JP2005172761A - 圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧力検出用のダイアフラムを有する中空筒状のステムと、このダイアフラムの変形を検出するセンサチップとを備える圧力センサにおいて、外部との電気接続を取るための部品点数を削減し、センサ体格の小型化を実現する。
【解決手段】 中空筒状をなし、外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム11を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部12を有するステム10と、ダイアフラム11上に設けられダイアフラム11の変形に応じた電気信号を出力するセンサチップ20とを備える圧力センサにおいて、ステム10には、センサチップ20からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材30が、ステム10に対して電気的な絶縁部材50を介して接合されており、センサチップ20とターミナル部材30とはワイヤ40を介して電気的に接続されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 中空筒状をなし、外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム11を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部12を有するステム10と、ダイアフラム11上に設けられダイアフラム11の変形に応じた電気信号を出力するセンサチップ20とを備える圧力センサにおいて、ステム10には、センサチップ20からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材30が、ステム10に対して電気的な絶縁部材50を介して接合されており、センサチップ20とターミナル部材30とはワイヤ40を介して電気的に接続されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、圧力検出用のダイアフラムを有する中空筒状のステムと、このダイアフラムの変形を検出するセンシング部とを備える圧力センサに関する。
従来より、この種の圧力センサとしては、圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部と、中空筒状をなす金属製のステムを有する圧力センサが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この圧力センサは、ステムにおける外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラムを形成するとともに、当該ステムの開口部からステムの中空部へ圧力を導入し、この導入された圧力によってダイアフラムが変形するようになっている。
特に、上記特許文献1に記載されている圧力センサでは、ダイアフラムは、ステムの軸一端側の端面に設けられ、開口部は、ダイアフラムとは反対側のステムの軸他端側に設けられている。
そして、ダイアフラム上には、センサチップ等からなるセンシング部が設けられており、当該ダイアフラムの変形に応じた電気信号がセンシング部から出力されるようになっている。
また、センシング部の周囲には処理回路の実装された基板が設けられており、当該処理回路によって、センシング部の電気信号すなわちセンサ信号は、取り扱いやすい信号に増幅されたり、変換されるなどの処理に施され、外部に出力される。
特開2001−272297号公報
しかしながら、上記特許文献1等にも記載されているように、従来の圧力センサにおいては、処理回路が実装された基板(処理回路基板)はセンシング部の周囲に2次元的に配置されたものとなっており、センサにおけるセンシング部の設置面と処理回路基板の基板平面とが平行な位置関係となっていた。
そのため、センサにおけるセンシング部の設置面と平行な方向のセンサ体格が、センシング部の面積だけでなく、処理回路基板の基板面積の分も加わった大きなものとなってしまう。
このことを、ステムの軸一端側にダイアフラム、軸他端側に開口部を有する上記特許文献1に記載されている圧力センサに照らして言うならば、従来では、ステムの外周において、処理回路基板は、その基板平面がステムの径方向と平行となるように配置された形となっていた。そのため、この圧力センサにおいては、ステムの径方向のセンサ体格が大きくなっていた。
このように、センシング部の設置面から当該設置面と平行な方向に処理回路基板の基板平面が広がっている配置関係を採用した場合、処理回路基板を支持する部分における構成部品も多く、また、その構造も複雑になってしまう。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、圧力検出用のダイアフラムを有する中空筒状のステムと、このダイアフラムの変形を検出するセンシング部とを備える圧力センサにおいて、外部との電気接続を取るための部品点数を削減し、センサ体格の小型化を実現できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、中空筒状をなすものであって、外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム(11)を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部(12)を有するステム(10)と、ダイアフラム(11)上に設けられ、ダイアフラム(11)の変形に応じた電気信号を出力するセンシング部(20)とを備える圧力センサにおいて、ステム(10)には、センシング部(20)からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材(30)が、ステム(10)に対して電気的に絶縁された状態で接合されており、センシング部(20)とターミナル部材(30)とは、ワイヤ(40)を介して電気的に接続されていることを特徴としている。
それによれば、センシング部(20)からの電気信号は、ワイヤ(40)を介してターミナル部材(30)から外部へ取り出すことができる。
そして、本発明では、外部との電気接続を取るための部品であるターミナル部材(30)を、ステム(10)に対して接合しており、従来のような回路基板をステムの周囲に配置した構成ではないため、簡単な構成とすることができる。
よって、本発明によれば、圧力検出用のダイアフラム(11)を有する中空筒状のステム(10)と、このダイアフラム(11)の変形を検出するセンシング部(20)とを備える圧力センサにおいて、外部との電気接続を取るための部品点数を削減し、センサ体格の小型化を実現することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力センサにおいて、ターミナル部材(30)は、ステム(10)との間に絶縁部材(50)を介して接合されているものにできる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の圧力センサにおいて、ターミナル部材(30)は、ステム(10)におけるセンシング部(20)の設置面と平行な面に対して接合されていることを特徴としている。
それによれば、センシング部(20)におけるワイヤ(40)の接続面とターミナル部材(30)におけるワイヤ(40)の接続面とを、略平行な状態にすることができるため、ワイヤボンディングなどによるワイヤ(40)の接続が容易になる。
ここで、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜請求項3に記載の圧力センサにおいて、ダイアフラム(11)は、ステム(10)の軸一端側の端面に設けられ、開口部(12)は、前記ステム(10)の軸他端側に設けられたものにできる。
また、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜請求項4に記載の圧力センサにおいて、センシング部は、センサチップ(20)であるものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
以下の各実施形態に係る圧力センサは、たとえば自動車のブレーキシステムにおけるブレーキオイルの圧力を検出する圧力センサや、自動車の燃料噴射系における燃料パイプ内の圧力を検出する圧力センサ等に適用することができる。
なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサS1の全体構成を示す概略縦断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサS1の全体構成を示す概略縦断面図である。
[圧力センサの構成]
図1に示されるように、ステム10は、内部に中空部を有する有底筒状のもの、すなわち中空筒状をなすものである。このステム10は、基本的には円筒体を加工することにより形成されている。
図1に示されるように、ステム10は、内部に中空部を有する有底筒状のもの、すなわち中空筒状をなすものである。このステム10は、基本的には円筒体を加工することにより形成されている。
ステム10は、その外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム11を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部12を有する。
本実施形態では、ダイアフラム11は、ステム10の軸一端側の端面に設けられ、開口部12は、ステム10の軸他端側に設けられている。ここで、ダイアフラム11は、ステム10の軸一端側の端面を薄肉部とすることにより形成されている。
ここで、ステム10は、開口部12側の部位にて図示しない被測定物にシールされた形で取り付けられるようになっている。
ここで、上記被測定物は、上述したように、たとえば自動車のブレーキシステムにおけるブレーキオイルの配管や、自動車の燃料噴射系における燃料パイプなどである。そして、ステム10は、被測定物に対して、たとえばネジ結合や溶接やかしめなどにより固定される。
このようにして、ステム10が被測定物に取り付けられた状態において、被測定物からの圧力すなわち被測定圧力は、ステム10の開口部12からステム10の中空部に導入される。すると、導入された被測定圧力の大きさに応じて、ダイアフラム11が歪むようになっている。
また、図1に示されるように、ステム10のダイアフラム11上には、センシング部としてのセンサチップ20が設けられている。
このセンサチップ20は、上記したダイアフラム11の変形に応じた電気信号を出力するものである。たとえば、センサチップ20は、単結晶Si(シリコン)等の半導体チップからなる矩形板状をなすものであり、本例では、低融点ガラス25によってステム10のダイアフラム11に接合され固定されている。
つまり、ステム10におけるダイアフラム11の表面をセンシング部20の設置面として、この設置面にセンサチップ20が搭載されている。
限定するものではないが、具体的に、センサチップ20としては、ブリッジ回路を有し、ステム10の開口部12から導入された圧力によってダイアフラム11が変形したとき、この変形に応じた抵抗値変化を電気信号に変換して出力する歪みゲージとして機能するものにできる。そして、これらダイアフラム11およびセンサチップ20が、圧力センサS1の基本性能を左右する。
ここで、ステム10を構成する金属材料には、超高圧を受けることから高強度であること、および、Siからなるセンサチップ20をガラス25により接合するため低熱膨張係数であることなどが求められる。
具体的には、ステム10は、Fe、Ni、CoまたはFe、Niを主体とし、析出強化材料としてTi、Nb、Alまたは、Ti、Nbが加えられた材料を選定し、プレス、切削や冷間鍛造等により形成することができる。
ここにおいて、本実施形態では、ステム10には、センサチップ(センシング部)20からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材30が、ステム10に対して電気的に絶縁された状態で接合されており、センサチップ20とターミナル部材30とは、ワイヤ40を介して電気的に接続されている。
ここで、ターミナル部材30は、本実施形態では、導電性金属等からなるピン形状のものであり、ステム10との接合部からステム10の径方向(図1中の左右方向)に延びるように配置されている。
また、ワイヤ40は、たとえば金やアルミニウムなどのボンディングワイヤである。そして、このターミナル部材30は、ステム10との間に電気絶縁性を有する絶縁部材50を介して、ステム10に接合されている。
この絶縁部材50は、電気的な絶縁性を有するものであれば何でもよく、たとえば、樹脂接着剤等の有機系接着剤や無機系接着剤そのものとして構成されたり、あるいは、樹脂やセラミック、金属酸化物、ガラスなどからなるブロック状の絶縁物を接着剤などにより、ステム10およびターミナル部材30に接着した構成とすることができる。
また、ターミナル部材30は、センサチップ20に対するセンサ出力用端子、接地用端子および電源用端子などとして構成されており、それぞれの役割に対応して複数本設けられている。そして、これらターミナル部材30は、たとえば自動車のECU等へ配線部材を介して電気的に接続可能となっている。
このようにして、本圧力センサS1においては、センシング部であるセンサチップ20からの電気信号は、ワイヤ40を介してターミナル部材30から外部へ取り出すことができるようになっている。
また、本実施形態では、ターミナル部材30は、ステム10におけるセンサチップ20の設置面と平行な面、すなわち、ダイアフラム11と平行なステム10の軸一端側の端面に対して接合されている。
なお、本実施形態では、図示しないが、センサチップ20の電気信号を処理する処理回路は、センサチップ20と一体に集積化された回路として設けられたり、または、外部回路としてターミナル部材30と接続されたものにすることができる。この処理回路は、たとえば、センサチップ20からの電気信号(センサ信号)を、取り扱いやすい信号に増幅したり変換したりするなどの処理を行うものである。
[製造方法]
かかる構成を有する圧力センサS1の製造方法について説明する。
かかる構成を有する圧力センサS1の製造方法について説明する。
まず、上記ステム10を用意し、このステム10におけるダイアフラム11の形成面に低融点ガラス25を印刷し(ステムへのガラス印刷工程)、その上にセンサチップ20を搭載する(センサチップ組付工程)。そして、低融点ガラス25を溶融・固化させることにより、センサチップ20をステム10に固定する。
一方、ターミナル部材30を用意し、絶縁部材50を介してターミナル部材30とステム10とを接合する(ターミナル部材接合工程)。
続いて、センサチップ20とターミナル部材30とを、金やAlなどを用いたワイヤボンディングを行うことにより、結線する(ワイヤボンディング工程)。それにより、センサチップ20とターミナル部材30との間がワイヤ40により電気的に接続される。こうして、本実施形態の圧力センサS1が完成する。
かかる圧力センサS1は、上述したように、上記被測定物に対して、たとえばネジ結合や溶接やかしめなどにより固定され取り付けられる。
そして、被測定物からの圧力が、ステム10の開口部12からステム20の中空部へ導入されたときに、その圧力によってダイアフラム11が変形する。この変形をセンサチップ20により電気信号に変換し、この電気信号はワイヤ40を介してターミナル部材30から外部へ出力される。こうして圧力検出が行われるようになっている。
そして、たとえば、この検出された圧力に基づいて、ブレーキシステムの制御や燃料噴射制御がなされるのである。
[効果点等]
ところで、本実施形態では、中空筒状をなすものであって、外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム11を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部12を有するステム10と、ダイアフラム11上に設けられダイアフラム11の変形に応じた電気信号を出力するセンシング部としてのセンサチップ20とを備える圧力センサS1において、ステム10には、センサチップ20からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材30が、ステム10に対して電気的に絶縁された状態で接合されており、センサチップ20とターミナル部材30とは、ワイヤ40を介して電気的に接続されていることを特徴とする圧力センサS1が提供される。
ところで、本実施形態では、中空筒状をなすものであって、外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム11を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部12を有するステム10と、ダイアフラム11上に設けられダイアフラム11の変形に応じた電気信号を出力するセンシング部としてのセンサチップ20とを備える圧力センサS1において、ステム10には、センサチップ20からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材30が、ステム10に対して電気的に絶縁された状態で接合されており、センサチップ20とターミナル部材30とは、ワイヤ40を介して電気的に接続されていることを特徴とする圧力センサS1が提供される。
それによれば、センサチップ20からの電気信号は、ワイヤ40を介してターミナル部材30から外部へ取り出すことができる。
そして、本実施形態では、外部との電気接続を取るための部品であるターミナル部材30を、ステム10に対して接合しており、従来のような回路基板をステムの周囲に配置した構成ではないため、簡単な構成とすることができる。
よって、本実施形態によれば、圧力検出用のダイアフラム11を有する中空筒状のステム10と、このダイアフラム11の変形を検出するセンシング部20とを備える圧力センサS1において、外部との電気接続を取るための部品点数を削減し、センサ体格の小型化を実現することができる。
また、本実施形態では、図1に示されるように、ターミナル部材30は、ステム10におけるダイアフラム11の表面すなわちセンサチップ20の設置面と平行な面に対して接合されている。
それによれば、センサチップ20におけるワイヤ40の接続面とターミナル部材30におけるワイヤ40の接続面とを、略平行な状態にすることができるため、ワイヤボンディングなどによるワイヤ40の接続が容易になる。
(第2実施形態)
図2(a)は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサS2の全体構成を示す概略縦断面図であり、図2(b)は、図2(a)中の圧力センサS2におけるターミナル部材30の単体構成を示す斜視図である。ここでは、上記第1実施形態と相違する点を中心に述べる。
図2(a)は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサS2の全体構成を示す概略縦断面図であり、図2(b)は、図2(a)中の圧力センサS2におけるターミナル部材30の単体構成を示す斜視図である。ここでは、上記第1実施形態と相違する点を中心に述べる。
上記第1実施形態では、ターミナル部材30は、ピン形状のものでステム10との接合部からステム10の径方向(図1中の左右方向)に延びるように配置されていた。
それに対して、本実施形態の圧力センサS2では、図2に示されるように、ターミナル部材30は、ステム10との接合部からステム10の軸方向(図2中の上下方向)に延びるように配置されている。
具体的には、図2(b)に示されるように、ピン形状をなすターミナル部材30におけるステム10との接合部側の部位において、ターミナル部材30の長手方向とは直交する方向に突出する折り曲げ部31を設ける。
そして、ターミナル部材30の折り曲げ部31が、ステム10におけるセンサチップ20の設置面と平行な面、すなわち、ダイアフラム11と平行なステム10の軸一端側の端面に対して、絶縁部材40を介して接合されている。
このとき、図2(a)に示されるように、ターミナル部材30の折り曲げ部31の近傍部において、ステム10の側面にも絶縁部材40を設けることにより、ターミナル部材30とステム10との電気絶縁性を確保している。このようにすることにより、本実施形態のターミナル部材30は、ステム10の軸方向に延びるように配置されている。
そして、このような本実施形態の圧力センサS2においても、上記第1実施形態の圧力センサと同様の作用効果を奏するものであり、外部との電気接続を取るための部品点数を削減し、センサ体格の小型化を実現することができる。
(第3実施形態)
図3(a)は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサS3の全体構成を示す概略縦断面図であり、図3(b)は、図3(a)中の圧力センサS3の上視平面図図である。ここでは、上記第1実施形態と相違する点を中心に述べる。
図3(a)は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサS3の全体構成を示す概略縦断面図であり、図3(b)は、図3(a)中の圧力センサS3の上視平面図図である。ここでは、上記第1実施形態と相違する点を中心に述べる。
上記第1実施形態では、ターミナル部材30は、ピン形状のものでステム10との接合部からステム10の径方向(図1中の左右方向)に延びるように配置されていた。
それに対して、本実施形態の圧力センサS3では、図3に示されるように、ターミナル部材30は、幅の広い矩形板状のものとしている。それによれば、このターミナル部材30の上に何らかの構成部品を搭載することも可能となる。
そして、このような本実施形態の圧力センサS3においても、上記第1実施形態の圧力センサと同様の作用効果を奏するものであり、外部との電気接続を取るための部品点数を削減し、センサ体格の小型化を実現することができる。
これら第2および第3実施形態に示されるように、ターミナル部材30の形状は、用途に応じて適宜変更することが可能である。そして、ターミナル部材30の形状やサイズは、上記第2および第3実施形態に限定されるものではない。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、上記図1などに示されるように、ダイアフラム11は、ステム10の軸一端側の端面に形成されていたが、開口部12から中空部へ導入された圧力によってダイアフラム11が変形可能になるならば、ステム10におけるダイアフラム11の形成位置はこれに限定されるものではない。
なお、上記実施形態では、上記図1などに示されるように、ダイアフラム11は、ステム10の軸一端側の端面に形成されていたが、開口部12から中空部へ導入された圧力によってダイアフラム11が変形可能になるならば、ステム10におけるダイアフラム11の形成位置はこれに限定されるものではない。
たとえば、一変形例として、図1に示されるステム10の側面にダイアフラムを形成してもよい。この場合、ステム10の側面の一部を薄肉部とし、その部分をダイアフラムとして構成すればよい。そして、センサチップ20は、このダイアフラム11の形成面であるステム10の側面に設置されることになる。
また、上記各実施形態では、センシング部はセンサチップ20であった。ここで、上記圧力センサにおいて、ダイアフラム上に設けられ該ダイアフラムの変形に応じた電気信号を出力するセンシング部としては、上記センサチップ20に限定されるものではない。たとえば、歪みゲージをダイアフラムに直接蒸着し、この歪みゲージをセンシング部として用いても良い。
また、上記実施形態では、ターミナル部材30は、ステム10との間に絶縁部材50を介して接合されていた。しかしながら、これ以外にも、ターミナル部材30がステム10に対して電気的に絶縁された状態で接合されるならば、両者の接合において他の接合形態を採用してもよい。
10…ステム、11…ダイアフラム、12…ステムの開口部、
20…センシング部としてのセンサチップ、30…ターミナル部材、40…ワイヤ、
50…絶縁部材。
20…センシング部としてのセンサチップ、30…ターミナル部材、40…ワイヤ、
50…絶縁部材。
Claims (5)
- 中空筒状をなすものであって、外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム(11)を有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部(12)を有するステム(10)と、
前記ダイアフラム(11)上に設けられ、前記ダイアフラム(11)の変形に応じた電気信号を出力するセンシング部(20)とを備える圧力センサにおいて、
前記ステム(10)には、前記センシング部(20)からの電気信号を外部へ取り出すためのターミナル部材(30)が、前記ステム(10)に対して電気的に絶縁された状態で接合されており、
前記センシング部(20)と前記ターミナル部材(30)とは、ワイヤ(40)を介して電気的に接続されていることを特徴とする圧力センサ。 - 前記ターミナル部材(30)は、前記ステム(10)との間に絶縁部材(50)を介して接合されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記ターミナル部材(30)は、前記ステム(10)における前記センシング部(20)の設置面と平行な面に対して接合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
- 前記ダイアフラム(11)は、前記ステム(10)の軸一端側の端面に設けられ、前記開口部(12)は、前記ステム(10)の軸他端側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力センサ。
- 前記センシング部は、センサチップ(20)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
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