JP2010041030A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部電極に相対的に膜厚の厚い部分を設けた構造において、電気的特性のばらつきを小さくすることが可能とされている積層セラミック電子部品を得る。
【解決手段】第1の内部電極5と第2の内部電極6とがセラミック層を介して重なり合うように配置されており、第1,第2の内部電極5,6が、第1,第2の有効部5a,6aと、第1,第2の接続部5b,6bと、第1,第2の接続部5b,6bよりも膜厚が厚く、かつセラミック素体2の外表面に引き出されている第1,第2の引き出し部5c,6cとを有し、第1,第2の外部電極3,4が形成されているセラミック素体の側面から第1,第2の引き出し部5c,6cの内側端縁までの距離をそれぞれL,Lとし、側面2c,2dと、第2の内部電極の先端または第1の内部電極の先端との間との距離をGまたはGとしたときに、G>LかつG>Lとされている、積層セラミック電子部品1。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品に関し、より詳細には、内部電極引き出し部に相対的に膜厚が厚くされた膜厚部分を有する積層セラミック電子部品に関する。
携帯電話やデジタルカメラなどの携帯側電子機器の小型化が進んでいる。そのため、携帯側電子機器に用いられる積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品においても、小型化及び高精度化が強く求められている。例えば積層セラミックコンデンサでは、異なる電位に接続される内部電極間のセラミック層の厚みは3μm以下と非常に薄くなってきている。
ところで、積層セラミックコンデンサの外部電極は、セラミック素体端部に導電ペーストを塗布し、焼き付けることにより形成されている。このようにして形成される外部電極では、導電ペースト塗布時に、セラミック素体の端面の中央において導電ペーストが厚く付着しがちであった。そのため、外部電極がセラミック素体端面において部分的に厚くなり、厚みが30μmを超えることもあった。従って、セラミック素体の小型化を図ったとしても、積層セラミックコンデンサの外寸が大きくなりがちであった。
上記のような問題に鑑み、下記の特許文献1には、セラミック素体端面に直接メッキすることにより外部電極を形成する方法が開示されている。特許文献1では、図10に示すように、セラミック素体101の端面101aにおいて、内部電極102,103が露出している。内部電極102,103の露出部分は、端面101aよりも内側に後退しているのが普通である。しかしながら、内部電極102,103の露出している部分102a,103aを核としてメッキ膜が析出し、メッキ膜が成長する。そのため、たとえ内部電極102,103が端面101aから内側に後退していたとしても、内部電極102,103同士を確実に接続するメッキ膜が形成される。導電ペーストを用いた外部電極形成方法に比べ、メッキ膜により外部電極を形成する方法では、薄くかつ平坦な外部電極を形成することが可能となる。
もっとも、導電ペーストを用いた外部電極形成方法では、導電ペースト中のガラス成分により接合強度が高められる。これに対して、上記メッキ法では、セラミック素体に対するメッキ膜の固着力がさほど高くならないという問題があった。
そのため、特許文献2には、内部電極が露出されている部分における内部電極の厚みを厚くし、外部電極の固着力を高めることが提案されている。
WO2007/049456 特開2006−332601号公報
特許文献2に記載の構造では、内部電極が露出している部分において、内部電極の厚みが相対的に厚くされている。この相対的に厚くされている部分を、厚膜部分と称することとする。厚膜部分が設けられていると、厚膜部分の内側端が、他の電位に接続される内部電極の先端とセラミック層を介して重なり合ったり、あるいは他の電位に接続される内部電極の先端と隣接していたりする部分において、絶縁抵抗がばらつき易いという問題があった。これは、厚膜部の形成に際し、スクリーン印刷などが用いられるが、厚膜部の内側端がにじんだり、かすれたりすることによる。従って、積層セラミックコンデンサの特性のばらつきを小さくすることができなかった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、セラミック素体の外表面に露出されている内部電極部分に相対的に膜厚の厚い部分を設けた構造を有する積層セラミック電子部品において、絶縁抵抗などの特性のばらつきが生じ難い、積層セラミック電子部品を提供することにある。
本発明の他の目的は、外部電極がセラミック素体表面にメッキにより形成され、小型化に適しており、内部電極がセラミック素体外表面に露出している部分に相対的に膜厚の厚い部分を有する、積層セラミック電子部品において、上記内部電極に相対的に膜厚の厚い部分を形成したことによる特性のばらつきが生じ難い、積層セラミック電子部品を提供することにある。
本発明によれば、複数のセラミック層が積層されている構造を有し、対向し合う第1の主面及び第2の主面と、第1の主面と第2の主面とを接続している複数の側面とを有するセラミック素体と、前記セラミック素体内において前記第1,第2の主面に平行に配置された第1の内部電極と、前記セラミック素体内に配置されており、前記第1の内部電極とセラミック層を介して部分的に重なり合うように配置された第2の内部電極とを備え、前記第1の内部電極が、セラミック素体内に配置された第1の有効部と、前記第1の有効部に連ねられている第1の接続部と、前記第1の接続部に接続されておりかつ前記セラミック素体のいずれかの側面に露出しており、第1の接続部よりも膜厚の厚い第1の引き出し部とを有し、前記第2の内部電極が、前記第1の有効部とセラミック層を介して重なり合っている第2の有効部と、前記第2の有効部に連ねられている第2の接続部と、前記第2の接続部に接続されており、前記セラミック素体のいずれかの側面に引き出されている、第2の接続部よりも膜厚の厚い第2の引き出し部とを有し、前記第1の内部電極の前記第1の引き出し部が引き出されている側面に形成された第1の外部電極と、前記第2の内部電極の前記第2の引き出し部が引き出されているセラミック素体の側面に形成された第2の外部電極とをさらに備え、前記第1の外部電極が形成されているセラミック素体側面から前記第1の引き出し部の内側端縁までの距離をL、前記第2の外部電極が形成されている側面から前記第2の引き出し部の内側端縁までの距離をLとし、前記第1の外部電極が形成されている側面と、前記第2の内部電極の先端との間の距離をG、前記第1の内部電極の先端と、前記第2の外部電極が形成されている側面との間の距離をGとしたときに、G>LかつG>Lとされている、積層セラミック電子部品が提供される。
本発明のある特定の局面では、前記セラミック層の厚みをc、前記第1の接続部の厚みをe、前記第2の接続部の厚みをe、前記第1の引出し部の厚みをt、前記第2の引出し部の厚みをt、としたとき、(G−L+{c−(t−e)}≧c、かつ、(G−L+{c−(t−e)}≧cである。この場合には、十分な厚みの第1,第2の引き出し部を形成でき、かつ第1,第2の引き出し部と、異なる電位に接続される第2,第1の内部電極先端との間の絶縁抵抗などの特性の影響を小さくすることができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、前記複数の側面か、第1,第2の外部電極が形成されている第1,第2の側面を有し、前記第1,第2の外部電極が、前記セラミック素体の側面上に形成された第1,第2のメッキ膜をそれぞれ有し、前記セラミック素体の第1の側面側及び第2の側面側のそれぞれにおいて、前記第1及び第2の主面の少なくとも一方に形成された第1,第2の表面導体をさらに備え、前記第1のメッキ膜が、前記第1の側面側に設けられた前記第1の表面導体を被覆するように前記第1,第2の主面の少なくとも一方に至っている延長部を有し、前記第2のメッキ膜が、前記第2の側面側に設けられた前記第2の表面導体を被覆するように前記第1,第2の主面の少なくとも一方に至っている延長部を有する。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、前記第1の表面導体が、セラミック層の積層方向において前記第1の引き出し部と重なっておらず、前記第2の表面導体が、前記第2の引き出し部と前記積層方向において重なっていない。従って、第1の表面導体と第1の引き出し部との間及び第2の表面導体と第2の引き出し部との間に不要な段差が生じ難いため、積層セラミック電子部品の構造欠陥を抑制することができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、前記第1の表面導体及び前記第2の表面導体が、外側に位置する第1の面と、反対側の主面である第2の面とを有し、第2の面側から前記セラミック素体に該表面導体の前記第1の面を露出するようにして埋められている。
好ましくは、前記第1の表面導体の第1の面及び前記第2の表面導体の第1の面が、前記セラミック素体の第1の主面または第2の主面と実質的に面一とされている。従って、積層セラミック電子部品の小型化をより一層進めることができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、前記第1,第2の接続部が前記第1,第2の有効部と同じ膜厚で一体に形成されている。この場合には、第1,第2の有効部と第1,第2の接続部と、導電ペーストの塗布・焼付等により同時にかつ効率良く形成することができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに別の特定の局面によれば、前記第1,第2の引き出し部が、前記第1,第2の連結部と同じ金属により一体に形成された第1の金属層と、第1の金属層上に積層されている第2の金属層とを有する。この場合、第1の金属層を第1,第2の有効部や第1,第2の接続部と同じ金属により同時に形成すれば、第2の金属層を第1,第2の引き出し部形成部分に積層するだけで、第1,第2の引き出し部を容易に形成することができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、前記セラミック素体が、直方体状の形状を有し、前記第1,第2の外部電極がそれぞれ形成されている側面が、対向し合う第1,第2の端面であり、前記第1の内部電極の第1の引き出し部が第1の端面に、前記第2の内部電極の第2の引き出し部が第2の端面に引き出されている。この場合には、通常の直方体状の積層セラミック電子部品であって、本発明に従って特性のばらつきの少ない積層セラミック電子部品を得ることができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、前記第1,第2の内部電極がセラミック層を介して積層されている電子部品ユニットが、前記セラミック素体内において複数並設されている。この場合、好ましくは、前記複数の電子部品ユニットのそれぞれに対応するように、複数対の第1,第2の外部電極が備えられている。それによって、特性ばらつきの少ない複数の電子部品ユニットを、1つの積層セラミック電子部品により形成することができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品では、第1,第2の内部電極の第1,第2の引き出し部が、第1,第2の接続部よりも厚くされており、G>LかつG>Lとされているため、第1,第2の引き出し部と、第1,第2の引き出し部と異なる電位に接続される第2,第1の内部電極の先端との間における絶縁抵抗などのばらつきが生じ難い。そのため、電気的特性のばらつきの少ない積層セラミック電子部品を提供することが可能となる。
よって、第1,第2の引き出し部の膜厚が厚くされており、セラミック素体の外表面に直接メッキ膜を形成した構造を有する第1,第2の外部電極を形成し、小型化を図った場合であっても、積層セラミック電子部品の特性のばらつきを低減することができる。言い換えれば、特性のばらつきを大きくすることなく、より一層小型の安定な積層セラミック電子部品を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図である。 第1の実施形態の積層セラミック電子部品の正面断面図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態において、第1の内部電極及び第2の内部電極が形成されている高さ位置の各模式的平面断面図である。 図4は、第1の内部電極と、第2内部電極が積層されている部分において、内部電極間の距離及び引き出し部の厚み等の好ましい関係を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品の正面断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態に係る積層セラミック電子部品の第1,第2の内部電極が形成されている高さ位置における各模式的平面断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、第4の積層セラミック電子部品において、ある高さ位置における模式的平面断面図及び異なる高さ位置における模式的平面断面図を示す。 (a)及び(b)は、本発明の積層セラミック電子部品の変形例を説明するための各模式的平面断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の積層セラミック電子部品の他の変形例を説明するための各模式的平面断面図である。 従来の積層セラミック電子部品の製造方法の一例を説明するための模式的部分切欠断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図であり、図2はその正面断面図である。
本実施形態の積層セラミック電子部品1は、積層セラミックコンデンサである。
積層セラミック電子部品1は、直方体状のセラミック素体2を有する。セラミック素体2は、複数のセラミック層を積層した構造を有する。セラミック素体2は、第1の主面2aと、第1の主面2aと対向している第2の主面2bとを有する。第1,第2の主面2a,2bを結ぶ方向において、複数のセラミック層が積層されている。従って、第1,第2の主面2a,2bを結ぶ方向を積層方向とする。また、図2では、第1の主面2aが上方に、第2の主面2bが下方に位置している。従って、以下の説明においては、適宜、セラミック素体2内の積層方向における位置を説明するために、高さ位置なる表現を用いることとする。
セラミック素体2は、第1,第2の主面2a,2bを結ぶ4つの側面を有している。図2では、4つの側面の内、対向し合っている第1,第2の側面としての第1,第2の端面2c,2dが図示されている。図1では、4つの側面の内の残りの側面の内の第3の側面2eが図示されている。第3の側面2eと対向する第4の側面2fは後述する図3において図示されている。
なお、本発明において、セラミック素体2は、直方体状の形状を有するものには限定されない。従って、第1,第2の主面2a,2bの形状は、三角形、五角形、六角形等の形状を有してもいてもよく、第1,第2の主面2a,2bの平面形状に応じてセラミック素体2は複数の側面を有する。
セラミック素体2の第1の端面2cを覆うように、第1の外部電極3が形成されており、第2の端面2dを覆うように外部電極4が形成されている。
第1の外部電極3は、第1の端面2cを覆う端面部3aと、端面部3aの上端に連ねられており、第1の主面2a上に至っている第1の延長部3bと、第2の主面2b上に至っている第2の延長部3cとを有する。第2の外部電極4も、同様に、端面部4aと、第1の延長部4bと、第2の延長部4cとを有する。
上記第1,第2の外部電極は、本実施形態では、セラミック素体2の外表面に直接メッキすることにより形成されたメッキ膜からなる。
セラミック素体2においては、複数の第1の内部電極5と複数の第2の内部電極6とがセラミック層を介して部分的に重なり合っている。
図3(a)は、セラミック素体2内において、第1の内部電極5が形成されている高さ位置における平面断面図であり、(b)は、第2の内部電極6が形成されている高さ位置のセラミック素体2の平面断面図である。
第1の内部電極5は、第1の有効部5aと、第1の接続部5bと、第1の引き出し部5cとを有する。第2の内部電極6も同様に、第2の有効部6aと、第2の接続部6bと、第2の引き出し部6cとを有する。第1,第2の有効部5a,6aが、セラミック層を介して重なり合っている。この部分で、積層セラミックコンデンサの静電容量が取り出される。
他方、第1の内部電極5の第1の有効部5aの先端とは反対側端部に、第1の接続部5bが連ねられている。第1の接続部5bの第1の有効部5aとは反対側の端部が第1の引き出し部5cに接続されている。第1の引き出し部5cの厚みは、第1の接続部5bよりも厚くされている。
本実施形態では、第1の内部電極5の平面形状を有するように、セラミックグリーンシート上に導電ペーストが印刷され、しかる後、第1の引き出し部5cが設けられている部分において、さらに導電ペーストを印刷することにより、第1の引き出し部5cの厚みが厚くされている。すなわち、第1の有効部5aと、第1の接続部5bとが、同じ材料を用いて一体に形成されている。
第2の内部電極6においても、同様にして、第2の有効部6a、第2の接続部6b及び第2の引き出し部6cが形成されている。第2の内部電極6は、第2の端面2dに引き出されている。すなわち、第2の引き出し部6cが、第2の端面2dに露出している。
第1,第2の内部電極5,6は、膜厚が厚い第1,第2の引き出し部5c,6cを有し、膜厚の厚い第1,第2の引き出し部5c,6cが、端面2c,2dにそれぞれ露出している。従って、第1,第2の外部電極3,4の形成に際し、セラミック素体2の端面2c,2dを覆うようにメッキ膜を直接形成した場合、メッキ膜が厚みの厚い第1,第2の引き出し部5c,6cを核として成長し、接合強度に優れたメッキ膜を形成することができる。
また、第1の主面2a及び第2の主面2b上には、第1の端面2c側において、それぞれ第1の表面導体7,8が形成されている。第1の表面導体7は、第1の主面2a上に、導電ペーストを塗布し、焼き付けることにより形成することができる。第1の表面導体8についても、同様に導電ペーストの塗布・焼き付けにより形成することができる。
第1の表面導体7,8は、第1,第2の延長部3b,3cでそれぞれ被覆されるように形成されている。すなわち、第1の表面導体7,8は、それぞれ、第1,第2の面7a,7b,8a,8bを有する平坦な膜状の導体である。外側に位置する第1の面7a,8aが、第1,第2の延長部3b,3cにより被覆さされており、第2の面7b,8bがセラミック素体2の第1,第2の主面2a,2bに接している。
第2の端面2d側においても、同様に、第2の表面導体9,10が設けられている。第2の表面導体9,10もまた、第1,第2の主面9a,9b,10a,10bを有し、第1の主面9a,10aが延長部4b,4cにより被覆されている。
第1の表面導体7,8及び第2の表面導体9,10は、内部電極5,6と同様の金属もしくは合金からなることが望ましい。もっとも、内部電極5,6と異なる金属もしくは合金により形成されてもよい。
第1の表面導体7,8及び第2の表面導体9,10は必ずしも設けられずともよいが、第1の表面導体7,8及び第2の表面導体9,10の形成により、外部電極3,4を構成しているメッキ膜の接合強度をより一層高めることができ望ましい。
セラミック素体2に対する接合強度を高める上では、第1の表面導体7,8及び第2の表面導体9,10は、ガラス成分を含む導電ペーストを用いて形成されることが望ましい。
本実施形態の積層セラミック電子部品1では、さらに、第1の端面2cと、第1の引き出し部5cの第1の接続部5b側の端縁との間の距離をLとし、第2の内部電極6の先端すなわち第2の内部電極6の第1の端面2c側端部と、第1の端面2cとの間の距離をGとしたとき、G>Lとされている。さらに、第2の端面2d側においても、第2の端面2dと、第2の引き出し部6cの内側端縁との間の距離をL、第1の内部電極5の先端すなわち第1の内部電極5の端面2d側の端部と、第2の端面2dとの間の距離をGとしたときに、G>Lとされている。
従って、第1の端面2c側では、第1の引き出し部5cと、第2の内部電極6とが近接していないため、両者の間で絶縁抵抗がばらつくことを確実に防止することができる。同様に、第2の端面2d側においても、第2の引き出し部6cと、第1の内部電極5の先端との間の距離が近接しないことになるため、両者の間で絶縁抵抗がばらつくことを確実に防止することができる。
よって、本実施形態の積層セラミック電子部品1では、第1,第2の外部電極3,4として、セラミック素体の外表面に直接形成されたメッキ膜を有する構造を用い、かつ、第1,第2の引き出し部5c,6cの厚みを厚くして、メッキ膜の接合強度を高めた構造において、電気的特性のばらつきを効果的に低減することが可能となる。よって、異なる電位に接続される内部電極間のセラミック層の厚みを薄くし、より一層小型化及び大容量化を図った場合であっても、電気的特性のばらつきの少ない積層セラミックコンデンサを提供することが可能となる。
なお、第1,第2の外部電極3,4は、上記メッキ膜のみを有していてもよく、メッキ膜の外側に、さらに、他のメッキ膜を形成した構造を有してもいてもよい。その場合、セラミック素体2の外表面に直接形成される下地となるメッキ膜としては、例えば、Cu、Ni、Sn、Pb、Au、Ag、Pd、Bi及びZnからなる群から選択された1種の金属または該金属を主体とする合金を用いることが好ましい。下地となるメッキ膜上に形成される1以上の他のメッキ膜も同様の金属または合金により形成することが好ましい。また、内部電極が例えばNiからなる場合、素体表面に直接形成されるメッキ膜はNiとの接合性に優れた金属、例えばCuやCuを主体とする合金であることが好ましい。
さらに、複数のメッキ膜を積層した構造においては、最外側のメッキ膜として、半田濡れ性に優れたSnやAuを用いることが好ましい。この場合、SnやAuからなるメッキ膜より内側のメッキ膜の1つが、半田バリヤー性に優れたNiからなることが望ましい。
複数のメッキ膜を積層して外部電極3,4を形成する場合、小型化を進めるためには、メッキ膜の厚みは、1層当たり15μm以下であることが望ましい。
次に、本実施形態の積層セラミック電子部品1の製造方法の一例を説明する。
積層セラミック電子部品1の製造に際しては、複数枚のセラミックグリーンシート及び内部電極形成用導電ペーストを用意する。セラミックグリーンシート上に、内部電極5または内部電極6の平面形状に応じ、導電ペーストをスクリーン印刷などにより印刷し、複数の内部電極5が整列された内部電極パターンを形成する。この場合、第1の引き出し部5cが形成される部分には、同じ導電ペーストまたは他の導電ペーストをさらに塗布し、膜厚の厚い第1の引き出し部5cを形成する。第1のセラミックグリーンシート上に、同様にして、複数の第2の内部電極6が整列形成されている内部電極パターンを形成する。
しかる後、第1の内部電極を有する内部電極パターンが印刷されたセラミックグリーンシートと、第2の内部電極を複数有する内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートとを交互に適宜の枚数積層し、上下に内部電極パターンが印刷されていない外層用セラミックグリーンシートを適宜の枚数積層する。このようにしてマザーの積層体を得る。
マザーの積層体2を厚み方向に加圧する。しかる後、マザーの積層体を個々の積層セラミックコンデンサ単位の寸法に切断し、生チップを得る。この生チップを焼成し、セラミック素体を得る。必要に応じてセラミック素体を研磨し、第1,第2の内部電極5,6を端面2c,2dに確実に露出させる。しかる後、第1,第2の端面2c,2dを覆うように、メッキを施し、外部電極3,4を形成する。外部電極3,4として、複数のメッキ膜を積層する場合には、下地となるメッキ膜を形成して上層の1以上のメッキ膜をさらにメッキ法により形成すればよい。
メッキ法としては、電解メッキまたは無電解メッキのいずれを用いてもよい。無電解メッキを用いた場合には、メッキ膜析出速度を高めるために、触媒などによる前処理が必要となり、工程が複雑化する。そのため、工程が簡略な無電解メッキを用いることが望ましい。また、具体的なメッキ工法としては、量産性に優れているため、バレルメッキを用いることが望ましい。
なお、上記実施形態では、導電ペーストをセラミックグリーンシート上に印刷し、第1の引き出し部5cが形成される部分において導電ペーストをさらに印刷したが、第1の引き出し部5cを1度の導電ペーストの印刷により形成してもよい。例えば、第1の有効部5a及び第1の接続部5bが形成される部分に導電ペーストを印刷した後、第1の引き出し部5cが形成される部分に、かつ第1の接続部5bに接触するように、より大きな厚みで導電ペーストを印刷し、第1の引き出し部5cを形成してもよい。
もっとも、上記実施形態のように、第1の接続部5bと同じ導電ペーストを第1の引き出し部5cが形成される部分に印刷し、しかる後、第1の接続部5b上にのみ導電ペーストを印刷する方法が望ましい。それによって、第1の引き出し部5cを第1の接続部5bと確実に電気的に接続することができる。
また、厚膜化するための付加的な導電ペースト印刷工程において、使用する導電ペーストを異ならせてもよく、それによって、メッキ膜との接合強度をより一層高めることも可能である。すなわち、第1の引き出し部5cを形成するにあたり、複数の導電ペーストを印刷する場合には、複数の導電ペーストの種類を異ならせてもよい。第1の接続部5b及び第1の有効部5aと一体に導電ペーストを印刷する場合には、電気的抵抗の少ないNi、Agなどを用いることが好ましく、その上に印刷される導電ペーストについては、Cuなどのメッキ膜との接合性に優れた金属を用いることが好ましい。
小型化及び高容量化を図るには、第1の内部電極5と内部電極6との間に挟まれるセラミック層の厚みは焼成後で10μm以下であることが好ましい。このセラミック層の厚みが薄い方が高容量化を図る上で望ましいが、0.1μm未満になると、第1,第2の内部電極間の短絡が生じ易くなる。従って、望ましくは、セラミック層の厚みは0.1〜10μmである。
また、内部電極5,6における第1,第2の有効部5a,6aの厚みと、第1,第2の接続部5b,6bの厚みは同じであることが好ましいが、異なっていてもよい。第1,第2の有効部及び第1,第2の接続部5b,6bの厚みは、焼成後で0.1〜2.0μmであることが好ましい。0.1μm未満では内部電極に部分的に脱落している部分が生じたり、内部電極形状にばらつきが生じたりすることがあり、2.0μmを越えると、コストが高くなる。
また、相対的に膜厚の厚い第1,第2の引き出し部5c,6cの厚みは、上記第1,第2の接続部5b,6bよりも厚ければよいが、好ましくは、1.5〜2.5倍の厚み、絶対値では、0.15〜5.0μm程度であることが好ましい。第1,第2の引き出し部5c,6cの厚みがさほど厚くない場合には、メッキ膜と内部電極との接合強度を十分に高めることができないことがあり、厚過ぎると、構造欠陥を引き起こすことがある。
好ましくは、内部電極5と内部電極6との間に位置するセラミック層の厚みをc、第1の接続部5bの厚みをe、第2の接続部6bの厚みをe、第1の引出し部5cの厚みをt、第2の引出し部6cの厚みをtとしたときに、(G−L+{c−(t−e)}≧c…式(1)、かつ、(G−L+{c−(t−e)}≧c…式(2)の範囲内とされる。
上記セラミック層、第1,第2の接続部5b,6及び第1,第2の引き出し部5c,6cの厚みが上記好ましい範囲内である場合には、第1,第2の引き出し部5c,6cや第1,第2の引き出し部5c,6cと異なる電位に接続される内部電極との間での絶縁抵抗などの電気的特性の影響を十分に抑制することができ、望ましい。
なお、上記好ましい範囲を規定する式(1)及び(2)が 満たされているか否かの確認に際しては、セラミック素体を適度な位置で厚み方向に切断し、セラミック層の厚み、第1,第2の接続部5b,6bの厚み、第1,第2の引き出し部5c,6cの厚みを例えば電子顕微鏡等により観察し、求めればよい。
最も好ましくは、内部電極間に挟まれている全てのセラミック層及び第1,第2の内部電極5,6が、上記好ましい範囲を示す式を満たすことが好ましい。もっとも、実質的には第1,第2の端面側のそれぞれにおいて、厚み方向において最上部に位置する第1,第2の内部電極5,6の対、厚み方向において中央に位置している第1,第2の内部電極5,6の対及び最も下方に位置している第1,第2の内部電極5,6の対において、上記式(1)(2)を満たしていればよい。
上記引き出し部5c,6cの厚みと、接続部5b,6bの厚みとの差を求めるに際しては、引き出し部5c,6cのセラミック素体の外表面に露出している部分の厚みを引き出し部5c,6cの厚みとし、接続部5b,6bの厚みは、引き出し部5c,6cの外表面に露出している部分と反対側の端部の内側に位置している接続部5b,6bの厚みを用いればよい。従って、引き出し部5c,6cのセラミック素体の外表面に露出している側の端部と、反対側の端部で厚み測定を行えばよい。
上記式(1)を満たすことが望ましいことを、図4を参照してより具体的に説明する。図4は、第1の内部電極5と第2の内部電極6とがセラミック層2xを介して重なり合っている部分を模式的に示す。いま、セラミック層2xの厚みがcである。(G−L+{c−(t−e)}は、図4の距離zの二乗に相当する。すなわち、第1の内部電極5の下面の端部に位置する点Pと、第2の内部電極6の第2の引き出し部6cの上面の内側端Qと、点Qと同じ高さ位置にあり、点Pの直下に位置する点Rとで形成される直角三角形PQRにおいて、斜辺PQの長さをzとする。辺QRの長さは、(G−L)であり、辺PRの長さは{c−(t−e)}となる。従って、上記式(1)の左辺は、距離zの二乗となる。言い換えれば、式(1)を満たす範囲は、辺PQの長さがセラミック層の厚みc以上であることを意味しており、zが厚みcよりも短くなると、絶縁抵抗が劣化する。
式(2)についても同様であり、第2の内部電極5の第1の引き出し部5cが位置している部分において、同様の条件を定めたものである。
また、好ましくは、2μm≦L≦(G−10)μmかつ2μm≦L≦(G−10)μmを満足することが望ましい。L及びLが2μm未満の場合には、導電ペーストの印刷により、十分な厚みの第1,第2引き出し部5c,6cを形成することが困難となることがある。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る積層セラミック電子部品の縦断面図である。積層セラミック電子部品21は、表面導体の構造及び形成位置が異なることを除いては、第1の実施形態と同様である。従って、同一部分については同一の参照番号を付することにより、その詳細な説明を省略することとする。
積層セラミック電子部品21では、セラミック素体2の第1の端面2c側及び第2の端面2d側において、第1の主面2a上に第1,第2の表面導体22,23が形成されており、第2の主面2a上にも第1,第2の表面導体22,23が形成されている。
第1の表面導体22を代表して説明すると、第1の表面導体22は、外側の主面である第1の面22aと、内側の主面である第2の面22bとを有する膜状の導体である。第1の面22aを露出させるようにして、第2の面22b側からセラミック素体2の第1の主面2aに埋設されている。ここでは、第1の面22aがセラミック素体2の第1の主面2aと面一とされている。
このような構造は、例えばマザーの積層体の主面に表面導体を形成した後、PETフィルムなどを間に介在させて静水圧プレスなどのプレスによりマザーの積層体を積層方向に加圧することにより得ることができる。表面導体22の第1の面22aが、セラミック素体2の第1の主面2aと面一とされているので、第1の外部電極3の延長部3bを薄くした場合であっても、延長部3bの外表面を平坦化することができる。従って、電子部品の低背化を進めることができる。
なお、表面導体22,23を第1の面22a,23aは、セラミック素体2の主面2aよりも下方に位置していてもよい。すなわち、表面導体形成用導電ペーストの印刷に際しての圧力により、外側の面22a,23aが、主面2aよりも下方に埋没することもあり得る。
加えて、本実施形態では、第1の表面導体22は、積層方向において、第1の引き出し部5cとは重ならないように形成されている。言い換えれば、第1の表面導体22の第1の端面2c側の端縁は、第1,第2の端面2c,2dを結ぶ方向において、第1の引き出し部5cの内側の端縁よりも内側に位置している。第2の表面導体23もまた、同様に、積層方向において、第2の引き出し部6cと重ならないように形成されている。
第1,第2の表面導体をマザーの積層体の主面上に導電ペーストの印刷により形成する場合、積層方向において重なり合う位置に、第1の引き出し部または第2の引き出し部と第1または第2の接続部との境界部が存在すると、印刷に際しての圧力が該境界部において変動する。そのため、各表面導体の平滑性が損なわれることがある。これに対して、本実施形態のように、第1の表面導体22,23の下方に、すなわち積層方向において、第1の引き出し部5cまたは第2の引き出し部6cが存在しない場合には、このような印刷に際しての圧力の変動が生じ難い。従って、表面導体22,23の平滑性が損なわれ難い。
図6(a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態に係る積層セラミック電子部品を説明するための図であり、(a)は、第1の内部電極が形成される高さ位置の平面断面図であり、(b)は、第2の内部電極が形成される高さ位置の平面断面図である。
本実施形態では、第1の内部電極32は、第1の有効部32aと、第1の接続部32bと、第1の引き出し部32cとを有する。第1の有効部32aは、矩形の平面形状有し、導電ペーストの印刷により形成されている。
本実施形態では、第1の外部電極34が、第1の端面2cを覆う端面部34aと、第3,第4の側面2e,2fに至っている延長部34b,34cとを有し、平面視略U字状の形状を有する。この延長部34b,34cに対応して、第1の引き出し部32cは、端面2cに露出しているだけでなく、端面2e,2fにも露出している平面形状を有する。そして、第1の接続部32bは、このような平面形状の第1の引き出し部32cの内側端縁に沿うように形成されており、平面視略U字状の形状を有する第1の有効部32aの3つの辺に連ねられている。
第2の内部電極33もまた、同様の平面形状を有する。すなわち、第2の外部電極35が、端縁部35aと、第3,第4の側面2e,2fに至っている延長部35b,35cとを有するため、第2の引き出し部33c及び第2の接続部33bが、外部電極35の平面形状に応じた形状とされている。第2の有効部33aは、第1の有効部32aと同様に、矩形の平面形状を有する。
本実施形態では、積層セラミック電子部品31は、複数の内部電極32,33の面方向が実装基板に対して垂直となる方向に実装して用いられ得る。すなわち、外部電極34,35の延長部34b,35bまたは延長部34c,35cを用いて積層セラミック電子部品31を実装することができる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図であり、図8(a)及び(b)は、本実施形態の積層セラミック電子部品の異なる高さ位置における模式的略平面断面図を示す。
第4の実施形態の積層セラミック電子部品41は、積層セラミックコンデンサアレイである。ここでは、セラミック素体42内において、複数の電子部品ユニットとして、複数のコンデンサユニットが並設されている。すなわち、図6に示す第1の外部電極43及び第2の外部電極44を有する電子部品ユニットが、複数並設されている。
一対の第1,第2の外部電極43,44間に、1つの積層セラミックコンデンサユニットが構成されている。すなわち、図8(a)に示すように、ある高さ位置では、第1の内部電極45,45と、第1の内部電極47,47とが交互に配置されている。そして、セラミック層を介して第1の内部電極45,45または第1の内部電極47,47と重なり合うように、図8(b)に示すように異なる高さ位置において、第2の内部電極46,46及び第2の内部電極48,48が形成されている。このようにして、複数の積層セラミックコンデンサユニットが構成されている。ここで、隣り合う第1の内部電極45,47は、セラミック素体42の対向し合う一方及び他方の側面にそれぞれ引き出されている。もっとも、隣り合う第1の内部電極45,47は、セラミック素体42において、同じ側面に引き出されていてもよい。
このような積層セラミックコンデンサアレイにおいても、各内部電極45,47及び46,48において、有効部、接続部及び引き出し部を設けることにより、前述した実施形態と同様に、メッキ膜の接合強度を高めることができると共に、電気的特性のばらつきを小さくすることができる。
例えば、第1の内部電極45を例にとると、静電容量を取り出すための第1の有効部45aに連なるように、第1の接続部45bが形成されており、第1の接続部45bに連なるように、かつセラミック素体42の側面42cに露出するように、相対的に膜厚の厚い第1の引き出し部45cが形成されている。他の第1の内部電極47及び第2の内部電極46,48もまた、同様に、有効部、接続部及び引き出し部を有する。
本発明の積層セラミック電子部品は、積層セラミックコンデンサアレイとしての積層セラミック電子部品41のように、複数の電子部品ユニットを1つの電子部品素体内に並設した構造を有していてもよい。
また、同じ機能を発現する複数の電子部品ユニットに限らず、異なる機能を有する電子部品ユニットが1つのセラミック素体内に形成されていてもよい。
図9(a)及び(b)は、本発明の変形例を説明するための各模式的平面断面図である。本変形例の積層セラミック電子部品51では、多端子型の低ESR(透過直列抵抗)型の積層セラミックコンデンサである。積層セラミック電子部品51は、セラミック素体52を有する。セラミック素体52内には、第1の内部電極53及び第2の内部電極54が形成されている。第1の内部電極53は、第1の有効部53aと、複数の第1の接続部53bと、複数の第1の接続部53bにそれぞれ連ねられており、かつセラミック素体52の第1の側面52cまたは第2の側面52dに引き出されている相対的に膜厚が厚い複数の第1の引き出し部53cとを有する。第2の内部電極54もまた、同様に、第2の有効部54aと、複数の第1の引き出し部54cとを有する。
ここでは、複数の第1の引き出し部53cがセラミック素体52の側面52c,52dに引き出されている部分と複数の第2の引き出し部54cが側面52c,52dに引き出されている部分とが積層方向において重なり合っていない。よって、第1の側面52cにおいて4つの外部電極が、第2の側面52dにおいても、4つの外部電極が形成され、多端子型の積層セラミックコンデンサを構成することができる。
このような多端子型の積層セラミックコンデンサにおいても、本発明に従って、相対的に膜厚の厚い第1,第2の引き出し部を設けることにより、上述した第1〜第4の実施形態と同様に、電気的特性のばらつきを小さくすることができる。
図10(a)及び(b)は、本発明の他の変形例を説明するための積層セラミック電子部品の異なる高さ位置の平面断面図である。
図10(a)に示すように、セラミック素体62のある高さ位置において、第1の内部電極63が形成されている。第1の内部電極63は、第1の有効部63aと、第1の有効部63aに連ねられた複数の第1の接続部63b,63cを有する。そして、複数の第1の接続部63b,63cにそれぞれ接続されており、セラミック素体62の外表面に露出している複数の第1の引き出し部63d,63eを有する。従って、第1の引き出し部63d,63eのそれぞれに接続されるように、2つの外部電極65a,65bがメッキ法により形成されている。ここでは、一方の第1の接続部63b及び第1の引き出し部63dが、セラミック素体62の第1の側面62cと、第3の側面62eとのコーナー部分に位置している。また、もう1つの第1の接続部63c及び第1の引き出し部63eは、第3の側面62eの中央から第2の側面62d側に寄せられて配置されている。従って、複数の第1の外部電極65a,65bが設けられている。
第2の内部電極64もまた、同様に形成された第2の有効部64aと、複数の第2の引き出し部64b,64cと、複数の第2の引き出し部64d,64eとを有する。第2の引き出し部64dが、第2の側面62dと、第3の側面63eとのコーナー部分に位置している。また、第2の引き出し部64eが、第3の側面62eの略中央から第1の側面62c側に寄せられた位置に設けられている。従って、複数の第2の外部電極66a,66bが形成されている。
このように、本発明においては、第1の外部電極及び第2の外部電極が複数形成され、それぞれに応じて、第1,第2の接続部及び第1,第2の引き出し部が形成されてもよい。本変形例では、第3の側面62e側に、第1の外部電極65a,65b及び複数の第2の外部電極66a,66bが形成されているので、内部電極63,64が実装面に対して垂直となるようにし、第3の側面62eを実装面として、積層セラミック電子部品61を基板上に実装することができる。
なお、上述した実施形態では、積層セラミックコンデンサにつき説明したが、本発明におけるセラミック素体は、圧電体や半導体であってもよく、すなわち、同様の積層構造を有する積層型圧電セラミック部品や積層型セラミックサーミスタにも本発明を適用することができる。
1…積層セラミック電子部品
2…セラミック素体
2a…第1の主面
2b…第2の主面
2c…第1の端面
2d…第2の端面
2e…第3の側面
2f…第4の側面
3…第1の外部電極
3a…端面部
3b…第1の延長部
3c…第2の延長部
4…第2の外部電極
4a…端面部
4b…第1の延長部
4c…第2の延長部
5…第1の内部電極
5a…第1の有効部
5b…第1の接続部
5c…第1の引き出し部
6…第2の内部電極
6a…第2の有効部
6b…第2の接続部
6c…第2の引き出し部
7,8…第1の表面導体
7a,8a…第1の面
7b,8b…第2の面
9,10…第2の表面導体
9a,10a…第1の主面
9b,10b…第2の主面
21…積層セラミック電子部品
22…第1の表面導体
22a,23a…第1の面
22b…第2の面
23…第2の表面導体
31…積層セラミック電子部品
32…第1の内部電極
32a…第1の有効部
32b…第1の接続部
32c…引き出し部
33…第2の内部電極
33a…第2の有効部
33b…第2の接続部
33c…引き出し部
34…第1の外部電極
34a…端面部
34b,34c…延長部
35…第2の外部電極
35a…端縁部
35b,35c…延長部
41…積層セラミック電子部品
42…セラミック素体
42c…側面
43…第1の外部電極
44…第2の外部電極
45,47…第1の内部電極
45a…第1の有効部
45b…第1の接続部
45c…引き出し部
46,48…第2の内部電極
51…積層セラミック電子部品
52…セラミック素体
52c…第1の側面
52d…第2の側面
53…第1の内部電極
53a…第1の有効部
53b…第1の接続部
53c…引き出し部
54…第2の内部電極
54a…第2の有効部
54c…引き出し部
61…積層セラミック電子部品
62…セラミック素体
62c…第1の側面
62d…第2の側面
62e…第3の側面
63…第1の内部電極
63a…第1の有効部
63b…第1の接続部
63c…第1の接続部
63d…引き出し部
63e…引き出し部
64…第2の内部電極
64a…第2の有効部
64b,64c,64d,64e…引き出し部
65a,65b…第1の外部電極
66a,66b…第2の外部電極

Claims (11)

  1. 複数のセラミック層が積層されている構造を有し、対向し合う第1の主面及び第2の主面と、第1の主面と第2の主面とを接続している複数の側面とを有するセラミック素体と、
    前記セラミック素体内において前記第1,第2の主面に平行に配置された第1の内部電極と、
    前記セラミック素体内に配置されており、前記第1の内部電極とセラミック層を介して部分的に重なり合うように配置された第2の内部電極とを備え、
    前記第1の内部電極が、セラミック素体内に配置された第1の有効部と、前記第1の有効部に連ねられている第1の接続部と、前記第1の接続部に接続されておりかつ前記セラミック素体のいずれかの側面に露出しており、第1の接続部よりも膜厚の厚い第1の引き出し部とを有し、
    前記第2の内部電極が、前記第1の有効部とセラミック層を介して重なり合っている第2の有効部と、前記第2の有効部に連ねられている第2の接続部と、前記第2の接続部に接続されており、前記セラミック素体のいずれかの側面に引き出されている、第2の接続部よりも膜厚の厚い第2の引き出し部とを有し、
    前記第1の内部電極の前記第1の引き出し部が引き出されている側面に形成された第1の外部電極と、
    前記第2の内部電極の前記第2の引き出し部が引き出されているセラミック素体の側面に形成された第2の外部電極とをさらに備え、
    前記第1の外部電極が形成されているセラミック素体側面から前記第1の引き出し部の内側端縁までの距離をL、前記第2の外部電極が形成されている側面から前記第2の引き出し部の内側端縁までの距離をLとし、前記第1の外部電極が形成されている側面と、前記第2の内部電極の先端との間の距離をG、前記第1の内部電極の先端と、前記第2の外部電極が形成されている側面との間の距離をGとしたときに、G>LかつG>Lとされている、積層セラミック電子部品。
  2. 前記セラミック層の厚みをc、
    前記第1の接続部の厚みをe
    前記第2の接続部の厚みをe
    前記第1の引出し部の厚みをt
    前記第2の引出し部の厚みをt
    としたとき、
    (G−L+{c−(t−e)}≧c、かつ、
    (G−L+{c−(t−e)}≧c
    である、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記複数の側面か、第1,第2の外部電極が形成されている第1,第2の側面を有し、
    前記第1,第2の外部電極が、前記セラミック素体の側面上に形成された第1,第2のメッキ膜をそれぞれ有し、
    前記セラミック素体の第1の側面側及び第2の側面側のそれぞれにおいて、前記第1及び第2の主面の少なくとも一方に形成された第1,第2の表面導体をさらに備え、
    前記第1のメッキ膜が、前記第1の側面側に設けられた前記第1の表面導体を被覆するように前記第1,第2の主面の少なくとも一方に至っている延長部を有し、
    前記第2のメッキ膜が、前記第2の側面側に設けられた前記第2の表面導体を被覆するように前記第1,第2の主面の少なくとも一方に至っている延長部を有する、請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記第1の表面導体が、セラミック層の積層方向において前記第1の引き出し部と重なっておらず、前記第2の表面導体が、前記第2の引き出し部と前記積層方向において重なっていない、請求項3に記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記第1の表面導体及び前記第2の表面導体が、外側に位置する第1の面と、反対側の主面である第2の面とを有し、第2の面側から前記セラミック素体に該表面導体の前記第1の面を露出するようにして埋められている、請求項3または4に記載の積層セラミック電子部品。
  6. 前記第1の表面導体の第1の面及び前記第2の表面導体の第1の面が、前記セラミック素体の第1の主面または第2の主面と実質的に面一とされている、請求項5に記載の積層セラミック電子部品。
  7. 前記第1,第2の接続部が前記第1,第2の有効部と同じ膜厚で一体に形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  8. 前記第1,第2の引き出し部が、前記第1,第2の接続部と同じ金属により一体に形成された第1の金属層と、第1の金属層上に積層されている第2の金属層とを有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  9. 前記セラミック素体が、直方体状の形状を有し、前記第1,第2の外部電極がそれぞれ形成されている側面が、対向し合う第1,第2の端面であり、前記第1の内部電極の第1の引き出し部が第1の端面に、前記第2の内部電極の第2の引き出し部が第2の端面に引き出されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  10. 前記第1,第2の内部電極がセラミック層を介して積層されている電子部品ユニットが、前記セラミック素体内において複数並設されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の積層セラミック電子部品。
  11. 前記複数の電子部品ユニットのそれぞれに対応するように、複数対の第1,第2の外部電極が備えられている、請求項10に記載の積層セラミック電子部品。
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