JP2002304528A - 株券貸借取引支援システム及び株券貸借取引支援システム用のコンピュータプログラム - Google Patents
株券貸借取引支援システム及び株券貸借取引支援システム用のコンピュータプログラムInfo
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- JP2002304528A JP2002304528A JP2001107586A JP2001107586A JP2002304528A JP 2002304528 A JP2002304528 A JP 2002304528A JP 2001107586 A JP2001107586 A JP 2001107586A JP 2001107586 A JP2001107586 A JP 2001107586A JP 2002304528 A JP2002304528 A JP 2002304528A
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Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 株券貸借仲介取引を迅速かつ効率的に行うこ
とのできる株券貸借取引支援システムを提案する。 【解決手段】 ネットワークを介して、取引仲介者(証
券金融会社)と貸出者(機関投資家等)、取引仲介者と
借入者(証券会社等)、取引仲介者と(財)証券保管振
替機構とをそれぞれ交信可能にし、借入者から取引仲介
者に対する借入打診・申込、貸出者から取引仲介者に対
する貸出申出・申込、受寄株券の在庫有無の確認、約
定、決済等、借入者と貸出者との間の借入打診・申込、
貸出申出・申込の仲介処理、取引仲介者と(財)証券保
管振替機構との間での担保差入の確認処理、担保差入の
確認と同時の貸し出し実行をコンピュータにて処理する
株券貸借取引支援システム(e Stock Lending)及び、こ
のためのコンピュータプログラムによって課題を解決し
た。
とのできる株券貸借取引支援システムを提案する。 【解決手段】 ネットワークを介して、取引仲介者(証
券金融会社)と貸出者(機関投資家等)、取引仲介者と
借入者(証券会社等)、取引仲介者と(財)証券保管振
替機構とをそれぞれ交信可能にし、借入者から取引仲介
者に対する借入打診・申込、貸出者から取引仲介者に対
する貸出申出・申込、受寄株券の在庫有無の確認、約
定、決済等、借入者と貸出者との間の借入打診・申込、
貸出申出・申込の仲介処理、取引仲介者と(財)証券保
管振替機構との間での担保差入の確認処理、担保差入の
確認と同時の貸し出し実行をコンピュータにて処理する
株券貸借取引支援システム(e Stock Lending)及び、こ
のためのコンピュータプログラムによって課題を解決し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、株券貸借取引を
支援するシステムと当該システム用のコンピュータプロ
グラムに関し、特に、借入者側、貸出者側、取引仲介者
側等にそれぞれ備えられているコンピュータを、インタ
ーネット等のネットワークを介して交信可能に接続し、
効率的な株券貸借仲介取引を実現することのできる株券
貸借取引支援システム及び、当該システム用のコンピュ
ータプログラムに関する。
支援するシステムと当該システム用のコンピュータプロ
グラムに関し、特に、借入者側、貸出者側、取引仲介者
側等にそれぞれ備えられているコンピュータを、インタ
ーネット等のネットワークを介して交信可能に接続し、
効率的な株券貸借仲介取引を実現することのできる株券
貸借取引支援システム及び、当該システム用のコンピュ
ータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】株券に係る取引については、売買取引と
並んでその貸借取引も重要な位置を占めているが、平成
10年の証券取引法改正に伴い株券貸借取引が自由化さ
れたこともあって、株券貸借取引の市場残高は増加傾向
にある。
並んでその貸借取引も重要な位置を占めているが、平成
10年の証券取引法改正に伴い株券貸借取引が自由化さ
れたこともあって、株券貸借取引の市場残高は増加傾向
にある。
【0003】株券貸借取引は、従来から、証券金融会社
が、信用取引に伴う売付に必要な株券を証券会社に貸出
す「制度貸借取引」や、証券金融会社のような取引仲介
者が、決済に必要な株券の手当てが間に合わない場合
(フェイル対応)や転換社債の転換請求に伴うつなぎ売
り等に必要な株券を貸出す「一般貸株」などという形態
で行っていた。以下、この制度貸借取引と一般貸株につ
いて簡単に説明する。
が、信用取引に伴う売付に必要な株券を証券会社に貸出
す「制度貸借取引」や、証券金融会社のような取引仲介
者が、決済に必要な株券の手当てが間に合わない場合
(フェイル対応)や転換社債の転換請求に伴うつなぎ売
り等に必要な株券を貸出す「一般貸株」などという形態
で行っていた。以下、この制度貸借取引と一般貸株につ
いて簡単に説明する。
【0004】制度貸借取引証券会社の顧客が、証券会社
から金銭または株券の信用供与を受けた上で取引所市場
で株券を購入または売却する取引(信用取引)を行った
場合、証券会社がそれに必要な金銭または株券を取引所
の決済機構を通じて、証券金融会社から借入れる取引が
「制度貸借取引」である。制度貸借取引においては、貸
出および借入期間は1日(更新可)とされている。
から金銭または株券の信用供与を受けた上で取引所市場
で株券を購入または売却する取引(信用取引)を行った
場合、証券会社がそれに必要な金銭または株券を取引所
の決済機構を通じて、証券金融会社から借入れる取引が
「制度貸借取引」である。制度貸借取引においては、貸
出および借入期間は1日(更新可)とされている。
【0005】制度貸借取引には、金銭の借入申込(融
資)と、株券の借入申込(貸株)があり、融資向け資金
原資はコール市場等から調達され、貸株向け株券は融資
に伴い受け入れる担保株券(「本担保」という)を流用
することとされている。
資)と、株券の借入申込(貸株)があり、融資向け資金
原資はコール市場等から調達され、貸株向け株券は融資
に伴い受け入れる担保株券(「本担保」という)を流用
することとされている。
【0006】しかし、銘柄によっては、貸株残高が融資
残高を上回る(本明細書において、この状態を「貸株超
過」という)ケースもある。この場合、証券金融会社
は、貸株に必要な不足株券を外部の取引先から調達しな
ければならない。その調達に当たっては、貸出者である
証券会社や生損保などの機関投資家等から入札(本明細
書において「品貸し申込」という)により調達すること
となる。
残高を上回る(本明細書において、この状態を「貸株超
過」という)ケースもある。この場合、証券金融会社
は、貸株に必要な不足株券を外部の取引先から調達しな
ければならない。その調達に当たっては、貸出者である
証券会社や生損保などの機関投資家等から入札(本明細
書において「品貸し申込」という)により調達すること
となる。
【0007】品貸し申込は、料率優先かつ時間優先で採
用の可否を決定するが、従来、機関投資家等からの申込
は、FAXにより受付けており、申込にかかる事務負担
が大きかった。
用の可否を決定するが、従来、機関投資家等からの申込
は、FAXにより受付けており、申込にかかる事務負担
が大きかった。
【0008】一方、機関投資家等は、品貸し申込におい
て、貸付可能な株券を予め証券金融会社に預託している
(このように、機関投資家のような貸出者から予め証券
金融会社に預託されている株券を本明細書において「受
寄株券」という)。株券決済は(財)証券保管振替機構
(本明細書及び図面において単に「機構」と表すことが
ある。)を通じた振替決済で行なわれているので、貸出
者である機関投資家等の口座から証券金融会社の口座へ
の振替にかかる振替手数料の負担を軽減し、振替指図の
ための手間を省く上で、受寄株券の存在は有利である。
また、証券金融会社にとっても、貸株のための株券を事
前に確保できるうえ、貸株にかかる決済が1回の指図
(証券金融会社から取引所の口座へ)で完了することか
ら、受寄株券の存在は極めて有効に機能している。
て、貸付可能な株券を予め証券金融会社に預託している
(このように、機関投資家のような貸出者から予め証券
金融会社に預託されている株券を本明細書において「受
寄株券」という)。株券決済は(財)証券保管振替機構
(本明細書及び図面において単に「機構」と表すことが
ある。)を通じた振替決済で行なわれているので、貸出
者である機関投資家等の口座から証券金融会社の口座へ
の振替にかかる振替手数料の負担を軽減し、振替指図の
ための手間を省く上で、受寄株券の存在は有利である。
また、証券金融会社にとっても、貸株のための株券を事
前に確保できるうえ、貸株にかかる決済が1回の指図
(証券金融会社から取引所の口座へ)で完了することか
ら、受寄株券の存在は極めて有効に機能している。
【0009】一般貸株取引決済に必要な株券の入手遅延
や転換社債の転換請求に伴うつなぎ売り等、証券会社が
信用取引以外の目的で必要な株券を手当てするために、
証券金融会社のような取引仲介者が仲介を行って、貸し
付けが行われるのが「一般貸株」である。
や転換社債の転換請求に伴うつなぎ売り等、証券会社が
信用取引以外の目的で必要な株券を手当てするために、
証券金融会社のような取引仲介者が仲介を行って、貸し
付けが行われるのが「一般貸株」である。
【0010】一般貸株には、株券の入手遅延等を回避す
るためごく短期間の利用に限定される「短期物」と、1
4日間以上の利用を前提とする「長期物」がある。
るためごく短期間の利用に限定される「短期物」と、1
4日間以上の利用を前提とする「長期物」がある。
【0011】短期物は利用目的がごく短期で画一的であ
ることから、証券金融会社のような取引仲介者は、借入
および貸付料率を一律に取り扱っているのが一般的であ
る。
ることから、証券金融会社のような取引仲介者は、借入
および貸付料率を一律に取り扱っているのが一般的であ
る。
【0012】一方、長期物は期間のほか約定に際しての
付帯条件が多岐に亘ることから、借入および貸付料率は
その都度、証券金融会社のような取引仲介者が、貸出
者、借入者と交渉のうえ決定することとなる。
付帯条件が多岐に亘ることから、借入および貸付料率は
その都度、証券金融会社のような取引仲介者が、貸出
者、借入者と交渉のうえ決定することとなる。
【0013】短期物は、当日の決済に必要なものを一時
的に手当てすることが目的であることから、証券金融会
社のような取引仲介者への借入申込・約定した当日に、
貸し付けを実行する必要があり、時間的制約もあって、
貸し付ける株券は制度貸借取引における貸株同様、受寄
株券をもって貸付を行うことが有効である。
的に手当てすることが目的であることから、証券金融会
社のような取引仲介者への借入申込・約定した当日に、
貸し付けを実行する必要があり、時間的制約もあって、
貸し付ける株券は制度貸借取引における貸株同様、受寄
株券をもって貸付を行うことが有効である。
【0014】短期物の貸付手順は、一般に、以下のよう
になっている。 イ)証券会社のような取引先(借入者)から、取引仲介
者が借入打診(希望銘柄および数量)を受付ける。 ロ)取引仲介者が、希望銘柄および数量が受寄残高にあ
るかを確認する。 ハ)貸付の可否を、取引仲介者が、借入打診してきた取
引先(借入者)に返答する。 二)返答を受けた取引先(借入者)が、取引仲介者に借
入申込を伝え、借用証書を取引仲介者窓口ヘ持参する。 ホ)取引先(借入者)が、さらに担保差入申込を取引仲
介者に伝える。 へ)取引仲介者が、借用証書および担保の受入を確認
後、(財)証券保管振替機構(機構)へ貸付実行を指示
する(機構へ指図)。すなわち、従来の短期物の貸付手
順においては、人手を介して行う処理が多く、事務負担
が大きかった。
になっている。 イ)証券会社のような取引先(借入者)から、取引仲介
者が借入打診(希望銘柄および数量)を受付ける。 ロ)取引仲介者が、希望銘柄および数量が受寄残高にあ
るかを確認する。 ハ)貸付の可否を、取引仲介者が、借入打診してきた取
引先(借入者)に返答する。 二)返答を受けた取引先(借入者)が、取引仲介者に借
入申込を伝え、借用証書を取引仲介者窓口ヘ持参する。 ホ)取引先(借入者)が、さらに担保差入申込を取引仲
介者に伝える。 へ)取引仲介者が、借用証書および担保の受入を確認
後、(財)証券保管振替機構(機構)へ貸付実行を指示
する(機構へ指図)。すなわち、従来の短期物の貸付手
順においては、人手を介して行う処理が多く、事務負担
が大きかった。
【0015】一方、長期物は約定した日の3日後に貸付
実行するのが一般的である。このため、貸付株券につい
ては受寄株券に限らず、約定後、証券金融会社のような
取引仲介者が、機関投資家等の貸出者となる取引先から
振替を受けたうえで貸し付けることも可能である。
実行するのが一般的である。このため、貸付株券につい
ては受寄株券に限らず、約定後、証券金融会社のような
取引仲介者が、機関投資家等の貸出者となる取引先から
振替を受けたうえで貸し付けることも可能である。
【0016】長期物の借入・貸付手順は、一般に、以下
のようになっている。 イ)証券会社のような取引先(借入者)から、取引仲介
者が借入打診を受付ける。 ロ)取引仲介者が、受寄残高のある機関投資家や他の貸
出可能先等の取引先(貸出者)に当たりをつけ、借入を
打診する。 ハ)取引仲介者が、両サイド、すなわち、借入者たる取
引先である証券会社と、貸出者たる取引先である機関投
資家等との間に立ち、約定に向けて両者との間のの交渉
をそれぞれ行う。 二)両者の条件が合致した時点で両者に約定連絡する。 ホ)借入者たる取引先である証券会社が、取引仲介者に
借入申込を伝える。 ヘ)借入者たる取引先である証券会社が、さらに担保差
入申込を取引仲介者に伝える。 卜)取引仲介者が、貸出者たる取引先である機関投資家
等に対し、借入の明細書を送る。 チ)取引仲介者は貸付日当日、担保の受入を確認後(受
寄株券以外を貸付ける場合は当該株券の受入も確認した
後)、貸付実行を指示する((財)証券保管振替機構
(機構)へ貸付実行を指図する。)。 以上の通り、短期物と違い、取引仲介者が、両サイド、
すなわち、借入者たる取引先である証券会社及び、貸出
者たる取引先である機関投資家等とそれぞれ交渉するこ
とが必要なうえ、貸出者たる取引先である機関投資家等
が複数ある場合には、複数の先それぞれとの交渉が必要
であることから、短期物以上に事務負担が大きい。
のようになっている。 イ)証券会社のような取引先(借入者)から、取引仲介
者が借入打診を受付ける。 ロ)取引仲介者が、受寄残高のある機関投資家や他の貸
出可能先等の取引先(貸出者)に当たりをつけ、借入を
打診する。 ハ)取引仲介者が、両サイド、すなわち、借入者たる取
引先である証券会社と、貸出者たる取引先である機関投
資家等との間に立ち、約定に向けて両者との間のの交渉
をそれぞれ行う。 二)両者の条件が合致した時点で両者に約定連絡する。 ホ)借入者たる取引先である証券会社が、取引仲介者に
借入申込を伝える。 ヘ)借入者たる取引先である証券会社が、さらに担保差
入申込を取引仲介者に伝える。 卜)取引仲介者が、貸出者たる取引先である機関投資家
等に対し、借入の明細書を送る。 チ)取引仲介者は貸付日当日、担保の受入を確認後(受
寄株券以外を貸付ける場合は当該株券の受入も確認した
後)、貸付実行を指示する((財)証券保管振替機構
(機構)へ貸付実行を指図する。)。 以上の通り、短期物と違い、取引仲介者が、両サイド、
すなわち、借入者たる取引先である証券会社及び、貸出
者たる取引先である機関投資家等とそれぞれ交渉するこ
とが必要なうえ、貸出者たる取引先である機関投資家等
が複数ある場合には、複数の先それぞれとの交渉が必要
であることから、短期物以上に事務負担が大きい。
【0017】一般貸株は、貸出および借入期間が1日
(更新可)である制度貸借取引と異なり、貸借期間が2
日以上に亘るうえ返済は随時可能であることから、貸借
株券の価格変動に伴う担保所要額の日々見直し(「値洗
い」という)が必要な他、株券に付随する配当金等の権
利処理、更には返済にかかる決済照合や貸借料の計算
等、様々な残高管理が要求され、その都度、取引仲介者
は、両サイド、すなわち、借入者たる取引先である証券
会社及び、貸出者たる取引先である機関投資家等との間
で照合・決済を行う必要がある。
(更新可)である制度貸借取引と異なり、貸借期間が2
日以上に亘るうえ返済は随時可能であることから、貸借
株券の価格変動に伴う担保所要額の日々見直し(「値洗
い」という)が必要な他、株券に付随する配当金等の権
利処理、更には返済にかかる決済照合や貸借料の計算
等、様々な残高管理が要求され、その都度、取引仲介者
は、両サイド、すなわち、借入者たる取引先である証券
会社及び、貸出者たる取引先である機関投資家等との間
で照合・決済を行う必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した従
来の株券貸借取引を、迅速かつ効率的に行うことのでき
る株券貸借取引支援システム及びコンピュータプログラ
ムを提案することを目的としている。
来の株券貸借取引を、迅速かつ効率的に行うことのでき
る株券貸借取引支援システム及びコンピュータプログラ
ムを提案することを目的としている。
【0019】より具体的には、一般貸株の分野で、時間
的な制約の大きいフェイル対応貸株の自動化( straigh
t through processing化、以下、本明細書及び図面中に
おいて単に「STP化」と表すことがある。)を図ると
ともに、証券金融会社のような取引仲介者が、株券の
「貸出者」及び「借入者」という取引先の問に立つこと
により(「貸出者」、「借入者」は共に相手方を認識す
る必要がないので、本明細書において「ネーム・ブライ
ンド方式」と表示することがある。)、貸出者、借入者
両サイドの申込ニーズを電子的に受付け、それらを集約
のうえ付合せし(本明細書において「オファー・ビッド
方式」と表示することがある。)、機関投資家、証券会
社および事業法人等の広範な市場参加者を対象とした効
率的かつ迅速な株券貸借仲介取引の約定・決済を実現可
能とする、株券貸借取引支援システム及びコンピュータ
プログラムを提案することを目的としている。
的な制約の大きいフェイル対応貸株の自動化( straigh
t through processing化、以下、本明細書及び図面中に
おいて単に「STP化」と表すことがある。)を図ると
ともに、証券金融会社のような取引仲介者が、株券の
「貸出者」及び「借入者」という取引先の問に立つこと
により(「貸出者」、「借入者」は共に相手方を認識す
る必要がないので、本明細書において「ネーム・ブライ
ンド方式」と表示することがある。)、貸出者、借入者
両サイドの申込ニーズを電子的に受付け、それらを集約
のうえ付合せし(本明細書において「オファー・ビッド
方式」と表示することがある。)、機関投資家、証券会
社および事業法人等の広範な市場参加者を対象とした効
率的かつ迅速な株券貸借仲介取引の約定・決済を実現可
能とする、株券貸借取引支援システム及びコンピュータ
プログラムを提案することを目的としている。
【0020】また、証券金融会社が、制度貸借取引を円
滑に運営し、拡大していく上で、機関投資家等の貸出者
からの受寄株券を利用した株券調達ルートの確保・拡大
は重要である。しかし、現状では、機関投資家等からの
品貸し申込にかかる問合わせや申込手続はすべて電話や
FAXなどの手作業で行っており、効率性を欠いてい
る。更に、証券金融会社が株券を借入れる都度発生する
書類の授受や残高管理報告等の事務処理も、申込同様、
FAXや郵送に依存しており、両者とも事務負担が大き
い。
滑に運営し、拡大していく上で、機関投資家等の貸出者
からの受寄株券を利用した株券調達ルートの確保・拡大
は重要である。しかし、現状では、機関投資家等からの
品貸し申込にかかる問合わせや申込手続はすべて電話や
FAXなどの手作業で行っており、効率性を欠いてい
る。更に、証券金融会社が株券を借入れる都度発生する
書類の授受や残高管理報告等の事務処理も、申込同様、
FAXや郵送に依存しており、両者とも事務負担が大き
い。
【0021】そこで、本発明は、証券金融会社が、今後
とも機関投資家等からの株券借入を順調に運営して、機
関投資家等からの調達パイプを確保し、さらに取引先拡
大を図っていく上で、品貸し申込にかかる利便性の向上
に資することのできる株券貸借取引支援システム及びコ
ンピュータプログラムを提案することを目的としてい
る。
とも機関投資家等からの株券借入を順調に運営して、機
関投資家等からの調達パイプを確保し、さらに取引先拡
大を図っていく上で、品貸し申込にかかる利便性の向上
に資することのできる株券貸借取引支援システム及びコ
ンピュータプログラムを提案することを目的としてい
る。
【0022】更に、本発明は、一般貸株取引の順調な運
営、拡大にも、更なる利便性の向上が要求され、しか
も、今後決済制度改革の進展に伴い、約定から決済まで
の期間の短縮化が必要であることに鑑み、迅速かつ効率
的な一般貸株取引に資することのできる株券貸借取引支
援システム及びコンピュータプログラムを提案すること
を目的としている。
営、拡大にも、更なる利便性の向上が要求され、しか
も、今後決済制度改革の進展に伴い、約定から決済まで
の期間の短縮化が必要であることに鑑み、迅速かつ効率
的な一般貸株取引に資することのできる株券貸借取引支
援システム及びコンピュータプログラムを提案すること
を目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、株券貸借取引
支援システムの構成に供されるコンピュータを、専用線
やインターネット等の有線、無線のネットワークを介し
て借入者たる取引先である証券会社等の側のコンピュー
タ及び、貸出者たる取引先である機関投資家等の側のコ
ンピュータと交信可能にし、前記借入者と、前記貸出者
という両サイドの間での借入打診・申込、貸出申出・申
込、受寄株券の在庫有無の確認、約定、決済等の処理
を、前記ネットワークを介して実行できるようにして前
記課題の解決を図ったものである。
支援システムの構成に供されるコンピュータを、専用線
やインターネット等の有線、無線のネットワークを介し
て借入者たる取引先である証券会社等の側のコンピュー
タ及び、貸出者たる取引先である機関投資家等の側のコ
ンピュータと交信可能にし、前記借入者と、前記貸出者
という両サイドの間での借入打診・申込、貸出申出・申
込、受寄株券の在庫有無の確認、約定、決済等の処理
を、前記ネットワークを介して実行できるようにして前
記課題の解決を図ったものである。
【0024】更に、本発明は、前記の株券貸借取引支援
システムの構成に供されるコンピュータを、(財)証券
保管振替機構(機構)側のコンピュータと交信可能に
し、両者の間での担保差入の確認処理の自動化、担保差
入の確認と同時の貸出実行指図自動処理を、前記ネット
ワークを介して実行できるようにして前記課題の解決を
図ったものである。
システムの構成に供されるコンピュータを、(財)証券
保管振替機構(機構)側のコンピュータと交信可能に
し、両者の間での担保差入の確認処理の自動化、担保差
入の確認と同時の貸出実行指図自動処理を、前記ネット
ワークを介して実行できるようにして前記課題の解決を
図ったものである。
【0025】前記のように本発明の株券貸借取引支援シ
ステム(以下、本明細書において「e Stock Lending 」
と表すことがある。)を構成し、株券貸借取引をネット
ワークを介して迅速かつ効率的に実行できるようにし
て、前記課題の解決を図ったものである。
ステム(以下、本明細書において「e Stock Lending 」
と表すことがある。)を構成し、株券貸借取引をネット
ワークを介して迅速かつ効率的に実行できるようにし
て、前記課題の解決を図ったものである。
【0026】すなわち、この発明が提案する株券貸借取
引支援システム(e Stock Lending)は、情報取得手段
と、情報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えた株券
貸借取引を支援するシステムであり、前記記憶部は、銘
柄情報DBと、取引先情報DBと、貸株情報DBと、借
株情報DBと、受寄情報DBとを備えていて、前記処理
部は、以下の処理を行うように構成されているものであ
る。
引支援システム(e Stock Lending)は、情報取得手段
と、情報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えた株券
貸借取引を支援するシステムであり、前記記憶部は、銘
柄情報DBと、取引先情報DBと、貸株情報DBと、借
株情報DBと、受寄情報DBとを備えていて、前記処理
部は、以下の処理を行うように構成されているものであ
る。
【0027】この処理は、まず、前記情報取得手段にて
取得した情報に含まれている借入打診情報と貸出申出情
報とを分析して、それぞれ、前記借株情報DBと貸株情
報DBとに記憶させる処理である。ここで、借入打診情
報、貸出申出情報の分析は、借入打診情報、貸出申出情
報に係る借入希望銘柄、貸出申出銘柄、これらの銘柄の
数量、借入期間・貸出期間などの情報を整理する処理で
ある。
取得した情報に含まれている借入打診情報と貸出申出情
報とを分析して、それぞれ、前記借株情報DBと貸株情
報DBとに記憶させる処理である。ここで、借入打診情
報、貸出申出情報の分析は、借入打診情報、貸出申出情
報に係る借入希望銘柄、貸出申出銘柄、これらの銘柄の
数量、借入期間・貸出期間などの情報を整理する処理で
ある。
【0028】次に、前記取引先情報DB中に記憶されて
いる貸出者情報を用い、前記情報出力手段を介して前記
借入打診情報を貸出者に向けて出力する処理と、前記取
引先情報DB中に記憶されている借入者情報を用い、前
記情報出力手段を介して前記貸出申出情報を借入者に向
けて出力する処理である。
いる貸出者情報を用い、前記情報出力手段を介して前記
借入打診情報を貸出者に向けて出力する処理と、前記取
引先情報DB中に記憶されている借入者情報を用い、前
記情報出力手段を介して前記貸出申出情報を借入者に向
けて出力する処理である。
【0029】かかるシステムを採用することによって、
借入者と貸出者との間の借入打診・申込、貸出申出・申
込を、迅速かつ効率的に仲介することができる。
借入者と貸出者との間の借入打診・申込、貸出申出・申
込を、迅速かつ効率的に仲介することができる。
【0030】なお、前記において、銘柄情報DBは、例
えば、銘柄名、証券コード番号、上場区分、取引単位、
株価、決算期(本決算・中間決算)、業種、額面、権利
・配当の有無、取扱規制情報、発行株式数のような情報
の中で、株券貸借取引の実行において、少なくとも貸借
対象株券に関して借入者、貸出者、取引仲介者が把握し
ておく必要のある情報が保持されているデータベース
(本明細書及び図面において単に「DB」と表す。)で
ある。
えば、銘柄名、証券コード番号、上場区分、取引単位、
株価、決算期(本決算・中間決算)、業種、額面、権利
・配当の有無、取扱規制情報、発行株式数のような情報
の中で、株券貸借取引の実行において、少なくとも貸借
対象株券に関して借入者、貸出者、取引仲介者が把握し
ておく必要のある情報が保持されているデータベース
(本明細書及び図面において単に「DB」と表す。)で
ある。
【0031】また、取引先情報DBは、例えば、会社
名、取引先コード番号、(財)証券保管振替機構(機
構)の口座番号、決済銀行支店名及び口座番号、業種、
住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、
与信枠(クレジットライン)、所要担保金率、担保受入
額(現金又は有価証券残高)のような情報の中で、株券
貸借取引の実行において、取引仲介者が、少なくとも、
株券貸借取引の当事者となる借入者、貸出者に関する情
報として把握しておく必要のある情報が保持されている
DBである。
名、取引先コード番号、(財)証券保管振替機構(機
構)の口座番号、決済銀行支店名及び口座番号、業種、
住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、
与信枠(クレジットライン)、所要担保金率、担保受入
額(現金又は有価証券残高)のような情報の中で、株券
貸借取引の実行において、取引仲介者が、少なくとも、
株券貸借取引の当事者となる借入者、貸出者に関する情
報として把握しておく必要のある情報が保持されている
DBである。
【0032】貸株情報DBは、例えば、銘柄名、証券コ
ード番号、株数、貸出料率、貸出日及び返済日、返済条
件、配当金戻入率のような情報の中で、株券貸借取引の
実行において、少なくとも貸出側が申し出る貸出条件と
して把握しておく必要のある情報が保持されているDB
であり、かかる情報は、情報取得手段を介して、貸出者
側から提供される情報に含まれているものである。
ード番号、株数、貸出料率、貸出日及び返済日、返済条
件、配当金戻入率のような情報の中で、株券貸借取引の
実行において、少なくとも貸出側が申し出る貸出条件と
して把握しておく必要のある情報が保持されているDB
であり、かかる情報は、情報取得手段を介して、貸出者
側から提供される情報に含まれているものである。
【0033】借株情報DBは、例えば、銘柄名、証券コ
ード番号、株数、借入料率、貸出日及び返済日、返済条
件、配当金戻入率のような情報の中で、株券貸借取引の
実行において、少なくとも借入側が申し出る借入希望条
件として把握しておく必要のある情報が保持されている
DBであり、かかる情報は、情報取得手段を介して、借
入者側から提供される情報に含まれているものである。
ード番号、株数、借入料率、貸出日及び返済日、返済条
件、配当金戻入率のような情報の中で、株券貸借取引の
実行において、少なくとも借入側が申し出る借入希望条
件として把握しておく必要のある情報が保持されている
DBであり、かかる情報は、情報取得手段を介して、借
入者側から提供される情報に含まれているものである。
【0034】また、受寄情報DBは、機関投資家のよう
な貸出側が、貸付可能な株券として、証券金融会社のよ
うな取引仲介者にあらかじめ預託している株券に関する
情報であって、例えば、銘柄名、証券コード番号、預託
株数(貸出済株数と貸出可能株数)、貸出可能期間のよ
うな情報の中で、株券貸借取引の実行において、少なく
とも受寄株券の特定に必要な情報が保持されているDB
である。
な貸出側が、貸付可能な株券として、証券金融会社のよ
うな取引仲介者にあらかじめ預託している株券に関する
情報であって、例えば、銘柄名、証券コード番号、預託
株数(貸出済株数と貸出可能株数)、貸出可能期間のよ
うな情報の中で、株券貸借取引の実行において、少なく
とも受寄株券の特定に必要な情報が保持されているDB
である。
【0035】なお本発明の株券貸借取引支援システム
(e Stock Lending )は、情報取得手段と、情報出力手
段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータであっ
て、専用回線、インターネット等の有線又は無線のネッ
トワークに接続可能なコンピュータが、フロッピー(登
録商標)ディスク、CD等の外部記憶媒体にあらかじめ
記憶されているコンピュータプログラムのインストール
を受けて、あるいはネットワークから前記情報取得手段
を介して取得するコンピュータプログラムのインストー
ルを受けて、一般的にCPUで実現される前記処理部
が、当該コンピュータプログラムを実行させることによ
って実現され得るものである。
(e Stock Lending )は、情報取得手段と、情報出力手
段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータであっ
て、専用回線、インターネット等の有線又は無線のネッ
トワークに接続可能なコンピュータが、フロッピー(登
録商標)ディスク、CD等の外部記憶媒体にあらかじめ
記憶されているコンピュータプログラムのインストール
を受けて、あるいはネットワークから前記情報取得手段
を介して取得するコンピュータプログラムのインストー
ルを受けて、一般的にCPUで実現される前記処理部
が、当該コンピュータプログラムを実行させることによ
って実現され得るものである。
【0036】そこで、前記の本発明の株券貸借取引支援
システム(e Stock Lending )においては、例えば、コ
ンピュータプログラムとしては、情報取得手段と、情報
出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータ
に以下の処理を行わせるコンピュータプログラムを採用
することができる。
システム(e Stock Lending )においては、例えば、コ
ンピュータプログラムとしては、情報取得手段と、情報
出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータ
に以下の処理を行わせるコンピュータプログラムを採用
することができる。
【0037】すなわち、情報取得手段にて取得した情報
に含まれている借入打診情報と貸出申出情報とを分析し
て(例えば、借入打診情報、貸出申出情報に係る借入希
望銘柄、貸出申出銘柄、これらの銘柄の数量、借入期間
・貸出期間などの情報を整理して)、それぞれ、記憶部
に備えられている借株情報DBと貸株情報DBとに記憶
させ、記憶部に備えられている取引先情報DB中に記憶
されている貸出者情報、借入者情報を用い、情報出力手
段を介して前記借入打診情報を貸出者に向けて、前記貸
出申出情報を借入者に向けてそれぞれ出力する処理をコ
ンピュータに行わせるコンピュータプログラムである。
に含まれている借入打診情報と貸出申出情報とを分析し
て(例えば、借入打診情報、貸出申出情報に係る借入希
望銘柄、貸出申出銘柄、これらの銘柄の数量、借入期間
・貸出期間などの情報を整理して)、それぞれ、記憶部
に備えられている借株情報DBと貸株情報DBとに記憶
させ、記憶部に備えられている取引先情報DB中に記憶
されている貸出者情報、借入者情報を用い、情報出力手
段を介して前記借入打診情報を貸出者に向けて、前記貸
出申出情報を借入者に向けてそれぞれ出力する処理をコ
ンピュータに行わせるコンピュータプログラムである。
【0038】前記本発明の株券貸借取引支援システム
(e Stock Lending )において、処理部は、更に、前記
受寄情報DBを利用して、前記情報取得手段にて取得し
た情報に含まれている貸出申出情報を提供してきた貸出
者が、前記借入打診情報に含まれている借入希望銘柄を
受寄株券として預託している数量に関する情報を生成
し、当該貸出者に向けて前記借入打診情報を出力する際
に、当該生成された借入希望銘柄を受寄株券として預託
している数量に関する情報を付随させて出力する処理を
行うように構成することができる。
(e Stock Lending )において、処理部は、更に、前記
受寄情報DBを利用して、前記情報取得手段にて取得し
た情報に含まれている貸出申出情報を提供してきた貸出
者が、前記借入打診情報に含まれている借入希望銘柄を
受寄株券として預託している数量に関する情報を生成
し、当該貸出者に向けて前記借入打診情報を出力する際
に、当該生成された借入希望銘柄を受寄株券として預託
している数量に関する情報を付随させて出力する処理を
行うように構成することができる。
【0039】前記処理部がこのような処理をも行う構成
にすると、貸出者は、借入希望銘柄について、自己がど
の程度貸し付け可能であるか、効率よく把握することが
できる。
にすると、貸出者は、借入希望銘柄について、自己がど
の程度貸し付け可能であるか、効率よく把握することが
できる。
【0040】かかる処理部における処理も、前述したコ
ンピュータプログラムにおいて、更に、コンピュータの
処理部に、記憶部に備えられている受寄情報DBを利用
して、情報取得手段にて取得した情報に含まれている貸
出申出情報を提供してきた貸出者が、前記借入打診情報
に含まれている借入希望銘柄を受寄株券として預託して
いる数量に関する情報を生成させ、当該貸出者に向けて
前記借入打診情報を出力する際に、当該生成された借入
希望銘柄を受寄株券として預託している数量に関する情
報を付随させて出力する処理を行わせるように構成され
ているコンピュータプログラムを、情報取得手段と、情
報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュー
タに行わせることによって実現可能である。
ンピュータプログラムにおいて、更に、コンピュータの
処理部に、記憶部に備えられている受寄情報DBを利用
して、情報取得手段にて取得した情報に含まれている貸
出申出情報を提供してきた貸出者が、前記借入打診情報
に含まれている借入希望銘柄を受寄株券として預託して
いる数量に関する情報を生成させ、当該貸出者に向けて
前記借入打診情報を出力する際に、当該生成された借入
希望銘柄を受寄株券として預託している数量に関する情
報を付随させて出力する処理を行わせるように構成され
ているコンピュータプログラムを、情報取得手段と、情
報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュー
タに行わせることによって実現可能である。
【0041】また、前記処理部は、更に、前記情報取得
手段にて取得した情報に含まれている借入打診情報と、
貸出申出情報とを、銘柄別に整理して組み合わせ、当該
整理された銘柄別の借入打診情報と貸出打診情報との組
み合わせに関する情報を、前記情報出力手段を介して出
力する処理をも行うように構成することもできる。
手段にて取得した情報に含まれている借入打診情報と、
貸出申出情報とを、銘柄別に整理して組み合わせ、当該
整理された銘柄別の借入打診情報と貸出打診情報との組
み合わせに関する情報を、前記情報出力手段を介して出
力する処理をも行うように構成することもできる。
【0042】このようにすると、借入者、貸出者は、本
発明の株券貸借取引支援システムによって実行されてい
る株券貸借取引における、借入打診情報と、貸出申出情
報とを、銘柄別に整理して組み合わされている状態で把
握できるので、効率のよい取引の進行、取引成立を図る
ことができる。
発明の株券貸借取引支援システムによって実行されてい
る株券貸借取引における、借入打診情報と、貸出申出情
報とを、銘柄別に整理して組み合わされている状態で把
握できるので、効率のよい取引の進行、取引成立を図る
ことができる。
【0043】なお、この銘柄別に整理して組み合わされ
ている借入打診情報と貸出申出情報とからなる情報は、
借入者、貸出者に向けて出力するだけでなく、本発明の
株券貸借取引支援システム(e Stock Lending )の構成
に供し得るコンピュータにおいて情報出力手段の一形態
として実現されるCRTや液晶ディスプレイなどからな
る画像表示手段に表示されるように出力することもでき
る。
ている借入打診情報と貸出申出情報とからなる情報は、
借入者、貸出者に向けて出力するだけでなく、本発明の
株券貸借取引支援システム(e Stock Lending )の構成
に供し得るコンピュータにおいて情報出力手段の一形態
として実現されるCRTや液晶ディスプレイなどからな
る画像表示手段に表示されるように出力することもでき
る。
【0044】かかる処理部における処理も、前述したコ
ンピュータプログラムにおいて、更に、コンピュータの
処理部に、前記情報取得手段にて取得した情報に含まれ
ている借入打診情報と、貸出申出情報とを、銘柄別に整
理して組み合わせ、当該整理された銘柄別の借入打診情
報と貸出打診情報との組み合わせに関する情報を、前記
情報出力手段を介して出力する処理を行わせるように構
成されているコンピュータプログラムを、情報取得手段
と、情報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコン
ピュータに行わせることによって実現可能である。
ンピュータプログラムにおいて、更に、コンピュータの
処理部に、前記情報取得手段にて取得した情報に含まれ
ている借入打診情報と、貸出申出情報とを、銘柄別に整
理して組み合わせ、当該整理された銘柄別の借入打診情
報と貸出打診情報との組み合わせに関する情報を、前記
情報出力手段を介して出力する処理を行わせるように構
成されているコンピュータプログラムを、情報取得手段
と、情報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコン
ピュータに行わせることによって実現可能である。
【0045】次に、本発明の株券貸借取引支援システム
(e Stock Lending )は、前述した各システム構成に加
えて、前記記憶部は、更に、貸株超過銘柄DBを備えて
おり、前記処理部は、更に、前記情報取得部を介して取
得した情報に含まれている貸株超過状態にある銘柄に関
する情報を、当該貸株超過銘柄DBに蓄積させると共
に、前記受寄情報DBと貸株超過銘柄DBとを利用し
て、貸出者が前記貸株超過状態にある銘柄を受寄株券と
して預託している数量に関する情報と、時価との関係で
貸出者が採算を見込める品貸申込料率に関する情報とを
生成し、当該生成された情報と、前記貸株超過状態にあ
る銘柄に関する情報とを、前記情報出力手段を介して、
当該貸出者に向けて出力する処理を行うように構成する
ことができる。
(e Stock Lending )は、前述した各システム構成に加
えて、前記記憶部は、更に、貸株超過銘柄DBを備えて
おり、前記処理部は、更に、前記情報取得部を介して取
得した情報に含まれている貸株超過状態にある銘柄に関
する情報を、当該貸株超過銘柄DBに蓄積させると共
に、前記受寄情報DBと貸株超過銘柄DBとを利用し
て、貸出者が前記貸株超過状態にある銘柄を受寄株券と
して預託している数量に関する情報と、時価との関係で
貸出者が採算を見込める品貸申込料率に関する情報とを
生成し、当該生成された情報と、前記貸株超過状態にあ
る銘柄に関する情報とを、前記情報出力手段を介して、
当該貸出者に向けて出力する処理を行うように構成する
ことができる。
【0046】これは、証券金融会社が制度貸借取引を実
行する場合であって、貸株超過の状態になっているとき
(すなわち、貸株残高が融資残高を上回っているとき)
に、証券金融会社が、取引先証券会社、生命保険・損害
保険会社等の貸出者となる機関投資家から不足する株券
を調達する際に行う入札(品貸し申込)の実行を支援す
るシステムである。
行する場合であって、貸株超過の状態になっているとき
(すなわち、貸株残高が融資残高を上回っているとき)
に、証券金融会社が、取引先証券会社、生命保険・損害
保険会社等の貸出者となる機関投資家から不足する株券
を調達する際に行う入札(品貸し申込)の実行を支援す
るシステムである。
【0047】前記のように構成された本発明の株券貸借
取引支援システム(e Stock Lending )の構成に供し得
るコンピュータを、インターネット等のネットワークを
介して、貸出者となる機関投資家等の側のコンピュータ
と交信可能に接続することにより、貸出者となる機関投
資家等は、ネットワーク上で品貸し申込に必要な情報を
入手することができる。
取引支援システム(e Stock Lending )の構成に供し得
るコンピュータを、インターネット等のネットワークを
介して、貸出者となる機関投資家等の側のコンピュータ
と交信可能に接続することにより、貸出者となる機関投
資家等は、ネットワーク上で品貸し申込に必要な情報を
入手することができる。
【0048】更に、前記のように構成されたシステムに
おいて、品貸し申込における取引約定に係る「明細書」
の作製、品貸し料の計算書等の必要な書面の授受をネッ
トワークを介して実現可能なようにすれば、機関投資家
等は、ネットワーク上で品貸し申込にかかるすべての処
理を行えるようになるので、一層の利便性向上を図るこ
とができる。
おいて、品貸し申込における取引約定に係る「明細書」
の作製、品貸し料の計算書等の必要な書面の授受をネッ
トワークを介して実現可能なようにすれば、機関投資家
等は、ネットワーク上で品貸し申込にかかるすべての処
理を行えるようになるので、一層の利便性向上を図るこ
とができる。
【0049】なお前記において、貸株超過銘柄DBと
は、例えば、銘柄名、貸株超過株数、最高(上限)品貸
料率、前日品貸料率、借株代り金金利などの情報のよう
に、制度貸借取引において貸株超過となった銘柄に係る
情報を保持しておくDBである。
は、例えば、銘柄名、貸株超過株数、最高(上限)品貸
料率、前日品貸料率、借株代り金金利などの情報のよう
に、制度貸借取引において貸株超過となった銘柄に係る
情報を保持しておくDBである。
【0050】前記のシステム構成における処理部の処理
も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記情報取得部を介して
取得した情報に含まれている貸株超過状態にある銘柄に
関する情報を、前記記憶部に備えられている貸株超過銘
柄DBに蓄積させると共に、前記記憶部の受寄情報DB
と貸株超過銘柄DBとを利用して、貸出者が貸株超過状
態にある銘柄を受寄株券として預託している数量に関す
る情報と、時価との関係で貸出者が採算を見込める品貸
申込料率に関する情報とを生成し、当該生成された情報
と、前記貸株超過状態にある銘柄に関する情報とを、前
記情報出力手段を介して、当該貸出者に向けて出力する
処理を行わせるように構成されているコンピュータプロ
グラムを、情報取得手段と、情報出力手段と、処理部
と、記憶部とを備えたコンピュータに行わせることによ
って実現可能である。
も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記情報取得部を介して
取得した情報に含まれている貸株超過状態にある銘柄に
関する情報を、前記記憶部に備えられている貸株超過銘
柄DBに蓄積させると共に、前記記憶部の受寄情報DB
と貸株超過銘柄DBとを利用して、貸出者が貸株超過状
態にある銘柄を受寄株券として預託している数量に関す
る情報と、時価との関係で貸出者が採算を見込める品貸
申込料率に関する情報とを生成し、当該生成された情報
と、前記貸株超過状態にある銘柄に関する情報とを、前
記情報出力手段を介して、当該貸出者に向けて出力する
処理を行わせるように構成されているコンピュータプロ
グラムを、情報取得手段と、情報出力手段と、処理部
と、記憶部とを備えたコンピュータに行わせることによ
って実現可能である。
【0051】また、本発明の株券貸借取引支援システム
(e Stock Lending )は、前述した各システム構成に加
えて、前記処理部が、更に、前記情報取得手段にて取得
した情報に含まれている借入打診情報に係る借入希望銘
柄及び当該借入希望銘についての借入希望数量、借入希
望日数を、前記受寄情報DBに記憶されている情報と比
較し、比較した結果を貸し付け可否情報として生成し
て、当該生成された貸し付け可否情報を、前記借入打診
情報を提供してきた借入者に対して前記情報出力手段を
介して出力する処理と、前記情報取得手段を介して、借
入申込情報及び、担保差し入れ情報を取得した後、貸付
実行指示情報を生成し、生成された貸付実行指示情報を
前記情報出力手段を介して出力する処理を行うように構
成することができる。
(e Stock Lending )は、前述した各システム構成に加
えて、前記処理部が、更に、前記情報取得手段にて取得
した情報に含まれている借入打診情報に係る借入希望銘
柄及び当該借入希望銘についての借入希望数量、借入希
望日数を、前記受寄情報DBに記憶されている情報と比
較し、比較した結果を貸し付け可否情報として生成し
て、当該生成された貸し付け可否情報を、前記借入打診
情報を提供してきた借入者に対して前記情報出力手段を
介して出力する処理と、前記情報取得手段を介して、借
入申込情報及び、担保差し入れ情報を取得した後、貸付
実行指示情報を生成し、生成された貸付実行指示情報を
前記情報出力手段を介して出力する処理を行うように構
成することができる。
【0052】かかる構成からなるシステムは、一般貸株
取引における短期物の貸し付けにおいて採用すると効果
的なものである。なお、短期物の貸し付けとは、株券の
入手遅延等を回避するため、ごく短期間の利用に限定さ
れるものであって、一般的に当日の決済に必要なものを
一時的に手当てし、証券金融会社等の取引仲介者を介し
ての貸し付けが、当該取引仲介者への借入申込・約定し
た当日に実行されるものである。
取引における短期物の貸し付けにおいて採用すると効果
的なものである。なお、短期物の貸し付けとは、株券の
入手遅延等を回避するため、ごく短期間の利用に限定さ
れるものであって、一般的に当日の決済に必要なものを
一時的に手当てし、証券金融会社等の取引仲介者を介し
ての貸し付けが、当該取引仲介者への借入申込・約定し
た当日に実行されるものである。
【0053】すなわち、前記のように構成された本発明
の株券貸借取引支援システム(e Stock Lending )の構
成に供し得るコンピュータを、インターネット等のネッ
トワークを介して、借入者たる取引先である証券会社等
の側のコンピュータと交信可能にし、借入者たる取引先
である証券会社等との間で、借入打診・申込、受寄株券
の在庫有無の確認、約定、決済等を実行するための処理
を、前記ネットワークを介して実行することができる。
の株券貸借取引支援システム(e Stock Lending )の構
成に供し得るコンピュータを、インターネット等のネッ
トワークを介して、借入者たる取引先である証券会社等
の側のコンピュータと交信可能にし、借入者たる取引先
である証券会社等との間で、借入打診・申込、受寄株券
の在庫有無の確認、約定、決済等を実行するための処理
を、前記ネットワークを介して実行することができる。
【0054】また、前記のように構成された本発明の株
券貸借取引支援システム(e StockLending )の構成に
供し得るコンピュータを、インターネット等のネットワ
ークを介して、(財)証券保管振替機構(機構)側のコ
ンピュータと交信可能にし、両者の間での担保差入の確
認処理の自動化、担保差入の確認と同時の貸出実行指図
自動処理を、ネットワークを介して実行することができ
る。
券貸借取引支援システム(e StockLending )の構成に
供し得るコンピュータを、インターネット等のネットワ
ークを介して、(財)証券保管振替機構(機構)側のコ
ンピュータと交信可能にし、両者の間での担保差入の確
認処理の自動化、担保差入の確認と同時の貸出実行指図
自動処理を、ネットワークを介して実行することができ
る。
【0055】これによって、株券貸借取引の一般貸株取
引における短期物の貸し付け処理を、迅速かつ効率的に
行うことができる。
引における短期物の貸し付け処理を、迅速かつ効率的に
行うことができる。
【0056】前記のシステム構成における処理部の処理
も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記情報取得手段にて取
得した情報に含まれている借入打診情報に係る借入希望
銘柄及び当該借入希望銘についての借入希望数量、借入
希望日数を、前記受寄情報DBに記憶されている情報と
比較し、比較した結果を貸し付け可否情報として生成し
て、当該生成された貸し付け可否情報を、前記借入打診
情報を提供してきた借入者に対して前記情報出力手段を
介して出力する処理と、前記情報取得手段を介して、借
入申込情報及び、担保差し入れ情報を取得した後、貸付
実行指示情報を生成し、生成された貸付実行指示情報を
前記情報出力手段を介して出力する処理を行わせるよう
に構成されているコンピュータプログラムを、情報取得
手段と、情報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えた
コンピュータに行わせることによって実現可能である。
も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記情報取得手段にて取
得した情報に含まれている借入打診情報に係る借入希望
銘柄及び当該借入希望銘についての借入希望数量、借入
希望日数を、前記受寄情報DBに記憶されている情報と
比較し、比較した結果を貸し付け可否情報として生成し
て、当該生成された貸し付け可否情報を、前記借入打診
情報を提供してきた借入者に対して前記情報出力手段を
介して出力する処理と、前記情報取得手段を介して、借
入申込情報及び、担保差し入れ情報を取得した後、貸付
実行指示情報を生成し、生成された貸付実行指示情報を
前記情報出力手段を介して出力する処理を行わせるよう
に構成されているコンピュータプログラムを、情報取得
手段と、情報出力手段と、処理部と、記憶部とを備えた
コンピュータに行わせることによって実現可能である。
【0057】次に、本発明の株券貸借取引支援システム
(e Stock Lending )は、前述した各システム構成に加
えて、前記処理部が、更に、前記情報取得手段にて取得
した情報に含まれている借入打診情報中の借入条件と、
貸出申出情報中の貸出条件とを、銘柄別に比較し、前記
借入条件と貸出条件とが合致した場合に約定照合情報を
生成して、当該約定照合情報を、前記情報出力手段を介
して当該借入打診情報を提供してきた借入者と、前記貸
出申出情報を提供してきた貸出者とに、前記情報出力手
段を介して出力し、前記借入条件と貸出条件とが合致し
ない場合に、前記貸出申出情報を提供してきた貸出者に
対して前記借入条件を、借入打診情報を提供してきた借
入者に対して前記貸出条件をそれぞれ前記情報出力手段
を介して出力する処理を行う行うように構成することが
できる。
(e Stock Lending )は、前述した各システム構成に加
えて、前記処理部が、更に、前記情報取得手段にて取得
した情報に含まれている借入打診情報中の借入条件と、
貸出申出情報中の貸出条件とを、銘柄別に比較し、前記
借入条件と貸出条件とが合致した場合に約定照合情報を
生成して、当該約定照合情報を、前記情報出力手段を介
して当該借入打診情報を提供してきた借入者と、前記貸
出申出情報を提供してきた貸出者とに、前記情報出力手
段を介して出力し、前記借入条件と貸出条件とが合致し
ない場合に、前記貸出申出情報を提供してきた貸出者に
対して前記借入条件を、借入打診情報を提供してきた借
入者に対して前記貸出条件をそれぞれ前記情報出力手段
を介して出力する処理を行う行うように構成することが
できる。
【0058】かかる構成からなるシステムは、一般貸株
取引における長期物の貸し付けにおいて採用すると効果
的なものである。なお、長期物の貸し付けとは、14日
以上の利用を前提とするものであって、約定した日の3
日後に実行されるのが一般的なものである。
取引における長期物の貸し付けにおいて採用すると効果
的なものである。なお、長期物の貸し付けとは、14日
以上の利用を前提とするものであって、約定した日の3
日後に実行されるのが一般的なものである。
【0059】すなわち、前記のように構成された本発明
の株券貸借取引支援システム(e Stock Lending )の構
成に供し得るコンピュータを、インターネット等のネッ
トワークを介して、借入者たる取引先である証券会社等
の側のコンピュータ及び、貸出者たる取引先である機関
投資家等側のコンピュータと交信可能にし、両サイドす
なわち、借入者たる取引先である証券会社等と、貸出者
たる取引先である機関投資家等との間で、借入打診・申
込、貸出申出・申込を銘柄別に付合わせし、条件が合致
するものについては自動的に約定照合情報を両サイドに
通知することができ、これによって、迅速かつ効率的な
約定、決済等へと導くことができる。
の株券貸借取引支援システム(e Stock Lending )の構
成に供し得るコンピュータを、インターネット等のネッ
トワークを介して、借入者たる取引先である証券会社等
の側のコンピュータ及び、貸出者たる取引先である機関
投資家等側のコンピュータと交信可能にし、両サイドす
なわち、借入者たる取引先である証券会社等と、貸出者
たる取引先である機関投資家等との間で、借入打診・申
込、貸出申出・申込を銘柄別に付合わせし、条件が合致
するものについては自動的に約定照合情報を両サイドに
通知することができ、これによって、迅速かつ効率的な
約定、決済等へと導くことができる。
【0060】一方、条件が合致しない場合には、相手方
の希望条件をネットワークを介して、自動的に両者に伝
えることができる。これによって、再度の条件提示を促
し、迅速かつ効率的な約定、決済等へと導くことができ
る。
の希望条件をネットワークを介して、自動的に両者に伝
えることができる。これによって、再度の条件提示を促
し、迅速かつ効率的な約定、決済等へと導くことができ
る。
【0061】かかるシステム構成における処理部の処理
も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記情報取得手段にて取
得した情報に含まれている借入打診情報中の借入条件
と、貸出申出情報中の貸出条件とを、銘柄別に比較し、
前記借入条件と貸出条件とが合致した場合に約定照合情
報を生成して、当該約定照合情報を、前記情報出力手段
を介して当該借入打診情報を提供してきた借入者と、前
記貸出申出情報を提供してきた貸出者とに、前記情報出
力手段を介して出力し、前記借入条件と貸出条件とが合
致しない場合に、前記貸出申出情報を提供してきた貸出
者に対して前記借入条件を、借入打診情報を提供してき
た借入者に対して前記貸出条件をそれぞれ前記情報出力
手段を介して出力する処理を行わせるように構成されて
いるコンピュータプログラムを、情報取得手段と、情報
出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータ
に行わせることによって実現可能である。
も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記情報取得手段にて取
得した情報に含まれている借入打診情報中の借入条件
と、貸出申出情報中の貸出条件とを、銘柄別に比較し、
前記借入条件と貸出条件とが合致した場合に約定照合情
報を生成して、当該約定照合情報を、前記情報出力手段
を介して当該借入打診情報を提供してきた借入者と、前
記貸出申出情報を提供してきた貸出者とに、前記情報出
力手段を介して出力し、前記借入条件と貸出条件とが合
致しない場合に、前記貸出申出情報を提供してきた貸出
者に対して前記借入条件を、借入打診情報を提供してき
た借入者に対して前記貸出条件をそれぞれ前記情報出力
手段を介して出力する処理を行わせるように構成されて
いるコンピュータプログラムを、情報取得手段と、情報
出力手段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータ
に行わせることによって実現可能である。
【0062】なお、前記の構成からなる本発明の株券貸
借取引支援システム(e Stock Lending )において、処
理部に、更に、前記借入者からの照合確認情報と、前記
貸出者からの照合確認情報とを情報取得手段を介して取
得した際に、前記約定照合情報に基づいて、前記貸株情
報DBと、借株情報DBとに記憶されている情報を更新
すると共に、取引明細書情報及び決済照合情報を生成し
て、前記貸出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力
手段を介して出力する処理を行わせるように構成するこ
ともできる。
借取引支援システム(e Stock Lending )において、処
理部に、更に、前記借入者からの照合確認情報と、前記
貸出者からの照合確認情報とを情報取得手段を介して取
得した際に、前記約定照合情報に基づいて、前記貸株情
報DBと、借株情報DBとに記憶されている情報を更新
すると共に、取引明細書情報及び決済照合情報を生成し
て、前記貸出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力
手段を介して出力する処理を行わせるように構成するこ
ともできる。
【0063】また、前記の構成からなる本発明の株券貸
借取引支援システム(e Stock Lending )において、記
憶部が、更に、決済情報DBを備えていて、処理部は、
更に、前記借入者からの決済照合確認情報と、前記貸出
者からの決済照合確認情報とを情報取得手段を介して取
得した際に、前記決済照合情報に基づいて、前記決済情
報DBに記憶されている情報を更新すると共に、受渡明
細書情報及び貸借料計算書情報を生成して前記貸出者及
び前記借入者に向けて、前記情報出力手段を介して出力
し、前記受寄情報DBに記憶されている情報を更新する
処理を行うように構成することもできる。
借取引支援システム(e Stock Lending )において、記
憶部が、更に、決済情報DBを備えていて、処理部は、
更に、前記借入者からの決済照合確認情報と、前記貸出
者からの決済照合確認情報とを情報取得手段を介して取
得した際に、前記決済照合情報に基づいて、前記決済情
報DBに記憶されている情報を更新すると共に、受渡明
細書情報及び貸借料計算書情報を生成して前記貸出者及
び前記借入者に向けて、前記情報出力手段を介して出力
し、前記受寄情報DBに記憶されている情報を更新する
処理を行うように構成することもできる。
【0064】このように構成すれば、取引約定に係る
「明細書」の作製、照合作業、決済手続といった処理
も、ネットワークを介して実行することができるので、
迅速かつ効率的な株券貸借取引を行う上で有効である。
「明細書」の作製、照合作業、決済手続といった処理
も、ネットワークを介して実行することができるので、
迅速かつ効率的な株券貸借取引を行う上で有効である。
【0065】なお、前記において、決済情報DBとは、
約定した取引に係る約定内容が保持されているDBであ
り、例えば、約定日、約定番号、取引先コード番号、証
券コード番号、株数、貸出又は借入料率、決済日(貸出
日及び返済日)、配当金戻入金、貸付株券情報(受寄又
は振替)、決済方法、所要担保金額などの情報が保持さ
れているものである。
約定した取引に係る約定内容が保持されているDBであ
り、例えば、約定日、約定番号、取引先コード番号、証
券コード番号、株数、貸出又は借入料率、決済日(貸出
日及び返済日)、配当金戻入金、貸付株券情報(受寄又
は振替)、決済方法、所要担保金額などの情報が保持さ
れているものである。
【0066】これらのシステム構成における処理部の処
理も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記借入者からの約定照
合確認情報と、前記貸出者からの約定照合確認情報とを
情報取得手段を介して取得した際に、前記約定照合情報
に基づいて、前記貸株情報DBと、借株情報DBとに記
憶されている情報を更新すると共に、取引明細書情報及
び決済照合情報を生成して、前記貸出者及び前記借入者
に向けて、前記情報出力手段を介して出力する処理、前
記借入者からの決済照合確認情報と、前記貸出者からの
決済照合確認情報とを情報取得手段を介して取得した際
に、前記決済照合情報に基づいて、前記記憶部に備えら
れている決済情報DBに記憶されている情報を更新する
と共に、受渡明細書情報及び貸借料計算書情報を生成し
て前記貸出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力手
段を介して出力し、前記受寄情報DBに記憶されている
情報を更新する処理を行わせるように構成されているコ
ンピュータプログラムを、情報取得手段と、情報出力手
段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータに行わ
せることによって実現可能である。
理も、前述した各コンピュータプログラムにおいて、更
に、コンピュータの処理部に、前記借入者からの約定照
合確認情報と、前記貸出者からの約定照合確認情報とを
情報取得手段を介して取得した際に、前記約定照合情報
に基づいて、前記貸株情報DBと、借株情報DBとに記
憶されている情報を更新すると共に、取引明細書情報及
び決済照合情報を生成して、前記貸出者及び前記借入者
に向けて、前記情報出力手段を介して出力する処理、前
記借入者からの決済照合確認情報と、前記貸出者からの
決済照合確認情報とを情報取得手段を介して取得した際
に、前記決済照合情報に基づいて、前記記憶部に備えら
れている決済情報DBに記憶されている情報を更新する
と共に、受渡明細書情報及び貸借料計算書情報を生成し
て前記貸出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力手
段を介して出力し、前記受寄情報DBに記憶されている
情報を更新する処理を行わせるように構成されているコ
ンピュータプログラムを、情報取得手段と、情報出力手
段と、処理部と、記憶部とを備えたコンピュータに行わ
せることによって実現可能である。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。
の好ましい実施形態を説明する。
【0068】この発明の株券貸借取引支援システム(e
Stock Lending )は、情報取得手段、情報出力手段、処
理部、記憶部を備えたコンピュータであって、専用回
線、インターネット等の有線又は無線のネットワークに
接続可能なコンピュータが、フロッピーディスク、CD
等の外部記憶媒体にあらかじめ記憶されているコンピュ
ータプログラムのインストールを受けて、あるいはネッ
トワークから前記情報取得手段を介して取得するコンピ
ュータプログラムのインストールを受けて、一般的にC
PUで実現される前記処理部が、当該コンピュータプロ
グラムを実行させることによって実現され得るものであ
る。
Stock Lending )は、情報取得手段、情報出力手段、処
理部、記憶部を備えたコンピュータであって、専用回
線、インターネット等の有線又は無線のネットワークに
接続可能なコンピュータが、フロッピーディスク、CD
等の外部記憶媒体にあらかじめ記憶されているコンピュ
ータプログラムのインストールを受けて、あるいはネッ
トワークから前記情報取得手段を介して取得するコンピ
ュータプログラムのインストールを受けて、一般的にC
PUで実現される前記処理部が、当該コンピュータプロ
グラムを実行させることによって実現され得るものであ
る。
【0069】最も簡単なシステム構成としては、図1図
示のように、情報取得手段2、情報出力手段3、処理部
4、記憶部5とを備え、これらの構成要素相互が通信可
能にバス6で接続されているコンピュータ1によって実
現することができる。
示のように、情報取得手段2、情報出力手段3、処理部
4、記憶部5とを備え、これらの構成要素相互が通信可
能にバス6で接続されているコンピュータ1によって実
現することができる。
【0070】情報取得手段2は、例えば、キーボード
7、マウス8などによって実現することができ、情報出
力手段3は、CRTや液晶ディスプレイなどの画像表示
手段9、印刷手段10などによって実現することができ
る。また、このコンピュータ1をIP−VPN回線等の
回線12、あるいは無線によって外部のネットワークと
交信可能に接続する通信手段11を、情報出力手段及び
情報入手手段双方の働きをするものとして採用すること
ができる。処理部4はCPUによって実現されるもので
ある。
7、マウス8などによって実現することができ、情報出
力手段3は、CRTや液晶ディスプレイなどの画像表示
手段9、印刷手段10などによって実現することができ
る。また、このコンピュータ1をIP−VPN回線等の
回線12、あるいは無線によって外部のネットワークと
交信可能に接続する通信手段11を、情報出力手段及び
情報入手手段双方の働きをするものとして採用すること
ができる。処理部4はCPUによって実現されるもので
ある。
【0071】記憶部5は、前述した内容からなる複数の
DB(銘柄情報DB13、取引先情報DB14、貸株情
報DB15、借株情報DB16、受寄情報DB17、貸
株超過銘柄DB18、決済情報DB19)用の領域を備
えていると共に、従来公知のコンピュータと同様に、ワ
ークエリア、OS(オペレーションシステム)、GUI
(グラフィカルユーザインターフェイス)、ブラウザな
どを備えた構成とされている。また、本発明の株券貸借
取引支援システム(e Stock Lending )の実行、処理を
行うためのアプリケーションプログラム(AP)や、前
述した本発明のシステムの実行、処理をコンピュータ1
に行わせるための本発明のコンピュータプログラムが、
この記憶部5に最初から備えられている構成とすること
ができる。なお、前述した本発明のシステムの実行、処
理をコンピュータ1に行わせるための本発明のコンピュ
ータプログラムは、CD、フロッピーディスク等の外部
記憶媒体に記憶されていたものを、情報取得手段2の一
形態としてのディスクドライブ(不図示)等によって取
り込んで、コンピュータ1に本発明に係る株券貸借取引
支援システム(e Stock Lending )の動作、処理を実行
させることもできる。
DB(銘柄情報DB13、取引先情報DB14、貸株情
報DB15、借株情報DB16、受寄情報DB17、貸
株超過銘柄DB18、決済情報DB19)用の領域を備
えていると共に、従来公知のコンピュータと同様に、ワ
ークエリア、OS(オペレーションシステム)、GUI
(グラフィカルユーザインターフェイス)、ブラウザな
どを備えた構成とされている。また、本発明の株券貸借
取引支援システム(e Stock Lending )の実行、処理を
行うためのアプリケーションプログラム(AP)や、前
述した本発明のシステムの実行、処理をコンピュータ1
に行わせるための本発明のコンピュータプログラムが、
この記憶部5に最初から備えられている構成とすること
ができる。なお、前述した本発明のシステムの実行、処
理をコンピュータ1に行わせるための本発明のコンピュ
ータプログラムは、CD、フロッピーディスク等の外部
記憶媒体に記憶されていたものを、情報取得手段2の一
形態としてのディスクドライブ(不図示)等によって取
り込んで、コンピュータ1に本発明に係る株券貸借取引
支援システム(e Stock Lending )の動作、処理を実行
させることもできる。
【0072】前述した図1の構成からなる本発明の株券
貸借取引支援システム(e Stock Lending )に供される
コンピュータ1は、証券金融会社などの取引仲介者によ
って提供、運営され、図2図示のように、例えば、イン
ターネット等のネットワーク20を介して、取引先等
(機関投資家21、証券会社22、事業法人等23、銀
行24、証券取引所25、(財)証券保管振替機構(機
構)26)などと接続される。
貸借取引支援システム(e Stock Lending )に供される
コンピュータ1は、証券金融会社などの取引仲介者によ
って提供、運営され、図2図示のように、例えば、イン
ターネット等のネットワーク20を介して、取引先等
(機関投資家21、証券会社22、事業法人等23、銀
行24、証券取引所25、(財)証券保管振替機構(機
構)26)などと接続される。
【0073】以下、この株券貸借取引支援システム(e
Stock Lending )を用い、前述した本発明のコンピュー
タプログラムの指示に基づく処理をコンピュータ1が行
うことによって実現される具体的な株券貸借取引につい
て説明する。
Stock Lending )を用い、前述した本発明のコンピュー
タプログラムの指示に基づく処理をコンピュータ1が行
うことによって実現される具体的な株券貸借取引につい
て説明する。
【0074】図3図示のように、情報取得手段2を介し
て、証券会社22等の借入者から借入打診情報を、機関
投資家21等の貸出者から貸出申出情報を受け取る(ス
テップ101)。この借入打診情報、貸出申出情報の受
領は、これらの情報がネットワークを介して送信されて
きた任意の時点で随時、また、コンピュータ1を操作す
る者が、キーボード7等の情報取得手段を介して入力す
ることによって随時行われるものである。
て、証券会社22等の借入者から借入打診情報を、機関
投資家21等の貸出者から貸出申出情報を受け取る(ス
テップ101)。この借入打診情報、貸出申出情報の受
領は、これらの情報がネットワークを介して送信されて
きた任意の時点で随時、また、コンピュータ1を操作す
る者が、キーボード7等の情報取得手段を介して入力す
ることによって随時行われるものである。
【0075】次いで、処理部4が当該借入打診情報、貸
出申出情報を分析する(ステップ102)。この分析
は、借入打診情報、貸出申出情報に係る借入希望銘柄、
貸出申出銘柄、これらの銘柄の数量、借入期間・貸出期
間などの情報を整理するものである。
出申出情報を分析する(ステップ102)。この分析
は、借入打診情報、貸出申出情報に係る借入希望銘柄、
貸出申出銘柄、これらの銘柄の数量、借入期間・貸出期
間などの情報を整理するものである。
【0076】次に、分析された借入打診情報、貸出申出
情報を、それぞれ、記憶部5の借株情報DB16、貸株
情報DB15に記憶させる(ステップ103)。そし
て、取引先情報DB14中に記憶されている貸出者(機
関投資家21等)情報、借入者(証券会社22等)情報
を用い、情報出力手段3を介して借入打診情報を貸出者
(機関投資家21等)に、貸出申出情報を借入者(証券
会社22等)に向けてそれぞれ出力する(ステップ10
5)。これらの情報の出力は、あらかじめ定められてい
た時間、あるいは、ネットワークを介しての借入打診情
報、貸出申出情報の受領があったならばコンピュータ1
から自動的に行われるように設定しておいてもよいし、
コンピュータ1の操作者の操作に基づいて行われるよう
にしてもよい。
情報を、それぞれ、記憶部5の借株情報DB16、貸株
情報DB15に記憶させる(ステップ103)。そし
て、取引先情報DB14中に記憶されている貸出者(機
関投資家21等)情報、借入者(証券会社22等)情報
を用い、情報出力手段3を介して借入打診情報を貸出者
(機関投資家21等)に、貸出申出情報を借入者(証券
会社22等)に向けてそれぞれ出力する(ステップ10
5)。これらの情報の出力は、あらかじめ定められてい
た時間、あるいは、ネットワークを介しての借入打診情
報、貸出申出情報の受領があったならばコンピュータ1
から自動的に行われるように設定しておいてもよいし、
コンピュータ1の操作者の操作に基づいて行われるよう
にしてもよい。
【0077】このようなシステム構成による処理によっ
て、借入者(証券会社22等)と貸出者(機関投資家2
1等)との間の借入打診・申込、貸出申出・申込を、迅
速かつ効率的に仲介することができる。
て、借入者(証券会社22等)と貸出者(機関投資家2
1等)との間の借入打診・申込、貸出申出・申込を、迅
速かつ効率的に仲介することができる。
【0078】前述した処理において、情報出力手段3を
介して借入打診情報を貸出者(機関投資家21等)に向
けて出力する(ステップ105)前に、送信出力先の貸
出者(機関投資家21等)が、送信出力する当該借入打
診情報に含まれている借入希望銘柄を受寄株券として預
託している数量に関する情報を、受寄情報DB17を利
用して生成する処理(ステップ104)を処理部4が行
い、当該生成された借入希望銘柄を受寄株券として預託
している数量に関する情報を、借入打診情報に付随させ
て出力(ステップ105)する処理を行うようにするこ
ともできる。
介して借入打診情報を貸出者(機関投資家21等)に向
けて出力する(ステップ105)前に、送信出力先の貸
出者(機関投資家21等)が、送信出力する当該借入打
診情報に含まれている借入希望銘柄を受寄株券として預
託している数量に関する情報を、受寄情報DB17を利
用して生成する処理(ステップ104)を処理部4が行
い、当該生成された借入希望銘柄を受寄株券として預託
している数量に関する情報を、借入打診情報に付随させ
て出力(ステップ105)する処理を行うようにするこ
ともできる。
【0079】このようなシステム構成による処理にすれ
ば、貸出者(機関投資家21等)は、借入希望銘柄につ
いて、自己がどの程度貸し付け可能であるか、効率よく
把握することができる。
ば、貸出者(機関投資家21等)は、借入希望銘柄につ
いて、自己がどの程度貸し付け可能であるか、効率よく
把握することができる。
【0080】更に、前述した処理において、図4図示の
ように、処理部4が、情報取得手段2にて取得した借入
打診情報と、貸出申出情報とを、銘柄情報DB13に保
持されてる銘柄別に整理して組み合わせる処理を行い
(ステップ201)、こうして整理された銘柄別の借入
打診情報と貸出打診情報との組み合わせに関する情報
を、情報出力手段3を介して出力する(ステップ20
2)ようにすることもできる。
ように、処理部4が、情報取得手段2にて取得した借入
打診情報と、貸出申出情報とを、銘柄情報DB13に保
持されてる銘柄別に整理して組み合わせる処理を行い
(ステップ201)、こうして整理された銘柄別の借入
打診情報と貸出打診情報との組み合わせに関する情報
を、情報出力手段3を介して出力する(ステップ20
2)ようにすることもできる。
【0081】このようなシステム構成による処理にすれ
ば、借入者(証券会社22等)、貸出者(機関投資家2
1等)は、株券貸借取引支援システム(e Stock Lendin
g )によって実行されている株券貸借取引における、借
入打診情報と貸出申出情報とを、銘柄別に整理して組み
合わされている状態で把握できるので、効率のよい取引
の進行、取引成立を図ることができる。
ば、借入者(証券会社22等)、貸出者(機関投資家2
1等)は、株券貸借取引支援システム(e Stock Lendin
g )によって実行されている株券貸借取引における、借
入打診情報と貸出申出情報とを、銘柄別に整理して組み
合わされている状態で把握できるので、効率のよい取引
の進行、取引成立を図ることができる。
【0082】なお、この銘柄別に整理して組み合わされ
ている借入打診情報と貸出申出情報とからなる情報は、
コンピュータ1の画像表示手段9に表示させるのみにす
ることもできる。
ている借入打診情報と貸出申出情報とからなる情報は、
コンピュータ1の画像表示手段9に表示させるのみにす
ることもできる。
【0083】図5は、本発明の株券貸借取引支援システ
ム(e Stock Lending )における他の処理フローを説明
するものである。この処理は、前記の処理フローを実現
していたシステム構成に加えて、記憶部5に備えられて
いる貸株超過銘柄DB18をも利用して行われる。
ム(e Stock Lending )における他の処理フローを説明
するものである。この処理は、前記の処理フローを実現
していたシステム構成に加えて、記憶部5に備えられて
いる貸株超過銘柄DB18をも利用して行われる。
【0084】情報取得部2を介して貸株超過状態にある
銘柄に関する情報を取得すると(ステップ301)、処
理部4が当該情報を貸株超過銘柄DB18に蓄積させる
(ステップ302)。処理部4は、受寄情報DB17と
貸株超過銘柄DB18とを利用して、貸出者(機関投資
家21等)が貸株超過状態にある銘柄を受寄株券として
預託している数量に関する情報と、時価との関係で貸出
者が採算を見込める品貸申込料率に関する情報とを生成
する(ステップ303)。こうして生成された情報と、
前記の貸株超過状態にある銘柄に関する情報とは、情報
出力手段3を介して、貸出者(機関投資家21等)に向
けて出力される(ステップ304)。
銘柄に関する情報を取得すると(ステップ301)、処
理部4が当該情報を貸株超過銘柄DB18に蓄積させる
(ステップ302)。処理部4は、受寄情報DB17と
貸株超過銘柄DB18とを利用して、貸出者(機関投資
家21等)が貸株超過状態にある銘柄を受寄株券として
預託している数量に関する情報と、時価との関係で貸出
者が採算を見込める品貸申込料率に関する情報とを生成
する(ステップ303)。こうして生成された情報と、
前記の貸株超過状態にある銘柄に関する情報とは、情報
出力手段3を介して、貸出者(機関投資家21等)に向
けて出力される(ステップ304)。
【0085】なお、前記におけるステップ301での貸
株超過状態にある銘柄に関する情報の取得は、別途構築
されている制度貸借取引貸株超過情報DB(不図示)か
ら取得することができる。
株超過状態にある銘柄に関する情報の取得は、別途構築
されている制度貸借取引貸株超過情報DB(不図示)か
ら取得することができる。
【0086】これは、証券金融会社(取引仲介者)が制
度貸借取引を実行する場合であって、貸株超過の状態に
なっているとき(すなわち、貸株残高が融資残高を上回
っているとき)に、証券金融会社(取引仲介者)が、取
引先証券会社、生命保険・損害保険会社等の貸出者とな
る機関投資家から不足する株券を調達する際に行う入札
(品貸し申込)の実行を支援するシステムである。
度貸借取引を実行する場合であって、貸株超過の状態に
なっているとき(すなわち、貸株残高が融資残高を上回
っているとき)に、証券金融会社(取引仲介者)が、取
引先証券会社、生命保険・損害保険会社等の貸出者とな
る機関投資家から不足する株券を調達する際に行う入札
(品貸し申込)の実行を支援するシステムである。
【0087】前記のようにステップ304で出力された
情報をネットワークを介して得た貸出者(機関投資家2
1等)は、迅速かつ効率的に品貸し申込に必要な情報を
入手することができる。
情報をネットワークを介して得た貸出者(機関投資家2
1等)は、迅速かつ効率的に品貸し申込に必要な情報を
入手することができる。
【0088】なお、コンピュータ1の処理部4におい
て、更に、品貸し申込における取引約定に係る「明細
書」の作製、品貸し料の計算書等の必要な書面の作製が
行われるように、コンピュータプログラムを構成してお
き、このような処理の結果を、ネットワークを介して、
貸出者(機関投資家21等)と授受可能にしておけば、
機関投資家21等は、ネットワーク上で品貸し申込にか
かるすべての処理を行えるようになるので、一層の利便
性向上を図ることができる。
て、更に、品貸し申込における取引約定に係る「明細
書」の作製、品貸し料の計算書等の必要な書面の作製が
行われるように、コンピュータプログラムを構成してお
き、このような処理の結果を、ネットワークを介して、
貸出者(機関投資家21等)と授受可能にしておけば、
機関投資家21等は、ネットワーク上で品貸し申込にか
かるすべての処理を行えるようになるので、一層の利便
性向上を図ることができる。
【0089】図6は、本発明の株券貸借取引支援システ
ム(e Stock Lending )における更に他の処理フローを
説明するものである。
ム(e Stock Lending )における更に他の処理フローを
説明するものである。
【0090】情報取得手段2にて借入者(証券会社22
等)から借入打診情報を受け取ると(ステップ40
1)、処理部4が、借入打診情報に係る借入希望銘柄及
び当該借入希望銘柄についての借入希望数量、借入希望
日数を、受寄情報DB17に記憶されている情報と比較
し(ステップ402)、比較した結果を貸し付け可否情
報として生成する(ステップ403)。こうして生成さ
れた貸し付け可否情報は、前記借入打診情報を提供して
きた借入者に対して情報出力手段3を介して出力される
(ステップ404)。更に、借入者(証券会社22等)
から情報取得手段2を介して借入申込情報を取得し(ス
テップ405)、ネットワークを介して(財)証券保管
振替機構(機構)26との間で交信し、担保差入の確認
を行う担保差し入れ情報を証券保管振替機構(機構)2
6から取得した(ステップ406)後、貸付実行指示情
報を生成し、生成された貸付実行指示情報を情報出力手
段3を介してネットワークで交信可能とされている
(財)証券保管振替機構(機構)26へ出力する(ステ
ップ407)。
等)から借入打診情報を受け取ると(ステップ40
1)、処理部4が、借入打診情報に係る借入希望銘柄及
び当該借入希望銘柄についての借入希望数量、借入希望
日数を、受寄情報DB17に記憶されている情報と比較
し(ステップ402)、比較した結果を貸し付け可否情
報として生成する(ステップ403)。こうして生成さ
れた貸し付け可否情報は、前記借入打診情報を提供して
きた借入者に対して情報出力手段3を介して出力される
(ステップ404)。更に、借入者(証券会社22等)
から情報取得手段2を介して借入申込情報を取得し(ス
テップ405)、ネットワークを介して(財)証券保管
振替機構(機構)26との間で交信し、担保差入の確認
を行う担保差し入れ情報を証券保管振替機構(機構)2
6から取得した(ステップ406)後、貸付実行指示情
報を生成し、生成された貸付実行指示情報を情報出力手
段3を介してネットワークで交信可能とされている
(財)証券保管振替機構(機構)26へ出力する(ステ
ップ407)。
【0091】かかるシステム構成による処理は、一般貸
株取引における短期物の貸し付けにおいて採用され得る
ものである。これによって、証券金融会社のような取引
仲介者と借入者(証券会社22等)等とがネットワーク
で交信可能とされ、借入打診・申込、受寄株券の在庫有
無の確認、約定、決済等を実行するための処理を、ネッ
トワークを介して実行することができる。また、証券金
融会社のような取引仲介者と(財)証券保管振替機構
(機構)とをネットワークで交信可能とし、両者の間で
の担保差入の確認処理の自動化、担保差入の確認と同時
の貸出実行指図自動処理を、ネットワークを介して実行
することができる。これによって、株券貸借取引の一般
貸株取引における短期物の貸し付け処理を、迅速かつ効
率的に行うことができる。
株取引における短期物の貸し付けにおいて採用され得る
ものである。これによって、証券金融会社のような取引
仲介者と借入者(証券会社22等)等とがネットワーク
で交信可能とされ、借入打診・申込、受寄株券の在庫有
無の確認、約定、決済等を実行するための処理を、ネッ
トワークを介して実行することができる。また、証券金
融会社のような取引仲介者と(財)証券保管振替機構
(機構)とをネットワークで交信可能とし、両者の間で
の担保差入の確認処理の自動化、担保差入の確認と同時
の貸出実行指図自動処理を、ネットワークを介して実行
することができる。これによって、株券貸借取引の一般
貸株取引における短期物の貸し付け処理を、迅速かつ効
率的に行うことができる。
【0092】図7は、本発明の株券貸借取引支援システ
ム(e Stock Lending )における他の処理フローを説明
するものである。
ム(e Stock Lending )における他の処理フローを説明
するものである。
【0093】情報取得手段2にて借入者(証券会社22
等)から借入打診情報を、また、貸出者(機関投資家2
1等)から貸出申出情報を受け取ると(ステップ50
1)、処理部4が、借入打診情報中の借入条件(借入希
望銘柄名、株数、借入料率、借入期間など)と、貸出申
出情報中の貸出条件(貸出可能銘柄名、株数、貸出料
率、貸出期間など)とを、銘柄情報DB13に保持され
ている銘柄別に比較する(ステップ502)。借入条件
と貸出条件とが合致した場合には、約定照合情報を生成
し(ステップ503)、この生成された約定照合情報
を、情報出力手段3を介して当該借入打診情報を提供し
てきた借入者(証券会社22等)と、前記貸出申出情報
を提供してきた貸出者(機関投資家21等)とに出力す
る(ステップ504)。
等)から借入打診情報を、また、貸出者(機関投資家2
1等)から貸出申出情報を受け取ると(ステップ50
1)、処理部4が、借入打診情報中の借入条件(借入希
望銘柄名、株数、借入料率、借入期間など)と、貸出申
出情報中の貸出条件(貸出可能銘柄名、株数、貸出料
率、貸出期間など)とを、銘柄情報DB13に保持され
ている銘柄別に比較する(ステップ502)。借入条件
と貸出条件とが合致した場合には、約定照合情報を生成
し(ステップ503)、この生成された約定照合情報
を、情報出力手段3を介して当該借入打診情報を提供し
てきた借入者(証券会社22等)と、前記貸出申出情報
を提供してきた貸出者(機関投資家21等)とに出力す
る(ステップ504)。
【0094】一方、借入条件と貸出条件とが合致しない
場合には、貸出申出情報を提供してきた貸出者(機関投
資家21等)に対して前記借入条件を、借入打診情報を
提供してきた借入者(証券会社22等)に対して前記貸
出条件をそれぞれ情報出力手段3を介して出力する(ス
テップ505)。
場合には、貸出申出情報を提供してきた貸出者(機関投
資家21等)に対して前記借入条件を、借入打診情報を
提供してきた借入者(証券会社22等)に対して前記貸
出条件をそれぞれ情報出力手段3を介して出力する(ス
テップ505)。
【0095】かかるシステム構成による処理は、一般貸
株取引における長期物の貸し付けにおいて採用されるも
のである。これによって、証券金融会社のような取引仲
介者と借入者(証券会社22等)、貸出者(機関投資家
21等)とがネットワークを介して交信可能とされ、両
サイドすなわち、借入者(証券会社22等)貸出者(機
関投資家21等)との間で、借入打診・申込、貸出申出
・申込を銘柄別に付合わせし、条件が合致するものにつ
いては自動的に約定照合情報を両サイドに通知すること
ができ、これによって、迅速かつ効率的な約定、決済等
へと導くことができる。一方、条件が合致しない場合に
は、相手方の希望条件をネットワークを介して、自動的
に両者に伝えることができる。これによって、再度の条
件提示を促し、迅速かつ効率的な約定、決済等へと導く
ことができる。
株取引における長期物の貸し付けにおいて採用されるも
のである。これによって、証券金融会社のような取引仲
介者と借入者(証券会社22等)、貸出者(機関投資家
21等)とがネットワークを介して交信可能とされ、両
サイドすなわち、借入者(証券会社22等)貸出者(機
関投資家21等)との間で、借入打診・申込、貸出申出
・申込を銘柄別に付合わせし、条件が合致するものにつ
いては自動的に約定照合情報を両サイドに通知すること
ができ、これによって、迅速かつ効率的な約定、決済等
へと導くことができる。一方、条件が合致しない場合に
は、相手方の希望条件をネットワークを介して、自動的
に両者に伝えることができる。これによって、再度の条
件提示を促し、迅速かつ効率的な約定、決済等へと導く
ことができる。
【0096】なお前記のシステム構成による処理に引き
続いて、処理部が借入者(証券会社22等)からの約定
照合確認情報と、貸出者(機関投資家21等)からの約
定照合確認情報とを情報取得手段2を介して取得した
(ステップ506)後に、前記の約定照合情報に基づい
て、貸株情報DB15と、借株情報DB16とに記憶さ
れている情報を更新し(ステップ507)、取引明細書
情報及び決済照合情報を生成して(ステップ508)、
貸出者(機関投資家21等)及び借入者(証券会社22
等)に向けて、情報出力手段3を介して出力(ステップ
509)ようにすることもできる。
続いて、処理部が借入者(証券会社22等)からの約定
照合確認情報と、貸出者(機関投資家21等)からの約
定照合確認情報とを情報取得手段2を介して取得した
(ステップ506)後に、前記の約定照合情報に基づい
て、貸株情報DB15と、借株情報DB16とに記憶さ
れている情報を更新し(ステップ507)、取引明細書
情報及び決済照合情報を生成して(ステップ508)、
貸出者(機関投資家21等)及び借入者(証券会社22
等)に向けて、情報出力手段3を介して出力(ステップ
509)ようにすることもできる。
【0097】更に、記憶部5が備えている決済情報DB
19をも利用して、借入者(証券会社22等)からの決
済照合確認情報と、貸出者(機関投資家21等)からの
決済照合確認情報とを情報取得手段2を介して取得した
(ステップ510)後に、処理部4が、前記の決済照合
情報に基づいて、決済情報DB19に記憶されている情
報を更新し(ステップ511)、受渡明細書情報及び貸
借料計算書情報を生成して(ステップ512)、貸出者
(機関投資家21等)及び借入者(証券会社22等)に
向けて、情報出力手段3を介して出力し(ステップ51
3)、受寄情報DB17に記憶されている情報を更新す
る(ステップ514)ようにすることもできる。
19をも利用して、借入者(証券会社22等)からの決
済照合確認情報と、貸出者(機関投資家21等)からの
決済照合確認情報とを情報取得手段2を介して取得した
(ステップ510)後に、処理部4が、前記の決済照合
情報に基づいて、決済情報DB19に記憶されている情
報を更新し(ステップ511)、受渡明細書情報及び貸
借料計算書情報を生成して(ステップ512)、貸出者
(機関投資家21等)及び借入者(証券会社22等)に
向けて、情報出力手段3を介して出力し(ステップ51
3)、受寄情報DB17に記憶されている情報を更新す
る(ステップ514)ようにすることもできる。
【0098】かかるシステム構成と処理によれば、取引
約定に係る「明細書」の作製、照合作業、決済手続とい
った処理も、ネットワークを介して実行することができ
るので、迅速かつ効率的な株券貸借取引を行う上で有効
である。
約定に係る「明細書」の作製、照合作業、決済手続とい
った処理も、ネットワークを介して実行することができ
るので、迅速かつ効率的な株券貸借取引を行う上で有効
である。
【0099】なお、本発明の株券貸借取引支援システム
(e Stock Lending )において、証券金融会社などの取
引仲介者が機関投資家21等の貸出者から貸し付け可能
な株券として預託を受けている受寄株券は、制度貸借取
引、一般貸株のいずれの貸株取引においても前記取引仲
介者における株券調達源として重要な役割を果たしてお
り、特定の時点で貸し付け可能な受寄株券がどの程度残
存しているかを、リアルタイムで正確に把握しているこ
とは、本発明の株券貸借取引支援システム(eStock Len
ding )を円滑に運営、実行する上で重要である。
(e Stock Lending )において、証券金融会社などの取
引仲介者が機関投資家21等の貸出者から貸し付け可能
な株券として預託を受けている受寄株券は、制度貸借取
引、一般貸株のいずれの貸株取引においても前記取引仲
介者における株券調達源として重要な役割を果たしてお
り、特定の時点で貸し付け可能な受寄株券がどの程度残
存しているかを、リアルタイムで正確に把握しているこ
とは、本発明の株券貸借取引支援システム(eStock Len
ding )を円滑に運営、実行する上で重要である。
【0100】本発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )においては、貸し付け可能な受寄株券の
残高の管理、すなわち、記憶部5に備えられている受寄
情報DB17における受寄株券の在庫に関する情報の管
理は、以下のように行うことができる。
ock Lending )においては、貸し付け可能な受寄株券の
残高の管理、すなわち、記憶部5に備えられている受寄
情報DB17における受寄株券の在庫に関する情報の管
理は、以下のように行うことができる。
【0101】これは、受寄株券増加に係る情報を情報取
得部2にて取得した際、又は、貸し付けに用いる受寄株
券に関する情報が確定したことが処理部4にて把握され
た際に、処理部4が、記憶部5に備えられている受寄情
報DB17に保持されている受寄株券の在庫に関する情
報の更新を行うものである。
得部2にて取得した際、又は、貸し付けに用いる受寄株
券に関する情報が確定したことが処理部4にて把握され
た際に、処理部4が、記憶部5に備えられている受寄情
報DB17に保持されている受寄株券の在庫に関する情
報の更新を行うものである。
【0102】すなわち、受寄株券の在庫増加に伴う、受
寄情報DB17における受寄株券の在庫に関する情報の
更新は、ネットワークで交信可能にされている(財)証
券保管振替機構(機構)26のコンピュータから、情報
取得手段2を介して、受寄株券残高増加情報を取得した
際に、処理部4が、当該情報に基づいて、記憶部5に備
えられている受寄情報DB17に保持されている受寄株
券の在庫に関する情報を更新することによって行われ
る。
寄情報DB17における受寄株券の在庫に関する情報の
更新は、ネットワークで交信可能にされている(財)証
券保管振替機構(機構)26のコンピュータから、情報
取得手段2を介して、受寄株券残高増加情報を取得した
際に、処理部4が、当該情報に基づいて、記憶部5に備
えられている受寄情報DB17に保持されている受寄株
券の在庫に関する情報を更新することによって行われ
る。
【0103】一方、受寄株券の在庫減少に伴う、受寄情
報DB17における受寄株券の在庫に関する情報の更新
は、貸し付けに用いる受寄株券に関する情報が確定した
ことが処理部4にて把握された時点、すなわち、借入者
(証券会社22等)と取引仲介者との間で約定が成立し
た時点で、処理部4が、当該情報に基づいて、記憶部5
に備えられている受寄情報DB17に保持されている受
寄株券の在庫に関する情報を更新することによって行わ
れる。なお、この借入者(証券会社22等)と取引仲介
者との間で約定が成立した時点とは、具体的には、図6
図示の処理フローにおいて、処理部4が、借入申込情報
を情報取得手段2を介して取得した(ステップ405)
後、あるいは、図7図示の処理フローにおいて、借入者
(証券会社22等)からの約定照合確認情報と、貸出者
(機関投資家21等)からの約定照合確認情報とを情報
取得手段2を介して取得した(ステップ506)後のこ
とである。
報DB17における受寄株券の在庫に関する情報の更新
は、貸し付けに用いる受寄株券に関する情報が確定した
ことが処理部4にて把握された時点、すなわち、借入者
(証券会社22等)と取引仲介者との間で約定が成立し
た時点で、処理部4が、当該情報に基づいて、記憶部5
に備えられている受寄情報DB17に保持されている受
寄株券の在庫に関する情報を更新することによって行わ
れる。なお、この借入者(証券会社22等)と取引仲介
者との間で約定が成立した時点とは、具体的には、図6
図示の処理フローにおいて、処理部4が、借入申込情報
を情報取得手段2を介して取得した(ステップ405)
後、あるいは、図7図示の処理フローにおいて、借入者
(証券会社22等)からの約定照合確認情報と、貸出者
(機関投資家21等)からの約定照合確認情報とを情報
取得手段2を介して取得した(ステップ506)後のこ
とである。
【0104】このようにして受寄情報DB17に保持さ
れている受寄株券の在庫に関する情報の更新がなされる
ことによって、貸し付け可能な受寄株券の残高を正確
に、リアルタイムで受寄情報DB17に保持させること
ができる。
れている受寄株券の在庫に関する情報の更新がなされる
ことによって、貸し付け可能な受寄株券の残高を正確
に、リアルタイムで受寄情報DB17に保持させること
ができる。
【0105】なお前述した本発明の株券貸借取引支援シ
ステム(e Stock Lending )における、貸し付け可能な
受寄株券の残高の管理、すなわち、記憶部5に備えられ
ている受寄情報DB17における受寄株券の在庫に関す
る情報の管理は、コンピュータ1に、前述したように受
寄株券増加に係る情報を情報取得部2にて取得した際、
又は、前述したように貸し付けに用いる受寄株券に関す
る情報が確定したことが処理部4にて把握された際に、
処理部4が、記憶部5に備えられている受寄情報DB1
7に保持されている受寄株券の在庫に関する情報の更新
を行う処理を実行させるコンピュータプログラムの指示
の下で実行可能である。
ステム(e Stock Lending )における、貸し付け可能な
受寄株券の残高の管理、すなわち、記憶部5に備えられ
ている受寄情報DB17における受寄株券の在庫に関す
る情報の管理は、コンピュータ1に、前述したように受
寄株券増加に係る情報を情報取得部2にて取得した際、
又は、前述したように貸し付けに用いる受寄株券に関す
る情報が確定したことが処理部4にて把握された際に、
処理部4が、記憶部5に備えられている受寄情報DB1
7に保持されている受寄株券の在庫に関する情報の更新
を行う処理を実行させるコンピュータプログラムの指示
の下で実行可能である。
【0106】以上、添付図面を参照して本発明の好まし
い実施形態を説明したが、本発明は、かかる実施形態に
限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把
握される技術的範囲に於いて種々の形態に変更可能であ
る。
い実施形態を説明したが、本発明は、かかる実施形態に
限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把
握される技術的範囲に於いて種々の形態に変更可能であ
る。
【0107】
【発明の効果】本発明の株券貸借取引支援システム(e
Stock Lending )と、コンピュータプログラムによれ
ば、株券貸借仲介取引を、迅速かつ効率的に行うことが
できる。
Stock Lending )と、コンピュータプログラムによれ
ば、株券貸借仲介取引を、迅速かつ効率的に行うことが
できる。
【0108】すなわち、一般貸株の分野で、時間的な制
約の大きいフェイル対応貸株の自動化(STP化)を図
るとともに、証券金融会社のような取引仲介者が、貸出
者(機関投資家等)と借入者(証券会社等)の問に立つ
というネーム・ブラインド方式で、貸出者、借入者両サ
イドの申込ニーズを電子的に受付け、それらを集約の
上、付合せするというオファー・ビッド方式によって、
機関投資家、証券会社および事業法人等の広範な市場参
加者を対象とした効率的かつ迅速な株券貸借仲介取引の
約定・決済を実現できる。
約の大きいフェイル対応貸株の自動化(STP化)を図
るとともに、証券金融会社のような取引仲介者が、貸出
者(機関投資家等)と借入者(証券会社等)の問に立つ
というネーム・ブラインド方式で、貸出者、借入者両サ
イドの申込ニーズを電子的に受付け、それらを集約の
上、付合せするというオファー・ビッド方式によって、
機関投資家、証券会社および事業法人等の広範な市場参
加者を対象とした効率的かつ迅速な株券貸借仲介取引の
約定・決済を実現できる。
【0109】また、証券金融会社による、機関投資家等
の貸出者からの受寄株券を利用した株券調達ルート(品
貸し申込)を、ネットワークを介して行うことができる
ので、証券金融会社、貸出者双方の事務負担を軽減さ
せ、制度貸借取引の円滑な運営、拡大に資することがで
きる。
の貸出者からの受寄株券を利用した株券調達ルート(品
貸し申込)を、ネットワークを介して行うことができる
ので、証券金融会社、貸出者双方の事務負担を軽減さ
せ、制度貸借取引の円滑な運営、拡大に資することがで
きる。
【0110】更に、ネットワークを介して、取引仲介者
と貸出者、取引仲介者と借入者、取引仲介者と(財)証
券保管振替機構とをそれぞれ交信可能にし、借入者から
取引仲介者に対する借入打診・申込、貸出者から取引仲
介者に対する貸出申出・申込、受寄株券の在庫有無の確
認、約定、決済等の迅速、効率的な処理、借入者と貸出
者との間の借入・打診申込、貸出申出・申込の迅速、効
率的な仲介処理、取引仲介者と(財)証券保管振替機構
との間での担保差入の確認処理の自動化、担保差入の確
認と同時の貸出実行指図自動処理による迅速、効率的な
処理など、を実現することができる。
と貸出者、取引仲介者と借入者、取引仲介者と(財)証
券保管振替機構とをそれぞれ交信可能にし、借入者から
取引仲介者に対する借入打診・申込、貸出者から取引仲
介者に対する貸出申出・申込、受寄株券の在庫有無の確
認、約定、決済等の迅速、効率的な処理、借入者と貸出
者との間の借入・打診申込、貸出申出・申込の迅速、効
率的な仲介処理、取引仲介者と(財)証券保管振替機構
との間での担保差入の確認処理の自動化、担保差入の確
認と同時の貸出実行指図自動処理による迅速、効率的な
処理など、を実現することができる。
【図1】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )の構成を概説する図。
ock Lending )の構成を概説する図。
【図2】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )が実施される際の構成概要を説明する
図。
ock Lending )が実施される際の構成概要を説明する
図。
【図3】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )における基本的な処理フローを表す図。
ock Lending )における基本的な処理フローを表す図。
【図4】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )において採用可能な処理フローを表す
図。
ock Lending )において採用可能な処理フローを表す
図。
【図5】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )において実行される品貸し申込の処理フ
ローを表す図。
ock Lending )において実行される品貸し申込の処理フ
ローを表す図。
【図6】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )において実行される一般貸株取引におけ
る短期物の貸し付けの処理フローを表す図。
ock Lending )において実行される一般貸株取引におけ
る短期物の貸し付けの処理フローを表す図。
【図7】 この発明の株券貸借取引支援システム(e St
ock Lending )において実行される一般貸株取引におけ
る長期物の貸し付けの処理フローを表す図。
ock Lending )において実行される一般貸株取引におけ
る長期物の貸し付けの処理フローを表す図。
1 コンピュータ 2 情報取得手段 3 情報出力手段 4 処理部 5 記憶部 6 バス 7 キーボード 8 マウス 9 画像表示手段 10 印刷手段 11 通信手段 12 回線手段 13 銘柄情報DB 14 取引先情報DB 15 貸株情報DB 16 借株情報DB 17 受寄情報DB 18 貸株超過銘柄DB 19 決済情報DB 20 ネットワーク 21 機関投資家 22 証券会社 23 事業法人等 24 銀行 25 証券取引所 26 (財)証券保管振替機構(機構)
Claims (16)
- 【請求項1】情報取得手段と、情報出力手段と、処理部
と、記憶部とを備えた株券貸借取引を支援するシステム
であって、 前記記憶部は、銘柄情報DBと、取引先情報DBと、貸
株情報DBと、借株情報DBと、受寄情報DBとを備え
ており、 前記処理部は、 前記情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入
打診情報と貸出申出情報とを分析して、それぞれ、前記
借株情報DBと貸株情報DBとに記憶させると共に、 前記取引先情報DB中に記憶されている貸出者情報を用
い、前記情報出力手段を介して前記借入打診情報を貸出
者に向けて出力する処理と、 前記取引先情報DB中に記憶されている借入者情報を用
い、前記情報出力手段を介して前記貸出申出情報を借入
者に向けて出力する処理を行うことを特徴とする株券貸
借取引支援システム。 - 【請求項2】前記処理部は、更に、 前記受寄情報DBを利用して、前記情報取得手段にて取
得した情報に含まれている貸出申出情報を提供してきた
貸出者が、前記借入打診情報に含まれている借入希望銘
柄を受寄株券として預託している数量に関する情報を生
成し、 当該貸出者に向けて前記借入打診情報を出力する際に、
当該生成された借入希望銘柄を受寄株券として預託して
いる数量に関する情報を付随させて出力する処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の株券貸借取引支援シス
テム。 - 【請求項3】前記処理部は、更に、 前記情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入
打診情報と、貸出申出情報とを、銘柄別に整理して組み
合わせ、 当該整理された銘柄別の借入打診情報と貸出申出情報と
の組み合わせに関する情報を、前記情報出力手段を介し
て出力する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2
記載の株券貸借取引支援システム。 - 【請求項4】前記記憶部は、更に、貸株超過銘柄DBを
備えており、 前記処理部は、更に、 前記情報取得部を介して取得した情報に含まれている貸
株超過状態にある銘柄に関する情報を、当該貸株超過銘
柄DBに蓄積させると共に、 前記受寄情報DBと貸株超過銘柄DBとを利用して、 貸出者が前記貸株超過状態にある銘柄を受寄株券として
預託している数量に関する情報、 時価との関係で貸出者が採算を見込める品貸申込料率に
関する情報を生成し、 当該生成された情報と、前記貸株超過状態にある銘柄に
関する情報とを、前記情報出力手段を介して、当該貸出
者に向けて出力する処理を行うことを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか一項記載の株券貸借取引支援システ
ム。 - 【請求項5】前記処理部は、更に、 前記情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入
打診情報に係る借入希望銘柄及び当該借入希望銘柄につ
いての借入希望数量、借入希望日数を、前記受寄情報D
Bに記憶されている情報と比較し、 比較した結果を貸し付け可否情報として生成して、当該
生成された貸し付け可否情報を、前記借入打診情報を提
供してきた借入者に対して、前記情報出力手段を介して
出力する処理と、 前記情報取得手段を介して、借入申込情報及び、担保差
し入れ情報を取得した後、貸付実行指示情報を生成し、
生成された貸付実行指示情報を前記情報出力手段を介し
て出力する処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4
のいずれか一項記載の株券貸借取引支援システム。 - 【請求項6】前記処理部は、更に、 前記情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入
打診情報中の借入条件と、貸出申出情報中の貸出条件と
を、銘柄別に比較し、 前記借入条件と貸出条件とが合致した場合に約定照合情
報を生成して、 当該約定照合情報を、前記情報出力手段を介して前記借
入打診情報を提供してきた借入者と、前記貸出申出情報
を提供してきた貸出者とに、前記情報出力手段を介して
出力し、 前記借入条件と貸出条件とが合致しない場合に、前記貸
出申出情報を提供してきた貸出者に対して前記借入条件
を、前記借入打診情報を提供してきた借入者に対して前
記貸出条件をそれぞれ前記情報出力手段を介して出力す
る処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
か一項記載の株券貸借取引支援システム。 - 【請求項7】処理部は、更に、 前記借入者からの約定照合確認情報と、前記貸出者から
の約定照合確認情報とを情報取得手段を介して取得した
際に、前記約定照合情報に基づいて、前記貸株情報DB
と、借株情報DBとに記憶されている情報を更新すると
共に、取引明細書情報及び決済照合情報を生成して、前
記貸出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力手段を
介して出力する処理を行うことを特徴とする請求項6記
載の株券貸借取引支援システム。 - 【請求項8】記憶部は、更に、決済情報DBを備えてお
り、 処理部は、更に、 前記借入者からの決済照合確認情報と、前記貸出者から
の決済照合確認情報とを情報取得手段を介して取得した
際に、前記決済照合情報に基づいて、前記決済情報DB
に記憶されている情報を更新すると共に、 受渡明細書情報及び貸借料計算書情報を生成して前記貸
出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力手段を介し
て出力し、 前記受寄情報DBに記憶されている情報を更新する処理
を行うことを特徴とする請求項7記載の株券貸借取引支
援システム。 - 【請求項9】情報取得手段と、情報出力手段と、処理部
と、記憶部とを備えたコンピュータに、情報取得手段に
て取得した情報に含まれている借入打診情報と貸出申出
情報とを分析して、それぞれ、記憶部に備えられている
借株情報DBと貸株情報DBとに記憶させ、記憶部に備
えられている取引先情報DB中に記憶されている貸出者
情報、借入者情報を用い、情報出力手段を介して前記借
入打診情報を貸出者に向けて、前記貸出申出情報を借入
者に向けてそれぞれ出力する処理を実行させるコンピュ
ータプログラム。 - 【請求項10】コンピュータプログラムは、更に、記憶
部に備えられている受寄情報DBを利用して、情報取得
手段にて取得した情報に含まれている貸出申出情報を提
供してきた貸出者が、前記借入打診情報に含まれている
借入希望銘柄を受寄株券として預託している数量に関す
る情報を生成させ、当該貸出者に向けて前記借入打診情
報を出力する際に、当該生成された借入希望銘柄を受寄
株券として預託している数量に関する情報を付随させて
出力する処理を実行させることを特徴とする請求項9記
載のコンピュータプログラム。 - 【請求項11】コンピュータプログラムは、更に、前記
情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入打診
情報と、貸出申出情報とを、銘柄別に整理して組み合わ
せ、当該整理された銘柄別の借入打診情報と貸出申出情
報との組み合わせに関する情報を、前記情報出力手段を
介して出力する処理を実行させることを特徴とする請求
項9又は10記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項12】コンピュータプログラムは、更に、前記
情報取得部を介して取得した情報に含まれている貸株超
過状態にある銘柄に関する情報を、前記記憶部に備えら
れている貸株超過銘柄DBに蓄積させると共に、前記記
憶部の受寄情報DBと貸株超過銘柄DBとを利用して、
貸出者が貸株超過状態にある銘柄を受寄株券として預託
している数量に関する情報と、時価との関係で貸出者が
採算を見込める品貸申込料率に関する情報とを生成し、
当該生成された情報と、前記貸株超過状態にある銘柄に
関する情報とを、前記情報出力手段を介して、当該貸出
者に向けて出力する処理を実行させることを特徴とする
請求項9乃至11のいずれか一項記載のコンピュータプ
ログラム。 - 【請求項13】コンピュータプログラムは、更に、前記
情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入打診
情報に係る借入希望銘柄及び当該借入希望銘柄について
の借入希望数量、借入希望日数を、前記受寄情報DBに
記憶されている情報と比較し、比較した結果を貸し付け
可否情報として生成して、当該生成された貸し付け可否
情報を、前記借入打診情報を提供してきた借入者に対し
て、前記情報出力手段を介して出力する処理と、前記情
報取得手段を介して、借入申込情報及び、担保差し入れ
情報を取得した後、貸付実行指示情報を生成し、生成さ
れた貸付実行指示情報を前記情報出力手段を介して出力
する処理を実行させることを特徴とする請求項9乃至1
2のいずれか一項記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項14】コンピュータプログラムは、更に、前記
情報取得手段にて取得した情報に含まれている借入打診
情報中の借入条件と、貸出申出情報中の貸出条件とを、
銘柄別に比較し、前記借入条件と貸出条件とが合致した
場合に約定照合情報を生成して、当該約定照合情報を、
前記情報出力手段を介して前記借入打診情報を提供して
きた借入者と、前記貸出申出情報を提供してきた貸出者
とに、前記情報出力手段を介して出力し、前記借入条件
と貸出条件とが合致しない場合に、前記貸出申出情報を
提供してきた貸出者に対して前記借入条件を、前記借入
打診情報を提供してきた借入者に対して前記貸出条件を
それぞれ前記情報出力手段を介して出力する処理を実行
させることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一
項記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項15】コンピュータプログラムは、更に、前記
借入者からの約定照合確認情報と、前記貸出者からの約
定照合確認情報とを情報取得手段を介して取得した際
に、前記約定照合情報に基づいて、前記貸株情報DB
と、借株情報DBとに記憶されている情報を更新すると
共に、取引明細書情報及び決済照合情報を生成し、当該
生成された取引明細書情報及び決済照合情報を前記貸出
者及び前記借入者に向けて、前記情報出力手段を介して
出力する処理を実行させることを特徴とする請求項14
記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項16】コンピュータプログラムは、更に、前記
借入者からの決済照合確認情報と、前記貸出者からの決
済照合確認情報とを情報取得手段を介して取得した際
に、前記決済照合情報に基づいて、前記記憶部に備えら
れている決済情報DBに記憶されている情報を更新する
と共に、受渡明細書情報及び貸借料計算書情報を生成
し、当該生成された受渡明細書情報及び貸借料計算書情
報を前記貸出者及び前記借入者に向けて、前記情報出力
手段を介して出力し、前記受寄情報DBに記憶されてい
る情報を更新する処理を実行させることを特徴とする請
求項15記載のコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001107586A JP2002304528A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 株券貸借取引支援システム及び株券貸借取引支援システム用のコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001107586A JP2002304528A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 株券貸借取引支援システム及び株券貸借取引支援システム用のコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002304528A true JP2002304528A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18959883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001107586A Pending JP2002304528A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 株券貸借取引支援システム及び株券貸借取引支援システム用のコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002304528A (ja) |
Cited By (9)
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---|---|---|---|---|
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2001
- 2001-04-05 JP JP2001107586A patent/JP2002304528A/ja active Pending
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