JP2005309757A - 金融商品取引システム及び金融商品取引処理方法並びに当該システムにて用いられる仲介業者システム及び取引主体システム - Google Patents

金融商品取引システム及び金融商品取引処理方法並びに当該システムにて用いられる仲介業者システム及び取引主体システム Download PDF

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Abstract

【課題】 仲介業者にて顧客毎の取引情報の確実な把握を可能にしつつ仲介業者のシステムでの処理が極めて容易となる金融商品取引システムを提供する。
【解決手段】 顧客端末10と、仲介業者システム200と、取引主体システム300とを備え、仲介業者システム200は、仲介業者側データベースと、顧客端末からのアクセスに応答して取引主体システムへのリンク情報を含む画面情報を顧客端末に送信する手段を有し、取引主体システム300は、取引主体側データベースと、顧客端末からの取引要求情報に基づいて取引処理を実行する手段と、取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する手段と、前記顧客特定情報と前記取引情報とを仲介業者システムに提供する手段とを有し、仲介業者システムは、前記顧客特定情報及び取引情報に基づいて仲介業者側データベースにて管理される取引情報を更新する手段を有する構成となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、投資信託受益証券等の金融商品の取引システムに係り、詳しくは、顧客端末からインターネット等の通信ネットワークを介して金融商品の取引(売買、解約、照会等)を行うことのできる金融商品取引システムに関する。
例えば、投資信託受益証券(以下、投信商品という)についての取引形態として、例えば、図1または図2に示す形態がある。図1に示す取引形態は、一般に「窓販」と呼ばれる取引形態であり、図2に示す取引形態は、一般に「直販」と呼ばれる取引形態である。
図1に示す「窓販」の取引形態では、投信商品を提供する投資信託委託会社(D投信会社)と顧客A、Bとの間の取引を証券仲介業者(C銀行)が仲介するものである。このような取引形態では、投資信託委託会社(D投信会社)は、自社で扱う投信商品、例えば、「X投信」、「Y投信」、「Z投信」、「W投信」のそれぞれについてその投資方針や投資リスク並びに手数料等に関する説明を記載した目論見書と、投信商品を組成する投資信託委託会社(D投信会社)及び信託銀行の業務等に関する契約条項を定めた約款とを証券仲介業者(C銀行)に渡す。証券仲介業者(C銀行)は、投信商品毎の目論見書及び約款を窓口に来た顧客A、Bに提示し、投信商品取引の勧誘を行なう。
このような勧誘を受けた顧客Aが、証券仲介業者(C銀行)の窓口で、例えば、「W投信」N1口の買い注文を行うと、その顧客Aの投信取引口座(A投信取引口座)に「W投信」のN1口分の設定がなされる。そして、顧客Aは、証券仲介業者(C銀行)に「W投信」N1口分の代金n1万円の支払いを行なう。また、他の顧客Bが、証券仲介業者(C銀行)の窓口で、「W投信」N2口の買い注文を行なうと、顧客Aの場合と同様に、B投信取引口座に「W投信」のN2口分の設定がなされ、顧客Bは、証券仲介業者(C銀行)に「W投信」N2口分の代金n2万円の支払いを行なう。なお、各顧客A、Bは、手数料を別途証券仲介業者(C銀行)に支払う。
証券仲介業者(C銀行)では、例えば、1日の決められたタイミングにて、投信商品毎の注文口数及びその代金の合算処理がなされる。その合算処理により、例えば、前記「W投信」について、その合算注文口数(N1+N2)口と合算代金(n1+n2)万円とが得られると、証券仲介業者(C銀行)は、「W投信」の(N1+N2)口の設定依頼を投資信託委託会社(D投信会社)に行なうと共に、その代金(n1+n2)万円を、投資信託委託会社(D投信会社)宛の資金として、信託財産の管理を行なう信託銀行における当該証券仲介業者(C銀行)の口座(C銀行口座)に入金する。信託銀行は、投資信託委託会社(D投信会社)宛の資金としてC銀行口座に入金された資金(n1+n2)万円をその投資信託委託会社(D投信会社)の口座(D投信会社口座)に振り替える。
投資信託委託会社(D投信会社)は、証券仲介業者(C銀行)から「W投信」の(N1+N2)口の設定依頼を受けると、C銀行から信託銀行の自口座(D投信会社口座)にその代金「n1+n2」万円の入金があったことを確認し、証券仲介業者(C銀行)の投信専用口座(C銀行専用口座)に「W投信」の(N1+N2)口数分の設定を行なう。以後、投資信託委託会社(D投信会社)は、(N1+N2)口数分の「W投信」の運用管理を行なう。
投資信託委託会社(D投信会社)は、所定の期間毎に運用結果、即ち、「W投信」の(N1+N2)口分の運用結果を証券仲介業者(C銀行)に報告する。証券仲介業者(C銀行)は、投資信託委託会社(D投信会社)からの報告に基づいて、「W投信」の運用結果についての報告書を顧客A及び顧客Bに、それぞれ渡す。
また信託財産の管理を行う信託銀行は、「W投信」の約款に定めた所定の期間毎の(N1+N2)口数分の収益分配金を、当該信託銀行における投資信託委託会社(D投信会社)の口座(D投信会社口座)から、当該信託銀行における証券仲介業者(C銀行)の口座(C銀行口座)に振り替える。そして、証券仲介業者(C銀行)は、当該信託銀行の自口座(C銀行口座)にその収益分配金の入金があったことを確認し、N1口分の収益分配金を顧客Aの預金口座に、また、N2口分の収益分配金を顧客Bの預金口座に、それぞれ入金する。これにより、各顧客A、Bは、「W投信」についての運用利益である収益分配金を自分の預金口座から得ることができる。
図2に示す「直販」の取引形態では、前述した証券仲介業者(C銀行)なしに、投資信託委託会社(D投信会社)が各顧客A、Bと直接投信商品についての取引を行なう。このような取引形態では、投資信託委託会社(D投信会社)が、自社で扱う投信商品、例えば、「X投信」、「Y投信」、「Z投信」、「W投信」のそれぞれについての目論見書と約款とを各顧客A、Bに提示して投信商品取引の勧誘を行なう。
顧客Aが、投資信託委託会社(D投信会社)の窓口で、例えば、「W投信」N1口分の買い注文を行なうと、投資信託委託会社(D投信会社)における顧客Aの投信取引口座(A専用口座)に「W投信」N1口分の設定がなされる。そして、顧客Aは、「W投信」N1口分の代金n1万円を投資信託委託会社(D投信会社)に支払う。また、顧客Bが、同様に、投資信託委託会社(D投信会社)の窓口で、例えば、「W投信」N2口分の買い注文を行なうと、同様に、投資信託委託会社(D投信会社)におけるB専用口座に「W投信」N2口分の設定がなされる。そして、顧客Bは、「W投信」N2口分の代金n2万円を投資信託会社(D投信会社)に支払う。
投資信託委託会社(D投信会社)は、各顧客A、Bの口座に設定された、投信商品毎に、その設定口数に対応した資金、例えば、「W投信」(N1+N2)口数分の資金(n1+n2万円)を信託財産の管理を行なう信託銀行の自分の口座(D投信会社口座)に入金する。その後、投資信託委託会社(D投信会社)は、(N1+N2)口数分の「W投信」による運用管理を行なう。
投信商品毎の運用結果は、投資信託委託会社(D投信会社)から証券仲介業者経由で各顧客A、Bに対して直接報告書にて通知される。そして、その収益分配金は、投資信託委託会社(D投信会社)から各顧客A、Bの銀行預金口座に振り込まれる。
前述した「窓販」の取引形態では、銀行等の金融機関が証券仲介業者となることが多く、その場合、顧客は通常自分が利用する銀行にて投信商品の取引を行なえるため、顧客にとっての利便性が良い。しかし、顧客が証券仲介業者に注文をしてから投資信託委託会社が実際にその注文に従った処理を実行するまでに比較的長い時間がかかってしまう。
一方、前述した「直販」の取引形態では、実際に資金運用を行なう投資信託委託会社に対して顧客が直接注文を行なうので、顧客の注文から実際に処理がなされるまでの時間は比較的短くなるが、顧客は投信商品以外の金融商品(サービス)を他の金融機関等から別途受けなければならず、また、一般に投資信託委託会社は銀行に比べ圧倒的に支店数が少ないため、その窓口に出向く上で不便であるなど、顧客の利便性に難点がある。
従来、前述した「窓販」に類似した取引形態をシステム化した投資信託運用システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この投資信託運用システムでは、顧客(企業)の端末と、仲介業者が運営するデータセンタと、投資信託販売会社の端末とがインターネットに接続されており、顧客の端末と投資信託販売会社の端末との投信商品取引に関する情報交換がインターネット及び仲介業者のデータセンタを中継してなされる。この従来の投資信託運用システムでは、具体的には、次のような処理がなされる。
仲介業者のデータセンタは、インターネットを介して複数の処理項目(投信商品購入、投信商品解約・買取等)を備えたメニュー画面(Web画面)を顧客の端末に送信する。そして、前記データセンタは、顧客の端末にて選択された項目の信号を受信すると、その選択項目が投資信託販売会社にある情報(例えば、投信商品一覧、購入商品取引履歴、残高に関する情報等)が必要である場合には、投資信託販売会社の端末からその必要な情報を受信し、その情報を加えて前記選択項目の処理に必要なデータの入力欄を備えた入力画面を顧客の端末に送信する。顧客の端末では、前記入力画面に必要な情報の入力がなされると、その入力データが前記データセンタに送信される。そして、データセンタは受信した入力データを投資信託販売会社の端末に送信する。これにより、顧客にて選択された項目の処理に必要なデータが投資信託販売会社に送られ、投資信託販売会社では、取得したデータに基づいて前記顧客にて選択された項目の処理(例えば、投資信託の販売に係る処理)がなされる。
このような投資信託運用システムによれば、顧客は、自らの端末を操作するだけで、投信商品売買による資金運用を行なうことができるようになる。
特開2002−230295号公報
しかし、前述した従来の投資信託運用システムでは、仲介業者のデータセンタは、投信商品取引それぞれに関して顧客と投資信託販売会社との間で交換すべき全てのデータの中継を集中的に行なわなければならず、その処理量が多大なものになってしまう。
このように投信商品取引に関して多大な処理量を要するデータセンタを仲介業者が新たに構築することは容易ではない。このため、ごく限られた仲介業者のデータセンタだけが稼動されることになって、そのデータセンタでの処理量が更に増大することになり、結果として、投資信託運用システム全体としての普及が妨げられるおそれがある。
本発明は、前述した従来のシステムの欠点を解決するためになされたもので、仲介業者にて顧客ごとの金融商品についての取引情報の確実な把握を可能にしつつ仲介業者のシステムでの処理が極めて容易となる金融商品取引システムを提供するものである。
本発明に係る金融商品取引システムは、それぞれ所定の通信ネットワークに接続された、顧客端末と、取引仲介業者にて管理される仲介業者システムと、金融商品取引業者にて管理される取引主体システムとを備えた金融商品取引システムであって、前記仲介業者システムは、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報及び取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する仲介業者側データベースと、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介してなされる当該仲介業者システムへのアクセスに応答して、前記取引主体システムへの前記通信ネットワークを介した取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信するアクセス応答手段を有し、前記取引主体システムは、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する取引主体側データベースと、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスを契機として、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び金融商品の取引要求情報を取得する情報取得手段と、前記顧客端末から取得した取引要求情報に基づいて取引処理を実行する取引処理手段と、前記取引処理の結果得られる取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する取引情報登録手段と、前記顧客特定情報と前記取引情報とを対にして前記仲介業者システムに提供する取引結果通知手段とを有し、前記仲介業者システムは、更に、前記取引主体システムから提供される前記顧客特定情報及び取引情報に基づいて前記仲介業者側データベースにて管理される前記顧客特定情報に対応付けられた取引情報を更新する手段を有する構成となる。
このような構成により、顧客端末から通信ネットワークを介して仲介業者システムにアクセスがなされると、仲介業者システムは取引主体システムへの取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信する。取引主体システムは、前記画面情報を受信した顧客端末からの前記リンク情報に基づいた取引アクセスを契機として、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び取引要求情報を取得する。その後、取引主体システムは、前記取引要求情報に基づいた取引処理を実行する。その取引処理の結果得られる取引情報が顧客特定情報に対応付けて取引主体側データベースに登録されると共に、取引主体システムから前記取引情報及び顧客特定情報が仲介業者システムに提供される。そして、仲介業者システムにおいて、取引業者側データベースの前記顧客特定情報に対応する取引情報が更新される。
このように、仲介業者システムが顧客端末からのアクセスに応答して取引主体システムへの取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信した後は、取引主体システムが顧客端末から取得される情報に従って取引処理を実行することになる。そして、仲介業者システムは、金融商品についての取引処理の結果得られる取引情報を取引主体システムから顧客特定情報と共に取得して、顧客ごとの金融商品についての取引情報を管理することができるようになる。
通信ネットワークは、インターネット等の広域通信ネットワークであっても、LAN等のローカルな通信ネットワークであってもよく、また、その一部が無線部分であってもよい。
顧客端末は、一般的なパーソナルコンピュータであっても、携帯端末であってもよく、その設置場所も特に限定されない。例えば、顧客端末を取引仲介業者の営業施設に設置することも可能である。
また、本発明に係る金融商品取引システムは、前記取引主体側データベースが、前記顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報を含まないものとした構成とすることができる。
このような構成により、金融商品の取引にかかわる顧客の属性情報(個人情報)は、取引主体システムにて管理されることなく、顧客の属性情報の漏洩防止の観点から好ましいものとなる。この場合、顧客に対して金融商品の取引にかかる種々の通知を顧客の属性情報(氏名、住所等)に基づいて行なう必要がある場合、顧客特定情報に対応付けて顧客の属性情報及び取引情報を管理する仲介業者側データベースを備えた仲介業者システムを管理する取引仲介業者から行なうことができる。
更に、本発明に係る金融商品取引システムは、前記情報取得手段が、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスに応答して顧客特定情報の要求を前記顧客端末に送信する顧客特定情報要求手段を有し、前記要求に応答して前記顧客端末から送信される前記顧客特定情報を取得するようにした構成とすることができる。
このような構成により、取引主体システムは、顧客端末からの取引アクセスに応答して当該顧客端末に顧客特定情報を要求した後に、顧客端末から当該顧客特定情報を取得することができるようになる。
また、本発明に係る金融商品取引システムは、前記情報取得手段が、取得された前記顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているか否かを判定する顧客判定手段と、前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、金融商品についての取引許容情報を前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する取引許容通知手段とを有し、前記取引許容情報に応答して前記顧客端末から送信される前記取引要求情報を取得するようにした構成とすることができる。
このような構成により、取引主体システムは、顧客管理情報に基づいた顧客の認証を行なった後に、顧客から取引要求情報を取得できるようになる。
また、本発明に係る金融商品取引システムは、前記取引主体側データベースが、前記顧客特定情報に対応付けて確認情報を管理し、前記取引主体システムは、前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、前記顧客特定情報に対応して前記取引主体側データベースにて管理される確認情報を前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する確認要求手段を有し、前記取引許容通知手段は、前記確認情報に対して所定の応答情報が前記顧客端末から受信されたときに、前記取引許容情報を前記顧客端末に送信するようにした構成とすることができる。
このような構成により、取引主体システムにおいて顧客が当該システムに登録されたものであるとの認証がなされた後に、取引主体システムから顧客端末に確認情報が送られるので、その確認情報を受信した顧客端末を利用する顧客は、取引主体システムにおいて確実に自分が認識されたことを確認することができるようになる。
更に、本発明に係る金融商品取引システムは、前記取引主体システムから前記顧客端末に送信される取引許容情報が、前記金融商品についての取引項目に関する情報を含む構成とすることができる。
このような構成により、取引許容情報を受信する顧客端末を利用する顧客は、要求可能な金融商品の取引項目を容易に知ることができるようになる。
取引主体側データベースに顧客特定情報を登録する手法は特に限定されない。顧客から直接金融商品取引業者に通知される顧客特定情報を取引主体システムに入力することにより、顧客特定情報を取引主体側データベースに登録することもできる。また、取引仲介業者による金融商品の仲介業務の過程で決定された顧客特定情報を金融商品取引業者に通知することもできる。後者の場合、更に、効率的に取引主体側データベースに顧客特定情報が登録できるという観点から、本発明に係る金融商品取引システムは、前記仲介業者システムが、前記仲介業者側データベースに登録されている顧客特定情報を前記取引主体システムに提供する手段を有し、前記取引主体システムが、前記仲介業者システムから提供される顧客特定情報を前記取引主体側データベースに登録するように構成することができる。
仲介業者システムと取引主体システムとの間の情報交換に用いられる伝送媒体は、特に限定されず、顧客端末と通信を行なう通信ネットワーク(インターネット等)であっても、他の通信ネットワークまたは通信回線であってもよい。セキュリティの観点から、本発明に係る金融商品取引システムは、前記仲介業者システムと前記取引主体システムとが、専用回線にて接続され、前記専用回線を介して情報の送受を行なうようにした構成とすることが好ましい。
また、本発明に係る金融商品取引システムは、前記アクセス応答手段が、前記顧客端末に送信すべき前記画面情報に前記取引仲介業者が扱うサービスについての情報を含めるようにした構成とすることができる。
このような構成により、取引仲介業者が独自に扱うサービスについての情報を取引主体システムへの取引アクセス可能なリンク情報と共に顧客端末に提供することができるようになる。従って、取引仲介業者は、仲介業者システムによって、金融商品取引業者が提供する金融商品取引の仲介と共に、顧客端末を利用する顧客に対して独自のサービスを提供することが可能となる。
更に、本発明に係る金融商品取引システムは、前記金融商品は有価証券であり、前記取引主体システムが、前記取引主体側データベースに登録される取引情報に基づいた有価証券の運用結果を表す運用結果情報を前記顧客特定情報と対にして前記仲介業者システムに提供する運用結果報告手段を有する構成とすることができる。
このような構成により、取引仲介業者は、顧客特定情報にて特定される顧客が取引した有価証券の運用結果を容易に取得することができるようになり、その運用結果を前記顧客特定情報にて特定される顧客に報告することができる。
本発明に係る金融商品取引処理方法は、それぞれ所定の通信ネットワークに接続された、顧客端末と、取引仲介業者により管理され、顧客特定情報が登録されると共に、当該顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報及び取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する仲介業者側データベースを有する仲介業者システムと、金融商品取引業者にて管理され、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する取引主体側データベースを有する取引主体システムとを備えたシステムでの金融商品取引処理方法であって、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介してなされる前記仲介業者システムへのアクセスに応答して、前記取引主体システムへの前記通信ネットワークを介した取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記仲介業者システムから前記顧客端末に送信するアクセス応答ステップと、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスを契機として、前記取引主体システムが前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び金融商品の取引要求情報を取得する情報取得ステップと、前記取引主体システムが前記顧客端末から取得した取引要求情報に基づいて取引処理を実行する取引処理ステップと、前記取引主体システムが前記取引処理の結果得られる取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する取引情報登録ステップと、前記顧客特定情報と前記取引情報とを対にして前記取引主体システムから前記仲介業者システムに提供する取引結果通知ステップと、前記仲介業者システムが前記取引主体システムから提供される前記顧客特定情報及び取引情報に基づいて前記仲介業者側データベースにて管理される前記顧客特定情報に対応付けられた取引情報を更新するステップを有する構成となる。
また、本発明に係る仲介業者システムは、顧客端末と金融商品取引業者にて管理される取引主体システムと共に所定の通信ネットワークに接続された取引仲介業者にて管理される仲介業者システムであって、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報及び取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する仲介業者側データベースと、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介してなされる当該仲介業者システムへのアクセスに応答して、前記取引主体システムへの前記通信ネットワークを介した取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信するアクセス応答手段と、対となる顧客特定情報と取引情報とが前記取引主体システムから提供されたときに、前記対となる前顧客特定情報及び取引情報に基づいて前記仲介業者側データベースにて管理される前記顧客特定情報に対応付けられた取引情報を更新する手段を有する構成となる。
更に、本発明に係る取引主体システムは、顧客端末と取引仲介業者にて管理される仲介業者システムと共に所定の通信ネットワークに接続された金融商品取引業者にて管理される取引主体システムであって、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する取引主体側データベースと、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスを契機として、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び金融商品の取引要求情報を取得する情報取得手段と、前記顧客端末から取得した取引要求情報に基づいて取引処理を実行する取引処理手段と、前記取引処理の結果得られる取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する取引情報登録手段と、前記顧客特定情報と前記取引情報とを対にして前記仲介業者システムに提供する取引結果通知手段とを有する構成となる。
本発明に係る金融商品取引システムによれば、仲介業者システムが顧客端末からのアクセスに応答して取引主体システムへの取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信した後は、取引主体システムが顧客端末から取得される情報に従って取引処理を実行することになり、また、仲介業者システムは、金融商品についての取引処理の結果得られる取引情報を取引主体システムから顧客特定情報と共に取得でき、顧客ごとの金融商品についての取引情報を管理することができるようになるので、仲介業者にて顧客ごとの金融商品についての取引情報の確実な把握を可能にしつつ仲介業者のシステムでの処理が極めて容易となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る金融商品取引システムは、図3に示すように構成される。この金融商品取引システムでは、例えば、投信商品(投資信託受益証券)についての取引きがなされる。
図3において、投信商品の仲介業者となる銀行(以下、四角銀行という)が管理する仲介業者システム200は、ネットワーク(例えば、LAN)に接続された取引仲介サーバ20、銀行Webサーバ21、銀行システム22及び銀行端末23とを有している。なお、銀行システム22は、例えば、仲介業者システム200を管理する四角銀行の基幹システム(勘定系、情報系)に含まれる。投信商品の取引業者となる投資信託委託会社(以下、丸円投信)が管理する取引主体システム300は、ネットワーク(例えば、LAN)に接続された取引サーバ30、投信Webサーバ31及び投信端末32を有している。顧客端末10と、仲介業者システム200の銀行Webサーバ21と、取引主体システム300の投信Webサーバ31とがインターネット50に接続されている。また、仲介業者システム200の取引仲介サーバ20と取引主体システム300の取引サーバ30とが専用回線61にて接続され、仲介業者システム200の銀行システム22は、銀行系ネットワーク60を介して信託銀行システム40に接続されている。更に、取引主体システム300の取引サーバ30は、専用回線62を介して信託銀行システム40に接続されている。
次に、前述したような構成の金融商品取引システムにおける投信商品取引に関する処理について説明する。
当該金融商品取引システムでの投信商品取引を希望する顧客Aは、仲介業者システム200を管理する四角銀行の窓口にて所定の手続き、例えば、住所、氏名、生年月日、預金口座番号等の属性情報と、パスワード及び確認パスワードの登録情報とを記述した申込書を提出する。この申込書を受領した四角銀行は、顧客Aに対して当該顧客Aをユニークに特定する情報となる顧客管理番号を発行する。そして、仲介業者システム200の銀行端末23により、前記属性情報、登録情報及び顧客管理番号の入力操作がなされると、取引仲介サーバ20は、それらの情報に基づいた当該顧客Aの投信取引口座開設のための処理を行なう。その結果、例えば、図4に示すように、顧客Aの属性情報及び登録情報が顧客管理番号Naに対応付けられた状態で取引仲介サーバ20の顧客管理データベース(以下、仲介業者側データベースという)に顧客Aの投信取引口座(A投信取引口座)の情報として登録される。
取引仲介サーバ20は、A投信取引口座の情報のうち顧客管理番号Naと登録情報(パスワード及び確認パスワード)とを専用回線61を介して丸円投信の取引サーバ30に送信する(図6(1)参照)。前記顧客管理番号Na及び登録情報を受信した取引サーバ30は、専用口座開設のための処理を行なう。その結果、例えば、図5に示すように、前記登録情報が前記顧客管理番号Naに対応付けられた状態で取引サーバ30の顧客管理データベース(以下、取引主体データベースという)に顧客管理番号Naの専用口座(Na専用口座)の情報として登録される。このように、丸円投信には顧客Aの属性情報(個人情報)は通知されず、丸円投信の取引主体システム300では、顧客Aによる投信商品の取引に関する情報は顧客管理番号Naで指定されるNa専用口座にて管理される。
四角銀行は、前述した手続きが終了した顧客Aに対して、丸円投信が取り扱う投信商品それぞれの目論見書と、当該金融商品取引システムによる投信商品の取引に関する約款とを手渡す(図1に示す「窓販」の取引形態における勧誘に相当)。
前述したように、四角銀行におけるA投信取引口座の開設及び丸円投信におけるNa専用口座の開設が終了し、前記目論見書及び約款の顧客Aに対する提示が終了すると、顧客Aは、丸円投信が取り扱う投信商品についての当該金融商品取引システムを用いた取引が可能となる。
なお、四角銀行におけるA投信取引口座の開設及び丸円投信におけるNa専用口座の開設は、前述した「窓販」の取引形態(図1参照)にて実際に投信商品を販売した際になされるものであってもよい。即ち、勧誘を受けた顧客Aが実際に投信商品(例えば、決済勘定としての利便性のあるMRF(Money Reserve Fund))の買い注文を四角銀行に行なった際に、A投信取引口座の開設がなされ、その投信商品及びその口数と、顧客管理番号Na、パスワード及び確認パスワードとが丸円投信に通知される(例えば、取引仲介サーバ20から取引サーバ30との間の情報交換)。そして、丸円投信において四角銀行から通知された情報に基づいて前記Na専用口座の開設がなされる。この場合、A投信取引口座には、取引内容情報(購入投信商品、購入口数等)と残高情報(代金)とが登録され(図4参照)、Na専用口座にもその取引内容と残高情報とが登録される(図5参照)。
当該金融商品取引システムを用いた投信商品の取引は、図6及び図7に示す手順に従ってなされる。図6は、当該金融商品取引システムにおいてなされる処理を示し、図7は、その処理の時間的な流れを示している。
顧客Aが、四角銀行(取引仲介業者)のホームページ(HP)にアクセスするための操作を顧客端末10にて行なうと、顧客端末10がインターネット50を介して銀行Webサーバ21にアクセスする。銀行Webサーバ21は前記アクセスに応答して前記ホームページの画像情報を顧客端末10に送信する。その結果、顧客端末10の表示画面に、図8に示すような、四角銀行のホームページが表示される。このホームページには、四角銀行が取り扱うサービス項目(コールセンター、店舗サービス、インターネット)と共に、丸円投信(投資信託委託会社)での投信商品取引に係るサービス項目(ワープ・サービス)が表示される。この投信商品に係るサービス項目を表示させる画像情報には、丸円投信が管理する取引主体システム300(投信Webサーバ31)への取引アクセス可能なリンク情報(例えば、丸円投信のログイン画面のURL)が含まれている。
ここで、顧客端末10において前記投信商品に係るサービス項目(ワープ・サービス)の選択操作がなされると、顧客端末10は、前記リンク情報に基づきインターネット50を介して取引主体システム300の投信Webサーバ31にアクセスする。投信Webサーバ31はそのアクセスに応答してログイン画面の画像情報を顧客端末10に送信する。その結果、顧客端末10には、図9に示すような、丸円投信のログイン画面が表示される。このログイン画面には、顧客管理番号、パスワードの入力欄が設定されると共に、ログインボタンが設定されている。顧客Aは、顧客端末10を操作して四角銀行から知らされた顧客管理番号Na及び登録したパスワードを前記入力欄に入力し、ログインボタンの指定操作を行なう。
すると、入力された顧客管理番号Na及びパスワードが顧客端末10からインターネット50を介して投信Webサーバ31に送信される。投信Webサーバ31は、前記顧客管理番号Na及びパスワードを受信すると、その顧客管理番号Na及びパスワードを含む認証要求を取引サーバ30に送る。その認証要求を受信した取引サーバ30は、それに含まれる顧客管理番号Na及びパスワードが取引主体データベースに登録されているか否かの判定を行なう。即ち、Na専用口座が取引主体データベースに開設されているか否かの判定、及び、Na専用口座が開設されている場合には、更に、そのNa専用口座に前記パスワードが登録されているか否かの判定がなされる。
前記顧客管理番号Na及びパスワードのいずれかが登録されていないとの判定がなされると、取引サーバ30から認証拒否(認証NG)の認証結果が投信Webサーバ31を介して顧客端末10に送信される。この場合、例えば、顧客端末10の前記ログイン画面に認証されなかった旨のメッセージが表示される。一方、前記顧客管理番号Na及びパスワードの双方とも登録されているとの判定がなされると(認証OK)、取引サーバ30は、前記顧客管理番号Naにて特定されるNa専用口座に登録された確認パスワード(例えば、「巨人ファン」)を投信Webサーバ31に送る。
そして、投信Webサーバ31は、その確認パスワードを含む確認画面の画像情報を顧客端末10に送信する。その結果、顧客端末10には、図10に示すような、確認パスワード「巨人ファン」を含む確認画面が表示される。この確認画面を見た顧客Aは、表示される確認パスワード「巨人ファン」が、自己の登録した確認パスワードと同じであれば、丸円投信の取引サイトに確かにログインされたことを認識することができる。そして、確認画面に含まれる肯定確認(OK)ボタンが操作されると、顧客端末10から肯定確認応答がインターネット50を介して投信Webサーバ31に送信される。この肯定確認応答(OK)は、投信Webサーバ31から取引サーバ30に送られる。この肯定確認応答(OK)により、取引サーバ30は、顧客管理番号Naの取引が継続されることを認識する。
なお、確認画面に含まれる否定確認(NO)ボタンが操作されると、顧客端末10から否定確認応答が投信Webサーバ31に送信される。そして、その否定確認応答(NO)が取引サーバ30に送られると、取引サーバ30は、顧客管理番号Naの取引が中断されたことを認識する。
前記肯定確認応答(OK)を受信した投信Webサーバ31は、取引を許容するものとして、取引項目メニューの画像情報を顧客端末10にインターネットを介して送信する。その結果、顧客端末10には、図11に示すような、取引項目(株式ファンド購入、株式ファンド乗り換え、株式ファンド解約、MRF解約)を表す取引画面(メニュー画面)が表示される。
顧客端末10に表示されるメニュー画面の取引項目から1つの取引項目の選択操作がなされると、その選択取引項目の情報が顧客端末10からインターネット50を介して投信Webサーバ31に送信される。投信Webサーバ31は、受信した選択項目に対応する取引を許容する取引画面の画像情報を顧客端末10に送信する。その結果、顧客端末10に取引画面が表示される。顧客Aは、顧客端末10に表示される取引画面において取引内容についての情報を入力し、所定の操作を行なうと、その取引内容を含む取引要求情報が顧客端末10からインターネット50を介して投信Webサーバ31に送信される。投信Webサーバ31は、受信した取引要求情報を取引サーバ30に送る。
前述したように肯定確認応答により顧客管理番号Naの取引が継続されることを認識している取引サーバ30が前記取引要求情報を受信すると、その取引要求情報に含まれる取引内容に基づいた取引処理を実行する。取引サーバ30は、その取引処理の結果得られた取引内容情報及びその取引処理により変更された各投信商品の残高情報をNa専用口座(図5参照)に登録する。また、取引サーバ30は、Na専用口座を特定する顧客管理番号Naと前記取引内容情報及び残高情報を仲介業者システム200の取引仲介サーバ20に専用回線61を介して送信する(図6(2)参照)。
取引サーバ30から顧客管理番号Na、前記取引内容情報及び残高情報を受信した取引仲介サーバ20は、その顧客管理番号Na、取引内容情報及び残高情報に基づいて取引結果処理を実行する。この取引結果処理では、仲介業者側データベースの顧客管理番号Naで特定されるA投信取引口座(図4参照)の取引情報を前記取引内容情報及び残高情報に基づいて更新する。また、必要に応じて取引仲介サーバ20は、銀行系サーバ22に対して顧客Aの預金口座番号で特定されるA取引用預金口座に対する資金移動の指示情報を送信する。銀行系サーバ22は、その指示情報に従ってA取引用預金口座に対する資金移動処理(例えば、振込み、振り出し等)を実行する。
以下、具体的な処理について説明する。なお、以下の処理は例示的なものであって、当該金融商品取引システムでなされ得る処理はそれに制限されるものではない。
例えば、メニュー画面(図11参照)において、投信商品購入の取引項目(図11における「株式ファンド購入」)が選択された場合、顧客端末10には、図12に示すような投信商品購入の取引画面が表示される。なお、この場合、MRF(日々決算型の投信商品)の残高の範囲内での株式ファンド(投信商品)の購入が可能となる取引となっており、投信Webサーバ31から送信される取引画面の画像情報には、Na専用口座に設定されるMRFの残高情報が含まれている。これにより、取引画面にはNa専用口座に登録されている確認パスワード「巨人ファン」と共にMRFの残高が表示される。
この取引画面において、顧客Aが投信商品(購入ファンド)を指定して、その購入金額を入力すると、投信商品の購入基準価格と、MRFの現在の残高から前記購入金額を差し引いたその投信商品購入後のMRF残高が表示される。この状態で、実行ボタン(OK)の操作がなされると、入力された投信商品及びその購入金額を含む取引要求情報が顧客端末10から投信Webサーバ31に送信され、更に、その取引要求情報が取引サーバ30に送られる。この取引要求情報を取得した取引サーバ30は、指定された投信商品の購入取引処理を実行する。
この購入取引処理では、Na専用口座に設定されているMRFの残高から購入金額の差し引き、購入投信商品及びその残高(購入金額)の設定に係る処理がなされる。その結果、Na専用口座に購入投信商品が取引内容情報として登録されると共に、MRFの新たな残高及び購入投信商品の残高(購入金額)が残高情報として登録される。また、取引サーバ30は、専用回線62を介して信託銀行システム40に対して信託勘定におけるMRFから購入投信商品への資金移動を指図する(図6参照)。
前記購入取引処理の結果得られた購入投信商品とその購入金額(残高)及びMRFの新たな残高及び購入投信商品の残高(購入金額)が取引情報として顧客管理番号Naと共に取引サーバ30から取引仲介サーバ20に送信される。そして、取引仲介サービス20において、それらの情報に基づいて顧客管理番号Naにて特定されるA投信取引用口座の取引情報が更新される。
メニュー画面(図11参照)において、投信商品乗り換えの取引項目(図11における「株式ファンド乗り換え」)が選択された場合、顧客端末10には、図13に示すような投信商品乗り換えの取引画面が表示される。この取引画面において、顧客Aが解約する投信商品(解約ファンド)の指定、その解約金額の入力、及び購入する投信商品(購入ファンド)の指定を行なって、実行ボタン(OK)を操作すると、解約投信商品、その解約金額及び購入投信商品を含む取引要求情報が顧客端末10から投信Webサーバ31に送信され、更に、その取引要求情報が取引サーバ30に送られる。この取引要求情報を取得した取引サーバ30は、指定された解約投信商品から購入投信商品への解約金額分の乗り換えのための乗り換え取引処理を実行する。
この乗り換え取引処理では、Na専用口座に設定されている解約投信商品の残高から解約金額の差し引き、及び購入投信商品の残高への解約金額の加算に係る処理がなされる。その結果、Na専用口座に購入投信商品及び解約投信商品の新たな残高が残高情報として登録される。また、取引サーバ30は、専用回線62を介して信託銀行システム40に対して信託勘定における解約投信商品から購入投信商品への資金移動を指図する。
前記乗り換え取引処理の結果得られた購入投信商品及び解約投信商品についての残高情報が取引情報として顧客管理番号Naと共に取引サーバ30から取引仲介サーバ20に送信される。そして、取引仲介サーバ20において、その残高情報に基づいてA投信取引口座の取引情報(残高情報)が更新される。
また、メニュー画面(図11参照)におて、投信商品解約の取引項目(図11における「株式ファンド解約」)が選択された場合、顧客端末10には、図14に示すような投信商品解約の取引画面が表示される。この取引画面において、顧客Aが解約する投信商品(解約ファンド)の指定、及びその解約金額の入力を行なって、実行ボタン(OK)を操作すると、解約投信商品及びその解約金額を含む取引要求情報が顧客端末から投信Webサーバ31に送信され、更に、その取引要求情報が取引サーバ30に送られる。この取引要求情報を取得した取引サーバ30は、指定された解約投信商品についての解約取引処理を実行する。
この解約取引処理では、Na専用口座に設定されている解約投信商品の残高から解約金額の差し引き、及びMRFの残高への解約金額の加算に係る処理がなされる。その結果、Na専用口座に解約投信商品及びMRFの新たな残高が残高情報として登録される。また、取引サーバ30は、専用回線62を介して信託銀行システム40に対して信託勘定における解約投信信託からMRFへの資金移動を指図する。
前記乗り換え取引処理の結果得られた解約投信商品及びMRFについての残高情報が取引情報として顧客管理番号Naと共に取引サーバ30から取引仲介サーバ20に送信される。そして、取引仲介サーバ20において、その残高情報に基づいてA投信取引口座の取引情報(残高情報)が更新される。
更に、メニュー画面(図11参照)において、MRF解約の取引項目(図11における「MRF解約」)が選択された場合、顧客端末10には、図15に示すようなMRF解約の取引画面が表示される。この取引画面において、顧客AがMRFの解約金額の入力を行なって、実行ボタン(OK)を操作すると、MRFの解約金額を含む取引要求情報が顧客端末10から投信Webサーバ31に送信され、更に、その取引要求情報が取引サーバ30に送られる。この取引要求情報を取得した取引サーバ30は、MRFの解約取引処理を実行する。
このMRFの解約取引処理では、Na専用口座に設定されているMRFの残高から解約金額の差し引きに係る処理がなされる。その結果、Na専用口座にMRFの新たな残高が残高情報として登録される。また、取引サーバ30は、専用回線62を介して信託銀行システム40に対して信託勘定におけるMRFの資金を解約金額だけ丸円投信預金口座から四角銀行預金口座に移動させる資金移動指図を行なう。これにより、信託銀行システム40では、丸円預金口座から四角銀行預金口座への前記解約金額に相当する資金の振替え処理がなされる。
前記MRF解約取引処理の結果得られたMRFについての残高情報が取引情報として顧客管理番号Naと共に取引サーバ30から取引仲介サーバ20に送信される。そして、取引仲介サーバ20において、その残高情報に基づいてA投信取引口座の取引情報が更新される。取引仲介サーバ20は、MRFの残高情報の更新に基づいて銀行系サーバ22に対してその更新に係る解約金のA取引用預金口座(A投信取引用口座(図4参照)に登録されている預金口座番号にて特定される)への入金指示を行なう。その指示に従って、銀行系サーバ22は、信託銀行システム40に対して四角銀行預金口座からA取引用預金口座への前記解約金の振込みを指示する。これにより、前記解約金のA取引用預金口座への振込みがなされ、顧客Aは、四角銀行の自分の預金口座であるA取引用預金口座から前記解約金に相当する現金を引き出すことができる。
なお、投信商品の運用に基づいた分配(損益)についての情報は、取引サーバ30から取引仲介サーバ20に対して顧客管理番号Naと共に送られる。また、取引サーバ30は、分配に係る資金移動の指図を信託銀行システム40に対して行なう。取引仲介サーバ20において、前記分配に係る情報がA投信取引口座に登録され、その情報に基づいた取引仲介サーバ20の指示に従って銀行系サーバ22は、信託銀行システム40との間で、A取引用預金口座と信託銀行の四角銀行預金口座との間の資金移動に係る処理を行なう。
前述したような金融商品取引システムによれば、仲介業者システム200では、顧客端末10から銀行Webサーバ21へのアクセスに応答して取引主体システム300(投信Webサーバ31)へのアクセス可能なリンク情報を含む画面情報(四角銀行ホームページ)を顧客端末10に送信した後は、取引主体システム300(投信Webサーバ31及び取引サーバ30)が顧客端末10から取得される情報に従って取引処理を実行するようになり、また、仲介業者システム200の取引仲介サーバ20は、投信商品についての取引処理の結果得られる取引情報を取引主体システム300(取引サーバ30)から顧客管理番号Naと共に取得することができ、顧客ごとの投信商品についての取引情報を管理することができるようになる。このように仲介業者システム200は、取引主体システム300へのリンク情報を含む画面(ホームページ)を提供するだけで、顧客ごとの投信商品についての取引情報の管理を行なうことができるようになり、仲介業者システム200の構成が極めて簡易なものとなる。そのため、仲介業者(銀行等)が容易にシステムを導入することができるようになる。
また、前述したような金融商品取引システムは、実際には「直販」の取引形態にて投信商品の取引がなされるものであっても、形式的には「窓販」の取引形態(図1参照)が維持されるので、仲介業者となる金融機関(銀行等)にとっては、顧客に対して投信商品取引内容に基づいた金融商品の提案や、自社の金融商品の取引が仮になくても投信商品取引を介して顧客とのコンタクトを継続的に維持することができるなどの営業的な利点がある。顧客にとっては、「直販」による投信商品取引の俊敏性というメリットを享受しつつ、仲介業者となる金融機関が独自に提供する金融サービスも受けることができ(図11のホームページ参照)、利便性の良いシステムとなる。
更に、仲介業者システム200(仲介業者)から取引主体システム300(投資信託委託会社)には、顧客を特定する顧客管理番号、パスワード以外の顧客の属性情報(個人情報)は通知されないので、金融商品取引システム全体における個人情報の管理が容易になり、その不正漏洩の防止を容易に図ることができる。
なお、前述した金融商品取引システムでは、顧客端末10の設置場所は、特に限定されず、インターネット50に接続可能な端末であれば、顧客端末として使用可能である。例えば、仲介業者(四角銀行)の銀行端末23を顧客端末として利用することもできる。この場合、銀行の窓口で、顧客の指示に従って行員がその操作を行なうことができる。
また、仲介業者システム200における銀行Webサーバ21と取引仲介サーバ20とを一体的に構成することも、取引主体システム300における投信Webサーバ31と取引サーバ30とを一体的に構成することも可能である。
更に、取引対象となる金融商品は、投信商品に限られることなく、仲介業者が顧客からの注文を取引業者に仲介することで取引が完結する商品であれば、当該システムの取引対象となり得る。
また、前述した例では、投信商品の取引量を金額(購入金額、解約金額)で指定するものであったが、投信商品の取引量を口数(購入口数、解約口数)で指定できるようにすることも勿論可能である。
以上、説明したように、本発明に係る金融商品取引システムは、仲介業者にて顧客ごとの金融商品についての取引情報の確実な把握を可能にしつつ仲介業者のシステムでの処理が極めて容易となるという効果を有し、顧客端末からインターネット等の通信ネットワークを介して金融商品の取引(売買、解約、照会等)を行なうことのできる金融商品取引システムとして有用である。
投信商品についての「窓販」の取引形態を示す図である。 投信商品についての「直販」の取引形態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る金融商品取引システムの構成を示す図である。 仲介業者側データベースに開設されるA投信取引口座の構成を示す図である。 取引主体側データベースに開設されるNa専用口座の構成を示す図である。 図3に示すシステムにおいてなされる処理を示す図である。 図3に示すシステムにおいてなされる処理の時間的な流れを示すシーケンス図である。 仲介業者(四角銀行)のホームページを示す図である。 投信会社(丸円投信)のログイン画面を示す図である。 確認画面を示す図である。 取引項目のメニュー画面を示す図である。 投信商品の購入取引画面を示す図である。 投信商品の乗り換え取引画面を示す図である。 投信商品の解約取引画面を示す図である。 MRFの解約取引画面を示す図である。
符号の説明
10 顧客端末
20 取引仲介サーバ
21 銀行Webサーバ
22 銀行系サーバ
23 銀行端末
30 取引サーバ
31 投信Webサーバ
32 投信端末
40 信託銀行システム
50 インターネット
60 銀行系ネットワーク
61、62 専用回線
200 仲介業者システム
300 取引主体システム

Claims (27)

  1. それぞれ所定の通信ネットワークに接続された、顧客端末と、取引仲介業者にて管理される仲介業者システムと、金融商品取引業者にて管理される取引主体システムとを備えた金融商品取引システムであって、
    前記仲介業者システムは、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報及び取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する仲介業者側データベースと、
    前記顧客端末から前記通信ネットワークを介してなされる当該仲介業者システムへのアクセスに応答して、前記取引主体ステムへの前記通信ネットワークを介した取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信するアクセス応答手段を有し、
    前記取引主体システムは、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する取引主体側データベースと、
    前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスを契機として、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び金融商品の取引要求情報を取得する情報取得手段と、
    前記顧客端末から取得した取引要求情報に基づいて取引処理を実行する取引処理手段と、
    前記取引処理の結果得られる取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する取引情報登録手段と、
    前記顧客特定情報と前記取引情報とを対にして前記仲介業者システムに提供する取引結果通知手段とを有し、
    前記仲介業者システムは、更に、前記取引主体システムから提供される前記顧客特定情報及び取引情報に基づいて前記仲介業者側データベースにて管理される前記顧客特定情報に対応付けられた取引情報を更新する手段を有する金融商品取引システム。
  2. 前記取引主体側データベースは、前記顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報を含まないものとした請求項1記載の金融商品取引システム。
  3. 前記情報取得手段は、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスに応答して顧客特定情報の要求を前記顧客端末に送信する顧客特定情報要求手段を有し、前記要求に応答して前記顧客端末から送信される前記顧客特定情報を取得するようにした請求1または2記載の金融商品取引システム。
  4. 前記情報取得手段は、取得された前記顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているか否かを判定する顧客判定手段と、
    前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、金融商品についての取引許容情報を前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する取引許容通知手段とを有し、
    前記取引許容情報に応答して前記顧客端末から送信される前記取引要求情報を取得するようにした請求項3記載の金融商品取引システム。
  5. 前記取引主体側データベースは、前記顧客特定情報に対応付けて確認情報を管理し、
    前記取引主体システムは、前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、前記顧客特定情報に対応して前記取引主体側データベースにて管理される確認情報を前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する確認要求手段を有し、
    前記取引許容通知手段は、前記確認情報に対して所定の応答情報が前記顧客端末から受信されたときに、前記取引許容情報を前記顧客端末に送信するようにした請求項4記載の金融商品取引システム。
  6. 前記取引主体システムから前記顧客端末に送信される取引許容情報は、前記金融商品についての取引項目に関する情報を含む請求項4または5記載の金融商品取引システム。
  7. 前記仲介業者システムは、前記仲介業者側データベースに登録されている顧客特定情報を前記取引主体システムに提供する手段を有し、
    前記取引主体システムは、前記仲介業者システムから提供される顧客特定情報を前記取引主体側データベースに登録するようにした請求項1乃至6のいずれかに記載の金融商品取引システム。
  8. 前記仲介業者システムと前記取引主体システムとは、専用回線にて接続され、前記専用回線を介して情報の送受を行なうようにした請求項1乃至7のいずれかに記載の金融商品取引システム。
  9. 前記アクセス応答手段は、前記顧客端末に送信すべき前記画面情報に前記取引仲介業者が扱うサービスについての情報を含めるようにした請求項1乃至8のいずれかに記載の金融商品取引システム。
  10. 前記金融商品は有価証券であり、
    前記取引主体システムは、前記取引主体側データベースに登録される取引情報に基づいた有価証券の運用結果を表す運用結果情報を前記顧客特定情報と対にして前記仲介業者システムに提供する運用結果報告手段を有する請求項1乃至9のいずれかに記載の金融商品取引システム。
  11. それぞれ所定の通信ネットワークに接続された、顧客端末と、取引仲介業者により管理され、顧客特定情報が登録されると共に該顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報及び取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する仲介業者側データベースを有する仲介業者システムと、金融商品取引業者にて管理され、顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する取引主体側データベースを有する取引主体システムとを備えたシステムでの金融商品取引処理方法であって、
    前記顧客端末から前記通信ネットワークを介してなされる前記仲介業者システムへのアクセスに応答して、前記取引主体ステムへの前記通信ネットワークを介した取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記仲介業者システムから前記顧客端末に送信するアクセス応答ステップと、
    前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスを契機として、前記取引主体システムが前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び金融商品の取引要求情報を取得する情報取得ステップと、
    前記取引主体システムが前記顧客端末から取得した取引要求情報に基づいて取引処理を実行する取引処理ステップと、
    前記取引主体システムが前記取引処理の結果得られる取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する取引情報登録ステップと、
    前記顧客特定情報と前記取引情報とを対にして前記取引主体システムから前記仲介業者システムに提供する取引結果通知ステップと、
    前記仲介業者システムが前記取引主体システムから提供される前記顧客特定情報及び取引情報に基づいて前記仲介業者側データベースにて管理される前記顧客特定情報に対応付けられた取引情報を更新するステップを有する金融商品取引処理方法。
  12. 前記情報取得ステップは、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスに応答して前記取引主体システムが顧客特定情報の要求を前記顧客端末に送信する顧客特定情報要求ステップを有し、前記要求に応答して前記顧客端末から送信される前記顧客特定情報を取得するようにした請求1記載の金融商品取引処理方法。
  13. 前記情報取得ステップは、取引主体システムが取得された前記顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているか否かを判定する顧客判定ステップと、
    前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、金融商品についての取引許容情報を前記取引主体システムから前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する取引許容通知ステップとを有し、
    前記取引許容情報に応答して前記顧客端末から送信される前記取引要求情報を取得するようにした請求項12記載の金融商品取引処理方法。
  14. 前記取引主体側データベースは、前記顧客特定情報に対応付けて確認情報を管理しており、
    前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、前記顧客特定情報に対応して前記取引主体側データベースにて管理される確認情報を前記取引主体システムから前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する確認要求ステップを有し、
    前記取引許容通知ステップは、前記確認情報に対して所定の応答情報が前記顧客端末から受信されたときに、前記取引許容情報を前記顧客端末に送信するようにした請求項13記載の金融商品取引処理方法。
  15. 前記取引許容通知ステップは、前記金融商品についての取引項目に関する情報を含む取引許容情報を前記顧客端末に送信する請求項13または14記載の金融商品取引処理方法。
  16. 前記仲介業者側データベースに登録されている顧客特定情報を前記仲介業者システムから前記取引主体システムに提供するステップと、
    前記仲介業者システムから提供される顧客特定情報を前記取引主体システムが前記取引主体側データベースに登録するステップとを有する請求項11乃至15のいずれかに記載の金融商品取引処理方法。
  17. 前記アクセス応答ステップは、前記取引仲介業者が扱うサービスについての情報を更に含めた前記画面情報を前記顧客端末に送信する請求項11乃至16のいずれかに記載の金融商品取引処理方法。
  18. 前記金融商品は有価証券であり、
    前記取引主体側データベースに登録される取引情報に基づいた有価証券の運用結果を表す運用結果情報を前記顧客特定情報と対にして前記取引主体システムから前記仲介業者システムに提供する運用結果報告ステップを有する請求項11乃至17のいずれかに記載の金融商品取引処理方法。
  19. 顧客端末と金融商品取引業者にて管理される取引主体システムと共に所定の通信ネットワークに接続された取引仲介業者にて管理される仲介業者システムであって、
    顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報及び取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する仲介業者側データベースと、
    前記顧客端末から前記通信ネットワークを介してなされる当該仲介業者システムへのアクセスに応答して、前記取引主体ステムへの前記通信ネットワークを介した取引アクセス可能なリンク情報を含む画面情報を前記顧客端末に送信するアクセス応答手段と、
    対となる顧客特定情報と取引情報とが前記取引主体システムから提供されたときに、前記対となる前顧客特定情報及び取引情報に基づいて前記仲介業者側データベースにて管理される前記顧客特定情報に対応付けられた取引情報を更新する手段を有する仲介業者システム。
  20. 前記取引主体システムと専用回線にて接続され、前記顧客情報と取引情報とを前記専用回線を介して前記取引主体システムから取得するようにした請求項19記載の仲介業者システム。
  21. 前記アクセス応答手段は、前記顧客端末に送信すべき前記画面情報に前記取引仲介業者が扱うサービスについての情報を含めるようにした請求項19または20記載の仲介業者システム。
  22. 顧客端末と取引仲介業者にて管理される仲介業者システムと共に所定の通信ネットワークに接続された金融商品取引業者にて管理される取引主体システムであって、
    顧客特定情報が登録されると共に当該顧客特定情報にて特定される顧客の取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて管理する取引主体側データベースと、
    前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスを契機として、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して顧客特定情報及び金融商品の取引要求情報を取得する情報取得手段と、
    前記顧客端末から取得した取引要求情報に基づいて取引処理を実行する取引処理手段と、
    前記取引処理の結果得られる取引情報を前記顧客特定情報に対応付けて前記取引主体側データベースに登録する取引情報登録手段と、
    前記顧客特定情報と前記取引情報とを対にして前記仲介業者システムに提供する取引結果通知手段とを有する取引主体システム。
  23. 前記取引主体側データベースは、前記顧客特定情報にて特定される顧客の属性情報を含まないものとした請求項22記載の取引主体システム。
  24. 前記情報取得手段は、前記顧客端末からの前記通信ネットワークを介した取引アクセスに応答して顧客特定情報の要求を前記顧客端末に送信する顧客特定情報要求手段を有し、前記要求に応答して前記顧客端末から送信される前記顧客特定情報を取得するようにした請求22または23記載の取引主体システム。
  25. 前記情報取得手段は、取得された前記顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているか否かを判定する顧客判定手段と、
    前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、金融商品についての取引許容情報を前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する取引許容通知手段とを有し、
    前記取引許容情報に応答して前記顧客端末から送信される前記取引要求情報を取得するようにした請求項24記載の取引主体システム。
  26. 前記取引主体側データベースは、前記顧客特定情報に対応付けて確認情報を管理し、
    前記顧客端末から受信した顧客特定情報が前記取引主体側データベースに登録されているとの判定がなされたときに、前記顧客特定情報に対応して前記取引主体側データベースにて管理される確認情報を前記顧客端末に前記通信ネットワークを介して送信する確認要求手段を有し、
    前記取引許容通知手段は、前記確認情報に対して所定の応答情報が前記顧客端末から受信されたときに、前記取引許容情報を前記顧客端末に送信するようにした請求項25記載の取引主体システム。
  27. 前記取引主体システムから前記顧客端末に送信される取引許容情報は、前記金融商品についての取引項目に関する情報を含む請求項25または26記載の取引主体システム。


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