JP2010030512A - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Teruyuki Kizu
輝幸 木津
Mikiya Inoue
幹也 井上
Hiroyuki Ogino
裕行 荻野
Takanori Nishioka
崇徳 西岡
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Abstract

【課題】 低騒音で前後移動させることができる荷受台昇降装置を提供する。
【解決手段】 スライドシリンダ22の一対のシリンダ本体24内において、ピストン33とシリンダ本体24の前壁24aとの間のピストンロッド26に皿バネ36を装着し、シリンダ本体24の前壁24aとボス部26aとの間のピストンロッド26に皿バネ37を装着する。スライドシリンダ22の伸縮作動によりピストン33がシリンダ本体24内を摺動すると、スライドシリンダ22が最伸長する直前および最収縮する直前でピストン33が皿バネ36、37に当接し、この当接によって弾性変形された皿バネ36、37の反力により、ピストン33の摺動速度が減速し、ピストン33が前壁24aおよび後壁24cに衝突することによって発生する衝撃音を低減する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、貨物自動車に搭載され、車体の下方に荷受台を前後移動可能な荷受台昇降装置に関する。
いわゆる床下格納式の荷受台昇降装置は、荷受台を折り畳んだ状態で車体の後部下方の格納位置に前方移動させて格納することができ、使用時には、折り畳まれた荷受台を格納位置から車体の後方へ張り出す張出位置へ後方移動させた後展開し、昇降作動させることができる(例えば、特許文献1)。荷受台の前後移動は、車体の後部下方に車両前後方向に長く配置されたスライドシリンダを伸縮作動させることにより行われる。
特開2004−136776号公報
ところで、床下格納式の荷受台昇降装置に使用されるスライドシリンダは、通常、最収縮作動させることにより荷受台を車体下方の限られたスペースにコンパクトに格納できるようにしている。また、スライドシリンダを最伸長作動させることにより、荷受台を車体と干渉しない後方位置まで移動できるようにしている。
しかしながら、スライドシリンダを最伸長作動および最収縮作動させると、スライドシリンダのシリンダチューブ内で摺動するピストンがシリンダチューブの前後の端壁に衝突することになる。このため、スライドシリンダを最伸長作動および最収縮作動させるたびに上記衝突によって衝撃音が発生するという問題があった。
そこで本発明は、低騒音で前後移動させることができる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の荷受台昇降装置は、車体に取り付けられる固定側支持部材と、前記固定側支持部材に車両前後方向へ移動可能に取り付けられている可動側支持部材と、前記可動側支持部材に昇降可能に取り付けられている荷受台と、伸長作動により前記可動側支持部材を後方移動させるとともに、収縮作動により前記可動側支持部材を前方移動させるスライドシリンダと、前記スライドシリンダが最伸長する直前に、伸長速度を減速させる伸長側減速部材と、を備えていることを特徴としている。
このような構成の荷受台昇降装置によれば、スライドシリンダが最伸長する直前に、その伸長速度を伸長側減速部材によって減速させるようにしたので、スライドシリンダが最伸長したときに発生する衝撃音を低減することができ、低騒音で荷受台昇降装置を後方移動させることができる。
また、前記スライドシリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体内に摺動可能に設けられているピストンと、一端が前記ピストンに固定されているとともに、他端が前記シリンダ本体の端壁を貫通して前記固定側支持部材または前記可動側支持部材に連結されているピストンロッドと、を備え、前記伸長側減速部材は、前記シリンダ本体の前記端壁と前記ピストンとの間に介在しているとともに、前記スライドシリンダが最伸長する直前に前記ピストンの摺動方向に弾性変形する皿バネであることが好ましい。
この場合、伸長側減速部材をピストンの摺動方向に弾性変形可能な皿バネとしたので、ピストンの摺動方向に配置するための皿バネの配置スペースを短くすることができる。これにより、伸長側減速部材を配置することに起因してスライドシリンダの最伸長時の全長が長くなるのを可及的に抑えることができる。
また、車体に取り付けられる固定側支持部材と、前記固定側支持部材に車両前後方向へ移動可能に取り付けられている可動側支持部材と、前記可動側支持部材に昇降可能に取り付けられている荷受台と、伸長作動により前記可動側支持部材を後方移動させるとともに、収縮作動により前記可動側支持部材を前方移動させるスライドシリンダと、前記スライドシリンダが最収縮する直前に、収縮速度を減速させる収縮側減速部材と、を備えていることを特徴としている。
このような構成の荷受台昇降装置によれば、スライドシリンダが最収縮する直前に、その収縮速度を収縮側減速部材によって減速させるようにしたので、スライドシリンダが最収縮したときに発生する衝撃音を低減することができ、低騒音で荷受台昇降装置を前方移動させることができる。
また、前記スライドシリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体内に摺動可能に設けられているピストンと、一端が前記ピストンに固定されているとともに、他端が前記シリンダ本体の端壁を貫通して前記固定側支持部材または前記可動側支持部材に連結部を介して連結されているピストンロッドと、を備え、前記収縮側減速部材は、前記シリンダ本体の前記端壁と前記ピストンロッドの前記連結部との間に介在しているとともに、前記スライドシリンダが最収縮する直前に前記ピストンの摺動方向に弾性変形する皿バネであることが好ましい。
この場合、収縮側減速部材をピストンの摺動方向に弾性変形可能な皿バネとしたので、ピストンの摺動方向に配置するための皿バネの配置スペースを短くすることができる。これにより、収縮側減速部材を配置することに起因してスライドシリンダの最収縮時の全長が長くなるのを可及的に抑えることができる。
本発明の荷受台昇降装置によれば、スライドシリンダが最伸長したときに発生する衝撃音を低減することができ、低騒音で荷受台昇降装置を後方移動させることができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。この状態は、荷受台昇降装置1が車体2の後部下方の位置(格納位置)に格納された状態すなわち、走行可能状態を表している。一方、図2は、図1の状態から荷受台昇降装置1全体を車体2の後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開および昇降させる使用状態を示す側面図である。
図2において、荷受台昇降装置1の車幅方向に左右一対設けられている固定側支持部材3は、各々、車両前後方向に水平に延びるスライドレール4と、これを車体2のフレーム2fに架装するための複数(本例では3個)の取付ブラケット5と、左右一対のスライドレール4の前端部を連結する角パイプからなる連結部材6とによって構成されている。スライドレール4と各取付ブラケット5とは、2本のボルト7とナット(図示せず)により締結されている(図1参照)。スライドレール4には支持板8が車両前後方向に摺動可能に装着されている。
左右一対の支持板8は、車幅方向に水平に延びる角パイプからなるクロスメンバ9を貫通させ(なお、両側端部は補強用に角パイプを3段重ねしているが、車幅方向に架設しているのは1本のみである。)、これらは互いに一体に溶接されている。支持板8より車幅方向の外側には、支持ブラケット10,11が、クロスメンバ9と一体に溶接されている。これらの支持ブラケット10,11も、左右一対設けられている。左右一対の支持板8の下部は、チャンネル材からなる連結部材12により連結されている(図3参照)。上記の支持板8、クロスメンバ9および支持ブラケット10,11および連結部材12は、上記固定側支持部材3に対して車両前後方向にスライド可能な可動側支持部材13を構成している。
上記支持ブラケット10には補助リンク14が一定範囲で回動可能に取り付けられており、この補助リンク14に、上アーム15およびリフトシリンダ16が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ16の先端は上アーム15の所定位置に接続されており、伸縮作動により上アーム15にトルクを付与する。また、支持ブラケット11には下アーム17が回動可能に取り付けられている。上アーム15および下アーム17はそれらの支点および作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクを構成し、リフトシリンダ16の伸縮作動により、その先端側を昇降作動させる。上記の補助リンク14、上アーム15、リフトシリンダ16および下アーム17は、左右一対設けられ、アーム式の昇降装置18を構成している。
荷受台19は、上アーム15および下アーム17の先端に水平に取り付けられ、メインプレート19aと、これに対して折り畳み・展開可能に接続されたサブプレート19bと備えている。格納時にはメインプレート19a上にサブプレート19bが折り畳まれる。また、使用時にはサブプレート19bが展開され、メインプレート19aからサブプレート19bへ連続した荷受面が構成される。
また、前述の左右一対の支持板8の各々には、後方へ突出するようにローラ取付板20が取り付けられ、その後端にガイドローラ21が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ21に、サブプレート19bの先端を乗せることができる。
次に、荷受台昇降装置1を格納位置と張出位置との間でスライドさせるスライドシリンダ22について説明する。図3は、スライドシリンダ22が最収縮した状態を示す平面図である。図4(a)は、スライドシリンダ22が最収縮した状態を示す概略側面図であり、図4(b)は、スライドシリンダ22が最伸長した状態を示す概略側面図である。図3において、上記スライドシリンダ22は、車幅方向において左右のスライドレール4の間に配置された左右一対の複動式のシリンダ23にて構成されている。左右のシリンダ23のシリンダ本体24は、その前後両端部が互いに前後逆向きに配置された状態で重ね合わされ、前後一対の継手部25にて一体的に連結されている。
図3および図4において、右側(図3の上側)のシリンダ23は、ピストンロッド26の先端部に一体形成された連結部としてのボス部26aが、取付板27にピン28により取り付けられている。上記取付板27は、上記連結部材6の車幅方向の略中間部に固定されている。また、左側(図3の下側)のシリンダ23は、そのピストンロッド26のボス部26aが、車両前後方向に延びる取付台29に固定された取付板30にピン31により取り付けられている。上記取付台29は、上面に上記取付板30が固定されている上部取付台29aと、この上部取付台29aより車両前後方向に短く形成されているとともに、上部取付台29aの下部にボルト32とナット(図示せず)より固定された下部取付台29bとから構成されている。下部取付台29bは、その後端部が上記連結部材12の車幅方向の略中間部に固定されている。また、下部取付台29bの前端部は、上記クロスメンバ9の車幅方向の略中間部に固定されている。
図5は、上記左側のシリンダ23の要部拡大断面図である。以下、このシリンダ23の詳細構造について説明する。なお、上記右側のシリンダ23は左側のシリンダ23と同一構造であるため、その説明は省略する。上記シリンダ本体24にはピストン33が前後方向に摺動可能に設けられている。このピストン33の前端面33aに上記ピストンロッド26の基端部が固定されており、ピストンロッド26はシリンダ本体24の前端部に形成された端壁としての前壁24aを貫通させた状態で該前壁24aに摺動可能に支持されている。
上記シリンダ本体24の前壁24aの内端面24a1と、シリンダ本体24の内周面24bと、ピストン33の前端面33aとによって先部室34が区画形成されている。また、ピストン33の後端面33bと、シリンダ本体24の内周面24bと、シリンダ本体24の後端部に形成された後壁24cの内端面24c1とによって基部室35が区画形成されている。上記先部室34および基部室35に、シリンダ本体24に形成された給排口(図示せず)から作動油を給排することにより、ピストン33がシリンダ本体24内を摺動し、ピストン33とともにピストンロッド26がシリンダ本体24に対して伸縮作動するようになっている。
上記構成により、図4(a)に示すように一対のシリンダ23をとともに最収縮することにより、スライドレール4に対して支持板8を格納位置までスライドさせることができる。また、図4(b)に示すように一対のシリンダ23をともに最伸長させることにより、スライドレール4に対して支持板8を張出位置までスライドさせることができる。
上記シリンダ23には、図5および図6に示すように、該シリンダ23が最伸長する直前に、その伸長速度を減速させる伸長側減速部材としての複数枚の皿バネ36と、該シリンダ23が最収縮する直前に、その収縮速度を減速させる収縮側減速部材としての複数枚の皿バネ37とが設けられている。図5および図6は上記左側のシリンダ23に装着された皿バネ36、37を示しているが、上記右側のシリンダ23にも左側のシリンダ23と同様に皿バネ36、37が装着されている。
上記皿バネ36は、シリンダ本体24内部の先部室34、すなわち前壁24aの内端面24a1とピストン33の前端面33aとの間に、ピストンロッド26が挿通された状態で配置されている。上記皿バネ37は、シリンダ本体24の外部において、前壁24aの外端面24a2とボス部26aの外周面26a1との間のピストンロッド26に装着されている。上記各皿バネ36、37は、図7に示すように円錐形状をなし、テーパ部36a、37aを介して小径端36b、37bと大径端36c、37cとが形成されており、各皿バネ36、37のテーパ部36a、37aが弾性変形することにより反力(付勢力)が作用するようになっている。本実施の形態では、各皿バネ36、37は、小径端36b、37b同士および大径端36c、37c同士を対向させて直列に6枚ずつ配設した状態で、各小径端36b、37bおよび各大径端36c、37cにそれぞれ形成された小径孔36d、37dおよび大径孔36e、37eにピストンロッド26が挿通されている。
上記構成により、図6に示すように、左右のシリンダ23がそれぞれ最伸長する直前に、シリンダ本体24内を摺動するピストン33の前端面33aと前壁24aの内端面24a1との間で皿バネ36がピストン33の摺動方向に弾性変形し、その弾性変形による反力によってピストン33の摺動速度が減速されるようになっている。これにより、各シリンダ23が最伸長する際に、ピストン33がシリンダ本体24の前壁24a側に衝突することによって発生する衝撃音を低減することができる。
また、図5に示すように、左右のシリンダ23がそれぞれ最収縮する直前に、ピストンロッド26のボス部26aと前壁24aの外端面24a2との間で皿バネ37がピストン33の摺動方向に弾性変形し、その弾性変形による反力によってピストン33の摺動速度が減速されるようになっている。これにより、各シリンダ23が最収縮する際に、ピストン33がシリンダ本体24の後壁24cに衝突することによって発生する衝撃音を低減することができる。
次に、上記のように構成された荷受台昇降装置1の動作について簡単に説明する。まず、図1に示す格納位置に格納されている荷受台19を、上記スライドシリンダ22の伸長作動により後方へスライドさせ、張出位置まで後退させる。
その際、図4(b)に示すように一対のシリンダ23がそれぞれ最伸長するので、荷受台19のスライド量を十分に確保することができる。また、図6に示すように、各シリンダ23が最伸長する直前に、各ピストン33の前端面33aが皿バネ36に当接し、この当接によってピストン33と前壁24aとの間で弾性変形された皿バネ36の反力により、ピストン33の摺動速度が減速する。これにより、ピストン33はシリンダ23が最伸長するまで低速で摺動するため、最伸長位置においてピストン33がシリンダ本体24の前壁24a側に衝突することによって発生する衝撃音は低減し、低騒音で後方へスライド作動させることができる。
次いで、リフトシリンダ16を収縮作動させると上アーム15および下アーム17が下降し、図2の実線に示すように着地する。このときメインプレート19aは水平であり、他方、サブプレート19bはその先端がガイドローラ21に乗っている。次にサブプレート19bを手で起こして水平に倒伏させる。このようして荷受台19が水平に展開される。この状態で、リフトシリンダ16を伸長作動させると、荷受台19を水平に維持したまま、図2の上昇端位置まで荷受台19を上昇させることができる。
また、上昇端位置からリフトシリンダ16を収縮作動させれば、荷受台19を元の位置まで下降させることができる。なお、下アーム17が着地してからさらにリフトシリンダ16を収縮作動させると、補助リンク14の作用により荷受台19はその先端を下げるようにチルト作動して地面に沿い、荷物の積み下ろしが容易にできるようになる。荷受台19を格納するには、下アーム17が着地して荷受台19が水平である状態からサブプレート19bを起立させ、さらに、ガイドローラ21に立てかける。次に、上アーム15および下アーム17を上昇させ、サブプレート19bを自重によりメインプレート19a上に畳み込む。そして、スライドシリンダ22を収縮作動させ、格納位置まで可動側支持部材13、昇降装置18および荷受台19を引き込み、図1の状態となる。
その際、図5に示すように、一対のシリンダ23がそれぞれ最収縮する直前に、ピストンロッド26のボス部26aが皿バネ37に当接し、この当接によってボス部26aとシリンダ本体24の前壁24aの外端面24a2との間で弾性変形された皿バネ37の反力により、ピストン33の摺動速度が減速する。これにより、ピストン33はシリンダ23が最収縮するまで低速で摺動するため、最収縮位置においてピストン33が後壁24cに衝突することによって発生する衝撃音は低減し、低騒音で前方へスライド作動させることができる。
また、一対のシリンダ23のシリンダ本体24を車幅方向に重ね合わせているため、図4(a)に示すように、格納位置におけるスライドシリンダ22の前後方向の長さは、ほぼ単一のシリンダ本体24の前後長さだけになるため、荷受台昇降装置1をコンパクトに格納することができる。
以上のように、スライドシリンダ22に皿バネ36、37を備えた荷受台昇降装置1においては、スライドシリンダ22を構成する一対のシリンダ23を最伸長および最収縮させたときに、その直前で皿バネ36、37の弾性変形による反力を作用させてピストン33の摺動速度を減速させることができる。このため、ピストン33がシリンダ本体24の前壁24aおよび後壁24cにそれぞれ衝突することによって発生する衝撃音を低減し、低騒音で前後スライド作動させることができる。
また、皿バネ36を、シリンダ本体24の前壁24aとピストン33との間に、ピストンロッド26が挿通した状態で配置するようにしたので、これらの皿バネ36を装着するための専用の部材を別途設ける必要がない。このため、安価な構成で前方スライド作動時の低騒音化を図ることができる。また、皿バネ37を、シリンダ本体24の前壁24aとピストンロッド26のボス部26aとの間に、ピストンロッド26が挿通した状態で配置するようにしたので、これらの皿バネ37を装着するための専用の部材を別途設ける必要がない。このため、安価な構成で後方スライド作動時の低騒音化を図ることができる。
さらに、伸長側および収縮側減速部材としてピストン33の摺動方向に弾性変形する皿バネ36、37を使用しているため、皿バネ36、37をスライドシリンダ22に配置するためのピストン33の摺動方向、すなわちスライドシリンダ22の伸縮方向の配置スペースを短くすることができる。これにより、伸長側および収縮側減速部材を配置することに起因してスライドシリンダ22の最伸長時の全長および最収縮時の全長が長くなるのを可及的に抑えることができる。
なお、上記実施形態における伸長側および収縮側減速部材として皿バネ36、37を設けているが、この皿バネ36、37に換えて、または皿バネ36、37と併用して、コイルバネを設けることも可能である。
また、上記の実施形態ではスライドシリンダ22を構成する左右一対のシリンダ23に各皿バネ36、37を装着しているが、いずれか一方のシリンダ23のみに装着したり、両皿バネ36、37のうちいずれか一方のみを装着することも可能である。すなわち、左右一対のシリンダ23を作動させる際に発生する衝撃音を低減することができればよい。
さらに、上記の実施形態ではスライドシリンダ22を左右一対のシリンダ23にて構成しているが、単一のシリンダにより構成することも可能である。
また、上記実施形態の荷受台昇降装置1ではメインプレート19aとサブプレート19bとによる2段折れ(2段重ね状態)の荷受台19を使用しているが、荷受台19は、3段折れの構造であってもよい。
本発明の一実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。 荷受台を展開および昇降させる使用状態を示す側面図である。 上記荷受台昇降装置におけるスライドシリンダが最収縮した状態を示すの平面図である。 (a)は上記スライドシリンダが最収縮した状態を示す側面図であり、(b)は上記スライドシリンダが最伸長した状態を示す側面図である。 上記スライドシリンダが最収縮した状態を示す図3の要部拡大断面図である。 上記スライドシリンダが最伸長した状態を示す図3の要部拡大断面図である。 上記スライドシリンダに装着される皿バネの断面図である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
2 車体
3 固定側支持部材
13 可動側支持部材
19 荷受台
22 スライドシリンダ
24 シリンダ本体
24a 前壁(端壁)
26 ピストンロッド
26a ボス部(連結部)
33 ピストン
36 皿バネ(伸長側減速部材)
37 皿バネ(収縮側減速部材)

Claims (4)

  1. 車体に取り付けられる固定側支持部材と、
    前記固定側支持部材に車両前後方向へ移動可能に取り付けられている可動側支持部材と、
    前記可動側支持部材に昇降可能に取り付けられている荷受台と、
    伸長作動により前記可動側支持部材を後方移動させるとともに、収縮作動により前記可動側支持部材を前方移動させるスライドシリンダと、
    前記スライドシリンダが最伸長する直前に、伸長速度を減速させる伸長側減速部材と、
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 前記スライドシリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体内に摺動可能に設けられているピストンと、一端が前記ピストンに固定されているとともに、他端が前記シリンダ本体の端壁を貫通して前記固定側支持部材または前記可動側支持部材に連結されているピストンロッドと、を備え、
    前記伸長側減速部材は、前記シリンダ本体の前記端壁と前記ピストンとの間に介在しているとともに、前記スライドシリンダが最伸長する直前に前記ピストンの摺動方向に弾性変形する皿バネである請求項1に記載の荷受台昇降装置。
  3. 車体に取り付けられる固定側支持部材と、
    前記固定側支持部材に車両前後方向へ移動可能に取り付けられている可動側支持部材と、
    前記可動側支持部材に昇降可能に取り付けられている荷受台と、
    伸長作動により前記可動側支持部材を後方移動させるとともに、収縮作動により前記可動側支持部材を前方移動させるスライドシリンダと、
    前記スライドシリンダが最収縮する直前に、収縮速度を減速させる収縮側減速部材と、
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  4. 前記スライドシリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体内に摺動可能に設けられているピストンと、一端が前記ピストンに固定されているとともに、他端が前記シリンダ本体の端壁を貫通して前記固定側支持部材または前記可動側支持部材に連結部を介して連結されているピストンロッドと、を備え、
    前記収縮側減速部材は、前記シリンダ本体の前記端壁と前記ピストンロッドの前記連結部との間に介在しているとともに、前記スライドシリンダが最収縮する直前に前記ピストンの摺動方向に弾性変形する皿バネである請求項3に記載の荷受台昇降装置。
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