JP5324862B2 - クランプ制御装置 - Google Patents
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Description
当該クランプ制御装置は、一対のクランプアームを開閉させる為のクランプシリンダと、クランプシリンダに圧油を給排してこれを伸縮作動させる為のシリンダ操作回路と、から構成されている。
而して、シリンダ操作回路は、ポンプからの圧油をクランプシリンダのクランプ室とアンクランプ室に切換え給排してこれを伸縮作動させる為の手動切換弁と、手動切換弁とクランプシリンダとの間に設けられてクランプシリンダのクランプ室の圧力低下を抑える為のパイロットチェックバルブ及びアキュームレータとを備えている。
クランプシリンダのクランプ室の圧油が所定圧力より低くなると、圧油補給回路に依りクランプシリンダのクランプ室に自動的に圧油が補給されて所定圧力に戻される。
シリンダ操作回路とは別に圧油補給回路を設けているので、シリンダ操作回路に関係なく所定のクランプ力を持続して発揮できる。
圧油補給回路は、シリンダ操作回路とは別に設けられているので、これだけを作製して追加するだけで済み、既存のものへも容易に適用できる。
(1) クランプシリンダ、シリンダ操作回路、圧油補給回路とで構成し、とりわけ、クランプシリンダのクランプ室の圧油が所定圧力より低くなると自動的に圧油を補給して所定圧力に戻す為の圧油補給回路を設けたので、仮えシリンダ操作回路のパイロットチェックバルブやアキュームレータが支障を来たしても、所定のクランプ力を持続して発揮する事ができる。その結果、クランプシリンダに依るクランプ力が低下して扱物を落下させる惧れがなく、安全性を大幅に高める事ができる。
図1は、本発明のクランプ制御装置の通常状態(補給停止状態)を示す油圧回路図。 図2は、補給準備状態を示す図1と同様図。図3は、補給状態を示す図1と同様図である。
クランプアームは、一方がクランプベースに搖動可能に設けられていると共に、他方がクランプベースに搖動不能に固定されている。クランプアームは、クランプベースに沿って直線移動可能なものや両方が可動されるものであっても良い。
クランプシリンダ2は、搖動可能なクランプアームとクランプベースとの間に介設されている。
而して、クランプシリンダ2が伸長されると、クランプアームが閉じられて扱物が掴持されると共に、クランプシリンダ2が短縮されると、クランプアームが開かれて扱物が開放される様になっている。
コントロールバルブ10は、六ポート三位置手動操作切換弁にしてあり、一方のポンプポートとポンプ8との間には、コントロールバルブ10への通流のみを許容するチェックバルブ13が介設されていると共に、二次側のタンクポートは、タンク7に接続されている。
チャージングバルブ16は、切換バルブ15とクランプシリンダ2のクランプ室5との間に介設されて居り、切換バルブ15とクランプシリンダ2のクランプ室5との間に介設されてクランプ室5への圧油の通流のみを許容する逆止弁18と、クランプシリンダ2のクランプ室5の圧力に依り切換バルブ15からの圧油をタンクに戻す圧力切換弁19と、切換バルブ15と圧力切換弁19との間に設けられて切換バルブ15からの圧油を絞る絞り弁20と、切換バルブ15からの圧油が設定圧以上になるとタンク7に戻すリリーフ弁21とを備えている。圧力切換弁19のパイロットポートは、クランプシリンダ2のクランプ室5と圧力切換弁19の一次側とに接続されている。
図1は、クランプ制御装置1の通常状態(補給停止状態)を示して居り、コントロールバルブ10を手動操作して左側ポジションにすると、ポンプ8からの圧油がコントロールバルブ10→パイロットチェックバルブ11→クランプシリンダ2のクランプ室5に供給されると共に、アンクランプ室6の圧油がコントロールバルブ10→タンク7に還流されるので、クランプシリンダ2が伸長される。この時、ポンプ8からの圧油がアキュームレータ12に貯溜され、クランプシリンダ2のクランプ室5の圧力が低下した場合には、これから圧油が補給される。
クランプシリンダ2が或る程度伸長して扱物をクランプする状態になると、クランプシリンダ2のクランプ室5の圧力P0は、リリーフバルブ9の設定圧力Pmax まで上昇し、クランプ動作が完了する。
この状態では、Pmax >P2 >P1 となるので、圧油補給回路4の切換バルブ15とチャージングバルブ16は、図2の状態となる。
この様な状態では、クランプシリンダ2のクランプ室5には、圧油が供給(補給)されない。
ところが、この様な状態から時間が経過してクランプ室5の圧力Pmax がチャージングバルブ16の切換設定圧力より低くなって、P1<Pmax <P2 となると、圧油補給回路4の切換バルブ15とチャージングバルブ16は、図3の状態となる。
クランプシリンダ2のクランプ室5の圧力が上昇すると、P2 <Pmax になるので、チャージングバルブ16の圧力切換弁19は、図2に示す如く、再びタンク還流ポジションになり、ポンプ14からの圧油がタンク7に還流される。
従って、クランプシリンダ2のクランプ室5の圧力は、Pmax とP2 との間で脈動し、クランプ最低保持圧力P2 を下回る事はなく、自動的に安全な状態に保たれる。
圧油補給回路4は、シリンダ操作回路3とは別に設けられているので、これだけを作製して追加するだけで済み、既存のものへも容易に適用できる。
シリンダ操作回路3は、先の例では、パイロットチェックバルブ11とアキュームレータ12とを備えていたが、これに限らず、例えば何れか一方や両方を省略しても良い。
圧油補給回路4は、先の例では、シリンダ操作回路3のポンプ8とは別のポンプ14を設けたが、これに限らず、例えばシリンダ操作回路3のポンプ8を利用しても良い。
圧油補給回路4は、先の例では、切換バルブ15とチャージングバルブ16とで構成したが、これに限らず、例えば切換バルブ15を主体にして簡略化したものでも良い。
Claims (1)
- 一対のクランプアームを開閉させる為のクランプシリンダと、クランプシリンダに圧油を給排してこれを伸縮作動させる為のシリンダ操作回路と、クランプシリンダのクランプ室の圧油が所定圧力より低くなると自動的に圧油を補給して所定圧力に戻す為の圧油補給回路と、を備え、
圧油補給回路は、クランプシリンダのクランプ室の圧力に依りポンプからの圧油を給排する為の切換バルブと、同じくクランプシリンダのクランプ室の圧力に依り切換バルブからの圧油をクランプシリンダのクランプ室へ給排するチャージングバルブとを備えていることを特徴とするクランプ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008213734A JP5324862B2 (ja) | 2008-08-22 | 2008-08-22 | クランプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008213734A JP5324862B2 (ja) | 2008-08-22 | 2008-08-22 | クランプ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010047376A JP2010047376A (ja) | 2010-03-04 |
JP5324862B2 true JP5324862B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=42064819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008213734A Active JP5324862B2 (ja) | 2008-08-22 | 2008-08-22 | クランプ制御装置 |
Country Status (1)
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2008
- 2008-08-22 JP JP2008213734A patent/JP5324862B2/ja active Active
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