JP5068284B2 - クレジットカード番号を用いたプリペイド決済システム及びプリペイド決済の方法 - Google Patents

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Description

本発明は、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済を実行するためのプリペイド決済システム及びプリペイド決済の方法に関するものである。
日常的な商品の購入やサービスの利用などで発生する小口取引での支払代金の決済においては、現金の受渡しを必要としない支払方法として、プリペイドカードが広く普及している。一般に、プリペイドカードには残高の記録、更新が可能な磁気カード等の媒体が用いられるが、利用者は事前にプリペイド残高が記録された媒体を購入し、支払いを行う際にはプリペイドカードの媒体を提示して、媒体に記録された残高から支払代金が減額されることになる。
しかしながら、媒体に残高を記録する方式のプリペイドカードをインターネットを介した電子商取引の支払代金の決済に用いようとすると、利用者自身がプリペイドカードのリーダを用意し、PC等に接続してプリペイドカードを読み込ませることが必要になる。このような課題に対処するために、プリペイドの残高をオンラインで管理して、電子商取引等の支払代金の決済に用いる発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
プリペイドカードの残高が不足した場合には、媒体を用いる方式であれば、新たな媒体を購入するのが一般的である。一方、プリペイド残高をオンラインで管理する方式では、新たに前払いを行うことによってプリペイド残高を増加させることが可能であり、このような追加の入金をクレジットカードによって決済することもできる(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−150877号公報 特開2004−171527号公報
一般にインターネットを介した電子商取引では、小口取引における支払代金の決済手段が問題になることが多い。銀行振込の場合は原則として振込手数料が発生するため、購入代金によっては振込手数料のほうが高くなってしまうケースも生じ得る。クレジットカードによる決済だと利便性は高くなるものの、与信の問題からクレジットカードの発行を受けられない利用者が存在することや、クレジットカードを保有している利用者であっても、クレジットカード番号の流出等に不安を感じてクレジットカードによる決済を好まない場合があることが問題となる。
このような事情を考えると、上記のプリペイド残高をオンラインで管理する方式は、電子商取引における小口取引の支払代金の決済に適したものといえるが、インターネット上の店舗においてプリペイドによる決済を可能にするためには、各々の店舗がプリペイド決済のためのネットワークに参加しなければならない。利用者からみると、同じプリペイドの仕組みをできるだけ多くの店舗で利用できることが好ましいが、インターネット上に存在する店舗の多くが参加するような決済ネットワークを構築することは、現実的には極めて困難である。
本発明は、このような課題に対応するためになされてものであり、既存の決済ネットワークを活用して、オンラインによるプリペイド決済サービスを提供することが可能な、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済を実行するためのプリペイド決済システム及びプリペイド決済の方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決するために、本発明では、クレジットカード発行会社よりクレジットカード番号の割り当てを受けたプリペイド決済サービスの提供者が、プリペイド決済を利用する顧客毎にクレジットカード番号を付与し、顧客が電子商取引等で代金支払を行う際には、付与されたクレジットカード番号を指定してクレジットカードの決済ネットワークを利用した決済を行う。クレジットカードの決済ネットワークを介してオーソリゼーションの要求を受け付けたプリペイド決済サービスの提供者は、顧客からあらかじめ受け入れてあるプリペイド残高の範囲で売上を承認することによって、クレジットカードの発行を受けられない顧客であっても、支払代金の決済にクレジットカード番号を利用することが可能になる。
このように、本発明は、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済によって、クレジットカードが利用できる多くの加盟店を対象にしたプリペイド決済サービスを提供することを可能にするものであり、以下の構成を備えることを特徴としている。
本発明は、クレジットカードの決済ネットワークを介した加盟店からのオーソリゼーションの要求に対して、クレジットカード決済による売上を承認するか否かを判断するクレジットカード発行会社のコンピュータシステムと、ネットワークを介して接続されたクレジットカード番号を用いたプリペイド決済を実行するためのプリペイド決済システムであって、クレジットカード発行会社がクレジットカード番号を用いたプリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てたプリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号を記憶するクレジットカード番号記憶手段と、プリペイド決済を利用する顧客毎に、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から選択され、各々の顧客に対して付与されたクレジットカード番号を含む顧客情報、顧客から受け入れたプリペイド残高関連付けて記憶するプリペイド情報記憶手段と、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムがクレジットカードの決済ネットワークを介して加盟店から受け付け、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムから回送された、顧客のクレジットカード番号と支払額が指定された支払に関するオーソリゼーションの要求を受信するオーソリゼーション受信手段と、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応するプリペイド残高を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記オーソリゼーションに指定された支払額が前記プリペイド残高を超過しないかを確認するプリペイド残高確認手段と、前記プリペイド残高確認手段で前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記オーソリゼーションの要求に対する売上の承認を前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムに返信するオーソリゼーション承認手段と、前記プリペイド残高確認手段で前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記クレジットカード番号に対応するプリペイド残高を、前記支払額を反映して更新するプリペイド残高更新手段と、を備えることを特徴とするプリペイド決済システムである。
このように、本発明は、顧客から受け入れたプリペイド残高を、クレジットカード発行会社が割り当てたプリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号と関連付けて管理し、顧客がプリペイド決済によって支払いを行う際には、オーソリゼーションの要求に対してプリペイド残高の範囲内で売上承認を行うように構成することで、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済を可能にしている。
また、本発明は、顧客が操作する顧客端末から、クレジットカード番号の変更要求を受信する変更要求受信手段と、前記変更要求を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記顧客の顧客情報に含まれるクレジットカード番号を前記新たなクレジットカード番号に更新するクレジットカード番号更新手段と、を備えることを特徴とすることもできる。
このように構成すると、顧客は自らが利用しているクレジットカード番号を他に利用可能なクレジットカード番号に変更することができるため、クレジットカード番号の流出等のおそれが生じた場合、あるいは定期的に変更を行うことによって、不正利用に対する安全性を高めることが可能になる。
さらに、本発明は、プリペイド決済の利用の申込者が操作する申込者端末から、プリペイド決済の利用の申込要求を受信する申込要求受信手段と、前記申込者から前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報の登録に必要な申込者情報を受信する申込者情報受信手段と、金融機関のコンピュータシステムから、前記申込者からのプリペイド残高に充当するための入金情報を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記クレジットカード番号と前記申込者情報から前記申込者の顧客情報を生成して前記プリペイド情報記憶手段に記憶させる顧客情報登録手段と、を備えることを特徴としてもよい。
このように構成すると、プリペイドに充当するための入金を確認した顧客に対して、プリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号が自動的に付与されるので、プリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号を効率的に管理することが可能になる。
さらに、本発明は、前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、前記オーソリゼーション受信手段がオーソリゼーションの要求を受信すると、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済による支払要求が行われた通知を送信するプリペイド決済要求通知手段を備えることを特徴としてもよい。
あるいは、前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、前記プリペイド残高確認手段で前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記クレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済が行われた通知を送信するプリペイド決済通知手段を備えることを特徴としてもよい。
これらの構成においては、プリペイド決済を利用する顧客への通知先を把握しておくことができるため、プリペイドによる決済が行われると速やかに顧客への通知を行うことによって、クレジットカード番号の流出等による不正利用が発生した際には、顧客は速やかにその事実を了知することが可能になる。
本発明は、本発明にかかるプリペイド決済システムによって実行されるプリペイド決済の方法として特定することもできる。
本発明にかかるプリペイド決済の方法は、クレジットカードの決済ネットワークを介した加盟店からのオーソリゼーションの要求に対して、クレジットカード決済による売上を承認するか否かを判断するクレジットカード発行会社のコンピュータシステムと、ネットワークを介して接続され、クレジットカード発行会社がクレジットカード番号を用いたプリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てたプリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号を記憶するクレジットカード番号記憶手段と、プリペイド決済を利用する顧客毎に、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から選択され、各々の顧客に対して付与されたクレジットカード番号を含む顧客情報、顧客から受け入れたプリペイド残高関連付けて記憶するプリペイド情報記憶手段と、を備えたコンピュータシステムであるプリペイド決済システムによって実行される、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済を実行するためのプリペイド決済の方法であって、前記プリペイド決済システムが、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムがクレジットカードの決済ネットワークを介して加盟店から受け付け、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムから回送された、顧客のクレジットカード番号と支払額が指定された支払に関するオーソリゼーションの要求を受信するオーソリゼーション受信ステップと、前記プリペイド決済システムが、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応するプリペイド残高を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記オーソリゼーションに指定された支払額が前記プリペイド残高を超過しないかを確認するプリペイド残高確認ステップと、前記プリペイド決済システムが、前記プリペイド残高確認ステップで前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記オーソリゼーションの要求に対する売上の承認を前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムに返信するオーソリゼーション承認ステップと、前記プリペイド決済システムが、前記プリペイド残高確認ステップで前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記クレジットカード番号に対応するプリペイド残高を、前記支払額を反映して更新するプリペイド残高更新ステップと、を有することを特徴とするプリペイド決済の方法である。
また、本発明にかかるプリペイド決済の方法は、前記プリペイド決済システムが、顧客が操作する顧客端末から、クレジットカード番号の変更要求を受信する変更要求受信ステップと、前記プリペイド決済システムが、前記変更要求を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記顧客の顧客情報に含まれるクレジットカード番号を前記新たなクレジットカード番号に更新するクレジットカード番号更新ステップと、を有することを特徴とすることもできる。
さらに、本発明にかかるプリペイド決済の方法は、前記プリペイド決済システムが、プリペイド決済の利用の申込者が操作する申込者端末から、プリペイド決済の利用の申込要求を受信する申込要求受信ステップと、前記プリペイド決済システムが、前記申込者から前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報の登録に必要な申込者情報を受信する申込者情報受信ステップと、前記プリペイド決済システムが、金融機関のコンピュータシステムから、前記申込者からのプリペイド残高に充当するための入金情報を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記クレジットカード番号と前記申込者情報から前記申込者の顧客情報を生成して前記プリペイド情報記憶手段に記憶させる顧客情報登録ステップと、を有することを特徴としてもよい。
さらに、本発明にかかるプリペイド決済の方法は、前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、前記プリペイド決済システムが、前記オーソリゼーション受信ステップでオーソリゼーションの要求を受信すると、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済による支払要求が行われた通知を送信するプリペイド決済要求通知ステップを有することを特徴としてもよい。
あるいは、前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、前記プリペイド決済システムが、前記プリペイド残高確認ステップで前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記クレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済が行われた通知を送信するプリペイド決済通知ステップを有することを特徴としてもよい。
本発明によって、クレジットカード発行会社から割り当てられたクレジットカード番号を顧客に付与し、多くの加盟店を有するクレジットカードの決済ネットワークを活用することによって、利便性の高いオンラインによるプリペイド決済サービスを提供することが可能になる。
支払いを受ける加盟店にとって、本発明による決済は通常のクレジットカード決済と異なるものではないので、振込による決済に比べると送金手数料の面で優位であり、特にインターネットを介した電子商取引における小口取引の支払代金の決済に好適である。また、クレジットカード番号を利用した決済スキームではあるが、本発明によると、クレジットカードの発行を受けられない顧客であってもサービスの利用が可能である。
本発明にかかるプリペイド決済システムの概要を示す図である。 本発明にかかるプリペイド決済システムの構成を示すブロック図である。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて実行されるオーソリゼーションの一例を示す第1の図である。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて実行されるオーソリゼーションの一例を示す第2の図である。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおける顧客マスタの一例を示す図である。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、顧客登録の要求を受け付けるフローを示すフローチャートである。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、利用金融機関情報を受け付けるフローを示すフローチャートである。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、プリペイド残高に充当するための入金を受け付けるフローを示すフローチャートである。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、顧客によるクレジットカード番号の確認を受け付けるフローを示すフローチャートである。 本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、オーソリゼーションを実行するフローを示すフローチャートである。 本発明のクレジットカード発行会社システムにおいて、オーソリゼーションを実行するフローを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明では、本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1を用いて、本発明にかかるプリペイド決済システムによる、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済の概要について説明する。
本発明にかかるプリペイド決済システムを運用するプリペイド決済サービス提供者は、クレジットカード発行会社よりクレジットカード番号(セキュリティーコードを含む)の割り当てを受け、プリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号としてデータベース等に記憶させる。これらのクレジットカード番号を用いた支払いは、プリペイド決済サービス提供者に対して請求されることになるので、実際にこれらのクレジットカード番号を利用する顧客の信用力の如何に関わらず、プリペイド決済サービス提供者の信用力に対してクレジットカード番号が発行されることになる。
クレジットカード番号を用いたプリペイド決済のサービスを利用したい顧客は、プリペイド決済サービス提供者にプリペイド残高に充当するための資金を送金すると、プリペイド決済サービス提供者からプリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号のいずれか一つを付与される。このクレジットカード番号が顧客情報の一部として、プリペイド残高と関連付けてデータベース等に記録される。
顧客がインターネットを介した電子商取引で商品の購入等を行う場合に、インターネット上の店舗がクレジットカードの加盟店である場合には、支払代金をクレジットカードで決済できることが通常である。そこで、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済のサービスを利用する顧客は、代金の支払方法としてクレジットカード払いを選択し、プリペイド決済サービス提供者から付与されたクレジットカード番号を入力する。
加盟店では入力されたクレジットカード番号を受け付けて、クレジットカードの決済ネットワークを介してオーソリゼーション(クレジットカードの信用照会)を行う。オーソリゼーションでは、クレジットカードの加盟店を統括する加盟店契約会社(アクワイアラー)を経由して、クレジットカードを発行したクレジットカード発行会社(イシュアー)に対して、クレジットカード番号と支払額を指定したオンラインでの照会が行われるが、本発明ではさらにクレジットカード発行会社を経由して、クレジットカード番号を割り当てたプリペイド決済サービス提供者のプリペイド決済システムに対して、オンラインでの照会が行われる。
オーソリゼーションの要求を受け付けたプリペイド決済システムでは、オーソリゼーションに指定された支払額が、オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応するプリペイド残高を超過しないかを確認し、プリペイド残高の範囲内であれば、プリペイド残高から支払額を減じるとともに、オーソリゼーションの要求に対して売上を承認することを、クレジットカード発行会社、加盟店契約会社経由で加盟店に返信する。これを受信した加盟店では、支払代金はクレジットカードで決済されたものとして、顧客との売買契約等を成立させる。
以上のスキームによって、信用力等の問題からクレジットカードの発行を受けられない顧客であっても、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済のサービスを利用することによって、インターネットを介した電子商取引等の支払代金の決済において、クレジットカード払いを選択することが可能になる。
また、本スキームにおいて、プリペイド決済サービス提供者には、クレジットカード発行会社よりプリペイド決済に利用可能な複数のクレジットカード番号が割り当てられているので、顧客の要求に応じて利用するクレジットカード番号を変更することも可能である。クレジットカード番号の変更は、クレジットカード番号を盗まれたおそれがある場合などに有効であるが、さらにプリペイド決済が行われた際に顧客に通知を行うこととすれば、不正利用に対する安全性を高めることができる。
図2は、本発明にかかるプリペイド決済システムの構成を示している。プリペイド決済システム10は、情報登録部11、残高確認部12、入金処理部13、通知送信部14、オーソリゼーション処理部15、プリペイド口座データベース16、カード番号記憶部17が備えられている。
CPU、メインメモリ、HDDを備えたコンピュータから構成されるプリペイド決済システム10は、HDDに格納されたアプリケーションプログラムを動作させて所定の機能を実現する場合には、メインメモリにアプリケーションプログラムが読み出されて、CPUによって演算処理が実行される。尚、コンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではなく、プリペイド決済システム10が1台のコンピュータの一部の機能として実現されるものであってもよいし、複数のコンピュータが連動してプリペイド決済システム10の機能を実現するものであってもよい。
プリペイド決済システム10の情報登録部11、残高確認部12、入金処理部13、通知送信部14、オーソリゼーション処理部15は、いずれも機能的に特定されるものであって、これらの機能に対応するアプリケーションプログラムがHDDからメインメモリに読み出され、CPUで演算処理が実行されることによって、各々の機能が実現される。
プリペイド口座データベース16、カード番号記憶部17には、それぞれHDDの所定の記憶領域が割り当てられる。尚、先に説明したように、プリペイド決済システム10のコンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではないので、例えば、プリペイド口座データベース16が、オーソリゼーション処理部15等による処理を実行するコンピュータとは異なるデータベースサーバに設けられるものであってもよい。
情報登録部11では、インターネット等を介してアクセスした顧客端末20からの入力を受け付けた顧客情報を、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録する。また、顧客がクレジットカード番号を変更したい場合には、カード番号記憶部17から未利用のクレジットカード番号を読み出して選択し、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に記憶されたクレジットカード番号(セキュリティーコードを含む)を更新する。
残高確認部12では、顧客が最新のプリペイド残高を確認したい場合に、インターネット等を介してアクセスした顧客端末20からの要求に応じて、プリペイド口座データベース16の残高テーブル162から顧客の最新のプリペイド残高を読み出して、顧客端末20に送信する。
入金処理部13では、顧客が銀行振込等でプリペイド残高に充当する資金を入金すると、銀行システム60から入金情報を受け付けて、入金額を反映してプリペイド口座データベース16の残高テーブル162のプリペイド残高を更新する。尚、プリペイド決済サービスの利用開始時に最初の入金を行った顧客に対しては、当該顧客に付与するクレジットカード番号としてカード番号記憶部17から未利用のクレジットカード番号(セキュリティーコードを含む)を読み出して、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に新たなクレジットカード番号を登録する。
通知送信部14は、入金確認、オーソリゼーションの実行などが行われた際に、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161から電子メールアドレス等の顧客への通知先アドレスを読み出して、電子メール等で顧客への通知を送信する。
電子商取引等の決済のために顧客が顧客端末20からインターネット経由で加盟店サーバ30にクレジットカード番号を送信すると、加盟店サーバ30から加盟店契約会社システム40、クレジットカード発行会社システム50のオーソリゼーション処理部51経由でオーソリゼーションの要求が送信され、オーソリゼーション処理部15がこれを受け付ける。
オーソリゼーション処理部15では、オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号のプリペイド残高をプリペイド口座データベース16の残高テーブル162から読み出し、オーソリゼーションに指定された支払額がこれを超過しないかを確認する。超過しなければプリペイド口座データベース16の残高テーブル162に記憶されたプリペイド残高を、支払額を反映して更新するとともに、クレジットカード発行会社システム50に売上承認を送信する。
クレジットカード発行会社システム50のオーソリゼーション処理部51では、プリペイド決済システム10のオーソリゼーション処理部15から売上承認を受信すると、加盟店契約会社システム40経由で加盟店サーバ30に売上承認を送信するとともに、オーソリゼーションに指定された支払額を、クレジットカードデータベース52のオーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対する請求額として記録する。
尚、クレジットカードデータベース52には、上記の請求額を含めたクレジットカード発行会社がプリペイド決済サービス提供者に対して発行したクレジットカードに関する情報が記憶されるが、各々のクレジットカードについての実質的な与信管理は、プリペイド残高を管理することによってプリペイド決済サービス提供者によって行われているので、クレジットカード発行会社が各々のクレジットカードの利用限度額をどのように設定するかは、特に限定されるものではない。例えば、プリペイド決済サービス提供者の信用力を考慮した利用限度額を設定してもよいし、プリペイド決済サービス提供者の信用力が高い場合には利用限度額を設けないこととしてもよい。また、プリペイド決済サービス提供者が請求額を支払う頻度を高めることによって、クレジットカード発行会社の与信管理を行うこととしてもよい。
以上のシステム構成を前提として、本発明における顧客登録、オーソリゼーションのフローについて、図6〜図10のフローチャートを用いて説明する。尚、これらのフローの説明においては、図3、図4に示したオーソリゼーションのフローの例、図5に示した顧客マスタの例を用いることとする。
図6のフローチャートは、本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、顧客登録の要求を受け付けるフローを示している。プリペイド決済サービスの利用を希望する顧客が操作する顧客端末20から、インターネット経由等で情報登録部11が新たな顧客登録の要求を受信し(S01)、さらに顧客端末20に入力された顧客の氏名、電子メールアドレス等の顧客情報を受信する(S02)。これらの情報をプリペイド口座データベース16に新たな顧客マスタ161を設けて登録し、顧客ID(この段階では電子メールアドレスを仮IDとして用いることとしてもよい)と仮パスワードを発行して、顧客の登録した電子メールアドレス宛に送信する(S03)。
図7のフローチャートは、本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、利用金融機関情報を受け付けるフローを示している。顧客IDと仮パスワードを受信した顧客端末20では、プリペイド決済システム10にアクセスして、これらの情報を入力してサービスにログインする。プリペイド決済システム10で顧客IDと仮パスワードを受信すると(S11)、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161を参照して、顧客IDと仮パスワードの一致を確認する(S12)。一致が確認されれば、新たに顧客が指定するパスワードの入力を受け付けて(S13)、情報登録部11によってプリペイド口座データベース16の顧客マスタ161の仮パスワードがこのパスワードに更新され(S14)、本パスワードとして利用される。
次に、顧客端末20に入力された顧客の住所等の詳細情報、顧客が資金の入金に利用する金融機関の情報等を受信して、これらの情報をプリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録する(S15)。さらに、顧客が資金の入金の際に使用する入金用IDを発行して(入金受付時に顧客を特定するキーとなるものであればよいので、顧客の電話番号を用いることとしてもよい)、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録するとともに、ログインしている顧客端末20の画面に、この入金用IDを表示させる(S16)。
図8のフローチャートは、本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、プリペイド残高に充当するための入金を受け付けるフローを示している。顧客は銀行振込によってプリペイド決済サービス提供者が指定する銀行口座に、プリペイド残高に充当するための資金を送金するが、振込の際には、利用金融機関情報登録時に示された入金用IDを入力する。入金を確認した銀行の銀行システム60からは、プリペイド決済システム10に入金情報が送信されるが、この入金情報には入金経路や入金額の他に、顧客が入力した入金用IDが含まれている。
プリペイド決済システム10では、銀行システム60から入金処理部13が入金情報を受信すると(S21)、入金情報に含まれる入金用IDに対応するプリペイド口座データベース16の顧客マスタ161を特定し、入金経路と利用金融機関、顧客の氏名の一致等を確認する(S22)。これらが一致する場合には、プリペイド決済サービスの利用を希望して顧客情報を登録した顧客からの入金と判断され、クレジットカード番号を利用可能にするための以下の処理を行う。
まず、この顧客が利用するクレジットカード番号として、カード番号記憶部17から未利用のクレジットカード番号(セキュリティーコードを含む)の一つを選択して読み出す(S23)。このクレジットカード番号にかかるクレジットカード情報として、顧客のカナ氏名、有効期限を設定し(S24)、これらのクレジットカード情報をプリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に、さらに入金額をプリペイド口座データベース16の残高テーブル162に、それぞれを関連付けて登録する(S25)。図5は、顧客マスタ161の一例で、顧客端末20から入力を受け付けた顧客情報や利用金融機関情報の他に、顧客に付与されたクレジットカード番号等のクレジットカード情報も記憶されている。
尚、クレジットカードの有効期限の設定方法は特に限定されるものではないが、例えばクレジットカード番号を付与してから1年間という期間が自動的に設定されることとすればよい。これらの処理が終了すると、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録された顧客の電子メールアドレスを読み出して、クレジットカード番号が付与されたことを通知する電子メールが送信される(S26)。
図9のフローチャートは、本発明にかかるプリペイド決済システムにおいて、顧客によるクレジットカード番号の確認を受け付けるフローを示している。クレジットカード番号が付与された通知を受信した顧客の顧客端末20から、インターネット経由等で情報登録部11がクレジットカード情報の確認要求を受信すると(S31)、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録されたクレジットカード番号、顧客のカナ氏名、有効期限などのクレジットカード情報を読み出して、顧客端末20に送信する(S32)。
顧客端末20にはクレジットカード情報が表示され、顧客が画面に表示された「確認」ボタンを押下する等の操作を行うと、顧客がクレジットカード番号等を確認したことを示す情報が送信され、この情報の受信により顧客の確認を検知した情報登録部11では(S33)、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録されたクレジットカード番号を利用可能な状態に設定する(S34)。
ここでクレジットカード番号を利用可能な状態に設定する方法は特に限定されるものではないが、図5の例のように、顧客マスタ161に状態が「有効」であることを示すフラグを記録し、オーソリゼーションの際にはこのフラグを確認して有効な状態にない場合には、売上を非承認とすることとすればよい。又は、有効となっているクレジットカード番号をクレジットカード発行会社システム50に送信し、クレジットカードデータベース52にこの状態を記憶させておくことによって、オーソリゼーションの際には有効ではないクレジットカード番号をクレジットカード発行会社システム50において判別できるよう構成してもよい。
尚、ここで有効になったクレジットカード番号は利用中の状態となるため、このクレジットカード番号が誤って他の顧客に付与されてしまうことがないように、例えば、カード番号記憶部17の当該クレジットカード番号について設けられたレコードに、利用中であると記憶させることとしてもよい。このように構成すると、新規の顧客にクレジットカード番号を付与する際や、顧客の要求によってクレジットカード番号を変更する際には、未利用のクレジットカード番号を容易に判別することが可能になる。
図10、図11のフローチャートを用いて、本発明にかかるプリペイド決済システムとクレジットカード発行会社システムのそれぞれにおいて、オーソリゼーションを実行するフローについて説明する。図3、図4は、本発明にかかるプリペイド決済システムによって実行されるオーソリゼーションの一例なので、この例についても適宜言及する。
クレジットカード番号を付与された顧客は、インターネットを介した電子商取引で商品の購入等を行う際に、購入する店舗がクレジットカードの加盟店であれば、支払代金の決済方法にクレジットカード決済を選択することができる。図3の例のように、顧客が100円の代金を支払う場合、銀行振込であれば購入代金より振込手数料のほうが高くなってしまうこともあるため、クレジットカード決済を選択するのが有利になる。
加盟店では、POSターミナル等からクレジットカードの決済ネットワークに接続し、加盟店契約会社システム40を介してクレジットカード発行会社システム50に対して、クレジットカード番号と支払額を指定してオーソリゼーションを要求する。通常のクレジットカードであれば、クレジットカード発行会社システム50のクレジットカードデータベース52において顧客毎の利用限度額が管理されているので、オーソリゼーションにおいて売上を承認するかどうかの判断は、クレジットカード発行会社システム50において行われる。
ところが、本発明においては、プリペイド決済サービス提供者が管理するプリペイド決済システム10のプリペイド口座データベース16の残高テーブル162において、顧客からあらかじめ送金を受けたプリペイド残高が管理されており、売上を承認するかどうかはプリペイド残高によって判断されるため、オーソリゼーションの要求はクレジットカード発行会社システム50からさらにプリペイド決済システム10に回送される。かかるオーソリゼーションの要求を受信したプリペイド決済システム10における処理フローが、図10のフローチャートである。
クレジットカード発行会社システム50のオーソリゼーション処理部51から、オーソリゼーション処理部15がオーソリゼーションの要求を受信すると(S41)、オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号が有効なものであるかを、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に対応するクレジットカード番号が登録されているか、登録されている場合は有効な状態かどうかから確認する(S42)。
クレジットカード番号が有効な状態にあることが確認されると、クレジットカード番号から特定される顧客のプリペイド残高をプリペイド口座データベース16の残高テーブル162から読み出して、オーソリゼーションに指定された支払額と対比する(S43)。クレジットカード発行会社システム50に対しては、支払額がプリペイド残高を超過しなければ売上承認(S44)、超過する場合には売上非承認(S46)の回答が返信される。
支払額がプリペイド残高を超過せず売上を承認する場合には、さらにプリペイド口座データベース16の残高テーブル162に記憶されたプリペイド残高を、売上を承認した支払額を反映して更新する(S45)。これらのオーソリゼーションの処理を終えると、プリペイド口座データベース16の顧客マスタ161に登録された顧客の電子メールアドレスを読み出して、プリペイド決済が行われたことを通知する電子メールが送信される(S47)。尚、この通知については、オーソリゼーションの要求を受信したタイミング(S41)で、速やかに送信することとしてもよい。
図3の例であれば、100円の支払についてのオーソリゼーションの要求が、加盟店契約会社(アクワイアラー)、クレジットカード発行会社(イシュアー)のクレジットカード決済のネットワーク経由でプリペイド決済サービス提供者に送信され、対応するクレジットカード番号のプリペイド残高との対比が行われている。プリペイド残高は10,000円となっているので決済は可能であり、売上が承認される。
さらに、図4の例のように、支払額の100円がプリペイド残高から引き落とされ、決済後のプリペイド残高は9,900円に更新されるとともに、オーソリゼーションの要求に対する100円の売上承認が、クレジットカード発行会社(イシュアー)、加盟店契約会社(アクワイアラー)のクレジットカード決済のネットワーク経由で加盟店に送信され、加盟店ではクレジット決済による支払が完了する。
また、このようなオーソリゼーションのフローにおいて、クレジットカード発行会社システム50のオーソリゼーション処理部51では、図11のフローチャートのようにプリペイド決済システム10と交信して、オーソリゼーションに必要な処理を行う。
加盟店契約会社システム40を介して加盟店からのオーソリゼーションの要求を受信すると、この要求をプリペイド決済システム10に送信する(S51)。プリペイド決済システム10からは、売上承認又は売上非承認の返信があるので(S52)、売上承認である場合には、加盟店契約会社システム40を介して加盟店サーバに売上承認の通知を送信するとともに(S53)、クレジットカードデータベース52にはクレジットカードの請求額を記録する(S54)。売上が非承認である場合には、加盟店契約会社システム40を介して加盟店サーバに売上非承認の通知を送信する(S55)。
図4の例であれば、100円の売上が承認されたので、クレジットカード発行会社のデータベースにおいて、対応するクレジットカード番号に請求額100円が記録される。ここに記録された請求額の請求方法は特に限定されるものではないが、例えば、締め日になると対象期間中の請求分が集計されて、クレジットカードの発行先であるプリペイド決済サービス提供者に対して請求される。
10 プリペイド決済システム
11 情報登録部
12 残高確認部
13 入金処理部
14 通知送信部
15 オーソリゼーション処理部
16 プリペイド口座データベース
161 顧客マスタ
162 残高テーブル
17 カード番号記憶部
20 顧客端末
30 加盟店サーバ
40 加盟店契約会社システム
50 クレジットカード発行会社システム
51 オーソリゼーション処理部
52 クレジットカードデータベース
60 銀行システム

Claims (10)

  1. クレジットカードの決済ネットワークを介した加盟店からのオーソリゼーションの要求に対して、クレジットカード決済による売上を承認するか否かを判断するクレジットカード発行会社のコンピュータシステムと、ネットワークを介して接続されたクレジットカード番号を用いたプリペイド決済を実行するためのプリペイド決済システムであって、
    クレジットカード発行会社がクレジットカード番号を用いたプリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てたプリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号を記憶するクレジットカード番号記憶手段と、
    プリペイド決済を利用する顧客毎に、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から選択され、各々の顧客に対して付与されたクレジットカード番号を含む顧客情報、顧客から受け入れたプリペイド残高関連付けて記憶するプリペイド情報記憶手段と、
    前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムがクレジットカードの決済ネットワークを介して加盟店から受け付け、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムから回送された、顧客のクレジットカード番号と支払額が指定された支払に関するオーソリゼーションの要求を受信するオーソリゼーション受信手段と、
    前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応するプリペイド残高を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記オーソリゼーションに指定された支払額が前記プリペイド残高を超過しないかを確認するプリペイド残高確認手段と、
    前記プリペイド残高確認手段で前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記オーソリゼーションの要求に対する売上の承認を前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムに返信するオーソリゼーション承認手段と、
    前記プリペイド残高確認手段で前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記クレジットカード番号に対応するプリペイド残高を、前記支払額を反映して更新するプリペイド残高更新手段と、
    を備えることを特徴とするプリペイド決済システム。
  2. 顧客が操作する顧客端末から、クレジットカード番号の変更要求を受信する変更要求受信手段と、
    前記変更要求を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記顧客の顧客情報に含まれるクレジットカード番号を前記新たなクレジットカード番号に更新するクレジットカード番号更新手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のプリペイド決済システム。
  3. プリペイド決済の利用の申込者が操作する申込者端末から、プリペイド決済の利用の申込要求を受信する申込要求受信手段と、
    前記申込者から前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報の登録に必要な申込者情報を受信する申込者情報受信手段と、
    金融機関のコンピュータシステムから、前記申込者からのプリペイド残高に充当するための入金情報を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記クレジットカード番号と前記申込者情報から前記申込者の顧客情報を生成して前記プリペイド情報記憶手段に記憶させる顧客情報登録手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のプリペイド決済システム。
  4. 前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、
    前記オーソリゼーション受信手段がオーソリゼーションの要求を受信すると、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済による支払要求が行われた通知を送信するプリペイド決済要求通知手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のプリペイド決済システム。
  5. 前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、
    前記プリペイド残高確認手段で前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記クレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済が行われた通知を送信するプリペイド決済通知手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のプリペイド決済システム。
  6. クレジットカードの決済ネットワークを介した加盟店からのオーソリゼーションの要求に対して、クレジットカード決済による売上を承認するか否かを判断するクレジットカード発行会社のコンピュータシステムと、ネットワークを介して接続され、クレジットカード発行会社がクレジットカード番号を用いたプリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てたプリペイド決済に利用可能なクレジットカード番号を記憶するクレジットカード番号記憶手段と、プリペイド決済を利用する顧客毎に、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から選択され、各々の顧客に対して付与されたクレジットカード番号を含む顧客情報、顧客から受け入れたプリペイド残高関連付けて記憶するプリペイド情報記憶手段と、を備えたコンピュータシステムであるプリペイド決済システムによって実行される、クレジットカード番号を用いたプリペイド決済を実行するためのプリペイド決済の方法であって、
    前記プリペイド決済システムが、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムがクレジットカードの決済ネットワークを介して加盟店から受け付け、前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムから回送された、顧客のクレジットカード番号と支払額が指定された支払に関するオーソリゼーションの要求を受信するオーソリゼーション受信ステップと、
    前記プリペイド決済システムが、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応するプリペイド残高を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記オーソリゼーションに指定された支払額が前記プリペイド残高を超過しないかを確認するプリペイド残高確認ステップと、
    前記プリペイド決済システムが、前記プリペイド残高確認ステップで前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記オーソリゼーションの要求に対する売上の承認を前記クレジットカード発行会社のコンピュータシステムに返信するオーソリゼーション承認ステップと、
    前記プリペイド決済システムが、前記プリペイド残高確認ステップで前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記クレジットカード番号に対応するプリペイド残高を、前記支払額を反映して更新するプリペイド残高更新ステップと、
    を有することを特徴とするプリペイド決済の方法。
  7. 前記プリペイド決済システムが、顧客が操作する顧客端末から、クレジットカード番号の変更要求を受信する変更要求受信ステップと、
    前記プリペイド決済システムが、前記変更要求を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記プリペイド情報記憶手段に記憶された前記顧客の顧客情報に含まれるクレジットカード番号を前記新たなクレジットカード番号に更新するクレジットカード番号更新ステップと、
    を有することを特徴とする請求項6記載のプリペイド決済の方法。
  8. 前記プリペイド決済システムが、プリペイド決済の利用の申込者が操作する申込者端末から、プリペイド決済の利用の申込要求を受信する申込要求受信ステップと、
    前記プリペイド決済システムが、前記申込者から前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報の登録に必要な申込者情報を受信する申込者情報受信ステップと、
    前記プリペイド決済システムが、金融機関のコンピュータシステムから、前記申込者からのプリペイド残高に充当するための入金情報を受信すると、前記クレジットカード番号記憶手段に記憶された前記プリペイド決済サービスの提供者に対して割り当てられたクレジットカード番号から他の顧客に利用されていない新たなクレジットカード番号を選択し、前記クレジットカード番号と前記申込者情報から前記申込者の顧客情報を生成して前記プリペイド情報記憶手段に記憶させる顧客情報登録ステップと、
    を有することを特徴とする請求項6又は7記載のプリペイド決済の方法。
  9. 前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、
    前記プリペイド決済システムが、前記オーソリゼーション受信ステップでオーソリゼーションの要求を受信すると、前記オーソリゼーションに指定されたクレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済による支払要求が行われた通知を送信するプリペイド決済要求通知ステップを有すること
    を特徴とする請求項6乃至8いずれかに記載のプリペイド決済の方法。
  10. 前記プリペイド情報記憶手段に記憶される顧客情報には、前記顧客のアドレス情報が含まれていて、
    前記プリペイド決済システムが、前記プリペイド残高確認ステップで前記支払額が前記プリペイド残高を超過しないことが確認されると、前記クレジットカード番号に対応する顧客のアドレス情報を前記プリペイド情報記憶手段から読み出して、前記アドレス情報にプリペイド決済が行われた通知を送信するプリペイド決済通知ステップを有すること
    を特徴とする請求項6乃至8いずれかに記載のプリペイド決済の方法。
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