JP7032602B1 - 決済処理装置、決済処理方法、及びプログラム - Google Patents

決済処理装置、決済処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類のクーポンを用いて商品を購入した顧客が返品を要求した場合に、商品の返品処理を適切にできる決済処理装置、決済処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】決済処理装置10は、ユーザが第1クーポンと第2クーポンとを用いて複数の商品を購入した取引の決済要求を受け付ける決済要求受付部131と、商品の合計金額から第1割引額と第2割引額とを差し引いた差引後金額で請求処理をして決済する決済部132と、ユーザから第1返品商品の返品要求を受け付ける返品要求受付部133と、第1返品商品の商品金額を示す第1返品金額に基づいて返品に係る処理を行う返品処理部134と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、決済処理装置、決済処理方法、及びプログラムに関する。
顧客が購入した商品の返品を希望した場合に、オペレータの操作に基づいて返品処理を行う情報処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、クーポンが適用されることにより購入額の割引が行われた取引に対し、クーポンに対応する商品が返品されると、返品前における値引額を含めた合計金額から、返品する商品以外の全ての商品の合計金額を差し引いた額を返金することが開示されている。
特許第5496958号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、顧客が複数種類のクーポンを用いて商品を購入後、顧客が商品の一部を返品した場合の返金額の計算方法については開示されていない。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数種類のクーポンを用いて商品を購入した顧客が返品を要求した場合に、商品の返品処理を適切にできるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、ユーザが第1クーポンと前記第1クーポンとは異なる種類の第2クーポンとを用いて複数の商品を購入する一の取引の決済要求を受け付ける決済要求受付部と、前記取引における複数の前記商品の合計金額から前記第1クーポンに対応する第1割引額と前記第2クーポンに対応する第2割引額とを差し引いた差引後金額に対して請求処理をして決済する決済部と、前記ユーザから、前記取引において前記ユーザが購入した前記商品のうち少なくとも一部の第1返品商品の返品要求を受け付ける返品要求受付部と、前記第1返品商品の商品金額を示す第1返品金額に基づいて返品に係る処理を行う返品処理部とを備え、前記返品処理部は、前記第1返品金額が前記差引後金額以下の場合は前記第1返品金額を前記ユーザに返金し、前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合は前記差引後金額を前記ユーザに返金する返金処理部と、前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記差引後金額を差し引いた金額で、かつ、最大で前記第1割引額を超えない金額に対応する前記第1クーポンを前記ユーザに返還する第1クーポン返還部とを有し、前記返品処理部は、前記第1返品金額が前記差引後金額に前記第1割引額を加算した第1金額を超えない場合、前記第2クーポンを前記ユーザに返還しない、決済処理装置を提供する。
前記決済処理装置は、前記ユーザによる前記取引を識別するための取引識別情報と、複数の前記商品の合計金額と、前記第1割引額と、及び前記第2割引額とを関連付けて取引履歴情報として記憶する記憶部を更に有し、前記返品処理部は、前記記憶部に記憶されている前記取引履歴情報を読み出して、前記第1返品金額が前記差引後金額以下であるか否かと、前記第1返品金額が前記第1金額を超えているか否かとを判定してもよい。
前記返品処理部は、前記返品要求受付部が返品要求を受け付けると、返品要求に対応する前記取引を識別するための取引識別情報と前記返金処理部が返金した返金額とを関連付けて、返品履歴情報として前記記憶部に記憶させてもよい。
前記返品処理部は、前記返金処理部が前記ユーザに返金した場合、返金額と前記取引識別情報とを関連付けた情報を前記返品履歴情報とし、第1クーポン返還部が前記ユーザに前記第1クーポンを返還した場合、返還した前記第1クーポンに対応する金額の情報を対応する前記返品履歴情報に加えてもよい。
前記返品処理部が前記ユーザに返品処理に係る処理を実行した後に、前記返品要求受付部が前記取引において前記ユーザが購入済みで、かつ、返品前の前記商品のうち第2返品商品の返品要求を更に受け付けたことを条件に、前記返品処理部は、過去の返金額の累計を示す第1累計金額と前記第2返品商品の商品金額を示す第2返品金額とを加算した金額を返品合計金額とし、前記返金処理部は、前記返品合計金額が前記差引後金額以下の場合は前記第2返品金額を前記ユーザに返金し、前記返品合計金額が前記差引後金額を超え、かつ、前記第1累計金額が前記差引後金額以下の場合は前記差引後金額から前記第1累計金額を差し引いた金額を前記ユーザに返金し、前記第1クーポン返還部は、前記返品合計金額が前記差引後金額を超えている場合、前記第1割引額から前記ユーザに過去に返還した前記第1クーポンに対応する金額の累計を示す第2累計金額を差し引いた金額と、前記返品合計金額から前記差引後金額と前記第2累計金額とを差し引いた金額とのうち、小さい方の金額に対応する前記第1クーポンを前記ユーザに返還してもよい。
前記返品処理部は、前記第1返品金額が前記第1金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記第1金額を差し引いた金額に対応する前記第2クーポンを前記ユーザに返還する第2クーポン返還部を更に有してもよい。
前記第2クーポン返還部は、前記第2クーポンを利用可能な期間内に前記返品要求受付部が返品要求を受け付けた場合に、前記第2クーポンを前記ユーザに返還してもよい。
前記返金処理部が前記ユーザに返品処理に係る処理を実行した後に、前記返品要求受付部が前記ユーザから前記取引において前記ユーザが購入済みで、かつ、返品前の前記商品のうち第2返品商品の返品要求を更に受け付けたことを条件に、前記返品処理部は、過去の返金額の累計を示す第1累計金額と前記第2返品商品の金額とを加算した金額を返品合計金額とし、前記第2クーポン返還部は、前記返品合計金額が前記第1金額を超えている場合、前記返品合計金額から前記第1金額と前記ユーザに過去に返還した前記第2クーポンに対応する金額の累計を示す第3累計金額とを差し引いた金額に対応する、前記第2クーポンを前記ユーザに返還してもよい。
前記第1クーポンは、前記ユーザが取得費用の少なくとも一部を支払うことにより、前記ユーザが利用できるクーポンであってもよい。
前記第2クーポンは、前記ユーザがクーポンに対する料金を直接支払わずに取得して利用できるクーポンであってもよい。
前記第1クーポン及び前記第2クーポンの少なくとも一方のクーポンは、利用可能な店舗、利用可能な期間、及び利用可能となる前記商品の合計金額のうち少なくとも1つの利用条件が予め設定されていてもよい。
前記決済要求受付部は、前記商品を購入する前記ユーザが店舗で決済するための、前記第1クーポン及び前記第2クーポンの情報が関連付けられた決済用コードの情報を取得することにより、前記決済要求を受け付けてもよい。
本発明の第2の態様においては、コンピュータが実行する、ユーザが第1クーポンと前記第1クーポンとは異なる種類の第2クーポンとを用いて複数の商品を購入する一の取引の決済要求を受け付けるステップと、前記取引における複数の前記商品の合計金額から前記第1クーポンに対応する第1割引額と前記第2クーポンに対応する第2割引額とを差し引いた差引後金額に対して請求処理をして決済するステップと、前記ユーザから、前記取引において前記ユーザが購入した前記商品のうち少なくとも一部の第1返品商品の返品要求を受け付けるステップと、前記第1返品商品の商品金額を示す第1返品金額に基づいて返品に係る処理を行うステップとを有し、前記返品に係る処理を行うステップにおいて、前記第1返品金額が前記差引後金額以下の場合は前記第1返品金額を前記ユーザに返金し、前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合は前記差引後金額を前記ユーザに返金するステップと、前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記差引後金額を差し引いた金額で、かつ、最大で前記第1割引額を超えない金額に対応する前記第1クーポンを前記ユーザに返還するステップとを含み、前記返品に係る処理を行うステップにおいて、前記第1返品金額が前記差引後金額に前記第1割引額を加算した第1金額を超えない場合、前記第2クーポンを前記ユーザに返還しない、決済処理方法を提供する。
前記返品に係る処理を行うステップにおいて、前記第1返品金額が前記第1金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記第1金額を差し引いた金額に対応する前記第2クーポンを前記ユーザに返還するステップを更に含んでもよい。
本発明の第3の態様においては、コンピュータにより実行されると、前記コンピュータを第1の態様の前記決済処理装置として機能させる、プログラムを提供する。
本発明によれば、複数種類のクーポンを用いて商品を購入した顧客が返品を要求した場合に、商品の返品処理を適切にできるという効果を奏する。
本実施形態に係る決済処理装置の概要を示す図である。 本実施形態に係る決済処理装置10の構成例を示す。 本実施形態に係る記憶部12が記憶した取引履歴情報の一例を示す。 本実施形態に係る記憶部12が記憶した返品履歴情報の一例を示す。 本実施形態に係る決済処理装置10が決済処理した金額と返金処理する金額との関係の第1例を示す。 本実施形態に係る決済処理装置10の動作フローの第1例を示す。 本実施形態に係る決済処理装置10の動作フローの第2例を示す。 本実施形態に係る決済処理装置10が決済処理した金額と返金処理する金額との関係の第2例を示す。 本実施形態に係る決済処理装置10が決済用コードを用いて決済要求を取得する動作の第1例を示す。 本実施形態に係る決済処理装置10が決済用コードを用いて決済要求を取得する動作の第2例を示す。
[決済処理装置10の概要]
図1は、本実施形態に係る決済処理装置10の概要を示す図である。決済処理装置10は、決済処理及び決済後における商品の返品に係る返品処理を行うサーバである。決済処理装置10は、インターネット回線や携帯電話網等の通信ネットワークを介して店舗端末20と通信可能に接続されている。店舗端末20は、例えばPOS端末であるが、これに限らず、タブレットやスマートフォン等の携帯端末であってもよい。また、店舗端末20は、ECサイトを運営するためのサーバであってもよい。なお、以下の説明において、商品及びサービスをまとめて商品と呼ぶ。
本実施形態において、店舗端末20は、商品の決済に関する決済要求を送信する(図1の(1))。決済処理装置10は、決済要求を受信することにより決済要求を受け付ける。決済要求には、一定額の割引が適用されるクーポンを示すクーポン情報、又はクーポンを適用するために用いる情報が含まれているものとする。また、決済要求には、異なる複数種類のクーポンを示すクーポン情報が含まれていてもよい。
決済処理装置10は、クーポン適用の可否を判定する。そして、決済処理装置10は、クーポンの適用が可能であると判定すると、クーポンによる割引を適用し、合計金額から当該割引に対応する割引額を差し引いた差引後金額を請求して決済する(図1の(2))。
その後、決済処理装置10は、店舗端末20から、取引において購入された一以上の商品の少なくともいずれかの返品要求を受け付ける(図1の(3))。決済処理装置10は、返品要求を受け付けた場合に、返品商品の商品金額に基づく返品処理を行う(図1の(4))。
例えば、決済処理装置10は、返品商品の商品金額が差引後金額に満たない場合、返品商品の商品金額を返金して返品処理をする。また、決済処理装置10は、返品商品の商品金額が差引後金額を超えている場合、差引後金額をユーザに返金する返品処理し、返品商品の商品金額と返金金額(差引後金額)との差額に対応するクーポンを返還する返品処理をしてもよい。
しかしながら、商品を購入したユーザは、異なる複数種類のクーポンを使って商品を購入している場合がある。また、ユーザは、複数回の返品を要求することもある。この場合、返品処理は複雑なものになってしまい、店員が過去の取引を把握しつつ適切に返品処理することは困難である。そこで、本実施形態に係る決済処理装置10は、ユーザが複数種類のクーポンを用いて商品を購入した場合でも、商品返品時における店員の負担を軽減させるようにする。このような決済処理装置10について次に説明する。
[決済処理装置10の構成例]
図2は、本実施形態に係る決済処理装置10の構成例を示す。決済処理装置10は、例えば、サーバ等のコンピュータである。本実施形態において、ユーザは異なる種類の第1クーポンと第2クーポンとを用いて複数の商品を購入した例を説明する。
第1クーポンは、ユーザが取得費用の少なくとも一部を支払うことによりユーザが取得したクーポンである。第1クーポンは、例えば、商品の代金から所定の金額を差し引くことができ、差引後の金額で購入できるクーポンである。例えば、第1クーポンが差し引くことができる金額は、ユーザがクーポンを取得するために支払った取得費用よりも大きい金額である。第1クーポンは、勤務先の会社の福利厚生等で購入可能なクーポン等でもよい。この場合、第1クーポンが差し引くことができる金額とユーザが支払った取得費用との差額は、勤務先の会社が負担する。
第2クーポンは、ユーザがクーポンに対する料金を直接支払わずに取得して利用できるクーポンである。第2クーポンは、例えば、ユーザが無料で取得して利用できるクーポンである。第2クーポンは、例えば、販売店や決済処理装置を管理する決済事業者等が販売促進用に配布したクーポン等であり、クーポンに関する費用、例えばクーポンの利用による割引額に対応する費用は、ユーザではなく、販売店や決済事業者が支払っているクーポンである。また、第2クーポンは、ユーザが商品を購入した場合に付与されるクーポン、ポイント等であってもよい。第2クーポンは、商品の代金から所定の金額を差し引くことができるクーポンである。
第1クーポン及び第2クーポンの少なくとも一方のクーポンは、利用可能な店舗、利用可能な期間、及び利用可能となる商品の合計金額のうち少なくとも1つの利用条件が予め設定されていてもよい。決済処理装置10は、ユーザがこのような第1クーポン及び第2クーポンを用いて商品を購入した場合の決済処理と、決済後の返品処理とを実行する。決済処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、店舗端末20と通信ネットワークを介して接続されている。通信部11は、インターネット回線、携帯電話網等の通信ネットワークに接続するためのインターフェースである。通信部11は、ユーザが保有するユーザ端末と通信するために接続していてもよく、これに代えて、ユーザ端末と接続可能であってもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。また、記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置を含んでもよい。例えば、コンピュータが決済処理装置10として機能する場合、コンピュータを機能させるOS(Operating System)、及びプログラム等の情報を格納してもよい。また、記憶部12は、プログラムの実行時に参照されるデータベースを含む種々の情報を格納してもよい。
また、記憶部12は、決済処理装置10が動作の過程で生成する(又は利用する)中間データ、算出結果、閾値、基準値、及びパラメータ等をそれぞれ記憶してもよい。また、記憶部12は、決済処理装置10内の各部の要求に応じて、記憶したデータを要求元に供給してもよい。
記憶部12は、ユーザの取引の履歴を示す取引履歴情報を記憶する。図3は、本実施形態に係る記憶部12が記憶した取引履歴情報の一例を示す。取引履歴情報報は、例えば、ユーザによる取引を識別するための取引識別情報(取引ID)と、当該取引が行われた日時を示す取引日時と、当該取引における複数の商品の合計金額と、当該取引に適用されたクーポンを識別するためのクーポン識別情報(第1クーポン及び第2クーポン)と、当該クーポンによる割引額(第1割引額及び第2割引額)と、合計金額から割引額を減算した金額である割引後金額とを関連付けた情報である。ここで、第1クーポンの割引額を第1割引額、第2クーポンの割引額を第2割引額とした。
また、記憶部12は、返品の履歴を示す返品履歴情報を記憶する。図4は、本実施形態に係る記憶部12が記憶した返品履歴情報の一例を示す。返品履歴情報は、例えば、返品要求が行われた取引を識別するための取引識別情報(取引ID)と、当該返品要求が行われた日時を示す返品日時と、当該返品要求に対応する商品の金額である返品金額と、返品要求に対して返金された返金額と、返品処理に伴って返還したクーポンに対応するクーポン返還金額とを関連付けた情報である。ここで、返還した第1クーポンに対応する金額を第1クーポン返還金額とし、返還した第2クーポンに対応する返還金額を第2クーポン返還金額とする。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、決済要求受付部131、決済部132、返品要求受付部133、返品処理部134及び通知部135を有する。言い換えると、CPUは、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、決済要求受付部131、決済部132、返品要求受付部133、返品処理部134、及び通知部135を有する制御部13として機能する。
決済要求受付部131は、ユーザが第1クーポンと第1クーポンとは異なる種類の第2クーポンとを用いて複数の商品を購入する一の取引の決済要求を受け付ける。決済要求受付部131は、例えば、第1クーポン及び/又は第2クーポンに使用条件がある場合、当該使用条件が成立したことに応じて、クーポンを適用した取引の決済要求を受け付ける。ここで、決済要求受付部131は、第1クーポン及び/又は第2クーポンの使用条件が成立しなかった場合、成立しなかったクーポンを適用せずに、取引の決済要求を受け付けてよい。なお、クーポンの使用条件は、記憶部12に記憶されていることが望ましい。
また、決済要求受付部131は、商品を購入するユーザが店舗で決済するための決済用コードの情報であって、第1クーポン及び第2クーポンの情報が関連付けられた情報を含む決済要求を受け付けてもよい。ここで、決済用コードは、商品を販売する店舗で使用されている店舗端末20又はユーザが所持している携帯端末等のユーザ端末により読み取られたコードである。決済要求には、商品の販売価格、全ての商品の販売価格の合計金額が含まれていることが望ましい。決済用コードを用いた取引については、後述する。
決済部132は、決済要求受付部131が決済要求を受け付けると、決済を行う。決済部132は、決済要求の取引における複数の商品の合計金額から第1クーポンに対応する第1割引額と第2クーポンに対応する第2割引額とを差し引いた差引後金額に対して請求処理をして決済する。決済部132は、例えば、ユーザが合計金額1,000円の複数の商品を第1割引額が200円の第1クーポンと第2割引金額が300円の第2クーポンとを使って購入する取引の決済要求に応じて、差引後金額500円に対する請求処理をする。
決済部132は、例えば、所定の期間に記憶した差引後金額の合計金額を、ユーザの銀行口座等に請求する処理を行ってよい。なお、請求処理を実行する請求サーバ等が別個に存在する場合、決済部132は、通信部11を制御して、当該請求サーバ等に請求金額の情報を送信してもよい。
また、決済部132は、クレジットカード、電子マネー等の決済サービスを提供する事業者に対して、これらの支払い方法に対応する請求処理を実行してもよい。決済部132は、例えば、通信部11を制御して、決済サービスを運用している事業者の事業者サーバ等に差引後金額の情報を送信する。これに代えて、決済部132は、通信部11を制御して、差引後金額に対する請求書、請求の通知等をユーザ端末に送ってもよい。
図5は、本実施形態に係る決済処理装置10が決済処理した金額と返金処理する金額との関係の第1例を示す。図5(a)は、合計金額1,000円を示す棒グラフである。図5(b)は、決済部132が第1クーポンによる200円の第1割引額と第2クーポンによる300円の第2割引額とを適用して、差引後金額500円で決済した例を示す。
なお、第1クーポンは、200円分の商品と交換できるクーポンでよく、同様に、第2クーポンは、300円分の商品と交換できるクーポンであってもよい。本実施形態において、図5(a)及び図5(b)に示す取引の例を、第1例の取引とする。
決済部132は、決済処理を実行すると、実行した決済に関する取引の履歴を示す取引履歴情報を生成して記憶部12に記憶する。決済部132は、例えば、取引IDと、取引日時と、決済要求に含まれる合計金額と、第1クーポン及び第2クーポンを示すクーポンIDと、第1割引額及び第2割引額と、割引後金額とを関連付けて決済履歴情報として記憶部12に記憶させる。例えば、図3の取引ID「9138189」に示す決済履歴情報は、決済部132が第1例の取引に応じて記憶部12に記憶させた決済履歴情報の一例である。
決済部132は、決済処理を実行すると、取引IDと、合計金額と、割引額と、割引後金額とを店舗端末20に通知してもよい。これにより、店舗端末20は、取引IDを含むレシートを発行することができる。ユーザは、返品を要求する場合にこのようなレシートを利用することができる。なお、決済部132は、決済要求受付部131がユーザ端末から決済要求を取得した場合、当該ユーザ端末に、取引ID等の情報を送信し、決済を処理したことを通知してもよい。ユーザは、返品を要求する場合にこのような通知を利用することができる。
返品要求受付部133は、決済部132が決済を行った取引においてユーザが購入した複数の商品のうち少なくとも一部の商品の返品要求を受け付ける。ここで、ユーザが返品を要求した商品を第1返品商品とし、第1返品商品の商品金額を第1返品金額とする。返品要求受付部133は、例えば、店舗端末20又はユーザ端末から、取引IDと、当該取引IDに該当する取引に対応する第1返品商品に関する情報と、第1返品金額とを含む返品要求を受信することにより、返品要求を受け付ける。ここで、返品要求受付部133は、当該取引に対応して返品要求を複数回受け付けられることが望ましい。
返品処理部134は、返品要求受付部133が返品要求を受け付けると、第1返品商品の商品金額を示す第1返品金額に基づいて返品に係る処理を行う。返品処理部134は、履歴管理部141と、判定部142と、返金処理部143と、第1クーポン返還部144と、第2クーポン返還部145とを有する。
履歴管理部141は、記憶部12に記憶されている取引履歴情報を読み出して、返品要求の取引IDに該当する取引の情報を参照する。また、履歴管理部141は、取引IDに対応する返品履歴情報が記憶部12に記憶されているか否かを確認する。例えば、取引IDに該当する返品履歴情報が記憶部12に記憶されていない場合、返品処理部134は、取引IDに該当する取引は過去に返品処理を行っていないと判断できる。
判定部142は、履歴管理部141の参照結果を用いて、第1返品金額が取引IDに該当する取引で決済された金額を示す差引後金額以下であるか否かを判定する。判定部142は、例えば、第1例の取引において、第1返品金額が500円以下であるか否かを判定する。また、判定部142は、第1返品金額が差引後金額に第1割引額を加算した第1金額を超えたか否かを更に判定してもよい。この場合、判定部142は、例えば、第1例の取引において、第1返品金額が差引後金額(500円)に第1割引額(200円)を加算した700円を超えたか否かを判定する。
なお、判定部142は、返金処理部143がユーザに返品処理を実行した後に、返品要求受付部133が返品要求を更に受け付けた場合、過去の返金額の累計と返品商品の商品金額とを加算した金額が差引後金額以下であるか否かを判定してもよい。返品要求受付部133が返品要求を複数回受け付けた場合の返品処理部134の処理動作は、後述する。
返金処理部143は、第1返品金額が差引後金額以下の場合は第1返品金額をユーザに返金する。返金処理部143は、第1例の取引において、第1返品金額が400円の場合、400円をユーザに返金する。図5(c)は、第1返品金額が400円の場合に返金処理部143が400円を返金する例を示す。
また、返金処理部143は、第1返品金額が差引後金額を超えた場合は差引後金額をユーザに返金する。返金処理部143は、第1例の取引において、第1返品金額が600円の場合、差引後金額である500円をユーザに返金する。図5(d)は、第1返品金額が600円の場合に返金処理部143が500円を返金する例を示す。
第1クーポン返還部144は、第1返品金額が差引後金額を超えた場合、第1返品金額から差引後金額を差し引いた金額で、かつ、最大で第1割引額を超えない金額に対応する第1クーポンをユーザに返還する。返金処理部143は、第1例の取引において、第1返金金額が600円の場合、100円分の第1クーポンをユーザに返還する。図5(d)は、第1返品金額が600円の場合に第1クーポン返還部144が100円分の第1クーポンをユーザに返還する例を示す。なお、第1クーポン返還部144は、第1返品金額が差引後金額を超えなかった場合、第1クーポンをユーザに返還しない。
なお、返品処理部134は、第1返品金額が差引後金額に第1割引額を加算した第1金額を超えない場合、第2クーポンをユーザに返還する処理は実行しない。例えば、第1例の取引において、第1返品金額(600円)は、差引金額(500円)に第1割引額(200円)を加算した第1金額(700円)を超えないので、返品処理部134は、第2クーポンをユーザに返還する処理は実行しない。このように、決済処理装置10は、第2クーポンよりも第1クーポンを優先させてユーザに返還する。
また、第1例の取引において、第1返金金額が850円の場合、返金処理部143は500円をユーザに返金し、第1クーポン返還部144は200円分の第1クーポンをユーザに返還する。図5(e)は、第1返品金額が850円の場合に、返金処理部143が500円を返金しつつ、第1クーポン返還部144が200円分の第1クーポンをユーザに返還する例を示す。
第2クーポン返還部145は、第1返品金額が差引後金額に第1割引額を加算した第1金額を超えた場合、第1返品金額から第1金額を差し引いた金額に対応する第2クーポンをユーザに返還する。第1例の取引において、差引後金額に第1割引額を加算した第1金額は、700円となる。したがって、第1例の取引において、第1返金金額が850円の場合、第2クーポン返還部145は150円分の第2クーポンをユーザに返還する。図5(e)は、第1返品金額が850円の場合に、第2クーポン返還部145が150円分の第2クーポンをユーザに返還する例を示す。
なお、第2クーポン返還部145は、第2クーポンを利用可能な期間内に返品要求受付部133が返品要求を受け付けた場合に、第2クーポンをユーザに返還してもよい。これに代えて、第1クーポン返還部144及び第2クーポン返還部145は、クーポンの利用可能な期間を経過しても、返品要求受付部133が返品要求を受け付けた場合に、対応するクーポンをユーザにそれぞれ返還してもよい。
これに代えて、第2クーポン返還部145は、返品要求受付部133が返品要求を受け付けても、第2クーポンをユーザに必ず返還しなくてもよい。この場合、決済処理装置10は、第2クーポンを返還不可クーポンとして取り扱う。例えば、図5(e)において、第2クーポンが返還不可クーポンの場合、第2クーポン返還部145は、150円分の第2クーポンをユーザに返還することに代えて、第2クーポンをユーザに返還しない。後述する図8(f)、図8(g)も同様である。
なお、所定期間内の返品要求を受け付けるか、所定期間とは無関係に返品要求を受け付けるかは、予め設定されていることが望ましく、この場合、設定値が記憶部12に記憶されていることが望ましい。この場合、商品の種類毎に、返品要求を受け付けるか否かが設定されていてもよい。
履歴管理部141は、返品要求受付部133が返品要求を受け付け、返金処理部143が返金処理を実行した場合、返品履歴情報を生成して記憶部12に記憶する。履歴管理部141は、例えば、返品要求に対応する取引を識別するための取引識別情報と返金処理部143が返金した返金額とを関連付けて、返品履歴情報として記憶部12に記憶させる。
また、履歴管理部141は、第1クーポン返還部144がユーザに第1クーポンを返還した場合、返還した第1クーポンに対応する金額の情報を対応する返品履歴情報に加えて記憶部12に記憶させることが望ましい。同様に、履歴管理部141は、第2クーポン返還部145がユーザに第2クーポンを返還した場合、返還した第2クーポンに対応する金額の情報を対応する取引識別情報に加えて記憶部12に記憶させることが望ましい。
例えば、図4の取引ID「9138189」の2021年9月5日に示す返品履歴情報は、返品処理部134が第1例の取引の後に図5(e)に示す返品処理を実行したことに応じて、履歴管理部141が記憶部12に記憶させた決済履歴情報の一例である。
通知部135は、返品処理部134による返品処理が完了すると、返品処理が完了したことを示す情報を店舗端末20に通知する。通知部135は、返品処理部134が商品の金額の少なくとも一部を返金しない場合に、商品の金額の少なくとも一部を返金しない理由を示す情報を通知してもよい。
例えば、通知部135は、第1返品商品の第1返品金額がユーザの支払い済みの差引後金額を超えて第1返品金額の一部がクーポンとして返還された場合、第1返品金額の一部が返金されずにクーポンとして返還されたことを示す情報を通知する。これにより、店舗端末20を使用する店員は、ユーザに対して商品の金額の一部を返金しない理由を速やかに伝えることができ、返品時のトラブルを抑制することができる。これに代えて、又は、これに加えて、通知部135は、ユーザ端末に返品処理が完了したことを示す情報を通知してもよい。また、通知部135は、返金額、クーポンとして返還された返還金額等の情報を通知してもよい。
なお、通知部135は、返品処理部134による返品処理が完了し、返品処理部134が商品の金額の少なくとも一部を返金しない場合に、返金しない理由を示す情報を通知する例を説明したが、これに限定されることはない。通知部135は、返品処理部134が返品処理を実行するタイミングよりも前のタイミングで、返金に関する情報をユーザに通知してもよい。
例えば、返品要求受付部133が仮の返品要求をユーザ端末から受け付ける。返品処理部134は、返品要求受付部133が仮の返品要求を受け付けたことに応じて、返金額及びクーポンとして返還する額を算出する。そして、通知部135は、返品処理部134が算出した返金額及びクーポンとして返還する額の情報をユーザ端末に通知する。そして、返品要求受付部133が返金額を確認したユーザから返品要求を受け付けたことに応じて、返品処理部134は返品処理を実行する。これにより、ユーザが実際に返品する前に、返品を行うことによりどのくらいの金額が返金されるのかを把握することができる。
以上のように、本実施形態の決済処理装置10は、ユーザが複数種類のクーポンを用いて商品を購入した場合でも、適切な商品の返品処理を実行して返品時における店員及びユーザの負担を軽減させるようにする。なお、決済処理装置10は、複数回の返品要求に応じて、複数回の返品処理を実行してもよい。このような決済処理装置10の動作について次に説明する。
[決済処理装置10の動作フローの第1例]
図6は、本実施形態に係る決済処理装置10の動作フローの第1例を示す。決済処理装置10は、図6に示す第1例の動作フローを実行して、1回目の返品処理を実行する。なお、本動作フローに係る処理は、決済部132がユーザの取引に対応する決済処理を既に実行し、ユーザが複数の商品を一度に購入した後の動作フローの例を示す。
まず、返品要求受付部133は、ユーザからの返品要求を受け付ける(S30)。次に、履歴管理部141は、記憶部12に記憶されている取引履歴情報を読み出して、返品要求に対応する取引の情報を参照する(S31)。なお、返品要求に対応する取引履歴情報が記憶部12に記憶されていなかった場合、通知部135は、返品要求に該当する取引の履歴がないことを店舗端末20又はユーザ端末に通知してS30の動作に戻ることが望ましい。これにより、ユーザが入力した返品要求に何らかの誤りがあったことが容易にわかり、ユーザは正しい返品要求に修正して入力できる。
次に、履歴管理部141は、返品要求に対応する取引の返品履歴情報が記憶部12に記憶されているか否かを確認する(S32)。返品履歴情報が記憶部12に記憶されていない場合(S32:No)、返品処理部134は、ユーザが返品を要求した商品を第1返品商品とし、第1返品商品の商品金額を第1返品金額とする。
次に、判定部142は、第1返品金額が当該取引で決済された金額を示す差引後金額以下であるか否かを判定する(S33)。第1返品金額が差引後金額以下の場合(S33:Yes)、返金処理部143は、第1返品金額をユーザに返金する(S34)。第1返品金額が差引後金額を超えている場合(S33:No)、返金処理部143は、差引後金額をユーザに返金する(S35)。そして、第1クーポン返還部144は、第1返品金額から差引後金額を差し引いた金額で、かつ、最大で第1割引額を超えない金額に対応する第1クーポンをユーザに返還する(S35)。
次に、判定部142は、第1返品金額が差引後金額に第1割引額を加算した第1金額を超えたか否かを判定する(S36)。第1返品金額が第1金額を超えた場合(S36:Yes)、第2クーポン返還部145は第1返品金額から第1金額を差し引いた金額に対応する第2クーポンをユーザに返還する(S37)。また、第1返品金額が第1金額以下の場合(S36:No)、第2クーポン返還部145は第2クーポンをユーザに返還しない。
次に、履歴管理部141は、返品履歴情報を生成して記憶部12に記憶する(S38)。そして、通知部135は、返品処理が完了したことを示す情報を店舗端末20に通知する(S39)。以上の動作フローが、1回目の返品要求に対応する動作フローとなる。次に、2回目以降の返品要求に対応する動作フローを説明する。
[決済処理装置10の動作フローの第2例]
図7は、本実施形態に係る決済処理装置10の動作フローの第2例を示す。決済処理装置10は、図7に示す第2例の動作フローを実行して、2回目以降の返品処理を実行する。なお、本動作フローに係る処理は、図6に示す第1例の動作フローのS32における返品履歴情報が記憶部12に記憶されている場合(S32:Yes)に実行される動作フローの例を示す。
言い換えると、図6のS30において、返品要求受付部133は、返品処理部134がユーザに返品処理に係る処理を実行した後に、当該取引においてユーザが購入済みで、かつ、返品前の商品のうち第2返品商品の返品要求を更に受け付けることになる。そして、図6のS31において、履歴管理部141は、記憶部12に記憶されている取引履歴情報を読み出して、返品要求に対応する取引の情報を参照する。
そして、2回目の以降の返品要求の場合、返品履歴情報が記憶部12に記憶されている(S32:Yes)ので、返品処理部134は、返品履歴情報を読み出して、返品要求に対応する取引の返品に関する情報を参照する(S41)。ここで、返品処理部134は、ユーザが返品を要求した商品を第2返品商品とし、第2返品商品の商品金額を第2返品金額とし、過去の返金額の累計を示す第1累計金額と第2返品商品の商品金額を示す第2返品金額とを加算した金額を返品合計金額とする。
次に、判定部142は、返品合計金額が当該取引で決済された金額を示す差引後金額以下であるか否かを判定する(S42)。返品合計金額が差引後金額以下の場合(S42:Yes)、返金処理部143は、第2返品金額をユーザに返金する(S43)。
図8は、本実施形態に係る決済処理装置10が決済処理した金額と返金処理する金額との関係の第2例を示す。図8(a)は、合計金額1,000円を示す棒グラフである。図8(b)は、決済部132が第1クーポンによる200円の第1割引額と第2クーポンによる300円の第2割引額とを適用して、差引後金額500円を請求して決済した例を示す。図8(c)は、過去の返金額の累計を示す第1累計金額が200円である例を示す。
本実施形態において、図8(a)から図8(c)に示す取引の例を、第2例の取引とする。例えば、図3の取引ID「9814771」に示す決済履歴情報は、決済部132が第2例の取引に応じて記憶部12に記憶させた決済履歴情報の一例である。また、図4の取引ID「9814771」の2021年9月7日に示す返品履歴情報は、返品処理部134が第2例の図8(a)及び図8(b)の取引の後に図8(c)に示す返品処理を実行したことに応じて、履歴管理部141が記憶部12に記憶させた決済履歴情報の一例である。
ここで、返品要求受付部133が第2返品商品の返品要求を更に受け付けた例を考える。例えば、第2返品商品の第2返品金額が150円とすると、第1累計金額と第2返品金額との和である返品合計金額は350円になる。返金処理部143は、返品合計金額(350円)が差引後金額(500円)以下の金額なので、第2返品金額の150円をユーザに返金する。図8(d)は、第2返品商品の第2返品金額が150円の場合に返金処理部143が150円を返金する例を示す。
判定部142は、返品合計金額が差引後金額を超えた場合(S42:No)、第1累計金額が差引後金額以下であるか否かを判定する(S44)。そして、返品合計金額が差引後金額を超えており、かつ、第1累計金額が差引後金額以下の場合(S44:Yes)、返金処理部143は、差引後金額から第1累計金額を差し引いた第3返品金額をユーザに返金する(S45)。
例えば、返品要求受付部133が、第2例の取引の後に、第2返品金額が400円の第2返品商品の返品要求を受け付けた場合を考える。返金処理部143は、返品合計金額は差引後金額(500円)を超える600円なので、差引後金額(500円)から第1累計金額(200円)を差し引いた300円をユーザに返金する。図8(e)は、第2返品商品の第2返品金額が400円の場合に返金処理部143が300円を返金する例を示す。
なお、第1累計金額が差引後金額を既に超えている場合(S44:No)、返金処理部143は、返金処理をしなくてよい。例えば、第1累計金額が600円の場合、第2返品金額の金額にかかわらず、返金処理部143は返金処理をしない。
次に、第1クーポン返還部144は、返品合計金額が差引後金額を超えている場合(S42:No)、第1割引額を超えない範囲で、第1クーポンをユーザに返還する(S46)。第1クーポン返還部144は、第1割引額からユーザに過去に返還した第1クーポンに対応する金額の累計を示す第2累計金額を差し引いた金額と、返品合計金額から差引後金額と第2累計金額とを差し引いた金額とのうち、小さい方の金額に対応する第1クーポンをユーザに返還する。
例えば、図8(e)の取引の場合、第1クーポン返還部144は過去に第1クーポンをユーザに返還していないので、第2累計金額は0円である。この場合、第1割引額(200円)から第2累計金額(0円)を差し引いた金額は200円となり、返品合計金額(600円)から差引後金額(500円)を差し引いた金額は100円となる。したがって、第1クーポン返還部144は、100円に対応する第1クーポンをユーザに返還する。
例えば、ユーザが商品金額商品の代金から所定の金額を差し引くことができる第1クーポンを用いて決済した場合、第1クーポン返還部144は、100円の商品と交換可能な第1クーポンをユーザに返還する。
なお、第1クーポン返還部144が既に第1割引額に対応する第1クーポンをユーザに返還していた場合を考える。この場合、第2累計金額は、第1割引額(200円)と一致する200円になるので、第1割引額から第2累計金額を差し引いた金額は0円となる。したがって、第1クーポン返還部144は、第1クーポンをユーザに返還しない。言い換えると、第1クーポン返還部144は、最大で第1割引額を超えない金額に対応する第1クーポンをユーザに返還するように動作する。
次に、判定部142は、返品合計金額が差引後金額に第1割引額を加算した第1金額を超えているか否かを判定する(S47)。第2クーポン返還部145は、返品合計金額が差引後金額に第1割引額を加算した第1金額を超えていると判定部142が判定した場合(S47:Yes)、返品合計金額から第1金額と過去にユーザへ返還した第2クーポンに対応する金額の累計を示す第3累計金額とを差し引いた金額に対応する、第2クーポンをユーザに返還する(S48)。
例えば、第2例の取引において、第2返品金額が600円の第2返品商品の返品要求を返品要求受付部133が受け付けた場合、返品合計金額(800円)は、差引後金額(500円)に第1割引額(200円)を加算した第1金額(700円)を超えることになる。また、第2クーポン返還部145は、過去に第2クーポンをユーザに返還していないので、第3累計金額は0円である。
この場合、第2クーポン返還部145は、返品合計金額(800円)から第1金額(700円)を差し引いた100円に対応する第2クーポンをユーザに返還する。図8(f)は、第2返品商品の第2返品金額が600円の場合に、返金処理部143が300円を返金し、第1クーポン返還部144が200円分の第1クーポンを返還し、第2クーポン返還部145が100円分の第2クーポンを返還する例を示す。
次に、履歴管理部141は、返品履歴情報を更新して記憶部12に記憶する(S49)。図4の取引ID「9814771」の2021年9月8日に示す返品履歴情報は、返品処理部134が第2例の図8(a)から図8(c)に示す取引の後に、図8(f)に示す返品処理を実行したことに応じて、履歴管理部141が記憶部12に記憶させた決済履歴情報の一例である。そして、通知部135は、返品処理が完了したことを示す情報を店舗端末20に通知する(S50)。
以上のように、本実施形態に係る決済処理装置10は、第1クーポン及び第2クーポンを使って決済された取引において返品要求を受け付けた場合、返品金額のうち請求処理をした金額までは返金処理をする。そして、決済処理装置10は、請求処理をした金額以上の金額については、第1クーポンを優先してユーザに返還する。なお、決済処理装置10は、更なる返品要求を受け付けた場合、図6に示す動作フローのS30、S31、S32の動作を経て、S41から同様の動作を実行して返品処理を実行してよい。
例えば、図8(f)の取引を処理した後に、更に、第2返品金額が150円の第2返品商品の返品要求を返品要求受付部133が受け付けた場合を考える。この場合、S41の動作において、返品処理部134は、図4の取引ID「9814771」の2021年9月8日に示す返品履歴情報を参照する。そして、返品処理部134は、第1累計金額を800円とし、第1累計金額及び第2返品金額との和である950円を返品合計金額とする。
言い換えると、決済処理装置10は、返品合計金額(950円)が第1金額(700円)を超え、かつ、第2クーポン返還部145が過去に100円(第3累計金額)分の第2クーポンをユーザに返還している場合の返品処理をする。この場合、第1累計金額(800円)が差引後金額(500円)を既に超えているので(S44:No)、返金処理部143は返金処理をしない。同様に、第1クーポン返還部144が既に第1割引額に対応する第1クーポンをユーザに返還しているので、S46において、第1クーポン返還部144は、第1クーポンをユーザに返還しない。
そして、第2クーポン返還部145は、S48において、返品合計金額(950円)から第1金額(700円)と第3累計金額(100円)とを差し引いた金額(150円)に対応する第2クーポンをユーザに返還する。図8(g)は、図8(f)の取引を処理した後に、更に、第2返品金額が150円の第2返品商品の返品要求を受け付けて、第2クーポン返還部145が150円分の第2クーポンをユーザに返還した例を示す。
次に、履歴管理部141は、返品履歴情報を更新して記憶部12に記憶する(S49)。図4の取引ID「9814771」の2021年9月10日に示す返品履歴情報は、返品処理部134が図8(f)に示す取引の後に、図8(g)に示す返品処理を実行したことに応じて、履歴管理部141が記憶部12に記憶させた決済履歴情報の一例である。そして、通知部135は、返品処理が完了したことを示す情報を店舗端末20に通知する(S50)。
以上のように、本実施形態に係る決済処理装置10は、異なる種類のクーポンを使って決済された取引において、ユーザから返品の要求があっても適切に返品の処理を実行することができる。また、決済処理装置10は、複数回の返品要求があっても、適切に返品の処理を実行することができる。したがって、決済処理装置10は、商品返品時における店員及びユーザの負担を軽減することができる。
以上の本実施形態に係る決済処理装置10は、ユーザからの返品要求に対応して、ユーザが実際に支払った金額を優先して返金処理し、次に第1クーポンを優先して第1クーポンを返還し、その次に第2クーポンを返還する例を説明したが、これに限定されることはない。ユーザは、3以上のクーポンを利用してもよく、また、クーポンに代えて、ポイント等を利用してもよい。このような場合であっても、決済処理装置10は、返品処理に係る処理の優先順位を予め定めることにより、返金処理をしてから、優先順位の高いクーポン又はポイント等から返品処理を実行できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、決済処理装置10が店舗端末20から返品要求を受け付け、返品処理を行うこととしたが、これに限定されることはない。例えば、店舗端末20が、決済処理装置10の少なくとも一部を有してよい。また、決済処理装置10は、POS端末としての店舗端末20と有線接続されること等により、決済処理装置10と店舗端末20とが一体のものであってもよい。
以上の本実施形態に係る決済処理装置10において、決済要求受付部131が決済用コードを用いた決済要求を受け付ける例を説明した。そこで、決済用コードを用いた決済要求について簡単に説明する。決済用コードは、例えば、QRコード(登録商標)といった二次元のバーコードである。このような決済用コードを用いた取引には、CPM及びMPMといった方式がある。
CPM(Consumer Presented Mode)は、決済用コードをユーザ端末に表示させて、店舗端末20が当該決済用コードを読み取る方式である。図9は、本実施形態に係る決済処理装置10が決済用コードを用いて決済要求を取得する動作の第1例を示す。第1例の動作は、決済処理装置10がCPMにより決済要求を取得する動作である。
ユーザは、店舗において商品を購入して会計を行う場合に、ユーザ端末30を操作して決済用のアプリケーションソフトウェアを起動する。また、ユーザは、アプリケーションソフトウェアにおいて、ユーザが使用を希望するクーポンを選択する操作を行う。ユーザは、例えば、第1クーポン及び第2クーポンを選択する。
そして、ユーザは、決済用コードをユーザ端末30に表示させるための操作を行う。ユーザ端末30は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報としてのユーザIDと、クーポンを識別するためのクーポン識別情報としてのクーポンIDと、決済用コードの発行要求とを決済処理装置10に送信する(図9における(1))。ユーザIDは、例えば、決済処理装置10に係るサービスを提供する事業者がユーザに付与するIDである。
決済処理装置10は、ユーザ端末30から、クーポン決済用コードの発行要求を受信すると、決済用トークンを生成する(図1における(2))。決済用トークンは、ユーザが店舗で提示する決済用コードをユーザ端末30が生成する際に用いるデータ列である。決済処理装置10は、生成した決済用トークンと、受信したユーザIDと、受信したクーポンIDとを関連付けて記憶部12に記憶する(図9における(3))。
決済処理装置10は、生成した決済用トークンをユーザ端末30に送信する(図9における(4))。決済処理装置10は、決済用トークンを暗号化した後に、暗号化した決済用トークンをユーザ端末30に送信してもよい。ユーザ端末30は、受信した決済用トークンに基づいて決済用コードを生成して表示させる(図9における(5))。
ユーザは、店舗のレジで商品の購入代金を精算する際に決済用コードを提示する。そして、例えば店員の操作により、店舗端末20が、ユーザ端末30に表示された決済用コードを読み取る(図9における(6))。店舗端末20は、ユーザの店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報を生成する。店舗端末20は、生成した決済情報と、読み取った決済用コードが示す決済用トークンとを含む決済要求を決済処理装置10に送信する(図9における(7))。
決済処理装置10は、店舗端末20から決済要求を受信すると、受信した決済要求に含まれる決済用トークンが、ユーザ端末30に送信した決済用トークンと一致するか否かを判定する。決済処理装置10は、2つの決済用トークンが一致すると判定した場合に、決済用トークンと関連付けられているクーポンIDに対応する適用条件に基づいて、当該クーポンIDが示すクーポンが決済に適用可能か否かを判定する(図9における(8))。
決済処理装置10は、クーポンが決済に適用可能であると判定するとクーポンを適用して決済を行い、適用されたクーポンIDが示すクーポンの利用状態を変更する。以上のように、決済処理装置10は、決済用コードを利用して、安全性を向上させつつ、ユーザからの決済要求を取得することができる。
決済処理装置10は、MPMを用いて決済要求を取得してもよい。MPM(Merchant Presented Mode)は、決済用コードを店舗端末20が表示し、ユーザ端末が当該決済用コードを読み取る方式である。図10は、本実施形態に係る決済処理装置10が決済用コードを用いて決済要求を取得する動作の第2例を示す。第2例の動作は、決済処理装置10がMPMにより決済要求を取得する動作である。
ユーザは、店舗において会計を行う前に予め決済用のアプリケーションソフトウェアを起動し、使用するクーポンを選択するための操作を行う。ユーザ端末30は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報としてのユーザIDと、クーポンを識別するためのクーポン識別情報としてのクーポンIDとを決済処理装置10に送信する(図10における(1))。
決済処理装置10は、ユーザ端末30から、ユーザIDと、クーポンIDとを受信すると、受信したユーザIDと、受信したクーポンIDとを関連付けて記憶媒体に記憶する(図10における(2))。ユーザ端末30は、使用するクーポンを選択するための操作が行われた後、ユーザによる操作に基づき画面表示要求を決済処理装置10に送信し、決済処理装置10から、記憶部12に記憶された、ユーザが使用可能なクーポンIDに対応するクーポンの情報を受信する。
店舗端末20は、ユーザが店舗において会計を行う際に、決済用コードを表示する(図10における(3))。ユーザ端末30は、例えばユーザから決済用コードを読み取る操作を受け付け、店舗端末20に表示された決済用コードを読み取る(図10における(4))。ユーザ端末30は、決済用コードを読み取ると、ユーザから決済金額の入力を受け付ける(図10における(5))。ユーザ端末30は、入力された決済金額を含む決済情報と、ユーザIDと、読み取った決済用コードに含まれる決済用トークン及び店舗IDとを含む決済要求を決済処理装置10に送信する(図10における(6))。
決済処理装置10の記憶部12は、例えば、決済用トークンと、店舗を示す店舗識別情報としての店舗IDとを関連付けて記憶している。決済処理装置10は、ユーザ端末30から決済情報と、ユーザIDと、決済用トークンとを受信すると、受信した決済用トークンと一致する決済用トークンが記憶されているか否かを判定する。決済処理装置10は、受信した決済用トークンと一致する決済用トークンが記憶されていると判定すると、受信したユーザIDに関連付けられているクーポンIDに対応する適用条件に基づいて、当該クーポンIDが示すクーポンが決済に適用可能か否かを判定する(図10における(7))。
決済処理装置10は、クーポンが決済に適用可能であると判定するとクーポンを適用して決済を行い、適用されたクーポンIDが示すクーポンの利用状態を変更する(図10における(8))。以上のように、決済処理装置10は、決済用コードを利用して、安全性を向上させつつ、ユーザからの決済要求を取得することができる。
図9及び図10において、ユーザ端末30は、クーポンを識別するためのクーポンIDをクーポン識別情報として決済処理装置10に送信する例を説明したが、これに限定されることはない。ユーザ端末30は、クーポンを適用するために用いられるクーポンに関連付けられた情報を決済処理装置10に送信し、決済処理装置10は、このような情報を受け付けてよい。決済処理装置10は、例えば、ユーザ情報、日時の情報、店舗情報、金額情報、購入商品情報等を受信し、これらのうち少なくともいずれかに基づいて、適用可能なクーポンを記憶部12から読み出して適用する。ここで、記憶部12には、適用可能なクーポンと、ユーザ情報、日時の情報、店舗情報、金額情報、購入商品情報等のうち少なくともいずれかとが関連付けられている情報が予め記憶されているものとする。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
10 決済処理装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 決済要求受付部
132 決済部
133 返品要求受付部
134 返品処理部
135 通知部
141 履歴管理部
142 判定部
143 返金処理部
144 第1クーポン返還部
145 第2クーポン返還部
20 店舗端末
30 ユーザ端末

Claims (15)

  1. ユーザが第1クーポンと前記第1クーポンとは異なる種類の第2クーポンとを用いて複数の商品を購入する一の取引の決済要求を受け付ける決済要求受付部と、
    前記取引における複数の前記商品の合計金額から前記第1クーポンに対応する第1割引額と前記第2クーポンに対応する第2割引額とを差し引いた差引後金額に対して請求処理をして決済する決済部と、
    前記ユーザから、前記取引において前記ユーザが購入した前記商品のうち少なくとも一部の第1返品商品の返品要求を受け付ける返品要求受付部と、
    前記第1返品商品の商品金額を示す第1返品金額に基づいて返品に係る処理を行う返品処理部と
    を備え、
    前記返品処理部は、
    前記第1返品金額が前記差引後金額以下の場合は前記第1返品金額を前記ユーザに返金し、前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合は前記差引後金額を前記ユーザに返金する返金処理部と、
    前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記差引後金額を差し引いた金額で、かつ、最大で前記第1割引額を超えない金額に対応する前記第1クーポンを前記ユーザに返還する第1クーポン返還部と
    を有し、
    前記返品処理部は、前記第1返品金額が前記差引後金額に前記第1割引額を加算した第1金額を超えない場合、前記第2クーポンを前記ユーザに返還しない、
    決済処理装置。
  2. 前記ユーザによる前記取引を識別するための取引識別情報と、複数の前記商品の合計金額と、前記第1割引額と、及び前記第2割引額とを関連付けて取引履歴情報として記憶する記憶部を更に有し、
    前記返品処理部は、前記記憶部に記憶されている前記取引履歴情報を読み出して、前記第1返品金額が前記差引後金額以下であるか否かと、前記第1返品金額が前記第1金額を超えているか否かとを判定する、
    請求項1に記載の決済処理装置。
  3. 前記返品処理部は、前記返品要求受付部が返品要求を受け付けると、返品要求に対応する前記取引を識別するための取引識別情報と前記返金処理部が返金した返金額とを関連付けて、返品履歴情報として前記記憶部に記憶させる、
    請求項2に記載の決済処理装置。
  4. 前記返品処理部は、
    前記返金処理部が前記ユーザに返金した場合、返金額と前記取引識別情報とを関連付けた情報を前記返品履歴情報とし、
    第1クーポン返還部が前記ユーザに前記第1クーポンを返還した場合、返還した前記第1クーポンに対応する金額の情報を対応する前記返品履歴情報に加える、
    請求項3に記載の決済処理装置。
  5. 前記返品処理部が前記ユーザに返品処理に係る処理を実行した後に、前記返品要求受付部が前記取引において前記ユーザが購入済みで、かつ、返品前の前記商品のうち第2返品商品の返品要求を更に受け付けたことを条件に、
    前記返品処理部は、過去の返金額の累計を示す第1累計金額と前記第2返品商品の商品金額を示す第2返品金額とを加算した金額を返品合計金額とし、
    前記返金処理部は、前記返品合計金額が前記差引後金額以下の場合は前記第2返品金額を前記ユーザに返金し、前記返品合計金額が前記差引後金額を超え、かつ、前記第1累計金額が前記差引後金額以下の場合は前記差引後金額から前記第1累計金額を差し引いた金額を前記ユーザに返金し、
    前記第1クーポン返還部は、前記返品合計金額が前記差引後金額を超えている場合、前記第1割引額から前記ユーザに過去に返還した前記第1クーポンに対応する金額の累計を示す第2累計金額を差し引いた金額と、前記返品合計金額から前記差引後金額と前記第2累計金額とを差し引いた金額とのうち、小さい方の金額に対応する前記第1クーポンを前記ユーザに返還する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の決済処理装置。
  6. 前記返品処理部は、前記第1返品金額が前記第1金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記第1金額を差し引いた金額に対応する前記第2クーポンを前記ユーザに返還する第2クーポン返還部を更に有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の決済処理装置。
  7. 前記第2クーポン返還部は、前記第2クーポンを利用可能な期間内に前記返品要求受付部が返品要求を受け付けた場合に、前記第2クーポンを前記ユーザに返還する、
    請求項6に記載の決済処理装置。
  8. 前記返金処理部が前記ユーザに返品処理に係る処理を実行した後に、前記返品要求受付部が前記ユーザから前記取引において前記ユーザが購入済みで、かつ、返品前の前記商品のうち第2返品商品の返品要求を更に受け付けたことを条件に、
    前記返品処理部は、過去の返金額の累計を示す第1累計金額と前記第2返品商品の金額とを加算した金額を返品合計金額とし、
    前記第2クーポン返還部は、前記返品合計金額が前記第1金額を超えている場合、前記返品合計金額から前記第1金額と前記ユーザに過去に返還した前記第2クーポンに対応する金額の累計を示す第3累計金額とを差し引いた金額に対応する、前記第2クーポンを前記ユーザに返還する、
    請求項6又は7に記載の決済処理装置。
  9. 前記第1クーポンは、前記ユーザが前記第1割引額より小さい金額を支払うことにより、前記ユーザが利用できるクーポンである、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の決済処理装置。
  10. 前記第2クーポンは、前記ユーザがクーポンに対する料金を直接支払わずに取得して利用できるクーポンである、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の決済処理装置。
  11. 前記第1クーポン及び前記第2クーポンの少なくとも一方のクーポンは、利用可能な店舗、利用可能な期間、及び利用可能となる前記商品の合計金額のうち少なくとも1つの利用条件が予め設定されている、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の決済処理装置。
  12. 前記決済要求受付部は、前記商品を購入する前記ユーザが店舗で決済するための、前記第1クーポン及び前記第2クーポンの情報が関連付けられた決済用コードの情報を取得することにより、前記決済要求を受け付ける、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の決済処理装置。
  13. コンピュータが実行する、
    ユーザが第1クーポンと前記第1クーポンとは異なる種類の第2クーポンとを用いて複数の商品を購入する一の取引の決済要求を受け付けるステップと、
    前記取引における複数の前記商品の合計金額から前記第1クーポンに対応する第1割引額と前記第2クーポンに対応する第2割引額とを差し引いた差引後金額に対して請求処理をして決済するステップと、
    前記ユーザから、前記取引において前記ユーザが購入した前記商品のうち少なくとも一部の第1返品商品の返品要求を受け付けるステップと、
    前記第1返品商品の商品金額を示す第1返品金額に基づいて返品に係る処理を行うステップと
    を有し、
    前記返品に係る処理を行うステップにおいて、
    前記第1返品金額が前記差引後金額以下の場合は前記第1返品金額を前記ユーザに返金し、前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合は前記差引後金額を前記ユーザに返金するステップと、
    前記第1返品金額が前記差引後金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記差引後金額を差し引いた金額で、かつ、最大で前記第1割引額を超えない金額に対応する前記第1クーポンを前記ユーザに返還するステップと
    を含み、
    前記返品に係る処理を行うステップにおいて、前記第1返品金額が前記差引後金額に前記第1割引額を加算した第1金額を超えない場合、前記第2クーポンを前記ユーザに返還しない、
    決済処理方法。
  14. 前記返品に係る処理を行うステップにおいて、前記第1返品金額が前記第1金額を超えた場合、前記第1返品金額から前記第1金額を差し引いた金額に対応する前記第2クーポンを前記ユーザに返還するステップを更に含む、
    請求項13に記載の決済処理方法。
  15. コンピュータにより実行されると、前記コンピュータを請求項1から12のいずれか一項に記載の前記決済処理装置として機能させる、プログラム。
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