JP2007101979A - 微細構造の製造方法、微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器 - Google Patents
微細構造の製造方法、微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】リソグラフィー工程を経ずに曲面にも形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造の製造方法、微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器を提供する。
【解決手段】微細構造の製造方法を、つぎの(1)〜(2)の工程を有する構成とする。
(1)マスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材(基板12)上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させる。
そして、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜のマスク13を前記基材上に形成するマスク形成工程。
(2)前記基材上に形成されたマスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造(円柱穴14)を形成する微細構造形成工程。
【選択図】 図1
【解決手段】微細構造の製造方法を、つぎの(1)〜(2)の工程を有する構成とする。
(1)マスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材(基板12)上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させる。
そして、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜のマスク13を前記基材上に形成するマスク形成工程。
(2)前記基材上に形成されたマスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造(円柱穴14)を形成する微細構造形成工程。
【選択図】 図1
Description
本発明は、微細構造の製造方法、微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器に関し、特に、反射防止機能を有する微細構造の製造方法に関する。
従来、光学素子表面には、反射防止膜に代表されるように、屈折率の異なる光学膜を数十〜数百nmの厚みで単層あるいは複数層を積層することによって、所望の光学特性を得ている。
これら光学膜を形成するためには、一般的には、蒸着、スパッタリング等の真空成膜法や、ディップコート、スピンコート等の湿式成膜法が用いられる。
また、微細周期構造をもつSWS(Sub−Wavelength Structure)と呼ばれる光学素子の研究が行われており、微細周期構造を持つ光学素子の特性の一つとして、反射防止機能が知られている。
これは入射波長より小さな周期構造を基板上に設けることによって、反射防止機能を実現するものである。
近年では、微細加工技術の向上に伴って、非常に微細又は複雑なパターンが形成されるようになってきており、それにより光学的特性を制御できるようになってきている。
これら光学膜を形成するためには、一般的には、蒸着、スパッタリング等の真空成膜法や、ディップコート、スピンコート等の湿式成膜法が用いられる。
また、微細周期構造をもつSWS(Sub−Wavelength Structure)と呼ばれる光学素子の研究が行われており、微細周期構造を持つ光学素子の特性の一つとして、反射防止機能が知られている。
これは入射波長より小さな周期構造を基板上に設けることによって、反射防止機能を実現するものである。
近年では、微細加工技術の向上に伴って、非常に微細又は複雑なパターンが形成されるようになってきており、それにより光学的特性を制御できるようになってきている。
このような微細周期構造の加工技術としては、例えば、特許文献1、特許文献2等に開示されているように、フォトリソグラフィーを中心とした半導体プロセスによる製造方法が知られている。
この製造方法では、微細構造形成に用いる基板にフォトレジストを塗布し、フォトマスクを介して露光、現像を行い、レジストマスクパターンを得て、エッチングにより前記マスクパターンを微細構造形成用の基板に転写させる手法が採られる。
また、このような製造方法のほかに、自然に形成される規則的な構造、すなわち、自己規則的に形成される構造をベースに、微細構造を実現しようとする研究も多く試みられている。
例えば、特許文献3あるいは特許文献4のように、微粒子を配列させて、フォトリソグラフィーを用いずに安価に微細構造を有する光学素子を製造する方法などが提案されている。
また、その他の自己規則的に形成される構造をベースとしたハニカム構造の形成方法として、例えば、特許文献5のようにポリマーの希薄溶液を高湿度下でキャストすることにより、ハニカムの構造体を形成する技術も提案されている。
特開2001−272505号公報
特開2004−85831号公報
特開2000−71290号公報
特開2001−74919号公報
特開2001−157574号公報
この製造方法では、微細構造形成に用いる基板にフォトレジストを塗布し、フォトマスクを介して露光、現像を行い、レジストマスクパターンを得て、エッチングにより前記マスクパターンを微細構造形成用の基板に転写させる手法が採られる。
また、このような製造方法のほかに、自然に形成される規則的な構造、すなわち、自己規則的に形成される構造をベースに、微細構造を実現しようとする研究も多く試みられている。
例えば、特許文献3あるいは特許文献4のように、微粒子を配列させて、フォトリソグラフィーを用いずに安価に微細構造を有する光学素子を製造する方法などが提案されている。
また、その他の自己規則的に形成される構造をベースとしたハニカム構造の形成方法として、例えば、特許文献5のようにポリマーの希薄溶液を高湿度下でキャストすることにより、ハニカムの構造体を形成する技術も提案されている。
上記したように従来の光学素子においては、反射防止膜に代表されるような光学膜を用いることが多く試みられている。
しかし、このような光学膜においては、それに用いる材料の屈折率が限られており、基材と屈折材料との相性によっては、所望の性能を付加することができないという問題を有している。
また、温度、湿度等の環境変化によって基材と膜との膨張率の違いから劣化や、クラック等が発生するという問題も有している。
さらに、要求される性能によっては十数層から数十層になることもあり、材料の屈折率及び膜厚を高精度に制御する必要性があることから、薄膜を積層する層数が増加するに従ってコストアップとなってしまうという点にも問題を有している。
しかし、このような光学膜においては、それに用いる材料の屈折率が限られており、基材と屈折材料との相性によっては、所望の性能を付加することができないという問題を有している。
また、温度、湿度等の環境変化によって基材と膜との膨張率の違いから劣化や、クラック等が発生するという問題も有している。
さらに、要求される性能によっては十数層から数十層になることもあり、材料の屈折率及び膜厚を高精度に制御する必要性があることから、薄膜を積層する層数が増加するに従ってコストアップとなってしまうという点にも問題を有している。
また、上記した特許文献1、特許文献2のようなフォトリソグラフィーを用いるばあいには、精密に設計された微細パターンを形成できるという利点がある。しかし、光学素子等のレンズの曲面上に微細構造を形成する場合等には、制約が多く、また工程数も多く複雑な工程が必要となる。そのため、専用の設備が必要となり、安価に製造することはきわめて困難となる。
さらに、微細パターンが要求されるものの中には、フォトリソグラフィーで製造されるような精密さを要求されないものもあるが、他に簡便なパターンによる形成方法がないため、フォトリソグラフィーを用いて製造を行わなければならない、等の問題がある。
さらに、微細パターンが要求されるものの中には、フォトリソグラフィーで製造されるような精密さを要求されないものもあるが、他に簡便なパターンによる形成方法がないため、フォトリソグラフィーを用いて製造を行わなければならない、等の問題がある。
また、上記した特許文献3、特許文献4によれば、微粒子の粒径により微細構造の平均間隔を制御できフォトリソグラフィーによらない簡便な方法によって、微細形状を製造することができる。
しかし、これによっても光学素子等のレンズの曲面上に微粒子を単層に配列することはきわめて困難である。
また、面積が大きくなってくるに伴って均一に単層に配列することも困難となる。
また、単層に配列し得たとしても、微粒子は球形であることから大きなアスペクト比を得ることができないという問題を有している。
また、上記した特許文献5では、水の結露を用い、水滴を鋳型にすることで球形に近い形状のハニカム構造体を形成することができる。
しかし、このような3次元構造体だけで大きなアスペクト比が得られる反射防止膜等を形成することは不可能である。
しかし、これによっても光学素子等のレンズの曲面上に微粒子を単層に配列することはきわめて困難である。
また、面積が大きくなってくるに伴って均一に単層に配列することも困難となる。
また、単層に配列し得たとしても、微粒子は球形であることから大きなアスペクト比を得ることができないという問題を有している。
また、上記した特許文献5では、水の結露を用い、水滴を鋳型にすることで球形に近い形状のハニカム構造体を形成することができる。
しかし、このような3次元構造体だけで大きなアスペクト比が得られる反射防止膜等を形成することは不可能である。
本発明は、上記課題に鑑み、リソグラフィー工程を経ずに曲面にも微細構造を形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造の製造方法を提供することを目的とするものである。
また、同様に、リソグラフィー工程を経ずに曲面にも微細構造を形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法を提供することを目的とするものである。
また、同様に、リソグラフィー工程を経ずに曲面にも微細構造を形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を達成するため、つぎのように構成した微細構造をマスクとして基板に秩序構造をもったパターンを形成する製造方法及び、前記方法によって製造された光学素子、特に基板表面に反射防止構造を有する光学素子を提供するものである。
本発明は、つぎの(a)〜(b)の工程を有する微細構造の製造方法を構成したことを特徴としている。
(a).マスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させる。
そして、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜のマスクを前記基材上に形成するマスク形成工程。
(b).前記基材上に形成されたマスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成する微細構造形成工程。
その際、前記微細構造形成工程において、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成した後に、前記基材上に形成されたマスクを除去するようにしてもよい。
また、本発明は、つぎの(c)〜(e)の工程を有する微細構造の製造方法を構成したことを特徴としている。
(c).第1のマスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させる。
そして、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜の第1マスクを前記基材上に形成する第1マスク形成工程。
(d).前記第1マスクの形成された前記基材上に該第1マスクとは異なる材料を用いて成膜した後に、前記基材から前記第1マスクを除去することによって該基材上に残された前記異なる材料により形成された第2マスクの形成工程。
(e).前記基材上に形成された第2マスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成する微細構造形成工程。
その際、前記微細構造形成工程において、前記基材上に形成される微細構造としてアスペクト比の大きい円錐形状を形成する構成を採ることができる。
また、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成した後に、前記基材上に形成された第2マスクを除去するようにしてもよい。
また、本発明の微細構造成型用金型の製造方法は、上記したいずれかに記載の微細構造の製造方法を用い、前記金型の表面に微細構造を形成することを特徴としている。
また、本発明の表面に微細構造を有する光学素子の製造方法は、前記光学素子の微細構造を、上記したいずれかに記載の微細構造の製造方法、または上記した微細構造成型用金型の製造方法を用いて形成することを特徴としている。
また、本発明の光学素子は、上記した光学素子の製造方法によって作製されたことを特徴としている。
また、本発明の光学機器は、上記した光学素子による光学系を備えたことを特徴としている。
本発明は、つぎの(a)〜(b)の工程を有する微細構造の製造方法を構成したことを特徴としている。
(a).マスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させる。
そして、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜のマスクを前記基材上に形成するマスク形成工程。
(b).前記基材上に形成されたマスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成する微細構造形成工程。
その際、前記微細構造形成工程において、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成した後に、前記基材上に形成されたマスクを除去するようにしてもよい。
また、本発明は、つぎの(c)〜(e)の工程を有する微細構造の製造方法を構成したことを特徴としている。
(c).第1のマスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させる。
そして、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜の第1マスクを前記基材上に形成する第1マスク形成工程。
(d).前記第1マスクの形成された前記基材上に該第1マスクとは異なる材料を用いて成膜した後に、前記基材から前記第1マスクを除去することによって該基材上に残された前記異なる材料により形成された第2マスクの形成工程。
(e).前記基材上に形成された第2マスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成する微細構造形成工程。
その際、前記微細構造形成工程において、前記基材上に形成される微細構造としてアスペクト比の大きい円錐形状を形成する構成を採ることができる。
また、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成した後に、前記基材上に形成された第2マスクを除去するようにしてもよい。
また、本発明の微細構造成型用金型の製造方法は、上記したいずれかに記載の微細構造の製造方法を用い、前記金型の表面に微細構造を形成することを特徴としている。
また、本発明の表面に微細構造を有する光学素子の製造方法は、前記光学素子の微細構造を、上記したいずれかに記載の微細構造の製造方法、または上記した微細構造成型用金型の製造方法を用いて形成することを特徴としている。
また、本発明の光学素子は、上記した光学素子の製造方法によって作製されたことを特徴としている。
また、本発明の光学機器は、上記した光学素子による光学系を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、リソグラフィー工程を経ずに曲面にも微細構造を形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造の製造方法を実現することができる。
また、同様に、リソグラフィー工程を経ずに曲面にも微細構造を形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器を実現することができる。
また、同様に、リソグラフィー工程を経ずに曲面にも微細構造を形成することができ、設備コスト及び大量生産に有利な微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器を実現することができる。
つぎに、本発明の実施形態における微細構造の製造方法について説明する。
図1に、本実施形態の微細構造の製造方法の一例として、基板上にハニカム状に配列された微細な円柱穴による微細構造の製造方法を説明する図を示す。
まず、エッチングされにくい材料をマスク材料として用い、この材料と両親媒性ポリマーを疎水性溶媒に溶解した溶液を基板上に塗布する。
マスク材料としては、基板をエッチングするに際して用いられる反応ガス、例えばCHF3ガス等の反応ガスによってエッチングされにくい材料を用いる。
つぎに、基板に塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けて結露させ、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて、基板12上に球形の穴11がハニカム状に配列された薄膜のマスク13を形成する(図1(a))。
ここでハニカム状とは、例えば図1(a)および(b)等に示されるように、結露により生じた穴11が基板12上に等間隔で配列された状態を意味する。
このように、穴11がハニカム状に配列された状態ては、穴11の部分は基板12が露出しているか、穴11が形成された部分のマスク13の膜厚が薄くなっている。
図1に、本実施形態の微細構造の製造方法の一例として、基板上にハニカム状に配列された微細な円柱穴による微細構造の製造方法を説明する図を示す。
まず、エッチングされにくい材料をマスク材料として用い、この材料と両親媒性ポリマーを疎水性溶媒に溶解した溶液を基板上に塗布する。
マスク材料としては、基板をエッチングするに際して用いられる反応ガス、例えばCHF3ガス等の反応ガスによってエッチングされにくい材料を用いる。
つぎに、基板に塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けて結露させ、該結露により生じた微小水滴を蒸発させて、基板12上に球形の穴11がハニカム状に配列された薄膜のマスク13を形成する(図1(a))。
ここでハニカム状とは、例えば図1(a)および(b)等に示されるように、結露により生じた穴11が基板12上に等間隔で配列された状態を意味する。
このように、穴11がハニカム状に配列された状態ては、穴11の部分は基板12が露出しているか、穴11が形成された部分のマスク13の膜厚が薄くなっている。
つぎに、基材12上に形成されたマスク13を用い、基材12を例えばCHF3等の反応ガスと接触させ、露出した基板12部分を選択的にエッチングする(図1(c))。
その際、マスクが薄く残っている場合は、全体的にマスク13の厚みが薄くなった後に、基板12が露出し、同様に基板12の部分が選択的にエッチングされる。
その結果、図1(c)に示すような基板12上に所定間隔で配列された円柱穴14の微細構造を形成することができる。なお、選択的にエッチングした後においてマスク13が残るが、このマスク13が不要な場合はこれを除去する。
その際、マスクが薄く残っている場合は、全体的にマスク13の厚みが薄くなった後に、基板12が露出し、同様に基板12の部分が選択的にエッチングされる。
その結果、図1(c)に示すような基板12上に所定間隔で配列された円柱穴14の微細構造を形成することができる。なお、選択的にエッチングした後においてマスク13が残るが、このマスク13が不要な場合はこれを除去する。
以上では、基板上にハニカム状に配列された微細な円柱穴による微細構造の製造方法について説明した。
しかし、これ以外にも、例えば、上記した基板12上に球形の穴11がハニカム状に配列された薄膜のマスク13を用いて、アスペクト比の大きい円錐形状を有する微細構造を基材上に形成することができる。
しかし、これ以外にも、例えば、上記した基板12上に球形の穴11がハニカム状に配列された薄膜のマスク13を用いて、アスペクト比の大きい円錐形状を有する微細構造を基材上に形成することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1では、本発明を適用してハニカム状に配列された円柱穴を有する微細構造の製造方法を構成した。
図2に本実施例の微細構造の製造方法について説明する図を示す。
まず、基板上に球形の穴がハニカム状に配列された薄膜のマスクの形成方法について説明する。
図2(a)に、基板22上にハニカム状に球形の穴が配列したポリスチレンマスク23の断面模式図を示す。
[実施例1]
実施例1では、本発明を適用してハニカム状に配列された円柱穴を有する微細構造の製造方法を構成した。
図2に本実施例の微細構造の製造方法について説明する図を示す。
まず、基板上に球形の穴がハニカム状に配列された薄膜のマスクの形成方法について説明する。
図2(a)に、基板22上にハニカム状に球形の穴が配列したポリスチレンマスク23の断面模式図を示す。
本実施例では、反応ガスとしてCHF3ガスを用いた。また、マスク23の材料として反応ガス(CHF3ガス)によってエッチングされにくいポリスチレンを、基板22として石英ガラスを用いた。
まず、基板上へのハニカムマスクの形成に際して、ポリスチレンと両親媒性高分子Cap(化学構造式は以下の化1に示す)を重量比10:1で混合したものをクロロホルムに溶解し5mg/ml溶液を作製した。
つぎに、直径90mmのガラスシャーレ上に、直径30mm、厚さ1mmの石英ガラス基板22を設置し、作製した35℃のクロロホルム溶液10mlをシャーレ上にキャストした。
つぎに、エアポンプで高湿度の空気を2L/minの流量で吹き付けた。クロロホルムの乾燥後、石英ガラス基板22上にハニカム状に球形の穴24のあいたマスク23を有した基板22を得た(図2(a))。
上記膜の構造を電子線走査顕微鏡で観察した結果、孔径0.4μmの穴24がハニカム状にあいていることが確認できた。
まず、基板上へのハニカムマスクの形成に際して、ポリスチレンと両親媒性高分子Cap(化学構造式は以下の化1に示す)を重量比10:1で混合したものをクロロホルムに溶解し5mg/ml溶液を作製した。
つぎに、直径90mmのガラスシャーレ上に、直径30mm、厚さ1mmの石英ガラス基板22を設置し、作製した35℃のクロロホルム溶液10mlをシャーレ上にキャストした。
つぎに、エアポンプで高湿度の空気を2L/minの流量で吹き付けた。クロロホルムの乾燥後、石英ガラス基板22上にハニカム状に球形の穴24のあいたマスク23を有した基板22を得た(図2(a))。
上記膜の構造を電子線走査顕微鏡で観察した結果、孔径0.4μmの穴24がハニカム状にあいていることが確認できた。
つぎに、ハニカム構造体を基板のマスクに使用して基板の表面に、ピッチ0.4μm、深さ150nmの円柱穴による微細構造の形成方法について説明する。
図2(b)に、CHF3プラズマにより、マスク23のハニカム状に配列した球形の穴24の間から基板22の露出される部分を選択的にエッチングした断面模式図を示す。
CHF3プラズマによる選択的エッチング処理では、マスク23の間から露出される基板22の部分が選択的にエッチングされる。
しかし、マスク23はCHF3プラズマによってエッチングされないため、図2(b)に示すように、マスク23の間から露出される基板22の部分が選択的にエッチングされ直径0.4μm、深さ150nmの円柱状の穴24が配列した構造が得られる。
図2(b)に、CHF3プラズマにより、マスク23のハニカム状に配列した球形の穴24の間から基板22の露出される部分を選択的にエッチングした断面模式図を示す。
CHF3プラズマによる選択的エッチング処理では、マスク23の間から露出される基板22の部分が選択的にエッチングされる。
しかし、マスク23はCHF3プラズマによってエッチングされないため、図2(b)に示すように、マスク23の間から露出される基板22の部分が選択的にエッチングされ直径0.4μm、深さ150nmの円柱状の穴24が配列した構造が得られる。
ここでのCHF3プラズマによるエッチング条件は、ガス圧力:2.7Pa、バイアスパワー:100w、CHF3ガス:40sccm、エッチング時間:60secとした。
なお、バイアスパワーとは、基板上にプラズマを引き込むために印加される高周波電力である。
その単位sccmは、標準状態におけるガスの供給速度cm3/分(standardcubic centimeter per minute)を示す。
なお、バイアスパワーとは、基板上にプラズマを引き込むために印加される高周波電力である。
その単位sccmは、標準状態におけるガスの供給速度cm3/分(standardcubic centimeter per minute)を示す。
つぎに、基板をエッチングした後、基板からマスクを除去する方法について説明する。
図2(c)に、基板23からマスクを除去した後の断面模式図を示す。
エッチング後に残ったマスク23の除去は、ポリスチレンが可溶な溶媒であるクロロホルムに浸漬することによって、基板23から除去した。
その後、酸素プラズマにより基板22に微小に残ったマスクを酸素プラズマエッチングで除去した。
この酸素プラズマエッチング処理では、マスクであるポリスチレンのみが酸素プラズマで選択的にエッチングされ、基板22は酸素プラズマで殆どエッチングされることはない。
ここでの酸素プラズマによるエッチング条件は、ガス圧力:2.7Pa、バイアスパワー:100w、酸素ガス:20sccm、エッチング時間:30secとした。
図2(c)に、基板23からマスクを除去した後の断面模式図を示す。
エッチング後に残ったマスク23の除去は、ポリスチレンが可溶な溶媒であるクロロホルムに浸漬することによって、基板23から除去した。
その後、酸素プラズマにより基板22に微小に残ったマスクを酸素プラズマエッチングで除去した。
この酸素プラズマエッチング処理では、マスクであるポリスチレンのみが酸素プラズマで選択的にエッチングされ、基板22は酸素プラズマで殆どエッチングされることはない。
ここでの酸素プラズマによるエッチング条件は、ガス圧力:2.7Pa、バイアスパワー:100w、酸素ガス:20sccm、エッチング時間:30secとした。
本実施例によってハニカム状に配列された円柱穴を有する微細構造を得ることができるが、本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、マスク23の材料としては、ポリアクリル樹脂およびポリメチルメタクリレート樹脂などを用いることもできる。
また、マスク23に形成される球形の穴21の径は溶液の温度や、キャスト量を変えることより大きさを変化させることができる。
また、マスク23の膜厚は溶液の濃度を変えることによって変えることができる。
また、マスク23の厚みによって、球形の穴21の基板22への貫通状態を変えることも可能である。
また、基板22としては、石英に限ることなくマスクとなる材料と所望の形状を形成できるだけのエッチングの速度差があれば良い。
また、反応ガスとしては、CHF3以外に、CH2F2、またはCHF3およびCH2F2の混合ガス等を用いることができる。
[実施例2]
実施例2においては、実施例1の円柱穴による微細構造とは異なる、アスペクト比の大きい円錐形状を有する微細構造の製造方法を構成した。
実施例2の微細構造の製造方法では、基板上に直径0.3μm、高さ0.4μmの円錐形状からなる反射防止構造の微細構造を形成した。
なお、実施例2の微細構造の製造方法においては、実施例1と重複する点についての説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図3に本実施例の微細構造の製造方法について説明する図を示す。
まず、基板上に直径0.3μm、高さ0.4μmの円錐形状からなる反射防止構造の微細構造を形成するためのマスクの形成方法について説明する。
図3(a)に、基板上にハニカム状に球形の穴が配列された第1マスクの断面模式図を示す。
また、図3(b)に第1マスクの形成された基板上にAlを蒸着した状態の断面模式図を、図3(c)に基板から第1マスクを除去して第2マスクが形成された状態の模式図を示す。
例えば、マスク23の材料としては、ポリアクリル樹脂およびポリメチルメタクリレート樹脂などを用いることもできる。
また、マスク23に形成される球形の穴21の径は溶液の温度や、キャスト量を変えることより大きさを変化させることができる。
また、マスク23の膜厚は溶液の濃度を変えることによって変えることができる。
また、マスク23の厚みによって、球形の穴21の基板22への貫通状態を変えることも可能である。
また、基板22としては、石英に限ることなくマスクとなる材料と所望の形状を形成できるだけのエッチングの速度差があれば良い。
また、反応ガスとしては、CHF3以外に、CH2F2、またはCHF3およびCH2F2の混合ガス等を用いることができる。
[実施例2]
実施例2においては、実施例1の円柱穴による微細構造とは異なる、アスペクト比の大きい円錐形状を有する微細構造の製造方法を構成した。
実施例2の微細構造の製造方法では、基板上に直径0.3μm、高さ0.4μmの円錐形状からなる反射防止構造の微細構造を形成した。
なお、実施例2の微細構造の製造方法においては、実施例1と重複する点についての説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図3に本実施例の微細構造の製造方法について説明する図を示す。
まず、基板上に直径0.3μm、高さ0.4μmの円錐形状からなる反射防止構造の微細構造を形成するためのマスクの形成方法について説明する。
図3(a)に、基板上にハニカム状に球形の穴が配列された第1マスクの断面模式図を示す。
また、図3(b)に第1マスクの形成された基板上にAlを蒸着した状態の断面模式図を、図3(c)に基板から第1マスクを除去して第2マスクが形成された状態の模式図を示す。
まず、実施例1と同様のマスクの形成方法を用いて、基板32(石英ガラス)上に球形の穴31がハニカム状に配列したポリスチレンによる第1マスク33を形成した(図3(a))。
つぎに、マスク33が形成された基板32上に、Al34を100nmの厚さで蒸着した(図3(b))。これにより、図3(b)に示されるようにマスク33上と、球形に開いた穴31の中の基板32上とに、Al34が蒸着される。
つぎに、基板32上からマスク33を実施例1と同様の方法で除去することによって、基材32上に残されたAl34により第2マスク33’を形成する(図3(c))。
つぎに、マスク33が形成された基板32上に、Al34を100nmの厚さで蒸着した(図3(b))。これにより、図3(b)に示されるようにマスク33上と、球形に開いた穴31の中の基板32上とに、Al34が蒸着される。
つぎに、基板32上からマスク33を実施例1と同様の方法で除去することによって、基材32上に残されたAl34により第2マスク33’を形成する(図3(c))。
つぎに、この第2マスク33’を用い、基板32にCHF3プラズマによる反応性エッチングを行う(図3(d))。
この反応性エッチングの進行により、Al34も端部から徐々にエッチングされ径が小さくなっていき、テーパー角のついた反射防止構造である円錐構造体35が形成される(図3(e))。
ここでのCHF3プラズマによるエッチング条件は、ガス圧力:2.7Pa、バイアスパワー:100w、CHF3ガス:40sccm、エッチング時間:60secとした。
この反応性エッチングの進行により、Al34も端部から徐々にエッチングされ径が小さくなっていき、テーパー角のついた反射防止構造である円錐構造体35が形成される(図3(e))。
ここでのCHF3プラズマによるエッチング条件は、ガス圧力:2.7Pa、バイアスパワー:100w、CHF3ガス:40sccm、エッチング時間:60secとした。
つぎに、本実施例で得られた反射防止構造の反射率について説明する。
本実施例で得られた反射防止構造(ピッチ0.3μm、高さ400nmの円錘構造体35)を有する石英ガラスの基板の反射率と、反射防止構造が形成されていない通常の石英ガラスの反射率とを比較した。
本実施例による反射防止構造を有する石英ガラスでは、400〜800nmの広い可視波長域の光に対して、反射率が1.0%以下である。
これに対して、反射防止構造が形成されていない石英ガラスでは、反射率は3.0%以上となった。
以上の結果から、上記本実施例で作製した反射防止構造は、400〜800nmの広い可視波長域の光に対して、反射率を低減する効果を有することが明らかとなった。
本実施例で得られた反射防止構造(ピッチ0.3μm、高さ400nmの円錘構造体35)を有する石英ガラスの基板の反射率と、反射防止構造が形成されていない通常の石英ガラスの反射率とを比較した。
本実施例による反射防止構造を有する石英ガラスでは、400〜800nmの広い可視波長域の光に対して、反射率が1.0%以下である。
これに対して、反射防止構造が形成されていない石英ガラスでは、反射率は3.0%以上となった。
以上の結果から、上記本実施例で作製した反射防止構造は、400〜800nmの広い可視波長域の光に対して、反射率を低減する効果を有することが明らかとなった。
[実施例3]
実施例3では、実施例2の微細構造の製造方法で作製された反射防止構造を有する基板を用い、微細構造成型用金型を作製し、作製した成形型により光学素を作製した。
図4に、本実施例の微細構造成型用金型の作製方法を説明する図を示す。
まず、実施例2の微細構造の製造方法で作製された反射防止構造を有する石英ガラス製の基板を準備する(図4(a))。
つぎに、この反射防止構造を有する基板を用い、通常のニッケル電鋳処理を行い(図4(b)、成形型を製造する(図4(c))。
このような成形型を用いることにより、図4(d)に示すような光学素子を容易に量産することができる。このときの成形方法としては、射出成形、プレス成形、紫外線硬化樹脂を用いた成形などを適宜選択し用いることができる。
実施例3では、実施例2の微細構造の製造方法で作製された反射防止構造を有する基板を用い、微細構造成型用金型を作製し、作製した成形型により光学素を作製した。
図4に、本実施例の微細構造成型用金型の作製方法を説明する図を示す。
まず、実施例2の微細構造の製造方法で作製された反射防止構造を有する石英ガラス製の基板を準備する(図4(a))。
つぎに、この反射防止構造を有する基板を用い、通常のニッケル電鋳処理を行い(図4(b)、成形型を製造する(図4(c))。
このような成形型を用いることにより、図4(d)に示すような光学素子を容易に量産することができる。このときの成形方法としては、射出成形、プレス成形、紫外線硬化樹脂を用いた成形などを適宜選択し用いることができる。
以上で説明した本発明の微細構造の製造方法、あるいは実施例1及び実施例2では微細構造の製造方法、実施例3の微細構造成型用金型の製造方法によって作製された金型は、光学素子の製造方法に用いることができる。
これにより、リソグラフィー工程を経ずに光学素子表面の曲面部にも微細構造を形成することが可能となる。
具体的には、複写機等のトーリックレンズ、カメラのファインダレンズ等の光学レンズ、液晶、プラズマ、EL等の表示画面などに適用し、これらを製造することができる。
これにより、リソグラフィー工程を経ずに光学素子表面の曲面部にも微細構造を形成することが可能となる。
具体的には、複写機等のトーリックレンズ、カメラのファインダレンズ等の光学レンズ、液晶、プラズマ、EL等の表示画面などに適用し、これらを製造することができる。
11:穴
12:基板
13:マスク
14:円柱穴
12:基板
13:マスク
14:円柱穴
Claims (9)
- 微細構造の製造方法であって、
マスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させ、
該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜のマスクを前記基材上に形成するマスク形成工程と、
前記基材上に形成されたマスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成する微細構造形成工程と、
を有することを特徴とする微細構造の製造方法。 - 前記微細構造形成工程は、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成した後に、前記基材上に形成されたマスクを除去するプロセスを含むことを特徴とする請求項1に記載の微細構造の製造方法。
- 微細構造の製造方法であって、
第1のマスク材料と両親媒性ポリマーとを疎水性溶媒に溶解して該溶液を基材上に塗布し、該塗布された溶液の表面に水蒸気を吹き付けることにより結露させ、
該結露により生じた微小水滴を蒸発させて得られたハニカム状の穴を有する薄膜の第1マスクを前記基材上に形成する第1マスク形成工程と、
前記第1マスクの形成された前記基材上に該第1マスクとは異なる材料を用いて成膜した後に、前記基材から前記第1マスクを除去することによって該基材上に残された前記異なる材料により形成された第2マスクの形成工程と、
前記基材上に形成された第2マスクを用い、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成する微細構造形成工程と、
を有することを特徴とする微細構造の製造方法。 - 前記微細構造形成工程において、前記基材上に形成される微細構造がアスペクト比の大きい円錐形状を有する微細構造であることを特徴とする請求項3に記載の微細構造の製造方法。
- 前記微細構造形成工程は、前記基材をエッチングすることによって該基材上に微細構造を形成した後に、前記基材上に形成された第2マスクを除去するプロセスを含むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の微細構造の製造方法。
- 微細構造成型用金型の製造方法において、請求項1〜5のいずれか1項に記載の微細構造の製造方法を用い、前記金型の表面に微細構造を形成することを特徴とする微細構造成型用金型の製造方法。
- 表面に微細構造を有する光学素子の製造方法において、前記光学素子の微細構造を請求項1〜5のいずれか1項に記載の微細構造の製造方法、
または請求項6に記載の微細構造成型用金型の製造方法によって作製された金型を用いて形成することを特徴とする光学素子の製造方法。 - 請求項7に記載の光学素子の製造方法によって作製されたことを特徴とする光学素子。
- 請求項8に記載の光学素子による光学系を備えたことを特徴とする光学機器。
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JP2005293241A JP2007101979A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 微細構造の製造方法、微細構造成型用金型の製造方法、微細構造を有する光学素子の製造方法、微細構造を有する光学素子及び光学機器 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2936965A1 (fr) * | 2008-10-10 | 2010-04-16 | Commissariat Energie Atomique | Formation de via traversant des couches minces par ejection localisee de liquide immiscible. |
JP2012057783A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Toyota Motor Corp | 摺動部材及びその製造方法 |
KR101206526B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2012-11-30 | 성균관대학교산학협력단 | 미세액적의 주형성형법을 이용한 미세패턴 형성 방법 |
-
2005
- 2005-10-06 JP JP2005293241A patent/JP2007101979A/ja active Pending
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US8685264B2 (en) | 2010-09-13 | 2014-04-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Slide member and method for the production thereof |
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