JP2008516263A - 構造化されたガラスコーティングによる回折光学素子の形成 - Google Patents

構造化されたガラスコーティングによる回折光学素子の形成 Download PDF

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Abstract

本発明は、光学部品に関し、特に、基板に光学活性構造を施与するための方法、さらにはこのタイプの方法を用いて製造される部品に関する。基板に光学活性構造を施与するための方法は、特に、フォトリソグラフィ技法と物理気相成長プロセスによる材料の堆積とを含む。

Description

[説明]
本発明は一般的に光学部品に関し、特に、基板に光学活性構造を施与するための方法、光学活性構造、好ましくは合焦構造(focucing structure)を含む光学活性素子、及びこのタイプの方法を用いて形成される部品にも関する。
一例として、JP 62066204 Aにおいて、フレネルレンズ及びその製造が開示されている。そのレンズは、フレネルレンズタイプが得られるように、基板上に薄膜を連続して積層することによって得られる。光学構造を製造するには、結果として形成されるレンズ構造の光学特性に悪影響を及ぼすことなく、各層を正確に積層する必要があるので、これは時間及びコストがかかる手順である。
DE 43 38 969 C2号は、特にガラスをエッチングすることによって、無機回折素子を製造するための方法を開示する。基板が、エッチングされるべきでないエリアを覆うマスクでコーティングされ、当該マスクは、エッチング剤に耐えることができ、かつ形成されるべきレリーフ構造に対応し、その後、マスクによって覆われていない基板のエリア内に、エッチング工程によって所望のレリーフが形成され、その後、必要に応じて、マスクが除去される。特にガラスの場合、低いエッチング速度しか達成することができないので、これも、時間及びコストがかかる方法である。
それゆえ、本発明の目的は、光学素子、詳細には回折光学素子の製造を改善する方法を提供すること、及び改善された光学活性素子を提供することである。
[発明の概要]
この目的は、独立請求項に記載される方法、光学活性素子、並びに部品及びハイブリッドレンズによって、驚くほど簡単な方法で達成される。有利な改良点が、個々の従属請求項の主題を構成する。
本発明による基板に光学活性構造を施与するための方法は、
基板に感光性レジスト層をコーティングするステップ、
施与された層をフォトリソグラフィによって構造化するステップ、
予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングするステップ、および
レジスト層をリフトオフするステップ
を含む、フォトリソグラフィマスクを用いて構造化すること(a structuring)を含む。
既知のスパッタリング速度よりも何倍も速い、最大で4μm/minの高い蒸着速度を達成することができるので、上記コーティング方法、すなわち光学活性層を堆積する方法は、当該光学活性層を形成するための迅速な方法を提供し、かなり有益な上記の応用形態のためにこのプロセスを利用する。光学活性層をコーティングするために用いることができる材料、特にガラス材料が、以下の図面の説明の部分において与えられる。
さらに、正確に画定された構造を、上記基板の面、すなわち表面に対して水平及び垂直の両方向に形成することができる。このようにして規定の光学特性及び熱機械特性とともに用いられることが好ましい、ガラスの蒸着パラメータを適当に選択することによって、0.1μm〜最大で1mmの厚みを有する構造化されたガラス層を施与できるようになる。
速い堆積速度以外の、その蒸着の別の利点は、基板の熱応力が低く、フォトレジストを用いて第1のコーティングを形成できることである。基板をコーティングするステップはスピンコーティング、溶射、電着及び/又は少なくとも1つの感光性レジストフォイルを堆積することによって実行される。レジスト層をリフトオフするステップは、レジスト層に施与されている少なくとも1つの層もリフトオフされるようにして実行される。さらに、フォトリソグラフィによって構造化するステップは、マスク露光及び後続の現像を含む。
一実施の形態では、コーティングするステップは、電子ビームPIAD工程によって、予め構造化された基板に光学活性層をコーティングすることを含む。このタイプのプロセスでは、別のイオンビームが、覆われるべき基板上に向けられる。当該イオンビームは、基板表面上で緩く結合された粒子の放出を引き起こし、最終的には、基板上に高密度で欠陥が少ない層、すなわち光学活性層が形成される。
コーティングの供給源に対する基板の向きを変更することによって、基板のいくつかの面をコーティングすることができ、複雑な光学活性素子又は部品を製造できるようになる。特に、上記光学活性構造は、上記基板の下側に、当該基板の上側に、及び/又は当該基板の少なくとも1つの側面上に施与される。用いることができる基板材料は、以下の図面の説明の部分において説明される。
形成する部品又は光学活性素子に応じて、上記のプロセスは一実施の形態において、
基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、および
レジスト層をリフトオフすること
をただ一度だけ繰り返すことを含むことができる。
光学活性素子の望ましい、すなわち必要とされる光学特性、たとえば、その屈折率に応じて、光学活性層が基板表面に対して垂直な方向に沿って及び/又は基板表面に対して平行な方向に沿って、一定の層組成及び/又は変化する層組成を含むように、光学活性層を施与することができる。変化する層組成に関連するさらなる詳細は、図面の説明の部分において与えられる。
特定の実施の形態において、上記のプロセスは、
基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群から選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、および
レジスト層をリフトオフすること
を何度も繰り返すことによって特徴付けられる、すなわち実施される。
第1の光学活性層は、約0.1μm〜最大で約1mmの厚みを有する。第1の光学活性層の構造、すなわち、少なくとも1つの構造によって形成される第1の光学活性層、に応じて、第1の光学活性層の各構造は、約50μmより小さい、好ましくは約20μmより小さい、特に好ましくは10μmより小さい幅を有する。第1の光学活性層の外観によるが、たとえば、フレネルレンズ又はフレネルレンズタイプを形成するために、種々の幅の構造の組み合わせが必要とされる。これは、以下の図面の説明の部分において、さらに詳細に説明される。
既に説明されたように、光学活性素子において望ましい、すなわち必要とされる光学特性、たとえば、その屈折率に応じて、予め構造化された基板の光学活性層のコーティングは、各層において、同じ材料又は異なる材料を含む。さらに、光学活性層が基板表面に対して垂直な方向に沿って及び/又は基板表面に対して平行な方向に沿って変化する層組成を含むように光学活性層を施与することができる。
一実施の形態では、光学活性層は、ガラスから作られるコーティング材料を用いてPVDプロセスを用いて製造され、特に、該光学活性層は、PVDプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与される。さらに、該光学活性層は、PIADプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与されることもできる。
上記の方法以外に、本発明はさらに、基板と当該基板上に設けられた少なくとも1つの第1の光学活性層とを含む光学活性素子であって、該第1の層は、ガラス又は金属から選択される少なくとも1つの材料から形成され、光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する、光学活性素子に関する。
上記第1の光学活性層は、上記基板の下側及び/又は当該基板の上側に施与される。一実施の形態では、第1の光学活性層は、基板表面に対して垂直な方向に沿って及び/又は基板表面に対して平行な方向に沿って変化する材料組成を含む。
基板上に精巧な光学活性素子、たとえばフレネルレンズすなわちフレネルレンズタイプ、又は光学構造を設けるために、該光学活性素子は、いくつかの光学活性層のアレイを設けられ、該いくつかの光学活性層のアレイは、各光学活性層において、同じ材料又は異なる材料を含む。
光学活性素子の光学活性構造は、フォトリソグラフィマスクを用いて構造化することを含むプロセスを用いて製造され、該プロセスが、
基板に感光性レジスト層をコーティングするステップ、
施与された層をフォトリソグラフィによって構造化するステップ、
予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングするステップ、および
レジスト層をリフトオフするステップ
を含むことを特徴とする。
基板のコーティングは、スピンコーティング、溶射、電着及び/又は少なくとも1つの感光性レジストフォイルを堆積することによって施与される。レジスト層のリフトオフは、レジスト層に施与されている少なくとも1つの層もリフトオフされるようにして実行される。
光学活性素子において、予め構造化された基板の光学活性層のコーティングは、電子ビームPIADプロセスによって施与される。フォトリソグラフィによる構造化は、マスク露光と後続の現像とを含む。
所望の特性に応じて、光学活性素子は、
基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、および
レジスト層をリフトオフすること
を一度だけ繰り返すことによって製造されるか、又は、更なる実施の形態において、
基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、および
レジスト層をリフトオフすること
を何度も繰り返すことによって製造される。
光学活性層は、ガラスから作られるコーティング材料を用いてPVDプロセスを用いて製造され、特に、該光学活性層はPVDプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与される。さらなる実施の形態では、光学活性層は、PIADプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与される。
光学活性素子は、フレネルレンズ及び/又はフレネルレンズタイプであるか、又はそれを含むことが好ましい。
さらに、本発明は、ガラス及び/又は金属から形成される光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する部品を含み、その構造は、上記のような特徴を有する方法によって製造される。また、合成材料、特に透明な合成材料、を用いることもできる。
さらに、本発明は、本発明は、ガラス及び/又は金属から形成される光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する部品を含み、その構造は、上記のような特徴を有する方法によって製造可能である。
その部品は、フレネルレンズ及び/又はフレネルレンズタイプであるか、又はそれを含むことが好ましい。
さらに、本発明は、基板と光学活性構造、好ましくは合焦構造、とを有するハイブリッドレンズをも含み、その構造は上記のような方法を用いて製造される。
本発明は、好ましい実施の形態に基づいて、添付の図面を参照しながら、以下にさらに詳細に説明される。異なる実施の形態の特徴は、互いに組み合わせることができる。図面内の同じ参照符号は同一又は類似の部品を表す。
以下に記述される本文は、まず初めに図1A〜図1Eを参照し、それらの図面は、本発明の第1の実施形態による、構造化された基板を製造することに関連する製造工程を示すために、概略的な断面図を用いる。構造化されたコーティングを製造するために、まず初めに、図1Aに示されるように、第1のコーティング3が、基板1のコーティングされるべき表面2上に施与される。基板1は、ウェーハアセンブリ内のさらに別の基板に接合されることが好ましい。第1のコーティング3は感光性レジスト層として形成されることが好ましい。その基板は、ガラス、セラミック、半導体材料、詳細にはシリコン、半導体化合物、金属、合金、プラスチック又は上記の材料の組み合わせから成る群から選択される材料のうちの少なくとも1つを含む。
図1Bは、更なるプロセスステップ後の基板を通す断面図を示す。このステップでは、構造が、第1のコーティング3の中に導入されている。これらの構造は、ネガ構造5を生成し、それは、平面図で見るときに、最終的に構造化されたコーティングに対して相補的である。その構造化は、コーティングされるべき基板1の表面2の領域6が覆われていないようにして実行されている。
その構造化は、フォトリソグラフィによって実行できることが好ましく、そのために、第1のコーティング3は、たとえばフォトレジストを含み、後に、露光及び現像によって、そのフォトレジスト内にネガ構造5が導入される。
基板1の第1のコーティング3、詳細には、感光性レジスト層、たとえば感光性ワニスによるコーティングは、スピンコーティング、溶射、電着及び/又は感光性レジストフォイルを堆積することによって施与される。ネガ構造5を形成するためのさらに別の可能性は、構造化された印刷プロセス、たとえば、セリグラフィ又はインクジェット印刷によるコーティングである。
図1Cは、第1のコーティング3を設けられている基板1の表面2上に、ガラス状の構造を有する層7、詳細には光学活性層を堆積するステップ後の基板を示す。層7は、金属又は蒸着ガラスを含むことが好ましく、その堆積は、ネガ構造5を含む第1のコーティング3でコーティングされた基板1上への電子ビーム蒸着コーティングによって達成される。層7は、覆われていない領域6及び層3を覆う。
本発明の改良形態によれば、層7の堆積は、特に高密度で、欠陥のない層を得るために、プラズマイオン補助堆積法によって達成することもできる。本発明によれば、PVDプロセス、PICVDプロセス又は電気めっきプロセスによって、金属層を都合良く施与することもできる。
重量パーセント単位の以下の組成を有する蒸着ガラスが特に有利であることがわかっている。
組成物 重量%
SiO 75〜85
10〜15
NaO 1〜5
LiO 0.1〜1
O 0.1〜1
Al 1〜5
このタイプの好ましい蒸着ガラスは、以下の組成を有する、Schott社によって製造されるガラス8329である。
SiO 84.1%
11.0%

NaO ≒2.0%
O ≒0.3%
LiO ≒0.3%
(以上3成分、層内⇒3.3%)
Al ≒2.6%
(層内<0.5%)
電気抵抗は約1010Ω/cm(100℃)である。さらに、その純粋な形では、このガラスは約1.470の屈折率を有する。誘電率εは約4.7(25℃、1MHz)であり、tanδは約45×10−4(25℃、1MHz)である。本システムの部品の蒸着プロセス及び異なる揮発性が、ターゲット材料と堆積される層との間にわずかに異なる化学量論的組成を生成する。堆積された層の偏差は括弧内に示される。
適当な蒸着ガラスのさらに別の群は、重量パーセント単位で、以下の組成を有する。
組成物 重量%
SiO 65〜75
20〜30
NaO 0.1〜1
LiO 0.1〜1
O 0.5〜5
Al 0.5〜5
この群からの好ましい蒸着ガラスは、Schott社によって製造されるガラスG018−189であり、以下の組成を有する。
組成物 重量%
SiO 71
26
NaO 0.5
LiO 0.5
O 1.0
Al 1.0
特に好まく使用されるガラスは、以下の表に掲載される特性を有する。
Figure 2008516263
上記に与えられたガラスの選択は例示であり、上記のガラスには限定されない。
層7は、ただ1つの供給源に由来する材料によって形成されることが有利である。このため、層7の再現性を大いに達成することができる。さらに、いくつかの供給源を用いることに起因して層の化学量論的組成が意図することなく変更されるのを避けることもできる。
本発明の別の改良形態によれば、層7の堆積は、少なくとも2つの供給源を用いることによっても達成することができる。各供給源の順応性のある被覆によって堆積を操作し、堆積される層7の組成に対する各供給源の組成の割合を制御する。
少なくとも2つの供給源を用いることによって、基板表面に対して垂直な方向に沿って及び/又は基板表面に対して平行な方向に沿って変化する層組成を有する層を有利に製造できるようになる。
この層組成変化は、1つの供給源の動作パラメータを変更することによって又は異なる堆積プロセスを組み合わせることによっても達成することができる。これらのプロセスは、たとえば物理気相成長、特に電子ビーム蒸着又はスパッタリング、化学気相成長又はプラズマ化学気相成長を含む。
このようにして、たとえば、温度係数のような材料特性又は例えば屈折率、すなわちアッベ係数のような光学特性を意図する目的に適合させることができる。
図1Dは、第1のコーティング3を露出させる後続のステップ後の基板を示す。その方法のこの変更形態では、そのコーティングは、コーティングされた基板を平坦化することによって露出された。この目的のために、コーティングされた表面は、第1のコーティング上の層7が除去され、その下にある第1のコーティング3が再び露出され、それにより処理できるようになるまで研削された。
図1Eは、第1のコーティング3が除去されている後続の製造工程を示す。第1のコーティング3のネガ構造上に層7を蒸着すること、及び第1のコーティング3が露出された後にそれを除去することによって、最終的には、基板上にポジ構造化された層7が残される。ポジ構造化された層7の構造9は、最初に露出していた、すなわち第1のコーティング3によって覆われなかった領域6を覆う。
ネガ構造化された第1のコーティング3の除去は、たとえば、適当な溶媒中で溶解することによって、又はウエット化学エッチング又はドライ化学エッチングによって達成することができる。酸素プラズマ内での灰化又は酸化を用いて、有利にコーティングを除去することもできる。
ポジ構造化された層7は、1つの構造9又はいくつかの構造9を含む。本発明によれば、当該構造9は、互いに対して、異なる材料を含むことができるか、基板表面に対して垂直な方向に沿って及び/又は基板表面に対して平行な方向に沿って異なる組成を含むことができるか、異なる光学特性を含むことができるか、異なる寸法、すなわち異なる直径、幅又は高さ、すなわち厚みを含むことができるか、或いは異なる幾何学構成、すなわち異なる形状を含むことができる。
本発明による方法は、多種多様な異なる特性及び/又は異なる寸法を有する光学素子の製造に適用することができる。
上記構造9、すなわちポジ構造化された層7の構造9は、約0.1μm〜最大で1mmの高さ、すなわち厚みと、500μm、200μm、100μm、50μm、20μm及び/又は10μmよりも小さなオーダーの直径、すなわち幅とを含む。
別の実施形態では、層7として少なくとも2つの異なる材料を堆積して、ポジ構造化された層7の構造9を形成することもできる。すなわち、ポジ構造化された層7の各構造9は、意図される特性、特に光学特性に応じて異なる材料を含むことができる。
異なる光学特性を含む少なくとも2つのガラスを組み合わせることによって、光学システムの色収差を補正できるようになる。本発明によれば、1つの層内で少なくとも2つの材料を組み合わせることによって、又は異なる層、特に交互に重ね合わせた層、において少なくとも2つの材料を組み合わせることによって、上記組み合わせを達成することができる。
以下の本文は、図2A及び図2Bを参照して、図1D及び図1Eを参照して示される製造工程に関する好ましい変形形態を説明する。その方法のこの変更形態では、まず初めに、図1A及び図1Bを参照して示されたように、構造化された第1のコーティング3を施与することによって、基板1が準備される。再び、第1のコーティング3は、一般的なリフトオフ技法を適用することができるように形成され、第1の表面2の領域6が覆われないままに残す、ネガ構造5を有する。再び、層7が、このようにして準備された基板の表面上に堆積される。この堆積は、たとえば、蒸着ガラスを蒸着することによって、又は金属を堆積することによって達成される。しかしながら、この場合に、層7の層厚は、層7を完全に封入するほど厚くなるようには選択されない。これは、層7に、第1のコーティング3の層厚未満である層厚を選択することによって達成される。方法のこの段階が図2Aに示される。
層7が完全な連続した被覆を形成しないということは、第1のコーティング3へのアクセスが保持されることを意味するので、その後、第1のコーティング3は、たとえば、図1Cを参照して示される平坦化によって露出されることなく、必要に応じて直接的に除去されることができる。第1のコーティング3上に配置される層7の領域は、第1のコーティング3の除去中にリフトオフされ、それにより除去される。結果として残されるのは、図2Bに示されるように、再び、ポジ構造9を有する構造化されたコーティング、すなわち層7である。
本発明によれば、ポジ構造化された層7の製造は、基板1の少なくとも一方の側において、特に基板1の上側2及び/又は基板1の下側4において実行することができる。
特に、精巧な光学素子、すなわち光学活性素子、たとえばフレネルレンズを製造する場合、上記の製造工程はまた、多層構造を製造することができるように、何度も実行することができるので、特に有利である。
上記多層構造を形成する層は、上記の層7と同じ特性を含む。特に、各層は、異なる特性、特に異なる光学特性を有する異なる材料を含むことができる。
図3Aは、特に好ましい実施形態についての図1Bに類似の工程の中間段階を示す。その図面は、フレネルレンズを製造するために用いられるネガ構造5を示しており、領域6が露出しており、領域51では、たとえばフォトレジストで基板が覆われている。
フレネルレンズを製造するために用いられるネガ構造5は、同心円状の環状の露出した領域(例示のために、図4を参照されたい)によって囲まれる中央の円形の露出した領域を含む。上記環状エリアの露出した領域は、異なる半径、すなわち小さい方の半径r1及び大きい方の半径r2の2つの同心円によって制限されるエリアによって画定され、結果として、幅w=r2−r1になる。半径を大きく、すなわちr1及びr2を大きくしていくと、環状エリアの幅w及び2つの隣接する環状エリア間の距離dが小さくなっていく。
本発明による方法は、多種多様な異なる寸法を有するフレネルレンズ又はフレネルタイプのレンズを製造することに適用することができる。上記ネガ構造5は、約0.1μm〜最大で10mmの高さを有する。上記中央の円形の露出した領域は、500μm、200μm、100μm、50μm、20μm及び/又は10μmよりも小さなオーダーの直径を有する。上記環状エリアの幅w及び環状エリア間の距離dは、約500μm、200μm、100μm、50μm、20μm及び/又は10μmよりも小さな値を含む。
図3B及び図3Cは、光学素子の実施形態、すなわち光学活性素子を形成するための図2A及び図2Bに示されるステップに類似の製造工程を示しており、光学活性層71が基板全体に施与される。リフトオフプロセスによって、レジスト層領域51が、その上に配置される光学活性層71の領域とともにリフトオフされ、ポジ構造を形成する光学活性領域71が残される。
ポジ構造の幅、すなわち光学活性層71の寸法は、露出した領域の幅に対応する。光学活性層71の高さは、ネガ構造5の高さ、すなわち厚みによって制限、すなわち画定され、0.1μm〜最大で1mmのオーダーの値を有する。
表面にわたる、図3Cに示されるフレネルレンズの構造化が図4に示される。
特に、フレネルレンズを製造するために、上記の製造工程はまた、多層構造を製造することができるように、何度も実行することができるので、特に有利である。これが図5に示されており、図5は、多層フレネルレンズの断面図を示す。この例示的な実施形態では、3つの異なる設計の層、すなわち第1の層71、第2の層72及び第3の層73が施与されている。図5に示されるように、第1の層71の構造の幅を一番上の層構造、ここでは第3の層73の構造、まで階段状に小さくすることにより、鋸歯状の形態、すなわちぎざぎざの構造及び/又は凸状の構造を形成することができる。特に、各層の厚みを薄くすること、及び層の数を増やすことの両方によって、明確な鋸歯タイプの形態、すなわち明確なぎざぎざの構造及び/又は明確な凸状の構造を得ることができる。
構造化されたコーティングを製造するために、まず初めに、図1Aに示されるように、コーティングされるべき基板1の表面2上に第1のコーティング3が施与される。第1のコーティング3は、感光性レジスト層として形成されることが好ましい。
最終的に第1の層71のポジ構造を生成するための構造化された第1のコーティング3は、スピンコーティングによって選択的に施与される感光性レジスト層を含む。最終的に第2の層72のポジ構造を生成するための第2の構造化されたコーティングも、溶射によって優先的に施与される感光性レジスト層を含む。さらに別のポジ構造化された層を生成するためのさらに別のコーティングも、溶射によって優先的に施与される。特に、上記第1の層71、第2の層72及び/又は第3の層73は光学活性層を含む。
図6〜図11は、さらに別の光学素子の実施形態、すなわちフレネルレンズ、すなわちフレネルレンズタイプの光学活性素子の実施形態を示す。図5のフレネルレンズについては、上記の製造工程は、多層構造を製造するために、何度も実行されるので、特に有利である。図6〜図11に示される多層構造の各層は、特に光学活性層を含む。
図6〜図8に示される例示的な実施形態は、基板1の上側2に配置される第1の層71、第2の層72及び第3の層73を含む3層システムを示す。
図6は、3層システム71、72、73を示しており、各層のポジ構造91、92、93、94、95、96は異なる高さを構成する。詳細には、第1の層71では、ポジ構造94の高さはポジ構造91の高さよりも低く、第2の層72では、ポジ構造95の高さはポジ構造92の高さよりも低く、第3の層73では、ポジ構造96の高さはポジ構造93の高さよりも低い。特に、各層内のポジ構造の高さは、隣接するポジ構造にとって交互になっている。
図7は、層71、72、73が異なる材料からなるシステムを示す。詳細には、第1の層71は第1の材料からなり、第2の層72は第2の材料からなる、第3の層73は第3の材料からなる。
図8は、3層システム71、72、73を例示しており、層71、72、73及びポジ構造91、92、93、98、99、100が異なる材料からなり、特に、ポジ構造91、92、93、98、99、100の材料は互い違いになっている。詳細には、ポジ構造91、92、93は、各層71、72、73において同じ第1の材料からなり、ポジ構造98、99、100は、各層71、72、73において同じ第2の材料からなる。
フレネルレンズ、すなわち図8に示されるフレネルレンズタイプを表面にわたって構造化することが図9に示される。
さらに、図10及び図11に示される実施形態は、例示的な多層システム、特に3層システムを示しており、基板1の上側2に配置される第1の上側層271、第2の上側層272及び第3の上側層273と、基板1の下側4に配置される第1の下側層471、第2の下側層472及び第3の下側層473とからなる。
図10は、基板1の上側にある層システムが図8に示される層システムに従って形成され、第1の材料及び第2の材料からなるシステムを示す。特に、ポジ構造291、292、293、298、299、300の材料が交互になっている。詳細には、ポジ構造291、292、293は、各層271、272、273において同じ第1の材料からなり、ポジ構造298、299、300は、各層271、272、273において同じ第2の材料からなる。基板1の下側4にある3層システムは、異なる材料のポジ構造491、492、493、498、499、500からなり、特に、ポジ構造491、492、493、498、499、500の材料は交互になっている。詳細には、ポジ構造491、492、493は、各層471、472、473において同じ第3の材料からなり、ポジ構造498、499、500は、各層471、472、473において同じ第4の材料からなる。
図11は、基板1の上側にある3層システム271、272、273を示しており、各層のポジ構造291、292、293、301、302、303は異なる高さ及び材料からなる。
ポジ構造291、292、293は第1の材料からなり、ポジ構造301、302、303は第2の材料からなる。より詳細には、第1の層271では、ポジ構造291の高さはポジ構造301の高さよりも高く、第2の層272では、ポジ構造292の高さはポジ構造302の高さよりも高く、第3の層273では、ポジ構造293の高さはポジ構造303の高さよりも高い。詳細には、各層内のポジ構造の高さは、隣接するポジ構造に対して交互になっている。基板の下側4にある層システムは、図10に示される下側4にある層システムに従って形成される。
図12〜図15は、上記の方法を適用することによって達成することができる精度を示す、本発明による方法によって製造することができるフレネルレンズのさらに別の好ましい実施形態の平面図を示す。
少なくとも1つの光学活性素子、たとえばフレネルレンズ及び/又はフレネルレンズタイプを基板上に配置することができる。これが図12及び図13に示されており、いくつかのフレネルレンズが基板上に配置されており、すなわち、当該基板上に同時に製造され、たとえばウェーハとして配設される。
それゆえ、本発明の応用形態は、回折光学素子を製造するための方法の応用形態である。
本発明の方法は、半導体、ガラス、セラミック及びプラスチック基板に、ガラス及び金属層を構造化して施与することである。
層の構造化は、レジスト層フォトリソグラフィによって達成することができる。
絶縁性ガラス層は、適当なガラスシステムの熱蒸着又は電子ビーム蒸着によって実現されることが好ましい。
上記の方法の1つの利点は、室温から最大で150℃までの温度において絶縁性ガラス層を施与することであり、その温度範囲では、基板又は先行して施与される金属構造に損傷を与える可能性が小さい。
このようにして光学特性及び熱機械特性とともに好ましく用いられるガラスの蒸着パラメータを適当に選択することによって、0.1μm〜最大で1mmの厚みで、構造化されたガラス層を施与できるようになる。
電子ビームを用いる蒸着プロセスは、長年にわたって既知であるが、これまでは、主にプラスチック/ガラス眼鏡の機械的及び光学的な表面処理のために用いられてきた。
Schott Glas社は、約30年にもわたって、この目的を果たすために必要とされるガラスターゲットを供給している。
最大で4μm/分の高い蒸着速度が、既知の蒸着ガラス8329(脱ガスデュラン(degassed Duran))のデータシートから既知であり、スパッタリング装置の顧客/製造業者での技術的な調査によって確認されている。
これは、既知のスパッタリング速度よりも何倍も速く、かなり有益である上記の応用形態に対してこの方法を利用する。
これまでに用いられてきた単一成分系(好ましくはSiO)から形成されるスパッタ層は、数ナノメートル/分のスパッタリング速度を有する。
速い堆積速度に加えて、その蒸着の別の利点は、構造の熱応力が小さいことであり、それにより、フォトレジストを用いて、第1のコーティングを形成できるようになる。
基板に対して、構造化されたガラス層を施与する場合に、以下のパラメータが非常に好ましい。
基板の表面粗さ:<50μm
蒸着中のバイアス温度:≒100℃
蒸着中の圧力:10−3Pa(10−5mbar)
蒸着ガラス及び基板のCTEが一致する
そのガラスは、対応する光学特性データを有するべきである。
現時点での知識によれば、シリコンウェーハ又はガラス(例えば、Borofloat(登録商標)33)のような基板に関しては、これらの全ての要件は、既知のSCHOTT社製蒸着ガラス(8329、G018〜189)(データシートを参照)によって満たされ、そのガラスは、適当な施与プロセス(たとえば、電子ビーム蒸着)によって、上記の基板に施与することができる。
さらに別の適当な蒸着ガラスを用いることによって、そのプロセスを他の基板に拡張することができ、さらに有機半導体及び無機半導体にも拡張することができる。
本明細書に開示される発明の概念から逸脱することなく、上記の方法及び装置の変更及び変形が可能であることは当業者には明らかであろう。
基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程を示すための概略的な断面図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程を示すための概略的な断面図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程を示すための概略的な断面図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程を示すための概略的な断面図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程を示すための概略的な断面図である。 図1C〜図1Eを参照して示される製造工程に対する変形形態を示す図である。 図1C〜図1Eを参照して示される製造工程に対する変形形態を示す図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程の好都合な実施形態を示すための概略的な断面図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程の有利な実施形態を示すための概略的な断面図である。 基板の構造化されたコーティングに関連する製造工程の有利なな実施形態を示すための概略的な断面図である。 本発明による部品の有利な実施形態の概略的な平面図である。 複数の層をコーティングされている基板の一実施形態を示す図である。 異なる高さを有する複数の層をコーティングされている基板の一実施形態を示す図である。 層毎に異なる材料、特に交互に別の材料を含む複数の層をコーティングされている基板の一実施形態を示す図である。 構造毎に異なる材料、特に交互に別の材料から成るポジ構造化を含む複数の層をコーティングされている基板の一実施形態を示す図である。 図8の概略的な平面図である。 基板の上側及び下側に複数の層をコーティングされている基板のさらに別の実施形態を示す図である。 基板の上側及び下側に複数の層をコーティングされている基板のさらに別の実施形態を示す図である。 本発明による部品のさらに別の有利な実施形態の概略的な平面図である。 本発明による部品のさらに別の有利な実施形態の概略的な平面図である。 本発明による部品のさらに別の有利な実施形態の概略的な平面図である。 本発明による部品のさらに別の有利な実施形態の概略的な平面図である。

Claims (38)

  1. 基板に光学活性構造を施与するための方法であって、
    基板に感光性レジスト層をコーティングするステップ、
    施与された層をフォトリソグラフィによって構造化するステップ、
    予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングするステップ、および
    レジスト層をリフトオフするステップ
    を有する、フォトリソグラフィマスクを用いて構造化することを含む、基板に光学活性構造を施与するための方法。
  2. 前記基板にコーティングするステップが、スピンコーティング、溶射、電着及び/又は少なくとも1つの感光性レジストフォイルを堆積することによって実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記光学活性構造が、前記基板の下側及び/又は該基板の上側に施与される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記レジスト層をリフトオフするステップが、該レジスト層に施与されている少なくとも1つの層もリフトオフされるようにして実行される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記コーティングするステップが、電子ビームPIADプロセスによって、予め構造化された基板に光学活性層をコーティングすることを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記フォトリソグラフィによって構造化するステップが、マスク露光と、後続の現像とを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
    前記施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
    前記予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、並びに
    前記レジスト層をリフトオフすること
    を一度だけ繰り返すことを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記光学活性層が、基板表面に対して垂直な方向に沿っておよび/または該基板表面に対して平行な方向に沿って変化する層組成を含むように施与される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
    前記施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
    前記予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、並びに
    前記レジスト層をリフトオフすること
    を何度も繰り返すことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記予め構造化された基板の光学活性層のコーティングが、各層において同じ材料又は異なる材料を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記光学活性層が、基板表面に対して垂直な方向に沿っておよび/または該基板表面に対して平行な方向に沿って変化する層組成を含むように施与される、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記光学活性層が、ガラスから作られるコーティング材料を用いてPVDプロセスを用いて製造される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記光学活性層が、前記PVDプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記光学活性層が、前記PIADプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 基板と、該基板上に設けられる少なくとも1つの第1の光学活性層とを含む光学活性素子であって、前記第1の層はガラス又は金属から選択される少なくとも1つの材料から形成され、光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する、光学活性素子。
  16. 前記第1の光学活性層が、前記基板の下側及び/又は該基板の上側に施与される、請求項15に記載の光学活性素子。
  17. 前記第1の光学活性層が約0.1μm〜最大で1mmの厚みを有する、請求項15又は16に記載の光学活性素子。
  18. 前記第1の光学活性層が、約50μmより小さい、好ましくは20μmより小さい、特に好ましくは10μmより小さい幅を有する、請求項15〜17のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  19. 前記第1の光学活性層が、前記基板表面に対して垂直な方向に沿って及び/又は該基板表面に対して平行な方向に沿って変化する材料組成を含む、請求項15〜18のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  20. 前記光学活性構造が、フォトリソグラフィマスクを用いて構造化することを含む方法を用いて製造され、該方法が、
    前記基板に感光性レジスト層をコーティングするステップ、
    前記施与された層をフォトリソグラフィによって構造化するステップ、
    前記予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングするステップ、および
    前記レジスト層をリフトオフするステップ
    を有する、請求項15〜19のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  21. 前記基板のコーティングが、スピンコーティング、溶射、電着及び/又は少なくとも1つの感光性レジストフォイルを堆積することによって施与される、請求項15〜20のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  22. 前記レジスト層のリフトオフが、前記レジスト層に施与されている少なくとも1つの層もリフトオフされるようにして実行される、請求項20又は21に記載の光学活性素子。
  23. 前記予め構造化された基板の光学活性層のコーティングが、電子ビームPIADプロセスによって施与れる、請求項20〜22のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  24. 前記フォトリソグラフィによって構造化することは、マスク露光と、後続の現像とを含む、請求項20〜23のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  25. 前記基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
    前記施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
    前記予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、並びに
    前記レジスト層をリフトオフすること
    を一度だけ繰り返すことによって製造される、請求項15〜24のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  26. 前記基板に感光性レジスト層をコーティングすること、
    前記施与された層をフォトリソグラフィによって構造化すること、
    前記予め構造化された基板に、電子ビームPVD(電子ビーム物理気相成長)によって、少なくともガラス及び金属から成る群より選択される材料を含む光学活性層をコーティングすること、並びに
    前記レジスト層をリフトオフすること
    を何度も繰り返すことによって製造される、請求項15〜24のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  27. 前記光学活性素子が、いくつかの光学活性層の配列を設けられる、請求項15〜24、および26のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  28. 前記いくつかの光学活性層のアレイが、各光学活性層において同じ材料又は異なる材料を含む、請求項15〜27のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  29. 前記光学活性層が、ガラスから作られるコーティング材料を用いてPVDプロセスを用いて製造される、請求項15〜28のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  30. 前記光学活性層が、前記PVD工程において電子ビーム蒸着の助けを借りて施与される、請求項15〜29のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  31. 前記光学活性層が、前記PIADプロセスにおいて電子ビーム蒸着を使用して施与される、請求項15〜30のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  32. 前記光学活性素子がフレネルレンズである、先行する請求項のいずれか一項に記載の光学活性素子。
  33. ガラスから形成される光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する部品であって、該構造が請求項1の特徴を有する方法によって製造される、部品。
  34. 金属から形成される光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する部品であって、該構造が請求項1の特徴を有する方法によって製造される、部品。
  35. ガラス及び金属から形成される光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する部品であって、該構造が請求項1の特徴を有する方法によって製造される、部品。
  36. ガラス及び/又は金属から形成される光学活性構造、好ましくは合焦構造を有する部品であって、該構造が請求項1の特徴を有する方法によって製造される、部品。
  37. 前記部品がフレネルレンズである、請求項33〜36のいずれか一項に記載の部品。
  38. 基板と、請求項1に記載の方法を用いて製造される光学活性構造、好ましくは合焦構造とを有するハイブリッドレンズ。
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