JP2001028026A - 取引支援システム - Google Patents

取引支援システム

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JP2001028026A
JP2001028026A JP17058899A JP17058899A JP2001028026A JP 2001028026 A JP2001028026 A JP 2001028026A JP 17058899 A JP17058899 A JP 17058899A JP 17058899 A JP17058899 A JP 17058899A JP 2001028026 A JP2001028026 A JP 2001028026A
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JP17058899A
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Katsumi Amano
勝美 天野
Hideo Hansawa
秀雄 釆澤
Yuzo Kato
有三 加藤
Hiroaki Niitsuma
浩明 新妻
Tomio Umezaki
富雄 梅崎
Sadayuki Ishii
貞行 石井
Toshio Matsumoto
俊男 松本
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MUFG Bank Ltd
Original Assignee
Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引当事者が行うべき作業処理の一部を支援
するシステムを提供し、これらのものの作業量を減らし
て、取引の円滑化を達成せんとするものである。 【解決手段】 買い手の取引端末装置Y1は、検収デー
タの入力を受けて取引加工装置Xにその検収データを送
り、該取引加工装置Xは、検収データを加工処理して取
引明細を含む請求データを作成して電子掲示板に掲示
し、売り手側の取引端末装置Y2は、請求データを受け
取った後、売り手にそのデータを提示し、売り手から該
データに対して認証データを受け取って、取引加工装置
Xに送り、該データを受けた取引加工装置Xは、認証デ
ータが取引明細の一部に違算がある旨のデータを含んで
いた場合、売り手側の取引端末装置Y2から、取引明細
のデータを修正した請求データの提供を受け、買い手側
の取引端末装置Y1からアクセスがあった際に、電子掲
示板において、取引端末装置Y1へ修正した請求データ
を提供し、取引当事者間の取引支援を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品やサービスの
取引に伴ってなされる各種処理を第3者機関などが取引
の当事者に代わって支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】商品の売買取引やサービスの提供を内容
とする取引では、一般的には、商品の売り手またはサー
ビス提供者(両者を含め以下売り手と言う)は、商品の
納入またはサービスの提供が終了した後、買い手または
サービス受給者(両者を含め以下買い手と言う)に対
し、その取引に対応した請求書を発行する。またこれを
受けた買い手は、注文通りに商品の納入があったか検品
し、あるいは注文通りのサービスの提供があったか否か
の検収を行い、さらに請求書の請求が正しいか確認し
て、それに基づく支払いをなし、取引を終了する。
【0003】以上の取引を行う際には、例えば、買い手
側は、商品やサービス提供の発注をなし、また商品の納
入があった後やサービスの提供を受けた後は、注文通り
の商品が注文通りの数だけ届いたかの検品を行ったり、
注文通りにサービスの提供を受けたかの検収を行う必要
がある。他方、売り手側は、上記発注に対する受注を行
い、受注通りの納品をなしあるいは受注通りのサービス
の提供を行った後、納品書や提供したサービスの内訳書
を作成して買い手側に送り、これらの者の側の検品ある
いは検収により上記納品書や内訳書の内容と符合する旨
の承認が得られた場合に、あらためて請求書をおこし、
買い手側に送って取引代金の請求を行っている。また場
合により納品書や内訳書の発行を省いて、請求書を買い
手側に送付したり、これらの者の側の承認が得られるこ
とを前提として、納品書や内訳書と共に請求書を買い手
側に送付し、請求を行う場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求書の内容は、代金
支払いの前提となる重要な書類であり、その作成に当た
っては他の書類よりも正確性を要求される。そして、一
般的にはいずれも売り手側で、商品の納入やサービスの
提供と共に請求書の作成を行っており、検品や検収など
の作業と違って必ず行わなければならない作業であるケ
ースが多いため、買い手より作業が煩雑になるという問
題があった。また買い手側の発注は、必ずしも文書で行
われるわけではなく、時として電話などの口頭で注文を
行うこともあり、そのような場合、売り手ではそれに対
応した受注書を作って相手方に確認する必要があり、そ
の意味からも、売り手側の作業量は余計に加算され、作
業効率が非常に落ちることになる。
【0005】他方、買い手の支払に際し、売り手はその
支払明細の提示を求めることがあり、本来買い手側から
の利便からすれば、請求書通りに支払を行う限り、その
ような面倒な処理は省略したい。反対に売り手からすれ
ば、買い手が請求の通りの支払をしたかを確認し、売掛
金の消し込みを行うために、支払明細の提示を求めるこ
とも多い。このように、支払金額を確認・合意すること
は、両者にとってかなり事務負荷が高くなり、とりわけ
売り手が売掛金消し込みを行うための負荷(支払明細の
確認の負荷)が高くなる傾向にある。
【0006】本発明は従来の以上のような問題に鑑み創
案されたもので、取引当事者が行うべき作業処理の一部
を支援するシステムを提供し、これらのものの作業量を
減らして、取引の円滑化を達成せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本願請求項1記
載の取引支援システムの構成は、各取引当事者に備えら
れた取引端末装置と、これらの取引端末装置と接続され
てこれらの取引当事者間の取引情報の加工処理を行う取
引加工装置とを備えており、前記取引加工装置は、取引
データを基に加工処理して2次データを作成し、または
既に作成された2次データを取引データとしてそれを基
に加工処理して更なる2次データを作成し、本来その2
次データを作成すべき側の取引当事者の有する取引端末
装置は、該2次データを受け取った後、該取引当事者に
その2次データを提示し、この取引当事者から2次デー
タに対して認証データを受け取って、少なくとも該認証
データを取引加工装置に送り、該認証データを受けた取
引加工装置は、その認証データが承認する旨のデータで
あった場合、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、
または他の取引当事者側の取引端末装置からアクセスが
あった際に該取引端末装置へ、少なくとも2次データを
提供して、取引当事者間の取引支援を行うことを基本的
特徴としている。
【0008】以上の構成では、取引加工装置は、加工処
理の対象となる取引データを入手し、該データに基づい
て2次データを作成する。そして作成された2次データ
を受け取った取引端末装置は、それを本来その2次デー
タを作成すべき側の取引当事者に提示し、該2次データ
の認証データをこの者から受け取って、少なくとも該認
証データ(2次データを一緒に送る場合もある)を前記
取引加工装置に送る。この認証データを受けた取引加工
装置は、その認証データが承認する旨のデータであった
場合に、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、また
は他の取引当事者側の取引端末装置からアクセスがあっ
た際に該取引端末装置へ、少なくとも2次データ(場合
により認証データを含むこともある)を提供し、取引当
事者間の取引における作業処理を支援する処理を完了す
る。
【0009】尚、上記2次データは、請求先取引当事者
側への請求データの場合もあれば、支払先取引当事者側
への支払明細データなどの場合もあり、さらに、後述す
るように、インプット(本構成の場合取引データ)があ
った時に、取引加工装置でデータ加工処理を行って出力
されてくるものであれば、該2次データとなる。
【0010】たとえば、請求データを取引データとして
加工処理し、金融機関などに対して行われる売り手側へ
の振込などによる買い手側の支払指図のデータ(以下支
払指図データ)などがある。あるいは支払終了後、該支
払処理を行った金融機関などの入出金明細データを取引
加工装置が受けた場合に、該入出金明細データと前記請
求データとを取引データとして、これらのデータをマッ
チングさせて資金回収のための消し込み処理を行うこと
で作成される、そのレポートデータなども、ここでいう
2次データである。
【0011】また上記取引データは、後述するように、
取引当事者間の少なくとも一(売り手またはサービス提
供者の場合もあれば、買い手あるいはサービス受給者の
場合もある)からその取引端末装置を介して送られてく
る受注データまたは納品データあるいはサービス内訳デ
ータ、発注データまたは検収データ、さらには請求デー
タの場合もあるし、取引当事者の以上のような取引デー
タを処理する外部装置(後述する実施形態構成では外部
装置Zなど)から送られてくるデータの場合もある。さ
らに取引データは、取引当事者から入手されるもののみ
ならず、上述のように、支払を行った金融機関などの外
部機関から送られてくる入出金明細データなどもそれに
相当し、取引加工装置のデータ加工処理対象となる。
【0012】加えて2次データ(請求データやそれに修
正を加えた訂正請求データなど)自身も、さらに取引加
工装置において再加工処理して支払明細データなどの2
次データを作成する際には、取引当事者による入力の有
無に拘わらず、取引データとなる(取引加工装置で既に
作成された2次データを更なる2次データを作成するた
めの取引データとして入手する場合である)。
【0013】請求項2の構成は、請求項1の構成で、取
引端末装置と接続される取引加工装置にのみ着目して、
その構成を規定したもので、その具体的構成は、各取引
当事者に備えられた取引端末装置と接続されて、これら
の取引当事者間の取引情報の加工処理を行う取引加工装
置を少なくとも有しており、該取引加工装置は、取引デ
ータを基に加工処理して2次データを作成し、または既
に作成された2次データを取引データとしてそれを基に
加工処理して更なる2次データを作成し、本来その2次
データを作成すべき側の取引当事者が有する取引端末装
置において該2次データの受け取りがあった後、該取引
端末装置から送られてくる、2次データに対する該取引
当事者の認証データを少なくとも受けた取引加工装置
は、その認証データが承認する旨のデータであった場
合、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、または他
の取引当事者側の取引端末装置からアクセスがあった際
に該取引端末装置へ、少なくとも2次データを提供し
て、取引当事者間の取引支援を行うことを特徴としてい
る。
【0014】請求項3の構成は、請求項1の構成で、2
次データの取引明細を含む場合の処理を規定しており、
本来2次データを作成すべき側の取引当事者の取引端末
装置から認証データを受けた取引加工装置は、その認証
データが取引明細の全部を承認する旨のデータであった
場合、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、または
他の取引当事者側の取引端末装置からアクセスがあった
際に該取引端末装置へ、少なくとも2次データを提供し
て、取引当事者間の取引支援を行うことを特徴としてい
る。
【0015】請求項4の構成は、請求項3の構成で、取
引端末装置と接続される取引加工装置にのみ着目して、
その構成を規定したもので、その具体的構成は、各取引
当事者に備えられた取引端末装置と接続されて、これら
の取引当事者間の取引情報の加工処理を行う取引加工装
置を少なくとも有しており、該取引加工装置は、取引デ
ータを基に加工処理して取引明細を含む2次データを作
成し、または既に作成された2次データを取引データと
してそれを基に加工処理して取引明細を含む更なる2次
データを作成し、本来その2次データを作成すべき側の
取引当事者が有する取引端末装置において該2次データ
の受け取りがあった後、該取引端末装置から送られてく
る、2次データに対する該取引当事者の認証データを少
なくとも受けた取引加工装置は、その認証データが取引
明細の全部を承認する旨のデータであった場合、他の取
引当事者側の取引端末装置へ直接、または他の取引当事
者側の取引端末装置からアクセスがあった際に該取引端
末装置へ、少なくとも2次データを提供して、取引当事
者間の取引支援を行うことを特徴としている。
【0016】請求項5の構成は、その認証データが取引
明細の一部を承認する旨のデータであった場合の処理を
規定しており、そのような認証データを受け取った取引
加工装置は、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、
または他の取引当事者側の取引端末装置からアクセスが
あった際に該取引端末装置へ、少なくとも否認された取
引明細のデータを明示した2次データを提供して、取引
当事者間の取引支援を行うことを特徴としている。
【0017】尚、否認された取引明細のデータを明示し
た2次データを提供する場合、そこに否認理由を付加し
ておいても良い。そうすることで、2次データ作成上の
認識相違を明確にすることができるようになる。
【0018】請求項6の構成は、請求項5の構成で、取
引端末装置と接続される取引加工装置にのみ着目して、
その構成を規定したもので、その具体的構成は、各取引
当事者に備えられた取引端末装置と接続されて、これら
の取引当事者間の取引情報の加工処理を行う取引加工装
置を少なくとも有しており、該取引加工装置は、取引デ
ータを基に加工処理して取引明細を含む2次データを作
成し、または既に作成された2次データを取引データと
してそれを基に加工処理して取引明細を含む更なる2次
データを作成し、本来その2次データを作成すべき側の
取引当事者が有する取引端末装置において該2次データ
の受け取りがあった後、該取引端末装置から送られてく
る、2次データに対する該取引当事者の認証データを少
なくとも受けた取引加工装置は、その認証データが取引
明細の一部を承認する旨のデータであった場合、他の取
引当事者側の取引端末装置へ直接、または他の取引当事
者側の取引端末装置からアクセスがあった際に該取引端
末装置へ、少なくとも否認された取引明細のデータを明
示した2次データを提供して、取引当事者間の取引支援
を行うことを特徴としている。
【0019】請求項7の構成は、同じくその認証データ
が取引明細の一部を承認する旨のデータであった場合
に、さらに認証を与えた取引当事者が否認された取引明
細のデータの修正を行う場合の処理を規定しており、そ
のような認証データを受けた取引加工装置は、さらに認
証データを与えた取引当事者側の取引端末装置から、少
なくとも否認された取引明細のデータを修正した2次デ
ータの提供を受け、他の取引当事者側の取引端末装置へ
直接、または他の取引当事者側の取引端末装置からアク
セスがあった際に該取引端末装置へ、少なくとも修正し
た2次データを提供して、取引当事者間の取引支援を行
うことを特徴としている。
【0020】請求項8の構成は、請求項7の構成で、取
引端末装置と接続される取引加工装置にのみ着目して、
その構成を規定したもので、その具体的構成は、各取引
当事者に備えられた取引端末装置と接続されて、これら
の取引当事者間の取引情報の加工処理を行う取引加工装
置を少なくとも有しており、該取引加工装置は、取引デ
ータを基に加工処理して取引明細を含む2次データを作
成し、または既に作成された2次データを取引データと
してそれを基に加工処理して取引明細を含む更なる2次
データを作成し、本来その2次データを作成すべき側の
取引当事者が有する取引端末装置において該2次データ
の受け取りがあった後、該取引端末装置から送られてく
る、2次データに対する該取引当事者の認証データを少
なくとも受けた取引加工装置は、前記認証データが取引
明細の一部を承認する旨のデータであった場合、さらに
認証データを与えた取引当事者側の取引端末装置から、
少なくとも否認された取引明細のデータを修正した2次
データの提供を受け、他の取引当事者側の取引端末装置
へ直接、または他の取引当事者側の取引端末装置からア
クセスがあった際に該取引端末装置へ、少なくとも修正
した2次データを提供して、取引当事者間の取引支援を
行うことを特徴としている。
【0021】また取引当事者間の取引が複数ある場合、
請求項9に規定されるように、前記取引加工装置が、こ
れらの取引データをまとめて1つの2次データを作成す
るようにしても良い。
【0022】さらに以上の構成は、請求項10に規定さ
れるように、前記取引明細が時系列に示され、それに対
して与えられる認証が各取引明細に対して個別に与えら
れれば、各取引の実体が把握しやすくなると共に、これ
らの各取引に与えられる認証の対応関係が明確になる。
【0023】請求項11の構成は、前記取引当事者とし
て少なくとも買い手と売り手がおり、両者間の商品及び
/またはサービスの取引が行われる場合における上記請
求項1〜10の構成を前提とした実施態様の構成に相当
するものであり、具体的には、前記取引データとして、
買い手側の商品及び/またはサービスの発注データ、そ
れに対応する売り手側の商品及び/またはサービスの受
注データ、売り手側の商品の納品データ及び/または提
供したサービスの内訳データ、あるいは買い手側の商品
及び/またはサービスの検収データを使用する場合、前
記取引加工装置が作成する2次データは、請求データま
たは支払明細データということになる。
【0024】このシステムでは、取引加工装置を有する
者が取引当事者ではなく、金融機関などの第3者的な中
立な立場の者であるため、請求書作成のために必要なデ
ータを得る場合にどの取引当事者からも得ることは可能
である(もちろん上述のように取引当事者のみならず、
他の外部機関などからも得ることは可能である)。その
ような場合には、売り手側が有するデータに基づいて請
求書や支払明細書の内容に相当する2次データを作成し
なくても、買い手側の発注データや検収データによっ
て、該2次データの作成が可能であるし、当然売り手側
が有するデータに基づいてこの2次データを作成するこ
とも可能であることを示すものである。もちろんその場
合、請求書や支払明細書の内容に相当する2次データの
作成は売り手側では行っていないので、取引の安全を期
する意味から、それを作成した後、一旦売り手側の取引
端末装置に2次データを送って、その認証を得る必要が
ある。
【0025】同様なことは、売り手側の請求データを取
引データとして、該請求データを基に、買い手側に代わ
って、支払明細データや、売り手側への支払をなすべき
金融機関などに対する指図となる前記支払指図データ
(2次データ)を作成する場合についても言える。すな
わち、前記取引データが、売り手側で作成された請求デ
ータであり、また2次データが、支払明細データや、金
融機関などに対して行われる売り手側への振込などによ
る支払指図のデータであって、請求データを基に、これ
らの支払明細データや支払指図データを作成する場合
も、金融機関などの第3者的な中立な立場の者が取引加
工装置を備えていれば、売り手側から請求データを得
て、本来買い手側が作成すべき支払明細データや支払指
図データを作ることは簡単である。ただしその場合も、
これらの2次データの作成は買い手側では行っていない
ので、それを作成した後、一旦買い手側の取引端末装置
に2次データを送って、取引の安全を期する意味から、
その認証を得る必要がある。
【0026】請求項14の構成は、さらに買い手の支払
に際し、売り手がその提示を求める支払明細を、買い手
に代わって作成する場合の請求項1〜10の構成を規定
したものである。すなわち、前記取引データが一旦取引
加工装置で作成された請求データであり、また2次デー
タが支払明細データであって、請求データを基に2次デ
ータを作成することになる。
【0027】さらに買い手側が作成する支払指図データ
についても、該買い手に代わって、取引加工装置が作成
することができる。すなわち、買い手の支払に際し、該
買い手に代わり、一旦取引加工装置で作成された請求デ
ータを基にして、取引加工装置が支払指図データを作成
することになる。この支払指図データは、前述のよう
に、金融機関などの外部機関に対し、所定の期日乃至期
間内に(場合により即座に)、特定の相手側(売り手
側)の口座に、特定の金額を振り込むなどの内容を含む
ものである。
【0028】買い手側からの振込などによる入金があっ
ても、同じ相手からの取引が複数ある場合に、その入金
がどの請求に対してなされたものなのかを正しく把握し
ていないと、買い手側の買掛金勘定ミスなどで、売掛金
の全部を回収できなくなる場合がある。そのような資金
回収状況を把握できるようにするため、請求項16の構
成は、前述のように、支払終了後の入出金明細データを
(金融機関などの外部機関から)取引加工装置が受けた
場合に、該入出金明細データと、前記請求データ又は一
旦取引加工装置で作成された請求データとを、取引デー
タとして、これらのデータをマッチングさせて資金回収
のための消し込み処理を行い、そのレポートデータを2
次データとして作成するようにしている。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明に係る取引支
援システムの一実施形態構成を示す図面である。図中X
はネットワーク上に備えられたウェブサーバである取引
加工装置、Y1及びY2はこのウェブサーバ上で商品や
サービスの取引を行う買い手と売り手のクライアント装
置である取引端末装置を各示している。また外部装置Z
は、EDIなどを通じて受け取った、取引当事者(買い
手と売り手)に関するデータをサーバXの外部で処理す
る外部装置であり、必要に応じて、サーバX側に取引当
事者に関する取引データやその他のデータを供給し、ま
た反対にそれらのデータをサーバXから受け取って、デ
ータ処理を行ったり記録する。
【0030】上記取引加工装置Xは、図2に示すよう
に、バス10を介して、MPU11、RAM12、RO
M13、外部記憶装置14、通信装置15がつながった
内部ハード構成を有しており、MPU11がバス10を
介して外部記憶装置14からプログラムを読み取り、該
プログラムに従って、後に説明するデータの加工処理を
実行する。尚、上記通信装置15は、所定の通信回線を
介して、外部装置Z及び取引端末装置Y1、Y2と、必
要なデータ通信を行っている。
【0031】さらに上記取引加工装置Xには、商品取引
やサービス取引の買い手と売り手の間で、その取引時に
交わすべき意志表示の他、商品やサービスの種類・等級
(品番、品名を含む)、数量、単価、納品やサービスの
提供を受けるべき場所や日時、あるいはその納品方法や
サービスの提供の仕方、支払金額、支払予定日、支払方
法などを含む各種取引データを、取引当事者双方が掲示
(書き込み・訂正・読み込みを含む)できる電子掲示板
が備えられており、ここに掲示されたデータに基づき、
これらの取引当事者間の取引情報の加工処理を行うこと
ができるようになっている。
【0032】上記取引端末装置Y1、Y2も、基本的に
は、図2に示した取引加工装置Xの構成と同様な構成を
有しており、ここではその詳細の説明は省略する。
【0033】そして該取引端末装置Y1、Y2は、買い
手が入力すべき商品及び/またはサービスの発注デー
タ、それに対応して売り手が入力すべき商品及び/また
はサービスの受注データ、さらに売り手側で入力すべき
商品の納品データ及び/または提供したサービスの内訳
データ、あるいは買い手側で入力する商品及び/または
サービスの検収データを、取引データ(取引データとし
てはこれらの者の入力データに限られず、後述するよう
に取引加工装置で作成される請求データも含まれる)と
して入力できるようになっている。また取引加工装置で
作成された2次データに承認や否認を与える場合に、該
取引端末装置Y1、Y2により認証データの作成を行
い、また否認された取引明細のデータを修正する場合、
該データの修正により2次データの訂正を行う。さらに
取引加工装置Xに掲示されたデータは、該取引加工装置
Xへのアクセスにより、これらの取引端末装置Y1、Y
2にも同様に取り込むことができるようになっている。
【0034】以上の構成において、買い手が取引端末装
置Y1を使用し、取引加工装置Xの電子掲示板を介し
て、売り手に対し、たとえば売り手が予め品番や品名な
どを示してある単価2000円の商品Aを100個、単
価4000円の商品Bを100個購入したい旨の発注
を、5月1日付けで行う。さらに5月6日に単価100
0円の商品Cを100個及び単価1500円の商品Dを
200個購入したい旨の発注を行う。この発注データ
は、それぞれ上記電子掲示板上に掲示される。この発注
データには、納品してほしい日付や支払予定日、支払方
法、あるいは発注書ナンバなどを予め明示しておいても
良い。
【0035】他方、たとえば買い手側あるいは取引加工
装置Xからのメールなどによる知らせで、売り手は、自
己の取引端末装置Y2を使用して、取引加工装置Xの電
子掲示板にアクセスし、上記発注データを自己の受注デ
ータとして取り込む。それに基づき売り手は、買い手に
対して商品を出荷し、納品する。このとき同時に売り手
は、自己の取引端末装置Y2を使用して、取引加工装置
Xの電子掲示板にアクセスし、納品データを書き込む。
【0036】納品のあった買い手は、発注通りの納品が
あったかを検収し、自己の取引端末装置Y1を使用し
て、取引加工装置Xの電子掲示板にアクセスし、検品デ
ータを書き込む。本図では、検収データとして電子掲示
板に掲示されている。
【0037】一方売り手は自己の取引端末装置Y2を使
用して、取引加工装置Xにアクセスし、自分の行った取
引の請求締め日、たとえば毎月25日を登録しておく。
上記発注データ、納品データなどを使用して2次データ
の作成を行うこともできるが、本構成では、検収データ
に基づき、上記取引加工装置Xが売り手に代わり、登録
された締め日(上記例では、5月25日)に、上記納品
による代金の支払を求める請求書の内容に相当する請求
データを2次データとして作成し、電子掲示板に掲示す
る。本図では請求予定明細として掲示されている。この
作成時に外部装置Zに記憶されている取引当事者の取引
データやその他のデータを参酌しても良い。そしてこの
請求予定明細の作成がなされた時点で、売り手は、取引
加工装置Xから2次データの作成が完了した旨を、メー
ルなどの知らせで知り、売り手は、自己の取引端末装置
Y2を使用して、取引加工装置Xの電子掲示板にアクセ
スし、上記2次データを取り込む。
【0038】この2次データ(請求予定明細)には、取
引の明細(複数の取引から2次データを作った場合は、
時系列で示された取引の明細)が含まれている。売り手
はこれらの取引明細に対して全部一括して承認または否
認することもできれば、個々の取引明細に対してそれぞ
れに承認あるいは否認を与えることもでき、取引端末装
置Y2を使用して、以上の内容を含む認証データを作成
し、取引加工装置Xに少なくとも該認証データを送る。
また売り手は、2次データに対して修正を行うこともで
き、その場合個々の取引明細データに対しその一部を否
認するデータを含む認証データを、取引端末装置Y2に
より作成して上記取引加工装置Xに送ると共に、否認さ
れた取引明細に相当するデータを修正し、それを含む2
次データも取引加工装置Xに送る。
【0039】取引加工装置Xからのメールなどによる知
らせで、買い手は、自己の取引端末装置Y1を使用し
て、取引加工装置Xの電子掲示板にアクセスし、電子請
求書となった2次データ及び認証データを取り込む。そ
れに基づき買い手は、売り手に対する支払意志表示を行
うことになる。しかし、本図の例では、5月1日に取引
のあった商品Bの単価が2000円の間違いであるとし
て、買い手は売り手に違算があることを確認する連絡を
とっている例が示されている。すなわち電子請求書とし
て電子掲示板に掲示されている2次データにおいて、商
品Bに関し、違算があることを売り手に確認し、且つ商
品Bの単価が2000円の誤りであって、従って請求額
は買い手が言うとおり、200000円であることを確
認し、両者の合意がとられている。この合意がとられた
時点で電子請求書である2次データの内容と支払金額は
確定する。
【0040】買い手は、自己の取引端末装置Y1を使用
して、取引加工装置Xにアクセスし、売り手への支払の
意志表示を行う。この意志表示には、支払に関する支払
日及び支払金額が含まれる。
【0041】この内容を受けた取引加工装置Xは、訂正
された請求データ(電子請求書)である2次データの請
求内容と買い手が通知してきた支払意志の内容が一致す
る場合、訂正されたこの2次データを取引データとし
て、それを基に支払明細を内容とする更なる2次データ
を作成し、電子掲示板に掲示する。この時同時に、後に
実施される支払が、全国銀行協会連合会により提供され
る全銀システムなどの電子決済システムを使用するた
め、20桁マッチングキーが付与され、上記2次データ
と共に電子掲示板に掲示される。この作成時に外部装置
Zに記憶されている取引当事者の取引データやその他の
データを参酌しても良い。
【0042】そしてこの支払明細の作成がなされた時点
で、買い手は、取引加工装置Xから2次データの作成が
完了した旨を、メールなどの知らせで知り、買い手は、
自己の取引端末装置Y1を使用して、取引加工装置Xの
電子掲示板にアクセスし、上記2次データを取り込む。
【0043】この2次データには、支払明細が含まれて
いる。買い手はこの支払明細に対して承認または否認す
ることができ、取引端末装置Y1を使用して、以上の内
容(支払明細を確認した或いは否認する旨)を含む認証
データを作成し、取引加工装置Xに少なくとも該認証デ
ータを送る。
【0044】該認証データを受け取った取引加工装置X
は、その認証データが支払明細を確認した旨の内容を含
んでいる場合、一方で買い手の取引先金融機関へ振込処
理を行うためのデータを作成する手続を取り、他方で支
払明細及び振込内容を掲示板に掲示し、それを売り手へ
メールで知らせる処理を行う。
【0045】上記振込処理のデータ作成手続は、支払明
細データを基に(取引データとして)20桁マッチング
キーを付与した全銀システムのフォーマットで振込デー
タの作成(2次データである支払指図データの作成)が
行われ、その内容は電子掲示板に掲示される。
【0046】この振込データの作成されたことは、メー
ルなどで買い手に知らされ、買い手は自分の取引端末装
置Y1を使用して取引加工装置Xにアクセスし、その内
容を取り込む。買い手はこの振込データに対して承認ま
たは否認することができ、取引端末装置Y1を使用し
て、以上の内容(振込データを確認した或いは否認する
旨)を含む認証データを作成し、取引加工装置Xに少な
くとも該認証データを送る。
【0047】該認証データを受け取った取引加工装置X
は、その認証データが振込データを確認した旨の内容を
含んでいる場合、振込指定日の期日管理を行い、振込処
理可能な日までに振込データを買い手の取引金融機関に
送信し、振込内容及び振込データ送信日時を記録して処
理を終了する。
【0048】他方取引加工装置Xからのメールなどによ
る知らせで、売り手は、自己の取引端末装置Y2を使用
して、取引加工装置Xの電子掲示板にアクセスし、支払
明細を内容とする2次データを取り込む。支払日より前
に支払明細・金額を確認することで、資金繰りの管理を
行うことができるようになる。また支払日に売り手は取
引金融機関から入金確認(前記入出金明細データの受け
取り)の知らせを受け、掲示された入出金明細データ中
の支払明細を確認することで売掛金消し込みを正確に行
うことができることになる。それにより両者の5月分取
引の請求及び支払は完了することになる。
【0049】図4、図5及び図6は、取引加工装置Xに
て行われる取引支援のための処理のフローを示すフロー
チャートである。図4に示すように、始めに取引加工装
置Xは、買い手から送られてくる納品された商品の検品
結果である検収データの入力があるか否かをチェックし
(ステップS101)、その入力がなければ(ステップ
S101;No)、過去に行われたこの売り手・買い手
間の取引における取引データ(発注データ、納品データ
など)がこの取引加工装置X或いは他の外部装置Zに蓄
積されていないかをチェックする(ステップS10
2)。そのようなデータがあれば(ステップS102;
Yes)、前記検収データの入力を促す表示を行い(ス
テップS103)、ステップS101に戻る。過去の取
引データがなければ(ステップS102;No)、処理
を終了する(ステップS104)。他方ステップS10
1で、過去に1以上の検収データの入力があったと判断
された場合(ステップS101;Yes)は、本日がそ
の月の締め日に相当するか否かをチェックする(ステッ
プS105)。締め日に相当しない間(ステップS10
5;No)は、ステップS101に戻る。
【0050】他方本日が締め日である場合(ステップS
105;Yes)、それまで蓄積された検収データを基
に、取引条件マスタファイルに記憶された取引条件に照
らし合わせて2次データである請求予定明細を作成する
(ステップS106)。そして売り手に該請求予定明細
の確認を求めるメールを送る(ステップS107)。
【0051】一定期間経過後、図5に示すように、売り
手からの認証データが送られてきたか否かをチェックす
る(ステップS111)。該認証データが送られてきて
いない場合(ステップS111;No)は、前記ステッ
プS107に戻る。認証データが送られてきた場合(ス
テップS111;Yes)、その認証データ中に違算が
あることを示すデータがないかをチェックする(ステッ
プS112)。違算がない場合(ステップS112;N
o)は、後述するステップS114以下の電子請求書提
示処理に進む。違算がある場合(ステップS112;Y
es)は、売り手から訂正された請求予定明細を含む2
次データが送られてきたか否かをチェックする(ステッ
プS113)。該2次データが送られてきていない場合
(ステップS113;No)は、前記ステップS107
に戻る。2次データが送られてきた場合(ステップS1
13;Yes)、前記認証データと共に電子請求書とな
る2次データとして電子掲示板に掲示する(ステップS
114)。そして買い手に電子請求書が掲示された旨の
メールを送る(ステップS115)。
【0052】一定期間後取引加工装置Xは、買い手から
の支払意志表示に関する電子掲示板への書き込みがあっ
たか否かの確認を行う(ステップS121)。その書き
込みがない場合(ステップS121;No)、前記ステ
ップS115に戻る。その書き込みが確認された場合
(ステップS121;Yes)、支払意志表示の内容と
前記電子請求書に掲載された請求内容が一致するか否か
をチェックする(ステップS122)。それらが一致し
ない場合(ステップS122;No)、買い手及び売り
手に両内容が一致しない旨のメールを出し(ステップS
123)、内容訂正を伴う請求予定明細の再作成を行う
ため、ステップS106へ戻る。他方両内容が一致する
場合(ステップS122;Yes)、取引加工装置X
は、支払明細を内容とする2次データを作成し、電子掲
示板に掲示する(ステップS124)。この時同時に、
後に実施される支払が、全国銀行協会連合会により提供
される全銀システムなどの電子決済システムを使用する
ため、20桁マッチングキーが付与され、上記2次デー
タと共に電子掲示板に掲示される。そして買い手に該支
払明細の確認を求めるメールを送る(ステップS12
5)。
【0053】一定期間経過後、図6に示すように、買い
手から支払明細の確認を含む認証データが送られてきた
か否かをチェックする(ステップS131)。該データ
が送られてきていない場合(ステップS131;No)
は、前記ステップS125に戻る。確認した旨を含むデ
ータが送られてきた場合(ステップS131;Ye
s)、前述のように、一方で買い手の取引先金融機関へ
振込処理を行うためのデータを作成する手続を取り、他
方で支払明細及び振込内容を掲示板に掲示し、それを売
り手へメールで知らせる処理を行う。
【0054】上記振込処理のデータ作成手続は、支払明
細データを基に(取引データとして)20桁マッチング
キーを付与した全銀システムのフォーマットで振込デー
タの作成(2次データの作成)が行われ、その内容は電
子掲示板に掲示される(ステップS132)。メールな
どにより買い手にこの振込データが作成されたことを通
知する(ステップS133)。買い手からの認証データ
を受け取った後、その認証データが振込データを確認し
た旨の内容を含んでいるか否かをチェックし(ステップ
S134)、それが含まれていない場合(ステップS1
34;No)は、ステップS133に戻る。認証データ
が振込データを確認した旨の内容を含んでいる場合(ス
テップS134;Yes)、振込指定日の期日管理を行
い(ステップS135)、振込処理可能な日までに振込
データを買い手の取引金融機関に送信し、振込内容及び
振込データ送信日時を記録して処理を終了する(ステッ
プS136)。
【0055】他方支払明細及び振込内容を電子掲示板に
掲示し(ステップS137)、その旨をメールで売り手
側に送り(ステップS138)、処理を終了する(ステ
ップS139)。
【0056】本例では、取引の時系列順に取引明細を記
入して、取引データの内容に含め、また2次データの作
成を行っている。しかしどちらか一方の要請で、たとえ
ば商品の種類別にその取引内容を並べ替え、在庫管理用
に使用したいなどということもある。そのため、一方の
取引当事者が、時系列順にデータの入力を行った場合で
も、取引加工装置Xにおいて、商品種類別に取引データ
を並べ替える処理を行い、それを他の取引当事者の在庫
管理用データとして提示することも可能である。その場
合、時系列順に取引データを入力した側の取引当事者
に、商品種類別に並べ替えた2次データを提示し、その
者の認証を受けて、他の取引当事者に、その2次データ
を提示するようにすると良い。本システムでは、その処
理の一部に、以上のような加工処理を組み込むこともで
きる。
【0057】また以上の構成では、専用回線などのネッ
トワーク上で取引加工装置Xと取引端末装置Y1および
Y2がつながった状態で、各データの受け渡しなど上述
した処理が行われるようになっていることを前提に説明
したが、それだけに限られず、インターネットなどのオ
ープンなネットワーク環境でこれらの装置が接続され、
ウェブ技術などを用いて同様な処理を行うことは可能で
ある。但し、その場合はセキュリティ面の補強をする必
要がある。
【0058】図7は、買い手側の代金の支払い(振込な
ど)に、外部の銀行やクレジットカード会社(以下金融
機関)を使用した場合に、取引当事者の有する取引端末
装置Y1及びY2と、取引加工装置Xと、更に該金融機
関が備える支払処理装置Wとの間で行われる支払処理に
関する取引支援システムの実施の一形態構成を示すシス
テム概要図である。
【0059】本構成では、前記実施形態構成と異なり、
インターネットをネットワーク環境として使用し、該ネ
ットワーク環境下でこれらの装置が接続されている。同
図において、図1と同じ構成のものは同一番号で示し、
その詳細については、説明を省略する。上記支払処理装
置Wも、基本的には図2に示される構成と同様な構成を
有している。
【0060】上記システム構成で、実際の取引が行われ
る場合に、取引の安全性及び迅速性を確保するために、
予め買い手側は、取引端末装置Y1を使用して、取引加
工装置Xとの間で買い手の引落口座(後述する支払元口
座)やクレジットカード番号の登録をなし、また売り手
側は、取引端末装置Y2を使用して、取引加工装置Xと
の間で売り手の暗証番号や入金口座の登録を済ませてお
く。この登録に伴い、取引加工装置Xは、買い手側に買
い手ID番号及びパスワードを交付し、また売り手側に
売り手ID番号及びパスワードを交付する。以上のパス
ワードは、後に買い手側及び売り手側のアクセスで、変
更することが可能である。
【0061】買い手側は、取引端末装置Y1により、以
上の買い手ID番号とパスワードを使用して、取引加工
装置Xにアクセスし、電子請求書を受けるための手続を
なす。その手続の中には、取引の相手方となる売り手の
登録も含まれる。
【0062】また買い手側と売り手側との間に実際の取
引が行われた場合は、売り手側は自己の取引端末装置Y
2を使用し、請求書の元データとして、売り手ID、取
引金額、取引番号等のデータを、その取引の度、或いは
後のバッチ処理でまとめて、取引加工装置Xに送り、そ
こで、電子請求書の作成を依頼する。できあがった電子
請求書は売り手側の認証を一旦受けた後、買い手側に提
示される。
【0063】図8は、以上のシステム構成で、買い手側
が振込により代金の支払いを行う場合の処理の流れを示
す説明図である。
【0064】本構成では、すでに取引加工装置Xで電子
請求書の形式で請求書が作成されており、もちろん売り
手側の承認が得られた後に、買い手側の取引端末装置Y
1に、ウェブ表示画面で、請求データの提示がなされて
いる。
【0065】以下の説明で、買い手乃至買い手側とは、
取引端末装置Y1側における表示及び買い手の実行行為
を示しており、また売り手乃至売り手側とは、取引端末
装置Y2側における表示及び売り手の実行行為を示し、
さらに取引加工装置とは、取引加工装置X側における表
示及び実行処理を示し、加えて支払処理装置とは、銀行
Aのインターネットバンキングを行う支払処理装置W側
における表示及び実行処理を示している。
【0066】まず買い手側は、前記電子請求書のウェブ
表示画面で、「お支払い」を選択する。すると取引加工
装置では、支払方法を指定するためのウェブ画面表示に
切り替える。買い手側は、その表示中から「振込」を選
択する。取引加工装置では、買い手側が利用しようとす
る銀行を指定するためのウェブ画面表示に切り替える。
買い手側は、その表示中から「銀行A」を指定する。
【0067】銀行Aの指定指示を受け取った取引加工装
置は、前記電子請求書に示された売り手側に関するデー
タを検索し、該売り手側に関して予め登録されている振
込先の口座番号、口座名義(売り手側の上記入金口座)
を割り出し、前記電子請求書上の取引金額、取引番号等
の情報と合わせて(これらを取引データとして)、2次
データである支払指図データ(正確には支払指図データ
の一部であって、借り手側の指定した後述する支払元口
座があって完全となる)を作成し、銀行Aの支払処理装
置に転送する。尚、この支払指図データに対する買い手
側の認証については、後述する支払処理装置による振込
内容確認ウェブ画面表示に対してなされる、買い手側の
「確認」の選択操作によってなされることになる。
【0068】以後買い手側のリンク先が支払処理装置に
変わり、買い手側と支払処理装置との間で処理がなされ
る。
【0069】支払処理装置では、振込操作のためのウェ
ブ画面を表示し、さらにログインウェブ画面表示に切り
替える。買い手側は、その画面表示に従って、バンキン
グ用IDとパスワードを入力する。
【0070】支払処理装置は、入力された上記バンキン
グ用IDとパスワードが正しければ、支払元口座(買い
手側の引落口座)を指定するウェブ画面表示に切り替え
る。それに応じて買い手側は、支払元口座を指定する。
【0071】この支払元口座の指定がなされた場合に、
前記支払指図データに示された内容と支払元口座の指定
内容を共に、ウェブ画面上に表示し、振込内容の確認を
求める。ここで買い手側が「確認」を選択すると、支払
指図データに対する買い手側の認証が行われたことにな
る。
【0072】そして、支払処理装置は、この「確認」の
選択を基に、振込の実行を行う。この振込実行が営業時
間外に行われた場合は、引落しだけがなされ(利用者側
の口座から振込金額だけが落ちる)、買い手側の振込先
口座への入金は翌日以降の営業時間に行われる。
【0073】これ以後の処理は、以上の処理に続けて実
行されても良いし、それ以後に行われるバッチ処理で実
行されるものでも良い。
【0074】振込処理の後、支払処理装置から買い手側
に対し、振込操作が完了した旨を通知し、買い手側では
それを振込操作の受付完了通知として受け取る。
【0075】支払処理装置では、同時に振込資金確保の
回答を前記取引加工装置に対して行う。その回答を受け
取った取引加工装置は、支払処理の完了を外部装置Zの
データベースに登録して、回収結果報告を売り手側にメ
ールで送信する。売り手側はその回収結果の報告をメー
ルの形式で受信する。
【0076】尚、支払処理装置では、振込実行後、振込
操作の履歴の記録しておき、後述する資金回収状況を把
握するための入出金明細データを、それに基づいて作成
できるようにしても良い。
【0077】図9は、以上の振込操作が行われた後、売
り手側に代わって取引加工装置において加工処理され
る、売掛金消し込み処理のためのレポートデータの作成
処理の流れを示す説明図である。
【0078】取引加工装置が、売り手の入金先口座の入
出金明細データを、売り手側に代わって受けるために、
支払処理装置に対し、該入出金明細データの送信要求を
出す。その要求に対し支払処理装置は、前記売り手の入
金先口座に関して有している入出金明細データを取引加
工装置に伝送する。
【0079】この入出金明細データを受け取った取引加
工装置は、売り手に代わって作成し買い手に送った前記
電子請求書の請求データと該入出金明細データとをマッ
チングさせ、売掛金消し込み処理を行う。すなわち、上
記請求データと入出金明細データとを取引データとし
て、資金回収状況を把握するためのレポートデータ(2
次データ)を作成する。
【0080】以上のレポートデータを売り手側に送る。
それによって、同じ買い手からの取引が複数ある場合
に、買い手側からの振込などによる入金がどの請求に対
してなされたものなのかを、売り手が正しく把握できる
ようになり、買い手側からの資金回収状況を正しく把握
できるようになる。
【0081】図10は、上記システム構成で、買い手側
が日を指定して後日代金の支払いを行う場合の処理の流
れを示す説明図である。
【0082】まず買い手側は、前記電子請求書のウェブ
表示画面で、「お支払い」を選択する。すると取引加工
装置では、支払方法を指定するためのウェブ画面表示に
切り替える。買い手側は、その表示中から「指定日後日
払い」を選択する。取引加工装置では、指定日を登録す
るためのウェブ画面表示に切り替える。買い手側は、希
望する引落日を入力する。
【0083】希望する引落日を受け取った取引加工装置
は、買い手側の指定した口座振替データに、その引落日
を挿入し、支払指図データとして口座振替データを作成
する。引落日を挿入する前の口座振替データには、売り
手側毎及び使用する銀行毎に別々に作成してある。取引
加工装置は該引落日の挿入によって作成された口座振替
データを、内容確認のためのウェブ画面上に表示する。
【0084】買い手側はこのウェブ画面を見て指定内容
を確認する。買い手側の確認が得られた段階で、取引加
工装置は、口座振替データを各銀行の支払処理装置に伝
送する。尚、引落日の数日前までに各銀行に対する口座
振替データの伝送が完了していなければ、事務処理上引
落ができなくなるので、上記伝送日には、所定の持ち込
み時限が存在する。
【0085】これ以後の処理は、以上の処理に続けて実
行されても良いし、それ以後に行われるバッチ処理で実
行されるものでも良い。
【0086】上記口座振替データを受け取った各銀行の
支払処理装置は、それを処理し、口座振替の結果を取引
加工装置に伝送する。
【0087】口座振替の結果を受け取った取引加工装置
は、支払処理の完了を外部装置Zのデータベースに登録
して、回収結果報告を買い手側及び売り手側にメールで
送信する。買い手側及び売り手側はその回収結果の報告
をメールの形式で受信する。以上の処理は日を指定して
後日支払を行う場合の処理の流れを説明したが、日を指
定して、毎月或いは毎年自動的に支払を行う処理とする
こともできる。その場合、取引加工装置が、買い手側の
指定した口座振替データに、引落日を挿入する際に、毎
月或いは毎年その引落日に自動的に支払がなされるよう
口座振替データを作成し、その引落日毎に、口座振替デ
ータを各銀行の支払処理装置に伝送する。
【0088】図11は、本発明の取引支援システムの上
記実施形態構成を利用して、買い手側がクレジットカー
ドで決済を行う場合の処理の流れを示す説明図である
(本構成の実施形態ではない)。
【0089】まず買い手側は、前記電子請求書のウェブ
表示画面で、「お支払い」を選択する。すると取引加工
装置では、支払方法を指定するためのウェブ画面表示に
切り替える。買い手側は、その表示中から「クレジット
カード」を選択する。取引加工装置では、支払に使用す
るクレジットカードを選択するためのウェブ画面表示に
切り替える。買い手側は、支払に使用するクレジットカ
ードを指定する。
【0090】クレジットカードの指定を受け取った取引
加工装置は、買い手側に関するデータをクレジットカー
ド会社Bの支払処理装置に転送し、与信照会を行う。こ
の時予め登録されている買い手のカード番号、前記電子
請求書上の取引金額、取引番号等の情報も合わせて、ク
レジットカード会社Bの支払処理装置に転送する。
【0091】支払処理装置では、買い手側の与信照会結
果を回答し、取引加工装置に送る。これを受けた取引加
工装置は、与信照会の完了を外部装置Zのデータベース
に登録して、回収結果報告を売り手側に送信する。
【0092】これ以後の処理は、以上の処理に続けて実
行されても良いし、それ以後に行われるバッチ処理で実
行されるものでも良い。
【0093】前記回収結果報告を受け取った売り手側
は、その内容を判断し、買い手側が問題ないと判断すれ
ば、売り上げ処理を取引加工装置に対し依頼する。同時
に必要な商品の引き渡し・発送、或いはサービスの提供
をなす。
【0094】上記の依頼を受け取った取引加工装置は、
売り上げ処理電文をクレジットカード会社Bの支払処理
装置に送信する。これを受け取った支払処理装置は、そ
れに基づいてカード決済処理をなす。
【0095】図12は、以上の後払いで支払が行われた
後の、売り手側への入金処理の流れを示す説明図であ
る。
【0096】前記銀行A或いはクレジットカード会社B
の支払処理装置は、取引加工装置の銀行口座に回収資金
を入金する。取引加工装置は、入金された資金を売り手
側に分配し、各売り手にあっては、それによって代金の
回収が完了する。
【0097】尚、再請求を希望する売り手側の請求で、
支払が不能となった請求は、取引加工装置において、再
度電子請求書を呈示する。また指定日自動払いの場合に
は、口座振替の再処理とする。さらに売り手側が請求の
取消を依頼した時は、取引加工装置は、電子請求書の登
録を削除し、支払処理が未実行となっているものは、取
消扱いとする。
【0098】
【発明の効果】以上詳述した本発明の構成によれば、売
り手側の請求書作成や買い手側の支払明細作成など、取
引当事者が行うべき煩雑な取引処理の一部を、両者の間
に介在する取引加工装置を有する中立的な第3者が行う
ので、これらのものの作業量を減らして、取引の円滑化
を達成することが可能となる。
【0099】またこの第3者が代行して行った作業の結
果に対しては、本来その作業を行わなければならない取
引当事者に必ず確認をとらせるようにしているため、取
引の安全性も確保できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取引支援システムの一実施形態構
成を示すシステム概要図である。
【図2】取引加工装置の内部ハード構成を示す概要図で
ある。
【図3】上記システムにおける処理フローを示す説明図
である。
【図4】取引加工装置Xにて行われる取引支援のための
処理のフローを示すフローチャートである。
【図5】同じく取引加工装置Xにて行われる取引支援の
ための処理のフローの続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】同じく取引加工装置Xにて行われる取引支援の
ための処理のフローの続きを示すフローチャートであ
る。
【図7】買い手側の代金の支払いに、銀行やクレジット
カード会社を使用した場合に、4者の間で行われる支払
処理に関する取引支援システムの実施の一形態構成を示
すシステム概要図である。
【図8】上記システム構成で、買い手側が振込により代
金の支払いを行う場合の処理の流れを示す説明図であ
る。
【図9】売掛金消し込み処理のためのレポートデータの
作成処理の流れを示す説明図である。
【図10】上記システム構成で、買い手側が日を指定し
て後日代金の支払いを行う場合の処理の流れを示す説明
図である。
【図11】本発明の取引支援システムの上記実施形態構
成を利用して、買い手側がクレジットカードで決済を行
う場合の処理の流れを示す説明図である。
【図12】後払いで支払が行われた後の、売り手側への
入金処理の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
10 バス 11 MPU 12 RAM 13 ROM 14 外部記憶装置 15 通信装置 W 支払処理装置 X 取引加工装置 Y1、Y2 取引端末装置 Z 外部装置
フロントページの続き (72)発明者 加藤 有三 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 株 式会社東京三菱銀行内 (72)発明者 新妻 浩明 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 株 式会社東京三菱銀行内 (72)発明者 梅崎 富雄 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 株 式会社東京三菱銀行内 (72)発明者 石井 貞行 富山県富山市牛島新町5番5号 株式会社 インテック内 (72)発明者 松本 俊男 富山県富山市牛島新町5番5号 株式会社 インテック内 Fターム(参考) 5B049 AA05 BB11 CC05 CC39 DD05 EE05 EE23 EE24 FF03 GG02 GG04 5B055 BB13 CB09 EE03 EE04 EE21 EE27 EE29 HA04 KK01 MM04 PA30 PA34

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と、 これらの取引端末装置と接続されてこれらの取引当事者
    間の取引情報の加工処理を行う取引加工装置とを備えて
    おり、 前記取引加工装置は、取引データを基に加工処理して2
    次データを作成し、または既に作成された2次データを
    取引データとしてそれを基に加工処理して更なる2次デ
    ータを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者の有す
    る取引端末装置は、該2次データを受け取った後、該取
    引当事者にその2次データを提示し、この取引当事者か
    ら2次データに対して認証データを受け取って、少なく
    とも該認証データを取引加工装置に送り、 該認証データを受けた取引加工装置は、その認証データ
    が承認する旨のデータであった場合、他の取引当事者側
    の取引端末装置へ直接、または他の取引当事者側の取引
    端末装置からアクセスがあった際に該取引端末装置へ、
    少なくとも2次データを提供して、取引当事者間の取引
    支援を行うことを特徴とする取引支援システム。
  2. 【請求項2】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と接続されて、これらの取引当事者間の取引情報の加工
    処理を行う取引加工装置を少なくとも有しており、 該取引加工装置は、取引データを基に加工処理して2次
    データを作成し、または既に作成された2次データを取
    引データとしてそれを基に加工処理して更なる2次デー
    タを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者が有す
    る取引端末装置において該2次データの受け取りがあっ
    た後、該取引端末装置から送られてくる、2次データに
    対する該取引当事者の認証データを少なくとも受けた取
    引加工装置は、その認証データが承認する旨のデータで
    あった場合、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、
    または他の取引当事者側の取引端末装置からアクセスが
    あった際に該取引端末装置へ、少なくとも2次データを
    提供して、取引当事者間の取引支援を行うことを特徴と
    する取引支援システム。
  3. 【請求項3】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と、 これらの取引端末装置と接続されてこれらの取引当事者
    間の取引情報の加工処理を行う取引加工装置とを備えて
    おり、 前記取引加工装置は、取引データを基に加工処理して取
    引明細を含む2次データを作成し、または既に作成され
    た2次データを取引データとしてそれを基に加工処理し
    て取引明細を含む更なる2次データを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者の有す
    る取引端末装置は、該2次データを受け取った後、該取
    引当事者にその2次データを提示し、この取引当事者か
    ら2次データに対して認証データを受け取って、少なく
    とも該認証データを取引加工装置に送り、 該認証データを受けた取引加工装置は、その認証データ
    が取引明細の全部を承認する旨のデータであった場合、
    他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、または他の取
    引当事者側の取引端末装置からアクセスがあった際に該
    取引端末装置へ、少なくとも2次データを提供して、取
    引当事者間の取引支援を行うことを特徴とする取引支援
    システム。
  4. 【請求項4】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と接続されて、これらの取引当事者間の取引情報の加工
    処理を行う取引加工装置を少なくとも有しており、 該取引加工装置は、取引データを基に加工処理して取引
    明細を含む2次データを作成し、または既に作成された
    2次データを取引データとしてそれを基に加工処理して
    取引明細を含む更なる2次データを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者が有す
    る取引端末装置において該2次データの受け取りがあっ
    た後、該取引端末装置から送られてくる、2次データに
    対する該取引当事者の認証データを少なくとも受けた取
    引加工装置は、その認証データが取引明細の全部を承認
    する旨のデータであった場合、他の取引当事者側の取引
    端末装置へ直接、または他の取引当事者側の取引端末装
    置からアクセスがあった際に該取引端末装置へ、少なく
    とも2次データを提供して、取引当事者間の取引支援を
    行うことを特徴とする取引支援システム。
  5. 【請求項5】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と、 これらの取引端末装置と接続されてこれらの取引当事者
    間の取引情報の加工処理を行う取引加工装置とを備えて
    おり、 前記取引加工装置は、取引データを基に加工処理して取
    引明細を含む2次データを作成し、または既に作成され
    た2次データを取引データとしてそれを基に加工処理し
    て取引明細を含む更なる2次データを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者の有す
    る取引端末装置は、該2次データを受け取った後、該取
    引当事者にその2次データを提示し、この取引当事者か
    ら2次データに対して認証データを受け取って、少なく
    とも該認証データを取引加工装置に送り、 該認証データを受けた取引加工装置は、その認証データ
    が取引明細の一部を承認する旨のデータであった場合、
    他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、または他の取
    引当事者側の取引端末装置からアクセスがあった際に該
    取引端末装置へ、少なくとも否認された取引明細のデー
    タを明示した2次データを提供して、取引当事者間の取
    引支援を行うことを特徴とする取引支援システム。
  6. 【請求項6】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と接続されて、これらの取引当事者間の取引情報の加工
    処理を行う取引加工装置を少なくとも有しており、 該取引加工装置は、取引データを基に加工処理して取引
    明細を含む2次データを作成し、または既に作成された
    2次データを取引データとしてそれを基に加工処理して
    取引明細を含む更なる2次データを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者が有す
    る取引端末装置において該2次データの受け取りがあっ
    た後、該取引端末装置から送られてくる、2次データに
    対する該取引当事者の認証データを少なくとも受けた取
    引加工装置は、その認証データが取引明細の一部を承認
    する旨のデータであった場合、他の取引当事者側の取引
    端末装置へ直接、または他の取引当事者側の取引端末装
    置からアクセスがあった際に該取引端末装置へ、少なく
    とも否認された取引明細のデータを明示した2次データ
    を提供して、取引当事者間の取引支援を行うことを特徴
    とする取引支援システム。
  7. 【請求項7】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と、 これらの取引端末装置と接続されてこれらの取引当事者
    間の取引情報の加工処理を行う取引加工装置とを備えて
    おり、 前記取引加工装置は、取引データを基に加工処理して取
    引明細を含む2次データを作成し、または既に作成され
    た2次データを取引データとしてそれを基に加工処理し
    て取引明細を含む更なる2次データを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者の有す
    る取引端末装置は、該2次データを受け取った後、該取
    引当事者にその2次データを提示し、この取引当事者か
    ら2次データに対して認証データを受け取って、少なく
    とも該認証データを取引加工装置に送り、 該認証データを受けた取引加工装置は、前記認証データ
    が取引明細の一部を承認する旨のデータであった場合、
    さらに認証データを与えた取引当事者側の取引端末装置
    から、少なくとも否認された取引明細のデータを修正し
    た2次データの提供を受け、他の取引当事者側の取引端
    末装置へ直接、または他の取引当事者側の取引端末装置
    からアクセスがあった際に該取引端末装置へ、少なくと
    も修正した2次データを提供して、取引当事者間の取引
    支援を行うことを特徴とする取引支援システム。
  8. 【請求項8】 各取引当事者に備えられた取引端末装置
    と接続されて、これらの取引当事者間の取引情報の加工
    処理を行う取引加工装置を少なくとも有しており、 該取引加工装置は、取引データを基に加工処理して取引
    明細を含む2次データを作成し、または既に作成された
    2次データを取引データとしてそれを基に加工処理して
    取引明細を含む更なる2次データを作成し、 本来その2次データを作成すべき側の取引当事者が有す
    る取引端末装置において該2次データの受け取りがあっ
    た後、該取引端末装置から送られてくる、2次データに
    対する該取引当事者の認証データを少なくとも受けた取
    引加工装置は、前記認証データが取引明細の一部を承認
    する旨のデータであった場合、さらに認証データを与え
    た取引当事者側の取引端末装置から、少なくとも否認さ
    れた取引明細のデータを修正した2次データの提供を受
    け、他の取引当事者側の取引端末装置へ直接、または他
    の取引当事者側の取引端末装置からアクセスがあった際
    に該取引端末装置へ、少なくとも修正した2次データを
    提供して、取引当事者間の取引支援を行うことを特徴と
    する取引支援システム。
  9. 【請求項9】 前記取引当事者間の取引が複数あり、前
    記取引加工装置は、これらの取引データをまとめて1つ
    の2次データを作成することを特徴とする請求項1〜8
    いずれか1つに記載の取引支援システム。
  10. 【請求項10】 前記取引明細が時系列に示され、それ
    に対して与えられる認証が各取引明細に対して個別に与
    えられることを特徴とする請求項3〜9いずれか1つに
    記載の取引支援システム。
  11. 【請求項11】 前記取引データが発注データ、受注デ
    ータ、納品データ、提供したサービスの内訳データまた
    は検品・検収データであり、また2次データが請求デー
    タまたは支払明細データであることを特徴とする請求項
    1〜10いずれか1つに記載の取引支援システム。
  12. 【請求項12】 前記取引データが請求データであり、
    また2次データが支払明細データであって、該請求デー
    タを基に支払明細データを作成することを特徴とする請
    求項1〜10いずれか1つに記載の取引支援システム。
  13. 【請求項13】 前記取引データが請求データであり、
    また2次データが支払指図データであって、該請求デー
    タを基に支払指図データを作成することを特徴とする請
    求項1〜10いずれか1つに記載の取引支援システム。
  14. 【請求項14】 前記取引データが一旦取引加工装置で
    作成された請求データであり、また2次データが支払明
    細データであって、該請求データを基に支払明細データ
    を作成することを特徴とする請求項1〜10いずれか1
    つに記載の取引支援システム。
  15. 【請求項15】 前記取引データが一旦取引加工装置で
    作成された請求データであり、また2次データが支払指
    図データであって、該請求データを基に支払指図データ
    を作成することを特徴とする請求項1〜10いずれか1
    つに記載の取引支援システム。
  16. 【請求項16】 支払終了後の入出金明細データを取引
    加工装置が受けた場合に、該入出金明細データと、前記
    請求データ又は一旦取引加工装置で作成された請求デー
    タとを、取引データとして、これらのデータをマッチン
    グさせて資金回収のための消し込み処理を行い、そのレ
    ポートデータを2次データとして作成することを特徴と
    する請求項1〜15いずれか1つに記載の取引支援シス
    テム。
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