JP2010272801A - 表面加工方法、及びこの方法により製造されるインプリント用モルド - Google Patents

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Abstract

【課題】シリコンカーバイドからなる基材の表面に、良好な微細加工を施す加工方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る表面加工方法は、シリコンカーバイドからなる基材1に反応性イオンエッチングを行う表面加工方法であって、Niを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング抑制元素と、Wを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング促進元素とを含む膜3,4をエッチングマスクとするものである。そして、エッチング抑制元素又はエッチング促進元素の含有量を調整することにより、基材1に形成される凹凸形状の側壁のテーパ角を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面加工方法に関し、特にインプリント用モルドの製造に好適なものに関する。
近年、光の波長より短い周期の凹凸微細パターンを施した反射防止構造素子、構造複屈折素子等のサブ波長光学素子の開発が進められている。また、マイクロ流路、マイクロタス基板等のμmサイズの凹凸パターンを施したマイクロ化学デバイスに対する需要が高まっている。これらの素子やデバイスの微細パターンを作製するための素材としては、熱的安定性、化学的安定性、光透過性等の要求から、ガラス材が用いられる場合が多い。また、微細パターンの形成には、イオンビーム加工、レーザー加工、微細切削加工法等の各基材を直接的に加工する手法が用いられている。しかしながら、これらの加工方法は、大量生産が困難であり、そのため製品が高価になるという問題を生ずる。
そこで、微細パターンをかたどるモルド(型)を作製し、ガラスをプレス成形することにより、微細パターンをガラス表面に転写形成する、所謂インプリント法の適用が検討されている。インプリント法によれば、同じ物を大量に作製できるため、素子やデバイスをより安価に大量生産することが可能となる。インプリント法に用いられるモルドには、耐熱性、強度、微細加工性等が要求される。従来、主に研究開発段階では、グラッシーカーボンや石英を基材とし、反応性イオンエッチング、機械加工等により微細パターンが形成されたモルドが用いられてきた。しかしながら、これらの材料は、硬度や脆性が比較的低いため、使用回数を重ねていくと欠陥や破壊が生じやすく、量産用のモルドとしては、耐久性に問題がある。
上記問題を解決するために、非常に高い機械強度と耐熱性を有するシリコンカーバイト材をモルド基材として用いることが提案されている。シリコンカーバイドは、高い硬度(ビッカース硬度が約2200)と、高い耐熱性(約1600℃)を有する。そのため、シリコンカーバイドは、ガラスのインプリントに必要とされる数百℃での多数回のインプリントにも耐えられる十分な耐久性を有する。また、CVD(Chemical Vapor Deposition)法で作製されたシリコンカーバイドは、均一な組成を有するため、反応性イオンエッチング法等で加工した時に、加工面に荒れが生じにくく、微細加工性にも優れている。
ところで、素子やデバイスの微細パターンには、凹凸の側壁にテーパ角が要求される場合がある。例えば、反射防止構造素子がその機能を発現するためには、側壁が基板面に対して垂直に立設した矩形の凹凸ではなく、円錐形又は釣鐘形の凹凸である必要がある。また、マイクロ流路等では、溝状の凹凸が形成されるが、凹凸の側壁の傾斜が90度に近いと、パターンのインプリント工程でガラスとモルドが強固に噛み合ってしまい、モルドを引き剥がす際に、パターンが破壊されてしまう場合がある。従って、素子やデバイスの機能面及び製造歩留りの両面から、凹凸の側壁のテーパ角を制御する技術が重要である。
反応性イオンエッチングにおいて、凹凸側壁のテーパを制御する方法として、エッチングマスクの後退を利用する方法がある。マスクの側壁も削られる条件でエッチングすることにより、エッチングが進むにつれてマスクが後退し、基材に形成される凹凸の側壁にテーパが形成される。通常、この手法では、基材のエッチング速度とマスクのエッチング速度との比を小さく、1に近い値に調整する。また、マスクの厚さは、必要とされる凹凸の深さと同程度とする。例えば、シリコンカーバイドをモルド素材として用いた場合に、凹凸の側壁のテーパ角を制御する方法として、エッチングマスクにW−Si膜を用い、W−Si膜に対するシリコンカーバイドのエッチング速度比(選択比)を調整する方法が提案されている(非特許文献1参照)。同文献において、選択比が小さいほど側壁傾斜角度は小さくなり、選択比を2程度に調整することにより、80度程度のテーパ角を持ったサブ波長素子を作製できることが言及されている。
精密工学会誌,Vol.84,No.8,(2008)785
サブ波長素子では、使用する光の波長により、凹凸に必要とされる深さと周期が変わる。例えば、可視光の波長帯域は380〜780nmであるため、そのサブ波長格子の深さと周期としては概ね300nm以下が要求される。また、サーモグラフィ等で用いられる遠赤外線の波長帯域は8〜12μmであるため、そのサブ波長素子には数μm程度の深さと周期が必要となる。また、マイクロ化学デバイスは、数μ〜数十μmの構造が形成される。このようなμmサイズの凹凸構造の側壁においても、テーパの形成、及びテーパ角の正確な制御を可能にする手法が望まれる。
しかしながら、上述したように、従来のマスク後退法においては、テーパを形成するためにマスクの厚さを数μ〜数十μmにする必要がある。マスクの厚さを数μm以上にすると、マスクパターン自体の作製が難しくなるという問題が生ずる。
上記問題に鑑み、本発明の目的は、シリコンカーバイドからなる基材の表面に、良好な微細加工を施す加工方法を提供することである。具体的には、側壁にテーパを有するμmサイズの凹凸構造を形成すると共に、テーパ角を広範囲で正確に制御できるようにすることである。
本発明は、上記課題の解決を図るものであり、シリコンカーバイドからなる基材に反応性イオンエッチングを行う表面加工方法であって、Niを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング抑制元素と、Wを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング促進元素とを含む膜をエッチングマスクとするものである。
本発明者らは、シリコンカーバイド材に、μmサイズの深さで、側壁にテーパを持った凹凸構造を形成するためには、反応性イオンエッチング時の選択比(=シリコンカーバイドのエッチング速度/マスク膜のエッチング速度)が高いマスク材料が必要と考えた。また、広い範囲で側壁テーパ角(図1中θ参照)を制御するには、広い範囲で選択比を変えられるマスク材料が必要であると考えた。
そのような観点から鋭意検討した結果、NiとWからなる膜をエッチングマスクとして用いることにより、シリコンカーバイド基材に、側壁にテーパを持ったμmサイズの深さの凹凸構造を形成できることを見出した。
また、Ni−W膜のNi組成を、50〜100at%の範囲で調整することにより、凹凸側壁のテーパ角をおよそ60度〜90度の範囲で制御できることを見出した。その理由は、以下のようであると考えられる。Ni−W膜のNi組成を50〜100at%の範囲で変える時、選択比はおよそ10〜100の範囲で大きく変化する。そのため、Ni組成により、Ni−Wマスク膜が後退する速度が大きく変化する。選択比が10程度の場合、マスクが早く後退するため、基材に形成される凹凸側壁のテーパ角が小さく(水平に近く)なる。一方、選択比が100に近くなると、マスクの後退が遅くなるため、基材に形成される凹凸側壁テーパ角が大きく(垂直に近く)なる。そして、凹凸の形成は、マスクが完全にエッチングされるまで可能であるため、例えばNi−Wマスク膜の厚さを100nmとした場合に、シリコンカーバイドにおよそ1〜10μm深さの凹凸を形成することが可能となる。
Ni−W膜のNi組成は、50〜100at%の範囲であることが望ましい。Ni−W膜のNi組成を50%未満にすると、選択比が10未満に小さくなり、μmサイズの深い凹凸加工が難しくなるためである。反応性イオンエッチングに用いるガスは、SF(六フッ化硫黄)ガス、又はSFとOの混合ガスが好適である。特に、SFガスとOガスの流量比が80:20の場合にシリコンカーバイドのエッチング速度が極大になり、且つ、Ni−W膜組成との組み合わせによって、選択比を10〜100の広い範囲で制御可能であるので最も好適である。
上記本発明によれば、シリコンカーバイドからなる基材の表面に、側壁にテーパを有するμmサイズの凹凸形状を形成することができる。また、テーパ角を広範囲で精度良く制御することができる。更に、このような形状の凹凸構造を光学素子等にインプリントするためのインプリント用モルドを製造することができる。このモルドを用いることにより、例えば表面に反射防止構造等を有するレンズ等を、高品質且つ高収率で作製することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るエッチング方法の工程を示す図であり、(a)は、モルド基板上にレジスト層が塗布、露光された状態を示し、(b)は、レジスト層にマスクパターンが現像された状態を示し、(c)は、マスクパターン上にNi−W膜を形成した状態を示し、(d)は、レジスト層の除去後にNi−Wマスク膜が残留した状態を示し、(e)は、Ni−Wマスク膜上からエッチングを行った後の状態を示し、(f)は、エッチング完了後にNi−Wマスク膜を除去した状態を示している。
実施の形態1
以下、図面及び表を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係るエッチング方法の工程を示している。このエッチング方法は、シリコンカーバイド(SiC)からなるモルド基材1に、凹凸形状を含む微細構造を形成するものである。
実施例1
本実施例に係るモルド基材1は、表面を鏡面研磨したシリコンカーバイドの板材である。図1(a)に示すように、このモルド基材1上にはレジスト層2が形成されている。レジスト層2は、ポジタイプのフォトレジストをスピンコート法により塗布した後、加熱することにより、固化されたものである。加熱温度は120℃、レジスト層2の厚さは5μmとした。このレジスト層2に、ステッパ露光機を用いて、ガラスフォトマスクのパターンを露光転写した。ステッパ露光機により、パターンを等倍で投影露光した。ガラスフォトマスクのパターンは、マスク部(遮光部)と透過部の線幅が各々3μmで、周期が6μmのラインアンドスペースとした。露光量は500mjとした。
次に、図1(b)に示すように、モルド基材1及び露光後のレジスト層2をレジスト現像液に浸漬することにより、感光部のレジストを除去した。これにより、線幅が各々3μmのラインアンドスペースのレジストパターンを得た。
次に、図1(c)に示すように、レジストパターンの上に、スパッタ法により、Ni−W膜3を150nmの厚さで成膜した。本実施例においては、Ni−W膜3の組成を50−50at%とした。
次に、図1(d)に示すように、Ni−W膜3成膜後のモルド基材1をアセトンに浸漬し超音波を印加することにより、レジスト層2を溶解した。これにより、レジスト層2上のNi−W膜3がレジスト層2と共に剥離除去され、モルド基材1上には、3μm幅の線状のNi−Wマスク膜4が残る。
次に、図1(e)に示すように、モルド基材1を反応性イオンエッチング加工した。エッチングガスとしてSF(六フッ化硫黄)とOの混合ガスを用い、モルド基材1の側にRF電力を印加して、RFプラズマイオンエッチングを行った。SFとOの流量を各々80sccmと20sccmとし、全ガス圧力を15Paとし、RF電力を500Wとした。予め測定しておいたNi−W膜3のエッチング速度に基づいて計算し、Ni−Wマスク膜4が100nmの深さになるまでエッチングを行った。
最後に、図1(f)に示すように、モルド基材1を硝酸中に浸漬して、残ったNi−Wマスク膜4を溶解除去した。
上記のように作製したモルドの凹凸構造を観察し、凹凸側壁のテーパ角θと凹凸の深さを測定した。FIB(Focused Ion Beam)加工により、凹凸構造の断面を作製し、SEM(Scanning Electron Microscope:走査電子顕微鏡)により観察した。
実施例2
Ni−Wマスク膜4の組成を、60−40at%とした。その他の部分は上記実施例1と同様の方法でモルドを作製し、凹凸構造を観察した。
実施例3
Ni−Wマスク膜4の組成を、70−30at%とした。その他の部分は上記実施例1と同様の方法でモルドを作製し、凹凸構造を観察した。
実施例4
Ni−Wマスク膜4の組成を、80−20at%とした。その他の部分は上記実施例1と同様方法でモルドを作製し、凹凸構造を観察した。
実施例5
Ni−Wマスク膜4の組成を、90−10at%とした。その他の部分は上記実施例1と同様方法でモルドを作製し、凹凸構造を観察した。
実施例6
Ni−Wマスク膜4の組成を、100−0at%とした。その他の部分は上記実施例1と同様方法でモルドを作製し、凹凸構造を観察した。
下記表1は、上記実施例1〜6により作製したNi−Wマスク膜4のエッチング速度、Ni−W膜とシリコンカーバイドの選択比(=シリコンアカーバイドのエッチング速度/Ni−Wマスク膜4のエッチング速度)、凹凸構造側壁のテーパ角θ、凹凸構造の深さを示している。実施例1〜6の各条件でのシリコンカーバイドのエッチング速度は、35nm/minであった。
<表1>
Figure 2010272801
表1に示すように、Ni−Wマスク膜4の組成を50−50at%〜100−0at%の範囲で調整することにより、選択比が13〜103の範囲で変化し、側壁テーパ角θが60〜88度の範囲で変化する。この時、凹凸の深さは1.0〜9.7μmであった。
下記表2は、SFガスとOガスの流量比を変えて反応性イオンエッチングを行った場合のシリコンカーバイドのエッチング速度を示している。ここでは、全ガス圧を15Pa、RF電力を500Wとした。
<表2>
Figure 2010272801
表2に示すように、シリコンカーバイドのエッチング速度は、SFガスとOガスの流量比が80:20の場合に最大になる。
実施例7
以下に、本発明を、モルド表面に赤外線反射防止機能を有する凹凸構造を形成するために適用した場合の実施例を示す。
モルド基材1として、表面を鏡面研磨したシリコンカーバイドの板材を用いた。このモルド基材1上に、ポジタイプのフォトレジストをスピンコート法によって塗布した後に、加熱してレジスト層2を固化させた。この時の加熱温度を120℃、レジスト厚さを3μmとした。
次に、上記実施例1と同様に、ステッパ露光機を用いて、ガラスフォトマスクのパターンをレジスト層2に露光転写した。ガラスフォトマスクのパターンは、直径2.2μmの透過部が3μmピッチで六方格子状に配列したパターンとした。また、露光量を400mjとした。
次に、モルド基材1及び露光後のレジスト層2を、レジスト現像液に浸漬することにより、感光部のレジスト層2を除去してレジストパターンを得た。このパターン上に、スパッタ法により、Ni−W膜3を70nmの厚さで成膜した。Ni−W膜3の組成を80−20at%とした。
次に、Ni−W膜3成膜後のモルド基材1をアセトンに浸漬し超音波を印加することにより、レジスト層2を溶解した。これにより、レジスト層2上のNi−W膜3はレジスト層2と共に剥離除去され、直径2.2μmの円形のNi−Wマスク膜4が3μmピッチで六方格子状に配列されたモルド基材1を得た。
次に、モルド基材1を反応性イオンエッチング加工した。エッチングガスとして、SFとOの混合ガスを用い、モルド基材1の側にRF電力を印加して、RFプラズマイオンエッチングした。SFとOの流量を各々80sccmと20sccmとし、全ガス圧力を15Pa、RF電力を500Wとした。Ni−Wマスク膜4が完全に除去されるまでエッチングを行った。
上記のようにして作製したモルドの凹凸構造をSEM観察したところ、テーパのあるほぼ円錐形の凹凸構造が、3μmピッチで六方格子状に配列されて形成されていた。また、FIB加工により凹凸構造の断面を作製してSEM観察したところ、側壁の平均的なテーパ角は73度であった。また、凹凸の深さは3.6μmであった。このようにして、ピッチが3μm、深さが3.6μmでほぼ円錐形の凹凸が六方格子状に配列された、赤外線反射防止機能を有する凹凸構造をインプリントするためのモルドを作製することができた。
以上のように、本実施の形態によれば、シリコンカーバイドからなる材料の表面に、側壁にテーパを有するμmサイズの凹凸構造を形成すると共に、テーパ角を広範囲で正確に制御することができる。また、μmサイズの深さで側壁にテーパを有する凹凸構造をインプリント可能なインプリント用モルドを作製することができる。
尚、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限られるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能なものである。
1 モルド基材(シリコンカーバイド)
2 レジスト膜
3 Ni−W膜
4 Ni−Wマスク膜

Claims (7)

  1. シリコンカーバイドからなる基材に反応性イオンエッチングを行う表面加工方法であって、
    Niを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング抑制元素と、Wを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング促進元素とを含む膜をエッチングマスクとする、
    表面加工方方法。
  2. 前記エッチング抑制元素又は前記エッチング促進元素の含有量を調整することにより、前記基材に形成される凹凸形状の側壁のテーパ角を制御する工程、
    を備える請求項1に記載の表面加工方法。
  3. 前記テーパ角を減少させる際には、前記エッチング抑制元素の含有量を増加させ、前記テーパ角を増加させる際には、前記エッチング抑制元素の含有量を減少させる、
    請求項2に記載の表面加工方法。
  4. 前記エッチング抑制元素はNiであり、前記エッチング促進元素はWであり、前記Niの含有量は、50at%以上100at%未満である、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の表面加工方法。
  5. エッチングガスとして、SFを含むガスを用いる、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の表面加工方法。
  6. 前記エッチングガスは、SF及びOの混合ガスであり、両ガスの流量比が、SF:O=80:20である、
    請求項5に記載の表面加工方法。
  7. シリコンカーバイドを基材とし、
    Niを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング抑制元素と、Wを含む元素群から少なくとも1つ選択されるエッチング促進元素とを含む膜をエッチングマスクとし、
    前記基材に反応性イオンエッチングを行うことにより製造されるインプリント用モルド。
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