JP5343533B2 - 商取引システム - Google Patents

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本発明は、商取引システムに関し、特に過去の取引履歴に基づいて補償金額を算定することで商取引を保証する商取引システムに関する。
店舗等で利用されるシステムに関しては、例えば顧客の固定化を図るために顧客を会員化し、購買金額や取引金額に応じてポイントを付与するポイント付与システムが知られている。特許文献1記載のポイント付与システムでは、会員カード等を呈示する必要はなく、顧客の生体情報から顧客の認識を行ない、顧客データベースから顧客の取引履歴情報を呼び出し、取引内容に応じて顧客ポイントを加減算して顧客データベースを更新することを特徴とする。
また、店舗等で行われる商取引の種類は様々あり、売り手の店舗が、後払いで買い手との取引を行うこともある。この場合に、買い手の不具合による取引金額の未払いが生じると、その損失は店舗が負担することになる。そこで、店舗等での信用取引による商品購入が行われる場合は、買い手の信用保証が容易なクレジットカードの利用が必須となっている。しかしながら、クレジットカードを所有するには、銀行等の保証が必要となるため、クレジットカードを所有できない人や、年会費の負担、紛失した際の危険性等を考慮して、所有しない人も多く存在する。クレジットカードを所有していない買い手が、店舗等で容易に買い手の信用保証を行え、取引金額の後払いが可能となる取引が求められている。
そこで、商品の未着や代金の未払い等による買い手又は売り手の損害の発生を確実に防止することで、電子商取引の普及を促進することが出来る電子商取引システムが提案されている(特許文献2参照)。具体的には、注文情報における買い手の支払い金額が購入限度額以下で、かつ、買い手の購入数量が販売可能数以下である場合に、商取引を保証可能と判断し、当該取引を保証する旨を購入者端末に通知し、注文情報の内容を販売者端末に通知することを特徴とする。これにより、商品の未着や代金の未払いなどにより買い手又は売り手が損害を受けた場合に、買い手又は売り手がサーバに対して損害補償の請求をすることができるので、取引における買い手又は売り手の損害の発生を確実に防止することができ、電子商取引に対する信頼性を向上させることができる。
特開2001−052045号公報 特開2002−140590号公報
しかしながら、上記のような電子商取引システムは、現時点の商取引の保証について買い手の「購入限度額」に基づいて判断しているため、問題となる。「購入限度額」とは、「本システムにおいて買い手が所定の期間内に商品を購入することができる合計金額の上限であり、例えば、買い手の前年度の年間所得額の120分の1、又は、前年度の所得税額の12分の1のいずれか大きい方の金額」(特許文献2、段落0026)である。かかる購入限度額が、買い手が選択した商品の金額を上回っているかどうかのみで、保証可能と判断しているが、該電子商取引システムでは所得額が多くても支払いが滞る買い手への対応が出来ず、また、購入限度額があるために買い手側は自由な商品選択が出来ないという問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、過去の取引履歴に基づいて補償金額を算定することで商取引を保証し、買い手側の自由な商品選択を実現することを目的としている。
本発明に係る第1の商取引システムは、取引金額精算装置と、取引管理サーバとがネットワークを介して接続されている商取引システムであって、前記取引金額精算装置は、少なくとも商品識別番号と商品の金額情報とを含む商品情報を格納する商品データベースと、商品に付与されたタグから商品識別番号を読み取る読取り手段と、前記読取り手段から読み取った商品識別番号と同じ商品識別番号に該当する商品の金額情報を前記商品データベースから抽出し、商品金額を精算する精算手段と、前記精算した金額を取引金額として表示し、複数の取引方法を呈示する表示手段と、買い手の識別情報を入力する入力手段と、前記ネットワークを介して前記取引管理サーバとデータ通信を行う通信手段と、を備え、前記複数の取引方法は、少なくとも商品先渡し取引金額後払いの取引方法を含み、前記精算手段は、前記商品先渡し取引金額後払いの取引方法が選択された場合は、現在行っている商取引を識別する取引管理番号を生成し、前記通信手段を介して前記取引管理サーバに、前記取引管理番号と、前記取引金額と、前記買い手の識別情報とを送って取引保証可否の問い合せを行い、前記表示手段は、前記取引管理サーバから受信した、問い合せた取引保証可否の回答として表示することを特徴とし、前記取引管理サーバは、買い手の取引履歴と、少なくとも買い手の識別情報を含む個人情報とを関連付けて格納する買い手情報データベースと、補償金額の上限を算定する際に参照する対応表を格納する取引データベースと、前記ネットワークを介して前記取引金額精算装置とデータ通信を行う通信手段と、前記取引金額精算装置から取引保証可否について問い合せを受けた場合に、前記取引金額精算装置から送信された前記買い手の識別情報に基づいて、前記買い手情報データベースから一致する買い手の識別情報を含む個人情報と関連付けて格納されている買い手の取引履歴を抽出する取引管理手段と、取引保証の可否を判断する取引判断手段と、を備え、前記取引判断手段は、前記取引管理手段により抽出された買い手の取引履歴と、前記取引データベースに格納された対応表とを参照して、補償金額の上限を算出し、算出した上限補償金額を前記取引金額から減算して無補償金額を算出し、前記無補償金額が負の値になった場合は前記取引金額を第1の補償金額とし、正の値になった場合は前記上限補償金額を第2の補償金額とし、前記データ通信手段は、前記第1の補償金額のみ、若しくは、第2の補償金額及び無補償金額を、前記取引管理番号と共に、前記取引金額算定装置へ取引保証可否の回答として送信することを特徴とする。
本発明に係る第2の商取引システムは、店舗サーバと、取引金額精算装置と、取引管理サーバと、通信端末とがネットワークを介して接続されている商取引システムであって、前記通信端末は、買い手の識別情報を入力する入力手段と、前記ネットワークを介して前記店舗サーバ、前記取引金額精算装置とデータ通信を行う第1の通信手段と、前記店舗サーバにアクセスし、Webサイトを表示する表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記取引管理サーバから、問い合せた取引保証可否の回答として送信された情報を表示することを特徴とし、前記店舗サーバは、少なくとも商品名を列挙したWebサイトを開設し、前記Webサイトに列挙した商品名のうち、前記通信端末から選択された商品の識別番号を、前記ネットワークを介して前記取引金額精算装置に通知する通知手段を備え、前記取引金額精算装置は、少なくとも商品識別番号と商品の金額情報とを含む商品情報を格納する商品データベースと、前記店舗サーバから通知された商品識別番号と同じ商品識別番号に該当する商品の金額情報を前記商品データベースから抽出し、商品金額を精算する精算手段と、前記ネットワークを介して、前記店舗サーバ、前記取引管理サーバ、前記通信端末とデータ通信を行う第2の通信手段と、を備え、前記第2の通信手段は、前記精算した金額を取引金額として、複数の取引方法と共に前記通信端末に送信し、前記複数の取引方法は、少なくとも商品先渡し取引金額後払いの取引方法を含み、前記精算手段は、前記第2の通信手段を介して前記通信端末から前記複数の取引方法のうち前記商品先渡し取引金額後払いの取引方法が選択されたと通知された場合は、現在行っている商取引を識別する取引管理番号を生成し、前記通信端末から買い手の識別情報を取得し、前記第2の通信手段を介して前記取引管理サーバに、前記取引管理番号と、前記取引金額と、前記買い手の識別情報とを送って取引保証可否の問い合せを行い、前記第2の通信手段は、前記取引管理サーバから、取引保証可否の回答として送信された情報を前記通信端末に送信することを特徴とし、前記取引管理サーバは、買い手の取引履歴と、少なくとも買い手の識別情報を含む個人情報とを関連付けて格納する買い手情報データベースと、補償金額の上限を算定する際に参照する対応表を格納する取引データベースと、前記ネットワークを介して前記取引金額精算装置とデータ通信を行う第3の通信手段と、前記取引金額精算装置から取引保証可否について問い合せを受けた場合に、前記取引金額精算装置から送信された前記買い手の識別情報に基づいて、前記買い手情報データベースから一致する買い手の識別情報を含む個人情報と関連付けて格納されている買い手の取引履歴を抽出する取引管理手段と、取引保証の可否を判断する取引判断手段と、を備え、前記取引判断手段は、前記取引管理手段により抽出された買い手の取引履歴と、前記取引データベースに格納された対応表とを参照して、補償金額の上限を算出し、算出した上限補償金額を前記取引金額から減算して無補償金額を算出し、前記無補償金額が負の値になった場合は前記取引金額を第1の補償金額とし、正の値になった場合は前記上限補償金額を第2の補償金額とし、前記データ第3の通信手段は、前記第1の補償金額のみ、若しくは、第2の補償金額及び無補償金額を、前記取引管理番号と共に、前記取引金額算定装置へ取引保証可否の回答として送信することを特徴とする。
本発明によれば、過去の取引履歴に基づいて補償金額を算定することで商取引を保証し、買い手側の自由な商品選択を実現することができる。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(構成)
<商取引システム>
図1は、本発明の実施形態に係る商取引システムの全体構成図である。各店舗(a〜c)に置かれた取引金額精算装置1a〜1cと、取引管理サーバ2とが、ネットワーク3を介して接続されている。本実施形態では、取引金額精算装置を3つ用いているが、これは一例であり、取引金額精算装置は1以上であれば良い。
ネットワーク3は、インターネット、無線LAN、無線通信等である。各取引金額精算装置と取引管理サーバ2は、データ通信部を用いてネットワーク3を介して相互に通信を行う。
<取引金額精算装置1>
図2は、本実施形態に係る取引金額精算装置1の構成ブロック図である。取引金額精算装置1は、各店舗に設置され、買い手が店舗で選択した購入希望の1個または複数の商品の精算を行う。取引金額精算装置1は、精算部11、入力部12、商品データベース(DB)14を有する記憶部10、表示部16、リーダ部17、データ通信部19から構成される。
リーダ部17は、商品に付与されたバーコードやRFID(Radio Frequency Identification)タグ等を読取る読取り手段であり、数字または英数字からなる商品識別番号を出力する。
商品DB14は、取引金額精算装置1が置かれている店舗で取引する全ての商品の情報を保有する。商品DB14に記憶されている商品の情報は、少なくとも商品の金額、数字または英数字からなる商品識別番号を含み、他には例えば商品の画像、商品の商品名、商品の在庫数、商品の発注先等である。
データ通信部19は、ネットワーク3とのインタフェース機能を有し、ネットワーク3を介して外部装置(端末、装置、サーバ等)とデータを相互に通信する。
精算部11は、取引金額精算装置1で行われる取引を管理、制御する。具体的には、精算処理や、選択された取引方法が「商品先渡し取引金額後払いの取引」の場合は補償される金額の問い合わせ(取引の許可処理)等である。詳細は後述する。
表示部16は、取引金額等を表示する。また、表示部16はタッチパネル方式を用いた液晶表示部としても良い。表示部16は、表示画面にタッチして選択されたデータを出力する。
なお、取引金額精算装置1は、さらに取引DB15を備え、商品先渡し取引金額後払いの取引方法を精算部11が許可した場合に行われた取引の内容を記憶しても良い。具体的には、例えば、取引管理番号、商品識別番号、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日、買い手の個人情報(買い手の識別番号、郵便番号、住所、氏名)等の取引管理情報を記憶する。
<取引管理サーバ2>
図3は、本実施形態に係る取引管理サーバ2の構成ブロック図である。取引管理サーバ2は、主に補償金額の算定を行う。また、買い手の不具合取引によって、商品先渡し取引金額後払いの取引に生じた未払い等による売り手の店舗a〜cの損失を、上限補償金額範囲内で補償する。
取引管理サーバ2は、取引管理部21、取引判断部22、データ通信部26、買い手情報データベース(DB)24及び取引データベース(DB)25を有する記憶部27から構成される。
取引管理部21は、取引管理サーバ2全体の管理、制御を行なう。詳細は後述する。
買い手情報DB24は、買い手毎に、買い手の取引履歴、買い手の個人情報が関連付けて記憶されている。買い手の個人情報は、少なくとも買い手の識別番号(数字または英数字から成る)を含み、他には例えば郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号、メールアドレス等である。
買い手の個人情報は、本実施形態に係る商取引システムにおいて商品先渡し取引金額後払いの取引方法を選択する前に、予めDB24に入力される(ユーザ登録)。買い手の個人情報は、例えば取引金額精算装置1が備える入力部12から入力され、データ通信部19はネットワーク3を介して取引管理サーバ2へ送信し、取引管理サーバ2が備える取引管理部21は、データ通信部19で受信した個人情報を買い手情報DB24に記憶しても良い。買い手が取引金額精算装置1で精算中に初めて商品先渡し取引金額後払いの取引方法を選択した場合でも、取引金額精算装置1から迅速にユーザ登録出来るため、ユーザにとって利用し易い。ここで言う入力部12は、例えばキーボードや十字キー等からなり、キーボードや十字キー等を利用してデータを入力することが出来る。
買い手情報DB24が格納する「買い手の取引履歴」とは、買い手と各店舗との商品先渡し取引金額後払いの取引結果の履歴である。商品先渡し取引金額後払いの取引結果は、取引金額精算部11から受信する。取引管理部21は、受信した商品先渡し取引金額後払いの取引結果を、買い手情報DB24に買い手毎にそれぞれ記憶されている取引履歴に追加する。
買い手情報DB24が格納する買い手の取引履歴は、買い手の個々の取引履歴と、個々の取引履歴をまとめて評価した取引評価とに分けて格納されている。以下、詳述する。
図4は、一人の買い手の個々の取引履歴の例を示す図である。買い手の個々の取引履歴は、一取引毎に、取引日、店舗名、取引金額精算部11のアドレス、取引金額、取引結果、不具合レベル、格付けポイント、累積格付けポイントから成る。累積格付けポイントは、一取引毎の格付けポイントにより加減算される。
取引履歴項目の「取引結果」とは、正常取引、不当要求、不当クレーム、商品交換、返金、支払遅延、未払い、買い手の行方不明から成る。また、取引履歴項目の「不具合レベル」は、取引結果に応じて分類される。不具合レベルの分類については後述するが、重大な不具合の取引結果は、不具合レベルが大きくなり、またマイナス値の大きい格付けポイントとなる。
「取引結果」は、取引金額精算装置1の精算部11が、支払い期日を取引の終了として、買い手との商品先渡し取引金額後払いの取引の結果を取引管理サーバ2に報告したものである。取引管理部21は、報告された「取引結果」に応じた不具合レベル等を、取引DB25に格納されている対応表に基づいて分類する。以下、詳述する。
図5は、取引結果に応じた不具合レベルと、不具合レベルに応じた格付けポイントの一例を示す図である。図5に示す対応表は、取引DB25に格納されている。図5に示す表によると、正常取引では格付けポイントが+1であり、+1が累積格付けポイントに加算される。未払いまたは買い手の行方不明は重大な不具合として最大不具合レベルの5に対応し、また格付けポイントは−4であり、4が累積格付けポイントから減算される。
図6は、一人の買い手の取引評価の一例を示す図である。買い手の取引評価は、買い手毎の、総取引件数、正常取引件数、正常取引率、不具合取引件数、累積格付けポイント、それぞれの不具合レベルの1年間の不具合総件数から成る。正常取引率は、総取引件数に対する正常取引件数の割合である。不具合取引は、正常取引以外の取引であり、商品交換、返金、不当クレーム、不当要求、支払遅延、未払い、買い手の行方不明等からなり、不具合取引件数は、不具合取引の総数である。
(動作)
次に、本実施形態の動作処理について説明する。図7は、本実施形態に係る商取引システムの動作処理を示すタイムチャートである。なお、特にステップS1からS4までの処理が本実施形態の特徴と言え、ステップS5からS7は補償金額問い合せ・結果表示(S1〜S4)後の処理の一例である。
<ステップS1;取引金額の後払い/補償金額の問い合わせ>
取引金額精算装置1が備えるリーダ部17は、商品に付与されたバーコード等を読込み、商品の数字または英数字からなる商品識別番号を出力する。すなわち、店舗に入店した買い手が、購入を希望する1以上の商品を選択し、選択した商品の取引金額の精算を行うために取引金額精算装置1の前に進み、店舗の売り手が、それぞれの商品に付与されたバーコードをリーダ部27から読み込ませることで、取引金額精算装置1は買い手が選択した商品の商品識別番号を取得することが出来る。
精算部11は、リード部17が出力した商品識別番号に基づき、商品DB14から商品の金額を検索する。精算部11は、商品の金額を合算し、買い手が購入希望する商品の合計の金額(すなわち、取引金額)を表示部16に表示する。さらに、精算部11は、表示部16に、取引金額を精算するための取引方法の選択を要求する。表示部16の表示例を図8に示す。
取引方法は複数あり、買い手が任意に選択できる。選択できる取引方法は、少なくとも「商品先渡し取引金額後払い」を含み、他には例えば「現金払い」、「クレジットカード払い」が考え得る。買い手は、表示された複数の取引方法の中から、希望する取引方法を選択する。例えば表示部16がタッチパネルである場合は、選択したい支払い方法をタッチすることで選択できる。
精算部11は、上記複数の取引方法のうち「商品先渡し取引金額後払い」が選択された場合は、買い手に商品先渡し取引金額後払いの取引方法を許可するか否かを判断するために、補償金額の問い合せを取引管理サーバ2に行う。補償金額とは、この商取引で買い手の不具合取引等により売り手側(店舗)に損失が生じた場合に、取引管理サーバ2が補償できる金額である。例えば取引管理サーバ2は保険会社が所有し、取引管理サーバ2で算出された補償金額について、買い手の不払い等があった場合に上記保険会社が売り手側に補償する。
精算部11はこの商取引を識別するために、数字または英数字からなる取引管理番号を生成する。また、精算部11は、この商取引を行う買い手を特定するために、買い手識別情報を入力部12から取得する。買い手識別情報は、例えば識別番号(数字または英数字から成る)や、指紋等の生体情報が考え得る。識別情報を生体情報とする場合は、取引金額精算装置1は、さらに生体情報入力部13を備えても良いし、入力部12で兼用できるようにしても良い。生体情報は、例えば、指紋、掌紋、虹彩、静脈流、顔面のいずれかの情報が考え得る。
精算部11は、取引管理番号、取引金額、買い手の識別情報を、ネットワーク3を介して取引管理サーバ2の取引管理部21に送信することで、補償金額の問い合わせを行う。
<ステップS2;補償金額/無保証金額の決定>
取引管理部21は、取引金額精算装置1から、取引管理番号、取引金額、買い手の識別情報を受信すると、取引判断部22を用いて、買い手の商品先渡し取引金額後払いの取引における補償金額の決定処理を開始する。
取引管理部21は、買い手の識別情報をキーにして、買い手情報DB24を検索し、該当する買い手の識別情報に関連付けて格納されている、買い手の取引履歴、買い手の個人情報を抽出する。買い手の取引履歴は、買い手の個々の取引履歴とそれらをまとめた買い手の取引評価とから成る。
取引管理部21は、取引管理番号、買い手の取引履歴(取引履歴、取引評価)を、取引判断部22に送信する。
取引判断部22は、まず、取引管理部21が補償する金額の上限(以降、上限補償金額と称す)の決定を開始する。上限補償金額の決定には、買い手の取引履歴を用いる。買い手の取引履歴の、正常取引率と買い手のそれぞれの不具合のレベルに応じた不具合総件数(1年間分)により決定される。
上限補償金額に応じて、正常取引率の基準値と、上限補償金額に応じたそれぞれの不具合レベルの不具合総件数(1年間分)の基準値をそれぞれ満たす必要がある。図9は、上限補償金額に応じた正常取引率の基準値と、上限補償金額に応じたそれぞれの不具合レベルの不具合総件数(1年間分)の基準値の設定の一例を示す図である。図9に示す上限補償金額と基準値との対応表は、取引管理部21の運用者(所有者、例えば保険会社)により予め設定され、取引DB25に格納されている。
正常取引率の基準値は、上限補償金額の上昇に応じて高くなるよう設定されている。例えば、上限補償金額が1000円では、正常取引率の基準値は40%であるが、上限補償金額が3000円では、正常取引率の基準値は60%に、設定されている。
それぞれの不具合レベルの不具合総件数(1年間分)の基準値は、上限補償金額の上昇に応じて低くなるよう設定されている。例えば、上限補償金額が1000円では、不具合レベル1の不具合総件数の基準値は20件に設定され、上限補償金額が3000円では、不具合レベル1の不具合総件数の基準値は15件に設定されている。
また、同じ上限補償金額でも、不具合のレベルが上昇する程、不具合総件数の基準値は低く設定されている。例えば、上限補償金額が1000円では、不具合レベル1の不具合総件数の基準値は20件に設定され、不具合レベル2の不具合総件数の基準値は5件に設定されている。
例えば、図6に示す買い手の取引評価を例にすると、図6に示す取引評価は、正常取引率:63%、不具合レベル1、2,4の不具合総件数がそれぞれ1件であるため、上限補償金額が3000円の基準値を満たしている。従って、取引判断部22は、上限補償金額を3000円と決定する。
次に、取引判断部22は、取引金額から上限補償金額を差し引いた無補償金額を算出する。
取引金額−上限補償金額=無補償金額
取引判断部22は、無補償金額が負の値になった場合は、取引金額以上の金額が補償されていると判断して、取引金額を補償金額とする。一方、正の値になった場合は、上限補償金額を補償金額とし、無補償金額を各店舗(売り手側)の負担とする。
取引判断部22は、取引管理番号と補償金額、または、取引管理番号と補償金額と無補償金額を、取引管理部21に送信する。取引管理部21は、取引管理番号と補償金額、または、取引管理番号と補償金額と無補償金額を、取引金額精算装置1の精算部11に送信する。
<ステップS3;取引金額が全額補償>
取引金額精算装置1の精算部11は、取引管理番号と補償金額を受信した場合は、取引金額が補償金額で全額補償されていると判断し、買い手との商品先渡し取引金額後払いの取引を許可する。精算部11は、取引金額を請求金額として、商品先渡し及び取引金額の後払いの取引方法を許可したこと及び取引金額、請求金額を、表示部16に表示する。なお、支払い期日を表示しても良い。この場合の表示例を図10に示す。
<ステップS4;取引金額の一部補償/無保証金額分の支払い>
精算部11は、取引管理番号と補償金額と無補償金額を受信した場合は、取引金額が一部補償され、無補償金額が売り手側の損失になると判断し、表示部16に取引の成立のために、買い手が無補償金額分の支払いを必要なことを表示する。この場合の表示例を図11に示す。
取引金額精算装置1の精算部11で無補償金額分の支払い処理が行われた場合は、精算部11は、補償金額を請求金額として、商品先渡し及び取引金額の後払いの取引方法を許可したこと及び取引金額、支払い済み金額、請求金額を、表示部16に表示する。なお、支払い期日を表示しても良い。この場合の表示例を図12に示す。
また、精算部11は、この商取引の取引管理番号、商品識別番号、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日、買い手の個人情報(買い手の識別番号、郵便番号、住所、氏名)を取引管理情報として取引DB15に格納する。
上記実施形態により、売り手側の店舗が、買い手と商品先渡し取引金額後払いの取引方法を行う場合に、買い手の不具合による取引金額の未払いが生じても、その損失を補償できる上限補償金額が、買い手の取引履歴を用いて決定されるため、不具合取引を過去に行った買い手の上限補償金額は低く抑えることが可能で、補償システム運用者が不具合取引により売り手の店舗に支払う補償金を低く押さえることが可能となった。
なお、図7に示すタイムチャートでは、ステップS5以降の処理について記載されているが、これは上記実施形態における補償金額問い合せ・結果表示(S1〜S4)後の処理の一例である。以下のようにして取得した情報が、取引管理サーバ2の買い手情報DBの取引履歴として更に追加される。
<ステップS5;補償金額分の請求書発行>
精算部11は、買い手の個人情報(郵便番号、住所、氏名)を利用して買い手の氏名を請求先として、請求先、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日等が記載された請求書を作成し、取引金額精算装置1が備える出力部から請求書を印刷して出力する。売り手は、請求書と商品を買い手に渡す。買い手は、請求書と商品を受領し、後日支払いを行う。ここで言う出力部は、例えばプリンタ等であり、請求書や領収書を印刷出力出来る。
<ステップS6;取引結果の報告>
精算部11は支払期日を取引の終了として、買い手との商品先渡し取引金額後払いの取引の結果を取引管理サーバ2の取引管理部21に報告する。買い手からの不当クレーム、未払い等は、買い手の取引履歴に不具合取引として記憶される。精算部11は、支払期日までに請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金があった場合は、商品先渡し取引金額後払いの取引が正常取引であったことを取引結果として、取引管理サーバ2の取引管理部21に、買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、補償金額、取引結果)を送信する。請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金があったか否かは、例えばネットワーク3を介して接続される入金管理装置(ATM(automatic teller machine)でも良い)に買い手が所定の口座(請求金額支払先口座)を指定して入金した場合や、銀行・郵便局・コンビニエンスストアでの入金処理が、ネットワーク3を介して接続される装置により行われた場合に、取引金額精算装置1に通知されることにより、判明する。
精算部11は、支払期日までに請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金が無い場合は、商品先渡し取引金額後払いの取引が未払いによる不具合取引であることを取引結果として、取引管理サーバ2の取引管理部21に、買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、補償金額、取引結果)を送信する。
取引管理サーバ2の取引管理部21は、未払いの取引結果を受信すると、取引管理番号から、先に決定した補償金額を抽出する。これにより、取引管理部21は、売り手側の店舗に対し補償金額分の補償を行う。例えば所定の口座から補償金額分を請求金額支払先口座に入金する等の処理を行う。
<ステップS7;補償金の支払い/取引結果の記憶>
取引管理サーバ2の取引管理部21は、取引金額精算装置1の精算部11から受信した買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、前払い金額、補償金額、取引結果)から、図5に示す対応表(取引DB25に格納されている)を参照して、不具合レベル、格付けポイントを出力し、買い手情報DB24の取引評価(図6参照)を更新する。格付けポイントは過去のポイントと累積され、累積格付けポイントとして更新される。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態に係る商取引システムについて説明する。上記実施形態は、取引金額精算装置1が店舗に設置されていることが前提とされ、買い手が店舗にある商品を選び、取引金額精算装置1のところまで持ってきた場合に売り手が商品に付いているバーコード等をリード部17で読み込ませることを想定している。しかしながら、昨今はインターネット上での商取引も普及している。個人が所有する通信端末からインターネットにアクセスして商取引を行うことで、どこでも好きな時間に自由に行うことが出来る。本発明は、このようなインターネット上で行われる商取引にも対応できる。
(構成)
図13は、本発明の実施形態に係る商取引システムの全体構成図である。取引金額精算装置1と、取引管理サーバ2と、買い手が利用する通信端末4とが、ネットワーク3を介して接続されている。取引金額精算装置1は、店舗サーバ内にある構成となっているが、店舗サーバはネットワーク3を介して接続されていれば良く、これに限定されることはない。店舗サーバは、取り扱っている商品の一覧や金額等をWEBとしてインターネット上に呈示する機能を有する。通信端末4から店舗サーバにアクセスし、店舗サーバは、呈示したWebサイトに列挙した商品名のうち、通信端末4から選択された商品の識別番号を、購入希望商品として取引金額精算装置1に通知する。
取引金額精算装置1の構成は、上記実施形態で説明した図2に示す構成のうち、リーダ部17と入力部12を除く構成となる。取引管理サーバ2の構成は、上記実施形態で説明した図3に示す構成と同様である。
図14は、本実施形態に係る通信端末4の構成ブロック図である。通信端末4は、少なくとも入力部41、表示部43、データ通信部45から構成される。その他、通信端末4全体を制御する制御部44や、ROM(Read Only Memory)等から成る記憶部46など、一般的な構成を備える。ユーザ登録を行う際に登録する個人情報や、買い手の識別情報を番号で入力する場合等は、通信端末41が備える入力部41から入力できる。なお、買い手の識別情報を生体情報とする場合は、生体情報入力部42をさらに備えても良いし、入力部41で兼用しても良い。表示部43は、例えば液晶表示部であり、タッチパネル方式を用いても良い。
(動作処理)
図15は、本実施形態に係る商取引システムの動作処理を示すタイムチャートである。
<ステップS11;取引金額の後払い/補償金額の問い合わせ>
買い手は通信端末41を利用して店舗サーバが呈示するWebサイト上の商品を選択する。表示部43がタッチパネル方式を用いている場合は、購入希望の商品をタッチすることで選択出来る。Webサイトにおいて、通信端末41からいずれの商品が選択されたかを店舗サーバが取引金額精算装置1に通知する。
取引金額精算装置1の精算部11は、選択された商品の合計の金額すなわち取引金額を精算するための取引方法の選択を要求する。具体的には、通信端末41の表示部43に、複数の取引方法(商品先渡し取引金額後払い、現金払い、クレジットカード払い)が示される。この場合の表示例は上記実施形態の際に用いた図8と同様である。
買い手が、複数の取引方法の中から、商品先渡し取引金額後払いの取引方法を選択した場合は、買い手に商品先渡し取引金額後払いの取引方法を許可するか否かを判断するために、取引管理サーバ2に補償金額の問い合わせを開始する。精算部11はこの取引を管理するために、数字または英数字からなる取引管理番号を生成する。
取引金額精算装置1の精算部11は、通信端末41の表示部43に、買い手の識別情報の入力を指示する画面を表示させる。識別情報を生体情報とする場合は、生体情報の入力を指示する画面を表示させる。以下、買い手の識別情報を生体情報とする場合を例として説明する。買い手は、通信端末41の生体情報入力部42から生体情報として指紋を読み込ます。生体情報入力部42は読み込んだ指紋から特徴点を抽出し、特徴点の座標の集合からなるデータを買い手の生体情報として出力し、精算部11に送信する。
取引金額精算装置1の精算部11は、商品先渡し取引金額後払いによる支払いの取引方法の選択信号を、表示部16から受信すると、取引管理番号、取引金額、買い手の生体情報を、ネットワーク3を介して取引管理サーバ2の取引管理部21に送信し、補償金額を取引管理部21に問い合わせる。
<ステップS12;補償金額/無保証金額の決定>
取引管理部21は、取引管理番号、買い手の生体情報を受信すると、取引判断部22を用いて、買い手の商品先渡し取引金額後払いの取引における補償金額を決定し、取引管理番号と補償金額、または、取引管理番号と補償金額と無補償金額を、取引金額精算装置1の精算部11に送信する。
<ステップS13;取引金額が全額補償>
精算部11は、取引管理番号と補償金額を受信した場合は、取引金額が補償金額で全額補償されていると判断して、買い手との商品先渡し取引金額後払いの取引を許可する。取引金額精算装置1の精算部11は、商品先渡し及び取引金額の後払いの取引方法を許可したこと及び取引金額、請求金額を、表示部43に表示する。なお、支払い期日を同時に表示しても良い。この場合の表示例は上記実施形態の際に用いた図9と同様である。
<ステップS14;取引金額の一部補償/取引の中止>
精算部11は、取引管理番号と補償金額と無補償金額を受信した場合は、無補償金額が売り手側の損失になると判断し、買い手との取引を中止する。この場合の表示例を図16に示す。
上記実施形態により、買い手が通信端末を利用してインターネット上で行われる商取引であっても、商品先渡し取引金額後払いの取引方法を行う場合に、買い手の不具合による取引金額の未払いが生じても、その損失を補償できる上限補償金額が、買い手の取引履歴を用いて決定され、不具合取引を過去に行った買い手の上限補償金額は低く抑えることが可能で、補償システム運用者が不具合取引により売り手の店舗に支払う補償金を低く押さえることが可能となる。
なお、図15に示すタイムチャートでは、ステップS15以降の処理について記載されているが、これは補償金額問い合せ・結果表示(S11〜S14)後の処理の一例である。以下のようにして取得した情報が、取引管理サーバ2の買い手情報DBの取引履歴として更に追加される。
<ステップS15;補償金額分の請求書発行>
精算部11は、買い手の個人情報(郵便番号、住所、氏名)を利用して、買い手の氏名を請求先として、請求先、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日等が記載された請求書を送る。通信端末41に通知しても良いし、指定のメールアドレスに通知しても良い。また、請求書を、取引金額精算装置1の出力部から紙媒体に印刷して出力しても良い。売り手側は、出力された請求書を、商品を発送する際に併せて発送することが出来る。
精算部11は、取引管理番号、商品識別番号、請求金額、請求金額支払先口座、支払期日、買い手の個人情報(買い手の識別番号、郵便番号、住所、氏名)を取引管理情報として、取引DB15に記憶する。
<ステップS16;取引結果の報告>
精算部11は支払期日を取引の終了として、買い手との商品先渡し取引金額後払いの取引の結果を取引管理サーバ2の取引管理部21に報告する。買い手からの不当クレーム、未払い等は、買い手の取引履歴に不具合取引として記憶される。
精算部11は、支払期日までに請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金があった場合は、商品先渡し取引金額後払いの取引が正常取引であったことを取引結果として、取引管理サーバ2の取引管理部21に、買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、補償金額、取引結果)を送信する。
精算部11は、支払期日までに請求金額支払先口座に買い手から請求金額の入金が無い場合は、商品先渡し取引金額後払いの取引が未払いによる不具合取引であることを取引結果として、取引管理サーバ2の取引管理部21に、買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、補償金額、取引結果)を送信する。
<ステップS17;補償金の支払い/取引結果の記憶>
取引管理部21は、未払いの取引結果を受信すると、取引管理番号から、先に決定した補償金額を抽出する。取引管理部21は、店舗a〜cに対し補償金額分の補償を行う。
取引管理サーバ2の取引管理部21は、取引金額精算装置1の精算部11から受信した買い手との取引結果(取引管理番号、取引日、店舗名、店舗の取引金額精算装置のアドレス、取引金額、前払い金額、補償金額、取引結果)から、不具合レベル、格付けポイント、累積格付けポイントを出力し、買い手情報DB24の取引履歴に追加記憶する。
なお、各図のタイムチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る商取引システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る取引金額精算装置1の構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る取引管理サーバ2の構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る買い手情報DB24に格納されている取引履歴の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る取引DB25に格納されている対応表の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る買い手情報DB24に格納されている取引評価の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引システムの動作処理を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態に係る取引金額精算装置1が備える表示部16に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る取引DB25に格納されている上限補償金額と各基準値との対応表の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る取引金額精算装置1が備える表示部16に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る取引金額精算装置1が備える表示部16に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る取引金額精算装置1が備える表示部16に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る商取引システムの全体構成図である。 本発明の他の実施形態に係る通信端末41の構成ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る商取引システムの動作処理を示すタイムチャートである。 本発明の他の実施形態に係る通信端末41が備える表示部43に表示される画面の一例を示す図である。
符号の説明
a〜c 店舗
1a〜1c 取引金額精算装置
2 取引管理サーバ
3 ネットワーク
4 通信端末
10 記憶部
11 精算部
12 入力部
13 生体情報入力部
14 商品データベース
15 取引データベース
16 表示部
17 リーダ部
19 データ通信部
21 取引管理部
22 取引判断部
24 買い手情報データベース
25 取引データベース
26 データ通信部
27 記憶部
41 入力部
42 生体情報入力部
43 表示部
44 制御部
45 データ通信部
46 記憶部

Claims (4)

  1. 取引金額精算装置と、取引管理サーバとがネットワークを介して接続されている商取引システムであって、
    前記取引金額精算装置は、
    少なくとも商品識別番号と商品の金額情報とを含む商品情報を格納する商品データベースと、
    商品に付与されたタグから商品識別番号を読み取る読取り手段と、
    前記読取り手段から読み取った商品識別番号と同じ商品識別番号に該当する商品の金額情報を前記商品データベースから抽出し、商品金額を精算する精算手段と、
    前記精算した金額を取引金額として表示し、複数の取引方法を呈示する表示手段と、
    買い手の識別情報を入力する入力手段と、
    前記ネットワークを介して前記取引管理サーバとデータ通信を行う通信手段と、を備え、
    前記複数の取引方法は、少なくとも商品先渡し取引金額後払いの取引方法を含み、
    前記精算手段は、前記商品先渡し取引金額後払いの取引方法が選択された場合は、現在行っている商取引を識別する取引管理番号を生成し、前記通信手段を介して前記取引管理サーバに、前記取引管理番号と、前記取引金額と、前記買い手の識別情報とを送って取引保証可否の問い合せを行い、
    前記表示手段は、前記取引管理サーバから受信した、問い合せた取引保証可否の回答として表示することを特徴とし、
    前記取引管理サーバは、
    買い手の取引履歴と、少なくとも買い手の識別情報を含む個人情報とを関連付けて格納する買い手情報データベースと、
    補償金額の上限を算定する際に参照する対応表を格納する取引データベースと、
    前記ネットワークを介して前記取引金額精算装置とデータ通信を行う通信手段と、
    前記取引金額精算装置から取引保証可否について問い合せを受けた場合に、前記取引金額精算装置から送信された前記買い手の識別情報に基づいて、前記買い手情報データベースから一致する買い手の識別情報を含む個人情報と関連付けて格納されている買い手の取引履歴を抽出する取引管理手段と、
    取引保証の可否を判断する取引判断手段と、を備え、
    前記買い手の取引履歴は、買い手ごとに不具合レベルに対する不具合件数を集計した情報を含み、
    前記対応表は、不具合レベルに対する不具合件数と補償金額の上限とを関連づけた情報を含み、
    前記取引判断手段は、前記取引管理手段により抽出された買い手の取引履歴と、前記取引データベースに格納された対応表とを参照して、前記買い手の取引履歴のうち、買い手の不具合レベルに対する不具合件数に基づいて補償金額の上限を算出し、算出した上限補償金額を前記取引金額から減算して無補償金額を算出し、前記無補償金額が負の値になった場合は前記取引金額を第1の補償金額とし、正の値になった場合は前記上限補償金額を第2の補償金額とし、
    前記通信手段は、前記第1の補償金額のみ、若しくは、第2の補償金額及び無補償金額を、前記取引管理番号と共に、前記取引金額精算装置へ取引保証可否の回答として送信することを特徴とする商取引システム。
  2. 前記取引金額精算装置が備える精算手段は、前記取引管理サーバから受信した、問い合せた取引保証可否の回答が、前記第1の補償金額のみの場合は、共に送られた取引管理番号の取引が保証されたと判断し、前記回答が、前記第2の補償金額及び無補償金額である場合は、共に送られた取引管理番号の取引が一部保証と判断し、
    前記表示手段は、前記精算手段の判断に基づいて、保証された旨、若しくは一部保証のため、無補償金額分の支払いが必要となる旨を、問い合せた取引保証可否の回答として表示することを特徴とする請求項1記載の商取引システム。
  3. 前記買い手の識別情報は、生体情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の商取引システム。
  4. 店舗サーバと、取引金額精算装置と、取引管理サーバと、通信端末とがネットワークを介して接続されている商取引システムであって、
    前記通信端末は、
    買い手の識別情報を入力する入力手段と、
    前記ネットワークを介して前記店舗サーバ、前記取引金額精算装置とデータ通信を行う第1の通信手段と、
    前記店舗サーバにアクセスし、Webサイトを表示する表示手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記取引管理サーバから、問い合せた取引保証可否の回答として送信された情報を表示することを特徴とし、
    前記店舗サーバは、
    少なくとも商品名を列挙したWebサイトを開設し、前記Webサイトに列挙した商品名のうち、前記通信端末から選択された商品の識別番号を、前記ネットワークを介して前記取引金額精算装置に通知する通知手段を備え、
    前記取引金額精算装置は、
    少なくとも商品識別番号と商品の金額情報とを含む商品情報を格納する商品データベースと、
    前記店舗サーバから通知された商品識別番号と同じ商品識別番号に該当する商品の金額情報を前記商品データベースから抽出し、商品金額を精算する精算手段と、
    前記ネットワークを介して、前記店舗サーバ、前記取引管理サーバ、前記通信端末とデータ通信を行う第2の通信手段と、を備え、
    前記第2の通信手段は、前記精算した金額を取引金額として、複数の取引方法と共に前記通信端末に送信し、
    前記複数の取引方法は、少なくとも商品先渡し取引金額後払いの取引方法を含み、
    前記精算手段は、前記第2の通信手段を介して前記通信端末から前記複数の取引方法のうち前記商品先渡し取引金額後払いの取引方法が選択されたと通知された場合は、現在行っている商取引を識別する取引管理番号を生成し、前記通信端末から買い手の識別情報を取得し、前記第2の通信手段を介して前記取引管理サーバに、前記取引管理番号と、前記取引金額と、前記買い手の識別情報とを送って取引保証可否の問い合せを行い、
    前記第2の通信手段は、前記取引管理サーバから、取引保証可否の回答として送信された情報を前記通信端末に送信することを特徴とし、
    前記取引管理サーバは、
    買い手の取引履歴と、少なくとも買い手の識別情報を含む個人情報とを関連付けて格納する買い手情報データベースと、
    補償金額の上限を算定する際に参照する対応表を格納する取引データベースと、
    前記ネットワークを介して前記取引金額精算装置とデータ通信を行う第3の通信手段と、
    前記取引金額精算装置から取引保証可否について問い合せを受けた場合に、前記取引金額精算装置から送信された前記買い手の識別情報に基づいて、前記買い手情報データベースから一致する買い手の識別情報を含む個人情報と関連付けて格納されている買い手の取引履歴を抽出する取引管理手段と、
    取引保証の可否を判断する取引判断手段と、を備え、
    前記買い手の取引履歴は、買い手ごとに不具合レベルに対する不具合件数を集計した情報を含み、
    前記対応表は、不具合レベルに対する不具合件数と補償金額の上限とを関連づけた情報を含み、
    前記取引判断手段は、前記取引管理手段により抽出された買い手の取引履歴と、前記取引データベースに格納された対応表とを参照して、前記買い手の取引履歴のうち、買い手の不具合レベルに対する不具合件数に基づいて補償金額の上限を算出し、算出した上限補償金額を前記取引金額から減算して無補償金額を算出し、前記無補償金額が負の値になった場合は前記取引金額を第1の補償金額とし、正の値になった場合は前記上限補償金額を第2の補償金額とし、
    前記第3の通信手段は、前記第1の補償金額のみ、若しくは、第2の補償金額及び無補償金額を、前記取引管理番号と共に、前記取引金額精算装置へ取引保証可否の回答として送信することを特徴とする商取引システム。
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