JP4972857B2 - 振込取引システム - Google Patents
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Description
また、それぞれの請求書に対応する複数のガイダンス画面が振込操作案内サーバのガイダンス画面データベースに蓄積され、利用者が自動取引装置で振込操作をするときにそれを選択する操作が必要であるため、請求元から利用者に複数の請求があって利用者がその一部の振込みを忘れていた場合、代金の振込みを忘れたことに気付くという効果も得られる。
3は請求書であり、利用者2が物品等を購入した代金を請求元の銀行口座に振り込むことを請求するものである。この請求書3は図5に例示するように請求金額501、銀行名503、支店名505、振込先507、フリガナ509、口座番号511、請求先513、請求先電話番号515等の代金の振込みに必要な項目と請求金額表示502、銀行名表示504、支店名表示506、振込先表示508、フリガナ表示510、口座番号表示512、請求先表示514、請求先電話番号表示516等の代金の振込みに必要な具体的内容とで構成されている。
4は振込操作案内サーバであり、銀行等の金融機関の事務センタ等に設置されるものである。この振込操作案内サーバ4は通信回線6を介して振込先サーバ1および後述する自動取引装置と相互に通信可能に接続されている。また、図示しない記憶部に備えるデータベースをあるデータに基づいて検索および抽出することができ、その抽出したデータを自動取引装置に送信することができる。
5はガイダンス画面データベースであり、振込操作案内サーバ4の図示しない記憶部に備えられている。このガイダンス画面データベース5は図6に例示するように利用者2ごとにガイダンス画面のデータを有するものである。ここで、ガイダンス画面とは、利用者2が後述する自動取引装置で振込取引の操作をする場合に、その操作を案内するための画面であり操作中に自動取引装置の画面の一部に表示するものである。
図2において、自動取引装置7は顧客操作表示部21、入出金部22、カードリーダライタ部23および制御部24を備えている。
入出金部22は、紙幣入出金機および硬貨入出金機で構成され、取引に伴う紙幣や硬貨の入出金処理を行なうものである。
制御部24は、顧客操作表示部21、入出金部22、カードリーダライタ部23を含めて自動取引装置7全体の動作を図示しないメモリに格納されたソフトウェアに基づいて制御する。また、この制御部24はCPU等の演算手段および制御手段を有し、図示しないメモリ等の記憶部に記憶した文字列等のデータをあるキーワードで検索し、抽出することができる。さらに、図示しない通信部を介して振込操作案内サーバ4および図示しないホストコンピュータと通信を行なう機能を有し、受信したデータを記憶部に記憶する機能を有する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御される。
S301:利用者2が物品等を購入した場合、振込先サーバ1は請求金額501、銀行名503、支店名505、振込先507、フリガナ509、口座番号511、請求先513、請求先電話番号515等の代金の振込みに必要な項目と請求金額表示502、銀行名表示504、支店名表示506、振込先表示508、フリガナ表示510、口座番号表示512、請求先表示514、請求先電話番号表示516等の代金の振込みに必要な具体的内容を帳票に印刷した請求書3を利用者2に送る。なお、請求書3に記載される内容はこれに限るものでなく、請求書発行年月日や請求書番号等を追加してもよい。また、請求書3は帳票に限らず電子メール等で送信してもよい。
S304:利用者2が請求された代金を振り込むために自動取引装置7で振込取引を開始する。まず、利用者2は自動取引装置7の顧客操作表示部21に表示された取引選択画面で振込取引を選択するためのボタンを押下する。次に、利用者2は電話番号や口座番号等の利用者を識別する利用者情報を自動取引装置7に入力する。ここで、電話番号等は利用者2が顧客操作表示部21に表示したキーに相当する部分のタッチパネルを触れることにより入力してもよい。また、利用者2が口座番号を入力する場合は、カード等をカードリーダライタ部23に挿入し、そのカードの磁気ストライプ等を読取らせることにより入力してもよい。
S306:振込操作案内サーバ4は受信した利用者情報に基づいてガイダンス画面データベース5の利用者毎ガイダンス画面81に属する利用者情報82を順次比較し一致するか否かを検査する。一致しない場合は次の利用者毎ガイダンス画面81を検査し、一致する場合は該利用者毎ガイダンス画面81に属するガイダンス画面データ83を抽出する。
S308:自動取引装置7は受信したガイダンス画面データ83を用いた振込操作画面を作成する。
図4において、420は自動取引装置7の顧客操作表示部21に表示した振込操作画面の例である。この振込操作画面420はガイダンス画面410、確認ボタン421、訂正ボタン422、取消ボタン423で構成されている。ガイダンス画面410は、ガイダンス画面データ83に基づいて作成した画面である。なお、ガイダンス画面データ83が2以上ある場合は振込操作画面400を表示する前に顧客操作表示部21にガイダンス画面データ83を選択する選択画面を表示し利用者に選択させ、その後、選択された振込操作画面420を表示する。
S309:自動取引装置7は顧客操作表示部21にガイダンス画面データ83に基づいて作成したガイダンス画面410を一部に含む振込操作画面420を表示する。
ここで、自動取引装置7の制御部24は記憶部に記憶したガイダンス画面データ83から振込先金融機関、振込先支店名、振込先口座番号、振込金額、振込人氏名、振込人電話番号を識別し振込取引の処理を行なうため、利用者2がするこれらの入力操作は一切不要になる。
次に、利用者2は、自動取引装置7の顧客操作表示部21に表示された振込操作画面420のガイダンス画面410に表示された内容を確認し間違いがなければ確認ボタン421を押下する。これで利用者2の振込取引は終了する。ここで、内容を訂正する場合は訂正ボタン422を押下して訂正の操作をすればよく、また、振込取引を中断する場合は取消ボタン423を押下すればよい。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。したがって、第2の実施例における振込取引システム構成および自動取引装置の構成は第1の実施例と同じであるためその説明を省略する。
第2の実施例における作用を説明する。
次に、振込先金融機関の支店の選択になる。このとき顧客操作表示部21に表示したガイダンス画面410の支店名405が表示されているセルを他のセルの表示色と異なる表示色で表示する。
なお、表示色を変更するセルを識別する方法は自動取引装置7の振込取引操作に該当するキーワードでガイダンス画面データ83を検索することにより行なう。例えば、振込先口座番号を入力する画面においてはガイダンス画面データ83の中で「口座番号」の文字列データが存在するセルを検出することにより行なう。また、セルの表示色を変更することに加えセルを点滅させてもよく、さらに、セルの表示色を変更することに替えセルを点滅させてもよい。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について図9のフローチャートに従って説明する。
S701:利用者2が物品等を購入した場合、振込先サーバ1は請求金額501、銀行名503、支店名505、振込先507、フリガナ509、口座番号511、請求先513、請求先電話番号515等の代金の振込みに必要な項目と請求金額表示502、銀行名表示504、支店名表示506、振込先表示508、フリガナ表示510、口座番号表示512、請求先表示514、請求先電話番号表示516等の代金の振込みに必要な具体的内容を帳票に印刷した請求書3を利用者2に送る。なお、請求書3に記載される内容はこれに限るものではない。また、請求書3は帳票に限らず電子メール等で送信してもよい。
本実施例では、図5に示す請求書3に記載された8行2列の表の左上より1行1列のセルに請求金額501、2行1列のセルに銀行名503、3行1列のセルに支店名505、4行1列のセルに振込先507、5行1列のセルにフリガナ509、6行1列のセルに口座番号511、7行1列のセルに請求先513、8行1列のセルに請求先電話番号515等の振込み操作の順序になるように作成した入力シナリオデータ93を利用者情報92とともに振込操作案内サーバ4に送信する。
S703:振込操作案内サーバ4は受信した利用者情報92および入力シナリオデータ93を入力シナリオデータベース8に格納しておく。
S704:次に、利用者2が請求された代金を振り込むために自動取引装置7で振込取引を開始する。まず、利用者2は口座番号や電話番号等の利用者を識別する利用者情報を自動取引装置7に入力する。ここで、利用者2が口座番号を入力する場合は、カード等をカードリーダライタ部23に挿入し、そのカードの磁気ストライプ等を読取らせることにより入力してもよく、また、電話番号等は利用者2が顧客操作表示部21に表示したキーに相当する部分のタッチパネルを触れることにより入力してもよい。
S706:振込操作案内サーバ4は受信した利用者情報に基づいて入力シナリオデータベース8の入力シナリオ91に属する利用者情報92を順次比較し一致するか否かを検査する。一致しない場合は次の入力シナリオ91を検査し、一致する場合は該入力シナリオ91に属する入力シナリオデータ93を抽出する。
S708:自動取引装置7は受信した入力シナリオデータ93に対応した振込操作画面を作成する。
S709:自動取引装置7は顧客操作表示部21に入力シナリオデータ93に対応した振込操作画面を表示して振込取引の操作を利用者2に行なわせる。本実施例では、図10で示すように入力シナリオデータ93が請求金額94、銀行名95、支店名96、振込先97、フリガナ98、口座番号99、請求先100、請求先電話番号101の順序で定義されているので、利用者2が行なう最初の操作は請求金額の入力操作になる。以降、銀行名の選択、支店名の選択の操作になり、その後、口座番号、請求先、請求先電話番号の入力操作となる。
以上説明したように、第3の実施例では、利用者は受取った請求書に記載された項目の順序に従って振込取引の操作ができるため振込取引の操作時間が短縮され、また、操作ミスが減少するという効果が得られる。
2 利用者
3 請求書
4 振込操作案内サーバ
5 ガイダンス画面データベース
6 通信回線
7 自動取引装置
8 入力シナリオデータベース
21 顧客操作表示部
22 入出金部
23 カードリーダライタ部
24 制御部
400、420 振込操作画面
410 ガイダンス画面
Claims (3)
- 振込先サーバが利用者識別情報と振込先金融機関名等の振込情報を記述したガイダンス画面データを振込操作案内サーバに送信し、そのガイダンス画面データを振込操作案内サーバがガイダンス画面データベースに予め格納しておき、自動取引装置を操作する利用者のガイダンス画面データを該ガイダンス画面データベースから抽出して自動取引装置に送信し、受信したガイダンス画面データから前記振込情報を取り出して振込取引を行なうことを特徴とする振込取引システム。
- 請求項1の振込取引システムにおいて、
前記ガイダンス画面データに基づいて請求書と同一の様式でガイダンス画面を表示することを特徴とする振込取引システム。 - 請求項1の振込取引システムにおいて、
前記ガイダンス画面データに基づいて振込取引内容の確認に必要な振込情報をガイダンス画面に表示することを特徴とする振込取引システム。
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