JP2002169964A - 預貯金口座管理装置、預貯金口座管理方法及び預貯金口座管理プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

預貯金口座管理装置、預貯金口座管理方法及び預貯金口座管理プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体

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JP2002169964A
JP2002169964A JP2000368995A JP2000368995A JP2002169964A JP 2002169964 A JP2002169964 A JP 2002169964A JP 2000368995 A JP2000368995 A JP 2000368995A JP 2000368995 A JP2000368995 A JP 2000368995A JP 2002169964 A JP2002169964 A JP 2002169964A
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元司 浅野
Hiroki Totoki
裕樹 十時
Tetsuya Anno
哲也 案野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 預貯金口座を有する預貯金者が、該預貯金口
座を用いて、デビット方式にて株式や債権などの有価証
券などの売買を行うようにすること。 【解決手段】 預貯金口座を預貯金者が自由に使える預
貯金が蓄えられた第1の部分と、証券会社などに、有価
証券などの売買代金を振り込むための預貯金が蓄えられ
た第2の部分に区分し、預貯金者が株式の買注文を出し
たとき、その購入代金を前記第1の部分から前記第2の
部分に移動し、所定の日数後にこれを証券会社などが指
定する口座に振り込む。また、この預貯金口座は先日付
にて入金を受け付ける機能を持っており、先日付入金さ
れた預貯金を実際の入金前に有価証券などの購入代金に
充てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、預貯金口座管理装
置、預貯金口座管理方法及び預貯金口座管理プログラム
を記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に関
し、例えば、有価証券の売買を容易にする預貯金口座管
理装置、預貯金口座管理方法及び預貯金口座管理プログ
ラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】証券会社の顧客がインターネットなどの
ネットワークを介して株式を売買する場合の売買代金の
決済方法について以下に図19、図20を用いて説明す
る。図19は、株式を購入する場合の購入資金の従来の
決済システム200を示した図である。証券会社203
は銀行207内に証券総合口座205を有している。顧
客201は、予め証券総合口座205に、株式の購入資
金を振り込んでおく。顧客201は証券総合口座205
に入金してある金額の範囲内で、証券会社203に買注
文を出すことができる。そのため、顧客201は、予め
銀行204の窓口やATM(Automatic Te
ller Machine)に赴くなどして、銀行20
4内の自己の口座206から、銀行207内の証券総合
口座205に資金を振り込んでおく必要がある。なお、
証券総合口座205は預かり口座の場合もある。
【0003】顧客201は、以上に述べたように、予め
証券総合口座205に入金した後、証券会社203のシ
ステムにネットワークを介してパーソナルコンピュータ
などの自己の端末装置からログインする。顧客201
は、自己の端末から証券会社203に対して株式や債権
などの買注文を出す。証券会社203のシステムはネッ
トワークを介して証券総合口座205内に蓄えられてい
る顧客201の残高を把握し、この残高の範囲内で株式
の買注文を受ける。証券会社201は顧客201から買
注文を受けると証券取引所202にて株式を購入し、顧
客201の買注文は約定となる。約定とは、株式の売買
契約が成立することを言う。約定となって中2営業日後
に顧客206が証券総合口座205に振り込んだお金か
ら、株式の購入代金が手数料と共に引き落とされる。顧
客201が証券会社203に株式の売注文を出す場合
は、証券会社203にネットワークを介して売注文を出
し、この売注文が約定となってから、中2営業日後に顧
客自己口座206に売却代金が振り込まれる。
【0004】図20は、従来のブラウザバンキングを利
用して株式を購入する場合の決済システム210を示し
た図である。顧客211は銀行217内に自己の口座2
16を有しており、また、証券会社213も同一の銀行
217内に証券総合口座215を有している。また、こ
の口座は一時預かり口座の場合もある。顧客211が証
券会社213に株式の買注文を出した場合、証券会社2
13は、証券総合口座215内に蓄えられている顧客2
11の残高の範囲で株式の買注文を受け付ける。そのた
め、顧客211は、予め株式の購入資金を証券総合口座
215に振り込んでおく必要がある。
【0005】ブラウザバンキングを利用すると、顧客2
11はネットワークを介して自己の口座216から証券
総合口座215に株式の購入資金を振り込むことができ
るので、顧客211は銀行217の窓口やATMに赴く
必要はない。この場合、顧客211は自己の端末からネ
ットワークを介して銀行217のシステムに接続し、所
定の金額の資金を自己の口座216から証券総合口座2
15に振り込む。
【0006】顧客211は送金後、ブラウザバンキング
システムからログアウトし、ネットワークを介して新た
に証券会社213のシステムにログインする。顧客21
1が証券会社213に株式の売買を依頼すると、証券会
社213のシステムは証券総合口座215に蓄えられて
いる顧客211の残高を把握し、この残高の範囲で株式
の取引213を行う。
【0007】ブラウザバンキングによる顧客自己口座2
16から証券総合口座215への送金と、証券会社21
3への株式の買注文が分断されているので、顧客211
はブラウザバンキングによって個人口座216から証券
総合口座215に送金した後、一旦ログアウトし、新た
に、証券会社213のシステムにログインする必要があ
る。顧客211が証券会社213に株式の売注文を出す
場合は、証券会社213にネットワークを介して売注文
を出し、この売注文が約定となってから、中2営業日後
に顧客自己口座216に売却代金が振り込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、決済システム
200では、顧客が証券会社203に証券の売買を依頼
する前に、銀行204の窓口やATMに赴き、予め株式
の購入資金を証券総合口座205に入金しなくてはなら
ない。また、決済システム210では、顧客211は、
銀行217に赴く必要はないものの、顧客は証券会社2
13に証券の売買を依頼する前に、銀行217のシステ
ムにログインして、証券の購入資金を自己の口座216
から証券総合口座215に入金した後、ログアウトし、
更に、証券会社213のシステムにログインしなければ
ならない。
【0009】更に、顧客が株式を売却した後、その売却
代金が顧客の元に振り込まれるのは、株式の売注文が約
定となった日から中2営業日後である。即ち、約定とな
った日を含めて4日後である。そのため、顧客が株式を
売却した後、その売却代金で他の株式を購入する場合、
その売却代金が顧客の口座に入金されるのを待つ必要が
あった。
【0010】加えて、顧客が株式購入代金を振り込んで
おくべき証券総合口座は証券会社ごとにあり、顧客は証
券会社ごとに証券総合口座に蓄えられている購入資金を
管理しなければならなかった。例えば、顧客がA証券会
社で証券を売却した代金を、B証券会社での証券購入資
金に充てたい場合、A証券会社で証券を売却した日から
3日後に銀行の窓口に赴き、その売却代金を引き出した
て、これをB証券会社の証券総合口座に振り込むなどす
る必要があった。そこで、本発明の目的は、株式や債券
などの有価証券の売買を容易にする預貯金口座管理装
置、預貯金口座管理方法及び預貯金口座管理プログラム
を記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、 預貯金者が自由に使用することができ
る預貯金が蓄えられた第1の部分と、所定の時期に所定
の用途に使用されることが予定されている預貯金が蓄え
られた第2の部分に区分された預貯金口座を管理する預
貯金口座管理装置であって、前記預貯金口座の預貯金者
が第三者から物又はサービスを購入する際に、又は前記
預貯金口座の預貯金者が第三者を介して物又はサービス
を購入する際に、前記預貯金口座から前記第三者の指定
する口座へ振り込まれる振込金額を特定するための情報
を取得する振込金額取得手段と、前記振込金額取得手段
にて取得した情報から特定された前記振込金額を前記第
三者の指定する口座に対して振り込む振込日を特定する
ための情報を取得する振込日取得手段と、前記振込金額
に相当する第1の部分の預貯金を、前記第1の部分から
第2の部分に移動する預貯金移動手段と、前記振込日特
定手段にて取得した情報から特定された前記振込日に、
前記預貯金移動手段にて前記第2の部分に移動された預
貯金を前記第三者の指定する口座に振り込む振込手段
と、を備えたことを特徴とする預貯金口座管理装置を提
供する(第1の構成)。前記第1の構成は、前記預貯金
者の前記預貯金口座に先日付にて入金を受け付ける先日
付入金手段を更に備え、前記先日付入金手段にて入金さ
れる預貯金は、前記第1の部分に入金され、前記先日付
入金手段にて前記第1の部分に入金された預貯金は、前
記先日付にて指定された日付以降に前記預貯金口座から
引出し可能になるように構成することができる(第2の
構成)。更に、前記第1の構成は、前記先日付入金手段
によって、前記第1の部分に入金された預貯金を、前記
先日付以前に、前記預貯金口座の預貯金者が第三者から
物又はサービス又を購入する場合、又は前記預貯金口座
の預貯金者が第三者を介して物又はサービス又を購入す
る場合の購入代金として予約する予約手段を更に備え、
前記予約手段にて予約された預金は、前記第2の部分に
入金されるように構成することができる(第3の構
成)。また、前記第1の構成は前記預貯金者が前記第三
者から前記物又は前記サービスを購入する際に、又は前
記預貯金者が前記第三者を介して前記物又はサービスを
購入する際に、前記振込日取得手段にて取得された日に
おける前記第1の部分に蓄えられた預貯金の残高を取得
する残高取得手段と、前記振込金額取得手段にて取得さ
れた情報から特定された前記振込金額を比較して、前記
振込金額に相当する預金を前記第1の部分から前記第2
の部分へ移動するか否かを判断する判断手段と、を更に
備え、前記判断手段にて、前記第1の部分から前記第2
の部分へ預貯金を移動すると判断されたときは、前記第
1の部分から前記第2の部分へ、前記振込額取得手段に
て取得した情報により特定された金額に相当する前記第
1の部分の預貯金を前記預貯金移動手段にて前記第2の
部分に移動し、前記判断手段にて、前記第1の部分から
前記第2の部分へ前記預貯金を移動しないと判断された
ときは、前記第1の部分から前記第2の部分への前記預
貯金の移動は行わないように構成することができる(第
4の構成)。また、前記第4の構成は、前記判断手段
が、前記第1の部分から前記第2の部分へ前記預貯金を
移動しないと判断したときは、前記第三者に前記判断手
段にて前記第1の部分から前記第2の部分への前記預貯
金の移動は行わない旨の通知を行う通知手段を更に備え
るように構成することができる(第5の構成)。また、
前記第1の構成は、前記預貯金口座の預貯金者が前記第
三者から前記物又は前記サービスを購入する際に、又は
前記預貯金口座の預貯金者が前記第三者を介して前記物
又は前記サービスを購入する際に、前記第1の部分から
前記第2の部分に移動した前記預貯金は、前記物又は前
記サービスの購入がなされなかった場合は前記第2の部
分から前記第1の部分へ移動されるように構成すること
ができる(第6の構成)。また、前記第1の構成は、前
記預貯金口座の預貯金者が前記第三者から前記物又は前
記サービスを購入する際に、又は前記預貯金口座の預貯
金者が前記第三者を介して前記物又は前記サービスを購
入する際に、前記第1の部分から第2の部分に移動した
前記預貯金の金額が、前記物又は前記サービスを購入し
た金額よりも大きい場合は、その差額を前記第2の部分
から前記第1の部分へ移動するように構成することがで
きる(第7の構成)。また、前記第1の構成は、前記預
貯金者からの要求に応じて、前記預貯金者に前記預貯金
口座の残高情報を送信する残高送信手段を更に備えるよ
うに構成することができる(第8の構成)。また、前記
第1の構成では、前記第三者は、有価証券売買業者又は
有価証券売買仲介業者であり、前記預貯金者が前記第三
者から購入する物、又は前記第三者を介して購入する物
は有価証券であり、前記有価証券には株式、国債、社
債、地方債、投資信託の内少なくとも一つが含まれてい
るように構成することができる(第9の構成)。また、
前記第1の構成は、前記有価証券売買業者または有価証
券売買仲介業者は複数存在し、前記各有価証券売買業者
または各有価証券売買仲介業者とネットワーク接続され
た預貯金口座管理装置であって、前記預貯金口座管理装
置は、前記ネットワークを介して前記各有価証券売買業
者または前記各有価証券売買仲介業者から、前記第1の
部分から前記第2の部分へ移動する預貯金の金額又は、
前記第2の部分から前記第1の部分へ移動する預貯金の
金額を取得し、更に、前記ネットワークを介して前記各
有価証券売買業者または前記各有価証券売買仲介業者か
ら、前記第2の部分に移動した預貯金を前記各有価証券
売買業者または前記各有価証券売買仲介業者の指定する
預貯金口座に振り込む振込日を取得するように構成する
ことができる(第10の構成)。また、前記第9の構成
は、前記預貯金口座と前記第三者が指定する預貯金口座
は同一の金融機関内に開設されているように構成できる
(第11の構成)。また、本発明は、前記目的を達成す
るために、預貯金者が自由に使用することができる預貯
金が蓄えられた第1の部分と、所定の時期に所定の用途
に使用されることが予定されている預貯金が蓄えられた
第2の部分に区分された預貯金口座を管理する預貯金口
座管理方法であって、前記預貯金口座の預貯金者が第三
者から物又はサービスを購入する際に、又は前記預貯金
口座の預貯金者が第三者を介して物又はサービスを購入
する際に、前記物又は前記サービスの購入と引き替えに
前記預貯金口座から前記第三者の指定する口座へ振り込
まれる振込金額を特定するための情報を取得する第1の
ステップと、前記第1のステップにて取得した情報から
特定された前記振込金額を前記第三者の指定する口座に
対して振り込む振込日を特定するための情報を取得する
第2のステップと、前記振込金額取得手段にて取得した
振込額に相当する第1の部分の預貯金を、前記第1の部
分から第2の部分に移動する第3のステップと、前記第
2のステップにて取得した情報から特定された前記振込
日に、前記第2の部分に移動された預貯金を前記第三者
の指定する口座に振り込む第4のステップと、からなる
ことを特徴とする預貯金口座管理方法を提供する。ま
た、本発明では、前記目的を達成するために、預貯金者
が自由に使用することができる預貯金が蓄えられた第1
の部分と、所定の時期に所定の用途に使用されることが
予定されている預貯金が蓄えられた第2の部分に区分さ
れた預貯金口座を管理する預貯金口座管理プログラムが
記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であ
って、前記預貯金口座の預貯金者が第三者から物又はサ
ービスを購入する際に、又は前記預貯金口座の預貯金者
が第三者を介して物又はサービスを購入する際に、前記
物又は前記サービスの購入と引き替えに前記預貯金口座
から前記第三者の指定する口座へ振り込まれる振込金額
を特定するための情報を取得する振込金額取得機能と、
前記振込金額取得機能にて取得した情報から特定された
前記振込金額を前記第三者の指定する口座に対して振り
込む振込日を特定するための情報を取得する振込日取得
機能と、前記振込金額に相当する第1の部分の預貯金
を、前記第1の部分から第2の部分に移動する預貯金移
動機能と、前記振込日特定機能にて取得した情報から特
定された前記振込日に、前記預貯金移動機能にて前記第
2の部分に移動された預貯金を前記第三者の指定する口
座に振り込む振込機能と、を備えたことを特徴とする預
貯金口座管理プログラムが記憶されたコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図1から図18を参照して詳細に説明する。
本実施の形態は、株式の売買注文の決済をデビット方式
にて行うものである。以下に、デビット方式の決済方法
について説明する。物やサービスを購入する顧客が自分
の預金口座に蓄えられている預金で、物やサービスの購
入代金を支払う場合、通常顧客は、その預金を引き出し
て現金で支払うか、その預金口座にリンクしたクレジッ
トカードを用いて、クレジットカード会社の与信にて購
入し、後日その預金口座からクレジットカード会社の口
座へ代金を引き落としてもらうなどする。これに対し
て、デビット方式とは、物やサービスを購入したとき
に、購入場所に設置された端末装置を介して、即座に顧
客の預金口座から代金を引き落とすシステムである。つ
まり、顧客は自分の預金口座に蓄えられている預金を用
いて即座に決済ができる。また、顧客は、1つの預金口
座で複数の相手と決済をすることができる。例えば、顧
客は同一の預金口座を用いて、A書店から本を購入した
り、B書店から本を購入したり、また、C靴店から靴を
購入したり、Dレストランで食事をしたりすることがで
き、A書店用の口座、B書店用の口座、C靴店用の口
座、Dレストラン用の口座を設ける必要はない。このよ
うに、顧客は1つの預金口座で、いろいろな物、サービ
ス購入代金の決済を即座に行うことができる。
【0013】図1は、本実施の形態に係る決済システム
1の構成を示したブロック図である。決済システム1
は、証券会社の顧客2、証券会社3、4及び証券取引所
11を含んでいる。顧客2は株式、債権などの証券の売
買を証券会社3、4に依頼する。以下では、顧客2が証
券会社3、4に株式の売買注文を出す場合について説明
するが、これは、債券などの他の有価証券の売買注文で
も良い。証券会社3、4は顧客2の売買注文を受け、株
式の売買を仲介する場合もあるし、また、顧客2が証券
会社3、4に対して株式の売買を行う場合もある。本実
施の形態では、顧客2の端末装置と、証券会社3、4の
システムは、インターネットなどのネットワークによっ
て接続されており、顧客2はオンラインで証券会社3、
4に証券の売買注文を出すことができる。証券会社3、
4のシステムと証券取引所11のシステムはネットワー
クにより接続されており、証券会社3、4は顧客2から
売買注文を受けてネットワークを介して証券取引所11
にて株式の売買を行う。本実施の形態では、証券会社が
2つ存在する場合について説明するが、これは任意の個
数でよい。
【0014】決済システム1は、銀行5を備えている。
銀行5には、顧客2の預金口座10、証券会社3の証券
総合口座6、証券会社4の証券総合口座7が開設されて
いる。預金口座10は、引出可能部9と一時預り部8の
二つに区分されている。引出可能部9は、顧客2がAT
Mで引き出したりなどできる、顧客が自由に処分できる
預金が蓄えられている。一時預り部8には、顧客2が株
式の買注文を出した際の、購入代金が引出可能部9から
移動されてプールされている。一時預り部8の預金は、
株式の買注文が約定となった日から中2営業日後に証券
総合口座6又は証券総合口座7に振り込まれる。一時預
り部8にプールされている預金は、証券総合口座6や証
券総合口座7にに振り込まれるために予めプールされて
いるため、預金口座10に属しているが顧客2が自由に
使用することはできない。
【0015】証券会社3、4のシステムと銀行5のシス
テムは専用回線によって接続されており、証券会社3、
4はそれぞれ、証券総合口座6、7に蓄えられている顧
客2の残高を把握することができる。また、証券会社
3、4は引出可能部9の預金残高を把握することができ
る。なお、証券会社3、4のシステムと銀行5のシステ
ムは、公衆回線、インターネット、人工衛星を介した回
線、無線などにより接続しても良い。
【0016】顧客2から証券会社3へ株式の買注文があ
った場合は、証券会社3は引出可能部9の預金残高を把
握し、引出可能部9に所定の預金残高があるか否かを確
認する。ここで、所定の預金残高とは、顧客2が指値で
株式の買注文を出す場合は、株式の売買金額に売買に必
要な手数料を加算したものであり、顧客2が成行で株式
の買注文を出す場合は、該株式の当日の値幅制限の上限
額で購入した場合の売買金額に売買に必要な手数料を加
算したものである。指値とは、購入する株式の株価を顧
客2が予め指定するものであり、市場の動向により、株
価が指定された額になると購入する。一方、成行とは、
市場の動向を見ながら証券会社が買いのタイミングを決
めるものである。
【0017】証券会社3は、顧客2から株式の買注文を
受けると、銀行5のシステムに、株式の購入に必要な所
定の金額を引出可能部9から一時預り部8へ移動するよ
うに依頼する。この依頼は、従来のデビットシステムに
おけるデビット指示に該当する。銀行5のシステムは預
金移動依頼を証券会社3から受けると、引出可能部9か
ら一時預り部8へ速やかに預金を移動する。この引出可
能部9から一時預り部8へ移動した預金は、株式の買注
文が約定となった後に決済するまで、一時預り部8にプ
ールされる。このプールされた預金は預金口座10の内
部にあるが、株式の購入代金として予約されたお金であ
り、顧客2が自由に使用することはできない。なお、一
時預り部8にプールされている預金も預金口座10に含
まれているため、引き落とされるまで利息が付く。
【0018】現在の株式売買システムでは、顧客2が証
券会社3に購入代金を支払うのは、顧客2の買注文が約
定となった日から中2営業日後、即ち、約定となった日
を含めて4日目である。そこで、一時預り部8にプール
された預金は、約定となった日から4日目に証券総合口
座6に振り込まれ、顧客2と証券会社6との取引は完了
する。また、顧客2の買注文が、市場の動向によって、
約定とならなかった場合は、引出可能部9から一時預り
部8に移動された預金は、引出可能部9へ戻される。ま
た、市場の動向により、株式が安く購入できるなどし
て、一時預り部8へ移動した預金に余剰金が生じた場合
は、この余剰金は引出可能部9へ戻される。通常、成行
で株式の買注文がなされたときは、1日で約定となる
が、指値で買注文がなされた場合は、約定となるまでに
数日を要する場合もある。
【0019】通常のデビットシステムでは、商品の購入
と、口座からの代金の引き落としは同時に行われる。し
かし、証券取引の場合、顧客2が証券会社3に株式の買
注文を出す時点、約定となる時点、顧客2が証券総合口
座6に購入代金を振り込んで決済する時点が商取引シス
テム上異なる。そのため、顧客の口座を引出可能部9と
一時預り部8に区分し、顧客の買い注文と同時に引出可
能部9から一時預り部8に購入代金を一時的に移動し保
管して、決済日に保管してあった預金を証券総合口座6
に振り込むことにより、株式買注文のデビットシステム
による決済が可能となる。
【0020】更に、預金口座10は、先日付にて入金す
る機能を有し、顧客2が効率的に株式の投資を行えるよ
うになっている。ここで、先日付にての入金とは、口座
残高表上預金口座に先日付(現在より未来の日付)にて
入金された預金である。ただし、その現金が預金口座1
0から引き出せるのは先日付にて記された日付以降であ
る。例えば、現在が9月15日であるとする。9月17
日付けで1万円入金されたとすると、9月15日現在の
口座残高表に、9月17日付けで1万円入金されたと記
録される。そして、実際にその1万円が預金口座10か
ら引き出せるのは9月17日以降である。先日付にて入
金された預金は、先日付で示された日以降でなければ、
預金口座10から引き出すことはできないが、預金口座
10内で、引出可能部9から一時預り部8への移動、又
は一時預り部8から引出可能部9への移動は、同じ口座
内での移動なので行うことができる。
【0021】株式の買い注文の約定から代金支払いまで
に中2営業日の日数差があった。一方、顧客2が株式を
売却する場合は、売注文が約定となってから中2営業日
後に預金口座10に売却代金が振り込まれる。決済シス
テム1では、株の売却が約定した時点で、その中2営業
日後の日付にて売却代金を預金口座10に入金する。実
際に預金口座10に売却代金が入金されるのは約定とな
った日から中2営業日目であるが、これは、入金される
ことが決まっているので、これを先日付にて入金処理す
るのである。
【0022】この先日付入金された預貯金は、実際に株
式の売却代金が預金口座10に振り込まれる前に(即
ち、売注文が約定となった日から3日以内に)、他の株
式の購入資金に充てることが可能である。これは、株式
の買注文が約定となって、その購入代金を預金口座10
から証券総合口座6に振り込むのは、約定となった日か
ら中2営業日後であるので、あらかじめ、先日付にて入
金された預金を証券総合口座6に振り込むことを予約す
ることにより、実際に株式売却代金が預金口座10に入
金される前に、これを次の株式購入資金に充てることが
できるのである。この機能により、顧客2は、株式の売
却代金を、次の株式の買注文に充てる場合、その売却代
金が実際に預金口座10に振り込まれるのを待つ必要が
なくなり、顧客2は株式の売注文が約定となると、速や
かにその売却代金を基に次の株式の買注文を出すことが
できる。
【0023】この先日付入金機能は、預金口座10に具
体的に以下のように働く。顧客2が証券会社3に依頼し
た株式の売注文が約定となったときに、証券会社3のシ
ステムから銀行5のシステムに、中2営業日後に所定の
売却代金が預金口座10に振り込まれることが通知され
る。銀行5のシステムは、この通知を受けると先日付に
てこの売却代金を引出可能部9に入金する。この先日付
にて入金された預金は、口座残高表上では、先日付にて
記帳されているが、まだ、実際には預金口座10には入
金されていないものである。顧客2は現在引出可能部9
に蓄えられていた預金に加え、先日付にて入金された預
金をも、新たな株式の購入代金に充てることができる。
【0024】顧客2が、先日付にて入金された預金を株
式購入代金に充てて、証券会社3に株式の買注文を出す
と、証券会社3のシステムは銀行5のシステムに対し
て、該先日付にて入金された預金を引出可能部9から一
時預り部8に移動するように依頼する。銀行5のシステ
ムは、移動依頼を受けると、先日付にて入金された預金
を引出可能部9から一時預り部8へ移動する。これは、
後に詳しく説明するように、まだ実際には入金されてい
ない預金を口座残高表上移動するのである。残高表上一
時預り部8へ移動したことになっている株式売却代金
が、後日引出可能部9に実際に入金されると、即座に一
時預り部8へ移動される。そして、顧客2の株式の買注
文の購入代金として、一時預り部8にプールされた後、
買注文の約定から中2営業日目に証券総合口座6に振り
込まれる。以上の説明では、顧客2が証券会社3に株式
の売買注文を出す場合について説明したが、証券会社4
に対する売買注文も同様な仕組みにて実施される。ま
た、先日付にて預金口座10に入金された預金が、実際
に先日付で示された日に入金されるときに、引出可能部
9に入金しないで、直接一時預り部8に入金するように
構成することもできるし、一旦引出可能部9に入金され
た後、速やかに一時預り部8へ移動するように構成する
こともできる。。
【0025】従来は、証券会社3と証券会社4との双方
に対して、株式売買を依頼する場合、顧客2は、証券総
合口座6と証券総合口座7の双方に対して、あらかじめ
株式購入代金を振り込むなどの複雑な資金管理を行わな
ければならなかった。しかし、決済システム1では、預
金口座10を用いてデビット方式にて、証券会社3と証
券会社4の双方の決済を容易に行うことができる。ま
た、本実施の形態では、証券会社は2社として説明した
が、システム1は任意の個数の証券会社に対して適応す
ることができ、顧客2は1つの預金口座10で複数の証
券会社を使い分けることができる。
【0026】銀行5が、一時預り部8に移動した顧客2
の預貯金を、所定の決済日に証券総合口座6、7に振り
込むことを前提に、証券会社3、4が株式の買注文を受
ける旨は、予め銀行5と証券会社3、4との間で契約さ
れている。引出可能部9から一時預り部8へ移動された
預金は、証券総合口座6、7に振り込まれるまでは、顧
客2の預金口座10に預金されているので利息が付く。
また、本実施の形態では、株式売買を例にとって説明す
るが、これに限定する者ではなく、社債、国債、投資信
託、地方債などの他の証券の売買決済方法としても適用
できる。更に、株式の売買のように、物品やサービスの
購入時と大金の支払い時に時間的ずれがある場合のデビ
ット決済方法として適用できる。
【0027】図2は、顧客2がネットワークを介して銀
行5のシステムから自己の端末装置へ表示させた預金口
座10の口座残高表301である。表記を簡略化するた
めに金額の単位は万円単位としている。口座残高表30
1は、株式購入可能金額欄302、引出可能金額欄30
3及び詳細ボタン304から構成されている。顧客2は
残高表301によって、現在、株式を購入するためにど
れだけの資金があり、また、自由に使用できる預金の残
高を知ることができる。株式購入可能金額欄302に
は、顧客が株式を購入するために使用できる預金額が表
示される。これは、後に説明するように、現在引出可能
部9に蓄えられている預金と、中2営業日後までの先日
付にて入金された預金の合計額である。図2の例では、
顧客2は預金口座10から株式購入のために120万円
まで充てることができる。
【0028】引出可能金額欄303には、当日に引出可
能部9に蓄えられている預金残高が表示され、先日付に
て入金されている預金は含まれていない。顧客2は、引
出可能部9の預金を自由に使用することができる。図2
の例では、顧客は70万円まで、例えば、ATMから引
き出したり、ガス使用料金を支払うためにガス会社の口
座に振り込んだりするなど自由に使用することができ
る。顧客2が、詳細ボタン304をマウスなどによって
クリックすると、銀行5のシステムは口座残高の詳細を
顧客2の端末装置に表示する。
【0029】図3は、顧客2が詳細ボタン304をクリ
ックしたときに、銀行5のシステムが顧客2の端末装置
に表示する残高表311を示した図である。単位は煩雑
な表記をさけるため万円としてある。図3に示したよう
に各行をa〜f、各列をA〜Dで表し、例えば、a行と
B列の交わった欄を欄aB、又、欄aBに表示された金
額をaBなどと表すことにする。a行、b行は、それぞ
れ引出可能部9及び一時預り部8に蓄えられている預金
額が表示される。c行は引出可能部9と一時預り部8に
蓄えられている預金の合計金額であり、預金口座10の
預金残高である。d、e行は、株式の売却により先日付
にて引出可能部9に入金された預金の金額であり、d行
には、株式購入代金として予約されておらず引出可能部
9に入金される金額が、e行には既に株式購入代金とし
て予約されており、一時預り部8に入金される金額がそ
れぞれ表示される。f行には、株式の購入代金として一
時預り部8から証券総合口座6や証券総合口座7に振り
込まれる金額が表示される。
【0030】預金口座10は先日付にての預金や、後日
一時預り部8から証券総合口座6、7への振込が行われ
る預金があるため、残高表311は4日先の残高まで見
ることができるようになっている。A列は顧客2が残高
表311を照会した当日の口座残高が表示されている。
B列は、当日の翌日における口座残高を示している。同
様にC列、D列には、当日からそれぞれ2日後、3日後
の口座残高が表示される。以降、当日の1日後、2日
後、・・・、を+1日、+2日、・・・などと表記し、
当日の前日、前々日、・・・、を−1日−2日などと表
記する。
【0031】以下に詳しく残高表311について説明す
る。aA欄には、顧客2が残高表311を照会した当日
に引出可能部9に蓄えられている預金残高が表示され
る。bA欄には、当日に一時預り部8に蓄えられている
預金残高が表示される。cA欄には、当日の引出可能部
9と一時預り部8の合計の預金残高が表示される。A列
の表示から、当日は引出可能部9に100万円、一時預
り部8に0万円あり、預金口座10としては100万円
の残高があることがわかる。
【0032】dB欄の10万円は−2日の株式売却代金
が先日付入金されたものであり、顧客2の新たな株式購
入代金として予約されていないので、引出可能部9に入
金され、aB欄に加算される。その結果、aB欄の残高
はaA+dBであり、110万円となる。同様に、dC
欄、dD欄の残高10万円、5万円は、それぞれ−1
日、当日に株式売却代金が先日付入金されたものであ
る。dC、dDは共に株式購入代金として予約されてい
ないので、引出可能部9に入金され、それぞれ、aC
欄、aD欄に加算される。この残高表311から預貯金
者は+1日に110万円、+2日に120万円、+3日
に125万円自由に使用できる。また、株式購入代金に
充てる場合は、+3日までの先日付にて入金された預金
も充てることができるので、aD欄から当日株式を購入
できる限度額は、125万円であることが分かる。
【0033】図4は、仮に預貯金者2が30万円分の株
式の買注文を出し、約定となった場合の残高表312を
示した図である。本実施の形態では、後に詳しく述べる
ように、預貯金者が自由に使用できる預金、即ち、引出
可能部9に蓄えられている預金をなるべく多くするよう
に、先の先日付を持つ先日付の預金を購入代金に充てる
ようにする。顧客2の株式買注文が30万円であった場
合、まず、dD欄の残高を購入代金に充てるため予約
し、eD欄に移動する。つまり、+3日に入金される5
万円は、株式購入のために予約される。次に、dC欄、
dB欄の先日付にての入金を株式購入のために予約し、
ぞれぞれ、eC欄、eB欄に移動する。これで25万円
確保したが、まだ5万円足りないので、これをaA欄の
100万円から確保する。
【0034】以上の予約機能により、aA欄の預金残高
から5万円がbA欄に移動する。つまり、引出可能部9
から一時預り部8に5万円が移動する。+1日では、e
B欄の10万円はaB欄ではなく、bB欄に加算され
る。同様に、eC欄の10万円はbC欄に加算される。
eD欄の5万円はbC欄の25万円と共に、証券総合口
座6、7に入金されるため、fD欄に表示される。
【0035】次に図5から図10までを用いて、顧客2
が株式の売注文を出した場合の残高表311の預金の移
動について説明する。なお、本実施の形態では、買注文
を出した日に約定になるものとする。先日付にて入金さ
れた預金を株式購入代金として充てる充て方は、いろい
ろある。例えば、本日買注文した株式の購入代金を+2
日の先日付預金にて支払う場合もあれば、+3日の先日
付預金にて支払う場合もある。本実施の形態では、なる
べく後の日付を持った預金にて株式購入代金を賄う方法
を採る。このように株式購入代金を賄うと、顧客2が自
由に使える引出可能部9の預金残高が減りにくく、顧客
2に取って有利な方法となる。
【0036】図5は、顧客2がW万円の買注文をした場
合の、預金口座10の預金の移動を示したフローチャー
トである。まず、図6に示したように、預金口座10の
先日付預金でまだ予約されていないものは、+1日、+
2日、+3日にそれぞれX、Y、Z万円であるとする。
以下、単位万円は省略する。図5のフローチャートで
は、まず、WとZを比較し、WがZ以下なら(ステップ
40;Y)、株式の購入代金は、Zで支払い処理を行う
(ステップ42)。WがZより大きく、Y+Z以下なら
(ステップ44;Y)、株式の購入代金はY+Zで支払
い処理を行う(ステップ46)。WがY+Zより大き
く、X+Y+Z以下なら(ステップ48;Y)、株式の
購入代金はX+Y+Zで支払い処理を行う(ステップ5
0)。以上の場合では、顧客2が当日自由に使える引出
可能部9の預金残高は減ることはない。WがX+Y+Z
より大きい場合は、aA+X+Y+Zにて株の購入代金
を支払い処理を行う(ステップ52)。ここでaAは、
当日の引出可能部9の預金残高である。この場合は、株
式を買注文した時点で、aA欄の預金残高は、W−X−
Y−Zだけ減少する。
【0037】図5のフローチャートでは、顧客2が買注
文を出して約定となった場合、代金Wに応じた4つの支
払い方法を示したが、次に、この各々の場合について、
残高表311は、どのように変化するかについて説明す
る。図7は、株式の購入代金Wが+3日の先日付預金Z
より安い場合の、残高表311の変化を示した図であ
る。図7では、買注文に際して変化する部分の変化分の
み示してある。それぞれ、+の符号がついているもの
は、その欄に加算され、−の符号がついているものは、
その欄から減算される。以下図8から図10まで同様で
ある。図7から分かるように、顧客2がWの買注文を出
し、約定となった場合は、aD欄、cD欄の残高がから
Wが引かれる。また、この場合は、購入代金は先日付の
入金Zで賄われるため、未予約分ZからWを減算し、予
約済み分eD欄にWを加算する。買注文は約定となって
いるため、fD欄にはWが加算される。
【0038】図8は、株式の購入代金Wが+3日の先日
付預金Zより高く、+2日、+3日の先日付預金額の合
計Y+Zより安い場合の、残高表311の変化を示した
図である。+3日の先日付での入金は全て、株式の購入
代金として予約される。なお、Zだけでは購入代金に満
たないので、+2日の先日付入金から不足分(W−Z)
を予約して、引出可能部9から一時預り部8に移動す
る。+2日に入金される預金の内(W−Z)が予約され
る。以上の理由からaC欄、dC欄から(W−Z)を減
算し、bC欄、eC欄に(W−Z)を加算する。dD欄
からZを減算し、eD欄にZを加算する。
【0039】図9は、株式の購入代金Wが+2日、+3
日の先日付預金額の合計Y+Zより高く、+1日、+2
日、+3日の先日付預金額の合計X+Y+Zより安い場
合の、残高表311の変化を示した図である。この場合
は、+2日、+3日に先日付にて入金される預金は全て
株式購入代金として予約される。+2日、+3日に先日
付にて入金される預金でまかなえない分(W−Y−Z)
を+1日に入金されるXから予約される。そのため、a
B欄、dB欄からそれぞれ(W−Y−Z)が減算され、
bB欄、eB欄に(W−Y−Z)が加算される。また、
+2日の先日付での入金Yは、全額株式購入代金として
予約されるので、dC欄からYが減算され、eC欄にY
が加算される。
【0040】図10は、株式の購入代金Wが+1日、+
2日、+3日の先日付預金額の合計X+Y+Zより高い
場合の、残高表311の変化を示した図である。この場
合は、+1日、+2日、+3日、の先日付での入金の合
計が、Wより小さいので、当日のaA欄から不足分を予
約金として一時預り部8に移動する。その結果、aA欄
から(W−X−Y−Z)が減算され、+1日、+2日、
+3日の先日付での預金は全て株式購入代金として予約
される。
【0041】以上の例では、顧客2が買注文をした日に
約定が成立したが、指値注文などのために買注文の後日
に約定が成立する場合は、日が更新するたびに、当日の
注文として残高表311上取り扱う。つまり、例えば、
10日に買注文を出して約定とならなかったときは、こ
の注文は11日には、11日に出された注文と同様に残
高表311上に現れる。顧客2が株式の売注文を出す場
合は、売注文が約定となった日の中2営業日後の日付で
引出可能部9に入金される。例えば、残高表311で、
−1日に約定となった売注文の売却代金は+2日の、a
行、d行に表示される。
【0042】図11は、顧客2が証券会社3を介して証
券を購入する場合の手順と、このときに、顧客2が証券
会社3に購入代金を支払う手順を示した図である。顧客
2は自宅に備えられたパーソナルコンピュータなどの端
末装置37aから、図示しないユーザ名、パスワードな
どを入力し、インターネットなどを介して銀行システム
36に接続する。すると、後に示すように、ユーザの端
末装置に銀行5が決済システム1にて決済できる証券会
社の一欄表が表示される。次に、顧客2は、証券の購入
を依頼する証券会社を選択する。ここでは、証券会社3
を選択したものとする。顧客2が証券会社3を選択する
と、顧客2の端末装置は、インターネット32を介して
証券会社システム35にログインする(ステップ1)。
この際、顧客2は、証券会社3によって端末装置に表示
された認証画面に、顧客2が証券会社3に登録してある
ユーザ名とパスワードを入力する。なお、証券会社シス
テム35には他の顧客の端末装置37b、37c、・・
・もインターネット32を介して接続されている。ま
た、以降、端末装置37a、37b、37c、・・・、
を特に区別しない場合は単に端末装置37と記すことに
する。
【0043】顧客2が、証券会社システム35で認証さ
れると、証券会社システム35は顧客2の端末装置にメ
ニュー選択画面を表示し、顧客は、株式取引、債権取引
などから希望する取引を選択する。ここでは、顧客2
は、株式取引を選択したものとする。次に、証券会社シ
ステム35は、顧客2の端末装置に注文画面を表示し、
顧客2の株式の買注文を受け付ける(ステップ2)。こ
のとき、顧客2は、購入を希望する銘柄、数量、購入価
格は成行か、指値か、などを入力又は選択する。成行と
は、株式を売買する株価を予め設定することはせずに、
その日の相場の成行の価格で証券会社3のディーラーが
売買を行うことであり、指値とは株式を売買する価格を
顧客2が予め指定し、その日の相場の動向で株価がその
価格になったときに、株式会社が該株式の売買を行うこ
とである。
【0044】証券会社システム35は、顧客2から注文
を受けると、専用回線31を介して銀行システム36か
ら、顧客2の引出可能部9の残高を照会し、必要残高が
あるか否かをチェックする(ステップ3)。ここで、証
券会社システム35がチェックする引出可能部9の残高
は、先日付にて入金された預金を含めた中2営業日後の
残高38である。これは、先に述べたように、顧客2か
ら証券会社3への株式の購入代金の支払いは、買注文が
約定となった日から中2営業日後なので、中2営業日後
の決済個人用口座9の残高を見れは、買注文を受けるた
めの費用が確保できるからである。なお、証券会社シス
テム35と銀行システム36を専用回線で接続したの
は、決済システム1のセキュリティーを高めるためであ
る。本実施の形態で専用回線31を使用したのは一例で
あって、公衆回線、インターネット、無線を用いた回
線、人工衛星を介した回線、携帯電話回線を使用したも
のでも良い。
【0045】また、証券会社システム35がチェックす
る必要残高は、顧客2が指値での株式購入を指示した場
合は、購入金額に手数料を加算した額であり、顧客2が
成行での株式購入を指示した場合は、当日の値幅制限上
限額での購入金額に手数料を加算した額である。株式取
引では、株の乱高下を防止するために、その日の株価変
動幅に予め、例えば10%など、株価の変動に上下限を
設けており、その上限が当日値幅制限上限額である。こ
れは、該株が値上がりした場合の上限を示している。ま
た、証券会社システム35がチェックする値は、これに
限定するものではなく、例えば、購入代金に所定の演算
を施して算出された金額や、予め設定されている基準金
額や、または、これらを組み合わせたものなど、証券会
社3が自由に設定できる。銀行システム36は証券会社
システム35から残高チェックの指示を受け(ステップ
4)、引出可能部9の中2営業日後の残高38をチェッ
クし、必要残高があるか否かの情報を証券会社システム
35に送る(ステップ5)。
【0046】次に、証券会社システム35は、残高チェ
ックの結果を銀行システム36から受け取り、引出可能
部9に必要残高があるか否かを判断し、顧客2からの注
文を受け付けることができるか否かを判断する(ステッ
プ6)。引出可能部9に必要残高が確保されていない場
合は、証券会社システム35は顧客2の端末装置37に
必要残高が不足している旨の通知を表示する。引出可能
部9に必要残高が確保されている場合は、証券会社シス
テム35は、顧客の端末装置に注文確認画面を表示し、
顧客からの注文を確認する(ステップ7)。
【0047】顧客2が端末装置37によって注文確認画
面に表示された内容を確認すると、証券会社システム3
5は銀行システム36に対し、引出可能部9から、一時
預り部8へ、必要残高分の預金を移動すように指示する
(ステップ8)。これは、通常のデビット方式の決済に
おけるデビット指示に該当する。銀行システム36は、
証券会社システム35からデビット指示を受けると、所
定の額の預金を引出可能部9から一時預り部8へ移動す
る(ステップ9)。一時預り部8に移動された預金は、
買注文が約定となった場合に証券会社3に支払うお金と
してプールされるので、証券会社3は顧客の買注文に従
って株式を購入する資金が確保できたことになる。銀行
システム36は引出可能部9の中2営業日後の残高38
から、一時預り部8へ移動した預金の金額を引くなどし
て、預金口座10の残高表を更新する。銀行システム3
6は、所定の金額を引出可能部9から一時預り部8へ移
動すると、預金の移動が完了したことを証券会社システ
ム35に通知する(ステップ10)。
【0048】顧客2からの買注文が確定すると、証券会
社3は証券取引所11にて、証券の購入を図る。顧客2
が指値で買注文を出した場合で、その日の株式市場の動
向により、株価が顧客2が示した指値に達せず、売買が
不成立となったときは(ステップ11)、証券会社シス
テム35から銀行システム36へ、一時預り部8へ移動
した預金を引出可能部9に戻すように指示する(ステッ
プ12)。銀行システム36は証券会社システム35か
ら該指示を受けると、一時預り部8から引出可能部9へ
預金を戻す(ステップ13)。本実施の形態では、顧客
2が指値にて買注文を出し、その日に約定とならなかっ
た場合は売買が不成立となるが、これに限定するもので
はなく、当日約定とならくても、更に後日引き続き株価
の推移の動向をみながら、指値に達したときに約定とな
るように決済システム1を構成することもできる。ま
た、顧客2が成行にて買注文を出した場合は、証券会社
3は、買注文を受けた日に成行の株価で該株式を購入
し、特殊な場合を除いて売買不成立となることはない。
【0049】株式市場の動向により、証券会社3が顧客
2の注文通りに株式を購入できた場合は、約定となる
(ステップ14)。約定になると顧客2が証券会社3に
支払う決済金額が確定する。証券会社システム35は銀
行システム36に対し、送金指示を出す(ステップ1
5)。この指示は先日付送金指示であり、一時預り部8
の預金を先日付にて証券総合口座6に振り込むものであ
る。また、株式が予定していた額よりも安く購入できた
場合など、引出可能部9から一時預り部8へ引き落とし
た金額よりも株式購入代金が小さく、決済差額が生じた
場合は、証券会社システム35は、この差額を一時預り
部8から引出可能部9へ戻すように銀行システム36に
指示する。一時預り部8から引出可能部9へ預金を差し
戻したときは、銀行システム36は引出可能部9の3日
後の残高に差し戻した金額を加えるなどの、預金口座1
0の残高表の更新を行う。
【0050】買注文が約定となった日から中2営業日目
に銀行システム36は一時預り部8から証券総合口座6
へ株式購入代金を振り込み(ステップ16)、証券会社
システム35に振込が完了したことを通知する(ステッ
プ17)。証券会社システム35は、銀行システム36
から振込が完了した通知を受けると、振り込まれたお金
を他行に開設されている証券会社3の口座や証券取引所
11の口座などに送金するように指示し(ステップ1
8)、銀行システム36は送金指示を受けると、指示の
あった口座に送金する(ステップ19)。
【0051】図12は、顧客2が証券会社3を介して証
券を売却する場合の手順と、このときに、顧客2が証券
会社3から売却代金を受け取る手順を示した図である。
図示しないが、顧客2は図11で説明した株を購入する
場合と同様にして、銀行システム36にログインし、株
式の売却を依頼する証券会社を選択する。顧客2から証
券会社3を選択すると顧客2の端末装置37は証券会社
システム35に接続される。証券会社システム35は顧
客2の端末装置37からユーザ名とパスワードを入力し
てもらい認証する(ステップ30)。
【0052】顧客2の認証を終えると、証券会社システ
ム35は顧客の端末装置37に売注文画面を表示する。
顧客2は端末装置37から注文画面を介して売却したい
株の銘柄や数量、指値で売却するのか、成行で売却する
のかなどを入力することができる。証券会社システム3
5は顧客2から注文を受領する(ステップ31)。証券
会社システム35は顧客2から売注文を受領すると、端
末装置37に注文確認確定画面を表示、顧客2に該株式
の売注文の確認及び確定してもらう(ステップ32)。
【0053】証券会社3は、顧客2から売注文を受ける
と、証券取引所11にて株式の売却を図る。顧客が指値
にて売注文を出した場合で、当日の株価の動向と顧客2
の売却条件があわず、該株式が売却できなかった場合
は、その旨を顧客にインターネット32を介して通知す
る(ステップ33)。顧客2が成行で売注文を出した場
合、又は、顧客2が指値で売注文を出して株価の動向と
顧客2の売却条件が一致し、株式の売却が行われた場合
は約定となる(ステップ34)。約定となった場合は、
株式の売却代金は約定となった日から中2営業日後に顧
客口座10内の引出可能部9に振り込まれるので、証券
会社システム35は、売却代金を証券会社3が他行に開
設した口座又は証券取引所の口座33から振り込む場合
は、それぞれ該他行又は証券会社に、証券総合口座6か
ら振り込む場合は、銀行システム36に、先日付にて預
金口座10に入金するように指示する(ステップ3
6)。売却代金を証券会社3が他行に開設した口座又は
証券取引所の口座33から振り込む場合は、該他行又は
証券取引所は銀行システム36に対して先日付入金通知
を行う(ステップ37)。
【0054】銀行システム36は、証券会社3が口座を
開設した他行、又は証券取引所、又はは証券会社システ
ム35から先日付送金指示を受けると、引出可能部9に
売却代金を先日付にて入金する。なお、ここで入金され
る金額は残高表には先日付にて記載されるが、実際に入
金されるのは中2営業日後なので、2日目までは利息は
付かない。
【0055】図13は、顧客2が証券購入のために銀行
システム36にログインしたときに、銀行システム36
が顧客2の端末装置37に表示する証券会社選択画面4
1を示した図である。この画面は銀行システム36が端
末装置37に表示したものである。証券会社選択画面4
1はアドレス部42、銀行名欄43、証券会社選択部4
4から構成されている。アドレス欄42には、銀行5の
URL(Uniform ResourceLocat
or)が表示される。銀行名欄43には、銀行5の名称
が表示される。
【0056】証券会社選択部44には、決済システム1
を採用し、銀行5に開設された顧客2の預金口座10を
用いて株式売買代金をデビット方式にて決済できる証券
会社の一欄が表示されている。顧客は、この中から、証
券の売買を委託する証券会社を選択する。証券会社の選
択は、マウス操作により、画面に表示されたポインタ
を、目的の証券会社が表示されている領域に移動させ、
マウスをクリックすることにより行われる。以下の図面
では、顧客2は証券会社3(図13の表示ではA証券)
を選択したものとして説明する。
【0057】図14は証券会社認証画面46を示した図
である。顧客2が証券会社3を選択すると、端末装置3
7は証券会社システム35に接続される。そして、証券
会社システム35により端末装置37に証券社認証画面
46が表示される。証券会社認証画面46はアドレス欄
47、ID(Identification)入力欄4
8、パスワード入力欄49を有している。アドレス欄4
7には、端末装置37が接続された証券会社のURLが
表示される。顧客2は、ID入力欄欄48、パスワード
入力欄49に、それぞれ、証券会社3に登録してあるI
Dとパスワードを入力する。顧客2が認証ボタン50を
マウスによってクリックすると、IDと、パスワードが
該証券会社システム35に送られ、認証される。
【0058】図15はメニュー選択画面51を示した図
である。メニュー選択画面51は取引選択欄52と実行
ボタン57を有している。取引選択欄52は、株式買付
注文ボタン53、株式売却注文ボタン54、投資信託取
引ボタン55、債権取引ボタン56から構成されてい
る。顧客2はこれらのボタンから、取引を希望するボタ
ンをマウスをクリックすることにより選択する。例え
ば、顧客2が株式買付注文を行いたい場合は、株式買付
注文ボタン53をクリックする。これらのボタンは複数
クリックすることができ、顧客2が株式買付注文の他に
債権取引を行いたい場合、債権取引ボタン56を引き続
きクリックする。顧客2は行いたい取引を全て選択した
後、実行ボタン57をクリックする。すると、顧客2が
入力した情報は、端末装置37から証券会社システム3
5に送信される。
【0059】図16は注文画面60を示した図である。
顧客2がメニュー選択画面51にて、株式買付を選択す
ると、証券会社システム35は端末装置37に注文画面
60を表示する。注文画面60に顧客2が必要事項を入
力することにより、株式買付注文が行われる。注文画面
60は注文内容入力欄68を備えている。注文内容入力
欄68は銘柄コード入力欄61、銘柄名欄62、数量欄
63、価格欄64、市場選択欄66、決済口座選択欄7
3、残高確認ボタン69から構成されている。銘柄コー
ド欄61には、顧客2が購入を希望する銘柄のコード番
号を入力する。顧客2が銘柄のコード番号を入力する
と、入力データは証券会社システム35に送信され、該
コード番号に対応する銘柄名が、証券会社システム35
により銘柄名欄62に表示される。
【0060】顧客2は、数量欄63に購入を希望する株
式の数量を入力する。価格欄64は、成行、指値の2つ
から、希望するものに対応するボタンをクリックする。
指値を希望する場合、顧客2は指値欄65に希望の指値
を入力する。市場選択欄66には、複数の市場が表示さ
れており、顧客2は株式の購入を希望する市場に対応す
るボタンをクリックし、これを選択する。決済口座選択
欄73には、「証券総合口座」及び「○○○銀行口座引
落」の表示があり、顧客2は、該表示に対応するボタン
をクリックすることにより、証券総合口座から株式購入
代金を証券会社に支払うか、又は、預金口座10から株
式購入代金を引き落とすかを選択できるようになってい
る。また、顧客2が預金口座10の残高を照会したい場
合は、残高確認ボタン69をクリックする。すると、証
券会社システム35から銀行システム36へ、専用回線
31を介して端末装置37に残高表301を表示するよ
うに指示が出される。銀行システム36は、指示を受け
るとインターネット32を介して残高表301を端末装
置37に表示する。端末装置37では、残高表301が
注文画面60に割り込んで表示され、顧客2は、預金口
座10の残高を知ることができる。以上の必要事項の入
力を終えたら、顧客2は注文確認ボタン67をクリック
する。すると、以上の入力内容は証券会社システム35
に送信される。
【0061】図17は注文確認画面70を示した図であ
る。証券会社システム35は、注文画面60を介して顧
客2から取得した注文内容を端末装置37に表示し、顧
客2に確認を促す。注文確認画面70は注文内容欄71
を備えている。注文内容欄71には、証券会社システム
35が顧客2から受け取った取引の種類、銘柄コード、
銘柄名、数量、価格、選択された市場及び株式購入代金
を支払う決済口座が表示される。顧客2は内容が正しい
場合は、執行ボタン72をクリックする。証券会社シス
テム35は、執行ボタン72がクリックされると、注文
内容が確定し、注文内容欄71に記載された内容で証券
の売買を行う。
【0062】図18は、終了画面75を示した図であ
る。証券会社システム35は、注文内容が確定すると、
端末装置37に終了画面75を表示する。終了画面75
は、買注文の代金が顧客2の口座から引き落とされる予
定日を欄76に表示する。通常は代金は、注文の確認と
共に引出可能部9から一時預り部8へ移動され、欄76
に表示された予定日に一時預り部8から証券総合口座6
又は証券総合口座7に振り込まれる。また、「本日約定
分の金額の出金はできません」という注意書きが表示さ
れる。
【0063】以上の決済システム1の説明では、銀行内
に設けた顧客の預金口座から証券取引代金を入出金する
場合について述べたが、この預金口座は、例えば、郵便
局に開設した郵便貯金口座や、その他の金融機関などに
開設した自動引き落とし機能を有する口座でもよい。ま
た、決済システム1では、証券会社システム35が、引
出可能部9の中2営業日後の残高が必要残高に達してい
なかった場合、銀行5が差額分を引出可能部9に振り込
み、顧客に貸し付けるように構成することもできる。
【0064】なお、本実施の形態では、現在の株式取引
システムに鑑み、売買注文が約定となってから、中2営
業日目に決済が行われるとしたが、本発明は、これに限
定するものではなく、この日数は任意に設定することが
可能である。また、この日数は、一律に特定の日ではな
くて、取引ごとに個別に設定するように構成することも
でき、証券取引以外の決済システムとして利用すること
もできる。例えば、一ヶ月後に旅館の宿泊を予約した場
合、予約時に宿泊料を顧客の預金口座の引出可能部から
一時預り部へ移動し、顧客がこの旅館に宿泊した次の日
に、一時預り部に移動した預金を当該旅館の口座に振り
込んだり、顧客が宿泊をキャンセルした場合は、キャン
セル料を旅館の口座に振り込み、一時預り部へ移動した
預金からキャンセル料を引いたものを引出可能部に移動
するように構成することもできる。この他、本発明は、
従来のデビットシステムでのように、商品の引き渡しと
代金の決済が同時にできず、両者に時間的ずれがある場
合に、適用することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、顧客が口座を有する銀
行と、複数の証券会社の間をデビット方式で接続するこ
とができる。また、本発明によれば、顧客が証券を売却
した場合は、その売却代金を先日付で顧客の口座に入金
処理することができる。また、本発明によれば、顧客は
一つの口座で複数の証券会社を使い分けることができ、
資金移動と買注文が一本化するため、顧客は、この口座
を資産管理総合口座として利用することができる。ま
た、本発明によれば、顧客は、証券会社へ売買注文を出
すだけで、売買代金は自己口座にて自動的に精算できる
ので、従来必要であった、売買代金の振り込みと証券売
買注文が、証券売買注文のみ行えばよいことになる。ま
た、本発明によれば、先日付にて入金処理された預金
を、実際に顧客の口座に入金される前に、証券購入代金
に充てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る決済システムの構成を示し
たブロック図である。
【図2】顧客がネットワークを介して銀行のシステムか
ら自己の端末装置へ表示させた自己の預金口座の口座残
高表である。
【図3】銀行システムによって、顧客の端末装置に表示
した預金口座の残高表の詳細を示した図である。
【図4】預貯金者が30万円分の株式の買注文を出し、
約定となった場合の残高表を示した図である。
【図5】顧客が株式の買注文をした場合の、預金口座の
預金の移動を示したフローチャートである。
【図6】先日付預金でまだ予約されていないX、Y、Z
万円を示した図である。
【図7】株式の購入代金が+3日の先日付預金Zより安
い場合の、残高表の変化を示した図である
【図8】株式の購入代金が+3日の先日付預金より高
く、+2日、+3日の先日付預金額の合計より安い場合
の、残高表の変化を示した図である。
【図9】株式の購入代金が+2日、+3日の先日付預金
額の合計より高く、+1日、+2日、+3日の先日付預
金額の合計より安い場合の残高表の変化を示した図であ
る。
【図10】株式の購入代金が+1日、+2日、+3日の
先日付預金額の合計より高い場合の残高表の変化を示し
た図である。
【図11】顧客が証券会社を介して証券を購入する場合
の手順と、このときに、顧客が証券会社に購入代金を支
払う手順を示した図である。
【図12】顧客が証券会社を介して証券を売却する場合
の手順と、このときに顧客が証券会社から売却代金を受
け取る手順を示した図である。
【図13】証券会社選択画面を示した図である
【図14】証券会社認証画面を示した図である。
【図15】メニュー選択画面を示した図である。
【図16】注文画面を示した図である。
【図17】注文確認画面を示した図である。
【図18】終了画面75を示した図である。
【図19】株式を購入する場合の購入資金の従来の入金
のシステムを示した図である。
【図20】ブラウザバンキングを利用して株式を購入す
る場合の従来の購入資金の入金のシステムを示した図で
ある。
【符号の説明】
1 決済システム 2 顧客 3 証券会社 4 証券会社 5 銀行 6 証券総合口座 7 証券総合口座 8 一時預り部 9 引出可能部 10 預金口座 11 証券取引所 31 専用回線 32 インターネット 35 証券会社システム 38 3日後の残高 41 証券会社選択画面 44 証券会社選択ボタン 46 証券会社認証画面 47 アドレス欄 48 ID力欄 49 パスワード入力欄 50 認証ボタン 51 メニュー選択画面 52 取引選択欄 53 株式買付注文ボタン 54 株式売却注文ボタン 55 投資信託取引ボタン 56 債権取引ボタン 60 注文画面 61 コード入力欄 62 銘柄名欄 63 数量欄 64 価格欄 65 指値欄 66 市場選択欄 67 注文確認ボタン 68 注文内容入力欄 69 残高確認ボタン 70 注文確認画面 71 注文内容欄 72 執行ボタン 73 決済口座選択欄 75 終了画面 301 口座残高表 302 株式購入可能金額 303 引出可能金額 304 詳細ボタン 311 残高表 312 残高表
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 預貯金者が自由に使用することができる
    預貯金が蓄えられた第1の部分と、所定の時期に所定の
    用途に使用されることが予定されている預貯金が蓄えら
    れた第2の部分に区分された預貯金口座を管理する預貯
    金口座管理装置であって、 前記預貯金口座の預貯金者が第三者から物又はサービス
    を購入する際に、又は前記預貯金口座の預貯金者が第三
    者を介して物又はサービスを購入する際に、前記預貯金
    口座から前記第三者の指定する口座へ振り込まれる振込
    金額を特定するための情報を取得する振込金額取得手段
    と、 前記振込金額取得手段にて取得した情報から特定された
    前記振込金額を前記第三者の指定する口座に対して振り
    込む振込日を特定するための情報を取得する振込日取得
    手段と、 前記振込金額に相当する第1の部分の預貯金を、前記第
    1の部分から第2の部分に移動する預貯金移動手段と、 前記振込日特定手段にて取得した情報から特定された前
    記振込日に、前記預貯金移動手段にて前記第2の部分に
    移動された預貯金を前記第三者の指定する口座に振り込
    む振込手段と、を備えたことを特徴とする預貯金口座管
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記預貯金者の前記預貯金口座に先日付
    にて入金を受け付ける先日付入金手段を更に備え、 前記先日付入金手段にて入金される預貯金は、前記第1
    の部分に入金され、前記先日付入金手段にて前記第1の
    部分に入金された預貯金は、前記先日付にて指定された
    日付以降に前記預貯金口座から引出し可能になることを
    特徴とする請求項1に記載の預貯金口座管理装置。
  3. 【請求項3】 前記先日付入金手段によって、前記第1
    の部分に入金された預貯金を、前記先日付以前に、前記
    預貯金口座の預貯金者が第三者から物又はサービス又を
    購入する場合、又は前記預貯金口座の預貯金者が第三者
    を介して物又はサービス又を購入する場合の購入代金と
    して予約する予約手段を更に備え、前記予約手段にて予
    約された預金は、前記第2の部分に入金されることを特
    徴とする請求項1に記載の預貯金口座管理装置。
  4. 【請求項4】 前記預貯金者が前記第三者から前記物又
    は前記サービスを購入する際に、又は前記預貯金者が前
    記第三者を介して前記物又はサービスを購入する際に、
    前記振込日取得手段にて取得された日における前記第1
    の部分に蓄えられた預貯金の残高を取得する残高取得手
    段と、 前記振込金額取得手段にて取得された情報から特定され
    た前記振込金額を比較して、前記振込金額に相当する預
    金を前記第1の部分から前記第2の部分へ移動するか否
    かを判断する判断手段と、を更に備え、 前記判断手段にて、前記第1の部分から前記第2の部分
    へ預貯金を移動すると判断されたときは、前記第1の部
    分から前記第2の部分へ、前記振込額取得手段にて取得
    した情報により特定された金額に相当する前記第1の部
    分の預貯金を前記預貯金移動手段にて前記第2の部分に
    移動し、 前記判断手段にて、前記第1の部分から前記第2の部分
    へ前記預貯金を移動しないと判断されたときは、前記第
    1の部分から前記第2の部分への前記預貯金の移動は行
    わないことを特徴とする請求項1に記載の預貯金口座管
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段が、前記第1の部分から前
    記第2の部分へ前記預貯金を移動しないと判断したとき
    は、前記第三者に前記判断手段にて前記第1の部分から
    前記第2の部分への前記預貯金の移動は行わない旨の通
    知を行う通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項
    4に記載の預貯金口座管理装置。
  6. 【請求項6】 前記預貯金口座の預貯金者が前記第三者
    から前記物又は前記サービスを購入する際に、又は前記
    預貯金口座の預貯金者が前記第三者を介して前記物又は
    前記サービスを購入する際に、前記第1の部分から前記
    第2の部分に移動した前記預貯金は、前記物又は前記サ
    ービスの購入がなされなかった場合は前記第2の部分か
    ら前記第1の部分へ移動されることを特徴とする請求項
    1に記載の預貯金口座管理装置。
  7. 【請求項7】 前記預貯金口座の預貯金者が前記第三者
    から前記物又は前記サービスを購入する際に、又は前記
    預貯金口座の預貯金者が前記第三者を介して前記物又は
    前記サービスを購入する際に、前記第1の部分から第2
    の部分に移動した前記預貯金の金額が、前記物又は前記
    サービスを購入した金額よりも大きい場合は、その差額
    を前記第2の部分から前記第1の部分へ移動することを
    特徴とする請求項1に記載の預貯金口座管理装置。
  8. 【請求項8】 前記預貯金者からの要求に応じて、前記
    預貯金者に前記預貯金口座の残高情報を送信する残高送
    信手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    預貯金口座管理装置。
  9. 【請求項9】 前記第三者は、有価証券売買業者又は有
    価証券売買仲介業者であり、前記預貯金者が前記第三者
    から購入する物、又は前記第三者を介して購入する物は
    有価証券であり、前記有価証券には株式、国債、社債、
    地方債、投資信託の内少なくとも一つが含まれているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の預貯金口座管理装置。
  10. 【請求項10】 前記有価証券売買業者または有価証券
    売買仲介業者は複数存在し、 前記各有価証券売買業者または各有価証券売買仲介業者
    とネットワーク接続された預貯金口座管理装置であっ
    て、 前記預貯金口座管理装置は、前記ネットワークを介して
    前記各有価証券売買業者または前記各有価証券売買仲介
    業者から、前記第1の部分から前記第2の部分へ移動す
    る預貯金の金額又は、前記第2の部分から前記第1の部
    分へ移動する預貯金の金額を取得し、 更に、前記ネットワークを介して前記各有価証券売買業
    者または前記各有価証券売買仲介業者から、前記第2の
    部分に移動した預貯金を前記各有価証券売買業者または
    前記各有価証券売買仲介業者の指定する預貯金口座に振
    り込む振込日を取得することを特徴とする請求項9に記
    載の預貯金口座管理装置。
  11. 【請求項11】 前記預貯金口座と前記第三者が指定す
    る預貯金口座は同一の金融機関内に開設されていること
    を特徴とする請求項9に記載の預貯金口座管理装置。
  12. 【請求項12】 預貯金者が自由に使用することができ
    る預貯金が蓄えられた第1の部分と、所定の時期に所定
    の用途に使用されることが予定されている預貯金が蓄え
    られた第2の部分に区分された預貯金口座を管理する預
    貯金口座管理方法であって、 前記預貯金口座の預貯金者が第三者から物又はサービス
    を購入する際に、又は前記預貯金口座の預貯金者が第三
    者を介して物又はサービスを購入する際に、前記物又は
    前記サービスの購入と引き替えに前記預貯金口座から前
    記第三者の指定する口座へ振り込まれる振込金額を特定
    するための情報を取得する第1のステップと、 前記第1のステップにて取得した情報から特定された前
    記振込金額を前記第三者の指定する口座に対して振り込
    む振込日を特定するための情報を取得する第2のステッ
    プと、 前記振込金額に相当する第1の部分の預貯金を、前記第
    1の部分から第2の部分に移動する第3のステップと、 前記第2のステップにて取得した情報から特定された前
    記振込日に、前記第2の部分に移動された預貯金を前記
    第三者の指定する口座に振り込む第4のステップと、か
    らなることを特徴とする預貯金口座管理方法。
  13. 【請求項13】 預貯金者が自由に使用することができ
    る預貯金が蓄えられた第1の部分と、所定の時期に所定
    の用途に使用されることが予定されている預貯金が蓄え
    られた第2の部分に区分された預貯金口座を管理する預
    貯金口座管理プログラムを記憶したコンピュータが読み
    取り可能な記憶媒体であって、 前記預貯金口座の預貯金者が第三者から物又はサービス
    を購入する際に、又は前記預貯金口座の預貯金者が第三
    者を介して物又はサービスを購入する際に、前記物又は
    前記サービスの購入と引き替えに前記預貯金口座から前
    記第三者の指定する口座へ振り込まれる振込金額を特定
    するための情報を取得する振込金額取得機能と、 前記振込金額取得機能にて取得した情報から特定された
    前記振込金額を前記第三者の指定する口座に対して振り
    込む振込日を特定するための情報を取得する振込日取得
    機能と、 前記振込金額に相当する第1の部分の預貯金を、前記第
    1の部分から第2の部分に移動する預貯金移動機能と、 前記振込日特定機能にて取得した情報から特定された前
    記振込日に、前記預貯金移動機能にて前記第2の部分に
    移動された預貯金を前記第三者の指定する口座に振り込
    む振込機能と、を備えたことを特徴とする預貯金口座管
    理プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な
    記憶媒体。
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