JP2010071507A - 除菌システム及び空気調和除菌システム - Google Patents

除菌システム及び空気調和除菌システム Download PDF

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Abstract

【課題】大空間に供給される空気を除菌する除菌システムを、空気調和機と組み合わせて配置する場合に、空気調和機の送風性能による影響を解消し、容易に設置可能とする。
【解決手段】一つの大空間としての映画館に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続され、該給気ダクトを介して各吹出口に調和空気を供給する空気調和機を設け、この空気調和機から複数の吹出口に向かう送風路に除菌室120を設け、この除菌室120内に、調和空気と電解水とを接触させて該調和空気を除菌するエレメントユニット40A〜40Fと、エレメントユニット40A〜40Fを通過する調和空気の気流に対して通風抵抗を与えるエリミネータ部80とを設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、大空間に供給される空気を除菌する除菌システム及び空気調和除菌システムに関する。
従来、例えばビルの屋上に配置され、当該ビル内の大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続されるルーフトップ型の空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の空気調和機は、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する熱源側ユニットと、送風機及び利用側熱交換器を有する利用側ユニットとを一体に備え、この利用側ユニットで熱交換した調和空気を、上記給気ダクトを介して各吹出口に供給するようになっている。
特開2000−74414号公報
ところで、ルーフトップ型の空気調和機は、例えば、劇場、映画館、病院、または、ショッピングセンタ等、不特定多数の人が長時間滞在する大空間施設に設けられるため、ルーフトップ型の空気調和機に空気を清浄化(除菌)する機能を付加することで、この大空間に清浄化された空気を供給可能になる。
実現可能性の高い態様としては、空気を清浄化する機能を備えた設備を、既設の空気調和機に増設する形態や、従来の空気調和機に上記設備を付加したシステムを、上述した施設に新たに設置する態様が考えられる。しかしながら、上記設備を空気調和機に付加的に設置する場合、空気調和機が送出する調和空気の風量や風速が、上記設備の通風性能と適合するとは限らない。このため、上記設備と空気調和機とを組み合わせるにあたって送風性能に起因する制約が生じる可能性があった。
そこで、本発明の目的は、大空間に供給される空気を除菌する除菌システムを、空気調和機と組み合わせて配置する場合に、空気調和機の送風性能による影響を解消し、容易に設置可能とすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、一つの大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続されるチャンバを設け、該チャンバ内に、空気と電解水とを接触させて該空気を除菌する複数の板状の気液接触部材と、前記気液接触部材を通過する気流に対して通風抵抗を与える抵抗部とを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続されるチャンバを設け、このチャンバ内に、空気と電解水とを接触させて該空気を除菌する気液接触部材と、気液接触部材を通過する気流に対して通風抵抗を与える抵抗部とを設けたので、抵抗部によって通風抵抗を与えることで、チャンバに供給される空気の風速を抑制できる。これにより、気液接触部材を通る気流の風速を、気液接触部材の通風性能に適した速度に抑えることが可能になるので、チャンバに風を吹き込む空気調和機等の仕様に関わらず気液接触部材を好適な条件で使用できる。従って、大空間に供給される空気を除菌する除菌システムを、空気調和機の送風性能による制約を受けることなく、例えば空気調和機と組み合わせて容易に設置することができ、大量の空気を効率よく除菌して大空間に行き渡らせることができる。
上記構成において、前記チャンバの一方側に送風機を設け、他方側に、前記給気ダクトに連通する連通部を設けた構成とし、前記送風機と前記連通部との間に、前記気液接触部材と前記抵抗部とを設けた構成としても良い。
この構成によれば、気液接触部材とともに送風機と連通部との間に設けた抵抗部によって、送風機により送風されて給気ダクトに流れる気流の流速を抑えることが可能になるので、気液接触部材を通る風の速度を確実に抑制できる。これにより、例えば送風機の送風能力が気液接触部材の通風性能を超えている場合であっても、風速を好適な速度に抑えることが可能になる。従って、気液接触部材を好適な条件で使用でき、大量の空気を効率よく除菌して大空間に行き渡らせることができる。
また、前記抵抗部を、前記気液接触部材を通過する気流に対して前記気液接触部材よりも下流側に設け、前記抵抗部の下方に水を受ける水受け部を設けた構成としても良い。
この構成によれば、抵抗部を気液接触部材の下流側に設けることにより、仮に気液接触部材から電解水が飛散したとしても、この電解水は下流側の抵抗部に当たって、抵抗部の下方に設けられた水受け部に入るので、例えば電解水が給気ダクトへ達してしまう心配がない。これにより、気液接触部材を通る風の風速を抑制する作用と合わせて、気液接触部材から電解水が系外に出てしまう事態をより確実に予防でき、空気除菌システムの信頼性をより高めることができる。
また、複数の前記気液接触部材を上下に配列するとともに、送風路の下部領域を覆う気液接触部材を、上部領域を覆う気液接触部材よりも該送風路の上流側にずらして配列し、
前記抵抗部を、上下に並ぶ複数のユニットにより構成し、下部を構成するユニットを、上部を構成するユニットよりも上流側に配置した構成としても良い。
この構成によれば、複数の気液接触部材を送風路にまとまりよく配列して、送風路の開口面積よりも総面積が広い気液接触部材によって、大量の空気を効率よく除菌でき、さらに、複数の抵抗部を気液接触部材の配列状態に合わせて配置することで、各気液接触部材を通過する風の風速を確実に抑制できる。
さらに、前記チャンバ内の送風路のほぼ全面を覆うように前記抵抗部を配置した構成としても良い。この構成によれば、抵抗部がチャンバ内の送風路のほぼ全面を覆うように配置されているため、送風路を通る風の風速を確実かつ効果的に抑制できる。
また、本発明は、一つの大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続され、該給気ダクトを介して各吹出口に調和空気を供給する空気調和機を設け、該空気調和機から複数の吹出口に向かう送風路にチャンバを設け、該チャンバ内に、調和空気と電解水とを接触させて該調和空気を除菌する複数の気液接触部材と、前記気液接触部材を通過する調和空気の気流に対して通風抵抗を与える抵抗部とを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続され、該給気ダクトを介して各吹出口に調和空気を供給する空気調和機を設け、該空気調和機から複数の吹出口に向かう送風路にチャンバを設け、該チャンバ内に、調和空気と電解水とを接触させて該調和空気を除菌する複数の気液接触部材と、前記気液接触部材を通過する調和空気の気流に対して通風抵抗を与える抵抗部とを設けたので、チャンバ内を通る調和空気に対して抵抗部によって通風抵抗を与えることで、チャンバ内における調和空気の風速を抑制できる。これにより、気液接触部材を通る風速を、気液接触部材の通風性能に適した速度に抑えることが可能になるので、調和空気を送風する送風機等の仕様に関わらず気液接触部材を好適な条件で使用できる。従って、大空間に供給される空気を除菌する除菌システムを、空気調和機の送風性能による制約を受けることなく、例えば空気調和機と組み合わせて容易に設置することができ、大量の空気を効率よく除菌して大空間に行き渡らせることができる。
また、前記空気調和機が、筐体内を分割し、一室に熱交換器及び送風機を収納した熱交換室を設け、別の室に圧縮機を収納した機械室を設け、また別の室に前記チャンバを設け、該チャンバを介して調和空気を環流する構成としても良い。この構成によれば、空気調和機の筐体内に形成されたチャンバに容易に気液接触部材及び抵抗部を配置できるので、装置の大型化を伴わずに、簡単な構成で大空間に供給される大量の調和空気を効率よく除菌できる。
本発明によれば、気液接触部材を通る風速を好適な速度に抑えることにより、空間に供給される空気を除菌する除菌システムを、空気調和機の送風性能による制約を受けることなく空気調和機と組み合わせて容易に設置できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、大空間施設の一例としての映画館100に、ルーフトップ型空気調和機(以下、空気調和機という)110を設置した場合について説明する。図1は、映画館100と空気調和機110の概略図である。
図1に示すように、映画館100には、前方にスクリーン101が配置され、スクリーン101の後方に階段状に客席部102が設けられている。一方、映画館100の天井部103には、空気調和機110から供給された調和空気を館内に吹き出す複数の吹出口104が設けられている。これら吹出口104は、給気ダクト105を介して、空気調和機110の供給口111に連結されている。
また、映画館100の床部106には、床部106付近の館内空気(内気)を吸い込む吸込口107が設けられている。吸込口107は、客席部102から見てスクリーン101の背面側に設けられ、スクリーン101の背後空間を上方に延びる吸気ダクト108を介して、空気調和機110の内気導入口112に連結されている。また、空気調和機110には、空気調和機110内に屋外の空気(外気)を導入するための外気導入口113が形成されている。
映画館100内の空気(内気)は、矢印Xで示すように、吸込口107から吸い込まれ、吸気ダクト108及び内気導入口112を通じて、空気調和機110内に導かれる。ここで、空気調和機110内には、外気導入口113を通じて外気が導かれているため、この外気と上記内気とが当該空気調和機110内で混合される。この混合された空気は、空気調和機110が備える利用側熱交換器(後述する)で熱交換された後、供給口111及び給気ダクト105を通じて、吹出口104から調和空気として映画館100内に供給される。
空気調和機110は、例えば、映画館、劇場、病院、または、ショッピングセンタ等、不特定多数の人が長時間滞在する大空間施設を有する構造物(ビル)200の屋上に設置され、その直下あるいは近傍の空間を空気調和する。
図2及び図3は空気調和機110の構成を示す図であり、図2は空気調和機110の概略構成を示す図、図3(A)は空気調和機110の外観斜視図、図3(B)は空気調和機110における空気の出入りを示す模式図である。
図2及び図3(A)、(B)に示すように、空気調和機110は、1つの筐体114に熱源側ユニット1と利用側ユニット2とを一体に備えて構成される。
具体的には、筐体114内は、仕切板115によって区分けされており、一方の室(機械室)116に熱源側ユニット1が配置され、他方の室117に利用側ユニット2が配置されている。これら熱源側ユニット1及び利用側ユニット2は、冷媒配管10で連結されて冷媒回路を形成している。
熱源側ユニット1は、図2に示すように、冷媒配管10に設けられた圧縮機11を備え、圧縮機11の吸込側に、アキュムレータ12が接続され、その吐出側には四方弁13と熱源側熱交換器14と電動膨張弁15とが順に接続されている。また、熱源側ユニット1には、熱源側熱交換器14へ向かって送風する熱源側送風機16が配設されている。
一方、利用側ユニット2は、上記冷媒配管10を介して電動膨張弁15に接続される利用側熱交換器21と、利用側熱交換器21へ向かって送風する利用側送風機22とを備えて構成され、当該利用側熱交換器21は、上記冷媒配管10を介して上記四方弁13に接続されている。
冷房運転時には、図2に示す実線矢印の方向に冷媒が流れるように、四方弁13が切り換えられる。圧縮機11から吐出された高圧の冷媒は、アキュムレータ12を経て熱源側熱交換器14に達し、熱源側熱交換器14において凝縮されて電動膨張弁15に送られる。この高圧の冷媒は電動膨張弁15で膨張して利用側熱交換器21に流入し、利用側熱交換器21において蒸発することにより、利用側ユニット2内に導入された空気を冷却する。利用側熱交換器21で蒸発した冷媒は圧縮機11の吸込側に戻る。
また、暖房運転時には、図2に示す破線矢印の方向に冷媒が流れるように、四方弁13が切り換えられる。圧縮機11から吐出された高圧の冷媒は、利用側熱交換器21に送られ、利用側熱交換器21において凝縮することにより、利用側ユニット2内に導入された空気を加温する。利用側熱交換器21で凝縮した冷媒は、電動膨張弁15で膨張して熱源側熱交換器14に流入し、熱源側熱交換器14で蒸発した後、四方弁13を介してアキュムレータ12に送られ、圧縮機11の吸込側に戻る。
空気調和機110には、利用側送風機22の運転により、利用側熱交換器21で冷房または暖房された調和空気を除菌する除菌ユニット150が設けられている。本実施形態では、空気調和機110と、空気調和機110内に設けられた除菌ユニット150とを備えて空気調和除菌システムが構成され、除菌ユニット150は除菌システムに相当する。
除菌ユニット150は、図2に示すように、利用側ユニット2に導入された空気に活性酸素種を含む電解水を接触させて空気の除菌を行う空気除菌部4と、所定のイオン種を含む水を電気分解して活性酸素種を含む当該電解水を生成し、この電解水を上記空気除菌部4に循環供給する電解水循環供給部5とを備えている。
利用側ユニット2が設けられる他方の室117は、図3(A)及び図3(B)に示すように、仕切板118によって、さらに熱交換室119とチャンバとしての除菌室120とに区分けされている。
熱交換室119には、上記した内気導入口112及び外気導入口113が形成され、これら内気導入口112及び外気導入口113の下流側に利用側熱交換器21が筋交い状に配置されている。熱交換室119には内気導入口112から映画館100の館内空気が流入する一方、外気導入口113から外気が流入するので、利用側熱交換器21は、内気導入口112からの内気及び外気導入口113からの外気が全て利用側熱交換器21を通過するように配置されている。具体的には、利用側熱交換器21は、上記2つの開口部と利用側送風機22との間に位置するように配置され、図3(B)の例では筋交いのように位置する。
また、仕切板118には、熱交換室119と除菌室120とを連通させる開口118Aが形成されている。開口118Aには利用側送風機22が取り付けられ、利用側送風機22の運転により、熱交換室119内の空気が開口118Aを通じて除菌室120に送風される。除菌室120には利用側送風機22の下流側に空気除菌部4が配置され、空気除菌部4の下流側には、供給口111を介して給気ダクト105(図1)に連通する後室121が形成されている。利用側ユニット2に導入された空気は、除菌室120を通過する際に空気除菌部4で電解水と接触することにより除菌され、除菌された空気が後室121、供給口111及び給気ダクト105を通じて、映画館100内に循環供給される。
次に、除菌ユニット150の各構成について説明する。
図4は、除菌ユニット150の概略構成を示す図である。
図4に示すように、除菌ユニット150は、除菌室120内に配置される空気除菌部4と上記除菌室120に隣接して配置される電解水循環供給部5とを備える。電解水循環供給部5は、除菌能を有する電解水を生成して空気除菌部4に循環供給し、空気除菌部4は、電解水循環供給部5から供給される電解水と空気とを接触させて空気を除菌する。
空気除菌部4は、6つのエレメントユニット40A、40B、40C、40D、40E、40Fを備えている。エレメントユニット40A〜40Fは、それぞれ、2枚の気液接触部材を組み合わせて構成されており、本実施形態では合わせて12枚の気液接触部材41A1〜41F1、41A2〜41F2が用いられている。6つのエレメントユニット40A〜40Fは、後述するように、除菌室120内の送風路のほぼ全面を覆うように並べて配設され、除菌室120内を通る空気が漏れなく気液接触部材41A1〜41F2を通過する構成となっている。
気液接触部材41A1〜41F2は、送風路120Aを通過する空気に電解水を接触させるための部材であり、これら気液接触部材41A1〜41F2において送風路120Aを流れる空気が所定の活性酸素種を含む電解水に接触することにより、空気中に含まれるウイルス等が不活化されて空気の除菌が行われる。
気液接触部材41A1〜41F2は、ハニカム構造に似た3次元構造を持ったフィルタ部材であり、気体に接触するエレメント部をフレームにより支持する構造を有する。エレメント部は、図示を省略するが、波板状の波板部材と平板状の平板部材とが積層されて構成され、これら波板部材と平板部材との間に略三角状の多数の開口が形成されている。従って、エレメント部に空気を通過させる際の気体接触面積が広く確保され、電解水の滴下が可能で、目詰まりしにくい構造になっている。
エレメント部には、電解水による劣化が少ない素材、例えば、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、PET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、ETFE等)又はセラミックス系材料等の素材が使用され、本構成では、PET樹脂を用いるものとする。また、エレメント部には親水性処理が施され、電解水に対する親和性が高められており、これによって、気液接触部材41A1〜41F2の電解水の保水性(湿潤性)が保たれ、後述する活性酸素種(活性酸素物質)と空気との接触が長時間持続される。
気液接触部材の数は、除菌室120を通過する空気量に応じて決定されるものであり、送風路120Aを通過する空気量と1枚あたりの気液接触部材の除菌能力(気体接触面積)とから好適な数を算出でき、当該空気を十分に除菌できる数の気液接触部材が除菌室120に配置される。本実施形態を例に挙げれば、12枚の気液接触部材41A1〜41F1、41A2〜41F2が用いられる。
また、電解水循環供給部5は、貯水タンク51(水槽)と、この貯水タンク51内の水を電気分解して電解水を生成する電解ユニット52と、当該貯水タンク51内の電解水を上記空気除菌部4の各気液接触部材41A1、A2〜41F1、F2にそれぞれ供給するための電解水供給管(供給管)56と、この電解水供給管56上に設けられた送水ポンプ53と、この送水ポンプ53の下流側で上記電解水供給管56から分岐して電解ユニット52に接続される分岐管54と、上記ドレンパン44に流下した水を貯水タンク51に導く循環水戻り管55と、上記電解ユニット52、送水ポンプ53等の動作を制御する制御部65と、を備える。
貯水タンク51には、この貯水タンク51に市水(水道水)等を供給する給水管57と、給水弁58とが接続され、給水弁58は、貯水タンク51内に設けられるフロートスイッチFSの動作に基づき、制御部65によって開閉制御される。ここで、給水管57に接続されて、貯水タンク51に水を供給する給水源は、市水(水道水)或いは給水槽等に貯留された水等のいずれであってもよい。この給水槽等に貯留される水とは、水道水等のように塩化物イオン等のイオン種が予め含有されている水であってもよいし、井戸水等の塩化物イオンの濃度の希薄な水を使う場合には、この水に塩化物イオンを添加して水道水相当に調整された水であってもよい。本実施形態では、これらを総称して水という。
本構成では、貯水タンク51には、井戸水等の塩化物イオン濃度の希薄な水を使用した場合であっても、この水に塩化物イオンを添加するために、予め所定の濃度に調整された食塩水タンク59が設けられ、この食塩水タンク59に接続される食塩水供給管60には、供給ポンプ61と逆止弁62とを介して貯水タンク51に接続されている。この供給ポンプ61は、例えば、電解ユニット52で検出される導電率に基づいて制御部65の制御によって動作するように構成されている。
また、本実施形態では、貯水タンク51の接続口に接続される電解水供給管56は、6本の電解水供給管56A〜56Fにそれぞれ分岐され、送水ポンプ53から送られた電解水が各電解水供給管56A〜56Fに略均等に分流されるようになっている。電解水供給管56A〜56Fは、それぞれエレメントユニット40A〜40Fに対して電解水を供給する。電解水供給管56A〜56Fにより供給された電解水は、気液接触部材41A1〜41F2に浸潤され、これら気液接触部材41A1〜41F2から流下してドレンパン44に集められ、循環水戻り管55を介して貯水タンク51に戻る。
電解ユニット52は、貯水タンク51の側面に固定配置されている。具体的には、電解ユニット52は、有底円筒形状のケース体71と、このケース体71内に収納される少なくとも一対の電極72、73とを備え、これら電極72、73間に電圧を印加することにより、水を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成させる。
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次亜ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。
電極72、73は、例えば、ベースがチタン(Ti)で皮膜層がイリジウム(Ir)、白金(Pt)から構成された2枚の電極板である。
上記電極72、73間に電圧を印加すると、カソード電極(陰極)では、下記式(1)に示すように反応する。
2H2O+2e-→H2+2OH- ・・・(1)
アノード電極(陽極)では、下記式(2)に示すように反応する。
2H2O→O2+4H++4e- ・・・(2)
これらカソード電極及びアノード電極での反応を合わせると、下記式(3)に示すように水が電気分解される。
2H2O→2H2+O2 ・・・(3)
この反応とともに、アノード電極においては、水に含まれる塩素イオン(塩化物イオン:Cl-)が下記式(4)に示すように反応し、塩素(Cl2)が発生する。
2Cl-→Cl2+2e- ・・・(4)
さらに、この塩素は下記式(5)に示すように水と反応し、次亜塩素酸(HClO)と塩化水素(HCl)が発生する。
Cl2+H2O→HClO+HCl ・・・(5)
アノード電極で発生した次亜塩素酸(広義の活性酸素種)は、強力な酸化作用や漂白作用を有する。次亜塩素酸が溶解した水溶液、すなわち電解ユニット52により生成される電解水は、ウイルス等の不活化、殺菌、有機化合物の分解等、種々の空気清浄効果を発揮する。このように、次亜塩素酸を含む電解水が電解水供給管56A〜56Fを流れ、散水ボックス42A1〜42F2を介して気液接触部材41A1〜41F2に滴下されると、利用側送風機22により吹き出された空気が気液接触部材41A1〜41F2において次亜塩素酸と接触する。これにより、空気中に浮遊するウイルス等が不活化されるとともに、当該空気に含まれる臭気物質が次亜塩素酸と反応して分解され、或いはイオン化して溶解する。従って、空気の除菌及び脱臭がなされ、清浄化された空気が気液接触部材41A1〜41F2から排出される。
活性酸素種によるウイルス等の不活化の作用機序として、インフルエンザウイルスの例を挙げる。上述した活性酸素種は、インフルエンザウイルスの感染に必須とされるウイルスの表面蛋白(スパイク)を破壊、消失(除去)する作用を有する。この表面蛋白が破壊された場合、インフルエンザウイルスと、インフルエンザウイルスが感染するのに必要な受容体(レセプタ)とが結合しなくなり、感染が阻止される。このため、空気中に浮遊するインフルエンザウイルスは、気液接触部材41A1〜41F2において活性酸素種を含む電解水に接触することにより、感染力を失うこととなり、感染が阻止される。
従って、ルーフトップ型空気調和機110の除菌室120に気液接触部材41A1〜41F2を備えたエレメントユニット40A〜40F配置することにより、この除菌室120を通過する空気が気液接触部材41A1〜41F2で除菌され、図1に示すように、この除菌された空気を映画館100内で広く行き渡らせることが可能となり、大空間施設内での空気除菌及び脱臭を容易に、効率良く行うことができる。
ここで、電解ユニット52内の電極72、73のうち任意の側に正電位を与えるための電極の切り替えは、電極の極性を反転させることで行うことができ、本実施形態では、制御部65によって電極72、73に印加する電圧を変化(反転)させることにより、実行可能である。
また、電解水中の活性酸素種の濃度は、制御部65の制御下、除菌するウイルス等を不活化させる濃度となるように調整される。活性酸素種の濃度の調整は、電極72、73間に印加する電圧を調整して、電極72、73間に流す電流値を調整することにより行われる。例えば、電極72に正の電位を与えて、電極72、73間に流れる電流値を、電流密度で20mA(ミリアンペア)/cm2(平方センチメートル)とすると、所定の遊離残留塩素濃度(例えば1mg(ミリグラム)/l(リットル))を発生させる。また、電極72、73間に印加する電圧を変更して、電流値を高くすることで、電解水中の次亜塩素酸の濃度を高い濃度に調整できる。
また、貯水タンク51には、サイホン方式で排水できる排水管67が設けられている。排水管67は、貯水タンク51の底部から上方に延びる第1鉛直部67Aと、この第1鉛直部67Aに連なり略水平方向に延びる水平部67Bと、この水平部67Bに連なりタンク外で下方に延びる第2鉛直部67Cとを備える。この水平部67Bは、通常の貯水タンク51内の制御水位よりも若干高い位置に設けられており、この高さ位置まで水を供給することにより、排水管67内は真空となるため、サイホンの原理によって貯水タンク51内の水が排出される。
図5は、除菌室120の詳細構成を示す斜視図であり、除菌室120内の構成を図示した透視図である。
図5に示すように、他方の室117の除菌室120には、6つのエレメントユニット40A〜40Fが、上下方向に並べて配置され、これらエレメントユニット40A〜40Fに電解水を供給する電解水供給管56、及び、エレメントユニット40A〜40Fから流下した電解水を貯水タンク51(図4)に戻す循環水戻り管55が、除菌室120の床に配設されている。
電解水供給管56は、除菌室120の外部に位置する貯水タンク51から、外装管50Aに包まれて除菌室120まで引き込まれ、除菌室120内で分岐コネクタ50Cにより電解水供給管56A〜56Fに分岐される。また、分岐コネクタ50Cの上流において電解水供給管56には流量調整弁50Bが取り付けられ、エレメントユニット40A〜40Fに供給される電解水の流量を調整可能である。分岐コネクタ50Cにより6本に分岐された電解水供給管56は、3本ずつまとめられて断熱材ホース50Dの中を通され、エレメントユニット40A〜40Fに接続される。除菌室120の内部には、除菌室120内の気流による断熱材ホース50Dの振動を防止するため、断熱材ホース50Dを支持する2本の振動防止金具50Eが取り付けられている。
除菌室120の内部には、その外壁に設けられた外部点検口125からアクセスできる。外部点検口125の内側には内部壁126が設けられ、この内部壁126に設けられた内部点検口127から、除菌室120の送風空間に達することができる。この二重壁構造は、大量の空気が送風される送風路を外部から確実に分離するための構成である。
エレメントユニット40A〜40Fは、図4に示したように、2枚の気液接触部材に各種部材を組み付けて構成される。すなわち、エレメントユニット40Aは、板状の気液接触部材41A1、41A2を長手方向に連結して、横長の板状のユニットとして構成される。気液接触部材41A1、41A2の各々の上部には、気液接触部材41A1、41A2に均一に電解水を分散させるための散水ボックス(図示略)が組み付けられている。この散水ボックスには、電解水供給管56Aが分岐して接続され、電解水が供給される。この散水ボックスは電解水を一時的に貯留するトレー部材を備え、このトレー部材の側面に複数の散水孔(図示略)が開口し、この散水孔から気液接触部材41A1、41A2に対して電解水が滴下される。
また、気液接触部材41A1、41A2の上面には、散水ボックスから滴下される電解水をエレメント部に効率よく分散させるため、分流シート(図示略)が配設されている。分流シートは、液体の浸透性を有する繊維材料からなるシート(織物、不織布等)であり、気液接触部材41A1、41A2の厚み方向断面に沿って一または複数設けられる。
また、気液接触部材41A1、41A2の下部には、これら気液接触部材41A1、41A2から流下した水を受ける電解水トレーが取り付けられ、電解水トレーの底面には、受けた水をドレンパン44に導くドレンホースが取り付けられている。
このように構成されるエレメントユニット40Aは、除菌室120の送風路(図4の送風路120A)の側方に位置する壁面に、該壁面とエレメントユニット40Aとの間に隙間を生じないようにブラケット等を介して固定される。同様に、エレメントユニット40Bは、2枚の気液接触部材41B1、41B2に、散水ボックス、電解水トレー、及び連結部材を組み合わせて構成され、ブラケット等により除菌室120内に固定される。エレメントユニット40C〜40Fも同様に、それぞれ、2枚の気液接触部材41C1〜41F1、41C2〜41F2、散水ボックス、電解水トレー、及び連結部材を組み合わせて構成され、ブラケット等により除菌室120内に固定される。
また、エレメントユニット40Bの上端とエレメントユニット40Aとに跨って導風板が取り付けられており、この導風板(図示略)によって、エレメントユニット40Aとエレメントユニット40Bとの間が閉塞されている。同様に、エレメントユニット40Bとエレメントユニット40Cとの間、エレメントユニット40Cとエレメントユニット40Dとの間、エレメントユニット40Dとエレメントユニット40Eとの間、及び、エレメントユニット40Eとエレメントユニット40Fとの間も、それぞれ導風板により閉塞されている。従って、送風路120Aに対してエレメントユニット40A〜40Fは隙間なく配置され、利用側送風機22により除菌室120に吹き込まれた調和空気の全てが、エレメントユニット40A〜40Fを通過して後室121に抜ける構成となっている。
また、図5に示すように、エレメントユニット40A〜40Fの下方には、エレメントユニット40A〜40Fからドレンホースを介して流れた電解水を集めるドレンパン44が配設され、ドレンパン44には循環水戻り管55が接続されている。
また、このドレンパン44とは別に、エレメントユニット40A〜40Fが配設された領域の床面には底部ドレンパン46が配設されている。底部ドレンパン46は、エレメントユニット40A〜40Fから飛散するなどして、電解水トレー43A〜43Fの外へ出た電解水を受けて貯留する略長方形の水受け部状部材であり、エレメントユニット40A〜40Fの真下を含む広い領域を覆うように配設されている。底部ドレンパン46にはドレン水配管48が接続され、ドレン水配管48の先端は、除菌室120外の排水管(図示略)等に接続されており、底部ドレンパン46に溜まった水はドレン水配管48を通して系外へ排水される。ドレンパン44は底部ドレンパン46の上に配置されている。
また、エレメントユニット40A〜40Fの下流側には、抵抗部としてのエリミネータ部80が配設されている。エリミネータ部80は、所定の通風抵抗を有するエリミネータ81を備え、このエリミネータ81によって除菌室120を流れる気流に対して通風抵抗を与えることにより、該気流の風速を抑制する。エリミネータ81は、例えば合成樹脂製のスポンジや不織布で構成されるフィルタ状の部材である。
上述のように、空気除菌部4は、気液接触部材41A1〜41F2のエレメント部に電解水を滴下・浸潤させ、このエレメント部に空気を通過させることにより、該空気を電解水に接触させて除菌する。空気除菌部4を通過する気流の風速は、気液接触部材41A1〜41F2の通風性能に見合った範囲に納まっていることが好ましく、この範囲を大幅に超える風速で空気を通過させると、好ましくない様々な事象が起こる可能性が否定できない。具体的には、空気が電解水に接触する時間が短くなることから除菌能力の余力が減少する、気液接触部材41A1〜41F2のエレメント部からの水分の蒸発速度(単位時間あたりの蒸発量)が増大し、エレメント部への電解水の供給能力の余力が減少する、電解水の消費速度(単位時間あたりの消費量)が増大することで、電解ユニット52による電解能力の余力が減少する、電解水が気液接触部材41A1〜41F2の外に飛散する、等の事象が懸念される。このため、気液接触部材41A1〜41F2の通風性能に見合った、好ましい速度またはそれ以下の速度で、空気を通過させることが好ましい。
その一方で、空気除菌部4を通過する風速は利用側送風機22の送風能力と除菌室120の容積によって影響される。例えば、空気調和機110のうち熱交換室119側の各機器として既存の機器を用いた場合や、既に映画館100に設置された機器を流用する場合には、利用側送風機22の送風能力が空気除菌部4に合わせて最適化されているとは限らず、送風能力が高い利用側送風機22を運転させた場合に、その送風空気の風速が、空気除菌部4に適した範囲を大幅に超える高速になる可能性が否定できない。
そこで、空気調和機110は、空気除菌部4の下流側にエリミネータ部80を設け、エリミネータ部80の通風抵抗を利用して、除菌室120に吹き込まれる調和空気の風速を抑える構成を有する。これにより、気液接触部材41A1〜41F2を通過する風速を抑制し、空気除菌部4を好ましい風速で調和空気が通過する状態を実現できるので、上述した好ましくない事象の発生を確実に防止し、効果的に大量の調和空気を除菌できる。
なお、利用側送風機22の送風能力と除菌室120における送風路の断面積によっては、特に風速を抑える必要がない場合があるが、このような場合は通風抵抗が小さいエリミネータ81を用いればよく、風速を大幅に抑制すべき場合は、通風抵抗の大きいエリミネータ81を用いればよい。
エリミネータ81の下流側は、供給口111(図3(B))を介して給気ダクト105(図1)に繋がる後室121となっており、空気除菌部4及びエリミネータ部80を通過した調和空気が後室121を通って給気ダクト105へ供給される。
図6は、エリミネータ部80の詳細構成を示す要部斜視図であり、除菌室120内のエリミネータ部80を含む要部を示す透視図である。なお、説明の便宜のためエリミネータ部80の一部を分解した状態を図示している。
図6に示すように、エリミネータ部80は、複数のユニット80A、80B、80C、80Dを上下に連結して構成される。
ユニット80Aは、ブラケット82によって除菌室120の内壁に固定された枠83に、エリミネータ81を嵌め込み、押さえ金具84によってエリミネータ81を枠83に固定して構成される。枠83は、エリミネータ81を収める厚みを有する側壁と、この側壁から張り出す突起とを備えている。また、押さえ金具84は弾性を有する金属または合成樹脂製の線材をループ形状に成形したものであり、エリミネータ81を枠83に収めた上で枠83に嵌め込まれると、その弾性によって、枠83の突起に嵌合した状態を保つ。
ユニット80B〜80Dも同様に枠83にエリミネータ81及び押さえ金具84を嵌め込んで構成される。
これらユニット80A〜80Dは、ブラケット82(図5)により除菌室120の壁面に固定される。エリミネータ部80の最上部に位置するユニット80Aは略垂直に配置され、これに対して2段目に位置するユニット80B、3段目のユニット80C、及び最下部に位置するユニット80Dは、下側が送風路120Aの上流側に向くよう傾けて配置されている。つまり、ユニット80B〜80Dは送風路の下流に向って上がる斜面をなす。
また、エレメントユニット40A〜40Fは、図5に示すように上下に並べて配列され、送風路120Aの下部領域を覆うエレメントユニット(例えば、エレメントユニット40F)は、上部領域を覆うエレメントユニット40(例えば、エレメントユニット40A)よりも、送風路120Aの上流側に順次ずらして配列されている。すなわち、6つのエレメントユニット40A〜40Fは、高さ方向においてエレメントユニット40F〜40Aの順に下から上へ並べて配置され、送風方向においてはエレメントユニット40F〜40Aの順に上流から下流へ並べて配置されている。この構成によれば、送風路120Aの面積よりも総面積が広い複数の気液接触部材41A1、A2〜41F1、F2を、送風路120Aにまとまりよく配列することができ、送風路120Aに配列された当該気液接触部材41A1、A2〜41F1、F2の除菌能力の向上を図ることができる。
そして、エレメントユニット40A〜40Fの配列に合わせて、エリミネータ部80のユニット80B〜80Dが斜面を構成しているので、各々の気液接触部材41A1〜41F2に対して所定距離以内にエリミネータ部80が配置されたことになる。このため、各気液接触部材41A1〜41F2を通る風の風速を確実に抑えることができ、好ましい風速で気液接触部材41A1〜41F2に調和空気を通すことで、効率よく大風量の調和空気を除菌できる。
除菌室120内においては、その長手方向の一方側に配設された利用側送風機22によって熱交換室119(図3(B))から調和空気が吹き込まれ、他方側の後室121に向けて気流が流れ、その送風方向は除菌室120の長手方向に沿った向きである。
そして、エレメントユニット40A〜40Fを構成する気液接触部材41A1〜41F2は、除菌室120内の送風方向に対して斜めに配置されている。このため、気液接触部材41A1〜41F2の横幅は、除菌室120の横幅よりも長くなっているので、調和空気と電解水との接触面積が、より広く確保されている。
また、全ての気液接触部材41A1〜41F2は平行であり、送風方向に対して、利用側送風機22とは逆側を向いて斜めに配置されている。つまり、利用側送風機22が取り付けられた仕切板118とは反対側の側壁の方を向いている。従って、利用側送風機22から除菌室120に吹き込まれた調和空気が、気液接触部材41A1〜41F2に正面から衝突しにくいので、風圧によって電解水が飛散する心配がなく、エリミネータ部80が気液接触部材41A1〜41F2を通る風の速度を抑える構成と合わせて、気液接触部材41A1〜41F2からの電解水の飛散を確実に防止できる。
また、各々のエレメントユニット40A〜40Fの間は、導風板47A〜47Eにより閉塞され、各エレメントユニット40A〜40Fの側方と除菌室120の内側面との間は、固定部材や台座36によって閉塞されている。このように、除菌室120内の送風路は、6段に並べられたエレメントユニット40A〜40Fによって上流側と下流側とに区分され、上流側の空気は漏れなくエレメントユニット40A〜40Fの気液接触部材41A1〜41F2を通過して除菌されてから、下流の後室121へと流れる。
さらに、気液接触部材41A1〜41F2の下流側に位置するエリミネータ部80は、ユニット80A〜80Dの全てについて、その下方に底部ドレンパン46が配置されている。換言すれば、底部ドレンパン46が、ユニット80A〜80Dの全ての下方に相当する領域をカバーしている。このため、仮に気液接触部材41A1〜41F2から電解水が飛散しても、飛散した電解水は気流に乗ってエリミネータ部80に当たり、エリミネータ部80を伝って下方に落下または流下し、底部ドレンパン46に集められる。このため、気液接触部材41A1〜41F2から飛散した電解水が、空気調和機110内部や給気ダクト105へ飛び散ることは無く、底部ドレンパン46からドレン水配管48を通して外に排水される。従って、電解水の飛散に伴う汚損等が生じるおそれがなく、電解水が空気調和機110のメンテナンス性及び耐久性に影響を与える可能性がない。ひいては、空気除菌システムの信頼性をより高めることもできる。
以上、本実施形態によれば、一つの大空間としての映画館100に開口した複数の吹出口104に給気ダクト105を介して接続され、該給気ダクト105を介して各吹出口104に調和空気を供給する空気調和機110を設け、この空気調和機110から複数の吹出口104に向かう送風路に除菌室120を設け、この除菌室120内に、調和空気と電解水とを接触させて該調和空気を除菌する複数の気液接触部材41A1〜41F2と、気液接触部材41A1〜41F2を通過する調和空気の気流に対して通風抵抗を与えるエリミネータ部80とを設けたので、除菌室120内を通る調和空気に対してエリミネータ部80によって通風抵抗を与えることで、除菌室120内における調和空気の風速を抑制できる。これにより、気液接触部材41A1〜41F2を通る風速を、気液接触部材41A1〜41F2の通風性能に適した速度に抑えることが可能になるので、空気調和機110の利用側送風機22等の仕様に関わらず気液接触部材41A1〜41F2を好適な条件で使用でき、大量の調和空気を効率よく除菌して大空間に行き渡らせることができる。
そして、大空間に供給される空気を除菌する除菌ユニット150を、利用側送風機22の送風性能による制約を受けることなく、空気調和機110と組み合わせて容易に設置することができ、大量の空気を効率よく除菌して大空間に行き渡らせることができる。
また、除菌室120の一方側に利用側送風機22を設け、他方側に、給気ダクト105に連通する後室121を設けた構成とし、利用側送風機22と後室121との間に、気液接触部材41A1〜41F2とエリミネータ部80とを設けたので、気液接触部材41A1〜41F2とともに利用側送風機22と後室121との間に設けたエリミネータ部80によって、利用側送風機22により送風されて給気ダクト105に流れる気流の速度を抑えることが可能になり、気液接触部材41A1〜41F2を通る風の速度を確実に抑制できる。これにより、例えば利用側送風機22の送風能力が気液接触部材41A1〜41F2の通風性能を超えていても、その風速を好適な速度に抑えることが可能になる。
さらに、エリミネータ部80を、気液接触部材41A1〜41F2を通過する気流に対して気液接触部材41A1〜41F2よりも下流側に設け、エリミネータ部80の下方に水を受ける底部ドレンパン46を設けたので、仮に気液接触部材41A1〜41F2から電解水が飛散しても、この電解水は下流側のエリミネータ部80に当たって底部ドレンパン46に入るので、例えば電解水が給気ダクト105等へ達してしまうおそれがない。従って、電解水の飛散に伴う汚損等が生じるおそれがなく、電解水が空気調和機110のメンテナンス性及び耐久性に影響を与える可能性がなく、ひいては、空気除菌システムの信頼性をより高めることもできる。
また、複数の気液接触部材41A1〜41F2を上下に配列するとともに、送風路の下部領域を覆う気液接触部材41A1〜41F2を、上部領域を覆う気液接触部材41A1〜41F2よりも該送風路の上流側にずらして配列し、エリミネータ部80を、上下に並ぶ複数のユニット80A〜80Fにより構成し、下部を構成するユニットを、上部を構成するユニットよりも上流側に配置したので、複数の気液接触部材41A1〜41F2を送風路にまとまりよく配列して、送風路120Aの開口面積よりも総面積が広い気液接触部材41A1〜41F2によって、大量の空気を効率よく除菌でき、さらに、複数のエリミネータ部80を気液接触部材41A1〜41F2の配列状態に合わせて配置することで、各気液接触部材41A1〜41F2を通過する風の風速を確実に抑制できる。
また、除菌室120内の送風路のほぼ全面を覆うようにエリミネータ部80を配置したので、送風路を通る風の風速を確実かつ効果的に抑制できる。
また、本実施形態によれば、空気調和機110が、筐体114内を三分割し、一方に利用側熱交換器21及び利用側送風機22を収納した熱交換室119を設け、他方に圧縮機11を収納した機械室116を設け、残りに除菌室120を設け、除菌室120を介して調和空気を環流する構成としたため、空気調和機110の筐体114内に形成された除菌室120に容易に空気除菌部4を配置できるため、装置の大型化を図ることなく、簡単な構成で映画館100に供給される大量の調和空気を除菌できる。
本実施形態では、ドレンパン44で受けた水を、循環水戻り管55を通じて貯水タンク51に戻す水循環方式を採用しており、少量の水を有効に利用することで、長時間にわたって効率よく空気の除菌を行うことができる。また、蒸発により貯水タンク51内の水位が減少するので、フロートスイッチFSの動作によって給水弁58が開いて給水口より水道水が適量供給される。このように、水を循環させることにより、ドレンパン44で受けた水をそのまま排出する方式に比べて、水使用量を低減することができ、除菌ユニット150を運転する際のランニングコストの低減を図ることができる。特に、本実施形態のようなルーフトップ型の空気調和機110では、ビル200内に送風される空気量が多いため、この空気を除菌するために上記気液接触部材41A1、A2〜41F1、F2に供給される水量は、上記空気量に応じて多くなる。従って、ルーフトップ型の空気調和機110において、ドレンパン44で受けた水を、循環水戻り管55を通じて貯水タンク51に戻すことによる節水効果はより大きい。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、ルーフトップ型の空気調和機110内に形成された除菌室120に気液接触部材41A1〜41F2を配置した構成としたが、これに限るものではなく、例えば、空気調和機110と映画館100の天井部103に形成された吹出口104とを接続する給気ダクト105にチャンバを設け、このチャンバ内に配置する構成としても良いことは勿論である。
また、本実施形態では、ドレンパン44で受けた水を、循環水戻り管55を通じて貯水タンク51に戻す水循環方式としているが、このドレンパン44で受けた水をそのまま、例えばドレン水配管48を通じて排出する構成としても良い。この構成では、水使用量が水循環方式に比べて増加するものの、循環路63を設ける必要がなくなるため、設備コストの低減を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、エレメントユニット40A〜40Fは上下に並べて配列され、送風路120Aの下部領域を覆うエレメントユニット40Fは、上部領域を覆うエレメントユニット40Aよりも送風路120Aの上流側に順次ずらして配列されている構成としたが、これに限るものではなく、送風路120Aの下部領域を覆うエレメントユニット40Fを、上部領域を覆うエレメントユニット40Aよりも送風路120Aの下流側に順次ずらして配列する構成としても良く、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
本実施形態にかかるルーフトップ型空気調和機が建屋に設置された状態を示す断面図である。 空気調和機の概略構成を示す図である。 空気調和機の内部構成を上方から見た図である。 空気調和機に設けられた除菌ユニットの概略構成を示す図である。 除菌室の詳細構成を示す斜視図である。 エリミネータ部の詳細構成を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 熱源側ユニット
2 利用側ユニット
4 空気除菌部
5 電解水循環供給部
11 圧縮機
14 熱源側熱交換器
21 利用側熱交換器
22 利用側送風機(送風機)
40A、40B、40C、40D、40E、40F エレメントユニット
41A1、41A2、41B1、41B2、41C1、41C2、41D1、41D2、41E1、41E2、41F1、41F2 気液接触部材
51 貯水タンク
51A 開口部
52 電解ユニット
54 分岐管
56 電解水供給管
80 エリミネータ部(抵抗部)
80A、80B、80C、80D ユニット
81 エリミネータ
83 枠
84 押さえ金具
100 映画館(大空間)
104 吹出口
105 給気ダクト
110 空気調和機
116 一方の室(機械室)
119 熱交換室
120 除菌室(チャンバ)
120A 送風路
121 後室(連通部)
150 除菌ユニット
200 ビル

Claims (7)

  1. 一つの大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続されるチャンバを設け、
    該チャンバ内に、空気と電解水とを接触させて該空気を除菌する複数の板状の気液接触部材と、前記気液接触部材を通過する気流に対して通風抵抗を与える抵抗部とを設けたこと、
    を特徴とする除菌システム。
  2. 前記チャンバの一方側に送風機を設け、他方側に、前記給気ダクトに連通する連通部を設けた構成とし、
    前記送風機と前記連通部との間に、前記気液接触部材と前記抵抗部とを設けたこと、
    を特徴とする請求項1記載の除菌システム。
  3. 前記抵抗部を、前記気液接触部材を通過する気流に対して前記気液接触部材よりも下流側に設け、
    前記抵抗部の下方に水を受ける水受け部を設けたこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の除菌システム。
  4. 複数の前記気液接触部材を上下に配列するとともに、送風路の下部領域を覆う気液接触部材を、上部領域を覆う気液接触部材よりも該送風路の上流側にずらして配列し、
    前記抵抗部を、上下に並ぶ複数のユニットにより構成し、下部を構成するユニットを、上部を構成するユニットよりも上流側に配置したこと、
    を特徴とする請求項3記載の除菌システム。
  5. 前記チャンバ内の送風路のほぼ全面を覆うように前記抵抗部を配置したこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の除菌システム。
  6. 一つの大空間に開口した複数の吹出口に給気ダクトを介して接続され、該給気ダクトを介して各吹出口に調和空気を供給する空気調和機を設け、
    該空気調和機から複数の吹出口に向かう送風路にチャンバを設け、
    該チャンバ内に、調和空気と電解水とを接触させて該調和空気を除菌する複数の気液接触部材と、前記気液接触部材を通過する調和空気の気流に対して通風抵抗を与える抵抗部とを設けたこと、
    を特徴とする空気調和除菌システム。
  7. 前記空気調和機が、筐体内を分割し、一室に熱交換器及び送風機を収納した熱交換室を設け、別の室に圧縮機を収納した機械室を設け、また別の室に前記チャンバを設け、該チャンバを介して調和空気を環流すること、
    を特徴とする請求項6記載の空気調和除菌システム。
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