況(支払可能/支払不可/カード終了)に該当する場合
になって処理終了と判定されるまでは、ステップS38
〜ステップS324の処理を継続する。
【0171】ステップS38の処理では、当該取引日の
日付を取得し、利用履歴24から最終取引成立日をもと
に、当該取引が決済の当月度の初利用か2回目以降の利
用かをチェックして、カードごとの利用累積額をクリア
するか否かを判定し、当該取引が決済の当月度の初利用
(最終利用日<前月決済日)である場合のみ、カード利
用累積額をクリア(カード利用累計額=ZERO)する
(ステップS39)。
【0172】その後、使用パターン23のカード利用限
度額および種別利用限度額、利用履歴24のカード利用
累積額および種別利用累積額とをもとに利用可能額算出
の方法を選択する(ステップS310)。
【0173】ここで、当該カードの利用限度額の残額で
支払残高の全額が支払可能である場合、すなわち、
[(カード利用限度額−カード利用累積額)>=支払残
高]かつ[(カード利用限度額−カード利用累積額)>
=(種別利用限度額−種別利用累積額)]である場合に
は、ステップS311の処理へ進む。
【0174】また、当該カードの利用限度額の残額が支
払残高に不足する場合、すなわち、[(カード利用限度
額−カード利用累積額)<支払残高]かつ[(カード利
用限度額−カード利用累積額)<=(種別利用限度額−
種別利用累積額)]である場合(当該カード利用可能残
高不足の場合)には、ステップS315の処理へ進む。
【0175】また、当該カード種別の利用限度額の残額
が支払残高に不足する場合、すなわち、[(種別利用限
度額−種別利用累積額)<支払残高]かつ[(カード利
用限度額−カード利用累積額)>=(種別利用限度額−
種別利用累積額)]である場合(当該種別利用可能残高
不足の場合)には、ステップS319の処理へ進む。
【0176】また、当該カードが利用不可である場合、
すなわち、カード利用限度額=カード利用累積額または
種別利用限度額=種別利用累積額である場合には、ステ
ップS323の処理へ進む。
【0177】ステップS311の処理では、当該カード
のカード別利用累積額情報243の利用額を支払額で更
新し、さらに、カード種別利用累積額情報242の種別
利用累積額を更新し(ステップS312)、全体累積情
報241の利用累積額を更新する(ステップS31
3)。この場合に、当該取引が即時決済であれば利用累
積額(当月分)を更新し、当該取引が後日決済であれば
利用累積額(翌月分)を更新する。そして、支払残高=
ZEROとする(ステップS314)。
【0178】ステップS315の処理では、当該カード
のカード別利用累積額情報243の利用額を「カード利
用限度額−カード利用累積額」で更新し、さらに、カー
ド種別利用累積額情報242の種別利用累積額を更新し
(ステップS316)、全体累積情報241の利用累積
額を更新する(ステップS317)。この場合に、当該
取引が即時決済であれば利用累積額(当月分)を更新
し、当該取引が後日決済であれば利用累積額(翌月分)
を更新する。そして、支払残高=支払残高−(カード利
用限度額−カード利用累積額)とする(ステップS31
8)。
【0179】ステップS319の処理では、当該カード
のカード別利用累積額情報243の利用額を「種別利用
限度額−種別利用累積額」で更新し、さらに、カード種
別利用累積額情報242の種別利用累積額を更新し(ス
テップS320)、全体累積情報241の利用累積額を
更新する(ステップS321)。この場合に、当該取引
が即時決済であれば利用累積額(当月分)を更新し、当
該取引が後日決済であれば利用累積額(翌月分)を更新
する。そして、支払残高=支払残高−(種別利用限度額
−種別利用累積額)とする(ステップS322)。
【0180】また、ステップS323では、支払残高を
変更せず、支払残高=支払残高とする。そして、ソート
済カード位置に1を加算して(ステップS324)ステ
ップS37の処理へ戻る。
【0181】カード利用処理部33で利用可否が決定さ
れたカードによる取引が完了すると、利用履歴更新部3
7は、利用履歴24に取引結果を反映させ、更新された
利用履歴24は顧客カード2の利用履歴記憶部22に書
き戻される。また、当該取引結果は利用結果通知部34
から顧客に通知される。
【0182】図22に、取引結果通知明細の例を示す。
取引結果通知明細は、更新された利用履歴24の一部の
項目から生成され、取引結果(利用年月日、利用時間、
取引状況、商品価格、利用カード枚数)、当月分および
翌月分の利用後限度額、利用したすべてのカードごとの
利用明細(利用カード、利用カード情報、利用額など)
からなる。
【0183】顧客端末1の利用履歴管理部12は、カー
ドによる取引に利用された顧客カード2の利用履歴記憶
部22に記憶されている利用履歴24を随時読み込んで
取引履歴の照会を行うことができる。図23に、取引履
歴照会の表示例を示す。取引履歴照会として、全体累積
情報241および各取引の利用履歴情報244が表示さ
れる。また、利用履歴管理部12は、顧客カード2から
読み込んだ利用履歴24を顧客端末1内に記憶し管理す
ることができる。
【0184】顧客端末1の使用パターン設定部11は、
顧客カード2の使用パターン記憶部21に記憶されてい
る使用パターン23を随時読み込んで使用パターン設定
情報の照会を行うことができる。図24に、使用パター
ン設定情報照会の表示例を示す。使用パターン設定情報
照会として、使用パターン基本情報231、カード種別
優先度情報232、カード情報233が表示される。
【0185】以上、本発明をその実施の形態により説明
したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が
可能である。
【0186】例えば、本発明の実施の形態では、店舗端
末3に実際に取引処理を行なう処理手段としてクレジッ
ト取引処理部35およびデビット取引処理部36とを備
える構成例を採るものとしたが、店舗端末3は、店舗で
取り扱う取引に応じて、例えばeデビット取引など種々
の取引形態のための処理手段を予め備えておくことが可
能である。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のカードを所持する利用者が、任意に設定した決済
日と利用限度額とにもとづいて、過去の利用状況から、
利用するカードをもしくは複数の種類/カードの組合せ
を、または利用しないことを自動的に決定してカードを
利用した取引処理を管理する。
【0188】本発明では、顧客が予め任意に設定したカ
ードの使用優先度や利用限度額情報をもとにカードの利
用順序を自動的に決定する。これにより、顧客は、取引
の度にカードを選択する煩わしさから解放される。
【0189】また、本発明では、全体の、カードごと、
カード種別ごとの利用額の累積情報を管理し、決済日を
設定する。これにより、顧客ごとの利用状況に対応した
きめ細かい決済管理を行なうことができる。
【0190】また、本発明では、取引結果を利用履歴と
して記憶しておく。これにより、顧客は、種々の取引や
カードの利用情報を、決済日単位やカード単位、カード
種別単位、全体的など、様々なレベルで参照することが
でき、カードの利用状況を総合的に把握することが可能
となる。
【0191】特に、本発明では、銀行ATMでの資金の
移動や、電子取引に伴う決済などの利用状況について
も、利用累積額に加算して管理することができる。これ
により、顧客は、より正確な資金の移動を考慮してカー
ド利用管理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシステムの構成例を示す図であ
る。
【図2】使用パターンの例を示す図である。
【図3】顧客カードの優先度の設定の一例を示す図であ
る。
【図4】利用履歴の例を示す図である。
【図5】店舗端末の処理の流れの概要を示す図である。
【図6】図5に示す利用カード順序確認処理(ステップ
S3)および利用可否判定処理(ステップS4)を具体
例を用いて説明するための図である。
【図7】図5に示す利用カード順序確認処理(ステップ
S3)および利用可否判定処理(ステップS4)を別の
具体例を用いて説明するための図である。
【図8】図5に示す利用カード順序確認処理(ステップ
S3)および利用可否判定処理(ステップS4)を別の
具体例を用いて説明するための図である。
【図9】図5に示す利用カード順序確認処理(ステップ
S3)および利用可否判定処理(ステップS4)を別の
具体例を用いて説明するための図である。
【図10】図5に示す利用カード順序確認処理(ステッ
プS3)について、より詳細な処理の流れを示す図であ
る。
【図11】図5に示す利用可否判定処理(ステップS
4、ステップS5)について、より詳細な処理の流れを
示す図である。
【図12】優先度パターン=カード単位である場合の決
済額管理処理を説明するための図である。
【図13】優先度パターン=カード種別単位である場合
の決済額管理処理を説明するための図である。
【図14】即時決済(当月決済)用のカード利用処理に
おける決済額管理処理を説明するための図である。
【図15】即時決済(当月決済)用のカード利用処理に
おける決済額管理処理を説明するための図である。
【図16】後日決済(翌月決済)用のカード利用処理に
おける決済額管理処理を説明するための図である。
【図17】後日決済(翌月決済)用のカード利用処理に
おける決済額管理処理を説明するための図である。
【図18】翌々月度に即時決済(当月決済)用のカード
利用処理を行なう場合の決済額管理処理を説明するため
の図である。
【図19】翌々月度に後日決済(翌月決済)用のカード
利用処理を行なう場合の決済額管理処理を説明するため
の図である。
【図20】月度を考慮したカード利用処理の流れを示す
図である。
【図21】月度を考慮したカード利用処理の流れを示す
図である。
【図22】取引結果通知明細の例を示す。
【図23】取引履歴照会の表示例を示す。
【図24】使用パターン設定情報照会の表示例を示す。
【符号の説明】
1 顧客端末 11 使用パターン設定部 12 利用履歴管理部 2 顧客カード 21 使用パターン記憶部 22 利用履歴記憶部 23 使用パターン 231 使用パターン基本情報 232 カード種別優先度情報 233 カード情報 24 利用履歴 241 全体累積情報 242 カード種別利用累積額情報 243 カード別利用累積額情報 244 利用履歴情報 245 利用履歴詳細情報 3 店舗端末 31 使用パターン読込部 32 利用履歴読込部 33 カード利用処理部 34 利用結果通知部 35 クレジット取引処理部 36 デビット取引処理部 37 利用履歴更新部 38 ソート済カード情報 4 クレジット会社 41 顧客カード利用状況 5 銀行 51 顧客口座

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支払について即時決済もしくは後日決済
    の取引または決済口座の入出金処理に用いる複数の決済
    処理用カードの情報を記憶した顧客カードと、前記顧客
    カードを処理する顧客カード処理装置により、前記決済
    処理用カードの利用を管理するカード利用管理方法であ
    って、 前記顧客カードに記憶された、前記決済処理用カードご
    との決済日および利用限度額と、前記決済処理用カード
    単位の利用優先順位とからなる使用パターンを読み込む
    処理過程と、 前記顧客カードに記憶された、前記決済処理用カードを
    用いた取引処理もしくは入出金処理の結果であって、前
    記決済処理用カードごとの取引日もしくは処理日と利用
    額もしくは処理額と利用累積額とを含む利用履歴を読み
    込む処理過程と、 所定の取引に対して前記使用パターンおよび前記利用履
    歴をもとに前記決済処理用カードごとに前記取引での利
    用の可否を判定し、利用可能な決済処理用カードによる
    取引処理依頼を生成する処理過程と、 前記取引処理依頼による取引処理もしくは入出金処理の
    結果をもとに前記利用履歴を更新する処理過程とを備え
    ることを特徴とするカード利用管理方法。
  2. 【請求項2】 支払について即時決済もしくは後日決済
    の取引または決済口座の入出金処理に用いる複数の決済
    処理用カードの情報を記録する顧客カードを処理する顧
    客カード処理装置であって、 顧客カードに記憶された、前記決済処理用カードごとの
    決済日および利用限度額と、前記決済処理用カード単位
    の利用優先順位とからなる使用パターンを読み込む使用
    パターン読込手段と、 顧客カードに記憶された、前記決済処理用カードを用い
    た取引処理もしくは入出金処理の結果であって、前記決
    済処理用カードごとの取引日もしくは処理日と利用額も
    しくは処理額と利用累積額とを含む利用履歴を読み込む
    利用履歴読込手段と、 所定の取引に対して前記使用パターンおよび前記利用履
    歴をもとに前記決済処理用カードごとに前記取引での利
    用の可否を判定し、利用可能な決済処理用カードによる
    取引処理依頼を生成するカード利用処理手段と、 前記取引処理依頼により取引処理もしくは入出金処理の
    結果をもとに前記利用履歴を更新する利用履歴更新手段
    とを備えることを特徴とする顧客カード処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の顧客カード処理装置で
    あって、 前記使用パターン読込手段は、前記顧客カードに記憶さ
    れた、前記決済処理用カードごとの決済日および利用限
    度額と、前記決済処理用カードの種別ごとの決済日およ
    び利用限度額と、前記決済処理用カード単位の利用優先
    順位と、前記決済処理用カードの種別単位の利用優先順
    位とからなる使用パターンを読み込むことを特徴とする
    顧客カード処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の顧客カード処理装置で
    あって、 前記使用パターン読込手段は、さらに、前記決済処理用
    カードの前記取引日の直前の決済日から次の決済日まで
    の期間の利用にかかる当月度利用累積額と、前記期間の
    次の期間での利用にかかる翌月度利用累積額とを含む利
    用履歴を読み込み、 前記利用カード処理手段は、所定の取引に対して前記使
    用パターンと前記当月度利用累積額と前記翌月度利用累
    積額とをもとに前記決済処理用カードごとに前記取引で
    の利用の可否を判定し、利用可能な決済処理用カードを
    用いた取引処理依頼を生成することを特徴とする顧客カ
    ード処理装置。
  5. 【請求項5】 支払について即時決済もしくは後日決済
    の取引または決済口座の入出金処理に用いる複数の決済
    処理用カードの情報を記録する顧客カードであって、 少なくとも、決済処理用カードごとの決済日および利用
    限度額と、前記決済処理用カードの利用優先順位とから
    なる使用パターンを記憶することを特徴とする顧客カー
    ド。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の顧客カードであって、 さらに、前記使用パターンにより利用可能と判定された
    前記決済処理用カードによる取引処理もしくは入手金処
    理の結果であって、前記決済処理用カードごとの取引日
    もしくは処理日と利用額もしくは処理額とを含む利用履
    歴を記憶することを特徴とする顧客カード。
  7. 【請求項7】 支払について即時決済もしくは後日決済
    の取引または決済口座の入出金処理に用いる複数の決済
    処理用カードの情報を記憶した顧客カードと、前記顧客
    カードを処理する顧客カード処理装置により、前記決済
    処理用カードの利用を管理するカード利用管理方法をコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムであって、 前記顧客カードに記憶された、前記決済処理用カードご
    との決済日および利用限度額と、前記決済処理用カード
    単位の利用優先順位とからなる使用パターンを読み込む
    処理と、 前記顧客カードに記憶された、前記決済処理用カードを
    用いた取引処理もしくは入出金処理の結果であって、前
    記決済処理用カードごとの取引日もしくは処理日と利用
    額もしくは処理額と利用累積額とを含む利用履歴を読み
    込む処理と、 所定の取引に対して前記使用パターンおよび前記利用履
    歴をもとに前記決済処理用カードごとに前記取引での利
    用の可否を判定し、利用可能な決済処理用カードによる
    取引処理依頼を生成する処理と、 前記取引処理依頼による取引処理もしくは入出金処理の
    結果をもとに前記利用履歴を更新する処理とを、 コンピュータに実行させることを特徴とするカード利用
    管理プログラム。
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