JP2010083179A - 車両用床下格納式荷役装置 - Google Patents

車両用床下格納式荷役装置 Download PDF

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Abstract

【課題】荷積みプラットホームの床下格納状態の安定化とスムーズな引出しとを実現する。
【解決手段】荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを格納状態検知センサが検知し、その後、リフトシリンダ27が伸長作動して荷積みプラットホームのスライドレール(パッド)への押付け時におけるリフトシリンダ27の油圧値が荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値になった際、圧力スイッチ95がリフトシリンダ伸長用電磁弁(第1電磁弁79A)に閉弁信号を出力し、リフトシリンダ27の伸長作動を停止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両において荷物を積み降ろしする際に荷物を載せて昇降する荷積みプラットホームが不使用時に床面下方に格納される床下格納式荷役装置の改良に関し、詳しくは、走行時における荷積みプラットホームのガタ付き防止対策を施した荷役装置に関するものである。
一般に、上述の如き荷役装置は、荷物を載せて昇降する荷積みプラットホームと、この荷積みプラットホーム基端を両側でそれぞれ片持ち支持する2組の平行リンク機構とを備え、これら2組の平行リンク機構は、車体固定側であるスライドレールに移動可能に保持されている。
そして、荷積みプラットホームを地面に接地させた状態から床面下方に格納する際には、まず、上記2組の平行リンク機構をその構成要素である油圧式リフトシリンダの伸長作動により上方に回動させて荷積みプラットホームを一旦、床面下方の引込みレベルまで上昇させる。次いで、荷役装置を油圧式スライドシリンダの収縮作動により車体固定側であるスライドレールに沿って車体前方に移動させて荷積みプラットホームを床面下方の格納位置に引き込むようにしている。
このように荷積みプラットホームを床面下方に格納した状態で車両は走行するのであるが、走行中に荷積みプラットホームがガタ付かないようにするために、本出願人は、荷積みプラットホームを床面下方の格納位置に引き込んだ後、リフトシリンダの伸長作動によりスライドレールに押し付けて固定するようにした技術を開発し、特許文献1として先に出願している。
特開2008−24116号公報(段落0040欄、図16)
しかし、荷積みプラットホームを昇降させるリフトシリンダは、荷積み(例えば1t程度)のために比較的大きなリリーフ圧(最大油圧値。例えば、17.2MPa)で駆動されるため、荷積みプラットホームをスライドレールに押し付けて固定する際に過大な押付け力がスライドレールに加わる結果、スライドレールが撓み変形して荷積みプラットホームが床面下方の本来の格納レベルよりも上方に位置付けられて格納される懸念がある。
このような状態から荷積みプラットホームを床面下方から引き出そうとして、荷積みプラットホームをリフトシリンダの収縮作動により引込みレベルまで下降させるのであるが、荷積みプラットホームの下降作動時間は予めタイマー設定されているため、荷積みプラットホームは本来の格納レベルよりも上方に位置付けられている分だけ正規の引込みレベルよりも上方に位置し、正規の引込みレベルまで降りきらないままスライドシリンダの伸長作動により床面下方から引き出され、この際、周りの部材と干渉して双方が傷付く不具合が生ずる。さりとて、過大な押付け力に抗すべくスライドレールを頑強に補強すると、車体の重量増大や経費高騰を招く。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、荷積みプラットホームの床下格納状態の安定化とスムーズな引出しとを実現することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、荷積みプラットホームを格納する際に車体固定側に過大な押付け力が加わらないようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、荷積みプラットホームを油圧式スライドシリンダの伸縮作動により車両の床面下方に対して出入れするとともに、油圧式リフトシリンダの伸縮作動により床面レベル又は床面下方の車体固定側に干渉する直前の引込みレベルと地面との間で昇降させ、かつ引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込んだ状態から上記リフトシリンダの伸長作動により上記車体固定側に押し付けて床面下方に格納する車両用床下格納式荷役装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記リフトシリンダは、引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれた荷積みプラットホームを伸張作動により上記車体固定側に押し付け、この押付け状態において、荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値で伸長作動を停止するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを検知する格納状態検知手段と、荷積みプラットホームの上記車体固定側への押付け時におけるリフトシリンダに通じる油圧管路内の油圧値を検知する油圧検知手段とを備え、上記リフトシリンダに通じる油圧管路には、リフトシリンダ伸長用電磁弁と、リフトシリンダ収縮用電磁弁とが介設され、上記リフトシリンダ収縮用電磁弁は、荷積みプラットホーム下降時以外に上記格納状態検知手段の検知信号に基づき開弁し、上記リフトシリンダ伸長用電磁弁及び上記油圧管路を介してリフトシリンダに供給する油量を減じ、上記油圧検知手段は、荷積みプラットホームの上記車体固定側への押付け時におけるリフトシリンダの油圧値が荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値になった際、上記リフトシリンダ伸長用電磁弁に閉弁信号を出力するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを検知する格納状態検知手段と、上記リフトシリンダに通じる油圧管路に介設され、上記格納状態検知手段の検知信号に基づき作動を始め、上記油圧管路内を荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値に保持する圧力保持手段とを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、荷積みプラットホーム格納時、車体固定側への押付けに際してリフトシリンダが荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値で伸長作動を停止するため、車体固定側に過大な押付け力が加わらず、車体固定側が撓み変形しない。よって、荷積みプラットホームが床面下方の本来の格納位置にガタ付くことなく安定して格納される。
この状態からリフトシリンダを収縮作動させると、荷積みプラットホームが正規の引込みレベルまで下降し、スライドシリンダの伸長作動により周りの部材と干渉することなくスムーズに床面下方から引き出されて双方の傷付きが防止される。
また、油圧値をコントロールするだけであり、車体固定側を補強する必要がないため、車体の重量増大や経費高騰が避けられる。
請求項2に係る発明によれば、荷積みプラットホーム格納時、つまり、荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを格納状態検知手段が検知し、リフトシリンダ収縮用電磁弁が開弁してリフトシリンダへの供給油量が減じられ、リフトシリンダの伸長作動が減速する。その後、リフトシリンダが伸長作動して荷積みプラットホームを車体固定側に押し付け、リフトシリンダの油圧値が荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値になると、このことを検知した油圧検知手段によりリフトシリンダ伸長用電磁弁が閉弁し、リフトシリンダの伸長作動が停止する。したがって、荷積みプラットホームがゆっくりと固定側に押し付けられる。また、車体固定側への過大な押付け力も加わらない。
これにより、請求項1に記載の如き、車体固定側の撓み変形防止、格納状態の安定化、引出し動作のスムーズ化、車体の重量軽減及び経費削減が達成される。
請求項3に係る発明によれば、荷積みプラットホーム格納時、つまり、荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを格納状態検知手段が検知すると、圧力保持手段
が作動を始め、その後、荷積みプラットホームがリフトシリンダの伸張作動により固定側に押し付けられると、リフトシリンダに通じる油圧管路内が荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値に保持される。したがって、車体固定側に過大な押付け力が加わらない。
これにより、請求項1に記載の如き、車体固定側の撓み変形防止、格納状態の安定化、引出し動作のスムーズ化、車体の重量軽減及び経費削減が達成される。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図2〜図5は車両としてのバン車Aの後端部分を示す。同図において、1は車幅方向両側で車体前後方向にそれぞれ延びるシャシであり、該シャシ1には、後面に観音開きの2枚の開閉扉b1が設けられた箱形の荷台Bが搭載され、この荷台Bの床面b2下方には、この発明の実施形態1に係る荷役装置Cが装備されている。
上記荷役装置Cは、先端側プラットホーム3aと基端側プラットホーム3bとをヒンジ4で折畳み・展開可能に連結した2枚折れタイプの車体前後方向に出入れ可能な荷積みプラットホーム3と、この荷積みプラットホーム3基端を両側でそれぞれ片持ち支持する2組の平行リンク機構5とを備え、これら2組の平行リンク機構5の同期作動により、上記荷積みプラットホーム3を使用状態と格納状態とに姿勢変更するようになっている。図2一点鎖線及び図3実線は、折畳み状態の荷積みプラットホーム3を床面b2下方から引き出して展開し、荷積みプラットホーム3基端を地面Gに接地させた使用状態を示す。図3一点鎖線は、荷積みプラットホーム3先端を前下がりに傾動させて荷積みプラットホーム3全体を地面Gに接地させた使用状態を示す。図3二点鎖線及び図5二点鎖線は、荷積みプラットホーム3を図3実線の状態から荷台Bの床面b2高さに上昇させた使用状態を示す。図2二点鎖線及び図4は、荷積みプラットホーム3を折り畳んで床面b2下方に引き込んだ床下格納状態を示す。図2実線及び図5実線は、荷積みプラットホーム3を図3二点鎖線及び図5二点鎖線の状態から荷台B後面(開閉扉b1)に垂直に立て掛けた立掛け格納状態を示す。つまり、このバン車Aは床下格納機能と立掛け格納機能との両機能を兼ね備えたタイプで、走行中の格納姿勢を適宜選択できるようになっている。
上記シャシ1の後端側には、車体固定側としての2本のスライドレール7が荷台Bの床面b2下方で車体前後方向に延びるようにそれぞれ水平に配設され、該スライドレール7には、車幅方向に延びる閉断面形状のメカニズムフレーム9がスライド部材11を介して車体前後方向に移動可能に支持されている。上記メカニズムフレーム9の両端には、大小2個の第1及び第2支持ブラケット13,15が固定されている。
上記平行リンク機構5は、上端が上記第1及び第2支持ブラケット13,15のうち形状の大きい第1支持ブラケット13に連結軸17で上下方向に回動自在に枢着されたチルトアーム19を備えている。このチルトアーム19上端寄りにはリフトアーム21基端が連結軸23で上下方向に回動自在に枢着され、このリフトアーム21先端は上記基端側プラットホーム3bに連結軸25で上下方向に回動自在に枢着されている。上記リフトアーム21下方には、油圧式リフトシリンダ27が配置され、このリフトシリンダ27のシリンダチューブ27a基端は上記チルトアーム19下端に連結軸29で上下方向に回動自在に枢着されているとともに、ピストンロッド27b先端は上記リフトアーム21先端寄りに連結軸31で上下方向に回動自在に枢着されている。上記第2支持ブラケット15には、油圧式チルトシリンダ33のシリンダチューブ33a基端が連結軸35で上下方向に回動自在に枢着され、このピストンロッド33b先端は上記基端側プラットホーム3bの基端に連結軸37で上下方向に回動自在に枢着されている。
上記メカニズムフレーム9には、複数本の連結フレーム39が車体後方に向かって突設され、これら連結フレーム39には、中央バンパ部材41aと、該中央バンパ部材41aの左右両側に間隔をあけて位置する側方バンパ部材41bとがそれぞれ連結されている。このようにバンパ部材が中央バンパ部材41aと側方バンパ部材41bとに分割されているのは、荷積みプラットホーム3昇降時に平行リンク機構5との干渉を回避するためである。上記中央バンパ部材41aの車幅方向中央には、荷積みプラットホーム3を床面b2下方に格納する際に凭れ掛けさせるガイドローラ43が取り付けられている。
上記2本のスライドレール7の引込み方向端部側(車体前側)には、固定フレーム45がブラケット47を介して橋絡されている。上記両スライドレール7間には、2基の車体前後方向に延びる油圧式スライドシリンダ49が各々のシリンダチューブ49aを車体側方から見て前後に重なるように互いに一体的に固定して配置され、一方のスライドシリンダ49は、ピストンロッド49b先端を車体前方に向けて該ピストンロッド49b先端が上記固定フレーム45に連結され、他方のスライドシリンダ49は、ピストンロッド49b先端を車体後方に向けて該ピストンロッド49bが中央バンパ部材41a側に連結されている。つまり、上記2基のスライドシリンダ49は、各々のピストンロッド49bが互いに逆向きに延びるいわゆる対向シリンダを構成している。このスライドシリンダ49の伸縮作動により、折畳み状態の荷積みプラットホーム3を荷台Bの床面b2下方に対して出入れするようになっている。
そして、上記2組の平行リンク機構5及びスライドシリンダ49の共働により、つまり、上記2組の平行リンク機構5を同期作動させることにより、使用時には、折畳み状態の荷積みプラットホーム3をスライドシリンダ49の伸長作動により荷台Bの床面b2下方から引き出して展開し、荷物を載置した状態でリフトシリンダ27の伸縮作動により地面Gと荷台Bの床面b2高さ位置との間で水平姿勢で昇降させて荷台Bに対して荷物を積み降ろしするようになっている(図3参照)。この際、上記リフトアーム21は、展開状態の荷積みプラットホーム3を水平姿勢で上昇させる際には車体後方に向かって前上がりに回動する一方、展開状態の荷積みプラットホーム3を水平姿勢で下降させる際には車体後方に向かって前下がりに回動するようになっている(図3参照)。なお、上記第1支持ブラケット13の上端には、荷物を積み降ろすために荷積みプラットホーム3が荷台Bの床面b2レベルに上昇した際、それ以上上昇しないようにリフトアーム21が当接する上昇ストッパ51が取り付けられている。
一方、荷積みプラットホーム3格納時には、折畳み状態の荷積みプラットホーム3を床面b2下方のスライドレール7に干渉する直前の引込みレベルからスライドシリンダ49の収縮作動により荷台Bの床下に引き込むか(図2二点鎖線及び図4参照)、あるいは展開状態の荷積みプラットホーム3を床面b2レベルからチルトシリンダ33の伸長作動により垂直姿勢で荷台Bの扉b1に立て掛けるようになっている(図2実線及び図5実線参照)。
前者の床下格納時には、後述するように、荷積みプラットホーム3を引込みレベルにおいて床面b2下方に引き込んだ状態からリフトシリンダ27の伸長作動によりスライドレール7に押し付けて走行中にガタ付かないようにしている。上記スライドレール7下面の車体後端寄りには、荷積みプラットホーム3が押し付けられるゴム等の緩衝材からなるパッド53が取り付けられている(図4参照)。この床下格納時には、折り畳まれて上下に重なった先端側プラットホーム3a及び基端側プラットホーム3bの後端部がバン車Aの後部バンパとして機能するようになっている。一方、後者の立掛け格納時には、上記中央バンパ部材41a及び側方バンパ部材41bが車体後方に突出してバンパ機能を発揮するようになっている。また、先端側プラットホーム3a両サイドの中程には、荷積みプラットホーム3の立掛け格納状態で、荷台Bの後面両サイド(開閉扉b1が収容されている枠部)に当接するゴム等の緩衝材からなるパッド55が固定されている。なお、このパッド55は荷台B側に固定してもよく、その位置や大きさも実施形態のものに限らない。
また、上記2組の平行リンク機構5の両チルトアーム19は、荷積みプラットホーム3が水平姿勢で接地した際、リフトシリンダ27の収縮作動によりメカニズムフレーム9から離間する方向に連結軸17回りに回動し、荷積みプラットホーム3先端を前下がりに傾動させて荷積みプラットホーム3全体を地面Gに接地させるようになっている(図3一点鎖線参照)。つまり、両チルトアーム19がメカニズムフレーム9から離間する方向に回動すると、この回動により両リフトアーム21が荷積みプラットホーム3先端側に押し出されるように移動し、その結果、荷積みプラットホーム3が連結軸37回りに回動して前傾姿勢で接地するのである。なお、両チルトアーム19を共に、荷積みプラットホーム3の自重により又はこれに荷物の荷重が加算されたトータル荷重によってメカニズムフレーム9から離間する方向に回動させ、荷積みプラットホーム3先端を前下がりに傾動させて荷積みプラットホーム3全体を地面Gに接地させるようにしてもよい。
上記荷積みプラットホーム3の基端側プラットホーム3bのヒンジ4近傍には、図6に拡大詳示するように、折畳状態検知手段としての近接センサからなる折畳状態検知センサ57が固定されている一方、上記ヒンジ4の基端側プラットホーム3b側のヒンジ軸59には検知ドック61が固定されている。そして、荷積みプラットホーム3が展開状態から180°折り畳まれて先端側プラットホーム3aが基端側プラットホーム3b上面に裏返しになって重なる直前に、上記検知ドック61が折畳状態検知センサ57に接近して該折畳状態検知センサ57がON作動し、荷積みプラットホーム3の折畳状態を検知するようになっている。なお、上記とは逆に、折畳状態検知センサ57をヒンジ4(ヒンジ軸59)に固定する一方、検知ドック61を基端側プラットホーム3bに固定するようにしてもよい。さらに、近接センサの代わりにリミットスイッチを採用してもよい。
上記スライド部材11の上端には、図7に拡大詳示するように、引出状態検知手段としての近接センサからなる引出状態検知センサ63が固定されている一方、上記スライドレール7の引出し方向端部(車体後端)には検知ドック65がブラケット67を介して固定されている。また、上記引出状態検知センサ63下方のスライド部材11には当て板69が固定されている一方、上記検知ドック65下方のブラケット67にはストッパ71が固定されている。そして、上記スライド部材11がスライドシリンダ49の伸長作動により車体後端に移動して上記当て板69がストッパ71に当接すると、上記引出状態検知センサ63が検知ドック65に接近して該引出状態検知センサ63がON作動し、荷積みプラットホーム3の床面b2下方からの引出し状態を検知するようになっている。なお、上記とは逆に、引出状態検知センサ63をスライドレール7のブラケット67に固定する一方、検知ドック65をスライド部材11に固定するようにしてもよい。さらに、近接センサの代わりにリミットスイッチを採用してもよい。
上記メカニズムフレーム9には、図8に拡大詳示するように、格納状態検知手段としての近接センサからなる格納状態検知センサ73が固定されている一方、上記固定フレーム45には検知ドック75が固定されている。そして、上記メカニズムフレーム9がスライドシリンダ49の収縮作動により車体前方に移動して固定フレーム45に接近すると、上記格納状態検知センサ73が検知ドック75に接近して該格納状態検知センサ73がON作動し、荷積みプラットホーム3が引込みレベルにおいて床面b2下方の格納位置に引き込まれたことを検知するようになっている。なお、上記とは逆に、格納状態検知センサ73を固定フレーム45に固定する一方、検知ドック75をメカニズムフレーム9に固定するようにしてもよい。さらに、近接センサの代わりにリミットスイッチを採用してもよい。
上記メカニズムフレーム9の車幅方向左端には、電動モータ、油圧ポンプ及び電磁弁等(図示せず)を備えたパワーユニット77が配設され(図2参照)、該パワーユニット77により荷役装置Cを駆動するようにしている。このパワーユニット77は、荷役装置Cの主な駆動用油圧回路要素をユニット化して筐体に収めたものであり、図2では便宜上、これらをまとめてパワーユニット77として表している。上記油圧回路要素としては、逆止弁付きの2位置切換弁である第1〜6電磁弁79A〜79F、油圧ポンプ81、駆動モータ83、リリーフ弁85、逆止弁87、絞り弁88,流量調整弁89、フィルタ91及びリザーバタンク93等であり、これらは図1のように配管系統に接続されている。なお、第7電磁弁79Gについては、図1においては、パワーユニット77の筐体外、具体的にはチルトシリンダ33の直近に設ける例を示しているが、第1〜6電磁弁79A〜79Fと同様に筐体内に収めてもよい。
上記第1〜7電磁弁79A〜79Gのうち第1電磁弁79Aは、荷積みプラットホーム3を上昇させる際に励磁されてリフトシリンダ27を伸長作動させる電磁弁、第2電磁弁79Bは、荷積みプラットホーム3を下降させる際に励磁されてリフトシリンダ27を収縮作動させる電磁弁であり、これら第1及び第2電磁弁79A,79Bは、リフトシリンダ27に通じる油圧管路に介設されている。
第3電磁弁79Cは、荷積みプラットホーム3を床面b2下方から引き出す際に励磁されてスライドシリンダ49を伸長作動させる電磁弁、第4電磁弁79Dは、荷積みプラットホーム3を床面b2下方に引き込む際に励磁されてスライドシリンダ49を収縮作動させる電磁弁であり、これら第3及び第4電磁弁79C,79Dは、スライドシリンダ49に通じる油圧管路に介設されている。
第5電磁弁79Eは、荷積みプラットホーム3を垂直姿勢で荷台Bの扉b1に立て掛ける(閉作動させる)際に励磁されてチルトシリンダ33を伸長作動させる電磁弁、第6電磁弁79Fは、荷積みプラットホーム3を垂直姿勢から水平姿勢に回動させる(開作動させる)際に励磁されてチルトシリンダ33を収縮作動させる電磁弁であり、これら第5及び第6電磁弁79E,79Fは、チルトシリンダ33に通じる油圧管路に介設されている。
第7電磁弁79Gは、荷積みプラットホーム3を垂直姿勢から水平姿勢に回動させる(開作動させる)際に上記第6電磁弁79Fと連動して励磁される電磁弁である。
上記リフトシリンダ27に通じる油圧管路には、荷積みプラットホーム3の上記スライドレール7(パッド53)への押付け時におけるリフトシリンダ27に通じる油圧管路内の油圧値を検知する油圧検知手段としての圧力スイッチ95が設けられている。
そして、上記第2電磁弁79Bは、荷積みプラットホーム3下降時以外に上記格納状態検知センサ73の検知信号に基づき開弁し、上記第1電磁弁79A及び上記油圧管路を介してリフトシリンダ27に供給する油量を減じ、上記圧力スイッチ95は、荷積みプラットホーム3の上記スライドレール7(パッド53)への押付け時におけるリフトシリンダ27に通じる油圧管路内の油圧値が荷積みプラットホーム3昇降時の最大油圧値(例えば、17.2MPa)よりも小さい所定の油圧値(例えば、6MPa)になった際、上記第1電磁弁79Aに閉弁信号を出力するように構成されている。
次に、上述の如く構成された荷役装置Cの作動を下記の表1を参照しつつ説明する。
Figure 2010083179
表1中、横欄において、「SOL−1」とは第1電磁弁79Aのことである。「SOL−2」とは第2電磁弁79Bのことである。「SOL−3」とは第3電磁弁79Cのことである。「SOL−4」とは第4電磁弁79Dのことである。「SOL−5」とは第5電磁弁79Eのことである。「SOL−6」とは第6電磁弁79Fのことである。「SOL−7」とは第7電磁弁79Gのことである。「M」とは駆動モータ83のことである。
表1中、縦欄において、「上」とは、リフトシリンダ27の伸長作動により荷積みプラットホーム3が地面Gから床面高さ又は引込みレベルに上昇することである。「上(格納時)」とは、荷積みプラットホーム3を格納状態からスライドレール7のパッド53に押し付けるためにリフトシリンダ27の伸長作動により荷積みプラットホーム3が上昇することである。「下」とは、リフトシリンダ27の収縮作動により荷積みプラットホーム3が床面高さ又は引込みレベルから地面Gに下降することである。「入」とは、スライドシリンダ49の収縮作動により荷積みプラットホーム3を床面b2下方に引き込むことである。「出」とは、スライドシリンダ49の伸長作動により荷積みプラットホーム3を床面b2下方から引き出すことである。「開」とは、チルトシリンダ33の収縮作動により荷積みプラットホーム3を立て掛け格納状態から水平姿勢に回動させることである。「閉」とは、チルトシリンダ33の伸長作動により荷積みプラットホーム3を水平姿勢から立て掛け格納状態に回動させることである。
表1中、○印は、「SOL−1〜7」欄においては第1〜7電磁弁79A〜79Gが励磁されていることを、空欄は第1〜7電磁弁79A〜79Gが消磁されていることをそれぞれ示す。「M」においては駆動モータ83が起動していることを、空欄は駆動モータ83が停止していることをそれぞれ示す。
なお、以下に括弧書で付した行頭の番号は操作工程の手順を示す。
<荷積みプラットホーム3の床下からの引出し操作>
(1) 図4は荷積みプラットホーム3の床下格納状態を示す。この床下格納状態では、リフトシリンダ27が伸長状態であり、スライドシリンダ49が収縮状態であり、チルトシリンダ33が収縮状態である。荷積みプラットホーム3は折り畳まれていてその先端側プラットホーム3a裏面がスライドレール7下面のパッド53に押し付けられている。この状態で、折畳状態検知センサ57及び格納状態検知センサ73は共にON、引出状態検知センサ63はOFFになっている。
(2) この格納状態から荷積みプラットホーム3を引き出すには、例えば、スイッチ(図示せず)の下げ操作により第2電磁弁79Bを励磁する。この際、駆動モータ83(油圧ポンプ81)は停止している。これにより、リフトシリンダ27から圧油が第1電磁弁79A及び第2電磁弁79Bを経てリザーバタンク93に戻り、リフトシリンダ27が僅かに収縮作動した後に停止し、荷積みプラットホーム3がスライドレール7下面のパッド53に干渉しない高さ(引込みレベル)まで若干下降して停止し、スライドレール7(パッド53)への押圧が解除される。
(3) 駆動モータ83を起動させて油圧ポンプ81を駆動するとともに、第3電磁弁79Cを励磁する。これにより、圧油がスライドシリンダ49のピストンヘッド側室に第3電磁弁79Cを経て供給されるとともに、ピストンロッド側室に第3電磁弁79Cを経ずに供給される。この場合、ピストンロッド側室のピストン受圧面積は、ピストンロッドがある分だけピストンヘッド側室のピストン受圧面積より小さいことから、スライドシリンダ49が伸長作動し、荷積みプラットホーム3の引出しが開始される。これにより、格納状態検知センサ73が検知ドック75から離れてその検知信号がOFFになる。
(4) スイッチの下げ操作を継続していると、荷積みプラットホーム3がさらに引き出されて当て板69がストッパ71に当接し、引出状態検知センサ63が検知ドック65に接近して(図7参照)、その検知信号に基づき第3電磁弁79Cが消磁してスライドシリンダ49の伸長作動が停止して荷積みプラットホーム3の引出しが停止する。
<荷物の積み降ろし作業>
(1) 上記の<荷積みプラットホーム3の床下からの引出し操作>を終えた状態を前提として話を進めることとする。上記の(4)の工程後、さらにスイッチの下げ操作を継続することにより、第2電磁弁79Bが再度励磁されてリフトシリンダ27が収縮作動を開始し、荷積みプラットホーム3が折り畳まれた状態で下降し始める。
(2) 荷積みプラットホーム3が下降し始めると、基端側プラットホーム3bは下降し続けるが、先端側プラットホーム3aはガイドローラ43に支持されているので、車体後方に向かって前下がりに傾斜し、折畳状態検知センサ57が検知ドック61から離れてその検知信号がOFFになる。
(3) 荷積みプラットホーム3の基端側プラットホーム3bが水平姿勢で接地した後、スイッチの下げ操作を終了することにより、第2電磁弁79Bが消磁されてリフトシリンダ27の収縮作動が停止する。その後は、先端側プラットホーム3aを手で持って展開する(図3実線参照)。
(4) 再び、スイッチの下げ操作を行い、第2電磁弁79Bを励磁してリフトシリンダ27を再度収縮作動させ、図3の一点鎖線で示すように、荷積みプラットホーム3を傾動接地(チルト)させて荷物を積み込む。
(5) スイッチの上げ操作を行い、駆動モータ83を起動させて油圧ポンプ81を駆動するとともに、第1電磁弁79A及び第3電磁弁79Cを励磁する。第1電磁弁79Aの励磁により、圧油がリフトシリンダ27に供給されてリフトシリンダ27が伸長作動し、荷積みプラットホーム3が荷台Bの床面b2レベルに上昇すると、リフトアーム21が上昇ストッパ51に当接して停止する。このとき、スライドシリンダ49にも、引き続き圧油が供給されている。この状態で、荷物を荷台Bに積み込む。
(6) 積み込み作業を繰り返す場合は、スイッチの下げ操作により第2電磁弁79Bを励磁してリフトシリンダ27を収縮作動させ、空になった荷積みプラットホーム3を展開状態で下降させる。この際、駆動モータ83(油圧ポンプ81)は停止している。
(7) 展開状態の荷積みプラットホーム3が水平姿勢で接地した後もスイッチの下げ操作を継続することにより、第2電磁弁79Bが引き続き励磁されてリフトシリンダ27をさらに収縮作動させ、図3の一点鎖線で示すように、荷積みプラットホーム3を傾動接地(チルト)させて荷物を積み込む。以後、(5)〜(7)の工程を繰り返して積み込み作業を行う。
荷物を降ろす場合は、上記の(5)の工程で荷台Bから荷積みプラットホーム3に荷物を積み込み、(6)→(7)を経て荷物を荷積みプラットホーム3から降ろす。
<床下への格納操作>
(1) 上記の<荷物の積み降ろし作業>における(3)の水平接地状態(図3)から先端側プラットホーム3aを手で持ち上げて折り畳んでガイドローラ43に立て掛ける。
(2) スイッチの上げ操作を行い、駆動モータ83を起動させて油圧ポンプ81を駆動するとともに、第1電磁弁79Aを励磁する。第1電磁弁79Aの励磁により、圧油がリフトシリンダ27に供給され、荷積みプラットホーム3が上昇し始める。荷積みプラットホーム3は上昇する過程で折り畳まれて床面b2下方の引込みレベルに達すると、折畳状態検知センサ57が検知ドック61に接近してその検知信号がONになり、第1電磁弁79Aが消磁してリフトシリンダ27の伸長作動が停止する。このとき、スライドシリンダ49にも、引き続き圧油が供給されている。
(3) スイッチの上げ操作を継続することにより、第4電磁弁79Dを励磁する。これにより、スライドシリンダ49のピストンヘッド側室から圧油が第4電磁弁79Dを経てリザーバタンク93に戻り、スライドシリンダ49が収縮作動し、荷積みプラットホーム3の引込みが開始される。これに伴い、引出状態検知センサ63が検知ドック65から離れてOFF状態となる。
(4) 荷積みプラットホーム3がさらに引き込まれて格納状態検知センサ73が検知ドック75に接近してその検知信号(ON信号)に基づき荷積みプラットホーム3の引込み動作が停止する。
(5) 上記(4)の格納状態検知センサ73の検知信号による荷積みプラットホーム3の引込み動作停止とともに、第1電磁弁79A、第2電磁弁79B及び第4電磁弁79Dが励磁される。第2電磁弁79Bの励磁により、油圧ポンプ81からの圧油の一部が第2電磁弁79B及び流量調整弁89を経てリザーバタンク93に戻され、残りの圧油が第1電磁弁79Aを介してリフトシリンダ27に供給されてリフトシリンダ27が荷積みプラットホーム3の昇降時より遅い速度で伸長作動し始める。この後、荷積みプラットホーム3が上昇してスライドレール7(パッド53)に押し付けられると、リフトシリンダ27に通じる油圧管路内の油圧値が上昇し、荷積みプラットホーム3昇降時の最大油圧値(例えば、17.2MPa)よりも小さい所定の油圧値(例えば、6MPa)に達すると、このことを圧力スイッチ95が検知し、このことに基づき第1電磁弁79Aが消磁されて閉弁し、リフトシリンダ27への圧油の供給が停止し、伸長作動を停止する。
このように、押付け前に圧油の一部をリザーバタンク93に戻すことにより、リフトシリンダ27に供給される圧油(油量)が減じられて押付け速度が遅くなるので、圧力スイッチ95の検知、第1電磁弁79Aの消磁、閉弁後に実際にリフトシリンダ27の伸長が停止するまでのストロークが小さくなる。
しかも、この数値の小さい油圧(例えば、6MPa)で、つまり、比較的小さい適度な大きさの押付け力で荷積みプラットホーム3をスライドレール7(パッド53)に押し付けるので、過大な押付け力がスライドレール7に加わらないようにすることができ、スライドレール7の撓み変形を防止することができる。これにより、荷積みプラットホーム3を床面b2下方の本来の格納位置にガタ付くことなく安定して格納することができる。
したがって、この格納状態から上記の<荷積みプラットホーム3の床下からの引出し操作>を行うべくリフトシリンダ27を収縮作動させると、荷積みプラットホーム3が正規の引込みレベルまで下降するので、スライドシリンダ49を伸長作動させても、荷積みプラットホーム3を周りの部材と干渉することなくスムーズに床面b2下方から引き出すことができ、双方の傷付きを防止することができる。
また、圧油の供給量と油圧値をコントロールするだけであり、スライドレール7の補強が不要で車体の重量増大や経費高騰を避けることができる。
<立掛け格納状態からの開操作>
(1) 図5実線は荷積みプラットホーム3の立掛け格納状態を示す。この立掛け格納状態は、リフトシリンダ27、チルトシリンダ33及びスライドシリンダ49が伸長状態となっている。折畳状態検知センサ57及び格納状態検知センサ73は共にOFFに、引出状態検知センサ63はONになっている。この立掛け格納状態からスイッチの「プラットホーム開」操作により第6電磁弁79F及び第7電磁弁79Gを励磁する。この際、駆動モータ83(油圧ポンプ81)は停止している。これにより、チルトシリンダ33から圧油が第7電磁弁79G及び第6電磁弁79Fを経てリザーバタンク93に戻り、チルトシリンダ33が収縮作動し始め、荷積みプラットホーム3が立掛け格納状態から開く方向に回動していく。
(2) 荷積みプラットホーム3が、図5二点鎖線に示すように、荷台Bの床面b2レベルまで開いて水平姿勢になると、スイッチの「プラットホーム開」操作を終了させ、第6電磁弁79F及び第7電磁弁79Gを消磁し、荷積みプラットホーム3を水平姿勢に保持する。
以後は、上記の<荷物の積み降ろし作業>における(6)→(7)→(5)の工程を繰り返して積み降ろし作業を行う。
<立掛け格納状態への閉操作>
(1) 荷積みプラットホーム3の水平接地状態(図3実線参照)又は傾動接地状態(図3一点鎖線参照)から、スイッチの上げ操作により駆動モータ83を起動させて油圧ポンプ81を駆動するとともに、第1電磁弁79Aを励磁する。これにより、圧油がリフトシリンダ27に第1電磁弁79Aを経て供給されてリフトシリンダ27が伸長作動し始め、荷積みプラットホーム3が上昇を開始する。荷積みプラットホーム3は、図5二点鎖線で示すように、荷台Bの床面b2レベルまで上昇すると、リフトアーム21が上昇ストッパ51に当接して、それ以上上昇することが防止される。
(2) その後、スイッチの「プラットホーム閉」操作により第5電磁弁79Eが励磁され、圧油がチルトシリンダ33に第5電磁弁79Eを経て供給されてチルトシリンダ33が伸長作動し始め、荷積みプラットホーム3が荷台Bの扉b1に立て掛かるように回動し始める。
(3) 荷積みプラットホーム3が、図2及び図5に示すように、略垂直となって荷台Bの扉b1に対向する立掛け格納状態まで回動した後、スイッチの「プラットホーム閉」操作を終了させると、第3電磁弁79C及び第5電磁弁79Eが消磁され、駆動モータ83(油圧ポンプ81)も停止する。
(実施形態2)
図9は実施形態2に係る荷役装置Cの油圧回路図を示す。この油圧回路は、実施形態1の圧力スイッチ95の代わりに、圧力保持手段としての第8電磁弁79H及びリリーフ弁97をリフトシリンダ27に通じる油圧管路に介設している。表2では、第8電磁弁79Hを「SOL−8」としている。そのほかは、実施形態1の油圧回路や表1の記載と同様であり、また、車体及び荷役装置Cの構造も実施形態1と同様であるので、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点のみを説明することとする。
Figure 2010083179
すなわち、上記リリーフ弁97の設定値は、荷積みプラットホーム3昇降時の最大油圧値(例えば、17.2MPa)よりも小さい所定の油圧値(例えば、6MPa)に設定されている。また、上記第8電磁弁79Hは、荷積みプラットホーム3下降時以外に格納状態検知センサ73の検知信号に基づき開弁し、上記第8電磁弁79H及びリリーフ弁97によりリフトシリンダ27に通じる油圧管路内を荷積みプラットホーム3昇降時の最大油圧値(例えば、17.2MPa)よりも小さい所定の油圧値(例えば、6MPa)に保持するように構成されている。これにより、リフトシリンダ27を伸張作動させて引込みレベルにおいて床面b2下方の格納位置に引き込まれた荷積みプラットホーム3を、上記スライドレール7のパッド53に押し付けて、荷積みプラットホーム3昇降時の最大油圧値(例えば、17.2MPa)よりも小さい所定の油圧値(例えば、6MPa)で保持するようになっている。
実施形態2では、実施形態1の荷役装置Cの作動説明中、<床下への格納操作>における(4)及び(5)の工程が次のようになる。
(4) 荷積みプラットホーム3がさらに引き込まれて格納状態検知センサ73が検知ドック75に接近してその検知信号(ON信号)に基づき荷積みプラットホーム3の引込み動作が停止するとともに、第8電磁弁79Hが励磁されて開弁する。また、第1電磁弁79A及び第4電磁弁79Dも励磁されて開弁する
(5) 第1電磁弁79Aの励磁により、圧油がリフトシリンダ27に供給されてリフトシリンダ27が伸長作動し始める。荷積みプラットホーム3が上昇してスライドレール7(パッド53)に押し付けられると、リフトシリンダ27に通じる油圧管路内は、第8電磁弁79H及びリリーフ弁97により、荷積みプラットホーム3昇降時の最大油圧値(例えば、17.2MPa)よりも小さい所定の油圧値(例えば、6MPa)に保持される。この間、スライドシリンダ49にも、引き続き圧油が供給されている。この実施形態2では、リフトシリンダ27に通じる油圧管路内の圧油の一部は、第8電磁弁79H及びリリーフ弁97を経てリザーバタンク93に戻る。
したがって、この実施形態2では、実施形態1と同様に、荷積みプラットホーム3をスライドレール7(パッド53)に比較的小さい適度な大きさの押付け力で押し付けることができ、スライドレール7の撓み変形防止、荷積みプラットホーム3の格納状態の安定化、荷積みプラットホーム3の引出し動作のスムーズ化、車体の重量軽減及び経費削減を達成することができる。
この発明は、荷積みプラットホームを走行時に床面下方に格納する車両用床下格納式荷役装置について有用である。
実施形態1に係る荷役装置の油圧回路図である。 実施形態1に係る荷役装置を備えたバン車の後方斜視図であり、荷積みプラットホームの立掛け格納状態を実線で、床下格納状態を二点鎖線で、荷積みプラットホームを水平に接地させた使用状態を一点鎖線でそれぞれ示す。 実施形態1において、荷積みプラットホームを水平に接地させた使用状態を実線で、傾斜姿勢で全体を接地させた使用状態を一点鎖線で、荷台床面高さに水平姿勢で上昇させた使用状態を二点鎖線でそれぞれ示すバン車の後方側面図である。 実施形態1において、荷積みプラットホームの床下格納状態を示すバン車の後方側面図である。 実施形態1において、荷積みプラットホームの立掛け格納状態を実線で、荷台の床面高さに水平姿勢で上昇させた使用状態を二点鎖線でそれぞれ示すバン車の後方側面図である。 実施形態1において、折畳状態検知センサと検知ドックとの位置関係を示す要部拡大側面図である。 実施形態1において、引出状態検知センサと検知ドックとの位置関係を示す要部拡大側面図である。 実施形態1において、格納状態検知センサと検知ドックとの位置関係を示す要部拡大平面図である。 実施形態2に係る荷役装置の油圧回路図である。
符号の説明
3 荷積みプラットホーム
7 スライドレール(車体固定側)
27 リフトシリンダ
49 スライドシリンダ
73 格納状態検知センサ(格納状態検知手段)
79A 第1電磁弁(リフトシリンダ伸長用電磁弁)
79B 第2電磁弁(リフトシリンダ収縮用電磁弁)
79H 第8電磁弁(圧力保持手段)
95 圧力スイッチ(油圧検知手段)
97 リリーフ弁(圧力保持手段)
A バン車(車両)
b2 床面
C 荷役装置
G 地面

Claims (3)

  1. 荷積みプラットホームを油圧式スライドシリンダの伸縮作動により車両の床面下方に対して出入れするとともに、油圧式リフトシリンダの伸縮作動により床面レベル又は床面下方の車体固定側に干渉する直前の引込みレベルと地面との間で昇降させ、かつ引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込んだ状態から上記リフトシリンダの伸長作動により上記車体固定側に押し付けて床面下方に格納する車両用床下格納式荷役装置であって、
    上記リフトシリンダは、引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれた荷積みプラットホームを伸張作動により上記車体固定側に押し付け、この押付け状態において、荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値で伸長作動を停止するように構成されていることを特徴とする車両用床下格納式荷役装置。
  2. 請求項1に記載の車両用床下格納式荷役装置において、
    荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを検知する格納状態検知手段と、
    荷積みプラットホームの上記車体固定側への押付け時におけるリフトシリンダに通じる油圧管路内の油圧値を検知する油圧検知手段とを備え、
    上記リフトシリンダに通じる油圧管路には、リフトシリンダ伸長用電磁弁と、リフトシリンダ収縮用電磁弁とが介設され、
    上記リフトシリンダ収縮用電磁弁は、荷積みプラットホーム下降時以外に上記格納状態検知手段の検知信号に基づき開弁し、上記リフトシリンダ伸長用電磁弁及び上記油圧管路を介してリフトシリンダに供給する油量を減じ、
    上記油圧検知手段は、荷積みプラットホームの上記車体固定側への押付け時におけるリフトシリンダの油圧値が荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値になった際、上記リフトシリンダ伸長用電磁弁に閉弁信号を出力するように構成されていることを特徴とする車両用床下格納式荷役装置。
  3. 請求項1に記載の車両用床下格納式荷役装置において、
    荷積みプラットホームが引込みレベルにおいて床面下方の格納位置に引き込まれたことを検知する格納状態検知手段と、
    上記リフトシリンダに通じる油圧管路に介設され、上記格納状態検知手段の検知信号に基づき作動を始め、上記油圧管路内を荷積みプラットホーム昇降時の最大油圧値よりも小さい所定の油圧値に保持する圧力保持手段とを備えていることを特徴とする車両用床下格納式荷役装置。
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