JP6991292B2 - ペイメントカード管理システム及び管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、会社と従業員や親と子供など、管理者と利用者の間の効率的なお金のやり取りを可能とするペイメントカード管理システム、管理装置及びペイメントカード管理方法に関する。
従来、企業においては、従業員による経費の立て替えが行われることが多い。例えば、従業員が出張に赴いた場合には、出張に係る交通費及び宿泊費等の実費を従業員が立て替え払いし、後日従業員が経費レポートと領収書を会社に申請することにより、従業員が立て替えた経費が支払われることになる。ところが、現実問題として、電車やバスなどの近距離交通機関では領収書が発行されない。
このため、電子マネーを使用することが可能な各種チャージ媒体を用いて社員による交通費の立替払いを効率良く精算する技術が知られている。この精算は、従業員が立て替え払いした経費を企業が従業員に支払うことを意味する。例えば、特許文献1には、電子マネーがチャージされた業務用のチャージ媒体(ICカード、携帯情報端末)を企業が従業員に対して貸与しておき、各従業員にチャージ媒体を用いて近距離交通機関を利用させ、経費の立替払いを低減する技術が開示されている。
特許第5587456号公報
しかしながら、上記特許文献1のものは、近距離交通機関のような電子マネーを利用できる費用項目については精算できるものの、宿泊費及び交際費等の費用項目については精算することができない。このため、上記のチャージ媒体をクレジット対応とする案も考えられるが、その場合には事前の与信審査が必要となってしまい、中小企業等が利用するうえでの大きな制約となる。また、かかる場合に各従業員が個人用のクレジットカードを利用することとしたのでは、事後的に従業員のクレジット利用分を精算しなければならず、経費の立替払いに伴う経理事務の負担を低減することができない。
また、上記特許文献1に代表される従来技術によれば、各従業員から報告された経費レポートに基づいて経費の利用状況を把握せざるを得ず、各従業員の経費の使用状況を一括して管理することができない。
これらのことから、企業に所属する従業員による経費の立替払いに伴う事後的な経費精算をいかに低減するかが重要な課題となっている。かかる課題は、企業における従業員による経費の立て替えだけではなく、例えば子供による購買、決済又は買物等を行わせる場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、会社と従業員や親と子供など、管理者と利用者の間の効率的なお金のやり取りを可能とするペイメントカード管理システム、管理装置及びペイメントカード管理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のペイメントカード管理システムは、バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードに関するペイメントカード管理システムであって、前記ペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと、前記決済管理システムと通信可能に構成された管理装置と、を備え、前記決済管理システムは、前記ペイメントカードごとの前記バリュー口座と、管理口座と、を有し、前記ペイメントカードを用いた決済時に、当該ペイメントカードに対応する前記バリュー口座から当該決済に係るバリューを減算し、前記管理装置は、前記決済管理システムに対してチャージ指示を実行可能に構成され、前記決済管理システムは、さらに、前記チャージ指示を受けた場合に、当該チャージ指示に係る金額またはバリューを前記管理口座から減算するとともに、当該チャージ指示に係るバリューを前記バリュー口座へ加算し、使用履歴データを送信可能に構成され、前記使用履歴データには、決済時に送信される決済利用データと、決済されてから所定期間経過後に送信される確定データと、があり、前記管理装置は、さらに、前記決済管理システムから前記決済利用データを受け取るごとに、当該決済利用データを用いて経費精算データを生成する経費精算データ生成手段を、備える、ことを特徴とする
また、本発明のペイメントカード管理システムは、バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードに関するペイメントカード管理システムであって、前記ペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと、前記決済管理システムと通信可能に構成された管理装置と、を備え、前記決済管理システムは、前記ペイメントカードごとの前記バリュー口座と、管理口座と、を有し、前記ペイメントカードを用いた決済時に、当該ペイメントカードに対応する前記バリュー口座から当該決済に係るバリューを減算し、前記管理装置は、前記決済管理システムに対してチャージ指示を実行可能に構成され、前記決済管理システムは、さらに、前記チャージ指示を受けた場合に、当該チャージ指示に係る金額またはバリューを前記管理口座から減算するとともに、当該チャージ指示に係るバリューを前記バリュー口座へ加算し、決済が行われるごとに決済利用データを送信し、前記管理装置は、さらに、前記決済管理システムから受け取った前記決済利用データに基づいて、経費精算データを生成する経費精算データ生成手段と、決済時に発行されたレシートに係るレシートデータに基づいて、前記決済利用データを補完する決済利用データ補完手段と、前記レシートデータに基づいて、当該レシートデータに対応する前記決済利用データを補完するための補完候補を提示させる補完候補提示手段と、を備え、前記決済利用データ補完手段は、前記補完候補提示手段によって提示された前記補完候補の反映が決定された場合には、当該補完候補を用いて当該補完候補に対応する前記決済利用データを補完する、ことを特徴とする
また、本発明の管理装置は、バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと通信可能に構成された管理装置であって、管理口座から金額またはバリューを減算させるとともに、当該減算に対応するバリューを、前記ペイメントカードごとに設けられた前記バリュー口座の少なくとも一部に加算させるチャージ指示を行うチャージ指示手段と、決済されてから所定期間経過後に前記決済管理システムから送信される確定データとは異なるデータであって決済時に前記決済管理システムから送信される決済利用データを受け取るごとに、当該決済利用データを用いて経費精算データを生成する経費精算データ生成手段と、を、備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、会社と従業員や親と子供など、管理者と利用者の間の効率的なお金のやり取りが可能となる。
図1は、本実施形態に係るペイメントカード管理システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、図1に示したペイメントカード管理システムのシステム構成及びシステムの概要を説明するための説明図である。 図3は、図2に示した管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、ペイメントカード管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、ペイメントカードの有効化手順を示すフローチャートである。 図6は、ペイメントカードの台紙の一例を示す図である。 図7は、ペイメントカードへの経費用バリューのチャージ処理手順を示すフローチャートである。 図8は、残高確認手順を示すフローチャートである。 図9は、ロック処理手順を示すフローチャートである。 図10は、経費用バリューの移動手順を示すフローチャートである。 図11は、変形例に係るペイメントカード管理システムの概念を説明するための説明図である。 図12は、図11に示した変形例に係るペイメントカード管理システムのシステム構成及びシステムの概要を説明するための説明図である。 図13は、経費レポート生成手順を示すフローチャートである。 図14は、決済利用データの補完手順を示すフローチャートである。 図15は、決済利用データの補完の具体例を示す図である。 補完候補を提示する具体例を示した図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係るペイメントカード管理システム、管理装置及びペイメントカード管理方法の好適な形態を詳細に説明する。以下に示す実施形態では、企業が従業員にペイメントカードを貸与し、各従業員がペイメントカードを用いて会議費、接待交際費、出張に関わる交通費及び宿泊費等の実費の支払いを行う場合について説明する。
<用語の説明>
以下に示す実施形態及び変形例における用語について説明する。「精算」とは、企業に属する従業員が立て替え払いした経費を該企業がこの従業員に支払うことを意味するのに対して、実施形態及び変形例における「購買等」とは、購買、決済又は買物等を意味する。
「ペイメントカード管理アカウント」とは、ペイメントカード管理システムの会員(企業、親等)に割り当てられたアカウントを意味する。「ペイメントカード利用アカウント」とは、ペイメントカードの利用のためにペイメントカード管理アカウント配下に割り当てられた固有のアカウントを意味し、利用者(従業員又は子供等)はペイメントカードを使用して購買等の取引における代金決済を行うことができる。「ペイメントカード」は、ペイメントカード管理システムの利用者が国内外の事業者との取引代金の決済に利用できるカードであり、一つのペイメントカード利用アカウントに対し、一又は複数のペイメントカードが発行される。このペイメントカードは、特定用途にしか使用できないギフトカード、ハウスカード、交通系/流通系ICカード式のプリペイドカードではなく、国内外で汎用的に使用することができる国際ブランド付きプリペイドカードである。なお、「ペイメントカードのカードID」は、ペイメントカード利用アカウント及びバリュー口座を一意に識別する識別情報として利用される。ただし、ペイメントカード利用アカウント又はバリュー口座の識別情報とカードIDを別個のデータとし、その対応関係をテーブル等で管理することもできる。
「バリュー」とは、ペイメントカード管理システムの会員(企業、親等)又は利用者(従業員、子供等)が購買等の取引における代金の決済に使用することが可能な有価価値を意味する。「経費用バリュー」とは、従業員が経費として使用することが可能な有価価値を意味する。「バリュー口座」とは、ペイメントカード利用アカウントの経費用バリューを有する口座を意味する。「バリュー残高」とは、会員(企業、親等)がペイメントカード利用アカウントにおいて保有する有価価値の合計を意味する。「チャージ」とは、ペイメントカード管理アカウントに保管・管理されているバリューを、当該アカウントに紐付くペイメントカード利用アカウントに移転させることも意味する。
<実施形態に係るペイメントカード管理システムの概念>
まず、本実施形態に係るペイメントカード管理システムの概念について説明する。図1は、本実施形態に係るペイメントカード管理システムの概念を説明するための説明図である。図1に示した企業は、ペイメントカード管理システムの会員であり、ペイメントカード管理アカウントが割り当てられる。従業員A1~A3は、企業からペイメントカードを貸与された利用者であり、各利用者が所持するペイメントカードにはペイメントカード利用アカウントが割り当てられる。なお、ペイメントカード利用アカウントごとにバリュー口座が設けられる。このペイメントカードは、カード会社により発行された磁気カード又はICカードからなるプリペイドカードである。従業員A1~A3は、各ペイメントカードのバリュー口座の経費用バリューの範囲内で、購買等を行うことができる。
企業は、銀行サーバの自社のバーチャル口座(管理口座)に例えば100万円を入金する。このバーチャル口座はペイメントカード管理システム専用の入金口座であり、ペイメントカード管理システム以外から出金できないものとする。
その後、従業員A1、A2、A3のペイメントカードに対してそれぞれ2万円、1万円分の4万円を減算する。その結果、バーチャル口座の口座残高が96万円となる。そして、従業員A1、A2、A3のペイメントカードの各バリュー口座に対して2万円、1万円、1万円の経費用バリューがチャージされる。
このため、従業員A1は、自らのペイメントカードにチャージされた2万円の範囲内で、カード会社が発行した通常のプリペイドカードと同様に、購買等を行うことができる。同様に、従業員A2及びA3は、自らのペイメントカードに関連付けられた1万円の範囲内で、購買等を行うことができる。
なお、その詳細な説明は後述するが、従業員A1~A3は、自身が所持するスマートフォン等の携帯端末を用いて、ペイメントカードのバリュー口座の残高確認、ペイメントカードのロック、経費用バリューの増額、ペイメントカード間のバリュー移動などを行うことができる。
<実施形態に係るペイメントカード管理システムのシステム構成等>
次に、本実施形態に係るペイメントカード管理システムのシステム構成及びシステムの概要について説明する。図2は、本実施形態に係るペイメントカード管理システムのシステム構成及びシステムの概要を説明するための説明図である。
図2に示すように、本実施形態に係るペイメントカード管理システムは、管理装置10と、企業の経理端末20と、カード会社サーバ30と、銀行サーバ40と、携帯端末50a~50c(以下、「携帯端末50」と総称する場合がある)とを有する。
管理装置10は、ペイメントカードに係る各種の処理及び管理を行う装置であり、会員である企業のペイメントカード管理アカウント及び従業員A1~A3が所持するペイメントカードのペイメントカード利用アカウントを管理する。具体的には、管理装置10は、ペイメントカードの有効化処理を行うとともに、カード会社サーバ30に対して、チャージ指示、残高確認指示、ロック指示、増額指示、バリュー移動指示などを行う。
チャージ指示とは、ペイメントカードのバリュー口座への経費用バリューのチャージの指示であり、残高確認指示とは、ペイメントカードのバリュー口座の口座残高を確認する指示である。ロック指示とは、ペイメントカードの使用を禁止する指示であり、増額指示とは、ペイメントカードのバリュー口座への経費用バリューの増額を行う指示である。バリュー移動指示とは、あるペイメントカードのバリュー口座の経費用バリューを他のペイメントカードのバリュー口座に移動させる指示である。なお、これらの各種指示を行う場合に、所定の管理者による認証操作を条件とすることもできる。
経理端末20は、企業の経理担当者が使用する端末装置である。経理担当者は、この経理端末20を用いて、銀行サーバ40上の企業のバーチャル口座に入金を行う。ここでは、企業のバーチャル口座に100万円を入金した状況を示している。この入金は、銀行振込、デビットカード決済又はクレジットカード決済等によるチャージにより行われる。
カード会社サーバ30は、ペイメントカードを発行するカード会社のサーバ装置であり、ペイメントカードのカード番号ごとにバリュー口座を有する。カード会社サーバ30は、管理装置10からペイメントカードへのチャージ指示を受け付けたならば、チャージする経理用バリュー分の金額を企業のバーチャル口座から減算するよう銀行サーバ40に指示するとともに、この減算が完了したことを条件として、該ペイメントカードのバリュー口座に経理用バリューをチャージする。
また、カード会社サーバ30は、管理装置10からペイメントカードのバリュー口座の残高確認指示を受け付けたならば、該ペイメントカードのバリュー口座の口座残高を管理装置10に対して通知する。
また、カード会社サーバ30は、管理装置10からロック指示を受け付けたならば、該当するペイメントカードをロック処理する処理部である。これにより、利用者によるペイメントカードでの購買等が不可となる。なお、ロックしたペイメントカードのロック解除を行うこともできる。このロック解除により、利用者によるペイメントカードでの購買等が可能となる。
また、カード会社サーバ30は、管理装置10から増額指示を受け付けたならば、増額する経理用バリュー分の金額を企業のバーチャル口座から減算するよう銀行サーバ40に指示するとともに、この減算が完了したことを条件として、該ペイメントカードのバリュー口座に経理用バリューをチャージする。
また、カード会社サーバ30は、管理装置10からバリュー移動指示を受け付けたならば、あるペイメントカードのバリュー口座の経費用バリューを他のペイメントカードのバリュー口座に移動させる処理を行う。
銀行サーバ40は、企業のバーチャル口座を管理する装置である。このバーチャル口座は、入金専用の口座であり、本ペイメントカード管理システム以外から出金することができない。カード会社サーバ30からバリューの減算指示を受け付けたならば、該当するバーチャル口座からこのバリューに相当する金額を減算処理し、カード会社サーバ30に対して減算完了通知を行う。
携帯端末50は、利用者が所持するスマートフォン等の携帯端末であり、ペイメントカード用アプリがインストールされている。利用者は、この携帯端末50のペイメントカード用アプリを起動して、台紙に貼り付けられたペイメントカードの活性化処理を行う。また、この携帯端末50を用いることにより、ペイメントカードの残高確認、ペイメントカードのロック、ペイメントカードの増額、ペイメントカード間のバリュー移動を行うこともできる。
ここで、企業の従業員A1~A3がそれぞれ所持するペイメントカード30a~30cに経費用バリューをチャージする一連の処理について説明する。なお、ペイメントカード30a~30cは、活性化され、使用可能状態とされているものとする。
まず、企業の経理担当者は、経理端末20を用いて銀行サーバ40のバーチャル口座に100万円を入金する。かかる入金は、すでに説明した通り、銀行振込、デビットカード決済又はクレジットカード決済等により行われる。管理装置10は、カード会社サーバ30を介して、銀行サーバ40のバーチャル口座の口座残高が100万円であることを確認することができる。
そして、ペイメントカード30a~30cの各バリュー口座に経費用バリューをチャージする場合には、管理装置10からカード会社サーバ30に対してチャージ指示を行う。図2では、従業員A1のペイメントカード30aのバリュー口座に2万円をチャージし、従業員A2のペイメントカード30bのバリュー口座に1万円をチャージし、従業員A3のペイメントカード30cのバリュー口座に1万円をチャージする場合を図示している。
このチャージ指示を受け付けたカード会社サーバ30は、銀行サーバ40に対して各バリュー口座にチャージする経費用バリューの総額に相当する金額をバーチャル口座から減算するよう指示する。銀行サーバ40は、この減算指示に応答して、バーチャル口座から4万円(=2万円+1万円+1万円)を減算し、減算完了をカード会社サーバ30に通知する。カード会社サーバ30が、この減算完了通知を受け付けたならば、ペイメントカード30a~30cの各バリュー口座に経費用バリュー2万円、1万円、1万円をそれぞれ加算する。かかる一連の処理を行うことにより、ペイメントカード30a~30cに経費用バリューをチャージすることが可能となる。
<管理装置10の構成>
次に、図2に示した管理装置10の構成を説明する。図3は、図2に示した管理装置10の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、管理装置10は、入力部11、表示部12、通信部13、記憶部14及び制御部15を有する。入力部11は、キーボード又はマウス等の入力デバイスである。表示部12は、液晶パネル又はディスプレイ装置等の表示デバイスである。通信部13は、インターネット等のネットワークを介してカード会社サーバ30と通信するための通信インタフェース部である。
記憶部14は、ハードディスク装置又は不揮発性メモリなどからなる記憶デバイスであり、ペイメントカード管理テーブル14aを記憶する。図4は、ペイメントカード管理テーブル14aの一例を示す図である。同図に示すように、ペイメントカード管理テーブル14aには、カードIDごとに、有効化の有無、企業名、期限、従業員、残高等を記憶する。
図4では、5枚のペイメントカードのうち、カードID「1234 5678 9012 3456」、「1234 5678 9012 3457」、「1234 5678 9012 3458」の3枚のカードが有効化された状況を示している。カードID「1234 5678 9012 3456」のペイメントカード30aは、「ABC会社」の企業の従業員A1が所持するカードであり、期限は2021年2月であり、バリュー口座に2万円の経費用バリューがチャージされている。カードID「1234 5678 9012 3457」のペイメントカード30bは、「ABC会社」の企業の従業員A2が所持するカードであり、期限は2021年2月であり、バリュー口座に1万円の経費用バリューがチャージされている。カードID「1234 5678 9012 3458」のペイメントカード30cは、「ABC会社」の企業の従業員A3が所持するカードであり、期限は2021年2月であり、バリュー口座に1万円の経費用バリューがチャージされている。なお、カードID「1234 5678 9012 3459」、「1234 5678 9012 3460」については有効化されておらず、無効の状態である。
制御部15は、管理装置10の全体制御を行う制御部であり、ペイメントカード有効化処理部15a、ペイメントカード処理部15b、承認処理部15c及び経費レポート生成部15dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、ペイメントカード有効化処理部15a、ペイメントカード処理部15b、承認処理部15c及び経費レポート生成部15dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
ペイメントカード有効化処理部15aは、ペイメントカードの有効化を行う処理部である。具体的には、従業員A1が、台紙に貼り付けられたペイメントカードを台紙から取り外し、携帯端末50a上でペイメントカードアプリを起動して台紙に印刷されたQRコード(登録商標)を読み取ると、携帯端末50aは管理装置10にアクセス可能な状態となる。ここで、従業員A1が携帯端末50a上でペイメントカードに刻印されたカードIDを含む所定の入力操作を行うことにより、該ペイメントカードが有効化される。
ペイメントカード処理部15bは、カード会社サーバ30に対して、ペイメントカードの各種処理を行う処理部であり、チャージ指示部15b1、残高確認指示部15b2、ロック指示部15b3、増額指示部15b4、バリュー移動指示部15b5を含む。
チャージ指示部15b1は、入力部11から「どのペイメントカードのバリュー口座にどれだけの金額をチャージするか」を示す所定のチャージ操作を受け付けた場合に、カード会社サーバ30に対してチャージ指示を行う処理部である。このチャージ指示には、チャージ対象となるペイメントカードのカードIDとそのチャージ金額などが含まれる。なお、チャージが完了した旨の通知又はチャージに失敗した旨の通知をカード会社サーバ30から受け付けたならば、その旨を表示部12に表示する。なお、チャージ指示に先だって、承認処理部15cによる管理者承認を受けるよう構成することもできる。
残高確認指示部15b2は、携帯端末50からペイメントカードのバリュー口座の残高確認要求を受け付けた場合に、カード会社サーバ30に対して残高確認指示を行う処理部である。この残高確認指示には、ペイメントカードのカードIDが含まれる。カード会社サーバ30からペイメントカードのバリュー口座の残高を受け付けたならば、ペイメントカード管理テーブル14aのバリュー口座の残高を更新するとともに、要求元の携帯端末50に対してバリュー口座の残高を通知する。なお、ここでは従業員自身が所持するペイメントカードのバリュー口座の残高確認を行えることとするが、他の従業員が所持するペイメントカードのバリュー口座の残高確認を行えるよう構成することもできる。
ロック指示部15b3は、携帯端末50からペイメントカードのロック要求を受け付けた場合に、カード会社サーバ30に対してロック指示を行う処理部である。ペイメントカードの盗難又は紛失に対処するためである。このロック指示には、ペイメントカードのカードIDが含まれる。カード会社サーバ30からロック完了の通知を受け付けたならば、ペイメントカード管理テーブル14aの有効化欄をロック状態に更新するとともに、要求元の携帯端末50に対してロック完了を通知する。カード会社サーバ30がペイメントカードのロック処理を行ったならば、該ペイメントカードのバリュー口座に残高が存在していたとしても、該ペイメントカードを用いた購買等の取引における代金の決済をすることができない。なお、ここでは従業員自身が所持するペイメントカードのロック指示を行えることとするが、他の従業員が所持するペイメントカードのロック指示を行えるよう構成することもできる。
増額指示部15b4は、携帯端末50からペイメントカードの増額要求を受け付けた場合に、カード会社サーバ30に対して経費用バリューの増額指示を行う処理部である。この増額指示には、増額対象となるペイメントカードのカードIDとその増額する経費用バリューの金額などが含まれる。なお、増額が完了した旨の通知又は増額に失敗した旨の通知をカード会社サーバ30から受け付けたならば、その旨を要求元の携帯端末50に対して通知する。なお、増額指示に先だって、承認処理部15cによる管理者承認を受けるよう構成することもできる。また、ここでは従業員自身が所持するペイメントカードのバリュー口座に対する経費用バリューの増額指示を行えることとするが、他の従業員が所持するペイメントカードのバリュー口座に対する経費用バリューの増額指示を行えるよう構成することもできる。
バリュー移動指示部15b5は、携帯端末50を所持する利用者のペイメントカードのバリュー口座から他の利用者が所持するペイメントカードのバリュー口座へ経費用バリューを移動するバリュー移動要求を受け付けた場合に、カード会社サーバ30に対してバリュー移動指示を行う処理部である。このバリュー移動指示には、移動元及び移動先のペイメントカードのカードIDと移動させる経費用バリューの金額とが含まれる。カード会社サーバ30からバリュー移動完了の通知を受け付けたならば、ペイメントカード管理テーブル14aを更新するとともに、要求元の携帯端末50に対してバリュー移動完了を通知する。なお、ここでは従業員自身が所持するペイメントカードのバリュー口座から他のペイメントカードのバリュー口座へのバリュー移動を行えることとするが、他の従業員が所持するペイメントカードのバリュー口座から自身のペイメントカードのバリュー口座へのバリュー移動、他の従業員のペイメントカードのバリュー口座間のバリュー移動を行えるよう構成することもできる。
承認処理部15cは、チャージ指示、増額指示又はバリュー移動指示を行う場合に、所定の管理者による管理者承認を受ける処理部である。具体的には、管理者が所持する携帯端末に承認依頼要求を通知し、管理者の携帯端末から「承認」との通知を受け付けた場合に、チャージ指示、増額指示又はバリュー移動指示を行うことができる。無制限にチャージ、増額又はバリュー移動を行わせたのでは、混乱を招くとともに、経費使用の観点から見て妥当ではないからである。
経費レポート生成部15dは、カード会社サーバ30から受け付けたペイメントカードの使用履歴データに基づいて、ペイメントカード管理テーブル14aの備考欄に記載する使用実績を更新するとともに、この使用実績を費用項目ごとにまとめて経費レポートを生成する処理部である。なお、経費レポートは表示部12に表示することができ、図示しないプリンタにより印刷することもできる。
<ペイメントカードの有効化>
次に、ペイメントカードの有効化手順について説明する。図5は、ペイメントカードの有効化手順を示すフローチャートであり、図6は、台紙の一例を示す図である。まず、従業員A1~A3は、携帯端末50にインストールされたペイメントカード用アプリを起動し(ステップS101)、ペイメント用アプリにログインする(ステップS102)。
その後、図6に示す台紙60に印刷されたQRコード(登録商標)62を読み取り(ステップS103)、このQRコード(登録商標)に含まれる管理装置10のアドレスにアクセスすることによって、台紙60に貼付されたペイメントカード61に刻印されたカードID「1234 5678 9012 3456」と、先にログイン(ステップS102)した従業員とを紐付ける。これにより、管理装置10は、このペイメントカードを有効化処理する(ステップS104)。具体的には、ペイメントカード管理テーブル14aの有効化欄を無効から有効に変更する。これにより、このペイメントカードが使用可能な状態となる。
<チャージ処理手順>
次に、ペイメントカードのバリュー口座への経費用バリューのチャージ手順について説明する。図7は、ペイメントカードのバリュー口座への経費用バリューのチャージ手順を示すフローチャートである。ここでは、ペイメントカードの有効化処理がすでに行われているものとする。
管理装置10は、所定のチャージ操作を受け付けたならば(ステップS201;Yes)、カード会社サーバ30に対してチャージ指示を行う(ステップS202)。このチャージ指示には、チャージ対象となるペイメントカードのカードID及びチャージ額が含まれる。なお、チャージ指示を行う前に、管理者による承認を行うこともできる。
カード会社サーバ30は、管理装置10からチャージ指示を受け付けたならば、銀行サーバ40に対してチャージ額の減算指示を行う(ステップS203)。例えば、ABC会社の3つのペイメントカードに2万円、1万円、1万円のチャージを行う場合には、該ABC会社のバーチャル口座からチャージ額の合計金額である4万円を減算する減算指示を行うことになる。かかる減算指示を受け付けた銀行サーバ40は、ABC会社のバーチャル口座からチャージ額の合計金額である4万円の減算処理を行った後に(ステップS204)、カード会社サーバ30に対して減算完了通知を行う(ステップS205)。なお、ABC会社のバーチャル口座の口座残高がチャージ額の合計金額である4万円以上存在しない場合には、残高不足としてエラー処理を行う。
カード会社サーバ30は、銀行サーバ40から減算完了通知を受け付けたならば、該当するペイメントカードのバリュー口座に対して経費用バリューを加算する処理を行い(ステップS206)、管理装置10にチャージ完了通知を行う(ステップS207)。
管理装置10は、カード会社サーバ30からチャージ完了通知を受け付けたならば、ペイメントカード管理テーブル14aを更新する(ステップS208)。なお、チャージ完了を表示部12などに表示することもできる。
<残高確認手順>
次に、ペイメントカードのバリュー口座の残高確認手順について説明する。図8は、ペイメントカードのバリュー口座の残高確認手順を示すフローチャートである。ここでは、ペイメントカードの有効化処理がすでに行われているものとする。
携帯端末50aは、従業員A1が所持するペイメントカードのバリュー口座の残高確認操作を受け付けたならば(ステップS301;Yes)、管理装置10に対して残高確認依頼を行う(ステップS302)。ここで言う「残高」はペイメントカードのバリュー口座の経費用バリューの残高であり、カード会社サーバ30で管理されている。なお、残高確認依頼には、ペイメントカードのカードIDが含まれる。
管理装置10は、携帯端末50aから残高確認依頼を受け付けたならば、カード会社サーバ30に対してペイメントカードのバリュー口座の残高確認指示を行う(ステップS303)。この残高確認指示を受け付けたカード会社サーバ30は、ペイメントカードのカードIDに対応するバリュー口座の口座残高を取得し、取得した残高を管理装置10に通知する(ステップS304)。
管理装置10は、カード会社サーバ30からペイメントカードの経費用バリューのバリュー口座の残高を受け付けたならば、携帯端末50aに残高を通知する(ステップS305)。この通知を受け付けた携帯端末50aは、バリュー口座の残高を表示する(ステップS306)。
<ロック手順>
次に、ペイメントカードのロック手順について説明する。図9は、ペイメントカードのロック手順を示すフローチャートである。ここでは、ペイメントカードの有効化処理がすでに行われているものとする。
携帯端末50aは、従業員A1が所持するペイメントカードのロック操作を受け付けたならば(ステップS401;Yes)、管理装置10に対してロック依頼を行う(ステップS402)。管理装置10は、携帯端末50aからロック依頼を受け付けたならば、カード会社サーバ30に対してペイメントカードのロック指示を行う(ステップS403)。このロック指示を受け付けたカード会社サーバ30は、ペイメントカードをロック処理し(ステップS404)、管理装置10にロック完了通知を行う(ステップS405)。
管理装置10は、カード会社サーバ30からロック完了通知を受け付けたならば、ペイメントカード管理テーブル14aを更新し(ステップS406)、携帯端末50aにロック完了を通知する(ステップS407)。この通知を受け付けた携帯端末50aは、ロック完了を表示する(ステップS408)。
<バリュー移動手順>
次に、ペイメントカードのバリュー移動手順について説明する。図10は、ペイメントカードのバリュー移動手順を示すフローチャートである。ここでは、ペイメントカードの有効化処理がすでに行われているものとする。
携帯端末50aは、従業員A1が所持するペイメントカードのバリュー口座から他のペイメントカードのバリュー口座への経費用バリューの移動操作を受け付けたならば(ステップS501;Yes)、管理装置10に対してバリュー移動要求を行う(ステップS502)。このバリュー移動要求には、経費用バリューの移動元のペイメントカードのカードID、移動先のペイメントカードのカードID、移動する経費用バリューの金額が含まれる。
管理装置10は、携帯端末50aからバリュー移動要求を受け付けたならば、カード会社サーバ30に対してペイメントカードのバリュー移動指示を行う(ステップS503)。このバリュー移動指示を受け付けたカード会社サーバ30は、ペイメントカードの経費用バリューの金額を移動先のペイメントカードに移動させる処理を行い(ステップS504)、管理装置10に対してバリュー移動完了通知を行う(ステップS505)。
管理装置10は、カード会社サーバ30からバリュー移動完了通知を受け付けたならば、ペイメントカード管理テーブル14aを更新し(ステップS506)、携帯端末50aにバリュー移動完了通知を行う(ステップS507)。この通知を受け付けた携帯端末50aは、バリュー移動完了を表示する(ステップS508)。
上述してきたように、本実施形態では、管理装置10は、従業員A1~A3が所持する携帯端末50a~50cを介してペイメントカードを有効化し、有効化されたペイメントカードのバリュー口座に所定のバリューをチャージするようカード会社サーバ30に指示し、カード会社サーバ30は、ペイメントカードごとのバリュー口座を有し、管理装置10からチャージ指示を受け付けた場合に、バーチャル口座の口座残高がチャージ額以上であるならば、ペイメントカードにチャージするバリュー分の金額をバーチャル口座から減算するよう指示し、ペイメントカードのバリュー口座にバリューを加算するよう構成したので、従業員はペイメントカードを用いた効率的な購買等の取引における代金の決済が可能となる。
また、本実施形態では、管理装置10は、従業員A1~A3が所持する携帯端末50a~50cからペイメントカードのバリュー口座の残高確認依頼を受け付けたならば、ペイメントカードのバリュー口座の口座残高を通知するようカード会社サーバ30に指示する残高確認指示部15b2を備え、カード会社サーバ30は、管理装置10から残高確認を受け付けたならば、ペイメントカードのバリュー口座の口座残高を通知するよう構成している。
また、本実施形態では、管理装置10は、従業員A1~A3が所持する携帯端末50a~50cからペイメントカードのロック要求を受け付けたならば、該利用者のペイメントカードをロックするようカード会社サーバ30に指示するロック指示部15b3を備え、カード会社サーバ30は、管理装置10からロック指示を受け付けたならば、該当するペイメントカードの使用を禁止するよう構成している。
また、本実施形態では、管理装置10は、従業員A1~A3が所持する携帯端末50a~50cから該従業員のペイメントカードのバリュー口座の経費用バリューの増額要求を受け付けたならば、該利用者のペイメントカードを増額するようカード会社サーバ30に指示する増額指示部15b4を備え、カード会社サーバ30は、管理装置10から増額指示を受け付けた場合に、企業のバーチャル口座の口座残高がペイメントカードに増額するバリュー以上であるならば、ペイメントカードのバリュー口座に加算するバリュー分の金額をバーチャル口座の口座残高から減算するよう指示し、ペイメントカードのバリュー口座にバリューを加算するよう構成している。
また、本実施形態では、管理装置10は、従業員A1~A3が所持する携帯端末50a~50cから従業員のペイメントカードのバリュー口座から他の従業員のペイメントカードのバリュー口座へ所定数のバリューを移動させるバリュー移動要求を受け付けたならば、該利用者のペイメントカードから他のペイメントカードへのバリュー移動を行うようカード会社サーバ30に指示するバリュー移動指示部15b5を備え、カード会社サーバ30は、管理装置10からバリュー移動指示を受け付けた場合に、該利用者のペイメントカードのバリュー口座にバリュー移動分の口座残高を存在するならば、該利用者のペイメントカードのバリュー口座からバリュー移動分を減算し、バリュー移動先のペイメントカードのバリュー口座にバリュー移動分を加算するよう構成している。
また、本実施形態では、ペイメントカードは、台紙から外された磁気カード又はICカードである。また、このペイメントカードは、従業員A1~A3が所持する携帯端末50a~50c上でアプリとして動作するバーチャルカードである。
なお、本実施形態に係るペイメントカードをバーチャルカードとする場合において、当該バーチャルカードを有効化する手順としては、携帯端末50にインストールされたペイメントカード用アプリを起動してペイメント用アプリにログインし、当該アプリ上で有効化するバーチャルカードと紐づけられたIDを入力することで実現することができる。
また、本実施形態では、管理装置10は、カード会社サーバ30から受け取った利用者ごとのバリュー使用情報に基づいて、費用項目ごとの経費レポートを生成する経費レポート生成部15dを備えるよう構成している。
以上説明した通り、本発明は、会社等の組織内で利用者に貸与される複数のペイメントカードを、管理装置10を用いて一元的に管理することで、当該複数のプリペイドカードの管理を効率化するものである。
当該機能としては、例えば、管理装置10が、ペイメントカードの有効化に用いられた携帯端末から当該ペインメントカードに係る各種要求(残高確認要求、ロック要求、増額要求、バリュー移動要求)を受け付け、受け付けた要求に対する指示をカード会社サーバ30に行う機能(以下、第1機能と称する)や、ペイメントカードの使用履歴データに基づいて、経費レポートを生成する機能(以下、第2機能と称する)が挙げられる。
第1機能に関しては上述した通りであるが、以下、第2機能について補足する。
<経費レポートの生成手順>
まず、図13を用いて、経費レポートの生成手順について説明する。図13は、経費レポート生成手順を示すフローチャートであり、当該手順のうちの管理装置10に対応する部分は、上述の経費レポート生成部15dによって実現される。
最初に、カード会社サーバ30は、バリュー使用があったか否かを判定し(ステップS601)、バリュー使用があった場合には、管理装置10に対し、決済利用データを送信する(ステップS602)。
管理装置10は、受け付けた決済利用データを用いて経費レポートを更新(生成)する(ステップS603)。
ここで、決済利用データとは、上述の使用履歴データの一例であり、バリュー使用があった時点で即時(バリュー使用ごとに)送信されるデータである。詳細は後述するが、決済利用データには、例えば、決済日(時間を含んでもよい)、金額、店舗名が含まれている。
なお、使用履歴データの他の例としては、決済から所定期間(例えば、2、3週間)経過後にカード会社サーバ30から送信される確定データが挙げられ、当該データを用いて経費レポートを生成してもよく、確定データのデータ構成は、決済利用データと同様に、決済日、金額、店舗名が含まれている。
また、本実施形態における経費レポート(経費精算データ)とは、上述の通り、使用実績を費用項目ごとにまとめたものであるが、これに限らない。例えば、経費精算の対象期間における決済利用データ又は確定データを単に並べたものや、当該データを利用者ごと又は利用者が属するチームごとにまとめたもの等、決済利用データ又は確定データを用いて生成されるデータであれば、その整理方法は問わない。
このように、本実施形態において、経費レポート生成部15dは、ペイメントカードの使用履歴データを用いて経費レポートを生成する。
これによれば、会社等の組織内で利用者に貸与される複数のペイメントカードの使用に係る経費精算を効率的に行うことができるとともに、その精度も高めることができる。
特に、本実施形態において、経費レポート生成部15dは、ペイメントカードの使用履歴データのうちのリアルタイム性を有する決済利用データを用いて経費レポートを更新(生成)する。
これによれば、リアルタイム性をもって経費レポートを更新(生成)することができる。
ところで、本実施形態のように、あらかじめ管理者によってバリューがチャージされたペイメントカードを利用者が使用して会社の経費を使う場合には、故意的又は偶発的にチャージされたバリューを私的利用してしまう虞がある。そして、このような私的利用の場合には、既に会社の経費が使用されているため、当該利用の迅速な発見と対応(給与からの天引き等)が求められる。
このような観点からも、リアルタイム性をもって経費レポートを更新(生成)することは、有意義となる。
上述の通り、決済利用データには、決済日、金額、店舗名等の情報が含まれるが、経費精算に用いるためのデータとしては不十分な場合があり、管理装置10は、決済利用データの補完を行う補完指示部(図示省略)をさらに備えるように構成している。以下、具体的に説明する。
<決済利用データの補完手順>
図14及び図15を用いて、決済利用データの補完手順を説明する。図14は、決済利用データの補完手順を示すフローチャートであり、図15は、決済利用データの補完の具体例(イメージ)を示す図である。
まず、管理装置10は、従業員(この例では、従業員A1)と紐づけられたペイメントカードに係る決済利用データに補完が必要な決済利用データがあるか否かを判定し(ステップS701)、補完が必要な決済利用データがあった場合には、携帯端末50(当該ペイメントカードと紐づけられた携帯端末を指し、この例では、携帯端末50a)に対し、データ補完指示を行う(ステップS702)。
携帯端末50は、データ補完指示を受け付けた場合には、補完が必要な決済利用データを通知する(ステップS703)。なお、当該通知は、携帯端末50にインストールされたペイメントカード用アプリによって実行され、携帯端末50の画面等を用いて行われる。
さらに、従業員は、携帯端末50のペイメントカード用アプリを起動して、補完が必要な決済利用データに係る対象レシートを撮影する(ステップS704)。撮影されたレシートの画像は、携帯端末50のペイメントカード用アプリによってデジタル文字コードに変換され(ステップS705)、当該アプリによって当該変換データが管理装置10に送信される(ステップS706)。
そして、管理装置10は、送信された変換データを用いて当該変換データに対応する決済利用データを補完する。
例えば、図15に示す通り、決済利用データについて、人数、商品名、個数、及び税率の欄にデータがない場合に、上記変換データに含まれる、人数(2人)、商品名(ブレンドコーヒー)、個数(2個)、及び税率(10%)を追加し、決済利用データの店舗名の欄に不明確なデータが入っている場合に、上記変換データを用いてより詳細な店舗名に修正する。
なお、これらの情報は、経費精算を行う際に必要となり得る情報である。特に、税率は、いわゆる軽減税率が導入されたことによって一定の値にならない情報であり、かつ当該情報は税務情報にあたるため、経費精算を行う際に重要となる。同様に、人数についても、当該決済が経費として計上可能な接待に用いられたものであるか否かを判定するのに必要な情報であるため、これらの情報の中でも重要度が高い。
このように、本実施形態において、補完指示部は、携帯端末50から送信された変換データ(レシートデータ)を用いて、対応する決済利用データを補完する。
これによれば、経費レポートの正確性を効率的に高めることができる。
なお、本発明において、補完とは、存在しないデータの追加、存在するデータの修正のいずれも含む。
特に、本実施形態において、データ補完指示を行うか否かの判定(ステップS701)は、決済利用データを受け付けた時点で実行され、当該条件が充足された場合には、データ補完指示が即時なされる。
これによれば、レシートの紛失によるリスクを低減することができる。さらには、上述の私的利用の早期発見にも寄与する。
また、本実施形態において、上述のデジタル文字コード変換に係る機能は、携帯端末50にインストールされたペイメントカード用アプリによって実現されるが、当該機能が管理装置10によって実現されてもよい。この場合には、携帯端末50から管理装置10に対し、撮影されたレシートの画像を送信するようにすればよい。
また、上述の本実施形態では、レシートの画像を用いて自動的に決済利用データを補完していたが、補完候補を提示した上で、当該補完候補を反映するか否かを決定するようにしてもよい。
具体的には、図16に示すように、携帯端末50を用いてレシートを撮影した後に、撮影した画像をデジタル文字コードに変換したレシートデータを携帯端末50の画面に表示させ、表示された変換データの下部にある「送信」ボタンを押下することで、管理装置10に対して変換データを送信するようにしてもよい。
これによれば、別のレシートを撮影してしまった場合等に、誤った変換データによって決済利用データが補完される事態を抑止することができる。
なお、レシートデータを生成するにあたっては、単にレシートの画像をデジタル文字コードに変換するだけに限らず、例えば、抽出された電話番号から店舗名を特定する等、抽出されたデジタル文字コードを総合的に判断してレシートデータを生成するようにしてもよい。
また、決済利用データを補完するにあたり、レシートに記載された情報だけでは不足していたり、レシートに記載された文字が滲むなどして鮮明ではなく一部デジタル文字コードに変換できない状況も発生し得る。
これに対しては、レシートデータ、またはレシートデータによって補完された後の決済利用データに係る情報を、携帯端末50や管理装置10から手動入力等で改変(補完)できるようにしてもよい。ただし、これらの情報に含まれる日付と金額を含む一部のデータに対しては、決済利用データに含まれる情報の中でも重要な情報であり、経費の不正利用等を防止する観点から、上記改変を不可能に構成することが好ましい。
<変形例>
ところで、上記実施形態では、企業の従業員A1~A3がペイメントカードを使用する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、親の口座(以下、「親口座」と言う)の口座残高の一部を子供のペイメントカードにチャージし、子供がペイメントカードを用いて購買等の取引における代金の決済を行う場合に適用することもできる。そこで、本変形例では、親口座の口座残高の一部を子供のペイメントカードにチャージし、子供がペイメントカードを用いて購買等の取引における代金の決済を行う場合について説明する。
図11は、本変形例に係るペイメントカード管理システムの概念を説明するための説明図である。図11に示した親Pは、複数の子D1~D3に対してペイメントカードを貸与する。このペイメントカードは、カード会社により発行されたプリペイドカードであり、該ペイメントカードに関連付けられたバリューの範囲内で子が購買等の取引における代金の決済に利用することができる。
親Pは、親口座に例えば3万円を銀行振込、デビットカード決済またはクレジットカード決済等により入金する。その後、子D1、D2、D3のペイメントカードに対してそれぞれ2000円、1000円、1000円のバリューを関連付けたい場合には、親口座からバリュー分の4000円を減算する。その結果、親口座の口座残高が2万6千円となる。その一方で、子D1、D2、D3のペイメントカードに対して2000円、1000円、1000円のバリューが関連付けられる。
このため、子D1は、自らのペイメントカードに関連付けられた2000円の範囲内で、カード会社が発行した通常のプリペイドカードと同様に、購買等の取引における代金の決済を行うことができる。同様に、子D2及びD3は、自らのペイメントカードに関連付けられた1000円の範囲内で、購買等の取引における代金の決済を行うことができる。
また、その詳細な説明は後述するが、子D1~D3は、自身が所持するスマートフォン等の携帯端末を用いて、ペイメントカードの残高確認、ペイメントカードのロック、バリューの増額、ペイメントカード間のバリュー移動などを行うことができる。また、子D1~D3が所持する携帯端末を用いてバリューの増額要求は可能であるが、バリューの増額を子D1~D3自身が行うことはできない。なお、子D1~D3は、スマートフォン等の携帯端末を所持することは必須ではなく、ペイメントカードさえ所持すれば良い。
次に、本変形例に係るペイメントカード管理システムのシステム構成及びシステムの概要について説明する。図12は、本変形例に係るペイメントカード管理システムのシステム構成及びシステムの概要を説明するための説明図である。ここでは、親Pの親口座に3万円のチャージが行われているものとする。
図12に示すように、子D1~D3のペイメントカードにチャージを行う場合には、管理装置70からカード会社サーバ80に対してチャージ指示を行う(ステップS11)。このチャージ指示には、子D1~D3のペイメントカードのカードID及びそのチャージ金額が含まれる。ここでは、子D1のチャージ金額が2000円であり、子D2及びD3のチャージ金額が1000円であるとする。
カード会社サーバ80は、管理装置70からチャージ指示を受け付けたならば、親Pの親口座からチャージ金額の合計である4000円を減算するよう銀行サーバ90に指示し、銀行サーバ90から減算完了の通知を受け付けたならば、子D1~D3のペイメントカードのバリュー口座にバリューを加算する処理を行う。これにより、銀行サーバ90の親口座からカード会社サーバの各バリュー口座へのバリュー移動が完了する(ステップS12)。
なお、上記の実施形態及び変形例では、ペイメントカードが磁気カード又はICカードである場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ペイメントカードを携帯端末上のアプリとして動作するバーチャルカードとすることもできる。
また、上記の実施形態又は変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述のカード会社サーバ30と銀行サーバ40(金融機関サーバ)は、同一のシステム構成として実現されてもよい。すなわち、カード会社サーバ30と銀行サーバ40は、同一のネットワークで構成されるものであってもよいし、別々のネットワークで構成されるものであってもよい。
よって、本発明に係るペイメントカード管理システムは、ペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システム(カード会社サーバ30、銀行サーバ40)と、決済管理システムと通信可能に構成された管理装置(管理装置10)と、を備えると換言できる。
さらに、本発明に係る管理装置は、バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと通信可能に構成されたものであると換言できる。
また、上述したバーチャル口座(管理口座)に係る残高は、あらかじめバリューに変換されてもよい。
また、上述の通り、本実施形態では、一のペイメントカードに係る情報(要求や指示等)は、管理装置10と当該一のペイメントカードを有効化した携帯端末50との間でやりとり可能に構成され、管理装置10と他の携帯端末50(別の従業員のアカウントでログインされた携帯端末)との間では、当該一のペイメントカードに係る情報のやりとりが規制されている。ただし、当該有効化した携帯端末50以外に、当該有効化した携帯端末50と紐づけられているアカウントでログインされた端末(例えば、据え置き端末)からのアクセスは許容してもよい。
また、上述の説明では、本発明を、いわゆるプリペイドカードを管理対象とした発明として説明してきたが、これに限らない。例えば、上述のペイメントカードを、いわゆる決済時に銀行口座から即時引き落とされるデビットカードに置き換えて管理対象としてもよい。この場合には、上述したバリュー口座へのバリュー移動の必要はなく、いずれの決済においても管理者の銀行口座から即時引き落とされることとなる点が異なるが、上述の第1機能や第2機能等の本発明に係る他の機能についてはそのまま採用することができる。
<付記>
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードに関するペイメントカード管理システムであって、
前記ペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと、
前記決済管理システムと通信可能に構成された管理装置と、
を備え、
前記決済管理システムは、
前記ペイメントカードごとの前記バリュー口座と、管理口座と、を有し、
前記ペイメントカードを用いた決済時に、当該ペイメントカードに対応する前記バリュー口座から当該決済に係るバリューを減算し、
前記管理装置は、前記決済管理システムに対してチャージ指示を実行可能に構成され、
前記決済管理システムは、さらに、前記チャージ指示を受けた場合に、当該チャージ指示に係る金額またはバリューを前記管理口座から減算するとともに、当該チャージ指示に係るバリューを前記バリュー口座へ加算する、
ことを特徴とするペイメントカード管理システム。
(2)
前記決済管理システムは、使用履歴データを送信し、
前記管理装置は、前記決済管理システムから受け取った前記使用履歴データに基づいて、経費精算データを生成する経費精算データ生成手段を、さらに備える、
ことを特徴とする上記(1)に記載のペイメントカード管理システム。
(3)
前記使用履歴データは、決済ごとに送信される決済利用データである、
ことを特徴とする上記(2)に記載のペイメントカード管理システム。
(4)
前記管理装置は、決済時に発行されたレシートに係るレシートデータに基づいて、前記決済利用データを補完する決済利用データ補完手段を、さらに備える、
ことを特徴とする上記(3)に記載のペイメントカード管理システム。
(5)
前記管理装置は、前記レシートデータに基づいて、当該レシートデータに対応する前記決済利用データを補完するための補完候補を提示させる補完候補提示手段を、さらに備え、
前記決済利用データ補完手段は、前記補完候補提示手段によって提示された前記補完候補の反映が決定された場合には、当該補完候補を用いて当該補完候補に対応する前記決済利用データを補完する、
ことを特徴とする上記(4)に記載のペイメントカード管理システム。
(6)
前記管理装置は、さらに、携帯端末を介して、前記ペイメントカードを有効化する有効化手段を、さらに備える、
ことを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
(7)
前記管理装置は、前記ペイメントカードの有効化に用いられた携帯端末から当該ペイメントカードの残高確認依頼を受けた場合には、当該ペイメントカードの前記バリュー口座の口座残高を通知するよう前記決済管理システムに指示する残高確認指示手段を、さらに備え、
前記決済管理システムは、前記管理装置から残高確認を受けた場合には、当該残高確認に係る前記ペイメントカードの前記バリュー口座の口座残高を通知する、
ことを特徴とする上記(6)に記載のペイメントカード管理システム。
(8)
前記管理装置は、前記ペイメントカードの有効化に用いられた携帯端末からロック要求を受けた場合には、当該ペイメントカードをロックするよう前記決済管理システムに指示するロック指示手段を、さらに備え、
前記決済管理システムは、前記管理装置からロック指示を受けた場合には、当該ロック指示に対応するする前記ペイメントカードの使用を禁止する、
ことを特徴とする上記(6)又は(7)に記載のペイメントカード管理システム。
(9)
前記管理装置は、前記ペイメントカードの有効化に用いられた携帯端末から当該ペイメントカードの増額要求を受けた場合には、当該ペイメントカードを増額するよう前記決済管理システムに指示する増額指示手段を、さらに備え、
前記決済管理システムは、前記管理装置から増額指示を受けた場合には、当該増額指示に係る金額またはバリューを前記管理口座から減算するとともに、当該増額指示に係るバリューを当該増額指示に対応する前記バリュー口座へ加算する、
ことを特徴とする上記(6)乃至(8)のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
(10)
前記管理装置は、当該管理装置で管理されている一の前記ペイメントカードから当該管理装置で管理されている他の前記ペイメントカードへバリューを移動させるバリュー移動要求を受けた場合には、当該一のペイメントカードから当該他のペイメントカードへのバリュー移動を行うよう前記決済管理システムに指示するバリュー移動指示手段を、さらに備え、
前記決済管理システムは、前記管理装置からバリュー移動指示を受けた場合には、当該バリュー移動指示に係る前記一のペイメントカードに対応する前記バリュー口座から、当該バリュー移動指示に係る前記他のペイメントカードに対応する前記バリュー口座にバリューを移動する、
ことを特徴とする上記(1)乃至(9)のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
(11)
前記ペイメントカードは、磁気カード又はICカードである、
ことを特徴とする上記(1)乃至(10)のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
(12)
前記ペイメントカードは、携帯端末上でアプリとして動作するバーチャルカードである、
ことを特徴とする上記(1)乃至(10)のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
(13)
バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと通信可能に構成された管理装置であって、
管理口座から金額またはバリューを減算させるとともに、当該減算に対応するバリューを、前記ペイメントカードごとに設けられた前記バリュー口座の少なくとも一部に加算させるチャージ指示を行うチャージ指示手段を、備える、
ことを特徴とする管理装置。
(a)
前記決済管理システムから決済利用データを受信可能に構成され、
前記決済管理システムから受け取った前記決済利用データに基づいて、経費精算データを生成する経費精算データ生成手段を、さらに備える、
ことを特徴とする上記(13)に記載の管理装置。
(b)
携帯端末を介して、前記ペイメントカードを有効化する有効化手段を、さらに備える、
ことを特徴とする上記(13)に記載の管理装置。
また、本実施形態は、更に次のような技術思想を包含する。
<1>
所定の金融機関における所定の管理者の口座残高を管理する金融機関サーバと、利用者が決済に用いるペイメントカードを発行するカード会社サーバと、前記ペイメントカードを管理する管理装置とを通信可能に接続したペイメントカード管理システムであって、
前記管理装置は、
前記利用者が所持する携帯端末を介して、前記ペイメントカードを有効化する有効化手段と、
前記有効化手段により有効化されたペイメントカードに所定のバリューをチャージするよう前記カード会社サーバに指示するチャージ指示手段とを備え、
前記カード会社サーバは、
前記ペイメントカードごとのバリュー口座を有し、
前記管理装置からチャージ指示を受け付けた場合に、前記所定の管理者の口座残高が前記ペイメントカードにチャージするバリュー以上であるならば、前記ペイメントカードにチャージするバリュー分の金額を前記所定の管理者の口座残高から減算するよう指示し、前記ペイメントカードのバリュー口座にバリューを加算する
ことを特徴とするペイメントカード管理システム。
<2>
前記管理装置は、
前記利用者が所持する携帯端末からペイメントカードの残高確認依頼を受け付けたならば、前記ペイメントカードのバリュー口座の口座残高を通知するよう前記カード会社サーバに指示する残高確認指示手段をさらに備え、
前記カード会社サーバは、
前記管理装置から残高確認を受け付けたならば、前記ペイメントカードのバリュー口座の口座残高を通知する
ことを特徴とする上記<1>に記載のペイメントカード管理システム。
<3>
前記管理装置は、
前記利用者が所持する携帯端末から該利用者のロック要求を受け付けたならば、該利用者のペイメントカードをロックするよう前記カード会社サーバに指示するロック指示手段をさらに備え、
前記カード会社サーバは、
前記管理装置からロック指示を受け付けたならば、該当するペイメントカードの使用を禁止する
ことを特徴とする上記<1>又は<2>に記載のペイメントカード管理システム。
<4>
前記管理装置は、
前記利用者が所持する携帯端末から該利用者のペイメントカードの増額要求を受け付けたならば、該利用者のペイメントカードを増額するよう前記カード会社サーバに指示する増額指示手段をさらに備え、
前記カード会社サーバは、
前記管理装置から増額指示を受け付けた場合に、前記所定の管理者の口座残高が前記ペイメントカードに増額するバリュー以上であるならば、前記ペイメントカードに増額するバリュー分の金額を前記所定の管理者の口座残高から減算するよう指示し、前記ペイメントカードのバリュー口座にバリューを加算する
ことを特徴とする上記<1>~<3>のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
<5>
前記管理装置は、
前記利用者が所持する携帯端末から該利用者のペイメントカードから他のペイメントカードへ所定数のバリューを移動させるバリュー移動要求を受け付けたならば、該利用者のペイメントカードから他のペイメントカードへのバリュー移動を行うよう前記カード会社サーバに指示するバリュー移動指示手段をさらに備え、
前記カード会社サーバは、
前記管理装置からバリュー移動指示を受け付けた場合に、該利用者のペイメントカードのバリュー口座にバリュー移動分の口座残高が存在するならば、該利用者のペイメントカードのバリュー口座からバリュー移動分を減算し、バリュー移動先のペイメントカードのバリュー口座にバリュー移動分を加算する
ことを特徴とする上記<1>~<4>のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
<6>
前記ペイメントカードは、
台紙から外された磁気カード又はICカードであることを特徴とする上記<1>~<5>のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
<7>
前記ペイメントカードは、
前記利用者の携帯端末上でアプリとして動作するバーチャルカードであることを特徴とする上記<1>~<5>のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
<8>
前記管理装置は、
前記カード会社サーバから受け取った利用者ごとのバリュー使用情報に基づいて、費用項目ごとの経費レポートを生成する経費レポート生成手段をさらに備えたことを特徴とする上記<1>~<7>のいずれか一つに記載のペイメントカード管理システム。
<9>
所定の金融機関における所定の管理者の口座残高を管理する金融機関サーバと、利用者が決済に用いるペイメントカードを発行するカード会社サーバと通信可能であり、前記ペイメントカードを管理する管理装置であって、
前記利用者が所持する携帯端末を介して、前記ペイメントカードを有効化する有効化手段と、
前記有効化手段により有効化されたペイメントカードに所定のバリューをチャージするよう前記カード会社サーバに指示するチャージ指示手段と
を備えたことを特徴とする管理装置。
<10>
所定の金融機関における所定の管理者の口座残高を管理する金融機関サーバと、利用者が決済に用いるペイメントカードを発行するカード会社サーバと、前記ペイメントカードを管理する管理装置とを通信可能に接続したペイメントカード管理システムにおけるペイメントカード管理方法であって、
前記管理装置が、前記利用者が所持する携帯端末を介して、前記ペイメントカードを有効化する有効化工程と、
前記有効化工程により有効化されたペイメントカードに所定のバリューをチャージするよう前記カード会社サーバに指示するチャージ指示工程と、
前記カード会社サーバが、前記管理装置からチャージ指示を受け付けた場合に、前記所定の管理者の口座残高が前記ペイメントカードにチャージするバリュー以上であるならば、前記ペイメントカードにチャージするバリュー分の金額を前記所定の管理者の口座残高から減算するよう指示するとともに、前記ペイメントカードのバリュー口座にバリューを加算する工程と
を含んだことを特徴とするペイメントカード管理方法。
本発明に係るペイメントカード管理システム、管理装置及びペイメントカード管理方法は、会社と従業員や親と子供など、管理者と利用者の間の効率的なお金のやり取りを可能とする場合に有用である。
A1,A2,A3 従業員
10,70 管理装置
11 入力部
12 表示部
13 通信部
14 記憶部
14a ペイメントカード管理テーブル
15 制御部
15a ペイメントカード有効化処理部
15b ペイメントカード処理部
15b1 チャージ指示部
15b2 残高確認指示部
15b3 ロック指示部
15b4 増額指示部
15b5 バリュー移動指示部
15c 承認処理部
15d 経費レポート生成部
20 経理端末
30,80 カード会社サーバ
40,90 銀行サーバ
50a,50b,50c,50 携帯端末

Claims (7)

  1. バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードに関するペイメントカード管理システムであって、
    前記ペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと、
    前記決済管理システムと通信可能に構成された管理装置と、
    を備え、
    前記決済管理システムは、
    前記ペイメントカードごとの前記バリュー口座と、管理口座と、を有し、
    前記ペイメントカードを用いた決済時に、当該ペイメントカードに対応する前記バリュー口座から当該決済に係るバリューを減算し、
    前記管理装置は、前記決済管理システムに対してチャージ指示を実行可能に構成され、
    前記決済管理システムは、さらに、
    前記チャージ指示を受けた場合に、当該チャージ指示に係る金額またはバリューを前記管理口座から減算するとともに、当該チャージ指示に係るバリューを前記バリュー口座へ加算し、
    使用履歴データを送信可能に構成され、
    前記使用履歴データには、決済時に送信される決済利用データと、決済されてから所定期間経過後に送信される確定データと、があり、
    前記管理装置は、さらに、前記決済管理システムから前記決済利用データを受け取るごとに、当該決済利用データを用いて経費精算データを生成する経費精算データ生成手段を、備える、
    ことを特徴とするペイメントカード管理システム。
  2. 記管理装置は、さらに、前記決済管理システムから前記決済利用データを受け取るごとに、当該決済利用データに補完が必要であるか否かを判定するとともに、当該決済利用データに補完が必要であると判定した場合には、当該決済利用データに係る決済に用いられた前記ペイメントカードと紐づけられた携帯端末に対してデータ補完指示を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のペイメントカード管理システム。
  3. 前記管理装置は、決済時に発行されたレシートに係るレシートデータに基づいて、前記決済利用データを自動的に補完する決済利用データ補完手段を、さらに備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のペイメントカード管理システム。
  4. バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードに関するペイメントカード管理システムであって、
    前記ペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと、
    前記決済管理システムと通信可能に構成された管理装置と、
    を備え、
    前記決済管理システムは、
    前記ペイメントカードごとの前記バリュー口座と、管理口座と、を有し、
    前記ペイメントカードを用いた決済時に、当該ペイメントカードに対応する前記バリュー口座から当該決済に係るバリューを減算し、
    前記管理装置は、前記決済管理システムに対してチャージ指示を実行可能に構成され、
    前記決済管理システムは、さらに、
    前記チャージ指示を受けた場合に、当該チャージ指示に係る金額またはバリューを前記管理口座から減算するとともに、当該チャージ指示に係るバリューを前記バリュー口座へ加算し、
    決済が行われるごとに決済利用データを送信し、
    前記管理装置は、さらに、
    前記決済管理システムから受け取った前記決済利用データに基づいて、経費精算データを生成する経費精算データ生成手段と、
    決済時に発行されたレシートに係るレシートデータに基づいて、前記決済利用データを補完する決済利用データ補完手段と、
    前記レシートデータに基づいて、当該レシートデータに対応する前記決済利用データを補完するための補完候補を提示させる補完候補提示手段と、を備え、
    前記決済利用データ補完手段は、前記補完候補提示手段によって提示された前記補完候補の反映が決定された場合には、当該補完候補を用いて当該補完候補に対応する前記決済利用データを補完する、
    ことを特徴とするペイメントカード管理システム。
  5. 前記ペイメントカードは、磁気カード又はICカードである、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のペイメントカード管理システム。
  6. 前記ペイメントカードは、携帯端末上でアプリとして動作するバーチャルカードである、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のペイメントカード管理システム。
  7. バリュー口座にバリューを加算した上で使用されるペイメントカードを用いた決済を管理する決済管理システムと通信可能に構成された管理装置であって、
    管理口座から金額またはバリューを減算させるとともに、当該減算に対応するバリューを、前記ペイメントカードごとに設けられた前記バリュー口座の少なくとも一部に加算させるチャージ指示を行うチャージ指示手段と、
    決済されてから所定期間経過後に前記決済管理システムから送信される確定データとは異なるデータであって決済時に前記決済管理システムから送信される決済利用データを受け取るごとに、当該決済利用データを用いて経費精算データを生成する経費精算データ生成手段と、を、備える、
    ことを特徴とする管理装置。
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