JP2003242345A - 融資支援システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
融資支援システム及びコンピュータプログラムInfo
- Publication number
- JP2003242345A JP2003242345A JP2002042581A JP2002042581A JP2003242345A JP 2003242345 A JP2003242345 A JP 2003242345A JP 2002042581 A JP2002042581 A JP 2002042581A JP 2002042581 A JP2002042581 A JP 2002042581A JP 2003242345 A JP2003242345 A JP 2003242345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- order
- loan
- ordering
- company
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004590 computer program Methods 0.000 title claims description 14
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 103
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 65
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 57
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 49
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 19
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 109
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 30
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 8
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 5
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 4
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 238000013497 data interchange Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 融資先に対する発注情報又は発注予定情報に
基づいて、適切かつ迅速な融資を行うことができるよう
にする。 【解決手段】 融資先に対してなされた商品又はサービ
スの発注情報に基づいて融資を行う際の支援を行うシス
テムであって、融資先に対する発注情報を受付け、受付
けた発注情報を融資を行う金融機関に通知する発注管理
部16と、発注情報に基づいて金融機関が設定した融資
情報を、上記発注情報に関連付けて所定の記憶手段に記
憶する融資管理部18を有することとした。
基づいて、適切かつ迅速な融資を行うことができるよう
にする。 【解決手段】 融資先に対してなされた商品又はサービ
スの発注情報に基づいて融資を行う際の支援を行うシス
テムであって、融資先に対する発注情報を受付け、受付
けた発注情報を融資を行う金融機関に通知する発注管理
部16と、発注情報に基づいて金融機関が設定した融資
情報を、上記発注情報に関連付けて所定の記憶手段に記
憶する融資管理部18を有することとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融資先に対する商
品又はサービスの発注情報に基づいて、融資を行う際の
支援を行う技術に関する。
品又はサービスの発注情報に基づいて、融資を行う際の
支援を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関が企業に対して融資を行う場
合、金融機関は、融資先となる企業ごとに企業の信用評
価としての与信枠を設定し、その与信枠に基づいて融資
を行っている。従来この与信枠や融資を設定する際、金
融機関は、融資先企業の貸借対照表・損益計算書・剰余
金計算書などの財務諸表の情報を基に判断していた。
合、金融機関は、融資先となる企業ごとに企業の信用評
価としての与信枠を設定し、その与信枠に基づいて融資
を行っている。従来この与信枠や融資を設定する際、金
融機関は、融資先企業の貸借対照表・損益計算書・剰余
金計算書などの財務諸表の情報を基に判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、企業の財務諸
表は、四半期、半年、年間などの比較的長期間の情報を
基に作成されるため、企業の日々の取引実態にあった与
信枠の設定ができていなかった。そのため、融資を行う
金融機関にとっては、成長途上の優良な融資先を十分獲
得できないばかりか、融資先の企業の経営が悪化した際
に資金の引き上げや回収を迅速にできず、損失を被る危
険があるなどの問題があった。
表は、四半期、半年、年間などの比較的長期間の情報を
基に作成されるため、企業の日々の取引実態にあった与
信枠の設定ができていなかった。そのため、融資を行う
金融機関にとっては、成長途上の優良な融資先を十分獲
得できないばかりか、融資先の企業の経営が悪化した際
に資金の引き上げや回収を迅速にできず、損失を被る危
険があるなどの問題があった。
【0004】また、中小企業などに対して与信枠を設定
する場合には、融資先企業の企業規模が小さく情報開示
が不足しているなどの理由から、取引金額が大きくて
も、与信枠が小さくなってしまい、十分な融資が受けら
れないという問題もあった。
する場合には、融資先企業の企業規模が小さく情報開示
が不足しているなどの理由から、取引金額が大きくて
も、与信枠が小さくなってしまい、十分な融資が受けら
れないという問題もあった。
【0005】これらの問題を解決するため、特開2001−
319060号など、売掛債権を担保に融資を行うシステムが
提案されている。しかし、売掛債権は、発注された商品
等の納品、検収を経ないと確定しないため、受注から検
収までの間はこれを担保に融資を受けることができなか
った。この問題は特に、例えば、受注企業が受注に対す
る資材や原材料などを調達する際、売掛債権が確定して
いないため融資を受けられず、資金調達ができないとい
う問題があった。また、融資を行う金融機関にとって
は、融資先に対してされた発注情報は、その発注目的
や、発注内容、発注元の企業などの情報が特定できなか
ったため、担保の対象が明確ではなく、融資対象とはな
り難かった。
319060号など、売掛債権を担保に融資を行うシステムが
提案されている。しかし、売掛債権は、発注された商品
等の納品、検収を経ないと確定しないため、受注から検
収までの間はこれを担保に融資を受けることができなか
った。この問題は特に、例えば、受注企業が受注に対す
る資材や原材料などを調達する際、売掛債権が確定して
いないため融資を受けられず、資金調達ができないとい
う問題があった。また、融資を行う金融機関にとって
は、融資先に対してされた発注情報は、その発注目的
や、発注内容、発注元の企業などの情報が特定できなか
ったため、担保の対象が明確ではなく、融資対象とはな
り難かった。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであって、融資先の売上情報等に基づい
て、適切かつ迅速に融資が行えるようにする仕組みを提
供することを課題とする。
なされたものであって、融資先の売上情報等に基づい
て、適切かつ迅速に融資が行えるようにする仕組みを提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の一つの観点にかかる融資支援システムは、
融資先に対してなされた商品又はサービスの発注情報又
は発注予定情報に基づいて融資を行う際の支援を行うシ
ステムであって、上記融資先に対する発注情報又は発注
予定情報を受付け、受付けた発注情報又は発注予定情報
を元に融資を行う金融機関に対して通知する発注情報処
理手段と、上記発注情報又は発注予定情報に基づいて金
融機関が設定した融資情報を、上記発注情報又は発注予
定情報の識別情報に関連付けて所定の記憶手段に記憶す
る融資情報処理手段とを有することを特徴とする。
め、本発明の一つの観点にかかる融資支援システムは、
融資先に対してなされた商品又はサービスの発注情報又
は発注予定情報に基づいて融資を行う際の支援を行うシ
ステムであって、上記融資先に対する発注情報又は発注
予定情報を受付け、受付けた発注情報又は発注予定情報
を元に融資を行う金融機関に対して通知する発注情報処
理手段と、上記発注情報又は発注予定情報に基づいて金
融機関が設定した融資情報を、上記発注情報又は発注予
定情報の識別情報に関連付けて所定の記憶手段に記憶す
る融資情報処理手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、上記融資情報処理手段は、上記発注
情報又は発注予定情報の識別情報に関連付けて、金融機
関が評価した融資先の与信枠情報を所定の記憶手段に記
憶するようにしてもよい。また、上記融資情報処理手段
は、発注情報又は発注予定情報に対して既に融資が設定
されている場合には、当該融資を設定した金融機関以外
の金融機関からの融資設定を拒否するようにしてもよ
い。また、融資先に対してなされた発注情報又は発注予
定情報の担保の評価情報としての担保力情報を記憶した
企業情報記憶手段を更に有し、上記発注情報処理手段
は、融資を行う金融機関に対して、当該融資先に関する
担保力情報を更に通知するようにしてもよい。また、上
記融資情報処理手段は、融資先に対する複数の発注情報
および発注予定情報を集計し、この集計した発注総金
額、発注予定総金額を金融機関に通知して、これらに対
してまとめて与信枠や融資を設定するようにしてもよ
い。
情報又は発注予定情報の識別情報に関連付けて、金融機
関が評価した融資先の与信枠情報を所定の記憶手段に記
憶するようにしてもよい。また、上記融資情報処理手段
は、発注情報又は発注予定情報に対して既に融資が設定
されている場合には、当該融資を設定した金融機関以外
の金融機関からの融資設定を拒否するようにしてもよ
い。また、融資先に対してなされた発注情報又は発注予
定情報の担保の評価情報としての担保力情報を記憶した
企業情報記憶手段を更に有し、上記発注情報処理手段
は、融資を行う金融機関に対して、当該融資先に関する
担保力情報を更に通知するようにしてもよい。また、上
記融資情報処理手段は、融資先に対する複数の発注情報
および発注予定情報を集計し、この集計した発注総金
額、発注予定総金額を金融機関に通知して、これらに対
してまとめて与信枠や融資を設定するようにしてもよ
い。
【0009】また、上記発注情報処理手段は、発注の処
理状況に関する情報を収集し、上記融資情報処理手段
は、上記発注の処理状況が変化した時に、上記与信枠情
報の更新を行うようにしてもよい。ここに、発注の処理
状況とは、一の発注情報に関する処理の各過程を表して
おり、例えば、発注予定、発注の確定、納品及び検収完
了による売掛金の発生の各状況をいう。また、上記融資
情報処理手段は、発注情報が変化した際に、変化した発
注情報を所定の金融機関に対して通知することにより与
信枠情報の再設定要求を行い、上記金融機関が再設定し
た与信枠情報に基づいて与信枠情報を更新するようにし
てもよい。また、上記融資情報処理手段は、上記発注に
関する処理状況が変化した際に、当該変化した発注情報
に基づいた与信枠情報を算出し、算出した与信枠情報に
基づいて与信枠情報を更新するようにしてもよい。ま
た、上記与信枠情報の更新は、融資先の発注予定から発
注確定する割合、および支払確率に基づいて算定するよ
うにしてもよい。
理状況に関する情報を収集し、上記融資情報処理手段
は、上記発注の処理状況が変化した時に、上記与信枠情
報の更新を行うようにしてもよい。ここに、発注の処理
状況とは、一の発注情報に関する処理の各過程を表して
おり、例えば、発注予定、発注の確定、納品及び検収完
了による売掛金の発生の各状況をいう。また、上記融資
情報処理手段は、発注情報が変化した際に、変化した発
注情報を所定の金融機関に対して通知することにより与
信枠情報の再設定要求を行い、上記金融機関が再設定し
た与信枠情報に基づいて与信枠情報を更新するようにし
てもよい。また、上記融資情報処理手段は、上記発注に
関する処理状況が変化した際に、当該変化した発注情報
に基づいた与信枠情報を算出し、算出した与信枠情報に
基づいて与信枠情報を更新するようにしてもよい。ま
た、上記与信枠情報の更新は、融資先の発注予定から発
注確定する割合、および支払確率に基づいて算定するよ
うにしてもよい。
【0010】また、上記発注情報に含まれる商品又はサ
ービスの品目の情報と、各品目の発注先としての融資先
を対応付けて記憶する発注品目情報記憶手段を更に有
し、上記融資情報処理手段は、上記発注品目情報記憶手
段に記憶された発注情報及び融資先に対して発注された
品目情報に関連付けて融資先に対する融資情報を所定の
記憶手段に記憶するようにしてもよい。また、上記融資
先が、受注元からの下請けとして発注を受けた場合に、
上記発注情報処理手段は、上記受注元が受注した元発注
の発注識別情報を更に受付け、上記融資情報処理手段
は、上記元発注の発注識別情報に基づいて当該発注情報
を特定し、特定した発注情報を融資を行う金融機関に通
知するようにしてもよい。
ービスの品目の情報と、各品目の発注先としての融資先
を対応付けて記憶する発注品目情報記憶手段を更に有
し、上記融資情報処理手段は、上記発注品目情報記憶手
段に記憶された発注情報及び融資先に対して発注された
品目情報に関連付けて融資先に対する融資情報を所定の
記憶手段に記憶するようにしてもよい。また、上記融資
先が、受注元からの下請けとして発注を受けた場合に、
上記発注情報処理手段は、上記受注元が受注した元発注
の発注識別情報を更に受付け、上記融資情報処理手段
は、上記元発注の発注識別情報に基づいて当該発注情報
を特定し、特定した発注情報を融資を行う金融機関に通
知するようにしてもよい。
【0011】また、融資先及び発注元の企業に関する情
報を記憶する企業情報記憶手段を更に有し、上記融資情
報処理手段は、上記企業情報記憶手段に記憶されている
融資先企業の企業情報及び発注元の企業情報を融資を行
う金融機関に通知するようにしてもよい。
報を記憶する企業情報記憶手段を更に有し、上記融資情
報処理手段は、上記企業情報記憶手段に記憶されている
融資先企業の企業情報及び発注元の企業情報を融資を行
う金融機関に通知するようにしてもよい。
【0012】本発明の一の観点にかかる融資支援方法
は、融資先に対してなされた商品又はサービスの発注情
報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際の支援を行
う方法であって、コンピュータにより、融資先に対する
発注情報又は発注予定情報を収集する処理と、収集した
発注情報又は発注予定情報の担保力を評価して決定され
た融資情報を上記発注情報又は発注予定情報の識別情報
に関連付けて保持する処理と、を行うことを特徴とす
る。
は、融資先に対してなされた商品又はサービスの発注情
報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際の支援を行
う方法であって、コンピュータにより、融資先に対する
発注情報又は発注予定情報を収集する処理と、収集した
発注情報又は発注予定情報の担保力を評価して決定され
た融資情報を上記発注情報又は発注予定情報の識別情報
に関連付けて保持する処理と、を行うことを特徴とす
る。
【0013】本発明にかかる一のコンピュータプログラ
ムは、融資先に対してなされた商品又はサービスの発注
情報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際の支援を
行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュ
ータに対して、上記融資先に対する発注情報又は発注予
定情報を受付け、受付けた情報を融資を行う金融機関に
通知する処理と、上記発注情報又は発注予定情報に基づ
いて金融機関が設定した融資情報を、上記発注情報又は
発注予定情報に関連付けて所定の記憶手段に記憶する処
理と、を実行させることを特徴とする。
ムは、融資先に対してなされた商品又はサービスの発注
情報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際の支援を
行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュ
ータに対して、上記融資先に対する発注情報又は発注予
定情報を受付け、受付けた情報を融資を行う金融機関に
通知する処理と、上記発注情報又は発注予定情報に基づ
いて金融機関が設定した融資情報を、上記発注情報又は
発注予定情報に関連付けて所定の記憶手段に記憶する処
理と、を実行させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施形態を
図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる融資
支援システムを適用した第1の実施形態の概略構成を示
した図である。図1において、本実施形態にかかるシス
テムは、発注・融資情報処理センタ1と、この発注・融
資情報処理センタ1と所定の通信回線を介して接続可能
な複数の金融機関システム2と、発注・融資情報処理セ
ンタ1とインターネット等の所定のネットワーク又は通
信回線、通信網等を介して接続可能な取引企業システム
3、受注企業システム4、発注企業システム5及び起点
発注企業システム6から構成されている。
図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる融資
支援システムを適用した第1の実施形態の概略構成を示
した図である。図1において、本実施形態にかかるシス
テムは、発注・融資情報処理センタ1と、この発注・融
資情報処理センタ1と所定の通信回線を介して接続可能
な複数の金融機関システム2と、発注・融資情報処理セ
ンタ1とインターネット等の所定のネットワーク又は通
信回線、通信網等を介して接続可能な取引企業システム
3、受注企業システム4、発注企業システム5及び起点
発注企業システム6から構成されている。
【0015】金融機関システム2は、融資を行う金融機
関のシステムであって、コンピュータにより構成され、
発注・融資情報処理センタ1から通知された発注情報、
与信枠設定依頼、融資依頼を受付けることができるとと
もに、発注・融資情報処理センタ1に対して与信枠情報
や融資情報を通知することができる。
関のシステムであって、コンピュータにより構成され、
発注・融資情報処理センタ1から通知された発注情報、
与信枠設定依頼、融資依頼を受付けることができるとと
もに、発注・融資情報処理センタ1に対して与信枠情報
や融資情報を通知することができる。
【0016】取引企業システム3、受注企業システム
4、発注企業システム5、起点発注企業システム6は、
それぞれ発注・融資情報処理センタ1との間で、所定の
ネットワーク等を介して発注情報、与信枠情報、融資情
報等の所定の情報の送受信を行うことができるコンピュ
ータにより構成される。ここに、取引企業は商品又はサ
ービスの発注を行った発注元企業である。また、起点発
注企業は、取引企業から商品又はサービスの受注した、
いわゆる元請け企業であり、発注企業は、起点発注企業
から発注を受け、この発注の一部又は全部を受注企業に
下請発注する企業であり、これらの企業が受注企業に対
する元発注企業となる。また、受注企業は、発注企業か
ら発注を受けるいわゆる下請け企業であり、本実施形態
では金融機関から融資を受ける融資先企業である。
4、発注企業システム5、起点発注企業システム6は、
それぞれ発注・融資情報処理センタ1との間で、所定の
ネットワーク等を介して発注情報、与信枠情報、融資情
報等の所定の情報の送受信を行うことができるコンピュ
ータにより構成される。ここに、取引企業は商品又はサ
ービスの発注を行った発注元企業である。また、起点発
注企業は、取引企業から商品又はサービスの受注した、
いわゆる元請け企業であり、発注企業は、起点発注企業
から発注を受け、この発注の一部又は全部を受注企業に
下請発注する企業であり、これらの企業が受注企業に対
する元発注企業となる。また、受注企業は、発注企業か
ら発注を受けるいわゆる下請け企業であり、本実施形態
では金融機関から融資を受ける融資先企業である。
【0017】発注・融資情報処理センタ1は、本発明に
かかる融資情報支援システムを構成する。発注・融資情
報処理センタ1は、コンピュータにより構成され、CP
U(Central Processing Unit)と、CPUが実行するコ
ンピュータプログラムと、RAM、ROM等の内部メモ
リと、ハードディスク装置などの外部記憶装置により、
図2に示した機能ブロックを構成する。図2に示した機
能ブロックは、企業情報データベース11、金融機関情
報データベース12、発注情報データベース13、与信
枠情報データベース14、認証処理部15、発注管理部
16、突合処理部17、融資管理部18から構成されて
いる。
かかる融資情報支援システムを構成する。発注・融資情
報処理センタ1は、コンピュータにより構成され、CP
U(Central Processing Unit)と、CPUが実行するコ
ンピュータプログラムと、RAM、ROM等の内部メモ
リと、ハードディスク装置などの外部記憶装置により、
図2に示した機能ブロックを構成する。図2に示した機
能ブロックは、企業情報データベース11、金融機関情
報データベース12、発注情報データベース13、与信
枠情報データベース14、認証処理部15、発注管理部
16、突合処理部17、融資管理部18から構成されて
いる。
【0018】企業情報データベース11は、取引企業、
受注企業、発注企業、起点発注企業の基本情報及び財務
諸表情報等の企業情報をデータベース化したものであ
る。この企業情報データベース11は、図3に示すよう
に、企業アカウントテーブル、企業情報テーブル、関係
金融機関情報テーブル、与信情報テーブルから構成され
ている。
受注企業、発注企業、起点発注企業の基本情報及び財務
諸表情報等の企業情報をデータベース化したものであ
る。この企業情報データベース11は、図3に示すよう
に、企業アカウントテーブル、企業情報テーブル、関係
金融機関情報テーブル、与信情報テーブルから構成され
ている。
【0019】企業アカウントテーブルは、各企業の基本
情報を記憶したテーブルである。この企業アカウントテ
ーブルには、各企業を識別するための企業IDと、各企
業の認証情報としてのログイン名及びパスワードと、そ
の企業の組織情報及びメールアドレスや電話番号などの
連絡先情報、アクセス権限情報が記憶されている。企業
情報テーブルは、与信等に必要な財務諸表等の情報を記
憶したテーブルである。この企業情報テーブルには、企
業IDに対応付けて、例えば当該企業の前期の売上高、
前期の経常利益などの情報が記憶されている。関係金融
機関情報テーブルは、当該企業の取引金融機関の情報を
記憶したテーブルである。この関係金融機関情報テーブ
ルには、企業IDに対応付けて当該企業の取引金融機関
を識別する金融機関ID、当該金融機関への発注情報の
通知を行うか否かをあらわす通知有無情報などが記憶で
きるようになっている。与信情報テーブルには、各企業
IDに対応付けて、発注企業ID、当該企業の担保力を
評価した金融機関の金融機関ID、発注予定担保力情
報、発注担保力情報、売掛債権担保力情報及びこれらの
有効期限を記憶したテーブルである。ここで各担保力情
報は、当該企業の発注予定情報、発注情報、売掛債権情
報がどの程度担保力を有しているかを表す評価情報であ
る。この担保力情報は、企業の取引金融機関等が、例え
ば、当該企業に予定されていた発注が発注として確定し
た割合や、当該企業への発注回数、発注金額、売掛債権
の回収率などの過去の実績に基づいて評価することがで
きる。
情報を記憶したテーブルである。この企業アカウントテ
ーブルには、各企業を識別するための企業IDと、各企
業の認証情報としてのログイン名及びパスワードと、そ
の企業の組織情報及びメールアドレスや電話番号などの
連絡先情報、アクセス権限情報が記憶されている。企業
情報テーブルは、与信等に必要な財務諸表等の情報を記
憶したテーブルである。この企業情報テーブルには、企
業IDに対応付けて、例えば当該企業の前期の売上高、
前期の経常利益などの情報が記憶されている。関係金融
機関情報テーブルは、当該企業の取引金融機関の情報を
記憶したテーブルである。この関係金融機関情報テーブ
ルには、企業IDに対応付けて当該企業の取引金融機関
を識別する金融機関ID、当該金融機関への発注情報の
通知を行うか否かをあらわす通知有無情報などが記憶で
きるようになっている。与信情報テーブルには、各企業
IDに対応付けて、発注企業ID、当該企業の担保力を
評価した金融機関の金融機関ID、発注予定担保力情
報、発注担保力情報、売掛債権担保力情報及びこれらの
有効期限を記憶したテーブルである。ここで各担保力情
報は、当該企業の発注予定情報、発注情報、売掛債権情
報がどの程度担保力を有しているかを表す評価情報であ
る。この担保力情報は、企業の取引金融機関等が、例え
ば、当該企業に予定されていた発注が発注として確定し
た割合や、当該企業への発注回数、発注金額、売掛債権
の回収率などの過去の実績に基づいて評価することがで
きる。
【0020】金融機関情報データベース12は、金融機
関に関する情報をデータベース化したものである。この
金融機関情報データベース12には、図4に示すよう
に、各金融機関の識別情報としての金融機関ID、金融
機関を認証するためのログイン名及びパスワード、金融
機関名、対応組織情報、メールアドレスや電話番号など
の連絡先情報が記憶できるようになっている。
関に関する情報をデータベース化したものである。この
金融機関情報データベース12には、図4に示すよう
に、各金融機関の識別情報としての金融機関ID、金融
機関を認証するためのログイン名及びパスワード、金融
機関名、対応組織情報、メールアドレスや電話番号など
の連絡先情報が記憶できるようになっている。
【0021】発注情報データベース13は、企業間で行
われた発注に関する情報をデータベース化したものであ
る。この発注情報データベース13は、図5に示すよう
に、発注テーブルと、起点発注テーブルから構成されて
いる。発注テーブルは、各発注情報の内容を記憶したテ
ーブルである。発注テーブルには、発注IDに対応付け
て、発注情報として発注企業ID、受注企業ID、起点
発注企業からの発注情報を表す起点発注ID、当該発注
情報の登録日、発注日時、希望納期、金額、数量、納入
場所、発注品名などの情報が記憶できるようになってい
る。また、起点発注テーブルは、受注企業に対してなさ
れた発注(下請け発注)に対して、その元となった元発
注情報を関連付けて記憶するテーブルである。この起点
発注テーブルには、受注企業に対してなされた発注発注
IDに対応付けて、その元となった元発注IDが関連付
けて記憶されている。なお、起点発注企業から受注企業
までの間に、複数の発注企業(中間企業)が介在してい
る場合には、各企業間での発注IDを元発注IDとして
全て記憶するようにしてもよい。
われた発注に関する情報をデータベース化したものであ
る。この発注情報データベース13は、図5に示すよう
に、発注テーブルと、起点発注テーブルから構成されて
いる。発注テーブルは、各発注情報の内容を記憶したテ
ーブルである。発注テーブルには、発注IDに対応付け
て、発注情報として発注企業ID、受注企業ID、起点
発注企業からの発注情報を表す起点発注ID、当該発注
情報の登録日、発注日時、希望納期、金額、数量、納入
場所、発注品名などの情報が記憶できるようになってい
る。また、起点発注テーブルは、受注企業に対してなさ
れた発注(下請け発注)に対して、その元となった元発
注情報を関連付けて記憶するテーブルである。この起点
発注テーブルには、受注企業に対してなされた発注発注
IDに対応付けて、その元となった元発注IDが関連付
けて記憶されている。なお、起点発注企業から受注企業
までの間に、複数の発注企業(中間企業)が介在してい
る場合には、各企業間での発注IDを元発注IDとして
全て記憶するようにしてもよい。
【0022】与信枠情報データベース14は、各企業に
設定された与信枠及び融資の情報をデータベース化した
ものである。この与信枠情報データベース14は、図6
に示すように、与信枠情報テーブルと、融資情報テーブ
ルから構成される。与信枠情報テーブルは、各企業に設
定された与信枠情報を記憶するテーブルである。この与
信枠情報テーブルには、与信枠が設定された企業IDに
対応付けて、当該企業に与信枠を設定した金融機関の金
融機関ID、与信枠設定の対象となった発注情報を表す
発注ID、設定された与信枠情報、与信枠の設定日、与
信枠の有効期限、ステータス情報が記憶できるようにな
っている。融資情報テーブルは、各企業に対してされた
融資情報を記憶するテーブルである。この融資情報テー
ブルには、融資がされた企業の企業IDに対応付けて、
融資を行った金融機関の金融機関ID、融資の対象とな
った発注予定情報又は発注情報の発注ID、融資額、融
資の貸出日及び返済日、融資可能か否かの判定結果、融
資のステータス、適用発注IDが記憶できるようになっ
ている。この適用発注IDは、当該発注の元発注のう
ち、既に融資が設定されている元発注の発注IDであ
る。
設定された与信枠及び融資の情報をデータベース化した
ものである。この与信枠情報データベース14は、図6
に示すように、与信枠情報テーブルと、融資情報テーブ
ルから構成される。与信枠情報テーブルは、各企業に設
定された与信枠情報を記憶するテーブルである。この与
信枠情報テーブルには、与信枠が設定された企業IDに
対応付けて、当該企業に与信枠を設定した金融機関の金
融機関ID、与信枠設定の対象となった発注情報を表す
発注ID、設定された与信枠情報、与信枠の設定日、与
信枠の有効期限、ステータス情報が記憶できるようにな
っている。融資情報テーブルは、各企業に対してされた
融資情報を記憶するテーブルである。この融資情報テー
ブルには、融資がされた企業の企業IDに対応付けて、
融資を行った金融機関の金融機関ID、融資の対象とな
った発注予定情報又は発注情報の発注ID、融資額、融
資の貸出日及び返済日、融資可能か否かの判定結果、融
資のステータス、適用発注IDが記憶できるようになっ
ている。この適用発注IDは、当該発注の元発注のう
ち、既に融資が設定されている元発注の発注IDであ
る。
【0023】認証処理部15は、発注・融資情報処理セ
ンタ1にアクセスした企業又は金融機関の認証処理を行
う。この認証処理としては、企業又は金融機関からログ
イン名とパスワードの入力を受付け、このログイン名と
パスワードが企業情報データベース11又は金融機関情
報データベース12に登録されている認証情報等に適合
するか判別することなどにより行うことができる。
ンタ1にアクセスした企業又は金融機関の認証処理を行
う。この認証処理としては、企業又は金融機関からログ
イン名とパスワードの入力を受付け、このログイン名と
パスワードが企業情報データベース11又は金融機関情
報データベース12に登録されている認証情報等に適合
するか判別することなどにより行うことができる。
【0024】発注管理部16は、発注情報に関する処理
を行う。この処理としては、例えば、発注管理部16
は、各企業に対する発注情報を受付ける受付処理、発注
情報の発注情報データベース13に記憶する処理、受付
けた発注情報を所定の金融機関の金融機関システム3に
通知する処理などを行う。
を行う。この処理としては、例えば、発注管理部16
は、各企業に対する発注情報を受付ける受付処理、発注
情報の発注情報データベース13に記憶する処理、受付
けた発注情報を所定の金融機関の金融機関システム3に
通知する処理などを行う。
【0025】突合処理部17は、元発注情報等に対して
設定されている融資情報を抽出等する処理を行う。この
処理として、例えば、突合処理部17は、受注企業に対
してされた発注に対して元発注情報がある場合、この元
発注情報に対してなされている融資情報があるか否かを
判別する。また、突合処理部17は、元発注に対して融
資が設定されている場合には、当該元発注に対して設定
されている融資情報を金融機関に対して通知する処理を
行うことができる。
設定されている融資情報を抽出等する処理を行う。この
処理として、例えば、突合処理部17は、受注企業に対
してされた発注に対して元発注情報がある場合、この元
発注情報に対してなされている融資情報があるか否かを
判別する。また、突合処理部17は、元発注に対して融
資が設定されている場合には、当該元発注に対して設定
されている融資情報を金融機関に対して通知する処理を
行うことができる。
【0026】融資情報管理部18は、与信枠及び融資の
設定に関する処理を行う。この処理としては、例えば、
融資情報管理部18は、金融機関が発注情報に基づいて
設定した与信枠情報を、与信情報データベース14に記
憶すると共に、この与信枠情報を融資先としての受注企
業に対して通知する処理を行う。また、融資情報管理部
18は、発注情報に基づいて金融機関が行った融資の融
資情報を、当該融資対象となった発注情報の発注IDに
対応付けて、与信枠情報データベース14に記憶する処
理を行う。
設定に関する処理を行う。この処理としては、例えば、
融資情報管理部18は、金融機関が発注情報に基づいて
設定した与信枠情報を、与信情報データベース14に記
憶すると共に、この与信枠情報を融資先としての受注企
業に対して通知する処理を行う。また、融資情報管理部
18は、発注情報に基づいて金融機関が行った融資の融
資情報を、当該融資対象となった発注情報の発注IDに
対応付けて、与信枠情報データベース14に記憶する処
理を行う。
【0027】次に、本実施形態にかかる融資支援方法に
ついて、発注情報を基に融資を行う場合を例に、図面を
参照して説明する。まず、本実施形態の全体の処理の流
れについて、図1を参照して説明する。図1において、
まず、取引企業から受注を受けた起点発注企業が発注企
業に対してその一部又は全部を下請け発注する場合、起
点発注企業システム6は、発注企業に対する発注情報を
発注・融資情報処理センタ1に登録する(S1)。これ
により発注・融資情報処理センタ1を介して、起点発注
情報が発注企業に通知される。
ついて、発注情報を基に融資を行う場合を例に、図面を
参照して説明する。まず、本実施形態の全体の処理の流
れについて、図1を参照して説明する。図1において、
まず、取引企業から受注を受けた起点発注企業が発注企
業に対してその一部又は全部を下請け発注する場合、起
点発注企業システム6は、発注企業に対する発注情報を
発注・融資情報処理センタ1に登録する(S1)。これ
により発注・融資情報処理センタ1を介して、起点発注
情報が発注企業に通知される。
【0028】また、発注を受けた発注企業が、その発注
情報の一部又は全部を受注企業に対して下請け発注する
場合、発注企業システム5は、受注企業に対する発注情
報と、元発注情報としての起点発注企業からの発注ID
を発注・融資情報処理センタ1に登録する(S2)。
情報の一部又は全部を受注企業に対して下請け発注する
場合、発注企業システム5は、受注企業に対する発注情
報と、元発注情報としての起点発注企業からの発注ID
を発注・融資情報処理センタ1に登録する(S2)。
【0029】受注企業により金融機関に対して発注情報
を通知する旨指定されている場合、発注・融資情報処理
センタ1は、受注企業への発注情報などを金融機関シス
テム2に通知する(S3)。なお、この際、起点発注企
業からの元発注に対して既に融資が設定されている場合
には、発注・融資情報処理センタ1は、当該元発注に対
して設定されている融資情報を金融機関に通知する。金
融機関は、通知された発注情報等に基づいて受注企業に
対して与信枠を設定し、この与信枠情報を発注・融資情
報処理センタ1に登録する(S4)。
を通知する旨指定されている場合、発注・融資情報処理
センタ1は、受注企業への発注情報などを金融機関シス
テム2に通知する(S3)。なお、この際、起点発注企
業からの元発注に対して既に融資が設定されている場合
には、発注・融資情報処理センタ1は、当該元発注に対
して設定されている融資情報を金融機関に通知する。金
融機関は、通知された発注情報等に基づいて受注企業に
対して与信枠を設定し、この与信枠情報を発注・融資情
報処理センタ1に登録する(S4)。
【0030】発注・融資情報処理センタ1は、金融機関
により設定された与信枠情報を保持すると共に、これを
受注企業システム4に通知する(S5)。受注企業は通
知された与信枠情報を参照し、金融機関から融資を受け
たい場合には、融資申込を発注・融資情報処理センタ1
に対して行う(S6)。
により設定された与信枠情報を保持すると共に、これを
受注企業システム4に通知する(S5)。受注企業は通
知された与信枠情報を参照し、金融機関から融資を受け
たい場合には、融資申込を発注・融資情報処理センタ1
に対して行う(S6)。
【0031】発注・融資情報処理センタ1は、受注企業
からの融資申込情報を所定の金融機関に通知する(S
7)。金融機関は、発注・融資情報処理センタ1が保持
している発注情報、与信枠情報、融資情報、企業情報、
各発注情報等の担保力情報などを参照して、受注企業に
対する融資を実施するか否か及び融資の内容を決定し、
これを発注・融資情報処理センタ1に通知する(S
8)。発注・融資情報処理センタ1は、金融機関から通
知された融資実施可否結果及び融資情報を保持すると共
に、これを受注企業システム4に通知する。そして、設
定された融資情報に基づいて、受注企業と金融機関との
間で融資に関する処理が行われ、これにより融資の処理
が終了する。
からの融資申込情報を所定の金融機関に通知する(S
7)。金融機関は、発注・融資情報処理センタ1が保持
している発注情報、与信枠情報、融資情報、企業情報、
各発注情報等の担保力情報などを参照して、受注企業に
対する融資を実施するか否か及び融資の内容を決定し、
これを発注・融資情報処理センタ1に通知する(S
8)。発注・融資情報処理センタ1は、金融機関から通
知された融資実施可否結果及び融資情報を保持すると共
に、これを受注企業システム4に通知する。そして、設
定された融資情報に基づいて、受注企業と金融機関との
間で融資に関する処理が行われ、これにより融資の処理
が終了する。
【0032】次に、発注企業から受注企業に対して発注
がされた場合の詳細な処理の流れについて、図7及び図
8を参照して説明する。図7において、まず、発注企業
が、発注・融資情報処理センタ1にアクセスすると、認
証処理部15が発注企業に対して認証処理を行う。この
認証処理は、まず認証処理部15が、当該発注企業シス
テム5が発注・融資情報処理センタ1にログイン済みか
否かを判別する(S101)。判別の結果、ログイン済
みでない場合には、認証処理部15は、ログイン名とパ
スワード等の認証情報の入力を要求し、企業情報データ
ベース11の企業アカウントテーブルを参照して、入力
された認証情報が正しいか否か判別する(S103)。
判別の結果、入力された認証情報が正しくない場合に
は、アカウントが正しくない旨を通知して(S10
4)、処理を終了する。
がされた場合の詳細な処理の流れについて、図7及び図
8を参照して説明する。図7において、まず、発注企業
が、発注・融資情報処理センタ1にアクセスすると、認
証処理部15が発注企業に対して認証処理を行う。この
認証処理は、まず認証処理部15が、当該発注企業シス
テム5が発注・融資情報処理センタ1にログイン済みか
否かを判別する(S101)。判別の結果、ログイン済
みでない場合には、認証処理部15は、ログイン名とパ
スワード等の認証情報の入力を要求し、企業情報データ
ベース11の企業アカウントテーブルを参照して、入力
された認証情報が正しいか否か判別する(S103)。
判別の結果、入力された認証情報が正しくない場合に
は、アカウントが正しくない旨を通知して(S10
4)、処理を終了する。
【0033】また、認証情報が正しいと判別された場
合、及び上述のS101の処理でログイン済みであると
判別された場合には、認証処理部15が発注企業に対し
てアクセス権判定処理を行う。このアクセス権判定処理
は、認証処理部15が、企業情報データベース11のア
クセス権限情報を参照して、当該企業が当該要求した処
理を行う権限があるか否かを判別する(S105)。判
別の結果、アクセス権限がない場合には、アクセス権限
かない旨を通知して処理を終了する(S106)。ま
た、アクセス権限があると判定された場合には、以下の
発注情報の登録処理に移行する。
合、及び上述のS101の処理でログイン済みであると
判別された場合には、認証処理部15が発注企業に対し
てアクセス権判定処理を行う。このアクセス権判定処理
は、認証処理部15が、企業情報データベース11のア
クセス権限情報を参照して、当該企業が当該要求した処
理を行う権限があるか否かを判別する(S105)。判
別の結果、アクセス権限がない場合には、アクセス権限
かない旨を通知して処理を終了する(S106)。ま
た、アクセス権限があると判定された場合には、以下の
発注情報の登録処理に移行する。
【0034】ログイン処理、アクセス権判定処理が完了
すると、発注管理部16は発注企業に対して発注情報の
入力を要求し、この要求により発注企業が入力した発注
情報を受付ける(S107)。この情報の入力は、例え
ば、発注企業が所定のWeb画面上に表示された入力フ
ォームに従って、発注企業、受注企業の企業ID、元発
注IDとしての起点企業からの起点発注ID、登録日、
発注日時、希望納期、発注の金額、数量、納入場所、発
注品名等を入力することにより行うことができる。
すると、発注管理部16は発注企業に対して発注情報の
入力を要求し、この要求により発注企業が入力した発注
情報を受付ける(S107)。この情報の入力は、例え
ば、発注企業が所定のWeb画面上に表示された入力フ
ォームに従って、発注企業、受注企業の企業ID、元発
注IDとしての起点企業からの起点発注ID、登録日、
発注日時、希望納期、発注の金額、数量、納入場所、発
注品名等を入力することにより行うことができる。
【0035】発注情報の入力を受付けると、発注管理部
16は、発注情報の発注企業ID及び受注企業IDに基
づいて、企業情報データベース11から、発注企業及び
受注企業の各企業の情報を取得する(S108)。この
際取得する情報としては、例えば、各企業の基本情報、
財務諸表情報、与信情報としての発注担保力情報などで
ある。また、発注管理部16は、発注情報データベース
13の起点発注テーブルを参照して起点発注IDを特定
し、特定した起点発注IDに基づいて当該起点発注の発
注情報を発注情報データベース13の発注テーブルから
取得する(S109)。なお、この際、起点発注企業と
発注企業間に中間発注企業が介在している場合には、当
該企業間でなされた全ての発注情報を、元発注に関する
発注情報として取得してもよい。
16は、発注情報の発注企業ID及び受注企業IDに基
づいて、企業情報データベース11から、発注企業及び
受注企業の各企業の情報を取得する(S108)。この
際取得する情報としては、例えば、各企業の基本情報、
財務諸表情報、与信情報としての発注担保力情報などで
ある。また、発注管理部16は、発注情報データベース
13の起点発注テーブルを参照して起点発注IDを特定
し、特定した起点発注IDに基づいて当該起点発注の発
注情報を発注情報データベース13の発注テーブルから
取得する(S109)。なお、この際、起点発注企業と
発注企業間に中間発注企業が介在している場合には、当
該企業間でなされた全ての発注情報を、元発注に関する
発注情報として取得してもよい。
【0036】突合処理部17は、与信情報データベース
の融資情報テーブルを参照し、元発注に対して既に融資
情報が登録されているか否か判別する(S110)。こ
の処理は、本実施形態では、元発注としての起点発注に
対して既に融資情報が登録されているか否か判別する。
判別の結果、起点発注に対する融資情報が登録されてい
る場合には、突合処理部17が、後述する発注融資突合
処理を行い、元発注情報に設定されている融資情報等を
金融機関に通知する(S111)。
の融資情報テーブルを参照し、元発注に対して既に融資
情報が登録されているか否か判別する(S110)。こ
の処理は、本実施形態では、元発注としての起点発注に
対して既に融資情報が登録されているか否か判別する。
判別の結果、起点発注に対する融資情報が登録されてい
る場合には、突合処理部17が、後述する発注融資突合
処理を行い、元発注情報に設定されている融資情報等を
金融機関に通知する(S111)。
【0037】引き続き図8において、発注管理部16
は、受注企業に対する発注情報を発注情報データベース
13の発注テーブルに追加して記憶する(S112)。
また、発注管理部16は、受注企業に対して発注情報を
通知する(S113)。この通知は、例えば、発注管理
部16が電子メール等により発注情報を通知することに
より行われる。発注管理部16は、企業情報データベー
ス11の関係金融機関情報テーブルを参照し、通知の有
無が「有」に設定されている金融機関を特定し(S11
4)、当該金機関に受注企業に対して発注追加があった
旨をメール等により通知して(S115)、処理を終了
する。
は、受注企業に対する発注情報を発注情報データベース
13の発注テーブルに追加して記憶する(S112)。
また、発注管理部16は、受注企業に対して発注情報を
通知する(S113)。この通知は、例えば、発注管理
部16が電子メール等により発注情報を通知することに
より行われる。発注管理部16は、企業情報データベー
ス11の関係金融機関情報テーブルを参照し、通知の有
無が「有」に設定されている金融機関を特定し(S11
4)、当該金機関に受注企業に対して発注追加があった
旨をメール等により通知して(S115)、処理を終了
する。
【0038】次に、上述の発注融資突合処理の詳細な処
理の流れについて、図9を参照して説明する。図9にお
いて、突合処理部17は、発注情報データベース13を
参照して、元発注としての起点発注の発注情報を取得す
る(S201)。また、突合処理部17は、与信情報デ
ータベース14の融資情報テーブルを参照して、全ての
元発注情報に対して設定されている融資情報を取得する
(S202)。本実施形態では、元発注としての起点発
注情報に設定されている融資情報を取得する。突合処理
部17は、与信枠情報データベース14の融資情報テー
ブルに、受注企業に対する発注情報の発注IDに対応付
けて、その適用発注IDとして当該元発注の発注ID、
即ち本実施形態では起点発注IDを登録する(S20
3)。
理の流れについて、図9を参照して説明する。図9にお
いて、突合処理部17は、発注情報データベース13を
参照して、元発注としての起点発注の発注情報を取得す
る(S201)。また、突合処理部17は、与信情報デ
ータベース14の融資情報テーブルを参照して、全ての
元発注情報に対して設定されている融資情報を取得する
(S202)。本実施形態では、元発注としての起点発
注情報に設定されている融資情報を取得する。突合処理
部17は、与信枠情報データベース14の融資情報テー
ブルに、受注企業に対する発注情報の発注IDに対応付
けて、その適用発注IDとして当該元発注の発注ID、
即ち本実施形態では起点発注IDを登録する(S20
3)。
【0039】突合処理部17は、企業情報データベース
11の関係金融機関情報テーブルを参照して、受注企業
の取引金融機関を特定すると共に、金融機関情報データ
ベース12を参照して当該金融機関の情報を特定する
(S203)。そして、発注管理部16は、特定した金
融機関情報に基づいて、起点発注情報に対して既に融資
が行われている旨のチェック結果を通知して(S20
4)、発注融資突合処理を終了する。
11の関係金融機関情報テーブルを参照して、受注企業
の取引金融機関を特定すると共に、金融機関情報データ
ベース12を参照して当該金融機関の情報を特定する
(S203)。そして、発注管理部16は、特定した金
融機関情報に基づいて、起点発注情報に対して既に融資
が行われている旨のチェック結果を通知して(S20
4)、発注融資突合処理を終了する。
【0040】次に、金融機関が受注企業に対して与信枠
を設定する際の詳細な処理について、図10を参照して
説明する。図10において、金融機関が発注・融資情報
処理センタ1にアクセスすると、認証処理部15が金融
機関の認証処理を行う(S301)。金融機関の認証が
完了すると、金融機関から与信枠を設定する発注ID等
を含む与信枠設定要求がなされると、発注管理部16が
当該要求を受付けると共に(S302)、認証処理部1
5が当該金融機関に与信枠設定処理のアクセス権がある
か否か判定するアクセス権判定処理を行う(S30
3)。なお、この認証処理及びアクセス権判定処理は、
上述のS101乃至S105の処理と同様な処理を行
う。
を設定する際の詳細な処理について、図10を参照して
説明する。図10において、金融機関が発注・融資情報
処理センタ1にアクセスすると、認証処理部15が金融
機関の認証処理を行う(S301)。金融機関の認証が
完了すると、金融機関から与信枠を設定する発注ID等
を含む与信枠設定要求がなされると、発注管理部16が
当該要求を受付けると共に(S302)、認証処理部1
5が当該金融機関に与信枠設定処理のアクセス権がある
か否か判定するアクセス権判定処理を行う(S30
3)。なお、この認証処理及びアクセス権判定処理は、
上述のS101乃至S105の処理と同様な処理を行
う。
【0041】アクセス権があると判定されると、発注管
理部16が発注情報データベース13の発注テーブルを
参照して、要求された発注IDに対応する発注情報を取
得し、この発注情報を金融機関に対して通知する(S3
04、S305)。また、金融機関から与信枠設定要求
がされると、融資管理部18が金融機関システム2の所
定のディスプレイに与信枠設定画面を表示させて、金融
機関からの与信枠情報の入力を受付ける(S306、S
307)。金融機関が発注情報通知の際に通知された発
注情報、受注企業及び発注企業の企業情報、各担保力情
報等を適宜参照して与信枠を設定し、これを画面に従っ
て入力して通知すると、融資管理部18は通知された与
信枠情報を受付け、この受付けた与信枠情報を与信枠情
報データベース14の与信枠テーブルに記憶する(S3
08)。
理部16が発注情報データベース13の発注テーブルを
参照して、要求された発注IDに対応する発注情報を取
得し、この発注情報を金融機関に対して通知する(S3
04、S305)。また、金融機関から与信枠設定要求
がされると、融資管理部18が金融機関システム2の所
定のディスプレイに与信枠設定画面を表示させて、金融
機関からの与信枠情報の入力を受付ける(S306、S
307)。金融機関が発注情報通知の際に通知された発
注情報、受注企業及び発注企業の企業情報、各担保力情
報等を適宜参照して与信枠を設定し、これを画面に従っ
て入力して通知すると、融資管理部18は通知された与
信枠情報を受付け、この受付けた与信枠情報を与信枠情
報データベース14の与信枠テーブルに記憶する(S3
08)。
【0042】融資管理部18は、与信枠が設定された受
注企業の企業IDを基に、企業情報データベース11を
参照して、受注企業の連絡先等の情報を取得する(S3
09)。そして、取得した連絡先等の情報に基づいて、
受注企業に対して与信枠が設定されたことを通知して
(S310)、処理を終了する。
注企業の企業IDを基に、企業情報データベース11を
参照して、受注企業の連絡先等の情報を取得する(S3
09)。そして、取得した連絡先等の情報に基づいて、
受注企業に対して与信枠が設定されたことを通知して
(S310)、処理を終了する。
【0043】次に、受注企業から融資申込みがされた場
合の詳細な処理について、図11を参照して説明する。
図11において、受注企業が融資申込みを行うため、発
注・融資情報処理センタ1にアクセスすると、認証処理
部15が受注企業の認証処理を行う(S401)。受注
企業の認証が完了すると、融資管理部18が受注企業か
ら融資の担保となる発注情報を特定する発注ID等を含
む融資申込要求を受付ける(S602)。融資申込み要
求を受付けると、認証処理部15が当該受注企業に融資
申込処理のアクセス権限があるか、アクセス権判定処理
を行う(S403)。なお、この認証処理及びアクセス
権判定処理は、上述のS101乃至S105の処理と同
様な処理を行う。
合の詳細な処理について、図11を参照して説明する。
図11において、受注企業が融資申込みを行うため、発
注・融資情報処理センタ1にアクセスすると、認証処理
部15が受注企業の認証処理を行う(S401)。受注
企業の認証が完了すると、融資管理部18が受注企業か
ら融資の担保となる発注情報を特定する発注ID等を含
む融資申込要求を受付ける(S602)。融資申込み要
求を受付けると、認証処理部15が当該受注企業に融資
申込処理のアクセス権限があるか、アクセス権判定処理
を行う(S403)。なお、この認証処理及びアクセス
権判定処理は、上述のS101乃至S105の処理と同
様な処理を行う。
【0044】アクセス権があると判別されると、融資管
理部18が与信枠情報データベース14の与信枠テーブ
ルを参照して、当該発注IDに対応付けて設定されてい
る与信枠情報を抽出する(S404)。また、融資管理
部18は、金融機関情報データベース12を参照して、
当該与信情報を設定した金融機関の情報を抽出する(S
405)。発注管理部16は、抽出した与信枠情報及び
金融機関の情報を受注企業に通知する(S406)。
理部18が与信枠情報データベース14の与信枠テーブ
ルを参照して、当該発注IDに対応付けて設定されてい
る与信枠情報を抽出する(S404)。また、融資管理
部18は、金融機関情報データベース12を参照して、
当該与信情報を設定した金融機関の情報を抽出する(S
405)。発注管理部16は、抽出した与信枠情報及び
金融機関の情報を受注企業に通知する(S406)。
【0045】受注企業が通知された与信枠情報等を参照
して、融資の申込みを行うと、融資管理部18は当該融
資申込みを受付ける(S407)。融資管理部18は、
与信枠情報データベース14の融資テーブルに、融資申
込情報を記憶すると共に、当該発注IDのステータスを
「融資申込済み」とする(S408)。
して、融資の申込みを行うと、融資管理部18は当該融
資申込みを受付ける(S407)。融資管理部18は、
与信枠情報データベース14の融資テーブルに、融資申
込情報を記憶すると共に、当該発注IDのステータスを
「融資申込済み」とする(S408)。
【0046】融資管理部18は、金融機関情報データベ
ース12を参照して、融資申込みがあった金融機関の連
絡先等の情報を取得し(S409)、当該金融機関に対
して当該発注情報が融資申込み済みであることを通知し
て(S410)、処理を終了する。
ース12を参照して、融資申込みがあった金融機関の連
絡先等の情報を取得し(S409)、当該金融機関に対
して当該発注情報が融資申込み済みであることを通知し
て(S410)、処理を終了する。
【0047】次に、受注企業からの融資申込みに対し
て、金融機関が融資の実施可否情報を登録する際の詳細
な処理について、図12を参照して説明する。図12に
おいて、融資申込みに対する融資実施可否結果を登録す
るため、金融機関が発注・融資情報処理センタ1にアク
セスすると、認証処理部15が金融機関の認証処理を行
う(S501)。金融機関の認証が完了すると、発注I
D等を含む融資実施可否結果情報の登録要求を行うと融
資管理部18がこれを受付ける(S502)。融資実施
可否結果情報の登録要求を受付けると、認証処理部15
が当該金融機関に融資実施可否結果登録のアクセス権限
があるか、アクセス権判定処理を行う(S503)。な
お、この認証処理及びアクセス権判定処理は、上述のS
101乃至S105の処理と同様な処理を行う。
て、金融機関が融資の実施可否情報を登録する際の詳細
な処理について、図12を参照して説明する。図12に
おいて、融資申込みに対する融資実施可否結果を登録す
るため、金融機関が発注・融資情報処理センタ1にアク
セスすると、認証処理部15が金融機関の認証処理を行
う(S501)。金融機関の認証が完了すると、発注I
D等を含む融資実施可否結果情報の登録要求を行うと融
資管理部18がこれを受付ける(S502)。融資実施
可否結果情報の登録要求を受付けると、認証処理部15
が当該金融機関に融資実施可否結果登録のアクセス権限
があるか、アクセス権判定処理を行う(S503)。な
お、この認証処理及びアクセス権判定処理は、上述のS
101乃至S105の処理と同様な処理を行う。
【0048】アクセス権があると判別されると、融資管
理部18は、後述する融資情報取得処理を行い、当該発
注情報に対して既に行われている融資情報がある場合に
は、当該融資情報等を取得する(S504)。融資情報
が取得されると、融資管理部18は、金融機関情報デー
タベース12を参照して、融資を行う金融機関の連絡先
等の情報を取得する(S505)。融資管理部18は、
特定した金融機関の連絡先等の情報に基づいて、金融機
関に対して融資情報入力画面を表示させる(S50
6)。金融機関が融資情報取得処理により取得された発
注情報等を参照して融資を実施するか否かを決定し、発
注・融資情報処理センタ1に通知すると、融資管理部1
8は、金融機関により通知された融資実施可否結果情報
を受付ける(S507)。
理部18は、後述する融資情報取得処理を行い、当該発
注情報に対して既に行われている融資情報がある場合に
は、当該融資情報等を取得する(S504)。融資情報
が取得されると、融資管理部18は、金融機関情報デー
タベース12を参照して、融資を行う金融機関の連絡先
等の情報を取得する(S505)。融資管理部18は、
特定した金融機関の連絡先等の情報に基づいて、金融機
関に対して融資情報入力画面を表示させる(S50
6)。金融機関が融資情報取得処理により取得された発
注情報等を参照して融資を実施するか否かを決定し、発
注・融資情報処理センタ1に通知すると、融資管理部1
8は、金融機関により通知された融資実施可否結果情報
を受付ける(S507)。
【0049】融資管理部18は、与信枠情報データベー
ス14の融資情報テーブルに、金融機関から入力された
融資情報等を記憶する(S508)。そして、融資管理
部18は、企業情報データベース11から、受注企業の
連絡先等の情報を取得し(S509)、当該抽出した連
絡先等の情報に基づいて、受注企業に対して融資可否結
果を通知して(S510)、処理を終了する。
ス14の融資情報テーブルに、金融機関から入力された
融資情報等を記憶する(S508)。そして、融資管理
部18は、企業情報データベース11から、受注企業の
連絡先等の情報を取得し(S509)、当該抽出した連
絡先等の情報に基づいて、受注企業に対して融資可否結
果を通知して(S510)、処理を終了する。
【0050】次に、上述のS504の融資情報取得処理
の詳細について、図13を参照して説明する。図13に
おいて、融資管理部18は、与信枠情報データベース1
4の融資情報テーブルから、発注IDに対して既になさ
れている融資情報を抽出する(S601)。融資管理部
18は、抽出した融資情報の金融機関IDが、ログイン
している金融機関IDと一致するか判別する(S60
2)。判別の結果、金融機関IDが一致しない場合に
は、融資の内容を表示できない旨、金融機関に対して通
知し(S603)、当該金融機関からの融資設定を拒否
して融資設定の処理を終了する。
の詳細について、図13を参照して説明する。図13に
おいて、融資管理部18は、与信枠情報データベース1
4の融資情報テーブルから、発注IDに対して既になさ
れている融資情報を抽出する(S601)。融資管理部
18は、抽出した融資情報の金融機関IDが、ログイン
している金融機関IDと一致するか判別する(S60
2)。判別の結果、金融機関IDが一致しない場合に
は、融資の内容を表示できない旨、金融機関に対して通
知し(S603)、当該金融機関からの融資設定を拒否
して融資設定の処理を終了する。
【0051】また、判別の結果、金融機関IDが一致す
る場合には、発注管理部16が、発注情報データベース
13の発注テーブルを参照して、発注IDに対応する発
注情報を抽出するとともに、企業情報データベース11
の企業情報テーブルを参照して受注企業の企業情報を抽
出する(S604)。また、発注管理部16は、発注情
報データベース13の発注テーブルを参照して、起点発
注企業からの発注IDに対応する発注情報を抽出する
(S605)。そして、発注管理部16は、抽出した、
発注IDに対応する融資情報、受注企業に対する発注情
報、受注企業の企業情報、起点発注企業からの発注情報
を、融資管理部18に通知して(S606)、融資情報
取得処理を終了する。
る場合には、発注管理部16が、発注情報データベース
13の発注テーブルを参照して、発注IDに対応する発
注情報を抽出するとともに、企業情報データベース11
の企業情報テーブルを参照して受注企業の企業情報を抽
出する(S604)。また、発注管理部16は、発注情
報データベース13の発注テーブルを参照して、起点発
注企業からの発注IDに対応する発注情報を抽出する
(S605)。そして、発注管理部16は、抽出した、
発注IDに対応する融資情報、受注企業に対する発注情
報、受注企業の企業情報、起点発注企業からの発注情報
を、融資管理部18に通知して(S606)、融資情報
取得処理を終了する。
【0052】このように、本実施形態によれば、発注管
理部16が受注企業が受けた発注情報と、必要に応じて
起点発注企業、発注企業、受注企業の企業情報等を、融
資を行う金融機関に通知するようにしたことから、金融
機関は発注情報に基づいて、その発注目的、当該発注に
関連している企業の情報を特定することができ、これに
より、発注情報に基づいて与信枠及び融資の設定を行う
ことができるようになる。これにより、売掛債権の確定
を待つまでも無く、受注がされた段階での融資が可能と
なり、金融機関にとっては、優秀な融資先を獲得できる
し、また受注企業にとっては受注に対する原材料等を調
達するための資金を調達することができる。
理部16が受注企業が受けた発注情報と、必要に応じて
起点発注企業、発注企業、受注企業の企業情報等を、融
資を行う金融機関に通知するようにしたことから、金融
機関は発注情報に基づいて、その発注目的、当該発注に
関連している企業の情報を特定することができ、これに
より、発注情報に基づいて与信枠及び融資の設定を行う
ことができるようになる。これにより、売掛債権の確定
を待つまでも無く、受注がされた段階での融資が可能と
なり、金融機関にとっては、優秀な融資先を獲得できる
し、また受注企業にとっては受注に対する原材料等を調
達するための資金を調達することができる。
【0053】また、融資管理部18が、発注IDに関連
付けて、受注企業への発注情報に基づいて金融機関が行
った融資の融資情報を与信枠情報データベース14の融
資情報テーブルに記憶するようにしたことから、与信枠
情報データベース14を参照することにより、どの発注
情報に対して融資が設定されているか対応付けて管理す
ることができる。
付けて、受注企業への発注情報に基づいて金融機関が行
った融資の融資情報を与信枠情報データベース14の融
資情報テーブルに記憶するようにしたことから、与信枠
情報データベース14を参照することにより、どの発注
情報に対して融資が設定されているか対応付けて管理す
ることができる。
【0054】また、上述のS602の処理で、発注情報
に対して既に融資が設定されている場合には、当該融資
を設定した金融機関以外の金融機関には融資を設定をさ
せないようにしたことから、一つの発注情報に対して複
数の金融機関が重複して融資を設定することを防止でき
る。
に対して既に融資が設定されている場合には、当該融資
を設定した金融機関以外の金融機関には融資を設定をさ
せないようにしたことから、一つの発注情報に対して複
数の金融機関が重複して融資を設定することを防止でき
る。
【0055】また、受注企業が、起点発注企業からの下
請けとして発注を受けた場合に、発注管理部16は、上
述の融資情報取得処理により、起点発注IDに対応する
発注情報を取得して、これを融資管理部18が融資を行
う金融機関に通知するようにしたことから、金融機関は
受注企業への発注情報だけでなく、起点発注の発注情報
や、起点発注企業の信用力を利用して、より多額の融資
を受けることが可能となる。これにより、例えば、受注
企業だけでは信用力が低くても、起点企業や起点発注情
報の信用力が高い場合には、より多額の融資を受けるこ
とが可能となる。
請けとして発注を受けた場合に、発注管理部16は、上
述の融資情報取得処理により、起点発注IDに対応する
発注情報を取得して、これを融資管理部18が融資を行
う金融機関に通知するようにしたことから、金融機関は
受注企業への発注情報だけでなく、起点発注の発注情報
や、起点発注企業の信用力を利用して、より多額の融資
を受けることが可能となる。これにより、例えば、受注
企業だけでは信用力が低くても、起点企業や起点発注情
報の信用力が高い場合には、より多額の融資を受けるこ
とが可能となる。
【0056】なお、図14に示すように、発注企業と受
注企業との間でなされる発注情報に含まれる品目情報の
各々に対して、受注企業において生産等の業務に必要と
なる資材や外注加工依頼などに関する発注情報及び発注
する取引先を対応付けて記憶する発注品目データベース
を設け、融資管理部18が発注情報に対する融資情報を
抽出する際、この発注品目データベースを参照して、融
資実績を品目毎に抽出して金融機関に提供するなどして
もよい。なお、図14のPonは起点発注企業から発注
企業への発注書を表し、Pon-1は、発注企業から受注
企業に対する発注書を表している。これにより、品目ご
とに発注金額と融資実績とを対応付けて管理することが
でき、金融機関はより詳細な情報取得して与信枠の設定
を行うことができる。
注企業との間でなされる発注情報に含まれる品目情報の
各々に対して、受注企業において生産等の業務に必要と
なる資材や外注加工依頼などに関する発注情報及び発注
する取引先を対応付けて記憶する発注品目データベース
を設け、融資管理部18が発注情報に対する融資情報を
抽出する際、この発注品目データベースを参照して、融
資実績を品目毎に抽出して金融機関に提供するなどして
もよい。なお、図14のPonは起点発注企業から発注
企業への発注書を表し、Pon-1は、発注企業から受注
企業に対する発注書を表している。これにより、品目ご
とに発注金額と融資実績とを対応付けて管理することが
でき、金融機関はより詳細な情報取得して与信枠の設定
を行うことができる。
【0057】なお、上述の実施形態では、確定した発注
情報を基に与信枠、融資の設定を行う例について説明し
たが、発注が確定する前の発注予定情報に基づいて、与
信枠の及び融資の設定を行うようにしてもよい。これに
より、より早い段階で、融資を行うことが可能となる。
また、金融機関に提供する企業の財務諸表の情報は、予
め、金融機関が財務諸表のチェックリスト等を用意し、
このチェックリストに基づいて企業の財務状態を評価し
た評価情報を、例えば評価点数として企業に提供するよ
うにしてもよい。また、融資管理部18が、受注企業に
対する複数の発注情報および発注予定情報を集計し、こ
の集計した発注総金額、発注予定総金額を金融機関に通
知して、これらに対してまとめて与信枠や融資を設定す
るようにしてもよい。
情報を基に与信枠、融資の設定を行う例について説明し
たが、発注が確定する前の発注予定情報に基づいて、与
信枠の及び融資の設定を行うようにしてもよい。これに
より、より早い段階で、融資を行うことが可能となる。
また、金融機関に提供する企業の財務諸表の情報は、予
め、金融機関が財務諸表のチェックリスト等を用意し、
このチェックリストに基づいて企業の財務状態を評価し
た評価情報を、例えば評価点数として企業に提供するよ
うにしてもよい。また、融資管理部18が、受注企業に
対する複数の発注情報および発注予定情報を集計し、こ
の集計した発注総金額、発注予定総金額を金融機関に通
知して、これらに対してまとめて与信枠や融資を設定す
るようにしてもよい。
【0058】次に、本発明かかる第2の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図15は、本発明にかか
る第2の実施形態にかかるシステムの概略構成を示した
図である。なお、上述の実施形態と同一の構成について
は同一の符号を付して説明を省略する。図15におい
て、本実施形態のシステムは、発注・融資情報処理セン
タ10と、この発注・融資情報処理センタ10と所定の
通信回線を介して接続可能な複数の金融機関システム2
と、発注・融資情報処理センタ10とインターネット等
の所定のネットワーク又は通信回線、通信網等を介して
接続可能な取引企業システム3、受注企業システム4、
発注企業システム5から構成されている。
て、図面を参照して説明する。図15は、本発明にかか
る第2の実施形態にかかるシステムの概略構成を示した
図である。なお、上述の実施形態と同一の構成について
は同一の符号を付して説明を省略する。図15におい
て、本実施形態のシステムは、発注・融資情報処理セン
タ10と、この発注・融資情報処理センタ10と所定の
通信回線を介して接続可能な複数の金融機関システム2
と、発注・融資情報処理センタ10とインターネット等
の所定のネットワーク又は通信回線、通信網等を介して
接続可能な取引企業システム3、受注企業システム4、
発注企業システム5から構成されている。
【0059】発注・融資情報処理センタ10は、コンピ
ュータにより構成され、CPUと、CPUが実行するコ
ンピュータプログラムと、RAM,ROM等の内部メモ
リと、ハードディスク装置等の外部記憶装置により、図
16に示した機能ブロックを構成する。図16に示した
機能ブロックは、企業情報データベース101、金融機
関情報データベース102、発注情報データベース10
3、売掛債権データベース104、発注・債権関係デー
タベース105、与信枠情報データベース106、企業
情報管理部107、発注管理部108、売掛債権管理部
109、発注・債権管理部110、与信枠管理部111
から構成されている。
ュータにより構成され、CPUと、CPUが実行するコ
ンピュータプログラムと、RAM,ROM等の内部メモ
リと、ハードディスク装置等の外部記憶装置により、図
16に示した機能ブロックを構成する。図16に示した
機能ブロックは、企業情報データベース101、金融機
関情報データベース102、発注情報データベース10
3、売掛債権データベース104、発注・債権関係デー
タベース105、与信枠情報データベース106、企業
情報管理部107、発注管理部108、売掛債権管理部
109、発注・債権管理部110、与信枠管理部111
から構成されている。
【0060】企業情報データベース101は、取引企
業、受注企業、発注企業の各企業情報をデータベース化
したものである。この企業情報データベース101は、
図17に示すように、企業アカウントテーブル、企業情
報テーブルから構成されている。企業アカウントテーブ
ルは、各企業の基本情報を記憶したテーブルである。こ
の企業アカウントテーブルには、各企業を識別するため
の企業IDと、各企業の認証情報としてのログイン名及
びパスワードと、その企業の組織情報、メールアドレス
や電話番号等の連絡先情報が記憶されている。企業情報
テーブルは、各企業の財務諸表等の情報を記憶したテー
ブルである。この企業情報テーブルには、企業IDに対
応付けて、例えば各企業の前期の売上高、前期経常利益
などの情報が記憶されている。
業、受注企業、発注企業の各企業情報をデータベース化
したものである。この企業情報データベース101は、
図17に示すように、企業アカウントテーブル、企業情
報テーブルから構成されている。企業アカウントテーブ
ルは、各企業の基本情報を記憶したテーブルである。こ
の企業アカウントテーブルには、各企業を識別するため
の企業IDと、各企業の認証情報としてのログイン名及
びパスワードと、その企業の組織情報、メールアドレス
や電話番号等の連絡先情報が記憶されている。企業情報
テーブルは、各企業の財務諸表等の情報を記憶したテー
ブルである。この企業情報テーブルには、企業IDに対
応付けて、例えば各企業の前期の売上高、前期経常利益
などの情報が記憶されている。
【0061】金融機関情報データベース102は、金融
機関に関する情報をデータベース化したものである。こ
の金融機関情報データベース102は、図18に示すよ
うに、金融機関アカウントテーブルと金融機関情報テー
ブルから構成されている。金融機関アカウントテーブル
には、各金融機関の金融機関ID、金融機関を認証する
ためのログイン名及びパスワード、金融機関名、対応組
織情報、メールアドレス、電話番号などの連絡先情報が
記憶されている。また、金融機関情報テーブルは、与信
の初期設定情報としての基本情報などを記憶したテーブ
ルであり、金融機関IDに対応付けて、金融機関名、金
融機関自体の担保力を表す基本担保力情報が記憶されて
いる。
機関に関する情報をデータベース化したものである。こ
の金融機関情報データベース102は、図18に示すよ
うに、金融機関アカウントテーブルと金融機関情報テー
ブルから構成されている。金融機関アカウントテーブル
には、各金融機関の金融機関ID、金融機関を認証する
ためのログイン名及びパスワード、金融機関名、対応組
織情報、メールアドレス、電話番号などの連絡先情報が
記憶されている。また、金融機関情報テーブルは、与信
の初期設定情報としての基本情報などを記憶したテーブ
ルであり、金融機関IDに対応付けて、金融機関名、金
融機関自体の担保力を表す基本担保力情報が記憶されて
いる。
【0062】発注情報データベース103は、企業間で
行われた発注に関する情報をデータベース化したもので
ある。この発注情報データベース103は、図19に示
すように、発注テーブルと、与信引当テーブルから構成
されている。発注テーブルは、各発注情報の内容を記憶
するテーブルである。発注テーブルには、発注IDに対
応付けて、発注情報として発注企業ID、当該発注情報
の登録日、発注日時、希望納期、金額、数量、発注予定
や発注確定などを表す発注状態などの情報が記憶できる
ようになっている。また、与信引当テーブルは、各発注
情報に対する融資情報を記憶するテーブルである。この
与信引当テーブルには、発注IDに対応付けて、与信引
き当てを行っている金融機関の金融機関ID、当該融資
の融資ID、融資金額の情報が記憶できるようになって
いる。
行われた発注に関する情報をデータベース化したもので
ある。この発注情報データベース103は、図19に示
すように、発注テーブルと、与信引当テーブルから構成
されている。発注テーブルは、各発注情報の内容を記憶
するテーブルである。発注テーブルには、発注IDに対
応付けて、発注情報として発注企業ID、当該発注情報
の登録日、発注日時、希望納期、金額、数量、発注予定
や発注確定などを表す発注状態などの情報が記憶できる
ようになっている。また、与信引当テーブルは、各発注
情報に対する融資情報を記憶するテーブルである。この
与信引当テーブルには、発注IDに対応付けて、与信引
き当てを行っている金融機関の金融機関ID、当該融資
の融資ID、融資金額の情報が記憶できるようになって
いる。
【0063】売掛債権データベース104は、発注企業
と受注企業間の売掛債権情報をデータベース化したもの
である。この売掛債権データベース104は、図20に
示すように売掛債権テーブルと、与信引当テーブルから
構成される。売掛債権テーブルは、売掛債権情報を記憶
したテーブルであって、各売掛債権を識別する売掛債権
IDと、その売掛債権の債権者としての受注企業ID、
その売掛債権の登録日、支払日時、支払金額、支払方
法、発行日がそれぞれ記憶できるようになっている。ま
た、与信引当テーブルは、各売掛債権に対する融資情報
を記憶するテーブルであって、各売掛債権IDに対応付
けて、当該融資を行った金融機関の金融機関ID、当該
融資の識別情報としての融資IDが記憶できるようにな
っている。
と受注企業間の売掛債権情報をデータベース化したもの
である。この売掛債権データベース104は、図20に
示すように売掛債権テーブルと、与信引当テーブルから
構成される。売掛債権テーブルは、売掛債権情報を記憶
したテーブルであって、各売掛債権を識別する売掛債権
IDと、その売掛債権の債権者としての受注企業ID、
その売掛債権の登録日、支払日時、支払金額、支払方
法、発行日がそれぞれ記憶できるようになっている。ま
た、与信引当テーブルは、各売掛債権に対する融資情報
を記憶するテーブルであって、各売掛債権IDに対応付
けて、当該融資を行った金融機関の金融機関ID、当該
融資の識別情報としての融資IDが記憶できるようにな
っている。
【0064】発注・売掛債権関係データベース105
は、発注情報とそれにより発生した売掛債権とを関連付
けて記憶するための記憶部である。この発注・売掛債権
関係データベース105には、図21に示すように、売
掛債権IDと、この売掛債権の元となる発注情報を特定
するための発注ID、及びこれらの情報の登録日などが
記憶できるようになっている。
は、発注情報とそれにより発生した売掛債権とを関連付
けて記憶するための記憶部である。この発注・売掛債権
関係データベース105には、図21に示すように、売
掛債権IDと、この売掛債権の元となる発注情報を特定
するための発注ID、及びこれらの情報の登録日などが
記憶できるようになっている。
【0065】与信枠情報データベース106は、各企業
に設定された与信枠及び与信枠情報に基づいてなされた
融資の情報をデータベース化したものである。この与信
枠情報データベース106は、図22に示すように、発
注情報与信テーブル、融資情報テーブル、受注企業与信
基礎テーブル、発注企業与信基礎テーブルから構成され
ている。
に設定された与信枠及び与信枠情報に基づいてなされた
融資の情報をデータベース化したものである。この与信
枠情報データベース106は、図22に示すように、発
注情報与信テーブル、融資情報テーブル、受注企業与信
基礎テーブル、発注企業与信基礎テーブルから構成され
ている。
【0066】発注情報与信テーブルは、発注情報に対す
る与信枠情報を記憶するテーブルである。この発注情報
与信テーブルには、企業ID、与信枠を設定した発注情
報の発注ID、与信枠を設定した金融機関の金融機関I
D、与信枠情報、設定日、有効期限の各情報が記憶でき
るようになっている。融資情報テーブルは、発注予定情
報、発注情報、売掛債権情報等に対して設定された融資
情報を記憶するテーブルである。この融資情報テーブル
には、企業ID、融資が設定された発注予定情報又は発
注情報の識別情報としての発注ID、融資を設定してい
る金融機関の金融機関ID、融資額、貸出日、返済日が
記憶できるようになっている。受注企業与信基礎テーブ
ル及び発注企業与信基礎テーブルは、受注企業又は発注
企業の与信基礎情報を登録するテーブルである。この受
注企業与信基礎テーブル及び発注企業与信基礎テーブル
には、受注企業の企業IDに関連付けて、与信枠が設定
された企業の企業ID、与信を行った金融機関ID、与
信基礎情報、発注企業との間の支払条件情報などが記憶
できるようになっている。与信基礎情報は、当該企業の
取引金融機関などが、発注予定の確定率、発注回数、発
注金額、売掛債権回収率など過去の実績情報等に基づい
て、当該企業に対する発注予定、発注、売掛債権の担保
評価情報である。これらの情報は、企業情報が登録され
る際に金融機関が評価して登録することができる。
る与信枠情報を記憶するテーブルである。この発注情報
与信テーブルには、企業ID、与信枠を設定した発注情
報の発注ID、与信枠を設定した金融機関の金融機関I
D、与信枠情報、設定日、有効期限の各情報が記憶でき
るようになっている。融資情報テーブルは、発注予定情
報、発注情報、売掛債権情報等に対して設定された融資
情報を記憶するテーブルである。この融資情報テーブル
には、企業ID、融資が設定された発注予定情報又は発
注情報の識別情報としての発注ID、融資を設定してい
る金融機関の金融機関ID、融資額、貸出日、返済日が
記憶できるようになっている。受注企業与信基礎テーブ
ル及び発注企業与信基礎テーブルは、受注企業又は発注
企業の与信基礎情報を登録するテーブルである。この受
注企業与信基礎テーブル及び発注企業与信基礎テーブル
には、受注企業の企業IDに関連付けて、与信枠が設定
された企業の企業ID、与信を行った金融機関ID、与
信基礎情報、発注企業との間の支払条件情報などが記憶
できるようになっている。与信基礎情報は、当該企業の
取引金融機関などが、発注予定の確定率、発注回数、発
注金額、売掛債権回収率など過去の実績情報等に基づい
て、当該企業に対する発注予定、発注、売掛債権の担保
評価情報である。これらの情報は、企業情報が登録され
る際に金融機関が評価して登録することができる。
【0067】企業情報管理部107は、受注企業、発注
企業、金融機関に関する情報の登録処理を行う。この登
録処理の際、企業情報管理部107は、企業等の担保力
を算定する処理を行う。この処理は、例えば、企業情報
管理部107が、発注予定金額に対する発注金額などか
ら発注実施実績率を算定したり、支払確定率を算定する
ことにより行うことができる。
企業、金融機関に関する情報の登録処理を行う。この登
録処理の際、企業情報管理部107は、企業等の担保力
を算定する処理を行う。この処理は、例えば、企業情報
管理部107が、発注予定金額に対する発注金額などか
ら発注実施実績率を算定したり、支払確定率を算定する
ことにより行うことができる。
【0068】発注管理部108は、各企業に対する発注
予定情報又は発注情報を受付け、これを発注情報データ
ベース103に記憶すると共に、受付けた発注情報を、
融資を行う金融機関システム3に通知する処理等を行
う。
予定情報又は発注情報を受付け、これを発注情報データ
ベース103に記憶すると共に、受付けた発注情報を、
融資を行う金融機関システム3に通知する処理等を行
う。
【0069】売掛債権管理部109は、発注に基づく売
掛債権情報を、売掛債権情報データベース104に記憶
して管理する。発注・債権管理部110は、発注情報
と、この発注情報に基づいて発生した売掛債権を関連付
けて発注・債権関係データベース105に記憶して管理
する。与信枠管理部111は、発注予定情報、発注情報
又は売掛債権情報に基づいて、金融機関により設定され
た与信枠情報を与信枠情報データベース106に記憶し
て管理する処理を行う。また、与信枠管理部111は、
発注予定情報が発注情報に確定した場合、また発注情報
に基づいて売掛債権が発生した場合など、発注処理状況
の変化に応じて、金融機関に対して与信枠の再設定を要
求する処理を行う。
掛債権情報を、売掛債権情報データベース104に記憶
して管理する。発注・債権管理部110は、発注情報
と、この発注情報に基づいて発生した売掛債権を関連付
けて発注・債権関係データベース105に記憶して管理
する。与信枠管理部111は、発注予定情報、発注情報
又は売掛債権情報に基づいて、金融機関により設定され
た与信枠情報を与信枠情報データベース106に記憶し
て管理する処理を行う。また、与信枠管理部111は、
発注予定情報が発注情報に確定した場合、また発注情報
に基づいて売掛債権が発生した場合など、発注処理状況
の変化に応じて、金融機関に対して与信枠の再設定を要
求する処理を行う。
【0070】次に、第2の実施形態にかかる融資支援方
法について、図面を参照して説明する。まず、発注予定
情報又は発注情報等に基づいて、与信枠の設定、融資及
びその返済までの全体の処理の流れを図15を参照して
説明する。図15において、発注企業が受注企業に対す
る発注予定情報又は発注情報の登録を行うと、発注管理
部108が発注情報データベース103の発注情報テー
ブルに、当該発注ID及びその内容等の情報を登録する
(S1001)。また、発注管理部108は、受注企業
毎に発注予定情報をまとめて登録処理を行てもよい。
法について、図面を参照して説明する。まず、発注予定
情報又は発注情報等に基づいて、与信枠の設定、融資及
びその返済までの全体の処理の流れを図15を参照して
説明する。図15において、発注企業が受注企業に対す
る発注予定情報又は発注情報の登録を行うと、発注管理
部108が発注情報データベース103の発注情報テー
ブルに、当該発注ID及びその内容等の情報を登録する
(S1001)。また、発注管理部108は、受注企業
毎に発注予定情報をまとめて登録処理を行てもよい。
【0071】発注予定情報又は発注情報について、受注
企業から与信枠の設定依頼があった場合、与信枠管理部
111がこの与信枠設定依頼を受付けるとともに、受注
企業の取引先金融機関等に対して与信枠設定要求を行う
(S1002)。また、与信枠管理部111は、金融機
関からの要求に応じて、与信枠を設定する際の参考情報
を金融機関に通知する(S1003)。この参考情報と
しては、例えば、受注・発注企業の基本情報、財務諸表
などの企業情報、発注予定情報、発注情報の内容や、受
注企業に対する売掛債権情報、あるいは発注予定金額に
対する発注金額などの発注実施実績率、過去の取引の支
払確定比率などの情報である。
企業から与信枠の設定依頼があった場合、与信枠管理部
111がこの与信枠設定依頼を受付けるとともに、受注
企業の取引先金融機関等に対して与信枠設定要求を行う
(S1002)。また、与信枠管理部111は、金融機
関からの要求に応じて、与信枠を設定する際の参考情報
を金融機関に通知する(S1003)。この参考情報と
しては、例えば、受注・発注企業の基本情報、財務諸表
などの企業情報、発注予定情報、発注情報の内容や、受
注企業に対する売掛債権情報、あるいは発注予定金額に
対する発注金額などの発注実施実績率、過去の取引の支
払確定比率などの情報である。
【0072】金融機関からの与信枠設定情報が通知され
ると、与信枠管理部111は、これを与信枠情報データ
ベース106の発注情報与信テーブルに記憶する(S1
004)。そして、受注企業からの与信枠情報の確認要
求に基づいて、与信枠管理部111は、与信枠情報デー
タベース106の発注情報与信テーブルを参照して、受
注企業に与信枠情報を通知する(S1005)。
ると、与信枠管理部111は、これを与信枠情報データ
ベース106の発注情報与信テーブルに記憶する(S1
004)。そして、受注企業からの与信枠情報の確認要
求に基づいて、与信枠管理部111は、与信枠情報デー
タベース106の発注情報与信テーブルを参照して、受
注企業に与信枠情報を通知する(S1005)。
【0073】受注企業が与信枠情報を参照して発注・融
資情報処理センタ10に対して融資の申込みを行うと
(S1006)、与信枠管理部111がこの融資申込み
を受け付け、金融機関に対して受注企業から融資申込み
があったことを通知する(S1007)。
資情報処理センタ10に対して融資の申込みを行うと
(S1006)、与信枠管理部111がこの融資申込み
を受け付け、金融機関に対して受注企業から融資申込み
があったことを通知する(S1007)。
【0074】金融機関から融資申込みに対する融資決定
情報の通知がされると、与信枠管理部111は、融資引
当済みである情報を発注情報データベース103の与信
引当テーブルに記憶する(S1008)。これにより、
与信引当テーブルには、発注IDに対応付けて金融機関
ID、融資ID、融資金額が記憶される。与信枠管理部
111は、受注企業に対して融資判定結果を通知し(S
1009)、この判定結果に基づいて金融機関から受注
企業に対する融資により資金提供が行われる。
情報の通知がされると、与信枠管理部111は、融資引
当済みである情報を発注情報データベース103の与信
引当テーブルに記憶する(S1008)。これにより、
与信引当テーブルには、発注IDに対応付けて金融機関
ID、融資ID、融資金額が記憶される。与信枠管理部
111は、受注企業に対して融資判定結果を通知し(S
1009)、この判定結果に基づいて金融機関から受注
企業に対する融資により資金提供が行われる。
【0075】融資に対する受注企業からの返済が完了す
ると、金融機関から融資返済の情報が発注・融資情報処
理センタ10に通知され、与信枠管理部111が融資返
済情報を与信枠情報テーブルに記憶して(1010)、
処理を終了する。
ると、金融機関から融資返済の情報が発注・融資情報処
理センタ10に通知され、与信枠管理部111が融資返
済情報を与信枠情報テーブルに記憶して(1010)、
処理を終了する。
【0076】次に、登録していた発注予定情報が発注情
報として確定した場合の処理について、図23を参照し
て説明する。図23において、発注企業から、既に登録
されている発注予定情報に対して発注確定の通知がある
と、発注管理部108は、当該発注情報の発注IDと、
発注情報を受付け、これらの情報を発注情報データベー
ス103に記憶する(S2001)また、発注情報とし
て確定したことに基づいて、与信枠管理部111が受注
企業の取引先金融機関に対して、発注情報に基づく与信
枠の再設定を要求する(S2002)。与信枠管理部1
11は、金融機関からの要求に応じて、発注情報、受発
注企業の基本情報、発注担保力情報などの参考情報を金
融機関に通知する(S2003)。なお、通知する情報
等は予めルール化して、決まった情報を金融機関に通知
するようにしてもよい。
報として確定した場合の処理について、図23を参照し
て説明する。図23において、発注企業から、既に登録
されている発注予定情報に対して発注確定の通知がある
と、発注管理部108は、当該発注情報の発注IDと、
発注情報を受付け、これらの情報を発注情報データベー
ス103に記憶する(S2001)また、発注情報とし
て確定したことに基づいて、与信枠管理部111が受注
企業の取引先金融機関に対して、発注情報に基づく与信
枠の再設定を要求する(S2002)。与信枠管理部1
11は、金融機関からの要求に応じて、発注情報、受発
注企業の基本情報、発注担保力情報などの参考情報を金
融機関に通知する(S2003)。なお、通知する情報
等は予めルール化して、決まった情報を金融機関に通知
するようにしてもよい。
【0077】金融機関から与信枠の再設定が通知される
と、与信枠管理部111は与信枠情報データベース10
6の発注情報与信テーブルに、当該発注IDに対応付け
て設定された与信枠情報を記憶する(S2004)。そ
して、与信枠管理部111は、再設定された与信枠情報
を受注企業に対して通知して(S2005)、処理を終
了する。
と、与信枠管理部111は与信枠情報データベース10
6の発注情報与信テーブルに、当該発注IDに対応付け
て設定された与信枠情報を記憶する(S2004)。そ
して、与信枠管理部111は、再設定された与信枠情報
を受注企業に対して通知して(S2005)、処理を終
了する。
【0078】次に、発注情報に対する納品・検収が完了
して売掛債権が発生した場合の処理について、図24を
参照して説明する。図24において、発注企業から、発
注情報に対する納品・検収が完了した旨の通知がされる
と、発注管理部108はこの通知を受付け、売掛債権情
報を売掛債権データベース104の売掛債権テーブルに
売掛債権情報を記憶する(S3001)。発注管理部1
08は、発注情報データベース103の発注情報テーブ
ルを参照して、当該売掛債権の基となった発注予定情
報、発注情報を特定する(S3002)。この特定処理
は、例えば、発注管理部108が、売掛債権情報登録の
際に発注企業から通知された発注IDに基づいて、発注
情報テーブルから該当する発注予定情報、発注情報を特
定することができる。
して売掛債権が発生した場合の処理について、図24を
参照して説明する。図24において、発注企業から、発
注情報に対する納品・検収が完了した旨の通知がされる
と、発注管理部108はこの通知を受付け、売掛債権情
報を売掛債権データベース104の売掛債権テーブルに
売掛債権情報を記憶する(S3001)。発注管理部1
08は、発注情報データベース103の発注情報テーブ
ルを参照して、当該売掛債権の基となった発注予定情
報、発注情報を特定する(S3002)。この特定処理
は、例えば、発注管理部108が、売掛債権情報登録の
際に発注企業から通知された発注IDに基づいて、発注
情報テーブルから該当する発注予定情報、発注情報を特
定することができる。
【0079】発注・債権管理部110は、特定した発注
予定情報及び発注情報と、売掛債権情報とを関連付ける
ため、発注・売掛債権データベース105に、当該発注
IDと、売掛債権IDと、その登録日を記憶する(S3
003)。
予定情報及び発注情報と、売掛債権情報とを関連付ける
ため、発注・売掛債権データベース105に、当該発注
IDと、売掛債権IDと、その登録日を記憶する(S3
003)。
【0080】 与信枠管理部111は、発注から売掛債
権が確定することにより発注状況が変化したことに基づ
き、金融機関に対して与信枠の再設定を要求する(S3
004)。この際、発注管理部108は、金融機関から
の要求に応じて、売掛金債権情報に加えて、与信参考情
報として関連する発注情報、発注予定情報、受注企業及
び発注企業の企業情報、売掛債権担保力情報などの情報
を、金融機関に通知する(S3005)。なお、通知す
る情報等は予めルール化して、決まった情報を金融機関
に通知するようにしてもよい。
権が確定することにより発注状況が変化したことに基づ
き、金融機関に対して与信枠の再設定を要求する(S3
004)。この際、発注管理部108は、金融機関から
の要求に応じて、売掛金債権情報に加えて、与信参考情
報として関連する発注情報、発注予定情報、受注企業及
び発注企業の企業情報、売掛債権担保力情報などの情報
を、金融機関に通知する(S3005)。なお、通知す
る情報等は予めルール化して、決まった情報を金融機関
に通知するようにしてもよい。
【0081】金融機関から与信枠の再設定通知がされる
と、与信枠管理部111は、与信枠情報データベース1
06の発注情報与信テーブルに再設定された与信枠情報
を記憶する(S3006)。そして、与信枠管理部11
1は、再設定された与信枠情報を受注企業に対して通知
して(S3008)、処理を終了する。
と、与信枠管理部111は、与信枠情報データベース1
06の発注情報与信テーブルに再設定された与信枠情報
を記憶する(S3006)。そして、与信枠管理部11
1は、再設定された与信枠情報を受注企業に対して通知
して(S3008)、処理を終了する。
【0082】次に、受注企業が融資の返済を行った際の
処理について、図25を参照して説明する。図25にお
いて、受注企業若しくは金融機関から受注企業に対する
融資に返済が通知されると、与信枠管理部111は当該
融資返済情報を受付け、これを与信枠情報データベース
106の融資情報テーブルの対応する融資情報に返済日
を登録する(S4001)。
処理について、図25を参照して説明する。図25にお
いて、受注企業若しくは金融機関から受注企業に対する
融資に返済が通知されると、与信枠管理部111は当該
融資返済情報を受付け、これを与信枠情報データベース
106の融資情報テーブルの対応する融資情報に返済日
を登録する(S4001)。
【0083】決済前に返済がされた場合など、金融機関
から融資引当を解除が指示された場合には、与信枠管理
部111は、発注情報データベース103及び売掛債権
データベース104の与信引当テーブルに、融資引当解
除情報を記憶し(S4002)、受注企業に対して融資
引当が解除された旨の通知を行う(S4003)。
から融資引当を解除が指示された場合には、与信枠管理
部111は、発注情報データベース103及び売掛債権
データベース104の与信引当テーブルに、融資引当解
除情報を記憶し(S4002)、受注企業に対して融資
引当が解除された旨の通知を行う(S4003)。
【0084】与信枠管理部111は、受注企業から融資
を返済したことに伴う与信枠の再設定依頼があるか否か
判別する(S4004)。受注企業から与信枠の再設定
依頼がない場合には、処理を終了する。
を返済したことに伴う与信枠の再設定依頼があるか否か
判別する(S4004)。受注企業から与信枠の再設定
依頼がない場合には、処理を終了する。
【0085】また、受注企業から与信枠の再設定依頼が
された場合には、金融機関に対して与信枠の再設定を要
求する(S4005)。この際、発注管理部108は、
金融機関からの要求に応じて、売掛金債権情報に加え
て、与信参考情報として関連する発注情報、発注予定情
報、受注企業及び発注企業の企業情報などの情報を、金
融機関に通知する(S4006)。なお、通知する情報
等は予めルール化して、決まった情報を金融機関に通知
するようにしてもよい。
された場合には、金融機関に対して与信枠の再設定を要
求する(S4005)。この際、発注管理部108は、
金融機関からの要求に応じて、売掛金債権情報に加え
て、与信参考情報として関連する発注情報、発注予定情
報、受注企業及び発注企業の企業情報などの情報を、金
融機関に通知する(S4006)。なお、通知する情報
等は予めルール化して、決まった情報を金融機関に通知
するようにしてもよい。
【0086】金融機関から与信枠の再設定が通知される
と、与信枠管理部111は設定された与信枠情報を与信
枠情報データベース106の発注情報与信テーブルに記
憶する(S4007)。また、与信枠管理部111は、
与信枠情報を受注企業に対して通知して(S400
8)、処理を終了する。
と、与信枠管理部111は設定された与信枠情報を与信
枠情報データベース106の発注情報与信テーブルに記
憶する(S4007)。また、与信枠管理部111は、
与信枠情報を受注企業に対して通知して(S400
8)、処理を終了する。
【0087】次に、発注企業情報の企業情報等の登録処
理について、図26を参照して説明する。まず、発注企
業が本システムに登録する場合、発注企業が登録に必要
な企業情報を通知して企業情報の登録を要求すると、企
業情報管理部107が、発注企業からの企業情報登録を
受付け(S5001)、送信されてきた企業情報に基づ
いて発注企業が所定の登録要件を満たしているか否か判
別する(S5002)。
理について、図26を参照して説明する。まず、発注企
業が本システムに登録する場合、発注企業が登録に必要
な企業情報を通知して企業情報の登録を要求すると、企
業情報管理部107が、発注企業からの企業情報登録を
受付け(S5001)、送信されてきた企業情報に基づ
いて発注企業が所定の登録要件を満たしているか否か判
別する(S5002)。
【0088】判別の結果、登録条件を満たしていない場
合には、その旨を通知するなどして処理を終了する。ま
た、判別の結果、登録条件を満たしている場合には、企
業情報管理部107が当該発注企業の企業情報を企業情
報データベース101の企業アカウントテーブルに記憶
する(S5003)。また、企業情報管理部107は、
発注企業の取引銀行などに対して支払条件を確認する
(S5004)。支払条件を確認した金融機関から発注
企業に対する基本与信情報が通知されると、与信枠管理
部111が与信情報データベース106の発注企業与信
基礎テーブルにこの与信基礎情報を記憶して(S500
5)、処理を終了する。
合には、その旨を通知するなどして処理を終了する。ま
た、判別の結果、登録条件を満たしている場合には、企
業情報管理部107が当該発注企業の企業情報を企業情
報データベース101の企業アカウントテーブルに記憶
する(S5003)。また、企業情報管理部107は、
発注企業の取引銀行などに対して支払条件を確認する
(S5004)。支払条件を確認した金融機関から発注
企業に対する基本与信情報が通知されると、与信枠管理
部111が与信情報データベース106の発注企業与信
基礎テーブルにこの与信基礎情報を記憶して(S500
5)、処理を終了する。
【0089】次に、受注企業情報の企業情報等の登録処
理について、図27を参照して説明する。まず、発注企
業が本システムに登録する場合、受注企業が登録に必要
な企業情報を通知して企業情報の登録を要求すると、企
業情報管理部107が受注企業からの企業情報登録を受
付け(S6001)、通知された企業情報に基づいて発
注企業が所定の登録要件を満たしているか否か判別する
(S6002)。
理について、図27を参照して説明する。まず、発注企
業が本システムに登録する場合、受注企業が登録に必要
な企業情報を通知して企業情報の登録を要求すると、企
業情報管理部107が受注企業からの企業情報登録を受
付け(S6001)、通知された企業情報に基づいて発
注企業が所定の登録要件を満たしているか否か判別する
(S6002)。
【0090】判別の結果、登録条件を満たしていない場
合には、その旨を通知するなどして処理を終了する。ま
た、判別の結果、登録条件を満たしている場合には、企
業情報管理部107が当該受注企業の企業情報を企業情
報データベース101の企業アカウントテーブルに記憶
する(S6003)。また、企業情報管理部107は、
受注企業の支払条件を確認する(S6004)。
合には、その旨を通知するなどして処理を終了する。ま
た、判別の結果、登録条件を満たしている場合には、企
業情報管理部107が当該受注企業の企業情報を企業情
報データベース101の企業アカウントテーブルに記憶
する(S6003)。また、企業情報管理部107は、
受注企業の支払条件を確認する(S6004)。
【0091】企業情報管理部107は、受注企業及び、
受注企業の親会社や主要取引先などの関連する発注企業
の企業情報、財務諸表の情報、当該発注企業の支払条件
などを金融機関に対して通知する(S6005)。ま
た、与信枠管理部111が、与信枠情報データベース1
06を参照して、受注企業の親会社や主要取引先などの
関連する発注企業との支払条件情報を金融機関に通知す
る(S6006)。金融機関が通知された情報に基づい
て受注企業の基本与信情報を設定し、これを発注・融資
処理センタ1に通知すると、与信枠管理部111が与信
情報データベース106の受注企業与信基礎テーブルに
この与信基礎情報を記憶して(S6007)、処理を終
了する。
受注企業の親会社や主要取引先などの関連する発注企業
の企業情報、財務諸表の情報、当該発注企業の支払条件
などを金融機関に対して通知する(S6005)。ま
た、与信枠管理部111が、与信枠情報データベース1
06を参照して、受注企業の親会社や主要取引先などの
関連する発注企業との支払条件情報を金融機関に通知す
る(S6006)。金融機関が通知された情報に基づい
て受注企業の基本与信情報を設定し、これを発注・融資
処理センタ1に通知すると、与信枠管理部111が与信
情報データベース106の受注企業与信基礎テーブルに
この与信基礎情報を記憶して(S6007)、処理を終
了する。
【0092】次に、金融機関に関する情報の登録処理に
ついて、図28を参照して説明する。まず、金融機関が
本システムに登録する場合、金融機関が登録に必要な金
融機関の情報を通知して登録を要求すると、企業情報管
理部107が通知された情報を受付け(S7001)、
通知されてきた金融機関の情報に基づいて当該金融機関
が所定の登録要件を満たしているか否か判別する(S7
002)。
ついて、図28を参照して説明する。まず、金融機関が
本システムに登録する場合、金融機関が登録に必要な金
融機関の情報を通知して登録を要求すると、企業情報管
理部107が通知された情報を受付け(S7001)、
通知されてきた金融機関の情報に基づいて当該金融機関
が所定の登録要件を満たしているか否か判別する(S7
002)。
【0093】判別の結果、所定の要件を満たしていない
場合には、金融機関に対してその旨通知するなどして処
理を終了する。また、判別の結果、所定の要件を満たし
ている場合には、企業情報管理部107は通知された情
報を金融機関情報データベース102の金融機関アカウ
ントテーブルに記憶する(S7003)。企業情報管理
部107は、金融機関から自機関に関する基本となる与
信情報としての基本担保力情報を受付け(S700
4)、これを金融機関情報データベース102の金融機
関情報テーブルに記憶して(S7005)、処理を終了
する。
場合には、金融機関に対してその旨通知するなどして処
理を終了する。また、判別の結果、所定の要件を満たし
ている場合には、企業情報管理部107は通知された情
報を金融機関情報データベース102の金融機関アカウ
ントテーブルに記憶する(S7003)。企業情報管理
部107は、金融機関から自機関に関する基本となる与
信情報としての基本担保力情報を受付け(S700
4)、これを金融機関情報データベース102の金融機
関情報テーブルに記憶して(S7005)、処理を終了
する。
【0094】このように、第2の実施形態によれば、与
信枠管理部111が、発注情報のfに関する情報を収集
し、当該処理状況が変化した時に、金融機関に対して与
信枠の再設定を要求してするようにしたことから、上述
の実施形態の効果に加えて、その処理段階に応じて柔軟
に適切な与信枠設定ができる。これにより、受注企業
は、発注予定から発注確定、売掛債権確定と支払いの確
定度合いが高くなるにつれ、より多額の融資を受けるこ
とが可能となり、資金の調達が容易となる。
信枠管理部111が、発注情報のfに関する情報を収集
し、当該処理状況が変化した時に、金融機関に対して与
信枠の再設定を要求してするようにしたことから、上述
の実施形態の効果に加えて、その処理段階に応じて柔軟
に適切な与信枠設定ができる。これにより、受注企業
は、発注予定から発注確定、売掛債権確定と支払いの確
定度合いが高くなるにつれ、より多額の融資を受けるこ
とが可能となり、資金の調達が容易となる。
【0095】また、発注実績や融資実績情報を発注情報
データベース103や与信枠情報データベース106に
記憶して管理するようにしたことから、これらの実績デ
ータを基に、与信枠管理部111が発注予定金額に対し
てどの程度発注がなされるか、また、その支払がなされ
る確率などを算定することができる。これにより、金融
機関は各企業の財務諸表などの企業情報だけでなく、発
注予定情報や発注情報などの未だ売掛債権が確定してい
ない情報に基づいて適切に与信枠を設定することが可能
となる。また、融資の返済実績をシステムに登録するこ
とにより、与信枠内の融資実施枠を解除することがで
き、返済状況に応じた新たな与信枠の設定ができる。
データベース103や与信枠情報データベース106に
記憶して管理するようにしたことから、これらの実績デ
ータを基に、与信枠管理部111が発注予定金額に対し
てどの程度発注がなされるか、また、その支払がなされ
る確率などを算定することができる。これにより、金融
機関は各企業の財務諸表などの企業情報だけでなく、発
注予定情報や発注情報などの未だ売掛債権が確定してい
ない情報に基づいて適切に与信枠を設定することが可能
となる。また、融資の返済実績をシステムに登録するこ
とにより、与信枠内の融資実施枠を解除することがで
き、返済状況に応じた新たな与信枠の設定ができる。
【0096】第2の実施形態では、発注状況に変化が生
じた場合、与信枠管理部111が金融機関に対して与信
枠の再設定を依頼するようにしたが、金融機関に再設定
を要求しなくとも、与信枠管理部111が所定の規則に
従って、発注金額や、支払確定比率などを基に与信枠を
自動的に計算し、設定するようにしてもよい。この支払
確定比率とは、発注予定情報、発注情報についえの支払
い責任範囲を表すものであり、発注企業と受注企業との
間の契約等で規定されるものである。
じた場合、与信枠管理部111が金融機関に対して与信
枠の再設定を依頼するようにしたが、金融機関に再設定
を要求しなくとも、与信枠管理部111が所定の規則に
従って、発注金額や、支払確定比率などを基に与信枠を
自動的に計算し、設定するようにしてもよい。この支払
確定比率とは、発注予定情報、発注情報についえの支払
い責任範囲を表すものであり、発注企業と受注企業との
間の契約等で規定されるものである。
【0097】なお、受注企業と金融機関との間で融資の
処理を行う場合、金融機関が提供するエレクトリックバ
ンクサービス(以下、「EBサービス」という)を利用
することにより、取引口座に対する入出金を確認できる
ようにすることで、融資実績を確実に把握するようにし
てもよい。
処理を行う場合、金融機関が提供するエレクトリックバ
ンクサービス(以下、「EBサービス」という)を利用
することにより、取引口座に対する入出金を確認できる
ようにすることで、融資実績を確実に把握するようにし
てもよい。
【0098】このようにEBサービス等を利用して金融
機関から受注企業に資金を提供する場合、まず、金融機
関から融資の入金時に融資情報を一意に特定できる電子
情報交換(electronic data interchange:以下、単に
「EDI」という。)情報1を、発注・融資情報処理セ
ンタ10に登録する。金融機関は、EBサービス等を利
用して、EDI情報1を付加して指定口座に振り込み送
金を行う。受注企業は、EDI情報1を付加して指定口
座の入金情報を確認する。発注・融資情報システム10
では、EDI情報1をキーにして、EBサービス等を介
して当該金融機関の入金情報を取得し受注企業へ提供す
る。また、発注・融資情報システム10内に当該情報を
保存するデータベース等を設けてもよい。
機関から受注企業に資金を提供する場合、まず、金融機
関から融資の入金時に融資情報を一意に特定できる電子
情報交換(electronic data interchange:以下、単に
「EDI」という。)情報1を、発注・融資情報処理セ
ンタ10に登録する。金融機関は、EBサービス等を利
用して、EDI情報1を付加して指定口座に振り込み送
金を行う。受注企業は、EDI情報1を付加して指定口
座の入金情報を確認する。発注・融資情報システム10
では、EDI情報1をキーにして、EBサービス等を介
して当該金融機関の入金情報を取得し受注企業へ提供す
る。また、発注・融資情報システム10内に当該情報を
保存するデータベース等を設けてもよい。
【0099】また、EBサービス等を利用して受注企業
が金融機関に資金の返済を行う場合、まず、金融機関が
指定口座から、発注・融資情報システム10に融資情報
を一意に特定できるEDI情報2を付加して、融資の返
済として引落をする。受注企業は、EDI情報2を付加
して指定口座から引き落とし情報確認を発注・融資情報
システム10に対して依頼する。発注・融資情報システ
ム10は、EDI情報2をキーにして、EBサービスを
介して当該金融機関の入金情報を取得し、受注企業へ提
供する。また、発注・融資情報システム10内に当該情
報を実績として保存するデータベース等を有してもよ
い。なお、上述のEDI情報1とEDI情報2は、資金
提供時と資金返済時で関連付けができるようにしておく
ことにより、発注・融資情報システム10内で貸出情報
と返済情報を関連付けて管理することができる。
が金融機関に資金の返済を行う場合、まず、金融機関が
指定口座から、発注・融資情報システム10に融資情報
を一意に特定できるEDI情報2を付加して、融資の返
済として引落をする。受注企業は、EDI情報2を付加
して指定口座から引き落とし情報確認を発注・融資情報
システム10に対して依頼する。発注・融資情報システ
ム10は、EDI情報2をキーにして、EBサービスを
介して当該金融機関の入金情報を取得し、受注企業へ提
供する。また、発注・融資情報システム10内に当該情
報を実績として保存するデータベース等を有してもよ
い。なお、上述のEDI情報1とEDI情報2は、資金
提供時と資金返済時で関連付けができるようにしておく
ことにより、発注・融資情報システム10内で貸出情報
と返済情報を関連付けて管理することができる。
【0100】上述の第1及び第2の実施形態の発注・融
資情報処理センタは、1台のコンピュータにより構成し
てもよいし、また各機能を複数のコンピュータの協働に
より実現してもよい。
資情報処理センタは、1台のコンピュータにより構成し
てもよいし、また各機能を複数のコンピュータの協働に
より実現してもよい。
【0101】上述の各実施形態にかかる発注・融資情報
処理センタは、専用装置であってもよいし、また、汎用
のコンピュータとコンピュータプログラムを用いて実現
してもよい。汎用のコンピュータを利用して実現する場
合には、例えば、汎用のコンピュータに対して上述の動
作を実行するためのコンピュータプログラムやこれを格
納したコンピュータ読み取り可能な媒体(FD、CD−
ROM等)からコンピュータプログラムをインストール
することにより上述の処理を実行する各装置を構成する
ようにしてもよい。なお、上述の機能をOS(Operatin
g System)が分担又はOSとアプリケーションプログラ
ムの協働により実現する場合等には、OS以外の部分の
みをコンピュータプログラムとして、またこのコンピュ
ータプログラムをコンピュータ読み取り可能な媒体に格
納してもよい。
処理センタは、専用装置であってもよいし、また、汎用
のコンピュータとコンピュータプログラムを用いて実現
してもよい。汎用のコンピュータを利用して実現する場
合には、例えば、汎用のコンピュータに対して上述の動
作を実行するためのコンピュータプログラムやこれを格
納したコンピュータ読み取り可能な媒体(FD、CD−
ROM等)からコンピュータプログラムをインストール
することにより上述の処理を実行する各装置を構成する
ようにしてもよい。なお、上述の機能をOS(Operatin
g System)が分担又はOSとアプリケーションプログラ
ムの協働により実現する場合等には、OS以外の部分の
みをコンピュータプログラムとして、またこのコンピュ
ータプログラムをコンピュータ読み取り可能な媒体に格
納してもよい。
【0102】また、発注・融資情報処理センタ用の各コ
ンピュータプログラムを搬送波に重畳し、通信ネットワ
ークを介して配信することも可能である。例えば、通信
ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲
示し、これをネットワークを介して配信するようにして
もよい。そして、このコンピュータプログラムを起動
し、OS制御下で他のアプリケーションプログラムと同
様に実行させることにより上述の処理を実行させるよう
にしてもよい。
ンピュータプログラムを搬送波に重畳し、通信ネットワ
ークを介して配信することも可能である。例えば、通信
ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲
示し、これをネットワークを介して配信するようにして
もよい。そして、このコンピュータプログラムを起動
し、OS制御下で他のアプリケーションプログラムと同
様に実行させることにより上述の処理を実行させるよう
にしてもよい。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、適切かつ迅速に融資を
行うことができる。
行うことができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかるシステムの
概略構成図。
概略構成図。
【図2】 本発明の第1の実施形態にかかる発注・融資
情報処理センタの機能ブロック図。
情報処理センタの機能ブロック図。
【図3】 本発明の第1の実施形態にかかる企業情報デ
ータベースに記憶されるデータの例を示した図。
ータベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図4】 本発明の第1の実施形態にかかる金融機関情
報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図5】 本発明の第1の実施形態にかかる発注情報デ
ータベースに記憶されるデータの例を示した図。
ータベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図6】 本発明の第1の実施形態にかかる与信枠情報
データベースに記憶されるデータの例を示した図。
データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図7】 本発明の第1の実施形態にかかる発注情報を
登録する際の詳細な処理の流れを示した図。
登録する際の詳細な処理の流れを示した図。
【図8】 本発明の第1の実施形態にかかる発注情報の
登録する際の詳細な処理の流れを示した別の図。
登録する際の詳細な処理の流れを示した別の図。
【図9】 本発明の第1の実施形態にかかる発注融資突
合処理の流れを示した図。
合処理の流れを示した図。
【図10】 本発明の第1の実施形態にかかる与信枠情
報登録処理の詳細な処理の流れを示した図。
報登録処理の詳細な処理の流れを示した図。
【図11】 本発明の第1の実施形態にかかる融資申込
処理の詳細な処理の流れを示した図。
処理の詳細な処理の流れを示した図。
【図12】 本発明の第1の実施形態にかかる融資可否
結果情報登録処理の詳細な処理の流れを示した図。
結果情報登録処理の詳細な処理の流れを示した図。
【図13】 本発明の第1の実施形態にかかる融資情報
取得処理の流れを示した図。
取得処理の流れを示した図。
【図14】 本発明の第1の実施形態にかかる発注品目
情報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
情報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図15】 本発明の第2の実施形態にかかるシステム
の概略構成図。
の概略構成図。
【図16】 本発明の第2の実施形態にかかる発注・融
資情報処理センタの機能ブロック図。
資情報処理センタの機能ブロック図。
【図17】 本発明の第2の実施形態にかかる企業情報
データベースに記憶されるデータの例を示した図。
データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図18】 本発明の第2の実施形態にかかる金融機関
情報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
情報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図19】 本発明の第2の実施形態にかかる発注情報
データベースに記憶されるデータの例を示した図。
データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図20】 本発明の第2の実施形態にかかる売掛債権
情報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
情報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図21】 本発明の第2の実施形態にかかる発注・売
掛債権データベースに記憶されるデータの例を示した
図。
掛債権データベースに記憶されるデータの例を示した
図。
【図22】 本発明の第2の実施形態にかかる与信枠情
報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
報データベースに記憶されるデータの例を示した図。
【図23】 本発明の第2の実施形態にかかる発注予定
情報が発注情報として確定した際の処理の流れを示した
図。
情報が発注情報として確定した際の処理の流れを示した
図。
【図24】 本発明の第2の実施形態にかかる発注情報
が売掛債権として確定した際の処理の流れを示した図。
が売掛債権として確定した際の処理の流れを示した図。
【図25】 本発明の第2の実施形態にかかる融資返済
後の与信枠再設定処理の流れを示した図。
後の与信枠再設定処理の流れを示した図。
【図26】 本発明の第2の実施形態にかかる発注企業
情報の登録処理の流れを示した図。
情報の登録処理の流れを示した図。
【図27】 本発明の第2の実施形態にかかる受注企業
情報の登録処理の流れを示した図。
情報の登録処理の流れを示した図。
【図28】 本発明の第2の実施形態にかかる金融機関
情報の登録処理の流れを示した図。
情報の登録処理の流れを示した図。
1 発注・融資情報処理センタ
11 企業情報データベース
13 発注情報データベース 14 与信枠情報
データベース 16 発注管理部 17 突合処理部 18 融資管理部 10 発注・融資情報処理センタ 101 企業情報データベース 103 発注情報データベース 104 売掛債権データベース 105 売掛・債権関係データベース 106 与信枠情報データベース 108 発注管理部 109 売掛債権管理部 110 発注・債権管理部 111 与信枠管理部
データベース 16 発注管理部 17 突合処理部 18 融資管理部 10 発注・融資情報処理センタ 101 企業情報データベース 103 発注情報データベース 104 売掛債権データベース 105 売掛・債権関係データベース 106 与信枠情報データベース 108 発注管理部 109 売掛債権管理部 110 発注・債権管理部 111 与信枠管理部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 戸村 元久
東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会
社エヌ・ティ・ティ・データ内
Claims (9)
- 【請求項1】 融資先に対してなされた商品又はサービ
スの発注情報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際
の支援を行うシステムであって、 上記融資先に対する発注情報又は発注予定情報を受付
け、受付けた発注情報又は発注予定情報を元に融資を行
う金融機関に対して通知する発注情報処理手段と、 上記発注情報又は発注予定情報に基づいて金融機関が設
定した融資情報を、上記発注情報又は発注予定情報の識
別情報に関連付けて所定の記憶手段に記憶する融資情報
処理手段と、 を有することを特徴とする融資支援システム。 - 【請求項2】 上記融資情報処理手段は、上記発注情報
又は発注予定情報の識別情報に関連付けて、上記金融機
関が評価した融資先の与信枠情報を所定の記憶手段に記
憶する、 請求項1記載の融資支援システム。 - 【請求項3】 上記融資情報処理手段は、発注情報又は
発注予定情報に対して既に融資が設定されている場合に
は、当該融資を設定した金融機関以外の金融機関からの
融資設定を拒否する、 請求項1又は2記載の融資支援システム。 - 【請求項4】 上記発注情報処理手段は、発注の処理状
況に関する情報を収集し、 上記融資情報処理手段は、上記発注に関する処理状況が
変化した時に、上記与信枠情報の更新を行う、 請求項1〜3のいずれかの項に記載の融資支援システ
ム。 - 【請求項5】 上記発注情報に含まれる商品又はサービ
スの品目の情報と、各品目の発注先としての融資先を対
応付けて記憶する発注品目情報記憶手段を更に有し、 上記融資情報処理手段は、上記発注品目情報記憶手段に
記憶された発注情報及び融資先に対して発注された品目
情報に関連付けて融資先に対する融資情報を所定の記憶
手段に記憶する、 請求項1〜4のいずれかの項に記載の融資支援システ
ム。 - 【請求項6】 上記融資先が、受注元からの下請けとし
て発注を受けた場合に、 上記発注情報処理手段は、上記受注元が受注した元発注
の発注識別情報を更に受付け、 上記融資情報処理手段は、上記元発注の発注識別情報に
基づいて当該発注情報を特定し、特定した発注情報を融
資を行う金融機関に通知する、 請求項1〜5のいずれかの項に記載の融資支援システ
ム。 - 【請求項7】 融資先及び発注元の企業に関する情報を
記憶する企業情報記憶手段を更に有し、 上記融資情報処理手段は、上記企業情報記憶手段に記憶
されている融資先企業の企業情報及び発注元の企業情報
を融資を行う金融機関に通知する、 請求項6記載の融資支援システム。 - 【請求項8】 融資先に対してなされた商品又はサービ
スの発注情報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際
の支援を行う方法であって、 コンピュータにより、 融資先に対する発注情報又は発注予定情報を収集する処
理と、 収集した発注情報又は発注予定情報の担保力を評価して
決定された融資情報を上記発注情報又は発注予定情報の
識別情報に関連付けて保持する処理と、 を行うことを特徴とする融資支援方法。 - 【請求項9】 融資先に対してなされた商品又はサービ
スの発注情報又は発注予定情報に基づいて融資を行う際
の支援を行うためのコンピュータプログラムであって、 コンピュータに対して、 上記融資先に対する発注情報又は発注予定情報を受付
け、受付けた情報を融資を行う金融機関に通知する処理
と、 上記発注情報又は発注予定情報に基づいて金融機関が設
定した融資情報を、上記発注情報又は発注予定情報に関
連付けて所定の記憶手段に記憶する処理と、 を実行させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042581A JP2003242345A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 融資支援システム及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042581A JP2003242345A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 融資支援システム及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003242345A true JP2003242345A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27782624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002042581A Pending JP2003242345A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 融資支援システム及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003242345A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005166007A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-23 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 取引システムおよびその方法 |
JP2006107272A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Sendai Bank Ltd | 請求支払い支援システム、前記システムに使用または利用される請求側端末、前記システムに使用または利用される支払側端末、および、請求支払い支援のためのコンピュータプログラム |
JP2008040601A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Sumitomo Mitsui Banking Corp | 動産信託型資金調達システム及びその方法 |
JP2008186178A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Hitachi Ltd | 動産管理システム及び動産管理方法 |
JP2008287668A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Ntt Data Corp | 受発注時点融資管理サーバ、プログラムおよび受発注時点融資管理方法 |
JP2011076209A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd | 電子記録債権消込支援システム及び電子記録債権の消込支援方法 |
JP2015170304A (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-28 | 日本Ra株式会社 | 融資支援システム、融資支援サーバ及びプログラム |
JP2018063482A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株式会社電子債権応用技術研究所 | 売掛債権評価システム |
JP2022035125A (ja) * | 2020-08-20 | 2022-03-04 | 宗俊 山田 | 受発注・融資システム、受発注・融資方法、及びプログラム |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000148785A (ja) * | 1998-11-16 | 2000-05-30 | Hitachi Ltd | 商取引管理システム |
JP2001236432A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Net Lab:Kk | 発注元からの発注と内示を根拠とする融資商品 |
JP2001306962A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-11-02 | Sanwa Bank Ltd | 資金調達機能付商品取引システム |
JP2001357327A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-26 | Cyber Links Kk | 仲介方法及び仲介システム |
JP2002007738A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-11 | Riikurekkusu:Kk | 与信判断支援システム |
JP2002041992A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-08 | Hiroichi Yoshida | 通信ネットワークを利用した商品、サービスの取引方法 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002042581A patent/JP2003242345A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000148785A (ja) * | 1998-11-16 | 2000-05-30 | Hitachi Ltd | 商取引管理システム |
JP2001236432A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Net Lab:Kk | 発注元からの発注と内示を根拠とする融資商品 |
JP2001306962A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-11-02 | Sanwa Bank Ltd | 資金調達機能付商品取引システム |
JP2001357327A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-26 | Cyber Links Kk | 仲介方法及び仲介システム |
JP2002007738A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-11 | Riikurekkusu:Kk | 与信判断支援システム |
JP2002041992A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-08 | Hiroichi Yoshida | 通信ネットワークを利用した商品、サービスの取引方法 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005166007A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-23 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 取引システムおよびその方法 |
JP2006107272A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Sendai Bank Ltd | 請求支払い支援システム、前記システムに使用または利用される請求側端末、前記システムに使用または利用される支払側端末、および、請求支払い支援のためのコンピュータプログラム |
JP2008040601A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Sumitomo Mitsui Banking Corp | 動産信託型資金調達システム及びその方法 |
JP2008186178A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Hitachi Ltd | 動産管理システム及び動産管理方法 |
JP2008287668A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Ntt Data Corp | 受発注時点融資管理サーバ、プログラムおよび受発注時点融資管理方法 |
JP2011076209A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd | 電子記録債権消込支援システム及び電子記録債権の消込支援方法 |
JP2015170304A (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-28 | 日本Ra株式会社 | 融資支援システム、融資支援サーバ及びプログラム |
JP2018063482A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株式会社電子債権応用技術研究所 | 売掛債権評価システム |
JP2022035125A (ja) * | 2020-08-20 | 2022-03-04 | 宗俊 山田 | 受発注・融資システム、受発注・融資方法、及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8255325B2 (en) | Method and apparatus for facilitating online payment transactions in a network-based transaction facility using multiple payment instruments | |
US7899712B2 (en) | Method and apparatus for facilitating online payment transactions in a network-based transaction facility | |
US7974893B2 (en) | Systems and methods for providing ACH transaction notification and facilitating ACH transaction disputes | |
US20020120537A1 (en) | Web based system and method for managing business to business online transactions | |
JP5710869B2 (ja) | 担保価値審査装置、担保価値審査プログラム及び融資システム | |
US20090089194A1 (en) | Method and Apparatus for Performing Financial Transactions | |
US20090319421A1 (en) | Method and Apparatus for Performing Financial Transactions | |
JP2011018351A (ja) | アプリケーション装置および方法 | |
US20130030993A1 (en) | Systems and methods for managing risk in banking transactions | |
JP2013246480A (ja) | 債権買取事業者装置及び電子債権の割引取引方法 | |
US7523066B2 (en) | Apparatus and method for facilitating communication for borrowers and investors regarding commercial mortgages | |
JP2003030438A (ja) | 電子商取引システムにおける融資申請処理方法 | |
JP2023074500A (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
JP2003242345A (ja) | 融資支援システム及びコンピュータプログラム | |
US11023866B2 (en) | Systems and methods for providing ACH transaction notification and facilitating ACH transaction disputes | |
US20130318009A1 (en) | Property Sale Application and Tracking System | |
JP2001306962A (ja) | 資金調達機能付商品取引システム | |
US20130173472A1 (en) | Transaction Management System | |
JP7526595B2 (ja) | 交通費支払システム及び交通費支払方法。 | |
KR20010069969A (ko) | 개인 신용 관리 서비스 방법 및 장치 | |
JP7528326B1 (ja) | クレジットカードの即時発番システムおよびその方法 | |
WO2021141083A1 (ja) | 給与前払管理装置、給与前払管理方法およびプログラム | |
JP3621911B2 (ja) | 電子手形保証人システムおよびその電子手形保証方法 | |
KR20120138214A (ko) | 에스크로 특정금전신탁 시스템 및 웹 환경 제공 방법 | |
JP2002150198A (ja) | 売掛金の代行回収システム及びその代行回収方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050510 |