JP4310259B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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本発明は、貨物自動車に搭載される、スライド可能な荷受台昇降装置に関する。
貨物自動車の後方の床下に格納される床下格納式の荷受台昇降装置は、使用時には、後方へスライドして張り出した状態とされ、さらに、荷受台が展開される。そして、その状態から昇降装置により荷受台を昇降させることができる(例えば、特許文献1参照。)。スライド動作の駆動源としてはスライドシリンダが用いられている。また、昇降装置は、平行リンクを構成するアームと、アームを駆動するリフトシリンダとを備えている。かかる荷受台昇降装置は車両本体とは別個に製造されるものであり、装置の固定側支持部材を車体に架装することによって、装置全体を車体に取り付けることができるようになっている。
特許第3342840号公報(第8頁、図1〜7)
上記荷受台昇降装置において、スライドシリンダや平行リンクは、対象となる貨物自動車の全車種に共通して使用されている。ここで、車種によって荷箱の床面までの高さは異なるが、スライド動作のストロークや、アームの長さは一定であるので、架装位置を前後上下に調節する必要である。すなわち、スライド後端位置で荷受台を上昇させた状態において、荷受台の荷受面が荷箱の床面と一致し、かつ、適度に接近するように、アームの上昇端位置(可調節)と架装位置(上下前後の位置)とを決定し、正確に位置決めしてから架装(通常は溶接)が行われる。このような位置決めは1台ごとに行う必要があり、作業を定型化できないことから、時間がかかっていた。
本発明は上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、架装に要する時間を従来より短縮することができる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
本発明の荷受台昇降装置は、車体に取り付けられる固定側支持部材と、前記固定側支持部材に車体前後方向へスライド可能に取り付けられた可動側支持部材と、前記可動側支持部材に取り付けられたアーム式の昇降装置と、前記昇降装置に取り付けられた荷受台と、前記可動側支持部材をスライドさせるスライド機構と、前記可動側支持部材のスライド後端位置を可変的に規定する張出位置調節装置とを備え、前記張出位置調節装置は、前記固定側支持部材に車体前後方向へ移動可能に支持されているとともに当該固定側支持部材に固定が可能な調節部材を有するものである。
上記のように構成された荷受台昇降装置においては、張出位置調節装置によってスライド後端位置を移動すれば、荷受台上昇端の高さ位置を変化させることができる。これにより、車体側への架装位置が一定であっても、車種によって異なる床面の高さに、荷受台の上昇端位置を合わせることができる。従って、車種に関わらず、架装は常に車体側の同じ位置に対して行えばよく、架装に要する時間を従来より短縮することができる。
また、調節部材を所望の位置に移動して固定することでスライド後端位置を調節することができるので、張出位置の位置決め作業が容易である。また、固定側支持部材に設けられた調節部材は、荷受台昇降装置の構成要素であり、1ユニットとしての荷受台昇降装置を車体側に架装することにより取り付けられる。従って、調節部材を単独で別途車体側に取り付ける必要が無く、架装作業が容易である。
上記荷受台昇降装置において、固定側支持部材は、前記可動側支持部材をスライド可能に支持するとともに車体前後方向に延びる溝を有するスライドレールを含み、この溝に、調節部材が取り付けられる構成であってもよい。
この場合、可動側支持部材をスライド可能に支持するスライドレールが調節部材の支持に兼用される。従って、調節部材の支持用に別途、専用の部材を設ける必要がなく、その分、安価な構成となる。
上記荷受台昇降装置において、前記張出位置調節装置は、前記可動側支持部材に取り付けられているとともに、前記スライド後端位置にて前記調節部材に当接するストッパ部材を有する構成であってもよい。
上記のように構成された荷受台昇降装置においては、張出位置調節装置によってスライド後端位置を移動すれば、荷受台上昇端の高さ位置を変化させることができる。これにより、車体側への架装位置が一定であっても、車種によって異なる床面の高さに、荷受台の上昇端位置を合わせることができる。従って、車種に関わらず、架装は常に車体側の同じ位置に対して行えばよく、架装に要する時間を従来より短縮することができる。
本発明の荷受台昇降装置によれば、張出位置調節装置によりスライド後端位置を調節すれば、車体側への架装位置が一定であっても、車種によって異なる床面の高さに、荷受台の上昇端位置を合わせることができる。従って、車種に関わらず、架装は常に車体側の同じ位置に対して行えばよく、作業が容易になる。
図1は、車両本体に架装された状態の、本発明の一実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。この状態は、荷受台昇降装置1が車体2の床下に格納された状態すなわち、走行可能状態を表している。一方、図2は、図1の状態から荷受台昇降装置1全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。
図2において、荷受台昇降装置1の車幅方向に左右一対設けられている固定側支持部材100は、各々、前後方向に水平に延びるスライドレール101と、これを車体2のフレーム2fに架装するための複数(本例では3個)のブラケット102とによって構成されている。図10は、図2における最後部のブラケット102の鉛直断面を後方側から見た図であり、スライドレール101は図示のような断面形状のアルミニウムダイキャスト部材である。スライドレール101と各ブラケット102とは、2本のボルト・ナット103により締結されている。スライドレール101の内部下方には車体前後方向に延びる空洞状のガイド部101aが形成され、その内壁面との間に僅かな隙間を保って、支持板111と強固に接続された摺動部材112が車体前後方向に摺動可能に装着されている。
図2に戻り、左右一対の支持板111は、車幅方向に水平に延びる角パイプからなる連結部材113を貫通させ(なお、両側端部は補強用に角パイプを3段重ねしているが、車幅方向に架設しているのは1本のみである。)、これらは互いに一体に溶接されている。支持板111より車幅方向の外側には、他の支持板114,115が、連結部材113と一体に溶接されている。これらの支持板114,115も、左右一対設けられている。上記の支持板111、摺動部材112、連結部材113及び支持板114,115は、固定側支持部材100に対して車体前後方向にスライド可能な可動側支持部材110を構成している。
上記支持板114には補助リンク121が一定範囲で回動可能に取り付けられており、この補助リンク121に、上アーム122及びリフトシリンダ123が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ123の先端は上アーム122の所定位置に接続されており、伸縮動作により上アーム122にトルクを付与する。また、支持板115には下アーム124が回動可能に取り付けられている。上アーム122及び下アーム124はそれらの支点及び作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクを構成し、リフトシリンダ123の伸縮動作により、その先端側を昇降動作させる。上アーム122にはストッパボルト125が突出長可調節に取り付けられており、その先端が支持板114の上部に当接することをもって、平行リンク(上アーム122及び下アーム124)の上昇端とする。上記の補助リンク121、上アーム122、リフトシリンダ123、下アーム124及びストッパボルト125は、左右一対設けられ、アーム式の昇降装置120を構成している。
荷受台130は、上アーム122及び下アーム124の先端に水平に取り付けられ、メインプレート131と、これに対して折り畳み・展開可能に接続されたサブプレート132と備えている。格納時にはメインプレート131上にサブプレート132が折り畳まれる。また、使用時にはサブプレート132が展開され、メインプレート131からサブプレート132へ連続した荷受面が構成される。
また、前述の左右一対の支持板111の各々には、後方へ突出するようにローラ取付板141が取り付けられ、その後端にガイドローラ142が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ142に、サブプレート132の先端を乗せることができる。
次に、図2では図示を省略したスライド機構について説明する。図3は、スライド機構150の平面図である。スライド機構150は、車幅方向において左右のスライドレール101の間にあり、車体の前後方向に延びている。また、スライドレール101とほぼ同じ高さに取り付けられている。スライド機構150を構成する主要な部材は、スライドシリンダ151及びチェーン152である。スライドシリンダ151のロッド側端部は、T字状になるように、支持軸153が取り付けられている。この支持軸153は、車幅方向を軸方向として軸周りに回動可能に、取付版154に取り付けられている。そして、この取付板154は、左右一対のスライドレール101に架設されたクロスメンバ104に固定されている。
図4及び図5はそれぞれ、スライド機構150の主要部のみを示す平面図及び側面図であり、各図において、(a)はスライドシリンダ151が最も収縮動作した状態を示し、(b)は所定の位置まで伸長動作した状態を示している。各図の(a)において、スライドシリンダ151のシリンダチューブの前後両端にはスプロケット支持部155,156が設けられており、これに、2列のスプロケット157(図5)が回転自在に取り付けられている。前後のスプロケット157間には、チェーン152が2列に張架されている。
各チェーン152は、具体的には2本のチェーン152a,152b(図5)によって構成されており、それぞれの一端はチェーン連結部材158に接続されている。このチェーン連結部材158はカバー159に締結されている。また、カバー159は、その前端部において前述の取付板154に接続されている。従って、スライドシリンダ151が伸縮動作してもチェーン連結部材158は前後に動くことはなく、図示の位置に固定されている。また、各チェーン152a,152bの他端は、チェーン連結部材160に固定されている。このチェーン連結部材160は、昇降装置120(図2)の連結部材113に固定されている。従って、このチェーン連結部材160が前後に移動すれば、昇降装置120がスライド動作をすることになる。このように構成されたチェーン152は、側面から見ると(図5)、スライドシリンダ151のシリンダチューブを取り巻くように、ループを形成している。
図5の(a)の状態からスライドシリンダ151が伸長動作を開始すると、そのシリンダチューブが後方(図の右方向)へ移動しようとする。これにより、前後のスプロケット157が反時計回り方向に回転し、チェーン152の下半部が後方へ送られる。従って、チェーン連結部材160も後方へ送られる。このときの移動量は、スライドシリンダ151の伸長量の倍となり、ストロークを倍増した送りが実現される。すなわち、最終的に可動側支持部材110が所定の後端位置で停止するまでの移動量Lは、ストロークSの2倍となる。
次に、上記のように構成された荷受台昇降装置の動作について簡単に説明する。まず、図1に示す格納状態の荷受台昇降装置1を、上記スライド機構150により後方へスライドさせ、所定の後退端まで後退させる。ここからリフトシリンダ123を収縮動作させると上アーム122及び下アーム124が下降し、図2の実線に示すように着地する。このときメインプレート131は水平であり、他方、サブプレート132はその先端がガイドローラ142に乗っている。次にサブプレート132を手で起こして水平に倒伏させる。このようして荷受台130が水平に展開される。この状態で、リフトシリンダ123を伸長動作させると、荷受台130を水平に維持したまま、図示の上昇端位置まで荷受台130を上昇させることができる。このときストッパボルト125は支持板114に当接している。
また、上昇端位置からリフトシリンダ123を収縮動作させれば、荷受台130を元の位置まで下降させることができる。なお、下アーム124が着地してからさらにリフトシリンダ123を収縮動作させると、補助リンク121の作用により荷受台130はその先端を下げるようにチルト動作して地面に沿い、荷物の積み下ろしが容易にできるようになる。荷受台130を格納するには、下アーム124が着地して荷受台130が水平である状態からサブプレート132を起立させ、さらに、ガイドローラ142にもたせかける。次に、上アーム122及び下アーム124を上昇させサブプレート132をメインプレート131上に畳み込む。そして、スライド機構150を動作させ、格納位置まで可動側支持部材110、昇降装置120及び荷受台130を引き込み、図1の状態となる。
次に、上記スライド動作においてスライド後退位置を規定する張出位置調節装置50の構造について説明する。図6は、図2から昇降装置120及び荷受台130を省略して、スライドレール101付近を拡大した側面図である。この図のIX部を拡大したものが図9の(b)であり、(a)はその平面図である。図9及び図10において、スライドレール101の後方の所定位置には、直方体状の調節部材51が、これを貫通する一対のボルト・ナット52によって取り付けられている。このボルト・ナット52のボルト頭部52aは、スライドレール101の側面に前後方向へ貫通形成されている溝101b(図10)に挿入されており、ナット52bを締めれば調節部材51をスライドレール101に固定することができるとともに、ナット52bを緩めて前後方向に移動することもできる。このようにして、支持板111を介して可動側支持部材110をスライド可能に支持するスライドレール101が、調節部材51の支持に兼用される。そのため、調節部材51の支持用に別途、専用の部材を設ける必要がなく、その分、安価な構成となる。また、スライドレール101に設けられた調節部材51は、荷受台昇降装置の構成要素であり、1ユニットとしての荷受台昇降装置を車体側に架装することにより取り付けられる。従って、調節部材51を単独で別途車体側に取り付ける必要が無く、架装作業が容易である。
また、図9において、調節部材51の前方側側面には、ストッパボルト53と、近接センサ54の被検知ドグとなるボルト55(53との識別の便宜上、ハッチングを付している。)とが、前方側へ突出長可調節に取り付けられている。一方、支持板114には、ボルト・ナット56によりストッパ部材57が取り付けられている。ストッパ部材57にはストッパボルト53との当接部57aが一体に形成されている(図10も参照。)。
上記の張出位置調節装置50においては、可動側支持部材110(図2)が後方へスライドして支持板114に取り付けられたストッパ部材57の当接部57aが、ストッパボルト53に当接することによりスライド停止となる。従って、調節部材51を前後に位置調節することにより、スライド後端位置を可変的に規定することができる。また、このように調節部材51を所望の位置に移動して固定するだけでスライド後端位置を調節することができるので、荷受台昇降装置1の張出位置の位置決め作業が容易である。
また、図1の格納状態から荷受台昇降装置1を後方へスライドさせ、当接部57aがストッパボルト53に当接すると、近接センサ54がボルト55を検知する。この検知信号に基づいて、スライドシリンダ151の伸長動作は停止となり、次の動作であるリフトシリンダ123の収縮動作が行われる。すなわち、近接センサ54は、スライド動作からリフトシリンダ123の動作に入るタイミングを検知する。
以上のような張出位置調節装置50を備えた荷受台昇降装置1を車体に架装するには、ブラケット102をフレーム2fのどの位置に固定(溶接)するかをその都度位置調節する必要はなく、全車種に対して常に一定の位置にブラケット102を固定すればよい。従って、位置調節が不要になる分、架装が容易になる。なお、張出位置調節装置50は車種に合わせて予め所定の位置に調節しておく。
ブラケット102を固定した後は、支持装置(リフト等)を撤去して、図7に示すように可動側支持部材110を、張出位置調節装置50で規定される後端位置までスライドさせる。この後端位置において、上昇する荷受台130の前端部の軌跡T上に、位置調節の目標位置P1が存在するように、張出位置調節装置50の位置が調節されている。この目標位置とは、荷受台130の荷受面が車体2の床面と同一高さになり、かつ、両者が所定の隙間まで接近した状態となる位置、である。そして、昇降装置120により荷受台130を上昇させ、ストッパボルト125が支持板114に当接したとき、荷受台130の前端部がP1点にあるように、ストッパボルト125の突出長を調節する。
ここで、もし、ストッパボルト125の突出長調節のみでは所望の位置に正確に調節できなかったときには、張出位置調節装置50を前後方向に微調節して可動側支持部材110のスライド後端位置を調節すれば、荷受台130を所望の上昇端位置に合わせることができる。
図8は、図7に示す車種よりも車体の床面の高さが高い位置にある車種に、同一の荷受台昇降装置1を架装した状態を示す側面図である。この場合も、フレーム2fに対する架装ブラケット102の固定位置は同じである。従って、位置調節が不要になる分、架装が容易になる。一方、張出位置調節装置50は、図7の車種よりも後方の所定位置に予め調節しておく。
ブラケット102を固定した後は、同様に、図8に示すように可動側支持部材110を、張出位置調節装置50で規定される後端位置までスライドさせる。この後端位置において、上昇する荷受台130の前端部の軌跡T上に、位置調節の目標位置P2が存在するように、張出位置調節装置50の位置が調節されている。そして、昇降装置120により荷受台130を上昇させ、ストッパボルト125が支持板114に当接したとき、荷受台130の前端部がP2点にあるように、ストッパボルト125の突出長を調節する。
また、もし、ストッパボルト125の突出長調節のみでは所望の位置に正確に調節できなかったときには、張出位置調節装置50を前後方向に微調節して可動側支持部材110のスライド後端位置を調節すれば、荷受台130を所望の上昇端位置に合わせることができる。
以上のように、張出位置調節装置50を備えた荷受台昇降装置1においては、張出位置調節装置50によってスライド後端位置を前後方向に移動すれば、荷受台上昇端の高さ位置を変化させることができる。これにより、車体側への架装位置が一定であっても、車種によって異なる床面の高さに、荷受台130の上昇端位置を合わせることができる。従って、車種に関わらず、架装は常に車体側の同じ位置に対して行えばよく、架装に要する時間を従来より短縮することができる。
なお、車種による張出位置調節装置50の前後方向への移動範囲は、最大で例えば約170mmにも達するが、上記のような張出位置調節装置50によれば、かかる大きな範囲の調節も容易に実現することができる。
なお、上記実施形態の荷受台昇降装置1ではメインプレート131とサブプレート132とによる2段折れ(格納時に2段重ね状態)の荷受台130を使用しているが、荷受台は、3段折れの構造であってもよい。
また、上記実施形態の荷受台昇降装置1ではスライド機構150にスライドシリンダ151及びチェーン152を使用したが、スライドシリンダ151のみによるスライド機構であってもよい。
なお、上記実施形態の荷受台昇降装置1ではスライドレール101に溝101bを形成し、調節部材51側に設けられるボルト頭部52aを当該溝101bに挿入する構成としたが、この雌雄の関係は逆でもよい。すなわち、スライドレール101の側面に、前後方向に延びる凸部を設け、これと係合する形状を有する凹部を調節部材51に形成する構造であってもよい。
また、上記実施形態において調節部材51を取り付ける相手方の部材をスライドレール101としたのは一例であり、前後方向に移動調節が可能でさえあればスライドレール101以外の他の部材に調節部材51を取り付けてもよい。
車両本体に架装された状態の、本発明の一実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。 図1の状態から荷受台昇降装置全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。 上記荷受台昇降装置におけるスライド機構の平面図である。 上記スライド機構の主要部のみを示す平面図であり、(a)はスライドシリンダが最も収縮動作した状態を示し、(b)は所定の位置まで伸長動作した状態を示している。 上記スライド機構の主要部のみを示す側面図であり、(a)はスライドシリンダが最も収縮動作した状態を示し、(b)は所定の位置まで伸長動作した状態を示している。 図2から昇降装置及び荷受台を省略して、スライドレール付近を拡大した側面図である。 荷受台昇降装置を架装して荷受台の上昇端位置を調節する状態の側面図である。 図7に示す車体より床面が高い位置にある車種に対して、荷受台昇降装置を架装して荷受台の上昇端位置を調節する状態の側面図である。 (b)は、図6のIX部を拡大した図であり、(a)はその平面図である。 図2における最後部のブラケットの鉛直断面を後方側から見た図である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
2 車体
50 張出位置調節装置
51 調節部材
100 固定側支持部材
101 スライドレール
101b 溝
110 可動側支持部材
120 昇降装置
130 荷受台
150 スライド機構

Claims (3)

  1. 車体に取り付けられる固定側支持部材と、
    前記固定側支持部材に車体前後方向へスライド可能に取り付けられた可動側支持部材と、
    前記可動側支持部材に取り付けられたアーム式の昇降装置と、
    前記昇降装置に取り付けられた荷受台と、
    前記可動側支持部材をスライドさせるスライド機構と、
    前記可動側支持部材のスライド後端位置を可変的に規定する張出位置調節装置とを備え
    前記張出位置調節装置は、前記固定側支持部材に車体前後方向へ移動可能に支持されているとともに当該固定側支持部材に固定が可能な調節部材を有する
    ことを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 前記固定側支持部材は、前記可動側支持部材をスライド可能に支持するとともに車体前後方向に延びる溝を有するスライドレールを含み、この溝に、前記調節部材が取り付けられる請求項1記載の荷受台昇降装置。
  3. 前記張出位置調節装置は、前記可動側支持部材に取り付けられているとともに、前記スライド後端位置にて前記調節部材に当接するストッパ部材を有する請求項1または2に記載の荷受台昇降装置。
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