JP2001306962A - 資金調達機能付商品取引システム - Google Patents

資金調達機能付商品取引システム

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JP2001306962A
JP2001306962A JP2000114809A JP2000114809A JP2001306962A JP 2001306962 A JP2001306962 A JP 2001306962A JP 2000114809 A JP2000114809 A JP 2000114809A JP 2000114809 A JP2000114809 A JP 2000114809A JP 2001306962 A JP2001306962 A JP 2001306962A
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Japan
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bank
seller
transaction
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JP2000114809A
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English (en)
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Katsushi Takami
克司 高見
Kei Iwasaki
圭 岩崎
Akihiko Okamoto
彰彦 岡本
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Sanwa Bank Ltd
Original Assignee
Sanwa Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 売り手または買い手に対して与信に基づく資
金調達を可能とする商品取引システムを提供する。 【解決手段】 銀行が資金管理口座、取引明細管理デー
タベース、企業管理データベースを設け、マーケット運
営機関が、買い手からの代金立替払いまたは売り手から
の代金借入れ若しくは債権譲渡の申込みを受けて銀行へ
通知し、銀行がその可否を判断して可の場合は商品が発
送され検収が通知され、銀行は資金管理口座からの資金
を売り手に支払う。マーケット運営機関は、買い手に対
して請求を行い、買い手は請求された金額を銀行へ入金
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品市場における
売買取引に関し、特に売り手と買い手の間で行われる商
品引渡しと代金支払いを実行するための商品取引システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な商品市場における売買取引にお
いては、売り手から買い手への商品引渡しと、買い手か
ら売り手への代金支払いが迅速に行われることが双方に
とって望ましいことである。商品の売買取引は、基本的
には売り手と買い手の当事者間で行われる。売り手及び
買い手とも企業の場合も個人の場合もあり得る。通常、
売買取引は、買い手が売り手に対し商品購入の申込みを
行うことで開始される。売り手と買い手は、いずれかの
情報伝達機構を通して互いの意思を相手側に伝えること
により当該取引を進行させる。情報伝達機構は、具体的
には、公衆回線や専用線を含む情報通信ネットワーク並
びに郵便や宅配便等のオフラインシステムである。
【0003】買い手からの購入申込みに対して、売り手
が見積もりを提出したり、買い手と売り手の間で契約が
交わされたりするステップを経て、売買取引の準備が整
う。そして、売り手から買い手へ実際に商品が引き渡さ
れる。商品によっては、売り手からの商品発送の際に第
三者である物流業者を利用する場合もある。買い手が商
品を受け取った場合、商品納入確認のため売り手に対し
検収通知を返送することも行われている。一方、買い手
から売り手に対しては、商品の代金が支払われる。代金
支払い方法は、現金、小切手、クレジットカード等多様で
ある。支払い決済が行われると売買取引は完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的な商品市
場においては、基本的に売り手と買い手の当事者間で商
品引渡しと代金支払いが行われる。売り手の立場として
は、商品引渡しと同時に代金を支払われることが望まし
い。売り手にとっては、商品を引き渡したにも拘わらず
代金が支払われないリスクが多少なりとも伴う。さらに
場合によっては、商品引渡しに先立って代金が支払われ
ることが望ましいこともある。例えば、発注を受けた商
品を製造するために資金を必要とする場合もあるからで
ある。このような場合、代金の即時払い等により資金が
調達されない限り売り手は商品を準備できず、売買取引
の進行が不可能となる。
【0005】一方、買い手の立場としては、商品引渡し
はできるだけ早いことが望ましいが、代金の支払いはな
るべく引き延ばしたい場合が多々ある。買い手にとって
は、代金を支払ったにも拘わらず商品が引き渡されな
い、あるいは納品された商品が希望したものとは異なり
返品したが代金が返却されないというリスクが伴う。さ
らに、商品を購入したいが手元に支払い資金がない場合
もあるし、あるいは資金があるとしても、支払いが引き
延ばされれば、その資金を当面別の用途に充てたい場合
もあるからである。
【0006】いずれにしてもオープンな市場において
は、売り手と買い手がそれ以前に互いに取引の実績がな
いという場合がしばしば発生し、そのような場合、売り
手と買い手がお互いの信用度を把握することが困難であ
る。従って、このような当事者間での商品と代金の交換
取引には不安感、抵抗感が伴うこととなる。
【0007】以上の現状に鑑み、本発明の目的は、売り
手が商品を準備するために必要な資金を調達できない場
合若しくは買い手が商品代金を即時に支払うための資金
を調達できない場合、または売り手と買い手の間でお互
いの信用度を把握できないため取引に不安が伴う場合で
あっても、安全で円滑な取引を確保できる商品取引シス
テムを提供することである。具体的には、売り手または
買い手に対して与信に基づく資金調達を可能とする商品
取引システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く本発明は、売り手と買い手の間での商品引渡し及び代
金支払いを含む商品取引において、売り手または買い手
が必要な資金を早期にかつ確実に調達できる機能を具備
するシステム構成を、以下の通り提供する。
【0009】(1)本発明の第1の実施形態において
は、銀行が、資金管理口座と、前記商品取引に係るデー
タを管理する取引明細管理データベースと、前記売り手
及び前記買い手に係るデータを管理する企業管理データ
ベースとを設け、前記売り手、前記買い手及び前記銀行
との間で前記商品取引に係るデータを送受し処理しかつ
保存するマーケット運営機関が、前記買い手からの代金
立替払いの申込みを受けて前記銀行へ通知することに応
じて、前記銀行が立替払いの可否を判断し、立替払い可
の場合は前記マーケット運営機関が商品発送を指示し、
前記発送された商品の納品完了後、前記買い手からの検
収通知を受けて前記マーケット運営機関が検収完了を前
記銀行に通知することに応じて、前記銀行が前記資金管
理口座からの資金により前記売り手に対して商品代金を
立替払いし、前記マーケット運営機関は、前記買い手に
対する請求金額を含む請求明細データを作成しかつ該請
求明細データを前記買い手へ送り、前記買い手は前記請
求金額を前記銀行へ入金する。
【0010】(2)上記(1)の構成において、前記企業
管理データベース内に、少なくとも前記買い手に係るデ
ータに基づき予め実施された与信審査の結果得られた該
買い手の与信枠が記録される。
【0011】(3)上記(2)の構成において、前記銀
行が前記立替払いの可否を判断するために、前記企業管
理データベース内に記録された前記買い手の前記与信枠
を照会する。
【0012】(4)上記(1)乃至(3)のいずれかの
構成において、 前記請求明細データに、前記買い手が
前記銀行へ入金するための入金口を指定する情報を含め
る。
【0013】(5)上記(1)乃至(4)のいずれかの
構成において、前記立替払い可の場合に、該立替払いに
係るデータが前記取引明細管理データベース内に記録さ
れ、前記買い手からの入金後に、該取引明細管理データ
ベース内に記録された該データと該入金の内容との突合
せを行う。
【0014】(6)本発明の第2の実施形態において
は、銀行が、資金管理口座と、前記商品取引に係るデー
タを管理する取引明細管理データベースと、前記売り手
及び前記買い手に係るデータを管理する企業管理データ
ベースとを設け、前記売り手、前記買い手及び前記銀行
との間で前記商品取引に係るデータを送受し処理しかつ
保存するマーケット運営機関が、前記売り手からの代金
借入れの申込みを受けて前記銀行へ通知することに応じ
て、前記銀行が貸出しの可否を判断し、貸出し可の場合
は前記マーケット運営機関が商品発送を指示し、前記発
送された商品の納品完了後、前記マーケット運営機関が
検収完了を前記銀行に通知することに応じて、前記銀行
が前記資金管理口座からの資金により前記売り手に対し
て商品代金を貸出し、前記マーケット運営機関は、前記
買い手に対する請求金額を含む請求明細データを作成し
かつ該請求明細データを前記買い手へ送り、前記買い手
は前記請求金額を前記銀行へ入金する。
【0015】(7)上記(6)の構成において、前記企
業管理データベース内に、少なくとも前記売り手に係る
データに基づき予め実施された与信審査の結果得られた
該売り手の与信枠が記録される。
【0016】(8)上記(7)の構成において、前記貸
出しの可否を判断するために、前記企業管理データベー
ス内に記録された前記売り手の前記与信枠を照会する。
【0017】(9)上記(6)乃至(8)のいずれかの
構成において、前記請求明細データに、前記買い手が前
記銀行へ入金するための入金口を指定する情報を含め
る。
【0018】(10)上記(9)の構成において、前記
入金口が、前記売り手名義口座でありかつ該売り手によ
る引出し不能の口座であって、前記買い手による入金が
該入金口から前記資金管理口座へと即座に移される。
【0019】(11)上記(6)乃至(10)のいずれ
かの構成において、前記貸出し可の場合に、該貸出しに
係るデータが前記取引明細管理データベースに記録さ
れ、前記買い手からの入金後に、該取引明細管理データ
ベース内に記録された該データと該入金の内容との突合
せを行う。
【0020】(12)本発明の第3の実施形態において
は、銀行が、資金管理口座と、前記商品取引に係るデー
タを管理する取引明細管理データベースと、前記売り手
及び前記買い手に係るデータを管理する企業管理データ
ベースとを設け、前記売り手、前記買い手及び前記銀行
との間で前記商品取引に係るデータを送受し処理しかつ
保存するマーケット運営機関が、前記売り手からの売掛
債権譲渡の申込みを受けて前記銀行へ通知することに応
じて、前記銀行が債権譲受の可否を判断し、譲受可の場
合は前記マーケット運営機関が商品発送を指示し、前記
発送された商品の納品完了後、前記マーケット運営機関
が検収完了を前記銀行に通知することに応じて、前記銀
行が前記債権を譲受けかつその対抗要件充足処理を行っ
た後、前記資金管理口座からの資金により前記売り手に
対して商品代金を支払い、前記マーケット運営機関は、
前記買い手に対する請求金額を含む請求明細データを作
成しかつ該請求明細データを前記買い手へ送り、前記買
い手は該請求金額を前記銀行へ入金する。
【0021】(13)上記(12)の構成において、前
記企業管理データベース内に、少なくとも前記買い手に
係るデータに基づき予め実施された与信審査の結果得ら
れた該買い手の与信枠が記録される。
【0022】(14)上記(13)の構成において、前
記債権譲受の可否を判断するために、前記企業管理デー
タベース内に記録された前記買い手の前記与信枠を照会
する。
【0023】(15)上記(12)乃至(14)のいず
れかの構成において、前記請求明細データに、前記買い
手が前記銀行へ入金するための入金口を指定する情報を
含める。
【0024】(16)上記(12)乃至(15)のいず
れかの構成において、前記債権譲受の対抗要件充足処理
において、前記売り手の委任状付の確定日付ある譲渡通
知書を前記買い手へ到達させる。
【0025】(17)上記(12)乃至(15)のいず
れかの構成において、前記債権譲受の対抗要件充足処理
において、前記買い手の承諾印のある債権譲渡承諾書に
確定日付を取得する。
【0026】(18)上記(12)乃至(15)のいず
れかの構成において、前記債権譲受の対抗要件充足処理
において、該債権譲受を登記しかつ前記買い手へ登記通
知する。
【0027】(19)上記(15)乃至(18)のいず
れかの構成において、前記入金口が、前記銀行名義口座
である。
【0028】(20)上記(12)乃至(15)のいず
れかの構成において、前記債権譲受の対抗要件充足処理
において、該債権譲受を登記しかつ前記買い手への登記
通知を行わない。
【0029】(21)上記(20)の構成において、前
記入金口が、前記売り手名義口座でありかつ該売り手に
よる引出し不能の口座であって、前記買い手による入金
が該入金口から前記資金管理口座へと即座に移される。
【0030】(22)上記(12)乃至(21)のいず
れかの構成において、前記債権譲受可の場合に、該譲受
に係るデータが前記取引明細管理データベース内に記録
され、前記買い手からの入金後に、該取引明細管理デー
タベース内に記録された該データと該入金の内容の突合
せを行う。
【0031】(23)上記第1乃至第3のいずれかの実
施形態の構成において、前記入金口への入金を保証する
べく保険を掛ける。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態及び実施例の
説明に先立って、図1〜図5により商品取引における代
金支払いに関する基本的な資金調達方式をいくつか示
す。これらの資金調達方式を用いれば、売り手または買
い手に対する与信に基づき資金を移動させることによ
り、売り手または買い手が取引開始時に資金を即座に調
達することができる。
【0033】図1は、立替払い方式による資金調達方式
の概略的構成図である。この方式は、買い手からの依頼
により実行され、買い手が資金調達を受けることとな
る。通常、代金支払い前に売り手が買い手に商品を納入
した場合、売り手は買い手に対して売掛債権を有し、買
い手は債務を負う()。銀行は買い手の債務を免責的
に引き受け()、銀行は売り手に対して商品代金を立
替払いする()。その後、買い手から銀行へ代金が支
払われる()。買い手の代金支払いを保証するため
に、保険会社の保険が掛けられることもある(’)。
【0034】図2は、売掛債権見合貸出方式(以下、
「ローン方式」と称する場合がある)による資金調達方
式の概略的構成図である。この方式は、売り手からの依
頼により実行され、売り手が資金調達を受けることとな
る。売り手が買い手に対して売掛債権を有しており
()、銀行はこの売掛債権を見合いに売り手に対して
貸出(ローン)を行う()。その後、債権期日に買い
手が売り手名義の口座に債権代金を振り込むが、売り手
はこの債権代金を引出し不能であり、即時に売り手名義
口座から銀行名義口座へ資金が移動する()。これに
より銀行は、売り手へ貸出した資金を回収する。これ
を、「自動資金回収機能」と称する。売り手からの資金
回収を保証するために、保険会社の保険が掛けられるこ
ともある(’)。また、売掛債権を見合いにする場
合、別途売掛債権を譲渡担保設定し、法務局へ登記する
場合もある(’)。
【0035】図3〜図5はいずれも債権譲渡方式(以
下、「ファクタリング方式」と称する場合がある)によ
る資金調達方式の概略的構成図である。これらの方式は
売り手からの依頼により実行され、売り手が資金調達を
受けることとなる。図3〜図5のいずれの方式も、売り
手が買い手に対して売掛債権を有しており()、銀行
がこの売掛債権を売り手から譲受ける()。
【0036】図3の譲渡通知方式では、銀行が売り手の
委任状付の確定日付のある譲渡通知書を買い手へ到達さ
せる()。図4の譲渡承諾方式では、銀行が買い手の
承諾印のある債権譲渡承諾書に公証役場にて確定日付を
取得する()。そして図3及び図4の譲渡通知・譲渡
承諾方式では、銀行が売り手へ債権代金を期日に先立っ
て前払いする()。その後、図3及び図4の方式で
は、債権期日に買い手が銀行名義口座へ債権代金を振り
込む()。
【0037】図5の譲渡登記方式では、図3及び図4の方
式と若干手順が異なり、銀行が売り手から売掛債権を譲
り受けて登記ファイルを作成し当該譲渡を法務局へ登記
する(’)。そして、売り手へ債権代金を前払いする
()。その後の手順は2通りあり、銀行が買い手へ登
記事項証明書を添付した譲渡通知を到達させた場合は
(登記通知)、買い手は債権期日に銀行名義口座へ債
権代金を振り込む。銀行が買い手へ登記通知をしない場
合は、買い手は債権期日に売り手名義の口座に債権代金
を振り込むが、前述の自動資金回収機能により即時に売
り手名義口座から銀行名義口座へ資金移動する。
【0038】図3〜図5のファクタリング方式でも、買
い手からの支払いを保証するために保険会社の保険が掛
けられることがある(’)。
【0039】上記図1〜図5の方式のうち、図2のロー
ン方式は、売り手の与信枠に基づいて資金が売り手へ貸
出されるが、立替払い方式及びファクタリング方式につ
いては、買い手の与信枠に基づいて資金が売り手へ立替
払いまたは前払いされる。いずれの場合も、売り手が買
い手に対して有する売掛債権の通常の債権期日に先立っ
て、売り手が商品代金を取得することができる。
【0040】図6〜図8は、各々、立替払い方式、ロー
ン方式及びファクタリング方式による本発明システムの
実施の形態を概略的に示す構成図である。本システムに
参加する主体は、売り手企業(個人含む)30、買い手
企業(個人含む)40、銀行(同等の金融機関含む)1
0及びマーケット運営企業20の四者である。前提とし
て、これら四者は、商品取引に関して本システムに参加
しこれを利用することを予め了解しているものとする。
具体的には、後に実施例で述べるように売り手及び買い
手がマーケット運営企業に登録する事前準備が行われ
る。それらの登録内容は銀行へも渡される。銀行は、売
り手及び買い手に関するデータを保存するための企業管
理データベース16と、本システムの実行記録を保存す
る取引明細管理データベース14とを具備する。尚、本
システムに参加する売り手と買い手は、国内のみに限ら
れず海外に所在する場合もあり得る。
【0041】マーケット運営企業20は、本システムを
円滑かつ効率的に運営するための事務処理機関である。
マーケット運営企業20は、売り手と買い手との間の商
品取引に必要なデータを作成すると共に、他の三者との
間で適切な時点でデータを送受し、処理しかつ保存す
る。マーケット運営企業20は、データ及び取引記録等
を保存するためのデータベース22と、データ作成及び
データ入出力等の処理を実行するための処理装置24と
を具備する。図6〜図8の実施形態では、マーケット運
営企業を銀行とは独立した企業として設置しているが、
以下に説明するマーケット運営企業の機能を実行する機
関であれば、独立企業であるか否かに依らない。すなわ
ち、マーケット運営企業20の機能の一部を銀行10が
担ってもよくまたマーケット運営企業20を銀行10の
一部機関として実施することも可能である。また逆に、
マーケット運営企業20が、以下に説明する銀行10の
機能の一部を担うことも可能である。
【0042】図6により、立替払い方式による本システ
ム1を実施する基本手順の概略を説明する。図中、丸囲
み数字が処理順序を示している。尚、実践はデータの流
れを、破線は物の流れを、太い点線は金銭の流れを示し
ている(以下の同様の図において同じ)。買い手40
は、売り手30の商品を購入したいが、商品納入後に即
支払うための資金が手元にないかあるいは即時には支払
いたくない等の事情があるとする。このような場合、買
い手40が、マーケット運営企業に対して商品代金の立
替払いを申込むことで取引が開始される()。この段
階では、まだ正式な商品発注でなく、発注の意思表示が
なされればよい。図中の符号60は、任意の情報伝達機
構を表している。例えば、Eメール、インターネット等
の情報通信ネットワークあるいは郵送等のオフライン通
信手段である。
【0043】マーケット運営企業20は、立替払い申込
みを受領したならば、銀行10に対して立替払い申込み
があった旨を連絡する()。銀行10は、本システム
を利用する売り手及び買い手に関するデータを記録した
企業管理データベース16を保有している。銀行10
は、立替申込みを行った買い手の記録を照会することに
より、申込みを承諾する場合は立替払い承諾の旨をマー
ケット運営企業20に連絡する()。
【0044】マーケット運営企業20は、立替払い承諾
の旨を受け取ったならば、買い手40に対し承諾の連絡
をする()。これを受けて買い手40は、資金調達が
確保できたので、マーケット運営企業に対して正式な商
品の発注を行う()。発注を受けると、マーケット運
営企業20は、売り手30に対して商品を発送するよう
連絡する()。これにより売り手は、商品を発送する
()。物流業者50を利用する場合は、物流業者50
が売り手から買い手へ商品を輸送する。買い手40は、
1件の取引において複数の売り手30へ発注してもよ
い。
【0045】買い手40は、商品受取りを確認する検収
通知をマーケット運営企業20へ送る()。場合によ
っては買い手40が検収通知を出さずに、物流業者50
が受取完了通知をマーケット運営企業20へ送ることに
より、買い手40からの検収通知があったものとみなす
方式を採ってもよい。
【0046】次にマーケット運営企業20は、銀行10
に対して検収通知連絡を行う()。検収通知連絡を受
け取った銀行10は、買い手40に代わって売り手30
に対して商品代金の立替払いを行う。(10)。銀行10
は、本システムの資金を管理するために自行名義のファ
イナンス管理口座12を有しており、この資金管理口座
から資金を出金して立替払いする。
【0047】一方、マーケット運営企業20は、買い手
40に対する請求書データ及びこれに添付する請求内容
の明細データ(以下、「請求明細データ」と称する)を
作成する。請求書データは、請求金額を情報として含
み、請求金額には商品代金に加えて銀行へ支払う金利
(以下、「立替金利」と称する)及びマーケット運営企
業、物流業者へ支払われる手数料が含まれる。物流業者
の運賃が買い手負担の場合、その運賃も請求金額に含め
られる。さらに請求明細データは、買い手40が銀行1
0へ入金するための入金口となる所定の口座番号を含
む。1件の請求明細データに複数の売り手への商品代金
が含まれる場合もある。マーケット運営企業20は、作
成した請求明細データをEメール等にて買い手40へ発
行する(11)。
【0048】その後、所定の期日までに買い手40が、
銀行10に設けられた所定の入金口へ請求金額に相当す
る資金を振り込むことにより商品代金及び立替金利、手
数料等を支払う(12)。この場合、入金口は銀行名義口
座である。銀行10は、入金口に振り込まれた資金をフ
ァイナンス管理口座12へと移す。これにより、銀行1
0は、立替えた商品代金及び立替金利を買い手40から
回収したことになる。以上で、立替払い方式による本シ
ステム1の商品取引が完了する。尚、買い手40からの
返済を保証するために保険会社70の保険を掛ける場合
もある(12’)
【0049】図7は、ローン方式による本システム2を
実施する基本手順の概略を説明する。まず、買い手40
は、マーケット運営企業20に対して商品を発注する
()。マーケット運営企業20は、発注があった旨を
売り手30へ連絡する()。ところが、売り手30
は、発注された商品を準備するために必要な資金が手元
にないかあるいはできるだけ早期の代金支払いを望む等
の事情があるとする。このような場合、売り手30が、
マーケット運営企業20に対して資金借入れを申込む
()。マーケット運営企業20は、借入れ申込みを受
領したならば、銀行10に対して借入れ申込みがあった
旨を連絡する()。銀行10は、企業管理データベー
ス16にて買い手40の記録を照会することにより、申
込みを承諾する場合は貸出し承諾の旨をマーケット運営
企業20に連絡する()。
【0050】マーケット運営企業20は、貸出し承諾の
旨を受け取ったならば、売り手30に対し承諾の連絡を
する()。これを受けて売り手30は、資金調達が確
保できたので、商品を準備して買い手40へ発送する
()。物流業者50を利用する場合は、物流業者50
が売り手から買い手へ商品を輸送する。
【0051】買い手40は、商品受取りを確認する検収
通知をマーケット運営企業20へ送る()。場合によ
っては買い手40が検収通知を出さずに、物流業者50
が受取完了通知をマーケット運営企業20へ送ることに
より、買い手40からの検収通知があったものとみなす
方式を採ってもよい。
【0052】次にマーケット運営企業20は、銀行10
に対して検収通知連絡を行う()。検収通知連絡を受
け取った銀行10は、売り手30に対して商品代金に相
当する資金の貸出しを行う(10)。
【0053】一方、マーケット運営企業20は、買い手
40に対する請求明細データを作成する。請求明細デー
タの内容は、商品代金に加えてマーケット運営企業、物
流業者へ支払われる手数料が含まれる。マーケット運営
企業20は、作成した請求明細データをEメール等にて
買い手40へ発行する(11)。
【0054】その後、所定の期日までに買い手40が、
銀行10に設けられた所定の入金口へ請求金額に相当す
る資金を振り込むことにより商品代金及び手数料等を支
払う(12)。ただし、この場合、入金口は売り手名義口
座である。しかしながら、この口座は、売り手による引
出し不能であり、振り込まれた資金は直ちに銀行名義の
ファイナンス管理口座12へ移行させられる。これによ
り、銀行が売り手へ貸出した資金が、売り手から返済さ
れたことになる。これが、前述の「自動資金回収機能」
である。以上で、ローン方式による本システム2の商品
取引が完了する。売り手からの資金回収を保証するため
に、保険会社70の保険が掛けられることもある(1
2’)。
【0055】図8は、ファクタリング方式による本シス
テム3を実施する基本手順の概略を説明する。ファクタ
リング方式は、図3〜図5で説明した3方式があるが図
8でまとめて示し、相違点については逐次説明する。ま
ず、買い手40は、マーケット運営企業20に対して商
品を発注する()。マーケット運営企業20は、発注
があった旨を売り手30へ連絡する()。ところが、
売り手30は、発注された商品を準備するために必要な
資金が手元にないかあるいはできるだけ早期の代金支払
いを望む等の事情があるとする。このような場合、売り
手30が、マーケット運営企業20に対して売掛債権の
譲渡を申込む()。マーケット運営企業20は、債権
譲渡の申込みを受領したならば、銀行10に対して申込
みがあった旨を連絡する()。銀行10は、本システ
ムを利用する売り手及び買い手に関するデータを記録し
た企業管理データベース16を保有している。銀行10
は、売り手及び買い手の記録を照会することにより、申
込みを承諾する場合は債権譲受承諾の旨をマーケット運
営企業20に連絡する()。
【0056】マーケット運営企業20は、債権譲受承諾
の旨を受け取ったならば、売り手30に対し承諾の連絡
とともに商品発送を指示する()。これを受けて売り
手30は、資金調達が確保できたので、商品を準備して
買い手40へ発送する()。物流業者50を利用する
場合は、物流業者50が売り手から買い手へ商品を輸送
する。
【0057】買い手40は、商品受取りを確認する検収
通知をマーケット運営企業20へ送る()。場合によ
っては買い手40が検収通知を出さずに、物流業者50
が受取完了通知をマーケット運営企業20へ送ることに
より、買い手40からの検収通知があったものとみなす
方式を採ってもよい。その後、マーケット運営企業20
は、銀行10に対して検収通知連絡を行う()。
【0058】一方、銀行10は売り手30から売掛債権
を譲受けた後、この債権譲渡に関し第三者対抗要件を満
たすための手続きを行う(10、10’、10”)。この手続
きには、図3〜図5で説明した3通りがある。図3に示
した譲渡通知方式を採る場合、銀行10は、売り手30
の委任状付の確定日付のある譲渡通知書を買い手40す
なわち債務者へ到達させることにより債権譲渡を通知す
る(10)。図4に示した譲渡承諾方式を採る場合、銀行
10は、買い手40すなわち債務者の承諾印のある債権
譲渡承諾書を得て当該承諾書に公証役場にて確定日付を
取得する(10’)。図5に示した譲渡登記方式を採る場
合、銀行10は、登記ファイルを作成して当該譲渡を法
務局90へ登記する(10”)。この場合さらに、債務者
である買い手40へ登記事項証明書を添付した譲渡通知
を到達させ、登記通知することもある。
【0059】銀行10は、マーケット運営企業20から
の検収通知連絡を受け取り、かつ、債権譲渡に関する所
定の手続きを終えたならば、売り手30に対して商品代
金の支払いを行う(11)。
【0060】一方、マーケット運営企業20は、買い手
40に対する請求明細データを作成する。請求明細デー
タの内容は、前述の他の方式と同様である。マーケット
運営企業20は、作成した請求明細データをEメール等
にて買い手40へ発行する(11)。
【0061】その後、所定の期日までに買い手40が、
銀行10に設けられた所定の入金口へ請求金額に相当す
る資金を振り込むことにより商品代金及び手数料等を支
払う(13)。ただし、譲渡通知・承諾方式の場合、入金
口は銀行名義口座であり、譲渡登記方式の場合で買い手
(債務者)に登記通知しない場合は、入金口は売り手名
義口座であり、買い手(債務者)に登記通知した場合
は、入金口は銀行名義口座となる。入金口が売り手名義
口座であっても、売り手による引出しは不能であり、い
ずれの入金口に振り込まれた資金も直ちに銀行名義のフ
ァイナンス管理口座12へ移行させられる。これにより
銀行は、売り手へ支払った資金を回収する。以上で、フ
ァクタリング方式による本システム3の商品取引が完了
する。買い手40からの資金回収を保証するために、保
険会社70の保険が掛けられることもある(13’)。
【0062】図7及び図8においては、マーケット運営
企業20から買い手40への請求明細データの発行を第
三者データセンター80が行う例が示されている。この
ようにマーケット運営企業20の業務の一部を第三者に
業務委託してもよい。その場合、買い手40への請求金
額にその業務委託費用も含まれることとなる。
【0063】次に、図9は、本システムの運用に先立っ
て行われる事前準備である与信審査機能を示す構成図で
ある。本システムの利用を希望する売り手30または買
い手40は、マーケット運営企業20へ会員登録する
(1)。各会員は、登録する際に企業属性を含め、与信審
査に必要なデータを提供する。マーケット運営企業20
は、登録された売り手及び買い手の企業情報を保存する
管理データベース23a、23bを有する。マーケット
運営企業20はまた、銀行10へ企業情報を連絡する
(2)。
【0064】銀行10もまた、マーケット運営企業20
から連絡された企業情報を保存する管理データベース1
6a、16bを有する。それぞれの管理データベースに
含まれる情報項目セットの一例を図中に示す。
【0065】銀行10は、与信管理システム18を有し
ており、管理データベース16a、16bの保存するデ
ータに基づいて各会員の与信審査を実施し、与信極度金
額や信用リスク料率を算出する(3)。これらに基づい
て、本システムの運用の際に、立替払い,貸出し,債権譲
渡を承諾するか否かが決定されることとなる。
【0066】任意であるが、資金の回収を保証するため
に保険を掛ける場合、保険会社70へ保険料率の算定を
依頼し,保険料率を確定する(4)。この場合、保険会
社もまた企業管理データベース72a、72bを有す
る。
【0067】各売り手30または買い手40の与信極
度、信用リスク料率が確定されたならば、それらの結果
を各会員へ通知する(5)。このとき、各買い手が代金
を入金する入金口となる専用口座が、買い手毎に決まっ
ている場合はその番号を通知してもよい。代金の入金口
となる専用口座を予め通知することで、個々の取引毎に
通知する必要がなくなる。
【0068】
【実施例】図10は、買い手が資金調達を受ける立替払
い方式による具体的なシステム実施例を示す構成図であ
り、併せて主要な処理フローも記載されている。図中、
「MM」はマーケット運営企業を表す。丸囲み数字は図
6に示した実施の形態と同一のステップに対して同じ数
字を付している。事前準備作業として上記の与信審査機
能が実行される。実際の商取引は次のとおりである。
【0069】まず、買い手は、MMに対して発注の意思
を示すと共に立替払いの申し込みを行う()。MMは
銀行に対して立替払いを申込み、買い手の与信枠の更新
を依頼する()。銀行は、立替払い申込みを受け、買
い手の与信枠の範囲内であれば立替払い申込みを承諾
し、買い手の与信枠を更新する。立替払いに関するデー
タは立替明細データベースに、与信枠更新に関するデー
タは買い手管理データベースにそれぞれ記録される。そ
してMMに対して立替払い承諾を連絡する()。尚、
与信枠を越える申込みがあった場合は、立替払い非承諾
の旨を連絡する。
【0070】次に、MMから買い手へ立替払い承諾の旨
を通知する()。尚、MMから買い手への連絡は、業
務委託された電子メール送信センター等を介して行われ
る場合もある。立替承諾の通知を受けて買い手はMMに
改めて正式な発注を行う()。このステップの正式
発注は省略してもよい。そして、MMは売り手へ発注連
絡を行い、商品発送を指示する()。商品が発送され
()納入されたならば、買い手はMMへ検収通知を行
い()、さらにMMから銀行へ検収通知を行う
()。検収通知の内容は、銀行の取引明細管理データ
ベースに記録される。
【0071】そして銀行は、取引明細管理データベース
の記録に基づき、資金移動データの作成を行う。これ
は、売り手への代金支払い、MMへの手数料支払い及び
その他必要な支払いを実行するためである。資金移動デ
ータの作成においては、明細書の内容も作成される。資
金移動データが作成されたならば、それに基づきファイ
ナンス管理口座から売り手、MMの口座へ振込むことに
より、代金支払い等が実行され、また、銀行は、立替金
利計算を行い、買い手が負担すべき立替金利相当額をM
Mへ通知する(10)。
【0072】さらにMMは、買い手に対する請求明細デ
ータを作成し、発行する(11)。買い手は、請求明細デ
ータに含まれる請求金額を指定された入金口へ振込む
(12)。この入金口は、例えば銀行名義の普通口座で、
買い手毎に設けられる。
【0073】買い手からの入金があったならば、銀行は
突合せ処理を行うことにより適正な入金であるか否かを
判断する。突合せ処理は、例えば、2段階で行われる。
先ず1段階目は、入金口の普通口座にて「受取り人名」
と「口座番号」のみを突合せし、適正であれば、銀行名
義のファイナンス管理口座へ入金し、不適正の場合は別
段未処理口に資金を移す。2段階目は、取引明細管理デ
ータベースの記録に基づき、入金金額と振込み人名等を
突合せする。この突合せ処理の結果、一致すると判断さ
れたならば、取引明細管理データベースの記録を更新
し、さらに企業管理データベースの記録も更新する。一
致しない場合は、資金をファイナンス管理口座から、不
一致の場合のために用意されたアンマッチ口へ移した上
で、買い手に対して不適正な入金である旨を通知し照会
する。不適正な入金を通知された買い手が、適正な入金
を行うことにより、正常な処理フローが続行されること
となる。
【0074】図11は、売り手が資金調達を受けるロー
ン方式及びファクタリング方式による具体的なシステム
実施例を示す構成図であり、併せて主要な処理フローも
記載されている。図中、「MM」はマーケット運営企業
を表す。丸囲み数字は図8に示したファクタリング方式
の実施の形態と同一のステップに対して同じ数字を付し
ている。事前準備作業として上記の与信審査機能が実行
される。尚、ファクタリング方式のうち図5及び図8の
一部に示した譲渡登記方式では、銀行が譲渡登記により
対抗要件を取得するので、買い手による発注をもって当
該債権が譲渡されることについて買い手の包括的な同意
を得ておくものとする。実際の商取引は以下の通りであ
る。
【0075】まず、買い手はMMに対して発注を行う
()。MMは、発注があった段階で、銀行の企業管理
データベースにおける売り手の与信残高の確認を銀行に
依頼する。銀行は、発注に係る代金が与信枠内であれば
商品購入可能である旨をMMに通知する。このとき、与
信枠を仮更新しておく。その後MMは、売り手に対して
発注を連絡すると同時に、各資金調達手段(債権譲渡方
式またはローン方式)の可否及び利用可能残高について
も連絡する()。売り手は、連絡された内容に基づ
き、所望する資金調達手段(債権譲渡またはローン借入
れ)を選択して申込む()。MMは、銀行に資金調達
の申込みを行う()。銀行は申込みに基づいて、与信
枠を正式に更新すると共に、各取引明細管理データベー
スの作成を行い、MMに対して資金調達の承諾(債権譲
受承諾またはローン貸出承諾)を通知する。
【0076】MMは、売り手に対して資金調達の承諾を
通知すると共に、商品発送を指示する。商品が発送され
()納入されたならば、買い手はMMへ検収通知を行
い()、さらにMMから銀行へ検収通知を行う
()。検収通知の内容は、銀行の取引明細管理データ
ベースに記録される。
【0077】次に、債権譲渡方式の場合及びローン方式
において譲渡担保を設定する場合、銀行は、3通りの第
三者対抗要件充足手続きのうちいずれかを行う。第1
は、銀行が売り手の委任状付きの譲渡通知書を内容証明
郵便にて買い手へ送付することにより通知する方法であ
る(10)。第2は、銀行が買い手の債権譲渡承諾書に公
証役場にて確定日付を取得する方法である(10’)。第
3は、登記データ作成システムを用いて登記申請用フロ
ッピー(登録商標)ディスクを作成し、法務局へ送付す
る方法である(10”)。
【0078】そして銀行は、取引明細管理データベース
の記録に基づき、資金移動データの作成を行う。これ
は、売り手への代金支払い、MMへの手数料支払い及び
その他必要な支払いを実行するためである。資金移動デ
ータの作成においては、金利計算が行われ、明細書の内
容も作成される。資金移動データが作成されたならば、
それに基づきファイナンス管理口座から売り手、MMの
口座へ振込むことにより、代金支払い等が実行される
(11)。
【0079】さらにMMは、買い手に対する請求明細デ
ータを作成し、発行する(12)。買い手は、請求明細デ
ータに含まれる請求金額を指定された入金口へ振込む
(13)。この入金口は、債権譲渡方式(譲渡通知、譲渡
承諾及び譲渡登記(通知あり))の場合は、買い手毎に
振込み専用に用意された銀行名義の普通口座であり、譲
渡登記方式(通知なし)及びローン方式の場合は、売り
手名義の普通口座である。前者の場合は、前述の1段階
目の入金確認を行った後にファイナンス管理口座に移
す。後者の場合は、自動資金回収機能により入金と同時
にファイナンス管理口座へ自動的に資金を移動させる。
【0080】その後、取引明細管理データベースの記録
に基づき、入金内容の突合せする。この突合せ処理の結
果、一致すると判断されたならば、取引明細管理データ
ベースの記録を更新し、さらに企業管理データベースの
記録も更新する。一致しない場合は、資金をファイナン
ス管理口座から、不一致の場合のために用意されたアン
マッチ口へ移した上で、買い手に対して不適正な入金で
ある旨を通知し照会する。不適正な入金を通知された買
い手が、適正な入金を行うことにより、正常な処理フロ
ーが続行されることとなる。
【0081】
【発明の効果】以上の通り、本発明の商品取引システム
は、買い手に当座の資金がない場合に買い手の与信に基
づき銀行(またはファイナンス会社)が立替払いするこ
とにより商品取引を実現させ、後日、買い手から資金を
回収する、あるいは、売り手に当座の資金がない場合に
売り手の与信(ローン方式の場合)または買い手の与信
(債権譲渡方式の場合)に基づき、銀行等が売り手に代
金を支払うことにより商品取引を実現させ、後日、売り
手(実際には買い手からの資金)または買い手から資金
を回収する、という資金調達機能を具備する。
【0082】これにより、買い手及び売り手は、当座の
必要資金を調達できない場合であっても商品取引を実行
することができる。また、厳格に審査された与信枠の範
囲内で資金調達が行われるため、安全な取引が確保でき
る。銀行等が介在することにより、売り手と買い手の間
でお互いの信用度を把握できない場合も取引に伴う不安
が解消される。
【0083】さらに売り手にとっては、本システムにお
いては、買い手からの発注、買い手への請求及び代金回
収に関する事務処理のほとんどをマーケット運営企業が
行うこととなるので、商品販売における事務処理負担が
大幅に軽減される。
【0084】また買い手にとっても、複数の売り手から
商品購入する場合、統一された形式の請求明細データに
より一括で請求され、支払いすることも可能となるため
事務処理負担が軽減される。
【0085】このように、与信に基づく資金調達機能を
具備した本商品取引システムは、オープンな商品市場に
おける円滑な取引を促進し、市場の活性化と発展に多大
に貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】立替払い方式による資金調達方式の概略的構成
図である。
【図2】売掛債権見合貸出方式(ローン方式)による資
金調達方式の概略的構成図である。
【図3】ファクタリング方式のうち債権譲渡通知方式に
よる資金調達方式の概略的構成図である。
【図4】ファクタリング方式のうち債権譲渡承諾方式に
よる資金調達方式の概略的構成図である。
【図5】ファクタリング方式のうち債権譲渡登記方式に
よる資金調達方式の概略的構成図である。
【図6】立替払い方式による本発明システムの実施形態
を概略的に示す構成図である。
【図7】ローン方式による本発明システムの実施形態を
概略的に示す構成図である。
【図8】債権譲渡方式による本発明システムの実施形態
を概略的に示す構成図である。
【図9】本システムの運用に先立って行われる事前準備
である与信審査機能を示す構成図である。
【図10】立替払い方式による具体的なシステム実施例
を示す構成図である。
【図11】ローン方式及び債権譲渡方式による具体的な
システム実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 銀行 12 ファイナンス管理口座(資金管理口座) 14 取引明細管理データベース 16 企業管理データベース 20 マーケット運営企業(MM) 22 MM取引記録データベース 24 MM処理装置 30 売り手 40 買い手 50 物流業者 60 情報伝達機構 70 保険会社 80 第三者データセンター 90 法務局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 424 G06F 17/60 424 (72)発明者 岡本 彰彦 東京都千代田区大手町1丁目1番1号 株 式会社三和銀行内 Fターム(参考) 5B049 BB07 BB11 BB46 CC05 DD01 GG02 5B055 CA05 CB01 CB09 CC00

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 売り手と買い手の間での商品引渡し及び
    代金支払いを含む商品取引における資金調達機能を具備
    する商品取引システムにおいて、 銀行が、資金管理口座と、前記商品取引に係るデータを
    管理する取引明細管理データベースと、前記売り手及び
    前記買い手に係るデータを管理する企業管理データベー
    スとを設け、 前記売り手、前記買い手及び前記銀行との間で前記商品
    取引に係るデータを送受し処理しかつ保存するマーケッ
    ト運営機関が、前記買い手からの代金立替払いの申込み
    を受けて前記銀行へ通知することに応じて、前記銀行が
    立替払いの可否を判断し、立替払い可の場合は前記マー
    ケット運営機関が商品発送を指示し、 前記発送された商品の納品完了後、前記買い手からの検
    収通知を受けて前記マーケット運営機関が検収完了を前
    記銀行に通知することに応じて、前記銀行が前記資金管
    理口座からの資金により前記売り手に対して商品代金を
    立替払いし、 前記マーケット運営機関は、前記買い手に対する請求金
    額を含む請求明細データを作成しかつ該請求明細データ
    を前記買い手へ送り、 前記買い手は前記請求金額を前記銀行へ入金することを
    特徴とする資金調達機能付商品取引システム。
  2. 【請求項2】 前記企業管理データベース内に、少なく
    とも前記買い手に係るデータに基づき予め実施された与
    信審査の結果得られた該買い手の与信枠が記録されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の資金調達機能付商品取
    引システム。
  3. 【請求項3】 前記銀行が前記立替払いの可否を判断す
    るために、前記企業管理データベース内に記録された前
    記買い手の前記与信枠を照会することを特徴とする請求
    項2に記載の資金調達機能付商品取引システム。
  4. 【請求項4】 前記請求明細データに、前記買い手が前
    記銀行へ入金するための入金口を指定する情報を含める
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の資
    金調達機能付商品取引システム。
  5. 【請求項5】 前記立替払い可の場合に、該立替払いに
    係るデータが前記取引明細管理データベース内に記録さ
    れ、前記買い手からの入金後に、該取引明細管理データ
    ベース内に記録された該データと該入金の内容との突合
    せを行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の資金調達機能付商品取引システム。
  6. 【請求項6】 売り手と買い手の間での商品引渡し及び
    代金支払いを含む商品取引における資金調達機能を具備
    する商品取引システムにおいて、 銀行が、資金管理口座と、前記商品取引に係るデータを
    管理する取引明細管理データベースと、前記売り手及び
    前記買い手に係るデータを管理する企業管理データベー
    スとを設け、 前記売り手、前記買い手及び前記銀行との間で前記商品
    取引に係るデータを送受し処理しかつ保存するマーケッ
    ト運営機関が、前記売り手からの代金借入れの申込みを
    受けて前記銀行へ通知することに応じて、前記銀行が貸
    出しの可否を判断し、貸出し可の場合は前記マーケット
    運営機関が商品発送を指示し、 前記発送された商品の納品完了後、前記マーケット運営
    機関が検収完了を前記銀行に通知することに応じて、前
    記銀行が前記資金管理口座からの資金により前記売り手
    に対して商品代金を貸出し、 前記マーケット運営機関は、前記買い手に対する請求金
    額を含む請求明細データを作成しかつ該請求明細データ
    を前記買い手へ送り、 前記買い手は前記請求金額を前記銀行へ入金することを
    特徴とする資金調達機能付商品取引システム。
  7. 【請求項7】 前記企業管理データベース内に、少なく
    とも前記売り手に係るデータに基づき予め実施された与
    信審査の結果得られた該売り手の与信枠が記録されるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の資金調達機能付商品取
    引システム。
  8. 【請求項8】 前記貸出しの可否を判断するために、前
    記企業管理データベース内に記録された前記売り手の前
    記与信枠を照会することを特徴とする請求項7に記載の
    資金調達機能付商品取引システム。
  9. 【請求項9】 前記請求明細データに、前記買い手が前
    記銀行へ入金するための入金口を指定する情報を含める
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の資
    金調達機能付商品取引システム。
  10. 【請求項10】 前記入金口が、前記売り手名義口座で
    ありかつ該売り手による引出し不能の口座であって、前
    記買い手による入金が該入金口から前記資金管理口座へ
    と即座に移されることを特徴とする請求項9に記載の資
    金調達機能付商品取引システム。
  11. 【請求項11】 前記貸出し可の場合に、該貸出しに係
    るデータが前記取引明細管理データベースに記録され、
    前記買い手からの入金後に、該取引明細管理データベー
    ス内に記録された該データと該入金の内容との突合せを
    行うことを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記
    載の資金調達機能付商品取引システム。
  12. 【請求項12】 売り手と買い手の間での商品引渡し
    及び代金支払いを含む商品取引における資金調達機能を
    具備する商品取引システムにおいて、 銀行が、資金管理口座と、前記商品取引に係るデータを
    管理する取引明細管理データベースと、前記売り手及び
    前記買い手に係るデータを管理する企業管理データベー
    スとを設け、 前記売り手、前記買い手及び前記銀行との間で前記商品
    取引に係るデータを送受し処理しかつ保存するマーケッ
    ト運営機関が、前記売り手からの売掛債権譲渡の申込み
    を受けて前記銀行へ通知することに応じて、前記銀行が
    債権譲受の可否を判断し、譲受可の場合は前記マーケッ
    ト運営機関が商品発送を指示し、 前記発送された商品の納品完了後、前記マーケット運営
    機関が検収完了を前記銀行に通知することに応じて、前
    記銀行が前記債権を譲受けかつその対抗要件充足処理を
    行った後、前記資金管理口座からの資金により前記売り
    手に対して商品代金を支払い、 前記マーケット運営機関は、前記買い手に対する請求金
    額を含む請求明細データを作成しかつ該請求明細データ
    を前記買い手へ送り、 前記買い手は該請求金額を前記銀行へ入金することを特
    徴とする資金調達機能付商品取引システム。
  13. 【請求項13】 前記企業管理データベース内に、少な
    くとも前記買い手に係るデータに基づき予め実施された
    与信審査の結果得られた該買い手の与信枠が記録される
    ことを特徴とする請求項12に記載の資金調達機能付商
    品取引システム。
  14. 【請求項14】 前記債権譲受の可否を判断するため
    に、前記企業管理データベース内に記録された前記買い
    手の前記与信枠を照会することを特徴とする請求項13
    に記載の資金調達機能付商品取引システム。
  15. 【請求項15】 前記請求明細データに、前記買い手が
    前記銀行へ入金するための入金口を指定する情報を含め
    ることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記
    載の資金調達機能付商品取引システム。
  16. 【請求項16】 前記債権譲受の対抗要件充足処理にお
    いて、前記売り手の委任状付の確定日付ある譲渡通知書
    を前記買い手へ到達させることを特徴とする請求項12
    乃至15のいずれかに記載の資金調達機能付商品取引シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 前記債権譲受の対抗要件充足処理にお
    いて、前記買い手の承諾印のある債権譲渡承諾書に確定
    日付を取得することを特徴とする請求項12乃至15の
    いずれかに記載の資金調達機能付商品取引システム。
  18. 【請求項18】 前記債権譲受の対抗要件充足処理にお
    いて、該債権譲受を登記しかつ前記買い手へ登記通知す
    ることを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記
    載の資金調達機能付商品取引システム。
  19. 【請求項19】 前記入金口が、前記銀行名義口座であ
    ることを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記
    載の資金調達機能付商品取引システム。
  20. 【請求項20】 前記債権譲受の対抗要件充足処理にお
    いて、該債権譲受を登記しかつ前記買い手への登記通知
    を行わないことを特徴とする請求項12乃至15のいず
    れかに記載の資金調達機能付商品取引システム。
  21. 【請求項21】 前記入金口が、前記売り手名義口座で
    ありかつ該売り手による引出し不能の口座であって、前
    記買い手による入金が該入金口から前記資金管理口座へ
    と即座に移されることを特徴とする請求項20に記載の
    資金調達機能付商品取引システム。
  22. 【請求項22】 前記債権譲受可の場合に、該譲受に係
    るデータが前記取引明細管理データベース内に記録さ
    れ、前記買い手からの入金後に、該取引明細管理データ
    ベース内に記録された該データと該入金の内容の突合せ
    を行うことを特徴とする請求項12乃至21のいずれか
    に記載の資金調達機能付商品取引システム。
  23. 【請求項23】 前記入金口への入金を保証するべく保
    険を掛けることを特徴とする請求項1乃至22のいずれ
    かに記載の資金調達機能付商品取引システム。
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