JP7246353B2 - 口座振替システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
顧客が有する顧客預金口座と一又は複数の口座振替請求元ごとに設置した金融機関管理口座との間で資金の振替処理を行う口座振替システムであって、
前記顧客預金口座から前記金融機関管理口座に対して資金振替処理が行われる口座振替金額を含む口座振替情報を前記口座振替請求元から受け付ける口座振替情報受付部と、
前記口座振替情報に基づいて、前記口座振替金額を前記顧客預金口座から引き落とす処理を行う引落処理部と、
前記顧客預金口座から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額を、前記金融機関管理口座へ資金振替処理を行う第一の資金振替処理部と、
前記顧客預金口座から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額を変数として予め設定されている算式で計算された金額を、前記金融機関による立替金額として、前記金融機関が管理する前記金融機関管理口座において立替金額分の資金振替処理を行う第二の資金振替処理部と、
を備えることを特徴とする口座振替システム。
[1]に記載した口座振替システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
・前記収納代行業者の名称、住所、等の口座振替請求元の預金口座の開設に必要な情報及び口座振替請求元の預金口座の開設後の金融機関の支店名、口座種別、口座番号、等の事項
・前記顧客が前記事業者又は前記収納代行業者に申し込んだ口座振替申込書に記載されている顧客の氏名、等の顧客を特定する事項及び預金口座の支店名、口座種別、口座番号、等の顧客預金口座を特定する事項
・登録:立替契約を登録している状態である。この状態においては前記立替処理が行われる。
・休止:立替契約を休止している状態である。この状態においては前記立替処理が行われない。
・失期:立替契約に紐づく立替債権が期限の利益を喪失している状態である。所定の口座振替金額の支払延滞や事故情報に基づいて設定される。この状態においては前記立替処理が行われない。
・解約:立替契約を解約している状態である。この状態においては前記立替処理が行われない。
・別段預金科目22b:口座振替請求元が金融機関において開設している口座振替請求元預金口座とは異なる資金振替用の科目であり、口座振替請求元ごとに設けられ管理される。本実施形態では別段預金口座ということがある。
・立替金科目22c:顧客の顧客預金口座が残高不足によって口座振替金額である商品販売代金又はサービス提供料金の引落処理ができなかった場合に、当該引落処理できなかった口座振替金額についての金融機関による立替金額を当該金融機関が計算、準備するための科目であり、一つ又は複数の口座振替請求元ごとに設けられ管理される。また、本実施形態では立替金科目22cは、全ての口座振替請求元のために一つのみ設けられ管理されている。
(S101)
口座振替請求元情報受付部25は口座振替依頼システム3から口座振替請求元情報18を受け付ける処理を行う。
本実施形態では口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末に対して、口座振替請求元情報受付部25は所定の管理画面、入力画面を表示させ口座振替請求元情報18の入力を受け付ける。また、口座振替依頼システム3が備える端末に対して入力画面を表示させることなく、口座振替依頼システム3から口座情報請求元情報18を口座振替システム1に伝送する構成としても良い。
顧客情報受付部26は顧客端末2から顧客情報19を受け付ける処理を行う。
本実施形態では、口座振替請求元情報受付部25が受け付けた口座振替請求元情報18に含まれている口座振替申込書に記載されている顧客の連絡先に係る顧客端末2に対して、URLが付されたショートメッセージやE-mailを送信する。前記URLにアクセスしてきた顧客端末2に対して、顧客情報受付部26は所定の管理画面、入力画面を表示させ顧客情報19の入力を受け付ける。また、この処理を省略し、S101において口座振替請求元情報受付部25が口座振替依頼システム3から受け付ける内容に、顧客情報19を含めても良い。
内部管理口座設定処理部27は、口座振替請求元情報受付部25が受け付けた口座振替請求元情報18に基づいて、内部管理口座22aにおいて口座振替請求元についての別段預金科目22bを設定する処理を行う。また、内部管理口座設定処理部27は、口座振替請求元の別段預金科目22bごとに立替金科目22cを設定する、又は、複数あるいは全ての口座振替請求元の別段預金科目22bを一まとめにして関連付けた立替金科目22cを設定する処理を行う。
立替契約情報作成部28は、口座振替請求元情報受付部25が受け付けた口座振替請求元情報18及び顧客情報受付部26が受け付けた顧客情報19に基づいて、顧客ごとに一乃至複数の口座振替請求元が紐づけられた立替契約情報20を作成する処理を行う。
立替契約管理部9は、顧客端末2に対して立替契約情報20が作成された旨の通知をショートメッセージやE-mailで通知する。また、立替契約管理部9は、口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末又は顧客端末2に対して、立替契約情報20の取得、照会、修正の要求を受け付ける所定の管理画面、入力画面を表示させる。
なお、立替契約管理部9は、口座振替依頼システム3又は顧客端末2から受け付けた立替契約情報20についての修正情報に基づいて、上述した立替契約ステータスを変更する、等の立替契約情報20を更新する処理を行う。
(S201)
口座振替情報受付部12は、顧客預金口座30から口座振替請求元預金口座に対して資金振替処理が行われる口座振替金額を含む口座振替情報21を口座振替請求元から受け付ける処理を行う。
本実施形態では口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末に対して、口座振替情報受付部12は所定の入力画面を表示させ、立替契約情報20に係る立替契約が成立している顧客預金口座30、当該顧客預金口座30から、いつ(引落日)、いくらの金額(口座振替金額)を引き落とすか、という情報、等を含む口座振替情報21の入力を受け付ける。また、口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末に所定の入力画面を表示させることなく、口座振替依頼システム3から口座振替情報21を口座振替システム1に伝送する構成としてもよい。
顧客宛メッセージ管理部10は口座振替情報受付部12が受け付けた口座振替情報21を記憶部8に記憶されている立替契約情報20と照合して、口座振替情報21に含まれている顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替事前通知を作成し、当該口座振替事前通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。
引落処理部13は口座振替情報21に基づいて、所定の口座振替日に口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行う。
図5に示す例では、所定の口座振替日に10,000円が預けられていた顧客預金口座30から口座振替金額である商品販売代金又はサービス提供料金8,000円が引落処理されている。
第一の資金振替処理部14aは顧客預金口座30から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額を前記金融機関が管理する口座振替請求元の別段預金口座へ資金振替処理を行う。
本実施形態では、第一の資金振替処理部14aは顧客預金口座30から引き落としが済んだ前記引落済み口座振替金額を前記金融機関管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへ資金振替処理を行う。
図5に示す例では、顧客預金口座30から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額8,000円が前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへ資金振替処理されている。
引落処理部13が所定の口座振替日に前記口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行えなかった場合(S203-N)、顧客宛メッセージ管理部10は前記口座振替金額の引落処理ができなかった顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替督促通知を作成し、当該口座振替督促通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。また、後述する立替処理及び回収処理に移行する。
(S301)
引落処理部13が所定の口座振替日に前記口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行えなかった場合(S203-N)、第二の資金振替処理部14bは口座振替日後に、顧客預金口座30から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額を変数として、口座振替請求元ごとに予め設定されている算式で計算された金額を、前記金融機関による立替金額として、前記金融機関が管理する口座振替請求元の別段預金口座において立替による資金振替処理を行う。
本実施形態では、第二の資金振替処理部14bは前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている立替金科目22cから口座振替請求元の別段預金科目22bへ前記未引落口座振替金額を前記金融機関による立替金額として資金振替処理を行う。
図6に示す例では、口座振替日の翌日に前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている立替金科目22cから口座振替請求元の別段預金科目22bへ、前記口座振替日に顧客預金口座30から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額である1,500円が前記金融機関による立替金額として資金振替処理されている。なお、本実施形態における立替金科目22cの残高は、零または負の値を示し、その絶対値が立替金の額として認識される。
立替金額回収期間設定部15は、第二の資金振替処理部14bによる前記立替金額についての資金振替処理後、前記金融機関による前記立替金額の回収期間及び口座振替督促通知頻度を設定する処理を行う。本実施形態では、立替金額回収期間設定部15は一例として口座振替日の属する月から6カ月を前記立替金額の回収期間として設定することとしている。口座振替督促通知頻度については、例えば、口座振替日の翌日、前記口座振替日の属する月の翌月における前記金融機関の最初の営業日、等といった所定の回数に設定することとしている。また、第二の資金振替処理部14bによる前記立替金額についての資金振替処理ごとに、前記立替金額の多寡や収納代行業者の種別に応じて前記立替金額の回収期間の長短や前記口座振替督促通知頻度を変動して設定してもよい。
この他、立替金額回収期間設定部15による前記立替金額の回収期間を設定する処理を行わず、予め前記立替金額の回収期間が設定され、記憶部8に記憶されていてもよい。この場合、予め設定された前記立替金額の回収期間は立替契約情報20に含まれるか、別途立替金額回収期間情報として記憶部8に記憶される態様となる。
顧客宛メッセージ管理部10は前記立替金額の回収期間において前記口座振替督促通知頻度にしたがって、前記口座振替金額の引落処理ができなかった顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替督促通知を作成し、当該口座振替督促通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。前記立替金額の回収期間の満了日が近づくにつれ、前記口座振替督促通知について緊急性のレベルを上げた内容としてもよい。
顧客預金口座残高監視処理部16は、前記口座振替日後、前記設定された前記立替金額の回収期間内で、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高を継続的に監視する又は所定のタイミングで確認する処理を行う。本実施形態では、顧客預金口座残高監視処理部16は前記口座振替日後、継続的に、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高を監視することとしている。
顧客預金口座残高監視処理部16が前記口座振替日後、前記設定された前記立替金額の回収期間内で、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金未満であること、すなわち残高不足を確認した場合(S305-Y)、S303の処理にしたがって顧客宛メッセージ管理部10は、前記口座振替督促通知頻度に基づき口座振替督促通知の要否を判断し、前記未引落口座振替金額の引落処理ができなかった顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替督促通知を作成し、当該口座振替督促通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。また、顧客預金口座残高監視処理部16は引き続き上述した顧客預金口座30の口座残高を監視する処理を繰り返す。
再引落処理部17は、前記口座振替日後で、前記設定された立替金額回収期間内に顧客預金口座残高監視処理部16が、顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金額の一部又は全部を引落可能な金額であることを確認した場合、前記未引落口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行う。 また、再引落処理部17は、顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金額の全部を引落可能な金額であることを確認した場合にのみ、前記未引落口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行う構成としても良い。
図7に示す例では、顧客預金口座残高監視処理部16が前記口座振替日後で、前記設定された立替金額回収期間内に顧客預金口座30内の残高から、第二の資金振替処理部14bによって資金振替処理された前記金融機関の立替金額である未引落口座振替金額1,500円の一部の金額1,000円を引落可能な金額であることを確認した場合、再引落処理部17によって当該1,000円が引落処理されている。また、再引落処理部17は、前記未引落口座振替金額の一部のみの引落処理を行わず全部の引落が可能な場合にのみ引落処理する設計としてもよい。
第三の資金振替処理部14cは、再引落処理部17によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を、前記金融機関が管理する前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う。
本実施形態では、第三の資金振替処理部14cは、再引落処理部17によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を立替金科目22cへ資金振替処理を行う。
図7に示す例では、再引落処理部17によって引き落とされた1,000円が、第二の資金振替処理部14bによって資金振替処理された前記金融機関の立替金額である未引落口座振替金額1,500円への充当額として、前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている立替金科目22cに資金振替処理されている。
この処理は、顧客預金口座残高監視処理部16が、前記設定された立替金額回収期間内で、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金未満であること、すなわち残高不足を確認した状態のまま前記立替金額回収期間が経過した場合に行われる。
前記設定された立替金額回収期間経過後、顧客ステータス管理部11は、顧客預金口座残高監視処理部16が立替金額回収期間内に顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金以上である確認をできなかった結果に基づいて、顧客預金口座30に係る顧客の全部又は前記顧客と前記口座振替請求元との間の立替契約情報20について、当該顧客の立替契約ステータスを失期に設定するように更新する処理を行う。なお、顧客預金口座残高監視処理部16を、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高を所定のタイミングで確認する処理を行う構成としている場合には、前記設定された立替金額回収期間経過後の処理を行う前に、再度、前記顧客預金口座30内の残高を確認する処理を行う構成としても良い。
第四の資金振替処理部dは、立替契約ステータスが失期に設定されている立替契約情報20に記録された収納代行業者ごとの立替金額の合計を金融機関が受ける代位弁済金額として、前記別段預金口座から引き落とし、前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う。
本実施形態では、第四の資金振替処理部14dは、口座振替請求元である前記収納代行業者から前記立替金額の全部に相当する金額を前記金融機関が受ける代位弁済金額として口座振替請求元の別段預金科目22bから引き落とし、当該代位弁済金額を別段預金科目22bから立替金科目22cへ資金振替処理を行う。
図8に示す例では、前記金融機関が立替えた立替金額1,500円のうち、立替契約ステータスが失期に設定されている立替契約情報20に記録された前記収納代行業者の立替金額の合計500円が前記収納代行業者からの代位弁済金額として口座振替請求元の別段預金科目22bから引き落とされ、当該代位弁済金額500円が口座振替請求元の別段預金科目22bから立替金科目22cに資金振替処理されている。
顧客ステータス管理部11は第四の資金振替処理部14dによる資金振替処理の結果に基づいて、前記立替ステータスが失期に設定されている顧客と口座振替請求元との間の立替契約情報20について、当該顧客の立替契約ステータスを解約に設定するように更新する処理を行う。
(S501A)
資金払込処理部14eは、第一の資金振替処理部14aによる資金振替処理後に、前記引落済み口座振替金額を、前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、第一の資金振替処理部14aによる前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへの資金振替処理が行われた前記引落済み口座振替金額を、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図5に示す例では、前記口座振替日後に口座振替請求元の別段預金科目22bから引落済み口座振替金額8,000円が収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
資金払込処理部14eは、第二の資金振替処理部14bによる資金振替処理後に、前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を、前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、第二の資金振替処理部14bによる前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへの資金振替処理が行われた前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図6に示す例では、前記口座振替日後に口座振替請求元の別段預金科目22bから前記金融機関が立替えた立替金額1,500円が収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
第四の資金振替処理部14dによる前記代位弁済金額についての資金振替処理が行われている場合、資金払込処理部14eは、前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金振替処理を行う際に、前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う際に、前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を、前記口座振替日後に別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図9に示す例では、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている立替金額1,500円から前記金融機関が受けた代位弁済金額500円を減額した金額が、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
第四の資金振替処理部14dによる前記代位弁済金額についての資金振替処理が行われている場合、資金払込処理部14eは、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う際に、前記引落済み口座振替金額から前記代位弁済金額を減算した金額あるいは前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う際に、前記引落済み口座振替金額から前記代位弁済金額を減算した金額あるいは前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図10に示す例では、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Aの顧客預金口座30aから引落処理された引落済み口座振替金額8,000円から前記金融機関が受けた代位弁済金額500円を減額した金額7,500円と、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Bの顧客預金口座30bから引落処理できなかった前記口座振替金額に相当する前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額1,500円と、が、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
あるいは、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Bの顧客預金口座30bから引落処理できなかった前記口座振替金額に相当する前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額1,500円から前記金融機関が受けた代位弁済金額500円を減額した金額1,000円と、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Aの顧客預金口座30aから引落処理された引落済み口座振替金額8,000円とが、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
口座振替結果情報作成部29は資金振替処理部14による各種の資金振替処理の結果についての情報を作成する。
S501Aの場合、口座振替結果情報作成部29は、第一の資金振替処理部14a及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記引落済み口座振替金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
S501Bの場合、口座振替結果情報作成部29は、第二の資金振替処理部14b及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記金融機関による前記立替金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
S501Cの場合、口座振替結果情報作成部29は、第二の資金振替処理部14b、第四の資金振替処理部14d及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記金融機関による前記立替金額から前記代位弁済金額が減額された金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
S501Dの場合、口座振替結果情報作成部29は、第一の資金振替処理部14a、第二の資金振替処理部14b、第四の資金振替処理部14d及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記引落済み口座振替金額あるいは前記金融機関による前記立替金額から前記代位弁済金額が減額された金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
この他、S501B~S501Dにおいて、上述したS306で説明した第三の資金振替処理部14cによる顧客預金口座30から立替金科目22cへの前記金融機関の前記立替金額の回収処理が行われている場合、当該回収処理についての口座振替結果情報を作成する。
口座振替結果情報作成部29は作成した各種の口座振替結果情報を口座振替依頼システム3へ送信する。あるいは、口座振替結果情報作成部29は口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末又は顧客端末2に対して、作成した各種の口座振替結果情報の取得、照会の要求を受け付ける所定の管理画面、入力画面を表示させる。
2 顧客端末
3 口座振替依頼システム
4 公衆通信ネットワーク
5 専用通信ネットワーク
6 通信部
7 制御部
8 記憶部
9 立替契約管理部
10 顧客宛メッセージ管理部
11 顧客ステータス管理部
12 口座振替情報受付部
13 引落処理部
14 資金振替処理部
15 立替金額回収期間設定部
16 顧客預金口座残高確認処理部
17 再引落処理部
18 口座振替請求元情報
19 顧客情報
20 立替契約情報
21 口座振替情報
22 内部管理口座情報
22a 内部管理口座
22b 別段預金科目
23c 立替金科目
23 口座振替結果情報
25 口座振替請求元情報受付部
26 顧客情報受付部
27 内部管理口座設定処理部
28 立替契約情報作成部
29 口座振替結果情報作成部
30 顧客預金口座
31 収納代行業者預金口座
Claims (10)
- 顧客が有する顧客預金口座と一又は複数の口座振替請求元ごとに設置した金融機関管理口座との間で資金の振替処理を行う口座振替システムであって、
前記顧客預金口座から前記金融機関管理口座に対して資金振替処理が行われる口座振替金額を含む口座振替情報を前記口座振替請求元から受け付ける口座振替情報受付部と、
前記口座振替情報に基づいて、前記口座振替金額を前記顧客預金口座から引き落とす処理を行う引落処理部と、
前記顧客預金口座から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額を、前記金融機関管理口座へ資金振替処理を行う第一の資金振替処理部と、
前記顧客預金口座から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額を変数として予め設定されている算式で計算された金額を、前記金融機関による立替金額として、前記金融機関が管理する前記金融機関管理口座において立替金額分の資金振替処理を行う第二の資金振替処理部と、
を備えることを特徴とする口座振替システム。 - 前記立替金額分の資金振替処理を行った後に、前記引き落とし処理ができなかった前記顧客預金口座内の残高を、継続的に監視、又は所定のタイミングで確認する、顧客預金口座残高監視処理部と、
前記立替金額分の資金振替処理を行った後で、前記立替金額の回収期間内に、前記顧客預金口座残高監視処理部が、前記顧客預金口座内の残高が前記未引落口座振替金額の一部又は全部を引落可能な金額であることを確認した場合、前記未引落口座振替金額を前記顧客預金口座から引き落とす処理を行う再引落処理部と、
前記再引落処理部によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を、前記金融機関が管理する前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う第三の資金振替処理部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の口座振替システム。 - 前記第二の資金振替処理部による前記立替金額について予め設定されている前記金融機関による前記立替金額の回収期間の経過後、前記顧客預金口座残高監視処理部が前記顧客預金口座内の残高が前記未引落口座振替金額に対して不足していることを確認した場合、前記立替金額を前記金融機関が受ける支払金額として、前記金融機関管理口座から引き落とし、前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う第四の資金振替処理部をさらに備える
ことを特徴とする請求項2記載の口座振替システム。 - 前記第一の資金振替処理部による前記資金振替処理後あるいは前記第二の資金振替処理部による前記資金振替処理後に、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を、前記金融機関管理口座から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う資金払込処理部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の口座振替システム。 - 前記金融機関管理口座は、別段預金口座であって、
前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を計算するための勘定である立替金科目と、前記別段預金口座としての別段預金科目とを有し前記金融機関が管理する内部管理口座をさらに備え、
前記第一の資金振替処理部は、前記引落済み口座振替金額を前記別段預金科目へ資金振替処理を行い、
前記第二の資金振替処理部は、前記未引落口座振替金額について前記立替による資金振替処理を行う際、前記立替金科目から前記別段預金科目へ前記立替金額の資金振替処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の口座振替システム。 - 前記金融機関管理口座は、別段預金口座であって、
前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を計算するための勘定である立替金科目と、前記別段預金口座としての別段預金科目とを有し前記金融機関が管理する内部管理口座をさらに備え、
前記第一の資金振替処理部は、前記引落済み口座振替金額を前記別段預金科目へ資金振替処理を行い、
前記第二の資金振替処理部は、前記未引落口座振替金額について前記立替による資金振替処理を行う際、前記立替金科目から前記別段預金科目へ前記立替金額の資金振替処理を行い、
前記第三の資金振替処理部は、前記再引落処理部によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を前記立替金科目へ資金振替処理を行う
ことを特徴とする請求項2記載の口座振替システム。 - 前記金融機関管理口座は、別段預金口座であって、
前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を計算するための勘定である立替金科目と、前記別段預金口座としての別段預金科目とを有し前記金融機関が管理する内部管理口座をさらに備え、
前記第一の資金振替処理部は、前記引落済み口座振替金額を前記別段預金科目へ資金振替処理を行い、
前記第二の資金振替処理部は、前記未引落口座振替金額について前記立替による資金振替処理を行う際、前記立替金科目から前記別段預金科目へ前記立替金額の資金振替処理を行い、
前記第三の資金振替処理部は、前記再引落処理部によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を前記立替金科目へ資金振替処理を行い、
前記立替金額の回収期間経過後、前記顧客預金口座残高確認処理部が前記顧客預金口座内の残高が前記未引落口座振替金額に対して不足していることを確認した場合、前記第四の資金振替処理部は、前記支払金額を前記別段預金科目から前記立替金科目へ資金振替処理を行う
ことを特徴とする請求項3記載の口座振替システム。 - 前記別段預金科目への資金振替処理が行われた前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額を、前記別段預金科目から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う資金払込処理部をさらに備える
ことを特徴とする請求項5又は6記載の口座振替システム。 - 前記別段預金科目への資金振替処理が行われた前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額を、前記別段預金科目から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う資金払込処理部をさらに備え、
前記第四の資金振替処理部による前記支払額についての前記資金振替処理が行われている場合、前記資金払込処理部は、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記別段預金科目から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う際に、前記引落済み口座振替金額から前記支払金額を減算した金額あるいは前記立替金額から前記支払金額を減算した金額を前記別段預金科目から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う
ことを特徴とする請求項7記載の口座振替システム。 - 請求項1~9の何れかに記載した口座振替システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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