JP2009001137A - コンテナ荷役車両用荷役装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車台に搭載されているコンテナが満杯状態であっても、荷役フレームの回動動作の一部でスピードアップを図り、迅速に満杯状態のコンテナを地上に降ろすこと。
【解決手段】リフトシリンダ35の伸長作動時にリフトシリンダ35のロッド側室35bに背圧が発生するように、ロッド側戻り油路39に介設されたカウンタバランス弁61bと、ロッド側戻り油路39とヘッド側供給油路38とを連通する短絡油路62と、ロッド側戻り油路39を、オイル貯留タンク44側又は短絡油路62を通じたヘッド側供給油路38のいずれかに選択的に連通させるよう切換える連通経路切換手段63a、63b、65と、を備え、カウンタバランス弁61bは、ロッド側戻り油路39と短絡油路62との接続位置よりリフトシリンダ35のロッド側室35b側に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンテナ荷役車両用荷役装置に関し、特に、コンテナを地上に降ろす際あるいはコンテナを傾倒させる際に作動させる流体圧シリンダの伸長速度のスピードアップを図る技術に関する。
コンテナ荷役車両では、車台上に搭載されたコンテナの積み降ろしは、同車両に搭載された荷役装置によって行われている(例えば、特許文献1、2参照。)。特許文献1、2に開示されているコンテナ荷役車両の荷役装置は、傾動フレーム、荷役フレーム、リフトシリンダ、油圧回路などで構成されている。傾動フレームは、基端部が車台後端に回動自在に支持され、先端部が荷役フレームの基端部に回動自在に連結されているものである。傾動フレームと荷役フレームとの連結部には、当該連結部を固縛して回動不能にする固縛装置が設けられている。荷役フレームは、L形アームからなり、反傾動フレーム側の最高位置にコンテナが係合される。リフトシリンダは油圧シリンダからなり、その両端が荷役フレームと車台とにそれぞれ掛け渡され、伸縮作動することにより荷役フレームや傾動フレームが回動されるようになっている。
コンテナ荷役車両の車台上に搭載されたコンテナを地上に降ろす場合は、固縛装置による傾動フレームと荷役フレームとの固縛を解除して、リフトシリンダを伸長させる。そうすると、傾動フレームは車台上に載置した状態のまま残り、荷役フレームだけが車台上に略水平に載置された状態(以下「載置状態」という。)から後方へ回動して車台の後方に向かって倒伏した状態(以下「後方倒伏状態」という。)へ移動し、荷役フレームに係合されたコンテナが車台の後方より地上に降ろされる。
反対に、地上に置かれているコンテナをコンテナ荷役車両の車台上に積み込む場合は、予め、荷役フレームを後方倒伏状態にしておき、荷役フレームと地上に置かれているコンテナとを係合させて、リフトシリンダを収縮作動させる。そうすると、荷役フレームは車台の後方から前方へ回動して元の載置状態に戻り、この回動動作に伴って、荷役フレームに係合されたコンテナは車台後方から車台上に引き上げられ車台上に搭載される。
特許文献2に開示されている荷役装置では、車台上に搭載されたコンテナを地上に降ろす際に、そのコンテナが空コンテナである場合などのように、荷役フレームに掛かる負荷が少ない場合に、荷役フレームを載置状態から後方倒伏状態へ変換させる際のスピードアップを図っている。すなわち、荷役フレームの上記変換動作の際に、リフトシリンダに作動油を供給する油圧回路において、伸長時のリフトシリンダのロッド側室からの戻り油をヘッド側室に供給することができるように回路構成されており、そうすることにより、リフトシリンダの伸長速度を増速させ、荷役フレームの上記変換動作のスピードアップが図られている。
また、上記油圧回路には、リフトシリンダが外力(コンテナの荷重)によって引き伸ばされて伸長作動が不安定になることを防止するために、リフトシリンダのロッド側室からの戻り配管にカウンタバランス弁が設置されている。例えば、荷役フレームが載置状態から後方倒伏状態へ回動する場合、荷役フレームの回動動作の前半では、コンテナの荷重がリフトシリンダを収縮させる方向に作用するので問題とはならないが、荷役フレームの回動動作の後半では、コンテナの荷重がリフトシリンダを伸長させる方向に作用するので、カウンタバランス弁が設置されていなければ、リフトシリンダのロッドがコンテナの荷重によって引き伸ばされ、コンテナを安定した速度で地上に降ろすことができなくなる。上記カウンタバランス弁は、このような不都合を解消するために設けられている。
特開2000−108767 特開2003−95007
ところが、上記荷役装置の油圧回路では、荷役フレームの載置状態から後方倒伏状態への変換動作のスピードアップを図りつつ、コンテナの荷重によるリフトシリンダの引き伸ばしを防止することができなかった。なぜなら、荷役フレームの上記変換動作のスピードアップを行うために、リフトシリンダのロッド側室からの戻り油をヘッド側室に供給するように油圧回路の切換弁を切換えた場合、ロッド側室からの戻り油がカウンタバランス弁を通過せずにヘッド側室に流れ込んでしまい、カウンタバランス弁が機能しなくなるからである。
このため、上記従来の荷役装置においては、荷役フレームに係合されるコンテナが空状態である場合や荷役フレームにコンテナが係合されていない場合に限り、荷役フレームの上記変換動作のスピードアップを図ることができ、荷役フレームに満杯状態のコンテナを係合した場合には、カウンタバランス弁を機能させる必要があることから、荷役フレームの上記変換動作のスピードアップを図ることができなかった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、車台に搭載されているコンテナが満杯状態であっても、荷役フレームの回動動作の一部でスピードアップを図り、迅速に満杯状態のコンテナを地上に降ろすことができるコンテナ荷役車両用荷役装置を提供することを目的としている。
上述の課題を解決するための手段として、本発明のコンテナ荷役車両用荷役装置は、以下のように構成されている。すなわち、本発明のコンテナ荷役車両用荷役装置は、車台に対し車幅方向軸の回りに回動自在に設けられ、コンテナを車台と地上との間で積み降ろしする荷役フレームと、前記車台と荷役フレームとの間に掛け渡され、その伸長作動により、前記荷役フレームを車台上に載置された略水平な載置状態から前記車台の後方に向かって倒伏した後方倒伏状態へ変換させる一方、その収縮作動により、前記荷役フレームを前記後方倒伏状態から前記載置状態へ変換させるように配置された流体圧シリンダと、前記流体圧シリンダのロッド側室およびヘッド側室のいずれか一方に作動流体を供給して前記流体圧シリンダを伸縮作動させる流体圧源と、を備え、前記流体圧源からの作動流体を前記流体圧シリンダのヘッド側室に供給するヘッド側流体供給通路および前記流体圧シリンダのロッド側室からの戻り作動流体を流体貯留タンク側に戻すロッド側流体戻り通路からなる流体圧シリンダ伸長回路と、前記流体圧源からの作動流体を前記流体圧シリンダのロッド側室に供給するロッド側流体供給通路および前記流体圧シリンダのヘッド側室からの戻り作動流体を流体貯留タンク側に戻すヘッド側流体戻り通路からなる流体圧シリンダ収縮回路と、に切換可能に構成されたコンテナ荷役車両用荷役装置において、前記流体圧シリンダの伸長作動時に前記流体圧シリンダのロッド側室に背圧が発生するように、前記ロッド側流体戻り通路に介設された第1カウンタバランス弁と、前記ロッド側流体戻り通路と前記ヘッド側流体供給通路とを連通する短絡流体通路と、前記ロッド側流体戻り通路を、流体貯留タンク側又は前記短絡流体通路を通じたヘッド側流体供給通路のいずれかに選択的に連通させるよう切換える連通経路切換手段と、を備え、前記第1カウンタバランス弁は、前記ロッド側流体戻り通路と前記短絡流体通路との接続位置より前記流体圧シリンダのロッド側室側に設けられていることを特徴としている。
また、上記構成において、前記連通経路切換手段は、例えば、前記ロッド側流体戻り通路側から前記ヘッド側流体供給通路側への作動流体の流通を遮断するように、且つ、前記ヘッド側流体供給通路内のパイロット圧にて開弁可能に前記短絡流体通路に介設されたパイロット操作逆止弁と、前記ヘッド側流体供給通路側から前記ロッド側流体戻り通路側への作動流体の流通を遮断するように前記短絡流体通路に介設された逆止弁と、前記ロッド側流体戻り通路と前記短絡流体通路との接続位置より流体貯留タンク側において前記ロッド側流体戻り通路に介設された、作動流体の流路を開閉する開閉切換弁と、を備えるものである。
上記のように構成されたコンテナ荷役車両用荷役装置によれば、第1カウンタバランス弁がロッド側流体戻り通路と短絡流体通路との接続位置より流体圧シリンダのロッド側室側に設けられているので、連通経路切換手段により、ロッド側流体戻り通路を短絡流体通路を通じてヘッド側流体供給通路に連通させて、流体圧シリンダの伸長速度を増速させた場合、流体圧シリンダのロッド側室側からの戻り油は第1カウンタバランス弁を経由することとなる。
この結果、流体圧シリンダの伸長速度を増速させたときに、コンテナ荷重が流体圧シリンダの引張り荷重として作用しても、当該引張り荷重により流体圧シリンダのロッドが引き出され、伸長動作が不安定になることが防止される。
また、本発明のコンテナ荷役車両用荷役装置は、好ましくは、上記何れかの構成において、前記流体圧シリンダの収縮作動時に前記流体圧シリンダのヘッド側室に背圧が発生するように、前記ヘッド側流体戻り通路に第2カウンタバランス弁が介設され、前記ヘッド側流体戻り通路と前記短絡流体通路との接続位置が、前記第2カウンタバランス弁より前記流体圧シリンダのヘッド側室側に位置しているものである。
このような構成によれば、連通経路切換手段により、ロッド側流体戻り通路を短絡流体通路を通じてヘッド側流体供給通路に連通させて、流体圧シリンダの伸長速度を増速させた場合、流体圧シリンダのロッド側室側から流出する作動油は、ロッド側流体戻り通路、短絡流体通路、ヘッド側流体供給通路を順に経て流体圧シリンダのヘッド側室側へ流れるが、第2カウンタバランス弁は上記作動油の経路から外れたところに設けられていることから、流体圧シリンダの収縮時に流体圧シリンダのヘッド側室に背圧を発生させるという第2カウンタバランス弁の役割を果たしつつ、上記作動油の経路における動力損失(エネルギー損失)を抑制することができる。
本発明に係るコンテナ荷役車両用荷役装置によれば、車台に搭載されているコンテナが満杯状態であっても、荷役フレームの回動動作の一部でスピードアップを図ることができ、しかも、コンテナの荷重がシリンダに引っ張り荷重として作用しても安定した速度でコンテナを地上に降ろすことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るコンテナ荷役車両用荷役装置を備えたコンテナ荷役車両を示している。1はコンテナ荷役車両である。2はコンテナであり、コンテナ荷役車両1の車台である左右一対の車体フレーム11上に搭載されている。また、3はコンテナ2を各車体フレーム11に対し積み降ろしするコンテナ荷役車両用荷役装置(以下単に「荷役装置」という。)である。
コンテナ荷役車両1は、それぞれ車体前後方向に延びる車体フレーム11の前端部上にキャブ12を備えている。キャブ12後方の車体フレーム11上には、図2に示すように、この車体フレーム11に沿って車体前後方向に延びる左右一対のサブシャーシ13、13が設けられている。図1に示すように、コンテナ2は、各サブシャーシ13を介して各車体フレーム11上に搭載されるようになっている。また、各車体フレーム11の後端部には地上に向かって張り出し可能なジャッキ14が設けられ、荷役装置3によるコンテナ2の積み降ろし時の車体後方への重心移動に対し、ジャッキ14を張り出しておくことでコンテナ荷役車両1の安定性が高められるようになっている。なお、ジャッキ14は後述するジャッキシリンダ37(図1において図示せず。)の伸長作動により張り出され、収縮作動により格納されるようになっている。
コンテナ2は、その底位置に車体前後方向に長い略矩形状の底壁2aを有し、この底壁2aの周囲を前後両壁2b、2c及び左右両側壁2d、2eにより囲んで、内部への収容物の収容を可能とする略直方体形状に形成されている。
コンテナ2の底壁2a下面には車体前後方向へ延びる左右一対の主桁21、21が相互に並行に前後方向に延びて設けられている。コンテナ2の前壁2bの上部中央位置には、後述するフック部34dが係脱可能に係合する係合ピン22が設けられている。コンテナ2の後壁2cは、その上端が、左右両側壁2d、2eの後端上部位置において車幅方向に延びる軸23回りに支持されて、後方へ下開き可能となっている。なお、コンテナ2の後壁2cは、図示しない後壁固縛装置により後方への開放が規制され得るようになっている。
荷役装置3は、図1および図2に示すように、左右一対の傾動フレーム32、32、L形アーム34、左右一対のリフトシリンダ35、左右一対の案内ローラ16、16、後に詳述する油圧回路などを備えている。傾動フレーム32、32は、その後端部がサブシャーシ13の後端位置において車幅方向に配置された第1車幅方向軸31の回りに回転可能に連結され、これにより、サブシャーシ13に対し傾動自在に設けられている。L形アーム34は、コンテナ2を車台と地上との間で積み降ろしする荷役フレームであって、その基端部は各傾動フレーム32の前端部に対し第1車幅方向軸31と平行な第2車幅方向軸33(車幅方向軸)の回りに回動自在に設けられて各傾動フレーム32に対しても回動自在に設けられている。リフトシリンダ35は、流体圧シリンダの1種であり、L形アーム34の略中間位置左右両側部と上記各サブシャーシ13の前端部との間に掛け渡された左右一対の油圧シリンダで構成されている。案内ローラ16、16は、サブシャーシ13の後端に設けられ、第1車幅方向軸31回りに回転自在に支持されている。この案内ローラ16、16は、コンテナ2を積み降ろしする際にコンテナの主桁21を車両前後方向へ円滑に案内させるために設けられている。
上記L形アーム34は、ベースアーム部34a、基部アーム部34b、突出アーム部34c、フック部34dおよび伸縮シリンダ37を備えている。ベースアーム部34aは、各サブシャーシ13の前部上で前方に延出しており、傾動フレーム32の前端部に対し第2車幅方向軸33の回りに回転可能に連結されている。基部アーム部34bは、ベースアーム部34aの先部に対し前後方向に摺動自在に内装されている。突出アーム部34cは、基部アーム部34bの先端に基端が一体に設けられており、基部アーム部34bの先部位置から屈曲して上方に延びている。フック部34dは、突出アーム部34cの先端に設けられ、コンテナ2の係合ピン22に対し係脱可能に係合する略C字状の部材である。伸縮シリンダ37は、ベースアーム部34aと基部アーム部34bとの間に連結され、ベースアーム部34aに対し基部アーム部34bおよび突出アーム部34cを進退移動させるように伸縮作動することにより、基部アーム部34bおよび突出アーム部34cを前進位置と後退位置とに相互に位置変換させる。
L形アーム34と傾動フレーム32との間には、L形アーム34が傾動フレーム32に対し平面視略一直線状に延びるように保持して第2車幅方向軸33回りの回転を規制する固縛装置(図示せず)が備え付けられている。この固縛装置は、上記伸縮シリンダ37が伸長状態のとき傾動フレーム32に対しL形アーム34を回転不能に固縛し、上記伸縮シリンダ37が収縮状態のときその固縛を解除するように構成されている。
<油圧回路について>
次に、荷役装置3の油圧回路を図3に基づいて説明する。この油圧回路41は、ジャッキシリンダ42、リフトシリンダ35、および伸縮シリンダ37の伸縮動作を制御するものである。43は流体圧源としての公知の定容量形の油圧ポンプ、44は流体貯留タンクとしてのオイル貯留タンクであって、油圧ポンプ43の吸込管43aの上流端がオイル貯留タンク44に対し圧油流通可能に接続されている。油圧ポンプ43は図示しないエンジンの動力で駆動し、この油圧ポンプ43の油圧値の高低又は吐出容量の増減はエンジンの動力に比例するようになっている。
油圧ポンプ43の吐出口(図示せず)には第1配管45の上流端が圧油流通可能に接続されている。この第1配管45には、伸縮シリンダ37の伸縮動作を切り換える伸縮シリンダ用電磁切換弁46、ジャッキシリンダ42の伸縮動作を切り換えるジャッキシリンダ用電磁切換弁47、およびリフトシリンダ35の伸縮動作を切り換えるリフトシリンダ用電磁切換弁48が上流側から直列に介設されている。
第1配管45の下流端には第2配管49の上流端が逆止弁50を介して圧油流通可能に接続されている。この第2配管49の下流端は、オイル貯留タンク44に対しフィルタ51を介して圧油流通可能に接続されている。
各電磁切換弁46〜48は、それぞれ6ポート3位置切換弁からなり、その全てが中立位置(図3に示す位置)に切り換えられているときには、油圧ポンプ43により吸い上げられた作動油の全量が第1配管45および第2配管49を介してオイル貯留タンク44に還流される。
油圧ポンプ43と伸縮シリンダ用電磁切換弁46との間に位置する第1配管45の途中位置には、第3配管52の上流端が圧油流通可能に接続され、この第3配管52の下流端が第1配管45の下流端(第2配管49の上流端)に圧油流通可能に接続されている。第3配管52には、第1配管45内の作動油の油圧が最大油圧(例えば26.5MPa)となったときに開放するリリーフ弁53が介設されている。このリリーフ弁53よりも下流側の第3配管52には、上流端が各電磁切換弁46〜48の各排出ポート(図3に示す各切換位置での左端下側のポート)に対し個別に接続された第4配管54、54、54の各他端がそれぞれ圧油流通可能に接続されている。
また、油圧ポンプ43と伸縮シリンダ用電磁切換弁46との間に位置する第1配管45の途中位置(第3配管52の上流端)には第5配管55の上流端が圧油流通可能に接続されている。この第5配管55は各電磁切換弁46〜48ごとに対応するように分岐し、その各分岐管55a〜55cの下流端が各電磁切換弁46〜48の供給ポート(図3に示す各切換位置での右端下側のポート)に対しそれぞれ個別に逆止弁56を介して圧油流通可能に接続されている。
ジャッキシリンダ用電磁切換弁47は、分岐管55bの下流端を第6配管57bを介してジャッキシリンダ42のヘッド側室42aに対し圧油供給可能に接続し、かつ第4配管54の上流端を第7配管58bを介してジャッキシリンダ42のロッド側室42bに対し圧油排出可能に接続するジャッキシリンダ42の伸長作動位置(図3に示す左位置)と、分岐管55bの下流端を第7配管58bを介してジャッキシリンダ42のロッド側室42bに対し圧油供給可能に接続し、かつ第4配管54の上流端を第6配管57bを介してジャッキシリンダ42のヘッド側室42aに対し圧油排出可能に接続するジャッキシリンダ42の収縮作動位置(図3に示す右位置)と、圧油の流通を遮断する中立位置と、に相互に切換えられるようになっている。
伸縮シリンダ用電磁切換弁46は、分岐管55aの下流端を第6配管57cを介して伸縮シリンダ37のヘッド側室37aに対し圧油供給可能に接続し、かつ第4配管54の上流端を第7配管58cを介して伸縮シリンダ37のロッド側室37bに対し圧油排出可能に接続する伸縮シリンダ37の伸長作動位置(図3に示す左位置)と、分岐管55aの下流端を第7配管58cを介して伸縮シリンダ37のロッド側室37bに対し圧油供給可能に接続し、かつ第4配管54の上流端を第6配管57cを介して伸縮シリンダ37のヘッド側室37aに対し圧油排出可能に接続する伸縮シリンダ37の収縮作動位置(図3に示す右位置)と、圧油の流通を遮断する中立位置と、に相互に切換えられるようになっている。
ジャッキシリンダ42のロッド側室42bに接続される第7配管58b、およびジャッキシリンダ42のヘッド側室42aに接続される第6配管57bにはそれぞれ逆止弁59a、59aを備えた逆止弁ユニット59が介設されている。第7配管58bに介設された逆止弁59aは、第6配管57bからのパイロット圧により逆流可能つまりジャッキシリンダ42のロッド側室42bから圧油排出可能に設けられている。第6配管57bに介設された逆止弁59aは、第7配管58bからのパイロット圧により逆流可能つまりジャッキシリンダ42のヘッド側室42aから圧油排出可能に設けられている。
また、伸縮シリンダ37のヘッド側室37aに接続される第6配管57cには逆止弁60が介設されている。この逆止弁60は、第7配管58cからのパイロット圧により逆流可能つまり伸縮シリンダ37のヘッド側室37aから圧油排出可能に切り換えられるようになっている。
リフトシリンダ用電磁切換弁48は、分岐管55cの下流端を各リフトシリンダ35のヘッド側室35aに対し第6配管57aを介して圧油供給可能に接続し、かつ第4配管54の上流端を各リフトシリンダ35のロッド側室35bに対し第7配管58aを介して圧油排出可能に接続するリフトシリンダ35の伸長作動位置(図3に示す右位置)と、分岐管55cの下流端を第7配管58aを介して各リフトシリンダ35のロッド側室35bに対し圧油供給可能に接続し、かつ第4配管54の上流端を第6配管57aを介して各リフトシリンダ35のヘッド側室35aに対し圧油排出可能に接続するリフトシリンダ35の収縮作動位置(図3に示す左位置)と、圧油の流通を遮断する中立位置と、に相互に切換えられるようになっている。
リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の伸長作動位置(図3に示す右位置)に切換られた場合、リフトシリンダ伸長回路が形成される。このリフトシリンダ伸長回路は、ヘッド側室35aへ作動油を供給するヘッド側供給油路38(ヘッド側流体供給通路)と、ロッド側室35bから戻り作動油をオイル貯留タンク44側へ戻すロッド側戻り油路39(ロッド側流体戻り油路)とで構成される。ヘッド側供給油路38は、吸込み管43a、第1配管45、第5配管55(分岐管55c)及び第6配管57aによって構成される。ロッド側戻り油路39は、後述する開閉切換弁65がタンク連通位置(図3に示す右位置)に切り換えられている場合は、第7配管58a、第4配管54、第3配管52、第2配管49によって構成される。
一方、リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の収縮作動位置(図3に示す左位置)に切換られた場合、リフトシリンダ収縮回路が形成される。このリフトシリンダ収縮回路は、ヘッド側戻り油路38’(ヘッド側流体戻り通路)と、ロッド側供給油路39’(ロッド側流体供給通路)とで構成される。ヘッド側戻り油路38’は、第6配管57a、第4配管54、第3配管52、第2配管49で構成され、ロッド側供給油路39’は、吸込み管43a、第1配管45、第5配管55(分岐管55c)及び第7配管58aによって構成される。
上記第6配管57aおよび第7配管58aには、それぞれカウンタバランス弁61a、61bが介設されている。
カウンタバランス弁61aは、リフトシリンダ35の収縮作動時に、当該カウンタバランス弁61aの上流側(リフトシリンダ35のヘッド側室35a)に背圧が発生するように、ヘッド側戻り油路38’(第6配管57a)に介設されている。このカウンタバランス弁61aには、他方のカウンタバランス弁61bより油圧ポンプ43側のロッド側供給油路39’(第7配管58a)からパイロットラインが設けられており、そのパイロット圧により開弁され得るようになっている。
カウンタバランス弁61bは、リフトシリンダ35の伸長作動時に、当該カウンタバランス弁61bの上流側(リフトシリンダ35のロッド側室35b)に背圧が発生するように、ロッド側戻り油路39(第7配管58a)に介設されている。より詳細には、ロッド側戻り油路39と後述する短絡油路62との接続位置よりリフトシリンダ35のロッド側室35b側においてロッド側戻り油路39(第7配管58a)に、カウンタバランス弁61bが介設されている。このカウンタバランス弁61bには、他方のカウンタバランス弁61aより油圧ポンプ43側のヘッド側供給油路38(第6配管57a)からパイロットラインが設けられており、そのパイロット圧により開弁され得るようになっている。なお、本実施の形態においては、カウンタバランス弁61a、61bのパイロットラインは、上述したように外部パイロットであるが、外部パイロットに代えて内部パイロットを採用することも勿論可能である。
ロッド側戻り油路39(第7配管58a)とヘッド側供給油路38(第6配管57a)との間には、これら油路38、39を連通する短絡油路62(短絡流体通路)が設けられている。更に、この短絡油路62の途中位置には、逆止弁63aおよびパイロット操作逆止弁63bが介設されている。逆止弁63aは、ヘッド側供給油路38側からロッド側戻り油路39側への作動油の流れを遮断するように配置されている。パイロット操作逆止弁63bは、ロッド側戻り油路39側からヘッド側供給油路38側への作動油の流れを遮断するように配置され、且つカウンタバランス弁61aより油圧ポンプ43側でのヘッド側供給油路38のパイロット圧により開弁され得るように外部パイロットラインが設けられている。
また、ロッド側戻り油路39と短絡油路62との接続位置よりオイル貯留タンク44側にロッド側戻り油路39を開閉する電磁切換弁である開閉切換弁65が介設されている。
リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の伸長作動位置(図3に示す右位置)に切換られ、さらに開閉切換弁65が、タンク連通位置(図3に示す右位置)に切り換えられると、各リフトシリンダ35のロッド側室35bは、ロッド側戻り油路39(第7配管58a)等を介してオイル貯留タンク44に連通される。このとき、ヘッド側供給油路38(第6配管57a)の油圧よりロッド側戻り油路39(第7配管58a)の油圧が低くなっていることから、短絡油路62では、逆止弁63aが閉弁され、作動油は流通しない。
一方、リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の伸長作動位置(図3に示す右位置)に切換られ、さらに開閉切換弁65が、閉鎖位置(図3に示す左位置)に切り換えられると、短絡油路62では、パイロット操作逆止弁63bがヘッド側供給油路38のパイロット圧により開弁され、さらに、リフトシリンダ35内の受圧面積差により、ヘッド側供給油路38(第6配管57a)の油圧よりロッド側戻り油路39(第7配管58a)の油圧が高くなることから、逆止弁63aも開弁される。この結果、ロッド側戻り油路39は、ヘッド側供給油路38に連通し、ロッド側室35bからの戻り作動油がヘッド側室35a側へ供給される作動油に加わり、リフトシリンダ35の伸長作動がスピードアップする。
なお、上記説明から明らかなように、パイロット操作逆止弁63b、逆止弁63a、および開閉切換弁65は、ロッド側戻り油路39を、オイル貯留タンク44側又は短絡油路62を通じたヘッド側供給油路38のいずれかに選択的に連通させるよう切換える連通経路切換手段を構成している。
ところで、コンテナ荷役車両1のキャブ12内には、図4に示すような、リモートコントローラ66が設けられている。このリモートコントローラ66は、積み降ろしスイッチ67、傾倒スイッチ68、ジャッキスイッチ69、増速スイッチ70を具備しており、各スイッチ67〜70の操作は、運転者がキャブ12内からの手動操作によって行われる。
積み降ろしスイッチ67は、コンテナ2の積み降ろし時に操作される3位置切換式のものである。
積み降ろしスイッチ67を第1位置に切り換えると、伸縮シリンダ用電磁切換弁46が伸縮シリンダ37の収縮作動位置に切り換わり、さらに、リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の伸長作動位置に切り換わる。このとき、L形アーム34は略水平な載置状態(図1で実線で示す状態)から後方倒伏状態(図1で2点鎖線で示す状態)へ変換され、コンテナ2が地上に降ろされる。なお、図2の2点鎖線は、コンテナ2が地上に降ろされる直前の状態を示しており、L形アーム34はこれより更に後方へ回動してコンテナ2が地上に降ろされる。
積み降ろしスイッチ67を第2位置にすると、リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の収縮作動位置に切り換わり、さらに、伸縮シリンダ用電磁切換弁46が伸縮シリンダ37の伸長作動位置に切り換わる。このとき、L形アーム34は後方倒伏状態(図1で2点鎖線で示す状態)から略水平な載置状態(図1で実線で示す状態)へ変換され、コンテナ2が地上から車体フレーム11に積み込まれる。
積み降ろしスイッチ67を中立位置にすると、リフトシリンダ用電磁切換弁48および伸縮シリンダ用電磁切換弁46はともに、中立位置に切り換わる。
傾倒スイッチ68は、コンテナ2の傾倒時に操作される3位置切換式のものである。
傾倒スイッチ68を第1位置にすると、伸縮シリンダ用電磁切換弁46は中立位置を保持したまま、リフトシリンダ用電磁切換弁48だけがリフトシリンダ35の伸長作動位置に切り換わる。このとき、L形アーム34は固縛装置によって傾動フレーム32に対して回転不能に固縛された状態を保持するので、L形アーム34および傾動フレーム32は一体となってその前方側が上方へ傾動する。なお、後壁固縛が解除されていれば、後壁2cは自重により開放される(図5の2点鎖線参照)。
傾倒スイッチ68を第2位置にすると、リフトシリンダ用電磁切換弁48がリフトシリンダ35の収縮作動位置に切り換わる。このとき、L形アーム34および傾動フレーム32は一体となってその前方側が下方へ傾動し載置状態へ戻される(図5の実線参照)。
傾倒スイッチ68を中立位置にすると、リフトシリンダ用電磁切換弁48が中立位置に切り換わる。
ジャッキスイッチ69は、ジャッキ14を昇降させる際に操作される3位置切換式のものである。ジャッキスイッチ69を第1位置にすると、ジャッキシリンダ用電磁切換弁47がジャッキシリンダ42の伸長作動位置に切り換わる。ジャッキスイッチ69を第2位置にすると、ジャッキシリンダ用電磁切換弁47がジャッキシリンダ42の収縮作動位置に切り換わる。ジャッキスイッチ69中立位置にすると、ジャッキシリンダ用電磁切換弁47が中立位置に切り換わる。
増速スイッチ70は、L形アーム34を載置状態から後方倒伏状態に変換する際のスピードを増速する際に操作される、2位置切換式のものである。増速スイッチ70を増速位置にすると、開閉切換弁65が閉鎖位置(図3において左位置。)に切り換わる。増速スイッチ70を通常位置にすると、開閉切換弁65がタンク連通位置(図3において右位置。)に切り換わる。
<コンテナの積み降ろし手順について>
つぎに、コンテナ荷役車両1の車体フレーム11(サブシャーシ13)上に搭載したコンテナ2を地上との間で積み降ろしする際の手順について説明する。なお、初期状態として、電磁弁46〜48は中立位置、開閉切換弁65はタンク連通位置、L形アーム34および傾動フレーム32は載置状態になっている。
最初に、車体フレーム11上に搭載した、収容物が満杯状態のコンテナ(以下「満杯コンテナ」という。)を地上に降ろす場合について説明する。
まず、コンテナ2の降ろし動作に先立ってジャッキ14の張り出しが行われる。そのために、リモートコントローラ66のジャッキスイッチ69が中立位置から第1位置に切換えられ、油圧回路41のジャッキシリンダ用電磁切換弁47が伸長作動位置(図3に示す左位置)に切り換わり、油圧ポンプ43から第1配管45、第5配管55(分岐管55b)及び第6配管57bを順に経てジャッキシリンダ42のヘッド側室42aに作動油が供給される一方、ジャッキシリンダ42のロッド側室42bの戻り油は、第7配管58b、第4配管54、第3配管52及び第2配管49を順に経てオイル貯留タンク44に戻されて、ジャッキシリンダ42が伸長する。その結果、図1で2点鎖線で示すよう、ジャッキ14が地上側へ張り出す。
ジャッキ14が十分に張り出した後、リモートコントローラ66のジャッキスイッチ69が中立位置に切り換えられ、ジャッキシリンダ用電磁切換弁47が中立位置に切り換わる。すると、ジャッキシリンダ42は伸長状態で保持されて、ジャッキ14は張り出したままの状態に固定される。
次いで、後壁固縛装置による後壁2cの固縛状態が確認された後、リモートコントローラ66の増速スイッチ70は通常位置の状態のまま、積み降ろしスイッチ67が第1位置に切り換えられる。すると、伸縮シリンダ用電磁切換弁46が伸縮シリンダ37の収縮作動位置(図3に示す右位置)に切り換わり、伸縮シリンダ37は収縮してこれに連動するL形アーム34が後方へ移動する。L形アーム34の移動完了時に、L形アーム34と傾動フレーム32との固縛装置による固縛が解除され、L形アーム34は傾動フレームに対して回動自在となる。その後さらに、リフトシリンダ用電磁切換弁48が伸長作動位置(図3に示す右位置)に切り換わり、リフトシリンダ35、35が伸長して、L形アーム34は、略水平な載置状態から後方倒伏状態へ状態変換し、この状態変換によって、コンテナ2は地上に降ろされる(図1の2点鎖線で示すコンテナ2等を参照。)。
なお、L形アーム34の上記状態変換時には、開閉切換弁65はタンク連通位置(図3に示す右位置)に切り換えられているので、作動油は、油圧ポンプ43から第1配管45、第5配管55(分岐管55c)および第6配管57aを順に経て各リフトシリンダ35のヘッド側室35aに供給される。一方、各リフトシリンダ35のロッド側室35bの戻り油が第7配管58a、第4配管54、第3配管52及び第2配管49を順に経てオイル貯留タンク44に排出される。
地上の満杯コンテナ2を車体フレーム11上に積み込む際の手順については後に説明する。
つぎに、上記L形アーム34の状態変換速度を上げて、車体フレーム11上に搭載した満杯コンテナ2を地上に降ろす場合について説明する。
まず、前記と同様の手順にて、ジャッキ14の張り出しおよび張り出し状態の固定が行われる。
次いで、後壁固縛装置による後壁2cの固縛状態が確認された後、リモートコントローラ66の増速スイッチ70は通常位置の状態にしたまま、積み降ろしスイッチ67が第1位置に切り換えられる。すると、伸縮シリンダ用電磁切換弁46が伸縮シリンダ37の収縮作動位置(図3に示す右位置)に切り換わり、伸縮シリンダ37は収縮してこれに連動するL形アーム34が後方へ移動する。L形アーム34の移動完了時に、L形アーム34と傾動フレーム32との固縛装置による固縛が解除され、L形アーム34は傾動フレームに対して回動自在となる。
その後さらに、リフトシリンダ用電磁切換弁48が伸長作動位置(図3に示す右位置)に切り換わり、リフトシリンダ35、35が伸長して、L形アーム34は、載置状態から後方倒伏状態へ向かって後方へ回動動作を開始する。
図1において1点鎖線で示すように、L形アーム34が所定の傾斜角度まで回動したときに、リモートコントローラ66の増速スイッチ70が通常位置から増速位置に切り換えられる。ここで、所定の傾斜角度は、例えば、リフトシリンダに作用するコンテナ2等の荷重が圧縮方向から引張り方向に変わる時のL形アーム34の傾斜角度である。あるいは、リフトシリンダに作用するコンテナ2の荷重が圧縮方向であっても、その圧縮荷重がリフトシリンダ35、35の推力(作動油圧×ロッド断面積)以下になるときのL形アーム34の傾斜角度であってもよい。
上記のタイミングでリモートコントローラ66の増速スイッチ70が通常位置から増速位置に切り換えられ、開閉切換弁65が閉鎖位置(図3において左位置。)に切り換わると、ロッド側戻り油路39が短絡油路62を通じてヘッド側供給油路38に連通される。
この結果、リフトシリンダ35、35には、油圧ポンプ43から直接供給される作動油に加えて、リフトシリンダ35、35のロッド側室35bからの戻り油も第7配管58a、短絡油路62、および第6配管57aを順に経て供給されるので、リフトシリンダ35、35のヘッド側室35aへの作動油の供給量が増大し、リフトシリンダ35の伸長速度が増速される。
L形アーム34の傾斜角度が上記所定の傾斜角度を過ぎると、次第に、リフトシリンダ35、35には、コンテナ2の荷重による引っ張り荷重が掛かるようになるが、そうなると、油圧ポンプ43から各リフトシリンダ35のヘッド側室35aへ供給される油量がヘッド側室35aの容積拡張に追いつかなくなり、リフトシリンダ35、35のヘッド側室35a、ヘッド側供給油路38の油圧が低下する。しかし、ヘッド側供給油路38のパイロット圧によって開弁されているカウンタバランス弁61bはヘッド側供給油路38の油圧の低下により閉弁されるため、リフトシリンダ35の急激な伸長動作は制限され、油圧ポンプ43から各リフトシリンダ35のヘッド側室35aへ供給される油量がヘッド側室35aの容積拡張速度に追い付き、各ヘッド側室35a、ヘッド側供給油路38の油圧が回復する。すると、ヘッド側供給油路38のパイロット圧の回復によりカウンタバランス弁61bは再び開弁する。
このように、油圧回路41においては、油圧ポンプ43からの供給油量を超えてリフトシリンダ35、35のロッドがコンテナ2の荷重により伸長されることが抑制され、L形アーム34の回動速度を安定させることができ、その結果、コンテナ2を安定した速度で地上に降ろすことができる。
コンテナ2を地上に降ろした後、リモートコントローラ66の積み降ろしスイッチ67を中立位置に、同コントローラ66の増速スイッチ70を通常位置に切り換える。これにより、リフトシリンダ用電磁切換弁48が中立位置に切り換わり、開閉切換弁65は、タンク連通位置に切り換わる。
つぎに、地上に置かれた満杯コンテナ2を車体フレーム11上に積み込む場合、つまり、L形アーム34を後方倒伏状態から載置状態に変換する場合について説明する。この場合、まず、リモートコントローラ66の積み降ろしスイッチ67が第2位置に切り換えられる。併せて、増速スイッチ70が増速位置になっている場合は、通常位置に切り換えられる。
上記積み降ろしスイッチ67の切換操作により、リフトシリンダ用電磁切換弁48が収縮作動位置(図3に示す左位置)に切り換えられると共に、開閉切換弁65がタンク連通位置に切り換えられる。すると、油圧ポンプ43から第1配管45、第5配管55(分岐管55c)および第7配管58aを順に経て各リフトシリンダ35のロッド側室35bに作動油が供給される一方、各リフトシリンダ35のヘッド側室35aの戻り油が第6配管57a、第4配管54、第3配管52及び第2配管49を順に経てオイル貯留タンク44に排出され、各リフトシリンダ35が収縮作動を開始する。これにより、L形アーム34が後方倒伏状態から載置状態に変換され、満載コンテナ2が車体フレーム11上に搭載される。その後リモートコントローラ66の積み降ろしスイッチ67が中立位置に切り換えられ、リフトシリンダ用電磁切換弁48が中立位置に切り換わる。
コンテナ2の積み込み動作の完了後、ジャッキ14の格納動作が行われる。そのために、油圧回路41のジャッキシリンダ用電磁切換弁47が収縮作動位置(図3に示す右位置)に切り換えられる。すると、油圧ポンプ43から第1配管45、第5配管55(分岐管55b)および第7配管58bを順に経て各ジャッキシリンダ42のロッド側室42bに作動油が供給される一方、各ジャッキシリンダ42のヘッド側室42aの戻り油が第6配管57b、第4配管54、第3配管52および第2配管49を順に経てオイル貯留タンク44に排出され、ジャッキ14が格納状態(図1に実線で示す状態)に戻される。その後、ジャッキシリンダ用電磁切換弁47が中立位置に切り換えられ、これによりジャッキ14が格納状態に保持される。
<油圧回路の変形例について>
以下、上記油圧回路41の変形例について説明する。なお、以下では上記油圧回路41との相違点についてのみ説明し、同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6〜図8に示す油圧回路41A〜41Cは、図3に示す油圧回路41において、開閉切換弁65に代えて、開閉切換弁71が設けられている。開閉切換弁71は、各図の右位置(タンク連通位置)に切り換えられた状態において、リフトシリンダ35のロッド側室35b側からオイル貯留タンク44側への流れのみを許容する切換弁である。この開閉切換弁71の左位置は、油圧回路41開閉切換弁65の左位置と同様に管路を閉鎖するものである。
油圧回路41A〜41Cでは、さらに、上記開閉切換弁71に並列してリフトシリンダ35のロッド側室35b側への流れのみを許容する逆止弁72が第7配管58a(ロッド側戻り油路39、ロッド側供給油路39’)に設けられている。なお、図6〜図8に示す油圧回路図41A〜41C同士では、カウンタバランス弁61a、61bがユニット化されているか否か、逆止弁63a、パイロット操作逆止弁63b、および短絡油路62がユニット化されているか否か、開閉切換弁71と逆止弁72がユニット化されているか否かの点で相違している。
図3に示す油圧回路41では、開閉切換弁65としてタンク連通位置において双方向流れが可能なものしか採用することができないが、上記油圧回路図41A〜41Cにおいては、タンク連通位置において片方向流れのみしか許容できない開閉切換弁71であっても採用することができる。また、上記油圧回路図41A〜41Cにおいては、リフトシリンダ35の収縮作動時に、油圧ポンプ43からの作動油は、開閉切換弁71を迂回して逆止弁72を通過するので、動力損失(エネルギー損失)を低減させることができる。
図9に示す油圧回路41Dでは、図7に示す油圧回路図41Bにおいて、カウンタバランス弁61a、61bを各別にユニット化し、カウンタバランス弁61aのパイロットラインを開閉切換弁71より油圧ポンプ43側(又はタンク44側)から設け、さらに、カウンタバランス弁61bのパイロットラインをヘッド側供給油路38と短絡油路62との接続点より油圧ポンプ43側(又はタンク44側)から設けたものである。なお、カウンタバランス弁61bのパイロットラインとパイロット操作逆止弁63bのパイロットラインとは途中で合流している。
図10に示す油圧回路41Eは、図9の油圧回路41Dを更に変更したものである。すなわち、短絡油路62とヘッド側供給油路38(第6配管57a)との接続位置がカウンタバランス弁61aよりリフトシリンダ35のヘッド側室35a側に位置している点が図9の油圧回路41Dと相違している。なお、油圧回路41Eにおいて、逆止弁72を省略し、開閉切換弁71に代えて前記開閉切換弁65を採用してもよい。
開閉切換弁71を閉鎖位置に切り換えたとき、図中矢印で示すように、リフトシリンダ35のロッド側室35b側から第7配管58a、短絡油路62、第6配管57aを経てリフトシリンダ35のヘッド側室35a側へ流れる作動油量が増加することから、カウンタバランス弁61aが上記経路上から排除されることにより、動力損失(エネルギー損失)を低減することができる。
図11に示す油圧回路41Fは、図10の油圧回路41Eにおいて、開閉切換弁71の油圧ポンプ43側(又はオイル貯留タンク44側)と、カウンタバランス弁61bのリフトシリンダ35側とを連通する迂回配管73が設けられ、この迂回配管73に逆止弁72が介設されたものとなっている。
リフトシリンダ35の収縮作動時には、カウンタバランス弁61bおよび開閉切換弁71に作動油を流すメリットがないことから、この油圧回路41Fによれば、リフトシリンダ35の収縮作動時に、油圧ポンプ43からの作動油がカウンタバランス弁61bおよび開閉切換弁71を迂回して迂回配管73を通過する。このことにより、リフトシリンダ35の収縮作動時の動力損失(エネルギー損失)を低減することができる。
図12に示す油圧回路41Gは、図11の油圧回路41Fにおいて、カウンタバランス弁61bをその逆止弁機能を取り除いたリリーフ弁61b’に置き換えたものとしている。図11に示す油圧回路41Fのカウンタバランス弁61bの逆止弁機能は、逆止弁72の機能と重複するので、省略可能である。カウンタバランス弁61bの逆止弁機能を省略することにより、カウンタバランス弁61bより簡素な構造をしたリリーフ弁61b’を採用することができる。
<その他の実施形態について>
油圧回路の変形例以外のその他の実施形態として、以下のようなものがある。すなわち、既述の実施形態では、リモートコントローラ66の増速スイッチ70の通常位置から増速位置への切換えは、L形アーム34が所定の傾斜角度まで回動したときに、手操作にて行われたが、L形アーム34が前記所定の傾斜角度まで回動したことを検知する検知手段(センサなど)を設け、この検知手段による検知時点で増速スイッチを増速位置に切り換えるように(開閉切換弁65をタンク連通位置から閉鎖位置に切り換えるように)構成してもよい。
また、既述の実施形態では、定容量形の油圧ポンプ43を採用したが、吐出容量の大きい流体圧ポンプ、可変容量ポンプ又はタンデムポンプなどが採用されていてもよいのは勿論である。
また、リフトシリンダ35として油圧シリンダを採用したが、エアシリンダなどの流体圧シリンダであってもよい。
本発明は、コンテナ荷役車両用荷役装置に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る荷役車両用荷役装置を備えたコンテナ荷役車両の左側面図である。 本発明の実施の形態に係る荷役車両用荷役装置を備えたコンテナ荷役車両の要部平面図である。 本発明の実施の形態に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 リモートコントローラの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る荷役車両用荷役装置を備えたコンテナ荷役車両の左側面図であって、コンテナを傾倒させた状態を示した図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る荷役車両用荷役装置の油圧回路図である。
符号の説明
1 コンテナ荷役車両
2 コンテナ
3 コンテナ荷役車両用荷役装置
11 車体フレーム(車台)
33 第2車幅方向軸(車幅方向軸)
34 L形アーム(荷役フレーム)
35 リフトシリンダ(流体圧シリンダ)
35a ヘッド側室
35b ロッド側室
38 ヘッド側供給油路(ヘッド側流体供給通路)
38’ ヘッド側戻り油路(ヘッド側流体戻り通路)
39 ロッド側戻り油路(ロッド側流体戻り通路)
39’ ロッド側供給油路(ロッド側流体供給通路)
43 油圧ポンプ(流体圧源)
44 オイル貯留タンク(タンク)
61a カウンタバランス弁(第2カウンタバランス弁)
61b カウンタバランス弁(第1カウンタバランス弁)
62 短絡油路(短絡流体通路)
63a 逆止弁
63b パイロット操作逆止弁
65 開閉切換弁

Claims (3)

  1. 車台に対し車幅方向軸の回りに回動自在に設けられ、コンテナを車台と地上との間で積み降ろしする荷役フレームと、
    前記車台と荷役フレームとの間に掛け渡され、その伸長作動により、前記荷役フレームを車台上に載置された略水平な載置状態から前記車台の後方に向かって倒伏した後方倒伏状態へ変換させる一方、その収縮作動により、前記荷役フレームを前記後方倒伏状態から前記載置状態へ変換させるように配置された流体圧シリンダと、
    前記流体圧シリンダのロッド側室およびヘッド側室のいずれか一方に作動流体を供給して前記流体圧シリンダを伸縮作動させる流体圧源と、を備え、
    前記流体圧源からの作動流体を前記流体圧シリンダのヘッド側室に供給するヘッド側流体供給通路および前記流体圧シリンダのロッド側室からの戻り作動流体を流体貯留タンク側に戻すロッド側流体戻り通路からなる流体圧シリンダ伸長回路と、前記流体圧源からの作動流体を前記流体圧シリンダのロッド側室に供給するロッド側流体供給通路および前記流体圧シリンダのヘッド側室からの戻り作動流体を流体貯留タンク側に戻すヘッド側流体戻り通路からなる流体圧シリンダ収縮回路と、に切換可能に構成されたコンテナ荷役車両用荷役装置において、
    前記流体圧シリンダの伸長作動時に前記流体圧シリンダのロッド側室に背圧が発生するように、前記ロッド側流体戻り通路に介設された第1カウンタバランス弁と、
    前記ロッド側流体戻り通路と前記ヘッド側流体供給通路とを連通する短絡流体通路と、
    前記ロッド側流体戻り通路を、流体貯留タンク側又は前記短絡流体通路を通じたヘッド側流体供給通路のいずれかに選択的に連通させるよう切換える連通経路切換手段と、を備え、
    前記第1カウンタバランス弁は、前記ロッド側流体戻り通路と前記短絡流体通路との接続位置より前記流体圧シリンダのロッド側室側に設けられていることを特徴とするコンテナ荷役車両用荷役装置。
  2. 前記連通経路切換手段は、
    前記ロッド側流体戻り通路側から前記ヘッド側流体供給通路側への作動流体の流通を遮断するように、且つ、前記ヘッド側流体供給通路内のパイロット圧にて開弁可能に前記短絡流体通路に介設されたパイロット操作逆止弁と、
    前記ヘッド側流体供給通路側から前記ロッド側流体戻り通路側への作動流体の流通を遮断するように前記短絡流体通路に介設された逆止弁と、
    前記ロッド側流体戻り通路と前記短絡流体通路との接続位置より流体貯留タンク側において前記ロッド側流体戻り通路に介設された、作動流体の流路を開閉する開閉切換弁と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ荷役車両用荷役装置。
  3. 前記流体圧シリンダの収縮作動時に前記流体圧シリンダのヘッド側室に背圧が発生するように、前記ヘッド側流体戻り通路に第2カウンタバランス弁が介設され、
    前記ヘッド側流体戻り通路と前記短絡流体通路との接続位置が、前記第2カウンタバランス弁より前記流体圧シリンダのヘッド側室側に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ荷役車両用荷役装置。
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