JP2010032135A - ガスこん炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスこん炉側にごみや煮汁等が侵入することを防止でき、且つ、天板をこんろ本体に容易に取り付けることができるガスこん炉及びこれを備えたキッチン台を提供する。
【解決手段】こん炉本体2と、該こん炉本体2上に設置される天板3を備える。天板3にこん炉本体2に設けた複数のガスバーナー7を夫々挿通させるためのバーナー孔35を形成する。こん炉本体2に被係合部14を備えた被係合体12を設ける。天板3の下面に係合体11を設けると共に該係合体11に前記被係合部14の下面に係合する係合部15を形成する。係合部15を被係合部14上に当接する。この状態で天板3を略鉛直下向きに移動することで、被係合部14が係合部15に押圧されて被係合体12が弾性変形し或いは係合体11が弾性変形し、係合部15が被係合部14を乗り越えて被係合部14の下面に係合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、こん炉本体とこん炉本体上に設置される天板を備えたガスこん炉に関する。
従来、こん炉本体と天板で構成されるガスこん炉として、例えば特許文献1に示すものが知られている。このガスこん炉はいわゆるドロップインタイプのガスこん炉であって、キッチン台のカウンターに形成した孔にこん炉本体を落とし込み、天板をこん炉本体上に取り付けて天板をカウンター上に配置する。
上記ガスこん炉は、天板の前部の下面部に前方に突出する引掛部を形成し、こん炉本体の上面部に後方に開口する引掛穴を形成している。天板をこん炉本体に取り付けるには、天板を前下がりとなるよう傾け、該天板の引掛部をこん炉本体の引掛穴に引っ掛け、次に、天板を後部が下方に移動するよう引掛け部を支点に回動してこん炉本体上に載置し、この後、天板の後部を螺子によりこん炉本体に固着する。このように取付けた天板は、前部が浮き上がったときに引掛部が引掛穴の上縁部に引っ掛かり、これ以上の浮き上がりが防止される。
特開平11−281068号公報
ところで、上記のように天板が引掛部を支点に回動するには、引掛部を引掛穴に若干の遊びを持って挿入する必要があり、このために天板をこん炉本体上に取り付けた状態では、引掛部と引掛穴の上縁部との間に隙間を形成する必要がある。従って、こん炉本体に取り付けた天板の前部は前記隙間に相当する距離だけ浮き上がることがあり、このように天板の前部が浮き上がった場合、天板の前部下面とカウンターの上面との間の隙間から、こんろ本体側にごみや煮汁等が入りやすく、ガスこん炉の故障の原因となる。
なお、天板をこん炉本体上に載置したときに、こん炉本体のフランジ部を天板によって余裕を持って覆い隠せるようにするために、引掛部を天板の前端部より後方寄りに設けることも考えられるが、この場合は、天板を前下がりに傾斜させて引掛部を引掛穴に差し込むときに天板の前端がカウンターの上面に接触するため、現実には採用できない。
また、上記引掛部は天板の下面に設けたものであるため、天板を持つ作業者が引掛部を視認し難く、このため引掛部を引掛穴に位置合わせして引っ掛ける作業が難しいという問題もある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ガスこん炉側にごみや煮汁等が侵入することを防止でき、且つ、天板をこんろ本体に容易に取り付けることができるガスこん炉を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るガスこん炉は、こん炉本体2と、該こん炉本体2上に設置される天板3を備えたガスこん炉において、天板3にこん炉本体2に設けた複数のガスバーナー7を夫々挿通させるためのバーナー孔35を形成し、こん炉本体2に被係合部14を備えた被係合体12を設け、天板3の下面に係合体11を設けると共に該係合体11に前記被係合部14の下面に係合する係合部15を形成し、係合部15を被係合部14上に当接し、この状態で天板3を略鉛直下向きに移動することで、被係合部14が係合部15に押圧されて被係合体12が弾性変形し或いは係合体11が弾性変形し、係合部15が被係合部14を乗り越えて被係合部14の下面に係合するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2は請求項1において、上記被係合部14上に斜め上方を向く当接面27を形成し、係合部15を当接面27に当接し、この状態で天板3を略鉛直下向きに移動することで、被係合部14の当接面27が係合部15に押圧されて被係合体12が弾性変形し、係合部15が被係合部14を乗り越えて被係合部14の下面に係合するものであることを特徴とする。
また、請求項3は請求項1又は請求項2において、上記係合体11を天板3の前部に設け、被係合部14を被係合体12の上部から後方に突出し、天板3は、前記係合部15を被係合部14の下面前端部に係合すると共に、天板3の後部をこん炉本体2に取り付けて、こん炉本体2上に設置されるものであることを特徴とする。
また、請求項4は請求項1乃至3のいずれか1項において、上記ガスこん炉はキッチン台の上端部に設けたカウンター4の孔5に落とし込むドロップインタイプのガスこん炉であって、天板3の前部に設けた係合体11を被係合体12に係合した状態で、天板3の前端部の下面がカウンター4の上面と略面一となることを特徴とする。
また、請求項5に係るキッチン台は、上記請求項1乃至4のいずれか1項において、上記被係合体12は板ばねからなり、該被係合体12に挿入部16及び横向きに突出する係合突起18を形成し、被係合体12は、挿入部16をこん炉本体2に形成した上方に開口する挿入孔29に挿入すると共に、係合突起18をこん炉本体2に形成した被係合孔部30に係合した状態でこん炉本体2に取り付けられるものであって、前記係合突起18の上端面を切断面で構成し、該係合突起18の上端面を前記被係合孔部30の上縁部に係合して成ることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、天板をこん炉本体に設置するにあたって、天板を略鉛直下向きに移動してこん炉本体上に載置するだけで、係合体の係合部を被係合体の被係合部上に当接させ、係合部により被係合部を下側に押し込んで被係合体又は係合体を弾性変形させ、係合部を被係合部を乗り越えさせて被係合部の下面に係合させることができる。これにより、天板をこん炉本体に取り付けた状態において、被係合部の下面に係合部を当接でき、天板の係合部材を設けた部分の浮き上がりを確実に防止できる。また、上記天板の取付時においては、天板の各バーナー孔の位置を対応するガスバーナーに合わせることで、係合体の係合部と、被係合体の被係合部との位置を合わせることができ、視認し難い天板の下面に設けた係合体を被係合体に容易に係合することができる。
また請求項2に係る発明では、天板を略鉛直下向きに移動してこん炉本体上に載置するだけで、係合体の係合部を被係合体の当接面に当接させ、係合部により被係合部を下側に押し込んで被係合体を弾性変形させ、係合部を被係合部を乗り越えさせて被係合部の下面に係合させることができる。
また請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、天板をこん炉本体に取り付けた状態で、天板の前部に上向きの力が加わったとしても、天板の前部下方に位置する係合部が、被係合部を固着された天板の後部を支点にして略鉛直上方に向けて押圧するようにでき、このため、係合部の係合が外れ難く、天板の前部の浮き上がりを確実に防止できる。
また、請求項4に係る発明では、上記請求項1乃至3のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、天板の前部に設けた係合体を被係合体に係合した時には、天板の前端部の下面がカウンターの上面と略面一となるため、天板の前端部をシール材を介してカウンター上に載置し、天板の前端部とカウンターの上面との間から煮汁等が侵入することを確実に防止することできる。
また請求項5に係る発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に係る発明の効果に加えて、被係合体の挿入部をこん炉本体の挿入孔に挿入すると共に、係合突起をこん炉本体の被係合孔部に係止することで、被係合体を容易にこん炉本体に設けることができる。また、係合突起の上端面は切断面であるため、被係合孔部の上縁部の下面にしっかりと係合させることができ、被係合体をしっかりとこん炉本体に取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図8に示す本例のガスこん炉1は、こん炉本体2と天板3を備え、システムキッチンを構成する流し台等からなるキッチン台に組み込むいわゆるドロップインタイプのものである。つまり、キッチン台の上端部に設けたカウンター4(図3参照)に形成した孔5にこん炉本体2を落とし込むと共に該孔5の周縁部上にこん炉本体2を懸下し、この後、天板3をこん炉本体2上に設置して該天板3をカウンター4上に配置するものである。
こん炉本体2の外郭を構成する本体ケース6は、上方に開口する略箱状に形成されている。
本体ケース6内には複数のガスバーナー7(図1参照)を設けている。本例では、ガスバーナー7を、本体ケース6の前部の左右2箇所と後部の中央部1箇所の計3箇所に設けている。また、本体ケース6の前面側には、ガスこん炉1を操作するための操作部8を設けている。
本体ケース6の上開口の周縁部は外方に突出したフランジ部9となっている。こん炉本体2は、フランジ部9をカウンター4の孔5の周縁部上に載置することでカウンター4に懸下される。また、本体ケース6の前部両側には被係合体12を設けている。
天板3は、プレート枠36と、プレート枠36内に嵌め込まれた状態で取り付けられるトッププレート37とで構成される。
トッププレート37の各ガスバーナー7に対応する位置にはバーナーリング38を設けてあり、各バーナーリング38の中央の孔は上下に貫通するバーナー孔35となっている。各バーナー孔35には対応するガスバーナー7が挿通され、各ガスバーナー7はバーナー孔35を介してトッププレート37の上方に突出する。ここで、各ガスバーナー7は対応するバーナー孔35に隙間なく嵌め込まれるものであっても良いし、若干の隙間を介して挿通されるものであっても良い。また、トッププレート37上には各ガスバーナー7を囲むように五徳50が載置される。
図3に示すように、天板3の前部の下面両側には、係合体11を取り付けている。また、図4に示すように、プレート枠36の排熱用孔41を形成した後端部の両側には螺子通し孔40を設けている。排熱用孔41はこん炉本体2内で発生した熱をカウンター4の上方へ排出するための孔である。
天板3はこん炉本体2上に取り付けた状態では、こん炉本体2のフランジ部9上に載置される。また、各係合体11はこん炉本体2の対応する位置に設けた被係合体12に上方に移動不能に係合する。また、天板3の後部は、前記天板3の後端部両側に設けた螺子通し孔40に挿通した螺子(図示せず)を本体ケース6にねじ込むことでこん炉本体2に取り付けられる。なお、前記各螺子は図1に示すようにプレート枠36に着脱自在に取り付けられる多数の排気口43を有するカバー42(図1)によって覆われる。
次に係合体11及び被係合体12について詳述する。
各被係合体12は、本体ケース6の前壁の上端部に設けた前フレーム10に取り付けられる。
図2に示すように、前フレーム10は、側断面で前方に開口する略コ字状をした金属板からなり、こん炉本体2の左右方向に亘っている。該コ字状の前フレーム10の上横片10aで本体ケース6の前縁のフランジ部9が構成され、前フレーム10内にはカウンター4における孔5の前縁部が配置される。
図3に示すように、各被係合体12は前フレーム10の縦片10bの後面、つまり、本体ケース6の前面部の上部内面に取り付けられる。
各被係合体12は弾性を有する板ばねからなり、本体ケース6に取り付けられる取付部13と、取付部13の上方に位置して被係合体12の上部から後方に向けて突出する被係合部14と、取付部13と被係合部14を連結する接続部26とで構成される。
取付部13は、縦片10bの後面に沿う沿片部17と、沿片部17の下端部をレ字状に折り返して形成した斜片部51と、沿片部17から前方に突出した係合突起18とで構成される。
係合突起18は、沿片部17の上部に左右に長い一条の切溝を形成し、該切溝の下方部をプレス加工により前方に突出させることで形成される。このため、係合突起18の上端面は切溝形成時の切断面で構成された水平な面となっている。なお、係合突起18の上縁を除く下側及び両側の突出基端部は沿片部17に接続してある。
上記沿片部17及び斜片部51で挿入部16が構成される。挿入部16における沿片部17の下端部から斜片部51の上端にまで至る部位は、沿片部17の上部よりも左右幅の狭い幅狭部33となっている。また、これにより、沿片部17の上部両側端部は幅狭部33よりも左右方向の外側に突出したストッパ部34となり、各ストッパ部34の下端面は水平な面となっている。
接続部26は、沿片部17の上端から後斜め上方に向けて突出する連結片部20と、連結片部20から鉛直上向きに突出する縦片部21とで構成されている。
被係合部14は、縦片部21の上端から後方に向けて突出する水平な横片部22と、横片部22の後端から上方に立ち上げた立上片部23と、立上片部23の上端から前斜め上方に向けて突出する傾斜片部24と、傾斜片部24の上端から前方に向けて突出する前突片部25とで構成されている。傾斜片部24の上側の面は被係合部14の突出方向である後側に傾けた斜め上方を向く当接面27となっている。
図5に示すように、本体ケース6の縦片10bの後面側には、上記挿入部16を上方より挿入するための挿入孔29と、係合突起18を係合する被係合孔部30が形成されている。
被係合孔部30は、縦片10bに上下に離間して形成した二条の切溝の間の部位44をプレス加工により後方に突出させ、該二条の切溝の間に形成された孔により構成される。従って被係合孔部30の上下の縁面は前記切溝形成時の切断面で構成された水平な面となっている。
挿入孔29は前記プレス加工により突出した上下の切溝の間の部位44によって囲まれた上下に開口する孔からなる。従って、前記被係合孔部30は該挿入孔29の前方に位置することとなる。
縦片10bにおける被係合孔部30の上方部の左右両側には後方に突出する規制部31を形成している。一対の規制部31の間には、左右方向の間隔が沿片部17の上部の左右幅と略同じとなり、挿入部16を通過可能とする隙間が形成されている。
また、縦片10bにおける被係合孔部30の下方部の左右両側には後方に突出する当たり部32を形成している。一対の当たり部32の間には、左右方向の間隔が沿片部17の上部の左右幅よりも小さく且つ幅狭部33の左右幅よりも若干大きい隙間が形成されており、該隙間には幅狭部33を通過可能としてある。また、この隙間には、沿片部17の上部は通過できないようになっている。なお、各当たり部32と前述の各規制部31は縦片10bの一部を切り起こして形成される。
各被係合体12を前フレーム10に取り付けるには、挿入部16を両規制部31の間に配置し、ここから、挿入部16を下方に移動して挿入孔29に挿入する。このとき、挿入部16は一対の規制部31により左右方向の移動が規制されるので、挿入孔29に挿入部16をスムーズに挿入できる。
挿入部16は、その下端部が挿入孔29より下方に突出し、両側のストッパ部34の下端面が対応する当たり部32の上面に当たり、且つ、係合突起18が被係合孔部30に対応する位置に移動するまで挿入され、このように挿入することで、前方に突出する係合突起18は被係合孔部30に係合する。
この取り付け状態にあっては、挿入孔29に挿入部16が挿入され、且つ、一対の規制部31の間に沿片部17の上部が位置し、且つ、一対の当たり部32の間に幅狭となった沿片部17の下端部が位置して、被係合体12の横方向の移動が規制される。また、各ストッパ部34が当たり部32に当たって下方への移動が規制される。
また、挿入部16の斜片部51が挿入孔29の後方壁部を構成する部位44の前面に弾接し、且つ、係合突起18の上端面が被係合孔部30の水平な上縁面に係合して、上方への移動が規制され、これにより、各被係合体12の取付部13は前フレーム10にしっかりと固定される。
ここで、係合突起18の上端面は切溝形成時の切断面で構成されるため、同じく水平な切断面で構成された被係合孔部30の上縁部の下面にしっかりと係合させることができる。従って、挿入部16が挿入孔29から上方に抜け出ることを確実に防止できる。
一方、係合体11は折曲加工した金属板からなり、トッププレート37の前部の下面両側に取り付けられる。
各係合体11は、トッププレート37の下面に沿って取り付けられる天板側固定部45と、天板側固定部45から下方に突出した本体側固定部19とで構成される。
本体側固定部19は、天板3の前端よりやや後方に控えた位置から下方に向けて突出している。本体側固定部19は、天板側固定部45の後端から垂下した左右方向に平行な垂下片部46と、垂下片部46の両側縁及び下縁の夫々から後方に突出する側縁片部47及び下縁片部48で構成される。
垂下片部46の上部には下縁面が水平となった係合孔部49を形成してあり、本例では本体側固定部19の係合孔部49よりも下方に位置する部分を係合部15としている。また、両側の側縁片部47の下端は下縁片部48の両端に接続してあり、これにより本体側固定部19は補強され、係合体11の係合部15は被係合体12と比べて変形し難いものとなっている。
次に、上記天板3のこん炉本体2への取り付け方法につき説明する。
天板3をカウンター4に懸下してあるこん炉本体2に取り付ける場合、まず、図8に示すように天板3を略水平にし、各バーナー孔35と対応するガスバーナー7との位置を合わせて取り付け位置の直上に配置する。これにより、係合体11の係合部15は被係合体12の被係合部14の当接面27の上方に位置することとなる。
ここから、天板3を各バーナー孔35に対応するガスバーナー7が挿入されるよう位置合わせしながら水平状態を維持しつつ略鉛直下向きに移動し、該天板3をこん炉本体2のフランジ部9上に載置すると共に、図3に示すように天板3のプレート枠36の周縁部をシール材39を介してカウンター4上に載置する。これにより係合体11は以下のように被係合体12に係合される。
上記天板3の略鉛直下向きの移動時には、まず天板3と共に略鉛直下向きに移動する係合体11の係合部15の下端部が、被係合体12の被係合部14の当接面27に当接する。
天板3が更に略鉛直下向きに移動して、係合部15の下端部によって当接面27が下方に押圧されると、被係合体12は弾性変形して被係合部14が突出方向とは反対側である前側に移動し、係合部15が被係合体12の当接面27及び立上片部23の後面に沿って下方に移動する。
更に天板3が略鉛直下向きに移動して係合体11が下方に移動すると、係合部15が被係合部14を乗り越えると共に係合孔部49が被係合部14に対応する位置に配され、これにより被係合体12は弾性復帰して被係合部14が後側に移動し、該被係合部14が係合孔部49に嵌まり込む。
この取付状態では、係合部15(係合孔部49の下縁部)が、被係合部14の下面前端部(横片部22の下面前端部)に係合される。これにより係合体11は被係合体12に上方及び左右方向に移動不能となるよう係合される。
また、上記のように係合部15が被係合部14に係合した時点で、天板3はこん炉本体2のフランジ部9上に載置され、また、天板3のプレート枠36は前記シール材39を介してカウンター4の上面に載置され、天板3は下方にも移動不能となる。
そして、この状態で、前記螺子により天板3の後部をこん炉本体2に螺子止めすることにより、天板3のこん炉本体2への取り付けが完了する。
以上、説明した本例のガスこん炉1は、天板3をこん炉本体2に取り付けるにあたって、天板3を略鉛直下向きに移動してこん炉本体2上に載置するだけで、係合体11の係合部15を被係合体12の被係合部14上に当接させ、係合部15により被係合部14を下側に押し込んで被係合体12を弾性変形させ、係合部15を被係合部14を乗り越えさせて被係合部14の下面前端部に係合させることができる。従って、天板3をこん炉本体2に取り付けた状態において、被係合部14の下面に係合部15を当接でき、天板3の前部の浮き上がりを確実に防止できる。
また、天板3の各バーナー孔35の位置を対応するガスバーナー7に合わせることで、係合体11の係合部15と、被係合体12の被係合部14との位置を合わせることができ、視認し難い天板3の下面に設けた係合体11を被係合体12に容易に係合することができる。
さらに、本例の天板3は、天板3の前部下面に設けた係合体11の係合部15を、被係合体12の上部から後方に向けて突出した被係合部14の下面前端部に係合すると共に、天板3の後部を前記各螺子によりこん炉本体2に着脱自在に取り付け、この状態でこん炉本体2上に設置される。
このため、上記のように天板3をこん炉本体2に設置した状態で、天板3の前部に上向きの力が加わったとしても、天板3の前部下方に位置する係合部15は、係合した被係合体12の横片部22と縦片部21とでなす角部を、螺子で取り付けられた天板3の後部を支点にして略鉛直上方に向けて押圧する。このため、係合部15の係合が外れ難く、天板3の前部の浮き上がりを確実に防止できる。
また、上記天板3はメンテナンス時等にこん炉本体2から取り外す場合があり、この場合、前記各螺子を取り外し、係合体11と被係合体12の係合を解除するのだが、本例では以下のように天板3の取り外しを行うことで、係合体11と被係合体12の係合を容易に解除できる。
即ち、天板3を取り外すには、まず前記各螺子を取り外して天板3の後部を移動可能とし、この後、係合体11を被係合体12に係合したまま、カウンター4上にシール材39を介して載せた天板3の前端部を支点にして天板3の後部を持ち上げる。
このようにすると、係合部15により横片部22が後斜め上方に向けて押し上げられ、被係合体12が弾性変形して、被係合部14が縦片部21の上端部を支点にして前側に回動し、これにより係合部15が被係合部14から外れる。
ここで、前記被係合体12が前側に撓むにつれて、係合部15の被係合部14に対する係合位置は横片部22の前端部から徐々に後側に移動することとなる。このため係合部15から被係合部14に加わる縦片部21の上端部を支点にしたモーメントは徐々に増していくことになる。従って、上記のように、天板3の後部を持ち上げることで、容易に係合部15と被係合部14の係合を解除できる。
また、上記のように天板3をこん炉本体2に取り付けた状態では、図3に示すように天板3の前端部下面がキッチン台のカウンター4の上面と略面一となる。このため、本例のように、天板3の前端部をシール材39を介してカウンター4上に載置し、天板3の前端部とカウンター4の上面との間から煮汁等が侵入することを確実に防止することできる。
なお、本例では、係合部15を被係合部14上に当接させた状態で、天板3を略鉛直下向きに移動することで、被係合部14が係合部15に押圧されて被係合体12が弾性変形し、係合部15が被係合部14を乗り越えて被係合部14の下面に係合するようにしたが、係合部15を被係合部14上に当接させた状態で、天板3を略鉛直下向きに移動することで、係合体11が弾性変形し、係合部15が被係合部14を乗り越えて被係合部14の下面に係合するものであっても構わない。
さらには、係合体11は天板3の下面前部に設けたが、天板3の下面における後部や側部に設けても良いものとする。
本発明の実施の形態の一例を示し、ガスこん炉の全体斜視図である。 同上のガスこん炉の側面図である。 同上のこん炉本体上に天板を設置した状態を示す要部断面図である。 同上の天板の平面図である。 (a)は図7のA部拡大図であり、(b)は(a)の平面図である。 同上の被係合体を示し、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 同上のガスこん炉の分解正面図である。 同上のこん炉本体に天板を取り付ける直前の状態を示す要部側断面図である。
符号の説明
1 ガスこん炉
2 こん炉本体
3 天板
4 カウンター
7 ガスバーナー
11 係合体
12 被係合体
14 被係合部
15 係合部
16 挿入部
18 係合突起
27 当接面
29 挿入孔
30 被係合孔部
35 バーナー孔

Claims (5)

  1. こん炉本体と、該こん炉本体上に設置される天板を備えたガスこん炉において、天板にこん炉本体に設けた複数のガスバーナーを夫々挿通させるためのバーナー孔を形成し、こん炉本体に被係合部を備えた被係合体を設け、天板の下面に係合体を設けると共に該係合体に前記被係合部の下面に係合する係合部を形成し、係合部を被係合部上に当接し、この状態で天板を略鉛直下向きに移動することで、被係合部が係合部に押圧されて被係合体又は係合体が弾性変形し、係合部が被係合部を乗り越えて被係合部の下面に係合するようにしたことを特徴とするガスこん炉。
  2. 上記被係合部上に斜め上方を向く当接面を形成し、係合部を当接面に当接し、この状態で天板を略鉛直下向きに移動することで、被係合部の当接面が係合部に押圧されて被係合体が弾性変形し、係合部が被係合部を乗り越えて被係合部の下面に係合するものであることを特徴とする請求項1に記載のガスこん炉。
  3. 上記係合体を天板の前部に設け、被係合部を被係合体の上部から後方に突出し、天板は、前記係合部を被係合部の下面前端部に係合すると共に、天板の後部をこん炉本体に取り付けて、こん炉本体上に設置されるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスこん炉。
  4. 上記ガスこん炉はキッチン台の上端部に設けたカウンターの孔に落とし込むドロップインタイプのガスこん炉であって、天板の前部に設けた係合体を被係合体に係合した状態で、天板の前端部の下面がカウンターの上面と略面一となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスこん炉。
  5. 上記被係合体は板ばねからなり、該被係合体に挿入部及び横向きに突出する係合突起を形成し、被係合体は、挿入部をこん炉本体に形成した上方に開口する挿入孔に挿入すると共に、係合突起をこん炉本体に形成した被係合孔部に係合した状態でこん炉本体に取り付けられるものであって、前記係合突起の上端面を切断面で構成し、該係合突起の上端面を前記被係合孔部の上縁部に係合して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガスこん炉。
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