JP2010064328A - 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法 - Google Patents

微細構造転写用スタンパ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010064328A
JP2010064328A JP2008231771A JP2008231771A JP2010064328A JP 2010064328 A JP2010064328 A JP 2010064328A JP 2008231771 A JP2008231771 A JP 2008231771A JP 2008231771 A JP2008231771 A JP 2008231771A JP 2010064328 A JP2010064328 A JP 2010064328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamper
thin film
substrate
fine pattern
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008231771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4609562B2 (ja
Inventor
Takuji Ando
拓司 安藤
Nobuaki Kitano
延明 北野
Akihiro Miyauchi
昭浩 宮内
Ryuta Washitani
隆太 鷲谷
Kazumasa Osono
和正 大薗
Akishi Hongo
晃史 本郷
Tsuneo Shioda
恒夫 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2008231771A priority Critical patent/JP4609562B2/ja
Priority to US12/543,595 priority patent/US20100062098A1/en
Priority to CN200910165959A priority patent/CN101670629A/zh
Publication of JP2010064328A publication Critical patent/JP2010064328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4609562B2 publication Critical patent/JP4609562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/02Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
    • B29C35/08Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation
    • B29C35/0805Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation using electromagnetic radiation
    • B29C2035/0827Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation using electromagnetic radiation using UV radiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/02Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
    • B29C35/08Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation
    • B29C35/0888Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation using transparant moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C37/0053Moulding articles characterised by the shape of the surface, e.g. ribs, high polish

Abstract

【課題】本発明は、耐久性に優れた微細構造転写用スタンパを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、基体102の片面側に形成された微細パターン101を被転写体に接触させて、前記被転写体の表面の樹脂層に前記微細パターン101を転写するための微細構造転写用スタンパ100において、前記基体102の両面のうち少なくとも一方の面側に少なくとも1層の薄膜103が設けられ、前記基体102と前記薄膜103とは、線膨張係数が異なっており、前記基体102は、前記薄膜103に生起した内部応力によって微細パターン101側が凸となるように湾曲していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被転写体の表面に、微細な凹凸形状を転写する微細構造転写用スタンパに関する。
近年、半導体集積回路は微細化が進んでおり、その微細加工を実現するために、例えば
フォトリソグラフィ装置によって半導体集積回路のパターンを形成する際にその高精度化
が図られている。その一方で、微細加工のオーダーが露光光源の波長に近づいてきたこと
で、パターンの形成の高精度化は限界に近づいてきた。そのため、さらなる高精度化を図
るために、フォトリソグラフィ装置に代えて荷電粒子線装置の一種である電子線描画装置
が用いられるようになった。
しかしながら、電子線描画装置によるパターンの形成は、i線、エキシマレーザ等の光
源を使用した一括露光方法によるものと異なって、電子線で描画するパターンが多ければ
多いほど露光(描画)時間がかかる。したがって、半導体集積回路の集積化が進むにつれ
てパターンの形成に要する時間が長くなって、スループットが著しく劣ることとなる。
そこで、電子線描画装置によるパターンの形成の高速化を図るために、各種形状のマス
クを組み合わせて、それらに一括して電子線を照射する一括図形照射法の開発が進められ
ている。しかしながら、一括図形照射法を使用する電子線描画装置は大型化するとともに、マスクの位置をより高精度に制御する機構がさらに必要となって装置自体のコストが高
くなるという問題がある。
また、他のパターンの形成技術として、所定のスタンパを型押ししてその表面形状を転
写するインプリント技術が知られている。このインプリント技術は、形成しようとするパ
ターンの凹凸に対応する凹凸が形成されたスタンパを、例えば所定の基板上に樹脂層を形成して得られる被転写体に型押しするものであり、凹凸幅が25nm以下の微細構造を被転写体の樹脂層に形成することができる。ちなみに、このようなパターンが形成された樹脂層は、基板上に形成される薄膜層と、この薄膜層上に形成される凸部からなるパターン層とで構成されている。そして、このインプリント技術は、大容量記録媒体における記録ビットのパターンの形成や、半導体集積回路のパターンの形成への応用が検討されている。例えば、大容量記録媒体用基板や半導体集積回路用基板は、インプリント技術で形成したパターン形成層の凸部をマスクとして、パターン形成層の凹部で露出する薄膜層部分、及びこの薄膜層部分に接する基板部分をエッチングすることで製造することができる。
基板部分のエッチング加工の精度は、薄膜層の面方向における厚さの分布の影響を受ける。例えば、薄膜層の厚さのばらつきが最大厚さと最小厚さの差で50nmである被転写体は、深さ50nmでエッチング加工が施されると、薄膜層が薄い箇所では基板にエッチングが施されるが、厚い箇所ではエッチングが施されない場合がある。したがって、エッチング加工の所定の精度を維持しようとすれば、基板上に形成する薄膜層の厚さが均一である必要がある。つまり、このような均一な薄膜層を形成しようとすれば、基板上に形成される樹脂層は面方向にその厚さが薄く均一である必要がある。
従来、インプリント技術では、平坦なスタンパを平坦な被転写体に押し当ててパターンを形成する。しかしながら、被転写体とスタンパとが接触する際に、両方の全面同士がほぼ同時に接触してしまう。そのため、樹脂を介した被転写体とスタンパとの接触時に、接触面内で局所的に圧力差が生じて樹脂の流動が妨げられたり、樹脂に気泡が巻き込まれる場合がある。そして、樹脂の流動が妨げられたり、樹脂に気泡が巻き込まれると、得られるパターン形成層の一部が不均一となる。この傾向は、転写面積が拡大すればするほど顕著となる。
そこで、樹脂の流動性を上げ、かつ気泡の巻き込みを防ぎ、均一なパターン形成層を形成するために、平坦なスタンパを機械的に湾曲させるとともに、湾曲して凸となったスタンパを被転写体と接触させる転写方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この転写方法では、スタンパの凸部が被転写体の中心部に接触した後、徐々に外周部へ向かってその接触領域が広げられていくこととなる。その結果、この転写方法では、樹脂の流動性が良好になると共に、パターン形成層(樹脂)への気泡の巻き込みが防止される。
しかしながら、前記した特許文献1、2の転写方法はスタンパの端部を保持する治具で機械的に湾曲させていることから、保持されている時のスタンパ端部にかかる負荷が大きく、転写を繰り返すうちにスタンパが破損してしまうことがある。
他方、特許文献3では、スタンパをパターン形成面が凸となる球面状の弾性体で形成する発明が提案されている。この発明では、レジスト原盤にニッケルで電鋳し、剥離して平坦なニッケル製のスタンパ(以下、ニッケルスタンパという)を作製する。そして、平坦なニッケルスタンパの裏面に熱収縮シートを貼りつけて所定の温度で加熱し、ニッケルスタンパを球面状に湾曲させる。最後に、熱収縮シートを取り外すことで、湾曲したニッケルスタンパが得られる。そして、このニッケルスタンパを用いた微細構造転写では、ニッケルスタンパの裏面から押圧しながら平坦な被転写体表面に近づくように押付けることで、局部的に気泡を巻込むことを防いでいる。
特開平8−207159号公報 特開2006−303292号公報 特開平2−113456号公報
しかしながら、特許文献3のニッケルスタンパの湾曲量は、ニッケルスタンパと熱収縮シートの線膨張係数差で決まる。そして、熱収縮シートは樹脂を含んでいることから、樹脂のガラス転移温度以上でニッケルスタンパを湾曲させることが不可能である。つまり、湾曲量の調整に限界が生じる。また、このニッケルスタンパは、熱収縮シートを取り除いた後のニッケルの内部応力のみで湾曲しているため、微細構造転写工程でニッケルスタンパに対して加熱、冷却を繰り返すと、この内部応力が緩和されて、ニッケルスタンパが平坦に戻ってしまうという課題が生じる。
そこで、本発明は、被転写体とスタンパとの接触時に樹脂の流動性が良好になると共に、パターン形成層(樹脂)への気泡の巻き込みが防止されるように湾曲しており、スタンパにかかる負荷を軽減して耐久性に優れた微細構造転写用スタンパ及びその製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、基体の表裏両面のうち片面側に形成された微細パターンを被転写体に接触させて、前記被転写体の表面の樹脂層に前記微細パターンを転写するための微細構造転写用スタンパにおいて、前記基体の表裏両面のうち少なくとも一方の面側に少なくとも1層の薄膜が設けられ、前記基体と前記薄膜とは、線膨張係数が異なっており、前記基体は、前記薄膜に生起した内部応力によって微細パターン側が凸となるように湾曲していることを特徴とする。
本発明によれば、耐久性に優れた微細構造転写用スタンパ及びその製造方法を提供することができる。
以下に、本発明の微細構造転写用スタンパの実施形態について図を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は、本実施形態に係る微細構造転写用スタンパの構成説明図である。
図1に示すように、微細構造転写用スタンパ100(以下、単に「スタンパ100」という)は、板状の基体102と、この基体102に形成された薄膜103とを備えている。このスタンパ100は、片面に微細パターン101が形成されており、この微細パターン101を被転写体(図示省略)の樹脂層に転写するためのものである。
基体102としては、電磁波を透過するものが望ましく、200nm〜2000nmの波長を有する電磁波を10%以上透過するものが更に望ましい。このような基体102は、後記するように、樹脂層として電磁波硬化性樹脂(光硬化性樹脂)からなるものを使用した場合に、この基体102を介して電磁波を樹脂層に照射して当該樹脂層を硬化させることができる。ちなみに、ここでいう電磁波としては、例えば、波長365nm付近の紫外線、波長800nm以下の可視光、波長2000nm以下の近赤外光等であってもよい。
このスタンパ100は、薄膜103内に生起させた内部応力によって、微細パターン101が形成された面側が凸となるように湾曲している。この内部応力は、後記するように、薄膜103の材料として、基体102の材料とその線膨張係数が異なるものを選択することによって生起させたものである。つまり、本実施形態では、薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数よりも大きくなるようにこれらの材料を相互に選択している。
図1に示すスタンパ100においては、基体102の片面に微細パターン101が形成されており、薄膜103は、微細パターン101が形成された面の反対側の面に形成されている。
基体102及び薄膜103は、少なくとも1種類の金属元素又は半金属元素を含んでおり、例えば、Li、Mg、Al、Ti、Zn、Ga、Zr、Nb、Ta、Rb、Sr等の金属元素を含むものや、例えば、Si、Ge、As等の半金属元素を含むものが挙げられる。
更に具体的な基体102の材料としては、石英や、Si、フッ化物を含んだ多成分ガラスが挙げられるがこれに限定されるものではない。また、薄膜103の材料としては、例えば、化学式SiO(但し、xは、0を超え、2以下の値となる。)で示されるケイ素酸化物が挙げられるがこれに限定されるものではない。
そして、薄膜103の材料が化学式SiOで示されるもの、又はSiである場合には、これらはGe、B、P等のドーパントを更に含むものであってもよい。
基体102及び薄膜103の厚さは、一定であれば特に制限はないが、スタンパ100の湾曲度合いに応じて適宜に設定することができる。
例えば、円盤状の石英製の基体102(厚さ0.5mm、直径100mm)の表面に、厚さが10μmでSiOを主成分とする薄膜103であってその内部応力が35MPa程度となるものを設けた場合に、スタンパ100の中央部分は、その外周縁部に比べて約0.5mm盛り上がるように湾曲する。また、この薄膜103の厚さを10μmから20μmに変更すると、スタンパ100の中央部分はその外周縁部に比べて約1mm盛り上がるように湾曲する。ちなみに、薄膜103の厚さを一定とした場合には、基体102が厚くなるにつれて湾曲度合いは減少する。
また、薄膜103の厚さは、紫外光の波長よりも厚くすることで、薄膜103による光干渉の影響を抑えることが可能となる。また、基体102への負荷を低減するために、基体102の厚さよりも薄くするのがよい。具体的には、薄膜103の厚さは、0.5μm以上、100μm以下が望ましい。
次に、本実施形態に係るスタンパ100の製造方法について説明する。参照する図面において、図2(a)及び(b)は、本実施形態に係るスタンパの製造方法を説明する工程図である。
図2(a)に示すように、ここでの製造方法では、平坦な石英製の基体102の片面に、周知のフォトリソグラフィ技術で微細パターン101を形成する。
次に、図2(a)に示す基体102が図示しない制膜装置のチャンバ内に設置されて次の薄膜形成工程が実施される。
図2(b)に示すように、この薄膜形成工程では、基体102の微細パターン101が形成された面の反対側の面には、薄膜103が形成される。この薄膜103は、前記した化学式SiOで示されるもので形成されており、所定のターゲットを使用した周知のスパッタリング技術で形成されたものである。ちなみに、化学式SiOで示されるものからなる薄膜103の線膨張係数は、石英(基体102)の線膨張係数よりも大きくなっている。
この薄膜形成工程では、薄膜103の厚さが所望の厚さとなるように成膜時間、及び圧力が調整されて基体102に薄膜103が形成されつつ、基体102及び薄膜103が所定の温度で加熱されることとなる。つまり、基体102と薄膜103との線膨張係数が異なること、及び薄膜形成工程と加熱工程とが並行して実施されることによって、薄膜103内に内部応力が生起する。その結果、微細パターン101が形成された面側が凸となるように湾曲するスタンパ100が製造されることとなる。
なお、前記した加熱温度は、被転写体の表面に微細パターン101を転写する工程で、スタンパ100が曝される温度よりも高く設定することが望ましい。
次に、本実施形態に係るスタンパ100を使用した微細パターンの転写方法について説明しつつ、このスタンパ100の作用効果について説明する。ここで参照する図3(a)から(d)は、本実施形態に係るスタンパを使用した微細パターンの転写方法の工程説明図である。
この転写方法では、図3(a)に示すように、平坦な基板201の表面に光硬化性樹脂(電磁波硬化性樹脂)202を滴下した被転写体203を、上下に稼動するステージ204上に設置する。なお、表面に微細パターン101を形成したスタンパ100は予め、スタンパ保持機構205で保持しておく。
次に、図3(b)に示すように、この転写方法では、昇降機構(図示せず)によってステージ204を上昇させて、被転写体203をスタンパ100に押し付ける。この際、スタンパ100が被転写体203の表面に追従するように変形しながら押し当てられ、光硬化性樹脂202を基板201の表面及び微細パターン101に押し広げる。そして、スタンパ100の上方から紫外光UVが照射されて光硬化性樹脂202は硬化する。
次に、図3(c)に示すように、この転写方法では、被転写体203の裏面を加圧ステージ204に真空吸着固定した状態でステージ204を下げることで、スタンパ100には湾曲形状に戻ろうとする応力がかかる。その結果、スタンパ100は、被転写体203の周縁部から離型し始める。
そして、図3(d)に示すように、被転写体203からスタンパ100が完全に離型されることで、スタンパ100の微細パターン101が光硬化性樹脂202の表面に転写された被転写体203が得られる。
以上のようなスタンパ100を使用した転写方法においては、スタンパ100を被転写体203の表面に接触させる前の周囲の雰囲気は、大気圧下、減圧下、N等のガス雰囲気下のいずれかで接触させても良い。そして、この湾曲したスタンパ100は、いずれの雰囲気下においても、従来の平坦なスタンパを被転写体203に押し当てたときと異なって、前記したように、被転写体203の表面に追従するように変形しながら押し当てられるので、光硬化性樹脂202の流動が良好となり、かつ光硬化性樹脂202に対する空気の巻き込みを防ぐことができる。
また、このようなスタンパ100を使用した転写方法においては、前記したように、光硬化性樹脂202に対して紫外光UVを照射する際に、被転写体203及びスタンパ100の周囲の温度が変化する。例えば、紫外光UVを数秒照射した場合、パターン形成面の温度は、80℃程度まで上昇することがある。つまり、スタンパ100は、加熱工程と冷却工程とを繰り返すこととなる。
そして、本実施形態に係るスタンパ100は、従来の湾曲したニッケルスタンパ(例えば、特許文献3参照)と異なって、微細パターン101を形成した基体102と、薄膜103とが一体となっており、この薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数に対して差を有しているので、スタンパ100に対して加熱工程及び冷却工程が繰り返されても室温に戻したときの湾曲量(湾曲度合い)はその復元性に優れている。
また、前記したように、薄膜形成工程と並行して実施される加熱工程での加熱温度は、ここでの転写工程の温度よりも高く設定することが望ましい。このように前記した加熱工程での加熱温度を設定することで、スタンパ100は、その復元性に更に優れることとなる。
以上のように、本実施形態に係るスタンパ100は、被転写体203に対する接触時に光硬化性樹脂202の流動性が良好になると共に、パターン形成層(光硬化性樹脂202)への気泡の巻き込みが防止されるように湾曲しており、しかも耐久性に優れる。
なお、前記した転写方法では、光硬化性樹脂202の表面に微細パターン101を転写したが、本実施形態に係るスタンパ100は、熱可塑性樹脂の表面に微細パターン101を転写する場合にも利用できる。この場合には、被転写体203の表面にスピンコート法等で熱可塑性樹脂からなる樹脂層を形成し、この樹脂層を、熱可塑性樹脂のガラス転移温度以上で加熱した後、この樹脂層にスタンパ100を押し当て、そして樹脂層をガラス転移温度以下に冷却してからスタンパ100を離型すればよい。
このような転写方法で微細パターン101が転写された被転写体203は、例えば、磁気記録媒体、光記録媒体等の情報記録媒体、大規模集積回路部品、レンズ、偏光板、波長フィルタ、発光素子、光集積回路等の光学部品、免疫分析、DNA分離、細胞培養等のバイオデバイスへの適用が可能である。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、微細パターン101が形成された面の反対側の面に薄膜103が形成されたスタンパ100であって、薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数よりも大きくなるようにしたものについて説明したが、本発明は微細パターン101が形成される面側に薄膜103が形成されたものであってもよい。ここでは、このスタンパ100の製造方法を説明しながらこのスタンパ100について説明する。参照する図4(a)から(c)は、基体の微細パターンが形成される面側に薄膜が形成されたスタンパの製造方法を説明する工程図である。
この製造方法では、図4(a)に示すように、基体102の両面に薄膜103が形成される。この薄膜103は、前記実施形態での薄膜103(図1参照)と異なって、薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数よりも小さくなるものを選択している。
次に、図4(b)に示すように、一方の薄膜103に、周知のフォトリソグラフィ技術で微細パターン101が形成される。そして、この製造方法では、図4(c)に示すように、微細パターン101が形成された面とは反対側の薄膜103が周知のドライエッチング技術で取り除かれることによってスタンパ100が得られる。
このスタンパ100は、薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数よりも小さくなっているので、図4(c)に示すように、微細パターン101が形成された薄膜103側に凸となるように湾曲している。
なお、図4(a)に示すように、基体102の両面に薄膜103を形成すると共に、図4(c)に示すように、微細パターン101が形成されていない薄膜103を除去することによって、平坦な薄膜103に微細パターン101を形成することができる。これに対して、例えば、基体102の片面に薄膜103を形成し、この薄膜103に微細パターン101を形成する方法では、湾曲した面に微細パターンを形成することになって、加工精度が低下する恐れがある。
また、前記実施形態では、微細パターン101が形成された面の反対側の面に薄膜103が形成されたスタンパ100について説明したが、本発明は基体102の両面に薄膜103が形成されたものであってもよい。ここでは、このスタンパ100の製造方法を説明しながらこのスタンパ100について説明する。参照する図5(a)から(d)は、基体の両面に薄膜が形成されたスタンパの製造方法を説明する工程図である。
この製造方法では、図5(a)に示すように、基体102の両面に薄膜103が形成される。この薄膜103は、前記実施形態での薄膜103(図1参照)と同様に、薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数よりも大きくなるものを選択している。
次に、図5(b)に示すように、一方の薄膜103上に、微細パターン502が転写される。この微細パターン502は、薄膜103上に設けた樹脂からなるレジストパターンにスタンパ501の微細パターンを転写したものである。このスタンパ501としては、前記実施形態に係るスタンパ100(図1参照)を使用することができるが、周知の電子線描画技術等で微細パターンを形成した従来のスタンパであってもよい。
次に、この製造方法では、図5(c)に示すように、微細パターン502(レジストパターン)をマスクとしてこの微細パターン502に隣接する薄膜103が周知のドライエッチング技術で加工されることによって、当該薄膜103に微細パターン101が形成された。
なお、これらの微細パターン502及び微細パターン101が複数の微細な凹凸、具体的には、襞体や複数の窪み等で構成されている場合には、微細パターン502における凹凸の高さH1(図5(b)参照)と微細パターン101における凹凸の高さH2(図5(c)参照)とは異なっていてもよい。また、図示しないが、微細パターン502及び微細パターン101における凹凸の側壁の角度は相互に異なっていてもよい。
このように高さ、角度等が異なるもの形成することで、スタンパ100の微細パターン101のバリエーションを豊富にすることができるので、このスタンパ100を使用して得られる微細構造体の適用範囲を一段と拡張することができる。
次に、この製造方法では、図5(d)に示すように、微細パターン101を形成した面の反対側の薄膜103の厚さを増加させることによってスタンパ100を得た。
このスタンパ100は、薄膜103の線膨張係数が基体102の線膨張係数よりも大きくなっていると共に、図5(d)に示すように、微細パターン101が形成された薄膜103よりもその反対側の薄膜103の方が厚くなっているので、微細パターン101側に凸となるように湾曲している。
なお、図4(c)に示すスタンパ100では、図4(b)の下側の方の薄膜103をドライエッチング技術で完全に取り除くことによってスタンパ100を湾曲させることを想定しているが、当該薄膜103の削り取る量を加減してこの湾曲度合いを調節することもできる。
また、前記実施形態では、基体102の片面当りに形成する薄膜103が1層であるものについて説明したが、本発明は薄膜103が基体102の片面当りに複数層形成されるものであってもよい。そして、これらの薄膜103のそれぞれは、相互に異なる材質であってもよいし、同じ材質で異なる密度を有するものであってもよい。
また、前記実施形態では、薄膜103の形成を1回の工程で行うことを想定しているが、本発明はスタンパ100の湾曲度合いを見ながら薄膜103の形成を複数工程繰り返して行ってもよい。
また、前記実施形態では、薄膜103をスパッタリング法で形成するスタンパ100の製造方法について説明したが、本発明は化学気相成長法、真空蒸着法、液相エピタキシー法、スピンコート法等の他の薄膜形成法で薄膜103を形成するものであってもよい。
また、前記実施形態では、薄膜形成工程と並行して基体102及び薄膜103を加熱する加熱工程を行うスタンパ100の製造方法について説明したが、本発明は薄膜形成工程の後に加熱工程を更に行うものであってもよい。
また、前記実施形態では、微細パターン101をフォトリソグラフィ技術で形成するスタンパ100の製造方法について説明したが、本発明は、例えば、収束イオンビーム法、電子線描画法、インプリント法等の他の形成方法を使用するものであってもよい。
次に、実施例を示しながら本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
本実施例では、図2(a)及び(b)に示す方法でスタンパ100が製造された。
基体102としては、直径100mm、厚さ0.5mm、線膨張係数5.4×10−7−1の石英基板を使用した。先ず、図2(a)に示すように、石英製の基体102の片面に、周知のフォトリソグラフィ技術で微細パターン101を形成した。微細パターン101は、直径0.5μm、深さ1μmの穴が、中心間隔1μmで配列したものである。次に、図2(b)に示すように、微細パターン101を形成した面の反対側の面に、GeOを24モル%含む、SiOを主成分とする薄膜103を周知のスパッタリング技術で形成した。
このとき、基体102を図示しない製膜装置のチャンバ内に設置し、200℃に加熱しながら、薄膜103の厚さが0.5μmになるように成膜時間を調整した。そして、薄膜103を形成した基体102を室温まで冷却した後、製膜装置のチャンバから取り出して図2(b)に示すスタンパ100が得られた。なお、冷却されることによって線膨張係数の大きい薄膜103がよく収縮するので、図2(b)のように反り返る。
このスタンパ100の反りを、レーザを用いた表面形状測定装置で評価したところ、スタンパ100は、微細パターン101を形成した面方向に対して、中央部分が外周端部に比べて約0.5mm盛り上がるように湾曲していた。
なお、このスタンパ100における電磁波の透過率は、365nmの波長を有する電磁波の透過率で90%を示した。
(実施例2)
本実施例では、図4(a)〜(c)に示す方法でスタンパ100が製造された。
基体102としては、直径100mm、厚さ0.5mm、線膨張係数32×10−7−1の平坦なフッ化物を含む多成分ガラス基板を使用した。
図4(a)に示すように、石英製の基体102の両面に、真空蒸着技術で厚さ0.5μmのSiOからなる薄膜103を形成した。両面の薄膜103は、共に250℃の温度下で形成しており、基体102の平坦性は保たれていた。
次に、図4(b)に示すように、両面に薄膜103が形成された基体102の片面に、周知のフォトリソグラフィ技術で微細パターン101が形成された。
この微細パターン101は、直径0.5μm、深さ1μmの穴が、中心間隔1μmで配列されたものである。
次に、図4(c)に示すように、微細パターン101の反対側の基体102の面に形成された薄膜103が、周知のドライエッチング技術で取り除かれて、スタンパ100が得られた。これも冷却されることにより図4(c)のように反り返る。
このスタンパ100の反りを、レーザを用いた表面形状測定装置で評価したところ、このスタンパ100は、微細パターン101を形成した面方向に対して、中央部分が外周縁部に比べて約0.5mm盛り上がるように湾曲していた。
なお、このスタンパ100における電磁波の透過率は、365nmの波長を有する電磁波の透過率で90%を示した。
(実施例3)
本実施例では、図5(a)〜(d)に示す方法でスタンパ100が製造された。
基体102としては、直径100mm、厚さ0.5mm、線膨張係数5.4×10−7−1の石英基板を使用した。
図5(a)に示すように、この基体102の両面にスパッタリング技術で厚さが0.1μmでGeOを24モル%含む、SiOを主成分とする薄膜103を形成した。両面の薄膜103は、共に200℃の温度下で形成しており、基体102の平坦性は保たれていた。
次に、図5(b)に示すように、片方の薄膜103上に、周知のインプリント技術で微細パターン502(レジストパターン)が転写される。この微細パターン502は、幅50nm、高さ(図5(b)のH1)50nmのラインをピッチ100nmで同心円状に配列したものであって襞体を形成している。インプリントで用いたスタンパ(原盤)501は、周知の電子線描画技術で微細パターン502(レジストパターン)に対応するパターンを形成した後、これを実施例1のスタンパ100と同じ形状に湾曲させたものである。
次に、本実施例では、図5(c)に示すように、微細パターン502(レジストパターン)をマスクとしてこの微細パターン502に隣接する薄膜103を周知のドライエッチング技術で加工することによって、当該薄膜103に微細パターン101を形成した。
この微細パターン101は、幅50nm、高さ(図5(c)のH2)80nmのラインをピッチ100nmで配列した襞体を形成していた。つまり、微細パターン101の高さH2は、スタンパ(原盤)501の高さH1と異なっていた。
次に、図5(d)に示すように、微細パターン101を形成した面の反対側に形成された薄膜103(0.1μm)に重ねるように、さらに、GeOを24モル%含む、SiOを主成分とする薄膜103を追加して0.4μm形成した。その結果、この薄膜103は、2層からなる合計で0.5μmの多層膜で構成されていることになる。そして、ここでは室温(常温)に冷却されることで、図5(d)に示すようにスタンパ100は反り返る。
なお、ここでは、薄膜103の線膨張係数には変化を付けなかったが、基体102に近づくにつれて、薄膜103の線膨張係数を基体102の線膨張係数に近づけると、薄膜103の剥がれや割れを抑制することができて良い。つまり、薄膜103が2層からなる場合には、基体102に遠い方の層の線膨張係数よりも基体102に近い方の層の線膨張係数を、基体102の線膨張係数に近づけると良いし、薄膜103が3層以上からなる場合には、基体102に遠い方の層から基体102に近い方の層にかけて徐々に、薄膜103を構成する複数の層の線膨張係数を基体102の線膨張係数に近づけると良い。
このようにして得られたスタンパ100の反りを、レーザを用いた表面形状測定装置で評価したところ、このスタンパ100は、微細パターン101を形成した面方向に対して、中央部分が外周縁部に比べて約0.4mm盛り上がるように湾曲していた。
なお、このスタンパ100における電磁波の透過率は、365nmの波長を有する電磁波の透過率で90%を示した。
(実施例4)
本実施例では、図3(a)〜(d)に示す転写方法で被転写体203(微細構造体)を得た。この被転写体203は、実施例3で得られたスタンパ100を用いたインプリント法を使用して製造したものである。
この転写方法では、図3(a)に示すように、平坦なガラス製の基板201の表面に光硬化性樹脂202を滴下した被転写体203を、ステージ204上に設置した。この平坦な基板201としては、直径65mm、厚さ0.635mmのガラス製で中心に直径20mmの穴を加工した磁気記録媒体用基板が用いられた。そして、基板201の表面には、ディスペンス法で光硬化性樹脂202が滴下された。光硬化性樹脂202は、感光性物質が添加され、粘度が4mPa・sになるよう調合された。光硬化性樹脂202は、ノズルが512(256×2列)個配列され、ピエゾ方式で光硬化性樹脂202を吐出する塗布ヘッドで塗布された。塗布ヘッドのノズル間隔は、列方向に70μm、列間140μmである。各ノズルからは約5pL(ピコリットル)の光硬化性樹脂202が吐出されるように制御された。光硬化性樹脂202の滴下ピッチは、半径方向に150μm、周回方向ピッチを270μmとした。また、実施例3で作製したスタンパ100は予め、スタンパ保持機構205で保持した。
次に、図3(b)に示すように、昇降機構(図示せず)によってステージ204を上昇させて、被転写体203をスタンパ100に押付けた。このとき、基板201の中心穴端部とそれに対応するスタンパ100の内円部とが最初に接触し、以後ステージ204を上昇させると共に、スタンパ100が被転写体203の表面に追従するまで押し当てられた。そして、光硬化性樹脂202は基板201の表面及び微細パターン101に押し広げられた。そして、スタンパ100の上方から波長365nmの紫外光UVが2秒間照射されて、光硬化性樹脂202が硬化した。
次に、図3(c)に示すように、被転写体203の裏面を加圧ステージ204に真空吸着固定した状態でステージ204を下げることで、スタンパ100が湾曲形状に戻ろうとする応力により、被転写体203の外円周部の一部からスタンパ100が離型し始めた。
そして、図3(d)に示すように、スタンパ100の微細パターン101が光硬化性樹脂202の表面に転写されて被転写体203が得られた。ここで参照する図6は、本実施例で形成したレジストパターンの断面を示す電子顕微鏡写真である。
被転写体203の表面には、幅50nm、深さ80nm、ピッチ100nmの同心円状溝パターンが、図6に示すレジストパターンとして形成された。
次に、このレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスによって薄膜103にドライエッチング加工を施したところ、基板201の表面には、幅50nm、深さ40nm、ピッチ100nmの同心円状溝パターンが加工された。
なお、この基板201の表面に、非磁性層、磁性層、非磁性の平坦化膜、保護膜、潤滑膜を形成することで、垂直磁気記録方式のディスクリートトラックメディアが作製された。
(実施例5)
本実施例では、実施例1と同じ方法で作製されたスタンパ100を使用して反射光抑制デバイスが作製された。ここで使用された転写方法は、図3(a)〜(d)で示される転写方法において、スタンパ100が被転写体203に向かって押し付けられた以外は、実施例4の転写方法と同様に行われた。
このスタンパ100は、直径100mm、厚さ0.5mmの石英製の基体102(図1参照)の表面に、周知の電子線描画技術とドライエッチング技術で、30mm×30mmの領域内に直径230nm、深さ400nmの穴構造を、間隔70nmで並べたものである。
図3(a)に示す被転写体203としては、直径50mm、厚さ0.5mm、屈折率が2.23の光学デバイス用基板が使用された。
この転写方法においては、被転写体203の表面に形成された凹凸パターンは、スタンパ100の凹凸パターンと相対しており、直径230nm、高さ400nmの柱状体が、間隔70nmで並べられた構造となっていた。
次に、凹凸パターンが形成された被転写体203の表面が、ドライエッチング技術で更に加工された。その結果、被転写体203の表面には、直径230nm、高さ230nmの柱状体が間隔70nmで並べられた図示しない微細構造体(光学板)が得られた。
次に、この光学板のパターン形成面で生じる反射率が測定された。その結果を図7に示す。ここで参照する図7は、本実施例で作製した光学板のパターン形成面からの反射率の波長特性を示すグラフであって、縦軸は反射率(%)、横軸は反射波の波長(μm)である。
図7に示すように、波長1.16μmから1.5μmの波長範囲での反射率は、1%以下であった。また、図示しないが、凹凸パターンを形成していない以外は被転写体203と同じ材質の基板は、その反射率が約14%であった。このことから、凹凸パターンを形成することで反射波が抑制されることが確認された。
本実施形態に係る微細構造転写用スタンパの構成説明図である。 (a)及び(b)は、本実施形態に係るスタンパの製造方法を説明する工程図である。 (a)から(d)は、本実施形態に係るスタンパを使用した微細パターンの転写方法の工程説明図である。 (a)から(c)は、基体の微細パターンが形成される面側に薄膜が形成されたスタンパの製造方法を説明する工程図である。 (a)から(d)は、基体の両面に薄膜が形成されたスタンパの製造方法を説明する工程図である。 実施例4で形成したレジストパターンの断面を示す電子顕微鏡写真である。 実施例5で作製した光学板のパターン形成面からの反射率の波長特性を示すグラフであって、縦軸は反射率(%)、横軸は反射波の波長(μm)である。
符号の説明
100 微細構造転写用スタンパ(スタンパ)
101 微細パターン
102 基体
103 薄膜
202 光硬化性樹脂
203 被転写体
H1 原盤の凹凸の高さ
H2 微細パターンの凹凸の高さ
UV 紫外光(電磁波)

Claims (12)

  1. 基体の表裏両面のうち片面側に形成された微細パターンを被転写体に接触させて、前記被転写体の表面の樹脂層に前記微細パターンを転写するための微細構造転写用スタンパにおいて、
    前記基体の表裏両面のうち少なくとも一方の面側に少なくとも1層の薄膜が設けられ、
    前記基体と前記薄膜とは、線膨張係数が異なっており、
    前記基体は、前記薄膜に生起した内部応力によって微細パターン側が凸となるように湾曲していることを特徴とする微細構造転写用スタンパ。
  2. 200nmから2000nmの波長を有する電磁波を10%以上透過することを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  3. 前記被転写体の表面の樹脂層は、電磁波が照射されると硬化する樹脂を含み、前記薄膜は、前記電磁波の波長よりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  4. 前記薄膜の厚さは、0.5μm以上、100μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の微細構造転写用スタンパ。
  5. 前記基体は、石英で形成され、前記薄膜は、SiO(但し、xは、0を超え、2以下の値となる)で示される酸化膜で形成され、この酸化膜は石英と異なる密度を有していることを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  6. 前記基体は、石英で形成され、前記薄膜は、ドーパントを含むSiOで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  7. 前記基体は、Si又は多成分ガラスで形成されており、前記薄膜は、前記基体の微細パターンが形成される面側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  8. 前記薄膜は、前記基体の表裏両面のそれぞれに形成されており、各薄膜は、相互に厚さ及び組成の少なくとも一方が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  9. 前記薄膜の厚さは、前記微細パターンが形成される面内で一定であることを特徴とする請求項1に記載の微細構造転写用スタンパ。
  10. 請求項1に記載の微細構造転写用スタンパの製造方法であって、
    前記基体の表裏両面のうち少なくとも一方の面側に少なくとも1層の薄膜を形成する薄膜形成工程を有し、
    この薄膜形成工程と並行して、又はこの薄膜形成工程の後に、前記基体と前記薄膜とを加熱する加熱工程を更に有することを特徴とする微細構造転写用スタンパの製造方法。
  11. 前記加熱工程の加熱温度は、前記被転写体の表面に前記微細パターンを転写する際に当該微細構造転写用スタンパが曝される温度よりも高いことを特徴とする請求項10に記載の微細構造転写用スタンパの製造方法。
  12. 請求項1に記載の微細構造転写用スタンパの製造方法であって、
    前記微細パターンが複数の微細の凹凸で形成されており、この微細パターンを前記基体に形成する際に、
    前記基体の片面に樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、
    前記微細パターンが形成された原盤を前記樹脂層に接触させて前記原盤の微細パターンを転写する転写工程と、
    前記微細パターンが形成された前記樹脂層をマスクとして前記基体の表面をエッチング加工してこの基体の表面に微細パターンを形成するエッチング工程と、
    を有し、
    エッチング加工で前記基体の表面に形成された微細パターンを構成する前記凹凸の高さ、及び前記突出部の側壁の角度のいずれかが、原盤の微細パターンを構成する前記凹凸の高さ、及び前記凹凸の側壁の角度と異なっていることを特徴とする微細構造転写用スタンパの製造方法。
JP2008231771A 2008-09-10 2008-09-10 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4609562B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231771A JP4609562B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法
US12/543,595 US20100062098A1 (en) 2008-09-10 2009-08-19 Stamper for minute structure transfer and a method for manufacturing the same
CN200910165959A CN101670629A (zh) 2008-09-10 2009-08-20 精细结构转印用压模及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231771A JP4609562B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010064328A true JP2010064328A (ja) 2010-03-25
JP4609562B2 JP4609562B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=41799512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008231771A Expired - Fee Related JP4609562B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100062098A1 (ja)
JP (1) JP4609562B2 (ja)
CN (1) CN101670629A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230272A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Taika:Kk スタンパ及びそれを用いる光学シートの製造方法
JP2012238674A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Canon Inc インプリント装置、及び、物品の製造方法
JP2013251301A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Hitachi High-Technologies Corp 樹脂スタンパ製造装置
JP2014220512A (ja) * 2014-06-30 2014-11-20 信越化学工業株式会社 金型用基板及び金型用基板の検査方法
JP2016192519A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社協同インターナショナル レプリカモールドおよびその製造方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4340086B2 (ja) * 2003-03-20 2009-10-07 株式会社日立製作所 ナノプリント用スタンパ、及び微細構造転写方法
JP2011005773A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Fuji Electric Device Technology Co Ltd インプリント用スタンパおよびインプリント装置
KR101255285B1 (ko) * 2009-12-18 2013-04-15 엘지디스플레이 주식회사 평판 표시 소자의 제조 장치 및 방법
KR101309865B1 (ko) * 2009-12-23 2013-09-16 엘지디스플레이 주식회사 평판 표시 소자의 제조 장치 및 방법
US9161448B2 (en) 2010-03-29 2015-10-13 Semprius, Inc. Laser assisted transfer welding process
JP5395756B2 (ja) * 2010-07-07 2014-01-22 株式会社東芝 インプリント用テンプレートの製造方法及びパターン形成方法
US9412727B2 (en) 2011-09-20 2016-08-09 Semprius, Inc. Printing transferable components using microstructured elastomeric surfaces with pressure modulated reversible adhesion
ITTO20120854A1 (it) * 2012-09-28 2014-03-29 Stmicroelectronics Malta Ltd Contenitore a montaggio superficiale perfezionato per un dispositivo integrato a semiconduttori, relativo assemblaggio e procedimento di fabbricazione
US9434150B2 (en) 2014-07-20 2016-09-06 X-Celeprint Limited Apparatus and methods for micro-transfer-printing
US9704821B2 (en) 2015-08-11 2017-07-11 X-Celeprint Limited Stamp with structured posts
US10468363B2 (en) 2015-08-10 2019-11-05 X-Celeprint Limited Chiplets with connection posts
US10103069B2 (en) 2016-04-01 2018-10-16 X-Celeprint Limited Pressure-activated electrical interconnection by micro-transfer printing
US10222698B2 (en) 2016-07-28 2019-03-05 X-Celeprint Limited Chiplets with wicking posts
US11064609B2 (en) 2016-08-04 2021-07-13 X Display Company Technology Limited Printable 3D electronic structure
TWI672212B (zh) * 2016-08-25 2019-09-21 國立成功大學 奈米壓印組合體及其壓印方法
CN106647165B (zh) * 2016-09-28 2020-04-10 西安交通大学 一种基于柔性的可在任意曲面制造微纳结构的方法
CN108583043B (zh) * 2018-03-30 2020-11-03 大族激光科技产业集团股份有限公司 防伪压模的加工方法及转印方法
US10748793B1 (en) 2019-02-13 2020-08-18 X Display Company Technology Limited Printing component arrays with different orientations
EP3999883A4 (en) 2019-07-19 2023-08-30 Magic Leap, Inc. PROCESS FOR THE MANUFACTURE OF DIFFRACTION GRATES
US11062936B1 (en) 2019-12-19 2021-07-13 X Display Company Technology Limited Transfer stamps with multiple separate pedestals

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02113456A (ja) * 1988-10-20 1990-04-25 Mitsubishi Electric Corp ディスク基板製造装置
JPH08207159A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Omron Corp 光学素子の製造方法及び光学素子製造装置
JPH1097739A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク用原盤およびスタンパならびにそれらの製造方法
JP2003077190A (ja) * 2001-06-21 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 貼り合わせ型光記録媒体の製造方法および光記録媒体
JP2004288845A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Hitachi Ltd ナノプリント用スタンパ、及び微細構造転写方法
JP2006303292A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Onuki Kogyosho:Kk インプリント方式の転写印刷方法、転写印刷版、転写印刷装置、および転写印刷製品

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3372258B2 (ja) * 1995-08-04 2003-01-27 インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン リソグラフィ・プロセス用のスタンプ
US6309580B1 (en) * 1995-11-15 2001-10-30 Regents Of The University Of Minnesota Release surfaces, particularly for use in nanoimprint lithography
US5937758A (en) * 1997-11-26 1999-08-17 Motorola, Inc. Micro-contact printing stamp
US6849558B2 (en) * 2002-05-22 2005-02-01 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Replication and transfer of microstructures and nanostructures
US7083880B2 (en) * 2002-08-15 2006-08-01 Freescale Semiconductor, Inc. Lithographic template and method of formation and use
JP4269745B2 (ja) * 2003-03-31 2009-05-27 株式会社日立製作所 スタンパ及び転写装置
JP4638431B2 (ja) * 2003-08-06 2011-02-23 ブリッジャー テクノロジーズ,インク. 目標物質検出用の架橋型要素部品
US7140861B2 (en) * 2004-04-27 2006-11-28 Molecular Imprints, Inc. Compliant hard template for UV imprinting
KR101222946B1 (ko) * 2005-06-24 2013-01-17 엘지디스플레이 주식회사 백 프레인이 부착된 소프트 몰드의 제조방법
US8007999B2 (en) * 2006-05-10 2011-08-30 Theranos, Inc. Real-time detection of influenza virus
FR2911865B1 (fr) * 2007-01-26 2009-04-17 Commissariat Energie Atomique Procede de realisation d'un capot de protection de composant sur un substrat

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02113456A (ja) * 1988-10-20 1990-04-25 Mitsubishi Electric Corp ディスク基板製造装置
JPH08207159A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Omron Corp 光学素子の製造方法及び光学素子製造装置
JPH1097739A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク用原盤およびスタンパならびにそれらの製造方法
JP2003077190A (ja) * 2001-06-21 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 貼り合わせ型光記録媒体の製造方法および光記録媒体
JP2004288845A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Hitachi Ltd ナノプリント用スタンパ、及び微細構造転写方法
JP2006303292A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Onuki Kogyosho:Kk インプリント方式の転写印刷方法、転写印刷版、転写印刷装置、および転写印刷製品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230272A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Taika:Kk スタンパ及びそれを用いる光学シートの製造方法
JP2012238674A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Canon Inc インプリント装置、及び、物品の製造方法
JP2013251301A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Hitachi High-Technologies Corp 樹脂スタンパ製造装置
JP2014220512A (ja) * 2014-06-30 2014-11-20 信越化学工業株式会社 金型用基板及び金型用基板の検査方法
JP2016192519A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社協同インターナショナル レプリカモールドおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101670629A (zh) 2010-03-17
US20100062098A1 (en) 2010-03-11
JP4609562B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4609562B2 (ja) 微細構造転写用スタンパ及びその製造方法
KR101654095B1 (ko) 나노임프린팅 방법, 액적 배치 패턴의 작성 방법, 및 기판 가공 방법
JP5139421B2 (ja) 厚さが変化するテンプレート
JP5164589B2 (ja) インプリント装置
US8366949B2 (en) Mold for microlens and process for producing the same
US20050285308A1 (en) Stamper, imprinting method, and method of manufacturing an information recording medium
US20080187719A1 (en) Nano-imprinting mold, method of manufacture of nano-imprinting mold, and recording medium manufactured with nano-imprinting mold
JP5480530B2 (ja) 微細構造転写方法及び微細構造転写装置
KR102445641B1 (ko) 수퍼스트레이트 및 수퍼스트레이트의 사용 방법
JP6019685B2 (ja) ナノインプリント方法及びナノインプリント装置
JP2009006619A (ja) ナノインプリント用モールドおよび記録媒体
US20100308496A1 (en) Method of manufacturing stamper
JP5694889B2 (ja) ナノインプリント方法およびそれに用いられるナノインプリント装置並びにパターン化基板の製造方法
JP7071484B2 (ja) インプリントシステム内のディストーションの補正を伴うナノ製作方法
TWI817064B (zh) 平坦化設備、平坦化方法及製造物品的方法
US20210402677A1 (en) Systems and Methods for Reducing Pressure While Shaping a Film
JP4899638B2 (ja) モールドの製造方法
JP5200726B2 (ja) インプリント方法、プレインプリントモールド、プレインプリントモールド製造方法、インプリント装置
JP2007292829A (ja) 近接場露光用マスク、近接場露光用マスクの作製方法、近接場露光装置及びこのマスクを用いた近接場露光方法
JP7178277B2 (ja) インプリントモールド製造方法
JP2021532407A (ja) 少なくとも1つの湾曲したパターンを有する構造体を製造するための方法
US20230373065A1 (en) Planarization process, apparatus and method of manufacturing an article
JP5003321B2 (ja) マスクブランクおよびマスクブランク製造方法
JP7336373B2 (ja) 型を製造する方法、型、インプリント方法、インプリント装置及び物品の製造方法
JP4534709B2 (ja) ダイヤモンド部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees