JPH0634256A - 熱交換装置及びこれを備えたコンテナ用冷凍ユニット - Google Patents

熱交換装置及びこれを備えたコンテナ用冷凍ユニット

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JPH0634256A
JPH0634256A JP21234892A JP21234892A JPH0634256A JP H0634256 A JPH0634256 A JP H0634256A JP 21234892 A JP21234892 A JP 21234892A JP 21234892 A JP21234892 A JP 21234892A JP H0634256 A JPH0634256 A JP H0634256A
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heat exchanger
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Toshio Yamashita
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(57)【要約】 【目的】 エバポレ−タ10又は空冷コンデンサ4の厚み
を増大することなくその正面面積を増大して熱交換能力
を増大する。 【構成】 熱交換器を複数に分割し、分割された各熱交
換器10A 、10B を空気流Aに対して傾斜させるとともに
各熱交換器10A 、10B の一部が互い重なり合うように多
段状に間隔dを置いて配設する。そして、互いに重り合
う各端部間に遮風板45を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換装置及びこれを備
えたコンテナ用冷凍ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナが図4に示されている。
コンテナ1は直方体状をなし、その一方の端壁2には冷
凍ユニット100 が組み付けられている。コンテナ1の他
方の端壁に設けられた図示しない扉からコンテナ1内に
貨物を収容し、冷凍ユニット100 を運転することによっ
てコンテナ1内の庫内空気温度を−30℃ないし+25℃の
範囲内で任意に設定された温度に維持しながらコンテナ
1を船舶、トラック、鉄道車両等に搭載して運搬する。
【0003】冷凍ユニット100 の略示的構成が図5に示
され、(A) は正面図、(B) は(A) のB−B矢に沿う断面
図、(C) は背面図である。コンプレッサ3から吐出され
たガス冷媒は水冷コンデンサ5又は空冷コンデンサ4に
入りここで凝縮液化する。この液冷媒はドライヤ7、ス
トレーナ8を経て電子膨張弁9に入り、ここで絞られる
ことにより断熱膨張して気液二相の冷媒となる。この冷
媒はエバポレータ10に入り、ここでモータ11により駆動
されるエバポレータフアン12から送風される庫内空気を
冷却することによって蒸発気化する。そして、このガス
冷媒はアキュムレ−タ13を経てコンプレッサ3に戻る。
【0004】コンテナ1内の庫内空気は、実線矢印で示
すように、吸込口14から吸入室15に入ってエバポレータ
フアン12によって付勢され、エバポレータ10を流過する
過程で冷却された後、風路16、吹出室18を経てコンテナ
1内に戻り、多数のTレール43の間隙から吹き出され
る。
【0005】空冷コンデンサ4を用いるときは、モータ
17によりコンデンサフアン6を駆動する。すると、外気
が、破線矢印で示すように、空冷コンデンサ4を流過す
る過程でガス冷媒と熱交換することにより昇温した後、
コンデンサフアン6により付勢されて放出される。
【0006】水冷コンデンサ5を用いるときは、冷却水
入口19及び冷却水出口20に図示しない給水管及び排出管
を接続して制水弁21を開とする。すると、給水管から供
給された冷却水が冷却水入口19から図示しない水配管を
経て水冷コンデンサ5内に入り、ここでガス冷媒と熱交
換することにより昇温した後、図示しない水配管、制水
弁21を通り冷却水出口20から排出管を経て排出される。
【0007】エバポレータ10に結露したドレンはドレン
パン22上に滴下し、ドレンパイプ23を経てドレンポート
24から排出される。
【0008】内外仕切壁41はその全周に形成されたフラ
ンジによりコンテナ1の端壁2に締結される。この内外
仕切壁41の外側には、その下部中央に凹所42が形成さ
れ、内外仕切壁41の内側には凹所42の上方に吸入室15
が、両側に風路16が、下部に吹出室18がそれぞれ形成さ
れている。吸入室15内にはエバポレータ10、エバポレー
タフアン12等が据え付られ、凹所42内にはコンプレッサ
3、空冷コンデンサ4、コンデンサフアン6等が据え付
られている。
【0009】なお、25はコントロールボックス、26はコ
ンプレッサ3内に液冷媒を噴射して冷却するための液イ
ンジェクション用電磁弁、27は 200V級電源用プラグ、
28は400V級電源用プラグ、29は電源トランス、31はエ
バポレータ10に吸い込まれる庫内空気の温度を検出する
ための吸込空気温度センサ、30はこの温度センサ31のチ
ェック用温度計の挿入口、33はエバポレータ10から吹き
出された空気の温度を検出するための吹出空気温度セン
サ、32はこの温度センサ33のチェック用温度計の挿入
口、34はエバポレータ10の冷媒出口温度を検出するため
の出口温度センサ、35は過熱防止センサ、36はコンプレ
ッサ3の吐出管の温度を検出するための吐出管温度セン
サ、37は空冷コンデンサ4に流入する外気の温度を検出
するための外気温度センサ、38は吸入室15内の機器を点
検するための点検蓋、39は点検蓋38を着脱する際に用い
る把手、40は換気装置である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンテナ用
冷凍ユニット100 は、コンテナ1の端面に取り付けられ
ることから、その高さ及び幅はコンテナ1の寸法から自
ずと制約を受ける。そして、コンテナ1の寸法が決まっ
ている上に荷物を最大限に運ぶことができるようにする
ため、冷凍ユニット100 に許容されるスペースは極めて
制限されるので、冷凍ユニット100 の厚みを小さくする
ことが望まれていた。
【0011】しかしながら、従来のエバポレ−タ10はそ
の製作の容易さから図5(C) に示すような断面形状を有
するものが用いられていたため、冷凍ユニット100 の厚
みを減少しようとすると、空気流れに対する正面面積が
減少するのでその熱交換能力が減少してしまうという欠
点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために発明されたものであって、第1の発明の要
旨とするところは、フアンによって送風される空気流路
中にフィンチューブ形熱交換器を配設してなる熱交換装
置において、上記熱交換器を複数に分割し、分割された
各熱交換器を空気流に対して傾斜させるとともにその一
部が互いに重なり合うように多段状に間隔を置いて配設
し、その互いに重り合う各端部間に遮風板を設けたこと
を特徴とする熱交換装置にある。
【0013】第2の発明の要旨とするところは、コンテ
ナの一端に装着され、コンテナ内空気が循環する空気流
路中に上記熱交換装置をエバポレ−タとして配設したこ
とを特徴とする冷凍ユニットにある。
【0014】第3の発明の要旨とするところは、コンテ
ナの一端に装着され、外気の流路中に上記熱交換装置を
コンデンサとして配設したことを特徴とするコンテナ用
冷凍ユニットにある。
【0015】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、熱交換装置の厚みを増大させることなく熱交換器の
正面面積が増大し、フアンによって送風された空気は分
割された各熱交換器を並列に流過する。
【0016】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。エ
バポレ−タ10はフインチューブ形熱交換器からなり、こ
の熱交換器は複数(図には2個)に分割され、分割され
た各熱交換器10A と10B は空気流れAに対し約30°傾斜
せしめられるとともにその一部が空気流れAに対し互い
に重なり合うように多段状に間隔dを置いて空気流路44
中に配設されている。そして、各熱交換器10A 、10B の
重なり合う端部間には遮風板45が設けられている。他の
構成は図4及び図5に示す従来のものと同様であり、対
応する部材には同じ符号が付されている。
【0017】しかして、エバポレータフアン12によって
送風された庫内空気の一部は熱交換器10A のフィンの間
を流過し、残部は熱交換器10B のフィンの間を流過し、
この過程で各熱交換器10A 、10B のチューブ内を流れる
冷媒と熱交換して冷却される。
【0018】各熱交換器10A 、10B が傾斜せしめられ、
かつ、その一部が互いに重なり合うように多段状に間隔
をおいて配設されているため、各熱交換器10、10B の正
面面積は従来のもののそれに比し1.85倍に拡大する。か
くして、冷凍ユニットの巾を増大させることなく、熱交
換器の熱交換量を増大させることができる。
【0019】以上、本発明をエバポレ−タに適用した例
について説明したが、本発明を空冷コンデンサに適用し
うることができる。
【0020】また、図2に示すように、熱交換器を3つ
に分割し、分割された熱交換器10A、10B 、10C を3段
に配設することができる。
【0021】また、図3に示すように、熱交換器を4つ
に分割して、分割された熱交換器10A 、10B 、10C 、10
D を2段に配設することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明においては、熱交換器を複数に分
割し、分割された各熱交換器を空気流れに対して傾斜さ
せるとともにその一部が互いに重なり合うように多段状
に間隔を置いて配設し、その互いに重り合う各端部間に
遮風板を設けたため、熱交換装置の厚みを増加させるこ
となく熱交換器の正面面積を増大してその熱交換能力を
増大できる。従って、この熱交換装置をエバポレ−タ又
は及びコンデンサとして用いれば、コンテナ用冷凍ユニ
ットの厚みを低減しうるので、コンテナ内に収容しうる
貨物の量を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図4】従来のコンテナの略示的斜視図である。
【図5】従来の冷凍ユニットの略示的構成を示し、(A)
は正面図、(B) は(A) のB−B矢に沿う断面図、(C) は
背面図である。
【符号の説明】
12 フアン 44 空気流路 10A 、10B 分割された熱交換器 45 遮風板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。エ
バポレータ10はフインチューブ形熱交換器からなり、
この熱交換器は複数(図には2個)に分割され、分割さ
れた各熱交換器10Aと10Bは空気流れAに対し約3
0゜傾斜せしめられるとともにその一部が空気流れAに
対し互いに重なり合うように多段状に間隔dを置いて空
気流路44中に配設されている。そして、各熱交換器1
0A、10Bの重なり合う端部間には遮風板45が設け
られている。また、各熱交換器10A、10Bの一端は
空気流路44を構成する一方の内壁に密着し、他端と空
気流路44を構成する他方の内壁との間に所定の間隙が
形成され、さの間隙は空気流路44の全巾を100とす
れば約20程度とされている。他の構成は図4及び図5
に示す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ
符号が付されている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フアンによって送風される空気流路中に
    フィンチューブ形熱交換器を配設してなる熱交換装置に
    おいて、上記熱交換器を複数に分割し、分割された各熱
    交換器を空気流に対して傾斜させるとともにその一部が
    互いに重なり合うように多段状に間隔を置いて配設し、
    その互いに重り合う各端部間に遮風板を設けたことを特
    徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 コンテナの一端に装着され、コンテナ内
    空気が循環する空気流路中に上記熱交換装置をエバポレ
    −タとして配設したことを特徴とする冷凍ユニット。
  3. 【請求項3】 コンテナの一端に装着され、外気の流路
    中に上記熱交換装置をコンデンサとして配設したことを
    特徴とするコンテナ用冷凍ユニット。
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