JP4207499B2 - 商品代金決裁システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等によって購入した商品等の商品代金の支払を金融機関の店舗等の端末装置によって行う商品代金決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット等で購入した商品、インターネット等で取得した情報や公共料金等のサービスの提供等(以下、商品という。)に対する商品販売業者への対価(以下、商品代金という。)の支払は、インターネット上で行うクレジットカードやデビットカード等による支払、電話料金やプロバイダ料金等に加算することによる支払、電子マネーによる支払等のネット決済や商品到着時に商品代金を支払う代金引換決済または商品代金の銀行振込や郵便振替等による振込決済等によって行われている。
【0003】
振込決済では、商品販売業者から商品代金の支払用に通知された振込先口座や振込金額等をメモあるいはプリント出力等によって記録し、金融機関や郵便局、コンビニエンスストア等の店舗等に設置されたATM等によって振込先口座や振込金額等を入力して振込取引を行い、商品代金の支払が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の振込決済においては、ATM等による振込決済の際に、振込先口座や振込金額、購入者の氏名等を入力する必要があり、その入力に時間を要するという問題がある。
また、その入力の際に入力ミスが発生して振込決済を行うことができない場合があるという問題がある。
【0005】
更に、購入者は振込決済の際にその対象となる商品の確認を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、入力ミスの発生を防止し、効率よく振込決済の処理が行える商品代金決済システムを実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、商品代金決済システムが、金融機関に設置され、商品販売業者の口座を管理する顧客情報ファイルを保有し、前記商品販売業者の業者コードが予め登録された上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続し、前記商品販売業者に設置された管理サーバと、前記管理サーバと接続し、前記商品販売業者に設置されたウェブサーバと、前記上位装置と接続し、購入者が振込決済を行う端末装置と、前記ウェブサーバと接続し、購入者が商品の購入予約を行う接続端末と、を備え、前記ウェブサーバは、前記接続端末から、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を受信する手段と、受信した前記商品情報を基に、商品の商品代金を算出する手段と、算出した前記商品代金を前記接続端末へ送信する手段と、前記接続端末から振込決裁が選択されたことを受信したときに、前記振込決裁を行うための商品販売業者の業者コードを含む取引番号を採番する手段と、採番した前記取引番号を前記接続端末へ送信する手段と、前記取引番号、前記商品代金、前記商品情報および前記購入者情報を、前記管理サーバへ送信する手段と、を有し、前記接続端末は、入力された、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を、前記ウェブサーバへ送信する手段と、前記ウェブサーバから受信した前記商品代金を表示する手段と、前記商品代金の決裁方法として振込決裁が選択されたときに、振込決裁が選択されたことを、前記ウェブサーバへ送信する手段と、前記ウェブサーバから受信した前記取引番号を表示する手段と、を有し、前記管理サーバは、前記ウェブサーバから受信した前記商品代金および前記購入者情報を基に、振込人情報を作成する手段と、作成した前記振込人情報と受信した前記商品情報とを、受信した前記取引番号に対応させて格納する手段と、前記上位装置から振込必要情報送付依頼を受信したときに、添付されている取引番号を基に、格納されている当該取引番号の振込人情報を抽出する手段と、抽出した前記振込人情報と当該商品販売業者の振込先情報とを前記上位装置へ送信する手段と、を有し、前記上位装置は、前記端末装置から受信した取引番号に含まれる業者コードを基に、予め登録された業者コードから、当該業者コードの商品販売業者を特定する手段と、特定した前記商品販売業者の前記管理サーバへ、前記取引番号を添付した振込必要情報送付依頼を送信する手段と、前記管理サーバから受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを、前記端末装置へ送信する手段と、を有し、前記端末装置は、入力された取引番号を、前記上位装置へ送信する手段と、前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示する手段と、表示した前記振込人情報と前記振込先情報とに基づく振込決裁の許諾の入力を受付ける手段と、前記振込決裁の許諾の入力を受付けたときに、前記振込人情報と前記振込先情報とを基に商品代金の振込決済を行う手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明による商品代金決済システムの実施の形態について説明する。
第1実施の形態例
図1は本発明の第1実施の形態を示すブロック図である。
【0010】
1は購入者が使用するパーソナルコンピュータ等の接続端末であり、インターネットと接続可能に構成されている。
2はWWWサーバ(以下、ウェブサーバという。)であり、商品販売業者に設置され、インターネット上にネットショッピング用の販売店を開設しており、商品販売業者が販売する商品のカタログや購入予約の入力画面等を表示するウェブページを格納したコンテンツファイル3を保有している。
【0011】
4は管理サーバであり、商品販売業者に設置され、ウェブサーバ2とLAN(Local Area Network)等で接続しており、ウェブサーバ2で購入予約を受付けた商品の商品情報等を格納する購入予約ファイル5を保有している。
6は上位装置であり、商品販売業者が口座を開設している金融機関に設置されているホストコンピュータであり、口座を開設している個人や商品販売業者等の法人の口座を管理する顧客情報ファイル7を保有している。
【0012】
8は端末装置であり、上位装置6と接続しており、金融機関の営業店や無人ブースおよびコンビニエンスストア等の店舗に設置されたATMやマルチメディア端末等の無人端末であり、通常のATMあるいはATMと同等の機能を有している。
なお、上記の管理サーバ4と上位装置6は、専用回線や公衆網、衛星網、共同ネットワーク網、インターネット等の通信回線9によって相互にデータ通信可能に接続されている。
【0013】
また、接続においては、プロトコルの変換を行うゲートウェイ装置やセキュリティ対応を行うファイアオール等が適所に配置されている。
上述した構成の作用について、図2および図3に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
図2は、購入者がインターネットによって商品販売業者から商品を購入する場合の購入予約処理を示すフローチャートである。
【0014】
S1、購入者が接続端末1によってインターネットを経由して商品販売業者のウェブサーバ2に接続すると、接続端末1の画面にはウェブサーバ2のコンテンツファイル3に格納されているウェブページの中から初期画面が表示され、購入者は画面の指示に従って商品販売業者が販売する商品のカタログ等を表示するウェブページを表示して希望する商品を選択する。
【0015】
S2、購入者が商品を選択したことを認識したウェブサーバ2は、コンテンツファイル3から購入予約の入力画面を表示するウェブページを抽出して接続端末1の画面に表示する。
購入者は購入予約の入力画面の指示に従って、購入予約する商品の商品名(および/もしくは商品コード)、数量、送付先等の商品情報および購入者の氏名(または名称)、住所、電話番号(加入電話および/もしくは携帯電話等)、メールアドレス等の購入者情報を入力する。
【0016】
S3、購入予約の入力を認識したウェブサーバ2は、商品名または商品コードから商品単価を抽出して数量を乗じ、これに送付手数料等を加えて商品代金を算出し、入力された商品情報と購入者情報および商品代金等を表示したウェブページを接続端末1に表示する。
購入者は表示された購入予約の内容を確認して確認操作を行う。
【0017】
S4、購入者の確認操作を検知したウェブサーバ2は、ネット決済、代金引換決済、振込決済等の商品代金の決済方法の選択を行うウェブページを接続端末1の画面に表示する。
購入者は決済方法を選択してその決済方法を入力する。本実施の形態では振込決済が選択される。
【0018】
S5、ウェブサーバ2は振込決済が選択されたことを認識してステップS6へ移行する。
なお、ウェブサーバ2が振込決済以外の他の決済、つまりネット決済や代金引換決済等が選択されたことを認識した場合は、ウェブサーバ2はこれらの決済の通常の手順に従って決済処理を行う。
【0019】
S6、振込決済が選択されたことを認識したウェブサーバ2は、後日に購入者が店舗に設置された端末装置8によって振込決済を行う場合に用いる取引番号を採番する。
この取引番号は、これを発行した商品販売業者が特定できるように商品販売業者に設置された管理サーバ4のIPアドレス(Internet Protocol Address)または商品販売業者の業者コードと購入予約がなされた順序を表す取引通番との組合せ、これらと商品販売業者の口座の金融機関コードとの組合せによって構成される。
【0020】
または、商品販売業者の口座の金融機関コードと支店コードおよび口座番号と取引通番との組合せによって構成される。
具体的には、管理サーバ4のIPアドレスと取引通番、商品販売業者の業者コードと取引通番、管理サーバ4のIPアドレスと商品販売業者の口座の金融機関コードと取引通番、商品販売業者の業者コードと商品販売業者の口座の金融機関コードと取引通番、または商品販売業者の口座の金融機関コードと支店コードと口座番号と取引通番との組合せ等によって構成される。
【0021】
この場合に、取引番号は上記の組合せのIPアドレスや金融機関コード、取引通番等の構成要素を連続して記述するようにしてもよく、構成要素の間に「−」等の記号を挿入して例えば、「IPアドレス」−「取引通番」のように記述するようにしてもよい。
また、各構成要素の記述は数字のみで記述してもよく、アルファベット文字等の記号を含めて記述するようにしてもよい。
【0022】
更に、取引番号の先頭または末尾に、本商品代金決済システムによる振込決済であることを示す識別子を付加するようにしてもよい。
更に、取引番号は上記の構成によらず、取引番号としては別の番号を設定し、この別に設定された取引番号に上記の構成による番号を裏番号として付随させて管理するようにし、取引番号からそれに付随する裏番号を取得して用いるようにしてもよい。
【0023】
S7、取引番号の採番を終えたウェブサーバ2は、振込決済による購入予約を受付けた旨、採番した取引番号および購入者情報や商品情報等を表示したウェブページを接続端末1の画面に表示して取引番号と共に購入予約の受付内容を購入者に通知する。
購入者は取引内容のプリント機能による出力あるいは表示された接続端末1の画面のハードコピー等によって取引番号等の控えを作成する。
【0024】
なお、この取引番号は、接続端末1等によって購入した商品の照会や取消等を行う場合にも使用される。
S8、購入予約の受付内容の通知を終えたウェブサーバ2は、取引番号、商品代金、商品情報および購入者情報をLAN等で接続している管理サーバ4へ送付する。
【0025】
この送付を受けた管理サーバ4は、商品代金を振込金額としてこれと購入者情報とによって振込人情報を作成し、この振込人情報と商品情報とを取引番号に対応させて購入予約ファイル5に格納して購入予約を仮登録する。
なお、ウェブサーバ2が管理サーバ4へ送付する商品情報に購入者が購入した商品の画像データを追加するようにしてもよい。
【0026】
S9、購入予約を仮登録した管理サーバ4は、随時または定期的に振込人情報に含まれる購入者のメールアドレスに宛てて購入予約の確認メールを送信し、購入者はメールを受信したときにこの内容を確認する。
S10、管理サーバ4は、購入者の確認応答を認識したときに、購入予約ファイル5の取引番号に対応させて「決済未」とした決済状況を追加して登録し、購入予約処理を終了させる。
【0027】
なお、購入予約の登録の際に、この購入予約が振込決済によって商品代金の決済が行われる旨の識別子を添付して登録するようにしてもよい。
このようにして商品の購入予約の登録が行われる。
なお、上記ステップS9、S10を省略してステップS8における仮登録の時に「決済未」とした決済状況を追加して本登録とするようにしてもよい。
【0028】
図3は、上記のようにして商品の購入予約を行った購入者が、店舗に設置された端末装置8を用いて商品代金の振込決済を行う場合の代金支払処理を示すフローチャートである。
なお、商品販売業者は、その口座を管理する金融機関と本実施の形態の商品代金決済システムに関する契約を行い、取引番号を発行した商品販売業者を特定するための商品販売業者の業者コードや管理サーバ4のIPアドレス、口座番号等が予め金融機関の上位装置6に登録されている。
【0029】
本実施の形態では、取引番号として業者コードと取引通番で構成された取引番号が用いられる。
S11、店舗に設置された端末装置8は、その画面に「お引き出し」「お振り込み」等の通常の選択ボタンに加えて、商品代金を振込決済を行うための「代金支払」ボタンを表示した初期画面を表示して待機している。
【0030】
購入者は、「代金支払」ボタンを選択する。
なお、この「代金支払」ボタンの表示は、初期画面を通常の取引選択画面として表示し、購入者が「お振り込み」ボタンを選択した後に表示するようにしてもよい。
S12、「代金支払」ボタンが選択されたことを認識した端末装置8は、その画面に取引番号の入力画面を表示する。
【0031】
この入力画面には、テンキーやアルファベット文字等の入力ボタンと取引番号の入力欄等が表示される。
購入者は、控え等によって入力画面から取引番号を入力する。
S13、取引番号の入力を認識した端末装置8は振込取引に必要な情報を取得する。
【0032】
すなわち、端末装置8は認識した取引番号を上位装置6へ送信し、これを受信した上位装置6は取引番号に含まれる業者コードを基に予め登録されている業者コードを参照して商品販売業者を特定し、その商品販売業者の管理サーバ4へ通信回線9を介して取引番号を添付した振込必要情報送付依頼を送信する。
振込必要情報送付依頼を受信した管理サーバ4は、添付されている取引番号を基に購入予約ファイル5を検索して該当する取引番号を抽出し、これに対応して登録されている振込人情報に振込先情報を添付して通信回線9を介して上位装置6へ返信する。
【0033】
この時、該当する商品情報を添付して返信するようにしてもよく、決済状況(既に振込決済が完了し、データが消去されている場合はその旨の情報)を添付して返信するようにしてもよい。
取引番号に該当する振込人情報等の返信を受けた上位装置6は、これに振込手数料を添付して端末装置8へ送信する。
【0034】
なお、振込手数料は端末装置8が計算するようにしてもよい。
S14、端末装置8は受信した振込人情報等を基に振込決済確認画面を表示する。
振込決済確認画面には、商品販売業者の口座番号や氏名等の振込先情報、振込金額や購入者の氏名等の振込人情報および振込手数料等が表示され、これに加えて購入者が振込決済の許諾を与えるための「確認」ボタン、購入者等の振込人の氏名等を変更するための「修正」ボタン、振込決済を中止するための「取消」ボタン等の選択ボタンが表示される。
【0035】
購入者は、その内容を確認して振込決済に許諾を与えるときは「確認」ボタンを、振込人の氏名等を変更する必要があるときは「修正」ボタンを、振込決済を中止するときは「取消」ボタンを選択する。
この時、送付された決済状況が「決済済」またはデータが消去されている旨の情報が添付されている場合には、その決済が終了している旨を表示して購入者がその内容を確認した後に処理を終了させるようにする。
【0036】
また、商品情報が添付されている場合は、商品の品名等の商品情報(商品の画像データが追加されている場合はそれも含む。)を表示するようにする。
この場合に、表示する商品情報は品名に限って表示し、その画面に「詳細」ボタンを表示するようにしてこれが選択された場合に、商品情報を表示した詳細画面を表示して購入者が購入した商品の詳細を参照できるようにしてもよい。
【0037】
なお、表示される各情報は全てであってもよく、予め設定された項目に限って表示するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては表示される氏名や名称、商品名、住所等はカナ表記であるが、これを漢字表記としてもよく、これらを併記または混用するようにしてもよい。
【0038】
更に、振込決済確認画面に「購入予約取消」ボタンを設け、購入予約の取消を行えるようにしてもよい。
S15、端末装置8は、選択されたボタンが「確認」ボタンであれば振込決済に許諾が与えられたとしてステップS18へ、他の選択ボタンであればステップS16へ移行する。
【0039】
S16、端末装置8は、選択されたボタンが「修正」ボタンであればステップS17へ移行する。「取消」ボタンであれば振込決済が中止されたとして処理を終了し、ステップS11へ戻って初期画面を表示して待機する。
S17、端末装置8は表示情報の修正処理を行う。
すなわち、端末装置8は、表示した振込人情報(商品情報を表示した場合はそれを含む。)の修正入力を受付けるために、テンキーやカナ文字等の入力ボタンと修正項目の選択および入力欄等を表示した修正入力画面を表示し、購入者は修正する誤入力の内容や振込人の氏名等の項目を選択して入力する。
【0040】
なお、修正入力画面は、振込人の氏名等の修正可能な修正項目のみを表示するようにしてもよく、振込先情報や振込金額、振込手数料等(商品情報を表示した場合は商品名や数量等を含む。)の修正ができない項目を修正入力ができないようにして共に表示するようにしてもよい。
修正項目の入力が終了すると、端末装置8はステップS14へ戻り、修正された内容を表示した振込決済確認画面を表示する。
【0041】
この場合に、購入者は修正された振込決済確認画面の内容を再度確認し、再度修正する場合は「修正」ボタンを選択して上記作動を繰返す。
再度修正する必要がない場合は、振込決済に許諾を与えるために「確認」ボタンを選択する。これによって端末装置8はステップS18へ移行する。
S18、端末装置8は、振込決済の支払方法を選択するための支払方法選択画面を表示する。
【0042】
支払方法選択画面には、現金による支払を行うための「現金」ボタン、キャッシュカード等のカードによる支払を行うための「カード」ボタンおよび振込決済を中止するための「取消」ボタンが表示される。
購入者は、希望する支払方法によって「現金」または「カード」ボタンを選択する。なお振込決済を中止するときは「取消」ボタンを選択する。
【0043】
S19、端末装置8は、選択されたボタンが「カード」ボタンであればステップS22へ、他の選択ボタンであればステップS20へ移行する。
S20、端末装置8は、選択されたボタンが「現金」ボタンであればステップS21へ移行する。「取消」ボタンであれば振込決済が中止されたとして処理を終了し、ステップS11へ戻って初期画面を表示して待機する。
【0044】
S21、端末装置8は現金による商品代金の支払を実行する。
すなわち、端末装置8は、振込人情報から抽出した振込人氏名または名称(ステップS17で修正されている場合はその氏名または名称)や振込金額等および振込手数料や振込先情報等の振込取引に必要な情報を自動入力すると共に、その画面に現金の投入を促す旨を表示して紙幣および硬貨の入出金口を開放し、購入者は支払のための現金を各入出金口へ投入する。
【0045】
現金が投入されたことを検知した端末装置8は、各入出金口を閉鎖し、投入された現金を鑑別、計数してその結果を画面に表示する。
この時、画面には計数結果と振込決済を継続するための「確認」ボタンと振込決済を中止するための「取消」ボタンが表示される。
購入者は、振込決済を継続するときは「確認」ボタンを、振込決済を中止するときは「取消」ボタンを選択する。
【0046】
端末装置8は、選択されたボタンが「取消」ボタンであれば振込決済が中止されたとして投入された現金を排出し、ステップS11へ戻って初期画面を表示して待機する。
選択されたボタンが「確認」ボタンであれば、端末装置8は投入された現金を収納し、釣銭が必要な場合はその額の現金を繰出して各入出金口から排出する一方、端末装置8は取引番号に商品代金の支払が現金で行われた旨、自動入力した振込取引に必要な情報等を添付して上位装置6へ送信する。
【0047】
これを受信した上位装置6は、添付されている振込先情報から顧客情報ファイル7の該当する商品販売業者の口座を特定してその口座へ振込金額を入金する。この入金が終了すると、上位装置6は現金による振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する。
S22、端末装置8はカードによる商品代金の支払を実行する。
【0048】
すなわち、端末装置8は、振込人情報から抽出した振込人氏名または名称(ステップS17で修正されている場合はその氏名または名称)や振込金額等および振込手数料や振込先情報等の振込取引に必要な情報を自動入力すると共に、その画面にカードの挿入を促す旨を表示し、購入者は支払のためのカードをカード挿入口へ挿入する。
【0049】
カードが挿入されたことを検知した端末装置8は、挿入されたカードのカード情報を読取る一方、その画面に暗証番号の入力画面を表示する。
購入者の暗証番号の入力が終了すると、端末装置8は取引番号にカード情報と暗証番号および自動入力した振込取引に必要な情報等を添付して上位装置6へ送信する。
【0050】
これを受信した上位装置6は、カード情報と暗証番号から顧客情報ファイル7の該当する購入者の口座と、添付されている振込先情報から顧客情報ファイル7の該当する商品販売業者の口座とを特定し、購入者の口座から振込金額と振込手数料を引落し、振込金額を商品販売業者の口座へ入金する。
この入金が終了すると、上位装置6はカードによる振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する。
【0051】
なお、購入者の残高が振込金額等に満たない場合は、取引不可としてその旨を端末装置8へ送信する。
S23、端末装置8は、上位装置6からの送信がカードによる振込決済が終了した旨であればステップS24へ移行する。取引不可の旨であればその内容を表示し、購入者がその内容を確認した後にステップS18へ移行し、購入者は支払方法を変更する、または「取消」ボタンを選択して振込取引を終了させる。
【0052】
S24、端末装置8は、振込決済の内容を印刷した受領書およびカードによる振込決済の場合はカードも添えて排出する。
端末装置8は購入者がこれを受取ったことを確認してステップS11へ戻り、初期画面を表示して待機する。
このようにして、振込決済による代金支払処理が行われる。
【0053】
振込決済による代金支払処理の終了後、上位装置6は商品販売業者の管理サーバ4へ取引番号と共に商品代金の振込決済が終了した旨を決済終了通知として通知する。
この場合に、ステップS17で振込人情報や商品情報の内容が修正されている場合は、その内容も合わせて通知する。
【0054】
決済終了通知を受信した管理サーバ4は、購入予約ファイル5から該当する取引番号を抽出し、その決済状況を「決済済」に更新する。
また、購入予約ファイル5に格納されている取引番号に対応させて登録された振込人情報や商品情報、決済状況等の内容は、商品販売業者による個々、複数もしくは全ての消去指示によって消去され、購入予約ファイル5が更新される。
【0055】
なお、購入予約ファイル5に格納されている取引番号に対応させて登録された内容を決済終了通知を受信した以降、直ちにもしくは一定期間経過後に自動的に消去するようにしてもよい。
また、取引番号に対応させて登録された内容の消去は、その全てまたは処理済設定として取引番号に対応させて決済日時、その金額等の所定の項目のみを残して消去するようにしてもよく、別の記憶装置にその全てまたは処理済設定を複写した後に消去するようにしてもよい。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態では、商品販売業者が取引番号を通知し、購入者が振込決済を行うときに端末装置が取引番号によって振込人情報と振込先情報を取得するようにし、購入者は取引番号のみを入力して許諾を与えれば端末装置が自動的に振込決済を実行するようにしたことによって、振込決済の入力に要する時間を省略でき、端末装置の振込決済の処理効率を向上することができると共に、入力ミス等の発生を防止することができる。
【0057】
また、インターネット上で商品の購入を行い、現金自動取引装置等の端末装置用いて簡便な方法での商品代金の振込決済が行えるようにしたことによって、インターネットにカード情報を流すことなくカード決済を行うことができ、インターネット商取引の利用者層の拡大や電子商取引の増加を図ることができる。
更に、商品代金の振込決済を行う際に、振込決済を行うための「代金支払」ボタンを表示するようにしたことによって、購入者が本商品代金決済システムの振込決済を容易に選択することが可能となる。
【0058】
更に、端末装置が取得した商品情報を表示するようにしたことによって、購入者は振込決済の際にその対象となる商品の確認を行うことができ、購入者の支払内容に対する不安感を払拭することができると共に購入者の利便性を向上することができる。
更に、商品代金の振込決済を行う際に、端末装置がその決済状況等を取得して決済が終了している場合に振込決済を終了させるようにしたことによって、商品代金の2重振込を防止することができる。
【0059】
更に、振込人情報や商品情報の内容を修正可能としたことによって、誤入力の内容や振込人の氏名等を修正することが容易に行えるようになり、購入者の利便性を向上することができる。
更に、上記の修正内容を商品販売業者へ通知するようにしたことによって、商品販売業者と購入者の無用のトラブルを未然に防止することが可能となる。
【0060】
更に、取引番号に対応させて登録した内容を商品代金の振込決済の終了以降に消去するようにしたことによって、購入予約ファイルの肥大化を防止して装置の小型化を図ることができる。
更に、商品販売業者の指示によって取引番号に対応させて登録した内容を消去するようにしたことによって、商品販売業者の業務に即して購入予約ファイルの整理が可能となり、商品販売業者の業務効率を向上することができる。
【0061】
更に、取引番号を商品販売業者の業者コードや管理サーバのIPアドレスを構成要素として構成するようにしたことによって、商品販売業者を特定することが容易となり、振込決済に要する処理の短縮を図ることができる。
なお、上記ステップS18において、カードによる振込決済に用いるカードをキャッシュカードとして説明したが、振込決済に用いるカードはクレジットカードやデビットカード、電子マネー等の現金に替えて商品代金の振込決済を行うことができるカード等であればどのようなものを用いるようにしてもよい。
【0062】
この場合に、表示される「カード」ボタンの近傍に上記のカードの種類を選択するための副選択ボタンを同時に表示するようにしてもよく、「カード」ボタン選択後の次画面にカードの種類を選択する選択ボタンを表示するようにしてもよい。
なお、それぞれのカードによる振込決済の処理は、それぞれのカードの振込取引における処理手順で実行されるが、振込先情報等の振込取引に必要な情報は自動的に入力されため、その手順は省略される。
【0063】
以下に、第1実施の形態の他の態様について説明する。
商品代金決済システムの構成(図1)および購入予約処理(図2)と代金支払処理(図3)の作動は第1実施の形態例と同様である。
この態様においては、通信回線9の故障等によって端末装置8が取引番号によって振込先情報を取得できない場合の実施の態様について説明する。
【0064】
本実施の態様では、取引番号として商品販売業者の口座の金融機関コードと支店コードと口座番号と取引通番とで構成される取引番号が使用される。
通信回線9や管理サーバ4の故障等によって商品販売業者の管理サーバ4への振込必要情報送付依頼の送信が不可能な場合は、以下のようにして振込決済が行われる。
【0065】
ステップS13において、上位装置6は管理サーバ4への送信が不可能と判断した場合は、取引番号から金融機関コードと支店コードと口座番号とを抽出し、これを基に保有する顧客情報ファイル7を検索して該当する商品販売業者の口座を特定し、振込先の氏名または名称を認識する。
これによって、振込先情報を作成してこれに管理サーバ4への接続ができない旨等を添付して端末装置8へ送信する。
【0066】
ステップS14において、端末装置8は管理サーバ4への接続ができない旨が添付されている場合は、振込決済確認画面にその旨と振込先情報および振込人氏名や振込金額等の入力を促す文言とその入力欄、テンキーやカナ文字等の入力ボタン、購入者が入力内容を確認して振込決済の許諾を与えるための「確認」、振込人の氏名等の誤入力を変更するための「修正」、振込決済を中止するための「取消」等の選択ボタンを表示する。
【0067】
購入者はこれに従って、振込人氏名や振込金額等を入力し、その入力内容を確認して「確認」ボタンを選択する。
なお、「修正」「取消」ボタンが選択された場合は、上記第1実施の形態例と同様である。
その後の作動は、第1実施の形態例と同様であるが、受領書には管理サーバ4への接続ができない場合の振込決済であった旨が印刷される。
【0068】
代金支払処理が終了すると、上位装置6はこの振込決済の内容を一時保存し、故障等が復旧したときに、商品販売業者の管理サーバ4へ取引番号と共に商品代金の振込決済が終了した旨を決済終了通知として通知する。
なお、正常時のステップS13における、商品販売業者の特定は、上記と同様に行ってもよく、予めこの構成の取引番号と商品販売業者とを対応させて上位装置6に登録するようにしておいてもよい。
【0069】
このように、本実施の態様においては、第1実施の形態例の効果に加えて、何らかの原因で商品販売業者との接続が不可能な場合においても、処理を中止することなく振込決済を行うことができると共に、商品代金決済システムの不具合による購入者への影響の最小化を図ることができる。
なお、第1実施の形態例と同様の取引番号、つまり業者コードまたは管理サーバ4のIPアドレスを構成要素とした取引番号を用いる場合は、ステップS7において、購入者へ取引番号を通知する際に、振込先情報を接続装置1の画面に表示して共に通知しておき、取引番号によって振込先情報を取得できない場合にステップS14において、通常の振込取引の入力画面を表示して購入者が通知された振込先情報等を入力して振込決済を行い、上位装置6が振込決済が行われた振込先情報によって保有する顧客情報ファイル7を検索して該当する商品販売業者の口座を特定して振込先の氏名または名称を認識し、これを振込決済の内容と共に一時保存して故障等の復旧時に商品販売業者の管理サーバ4へ取引番号と共に決済終了通知を送信するようにする。
【0070】
これによって、前記と同様の効果を得ることができる。
第2実施の形態例
図4は、第2実施の形態を示すブロック図である。
なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0071】
11は回収サーバであり、信販会社等の代行回収業者に設置され、商品販売業者の管理サーバ4および金融機関の上位装置6と通信回線9を介して接続している。
12は回収サーバ11が保有する回収情報ファイルであり、商品販売業者から商品代金の回収を委託された振込決済される振込人情報等が格納される。
【0072】
上記の構成の作用について説明する。
本実施の形態においては、商品販売業者は代行回収業者と商品代金の回収を委託する旨の契約を行っている。
また、取引番号は上記第1実施の形態例の商品販売業者の業者コードや管理サーバ4のIPアドレスの替えて、代行回収業者の業者コードや回収サーバ11のIPアドレスがその構成要素として用いられ、これが上位装置6に予め登録されている。本実施の形態では代行回収業者の業者コードと取引通番で構成された取引番号が用いられる。
【0073】
購入者がインターネットによって商品販売業者から商品を購入する場合の作動は、第1実施の形態例と同様であるので、その説明を省略する。
購入予約処理が終了すると、商品販売業者の管理サーバ4は、振込決済のために購入予約ファイル5に登録した振込人情報と商品情報に取引番号と振込先情報を添付して随時または定期的に通信回線9を経由して代行回収業者の回収サーバ11へ送信する。
【0074】
これを受信した回収サーバ11は、受信した振込人情報と振込先情報および商品情報を取引番号に対応させ、「決済未」とした決済状況を追加して回収情報ファイル12に格納して登録する。
商品の購入予約を行った購入者が、店舗に設置された端末装置8を用いて商品代金の振込決済を行う場合の作動は、第1実施の形態例のステップS13において、上位装置6が送信する振込必要情報送付依頼は、代行回収業者の回収サーバ11へ送信され、回収サーバ11が取引番号を基に該当する取引番号を抽出し、これに対応して登録されている振込人情報と振込先情報を返信する以外は第1実施の形態例の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0075】
振込決済による代金支払処理が終了すると、上位装置6は代行回収業者の回収サーバ11へ取引番号と共に商品代金の振込決済が終了した旨を決済終了通知として通知する。
決済終了通知を受信した回収サーバ11は、これを商品販売業者の管理サーバ4へ転送する。
【0076】
決済終了通知を受信した回収サーバ11と管理サーバ4は、回収情報ファイル12と購入予約ファイル5から該当する取引番号を抽出し、その決済状況を「決済済」に更新する。
なお、両サーバに取引番号に対応させて登録された内容の消去の作動は、上記第1実施の形態例と同様である。
【0077】
このように、本実施の形態では、第1実施の形態例の効果に加えて、代行回収業者によって商品代金の回収が行われるため、金融機関の上位装置に登録される業者コード等の数を低減することができ、上位装置の記憶容量の肥大化を防止することができる。
第3実施の形態例
図5は本発明の第3実施の形態を示すブロック図である。
【0078】
なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
15は上位装置6が保有する販売予約ファイルであり、商品販売業者の管理サーバ4から送信された振込決済される振込人情報と振込先情報および商品情報が取引番号に対応させて格納されている。
【0079】
なお、本実施の形態の端末装置8には、通常のATMの機能に加えて光学的読取コードとしてのバーコード等を読取る光学的読取装置が備えられている。
上記の構成の作用について、図6、図7に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
図6は、購入者がインターネットによって商品販売業者から商品を購入する場合の購入予約処理を示すフローチャートである。
【0080】
なお、ステップS31〜S36の作動は、上記第1実施の形態例のステップS1〜S6の作動と同様であるので、その説明を省略する。
S37、取引番号の採番を終えたウェブサーバ2は、購入者を確認するためのパスワードを入力するためのウェブページを接続端末1の画面に表示して購入者にパスワードの入力を促す。
【0081】
購入者はこれに従って、パスワードを自ら設定して入力する。
なお、このパスワードは商品販売業者のウェブサーバ2が自動的に設定して交付するようにしてもよく、購入者の加入電話または携帯電話の電話番号パスワードとして使用するようにしてもよい。
S38、パスワードの入力を認識したウェブサーバ2は、振込決済による購入予約を受付けた旨、取引番号、取引番号を記述したバーコード、パスワードおよび購入者情報や商品情報等を表示したウェブページを接続端末1の画面に表示して取引番号と共に購入予約の受付内容を購入者に通知する。
【0082】
なお、パスワードの表示は、「*」等の記号等により表示し、入力内容が視認できないようにしてもよい。
購入者は取引内容のプリント機能による出力あるいは表示された接続端末1の画面のハードコピー等によって取引番号やバーコード、パスワード等の控えを作成する。
【0083】
S39、購入予約の受付内容の通知を終えたウェブサーバ2は、取引番号、パスワード、商品代金、商品情報および購入者情報をLAN等で接続している管理サーバ4へ送付する。
この送付を受けた管理サーバ4は、商品代金を振込金額としてこれと購入者情報とパスワードとによって振込人情報を作成し、この振込人情報と商品情報とを取引番号に対応させて購入予約ファイル5に格納して購入予約を仮登録する。
【0084】
S40、購入予約を仮登録した管理サーバ4は、随時または定期的に振込人情報に含まれる購入者のメールアドレスに宛てて購入予約の確認メールを送信し、購入者はメールを受信したときにこの内容を確認する。
この時、購入者の携帯電話へのメールに取引番号のバーコードを添付し、購入者はこれを携帯電話に一時保存するようにしてもよい。
【0085】
S41、管理サーバ4は、購入者の確認応答を認識したときに、購入予約ファイル5の振込決済のための購入予約の内容を確定し、該当する振込人情報と商品情報に取引番号と振込先情報を添付して随時または定期的に通信回線9を経由して金融機関の上位装置6へ送信する。
これを受信した上位装置6は、受信した振込人情報と振込先情報および商品情報を取引番号に対応させ、「決済未」とした決済状況を追加して販売予約ファイル15に格納して登録すると共に、管理サーバ4に対して振込決済のための購入予約の受付を完了した旨の着信応答を送信する。
【0086】
S42、上位装置6からの着信応答を受信した管理サーバ4は、その内容を確認して購入予約処理を終了させる。
このようにして商品の購入予約が上位装置6に登録される。
図7は、上記のようにして商品の購入予約を行った購入者が、店舗に設置された端末装置8を用いて商品代金の振込決済を行う場合の代金支払処理を示すフローチャートである。
【0087】
なお、商品販売業者は、商品販売業者の口座を管理する金融機関と本商品代金決済システムに関する契約を行い、上記のようにして取引番号に対応させた振込決済のための購入予約を上位装置6が保有する販売予約ファイル15に登録している。
また、本実施の形態では、上記第1実施の形態例と同様に取引番号として業者コードと取引通番で構成された取引番号が用いられる。
【0088】
S51、上記第1実施の形態例のステップS11の作動と同様であるので、その説明を省略する。
S52、「代金支払」ボタンが選択されたことを認識した端末装置8は、その画面に取引番号のバーコード入力を促す旨を表示した入力画面を表示する。
購入者は、取引番号のバーコードをプリント出力もしくはハードコピーした控えまたは携帯電話に一時保存したバーコードを表示して端末装置8に備えられた光学的読取装置によってバーコードを読取らせ取引番号を入力する。
【0089】
なお、入力画面に第1実施の形態例と同様にテンキー等の入力ボタン等を表示して購入者の手入力を共に受付けられるようにしてもよい。
S53、取引番号を読取った端末装置8は、その画面にパスワードの入力を促す旨を表示した入力画面を表示する。
この入力画面には、テンキーやアルファベット文字等の入力ボタンとパスワードの入力欄等が表示される。
【0090】
購入者は、記憶または控え等によって入力画面からパスワードを入力する。
S54、パスワードの入力を認識した端末装置8は振込取引に必要な情報を取得する。
すなわち、端末装置8は取引番号とパスワードを上位装置6へ送信し、これを受信した上位装置6は取引番号を基に販売予約ファイル15を検索して該当する取引番号を抽出し、これに対応して登録されている振込人情報のパスワードを受信したパスワードと照合して不一致の場合はその旨を端末装置8へ送信する。
【0091】
パスワードが一致した場合はその旨と取引番号に対応する振込人情報と振込先情報および振込手数料を端末装置8へ送信する。
この時、取引番号に該当する商品情報や決済状況等を添付して返信するようにしてもよい。
S55、上位装置6からの送信を受けた端末装置8は、パスワードが一致している場合はステップS56へ移行する。不一致の場合は処理を拒否して処理を終了し、ステップS51へ戻って初期画面を表示して待機する。
【0092】
その後のステップS56〜S62の作動は、上記第1実施の形態例のステップS14〜S20の作動と同様であるので、その説明を省略する。
S63、第1実施の形態例のステップS21と同様にして現金による商品代金の支払の実行が行われ、上位装置6は商品販売業者の口座への入金が終了すると、現金による振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する一方、販売予約ファイル15に格納されている取引番号に対応させて登録された購入予約の決済状況を「決済済」に更新する。このようにして決済状況が収集される。
【0093】
S64、第1実施の形態例のステップS22と同様にしてカードによる商品代金の支払の実行が行われ、上位装置6は入金が終了すると、カードによる振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する一方、販売予約ファイル15に格納されている取引番号に対応させて登録された購入予約の決済状況を「決済済」に更新する。このようにして決済状況が収集される。
【0094】
なお、購入者の残高が振込金額等に満たない場合は、取引不可としてその旨を端末装置8へ送信する。
その後のステップS65、S66の作動は、上記第1実施の形態例のステップS23、S24の作動と同様であるので、その説明を省略する。
このようにして、振込決済による代金支払処理が行われる。
【0095】
振込決済による代金支払処理の終了後、上位装置6は商品販売業者の管理サーバ4へ取引番号と共に商品代金の振込決済が終了した旨を決済終了通知として通知する。
この場合に、ステップS59で振込人情報や商品情報の内容が修正されている場合は、その内容も合わせて通知する。
【0096】
また、販売予約ファイル15に格納されている取引番号に対応させて登録された振込人情報や振込先情報、商品情報、決済状況等の内容は、商品販売業者による個々、複数もしくは全ての消去指示によって消去され、販売予約ファイル15が更新される。
なお、販売予約ファイル15に格納されている取引番号に対応させて登録された内容を決済終了通知を受信した以降、直ちにもしくは一定期間経過後に自動的に第1実施の形態例と同様にして消去するようにしてもよい。
【0097】
このように、本実施の形態においては、第1実施の形態例の効果に加えて、金融機関の上位装置が取引番号に対応させた購入予約を保有するようにしたことによって、管理サーバとの通信時間が省略でき、端末装置の振込決済の処理効率を更に向上することができると共に、通信回線の故障等による処理の中止を回避して円滑な商品代金の振込決済を行うことができ、購入者の利便性を向上することができる。
【0098】
また、取引番号を記述したバーコードを発行し、商品代金の振込決済を行う際に、これを端末装置の光学的読取装置で読取って取引番号を入力するようにしたことによって、取引番号の入力の自動化を図ることができ、入力ミスの防止効果を更に高めることができる。
更に、パスワードを設定するようにしたことによって、購入予約の際に入力した購入者情報の他人への漏洩を防止することが可能となる。
【0099】
更に、パスワードを購入者が自ら設定するようにしたことによって、購入者情報の漏洩の防止効果を強固なものとすることができる。
更に、パスワードを商品販売業者が設定して交付するようにしたことによって、購入者のパスワードの入力が省略でき、商品代金決済システムの簡素化を図ることができると共に購入者の利便性を図ることができる。
【0100】
更に、パスワードを購入者の電話番号とすることによって、購入者のパスワードの入力が省略でき、商品代金決済システムの簡素化を図ることができると共に購入者がパスワードを失念することを防止することができる。
なお、ステップS52において、光学的読取装置はバーコードを読取るとして説明したが、文字認識機能を備えるようにして控えやメモ等に記載された文字による取引番号を読取るようにしてもよい。これによって、購入者の利便性を更に高めることができる。
【0101】
また、ステップS55において、パスワードが不一致の場合は処理を拒否するとして説明したが、第1実施の形態例の他の態様で説明したように振込先情報をステップS38で取引番号等と共に通知しておき、パスワードが不一致の時には通知された振込先情報によって、通常の振込取引に切替えて振込決済を行うようにし、上位装置が同様にして決済終了通知を管理サーバへ通知するようにしてもよい。また、この場合に端末装置が振込人氏名と振込金額を取得して自動入力するようにしてもよい。
【0102】
これによって、パスワードを失念した購入者の利便性を図ることができる。
第4実施の形態例
図8は本発明の第4実施の形態を示すブロック図である。
なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0103】
21は個別入金口座ファイルであり、金融機関の上位装置6に設けられた商品販売業者名義の振込決済用の口座ファイルであり、商品販売業者において同時に発生する商品の購入予約の件数を満たす程度の数の個別入金口座が開設されている。
この個別入金口座には、その各々に商品販売業者とその金融機関が特定でき、かつ個別入金口座間の区別が可能な個別入金口座番号が設定されており、振込人情報や振込先情報、決済状況等が個別入金口座番号に対応させて登録可能なように構成されている。
【0104】
上記の構成の作用について、図9および図10に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
なお、商品販売業者は、その口座を管理する金融機関と本実施の形態の商品代金決済システムに関する契約を行い、金融機関の上位装置6は商品販売業者名義の複数の個別入金口座を管理している。
【0105】
また、商品販売業者のウェブサーバ2は、金融機関から供給された個別入金口座番号を管理している。
図9は、購入者がインターネットによって商品販売業者から商品を購入する場合の購入予約処理を示すフローチャートである。
ステップS71〜S75の作動は、上記第1実施の形態例のステップS1〜S5の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0106】
S76、振込決済が選択されたことを認識したウェブサーバ2は、管理している未使用の個別入金口座番号から選定して後日に購入者が店舗に設置された端末装置8によって振込決済を行う場合に用いる個別入金口座番号を付与する。
S77、個別入金口座番号の付与を終えたウェブサーバ2は、振込決済による購入予約を受付けた旨、付与した個別入金口座番号および購入者情報や商品情報等を表示したウェブページを接続端末1の画面に表示して取引番号と共に購入予約の受付内容を購入者に通知する。
【0107】
購入者は取引内容のプリント機能による出力あるいは表示された接続端末1の画面のハードコピー等によって個別入金口座番号等の控えを作成する。
なお、この個別入金口座番号は、接続端末1等によって購入した商品の照会や取消等を行う場合にも使用される。
S78、購入予約の受付内容の通知を終えたウェブサーバ2は、個別入金口座番号、商品代金、商品情報および購入者情報をLAN等で接続している管理サーバ4へ送付する。
【0108】
この送付を受けた管理サーバ4は、商品代金を振込金額としてこれと購入者情報とによって振込人情報を作成し、これと商品情報とを個別入金口座番号に対応させて購入予約ファイル5に格納して購入予約を仮登録する。
S79、上記第1実施の形態例のステップS9の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0109】
S80、管理サーバ4は、購入者の確認応答を認識したときに、購入予約ファイル5の振込決済のための購入予約の内容を確定し、該当する振込人情報に個別入金口座番号と振込先情報を添付して随時または定期的に通信回線9を経由して金融機関の上位装置6へ送信する。
これを受信した上位装置6は、受信した振込人情報と振込先情報を個別入金口座番号に対応させ、「決済未」とした決済状況を追加して個別入金口座ファイル21に格納して登録すると共に、管理サーバ4に対して振込決済のための購入予約の受付を完了した旨の着信応答を送信する。
【0110】
S81、上位装置6からの着信応答を受信した管理サーバ4は、その内容を確認して購入予約処理を終了させる。
このようにして商品の購入予約が上位装置6に登録される。
図10は、上記のようにして商品の購入予約を行った購入者が、店舗に設置された端末装置8を用いて商品代金の振込決済を行う場合の代金支払処理を示すフローチャートである。
【0111】
S91、上記第1実施の形態例のステップS11の作動と同様であるので、その説明を省略する。
S92、「代金支払」ボタンが選択されたことを認識した端末装置8は、その画面に個別入金口座番号の入力画面を表示する。
この入力画面には、テンキーやアルファベット文字等の入力ボタンと個別入金口座番号の入力欄等が表示される。
【0112】
購入者は、控え等によって入力画面から個別入金口座番号を入力する。
S93、個別入金口座番号の入力を認識した端末装置8は振込取引に必要な情報を取得する。
すなわち、端末装置8は認識した個別入金口座番号を上位装置6へ送信し、これを受信した上位装置6は個別入金口座番号を基に個別入金口座ファイル21を検索して該当する個別入金口座番号を抽出し、これに対応して登録されている振込人情報と振込先情報に振込手数料を添付して端末装置8へ送信する。
【0113】
この時、上位装置6は個別入金口座番号によって商品販売業者を特定し、その商品販売業者の管理サーバ4へ通信回線9を介して個別入金口座番号を添付した商品情報送付依頼を送信し、商品情報を取得してこれを添付して送信するようにしてもよく、決済状況等を添付して送信するようにしてもよい。
その後のステップS94〜S100の作動は、上記第1実施の形態例のステップS14〜S20の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0114】
S101、第1実施の形態例のステップS21と同様にして現金による商品代金の支払の実行が行われ、端末装置8は投入された現金を収納して釣銭を排出する一方、端末装置8は個別入金口座番号に商品代金の支払が現金で行われた旨を添付して上位装置6へ送信する。
これを受信した上位装置6は、添付されている個別入金口座番号から個別入金口座ファイル21の該当する個別入金口座を特定し、その口座へ振込金額を入金する一方、個別入金口座の決済状況を「決済済」に更新する。このようにして決済状況が収集される。
【0115】
この入金が終了すると、上位装置6は現金による振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する。
S102、第1実施の形態例のステップS22と同様にしてカードによる商品代金の支払の実行が行われ、購入者の暗証番号の入力が終了すると、端末装置8は個別入金口座番号にカード情報と暗証番号を添付して上位装置6へ送信する。
【0116】
これを受信した上位装置6は、カード情報と暗証番号から顧客情報ファイル7の該当する購入者の口座を、添付されている個別入金口座番号から個別入金口座ファイル21の該当する個別入金口座を特定し、購入者の口座から振込金額と振込手数料を引落し、振込金額を個別入金口座へ入金する一方、個別入金口座の決済状況を「決済済」に更新する。このようにして決済状況が収集される。
【0117】
この入金が終了すると、上位装置6はカードによる振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する。
なお、購入者の残高が振込金額等に満たない場合は、取引不可としてその旨を端末装置8へ送信する。
その後のステップS103、S104の作動は、上記第1実施の形態例のステップS23、S24の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0118】
このようにして、振込決済による代金支払処理が行われる。
振込決済による代金支払処理の終了後、上位装置6は商品販売業者の管理サーバ4へ個別入金口座番号と共に商品代金の振込決済が終了した旨を決済終了通知として通知する。
この場合に、ステップS97で振込人情報や商品情報の内容が修正されている場合は、その内容も合わせて通知する。
【0119】
また、個別入金口座ファイル21に格納されている個別入金口座番号に対応させて登録された振込人情報や振込先情報、商品情報、決済状況等の内容は、振込まれた商品代金を改めて商品販売業者が金融機関に開設している口座に振替えた後に、商品販売業者による個々、複数もしくは全ての消去指示によって消去され、個別入金口座ファイル21が更新される。
【0120】
なお、個別入金口座ファイル21に格納されている個別入金口座番号に対応させて登録された内容を決済終了通知を受信した以降、直ちにもしくは一定期間経過後に自動的に振込まれた商品代金を改めて商品販売業者が金融機関に開設している口座に振替えた後に第1実施の形態例と同様にして消去するようにしてもよい。
【0121】
以上のように、本実施の形態の個別入金口座番号は、上記各実施の形態例の取引番号と同様の機能を発揮する。
このように、本実施の形態においては、第1実施の形態例の効果に加えて、一時的に購入者が専用に使用する振込先口座として購入者毎に個別入金口座を設けるようにしたことによって、顧客情報ファイルを検索して商品販売業者の口座を特定する必要がなくなり、振込決済の処理効率を一層向上することができる。
【0122】
なお、ステップS80において、管理サーバが振込人情報を上位装置へ送信する際に商品情報を追加して送信し、上位装置がこれを共に格納して登録するようにし、端末装置に光学的読取装置を備えるようにすれば、上記第3実施の形態例と同様の作動を行うことができ、第3実施の形態例の効果に前記の効果を付加することができる。
【0123】
この場合に、図8において販売予約ファイルは、第3実施の形態例と同様に個別入金口座番号に対応させて別に設けるようにしてもよく、個別入金口座ファイルの個別入金口座番号に対応させて登録した購入予約に商品情報を追加して格納するようにしてもよい。
または、個別入金口座ファイルには振込取引に必要な情報のみ登録し、その他の情報を販売予約ファイルに個別入金口座番号に対応させて格納するようにしてもよい。
【0124】
更になお、第2実施の形態例の代行回収業者の回収サーバを管理サーバと上位装置の間に介在させるようにしてもよい。
第5実施の形態例
図11は本発明の第5実施の形態を示すブロック図である。
なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0125】
31は取次装置であり、商品販売業者の口座を管理する金融機関以外の他の金融機関またはコンビニエンスストア等の取次業者に設置されたホストコンピュータであり、商品販売業者の口座を管理する金融機関の上位装置6および取次業者が管理する端末装置8と接続している。
上記の構成の作用について説明する。
【0126】
本実施の形態においては、取次業者は商品販売業者の口座を管理する金融機関と提携してホストコンピュータ間を相互に接続する通信ネットワークを構築している。
また、商品販売業者は、その口座を管理する金融機関と本実施の形態の商品代金決済システムに関する契約を行い、取引番号を発行した商品販売業者を特定するための商品販売業者の業者コードや管理サーバ4のIPアドレス、口座番号等が予め金融機関の上位装置6に登録されている。
【0127】
本実施の形態では、取引番号として商品販売業者の業者コードと商品販売業者の口座を管理する金融機関の金融機関コードと取引通番で構成された取引番号が用いられる。
購入者がインターネットによって商品販売業者から商品を購入する場合の作動は、上記第1実施の形態例と同様であるのでその説明を省略する。
【0128】
図12は、商品の購入予約を行った購入者が、取次業者の店舗に設置された端末装置8を用いて商品代金の振込決済を行う場合の代金支払処理を示すフローチャートである。
ステップS111、S112の作動は、上記第1実施の形態例のステップS11、S12の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0129】
S113、取引番号の入力を認識した端末装置8は振込取引に必要な情報を取得する。
すなわち、端末装置8は認識した取引番号を取次装置31へ送信する。
取次装置31は受信した取引番号から金融機関コードを抽出し、その金融機関の上位装置6へ取引番号を転送する。これを受信した上位装置6は取引番号に含まれる業者コードを基に予め登録されている業者コードを参照して商品販売業者を特定し、その商品販売業者の管理サーバ4へ通信回線9を介して取引番号を添付した振込必要情報送付依頼を送信する。
【0130】
振込必要情報送付依頼を受信した管理サーバ4は、添付されている取引番号を基に購入予約ファイル5を検索して該当する取引番号を抽出し、これに対応して登録されている振込人情報に振込先情報を添付して通信回線9を介して上位装置6へ返信する。
この時、該当する商品情報を添付して返信するようにしてもよく、決済状況を添付して返信するようにしてもよい。
【0131】
取引番号に該当する振込人情報等の返信を受けた上位装置6は、これを取次装置31へ転送し、転送を受けた取次装置31は転送された振込人情報等に振込手数料を添付して端末装置8へ送信する。
なお、振込手数料は端末装置8が計算するようにしてもよい。
その後のステップS114〜S120の作動は、上記第1実施の形態例のステップS14〜S20の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0132】
S121、第1実施の形態例のステップS21と同様にして現金による商品代金の支払の実行が行われ、端末装置8は投入された現金を収納し、釣銭を排出する一方、取引番号に商品代金の支払が現金で行われた旨、自動入力した振込取引に必要な情報等を添付して取次装置31へ送信する。
これを受信した取次装置31は、添付されている振込先情報から商品販売業者の口座を管理する金融機関を特定し、取引番号に商品代金の支払が現金で行われた旨および振込先情報を添付して上位装置6へ送信する。
【0133】
これを受信した上位装置6は、添付されている振込先情報から顧客情報ファイル7の該当する商品販売業者の口座を特定し、その口座へ振込金額を入金する。この入金が終了すると、上位装置6は入金処理が終了した旨を取次装置31へ送信し、これを受信した取次装置31は現金による振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する。
【0134】
S122、第1実施の形態例のステップS22と同様にしてカードによる商品代金の支払の実行が行われ、購入者の暗証番号の入力が終了すると、端末装置8は取引番号にカード情報と暗証番号および自動入力した振込取引に必要な情報等を添付して取次装置31へ送信する。
これを受信した取次装置31は、カード情報から購入者の口座を管理する金融機関を特定し、その金融機関のホストコンピュータへ購入者のカード情報と暗証番号、振込先情報および取引番号を送信して振込依頼を行う。
【0135】
振込依頼を受信した購入者の口座を管理する金融機関のホストコンピュータは、受信したカード情報と暗証番号から該当する購入者の口座を特定して購入者の口座の残高の過不足を判定する。
この時、購入者の口座の残高が振込金額と振込手数料に満たない場合は、取引不可としてその旨を取次装置31へ送信し、取次装置31はこれを端末装置8へ転送する。
【0136】
購入者の口座の残高が振込金額等を満たしている場合は、その口座から振込金額等を引落し、添付されている振込先情報を基に商品販売業者の口座を管理する金融機関の上位装置6へ振込先情報、振込人情報、振込金額および取引番号を送信して入金依頼を行う。
入金依頼を受信した上位装置6は、顧客情報ファイル7の該当する商品販売業者の口座を特定し、依頼された振込金額を商品販売業者の口座へ入金する。
【0137】
この入金が終了すると、上位装置6は入金処理が終了した旨を入金依頼を受けた金融機関のホストコンピュータへ送信し、これを受信したホストコンピュータは、購入者の口座の引落しを確定すると共に振込処理が終了した旨を取次装置31へ送信し、これを受信した取次装置31はカードによる振込決済が終了した旨を端末装置8へ送信する。
【0138】
その後のステップS123、S124の作動は、上記第1実施の形態例のステップS23、S24の作動と同様であるので、その説明を省略する。
このようにして、振込決済による代金支払処理が行われる。
振込決済による代金支払処理の終了後、上位装置6は商品販売業者の管理サーバ4へ取引番号と共に商品代金の振込決済が終了した旨を決済終了通知として通知する。
【0139】
その後の決済状況および購入予約ファイル5の更新の作動は、上記第1実施の形態例と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、第1実施の形態例の効果に加えて、取次業者を介在させることによって、商品販売業者の口座を管理する金融機関と接続している端末装置に限らず多くの金融機関やコンビニエンスストア等に設置されている端末装置から商品代金の振込決済を行うことが可能となり、購入者の利便性を一層向上することができると共に購入者の支出の最小化を支援することが可能となる。
【0140】
このことは、コンビニエンスストア等の取次業者の手数料収入の増加にも貢献することができる。
また、取引番号の構成要素として商品販売業者の口座を管理する金融機関の金融機関コードを加えることによって、商品販売業者の口座を管理する金融機関の特定を容易に行うことができ、振込決済の処理効率を向上することができる。
【0141】
なお、取引番号を取扱うことができない金融機関等の取次業者や通信回線の故障等によって端末装置が振込先情報や振込人情報を取得できない場合は、上記第1実施の形態例の他の態様で説明したのと同様にして、購入者が使用した端末装置によって通常の振込取引を行い、その取引の結果が上位装置に入金依頼として送信されたときに上位装置が送信された振込先情報によって商品販売業者を特定し、この商品販売業者と本商品代金決済システムの契約が行われているか否かを判断して契約が行われている場合には、上位装置から決済終了通知を送信するようにする。
【0142】
これによって更に多くの金融機関やコンビニエンスストアとの連携が可能となる。
また、本実施の形態は、上記の他の実施の形態例に適用すれば、その実施の形態の効果に前記の効果を付加することができる。
上記の各実施の形態例においては、接続端末は購入者が使用するパーソナルコンピュータとして説明したが、店舗に設置されているマルチメディア端末やATM等の情報端末、携帯電話や携帯情報端末等のモバイル端末等のインターネットに接続可能なものであれば、どのようなものであってもよい。
【0143】
また、振込決済は店舗に設置された端末装置を用いて行うとして説明したが、購入者が使用するパーソナルコンピュータや携帯電話等によるインターネットバンキング等によって上記と同様にして振込決済を行うようにしてもよい。これによって購入者の利便性を更に向上することができる。
更に、商品の購入はインターネットによって行うとして説明したが、カタログによる通信販売、テレフォンショッピング等による商品の購入や公共料金等のサービスの提供に対する代金の支払を行う場合にも、本商品代金決済システムを適用することができる。
【0144】
この場合に、テレフォンショッピング等の電話や郵便による商品の購入予約に対しては、郵便やメールによって取引番号やそのバーコードを購入者に通知するようにする。
更に、商品を購入予約し、商品代金を先払いする場合を例にして説明したが、サービスを享受した場合や代金後払いで商品を購入した場合等の商品代金の後払いの場合も同様である。この場合に商品情報の修正における送付先の修正は行う必要がないため、修正入力画面には表示しない、または修正を行うことができないようにする。
【0145】
更に、取引通番は購入予約がなされた順序を表すとして説明したが、順序によらず重複を避けて無作為に付与するようにしてもよく、購入予約ファイルの更新後に購入予約が消去された取引通番を再度用いるようにしてもよい。
【0146】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、商品販売業者が取引番号を通知し、購入者が振込決済を行うときに端末装置が取引番号によって振込人情報と振込先情報を取得するようにし、購入者は取引番号のみを入力して許諾を与えれば端末装置が自動的に振込決済を実行するようにしたことによって、振込決済の入力に要する時間を省略でき、端末装置の振込決済の処理効率を向上することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態を示すブロック図
【図2】第1実施の形態の購入予約処理を示すフローチャート
【図3】第1実施の形態の代金支払処理を示すフローチャート
【図4】第2実施の形態を示すブロック図
【図5】第3実施の形態を示すブロック図
【図6】第3実施の形態の購入予約処理を示すフローチャート
【図7】第3実施の形態の代金支払処理を示すフローチャート
【図8】第4実施の形態を示すブロック図
【図9】第4実施の形態の購入予約処理を示すフローチャート
【図10】第4実施の形態の代金支払処理を示すフローチャート
【図11】第5実施の形態を示すブロック図
【図12】第5実施の形態の代金支払処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 接続端末
2 ウェブサーバ
3 コンテンツファイル
4 管理サーバ
5 購入予約ファイル
6 上位装置
7 顧客情報ファイル
8 端末装置
9 通信回線
11 回収サーバ
12 回収情報ファイル
15 販売予約ファイル
21 個別入金口座ファイル
31 取次装置
Claims (7)
- 金融機関に設置され、商品販売業者の口座を管理する顧客情報ファイルを保有し、前記商品販売業者の業者コードが予め登録された上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続し、前記商品販売業者に設置された管理サーバと、前記管理サーバと接続し、前記商品販売業者に設置されたウェブサーバと、前記上位装置と接続し、購入者が振込決済を行う端末装置と、前記ウェブサーバと接続し、購入者が商品の購入予約を行う接続端末と、を備え、
前記ウェブサーバは、
前記接続端末から、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を受信する手段と、
受信した前記商品情報を基に、商品の商品代金を算出する手段と、
算出した前記商品代金を前記接続端末へ送信する手段と、
前記接続端末から振込決裁が選択されたことを受信したときに、前記振込決裁を行うための商品販売業者の業者コードを含む取引番号を採番する手段と、
採番した前記取引番号を前記接続端末へ送信する手段と、
前記取引番号、前記商品代金、前記商品情報および前記購入者情報を、前記管理サーバへ送信する手段と、を有し、
前記接続端末は、
入力された、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金を表示する手段と、
前記商品代金の決裁方法として振込決裁が選択されたときに、振込決裁が選択されたことを、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記取引番号を表示する手段と、を有し、
前記管理サーバは、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金および前記購入者情報を基に、振込人情報を作成する手段と、
作成した前記振込人情報と受信した前記商品情報とを、受信した前記取引番号に対応させて格納する手段と、
前記上位装置から振込必要情報送付依頼を受信したときに、添付されている取引番号を基に、格納されている当該取引番号の振込人情報を抽出する手段と、
抽出した前記振込人情報と当該商品販売業者の振込先情報とを前記上位装置へ送信する手段と、を有し、
前記上位装置は、
前記端末装置から受信した取引番号に含まれる業者コードを基に、予め登録された業者コードから、当該業者コードの商品販売業者を特定する手段と、
特定した前記商品販売業者の前記管理サーバへ、前記取引番号を添付した振込必要情報送付依頼を送信する手段と、
前記管理サーバから受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを、前記端末装置へ送信する手段と、を有し、
前記端末装置は、
入力された取引番号を、前記上位装置へ送信する手段と、
前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示する手段と、
表示した前記振込人情報と前記振込先情報とに基づく振込決裁の許諾の入力を受付ける手段と、
前記振込決裁の許諾の入力を受付けたときに、前記振込人情報と前記振込先情報とを基に商品代金の振込決済を行う手段と、を有することを特徴とする商品代金決済システム。 - 請求項1において、
前記管理サーバは、
前記上位装置から前記振込必要情報送付依頼を受信したときに、添付されている取引番号を基に、格納されている当該取引番号の商品情報を抽出する手段と、
抽出した商品情報を前記上位装置へ送信する手段と、を有し、
前記上位装置は、
前記管理サーバから受信した前記商品情報を、前記端末装置へ送信する手段を有し、
前記端末装置は、
前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示するときに、前記上位装置から受信した前記商品情報を表示する手段を有することを特徴とする商品代金決済システム。 - 金融機関に設置され、商品販売業者の口座を管理する顧客情報ファイルを保有し、前記商品販売業者から商品代金の回収を委託された代行回収業者の業者コードが予め登録された上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続し、前記商品販売業者に設置された管理サーバと、前記管理サーバと接続し、前記商品販売業者に設置されたウェブサーバと、前記上位装置と接続し、購入者が振込決済を行う端末装置と、前記ウェブサーバと接続し、購入者が商品の購入予約を行う接続端末と、前記上位装置および前記管理サーバと通信回線を介して接続し、前記代行回収業者に設置された回収サーバと、を備え、
前記ウェブサーバは、
前記接続端末から、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を受信する手段と、
受信した前記商品情報を基に、商品の商品代金を算出する手段と、
算出した前記商品代金を前記接続端末へ送信する手段と、
前記接続端末から振込決裁が選択されたことを受信したときに、前記振込決裁を行うための代行回収業者の業者コードを含む取引番号を採番する手段と、
採番した前記取引番号を前記接続端末へ送信する手段と、
前記取引番号、前記商品代金、前記商品情報および前記購入者情報を、前記管理サーバへ送信する手段と、を有し、
前記接続端末は、
入力された購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金を表示する手段と、
前記商品代金の決裁方法として振込決裁が選択されたときに、振込決裁が選択されたことを、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記取引番号を表示する手段と、を有し、
前記管理サーバは、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金および前記購入者情報を基に、振込人情報を作成する手段と、
作成した前記振込人情報と受信した前記商品情報と受信した前記取引番号と当該商品販売業者の振込先情報とを前記回収サーバへ送信する手段と、を有し、
前記回収サーバは、
前記管理サーバから受信した前記振込人情報と前記商品情報と前記振込先情報とを、受信した前記取引番号に対応させて格納する手段と、
前記上位装置から振込必要情報送付依頼を受信したときに、添付されている取引番号を基に、格納されている当該取引番号の振込人情報と振込先情報とを抽出する手段と、
抽出した前記振込人情報と前記振込先情報とを、前記上位装置へ送信する手段と、を有し、
前記上位装置は、
前記端末装置から受信した取引番号に含まれる業者コードを基に、予め登録された業者コードから、当該業者コードの代行回収業者を特定する手段と、
特定した前記代行回収業者の前記回収サーバへ、前記取引番号を添付した振込必要情報送付依頼を送信する手段と、
前記回収サーバから受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを、前記端末装置へ送信する手段と、を有し、
前記端末装置は、
入力された取引番号を、前記上位装置へ送信する手段と、
前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示する手段と、
表示した前記振込人情報と前記振込先情報とに基づく振込決裁の許諾の入力を受付ける手段と、
前記振込決裁の許諾の入力を受付けたときに、前記振込人情報と前記振込先情報とを基に商品代金の振込決済を行う手段と、を有することを特徴とする商品代金決済システム。 - 金融機関に設置され、商品販売業者の口座を管理する顧客情報ファイルと、前記商品販売業者名義の複数の個別入金口座であって、前記商品販売業者と前記金融機関とを特定すると共に前記個別入金口座間を区別することが可能な個別入金口座番号が設定されたものを管理する個別入金口座ファイルとを保有する上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続し、前記商品販売業者に設置された管理サーバと、前記管理サーバと接続し、前記商品販売業者に設置され、前記個別入金口座番号を管理するウェブサーバと、前記上位装置と接続し、購入者が振込決済を行う端末装置と、前記ウェブサーバと接続し、購入者が商品の購入予約を行う接続端末と、を備え、
前記ウェブサーバは、
前記接続端末から、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を受信する手段と、
受信した前記商品情報を基に、商品の商品代金を算出する手段と、
算出した前記商品代金を前記接続端末へ送信する手段と、
前記接続端末から振込決裁が選択されたことを受信したときに、管理している未使用の前記個別入金口座番号から選定した、前記振込決裁を行うための個別入金口座番号を付与する手段と、
付与した前記個別入金口座番号を前記接続端末へ送信する手段と、
前記個別入金口座番号、前記商品代金、前記商品情報および前記購入者情報を、前記管理サーバへ送信する手段と、を有し、
前記接続端末は、
入力された購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金を表示する手段と、
前記商品代金の決裁方法として振込決裁が選択されたときに、振込決裁が選択されたことを、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記個別入金口座番号を表示する手段と、を有し、
前記管理サーバは、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金および前記購入者情報を基に、振込人情報を作成する手段と、
作成した前記振込人情報と受信した前記個別入金口座番号と当該商品販売業者の振込先情報とを、前記上位装置へ送信する手段と、を有し、
前記上位装置は、
前記管理サーバから受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを、受信した前記個別入金口座番号に対応させて前記個別入金口座ファイルに格納する手段と、
前記端末装置から受信した個別入金口座番号を基に、前記個別入金口座ファイルに格納されている個別入金口座番号の振込人情報と振込先情報とを抽出する手段と、
抽出した前記振込人情報と前記振込先情報とを、前記端末装置へ送信する手段と、を有し、
前記端末装置は、
入力された個別入金口座番号を、前記上位装置へ送信する手段と、
前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示する手段と、
表示した前記振込人情報と前記振込先情報とに基づく振込決裁の許諾の入力を受付ける手段と、
前記振込決裁の許諾の入力を受付けたときに、前記振込人情報と前記振込先情報とを基に商品代金の振込決済を行う手段と、を有することを特徴とする商品代金決済システム。 - 請求項4において、
前記管理サーバは、
作成した前記振込人情報と受信した前記商品情報とを、受信した前記個別入金口座番号に対応させて格納する手段と、
前記上位装置から商品情報送付依頼を受信したときに、添付されている個別入金口座番号を基に、格納されている当該個別入金口座番号の商品情報を抽出する手段と、
抽出した商品情報を前記上位装置へ送信する手段と、を有し、
前記上位装置は、
前記端末装置から受信した個別入金口座番号を基に、当該商品販売業者を特定する手段と、
特定した前記商品販売業者の前記管理サーバへ、前記個別入金口座番号を添付した商品情報送付依頼を送信する手段と、
前記管理サーバから受信した前記商品情報を、前記端末装置へ送信する手段を有し、
前記端末装置は、
前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示するときに、前記前記上位装置から受信した前記商品情報を表示する手段を有することを特徴とする商品代金決済システム。 - 金融機関に設置され、商品販売業者の口座を管理する顧客情報ファイルを保有する上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続し、前記商品販売業者に設置された管理サーバと、前記管理サーバと接続し、前記商品販売業者に設置されたウェブサーバと、前記上位装置と接続し、購入者が振込決済を行う端末装置と、前記ウェブサーバと接続し、購入者が商品の購入予約を行う接続端末と、を備え、
前記ウェブサーバは、
前記接続端末から、購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を受信する手段と、
受信した前記商品情報を基に、商品の商品代金を算出する手段と、
算出した前記商品代金を前記接続端末へ送信する手段と、
前記接続端末から振込決裁が選択されたことを受信したときに、前記振込決裁を行うための商品販売業者の口座の金融機関コード、支店コードおよび口座番号とを含む取引番号を採番する手段と、
採番した前記取引番号を前記接続端末へ送信する手段と、
前記取引番号、前記商品代金、前記商品情報および前記購入者情報を、前記管理サーバへ送信する手段と、を有し、
前記接続端末は、
入力された購入予約する商品の商品情報および購入者の購入者情報を、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金を表示する手段と、
前記商品代金の決裁方法として振込決裁が選択されたときに、振込決裁が選択されたことを、前記ウェブサーバへ送信する手段と、
前記ウェブサーバから受信した前記取引番号を表示する手段と、を有し、
前記管理サーバは、
前記ウェブサーバから受信した前記商品代金および前記購入者情報を基に、振込人情報を作成する手段と、
作成した前記振込人情報と受信した前記商品情報とを、受信した前記取引番号に対応させて格納する手段と、
前記上位装置から振込必要情報送付依頼を受信したときに、添付されている取引番号を基に、格納されている当該取引番号の振込人情報を抽出する手段と、
抽出した前記振込人情報と当該商品販売業者の振込先情報とを前記上位装置へ送信する手段と、を有し、
前記上位装置は、
前記端末装置から受信した取引番号に含まれる金融機関コード、支店コードおよび口座番号を基に、前記顧客情報ファイルから、当該商品販売業者の口座を特定する手段と、
特定した前記口座の商品販売業者の前記管理サーバへ、前記取引番号を添付した振込必要情報送付依頼を送信する手段と、
前記管理サーバから受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを、前記端末装置へ送信する手段と、を有し、
前記端末装置は、
入力された取引番号を、前記上位装置へ送信する手段と、
前記上位装置から受信した前記振込人情報と前記振込先情報とを表示する手段と、
表示した前記振込人情報と前記振込先情報とに基づく振込決裁の許諾の入力を受付ける手段と、
前記振込決裁の許諾の入力を受付けたときに、前記振込人情報と前記振込先情報とを基に商品代金の振込決済を行う手段と、を有することを特徴とする商品代金決済システム。 - 請求項6において、
前記上位装置は、
前記特定した口座の商品販売業者の前記管理サーバへ、前記振込必要情報送付依頼を送信するときに、前記管理サーバへの送信が不可能と判断した場合は、
前記特定した口座を基に、当該商品販売会社の振込先情報を作成する手段と、
作成した前記振込先情報に前記管理サーバへの接続ができない旨を添付して、前記端末装置へ送信する手段と、を有し、
前記端末装置は、
前記上位装置から受信した前記振込先情報に、前記管理サーバへの接続ができない旨が添付されている場合は、
前記受信した振込先情報を表示して、購入者の振込人情報の入力を受付ける手段と、
入力された振込人情報と表示した前記振込先情報とに基づく振込決裁の許諾の入力を受付ける手段と、
前記振込決裁の許諾の入力を受付けたときに、前記振込人情報と前記振込先情報とを基に商品代金の振込決済を行う手段と、を有することを特徴とする商品代金決済システム。
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