JP2010037895A - 入退室管理システム、入退室管理方法、および受付装置 - Google Patents

入退室管理システム、入退室管理方法、および受付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】作業負担を増大させることなく個々の来訪者に応じた通行許可区分を有する来訪者カードを発行する。
【解決手段】カードIDの書き換えが可能な複数の貸与用カードを予め用意し、受付装置50で、来訪者カードで用いるカードIDごとに、当該カードIDを記録した貸与用カードの貸与状態を示す貸与状態情報を来訪者情報記憶部で記憶しておき、来訪者カード発行時には、当該来訪者の来訪目的と対応する通行許可区分を有し、かつ貸与状態が未貸与を示すカードIDを来訪者情報記憶部から選択し、来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの貸与状態を貸与中に設定するとともに、貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入退室管理技術に関し、特に来訪者用IDカードの発行処理技術に関する。
入退室管理システムでは、個別のカードIDを記録したIDカードを登録者に配布するとともに、これらカードIDごとに、当該IDカードの登録者に関する通行許可区分や個人情報を管理装置の登録者情報に登録しておき、施設のドアに設置されたカード端末でIDカードから取得したカードIDに基づいて、登録者情報を検索することにより入退室可否を判定するものとなっている。
このように入退室管理システムにおいて、一時的な来訪者に対して前述と同様な入退室管理を適用する場合、受付装置を設け、当該来訪者に関する通行許可区分などの入退室判定情報として、当該来訪者の訪問先となる登録者の通行許可区分を管理装置の登録者情報から読み出し、この訪問先登録者の通行許可区分を記録したIDカードを来訪者カードとして発行し、施設の入退室時に来訪者カードが提示された場合には、管理装置において、当該来訪者カードから取得した訪問先登録者の通行許可区分に基づいて入退室可否を判定することにより、登録者と同等に来訪者の入退室を管理する方法が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2005−068899号公報
しかしながら、このような従来技術では、来訪者の入退室判定情報として訪問先登録者の入退室判定情報を用いているため、例えばセキュリティ面から来訪者の通行許可区分をさらに限定したい場合には、受付装置で当該来訪者の行動範囲に応じた通行許可区分を個々に操作入力する必要があり、来訪者カード発行時の作業負担が増大するという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、作業負担を増大させることなく個々の来訪者に応じた通行許可区分を有する来訪者カードを発行できる入退室管理システム、入退室管理方法、および受付装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる入退室管理システムは、予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、これらIDカードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した通行許可区分に基づいて施設への入退室可否を判定する入退室判定部とを備える入退室管理システムであって、カードIDの書き換えが可能な複数の貸与用カードと、貸与用カードを来訪者カードとして発行する受付装置とをさらに備え、受付装置は、来訪者カードで用いるカードIDごとに、当該カードIDを記録した貸与用カードの貸与状態を記憶する来訪者情報記憶部と、来訪者カード発行時には、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ貸与状態が未貸与を示すカードIDを来訪者情報記憶部から選択し、来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの貸与状態を貸与中に設定するとともに、貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行し、来訪者カード返却時には、来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの貸与状態を未貸与に設定するIDカード処理部とを備えている。
また、本発明にかかる入退室管理方法は、予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、これらIDカードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した通行許可区分に基づいて施設への入退室可否を判定する入退室判定部とを備える入退室管理システムで用いる入退室管理方法であって、カードIDの書き換えが可能な複数の貸与用カードのうち、来訪者カードで用いるカードIDを記録した貸与用カードの貸与状態を、当該カードIDごとに来訪者情報記憶部で記憶するステップと、来訪者カード発行時には、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ貸与状態が未貸与を示すカードIDを来訪者情報記憶部から選択し、来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの貸与状態を貸与中に設定するとともに、貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行するステップと、来訪者カード返却時には、来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの貸与状態を未貸与に設定するステップとを備えている。
また、本発明にかかる受付装置は、予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、これらIDカードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した通行許可区分に基づいて施設への入退室可否を判定する入退室判定部とを備える入退室管理システムで用いられ、カードIDの書き換えが可能な貸与用カードを来訪者カードとして発行する受付装置であって、来訪者カードで用いるカードIDごとに、当該カードIDを記録した貸与用カードの貸与状態を記憶する来訪者情報記憶部と、来訪者カード発行時には、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ貸与状態が未貸与を示すカードIDを来訪者情報記憶部から選択し、来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの貸与状態を貸与中に設定するとともに、貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行し、来訪者カード返却時には、来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの貸与状態を未貸与に設定するIDカード処理部とを備えている。
本発明によれば、来訪者受付時には、受付装置で当該来訪者の行動範囲に応じた通行許可区分を個々に操作入力する必要がなくなる。このため、来訪者受付時の作業負担を増大させることなく、個々の来訪者の訪問先施設に応じた通行許可区分を有する来訪者カードを発行することができる。
これにより、来訪者に対して、訪問先登録者の通行許可区分とは別個の通行許可区分、例えばより限定した通行許可区分を極めて容易に適用することが可能となり、入退室管理システム全体のセキュリティ性を高めることが可能となる。また、来訪者カードには通行許可区分に応じた来訪者用のカードIDのみが記録されていれば入退室判定を行えることから、来訪者カードを発行する際には、何も記録されていない貸与用カードであっても来訪者カードとして発行することが可能である。このため、来訪者発行時において、当該来訪者の許可区分に対応する特定のIDカードを選択するなどの作業負担を省くことが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態の構成]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの構成を示すブロック図である。
この入退室管理システム100には、IDカード10、カード端末22、電気錠23、制御装置30、管理装置40、および受付装置50が含まれている。各部屋20のドア21に対して設置されているカード端末22および電気錠23は、通信回線L1を介してそれぞれデータ通信可能に制御装置30と接続されている。管理装置40には、通信回線L2を介して制御装置30と受付装置50とがデータ通信可能に接続されている。この際、入退室管理システムの規模に応じて、制御装置30を複数設けてもよい。
IDカード10は、メモリカードやICカードなどの携帯可能な情報処理用のカードからなり、当該IDカードを所持する利用者の入退室可否を判定するために必要なカード情報を記録する機能を有している。
本発明では、IDカード10として登録者カードと来訪者カードの2種類のIDカードを用いる。登録者カードは、入退室管理システム100の管理下にある施設を常用する登録者に予め配布するIDカードである。来訪者カードは、入退室管理システムの管理下にある施設を一時的に利用する来訪者に配布するIDカードである。
また、来訪者が来訪目的に応じて利用する施設の利用を許可するための通行許可区分を、施設ごとに予め設定しておき、これら通行許可区分ごとに来訪者用のカードIDを複数割り当てておく。そして、来訪者の来訪時に、当該来訪者が利用する施設に対応した通行許可区分に対応するカードIDを選択し、カードIDの書き換えが可能な複数の貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録し、その貸与用カードを来訪者カードとして当該来訪者に貸与する。
カード端末22は、部屋20のドア21ごとに設けられた、カードリーダなどのカード処理装置からなり、カードスロットへIDカードを挿入し(接触型)、あるいはカードアンテナへIDカードをかざすことにより(非接触型)、利用者が提示したIDカード10からカード情報を読み出す機能と、当該カード情報を制御装置30へ通信回線L1を介して送信する機能とを有している。
電気錠23は、部屋20のドア21ごとに設けられた電動式の錠前からなり、通信回線L1を介して受信した制御装置30からの開錠/施錠の指示に応じて、ドア21の開錠/施錠を行う機能を有している。なお、電気錠23は、常時、施錠されており、制御装置30から開錠指示が到来した場合にのみ所定期間だけ開錠するものとする。
制御装置30は、設備の管理・監視を行う各種制御システムで用いられるコントローラなどの制御装置からなり、カード端末22でIDカード10から読み取られたカード情報に基づき、入退室可否の判定を行う機能を有している。
図2は、制御装置の構成例を示すブロック図である。この制御装置30には、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)31、端末インターフェース部(以下、端末I/F部という)32、記憶部33、入退室判定情報記憶部34、および入退室判定部35が設けられており、これら機能部は、バス39を介して相互にデータやり取り可能に接続されている。
通信I/F部31は、通信回線L2を介して管理装置40などの外部装置とデータ通信を行う機能を有している。
端末I/F部32は、通信回線L1を介してカード端末22や電気錠23などの外部端末とデータ通信を行う機能を有している。
記憶部33は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御装置30での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
入退室判定情報記憶部34は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室管理システム100の管理下にある施設を常用する登録者用のカードIDや、通行許可区分ごとに割り当てられた来訪者用のカードIDごとに、入退室判定に用いる入退室判定情報を記憶する記憶部である。図3は、入退室判定情報の構成例である。この例では、これら「カードID」ごとに、当該使用者の利用時間帯を示す「アクセスレベル」と、当該使用者が通行許可されているドアを示す「通行許可区分」と、入退室の履歴保存の要否を示す「履歴フラグ」とが、組として保存されている。
入退室判定部35は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されており、端末I/F部32を介して受信したカード端末22からのカード情報に応じて入退室可否を判定する機能と、その入退室判定結果を端末I/F部32から要求元のカード端末22へ返送する機能と、入退室可を示す判定結果に応じて当該カード端末22と対応するドア21の電気錠23に対する開錠/施錠の指示を端末I/F部32から送信する機能と、入退室可を示す判定結果に応じて当該入退室に関する履歴の履歴登録指示を通信I/F部31から管理装置40へ送信する機能とを有している。
この際、入退室判定部35は、カード情報に含まれる「貸与フラグ」に基づいて、当該IDカード10が登録者カードか来訪者カードかを確認し、当該IDカード10が来訪者カードの場合には、カード情報に含まれているカードIDと個人情報を履歴登録指示により通知する。一方、当該IDカード10が登録者カードの場合には、当該カードIDのみを履歴登録指示により通知する。
管理装置40は、サーバ装置やパソコンなどの情報処理装置からなる。図4は、管理装置の構成例を示すブロック図である。
管理装置40には、主な機能部として、通信I/F部41、操作入力部42、画面表示部43、記憶部44、登録者情報記憶部45、履歴情報記憶部46、および履歴管理部47が設けられており、これら機能部は、バス49を介して相互にデータやり取り可能に接続されている。
通信I/F部41は、通信回線L2を介して制御装置30や受付装置50などの外部装置とデータ通信を行う機能を有している。
操作入力部42は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータ操作を検出して、履歴管理部47などの各種機能部へ出力する機能を有している。
画面表示部43は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、履歴管理部47などの各種機能部から出力された各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部44は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、管理装置40での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
登録者情報記憶部45は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室管理システム100の管理下にある施設を常用する登録者に関する個人情報を記憶する記憶部である。図5は、登録者情報の構成例である。この例では、登録者を識別するための「カードID」ごとに、「氏名」,「所属」,「電話番号」,「メールアドレス」などの個人情報が組として保存されている。
履歴情報記憶部46は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室管理システム100の管理下にある施設での入退室の履歴を示す履歴情報を記憶する記憶部である。
履歴管理部47は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されており、制御装置30からの履歴登録指示に応じて、制御装置30の入退室判定部35で判定した入退室に関する履歴を履歴情報として履歴情報記憶部46へ保存する機能を有している。
この際、履歴管理部47は、受信した履歴登録指示に個人情報が含まれている場合、履歴登録指示の個人情報とカードIDと含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する。一方、受信した履歴登録指示に個人情報が含まれていない場合、履歴登録指示のカードIDに対応する登録者の個人情報を登録者情報記憶部45から取得し、この個人情報とカードIDと含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する。
受付装置50は、サーバ装置やパソコンなどの情報処理装置からなる。図6は、受付装置の構成例を示すブロック図である。
受付装置50には、主な機能部として、通信I/F部51、カードインターフェース部(以下、カードI/F部という)52、操作入力部53、画面表示部54、記憶部55、来訪者情報記憶部56、およびIDカード処理部57が設けられており、これら機能部は、バス59を介して相互にデータやり取り可能に接続されている。また、IDカード処理部57は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されている。
通信I/F部51は、通信回線L2を介して制御装置30などの外部装置とデータ通信を行う機能を有している。なお、本発明では、受付装置50と制御装置30または管理装置40との間でデータ通信を行う必要はない。
カードI/F部52は、無線/有線による通信インターフェース装置や磁気記録再生装置などのカード処理装置からなり、利用者が提示したIDカード10との間でカード情報11の読み出し/書き込みを行う機能を有している。
操作入力部53は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータや来訪者の操作を検出して、IDカード処理部57などの各種機能部へ出力する機能を有している。
画面表示部54は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、入退室判定部35や履歴管理部47などの各種機能部から出力された各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部55は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、受付装置50での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
来訪者情報記憶部56は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室管理システム100の管理下にある施設を一時利用する来訪者に関する来訪者情報を記憶する記憶部である。
IDカード処理部57は、来訪者の来訪時に、操作入力部53からオペレータまたは当該来訪者により入力された当該来訪者の来訪先施設と個人情報を取得する機能と、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ貸与状態が未貸与を示すカードIDを来訪者情報記憶部56から選択する機能と、来訪者情報記憶部56のうち選択した当該カードIDの貸与状態を貸与中に設定するとともに、個人情報を当該カードIDに関連付けて来訪者情報記憶部56に登録する機能と、貸与用カードのいずれかに、カードI/F部52を介して当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行する機能と、来訪者カード返却時には、来訪者情報記憶部56のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの貸与状態を未貸与に設定する機能と、来訪者カード発行時に当該来訪書カードに書き込んだカードIDおよび個人情報を消去する機能とを有している。
本発明では、図6に示すように、来訪者が来訪目的に応じて利用する施設の利用を許可するための通行許可区分ごとに、来訪者用の異なるカードIDを複数割り当てておき、来訪者カード発行時、来訪者の来訪目的に合わせて、来訪者の訪問施設に対応する通行許可区分と対応するカードIDを、貸与用カード10Aのいずれかに記録することにより来訪者カードとして発行する。
以下では、来訪者の訪問を許可する時間を示すアクセスレベルを、通行許可区分と組み合わせ、この組み合わせ、すなわち入退室判定情報ごとに来訪者用カードIDをそれぞれ予め割り当てておく場合を例として説明するが、最低限、通行許可区分ごとに来訪者用カードIDを割り当てておけばよいことはいうまでもない。なお、貸与用カードには、来訪者カード発行時にカードIDが記録されるため、予めカードIDを貸与用カードに記録しておく必要はない。
図7は、来訪者情報の構成例である。この例では、登録者用カードとは別個に、来訪者カード用として予め割り当てらたれ「カードID」ごとに、当カードIDの来訪者カードを一時使用している来訪者に関する「氏名」,「所属」,「電話番号」,「メールアドレス」などの個人情報と、当該カードIDに固有の入退室判定情報を示す「通行許可区分」および「アクセスレベル」と、入退室の履歴保存の要否を示す「履歴フラグ」と、当該カードIDの貸与状態を示す「貸与フラグ」とが、組として保存されている。
このうち、入退室判定情報の「通行許可区分」と「アクセスレベル」は、それぞれのカードIDに対して予め固定的に割り当てられている。図7の例では、500〜599のカードIDについては、「通行許可区分」として「11A,11B」が予め固定的に割り当てられているとともに、「アクセスレベル」として「1」が予め固定的に割り当てられている。また、600〜699のカードIDには、「通行許可区分」として「12A,12B」が予め固定的に割り当てられているとともに、「アクセスレベル」として「2」が予め固定的に割り当てられている。この「通行許可区分」および「アクセスレベル」とカードIDとの対応関係は、制御装置30の入退室判定情報記憶部34にも登録されている。
図8は、カード情報の構成例である。この例では、来訪者を識別するための「カードID」と、入退室の履歴保存の要否を示す「履歴フラグ」と、当該IDカードが来訪者カードであることを示す「貸与フラグ」とが、予めカード情報として記録されている。受付装置50では、IDカード発行時、来訪者に関する「氏名」,「所属」,「電話番号」,「メールアドレス」などの個人情報をカード情報に追記する。また、IDカード返却時には、当該カードIDと個人情報のみを消去する。
[実施の形態の動作]
次に、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作について説明する。以下では、入退室管理システム100において、来訪者カードの貸与時および返却時における動作と、登録者や利用者が実際にIDカードを用いて施設に入退室する際の入退室判定動作とを別個に説明する。
[来訪者カード貸与動作]
まず、図9を参照して、受付装置を用いた来訪者カード貸与動作について説明する。図9は、受付装置を用いた来訪者カード貸与動作を示すフローチャートである。
受付装置50は、操作入力部53により、オペレータや来訪者によるカード発行要求操作が検出された場合、IDカード処理部57により、図9の来訪者カード貸与動作に沿ってカード発行処理を実行する。
まず、IDカード処理部57は、オペレータや来訪者による操作入力部53での入力操作に応じて、当該来訪者の通行許可区分およびアクセスレベルを取得し(ステップ500)、当該通行許可区分およびアクセスレベルと一致する「通行許可区分」および「アクセスレベル」を持つカードIDのうち、「貸与フラグ」が未貸与状態にあるカードIDを、来訪者情報記憶部56から検索する(ステップ501)。
ここで、対応するカードIDが検索できなかった場合(ステップ502:NO)、IDカード処理部57は、来訪者カードを貸与できない旨を画面表示部54に表示して(ステップ503)、一連のカード発行処理を終了する。
一方、対応するIDカードが検索できた場合(ステップ503:YES)、来訪者情報記憶部56のうち、当該カードIDに対応する来訪者情報の「貸与フラグ」を未貸与状態「0」から貸与中状態「1」へ設定する(ステップ510)。
続いて、IDカード処理部57は、操作入力部53での入力操作に応じて、当該来訪者の個人情報と選択した来訪者IDカードのカードIDとを取得し(ステップ511)、来訪者情報記憶部56のうち、当該カードIDに対応する来訪者情報の「個人情報」として登録する(ステップ512)。
次に、保管してある未貸与中の各貸与用カードのうちから、任意のIDカード10が、オペレータや来訪者により選択され、受付装置50のカードI/F部52に取り付けられる。
IDカード処理部57は、当該IDカード10と、カードI/F部52を介してデータアクセス可能に接続し(ステップ513)、来訪者情報記憶部56のうち、ステップ501で選択したカードIDに対応する来訪者情報から、カードIDおよび個人情報を読み出し、カードI/F部52に接続されているIDカード10のカード情報11に記録する(ステップ514)。
これにより、貸与用カードからなるIDカード10が、受付装置50により、当該来訪者用の新たな来訪者カードとして発行される。当該来訪者カードは、オペレータにより受付装置50から取り外され、当該来訪者へ貸与される(ステップ515)。
なお、入退室履歴の登録要否を設定するための「履歴フラグ」については、当該個人情報とともに操作入力されたものを個人情報とともにIDカード10へ追記してもよく、個々のカードIDごとに履歴あり「1」または履歴なし「0」のいずれかを予めIDカード10に記録しておいてもよい。また、入退室判定時に入退室履歴を登録する際、来訪者カード内の個人情報を使用しない場合には、個人情報を来訪者カードに記録する必要はない。
[来訪者カード返却動作]
次に、図10を参照して、受付装置を用いた来訪者カード返却動作について説明する。図10は、受付装置を用いたカード返却動作を示すフローチャートである。
受付装置50は、操作入力部53により、オペレータや来訪者によるカード返却要求操作が検出された場合、IDカード処理部により、図10の来訪者カード返却動作に沿ってカード返却処理を実行する。
まず、返却対象の来訪者カードであるIDカード10が、オペレータや来訪者により、受付装置50のカードI/F部52に取り付けられる。
IDカード処理部57は、当該IDカード10と、カードI/F部52を介してデータアクセス可能に接続し(ステップ520)、当該IDカード10からカードIDを読み出して(ステップ521)、当該カードIDに対応する「個人情報」を来訪者情報記憶部56から消去する(ステップ522)。
次に、IDカード処理部57は、当該来訪者カード内の個人情報を消去し(ステップ523)、来訪者情報記憶部56のうち当該カードIDに対応する「貸与フラグ」を未貸与状態「0」に設定する(ステップ524)。
これにより、当該来訪者カードが、オペレータにより受付装置50から取り外され、貸与用カードとして保管される(ステップ525)。
[登録者に対する入退室判定動作]
次に、図11を参照して、登録者に対する入退室管理システムの動作について説明する。図11は、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作(登録者)を示すシーケンス図である。
ここでは、登録者がドア21から部屋20について入退室する際、提示された登録者カードから読み出したカード情報に基づいて、入退室可否判定を行うとともに履歴情報を保存する場合について説明する。
カード端末22は、利用者が提示したIDカード10からカード情報を読み出し、このカード情報に含まれる「貸与フラグ」に基づいて、当該IDカード10のカード種別、すなわち登録者カードか来訪者カードかを確認する(ステップ100)。
ここで、「貸与フラグ」が「1」であり、当該IDカード10が一時的に貸与された来訪者カードであることが確認された場合、入退室判定部35は、後述する図14のステップ201へ移行する。
一方、「貸与フラグ」が「2」であり、当該IDカード10が一時的に貸与された来訪者カードではなく、登録者に配布された登録者カードであることが確認された場合、カード端末22は、当該IDカード10から読み出したIDカードのみを、通信回線L1を介して制御装置30へ送信する(ステップ101)。
制御装置30の入退室判定部35は、端末I/F部32によりカード端末22からのカード情報を受信し、このカード情報に含まれているカードIDを取得し、このカードIDに対応する入退室判定情報を入退室判定情報記憶部34から検索し(ステップ102)、その検索結果に応じて当該カードIDが入退室判定情報記憶部34に登録されている正規登録IDがどうか確認する(ステップ103)。
ここで、利用者のカードIDに対応する入退室判定情報の検索が失敗し、当該カードIDが正規登録IDであると確認できなかった場合(ステップ103:NO)、入退室判定部35は、入退室不可を示す判定結果を端末I/F部32からカード端末22へ入退室不可を通知する(ステップ110)。この際、電気錠23では施錠状態を維持させればよいことから、電気錠23に対して特別な指示は行われない。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ111)。
一方、ステップ103において、利用者のカードIDに対応する入退室判定情報の検索が成功し、当該カードIDが正規登録IDであると確認できた場合(ステップ103:YES)、入退室判定部35は、記憶部44からアクセスレベル設定情報を読み出し(ステップ120)、ステップ110で入退室判定情報記憶部34から検索した入退室判定情報の通行許可区分およびアクセスレベルと当該カード端末22に対応するドアIDとに基づき入退室の可否を判定する(ステップ121)。ドアIDについては、カード端末22からカード情報とともに取得してもよく、カード端末22の通信アドレスや収容位置などの識別情報とドアIDとを対応付けて記憶部33に予め設定しておいてもよい。
図12は、アクセスレベル設定情報を示す説明図である。このアクセスレベル設定情報は、各ドア21に固有のドアIDごとに、アクセスレベルと入退室の時間帯との対応関係が設定された情報である。このアクセスレベルを利用者(登録者および来訪者)に対して予め割り当てておくことにより、当該利用者が入退室する時間帯をドアごとに制限することが可能となる。また、通行許可区分は、利用者が利用可能な施設や通行可能な範囲に存在するドア21を示すドアIDのリストからなる。
この際、入退室判定部35は、カード情報の送信元であるカード端末22に対応するドア21のドアIDが、入退室判定情報記憶部34から検索した通行許可区分のドアIDリストに登録されており、かつ入退室判定情報記憶部34から検索したアクセスレベルと当該ドアIDとから、当該判定時の時間帯に当該ドア21の通過が許可されている場合にのみ入退室可能と判定し、これ以外の場合には入退室不可と判定する。
ステップ121において、入退室不可と判定された場合(ステップ122:NO)、入退室判定部35は、入退室不可を示す判定結果を端末I/F部32からカード端末22へ通知する(ステップ123)。この際、電気錠23では施錠状態を維持させればよいことから、電気錠23に対して特別な指示は行われない。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ124)。
一方、ステップ121において、入退室可能と判定された場合(ステップ122:YES)、入退室判定部35は、入退室可能を示す判定結果を端末I/F部32からカード端末22へ通知するとともに(ステップ131)、電気錠23に対して開錠を指示する(ステップ132)。
カード端末22は、制御装置30からの入退室許可の通知に応じて、入退室許可である旨を利用者へ表示する(ステップ132)。また、電気錠23は、制御装置30からの開錠指示に応じて、ドア21を一時的に開錠する(ステップ133)。これにより、利用者はドア21を通行することが可能となる。
また、ステップ121において、入退室可能と判定された場合(ステップ122:YES)、入退室判定部35は、入退室判定情報記憶部34から検索した入退室判定情報の履歴フラグを確認し、この履歴フラグが「1」であり、履歴の登録が必要であることが確認された場合、当該入退室に関する履歴の履歴登録指示に当該カードIDを含めて、通信I/F部31から管理装置40へ送信する(ステップ134)。この際、履歴フラグに依存せず、すべての入退室判定について履歴を登録するようにしてもよい。また、入退室可能と判定された場合だけでなく、入退室不可と判定された場合にも履歴を登録するようにしてもよい。
管理装置40の履歴管理部47は、通信I/F部41を介して制御装置30から履歴登録指示を受信し、この履歴登録指示に個人情報が含まれていないことから、当該履歴登録指示で通知されたカードIDに対応する登録者の個人情報を登録者情報記憶部45から検索して取得し(ステップ140)、この個人情報を含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する(ステップ141)。
図13は、履歴情報の構成例である。この例では、入退室判定時の「日付」および「日時」、入退室判定対象となったドアの識別情報である「ドアID」、入退室の方向を示す「入退」、入退室判定対象となった利用者の「ID」,「氏名」,「所属」,「電話番号」,「メールアドレス」などの個人情報が、組として保存されている。
[来訪者に対する入退室判定動作]
次に、図14を参照して、来訪者に対する入退室管理システムの動作について説明する。図14は、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作(来訪者)を示すシーケンス図であり、図11と同じまたは同等部分については同一符号を付してある。
ここでは、来訪者がドア21から部屋20について入退室する際、提示された来訪者カードから読み出したカード情報に基づき、入退室可否判定を行うとともに履歴情報を保存する場合について説明する。
カード端末22は、利用者が提示したIDカード10からカード情報を読み出し、このカード情報に含まれる「貸与フラグ」に基づいて、当該IDカード10のカード種別、すなわち登録者カードか来訪者カードかを確認する(ステップ100)。
ここで、「貸与フラグ」が「1」であり、当該IDカード10が一時的に貸与された来訪者カードであることが確認された場合、当該IDカード10から読み出したカードIDと個人情報を、通信回線L1を介して制御装置30へ送信する(ステップ201)。
制御装置30の入退室判定部35は、端末I/F部32によりカード端末22からのカード情報を受信し、このカード情報に含まれているカードIDを取得し、このカードIDに対応する入退室判定情報を入退室判定情報記憶部34から検索し(ステップ102)、その検索結果に応じて当該カードIDが入退室判定情報記憶部34に登録されている正規登録IDがどうか確認する(ステップ103)。
ここで、利用者のカードIDに対応する入退室判定情報の検索が失敗し、当該カードIDが正規登録IDであると確認できなかった場合(ステップ103:NO)、入退室判定部35は、入退室不可を示す判定結果を端末I/F部32からカード端末22へ入退室不可を通知する(ステップ110)。この際、電気錠23では施錠状態を維持させればよいことから、電気錠23に対して特別な指示は行われない。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ111)。
一方、ステップ103において、利用者のカードIDに対応する入退室判定情報の検索が成功し、当該カードIDが正規登録IDであると確認できた場合(ステップ103:YES)、入退室判定部35は、記憶部44からアクセスレベル設定情報を読み出し(ステップ120)、ステップ110で入退室判定情報記憶部34から検索した入退室判定情報の通行許可区分およびアクセスレベルとドアIDとに基づき入退室の可否を判定する(ステップ121)。なお、アクセスレベルの詳細については、前述した図12と同様であり、ここでの説明は省略する。
この際、入退室判定部35は、カード情報の送信元であるカード端末22に対応するドア21のドアIDが、入退室判定情報記憶部34から検索した通行許可区分のドアIDリストに登録されており、かつ入退室判定情報記憶部34から検索したアクセスレベルと当該ドアIDとから、当該判定時の時間帯に当該ドア21の通過が許可されている場合にのみ入退室可能と判定し、これ以外の場合には入退室不可と判定する。
ステップ121において、入退室不可と判定された場合(ステップ122:NO)、入退室判定部35は、入退室不可を示す判定結果を端末I/F部32からカード端末22へ通知する(ステップ123)。この際、電気錠23では施錠状態を維持させればよいことから、電気錠23に対して特別な指示は行われない。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ124)。
一方、ステップ121において、入退室可能と判定された場合(ステップ122:YES)、入退室判定部35は、入退室可能を示す判定結果を端末I/F部32からカード端末22へ通知するとともに(ステップ131)、電気錠23に対して開錠を指示する(ステップ132)。
カード端末22は、制御装置30からの入退室許可の通知に応じて、入退室許可である旨を利用者へ表示する(ステップ132)。また、電気錠23は、制御装置30からの開錠指示に応じて、ドア21を一時的に開錠する(ステップ133)。これにより、利用者はドア21を通行することが可能となる。
また、ステップ121において、入退室可能と判定された場合(ステップ122:YES)、入退室判定部35は、入退室判定情報記憶部34から検索した入退室判定情報の履歴フラグを確認し、この履歴フラグが「1」であり、履歴の登録が必要であることが確認された場合、当該入退室に関する履歴の履歴登録指示にカード情報から取得した個人情報と当該カードIDとを含めて、通信I/F部31から管理装置40へ送信する(ステップ234)。この際、履歴フラグに依存せず、すべての入退室判定について履歴を登録するようにしてもよい。また、入退室可能と判定された場合だけでなく、入退室不可と判定された場合にも履歴を登録するようにしてもよい。
管理装置40の履歴管理部47は、通信I/F部41を介して制御装置30から履歴登録指示を受信し、この履歴登録指示に個人情報が含まれていることから、当該履歴登録指示から個人情報を取得し(ステップ240)、この個人情報と当該履歴登録指示で通知されたカードIDとを含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する(ステップ141)。これにより、登録者情報記憶部45に個人情報が登録されていない来訪者についても、登録者と同様に、当該来訪者の個人情報を含む履歴情報を保存することができる。
[実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、各施設の利用のために予め設定した通行許可区分ごとに来訪者用の異なるカードIDを複数割り当てておき、受付装置において、来訪者カードで用いるカードIDごとに、当該カードIDを記録した貸与用カードの貸与状態を示す貸与状態情報を来訪者情報記憶部で記憶しておき、来訪者カード発行時には、当該来訪者の来訪目的と対応する通行許可区分を有し、かつ貸与状態が未貸与を示すカードIDを来訪者情報記憶部から選択し、来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの貸与状態を貸与中に設定するとともに、貸与用カードのずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行し、来訪者カード返却時には、来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの貸与状態を未貸与に設定設定している。
したがって、来訪者受付時には、来訪者の訪問先となる登録者の入退室判定情報である通行許可区分とは別個の通行許可区分を、来訪者の通行許可区分として容易に適用することができ、作業負担を増大させることなく個々の来訪者の来訪目的に応じた通行許可区分を有する来訪者カードを発行できる。これにより、来訪者の通行許可区分を、訪問先登録者の通行許可区分よりさらに限定することが可能となり、入退室管理システム全体のセキュリティ性を高めることが可能となる。また、来訪者カードには通行許可区分に応じた来訪者用のカードIDのみが記録されていれば入退室判定を行えることから、来訪者カードを発行する際には、何も記録されていない貸与用カードであっても来訪者カードとして発行することが可能である。このため、来訪者発行時において、当該来訪者の許可区分に対応する特定のIDカードを選択するなどの作業負担を省くことが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上の説明では、制御装置30に入退室判定部35を設けて、カード端末22でIDカード10から読み取ったカード情報に基づき入退室判定を行う場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、管理装置40で入退室判定を行ってもよい。
この場合、制御装置30の入退室判定部35や入退室判定情報記憶部34を管理装置40に設け、管理装置40とカード端末22や電気錠23との間でやり取りする、IDカード10から読み取ったカード情報や各種メッセージを制御装置30で双方へ転送すればよい。これにより、前述と同様の作用効果が得られる。
また、以上では、管理装置40の履歴管理部47で、制御装置30から受信した履歴登録指示が登録者履歴登録指示か来訪者履歴登録指示かを確認する際、これら履歴登録指示に個人情報が含まれているか否かに基づき両者を区別する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置30の入退室判定部35において、登録者履歴登録指示と来訪者履歴登録指示とを区別する区別情報を履歴登録指示へ含めて通知してもよい。また、登録者のカードIDおよび来訪者のカードIDとして、両者が区別可能なID値を予め付与する方法を用いてもよい。これにより判定要求電文に両者を区別する区別情報を追加することなく、両者を区別できる。
本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 制御装置の構成例を示すブロック図である。 入退室判定情報の構成例である。 管理装置の構成例を示すブロック図である。 登録者情報の構成例である。 受付装置の構成例を示すブロック図である。 来訪者情報の構成例である。 カード情報の構成例である。 受付装置でのカード発行処理を示すフローチャートである。 受付装置でのカード返却処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作(登録者)を示すシーケンス図である。 アクセスレベル設定情報を示す説明図である。 履歴情報の構成例である。 本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作(来訪者)を示すシーケンス図である。
符号の説明
100…入退室管理システム、10…IDカード、10A…貸与用カード、11…カード情報、20…部屋、21…ドア、22…カード端末、23…電気錠、30…制御装置、31…通信I/F部、32…端末I/F部、33…記憶部、34…入退室判定情報記憶部、35…入退室判定部、39…バス、40…管理装置、41…通信I/F部、42…操作入力部、43…画面表示部、44…記憶部、45…登録者情報記憶部、46…履歴情報記憶部、47…履歴管理部、49…バス、50…受付装置、51…通信I/F部、52…カードI/F部、53…操作入力部、54…画面表示部、55…記憶部、56…来訪者情報記憶部、57…IDカード処理部、59…バス、L1,L2…通信回線。

Claims (3)

  1. 予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、これらIDカードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した通行許可区分に基づいて施設への入退室可否を判定する入退室判定部とを備える入退室管理システムであって、
    カードIDの書き換えが可能な複数の貸与用カードと、前記貸与用カードを前記来訪者カードとして発行する受付装置とをさらに備え、
    前記受付装置は、
    前記来訪者カードで用いるカードIDごとに、当該カードIDを記録した前記貸与用カードの貸与状態を記憶する来訪者情報記憶部と、
    来訪者カード発行時には、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ前記貸与状態が未貸与を示すカードIDを前記来訪者情報記憶部から選択し、前記来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの前記貸与状態を貸与中に設定するとともに、前記貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行し、来訪者カード返却時には、前記来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの前記貸与状態を未貸与に設定するIDカード処理部と
    を備えることを特徴とする入退室管理システム。
  2. 予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、これらIDカードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した通行許可区分に基づいて施設への入退室可否を判定する入退室判定部とを備える入退室管理システムで用いる入退室管理方法であって、
    カードIDの書き換えが可能な複数の貸与用カードのうち、前記来訪者カードで用いるカードIDを記録した前記貸与用カードの貸与状態を、当該カードIDごとに来訪者情報記憶部で記憶するステップと、
    来訪者カード発行時には、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ前記貸与状態が未貸与を示すカードIDを前記来訪者情報記憶部から選択し、前記来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの前記貸与状態を貸与中に設定するとともに、前記貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行するステップと、
    来訪者カード返却時には、前記来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの前記貸与状態を未貸与に設定するステップと
    を備えることを特徴とする入退室管理方法。
  3. 予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、これらIDカードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した通行許可区分に基づいて施設への入退室可否を判定する入退室判定部とを備える入退室管理システムで用いられ、カードIDの書き換えが可能な貸与用カードを前記来訪者カードとして発行する受付装置であって、
    前記来訪者カードで用いるカードIDごとに、当該カードIDを記録した前記貸与用カードの貸与状態を記憶する来訪者情報記憶部と、
    来訪者カード発行時には、当該来訪者の訪問先施設に対応する通行許可区分を有し、かつ前記貸与状態が未貸与を示すカードIDを前記来訪者情報記憶部から選択し、前記来訪者情報記憶部のうち選択した当該カードIDの前記貸与状態を貸与中に設定するとともに、前記貸与用カードのいずれかに当該カードIDを記録することにより当該貸与用カードを来訪者カードとして発行し、来訪者カード返却時には、前記来訪者情報記憶部のうち返却された来訪者カードから読み出したカードIDの前記貸与状態を未貸与に設定するIDカード処理部と
    を備えることを特徴とする受付装置。
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