JP2003123018A - 決済方法、決済システムおよび決済支援プログラム - Google Patents

決済方法、決済システムおよび決済支援プログラム

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JP2003123018A
JP2003123018A JP2001314265A JP2001314265A JP2003123018A JP 2003123018 A JP2003123018 A JP 2003123018A JP 2001314265 A JP2001314265 A JP 2001314265A JP 2001314265 A JP2001314265 A JP 2001314265A JP 2003123018 A JP2003123018 A JP 2003123018A
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debtor
creditor
debt
settlement
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Hiroshi Miyano
浩 宮野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 債権者側と債務者側とが同一のデータを入力
するという無駄をなくすとともに、債権者と債務者との
間で、債権および債務に対する認識の差異を解消する。 【解決手段】 債権者が、債権者用端末の入力部から債
権データを入力すると、債権者用端末は、入力された債
権内容を示すデータを含む電文を債務者用端末に対して
送信する。債務者用端末は、債権者用端末から送信され
た電文の内容である債務内容を表示し、債務者用端末で
債務者が確認処理を行った債務については、確認処理が
行われた旨を示す電文を債権者用端末に送信する。ま
た、債務者用端末は、債務者が債務内容の確認処理を行
うと、決済に係る金融機関の基幹業務装置に対して振込
予約を要求する電文を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関を介した
決済方法に関し、特に、債権者および債務者の決済業務
に係る負担を軽減させることができる決済方法、決済シ
ステムおよび決済支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】銀行を介して行う代表的な決済方法は、
振込によるものである。振込方法として、銀行の窓口や
ATM端末を介して行う方法に加えて、昨今では、イン
ターネットを介して行うサービスが多くの銀行で提供さ
れている。インターネットを介してのサービスでは、単
に振込処理を行うだけでなく、期日を指定して指定日に
振込を行う「振込予約サービス」や、あらかじめ定めら
れたフォーマットで振込に関する情報を送信することで
複数の振込予約を一括して行うことのできる「データ送
信サービス」などが提供されている。
【0003】決済処理において、入出金処理だけでな
く、消し込みと呼ばれる処理が重要である。消し込み処
理では、入出金と債権および債務との対応を付け、決済
済の債権および債務と未決済の債権および債務とを区別
する必要がある。従来の振込による決済では、振込者名
と債務者名とが必ずしも一致しないことや、債務者が複
数の債務をまとめて決済する場合があるなどの理由で、
入出金と債権との対応づけを完全に自動化するのは難し
いという問題がある。
【0004】この問題を緩和するために、口座を開設す
ると、振込専用の複数の口座番号を付与し、これらの口
座への入金は直ちに第一の口座に振り替えられるという
サービスを行っている銀行もある。このサービスを利用
する債権者は、債務者毎に異なる口座番号を指定するこ
とで、入金と債務者とを明確に対応づけることができ
る。
【0005】債権および債務の管理を行う仕組みとし
て、計算機を用いて帳簿管理を管理するソフトウェアが
存在する。帳簿管理ソフトウェアには、単なる表計算を
行うだけでなく、インターネットを介した銀行サービス
と連動して、「データ送信サービス」用のデータを自動
作成して送信するなどの機能を有するものもある。その
ようなソフトウェアを用いる場合には、債務者は、自身
の債務の決済日、振込先および金額等を定められられた
フォーマットで入力し、定められた手順の処理を行うこ
とによって、銀行に対して振込予約用のデータを送信す
ることができる。
【0006】一方、債権者は、銀行から入金明細情報を
ダウンロードすることによって、誰からいついくら振り
込まれたかを知ることができる。また、入金明細情報が
上述した入金と債務者との対応づけを明確に行える仕組
みを含んでいれば、債務者毎の未入金残高を自動的に計
算することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】債権者側の債権と債務
者側の債務とは1対1の対応になっているので、債権者
および債務者の双方の帳簿においては同一の内容が記さ
れているべきである。ところが、従来の方法では、債権
者側と債務者側とで、それぞれ個別に同一の内容の債権
データと債務データを入力している。従って、それだけ
余分な入力の労力を費やしていることになる。また、個
別に入力しているので、入力上のミスや契約上の誤解な
どに起因する債権者側と債務者側との債権および債務に
対する認識の差異をこの段階で解消することが困難にな
っている。
【0008】また、従来の技術では、入金と債務者との
対応づけは可能であるが、入金と債務との対応づけは必
ずしも容易ではない。完全に対応づけを行うためには、
債務毎に別個に振込む必要がある。しかし、それでは振
込手数料が大きくなってしまうという問題点がある。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めの発明であって、債権者側と債務者側とが同一のデー
タを入力するという無駄をなくすとともに、債権者と債
務者との間で、債権および債務に対する認識の差異を解
消することを目的とする。また、債務者が同一の債権者
に対する複数の債務を持つ場合に、それらを一括して振
り込むことができ、かつ、債権者が容易に債権単位での
消し込み処理を行うことができるようにすることも本発
明の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による決済方法
は、債権者が債務者に対する債権内容を入力すると、債
権者用端末が、入力された債権内容を示すデータを含む
電文を債務者の債務者用端末に対して送信し、債務者用
端末が、送信された電文の内容である債務内容を表示
し、債務者用端末で債務者が債務内容の確認処理を行う
と、債務者用端末が、決済に係る金融機関の決済手段に
対して振込予約を要求する電文を送信し、決済装置が、
電文の内容である振込予約に従って振込を実行すること
を特徴とする。
【0011】決済方法は、債務者用端末が、債務者が確
認処理を行った債務については、確認処理が行われた旨
を示す電文を債権者用端末に送信し、債権者用端末が、
債権が債務者によって確認されたことを表示するように
構成されていてもよい。このような構成によれば、債権
者と債務者との間での債権に対する認識と債務に対する
認識との不一致を排除することができる。
【0012】決済方法は、金融機関の決済手段が、振込
予約に従って振込を実行する場合に、振込を完了した旨
を示す電文を債権者用端末および債務者用端末に対して
送信し、債権者用端末が、振込によって入金があったこ
とを表示し、債務者用端末が、債権の決済が完了したこ
とを表示するように構成されていてもよい。
【0013】決済方法は、債務者用端末で債務者が債務
内容の確認処理を行う場合に、債務者用端末が、債務に
対応した識別情報であって他の債務と区別可能な識別情
報を生成し、金融機関の決済手段および債権者用端末に
送信する電文に識別情報を付加し、決済手段が、債権者
用端末に送信する電文に、債権に対応した識別情報を付
加し、債権者用端末が、債務者用端末から受信した電文
と決済手段から受信した電文とのそれぞれに付加されて
いる識別情報を照合することによって、入金に対応する
債権を識別するように構成されていてもよい。このよう
な構成によれば、入金と債務との対応づけが容易にな
る。
【0014】決済方法は、債権者と債務者との間であら
かじめ締め日が設定されている場合に、債務者用端末
が、債務者の確認処理の済んだ債務の処理(振込予約処
理等)を一時留保し、設定された締め日に、それまでに
処理の留保されていた債務を集計した上で、一括して金
融機関の決済手段に対して振込予約を行うように構成さ
れていてもよい。このような構成によれば、債務者が同
一の債権者に対する複数の債務を持つ場合に、それらを
一括して振り込むことができる。
【0015】決済方法は、債権者用端末および債務者用
端末が、決済される債権または債務に関して自動的に一
覧表を作成するように構成されていてもよい。このよう
な構成によれば、債権者および債務者は、直ちに債権ま
たは債務の内容を認識することができる。
【0016】決済方法は、債権者用端末および債務者用
端末が、一覧表に記された債権または債務のうち振込が
実行済のものと未実行のものとを区別するように構成さ
れていてもよい。このような構成によれば、債権の消し
込み処理を行うことが容易になる。
【0017】決済方法は、債権者用端末または債務者用
端末における債権または債務に関わるデータを外部に出
力するように構成されていてもよい。このような構成に
よれば、経理用ソフトウェア等が、債権者用端末または
債務者用端末の情報を共有することを可能になり、決済
業務と財務管理業務とを円滑に遂行することができる。
【0018】決済方法は、債権者用端末または債務者用
端末が、外部からのデータを取り込んで、取り込んだデ
ータを自端末における処理対象のデータの一部とするよ
うに構成されていてもよい。このような構成によれば、
債権者用端末または債務者用端末が、経理用ソフトウェ
ア等の情報を共有することを可能になり、決済業務と財
務管理業務とを円滑に遂行することができる。
【0019】本発明による決済システムは、債権者が債
務者に対する債権内容を入力すると、入力された債権内
容を示すデータを含む電文を債務者に宛てて送信する債
権者用端末と、債権者用端末から受信した電文の内容で
ある債務内容を表示し、債務者が債務内容の確認処理を
行うと、確認処理が行われた旨を示す電文を債権者用端
末に送信するとともに振込予約を要求する電文を金融機
関に宛てて送信する債務者用端末と、債務者用端末から
振込予約を要求する電文を受信すると、電文の内容であ
る振込予約に従って振込を実行するとともに、振込を完
了した旨を示す電文を債権者用端末および債務者用端末
に対して送信する金融機関における決済手段とを備え、
債権者用端末と、債務者用端末と、金融機関における決
済手段とが通信ネットワークを介して通信可能に接続さ
れたことを特徴とする。
【0020】決済システムは、債務者用端末が、債務者
が債務内容の確認処理を行う場合に、債務に対応した識
別情報であって他の債務と区別可能な識別情報を生成
し、金融機関の決済手段および債権者用端末に送信する
電文に識別情報を付加する識別情報生成手段を有し、決
済手段が、債権者用端末に送信する電文に、債権に対応
した識別情報を付加する識別情報付加手段を有し、債権
者用端末が、債務者用端末から受信した電文と決済手段
から受信した電文とのそれぞれに含まれる識別情報を照
合することによって、入金に対応する債権を識別する債
権識別手段を有するように構成されていてもよい。この
ような構成によれば、入金と債務との対応づけが容易に
なる。
【0021】本発明による決済支援プログラムは、コン
ピュータに、債権者が債務者に対する債権内容を入力す
ると、入力された債権内容を示すデータを含む電文を債
務者に宛てて送信する処理と、債権者から受信した電文
の内容である債務内容を表示し、債務者が債務内容の確
認処理を行うと、債務に対応した識別情報であって他の
債務と区別可能な識別情報を生成し、確認処理が行われ
た旨を示す情報と識別情報とを含む電文を債権者に宛て
て送信するとともに、振込予約を要求する情報と識別情
報とを含む電文を金融機関に宛てて送信する処理と、決
済手段から振込を完了した旨を示す電文を受信する処理
と、債務者から受信した電文と決済手段から受信した電
文とのそれぞれに含まれる識別情報を照合することによ
って、入金に対応する債権を識別する処理とを実行させ
ることを特徴とする。
【0022】決済支援プログラムは、コンピュータに、
さらに、債務者の確認処理の済んだ債務の処理(振込予
約処理等)を一時留保させる処理と、設定された締め日
に、それまでに処理の留保されていた債務を集計した上
で、一括して金融機関における決済手段に対して振込予
約を行う処理とを実行させるように構成されていてもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.まず、本発明の第
1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図
1は、本発明による決済方法の第1の実施の形態を実現
するためのシステムを示すシステム構成図である。図1
に示すように、第1の実施の形態は、債権者用端末11
と、債務者用端末12と、決済に係る金融機関における
基幹業務装置13とを含む。そして、債権者用端末1
1、債務者用端末12および基幹業務装置13は、例え
ばインターネットなどの通信ネットワーク14によって
相互に結合されている。
【0024】基幹業務装置13は、少なくとも、債権者
用端末11および債務者用端末12からの振込予約を受
け付け、振込予約に従って振込を実行する機能を有す
る。債権者用端末11と債務者用端末12とは、例えば
パーソナルコンピュータで実現され、以下の機能を実現
するプログラムを有している。また、ある取引における
債権者は別の取引において債務者となり得るので、実際
には、債権者用端末11と債務者用端末12とは、債権
者用端末としての機能と債務者用端末としての機能とを
ともに備えていることが望ましい。なお、基幹業務装置
13は、金融機関における決済手段に相当する。
【0025】図2は、債権者用端末11の構成例を示す
ブロック図である。図2に示す構成例では、債権者用端
末11には、債権データに関する処理を行う債権データ
制御部111、CRTやLCD等による表示部112、
キーボードやマウス等の入力部113、債権データを記
憶する記憶部114、通信手順の制御を行う通信制御部
115、モデムやターミナルアダプタ等の通信部116
が含まれる。
【0026】債権データ制御部111および通信制御部
115は、CPUとプログラムによって実現される。ま
た、債権データ制御部111は、例えばパーソナルコン
ピュータのOSも含んだものである。
【0027】図3は、債務者用端末12の構成例を示す
ブロック図である。図3に示す構成例では、債権者用端
末11には、債務データに関する処理を行う債務データ
制御部121、CRTやLCD等による表示部122、
キーボードやマウス等の入力部123、債務データを記
憶する記憶部124、通信手順の制御を行う通信制御部
125、モデムやターミナルアダプタ等の通信部126
が含まれる。
【0028】債務データ制御部121および通信制御部
125は、CPUとプログラムによって実現される。ま
た、債務データ制御部121は、例えばパーソナルコン
ピュータのOSも含んだものである。
【0029】次に、図1〜図6を参照して本実施の形態
の動作について説明する。図4は、第1の実施の形態の
動作を示す流れ図である。図5は、債権者用端末11の
表示部112の表示例を示す説明図である。図6は、債
務者用端末12の表示部122表示例を示す説明図であ
る。
【0030】債権者は、債権者用端末11の入力部11
3から債権データを入力する(図4のステップS2
1)。債権データは、例えば、日付、債務者名、金額お
よび関連する情報(例えば商品取引にかかる債権であれ
ば商品の名称や量など)を含んでいる。債権データが入
力されると、債権データ制御部111は、入力された債
権データを表示部112に表示させる。図5に示す画面
は、債権データが入力される際の表示部112の表示例
を示している。その画面は、入力画面と債権の状況を表
示する画面とを兼ねている。図5において、行31〜3
6は、債権に対応する行である。なお、行36は、デー
タが未入力の空行である。
【0031】行31は入力済の行で、債権の発生の日付
が2001年7月11日であり、相手方となる債務者が
〇〇商店であり、金額が120,000円であり、商品
X20セット分の債権であることを示している。さら
に、債権に対応する行31には、この債権に対して入金
済であること、すなわち債権は既に消滅していることが
表示されている。
【0032】行32は入力済の行で、債権の発生の日付
が2001年7月11日であり、相手方となる債務者が
B商店であり、金額が75,000円であり、商品Y1
5個分の債権であることを示している。さらに、債権に
対応する行32には、この債権が相手方(債務者)によ
って確認されていることが表示されている。
【0033】行33は入力済の行で、債権の発生の日付
が2001年7月12日であり、相手方となる債務者が
△△商店であり、金額が90,000円であり、商品X
15セット分の債権であることを示している。さらに、
債権に対応する行33には、この債権が相手方(債務
者)によって確認されるのを待っていることが表示され
ている。
【0034】行34は入力済の行で、債権の発生の日付
が2001年7月16日であり、相手方となる債務者が
B商店であり、金額が85,000円であり、商品Y1
7個分の債権であることを示している。さらに、債権に
対応する行34には、この債権データが相手方には未送
信であることが表示されている。
【0035】行35は入力済の行で、債権の発生の日付
が2001年7月16日であり、相手方となる債務者が
△△商店であり、金額が40,000円であり、メンテ
ナンス代の債権であることを示している。さらに、債権
に対応する行35には、この債権データが相手方には未
送信であることが表示されている。
【0036】なお、入力済の債権データは、記憶部11
4に格納される。債権者が、債権者用端末11におい
て、債権データを入力するときなどに、債権データ制御
部111は、債権データを記憶部114から読み出して
表示部112に出力する。なお、債権データ制御部11
1は、自動的に一覧表の枠を作成し、一覧表中において
債権データを表示する制御を行う。また、債権データ制
御部111は、一覧表に記された債権のうち振込が実行
済のものと未実行のものとを区別して表示部112に表
示させる。
【0037】債権者が、さらに新規の債権データを入力
する場合には、空行36にデータを入力する。入力が終
わったら、債権者は債権データを債務者に送信する(ス
テップS22)。債権データを送信する場合、債権者
は、例えば入力部113のマウスで行の一番右の列のチ
ェックボックスをクリックすることによって送信する債
権データを選択し、送信ボタン37をマウスでクリック
する。図5には、行34および行35の債権データが、
送信する債権データとして選択されたことが示されてい
る。
【0038】送信ボタン37がクリックされると、債権
データ制御部111は、そのことを認識し、選択された
債権データを記憶部114から読み出し、債権データを
債務者名に対応した通信ネットワーク14上のアドレス
とともに通信制御部115に出力する。通信制御部11
5は、通信部116および通信ネットワーク14を介し
て、債権データ(債務者から見ると債務データ)を債務
者用端末12に送信する。このように、債権者が債務者
に対する債権内容を入力すると、債権者用端末11は、
入力された債権内容を示すデータを含む電文を債務者用
端末12に対して送信する。なお、送信される債権デー
タは暗号化されていることが好ましい。
【0039】債務者用端末12において、債権者用端末
11から送信された債権データは、通信部126および
通信制御部125を介して受信され、債務データ制御部
121に入力する。債務データ制御部121は、受信し
た債権データを債務者の債務データとして表示部122
に表示させる。または、受信した債権データを債務者の
債務データとして記憶部124に格納し、債務者の表示
要求操作に応じて、記憶部124から債務データを読み
出し、読み出した債務データを表示部122に表示させ
る。
【0040】債務者は、債務者用端末12の表示を閲覧
することによって、債権者から自身宛に送信された債務
(債権者側から見れば債権)の状況を参照し、確認処理
を行なう(ステップS23)。図6は、債務者用端末1
2の表示部122に表示される債務データ確認画面の一
例である。その画面は、確認画面と債務の状況を表示す
る画面とを兼ねている。図6において、行41〜46
は、債務に対応する行である。
【0041】行41は、債務の発生の日付が2001年
6月29日であり、相手方となる債権者が□□商会であ
り、金額が30,000円であり、商品W3ダース分の
債務であることを示している。さらに、行41には、こ
の債務に対して振込済であること、すなわち債務は既に
消滅していることが表示されている。
【0042】行42は、債務の発生の日付が2001年
7月11日であり、相手方となる債権者がA商事であ
り、金額が75,000円であり、商品Y15個分の債
務であることを示している。さらに、行42には、この
債務に対して7月25日の振込予約がなされていること
が表示されている。
【0043】行43は、債務の発生の日付が2001年
7月13日であり、相手方となる債権者が□□商会であ
り、金額が40,000円であり、商品W4ダース分の
債務であることを示している。さらに、行43には、こ
の債務に対して8月10日の振込予約がなされているこ
とが表示されている。
【0044】行44は、債務の発生の日付が2001年
7月13日であり、相手方となる債権者が○×工務店で
あり、金額が1,350,000円であり、工事に関す
る債務であることを示している。さらに、行44には、
この債務に対して振込予約がなされていることが表示さ
れている。なお、「振込予約済」と表示されるのは、債
務者が確認処理を行ったら直ちに振込処理がなされるこ
とを示す。従って、この状態は、金融機関における振込
処理が完了するのを待っている状態である。
【0045】行45は、債務の発生の日付が2001年
7月16日であり、相手方となる債権者がA商事であ
り、金額が85,000円であり、商品Y17個分の債
務であることを示している。
【0046】行46は、債務の発生の日付が2001年
7月16日であり、相手方となる債権者が□□商会であ
り、金額が40,000円であり、商品W4ダース分の
債務であることを示している。
【0047】行45は、図5に示す行34と対応してい
る。ステップS22において、債権者が行34のデータ
を送信した結果として、行45として表示されている。
すなわち、日付、金額、および関連する情報について
は、債務者が入力することなく自動的に画面に表示され
る。なお、債権者名として、そのデータの送信者名をシ
ステム(具体的には債務データ制御部121)が自動的
に入力している。また、債務データ制御部121は、自
動的に一覧表の枠を作成し、一覧表中において債務デー
タを表示する制御を行う。また、債務データ制御部12
1は、一覧表に記された債務のうち振込が実行済のもの
と未実行のものとを区別して表示部122に表示させ
る。
【0048】図6に示す例では、行41〜行44に対応
する債務は、既に債務者が確認済の債務であり、行45
および行46の債務は未確認の債務である。「確認」と
は、債権者が、債務者に対して送信してきたデータに対
応する債務が現実に存在することを了承することであ
る。未確認のデータを確認するために、債務者は確認欄
に表示された選択肢のうちOKを選択して確認実行ボタ
ン47をクリックする。図6に示す例では、行45と行
46の債務について、すでにOKが選択されてている。
この状態で確認実行ボタン47をクリックすることによ
って、確認処理が行なわれる。
【0049】なお、振込予約日を、あらかじめ債権者毎
に設定することができる。債務データ制御部121は、
新たな債務データを受信したら、その債務データに対応
する債権者に関する振込予約日を括弧付きで表示部12
2に表示させる。そして、債務者が確認処理を行った
ら、債務データ制御部121は、振込予約日に付されて
いる括弧を外す。
【0050】確認実行ボタン47がクリックされると、
債務データ制御部121は、そのことを認識し、債権者
名に対応した通信ネットワーク14上のアドレスととも
に債務データの確認処理が完了した旨の情報を通信制御
部125に出力する。通信制御部125は、通信部12
6および通信ネットワーク14を介して、債権者用端末
11に対して確認処理が完了した旨の通知を行う(ステ
ップS24)。このように、債務者用端末12は、債権
者用端末11から送信された電文の内容である債務内容
を表示し、債務者が確認処理を行った債務については、
確認処理が行われた旨を示す電文を債権者用端末11に
送信する。
【0051】また、債務データ制御部121は、基幹業
務装置13に対して振込予約を行なう(ステップS2
5)。すなわち、振込予約に関する情報としての債務を
特定する情報および金額とともに、基幹業務装置13に
対応した通信ネットワーク14上のアドレスを通信制御
部125に出力する。通信制御部125は、通信部12
6および通信ネットワーク14を介して、基幹業務装置
13に振込予約に関する情報を送信する。このように、
債務者用端末12は、債務者用端末12で債務者が債務
内容の確認処理を行うと、決済に係る金融機関の基幹業
務装置13に対して振込予約を要求する電文を送信す
る。なお、送信される振込予約に関するデータは暗号化
されていることが好ましい。
【0052】債務データ制御部121は、振込予約に係
る債務のそれぞれについて、ユニークなID(債務に対
応した識別情報であって他の債務と区別可能な識別情
報)を割り当て、確認通知および振込予約に対して付加
情報として添付する。ユニークなIDは、例えば、債務
者名、時刻情報および通し番号を組み合わせるなどの方
法で作成される。
【0053】債権者用端末11において、債務者による
確認処理が完了した旨の情報(確認通知)は、通信部1
16および通信制御部115を介して受信され、債権デ
ータ制御部111に入力する。債権データ制御部111
は、受信した確認通知を表示部112に表示させる。例
えば、債権データ制御部111は、記憶部114に記憶
されている債権データを読み出して、読み出した債権デ
ータを表示部112に表示させ、さらに、債務者用端末
12から受信した確認通知にもとづいて、債権データの
状況を確認済に変更する(ステップS26)。このよう
に、債権者用端末11は、債権が債務者によって確認さ
れたことを表示する。
【0054】例えば、図5において、行32および行3
4の状況欄には「確認済」が表示されている。従って、
それらの行に対応する債権が債務者によって確認された
ことが示されている。また、行33の状況欄には「確認
待ち」が表示されている。従って、その行に対応する債
権データが債務者に送信された後、債務者側で確認処理
が行なわれていないことが示されいる。また、債権デー
タ制御部111は、確認通知において、債権毎に添付さ
れているユニークなIDを保持する。なお、債権毎に添
付されている債権にユニークなIDは、債務者用端末1
2が生成して債権者用端末11に送信したIDである。
【0055】一方、基幹業務装置13が振込予約に関す
る情報を受信すると、振込を実行する(ステップS2
7)。具体的には、債務者の口座から債権者の口座へ、
振込予約によって指定されれた額面分だけ残高を移動す
る。続いて、基幹業務装置13は、債権者用端末11お
よび債務者用端末12に対して、振込が完了したことを
示す振込完了通知を送信する(ステップS28,ステッ
プS29)。このように、金融機関の決済手段は、振込
予約に従って振込を実行する場合に、振込を完了した旨
を示す電文を債権者用端末11および債務者用端末12
に対して送信する。このとき、債権者に対する振込完了
通知に、振込予約に添付されていた債務毎にユニークな
IDを添付して送信する。なお、債権者用端末11に送
信する電文に、債権に対応した識別情報を付加する識別
情報付加手段は、基幹業務装置13のプログラムとそれ
を実行するCPUとで実現されている。
【0056】債権者用端末11が基幹業務装置13より
振込完了通知を受信すると、債権データ制御部111
は、振込完了通知に添付されている債権に対してユニー
クなIDと、前に債務者用端末12から受け取った確認
通知に添付されていた債権に対してユニークなIDとを
照合することによって、入金に対応する債権を識別す
る。そして、IDが一致した債権を決済済として認識す
る。そして、消し込み処理を行い、処理の結果を、表示
部112に表示させる(ステップS2A)。このよう
に、債権者用端末11は、振込によって入金があったこ
とを表示する。また、債権者用端末11は、債務者用端
末12から受信した電文と基幹業務装置13から受信し
た電文とのそれぞれに付加されている識別情報を照合す
ることによって、入金に対応する債権を識別する。図5
に示す例では、行31の状況欄に入金済と表示されてい
る。すなわち、行31には、IDを照合した結果、行3
1に対応する債権が入金済であることが判明したことが
示されている。
【0057】また、債務者用端末12が基幹業務装置1
3より振込完了通知を受け取ると、債務データ制御部1
21は、該当する債務を決済済として認識し、認識した
結果を表示122にに表示させる(ステップS2B)。
このように、債務者用端末12は、債権の決済が完了し
たことを表示する。図6に示す例では、行41の振込予
約日欄に振込済と表示されている。すなわち、行41に
対応する債務が振込済であることが示されている。
【0058】なお、第1の実施の形態では、債権者用端
末11における債務データ制御部121は、債権者が債
務者に対する債権内容を入力すると、入力された債権内
容を示すデータを含む電文を債務者に宛てて送信する処
理と、決済手段から振込を完了した旨を示す電文を受信
する処理と、債務者から受信した電文と決済手段から受
信した電文とのそれぞれに含まれる識別情報を照合する
ことによって、入金に対応する債権を識別する処理とを
実行する債権者用のプログラムを含むものである。ま
た、債務者用端末12から受信した電文と金融機関の決
済手段としての基幹業務装置13から受信した電文との
それぞれに含まれる識別情報を照合することによって、
入金に対応する債権を識別する債権識別手段は、債権者
用のプログラムとそれを実行するCPUとで実現されて
いる。
【0059】また、債務者用端末12における債務デー
タ制御部121は、債権者から受信した電文の内容であ
る債務内容を表示し、債務者が債務内容の確認処理を行
うと、債務に対応した識別情報であって他の債務と区別
可能な識別情報を生成し、確認処理が行われた旨を示す
情報と識別情報とを含む電文を債権者に宛てて送信する
とともに、振込予約を要求する情報と識別情報とを含む
電文を金融機関に宛てて送信する処理と、決済手段から
振込を完了した旨を示す電文を受信する処理とを実行す
る債務者用のプログラムを含むものである。なお、金融
機関の決済手段としての基幹業務装置13および債権者
用端末11に送信する電文に識別情報を付加する識別情
報生成手段は、債務者用のプログラムとそれを実行する
CPUとで実現されている。
【0060】そして、上述したように、債権者用端末1
1および債務者用端末12は、債権者用のプログラムと
債務者用のプログラムとの双方を有していることが好ま
しい。
【0061】実施の形態2.次に、第2の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図7は、第2の実施の
形態の動作を示す流れ図である。第1の実施の形態で
は、債務者が債務者用端末12において債務の確認(図
4におけるステップS23)を行ったら、債務者用端末
12は、直ちに基幹業務装置13に対して振込予約を行
った(ステップS25)。
【0062】しかし、第2の実施の形態は、債権者と債
務者との組み合わせ毎に締め日(例えば月毎の債権集計
日)が設定されている場合に、債務者用端末12におけ
る債務データ制御部121は、締め日に至るまで振込予
約を保留する。そして、締め日に至るまで同一の債権者
に対する債務データを記憶部124に蓄積し、締め日に
債務額を集計した上で一括して振込予約を行う(ステッ
プS31)。このようにすることにより、債権毎に逐一
振込予約を行う場合に比べて、振み回数を減らすことが
できる。その結果、振込にかかるコストを削減すること
ができる。
【0063】なお、第2の実施の形態におけるシステム
構成、債権者用端末11および債務者用端末12の構成
は、図1〜図3に示された第1の実施の形態の場合と同
様である。また、ステップS31以外の処理は、図4に
示された第1の実施の形態における処理と同様である。
【0064】図8は、第2の実施の形態において、債務
者用端末12の表示部122に表示される債権者別債務
一覧表の例である。債務の内容は、図6に示された債務
の内容と対応している。この実施の形態では、債務デー
タ制御部121は、債権者毎に債務データをまとめて表
示部122に表示させる。また、締め日および決済日も
併せて表示させる。また、債務データ制御部121は、
債権者毎に、未決済債務の合計金額を集計する。そし
て、集計金額を表示部122に表示させる。また、未決
済債務について確認済の債務データと未確認の債務デー
タとが存在する場合には、それぞれを別個に集計し、各
集計金額を表示部122に表示させる。
【0065】なお、締め日は、債権者毎に設定され、あ
らかじめ入力部123から債務データ制御部121に入
力されている。
【0066】以上のように、第2の実施の形態では、債
権者と債務者との間であらかじめ締め日が設定されてい
る場合に、債務者用端末12は、債務者の確認処理の済
んだ債務の処理(振込予約処理等)を一時留保し、設定
された締め日に、それまでに処理の留保されていた債務
を集計した上で、一括して金融機関における基幹業務装
置に対して振込予約を行う。
【0067】従って、第2の実施の形態では、債務者用
端末12における債務データ制御部121は、債務者の
確認処理の済んだ債務の処理(振込予約処理等)を一時
留保し、設定された締め日に、それまでに処理の留保さ
れていた債務を集計した上で、一括して金融機関におけ
る基幹業務装置13に対して振込予約を行う処理を行う
プログラムを含むものである。
【0068】実施の形態3.次に、第3の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。第3の実施の形態で
は、第1の実施の形態および第2の実施の形態で示され
た債権者用端末11および債務者用端末12に、さらに
外部との情報の出入力機能が追加されている。
【0069】図9は、第3の実施の形態を実現するため
のシステムを示すシステム構成図である。図9に示すよ
うに、第3の実施の形態は、債権者用端末61と、債務
者用端末62と、決済に係る金融機関における基幹業務
装置63とを含む。そして、債権者用端末61、債務者
用端末62および基幹業務装置63は、例えばインター
ネットなどの通信ネットワーク64によって相互に結合
されている。なお、図9に示す基幹業務装置63および
通信ネットワーク64は、図1に示された基幹業務装置
13および通信ネットワーク14と同一でよい。
【0070】図1に示された第1の実施の形態の構成と
異なる点は、債権者用端末61および債務者用端末62
が、経理ソフトウェア等65,66と通信を行なう機能
を有することである。なお、債権者用端末61および債
務者用端末62の構成は、図2および図3に示された債
権データ制御部111および債務データ制御部121に
対して、経理ソフトウェア等65,66と通信を行なう
機能が付加された構成である。また、経理ソフトウェア
等65,66との通信は、債権者用端末61および債務
者用端末62のシリアルポートやパラレルポートを介し
て行われる。経理ソフトウェア等65,66が債権者用
端末61や債務者用端末62にインストールされている
場合には、経理ソフトウェア等65,66との通信は、
例えば債権者用端末61や債務者用端末62のOSを介
して実現される。
【0071】第3の実施の形態において、債権データの
処理および債務データの処理は、第1の実施の形態また
は第2の実施の形態の場合と同様に実行される(図4ま
たは図7参照)。第1の実施の形態および第2の実施の
形態と異なる点は、債権者用端末61における債権デー
タ制御部111が、入力部113から債権データの入力
を行うだけではなく、経理ソフトウェア等65で作成し
たデータを取り込むことも可能になっていることであ
る。債権データ制御部111は、取り込んだデータを、
新たな債権データとして、既に作成されている債権デー
タと同様に扱うことができる。
【0072】また、債務者用端末62における債務デー
タ制御部121が、表示部122に表示されるデータ
を、経理ソフトウェア66に出力可能である。経理ソフ
トウェア等66は、債務者用端末62から取り込んで債
務データを経理データとして利用することができる。こ
のように、債権者用端末61および債務者用端末62
は、経理ソフトウェア等65,66とデータを共有する
ことができる。
【0073】経理ソフトウェア等65,66と債権者用
端末61および債務者用端末62との情報の共有は、債
権データをCSV形式などの標準的な形式で表現するこ
とによって実現することができる。例えば、債権者が、
債権者用端末61の入力部113から経理ソフトウェア
等65が管理するファイルを指定し、そのファイルOS
を介して債権データ制御部111が管理する債権データ
のファイル中に挿入することによって、経理ソフトウェ
ア等65が管理するデータを債権データとして取り込む
ことができる。また、経理ソフトウェア等66の側で債
務者用端末62が管理するファイルを取り込むことによ
って、経理ソフトウェア等66の側で、債務者用端末6
2が管理する債務データを活用することができる。
【0074】以上のように、第3の実施の形態では、債
権者用端末61は、債権に関わるデータを、債権データ
制御部111の外部に出力可能に構成されている。ま
た、債務者用端末62は、債務に関わるデータを、債務
データ制御部121の外部に出力可能に構成されてい
る。従って、経理用ソフトウェア等65が債権者用端末
61の情報を共有することを可能になり、経理用ソフト
ウェア等66が債権者用端末62の情報を共有すること
を可能になり、決済業務と財務管理業務とを円滑に遂行
することができる。
【0075】さらに、債権者用端末61は、外部からの
データを取り込んで、取り込んだデータを自端末におけ
る処理対象のデータの一部とするように構成されてい
る。また、債務者用端末62は、外部からのデータを取
り込んで、取り込んだデータを自端末における処理対象
のデータの一部とするように構成されている。従って、
債権者用端末61は経理用ソフトウェア等65の情報を
共有することを可能になり、債務者用端末62は経理用
ソフトウェア等66の情報を共有することを可能にな
り、決済業務と財務管理業務とを円滑に遂行することが
できる。
【0076】なお、第1〜第3の実施の形態において、
債権者用端末11,61および債務者用端末12,62
は、例えば市販されているパーソナルコンピュータ上に
本発明の機能を実現するプログラムを実装することによ
って実現される。また、基幹業務装置13,63は例え
ば現行の金融機関で稼働している基幹業務コンピュータ
に本発明の機能を実現するプログラムを追加実装するこ
とによって実現される。通信ネットワーク14,64
は、例えばインターネットや電話回線などで実現するこ
とができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、債権者が入力した情報
を直ちに債務者と共有することができる。従って、債務
者側で同一のデータを入力する労力を削減することがで
き、債権者と債務者との間での債権に対する認識と債務
に対する認識との不一致を排除することができる。
【0078】また、債務および債権と金融機関における
決済とを債務に対してユニークなIDを利用して関連づ
けることにより、複数の債権処理をまとめて行なうよう
な場合でも、債権の消し込みを自動的に行なうことがで
きる。
【0079】そして、債権者用端末および債務者用端末
において、経理用ソフトウェア等と情報を共有すること
を可能にすることによって、決済業務と財務管理業務と
を円滑に連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による決済方法の第1の実施の形態を
実現するためのシステムを示すシステム構成図である。
【図2】 債権者用端末および債務者用端末の構成例を
示すブロック図である。
【図3】 債権者用端末および債務者用端末の構成例を
示すブロック図である。
【図4】 第1の実施の形態の動作を示す流れ図であ
る。
【図5】 第1の実施の形態における債権者用端末の表
示例を示す説明図である。
【図6】 第1の実施の形態における債務者用端末の表
示例を示す説明図である。
【図7】 第2の実施の形態の動作を示す流れ図であ
る。
【図8】 第2の実施の形態における債務者用端末の表
示例を示す説明図である。
【図9】 第3の実施の形態の構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11 債権者用端末 12 債務者用端末 13 基幹業務装置 14 通信ネットワーク 31〜36 債権に対応する行 37 送信ボタン 41〜46 債務に対応する行 47 確認ボタン 61 債権者用端末 62 債務者用端末 63 基幹業務装置 64 通信ネットワーク 65〜66 経理ソフトウェア等 111 債権データ制御部 112,122 表示部 113,123 入力部 114,124 記憶部 115,125 通信制御部 116,126 通信部 121 債務データ制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 債権者用端末と、債務者用端末と、金融
    機関における決済手段とが通信ネットワークを介して通
    信可能に接続されるシステムで実現される決済方法であ
    って、 債権者が債務者に対する債権内容を入力すると、前記債
    権者用端末が、入力された債権内容を示すデータを含む
    電文を債務者の債務者用端末に対して送信し、 前記債務者用端末が、送信された電文の内容である債務
    内容を表示し、 前記債務者用端末で債務者が債務内容の確認処理を行う
    と、前記債務者用端末が、決済に係る金融機関の前記決
    済手段に対して振込予約を要求する電文を送信し、 前記決済装置が、電文の内容である振込予約に従って振
    込を実行することを特徴とする決済方法。
  2. 【請求項2】 債務者用端末が、債務者が確認処理を行
    った債務については、確認処理が行われた旨を示す電文
    を債権者用端末に送信し、 前記債権者用端末が、債権が債務者によって確認された
    ことを表示する請求項1記載の決済方法。
  3. 【請求項3】 金融機関の決済手段が、振込予約に従っ
    て振込を実行する場合に、振込を完了した旨を示す電文
    を債権者用端末および債務者用端末に対して送信し、 前記債権者用端末が、振込によって入金があったことを
    表示し、 前記債務者用端末が、債権の決済が完了したことを表示
    する請求項2記載の決済方法。
  4. 【請求項4】 債務者用端末で債務者が債務内容の確認
    処理を行う場合に、前記債務者用端末が、債務に対応し
    た識別情報であって他の債務と区別可能な識別情報を生
    成し、金融機関の決済手段および債権者用端末に送信す
    る電文に前記識別情報を付加し、 前記決済手段が、前記債権者用端末に送信する電文に、
    債権に対応した前記識別情報を付加し、 前記債権者用端末が、前記債務者用端末から受信した電
    文と前記決済手段から受信した電文とのそれぞれに付加
    されている識別情報を照合することによって、入金に対
    応する債権を識別する請求項3記載の決済方法。
  5. 【請求項5】 債権者と債務者との間であらかじめ締め
    日が設定されている場合に、債務者の確認処理の済んだ
    債務の処理を一時留保し、 債務者用端末が、設定された締め日に、それまでに処理
    の留保されていた債務を集計した上で、一括して金融機
    関の決済手段に対して振込予約を行う請求項1から請求
    項4のうちのいずれか1項に記載の決済方法。
  6. 【請求項6】 債権者用端末および債務者用端末が、決
    済される債権または債務に関して自動的に一覧表を作成
    する請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載
    の決済方法。
  7. 【請求項7】 債権者用端末および債務者用端末が、一
    覧表に記された債権または債務のうち振込が実行済のも
    のと未実行のものとを区別する請求項6記載の決済方
    法。
  8. 【請求項8】 債権者用端末または債務者用端末におけ
    る債権または債務に関わるデータを外部に出力する請求
    項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の決済方
    法。
  9. 【請求項9】 債権者用端末または債務者用端末が、外
    部からのデータを取り込んで、取り込んだデータを自端
    末における処理対象のデータの一部とする請求項1から
    請求項8のうちのいずれか1項に記載の決済方法。
  10. 【請求項10】 債権者が債務者に対する債権内容を入
    力すると、入力された債権内容を示すデータを含む電文
    を債務者に宛てて送信する債権者用端末と、 前記債権者用端末から受信した電文の内容である債務内
    容を表示し、債務者が債務内容の確認処理を行うと、確
    認処理が行われた旨を示す電文を債権者用端末に送信す
    るとともに振込予約を要求する電文を金融機関に宛てて
    送信する債務者用端末と、 前記債務者用端末から振込予約を要求する電文を受信す
    ると、電文の内容である振込予約に従って振込を実行す
    るとともに、振込を完了した旨を示す電文を前記債権者
    用端末および前記債務者用端末に対して送信する金融機
    関における決済手段とを備え、 前記債権者用端末と、前記債務者用端末と、前記金融機
    関における決済手段とが通信ネットワークを介して通信
    可能に接続された決済システム。
  11. 【請求項11】 債務者用端末は、債務者が債務内容の
    確認処理を行う場合に、債務に対応した識別情報であっ
    て他の債務と区別可能な識別情報を生成し、金融機関の
    決済手段および債権者用端末に送信する電文に前記識別
    情報を付加する識別情報生成手段を有し、 前記決済手段は、前記債権者用端末に送信する電文に、
    債権に対応した前記識別情報を付加する識別情報付加手
    段を有し、 前記債権者用端末は、前記債務者用端末から受信した電
    文と前記決済手段から受信した電文とのそれぞれに含ま
    れる識別情報を照合することによって、入金に対応する
    債権を識別する債権識別手段を有する請求項10記載の
    決済システム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、債権者が債務者に対
    する債権内容を入力すると、入力された債権内容を示す
    データを含む電文を債務者に宛てて送信する処理と、 債権者から受信した電文の内容である債務内容を表示
    し、債務者が債務内容の確認処理を行うと、債務に対応
    した識別情報であって他の債務と区別可能な識別情報を
    生成し、確認処理が行われた旨を示す情報と前記識別情
    報とを含む電文を債権者に宛てて送信するとともに、振
    込予約を要求する情報と前記識別情報とを含む電文を金
    融機関に宛てて送信する処理と、 前記決済手段から振込を完了した旨を示す電文を受信す
    る処理と、 債務者から受信した電文と前記決済手段から受信した電
    文とのそれぞれに含まれる識別情報を照合することによ
    って、入金に対応する債権を識別する処理とを実行させ
    るための決済支援プログラム。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、 さらに、債務者の確認処理の済んだ債務の処理を一時留
    保させる処理と、設定された締め日に、それまでに処理
    の留保されていた債務を集計した上で、一括して金融機
    関における決済手段に対して振込予約を行う処理とを実
    行させる請求項12記載の決済支援プログラム。
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