JP2006194736A - 圧力検出装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧力検出用の検出素子を有する第1の部材と、受圧用ダイアフラムを有する第2の部材との間に、圧力伝達部材を介在させた状態で、第1の部材と第2の部材とを溶接により接合してなる圧力検出装置において、溶接時における凝固時の収縮や凝固の歪みを極力抑制する。
【解決手段】 検出素子30を有する第1の部材1と、受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2と、圧力伝達部材17とを備え、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して検出素子30へ荷重を与えた状態で第1の部材1と第2の部材2との重なり部が溶接されている圧力検出装置100において、溶接によって前記重なり部にて外側の部材である金属ステム20の表面から溶融部Mが形成され、その重なり部にて金属ステム20の溶融部Mが形成される部位が、その周囲の部位よりも薄いテーパ状の薄肉部となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、圧力検出用のセンシング部を有する第1の部材と、圧力を受圧するダイアフラムを有する第2の部材との間に、ダイアフラムからセンシング部へ圧力を伝達するための圧力伝達部材を介在させ、第1の部材と第2の部材とを溶接により接合してなる圧力検出装置およびそのような圧力検出装置の製造方法に関し、特に、第1の部材と第2の部材との溶接に関する。
従来より、この種の圧力検出装置としては、印加された圧力に応じた電気信号を出力する圧力検出用のセンシング部を有する第1の部材と、圧力を受圧する受圧用ダイアフラムを有する第2の部材と、受圧用ダイアフラムの受けた圧力をセンシング部へ伝達する圧力伝達部材とを備えたものが知られている。
ここで、従来のこの種の圧力検出装置においては、センシング部、圧力伝達部材および受圧用ダイアフラムの三部材は、別体の部材であり、これら三部材は、センシング部と受圧用ダイアフラムとにより圧力伝達部材を挟み付けるように互いに予荷重が印加された状態で接触している。
そして、この圧力検出装置においては、受圧用ダイアフラムが受けた圧力は、圧力伝達部材を介してセンシング部へ伝達される。そして、センシング部では、伝達され印加された圧力に応じたレベルの電気信号が出力される。それにより、この圧力検出装置においては、圧力の検出が可能となっている。
図5は、従来における試作品としての圧力検出装置J100の要部構成を示す概略断面図である。このような圧力検出装置J100は、たとえば、燃焼圧センサとして適用することができる。
この圧力検出装置J100のハウジング10には、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部としての検出素子30が設けられている。
この検出素子30は、たとえば、半導体チップなどからなり、印加された圧力によって自身が歪み、その歪みに基づいて検出圧力に応じた信号を出力する歪みゲージ機能を有するものにできる。
図5に示される例においては、この検出素子30は、一端側が開口部21であり、他端側が閉塞された薄肉状のダイアフラム22である中空筒状の金属ステム20に対して、この金属ステム20のダイアフラム22の外表面にガラス溶着などによって取り付けられている。
金属ステム20は、そのダイアフラム22側をハウジング10内に向けてハウジング10に挿入されており、金属ステム20とハウジング10とは、溶接または接着などにより接合され固定されている。
さらに、図5に示されるように、ハウジング10の先端部において、金属ステム20の開口部21には、金属製筒形状をなすメタルケース16が溶接により接合され、固定されている。
さらに、メタルケース16の先端部には、圧力を受圧する金属製円形板状の受圧用ダイアフラム15が設けられている。ここで、メタルケース16と受圧用ダイアフラム15とはレーザ溶接などの溶接により接合され、固定されている。
それにより、受圧用ダイアフラム15と金属ステム20とはメタルケース16を介して、一体化されている。そして、この受圧用ダイアフラム15は、たとえば上記燃焼室に面して燃焼圧(筒内圧)を受け、歪み変形するものである。
また、金属ステム20の中空部およびメタルケース16の中空部により形成される空間内部には、たとえば金属やセラミックなどからなる圧力伝達部材17が設けられている。そして、受圧用ダイアフラム15と金属ステム20の感圧部としてのダイアフラム22との間に、圧力伝達部材17が介在した形となっている。
ここで、図5中の矢印に示されるように、圧力伝達部材17の一端部は、金属ステム20のダイアフラム22に対して荷重を与えた状態で接触しており、一方、圧力伝達部材17の他端部は、受圧用ダイアフラム15に対して荷重を与えた状態で接触している。そして、検出圧力は、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して金属ステム20のダイアフラム22および検出素子30に印加されるようになっている。
このような圧力検出装置J100においては、上記した検出素子30、金属ステム20、および、金属ステム20と接合されたハウジング10が、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部30を有する第1の部材1として構成されたものとなっている。
一方、上記した受圧用ダイアフラム15およびこれと一体化されたメタルケース16が、圧力を受圧するダイアフラム15を有する第2の部材2として構成されたものとなっている。
そして、この圧力検出装置J100は、センシング部である検出素子30と受圧用ダイアフラム15との間に圧力伝達部材17を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して検出素子30へ荷重を与えた状態で、第1の部材1と第2の部材2とが溶接により接合されてなるものとして構成されている。
ここで、第1の部材1と第2の部材2との溶接形態は、レーザ溶接などであり、図5に示されるように溶融部Mを形成するものである。
すなわち、第1の部材1である金属ステム20と第2の部材2であるメタルケース16とを重ね合わせ、その重なり部にて外側の部材、本例では金属ステム20の表面から内部に向かって溶融部Mを形成するように溶接されている。
このような圧力検出装置J100は、次のようにして製造することができる。
上記検出素子30、金属ステム20およびハウジング10が一体化された第1の部材1と、上記受圧用ダイアフラム15およびメタルケース16が一体化された第2の部材2と、圧力伝達部材17とを用意する。
そして、図5に示されるように、センシング部である検出素子30と受圧用ダイアフラム15との間に圧力伝達部材17を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して検出素子30へ予荷重を与える。
このとき、図5に示されるように、荷重印加装置に備えられた治具200を用いて、図5中の白抜き矢印Kに示されるように、当該治具200を受圧用ダイアフラム15に押し当てて、一定量押し込むようにする。
そして、このように予荷重を与えた状態で、第1の部材1と第2の部材2とを溶接する。ここでは、図5に示されるように、当該予荷重を与えた状態で、第1の部材1における金属ステム20の開口部11側と、第2の部材2におけるメタルケース16とを溶接して接合する。
このような第1の部材1および第2の部材2の接合の完了に伴い、図5に示されるような圧力検出装置J100を製造することができる。
しかしながら、従来の圧力検出装置においては、第1の部材1と第2の部材2との溶接において、十分な溶融部Mの深さ(とけ込み深さ)を確保するために、これら両部材1、2の重なり部における外側の部材20の表面に対して、大きなエネルギーを印加した場合に、溶融部Mが形成される部位ばかりでなく、その周囲の部分までも溶融してしまうことがある。
そして、つまり、接合強度を確保するのに必要な溶融部Mの深さを得ようとすると、必要以上に、溶融した部分が大きく発生する。そして、この過大な溶融した部分が凝固する時の収縮や歪みによって、上記センシング部30に対して、意図しない大きな予荷重が発生する可能性がある。
また、溶接時においては、ある箇所から順次溶接していくので、各溶接部分において熱エネルギーの時間的なズレによる集中が発生し、凝固の歪みが発生する。このことは、たとえば、溶融している部位と凝固しかけている部位とが部分的に混在することにより、軟らかい部位が歪んでしまうということである。それによっても、上記センシング部30に対して、意図しない予荷重が発生する可能性がある。
このように、従来の圧力検出装置においては、溶接時において、凝固時の収縮や凝固の歪みなどにより意図しない予荷重が発生する可能性があり、それによって、センサ特性に悪影響を与えるおそれがある。
本発明は、上記したような問題に鑑みてなされたものであり、圧力検出用のセンシング部を有する第1の部材と、圧力を受圧するダイアフラムを有する第2の部材との間に、圧力伝達部材を介在させた状態で、第1の部材と第2の部材とを溶接により接合してなる圧力検出装置において、溶接時における凝固時の収縮や凝固の歪みを極力抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部(30)を有する第1の部材(1)と、圧力を受圧するダイアフラム(15)を有する第2の部材(2)と、ダイアフラム(15)の受けた圧力をセンシング部(30)へ伝達する圧力伝達部材(17)とを備え、センシング部(30)とダイアフラム(15)との間に圧力伝達部材(17)を介在させ、ダイアフラム(15)から圧力伝達部材(17)を介してセンシング部(30)へ荷重を与えた状態で、第1の部材(1)と第2の部材(2)とが溶接により接合されており、この溶接は、第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部(M)を形成するものとしてなされている圧力検出装置において、
第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部のうち外側の部材において、溶融部(M)が形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっていることを特徴としている。
それによれば、溶接がなされる第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部において、当該重なり部における外側の部材において溶融部(M)が形成される部位を、その周囲の部位よりも薄い薄肉部としているため、従来よりも、より小さなエネルギーの印加により、適切な深さを持つ溶融部(M)を形成することができる。
また、溶融部(M)が形成される部位を薄肉部としていることにより、溶接時においてエネルギーを印加する狙いの箇所が明確になり、エネルギーの印加面積も小さくすることができる。
このように、本発明の圧力検出装置によれば、従来よりも小さなエネルギーを、より小さな面積に印加して適切な溶接を行うことができるため、溶融部(M)を含む溶融する部分を、より低減することが可能になる。
したがって、本発明によれば、圧力検出用のセンシング部(30)を有する第1の部材(1)と、圧力を受圧するダイアフラム(15)を有する第2の部材(2)との間に、圧力伝達部材(17)を介在させた状態で、第1の部材(1)と第2の部材(2)とを溶接により接合してなる圧力検出装置において、溶接時における凝固時の収縮や凝固の歪みを極力抑制することができる。
そして、圧力検出装置において、意図しない予荷重がセンシング部(30)に印加されることが防止され、適切なセンサ特性を発揮することが可能になる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力検出装置においては、第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部のうち外側の部材における端部が、溶融部(M)が形成される部位であり、前記端部の端面(21a)は、傾斜したテーパ面となっており、それにより、前記端部は、テーパ状に薄くなった薄肉部となっているものにできる。
本発明によれば、外側の部材における端部の端面(21a)がテーパ面となっているため、第1の部材(1)と第2の部材(2)との界面に対して、溶接時のエネルギーを効率よく印加することができ、好ましい。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載の圧力検出装置において、前記溶接は、レーザ溶接によりなされているものにできる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜請求項3に記載の圧力検出装置において、第1の部材(1)は、一端側が開口部(21)、他端側にセンシング部(30)が取り付けられた中空筒状の金属ステム(20)を有しており、第2の部材(2)は、一端側が開口し、他端側にダイアフラム(15)が取り付けられた中空筒状のメタルケース(16)を有しており、金属ステム(20)の一端側とメタルケース(16)の一端側とが嵌合することで、前記重なり部が形成されるとともに、金属ステム(20)およびメタルケース(16)の内部に圧力伝達部材(17)が配置されているものにできる。
請求項5に記載の発明では、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部(30)を有する第1の部材(1)と、圧力を受圧するダイアフラム(15)を有する第2の部材(2)と、ダイアフラム(15)の受けた圧力をセンシング部(30)へ伝達する圧力伝達部材(17)とを用意し、センシング部(30)とダイアフラム(15)との間に圧力伝達部材(17)を介在させ、ダイアフラム(15)から圧力伝達部材(17)を介してセンシング部(30)へ荷重を与えた状態で、第1の部材(1)と第2の部材(2)とを重ね合わせ、その重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部(M)を形成するように溶接してなる圧力検出装置の製造方法において、
溶接工程では、第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接することを特徴としている。
それによれば、第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部にて、1度目の溶接では、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接し、その後、2度目の溶接では、当該重なり部を全周溶接するため、一度に全周溶接を行うよりは、溶接部の急激な温度上昇を抑制することができる。
よって、本発明によれば、圧力検出用のセンシング部(30)を有する第1の部材(1)と、圧力を受圧するダイアフラム(15)を有する第2の部材(2)との間に、圧力伝達部材(17)を介在させた状態で、第1の部材(1)と第2の部材(2)とを溶接により接合してなる圧力検出装置において、溶接時における凝固時の収縮や凝固の歪みを極力抑制することができる。
また、重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接する場合、1度目の溶接において接合強度を確保するように比較的大きなエネルギーを与えて深い溶融部(M)を形成し、2度目の全周溶接では、比較的弱いエネルギーでシール溶接するようにしてもよい。
この場合、1度目の溶接では、同時に複数箇所を溶接するので、熱エネルギーの時間的なズレを無くすことができ、また、1度目は全周を溶接するわけではないので、溶融する部分も全周溶接に比べて少なく、凝固時の収縮も小さくなる。
ここで、請求項6に記載の発明のように、請求項5に記載の圧力検出装置の製造方法においては、第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接するときに、前記重なり部の温度分布をモニターしながら、前記重なり部の全周の温度が均一になるように、前記複数箇所の間隔を決めて溶接することが好ましい。
それによれば、重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接するときに、凝固の歪みを、より抑制することが可能になる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項5または請求項6に記載の圧力検出装置の製造方法において、前記重なり部を全周溶接するときに、溶接のエネルギーを徐々に強くしていくことを特徴としている。
それによれば、全周溶接において部分的な温度の急上昇を、適切に抑制することができ、好ましい。
また、請求項8に記載の発明のように、請求項5〜請求項7に記載の圧力検出装置の製造方法においては、第1の部材(1)と第2の部材(2)との重なり部を、レーザ溶接により接合するものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1は、本発明の実施形態に係る圧力検出装置100の全体構成を示す概略断面図である。また、図2は、図1中におけるハウジング10のパイプ部12の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。
この圧力検出装置100には、用途を限定するものではないが、燃焼圧センサとして適用することができる。
燃焼圧センサとは、ハウジング10のパイプ部12が被検出体としてのたとえば自動車のエンジンヘッドにおける取付穴に挿入されネジ結合などによって取り付けられることで、燃焼室内の圧力(いわゆる筒内圧)を検出圧力として検出するセンサである。
[構成等]
本実施形態の圧力検出装置100のハウジング10は、円筒状の本体部11とこの本体部11よりも細い細長筒形状のパイプ部12とからなる。
これら本体部11およびパイプ部12は、切削や冷間鍛造等により加工された、たとえばステンレスなどの金属製のものである。本例では、パイプ部12は円筒パイプ形状をなすものとしているが、角パイプ形状でもよい。
なお、ハウジング10において、本体部11とパイプ部12とは一体形成されたものであってもよいし、これら両者11、12をそれぞれ別体に形成し、その後でこれら両者11、12を溶接や接着あるいは圧入、ネジ結合、かしめなどにより接合して一体化したものであってもよい。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の外周面には、被検出体としての上記エンジンブロックにネジ結合可能なネジ部13が形成されている。このように、本実施形態の圧力検出装置100においては、ハウジング10は、その一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部12を備えたものとして構成されている。
ここで、ハウジング10のパイプ部12は、上記エンジンブロックに形成されたネジ穴としての取付穴に挿入され、ネジ部13を介して取り付けられる。それにより、圧力検出装置100はエンジンブロックに取り付けられる。
そして、この圧力検出装置100のエンジンブロックへの取付状態においては、検出圧力としての燃焼室内の圧力(筒内圧)Pは、図1、図2中の白抜き矢印に示されるように、パイプ部12の先端部側から印加されるようになっている。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部には、印加された圧力に応じた電気信号を出力する検出素子30が設けられている。この検出素子30は、たとえば、印加された圧力によって自身が歪み、その歪みに基づいて検出圧力に応じた信号を出力する歪みゲージ機能を有するものにできる。
具体的には、図1および図2に示されるように、検出素子30は、一端側が開口部21、他端側が閉塞された薄肉状の歪み部としてのダイアフラム22である中空筒状の金属ステム20に対して、この金属ステム20のダイアフラム22の外表面にガラス溶着などによって取り付けられている。
金属ステム20は、中空円筒形状に加工されたコバールなどからなる金属製の部材であり、その外周面には、周面と直交する方向へ張り出したフランジ23が形成されている。なお、本例では、金属ステム20の中空部は円筒状であるものとしているが、金属ステム20は角筒状でもよい。
そして、金属ステム20は、そのダイアフラム22側をパイプ部12内に向け開口部21を燃焼室側に向けてパイプ部12に挿入されている。そして、金属ステム20のフランジ23とパイプ部12の先端部の開口縁部とが、溶接または接着などにより接合され固定されている。
ここで、金属ステム20のフランジ23の外周面は、図1、図2に示されるように、開口部21からダイアフラム22へ向かって拡径したテーパ面となっている。
そして、圧力検出装置100を上記エンジンヘッドへネジ部13を介してネジ結合されたとき、このフランジ23のテーパ面と上記エンジンヘッドの取付穴の内面とが密着してシールされるようになっている。
さらに、図1、図2に示されるように、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部において、金属ステム20の開口部21には、ステンレスなどの金属製筒形状をなすメタルケース16が溶接により接合固定されている。
ここで、金属ステム20とメタルケース16との溶接としては、レーザ溶接などを採用でき、全周溶接がなされている。具体的には、図2に示されるように、金属ステム20の開口部21にメタルケース16が挿入されており、金属ステム20とメタルケース16とが重なった重なり部を形成している。
そして、溶接は、この重なり部にて行われており、この溶接によって当該重なり部の外側の部材、本例では金属ステム20の表面から、メタルケース16の内部に向かって、金属ステム20とメタルケース16とが溶け合った、たとえば断面くさび形状の溶融部Mが形成されている。
ここで、本実施形態では、金属ステム20とメタルケース16との重なり部のうち外側の部材である金属ステム20において、溶融部Mが形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっている。
図2に示される例では、金属ステム20とメタルケース16との重なり部のうち外側の部材である金属ステム20における開口部21側の端部が、溶融部Mが形成される部位であり、この金属ステム20の端部の端面21aは、当該端面21aの先端に向かって当該端部の肉厚が薄くなるように傾斜したテーパ面となっている。それにより、この金属ステム20の端部は、テーパ状に薄くなった薄肉部となっている。
さらに、メタルケース16の先端部には、圧力を受圧する受圧用ダイアフラム15が設けられている。そして、金属ステム20の開口部21は、メタルケース16を介して受圧用ダイアフラム15によって閉塞されている。
この受圧用ダイアフラム15は、たとえばステンレスなどの金属製円形板状のものであり、その周辺部がメタルケース16の先端部に対して、ロウ付けや溶接などによって接合固定されている。
それにより、受圧用ダイアフラム15と金属ステム20とはメタルケース16を介して、一体化されている。そして、この受圧用ダイアフラム15は、図1、図2中の白抜き矢印に示されるように、上記燃焼室に面して燃焼圧(筒内圧)Pを受け、歪み変形するものである。
また、金属ステム20の中空部およびメタルケース16の中空部により形成される空間内部には、圧力伝達部材17が設けられている。本例では圧力伝達部材17は棒状のものとなっている。
こうして、受圧用ダイアフラム15と金属ステム20の感圧部としてのダイアフラム22との間に圧力伝達部材17が介在した形となっている。この圧力伝達部材17は、たとえばステンレスなどの金属やセラミックなどからなるものである。
ここで、圧力伝達部材17の一端部(図1、図2中の上端部)は、金属ステム20のダイアフラム22に対して荷重を与えた状態で接触しており、圧力伝達部材17の他端部(図1、図2中の下端部)は、受圧用ダイアフラム15に対して荷重を与えた状態で接触している。
ここでは、圧力伝達部材17は棒状の部材であるが、圧力伝達部材17の形状はこれに限定されるものではなく、たとえば球状、偏球状、鼓状などであってもよい。そして、検出圧力Pは、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して金属ステム20のダイアフラム22および検出素子30に印加されるようになっている。
また、歪みゲージ機能を有する検出素子30としては、限定するものではないが、たとえば、半導体プロセスによってシリコン半導体チップに対して、拡散抵抗素子などにより構成されるブリッジ回路などを形成してなるものなどを採用することができる。
このような歪みゲージ機能を有する半導体チップは、圧力によって金属ステム20の感圧部としてのダイアフラム22が変形したとき、この変形に応じて半導体チップ自身も歪むことにより、その歪みによって生じる抵抗値変化を電気信号に変換して出力する機能を有するものである。
なお、本実施形態では、この検出素子30が、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部30として構成されており、これら検出素子30および金属ステム20のダイアフラム22が、検出圧力Pによる荷重を受けて歪む部位として構成されている。そして、これらダイアフラム22および検出素子30は、圧力検出装置100の基本性能を左右するものである。
ここで、金属ステム20を構成する金属材料について、さらに述べるならば、当該金属材料に対しては、高圧を受けることから高強度であること、及び、Si半導体などからなる検出素子30を低融点ガラスなどにより接合することなどのため、低熱膨張係数であることが求められる。
具体的には、金属ステム20の金属材料としては、Fe、Ni、CoまたはFe、Niを主体とし、析出強化材料としてTi、Nb、Alまたは、Ti、Nbが加えられた材料、たとえば析出硬化型のステンレスなどを選定することができ、この金属ステム20は、プレス、切削や冷間鍛造などにより形成することができる。
このような本実施形態の圧力検出装置100においては、上記した検出素子30、金属ステム20および金属ステム20と接合されたハウジング10が、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部30を有する第1の部材1として構成されたものとなっている。
一方、本圧力検出装置100においては、上記した受圧用ダイアフラム15およびこれと一体化されたメタルケース16が、圧力を受圧するダイアフラム15を有する第2の部材2として構成されたものとなっている。
そして、本実施形態においては、圧力検出装置100は、センシング部である検出素子30と受圧用ダイアフラム15との間に圧力伝達部材17を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して検出素子30へ荷重を与えた状態で、第1の部材1と第2の部材2とが溶接により接合されてなるものとして構成されている。
さらに言うならば、本実施形態では、第1の部材1は、一端側が開口部21、他端側にセンシング部30としての検出素子30が取り付けられた中空筒状の金属ステム20を有しており、第2の部材2は、一端側が開口し、他端側にダイアフラム15が取り付けられた中空筒状のメタルケース16を有している。
そして、金属ステム20の一端側とメタルケース16の一端側とが嵌合することで、上記重なり部が形成されるとともに、金属ステム20およびメタルケース16の内部に圧力伝達部材17が配置されているものとなっている。
そして、上述したが、本実施形態では、この第1の部材1と第2の部材2との溶接は、第1の部材1である金属ステム20と第2の部材2であるメタルケース16との重なり部にて行われており、当該溶接によって当該重なり部の外側の部材である第1の部材1の表面から第2の部材2の内部に向かって、溶融部Mが形成されている。
そして、本実施形態では、上記重なり部のうち第1の部材1において、溶融部Mが形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっている。
特に本例では、上記重なり部のうち外側の第1の部材1の端部が、溶融部Mが形成される部位であり、この端部の端面21aは、傾斜したテーパ面となっていることにより、この端部は、テーパ状に薄くなった薄肉部となっている。
また、図1に示されるように、本圧力検出装置100においては、ハウジング10の本体部11の内部には、セラミック基板などからなる回路基板40が設けられている。
この回路基板40は、本体部11との境界におけるパイプ部12の開口部を覆うように設けられており、回路基板40の周辺部は、たとえば接着などによりハウジング10に固定されている。
この回路基板40におけるパイプ部12の開口部に面した側の面には、ICチップ42が接着などにより搭載されている。このICチップ42は、検出素子30からの出力を増幅したり調整したりするための回路が形成されたものである。
そして、このICチップ42と回路基板40とは、アルミニウム(Al)または金などからなるボンディングワイヤ44により結線されており、それによって、これら両者40、42は電気的に接続されている。さらに、図1、図2に示されるように、この回路基板40と上記検出素子30とは、配線部材50により電気的に接続されている。
ここでは、配線部材50としては、フレキシブルプリント基板(FPC)50を採用している。もちろん、配線部材50としては、それ以外にも、たとえばリード線などを採用してもよい。
フレキシブルプリント基板50としては、ポリイミド樹脂などのベースに銅などの導体をパターニング形成した一般的なものを採用できる。このフレキシブルプリント基板50は、図1に示されるように、ハウジング10のパイプ部12内にてパイプ部12の長手方向に延びるように配置されている。
ここで、フレキシブルプリント基板50の一端部51は、検出素子30に対して、はんだなどを用いて電気的および機械的に接合されている。具体的には、図示しないが、検出素子30の表面に形成されたパッドに対して、フレキシブルプリント基板50の導体部が接続される。
そして、フレキシブルプリント基板50の検出素子30への接合部である一端部51から、フレキシブルプリント基板50は折り曲げられており、この折り曲げられた部分である折り曲げ部よりも他端部52側の部位が、パイプ部12内において回路基板40の方向へ延びている。
一方、フレキシブルプリント基板50の他端部52側の部位は、ハウジング10の本体部11に位置している。そして、フレキシブルプリント基板50の他端部52は、回路基板40に設けられた貫通穴46を介して、回路基板40におけるICチップ42の搭載面から当該搭載面とは反対側の面に位置している。
そして、フレキシブルプリント基板50の他端部52は、回路基板40におけるICチップ42の搭載面とは反対側の面にて、はんだなどを介して回路基板40と電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10において回路基板40におけるフレキシブルプリント基板50との接続面と対向する位置には、ターミナル61を有するコネクタケース60が設けられている。
このコネクタケース60はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂などからなるもので、ターミナル61はコネクタケース60にインサート成形などにより一体化されている。このコネクタケース60は、検出素子30からの信号を取り出すためのコネクタ部として構成されている。
そして、コネクタケース60のターミナル61と回路基板40とはバネ部材62を介したバネ接触により電気的に接続されている。これにより、検出素子30とコネクタケース60とは、フレキシブルプリント基板50および回路基板40を介して電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10の本体部11の端部14がコネクタケース60にかしめられることにより、コネクタケース60とハウジング10とは一体に固定されている。
そして、ターミナル61は自動車のECUなどへ図示しない配線部材などを介して電気的に接続可能となっている。それにより、本圧力検出装置100は外部との信号のやりとりなどが可能になっている。
かかる圧力検出装置100は、ハウジング10のネジ部13を介して、被検出体としての上記エンジンヘッドに形成されたネジ穴(取付穴)に取り付けられることによって、上記エンジンヘッドに接続固定される。
そして、燃焼室内の圧力(筒内圧)Pが、図1、図2中の矢印に示されるように、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して、金属ステム20のダイアフラム22に印加される。すると、その圧力によって金属ステム20のダイアフラム22が変形し、この変形を検出素子30により電気信号に変換し、圧力検出を行う。
そして、検出素子30からの信号は、フレキシブルプリント基板50を介して回路基板40へ伝達され、ICチップ42にて処理され、処理された信号がターミナル61から外部へ出力される。
[製造方法等]
かかる構成を有する圧力検出装置100の製造方法について、述べる。まず、センシング部30を有する第1の部材1と、受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2と、圧力伝達部材17とを用意する。
具体的には、金属ステム20のダイアフラム22の表面にガラス接合などにより検出素子30を接合し、この金属ステムに一体化された検出素子30に対して、フレキシブルプリント基板50の一端部51をはんだなどを介して接続する。
次に、フレキシブルプリント基板50の他端部52側の部位を、ハウジング10のパイプ部12の先端部から挿入し、フレキシブルプリント基板50の他端部52をハウジング10の本体部11の内部まで引き出す。また、金属ステム20とハウジング10のパイプ部12とを接合する。
続いて、フレキシブルプリント基板50の他端部52を、ICチップ42がワイヤボンド実装された回路基板40の貫通穴46に通し、フレキシブルプリント基板50の他端部52と回路基板40とをはんだなどを介して接続する。
次に、回路基板40をハウジング10の本体部11に接合固定する。その後、コネクタケース60をハウジング10の本体部11に組み付け、ハウジング10の端部14をかしめることにより、コネクタケース60とハウジング10とを固定する。
ここで、このコネクタケース60をハウジング10へ組み付けるとき、ターミナル61と回路基板40とをバネ部材62を介してバネ接触させ、電気的に接続する。こうして、検出素子30、金属ステム20およびハウジング10が一体化され、センシング部30を有する第1の部材1ができあがる。
また、メタルケース16と受圧用ダイアフラム15とを、ロウ付けや溶接などによって接合固定する。こうして、メタルケース16と受圧用ダイアフラム15とが一体化され、受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2ができあがる。
次に、センシング部である検出素子30と受圧用ダイアフラム15との間に、図2に示されるように圧力伝達部材17を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して金属ステム20のダイアフラム22および検出素子30へ荷重を与えた状態で、第1の部材1と第2の部材2とを溶接して接合する。
ここでは、第1の部材1と第2の部材2との溶接は、図1、図2に示されるように、当該予荷重を与えた状態で、第1の部材1における金属ステム20の開口部11側と、第2の部材2におけるメタルケース16とを溶接して接合する。こうして、上記図1に示される圧力検出装置100が完成する。
ここで、本実施形態では、第1の部材1と第2の部材2との溶接において、次に述べるような独自の方法を採用している。
金属ステム20の開口部11にメタルケース16を挿入し、金属ステム20とメタルケース16とが重なった重なり部を形成する。ここでは、レーザ溶接を行うが、この重なり部において、テーパ面である金属ステム20の開口部21側端部の端面21aとメタルケース16との界面を狙ってレーザを照射する。
それにより、図2に示されるように、上記重なり部の外側に位置する金属ステム20の表面からメタルケース16の内部に向かって溶融部Mが形成され、第1に部材1としての金属ステム20と第2の部材2としてのメタルケース16とが接合される。このようにして、第1の部材1と第2の部材2とが溶接され一体に固定される。
また、具体的な溶接方法としては、次のような方法を実施することが好ましい。すなわち、溶接工程において、第1の部材1と第2の部材2との重なり部、つまり、金属ステム20とメタルケース16との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接する。
図3は、具体的な本実施形態の溶接方法を示す図であり、図2中のA−A一点鎖線に沿った断面にて示されている。図3に示されるように、金属ステム20とメタルケース16との重なり部、つまり溶接部の周囲に、複数個のレーザ溶接用のレーザノズルRが間隔を開けて設けられている。
図3に示される例では、溶接部の周囲に、4つのレーザノズルRが、等間隔すなわち90°毎に配置されている。それにより、上記重なり部のうち、この間隔を開けて設けられたレーザノズルRに対向する部位が、レーザノズルRから照射されるレーザにより、同時に溶接される。
なお、図3では、4箇所同時に溶接するが、間隔を開けて位置する複数箇所が同時に溶接されればよく、2箇所以上であればよい。この場合、同時に溶接されるそれぞれの箇所に対応して、レーザノズルRを設ければよい。
続いて、図3中の矢印に示されるように、レーザノズルRとワークの重なり部とを相対的に回転させながら、レーザノズルRからレーザを照射する。それにより、上記重なり部が全周溶接される。
また、このように、第1の部材1と第2の部材2との重なり部にて、1度目の溶接では、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接し、その後の2度目の溶接では、当該重なり部を全周溶接する方法においては、1度目の溶接をするときに、上記重なり部の温度分布をモニターすることが好ましい。
つまり、上記重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接するときに、上記重なり部の温度分布をモニターしながら、上記重なり部の全周の温度が均一になるように、同時に溶接すべき複数箇所の間隔を決めて溶接することが好ましい。
このように上記重なり部の温度分布をモニターすることは、たとえば、上記重なり部の各部に熱電対を当てて、この熱電対によって、その各部の温度をモニターすることにより、実現可能である。
また、重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接する場合、1度目の溶接において接合強度を確保するように比較的大きなエネルギーを与えて深い溶融部Mを形成し、2度目の全周溶接では、比較的弱いエネルギーでシール溶接するようにしてもよい。
さらに、上記重なり部を全周溶接するときに、溶接のエネルギーを徐々に強くしていくことも好ましい。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部としての検出素子30を有する第1の部材1と、圧力を受圧する受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2と、受圧用ダイアフラム15の受けた圧力を検出素子30へ伝達する圧力伝達部材17とを備え、検出素子30と受圧用ダイアフラム15との間に圧力伝達部材17を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して検出素子30へ荷重を与えた状態で、第1の部材1と第2の部材2とが溶接により接合されており、この溶接は、第1の部材1と第2の部材2との重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部Mを形成するものとしてなされている圧力検出装置100が提供される。
そして、本実施形態では、このような圧力検出装置100において、第1の部材1と第2の部材2との重なり部のうち外側の部材において、溶融部Mが形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっていることを特徴としている。
特に、本実施形態の圧力検出装置100では、第1の部材1は、一端側が開口部21、他端側に検出素子30が取り付けられた中空筒状の金属ステム20を有し、第2の部材2は、一端側が開口し、他端側に受圧用ダイアフラム15が取り付けられた中空筒状のメタルケース16を有しており、金属ステム20の一端側とメタルケース16の一端側とが嵌合することで、金属ステム20およびメタルケース16の内部に圧力伝達部材17が配置されるとともに、上記重なり部が形成されている。
そして、この金属ステム20とメタルケース16との重なり部にて、金属ステム20が外側、メタルケース16が内側に位置しており、溶接による溶融部Mは、金属ステム20の表面から内部に向かって形成されている。
本実施形態の圧力検出装置100によれば、溶接がなされる第1の部材1と第2の部材2との重なり部において、当該重なり部における外側の部材において溶融部Mが形成される部位を、その周囲の部位よりも薄い薄肉部としているため、従来よりも、小さなエネルギー(本例ではレーザエネルギー)の印加により、適切な深さを持つ溶融部Mを形成することができる。
また、溶融部Mが形成される部位を薄肉部としていることにより、溶接時においてエネルギーを印加する狙いの箇所が明確になり、エネルギーの印加面積(つまり、本例では、レーザの照射面積)も小さくすることができる。
このように、本実施形態の圧力検出装置100によれば、従来よりも小さなエネルギーを、より小さな面積に印加して適切な溶接を行うことができるため、溶融部Mを含む溶融する部分を、より低減することが可能になる。
したがって、本実施形態によれば、圧力検出用の検出素子30を有する第1の部材1と、圧力を受圧する受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2との間に、圧力伝達部材17を介在させた状態で、第1の部材1と第2の部材2とを溶接により接合してなる圧力検出装置100において、溶接時における凝固時の収縮や凝固の歪みを極力抑制することができる。
そして、この圧力検出装置100において、意図しない予荷重が検出素子30に印加されることが防止され、適切なセンサ特性を発揮することが可能になる。
ここで、本実施形態の圧力検出装置100においては、第1の部材1と第2の部材2との重なり部のうち外側の部材における端部、すなわち本例では金属ステム20の開口部21側端部が、溶融部Mが形成される部位であり、当該端部の端面21aは、傾斜したテーパ面となっており、それにより、前記端部はテーパ状に薄くなった薄肉部となっていることも特徴のひとつである。
本実施形態によれば、外側の部材である金属ステム20における端部の端面21aがテーパ面となっているため、第1の部材1と第2の部材2との界面、つまり当該テーパ面の先端に露出する金属ステム20とメタルケース16との界面に対して、溶接時のエネルギーすなわちレーザを効率よく印加することができ、好ましい。
また、本実施形態の圧力検出装置100においては、溶接は、レーザ溶接によりなされていることも特徴のひとつである。
また、本実施形態によれば、印加された圧力に応じた電気信号を出力する検出素子30を有する第1の部材1と、圧力を受圧する受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2と、受圧用ダイアフラム15の受けた圧力を検出素子30へ伝達する圧力伝達部材17とを用意し、検出素子30と受圧用ダイアフラム15との間に圧力伝達部材17を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材17を介して検出素子30へ荷重を与えた状態で、第1の部材1と第2の部材2とを重ね合わせ、その重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部Mを形成するように溶接してなる圧力検出装置100の製造方法が提供される。
そして、本実施形態では、このような圧力検出装置100の製造方法において、溶接工程では、第1の部材1と第2の部材2との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接することを特徴とする製造方法が提供される。
それによれば、第1の部材1と第2の部材2との重なり部にて、1度目の溶接では、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接し、その後、2度目の溶接では、当該重なり部を全周溶接するため、一度に全周溶接を行うよりは、溶接部の急激な温度上昇を抑制することができる。
よって、本実施形態の製造方法によっても、圧力検出用のセンシング部30を有する第1の部材1と、圧力を受圧する受圧用ダイアフラム15を有する第2の部材2との間に、圧力伝達部材17を介在させた状態で、第1の部材1と第2の部材2とを溶接により接合してなる圧力検出装置100において、溶接時における凝固時の収縮や凝固の歪みを極力抑制することができる。
また、上述したように、重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、全周溶接する場合、1度目の溶接において接合強度を確保するように比較的大きなエネルギーを与えて深い溶融部Mを形成し、2度目の全周溶接では、比較的弱いエネルギーでシール溶接することが好ましい。
この場合、1度目の溶接では、同時に複数箇所を溶接するので、熱エネルギーの時間的なズレを無くすことができ、また、1度目は全周を溶接するわけではないので、溶融する部分も全周溶接に比べて少なく、凝固時の収縮も小さくなる。
また、本実施形態の圧力検出装置100の製造方法においては、第1の部材1と第2の部材2との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接するときに、上記重なり部の温度分布をモニターしながら、当該重なり部の全周の温度が均一になるように、複数箇所の間隔を決めて溶接することも特徴のひとつである。
それによれば、重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接するときに、凝固の歪みを、より抑制することが可能になる。
また、本実施形態の圧力検出装置100の製造方法において、上記重なり部を全周溶接するときに、溶接のエネルギーを徐々に強くしていくことも特徴のひとつである。それによれば、全周溶接において部分的な温度の急上昇を、適切に抑制することができるため、好ましい。
また、本実施形態の圧力検出装置100の製造方法においては、第1の部材1と第2の部材2との重なり部を、レーザ溶接により接合することも特徴のひとつである。
[変形例]
なお、本実施形態では、上記重なり部において、溶融部Mが形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっているが、上記図2に示される例では、溶融部Mが形成される部位は、テーパ状に薄くなった薄肉部となっている。
図4(a)〜(e)は、本実施形態において、当該薄肉部を有する上記重なり部すなわち溶接部の他の構造例をしめす概略断面図である。
本実施形態では、図4(a)、(b)、(c)に示されるように、単純に単数もしくは複数の薄肉部を形成したものであってもよい。また、図4(d)、(e)に示されるように、一部をテーパ状の薄肉部としたり、湾曲形状のテーパ面を形成したものであってもよい。もちろん、本実施形態では、当該薄肉部としては、これら図示例に限定されるものではない。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、第1の部材1と第2の部材2との重なり部、つまり、金属ステム20とメタルケース16との重なり部は、金属ステム20の開口一端側とメタルケース16の開口一端側とが嵌合することで形成されており、特に、当該重なり部において、金属ステム20の方がメタルケース16の外側に位置しているが、それとは逆に、上記重なり部において、メタルケース16が外側でもあってもよい。
図示しないが、この場合、メタルケース16の中に金属ステム20の開口部21側端部が挿入された形になる。このメタルケース16が外側である場合には、金属ステム20とメタルケース16とが溶け合った溶融部Mは、メタルケース16の表面から金属ステム20の内部に向かって、たとえば断面くさび形状に形成される。
そして、この場合、金属ステム20とメタルケース16との重なり部のうち外側の部材であるメタルケース16の端部が、溶融部Mが形成される部位であり、このメタルケース16の端部の端面が、上記したような傾斜したテーパ面となっている。それにより、このメタルケース16の端部は、テーパ状に薄くなった薄肉部となる。
また、上記実施形態では、第1の部材1と第2の部材2との溶接は、第1の部材1における金属ステム20の開口部11側と、第2の部材2におけるメタルケース16とを溶接するものとしていた。
ここで、上記図2において、たとえばメタルケース16を受圧用ダイアフラム15に一体に成形されたものとする、つまり、受圧用ダイアフラム15のみで、第2の部材2を構成してもよい。この場合に、第1の部材1と第2の部材2との溶接は、金属ステム20と受圧用ダイアフラム15とを直接溶接することになる。
また、上記実施形態では、検出素子30と回路基板40とが離れていたため、これら両部材30、40の接続はフレキシブルプリント基板50により行っていたが、これら両部材30、40の接続はこれに限定されるものではない。
たとえば、上記図1において、圧力伝達部材17をパイプ部12のほぼ全体に渡る長いものとすることによって金属ステム20を、ハウジング10の本体部11の内部またはその近くに配置する。それによって、検出素子30と回路基板40とをワイヤボンディングなどにより接続してもよい。
または、ハウジング10の形状を変形して、パイプ部12を極力短くするか、あるいはパイプ部12を廃止するなどにより、検出素子30とコネクタ部側である回路基板40との距離を短くすることによっても、これら検出素子30および回路基板40の間をボンディングワイヤなどによって接続することができる。
つまり、ハウジング10は、上記した円筒状の本体部11とパイプ部12とからなる形状に限定されるものではない。このハウジング形状は、燃焼圧センサに適したものとしたものであり、それ以外のハウジング形状であってもかまわない。
また、検出素子30としては、上記した歪みゲージ機能を有するもの以外でもよい。検出素子30としては、圧力伝達部材17から受けた検出圧力に応じた電気信号を出力するものであればよい。
さらに、上記図1に示される例では、ハウジング10内において検出素子30とコネクタ部60との間の部位には、ICチップ42や回路基板40や各種の電気接続部材が配置されていたが、当該部位の構成はこれに限定されるものではなく、適宜変更可能であることは、もちろんである。
また、上記実施形態においては、溶接は、レーザ溶接によりなされているが、溶接手段としては、当該溶接によって上記重なり部の外側の部材の表面から内部に向かって溶融部が形成されるものであるならばかまわない。
また、本発明の圧力検出装置は、上記したような燃焼圧センサに用途限定されるものではないことはもちろんである。
要するに、本発明は、センシング部を有する第1の部材と、圧力を受圧するダイアフラムを有する第2の部材と、ダイアフラムの受けた圧力をセンシング部へ伝達する圧力伝達部材とを備え、センシング部とダイアフラムとの間に圧力伝達部材17を介在させ、ダイアフラムから圧力伝達部材を介してセンシング部へ荷重を与えた状態で、第1の部材と第2の部材とが溶接により接合されており、この溶接は、第1の部材と第2の部材2の重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部を形成するものである圧力検出装置において、上記両部材2の重なり部のうち外側の部材において、溶融部が形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっていることを要部とするものである。
また、本発明は、センシング部を有する第1の部材と、圧力を受圧するダイアフラムを有する第2の部材と、ダイアフラムの受けた圧力をセンシング部へ伝達する圧力伝達部材とを用意し、センシング部とダイアフラムとの間に圧力伝達部材を介在させ、ダイアフラムから圧力伝達部材を介してセンシング部部へ荷重を与えた状態で、第1の部材と第2の部材とを重ね合わせ、その重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部を形成するように溶接してなる圧力検出装置の製造方法において、溶接工程では、両部材の重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接することを要部とするものである。
そして、このような要部を有する圧力検出装置およびその製造方法において、これらの要部以外は適宜設計変更が可能である。
本発明の実施形態に係る圧力検出装置の全体構成を示す概略断面図である。 図1中におけるハウジングのパイプ部の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。 上記実施形態における具体的な溶接方法を示す図である。 上記実施形態における薄肉部を有する重なり部について、その他の構造例を示す概略断面図である。 従来における一般的な圧力検出装置の要部構成を示す概略断面図である。
符号の説明
1…第1の部材、2…第2の部材、15…受圧用ダイアフラム、
16…メタルケース、17…圧力伝達部材、20…金属ステム、
21…金属ステムの開口部、21a…金属ステムの開口部側端部の端面、
30…センシング部としての検出素子、M…溶融部。

Claims (8)

  1. 印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部(30)を有する第1の部材(1)と、
    圧力を受圧するダイアフラム(15)を有する第2の部材(2)と、
    前記ダイアフラム(15)の受けた圧力を前記センシング部(30)へ伝達する圧力伝達部材(17)とを備え、
    前記センシング部(30)と前記ダイアフラム(15)との間に前記圧力伝達部材(17)を介在させ、前記ダイアフラム(15)から前記圧力伝達部材(17)を介して前記センシング部(30)へ荷重を与えた状態で、前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)とが溶接により接合されており、
    前記溶接は、前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)との重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部(M)を形成するものとしてなされている圧力検出装置において、
    前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)との重なり部のうち外側の部材において、前記溶融部(M)が形成される部位が、その周囲の部位よりも薄い薄肉部となっていることを特徴とする圧力検出装置。
  2. 前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)との重なり部のうち外側の部材における端部が、前記溶融部(M)が形成される部位であり、
    前記端部の端面(21a)は、傾斜したテーパ面となっており、それにより、前記端部は、テーパ状に薄くなった薄肉部となっていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  3. 前記溶接は、レーザ溶接によりなされていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力検出装置。
  4. 前記第1の部材(1)は、一端側が開口部(21)、他端側に前記センシング部(30)が取り付けられた中空筒状の金属ステム(20)を有しており、
    前記第2の部材(2)は、一端側が開口し、他端側に前記ダイアフラム(15)が取り付けられた中空筒状のメタルケース(16)を有しており、
    前記金属ステム(20)の一端側と前記メタルケース(16)の一端側とが嵌合することで、前記重なり部が形成されるとともに、前記金属ステム(20)および前記メタルケース(16)の内部に前記圧力伝達部材(17)が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力検出装置。
  5. 印加された圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部(30)を有する第1の部材(1)と、
    圧力を受圧するダイアフラム(15)を有する第2の部材(2)と、
    前記ダイアフラム(15)の受けた圧力を前記センシング部(30)へ伝達する圧力伝達部材(17)とを用意し、
    前記センシング部(30)と前記ダイアフラム(15)との間に前記圧力伝達部材(17)を介在させ、前記ダイアフラム(15)から前記圧力伝達部材(17)を介して前記センシング部(30)へ荷重を与えた状態で、前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)とを重ね合わせ、その重なり部にて外側の部材の表面から内部に向かって溶融部(M)を形成するように溶接してなる圧力検出装置の製造方法において、
    前記溶接工程では、前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接した後、当該重なり部を全周溶接することを特徴とする圧力検出装置の製造方法。
  6. 前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)との重なり部にて、間隔をあけて設けられた複数箇所を同時に溶接するときに、
    前記重なり部の温度分布をモニターしながら、前記重なり部の全周の温度が均一になるように、前記複数箇所の間隔を決めて溶接することを特徴とする請求項5に記載の圧力検出装置の製造方法。
  7. 前記重なり部を全周溶接するときに、溶接のエネルギーを徐々に強くしていくことを特徴とする請求項5または6に記載の圧力検出装置の製造方法。
  8. 前記第1の部材(1)と前記第2の部材(2)との重なり部を、レーザ溶接により接合することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載の圧力検出装置の製造方法。
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