JP2010025121A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2010025121A
JP2010025121A JP2009250177A JP2009250177A JP2010025121A JP 2010025121 A JP2010025121 A JP 2010025121A JP 2009250177 A JP2009250177 A JP 2009250177A JP 2009250177 A JP2009250177 A JP 2009250177A JP 2010025121 A JP2010025121 A JP 2010025121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
slot forming
region
suction
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009250177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4890601B2 (ja
Inventor
Shigeji Kunimoto
繁二 国本
Mitsuhiro Aota
光博 青田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
Original Assignee
Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia JKC Steering Systems Co Ltd filed Critical Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
Priority to JP2009250177A priority Critical patent/JP4890601B2/ja
Publication of JP2010025121A publication Critical patent/JP2010025121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4890601B2 publication Critical patent/JP4890601B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

【課題】スロット形成部の凸状外側面によってシール機能を十分に発揮し得るベーンポンプを提供する。
【解決手段】焼結合金によって形成されたベーンロータ9と、該ロータの径方向外側に凸状に形成された複数のスロット形成部17と、隣り合うスロット形成部の間に設けられた肉抜き部18と、肉抜き部の外周縁に沿って形成されて前記ロータが焼結成形される際に同時に形成される肉抜き部側の面取り部41と、スロット形成部の外周縁に沿って形成されて前記ロータが焼結成形される際に同時に形成されるスロット形成部側の面取り部と、を備え、スロット形成部は、面取り部42より径方向内側のロータの軸方向幅が、ロータの軸方向幅と同一となるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のパワーステアリングの油圧供給源等に用いられるベーンポンプに関する。
この種の車両に用いられるベーンポンプとしては、従来から種々提供されているが、その1つとして以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
このベーンポンプは、ポンプハウジングの内部にカムリングが収容されていると共に、該カムリング内に、外周面とカムリングの内周面との間に圧力室を形成するベーンロータが回転自在に設けられている。
また、このベーンロータの外周部には、円周方向のほぼ等間隔位置に放射方向に沿って複数のスロットが形成されており、この各スロットの内部には、薄板状のベーンが前記カムリングの内周面方向へ出没自在に保持されている。
また、前記ロータは、ポンプハウジング内に挿通された駆動軸に連結されている。この駆動軸には、外端部側に取り付けられたドリブンプーリを介して機関のクランクシャフトからタイミングベルトによって回転力が伝達されるようになっている。
そして、前記駆動軸の回転駆動に伴いベーンロータが回転すると、各ベーンは背圧室の圧力によりスロットから突出しつつ各ベーン先端部がカムリングの内周面を摺接しながら回転する。これによって、ポンプハウジング内に形成されている吸入ポートから各ベーン間のポンプ室内に流入した油圧が各ベーンによって圧縮されながら吐出ポートに吐出されてポンプ作用が行われるようになっている。
特開平9−324767号公報
ところで、前記従来のようなベーンポンプにあっては、近時、図7及び図8に示すように、ロータ50の外周部の前記各スロット51が形成されるスロット形成部52以外の外周面に間欠的に肉抜き部53を形成して、例えば焼結合金によって成形されるロータ50の材料削減によるコストの低減化の要請を満足すると共に、各ベーン57、57間のポンプ容積の拡大化を図ることによってポンプの脈動低減効果を発揮させるようにしたものがある。
また、このベーンポンプは、ロータ50の外周部の外側縁に段差凹状の面取り部54が形成されている。この面取り部54は、ロータ50を焼結成形した際に、金型との間に発生するいわゆるバリの発生を未然に防止するために形成されるもので、その範囲はロータ50の外周部側の両側面の円周方向の全体に亘っており、つまり肉抜き部53近傍の両外側縁部位54aと前記スロット形成部52の両側面部位54b全体に亘って形成されている。
このため、ロータ50の回転時に、該ロータ50の両側面50a、50bにそれぞれ摺接する左右のサイドプレート55、56の対向内面55a、56aとスロット形成部51の両側面との間に、面取り部54b、54bの存在により、隙間C、Cが形成されてしまう。
このため、各サイドプレート55、56の対向面とベーン57の両側縁との間のシール性が低下して、最も高圧となる吐出ポート付近で作動油が前記隙間C、Cを介して低圧側にリークしてしまい、この結果、ポンプ効率が低下するおそれがある。
本発明は、前記従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、内部に空間部を有するポンプハウジングと、前記空間部内に設けられ、環状に形成されたカムリングと、前記ポンプハウジングに回転自在に支持される駆動軸と、前記カムリング内に収容され、焼結合金によって形成されて前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、該ロータに設けられ、前記ロータの径方向外側に向かって凸状となるように形成された複数のスロット形成部と、該スロット形成部に放射方向に形成された複数のスロットと、該各スロット内に出没自在に保持され、前記カムリングやロータとともに複数のポンプ室を隔成する複数のベーンと、前記ポンプハウジングに形成され、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が増大する吸入領域と連通する吸入通路と、前記吸入領域に開口するように前記吸入領域と吸入通路との間に設けられた吸入ポートと、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が減少する吐出領域と連通する吐出通路と、前記吐出領域に開口するように前記吐出領域と吐出通路との間に設けられた吐出ポートと、隣り合う前記スロット形成部の間に設けられ、前記ロータの外径が前記スロット形成部よりも小径に形成された切欠部と、
前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成される切欠部側の面取り部と、前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部側の面取り部と連続するように前記スロット形成部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成されるスロット形成部側の面取り部と、を備えたことを特徴としている。
本発明の第1の実施形態に係るベーンポンプを示す縦断面図である。 図1の図1のA−A線断面図である。 本実施形態に供されるベーンロータとカムリングの正面図である。 図3のB−B線断面図である。 図3のC部拡大図である。 図5のD−D線断面図である。 従来のベーンポンプの要部拡大図である。 図7のE−E線断面図である。
以下、本発明にかかるベーンポンプの実施形態を図面に基づいて詳述する。
このベーンポンプは、車両のパワーステアリング装置等の油圧機器に油圧を供給する供給源としてポンプに適用されたもので、図1に示すように、内燃機関のシリンダブロックなどにボルトによって固定されたポンプハウジング1と、該ポンプハウジング1内に配置されたポンプ本体2と、一端部側がポンプハウジング1の内部に挿通した駆動軸3とから主として構成されている。
前記ポンプハウジング1は、図1及び図2に示すように、吸入通路4と吐出通路5を有するブロック状のポンプボディ6と、そのポンプボディ6に結合されたポンプカバー7とから成り、このポンプボディ6とポンプカバー7との間にポンプ本体2を収容する空間部が設けられている。
前記ポンプ本体2は、図1〜図4に示すように、前記ポンプカバー7の内部に収容配置されたカムリング8と、該カムリング8の内側に回転自在に設けられたベーンロータ9と、前記カムリング8の両側に配置された一対のサイドプレート10、11とを備えている。
前記カムリング8は、図3に示すように外周面のほぼ180°位置に形成された一対の小半円形状のピン受け溝8b、8cに嵌合したロケートピン13、13によってポンプハウジング1に円周方向の位置決めがなされていると共に、内周面8aがほぼ楕円形状に形成されている。
前記ベーンロータ9は、焼結合金によってほぼ円盤状に一体に成形されて、外周面とカムリング8の内周面8aとの間にほぼ円環状のポンプ室14を隔成している。また、ベーンロータ9の中央には、前記サイドプレート10、11を貫通する前記駆動軸3の一端部3aがセレーション結合するセレーション孔9bが貫通形成されていると共に、外周部には、10個のスロット15が円周方向の等間隔位置に放射状に形成されている。また、この各スロット15は、内部に薄肉板状のベーン16をそれぞれ放射方向へ摺動自在に保持していると共に、底部には各ベーン16を突出する方向、先端部16aがスロット15の開口端15aからカムリング8の内周面8a方向へ突出させる背圧室15aが形成されている。
また、このベーンロータ9は、図3〜図5に示すように外周面の前記各スロット15が形成される該スロット形成部17以外の部位に切欠部である円弧状の肉抜き部18が形成されている。
前記各スロット形成部17は、図3及び図5、図6にも示すように、各肉抜き部18の存在によってそれぞれ凸状に形成されていると共に、円周方向のほぼ中心位置に前記スロット15が形成されて、該スロット15を中心としたベーンロータ9の回転方向側の第1部位17aと回転方向と反対側の第2部位17bとから構成されている。この第1部位17aと第2部位17bは、それぞれの円周方向の長さL3、L4がほぼ同一になっている。
また、ベーンロータ9は、前記各スロット形成部17のベーンロータ回転方向(矢印方向)及び回転方向と反対側の各外端縁に円弧状の第1面取り部17cが形成されていると共に、前記スロット形成部17の基部と前記肉抜き部18との連結部との間に円弧状の第2面取り部17dが形成されており、この第2面取り部17dの曲率半径Rが第1面取り部17cの曲率半径よりも大きく設定されている。
さらに、ベーンロータ9は、外周部の前記スロット形成部17や肉抜き部18の両側外周縁に、該ベーンロータ9を焼結成形する際に発生し易いバリの発生を防止するためのほぼ円環状の第3面取り部40が形成されている。
この第3面取り部40は、段差凹状に形成されて、肉抜き部18側の面取り部41が傾斜状の段差部41aを介して該肉抜き部18の輪郭に沿った外側縁に一定の所定幅(細帯状)で形成されている。
一方、前記スロット形成部17側の面取り部42は、肉抜き部18側の面取り部41と細帯状に連続して形成され、同じく傾斜状の段差部42aを介して前記第1部位17aと第2部位17bの各輪郭に沿った外側縁のみに形成されている。したがって、この第1部位17aと第2部位17bは、前記面取り部42を除く外側面がベーンロータ9の両側面9a、9bと同一高さの凸状に形成されている。
前記駆動軸3は、ポンプボディ6から突出した他端部に駆動伝達用のドリブンプーリ19が取付けられ、このドリブンプーリ19に巻回された図外のベルトを通してエンジンの動力が伝達されるようになっている。
前記一方側のサイドプレート10は、ポンプボディ6の端面に圧接され、その圧接部において、図2に示すように、ポンプ本体2側に、ポンプボディ6に有する吸入通路4に接続される左右一対の吸入ポート20が形成されている。
また、ポンプ本体2の外周面とポンプカバー7の内周面との間には、ポンプ本体2に形成された吐出ポート21から吐出された作動油が流れ込む圧力室22が設けられている。この圧力室22は、ポンプボディ6に設けられた吐出通路5と該吐出通路5と径方向の反対側に形成されたドレーン通路24に並列に接続されている。
前記吐出通路5には、可変絞り機構25が設けられている一方、ドレーン通路24の上流端には、可変絞り機構25の前後差圧に応動するドレーン弁26が設けられている。
前記可変絞り機構25は、ポンプボディ6の圧力室22側の端面に形成されたスプール収容穴27と、このスプール収容穴27に進退自在に収容され、その進退位置に応じて吐出通路5の開口面積を増減変化させるスプール28と、そのスプール28を圧力室22側に付勢するスプリング29とを備えている。
そして、この可変絞り機構25は、スプール28の一端に作用する圧力室22の油圧とスプリング29のばね力とのバランスによって進退作動すると共に、スプール28がサイドプレート10に当接する初期位置において吐出通路5の開口面積が最大になるように設定されている。尚、前記サイドプレート10に形成された一つの吐出ポート21は、スプール28の端面に対向する位置に開口している。
一方、ドレーン弁26は、ポンプボディ6の圧力室22側の端面に形成されたスプール収容穴30と、このスプール収容穴30に進退自在に収容されたスプール31と、そのスプール31を圧力室22側に付勢するスプリング32と、スプール31が後退したときに、その後退量に応じて圧力室22に開口し、かつ前記ドレン通路24の開口端を構成するドレンポート33とを備えている。
前記スプール収容穴30の底部30a側には、可変絞り機構25の下流側の圧力が圧力導入通路23を介して導入されるようになっている。前記スプール31の一端は圧力室22側に面し、これによってスプール31の前後には前記可変絞り機構25の前後の圧力が作用するため、ドレーン弁26はその前後の差圧に応じてドレーンポート33からドレン通路24への排出流量を増減制御するようになっている。
したがって、この実施形態によれば、駆動軸3(ベーンロータ9)の回転速度が低い間は、可変絞り機構25が吐出通路5を最大に開いた状態でドレーン弁26がスプリング32の力によってドレーンポート33を閉じているため、回転速度の増大に応じて吐出通路5の供給流量も増大する。
そして、駆動軸3の回転速度がある程度高まり、可変絞り機構25の前後差圧が設定値を超えると、その前後差圧に応動してドレーン弁26のスプール31がドレーンポート33を開き、ドレーン通路24から作動油を排出することから、吐出通路5の供給流量の増大が抑制されるようになる。
さらに、この状態から駆動軸3の回転速度が増大すると、可変絞り機構25のスプール28が圧力室22側の作動油の油圧によってスプリング29のばね力に抗して後退し、吐出通路5の開口面積が次第縮小されるようになる。これにより、吐出通路5の供給流量は次第に減少し、所謂フローダウン特性が得られるようになる。
また、この実施形態によれば、スロット形成部17の第1部位17aと第2部位17bの面取り部42を、両側面全体に形成するのではなく、それぞれの輪郭に沿った外周縁にのみ形成したため、これ以外の外側面がベーンロータ9の両側面9a、9bと同じ高さの凸状になる。したがって、スロット形成部17の両側面と両サイドプレート10,11との間の隙間C、Cを可及的かつ十分に小さくすることができるから、このスロット形成部17の凸状両側面で十分にシール機能を発揮させることができる。
この結果、両サイドプレート10,11の内面とベーン16との側縁からの作動油のリークが十分に防止され、したがって、ポンプ効率の低下が防止される。
しかも、第1部位17aと第2部位17bの両方の面取り部42を除く各外側面が凸状になっていることから、前記高いシール機能を発揮されると共に、特に第2部位17b側の剛性を高く維持できるので、各ベーン16に対する支持剛性が高くなる。つまり、吐出ポート21付近では、第1部位17a側で油圧が最も高くなり、この高圧がベーン16の第1部位17a側の側面16bで受け、この反力が第2部位17bに伝達されるが、この第2部位17bが高剛性になっていることから、ベーン16に対する支持剛性が高くなり、安定した支持が得られると共に、スロット形成部17の耐久性が向上する。
また、前記スロット形成部17の第2面取り部17dの曲率半径を第1面取り部17cの曲率半径よりも大きく設定したため、前述したように、各ベーンロータ9のパーツフィーダによる搬送中において、互いに隣接するベーンロータ9同士の肉抜き部18とスロット形成部17が嵌合した際に、互いに緊密に嵌合することなく、常に簡単に離間し得る状態になっている。したがって、収容作業がさらに容易になる。
本発明は前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、スロット形成部17側の面取り部42を、輪郭に沿って形成する方を第1部位17a側のみとすることも、また第2部位17b側のみとすることも可能である。
1…ポンプハウジング
2…ポンプ本体
3…駆動軸
4…吸入通路
5…吐出通路
6…ポンプボディ
7…ポンプカバー
8…カムリング
9…ベーンロータ
10、11…サイドプレート
15…スロット
16…ベーン
17…スロット形成部
17a…第1部位
17b…第2部位
17c…第1面取り部
17d…第2面取り部
18…肉抜き部(切欠部)
20…吸入ポート
21…吐出ポート
40…第3面取り部
41…肉抜き部側の面取り部(切欠部側の面取り部)
42…スロット形成部側の面取り部

Claims (3)

  1. 内部に空間部を有するポンプハウジングと、
    前記空間部内に設けられ、環状に形成されたカムリングと、
    前記ポンプハウジングに回転自在に支持される駆動軸と、
    前記カムリング内に収容され、焼結合金によって形成されて前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
    該ロータに設けられ、前記ロータの径方向外側に向かって凸状となるように形成された複数のスロット形成部と、
    該スロット形成部に放射方向に形成された複数のスロットと、
    該各スロット内に出没自在に保持され、前記カムリングやロータとともに複数のポンプ室を隔成する複数のベーンと、
    前記ポンプハウジングに形成され、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が増大する吸入領域と連通する吸入通路と、
    前記吸入領域に開口するように前記吸入領域と吸入通路との間に設けられた吸入ポートと、
    前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が減少する吐出領域と連通する吐出通路と、
    前記吐出領域に開口するように前記吐出領域と吐出通路との間に設けられた吐出ポートと、
    隣り合う前記スロット形成部の間に設けられ、前記ロータの外径が前記スロット形成部よりも小径に形成された切欠部と、
    前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成される切欠部側の面取り部と、
    前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部側の面取り部と連続するように前記スロット形成部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成されるスロット形成部側の面取り部と、を備えたことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 内部に空間部を有するポンプハウジングと、
    前記空間部内に設けられ、環状に形成されたカムリングと、
    前記ポンプハウジングに回転自在に支持される駆動軸と、
    前記カムリング内に収容され、焼結合金によって形成されて前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
    該ロータに設けられ、該ロータの径方向外側に向かって凸状となるように形成された複数のスロット形成部と、
    該スロット形成部に放射方向に形成された複数のスロットと、
    該各スロット内に出没自在に保持され、前記カムリングやロータとともに複数のポンプ室を隔成する複数のベーンと、
    前記ポンプハウジングに形成され、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が増大する吸入領域と連通する吸入通路と、
    前記吸入領域に開口するように前記吸入領域と吸入通路との間に設けられた吸入ポートと、
    前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が減少する吐出領域と連通する吐出通路と、
    前記吐出領域に開口するように前記吐出領域と吐出通路との間に設けられた吐出ポートと、
    隣り合う前記スロット形成部の間に設けられ、前記ロータの外径が前記スロット形成部よりも小径に形成された切欠部と、
    前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成される切欠部側の面取り部と、
    前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部側の面取り部と連続するように前記スロット形成部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成されるスロット形成部側の面取り部と、を備え、
    前記スロット形成部側の面取り部は、このスロット形成部側の面取り部より径方向内側の部分における前記ロータの軸方向幅が、前記切欠部側の面取り部より径方向内側の部分における前記ロータの軸方向幅と同一となるように形成されていることを特徴とするベーンポンプ。
  3. 内部に空間部を有するポンプハウジングと、
    前記空間部内に設けられ、環状に形成されたカムリングと、
    前記ポンプハウジングに回転自在に支持される駆動軸と、
    前記カムリング内に収容され、焼結合金によって形成されて前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
    該ロータに設けられ、該ロータの径方向外側に向かって凸状となるように形成された複数のスロット形成部と、
    該スロット形成部に放射方向に形成された複数のスロットと、
    該各スロット内に出没自在に保持され、前記カムリングやロータとともに複数のポンプ室を隔成する複数のベーンと、
    前記ポンプハウジングに形成され、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が増大する吸入領域と連通する吸入通路と、
    前記吸入領域に開口するように前記吸入領域と吸入通路との間に設けられた吸入ポートと、
    前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴い容積が減少する吐出領域と連通する吐出通路と、
    前記吐出領域に開口するように前記吐出領域と吐出通路との間に設けられた吐出ポートと、
    隣り合う前記スロット形成部の間に設けられ、前記ロータの外径が前記スロット形成部よりも小径に形成された切欠部と、
    前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成される切欠部側の面取り部と、
    前記ロータの軸方向両側に設けられ、前記切欠部側の面取り部と連続するように前記スロット形成部の外周縁に沿って形成されると共に、前記ロータが焼結成形される際に同時に形成されるスロット形成部側の面取り部と、を備え、
    前記切欠部側の面取り部は、該切欠部側の面取り部の周方向のほぼ中央部に位置し、前記ロータの外径が最も小さい最小径領域と、該最小径領域と前記スロット形成部側の面取り部との間に設けられ、前記スロット形成部側の面取り部に向かって外径が徐々に大きくなるように形成された接続領域と、から構成され、
    前記接続領域は、第1の曲率半径をもって径方向内側に凸形状となるように形成され、
    前記スロット形成部側の面取り部と前記接続領域との境界部分は、前記第1の曲率半径よりも小さな曲率半径である第2の曲率半径をもって径方向外側に凸形状となるように形成されていることを特徴とするベーンポンプ。
JP2009250177A 2009-10-30 2009-10-30 ベーンポンプ Expired - Fee Related JP4890601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009250177A JP4890601B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 ベーンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009250177A JP4890601B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 ベーンポンプ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005503394A Division JP4484817B2 (ja) 2003-07-07 2003-07-07 ベーンポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010025121A true JP2010025121A (ja) 2010-02-04
JP4890601B2 JP4890601B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=41731159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009250177A Expired - Fee Related JP4890601B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 ベーンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4890601B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014147914A1 (ja) * 2013-03-19 2014-09-25 ジヤトコ株式会社 ベーンポンプ
JP2019183735A (ja) * 2018-04-09 2019-10-24 Kyb株式会社 流体圧回転機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59583A (ja) * 1982-06-23 1984-01-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd 歯車ポンプ
JPS61181888A (ja) * 1985-02-07 1986-08-14 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 掘削泥水用調整剤
JPH035986A (ja) * 1989-06-02 1991-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fifoメモリ
JPH0681774A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Suzuki Motor Corp オイルポンプ
JPH09184488A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Kayaba Ind Co Ltd ベーンポンプのローター構造
JPH09324767A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Unisia Jecs Corp ポンプ
JPH10238478A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Showa:Kk ベーンポンプ用ロータのベーン溝穴形状
JPH11166485A (ja) * 1997-12-02 1999-06-22 Showa Corp パワーステアリング用ベーンポンプのロータの面取り形状
JP2000179469A (ja) * 1998-12-11 2000-06-27 Toyoda Mach Works Ltd ベーンポンプ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59583A (ja) * 1982-06-23 1984-01-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd 歯車ポンプ
JPS61181888A (ja) * 1985-02-07 1986-08-14 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 掘削泥水用調整剤
JPH035986A (ja) * 1989-06-02 1991-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fifoメモリ
JPH0681774A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Suzuki Motor Corp オイルポンプ
JPH09184488A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Kayaba Ind Co Ltd ベーンポンプのローター構造
JPH09324767A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Unisia Jecs Corp ポンプ
JPH10238478A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Showa:Kk ベーンポンプ用ロータのベーン溝穴形状
JPH11166485A (ja) * 1997-12-02 1999-06-22 Showa Corp パワーステアリング用ベーンポンプのロータの面取り形状
JP2000179469A (ja) * 1998-12-11 2000-06-27 Toyoda Mach Works Ltd ベーンポンプ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014147914A1 (ja) * 2013-03-19 2014-09-25 ジヤトコ株式会社 ベーンポンプ
JP6042969B2 (ja) * 2013-03-19 2016-12-14 ジヤトコ株式会社 ベーンポンプ
JP2019183735A (ja) * 2018-04-09 2019-10-24 Kyb株式会社 流体圧回転機
JP7295613B2 (ja) 2018-04-09 2023-06-21 Kyb株式会社 流体圧回転機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4890601B2 (ja) 2012-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9062674B2 (en) Vane pump including outer side plate defining high and low pressure notch grooves of differing lengths adjacent the high and low discharge ports for improved noise performance
US9239050B2 (en) Vane pump
EP2464872B1 (en) Balanced pressure, variable displacement, dual lobe, single ring, vane pump
JP6182821B2 (ja) 可変容量形ベーンポンプ
JP5589532B2 (ja) ベーンポンプ
JP4890601B2 (ja) ベーンポンプ
JP4484817B2 (ja) ベーンポンプ
JP5597530B2 (ja) ベーンポンプ
JP5475701B2 (ja) ベーンポンプ
WO2013058078A1 (ja) ベーンポンプ
JP6540421B2 (ja) 可変オイルポンプ
KR101739721B1 (ko) 가변 베인 펌프
JPWO2005003562A1 (ja) ベーンポンプ
KR100732589B1 (ko) 베인 펌프
JP2002155878A (ja) ベーン及びそれを備えたベーン型圧縮機
JP4723356B2 (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP5668357B2 (ja) ベーンポンプ
JP5443427B2 (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP5412342B2 (ja) ベーンポンプ
JP4260661B2 (ja) ベーンポンプ
JP7116643B2 (ja) ベーンポンプ
KR100721465B1 (ko) 베인 펌프
JP2009138672A (ja) ベーンポンプ
JP2009052525A (ja) ベーンポンプ
JP4250958B2 (ja) ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4890601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees