JP4729380B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

荷受台昇降装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4729380B2
JP4729380B2 JP2005295115A JP2005295115A JP4729380B2 JP 4729380 B2 JP4729380 B2 JP 4729380B2 JP 2005295115 A JP2005295115 A JP 2005295115A JP 2005295115 A JP2005295115 A JP 2005295115A JP 4729380 B2 JP4729380 B2 JP 4729380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
slide member
guide portion
state
lifting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005295115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007099210A (ja
Inventor
隆敏 北條
学 樋本
祥 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP2005295115A priority Critical patent/JP4729380B2/ja
Publication of JP2007099210A publication Critical patent/JP2007099210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4729380B2 publication Critical patent/JP4729380B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)

Description

本発明は、貨物自動車に搭載される、スライド可能な荷受台昇降装置に関する。
貨物自動車の後方の床下に格納される床下格納式の荷受台昇降装置は、使用時に、格納された状態から水平スライドによって後方へ引き出される。このようなスライド動作を円滑にするため、本願出願人は、水平に延びるスライドレールに空洞状のガイド部を設け、ガイド部内を前後一対の樹脂製の摺動部材が摺動し、この摺動部材によって昇降装置を支持する構成の荷受台昇降装置を提案した(特願2004−313776号)。
しかしながら、上記のような荷受台昇降装置においては、樹脂製の摺動部材に昇降装置その他の荷重がかかったとき、摺動部材に湾曲変形が生じてスライドレールとの接触面積が小さくなり、応力集中が発生することによりスライドレールが変形する場合があることが判明した。
かかる問題点に鑑み、本発明は、スライドレールを備えた荷受台昇降装置において、応力集中によるスライドレールの変形を防止することを目的とする。
発明は、車体に対してスライド可能に取り付けられる荷受台昇降装置において、前記車体に固定される部材であって、一方向に延びる空洞状のガイド部を有するスライドレールと、前記ガイド部内を移動可能な樹脂製の第1スライド部材と、前記ガイド部内を移動可能であって、所要の剛性を確保する金属製の本体部及び、当該本体部の下面に取り付けられ、前記ガイド部と面接触の状態で摺接する樹脂製の摺動部材を有する第2スライド部材と、前記第1スライド部材及び第2スライド部材に支持され、自重により、前記第1スライド部材に対してこれを上に押し上げる力を付与し、前記第2スライド部材に対してこれを下に押し下げる力を付与する昇降装置とを備えたものである。
上記のように構成された荷受台昇降装置においては、昇降装置の自重その他の重量により第1スライド部材は押し上げられ、この荷重は、スライドレールによって受け止められる。一方、第2スライド部材は押し下げられ、この荷重は、本体部から摺動部材を介してスライドレールにより受け止められる。このとき、第2スライド部材の本体部はその剛性によって自己の変形を抑制するので、本体部に取り付けられた摺動部材は、ガイド部との所定の接触面積を維持することができ、ガイド部における応力集中を防止することができる。また、第1スライド部材は樹脂製のため、スライド部材全体としての軽量化に寄与する。
本発明の荷受台昇降装置によれば、スライド部材の本体部はその剛性によって自己の変形を抑制するので、本体部に取り付けられた摺動部材は、ガイド部との所定の接触面積を維持することができ、ガイド部における応力集中を防止することができる。これにより、スライドレールの変形を防止することができる。
図1は、車両本体に架装された状態の、本発明の一実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。この状態は、荷受台昇降装置1が車体2の床下に格納された状態すなわち、走行可能状態を表している。一方、図2は、図1の状態から荷受台昇降装置1全体を後方へ水平スライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。
図2において、荷受台昇降装置1の車幅方向に左右一対設けられている固定側支持部材100は、各々、前後方向に水平に延びるスライドレール101と、これを車体2のフレーム2fに架装するための複数(本例では3個)のブラケット102とによって構成されている。図8は、図2における最後部のブラケット102の鉛直断面を後方側から見た図であり、スライドレール101は図示のような断面形状のアルミニウムダイキャスト部材である。スライドレール101と各ブラケット102とは、2本のボルト・ナット103により締結されている。スライドレール101の内部下方には水平方向に延びる空洞状のガイド部101aが形成され、その内壁面との間に僅かな隙間を保って、支持板201と接続されたスライド部材202が、ガイド部内を車体前後方向に移動可能に装着されている(詳細後述)。
図2に戻り、左右一対の支持板201は、車幅方向に水平に延びる角パイプからなる連結部材203を貫通させ(なお、両側端部は補強用に角パイプを3段重ねしているが、車幅方向に架設しているのは1本のみである。)、これらは互いに一体に溶接されている。支持板201より車幅方向の外側には、他の支持板204,205が、連結部材203と一体に溶接されている。これらの支持板204,205も、左右一対設けられている。上記の支持板201、スライド部材202、連結部材203及び支持板204,205は、固定側支持部材100に対して車体前後方向にスライド可能な可動側支持部材200を構成している。
上記支持板204には補助リンク121が一定範囲で回動可能に取り付けられており、この補助リンク121に、上アーム122及びリフトシリンダ123が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ123の先端は上アーム122の所定位置に接続されており、伸縮動作により上アーム122にトルクを付与する。また、支持板205には下アーム124が回動可能に取り付けられている。上アーム122及び下アーム124はそれらの支点及び作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクを構成し、リフトシリンダ123の伸縮動作により、その先端側を昇降動作させる。上アーム122にはストッパボルト125が突出長可調節に取り付けられており、その先端が支持板204の上部に当接することをもって、平行リンク(上アーム122及び下アーム124)の上昇端とする。上記の補助リンク121、上アーム122、リフトシリンダ123、下アーム124及びストッパボルト125は、左右一対設けられ、アーム式の昇降装置120を構成している。
荷受台130は、上アーム122及び下アーム124の先端に水平に取り付けられ、メインプレート131と、これに対して折り畳み・展開可能に接続されたサブプレート132と備えている。格納時にはメインプレート131上にサブプレート132が折り畳まれる。また、使用時にはサブプレート132が展開され、メインプレート131からサブプレート132へ連続した荷受面が構成される。
また、前述の左右一対の支持板201の各々には、後方へ突出するようにローラ取付板141が取り付けられ、その後端にガイドローラ142が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ142に、サブプレート132の先端を乗せることができる。
次に、図2では図示を省略したスライド機構(スライド動作のための駆動機構)について説明する。図3は、スライド機構150の平面図である。スライド機構150は、車幅方向において左右のスライドレール101の間にあり、車体の前後方向に延びている。また、スライドレール101とほぼ同じ高さに取り付けられている。スライド機構150を構成する主要な部材は、スライドシリンダ151及びチェーン152である。スライドシリンダ151のロッド側端部は、T字状になるように、支持軸153が取り付けられている。この支持軸153は、車幅方向を軸方向として軸周りに回動可能に、取付板154に取り付けられている。そして、この取付板154は、左右一対のスライドレール101に架設されたクロスメンバ104に固定されている。
図4及び図5はそれぞれ、スライド機構150の主要部のみを示す平面図及び側面図であり、各図において、(a)はスライドシリンダ151が最も収縮動作した状態を示し、(b)は所定の位置まで伸長動作した状態を示している。各図の(a)において、スライドシリンダ151のシリンダチューブの前後両端にはスプロケット支持部155,156が設けられており、これに、2列のスプロケット157(図5)が回転自在に取り付けられている。前後のスプロケット157間には、チェーン152が2列に張架されている。
各チェーン152は、具体的には2本のチェーン152a,152b(図5)によって構成されており、それぞれの一端はチェーン連結部材158に接続されている。このチェーン連結部材158はカバー159に締結されている。また、カバー159は、その前端部において前述の取付板154に接続されている。従って、スライドシリンダ151が伸縮動作してもチェーン連結部材158は前後に動くことはなく、図示の位置に固定されている。また、各チェーン152a,152bの他端は、チェーン連結部材160に固定されている。このチェーン連結部材160は、昇降装置120(図2)の連結部材203に固定されている。従って、このチェーン連結部材160が前後に移動すれば、昇降装置120がスライド動作をすることになる。このように構成されたチェーン152は、側面から見ると(図5)、スライドシリンダ151のシリンダチューブを取り巻くように、ループを形成している。
図5の(a)の状態からスライドシリンダ151が伸長動作を開始すると、そのシリンダチューブが後方(図の右方向)へ移動しようとする。これにより、前後のスプロケット157が反時計回り方向に回転し、チェーン152の下半部が後方へ送られる。従って、チェーン連結部材160も後方へ送られる。このときの移動量は、スライドシリンダ151の伸長量の倍となり、ストロークを倍増した送りが実現される。すなわち、最終的に可動側支持部材200が所定の後端位置で停止するまでの移動量Lは、ストロークSの2倍となる。
次に、上記スライド動作においてスライド後退位置を規定する張出位置調節装置50の構造について説明する。図6は、図2から昇降装置120及び荷受台130を省略して、スライドレール101付近を拡大した側面図である。この図のVII部を拡大したものが図7の(b)であり、(a)はその平面図である。図7及び図8において、スライドレール101の後方の所定位置には、直方体状の調節部材51が、これを貫通する一対のボルト・ナット52によって取り付けられている。このボルト・ナット52のボルト頭部52aは、スライドレール101の側面に前後方向へ貫通形成されている溝101b(図8)に挿入されており、ナット52bを締めれば調節部材51をスライドレール101に固定することができるとともに、ナット52bを緩めて前後方向に移動することもできる。
また、図7において、調節部材51の前方側側面には、ストッパボルト53と、近接センサ54の被検知ドグとなるボルト55(53との識別の便宜上、ハッチングを付している。)とが、前方側へ突出長可調節に取り付けられている。一方、支持板204には、ボルト・ナット56によりストッパ部材57が取り付けられている。ストッパ部材57にはストッパボルト53との当接部57aが一体に形成されている(図8も参照。)。
上記の張出位置調節装置50においては、可動側支持部材200(図2)が後方へスライドして支持板204に取り付けられたストッパ部材57の当接部57aが、ストッパボルト53に当接することによりスライド停止となる。従って、調節部材51を前後に位置調節することにより、スライド後端位置を可変的に規定することができる。
また、図1の格納状態から荷受台昇降装置1を後方へスライドさせ、当接部57aがストッパボルト53に当接すると、近接センサ54がボルト55を検知する。この検知信号に基づいて、スライドシリンダ151の伸長動作は停止となり、次の動作であるリフトシリンダ123の収縮動作が行われる。すなわち、近接センサ54は、スライド動作からリフトシリンダ123の動作に入るタイミングを検知する。
次に、スライドレール101及びスライド部材202の構造について詳細に説明する。
図9は、スライドレール101のみを、ガイド部101aが延びる方向と直交する鉛直断面(図8と同じ)で見た拡大断面図である。ガイド部101aの底部の中央には、支持板201を通すスリットSが形成され、その両側には、外側に向かって角度θ1で下方傾斜する左右対称な一対の下部傾斜面101cが形成されている。なお、スリットSを設けることにより、ガイド部101aの底部は、下部傾斜面101cにかかる重力方向の荷重を、片持ち梁の状態で支える構造となっている。一方、ガイド部101aの天井面には、左右対称な一対の上部傾斜面101dが形成されており、これらは互いに外側に向かって角度θ2で下方傾斜している。すなわち、下部傾斜面101c、上部傾斜面101d共に、左右一対で互いに逆傾斜する関係となっている。角度θ1,θ2は、例えばθ1=θ2=5度である。なお、ガイド部101aの下部には、ガイド部101a内への泥水等の浸入を防ぐシール(図示せず。)を取り付ける穴101eが形成されている。
一方、スライド部材202は、実際には、前方側の第1スライド部材206と、後方側の第2スライド部材207とによって構成されている。
図10は、支持板201及び、その前方側(車体の前方側)に取り付けられる第1スライド部材206等を分解状態で示す斜視図である。また、図11は、支持板201に取り付けられた状態の第1スライド部材206等がスライドレール101内に収められた状態を示す垂直断面図である。図10において、支持板201の上方の前部には丸孔201aが形成され、ここに、円柱状の鉄製のピン210が挿嵌されている。ピン210の径方向には、左右一対の貫通ねじ孔210aが形成されている。一方、左右一対の第1スライド部材206は樹脂モールドによって形成され、概ね直方体のブロック体を成している。第1スライド部材206には、ピン210の外径に適合する内径の貫通孔206aと、この貫通孔206aに下方から直交する貫通孔206bとが形成されている。
上記一対の第1スライド部材206をピン210に嵌合して、貫通孔206bにボルト211を入れてピン210の貫通ねじ孔210aに螺着することにより、第1スライド部材206とピン210とが相互に抜け止めされ、両者は支持板201に固定される。なお、図11に示すように、ボルト211は、その頭部が貫通孔206bに対して微小隙間を残す程度に緊密に挿通されており、これにより、ピン210の軸方向への移動や軸周りの回動が規制されている。
図11において、第1スライド部材206の上面及び側面は、スライドレール101のガイド部101aにほぼ沿った形状となっている、また、第1スライド部材206の上面には、左右対称な一対の上部傾斜面206cが形成されており、これらは互いに外側に向かって下方傾斜している。この傾斜角はθ2(図9)と同じであり、上部傾斜面206cの形状は、ガイド部101aの上部傾斜面101dと合致している。
図6において、支持板201は、連結部材203を介して昇降装置120その他の、可動側各部材の自重を支えており、この自重の重心は連結部材203より後方(図6における右方)にある。その結果、昇降装置120は、第1スライド部材206に対してはこれを上に押し上げる力を付与し、第2スライド部材207に対してはこれを下に押し下げる力を付与する。このため、図11において、第1スライド部材206の上部傾斜面206cはスライドレール101の上部傾斜面101dに押し付けられ、逆に、下面は下部傾斜面101cから離れて浮き上がっている。
図12は、支持板201及び、その後方側(車体の後方側)に取り付けられる第2スライド部材207等を分解状態で示す斜視図である。また、図13は、支持板201に取り付けられた状態の第2スライド部材207等がスライドレール101内に収められた状態を示す垂直断面図である。図12において、支持板201の上方の後部には丸孔201bが形成され、ここに、円柱状の鉄製のピン210(図10,11に示すものと同一部材)が挿嵌されている。一方、左右一対の第2スライド部材207の各々は、本体部208と、摺動部材209とによって構成されている。
直方体のブロック体を成す本体部208は鉄系の金属からなり、支持板201に昇降装置120その他の重量が負荷されたときでも変形を生じないような所要の剛性を有している。なお、鉄系以外でも所要の剛性を有する金属製のものであれば、採用可能である。この本体部208には、ピン210の外径に適合する内径の貫通孔208aと、この貫通孔208aに上方から直交する貫通孔208bと、下面に開口する一対の有底ねじ孔208cとが形成されている。また、左右一対の摺動部材209は樹脂モールドによって形成された板状の部材であり、下部傾斜面(下面)209aは、水平に取り付けられる上面に対して外側へ肉厚が増すように傾斜している。摺動部材209には一対の座ぐり貫通孔209bが形成されている。
上記一対の摺動部材209は、ボルト212を座ぐり貫通孔209bに通して有底ねじ孔208cに螺着することにより、本体部208に固定される。ボルト212の頭部は図13に示すように座ぐり貫通孔209bに収められ摺動部材209の下部傾斜面209aより引っ込んでいる。また、摺動部材209がそれぞれ取り付けられた左右一対の本体部208をピン210に嵌合して、貫通孔208bにボルト213を入れてピン210の貫通ねじ孔210aに螺着することにより、第2スライド部材207とピン210とが相互に抜け止めされ、両者は支持板201に固定される。なお、図13に示すように、ボルト213は、その頭部が貫通孔208bに対して微小隙間を残す程度に緊密に挿通されており、これにより、ピン210の軸方向への移動や軸周りの回動が規制されている。
図13において、摺動部材209の下部傾斜面209a及び側面は、スライドレール101のガイド部101aにほぼ沿った形状となっている、また、下部傾斜面209aは、左右対称な一対の傾斜面を成し、互いに外側に向かって下方傾斜している。この傾斜角はθ1(図9)と同じであり、下部傾斜面209aの形状は、ガイド部101aの下部傾斜面101cと合致している。
前述のように、昇降装置120は、第2スライド部材207に対してはこれを下に押し下げる力を付与するので、図13において、摺動部材209の下部傾斜面209aはガイド部101aの下部傾斜面101cに押し付けられている。逆に、第2スライド部材207の上部は、上部傾斜面101dから離れている。
以上のように構成された荷受台昇降装置を使用する場合、まず、図1に示す格納状態の荷受台昇降装置1を、上記スライド機構150により後方へスライドさせ、所定の後退端まで後退させる。ここからリフトシリンダ123を収縮動作させると上アーム122及び下アーム124が下降し、図2の実線に示すように着地する。このときメインプレート131は水平であり、他方、サブプレート132はその先端がガイドローラ142に乗っている。次にサブプレート132を手で起こして水平に倒伏させる。このようして荷受台130が水平に展開される。この状態で、リフトシリンダ123を伸長動作させると、荷受台130を水平に維持したまま、図示の上昇端位置まで荷受台130を上昇させることができる。このときストッパボルト125は支持板204に当接している。
また、上昇端位置からリフトシリンダ123を収縮動作させれば、荷受台130を元の位置まで下降させることができる。なお、下アーム124が着地してからさらにリフトシリンダ123を収縮動作させると、補助リンク121の作用により荷受台130はその先端を下げるようにチルト動作して地面に沿い、荷物の積み下ろしが容易にできるようになる。荷受台130を格納するには、下アーム124が着地して荷受台130が水平である状態からサブプレート132を起立させ、さらに、ガイドローラ142にもたせかける。次に、上アーム122及び下アーム124を上昇させサブプレート132をメインプレート131上に畳み込む。そして、スライド機構150を動作させ、格納位置まで可動側支持部材200、昇降装置120及び荷受台130を引き込み、図1の状態となる。
上記一連の動作におけるスライド動作に際し、図11,図13に示す状態で、ガイド部101a内を第1スライド部材206及び第2スライド部材207が移動するとき、昇降装置120その他の荷重により、第1スライド部材206及び第2スライド部材207はそれぞれ、スライドレール101の上部傾斜面101d及び下部傾斜面101cに押し付けられる。ここで、第2スライド部材207に関して、昇降装置120その他の荷重は、支持板201からピン210を介して本体部208に付与され、さらに摺動部材209を介してスライドレール101に付与される。このとき、本体部208はその剛性により自己の変形(湾曲等)を抑制する。従って、本体部208はその下面全体で摺動部材209を押さえ、摺動部材209はその下部傾斜面209aの全面でガイド部101aの下部傾斜面101cと面接触する。すなわち、摺動部材209は、ガイド部101aとの所定の接触面積を維持することができる。従って、片持ち梁の状態である下部傾斜面101cにおいて局所的な応力集中の発生を防止することができ、これにより、スライドレール101の変形を防止することができる。
なお、第1スライド部材206には第2スライド部材207における本体部208のような剛性を確保する別部材が存在しないが、仮に第1スライド部材206が変形して上部傾斜面101dに応力集中を起こさせるような接触の仕方をしたとしても、左右の上部傾斜面101dがつながっていることにより、変形は生じにくい。従って、第1スライド部材206は樹脂製とすることができる。これにより、スライド部材全体の軽量化に寄与する。但し、第1スライド部材206についても第2スライド部材207と同様の構成(鉄製の本体部と、その上面に取り付けた摺動部材とによる構成)を採用してもよいことは言うまでもない。
一方、図11,図13に示す状態で、傾斜面同士を摺接させながらガイド部101a内を第1スライド部材206及び第2スライド部材207が移動すると、傾斜面同士の接触による調芯作用が発揮され、車幅方向への左右のがたつきが防止される。このようにして、左右一対のスライドレール101において各スライド部材206,207のがたつきが防止されることにより、これらに支持された昇降装置120その他の可動側各部材は円滑にスライドすることができる。
なお、上記実施形態の荷受台昇降装置1ではメインプレート131とサブプレート132とによる2段折れ(格納時に2段重ね状態)の荷受台130を使用しているが、荷受台は、3段折れの構造であってもよい。
車両本体に架装された状態の、本発明の一実施形態による荷受台昇降装置の側面図である。 図1の状態から荷受台昇降装置全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。 上記荷受台昇降装置におけるスライド機構の平面図である。 上記スライド機構の主要部のみを示す平面図であり、(a)はスライドシリンダが最も収縮動作した状態を示し、(b)は所定の位置まで伸長動作した状態を示している。 上記スライド機構の主要部のみを示す側面図であり、(a)はスライドシリンダが最も収縮動作した状態を示し、(b)は所定の位置まで伸長動作した状態を示している。 図2から昇降装置及び荷受台を省略して、スライドレール付近を拡大した側面図である。 (b)は、図6のVII部を拡大した図であり、(a)はその平面図である。 図2における最後部のブラケットの鉛直断面を後方側から見た図である。 スライドレールのみを、ガイド部が延びる方向と直交する鉛直断面で見た拡大断面図である。 支持板及び、その前方側(車体の前方側)に取り付けられる第1スライド部材等を分解状態で示す斜視図である。 支持板に取り付けられた状態の第1スライド部材等がスライドレール内に収められた状態を示す垂直断面図である。 支持板及び、その後方側(車体の後方側)に取り付けられる第2スライド部材等を分解状態で示す斜視図である。 支持板に取り付けられた状態の第2スライド部材等がスライドレール内に収められた状態を示す垂直断面図である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
2 車体
101 スライドレール
101a ガイド部
120 昇降装置
202 スライド部材(第1スライド部材、第2スライド部材)
206 第1スライド部材
207 第2スライド部材
208 本体部
209 摺動部材

Claims (1)

  1. 車体に対してスライド可能に取り付けられる荷受台昇降装置において、
    前記車体に固定される部材であって、一方向に延びる空洞状のガイド部を有するスライドレールと、
    前記ガイド部内を移動可能な樹脂製の第1スライド部材と、
    前記ガイド部内を移動可能であって、所要の剛性を確保する金属製の本体部及び、当該本体部の下面に取り付けられ、前記ガイド部と面接触の状態で摺接する樹脂製の摺動部材を有する第2スライド部材と、
    前記第1スライド部材及び第2スライド部材に支持され、自重により、前記第1スライド部材に対してこれを上に押し上げる力を付与し、前記第2スライド部材に対してこれを下に押し下げる力を付与する昇降装置と
    を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
JP2005295115A 2005-10-07 2005-10-07 荷受台昇降装置 Active JP4729380B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005295115A JP4729380B2 (ja) 2005-10-07 2005-10-07 荷受台昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005295115A JP4729380B2 (ja) 2005-10-07 2005-10-07 荷受台昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007099210A JP2007099210A (ja) 2007-04-19
JP4729380B2 true JP4729380B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38026553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005295115A Active JP4729380B2 (ja) 2005-10-07 2005-10-07 荷受台昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4729380B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5343189B2 (ja) * 2009-09-14 2013-11-13 日本フルハーフ株式会社 車両用昇降装置のスライド支持構造
JP2012096698A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Shinmaywa Industries Ltd 荷受台昇降装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03110173U (ja) * 1990-02-26 1991-11-12
JP2003025900A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Shinmeiwa Auto Engineering Ltd 格納式荷受台昇降装置におけるスライド機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03110173U (ja) * 1990-02-26 1991-11-12
JP2003025900A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Shinmeiwa Auto Engineering Ltd 格納式荷受台昇降装置におけるスライド機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007099210A (ja) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8282335B2 (en) Liftgate and mounting bracket system
US7717485B1 (en) Universal room extension for expandable rooms
US6439145B1 (en) Convertible pontoon/camper/trailer construction
WO2004070119B1 (fr) Procede d’installation en mer d’un eolienne
US9701286B2 (en) Swing-down jack with plurality of detent locks
US8091940B1 (en) Expandable room leveling system and method
JP4729380B2 (ja) 荷受台昇降装置
WO2017042772A1 (en) T-bolt for dock lip
JP4310257B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP2010083413A (ja) 車両用昇降装置
US3493129A (en) Vehicle garage
JP5158873B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP4310258B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP4310259B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP5714309B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP4451272B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP2006123701A (ja) 荷受台昇降装置
JP4310260B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP4121023B2 (ja) ステップ一体型荷受台昇降装置
JP7254219B1 (ja) 荷受台昇降装置
US20060182544A1 (en) Truck mounted elevating rack and method of unloading oversized items
JP2010030512A (ja) 荷受台昇降装置
US20220410785A1 (en) Torsion bar bracket with bushing
JP4551737B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP4941766B2 (ja) 車両用昇降装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4729380

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350