JP2012071727A - 荷受台昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】荷受台30を格納及び展開する際に当該荷受台30をガイドするガイドローラ14と、アームユニット20を上下に回動させるリフト駆動装置40と、荷受台20を傾動させる複動式の傾動駆動装置50と、リフト駆動装置40及び傾動駆動装置50に圧油を供給する油圧ポンプ62と、油圧ポンプ62から傾動駆動装置50への圧油の流れを制御するコントロールバルブ73と、コントロールバルブ73を制御するコントローラ90とを備え、コントローラ90は、荷受台30の格納動作時にアームユニット20を上昇させる場合、荷受台30をガイドローラ14に押し付ける方向に傾動駆動装置50を作動させるポジションにコントロールバルブ73を切り換える。
【選択図】図14
Description
Ssol2:コントロールバルブ64/リフト駆動装置40が縮退
Ssol3:コントロールバルブ65/傾動駆動装置50が伸長
Ssol4:コントロールバルブ65/傾動駆動装置50が縮退
Ssol5:切換弁79/リリーフ圧が低下
Ssol6:切換弁73/傾動駆動装置50がフリーになる
また、アームセンサとしては、例えば平行リンクアーム21のピン24−27のいずれかに設けた角度センサ、平行リンクアーム21と支持アーム22との距離を検出する近接センサ(距離センサ)等を用いることができる。接地センサとしては、荷受台30のコーナー部に地面との距離を検出する近接センサ(距離センサ)や、荷受台30のコーナー部が接地すると入るリミットスイッチ、平行リンクアーム21のピン24−27のいずれかに設けた角度センサ(アーム角度で荷受台30の高さを算出)等を用いることができる。ローラセンサとしては、ガイドローラと荷受台30の背凭れ32との距離を検出する近接センサ(距離センサ)、ガイドローラ14の支持部に設けた(ガイドローラ14に荷重がかかると入状態になる)リミットスイッチ等を用いることができる。
図12はコントローラ90による荷受台30の展開動作の制御手順を表す模式図、図13はコントロールバルブ64,65,73,79への指令信号の入り切りのタイミングチャートである。以下に図10及び図11を参照しつつ図12及び図13を用いて展開動作について説明する。
荷受台昇降装置100を操作するには、まず運転室2内で荷受台昇降装置100の主電源スイッチ94をON(入)にする。主電源が入ると、図11のリレー回路に示したようにブザー95に通電されることによって運転室2内に報知音が出力され、主電源が入っていることが運転室1内に報知される。この報知音は主電源スイッチ94が入っている間継続的に鳴動する。次に、車両の後部に回って荷台3の開閉扉4を開き、ロック装置150の操作レバー151をロック解除位置に倒伏させる。これによりロックセンサ167がONになり、ブザー96に通電されることによって車両後方に報知音が出力され、ロック装置150がロック解除位置にあることが車両の周囲に報知される。この報知音はロック装置150がロック解除位置にある間継続的に鳴動する。この時点では荷受台30は格納姿勢にあり、検出信号Sarm,Sgrd,SrolはいずれもOFF(切)の状態である。
ステップBでは、アームセンサからの検出信号Sarmが入って接点91が閉じることで、リレーコイルR1が励磁され、対応するリレー接点R1’が作動する。これにより、コントローラ90から切換弁73に指令信号Ssol3が出力され、コントロールバルブ65を図10中の右側のポジションに切り換える。これによって傾動駆動装置50のボトム側及びロッド側の作動油管路68,69がタンク61に接続し、傾動駆動装置50の従動性が増す。指令信号Ssol2,Ssol6は継続して出力される。これによって荷受台30は、平行リンクアーム21の動作に伴って支持アーム22とともに荷台3から繰り出して後方に移動しながら弧状の軌跡を描いて下降する。この下降速度は、絞り弁ユニット67の作用によって緩やかに抑えられる。
ステップBの実行後、直ぐに荷受台30の背凭れ32がガイドローラ14に当接する。これによってローラセンサからの検出信号Srolが入って接点93が閉じ、リレーコイルR3,T2が励磁されてリレー接点R3’,T2’が作動するが、展開動作時には指令信号の出力状態は変化しない。指令信号Ssol2,Ssol3,Ssol6の出力状態を維持したまま、さらに支持アーム22が下降するにつれて背凭れ32がガイドローラ14に倣って起立していく。そして、支持アーム22がさらに下降して荷受台30のコーナー部が地面に接地すると、接地センサからの検出信号SgrdがON(入)になり、続くステップDに手順が移行する。
ステップDでは、接地センサからの検出信号Sgrdが入って接点92が閉じ、リレーコイルR2,T1が励磁される。これにより、まずリレー接点R2’が作動し、切換弁79に指令信号Ssol5が出力され、切換弁79が図10中の上側のポジションに切り換わる。これにより油圧駆動装置の油圧回路のリリーフ圧が低圧リリーフ弁78による低圧のリリーフ圧に切り換わり、荷受台30と地面との間に過度の押しつけ力が働かないようになる。そして、リレーコイルT1が励磁されて設定時間t1が経過するとオンディレータイマ接点T1’が開き、指令信号Ssol6の出力が停止されることで切換弁73が図10中下側のポジションに復帰する。これによって傾動駆動装置50がフリーの状態を脱して伸長動作を開始し、ガイドローラ14に凭れた姿勢から荷受台30がコーナー部を始点にして展開姿勢(ステップE)に移行する。この間、すなわち接地センサから検出信号Sgrdが入力されている間、コントローラ90は切換弁79を開放してリリーフ圧を下げた状態を維持する。
図14はコントローラ90による荷受台30の格納動作の制御手順を表す模式図、図15はコントロールバルブ64,65,73,79への指令信号の入り切りのタイミングチャートである。以下に図10及び図11を参照しつつ図14及び図15を用いて格納動作について説明する。
この時点では荷受台30は展開姿勢にあり、検出信号Sarm,SgrdがON、検出信号SrolがOFFの状態である。コントローラ90は、格納スイッチ97が操作されると、コントローラ90は、指令信号Ssol4をコントロールバルブ65に出力し、コントロールバルブ65を図10中の左側のポジションに切り換える。これによって傾動駆動装置50のロッド側油室が油圧ポンプ62の吐出管路63に接続する。同時に、コンタクタリレーコイルCTが励磁されてコンタクタリレー接点CT’が閉じ、駆動装置60が駆動して油圧ポンプ62が駆動する。これにより、傾動駆動装置50が縮退動作し、荷受台30がコーナー部で接地した状態で格納方向に回動してガイドローラ14に凭れ掛かる。荷受台30の背凭れ32がガイドローラ14に凭れ掛かってローラセンサの検出信号SrolがONになると、コントローラ90は、手順をステップGに移す。
ステップGでは、ローラセンサからの検出信号Srolが入って接点93が閉じ、リレーコイルR3,T2が励磁される。これにより、まずリレー接点R3’が作動し、切換弁73に指令信号Ssol6が出力されて、切換弁73が図10中の上側のポジションに切り換わる。これにより傾動駆動装置50が一旦フリーになって自重でガイドローラ14に荷受台30が立て掛かった状態となる。そして、リレーコイルT2が励磁されて設定時間t2が経過するとオンディレータイマ接点T2’が閉じ、コントロールバルブ64に指令信号Ssol1が出力され、コントロールバルブ64が図10中の右側のポジションに切り換わり、リフト駆動装置40が伸長動作を開始する。同時に、指令信号Ssol6の出力が停止され、切換弁73が下側の遮断位置に復帰することにより、傾動駆動装置50が倒伏側に動作し、荷受台30の背凭れ32がガイドローラ14に押し付けられる。このように、荷受台30は、ガイドローラ14に押し付けられながら上昇していく。
10 ベースユニット
14 ガイドローラ
20 アームユニット
30 荷受台
31 荷受台本体
32 背凭れ
40 リフト駆動装置
50 傾動駆動装置
62 油圧ポンプ
65 コントロールバルブ
72 バイパス管路
73 切換弁
90 コントローラ(制御手段)
100 荷受台昇降装置
Claims (4)
- 車両の荷台に対する荷物の積み降ろしを支援する荷受台昇降装置において、
前記車両に取り付けたベースユニットと、
このベースユニットに対して上下に回動可能に連結されたアームユニットと、
このアームユニットに対して傾動可能に連結された荷受台と、
この荷受台を格納及び展開する際に当該荷受台をガイドするガイドローラと、
前記アームユニットを上下に回動させるリフト駆動装置と、
前記荷受台を傾動させる複動式の傾動駆動装置と、
これらリフト駆動装置及び傾動駆動装置に圧油を供給する油圧ポンプと、
この油圧ポンプから前記傾動駆動装置への圧油の流れを制御するコントロールバルブと、
このコントロールバルブを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記荷受台の格納動作時に前記アームユニットを上昇させる場合、前記荷受台を前記ガイドローラに押し付ける方向に前記傾動駆動装置を作動させるポジションに前記コントロールバルブを切り換えることを特徴とする荷受台昇降装置。 - 請求項1の荷受台昇降装置において、
前記傾動駆動装置のロッド側及びボトム側の作動油の供給管路を接続するバイパス管路と、
このバイパス管路に設けた切換弁とをさらに備え、
前記制御手段は、前記荷受台の格納動作時に前記アームユニットを上昇させる場合、前記荷受台を前記ガイドローラに押し付ける方向に前記傾動駆動装置を作動させるポジションに前記コントロールバルブを切り換えるとともに、前記切換弁を遮断位置にすることを特徴とする荷受台昇降装置。 - 請求項1又は2の荷受台昇降装置において、
前記荷受台は、荷受台本体及びこの荷受台本体に立設した背凭れでL字状に形成され、L字のコーナー部分で前記アームユニットに軸支されていて、前記傾動駆動装置によって前記荷受台本体を水平にした起立位置、及び前記背凭れを寝かせた倒伏位置の間で回動変位可能であることを特徴とする荷受台昇降装置。 - 請求項3の荷受台昇降装置において、
前記制御手段は、前記荷受台の展開動作時に前記倒伏位置から前記荷受台を動かす際、前記傾動駆動装置をフリーにすることを特徴とする荷受台昇降装置。
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CN105034926A (zh) * | 2015-07-08 | 2015-11-11 | 菏泽京九特种汽车有限公司 | 一种改进举升结构的风电叶片运输车 |
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2010
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