JP2010019826A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に受圧媒体としてのオイルを使用せず、力伝達部材の構造を簡素化することにより小型化し、圧力検出の測定精度を高めた感度の良い圧力センサを提供する。
【解決手段】ハウジング4の第1の圧力入力口2の先端部には測定対象の液体の圧力に応じて撓む第1のダイアフラム5が取り付けられ、第2の圧力入力口3の先端部には大気圧に応じて撓む第2のダイアフラム6が取り付けられる。第1のダイアフラム5と第2のダイアフラムとの間にはシャフト7が取り付けられる。シャフト7の所定の位置には可動部材9が取り付けられている。力の検出軸方向に配置された両端の支持部をそれぞれ可動部材9と固定部材10に接続支持することにより感圧素子11が固定されている。感圧素子11はその変位方向がシャフト7の変位方向と同一方向となるように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は圧力センサに関し、圧力センサの受圧媒体としてのオイルを使用しないことにより圧力センサの用途の多様化を図るのに好適なものである。
従来から、水圧計、気圧計、差圧計などとして圧電振動素子を感圧素子として使用した圧力センサが知られている。前記圧電振動素子は、例えば、板状の圧電基板上に電極パターンが形成され、力の検出方向を検出軸と設定しており、当該検出軸の方向に圧力が作用すると、前記圧電振動子の共振周波数が変化し、当該共振周波数の変化から圧力を検出する。特許文献1〜3には、感圧素子として圧電振動素子を用いた圧力センサが開示されている。圧力導入口よりベローズに圧力が加わると当該ベローズの有効面積に応じた力がピボット(撓みヒンジ)を支点とした力伝達手段を介して圧電振動素子に圧縮力或いは引張り力として力Fが加わる。前記圧電振動子には、当該力Fに応じた応力が生じることとなり、当該応力により共振周波数が変化する。当該圧力センサは圧電振動子に生じる共振周波数の変化を検出することにより圧力を測定するものである。
従来の圧力センサを、特許文献1などに開示されている例を用いて説明する。図11は従来の圧力センサの構造を示した模式図である。
図11に示す従来の圧力センサ101は、対向して配置された第1及び第2の圧力入力口102、103を有する筐体104と、筐体104の内部に力伝達部材105とを備え、力伝達部材105の一端を挟むように第1のベローズ106、および第2のベローズ107を接続している。そして、第1のベローズ106の他端を第1の圧力入力口102に接続し、第2のベローズ107の他端を第2の圧力入力口103に接続している。さらに、力伝達部材105の他端と基板108のピボット(支点)ではない方の端部との間に、感圧素子として双音叉型振動子109を配置している。
ここで、圧力センサにおいて、高精度に圧力を検出する場合、ベローズの内部には、液体が充填されている。当該液体としては、ベローズの内部や内部の蛇腹部分に気泡が入り込んだり、溜まらないようするために、一般的に粘性の高いシリコンオイルなどのオイルが用いられている。
このように、第1のベローズ106の内部には、粘性のあるオイル110が充填されており、圧力測定の対象が液体の場合は、第1の圧力入力口に開けられた開口部111により液体とオイル110とが接触して相対する構造となっている。なお、開口部111はオイル110が外部に漏れないような開口径が設定されている。
このような構成の圧力センサ101においては、圧力測定の対象となる液体より圧力Fが第1のベローズ106の内部に充填されているオイル110に加わると、第1のベローズ106を経て圧力Fが、力伝達部材105(ピボット支持された揺動レバー)の一端に加わる。一方、第2のベローズ107には、大気圧が加わっており、大気圧に相当する力が力伝達部材105の一端に加わっている。
この結果、力伝達部材105の他端を介して、圧力測定の対象となる液体より加わった圧力Fと大気圧による圧力の差圧に相当する力が基板108のピボットを支点にして、双音叉型振動子109に圧縮力、あるいは引張り力として加わる。双音叉型振動子109に圧縮力、あるいは引張り力が加わると、双音叉型振動子109には応力が生じ、当該応力の大きさに応じて共振周波数が変化するので、その共振周波数を測定することにより、圧力Fの大きさを検出することができる。
一方、特許文献4には、前述の圧力センサで用いるようなピボット(撓みヒンジ)を支点とした揺動レバーを用いた高価な力伝達手段(カンチレバー)を用いない構造のものが提示されている。これは、センサハウジング内に一直線上に2つのベローズを配列して間に台座を挟み込み、それぞれのベローズに導入される圧力の差に起因する圧力変動を台座の挙動で検出しようとするものである。このため、第1のベローズの一端と第2のベローズの一端との間に振動子接着用台座を挟み込み、第2のベローズの外周側にて、前記台座と第2のベローズの他端側のハウジング壁面とに感圧素子の両端の各々を固定する。そして、第2のベローズを間に挟む線対称位置に補強板を配置し、当該補強板の両端の各々を前記台座と前記ハウジング壁面とに固定してなる構造を採用している。
更に、特許文献5においては、特許文献4に開示された前記圧力センサに関し、ベローズの圧力検出軸方向と直交する方向からの衝撃に対する強度が弱いという課題を解決するために、圧力検出軸方向と直交する方向に前記台座とハウジングとを補強用弾性部材(いわゆるバネ)を用いて連結してなる圧力センサが提案されている。
次に、特許文献6、7には、エンジン内部の油圧を検出するためにエンジンブロックに固定して使用する圧力センサが開示されている。この圧力センサは印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部、圧力を受圧する受圧用ダイアフラム部、ダイアフラムからセンシング部へ圧力を伝達するための圧力伝達部材とからなり、具体的には、中空金属ステムの一方の端面に受圧用の第1ダイアフラムを設け、他方の端面に検出用の第2ダイアフラムを設け、ステム内にて前記第1、第2ダイアフラム間に力伝達部材を介在させている。力伝達部材は金属あるいはセラミックからなるシャフトであり、これを一対のダイアフラム間にプレストレスを与えた状態で介在させるようにしている。そして、第2ダイアフラムの外端面に圧力検出素子としての歪ゲージ機能をもつチップを貼り付け、第1ダイアフラムで受けた圧力を力伝達部材で第2ダイアフラムに伝達し、第2ダイアフラムの変形を歪ゲージチップにより電気信号に変換することでエンジン油圧を検出するようにしている。
特開昭56−119519号公報 特開昭64−9331号公報 特開平2−228534号公報 特開2005−121628号公報 特開2007−57395号公報 特開2006−194736号公報 特開2007−132697号公報
しかしながら、特許文献1〜3の発明においては、図11に示す如き圧力センサのように、第1のベローズ106に充填されているオイル110は、圧力センサ101を構成する他の要素、例えば、力伝達部材105や双音叉型振動子力センサ109などに比べて熱膨張係数が大きいので、圧力センサを構成する各部材に温度変化による熱歪みが生じることとなる。このような熱歪みが不要な応力として双音叉型振動子109に作用するので、測定した圧力値に誤差が生じることとなり圧力センサの特性を悪化させるという問題があった。
また、第1のベローズ106に充填されているオイル110は、圧力測定の対象となる液体と接触して相対しているが、圧力センサの設置方法によりオイル110が圧力測定の対象となる液体側に流出したり、液体が第1のベローズ106側に流入することもあるので、第1のベローズ106に充填されているオイル110内に気泡が発生する場合がある。オイル110内に気泡が発生すると、圧力の伝達媒体として機能しているオイル110は、力を力伝達部材105を経由して双音叉型振動子に安定して伝達することができないので、圧力測定に誤差を生ずる可能性がある。
さらに、上述したように、オイル110は、圧力測定の対象となる液体と接触して相対しているため、圧力センサの設置方法によりオイル110が圧力測定の対象となる液体側に流出する可能性があり、異物の混入を嫌う清浄な液体の圧力測定を行う場合の用途には、オイル110を使用した従来の如き圧力センサを使用することができないという問題があった。
さらにまた、従来の如き圧力センサ101は、力伝達部材105が、複雑な構造をしており、圧力センサを小型化する際に、障害となっている。また、力伝達部材105はくびれ部の細い撓みヒンジを必要とする構造をしているので高コストな部品となるため圧力センサの製造コストを上昇させるという問題があった。
特許文献4や5が提案している圧力センサは、姿勢が傾くと、ベローズに垂れが生じてしまうので、感圧素子(双音叉振動子)に加わる力に変化が生じてしまい、それによって共振周波数も変動してしまうという問題があった。
更に、圧力センサの圧力導入口に内部にオイルが充填されたパイプを接続し、当該パイプの他端を被測定液体に接触させる構造のため、特許文献1〜3で掲げたようにベローズやパイプに充填されているオイルが、圧力測定の対象となる液体と接触して相対しているので、圧力センサの設置方法によりオイルが圧力測定の対象となる液体側に流出したり、液体がベローズ側に流入することもあるので、ベローズに充填されているオイル内に気泡が発生する場合があり、オイル内に気泡が発生すると、圧力の伝達媒体として機能しているオイルが、台座を経由して双音叉型振動子に安定して伝達することができないので、圧力測定に誤差を生ずる問題があった。
特許文献5については、ベローズに挟まれた台座をハウジング側面に板バネからなる補強用弾性部材で支持する構成のため、ベローズの軸方向移動に伴う台座の挙動を抑制する力が作用することは否めない。このため、圧力検出感度は劣化してしまう可能性がある。また、支持を堅固にするために補強用弾性部材の硬さを硬くしてしまうと、ベローズの動きを抑止してしまうことになり、圧力検出感度を劣化させてしまうという問題があった。
更に、特許文献4や5では補強板がベローズを挟んで線対称位置に感圧素子と対向配置されているので、ベローズの動きを抑止してしまうことになり、圧力検出感度を劣化させてしまうという問題があった。
特許文献6や7において、ダイアフラムとシャフトとはプレストレスを与えた状態で接触しているが、圧力センサが高温高圧化で使用されるので、リジッドに固定してしまうと各部材の熱膨張の違いにより、機構が破壊されてしまう恐れがあるため、当該熱膨張を考慮して、ダイアフラムとシャフトとは点で接触しているに過ぎず、接着剤等の接着手段を用いて接着はされていない。従って、圧力変動によりダイアフラムとシャフトが稼動する際、点接触部がずれてしまう可能性が非常に高く、接触点がずれる過程で、ダイアフラムとシャフトの双方に作用している力が漏洩してしまうため、精度の高い圧力検出を行うことができないという問題があった。また、そもそも特許文献6,7に記載の圧力センサは圧力センサが高温高圧化で使用されるので、受圧部とセンシングとの間に距離をおいてセンシングのチップ等への熱的影響を回避するために、できるだけ力伝達部材が長いことが望ましいもので、小型化を図る技術への適用には好ましくないものであった。加えて、特許文献6,7の場合には、一対のダイアフラム間にシャフトを介在させて力の伝達を行っているが、センシング部のダイアフラムにセンサチップを取り付けた構成であるため、ダイアフラムの性状が受圧側とセンシング部側で異なるため、計測精度を高くすることができないという大きな欠点があった。
そこで、本発明は前述の如き様々な問題点に鑑みてなされたものであって、即ち、内部に受圧媒体としてのオイルを使用せず、力伝達部材の構造を簡素化することにより小型化し、圧力検出の測定精度を高めた感度の良い圧力センサを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]ハウジングと、当該ハウジングの圧力入力口を封止し、一面が受圧面であるダイアフラムと、力の検出方向を検出軸とする感圧部とを有し、当該感圧部の一端が前記ダイアフラムの他面の中央領域に接続し、前記感圧部の他端が前記ハウジングに接続し、前記検出軸は前記受圧面に対してほぼ垂直である圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、被圧力測定環境の圧力を受ける受圧媒体をダイアフラムとして、圧力センサには受圧媒体としてのオイルを不要としたので、被圧力測定環境側にオイルが流出することはなく、例えば被圧力測定環境として異物の混入を嫌う清浄な液体の圧力測定を行うなどの用途に使用可能となる。
また、熱膨張係数が大きい受圧媒体であるオイルの使用を止めたので、圧力センサの温度特性を大きく向上させることができる。
[適用例2]前記感圧部は、前記ダイアフラムの他面の中央領域に一端が接触した力伝達手段と、当該力伝達手段に固定された可動手段と、当該可動手段に一方の端部が接続し、他方の端部がハウジングに接続した感圧素子とから構成されている圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、高価で複雑な構造の力伝達部材を不要とし簡素化したので、圧力センサの小型化と低コストを図ることが可能となる。
[適用例3]前記力伝達手段がシャフトである圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、感圧素子に不要な歪みがかからないようにすることができる。
[適用例4]前記感圧素子は、両端部に設けた基部を有し、当該両端部に設けた基部の間に振動部を有する圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、感圧素子に生じる伸張・圧縮応力によって共振周波数が変化する双音叉振動子、厚みすべり振動子、または弾性表面波デバイスを用いることにより、容易に圧力センサを実現することができる。特に、双音叉型振動子は、伸張・圧縮応力に対する感度が良好であり、分解能力が優れるために、双音叉振動子を用いると、僅かな圧力差を検出する圧力センサを実現することが可能となる。
[適用例5]ダイアフラムの材質は、金属、セラミック、または圧電結晶体である圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、ダイアフラムの材質として、ステンレスのような金属やセラミックなどの耐腐食性に優れたものや、水晶のような単結晶体などを、測定対象の材質に合わせて選択して使用することにより、測定精度の高い安定した圧力センサを構成することができる。
[適用例6]前記シャフトの材質は、ステンレス、アルミニウム、またはセラミックである圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、シャフトの材質として、強度が高く安定した材質であるステンレス、或いはアルミニウム、または、加工のし易いセラミックなどを、圧力センサの用途に応じて選択して使用することにより、精度の高い安定した圧力センサを構成することができる。
[適用例7]前記ハウジングの材質は、ステンレス、アルミニウム、またはセラミックである圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、熱による感圧素子への歪みの影響を緩和することができる。
[適用例8]圧力入力口を有するハウジングと、当該ハウジングの前記圧力入力口を封止し外面が受圧面であるダイアフラムと、前記ハウジング内部にてこのダイアフラムの内面の中央領域に一端を接続され他端を前記ハウジングに接続するとともに、検出軸を前記ダイアフラムの受圧面と垂直な軸に沿って設定した感圧部とを有してなる圧力センサを特徴とする。
このような本発明によれば、被圧力測定環境の圧力を受ける受圧媒体をダイアフラムとして、圧力センサには受圧媒体としてのオイルを不要とでき、異物の混入を嫌う清浄な液体の圧力測定を行うなどの用途に使用可能となるとともに、熱膨張係数が大きい受圧媒体であるオイルの使用を止めたので、圧力センサの温度特性を大きく向上させることができる。加えて、ハウジングに感圧部を内蔵するため小型化を実現できる。
[適用例9]前記適用例1において、前記感圧部はダイアフラムに垂直に連結された力伝達手段と、当該力伝達手段に一端を連結され他端を前記ハウジング壁面に連結された感圧素子からなることを特徴とする。
このような本発明によれば、ピボット構造の力伝達部材を不要とし簡素化したので、圧力センサの小型化と低コストを図ることが可能となる。
[適用例10]ハウジングと、当該ハウジングの対向する壁面に同軸上に設けられた圧力入力口と、前記圧力入力口を封止し外面が受圧面であるダイアフラムと、前記ハウジング内部にて前記ダイアフラムの内面の中央領域に接続された力伝達手段と、この力伝達手段に一端を接続され他端を前記ハウジングに接続するとともに、検出軸を前記ダイアフラムの受圧面と垂直な軸に沿って設定した感圧素子と、を有してなる圧力センサを特徴とする。
このような構成により、絶対圧センサとしてオイルレスで小型の圧力センサとすることができる。
[適用例11]ハウジングと、当該ハウジングの対向する壁面に同軸上に設けられた一対の圧力入力口と、前記圧力入力口を封止し外面が受圧面である第1、第2のダイアフラムと、前記ハウジング内部にて前記第1、第2のダイアフラムの内面の中央領域を接続する力伝達手段と、この力伝達手段の途中に一端を接続され他端を前記ハウジングに接続するとともに、検出軸を前記ダイアフラムの受圧面と垂直な軸と平行に設定した感圧素子と、を有してなる圧力センサを特徴とする。
この構成により、相対圧センサとしてオイルレスで小型の圧力センサとすることができる。
[適用例12]適用例8〜11のいずれか1の圧力センサにおいて、ハウジングの内部には前記検出軸と平行にガイドシャフトを設けたことを特徴とする。
この構成により、感圧素子には検出軸方向の力のみを作用させることができるので、検出精度を向上させることができる。
[適用例13]適用例10〜11のいずれかの圧力センサにおいて、前記力伝達手段をシャフトにより形成し、感圧素子を前記シャフトと平行に配置したことを特徴とする。
この構成により、ハウジング高さを小さくでき、小型化を促進させることができる。
[適用例14]適用例10〜11のいずれかの圧力センサにおいて、前記力伝達手段をシャフトにより形成し、感圧素子を前記シャフトと同軸に配置したことを特徴とする。
この構成により、絶対圧測定用の圧力センサとした簡易な構造とすることができコストを低減することができる。
[適用例15]互いに対向する端板状の第1、第2のケースとこれらの周囲を取り囲んで側面部材を形成する第3のケースとによって形成されたハウジングと、前記ケースの一つに設けられたフランジと、前記第1、第2ケースに開口された圧力入力口を封止する第1、第2のダイアフラムと、前記ハウジング内にて前記第1、第2ダイアフラム同士をその中央領域で連結して一体化され力の伝達を可能としたセンターシャフトと、このセンターシャフトに固定された可動受け台と前記ハウジング内面部に設けた固定受け台とに両端部が取り付けられ検出軸を前記センターシャフトと平行に設定された感圧素子と、前記センターシャフトの周囲に配置され第1、第2のケース同士を連結する複数の支持棒と、を有してなることを特徴とする。
このような適用例15によれば、オイルを使用しないで圧力の伝達ができる外、特に、複数の支持棒によりハウジングの取付姿勢の如何に関わらず精度の高い圧力測定が可能となり、ハウジングを構成するフランジ付きケースを測定対象液体容器への取り付け座とすることで、取り付けに際してセンターシャフトなどの感圧部への不要なストレスを発生させることがない。
[適用例16]互いに対向する端板状の第1、第2のケースとこれらの周囲を取り囲んで側面部材を形成する第3のケースとによって形成されたハウジングと、前記第1のケースに開口された圧力入力口を封止する第1ダイアフラムと、前記ハウジング内にて前記第1ダイアフラムの中央領域で連結して一体化され力の伝達を可能としたセンターシャフトと、このセンターシャフトの端部に固定された可動受け台と前記第2ケース内面部に設けた固定受け台とに両端部が取り付けられ検出軸を前記センターシャフトと同軸に設定された感圧素子と、前記センターシャフトの周囲に配置され第1、第2のケース同士を連結する複数の支持棒と、を有してなることを特徴とする。
このように構成することで、オイルを使用しない圧力センサとすることができ、絶対圧測定用の圧力センサとした簡易な構造とすることができコストを低減することができる。
[適用例17]前記センターシャフトと可動受け台とは一つの部材から切削加工された一体ものであることを特徴とする適用例16または17に記載の圧力センサである。
これによりセンターシャフトの固定部で受け台がぶれたり、ずれることが防止される。
[適用例18]前記センターシャフトとダイアフラムとの連結部は接着剤によって接合一体化されていることを特徴とする適用例16または17に記載の圧力センサである。
この構成ではダイアフラムとセンターシャフトの位置ずれが防止され、測定精度を悪化させることが防止される。
本発明に係る圧力センサの第1の実施形態の構成を示した模式図である。 圧力センサ1のハウジング4の構成を示した模式図である。 本発明に係る圧力センサの組み立て手順を示すフローチャートである。 位置決め治具を用いた組み立て方法を示す図である。 本発明に係る圧力センサの第2の実施形態の構成を示した模式図である。 第3実施形態に係る圧力センサの模式断面図である。 同圧力センサの主要部品の斜視図である。 同圧力センサの部分破断斜視図である。 同圧力センサの組み立て工程図である。 第4実施形態に係る圧力センサの模式断面図である。 従来の圧力センサの構造例を示す断面図である。
以下、図示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、各実施形態は、測定対象物が液体の場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明に係る圧力センサの第1の実施形態の構成を示した模式図である。
この図1に示す圧力センサ1は、内部を真空とするとともに対向して配置された第1の圧力入力口2と第2の圧力入力口3とを有し、後述する各構成要素を収容するハウジング4を備える。第1の圧力入力口2の先端部には、測定対象の液体の圧力に応じて撓む第1のダイアフラム(受圧用ダイアフラム)5が取り付けられ、外部に露出している。第2の圧力入力口3の先端部には、大気圧に応じて撓む第2のダイアフラム(大気圧用ダイアフラム)6が取り付けられる。第1のダイアフラム5と第2のダイアフラム6との間には、力伝達手段としてシャフト7が取り付けられ、外部に露出している。シャフト7の所定の位置には可動部材9が取り付けられている。力の検出軸方向に配置された両端の支持部をそれぞれ可動部材9と第2のケース21の固定部10に接続支持することにより感圧素子11が固定されている。感圧素子11はその変位方向が、第1のダイアフラム5と第2のダイアフラム6の受圧部を連結するシャフト7の変位方向と同一方向となるよう、即ち力の検出軸方向に平行となるように配置されている。第1のケース20と第2のケース21との間には支持棒12a、12bが設けられており、支持棒12a、12bの断面の外形に倣った形状のダボ穴(不図示)が第1のケース20と第2のケース21の内部表面に形成され、当該ダボ穴にガイドシャフトとしての支持棒12a、12bを差し込んで接合し、組み立て時、及び製品使用時に感圧素子に不要な歪みがかからないように機能している。なお、図示では2本の支持棒が形成されているが、1本、または3本以上形成しても良い。
より具体的に第1実施形態を、図1、図2を参照して、詳細に説明する。この圧力センサ1は、中空円筒体からなるハウジング4を有している。このハウジング4は端板としての第1のケース(下端板)20、第2のケース(上端板)21を円筒側壁である第3のケース22の3つのブロックによって構成され、内部を中空にしている。第1、第2のケース20、21の外端面にはハウジング4の軸芯に沿ってそれぞれ第1、第2の取付部としての口金が突出して設けられ、この口金には外ネジが切られており、測定対象液体や大気導入のための接続部となる取付金具13を形成している。前記口金部分を含んで、第1、第2のケース20、21には内部空間と連通する第1圧力入力口2、第2圧力入力口3がハウジング軸芯と同芯に貫通されて、口金部分の先端面に開口されている。そして、各口金の外端面には、これら圧力入力口2,3のそれぞれを封止して内外を遮蔽するダイアフラムが取り付けられている。この実施形態では、第1ケース20側に受圧用の第1ダイアフラム5を取り付け、第2ケース21側に大気圧設定用の第2ダイアフラム6が取り付けられている。これらのダイアフラム5,6は同一のものを用いており、両者が同じ圧力を受けたときの撓み量が同じになるように設定している。もちろん、これにより、ハウジング4は内外が遮断された状態となっているとともに、図示しない空気抜き手段により内部を真空状態に保持できるようにしている。
このようなハウジング構造において、前記ハウジング1の内部には、力の検出方向を検出軸とする感圧部を有し、当該感圧部の一端が前記ダイアフラムの他面の中央領域に接続し、前記感圧部の他端が前記ハウジングに接続し、前記検出軸は前記受圧面に対してほぼ垂直となるように取り付けている。すなわち、ハウジング1の軸芯に沿って感圧部の一部を構成するセンターシャフト7が配置され、前記第1,第2圧力入力口2,3を貫通して、その先端部を上述したダイアフラム5,6の中央領域に接着剤により固定的に接続している。これにより、ダイアフラム5,6の一方の撓み変形を他方に伝達できるようにしている。すなわち、センターシャフト7は力伝達部材として構成されている。センターシャフト7は、ステンレス、アルミニウムなどの金属、またはセラミックから構成され、座屈などの変形を生じない剛性材料により形成されている。このセンターシャフト7の軽量化を図る場合にはパイプにより形成することができる。センターシャフト7の途中には後述する感圧素子の取り付け台座となる小ブロックが一体成形あるいは後付けにより設けられており、これはセンターシャフト7の軸方向移動に追随する可動部9とされている。センターシャフト7と可動部9は一つの部材から切削加工された一体のものであっても良い。そうすることにより可動部9がセンターシャフト7の固定部でぶれたり、ずれることがなくなるので検出精度が向上する。
また、前記センターシャフト7には感圧部の主体を構成する感圧素子11が連携されている。感圧素子11は実施形態の場合、双音叉振動子が用いられ、その一端側の取付支持部を上記可動部9に固定し、他端側の取付支持部を上述した第2のケース21の固定部10に固定するようにしている。この際、当該感圧素子11は、検出軸が前記センターシャフト7と平行となるように設定され、受圧用第1ダイアフラム5の受圧面に垂直なセンターシャフトによる軸方向変化を、前記可動部9を介して、感圧素子11に対してその検出軸に沿った変化として力を伝達するように配置構成されている。なお、第2のケース21には前記可動部9の側面と同列の側面を形成するように凹陥部を形成し、感圧素子11がセンターシャフト7と平行に取り付けられるようにしつつ、ハウジング高さの低背化を図るようにしている。
上記ハウジング4の内部には、前記センターシャフト7と平行であって、その周囲に複数のガイドシャフトである支持棒12a、12bが配置されている。これらは第1のケース20と第2のケース21との間隔を一定に保持し、外力によるハウジング4の変形や任意の姿勢によって検出精度が低下しないようにしている。このため、支持棒12の端部は第1、第2のケース20、21にダボ穴を形成し、ここに圧入して堅固に固定するものとしている。
このように構成した圧力センサ1は、図1に示したように、例えば、周囲に螺旋状の溝が切られネジとして機能する取付金具13、13などを用いて測定対象となる液体の収容容器に取り付け、第1のダイアフラム5を直接、測定対象となる液体に接触させる。取付金具13、13は、測定対象となる液体の圧力の強さや、液体の収容容器の構造により、所定の形状や肉厚のものが必要である。
第1のダイアフラム5は、弾性のある受圧素子であり、接触している液体側より圧力が加えられるとセンターシャフト7側に撓み、センターシャフト7を介して可動部材9に図1における紙面の上下方向に力F1が加わる。一方、第2のダイアフラム6は、大気圧が加わっており、大気圧を受圧した第2のダイアフラム6からセンターシャフト7を介して可動部材9に力F2が加わっている。
この場合、可動部材9の一方の面(ダイアフラムの受圧面に平行な面)には、第1のダイアフラム5に加わった液体による力F1と第2のダイアフラム6に加わった大気圧による力F2の差圧に相当する力(F1−F2)が加わるので、可動部材9の他方の面(ダイアフラムの受圧面に垂直な(交差する)面)と第2ケース21の固定部10との間に配置された感圧素子11には、圧縮力、あるいは引張り力が加わることになる。感圧素子11に圧縮力、あるいは引張り力が加わった場合、感圧素子11には伸長(引張り)応力または圧縮応力が生じるので当該応力の大きさに応じて共振周波数が変化することとなり、その共振周波数を測定することにより、大気の圧力を零基準とした相対圧力値を、マイクロコンピュータなどを用いて、求めることができる。
ところで、圧力センサ1を組み立てる際には、感圧素子11に不要な応力によるひずみが加わらないようにすることが必要になる。そこで、本実施形態においては、2本の支持棒12a、12bを用いて精度よくダイアフラム、シャフト、或いは可動部材などが組み立てられるようにした。
次に圧力センサ1の組み立て方法について説明する。
図2は、圧力センサ1のハウジング4の構成を示した模式図である。
ハウジング4は、三つのブロックにより構成されており、測定対象の液体に対する受圧媒体となる第1のダイアフラム5を備えた第1のケース20と、大気圧に対する受圧媒体となる第2のダイアフラム6を備えた第2のケース21と、圧力センサ1を気密封止するための第3のケース22と、からなる。そして、第1のケース20と第2のケース21と支持棒12a、12bとを組み合わせて組み立てることにより組み立て精度を高めた。
次に、圧力センサ1の組み立て手順について説明する。
図3は、本発明に係る圧力センサの組み立て手順を示す工程図である。
この場合、先ず、第1のダイアフラム5を第1のケース20に設けた第1の圧力入力口2の先端部に接続する(ST1)。次に、第2のダイアフラム6を第2のケース21に設けた第2の圧力入力口3の先端部に接続する(ST2)。そして、第1のダイアフラム5に垂直方向にシャフト7の一端を、後述する組み立て治具を用いて精度よく接続する(ST3)。更に、第2のダイアフラム6に垂直方向にシャフト7の他端を、後述する組み立て治具を用いて精度よく接続する(ST4)。次に、第1のダイアフラム5とシャフト7の一端が接続されている第1のケース20のダボ穴に支持棒12a、12bの一端を差し込むことにより接続し(ST5)、更に、第2のダイアフラム6とシャフト7の他端が接続されている第2のケース21のダボ穴に、支持棒12a、12bの他端を差し込むことにより接続する(ST6)。そして、シャフト7の所定の位置に可動部材9を接続し(ST7)、可動部材9と固定部材10との間に変位方向が第1のダイアフラム5と第2のダイアフラム6の変位方向と同一方向となるように応力感応素子11を接続する(ST8)。最後に、各構成要素が取り付けられた第1のケース20と第2のケース21にケース内を密封するための第3のケース22を接合し(ST9)、ケース内を真空封止すると圧力センサ1は完成する(ST10)。
ところで、第1のダイアフラム5と第2のダイアフラム6のそれぞれに垂直方向に接続するシャフト7は、圧力センサの測定精度を高めるために、接続する際に高精度で垂直度を保つことが要求される。そこで、本実施形態では、図4に示した位置決め組み立て方法によりによりシャフトを組み立てるようにした。
図4は、位置決め治具を用いた組み立て方法を示す図である。
位置決め治具25は、円筒状のスリ割型の形状をなしており、半円形の2つのブロックに分離できるようになっている。そして、位置決め治具25は、ハウジング4に設けられた第1の圧力入力口2に連通した穴口26に密着して挿入可能となっており、位置決め治具25を穴口26に配置した後、位置決め治具25の中心部にシャフト7を挿入する。次に、挿入したシャフト7と第1のダイアフラム5(図示せず)とを接続した後、位置決め治具25の第1のブロック27と第2のブロック28を分離して取り外すと、シャフト7は、第1のダイアフラム5に垂直方向に精度よく接続されるので、圧力センサの測定精度を向上させることができる。また、第2のダイアフラム6とシャフト7との接続も同様に位置決め治具25を用いて行うことが必要である。
本実施形態の圧力センサにおいて使用する感圧素子11は、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料を用い、双音叉型圧電振動子、SAW共振子、厚みすべり振動子等として形成されたものである。感圧素子11は、可動部材9と、固定部材10の固定部のそれぞれに感圧素子11の両端部を接続して支持されている。このとき、感圧素子11は力の検出方向を検出軸として設定しており、感圧素子11の前記両端部を結ぶ方向は前記検出軸と平行関係にある。また感圧素子11はハウジング4に取り付けられた発振回路(不図示)と電気的に接続され、発振回路(不図示)からの交流電圧により固有の共振周波数により振動する。そして、感圧素子11は可動部材9からの伸長(引張り)力または圧縮力を受けると、内部に伸長(引張り)応力または圧縮応力が生じるため共振周波数が変動する。特に双音叉型圧電振動片は、厚みすべり振動子などに比べて、伸長・圧縮応力に対する共振周波数の変化が極めて大きく共振周波数の可変幅が大きいので、わずかな圧力差を検出するような分解能力に優れる高精度な圧力センサにおいては好適である。双音叉型圧電振動子は、伸長応力を受けると振幅腕(振動部)の振幅幅が小さくなるので共振周波数は高くなり、圧縮応力を受けると振幅腕(振動部)の振幅幅が大きくなるので共振周波数は低くなる。なお、双音叉型圧電振動子の圧電基板としては温度特性に優れた水晶が望ましい。
また、第1のダイアフラム5と第2のダイアフラム6の材質は、例えば、ステンレスのような金属やセラミックなどの耐腐食性に優れたものがよく、また、水晶のような単結晶体や、その他の非結晶体でも良い。そして、測定対象となる液体に接触する第1のダイアフラム5は、液体と接触した際に腐食や劣化などの影響を受けない材質を選択することが望ましい。また、シャフト7と、第1のダイアフラム5、および第2のダイアフラム6、ハウジング4の材質は、ステンレス、アルミニウムやセラミックなどにより同一の材質を使用することが望ましいが、異種材料でも良い。
また、圧力センサは、ハウジング内部が真空室となっており、感圧素子のQ値を高め安定した共振周波数を確保することができるので、圧力センサの長期安定性を確保することができる。
また、測定対象となる液体に対する受圧媒体と、大気圧に対する受圧媒体とを、ともに同一なダイアフラム方式とすることにより、変化の無い定圧力である静圧特性を改善することができる。
また、ハウジング4やシャフト7の材質を、温度膨張係数の小さいものを選定して使用することで、圧力センサの温度特性を改善することができる。特に、シャフト7をセラミックとすると、温度熱膨張係数が小さいため、圧力センサの温度特性は、ほとんど感圧素子の温度特性に依存することとなる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る圧力センサは、測定対象の液体に接触する媒体をダイアフラムとすることによりオイルを不要としたので、液体側にオイルが流出することはなく、異物の混入を嫌う清浄な液体の圧力測定を行うなどの用途に使用可能となる。また、第1の実施形態に係る圧力センサは、受圧する圧力をダイアフラムにより力に変換してシャフトを介して感圧素子に伝達しているので、カンチレバーのような高価で複雑な構造を有する力伝達手段を用いていないため、圧力センサを小型化することが可能となるとともに、低コスト化も実現することが出来る。
次に、本発明に係る圧力センサの第2の実施形態について説明する。
図5は、本発明に係る圧力センサの第2の実施形態の構成を示した模式図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して説明は省略する。
第1の実施形態の圧力センサは、大気の圧力を零基準として表した相対圧を測定するよう機能するため、可動部材9に大気圧に対する受圧媒体を接続していたが、第2の実施形態の圧力センサは、真空状態を零基準とした絶対圧力を測定するよう機能させるため、大気圧に対する受圧媒体を削除し、可動部材9には、測定対象の液体に対する受圧媒体のみを接続するようにしたことが特徴である。
図5に示した圧力センサ30では、可動部材9に測定対象となる液体に対する受圧媒体のみが接続されるため、液体の圧力Fに係る力が可動部材9に加わっている。従って、可動部材9は、第1のダイアフラム5に加わった圧力に相当する力が、感圧素子11に圧縮力、あるいは引張り力として加わることになる。感圧素子11は、加えられる圧縮力、あるいは引張り力に応じて内部に伸長(引張り)応力または圧縮応力が生じることにより共振周波数が変化するので、この共振周波数を測定することにより、真空状態を零基準とした絶対圧力値をマイクロコンピュータなどの計算機器を用いて求めることができる。従って、第2の実施形態においては、圧力センサは、絶対圧力センサとして機能する。
なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態において説明した組み立て手順に準じて組み立てを行う。具体的には、第1のダイアフラム5と第1のケース31とを接続する工程と、第1のダイアフラム5とシャフト32とを接続する工程と、第1のケース31と支持棒12a、12bとを接続する工程と、シャフト32と可動部材9とを接続する工程と、力の検出軸方向に配置された両端の支持部をそれぞれ可動部材9と第2のケース33の固定部35に接続支持することにより感圧素子11を接続支持する工程と、第1のケース31と第2のケース33に第3のケース34を接合する工程と、ケース内を真空封止する工程を経て製品が完成する。以上、圧力センサの実施形態について説明したが、感圧素子としては、双音叉型振動子に限らず、伸張・圧縮応力によって共振周波数が変化する圧電振動子であればどのようなものを用いても良く、例えば、SAW共振子、厚みすべり振動子などが使用可能である。
また、測定対象の液体の圧力を検出するダイアフラムは、液体などによりダイアフラムが腐食しないように、表面上をコーティングしてもよい。例えば、金属製のダイアフラムであればニッケルの化合物をコーティングしてもよいし、ダイアフラムが水晶のような圧電結晶体であればケイ素をコーティングすればよい。
また、前記第1、第2のケースはステンレス、アルミニウム等の金属で形成すれば加工がし易くて良い。また、前記第3のケースをセラミックとすれば、熱による感圧素子への歪みの影響を緩和することができる。
このように本願発明に係る圧力センサは、構成要素としてダイアフラムと感圧部とハウジングとからなる構造を基本構成とし、図1や図5に示す如き感圧部が力伝達手段と可動手段と感圧素子から構成される。
また、本発明に係る圧力センサの実施形態は、圧力の測定対象として液体の場合について説明したが、本発明はこれに限られたものではなく、気体などの圧力を測定する場合にも適応可能である。
図6に第3実施形態に係る圧力センサ40を示し、図7、図8に同圧力センサの主要部品斜視図、部分破断斜視図を示している。図示の例は、第1実施形態に示した相対圧検出のための圧力センサの変形例である。
この圧力センサ40は、中空円筒体からなるハウジング42を有している。このハウジング42は第1のケース(下端板)を構成する端板をフランジ端板44とするとともに、第2のケース(上端板)をハーメ端子台46とし、第3のケースである円筒側壁48によって離隔配置した端板の周囲を取り囲んで中空密閉容器として構成したものである。フランジ端板44とハーメ端子台46には、内部空間と連通する第1圧力入力口47、第2圧力入力口49がハウジング42の軸芯と同芯に貫通されて、外部に開口されている。この開口部はそれぞれ第1ダイアフラム50、第2ダイアフラム52によって内外を遮蔽するようにされ、かつこれらをフランジ端板44とハーメ端子台46に一体的に結合している。フランジ端板44側の第1ダイアフラム50は受圧用であり、ハーメ端子台46側の第2ダイアフラム52は大気圧設定用としている。このようなハウジング42も、内外が遮断された状態となっているとともに、図示しない空気抜き手段により内部を真空状態に保持できるようにしているのは第1実施形態と同様である。
前記ハウジング42の内部には、前記第1、第2のダイアフラム50,52の内面の中央領域を相互に接続するセンターシャフト(力伝達手段)54がハウジング42の軸芯に沿って配置され、両者を接着連結している。そして、このセンターシャフト54の途中には感圧素子受け台としての可動部56が一体的に設けられており、この可動部56に検出軸を前記ダイアフラム50,52の受圧面と垂直な軸と平行に設定した双音叉振動子からなる感圧素子58の一端部を取り付けるようにしている。感圧素子58の他端部は前記ハウジング42のハーメ端子台46に設けられている内側に突出した感圧素子受け台としてのボス部60に接続するようにしている。これにより、受圧用第1ダイアフラム50と大気圧用第2ダイアフラム52の差圧によりセンターシャフト54が軸方向移動すると、これに追随して可動部56が位置を変動し、この力が感圧素子58の検出軸方向への作用力を発生させるようにしている。
上記ハウジング42の内部には、前記センターシャフト54と平行であって、その周囲に複数のガイドシャフトである支持棒62a、62bが配置されている。これらは第1ケースであるフランジ端板44と第2ケースであるハーメ端子台46との間隔を一定に保持し、外力によるハウジング42の変形や任意の姿勢によって検出精度が低下しないようにしているのは第1実施形態と同様である。
この第3実施形態では、特に、上部端板をハーメ端子台46とし、これにはハーメ端子64を端子台46に貫通させ、感圧素子58の信号を外部に取り出すようにしている。
このような第3実施形態によれば、一対のダイアフラム50,52同士はセンターシャフト54に連結され、センターシャフト54の途中に設けた可動部56がダイアフラム50,52の挙動に応じて一体的にシャフト軸方向に移動し(これが一対のダイアフラム50,52が受ける圧力差に起因する動きとなる。)、双音叉振動子である感圧素子58の検出軸方向に作用する力に応じた動きとなる。したがって、オイルを用いることなく、検出精度の高い圧力センサを構成でき、かつ小型で組み立てが容易な構造となる。また、フランジ端板44、ハーメ端子台46、並びに円筒側壁48が真空容器としてのハウジング42を形成し、フランジ端板44と第1ダイアフラム50とが一体とされ、かつハーメ端子台46と第2ダイアフラム52が一体とされ、組み立てが簡便に行えるようにしている。この圧力センサ40を測定対象液体へ沈める(浸す)容器に取り付けるには、フランジ端板44を測定対象液体容器に第1ダイアフラム50の周囲を囲むように配置されたOリングを介して接合してボルト締めにより取り付ける。この取付作業に際して、第1実施形態のようにセンターシャフトを連結したダイアフラムを備えた口金部分で捩じ込みする構成とならないので、センターシャフトの伸びに起因して感圧素子へ引っ張り力を与えるような不具合を防止できる。
なお、この第3実施形態でも、センターシャフト54と感圧素子固定用受け台としての可動部56は、一つの部材から切削加工された一体のものであっても良い。そうすることにより可動部56がシャフトの固定部でブレたり、ずれることがなくなる。
次に、図9に上述した第3実施形態に係る製造のプロセスを示す。図示のように、まず、治具Aを用いてハーメ端子台46を保持し、その圧力入力口49に第2ダイアフラム52を溶接により接合する(図9(1))。一方、フランジ端子板74も治具Bを用いて保持し、その圧力入力口47に第1ダイアフラム50を溶接する(図9(2))。次いで、ハーメ端子台46側に取り付けた第2ダイアフラム52の内側中央部にセンターシャフト54を垂直に接合するが、これは図4に示した位置決め治具25を用いるようにすればよい。ハーメ端子台46のボス部60に位置決め治具25を装着し、先端に接着剤を付けたセンターシャフト54を差し込んで位置決めし、ダイアフラム52の中央部に垂直に建て付けるのである(図9(3))。また、フランジ端子板44に対しては、当該フランジ端子板44を治具Bとともにガイドシャフトである支持棒62(62a、62b)の挿入貫通孔を有する治具Cとにより挟んで保持する。この状態で、支持棒62を差し込み、フランジ端子板44に先端を埋設した状態で取り付ける(図9(4))。
次に、フランジ端子板44とハーメ端子台46とを向き合わせ、ガイドシャフト(支持棒)62の先端をハーメ端子台46に埋め込み接着するとともに、センターシャフト54の他端部をフランジ端子板44の第1ダイアフラム50の中央部に接着する。このとき、治具A、B、Cを利用して両者の位置決めを図りつつ取り付け、その後は治具を分割して取り外せばよい。一体化したフランジ端子台44とハーメ端子台46に対し、センターシャフト54部分に可動部56を取り付ける。これはフランジ端子板44からの高さを所定の高さに保持する必要があるため、高さ調整治具Dを用いる。この治具Dは全体をL字形態とされ、フランジ端子板44の上端面と可動部56の下面との間の隙間に入る高さ調整台座部分と、この台座部分をハーメ端子台46に位置決め保持する位置保持背板部分とからなっている。台座の厚みで高さを調整し、背板によりフランジ端子板44とハーメ端子台46との間隔を一定に保持することができる(図9(5))。
その後、感圧素子58をハーメ端子台46のボス部60と、センターシャフト54の可動部56との間に、検出軸がセンターシャフト54の軸芯と平行になるように取り付け、配線処理を行って後、円筒側壁48を取り付けて内部を密閉し、真空引きして遮断する(図9(6))。最後に、ハーメ端子台46の外端面部分にICを実装し、リッドを取り付けて完成する(図9(7))。
このようにしてオイルを用いずに、検出精度の高い簡易構造の圧力センサを製造することができる。
次に、図10には、第4実施形態に係る圧力センサ70の断面図を示している。図示の例は、第2実施形態に示した絶対圧検出のための圧力センサの変形例であり、特にセンターシャフトと感圧素子を同芯配置し、これらを受圧用ダイアフラムの中央領域を通る軸線上に配置した点が先の実施形態と異なる。
この圧力センサ70は、中空円筒体からなるハウジング72を有している。このハウジング72は第1のケース(下端板)を構成する端板をフランジ端板74とするとともに、第2のケース(上端板)をハーメ端子台76とし、第3のケースである円筒側壁78によって離隔配置した端板の周囲を取り囲んで中空密閉容器として構成したものである。フランジ端板74には、内部空間と連通する圧力入力口77がハウジング72の軸芯と同芯に貫通されて、外部に開口されている。この開口部は第1ダイアフラム80によって内外を遮蔽するようにされ、フランジ端板74と一体的に結合している。ダイアフラム80は測定対象液体の受圧用である。ハーメ端子台76には圧力流入口もダイアフラムも省略された端板として構成されている。このようなハウジング72も、内外が遮断された状態となっているとともに、図示しない空気抜き手段により内部を真空状態に保持できるようにしているのは他の実施形態と同様である。
前記ハウジング72の内部には、前記ダイアフラム80の内面の中央領域にセンターシャフト(力伝達手段)84が垂直に立設されており、これはハウジング42の軸芯に沿って配置されている。そして、このセンターシャフト84の先端部には感圧素子受け台としての可動部86が一体的に設けられており、この可動部86に検出軸をセンターシャフト84と同軸となるように設定した双音叉振動子からなる感圧素子88の一端部を取り付けるようにしている。感圧素子88の他端部は前記ハウジング72のハーメ端子台76の中央領域に設けられている内側に突出した台座90に接続するようにしている。これにより、受圧用ダイアフラム80が測定対象液体の圧力を受けることにより撓むと、センターシャフト84が軸方向に移動し、これに追随して可動部56に連結された感圧素子58の検出軸方向への作用力を発生させるようにしている。
また、上記ハウジング72の内部には、前記センターシャフト84と平行であって、その周囲に複数のガイドシャフトである支持棒92a、92bが配置されている。これらは第1のケースであるフランジ端板74と第2のケースであるハーメ端子台76との間隔を一定に保持し、外力によるハウジング42の変形や任意の姿勢によって検出精度が低下しないようにしているのは他の実施形態と同様である。
この第4実施形態も第3実施形態と同様に、上部端板をハーメ端子台76とし、これには図示しないハーメ端子を端子台76に貫通させ、感圧素子88の信号を外部に取り出すようにしている。
このような第4実施形態によれば、フランジ端板74、ハーメ端子台76、並びに円筒側壁78が真空容器としてのハウジング72を形成し、フランジ端板74とダイアフラム80とが一体とされ、組み立てが簡便に行えるようにしている。受圧用のダイアフラム80とセンターシャフト84とは同心的に一直線上に連結され、センターシャフト84の先端に設けた可動部86がダイアフラム80の挙動に応じてシャフト軸方向に移動し、双音叉振動子である感圧素子88の検出軸方向に作用する力を生じさせる。したがって、オイルを用いることなく、検出精度の高い圧力センサを構成でき、かつ小型で組み立てが容易な構造となる。
なお、この第4実施形態でも、センターシャフト84と感圧素子固定用受け台としての可動部86は、一つの部材から切削加工された一体のものであっても良い。そうすることにより可動部86がシャフトの固定部でぶれたり、ずれることがなくなる。
1、30…圧力センサ、2…第1の圧力入力口、3…第2の圧力入力口、4、36…ハウジング、5…第1のダイアフラム、6…第2のダイアフラム、7、32…シャフト、9…可動部材、10、35…固定部、11…感圧素子、12a、12b…支持棒、20、31…第1のケース、21、33…第2のケース、22…第3のケース、25…位置決め治具、26…穴口、27…第1のブロック、28…第2のブロック、40………圧力センサ、42………ハウジング、44………フランジ端板(第1ケース)、46………ハーメ端子台、47………第1圧力入力口、48………円筒側壁、49………第2圧力入力口49、50………第1ダイアフラム、52………第2ダイアフラム、54………センターシャフト、56………可動部、58………感圧素子、60………ボス部、62a、62b………支持棒(ガイドシャフト)、64………ハーメ端子、70………圧力センサ、72………ハウジング、74………フランジ端板(第1ケース)、76………ハーメ端子台、77………圧力入力口、78………円筒側壁、80………受圧用ダイアフラム、84………センターシャフト、86………可動部、88………感圧素子、90………台座、92a、92b………支持棒(ガイドシャフト)。

Claims (18)

  1. ハウジングと、
    当該ハウジングに連結され圧力入力口を有する取り付け部と、
    当該取り付け部の圧力入力口を封止し、一面が受圧面であるダイアフラムと、
    力の検出方向を検出軸とする感圧部とを有し、
    当該感圧部の一端が前記ダイアフラムの他面の中央領域に接続し、
    前記感圧部の他端が前記ハウジングに接続し、
    前記検出軸は前記受圧面に対してほぼ垂直であることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記感圧部は、
    前記ダイアフラムの他面の中央領域に一端が接触した力伝達手段と、
    当該力伝達手段に固定された可動手段と、
    当該可動手段に一方の端部が接続し、他方の端部がハウジングに接続した感圧素子とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記力伝達手段がシャフトであることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記感圧素子は、
    両端部に設けた基部を有し、
    当該両端部に設けた基部の間に振動部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の圧力センサ。
  5. 前記ダイアフラムの材質は、金属、セラミック、または圧電結晶体であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の圧力センサ。
  6. 前記シャフトの材質は、ステンレス、アルミニウム、またはセラミックであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の圧力センサ。
  7. 前記ハウジングの材質は、ステンレス、アルミニウム、またはセラミックであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の圧力センサ。
  8. 圧力入力口を有するハウジングと、当該ハウジングの前記圧力入力口を封止し外面が受圧面であるダイアフラムと、前記ハウジング内部にてこのダイアフラムの内面の中央領域に一端を接続され他端を前記ハウジングに接続するとともに、検出軸を前記ダイアフラムの受圧面と垂直な軸に沿って設定した感圧部とを有してなる圧力センサを特徴とする圧力センサ。
  9. 前記請求項8において、前記感圧部はダイアフラムに垂直に連結された力伝達手段と、当該力伝達手段に一端を連結され他端を前記ハウジング壁面に連結された感圧素子からなることを特徴とする圧力センサ。
  10. ハウジングと、当該ハウジングの対向する壁面に同軸上に設けられた圧力入力口と、前記圧力入力口を封止し外面が受圧面であるダイアフラムと、前記ハウジング内部にて前記ダイアフラムの内面の中央領域に接続された力伝達手段と、この力伝達手段に一端を接続され他端を前記ハウジングに接続するとともに、検出軸を前記ダイアフラムの受圧面と垂直な軸に沿って設定した感圧素子と、を有してなる圧力センサを特徴とする圧力センサ。
  11. ハウジングと、当該ハウジングの対向する壁面に同軸上に設けられた一対の圧力入力口と、前記圧力入力口を封止し外面が受圧面である第1、第2のダイアフラムと、前記ハウジング内部にて前記第1、第2のダイアフラムの内面の中央領域を接続する力伝達手段と、この力伝達手段の途中に一端を接続され他端を前記ハウジングに接続するとともに、検出軸を前記ダイアフラムの受圧面と垂直な軸と平行に設定した感圧素子と、を有してなる圧力センサを特徴とする圧力センサ。
  12. 請求項8〜11のいずれか1項に記載の圧力センサにおいて、ハウジングの内部には前記検出軸と平行にガイドシャフトを設けたことを特徴とする圧力センサ。
  13. 請求項10〜11のいずれか1に記載の圧力センサにおいて、前記力伝達手段をシャフトにより形成し、感圧素子を前記シャフトと平行に配置したことを特徴とする圧力センサ。
  14. 請求項10に記載の圧力センサにおいて、前記力伝達手段をシャフトにより形成し、感圧素子を前記シャフトと同軸に配置したことを特徴とする圧力センサ。
  15. 互いに対向する端板状の第1、第2のケースとこれらの周囲を取り囲んで側面部材を形成する第3のケースとによって形成されたハウジングと、前記第1、第2ケースに開口された圧力入力口を封止する第1、第2のダイアフラムと、前記ハウジング内にて前記第1、第2ダイアフラム同士をその中央領域で連結して一体化され力の伝達を可能としたセンターシャフトと、このセンターシャフトに固定された可動受け台と前記ハウジング内面部に設けた固定受け台とに両端部が取り付けられ検出軸を前記センターシャフトと平行に設定された感圧素子と、前記センターシャフトの周囲に配置され第1、第2のケース同士を連結する複数の支持棒と、を有してなることを特徴とする圧力センサ。
  16. 互いに対向する端板状の第1、第2のケースとこれらの周囲を取り囲んで側面部材を形成する第3のケースとによって形成されたハウジングと、前記第1のケースに開口された圧力入力口を封止する第1ダイアフラムと、前記ハウジング内にて前記第1ダイアフラムの中央領域で連結して一体化され力の伝達を可能としたセンターシャフトと、このセンターシャフトの端部に固定された可動受け台と前記第2ケース内面部に設けた固定受け台とに両端部が取り付けられ検出軸を前記センターシャフトと同軸に設定された感圧素子と、前記センターシャフトの周囲に配置され第1、第2のケース同士を連結する複数の支持棒と、を有してなることを特徴とする圧力センサ。
  17. 前記センターシャフトと可動受け台とは一つの部材から切削加工された一体ものであることを特徴とする請求項15または16に記載の圧力センサ。
  18. 前記センターシャフトとダイアフラムとの連結部は接着剤によって接合一体化されていることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の圧力センサ。
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