JPH11189090A - 荷受台昇降装置における荷受台格納装置 - Google Patents
荷受台昇降装置における荷受台格納装置Info
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- JPH11189090A JPH11189090A JP35938197A JP35938197A JPH11189090A JP H11189090 A JPH11189090 A JP H11189090A JP 35938197 A JP35938197 A JP 35938197A JP 35938197 A JP35938197 A JP 35938197A JP H11189090 A JPH11189090 A JP H11189090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷受台昇降装置の荷受台を起立格納する際
に、荷受台の回動速度を十分に減速させて起立格納位置
で衝撃音が発生するのを確実に防止するようにする。 【解決手段】 荷受台10の裏面に取り付けられた起伏
用シリンダ12の内部に複数枚の皿バネ20を内装し、
荷受台10が起立格納する直前に皿バネ20の反力を作
用させて、起伏用シリンダ12をゆっくりと伸長させる
ようにした。
に、荷受台の回動速度を十分に減速させて起立格納位置
で衝撃音が発生するのを確実に防止するようにする。 【解決手段】 荷受台10の裏面に取り付けられた起伏
用シリンダ12の内部に複数枚の皿バネ20を内装し、
荷受台10が起立格納する直前に皿バネ20の反力を作
用させて、起伏用シリンダ12をゆっくりと伸長させる
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車等に設
置される荷受台昇降装置に関するもので、特に荷受台を
起立格納させるための荷受台格納装置に関するものであ
る。
置される荷受台昇降装置に関するもので、特に荷受台を
起立格納させるための荷受台格納装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の貨物自動車等の車体後部に設置さ
れる荷受台昇降装置は、昇降用シリンダにて平行リンク
を上下回動させて、前記平行リンクの先部に水平保持さ
れた荷受台を地上と荷台との間を昇降させ、単動式の油
圧シリンダである起伏用シリンダの伸長作動にて荷受台
を倒伏張出位置から起立格納位置まで回動させるように
なっている。
れる荷受台昇降装置は、昇降用シリンダにて平行リンク
を上下回動させて、前記平行リンクの先部に水平保持さ
れた荷受台を地上と荷台との間を昇降させ、単動式の油
圧シリンダである起伏用シリンダの伸長作動にて荷受台
を倒伏張出位置から起立格納位置まで回動させるように
なっている。
【0003】ところで荷受台を倒伏張出位置から上方回
動させるとき、回動初期は回転モーメントが大きいため
荷受台はゆっくりと上方回動するが、荷受台の上方回動
とともに回転モーメントが小さくなると、荷受台は徐々
にその回動速度を増しながら起立し、回転モーメントが
作用しなくなる起立格納位置ではその速度は最も速くな
るため、起立格納位置では荷受台が大きな衝撃音を発生
しながら停止するという問題があった。
動させるとき、回動初期は回転モーメントが大きいため
荷受台はゆっくりと上方回動するが、荷受台の上方回動
とともに回転モーメントが小さくなると、荷受台は徐々
にその回動速度を増しながら起立し、回転モーメントが
作用しなくなる起立格納位置ではその速度は最も速くな
るため、起立格納位置では荷受台が大きな衝撃音を発生
しながら停止するという問題があった。
【0004】このため起伏用シリンダの内部にコイルス
プリングを内装し、起立格納直前でコイルスプリングの
反力を作用させて起伏用シリンダの伸長作動を遅らせる
ことにより荷受台をゆっくり回動させるようにしてあ
る。
プリングを内装し、起立格納直前でコイルスプリングの
反力を作用させて起伏用シリンダの伸長作動を遅らせる
ことにより荷受台をゆっくり回動させるようにしてあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記コイルス
プリングは起伏用シリンダの内部に装着されているた
め、限られたスペース内では必要な反力を得ることがで
きない。このため荷受台の回動速度を十分に減速させる
ことができないという問題がある。仮にシリンダ径とと
もにコイルスプリングの巻き径を大きくしても、起伏用
シリンダの受圧面積の増加とともに作動油圧が大きくな
ってしまうことから結果としてコイルスプリングに十分
な反力を与えることはできない。またコイルスプリング
の巻き数を少なくすることも考えられるが、この場合は
コイルスプリングの撓み量が大きくなることからコイル
の寿命が短くなってしまう。
プリングは起伏用シリンダの内部に装着されているた
め、限られたスペース内では必要な反力を得ることがで
きない。このため荷受台の回動速度を十分に減速させる
ことができないという問題がある。仮にシリンダ径とと
もにコイルスプリングの巻き径を大きくしても、起伏用
シリンダの受圧面積の増加とともに作動油圧が大きくな
ってしまうことから結果としてコイルスプリングに十分
な反力を与えることはできない。またコイルスプリング
の巻き数を少なくすることも考えられるが、この場合は
コイルスプリングの撓み量が大きくなることからコイル
の寿命が短くなってしまう。
【0006】そこで本発明は、起伏用シリンダに内装で
きる大きさでコイルスプリングよりも反力の大きい皿バ
ネを複数枚使用することにより、起立格納直前で荷受台
の回動速度を十分に減速させるようにして、衝撃音の発
生を確実に防止できるようにした荷受台昇降装置におけ
る荷受台格納装置を提供するものである。
きる大きさでコイルスプリングよりも反力の大きい皿バ
ネを複数枚使用することにより、起立格納直前で荷受台
の回動速度を十分に減速させるようにして、衝撃音の発
生を確実に防止できるようにした荷受台昇降装置におけ
る荷受台格納装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体後部若し
くは側部に昇降用シリンダにて平行リンクを回動可能に
設け、前記平行リンクの先部には荷受台を上方回動可能
に軸支してなる荷受台昇降装置において、前記荷受台の
裏面には荷受台を起立格納位置と倒伏張出位置との間を
上下回動させる起伏用シリンダを設け、前記起伏用シリ
ンダには、起立格納直前に荷受台の回動速度を減速させ
るための複数枚の皿バネを内装したことを特徴としてい
る。
くは側部に昇降用シリンダにて平行リンクを回動可能に
設け、前記平行リンクの先部には荷受台を上方回動可能
に軸支してなる荷受台昇降装置において、前記荷受台の
裏面には荷受台を起立格納位置と倒伏張出位置との間を
上下回動させる起伏用シリンダを設け、前記起伏用シリ
ンダには、起立格納直前に荷受台の回動速度を減速させ
るための複数枚の皿バネを内装したことを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において1は貨物自動車で、
該貨物自動車1は車体2上に荷台3を有する荷箱4が搭
載されている。前記車体2の後部には荷物を荷台3に積
み降ろしするための荷受台昇降装置5が取付フレーム6
を介して配設されている。前記荷受台昇降装置5は左右
一対の昇降枠7が一定の姿勢を保ったまま最上昇位置
(図1一点鎖線)と最下降位置(図1二点鎖線)との間
を昇降できるように左右一対の平行リンク8を介して支
持され、少なくとも一方の平行リンク8と取付フレーム
6若しくは車体2との間には、昇降枠7を昇降駆動する
昇降用シリンダ9を設けてある。更に左右の各昇降枠7
には、方形板状の荷受台10が起立格納位置(図1実
線)と倒伏張出位置(図1一点鎖線)との間を回動でき
るように軸支されている。
に基づいて説明する。図1において1は貨物自動車で、
該貨物自動車1は車体2上に荷台3を有する荷箱4が搭
載されている。前記車体2の後部には荷物を荷台3に積
み降ろしするための荷受台昇降装置5が取付フレーム6
を介して配設されている。前記荷受台昇降装置5は左右
一対の昇降枠7が一定の姿勢を保ったまま最上昇位置
(図1一点鎖線)と最下降位置(図1二点鎖線)との間
を昇降できるように左右一対の平行リンク8を介して支
持され、少なくとも一方の平行リンク8と取付フレーム
6若しくは車体2との間には、昇降枠7を昇降駆動する
昇降用シリンダ9を設けてある。更に左右の各昇降枠7
には、方形板状の荷受台10が起立格納位置(図1実
線)と倒伏張出位置(図1一点鎖線)との間を回動でき
るように軸支されている。
【0009】前記荷受台10の裏面には荷受台10を補
強するための中空の補強支持部材11が左右一対固着さ
れており、前記補強支持部材11内には荷受台10を起
伏させる単動式油圧シリンダの起伏用シリンダ12を設
けてある。前記起伏用シリンダ12は図2及び図3に示
す如くシリンダ本体13の基部を荷受台10裏面に固定
された支持ブラケット14にピン15にて枢支連結する
とともに、ロッド16の先部を前記昇降枠7にピン17
にて枢支連結してある。
強するための中空の補強支持部材11が左右一対固着さ
れており、前記補強支持部材11内には荷受台10を起
伏させる単動式油圧シリンダの起伏用シリンダ12を設
けてある。前記起伏用シリンダ12は図2及び図3に示
す如くシリンダ本体13の基部を荷受台10裏面に固定
された支持ブラケット14にピン15にて枢支連結する
とともに、ロッド16の先部を前記昇降枠7にピン17
にて枢支連結してある。
【0010】前記シリンダ本体13の内部には、ロッド
16の基部に固着したピストン18をスライド自在に設
けてあり、シリンダ本体13の基部室側に設けた油給排
口19から作動油を供給すると、前記ピストン18は作
動油の油圧により先部室側にスライドしてロッド16が
伸長するようになっている。さらに前記シリンダ本体1
3の先部室側のロッド16には、複数枚の皿バネ20を
内装してあり、起伏用シリンダを伸長させると伸長当初
は皿バネ20の反力は作用しないが、前記ピストン18
が先部室側へスライドして皿バネ20に当接すると、ピ
ストン18に皿バネ20の反力が作用し、起伏用シリン
ダ12の伸長作動が減速されて荷受台10はゆっくりと
起立し、皿バネ20が所定の撓み量Lまで撓むと起伏用
シリンダ12が最伸長し荷受台10は起立格納されるよ
うになっている。
16の基部に固着したピストン18をスライド自在に設
けてあり、シリンダ本体13の基部室側に設けた油給排
口19から作動油を供給すると、前記ピストン18は作
動油の油圧により先部室側にスライドしてロッド16が
伸長するようになっている。さらに前記シリンダ本体1
3の先部室側のロッド16には、複数枚の皿バネ20を
内装してあり、起伏用シリンダを伸長させると伸長当初
は皿バネ20の反力は作用しないが、前記ピストン18
が先部室側へスライドして皿バネ20に当接すると、ピ
ストン18に皿バネ20の反力が作用し、起伏用シリン
ダ12の伸長作動が減速されて荷受台10はゆっくりと
起立し、皿バネ20が所定の撓み量Lまで撓むと起伏用
シリンダ12が最伸長し荷受台10は起立格納されるよ
うになっている。
【0011】前記皿バネ20は図4に示す如く円錐形状
をなし、テーパ部21を介して小径部22と大径部23
とが形成されており、前記テーパ部21が撓むことによ
り反力(付勢力)が作用するようになっている。本実施
の形態では図3に示す如く、前記皿バネ20は同一方向
に二枚重ねてあり、起伏用シリンダ12の作動油圧に対
抗するために必要な反力が作用するようにしてある。さ
らに前記二枚重ねた一対の皿バネ20を交互に逆方向と
なるようにその大径部23同士又は小径部22同士を対
向させて直列に配設することにより、皿バネ20の合計
撓み量を大きくして、荷受台10の回動速度を十分減速
させるようにしてある。
をなし、テーパ部21を介して小径部22と大径部23
とが形成されており、前記テーパ部21が撓むことによ
り反力(付勢力)が作用するようになっている。本実施
の形態では図3に示す如く、前記皿バネ20は同一方向
に二枚重ねてあり、起伏用シリンダ12の作動油圧に対
抗するために必要な反力が作用するようにしてある。さ
らに前記二枚重ねた一対の皿バネ20を交互に逆方向と
なるようにその大径部23同士又は小径部22同士を対
向させて直列に配設することにより、皿バネ20の合計
撓み量を大きくして、荷受台10の回動速度を十分減速
させるようにしてある。
【0012】図5は皿バネ20とコイルスプリングの反
力を比較したもので、横軸は撓み量、縦軸は反力を示し
ている。前記撓み量Lに対する反力は、コイルスプリン
グの場合はP1と小さいのに対し、複数枚の皿バネ20
の場合はP2と大きいのがわかる。仮にシリンダ径とと
もにコイルスプリングの巻き径を大きくしてコイルスプ
リングの反力をP2まで高めようとしても、起伏用シリ
ンダ12の受圧面積の増加とともに作動油圧が大きくな
ってしまうことから結果としてコイルスプリングに十分
な反力を与えることはできない。またコイルスプリング
の巻き数を少なくすることも考えられるが、この場合は
撓み量が大きくなりコイルスプリングの寿命が短くなっ
てしまう。
力を比較したもので、横軸は撓み量、縦軸は反力を示し
ている。前記撓み量Lに対する反力は、コイルスプリン
グの場合はP1と小さいのに対し、複数枚の皿バネ20
の場合はP2と大きいのがわかる。仮にシリンダ径とと
もにコイルスプリングの巻き径を大きくしてコイルスプ
リングの反力をP2まで高めようとしても、起伏用シリ
ンダ12の受圧面積の増加とともに作動油圧が大きくな
ってしまうことから結果としてコイルスプリングに十分
な反力を与えることはできない。またコイルスプリング
の巻き数を少なくすることも考えられるが、この場合は
撓み量が大きくなりコイルスプリングの寿命が短くなっ
てしまう。
【0013】したがって起伏用シリンダ12内に内装で
きる大きさでは、コイルスプリングの反力を皿バネ20
と同一の反力P2まで高めることはできない。尚、本実
施の形態では同一方向に二枚重ねた一対の皿バネを交互
に逆方向に直列に配設してあるが、皿バネの配列順序を
適宜変更しても起伏用シリンダの作動油圧に対抗できる
十分な反力と撓み量があれば同様の作用効果を有するも
のである。
きる大きさでは、コイルスプリングの反力を皿バネ20
と同一の反力P2まで高めることはできない。尚、本実
施の形態では同一方向に二枚重ねた一対の皿バネを交互
に逆方向に直列に配設してあるが、皿バネの配列順序を
適宜変更しても起伏用シリンダの作動油圧に対抗できる
十分な反力と撓み量があれば同様の作用効果を有するも
のである。
【0014】また本実施の形態では荷受台昇降装置を車
体後部に設けてあるが、車体側部に設けても同様の作用
効果を有するものである。本発明は前記の如き構成で、
次に作用について説明する。貨物自動車1の走行中にお
いて、荷受台10は起伏用シリンダ12の最伸長にて起
立格納位置(図1実線)にある。
体後部に設けてあるが、車体側部に設けても同様の作用
効果を有するものである。本発明は前記の如き構成で、
次に作用について説明する。貨物自動車1の走行中にお
いて、荷受台10は起伏用シリンダ12の最伸長にて起
立格納位置(図1実線)にある。
【0015】この状態から荷台3上の荷物を地上へ降ろ
す場合は、まず起伏用シリンダ12の基部室の作動油を
排出可能にする。すると作動油圧により最伸長位置に保
持されていた起伏用シリンダ12に皿バネ20の反力が
作用して起伏用シリンダ12が縮小し、荷受台10は起
立格納位置から若干下方回動して傾斜した状態となる。
す場合は、まず起伏用シリンダ12の基部室の作動油を
排出可能にする。すると作動油圧により最伸長位置に保
持されていた起伏用シリンダ12に皿バネ20の反力が
作用して起伏用シリンダ12が縮小し、荷受台10は起
立格納位置から若干下方回動して傾斜した状態となる。
【0016】この状態になると荷受台10の重心が荷受
台10の回動中心の垂直延長線上から離れるため、荷受
台10は自重にて下方回動を始めるとともに基部室の作
動油が排出されて起伏用シリンダ12がさらに縮小し、
荷受台10は倒伏張出位置(図1一点鎖線)まで下方回
動する。荷受台10倒伏後は荷台3上の荷物を荷受台1
0上に移動させる。その後昇降用シリンダ9の作動にて
荷受台10を地上まで下降させ、荷受台10上の荷物を
地上へ降ろす。また地上の荷物を荷台3上へ積み込む場
合は前記と逆の手順で行う。
台10の回動中心の垂直延長線上から離れるため、荷受
台10は自重にて下方回動を始めるとともに基部室の作
動油が排出されて起伏用シリンダ12がさらに縮小し、
荷受台10は倒伏張出位置(図1一点鎖線)まで下方回
動する。荷受台10倒伏後は荷台3上の荷物を荷受台1
0上に移動させる。その後昇降用シリンダ9の作動にて
荷受台10を地上まで下降させ、荷受台10上の荷物を
地上へ降ろす。また地上の荷物を荷台3上へ積み込む場
合は前記と逆の手順で行う。
【0017】荷物の積み降ろし作業が終了すると、荷受
台10を最上昇位置まで上昇させた後、起伏用シリンダ
12を伸長作動させて荷受台10を上方回動させる。回
動初期はピストン18がシリンダ本体13の基部室側に
あり、皿バネ20の反力はまったく作用しないため、起
伏用シリンダ12は作動油圧によってのみ伸長する。荷
受台10が起立格納直前位置まで回動するとピストン1
8の先部室側が皿バネ20に当接してピストン18に皿
バネ20の反力が作用しはじめる。
台10を最上昇位置まで上昇させた後、起伏用シリンダ
12を伸長作動させて荷受台10を上方回動させる。回
動初期はピストン18がシリンダ本体13の基部室側に
あり、皿バネ20の反力はまったく作用しないため、起
伏用シリンダ12は作動油圧によってのみ伸長する。荷
受台10が起立格納直前位置まで回動するとピストン1
8の先部室側が皿バネ20に当接してピストン18に皿
バネ20の反力が作用しはじめる。
【0018】すると起伏用シリンダ12はその反力を抗
して伸長しようとするため、荷受台10の回動速度は徐
々に減速しはじめる。さらに起伏用シリンダ12を伸長
させると徐々に皿バネ20の反力が増し、それにともな
って起伏用シリンダ12の伸長作動がより遅くなり、荷
受台10はゆっくりと起立格納位置まで回動する。
して伸長しようとするため、荷受台10の回動速度は徐
々に減速しはじめる。さらに起伏用シリンダ12を伸長
させると徐々に皿バネ20の反力が増し、それにともな
って起伏用シリンダ12の伸長作動がより遅くなり、荷
受台10はゆっくりと起立格納位置まで回動する。
【0019】その際、荷受台10の回動速度が十分減速
されるため、衝撃音が発生することはない。尚、本実施
の形態では詳述していないが、荷受台はスチール製の一
枚板を使用する場合や、アルミ製の押出成形による複数
のブロックを組み合わせて使用する場合があるが、後者
の場合には荷受台補強用の部材が必要となり、荷受台の
種類によって起立格納位置の重心位置が変動する場合が
ある。
されるため、衝撃音が発生することはない。尚、本実施
の形態では詳述していないが、荷受台はスチール製の一
枚板を使用する場合や、アルミ製の押出成形による複数
のブロックを組み合わせて使用する場合があるが、後者
の場合には荷受台補強用の部材が必要となり、荷受台の
種類によって起立格納位置の重心位置が変動する場合が
ある。
【0020】このため前記変動は起伏用シリンダに作用
させる反力に影響し、荷受台昇降装置の組付け時に荷受
台の種類に関わらず同等の減速を得るために荷受台の種
類に応じて皿バネの反力を変更する必要がある。この場
合は皿バネの配列順序すなわち皿バネの向き、重ね枚
数、直列に配設させる枚数等を変更することにより反力
の大きさを変更できる。
させる反力に影響し、荷受台昇降装置の組付け時に荷受
台の種類に関わらず同等の減速を得るために荷受台の種
類に応じて皿バネの反力を変更する必要がある。この場
合は皿バネの配列順序すなわち皿バネの向き、重ね枚
数、直列に配設させる枚数等を変更することにより反力
の大きさを変更できる。
【0021】したがって同一部品の皿バネの配列順序を
変えるだけで、起伏用シリンダに作用させる反力を容易
に変更することができ、あらゆる種類の荷受台に簡単容
易に対応することができる。
変えるだけで、起伏用シリンダに作用させる反力を容易
に変更することができ、あらゆる種類の荷受台に簡単容
易に対応することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く本発明は、荷受台の裏面に設
けた起伏用シリンダの内部に、シリンダに内装できる大
きさでコイルスプリングよりも大きな反力を有する皿バ
ネを複数枚内装し、荷受台起立格納直前に皿バネの反力
が起伏用シリンダに作用するようにしたので、荷受台の
回動速度を十分に減速させることができ、荷受台格納時
における衝撃音の発生を確実に防止することができる。
けた起伏用シリンダの内部に、シリンダに内装できる大
きさでコイルスプリングよりも大きな反力を有する皿バ
ネを複数枚内装し、荷受台起立格納直前に皿バネの反力
が起伏用シリンダに作用するようにしたので、荷受台の
回動速度を十分に減速させることができ、荷受台格納時
における衝撃音の発生を確実に防止することができる。
【図1】本発明の荷受台昇降装置の全体図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】最縮小時における起伏用シリンダの断面図であ
る。
る。
【図4】皿バネの拡大図である。
【図5】皿バネとコイルスプリングの反力を比較した図
である。
である。
2 車体 5 荷受台昇降装置 8 平行リンク 9 昇降用シリンダ 10 荷受台 12 起伏用シリンダ 20 皿バネ
Claims (1)
- 【請求項1】車体後部若しくは側部に昇降用シリンダに
て平行リンクを回動可能に設け、前記平行リンクの先部
には荷受台を上方回動可能に軸支してなる荷受台昇降装
置において、前記荷受台の裏面には荷受台を起立格納位
置と倒伏張出位置との間を上下回動させる起伏用シリン
ダを設け、前記起伏用シリンダには、起立格納直前に荷
受台の回動速度を減速させるための複数枚の皿バネを内
装したことを特徴とする荷受台昇降装置における荷受台
格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35938197A JPH11189090A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 荷受台昇降装置における荷受台格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35938197A JPH11189090A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 荷受台昇降装置における荷受台格納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11189090A true JPH11189090A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18464217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35938197A Pending JPH11189090A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 荷受台昇降装置における荷受台格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11189090A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004337046A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Kubota Corp | 水田作業機 |
WO2006109794A1 (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-19 | Komatsu Ltd. | 油圧シリンダ |
JP2010030512A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 荷受台昇降装置 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35938197A patent/JPH11189090A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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