JP4899638B2 - モールドの製造方法 - Google Patents

モールドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4899638B2
JP4899638B2 JP2006147707A JP2006147707A JP4899638B2 JP 4899638 B2 JP4899638 B2 JP 4899638B2 JP 2006147707 A JP2006147707 A JP 2006147707A JP 2006147707 A JP2006147707 A JP 2006147707A JP 4899638 B2 JP4899638 B2 JP 4899638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resist
pattern
substrate
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006147707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007313814A (ja
Inventor
尚子 桑原
幹雄 石川
智 遊佐
実 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2006147707A priority Critical patent/JP4899638B2/ja
Publication of JP2007313814A publication Critical patent/JP2007313814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4899638B2 publication Critical patent/JP4899638B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

本発明は、ナノインプリントに用いられるモールドおよびその製造方法に関するものである。
近年、数十ナノメートルの微細パターン転写が容易で、しかも低コストで量産加工できる技術としてナノインプリント技術が注目されている。ナノインプリントとは、ナノレベルの微小な凹凸のあるモールドを、樹脂などの被加工基板に押し付けて型の形状を転写する微細成形加工技術である。主に、熱転写方式と光硬化方式とに分類される。
ナノインプリントプロセスにおいて、モールドは成形加工品の品質に影響を及ぼすため、モールドの素材開発と、その素材への三次元の微細形状加工技術の開発が求められている。
このモールドの製造方法は、リソグラフィとエッチングにより為されるのが一般的である(例えば、特許文献1)。特許文献1では、モールドの材料となる基板表面へのレジスト塗布、露光、現像を行い、レジストをマスクとしたエッチングを行うことで、モールドを得ている。また、複雑な三次元パターン形状を有し、かつ加工が容易であるモールドの開発が進められている(例えば、特許文献2)。特許文献2では、基板と、該基板の一方の表面に形成された高さの異なる複数の凸部とを有し、該凸部のうち高さの高い凸部は少なくとも2種類以上の材料を少なくとも2層以上積層した積層構造を有すスタンパについて開示されている。
特開平10−96808号公報 特開2004−71587号公報
上述のモールド作製方法では、同一面内に異なる面積のパターン、ないし同一面積であっても形状が異なるパターンがモールドに存在する場合、面内のパターン全てが同一の深さになるようにエッチングすることは困難である。また特許文献2のように、同一高さのパターン各層を異なるエッチングレートの材料で構成する場合、膜材料及び膜形成装置にコストがかかり、またそのプロセスに時間を要すため、生産性の向上が望まれていた。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは複雑なパターン形状を容易にかつ少ない工程で作製でき、さらに凹凸の高さがそろったモールドとその製造方法を提供することである。
前述した目的を達成するために本発明はナノインプリント用モールドの製造方法であって、基板の上面にレジスト層を塗布する工程(a)と、前記レジスト層にて微小凹凸を形成する工程(b)と、形成された微小凹凸を構成するレジストをイオン注入により硬化する工程(c)と、を有することを特徴とするモールドの製造方法である。
また、ナノインプリント用モールドの製造方法であって、前記の硬化したレジスト上に第2のレジスト層を塗布する工程(d)と、前記レジスト層にて微小凹凸を形成する工程(e)と、形成された微小凹凸形状を構成するレジストをイオン注入により硬化する工程(f)と、を有し、工程(d)〜工程(f)を繰り返すことを特徴とするモールドの製造方法である。
また、前記基板が凹凸を有していることを特徴とするモールドの製造方法である。
本発明により、複雑なパターン形状を容易にかつ少ない工程で作製でき、さらに凹凸の高さがそろったモールドとその製造方法を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態に係るナノインプリント用モールド及びその製造方法について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るモールド1の断面図である。モールド1は、基板3の一つの面に凸状のレジストパターン5が形成された構造を有している。
基板3について、特に限定されないが、一般に、以下の材料が用いられる。半導体材料として、シリコン(Si)、酸化シリコン(SiO)、炭化シリコン(SiC)、および窒化シリコン(SiN)等が挙げられる。金属材料として、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、および銅(Cu)等がある。さらに、誘電体材料としてセラミックスが、またガラス及び光学材料として石英、ソーダガラス、立方晶窒化ホウ素等が用いられる。
凸状のレジストパターン5の材料として、プラズマ照射やイオン注入により硬化するレジストを使用する。
レジストの硬化プロセスは、昇温によるレジスト表面の炭化、及び不純物原子、イオン、ラジカルがレジスト内部に含まれる原子や官能基と反応し強固な結合状態を形成することである。またプラズマ照射の場合、プラズマ発生時に生じるUV光によってレジストの硬化が促進される場合もある。よって本発明に使用するレジスト材料は特に限定されないが、レジストの含有成分により、使用するプラズマ及びイオンの種類が決定される。
レジストパターン5の厚さは、目的とするパターンの深さによるが、パターンの幅と深さの比を示すアスペクト比で表すと、アスペクト比が0.1〜100であることが好ましい。
次に、モールド1の製造方法を説明する。図3は基板3を出発材料とするフローチャートを示し、図4はその作製工程を示す。
図4(a)の基板3表面に、スピンまたはスプレー法で図4(b)のようにレジストを塗布し、レジスト層7を形成する(図3のステップ101)。次に、図4(c)に示すように、電子線によりパターンをレジスト層に描画し、現像を経て基板上にレジストパターン5を得る(図3のステップ102)。その他のレジストパターン形成方法として、レーザー描画、UV露光があり、いずれの場合も、現像を経てレジストパターンを得ることができる。
なお本明細では、レジストは露光された箇所が現像にて除去される、いわゆるポジ型レジストを用いて説明を行っている。しかし、露光領域が残るネガ型レジストを用いた場合においても同様の効果が得られる。
次に、図4(d)に示すように、レジストパターン5をプラズマ照射またはイオン注入法により硬化し、モールド1を得る(図3のステップ103)。
このように本実施の形態によれば、複雑なパターン形状を容易にかつ少ない工程で作製することができる。
次に、本発明のその他の実施形態に係るモールド13について説明する。図2(a)は、モールド13の断面図を示す。
図2(a)に示したモールド13は、図1に示したモールド1に、さらにレジストパターン11が積層された構造となっている。モールド13を構成する材料については、図1に示したモールド1と同様であるため省略する。但し、使用するレジストは、1層目のレジストパターン5と同じ材料であっても、また異なっていてもよい。
次に、図2(a)のモールド13の製造方法について説明する。図4(d)のモールド1を出発材料とする作製工程を図4(d)〜図4(g)に示す。前記モールド1作製方法と同様な方法で、モールド1表面に図4(e)のようにレジストを塗布し、レジスト層9を形成する。次に、図4(f)に示すように、電子線によりパターンをレジスト層に描画し、現像を経て基板上にレジストパターン11を得る。さらに、図4(g)に示すように、レジストパターン11をプラズマ照射またはイオン注入法により硬化し、モールド13を得る。即ち、図3のフローチャートに示した工程を繰り返すことによりモールド13を得ることができる。
また、上記工程を更に繰り返すことにより、複数の段差を有する複雑な凹凸状モールドを作製することが可能である。
また、上記のようにレジストのみで構成するだけでなく、図2(b)のように、予め凹凸を形成した基板31にレジストを塗布し、微小凹凸(レジストパターン51)を形成することにより複数の段差を有するモールド15を作製することも可能である。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上述した作製工程に限定されるものではない。
以下に、プラズマ照射により硬化してモールドを作製した場合と、イオン注入により硬化してモールドを作製した場合、それぞれについて実施例を示す。
合成石英ガラス基板上に、レジスト「PMER P−LA900PM」(東京応化工業製)をスピン法により10μmの厚さに塗布した。次に、フォトマスクを使用した紫外線露光にて、パターンをレジスト層に描画した。このとき、線幅2.0μmの1:2のライン&スペース加工を行った。現像を経て、基板上にレジストパターンを得た。さらに、CHFガスを使用したプラズマを照射し、モールドを得ることができた。
シリコンウエハ上に、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)をスピン法により300nmの厚さに塗布した。次に、電子線露光装置にて、パターンをレジスト層に描画した。このとき、線幅100nmの1:2のライン&スペース加工を行った。現像を経て、基板上にレジストパターンを得た。さらに、イオン注入装置にてボロン原子(11)を2.1E10/cm注入し、モールドを得ることができた。
複雑なパターン形状を容易にかつ少ない工程で作製でき、さらに凹凸の高さがそろったモールドとその製造方法を提供することができる。
第1の実施形態に係るモールド1の断面図を示す。 その他の実施形態に係るモールド13、15の断面図を示す。 モールド1およびモールド13の作製工程のフローチャートを示す。 モールド1およびモールド13の作製工程の断面図を示す。
符号の説明
1、13、15………モールド
3、31………基板
5、11、51………レジストパターン
7、9………レジスト層

Claims (3)

  1. ナノインプリント用モールドの製造方法であって、
    基板の上面にレジスト層を塗布する工程(a)と、
    前記レジスト層にて微小凹凸を形成する工程(b)と、
    形成された微小凹凸を構成するレジストをイオン注入により硬化する工程(c)と、
    を有することを特徴とするモールドの製造方法。
  2. 請求項記載のモールドの製造方法であって、
    前記の硬化したレジスト上に第2のレジスト層を塗布する工程(d)と、
    前記レジスト層にて微小凹凸を形成する工程(e)と、
    形成された微小凹凸形状を構成するレジストをイオン注入により硬化する工程(f)と、
    を有し、工程(d)〜工程(f)を繰り返すことを特徴とする請求項記載のモールドの製造方法。
  3. 前記基板が凹凸を有していることを特徴とする請求項記載のモールドの製造方法。
JP2006147707A 2006-05-29 2006-05-29 モールドの製造方法 Expired - Fee Related JP4899638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147707A JP4899638B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 モールドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147707A JP4899638B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 モールドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007313814A JP2007313814A (ja) 2007-12-06
JP4899638B2 true JP4899638B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=38848109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006147707A Expired - Fee Related JP4899638B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 モールドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4899638B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094853B2 (ja) 2018-10-09 2022-07-04 Ykk Ap株式会社 建具、及び、建具の施工方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009078190A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Toppan Printing Co., Ltd. パターン形成方法およびパターン形成体
JP5621201B2 (ja) * 2008-11-13 2014-11-12 凸版印刷株式会社 インプリントモールド製造方法およびインプリントモールド
JP5634781B2 (ja) * 2010-07-23 2014-12-03 株式会社フジクラ インプリントモールドの製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3819397B2 (ja) * 2004-03-30 2006-09-06 株式会社東芝 インプリント方法
US20090039563A1 (en) * 2005-08-30 2009-02-12 Riken Method of forming fine pattern

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094853B2 (ja) 2018-10-09 2022-07-04 Ykk Ap株式会社 建具、及び、建具の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007313814A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7179396B2 (en) Positive tone bi-layer imprint lithography method
JP4747693B2 (ja) 樹脂体を形成する方法、光導波路のための構造を形成する方法、および光学部品を形成する方法
JP5264237B2 (ja) ナノ構造体およびナノ構造体の製造方法
US7858528B2 (en) Positive tone bi-layer method
JP2003534651A (ja) テンプレートの製作に関する方法およびその方法で製作されるテンプレート
JP2009182075A (ja) インプリントによる構造体の製造方法
JP4407770B2 (ja) パターン形成方法
US20080187719A1 (en) Nano-imprinting mold, method of manufacture of nano-imprinting mold, and recording medium manufactured with nano-imprinting mold
JP6167609B2 (ja) ナノインプリント用テンプレート、ナノインプリント用テンプレートを用いたパターン形成方法、およびナノインプリント用テンプレートの製造方法
JP2007266384A (ja) インプリント用モールド及びその製造方法
JP2011165855A (ja) パターン形成方法
JP5114962B2 (ja) インプリントモールド、これを用いたインプリント評価装置、レジストパターン形成方法及びインプリントモールドの製造方法
WO2017150628A1 (ja) 微細立体構造形成方法、及び微細立体構造
JP5050532B2 (ja) インプリントモールド、インプリントモールド製造方法および表面改質装置
JP5067848B2 (ja) パターンの形成方法
JP2008120032A (ja) インプリントモールドおよびインプリントモールド製造方法
JP4861044B2 (ja) 基板の加工方法、パターン領域を有する部材の製造方法
JP4899638B2 (ja) モールドの製造方法
JP2024096492A (ja) クロムブランクス、フォトマスクの製造方法、およびインプリントモールドの製造方法
WO2006088209A1 (ja) 3次元モールドの製造方法、微細加工物の製造方法、微細パターン成形品の製造方法、3次元モールド、微細加工物、微細パターン成形品及び光学部品
JP2007194550A (ja) インプリント用モールド及びその製造方法
JP2007253544A (ja) インプリント法
JP2005327788A (ja) 微細パターン形成用モールド及びその製造方法
JP2010272801A (ja) 表面加工方法、及びこの方法により製造されるインプリント用モルド
JP5326192B2 (ja) インプリント用モールド及びインプリント用モールド製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4899638

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees