JP4244861B2 - 圧力検出装置 - Google Patents

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本発明は、一端側から突出する細長形状のパイプ部を有するハウジングの内部に、感圧素子を設けてなる圧力検出装置に関する。
この種の圧力検出装置は、ハウジングと、ハウジングの一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部と、ハウジング内に設けられ検出圧力に応じた信号を出力する感圧素子とを備えて構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
このものにおいては、ハウジングのパイプ部は、圧力が検出される被検出体に挿入され、被検出体からの圧力(つまり、検出圧力)は、パイプ部の先端部に印加されるようになっている。そして、この検出圧力は、ハウジング内の感圧素子に印加され、検出が行われるようになっている。
ここで、従来の圧力検出装置においては、パイプ部の先端部には検出圧力を受圧するダイアフラムが設けられ、パイプ部内には、ロッドといわれる棒状の圧力伝達部材が設けられており、検出圧力は、ダイアフラムからロッドを介して感圧素子へと伝達されるようになっている。
特開5−34231号公報
ところで、このような棒状の圧力伝達部材としてのロッドを有する圧力検出装置は、エンジンの燃焼室内の圧力(すなわち筒内圧)を検出する燃焼圧センサなどに適用される。この場合、ハウジングのパイプ部を被検出体であるエンジンブロックの取付穴に挿入する。そのため、パイプ部の長さすなわち圧力の伝達距離に応じて、ロッドを長くする必要がある。
しかしながら、このようにロッドを長くすると、ロッドの重量が大きくなり、結果、ロッドの共振周波数が、燃焼のノッキングの振動周波数と重なってロッドが共振を起こす。すると、ノッキング信号がロッドの共振によるノイズに埋まってしまい、ノッキングを計測することができないというセンサ特性上の問題があった。
また、ロッドを長くしていく場合、ロッド自身が変形しやすくなるため、ロッドとダイアフラムや感圧素子との接触状態が変化することがある。そのような接触状態の変化が生じると、圧力伝達の精度の悪化が生じ、センサ特性へ悪影響を及ぼす。
本発明は、上記した諸事情に鑑みてなされたものであり、一端側から突出する細長形状のパイプ部を有するハウジングの内部に、感圧素子を設け、ハウジングの他端側にコネクタ部を設けてなる圧力検出装置において、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ハウジング(10)と、ハウジング(10)の一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部(12)と、検出圧力に応じた信号を出力する感圧素子(20)とを備え、パイプ部(12)の先端部に検出圧力が印加されるようになっている圧力検出装置において、感圧素子(20)は、パイプ部(12)の先端部に設けられており、ハウジング(10)には、感圧素子(20)からの信号を取り出すためのコネクタ部(60)が設けられており、パイプ部(12)の内部には、感圧素子(20)とコネクタ部(60)とを電気的に接続するための配線部材(50)が収納されており、感圧素子(20)には、放熱部材(70)が接触して設けられており、放熱部材(70)と感圧素子(20)の歪み部(23)とは隙間を有していることを特徴としている。
それによれば、感圧素子(20)をパイプ部(12)の先端部に設けているため、ロッドを短くした構成とすることができる。そのため、上述したような、ロッドを長くすることによる共振の問題やロッド自身の変形を極力抑制することができる。
また、感圧素子(20)をパイプ部(12)の先端部に設けた構成とすることにより、ロッドを省略した構成とすることもできる。この場合には、そもそも、ロッドに起因する問題が無くなる。
また、ハウジング(10)には、感圧素子(20)からの信号を取り出すためのコネクタ部(60)が設けられており、このコネクタ部(60)とパイプ部(12)の先端部に設けられた感圧素子(20)とは、パイプ部(12)の内部に収納された配線部材(50)により、電気的に接続されるため、信号の出力等については問題ない。
よって、本発明によれば、一端側から突出する細長形状のパイプ部(12)を有するハウジング(10)の内部に、感圧素子(20)を設け、ハウジング(10)にコネクタ部(60)を設けてなる圧力検出装置において、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することができる。また、本発明によれば、感圧素子(20)の熱は、放熱部材(70)を介して逃がされるため、感圧素子(20)の温度低減を図ることができ、好ましい。また、放熱部材(70)と感圧素子(20)の歪み部(23)とが隙間を有しているため、感圧素子(20)の歪み部(23)の変形が阻害されることがなくなる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の圧力検出装置において、感圧素子(20)は、検出圧力の環境下にさらされるように配置されており、検出圧力は、感圧素子(20)に直接印加されるようになっていることを特徴としている。
それによれば、上述したように、ロッドを省略した構成とすることができるため、そもそも、ロッドに起因する問題が無くなる。そのため、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力検出装置においては、パイプ部(12)の先端部には、感圧素子(20)を覆うようにダイアフラム(15)が設けられており、検出圧力は、ダイアフラム(15)を介して感圧素子(20)に印加されるようになっているものとしてもよい。そして、この場合にも、ロッドを省略した構成とすることができる。
さらに、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の圧力検出装置において、パイプ部(12)の先端部側にて、ダイアフラム(15)と感圧素子(20)との間には、1個の圧力伝達部材(16)が介在して設けられており、圧力伝達部材(16)は、ダイアフラム(15)と接触する面および感圧素子(20)と接触する面が球面となっており、検出圧力は、ダイアフラムから圧力伝達部材(16)を介して感圧素子(20)に印加されるようになっていることを特徴としている。
それによれば、ダイアフラム(15)および感圧素子(20)と圧力伝達部材(16)との接触は、安定した点接触とすることができ、圧力伝達部材(16)とダイアフラム(15)および感圧素子(20)との接触箇所数を少なくできる。
そのため、圧力伝達部材(16)とダイアフラム(15)および感圧素子(20)との接触状態の変化を極力抑制し、安定した接触状態を確保でき、圧力伝達精度の悪化を抑制できる。
ここで、請求項5に記載の発明のように、請求項4に記載の圧力検出装置においては、圧力伝達部材は、球状をなす球状部材(16)であるものにできる。
また、この場合、圧力伝達部材としての球状部材(16)は、従来の棒状のロッドに比べ、変形しにくい。そのため、球状部材(16)とダイアフラム(15)および感圧素子(20)との間の安定した接触状態を、適切に確保することができ、好ましい。
また、上述したように、従来では、感圧素子には、細長棒状のロッドを介して検出圧力が印加されるようになっている。そのため、従来では、感圧素子は、エンジン燃焼室などの被検出圧力環境から離れた構成となっており、感圧素子の温度低減が図られていた。
それに対して、上記した本発明の各手段では、感圧素子(20)は、被検出圧力環境に近いパイプ部(12)の先端部に設けられており、感圧素子(20)の温度が上昇しやすいものとなっている。
ここで、請求項に記載の発明のように、請求項1〜請求項に記載の圧力検出装置においては、感圧素子(20)は、検出圧力による歪みに基づいて検出圧力に応じた信号を出力する歪みゲージ機能を有するものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態のうち第5実施形態は第1〜第4実施形態の参考例である。また、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力検出装置100の全体構成を示す概略断面図である。また、図2は、図1中の丸で囲まれたA部の拡大図である。ただし、図2では、エンジンブロック200も示してある。
この圧力検出装置100は、用途限定するものではないが、ハウジング10のパイプ部12を被検出体としてのたとえば自動車のエンジンブロック200における取付穴201にネジ結合して取り付けられ(図2参照)、燃焼室202内の圧力(筒内圧)を検出圧力として検出する燃焼圧センサとして適用したものとできる。
ハウジング10は、円筒状の本体部11とこの本体部11よりも細い細長筒形状のパイプ部12とからなり、これら両部11、12は、切削や冷間鍛造等により加工されたたとえばステンレスなどの金属製のものである。本例では、パイプ部12は円筒パイプ形状をなすが、角パイプ形状でもよい。
なお、ハウジング10において、本体部11とパイプ部12とは一体形成されたものであってもよいし、これら両者11、12をそれぞれ別体に形成し、その後でこれら両者11、12を溶接や接着あるいは圧入、ネジ結合、かしめなどにより接合して一体化したものであってもよい。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の外周面には、被検出体としての上記エンジンブロック200にネジ結合可能なネジ部13が形成されている。このように、本実施形態の圧力検出装置100においては、ハウジング10は、その一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部12を備えたものとして構成されている。
ここで、ハウジング10のパイプ部12は、当該エンジンブロック200に形成されたネジ穴としての取付穴201に挿入され、ネジ部13を介して取り付けられる。それにより、圧力検出装置100はエンジンブロック200に取り付けられる。
そして、この圧力検出装置100のエンジンブロック200への取付状態においては、検出圧力としての燃焼室202内の圧力(筒内圧)は、図1、図2中の白抜き矢印Yに示されるように、パイプ部12の先端部に印加されるようになっている。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部には、検出圧力に応じた信号を出力する感圧素子20が設けられている。ここでは、図2に示されるように、感圧素子20は、検出圧力の環境下すなわち燃焼室202にさらされるように配置されており、検出圧力としての上記筒内圧は、感圧素子20に直接印加されるようになっている。
この感圧素子20は、検出圧力による歪みに基づいて検出圧力に応じた信号を出力する歪みゲージ機能を有するものである。
具体的には、図2に示されるように、感圧素子20は、一端側が開口部22、他端側がダイアフラム23である中空筒状の金属ステム21と、この金属ステム21のダイアフラム23の表面にガラス溶着などによって設けられた歪みゲージ30とからなる。
金属ステム21は、中空円筒形状に加工された金属製の部材であり、開口部22の開口縁部には、周面と直交する方向へ張り出したフランジ24が形成されている。本例では、金属ステム21の中空部は円筒状であるが、角筒状でもよい。
そして、金属ステム21は、そのダイアフラム23側をパイプ部12内に向け開口部22を燃焼室側に向けてパイプ部12に挿入されされている。そして、金属ステム21のフランジ24とパイプ部12の先端部の開口縁部とが、接着または溶接などにより固定されている。
あるいは、圧力検出装置100のエンジンブロック200への取付状態において、アルミニウムなどの金属からなるエンジンブロック200とパイプ部12とにより、金属ステム21のフランジ24を挟み込んで挟持することにより、圧接状態にて金属ステム21を固定するようにしてもよい。
こうして、金属ステム21においては、その開口部22が燃焼室202にさらされており、燃焼室202の圧力は、開口部22から金属ステム21のダイアフラム23の裏面に印加されるようになっている。
また、金属ステム21のダイアフラム23の表面に設けられた歪みゲージ30は、たとえば、ブリッジ回路などが形成されたシリコン半導体チップなどからなるもので、圧力によって金属ステム21のダイアフラム23が変形したとき、この変形に応じた抵抗値変化を電気信号に変換して出力する機能する。
そして、これら金属ステム21のダイアフラム23および歪みゲージ30が、感圧素子20において、検出圧力による荷重を受けて歪む歪み部23、30として構成されており、この歪み部23、30は圧力検出装置100の基本性能を左右するものである。
ここで、金属ステム21を構成する金属材料には、高圧を受けることから高強度であること、及び、Si半導体などからなる歪みゲージ30を低融点ガラスなどにより接合することなどのため、低熱膨張係数であることが求められる。
具体的には、金属ステム21としては、Fe、Ni、CoまたはFe、Niを主体とし、析出強化材料としてTi、Nb、Alまたは、Ti、Nbが加えられた材料、たとえば析出硬化型のステンレスなどを選定することができ、この金属ステム21は、プレス、切削や冷間鍛造などにより形成することができる。
また、図1に示されるように、ハウジング10の本体部11の内部には、セラミック基板などからなる回路基板40が設けられている。この回路基板40は、本体部11におけるパイプ部12の開口部を覆うように設けられており、回路基板40の周辺部は、たとえば接着などによりハウジング10に固定されている。
この回路基板40におけるパイプ部12の開口部に面した側の面には、ICチップ42が接着されて搭載されている。このICチップ44は、歪みゲージ30からの出力を増幅したり調整したりするための回路が形成されたものである。
そして、このICチップ42と回路基板40とは、アルミニウム(Al)などからなるボンディングワイヤ44により結線され、電気的に接続されている。さらに、図1、図2に示されるように、この回路基板40と上記感圧素子20とは、配線部材50により電気的に接続されている。
ここでは、配線部材50としては、フレキシブルプリント基板(FPC)50を採用している。もちろん、配線部材50としては、それ以外にも、たとえばリード線などを採用してもよい。
フレキシブルプリント基板50としては、ポリイミド樹脂などのベースに銅などの導体をパターニング形成した一般的なものを採用できる。このフレキシブルプリント基板50は、図1に示されるように、ハウジング10のパイプ部12内にてパイプ部12の長手方向に延びるように配置されている。
ここで、フレキシブルプリント基板50の一端部51は、感圧素子20における歪みゲージ30に対して、はんだなどを用いて電気的および機械的に接合されている。
そして、フレキシブルプリント基板50の感圧素子20への接合部である一端部51から、フレキシブルプリント基板50は折り曲げられ、この折り曲げ部よりも他端部52側の部位が、パイプ部12内において回路基板40の方向へ延びている。
一方、フレキシブルプリント基板50の他端部52側の部位は、ハウジング10の本体部11に位置している。そして、フレキシブルプリント基板50の他端部52は、回路基板40に設けられた貫通穴46を介して、回路基板40におけるICチップ42の搭載面から当該搭載面とは反対側の面に位置している。
そして、フレキシブルプリント基板50の他端部52は、回路基板40におけるICチップ42の搭載面とは反対側の面にて、はんだなどを介して回路基板40と電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10において回路基板40におけるフレキシブルプリント基板50との接続面と対向する位置には、ターミナル61を有するコネクタケース60が設けられている。
このコネクタケース60はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂などからなるもので、ターミナル61はコネクタケース60にインサート成形などにより一体化されている。このコネクタケース60は、感圧素子20からの信号を取り出すためのコネクタ部として構成されている。
そして、コネクタケース60のターミナル61と回路基板40とはバネ部材62を介したバネ接触により電気的に接続されている。これにより、感圧素子20とコネクタケース60は、フレキシブルプリント基板50および回路基板40を介して電気的に接続されている。
また、ハウジング10の本体部11の端部14をコネクタケース60にかしめることにより、コネクタケース60とハウジング10とは一体に固定されている。そして、ターミナル61は自動車のECUなどへ図示しない配線部材などを介して電気的に接続可能となっている。
かかる構成を有する圧力検出装置100の組付方法の一例について、述べる。まず、金属ステム21と歪みゲージ30とが一体化した感圧素子20に対して、フレキシブルプリント基板50の一端部51をはんだなどを介して接続する。
次に、フレキシブルプリント基板50の他端部52側の部位を、ハウジング10のパイプ部12の先端部から挿入し、フレキシブルプリント基板50の他端部52をハウジング10の本体部11の内部まで引き出す。
続いて、フレキシブルプリント基板50の他端部52を、ICチップ42がワイヤボンド実装された回路基板40の貫通穴46に通し、フレキシブルプリント基板50の他端部52と回路基板40とをはんだなどを介して接続する。
次に、回路基板40をハウジング10の本体部11に接合固定する。その後、コネクタケース60をハウジング10の本体部11に組み付け、ハウジング10の端部14をかしめることにより、コネクタケース60とハウジング10とを固定する。
このコネクタケース60をハウジング10へ組み付けるとき、ターミナル61と回路基板40とをバネ部材62を介してバネ接触させ、電気的に接続する。こうして、上記図1に示される圧力検出装置100が完成する。
かかる圧力検出装置100は、ハウジング10のネジ部13を介して、被検出体としての上記エンジンブロック200に形成されたネジ穴201に取り付けられることによって、エンジンブロック200に接続固定される。
そして、燃焼室202内の圧力(筒内圧)が、図1、図2中の矢印Yに示されるように、感圧素子20のダイアフラム23に印加されると、その圧力によって金属ステム21のダイアフラム23が変形し、この変形を歪みゲージ30により電気信号に変換し、圧力検出を行うようにしている。
そして、歪みゲージ30からの信号は、フレキシブルプリント基板50を介して回路基板40へ伝達され、ICチップ42にて処理され、処理された信号がターミナル61から外部へ出力される。
ところで、本実施形態によれば、ハウジング10と、ハウジング10の一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部12と、検出圧力に応じた信号を出力する感圧素子20とを備え、パイプ部12の先端部に検出圧力が印加されるようになっている圧力検出装置において、感圧素子20はパイプ部12の先端部に設けられており、ハウジング10には、感圧素子20からの信号を取り出すためのコネクタ部60が設けられており、パイプ部12の内部には、感圧素子20とコネクタ部60とを電気的に接続するための配線部材50が収納されていることを特徴とする圧力検出装置100が提供される。
それによれば、感圧素子20をパイプ部12の先端部に設けた構成とすることにより、従来設けられていたロッドを省略した構成とすることができる。
特に、本実施形態では、感圧素子20は、検出圧力の環境下すなわち燃焼室202にさらされるように配置されており、検出圧力は、感圧素子20に直接印加されるようになっている。
このように、ロッドを省略した構成とすれば、そもそも、上述したロッドの共振や圧力伝達の精度の悪化といったロッドに起因する問題が無くなる。
また、ハウジング10には、感圧素子20からの信号を取り出すためのコネクタ部60としてのコネクタケース60が取り付けられており、このコネクタ部60とパイプ部12の先端部に設けられた感圧素子20とは、パイプ部12の内部に収納された配線部材としてのフレキシブルプリント基板50により、電気的に接続されるため、信号の出力等については問題ない。
よって、本実施形態によれば、、一端側から突出する細長形状のパイプ部12を有するハウジング10の内部に、感圧素子20を設け、ハウジング10にコネクタ部60を設けてなる圧力検出装置100において、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記図1、図2に示されるように、圧力検出装置100の取付状態において、金属ステム21については、そのフランジ24のみをエンジンブロック200とパイプ部12とにより挟みこんでいる。
このような金属ステム21のうちフランジ24のみを挟み込む構造を採用することにより、図2中の上下方向すなわち金属ステム21の長手方向の変形を防ぐ構造とすることができる。つまり、圧力検出装置100をエンジンブロック200にねじ込んで取り付ける際に、このねじ込みによる異常出力の発生を防止することができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る圧力検出装置の要部を示す概略断面図である。上記実施形態との相違点を中心に述べることにする。
上記第1実施形態では、感圧素子20は、検出圧力の環境下にさらされるように配置されており、検出圧力は、感圧素子20に直接印加されるようになっていた。
それに対して、本実施形態の圧力検出装置では、図3に示されるように、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部には、感圧素子20を覆うようにダイアフラム15が設けられており、検出圧力は、このダイアフラム15を介して感圧素子20に印加されるようになっている。
以下、このダイアフラム15は、上記した金属ステム21のダイアフラム23との区別のため、受圧用ダイアフラム15ということにする。
特に、本実施形態では、受圧用ダイアフラム15と感圧素子20とは直接接している。具体的には、図3に示されるように、受圧用ダイアフラム15には、感圧素子20の方向へ突出する凸部15aを形成し、この凸部15aの突出先端部が金属ステム21のダイアフラム23の裏面に接触している。
ここで、受圧用ダイアフラム15はたとえば円形板状であり、凸部15aは、その円の中心部に位置するヘソのような形のものである。また、受圧用ダイアフラム15は、その周辺部を金属ステム21のフランジ24に溶接などによって接合し固定することにより、感圧素子20と一体化されている。
本実施形態の圧力検出装置は、このように受圧用ダイアフラム15と一体化した感圧素子20に対して、フレキシブルプリント基板50の一端部51をはんだ付けなどにより接続し、その後は、上記実施形態と同様の方法を行うことで製造することができる。
そして、本実施形態の圧力検出動作においては、燃焼室202内の圧力(筒内圧)が、受圧用ダイアフラム15に印加されると、その荷重は、受圧用ダイアフラム15の凸部15aから金属ステム21のダイアフラム22に印加される。そして、金属ステム21のダイアフラム23の変形を歪みゲージ30により電気信号に変換し、圧力検出を行うようにしている。
ところで、本実施形態によれば、感圧素子20をパイプ部12の先端部に設け、ハウジング10にコネクタ部60を設け、パイプ部12の内部に、感圧素子20とコネクタ部60とを電気的に接続するための配線部材50を収納し、さらに、パイプ部12の先端部に、感圧素子20を覆うように受圧用ダイアフラム15を設け、検出圧力が、受圧用ダイアフラム15を介して感圧素子20に印加されるようにしたことを特徴とする圧力検出装置が提供される。
それによれば、上記実施形態と同様に、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することができる。また、本実施形態では、受圧用ダイアフラム15に凸部15aを設け、受圧用ダイアフラム15を感圧素子20に直接接触させることにより、ロッドを省略した構成とすることができる。
ここで、図4は、本実施形態の変形例を示す概略断面図である。上記した図3では、受圧用ダイアフラム15の凸部15aは、切削などにより形成されたものであるが、図4に示される受圧用ダイアフラム15では、凸部15aは平板状のダイアフラム面をプレスで凹ませることにより、凸部15aを簡単に形成したものである。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る圧力検出装置の要部を示す概略断面図である。上記実施形態との相違点を中心に述べることにする。
図5に示されるように、本実施形態においても、上記第2実施形態と同様、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部には、感圧素子20を覆うように受圧用ダイアフラム15が設けられており、検出圧力は、受圧用ダイアフラム15を介して感圧素子20に印加されるようになっている。
ただし、上記第2実施形態では、受圧用ダイアフラム15に凸部15aを設け、受圧用ダイアフラム15を感圧素子20に直接接触させることにより、ロッドを省略した構成を採用していた。
それに対して、本実施形態では、図5に示されるように、受圧用ダイアフラム15と感圧素子20との間に、1個の圧力伝達部材16を介在させている。そして、検出圧力は、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して感圧素子20に印加されるようになっている。
本実施形態によれば、感圧素子20をパイプ部12の先端部に設けているため、受圧用ダイアフラム15と感圧素子20との距離を極力短くでき、圧力伝達部材16(つまりロッド)を短くした構成を実現することができる。そのため、上述したような、ロッドを長くすることによる共振の問題やロッド自身の変形といった問題を極力抑制することができる。
本実施形態に用いられる圧力伝達部材16は、従来のロッドと同様に棒状のものを採用できるが、特に、図5に示される例では、圧力伝達部材16として、球状をなす球状部材16を採用している。
この構成の場合、圧力伝達部材としての球状部材16は、受圧用ダイアフラム15と接触する面および感圧素子20(つまり、金属ステム21のダイアフラム23)と接触する面が球面となっている。
つまり、本実施形態によれば、感圧素子20をパイプ部12の先端部に設け、ハウジング10にコネクタ部60を設け、パイプ部12の内部に配線部材50を収納し、さらに、パイプ部12の先端部に、感圧素子20を覆うように受圧用ダイアフラム15を設けた圧力検出装置において、受圧用ダイアフラム15と感圧素子20との間に、これら両者15、20接触する面が球面となっている1個の圧力伝達部材16を介在させたことを特徴とする圧力検出装置が提供される。
それによれば、上記実施形態と同様に、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、受圧用ダイアフラム15および感圧素子20と圧力伝達部材16との接触は、安定した点接触とすることができ、圧力伝達部材16と受圧用ダイアフラム15および感圧素子20との接触箇所数を少なくできる。
そのため、圧力伝達部材16と受圧用ダイアフラム15および感圧素子20との接触状態の変化を極力抑制し、各接触部において安定した接触状態を確保でき、圧力伝達精度の悪化を抑制できる。
特に、図5に示される例では、圧力伝達部材16は、球状をなす球状部材16である。この場合、圧力伝達部材としての球状部材16は、従来の棒状のロッドに比べ、変形しにくい。そのため、球状部材16と受圧用ダイアフラム15および感圧素子20との間の安定した接触状態を、適切に確保することができ、好ましい。
なお、球状部材16としては、真球でなくてもよく、多少楕円球状であったり、ラグビーボール状のものであってもよい。また、受圧用ダイアフラム15および感圧素子20と接触面が球面となっている圧力伝達部材16としては、球状の部材に限らない。たとえば、当該両接触面は球面であるが両接触面の中間部は柱状のものであってもよい。
(第4実施形態)
図6(a)は、本発明の第4実施形態に係る圧力検出装置の要部を示す概略断面図であり、図6(b)、図6(c)は、それぞれ図6(a)中の放熱部材70単体の上方平面図、縦断面図である。
上述したように、従来では、感圧素子には、細長棒状のロッドを介して検出圧力が印加されるようになっている。そのため、従来では、感圧素子は、エンジン燃焼室などの被検出圧力環境から離れた構成となっており、感圧素子の温度低減が図られていた。
それに対して、上記した本発明の各実施形態では、感圧素子20は、被検出圧力環境に近いパイプ部12の先端部に設けられており、感圧素子20の温度が上昇しやすいものとなっている。
そこで、本実施形態では、図6に示されるように、感圧素子20には、放熱部材70が接触して設けられている構成としている。この放熱部材70は、アルミニウムやステンレスなどの耐熱性、放熱性に優れた材料からなるものであり、ここでは、熱交換器などに用いられる貫通穴71を有するハニカム状のものである。
そして、この放熱部材70は、金属ステム21の開口部22から中空部に収納されており、たとえば金属ステム21の内周面と溶接やロウ付けされることにより、金属ステム21に対して固定されている。
本実施形態によれば、感圧素子20の熱は、放熱部材70を介して逃がされるため、感圧素子20の温度低減を図ることができ、好ましい。
また、放熱部材70に設けられている貫通穴71は、放熱部材70の比表面積を大きくして放熱性を高めることに貢献しているが、それ以外にも、この貫通穴71を介して検出圧力が金属ステム21のダイアフラム23に導入される。つまり、この貫通穴71を設けることにより、感圧素子20への圧力導入の阻害を防止することができる。
また、図6(a)に示されるように、放熱部材70と感圧素子20の歪み部23とは隙間を有している。
具体的には、感圧素子20において、歪み部であるダイアフラム23は、金属ステム21の内面の一段凹んだ面として構成されており、放熱部材70の下部面とダイアフラム23とが接触しないようになっている。それにより、ダイアフラム23の歪み変形が放熱部材70により阻害されないようになっている。
また、図6(a)に示される例では、圧力検出装置のエンジンブロック200への取付状態において、金属ステム21のフランジが直接エンジンブロック200に接触しており、このエンジンブロック200にながれる冷却水によって金属ステム21が冷却されるという効果もある。
なお、上記図6に示される例では、感圧素子20が検出圧力の環境下にさらされるように配置され受圧用ダイアフラムを省略した構成において、放熱部材70を設けたが、上記第2および第3実施形態のように受圧用ダイアフラム15が存在する場合にも、たとえば受圧用ダイアフラム15と感圧素子20との間に、放熱部材70を介在させるようにすればよい。
(第5実施形態)
上述した本発明の各実施形態のように、細長のパイプ部12の先端部に感圧素子20を設ける場合、感圧素子20自体のサイズも従来に比べて小さくすることが必要となってくる。
ここで、感圧素子20が、上記実施形態のように、歪みゲージ機能を有するものである場合、すなわち、荷重を受けて歪む歪み部23、30を有するものである場合、感圧素子20が小さくなると、この歪み部23、30の面積すなわち金属ステム21のダイアフラム23や歪みゲージ30の面積も小さくなる。
そのため、感度の低下が発生する可能性がある。そこで、感圧素子20に加わる荷重の増大化が必要となってくる。本実施形態は、この感圧素子20への荷重の増大化を対策するためになされたものである。
本実施形態は、上記第2実施形態や第3実施形態のような構成すなわち上記図3〜図5に示されるように、パイプ部12の先端部に、感圧素子20を覆うように受圧用ダイアフラム15が設けられ、この受圧用ダイアフラム15が円形である構成について、なされたものである。
この場合、検出圧力は、受圧用ダイアフラム15の上記凸部15a(図3、図4参照)や受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して感圧素子20の歪み部23、30に印加される。
そして、本実施形態では、このような構成において、受圧用ダイアフラム15の面積に対して、感圧素子20の歪み部23、30における受圧用ダイアフラム15との接触部の面積を1/4以下としている。
具体的に、上記図3〜図5に示される例においては、感圧素子20の歪み部23、30における受圧用ダイアフラム15との接触部とは、金属ステム21のダイアフラム23の裏面のうち受圧用ダイアフラム15の上記凸部15aが接触する部位、または、受圧用ダイアフラム15が圧力伝達部材16を介して接触する部位である。
そして、当該接触部の面積とは、金属ステム21のダイアフラム23の裏面のうち上記凸部15aの突出先端部が接触する部位の面積、または、圧力伝達部材16が接触する部位の面積のことである。
このような構成の場合、受圧用ダイアフラム15に印加される圧力は同じでも、受圧用ダイアフラム15の面積を大きくすると大きな荷重を取ることができる。そして、その荷重を、今度は狭い面積の領域にて金属ステム21のダイアフラム23に印加することで、大きな荷重として伝えることができる。
ただし、本発明者の行ったFEM(有限要素法)などを用いた解析結果によれば、円形の受圧用ダイアフラム15の場合、バネの荷重伝達効率は約25%である。
そのため、円形の受圧用ダイヤフラム15の面積に対して、金属ステム21のダイアフラム23における上記接触部の面積を1/4以下にすることで、金属ステム21のダイアフラム23すなわち感圧素子20に対して大きな圧力を印加することができる。
このことについて、数式を用いて、より具体的に述べる。受圧用ダイアフラム15の半径をrとし、この受圧用ダイアフラム15に対して、aMPaの大きさの検出圧力が印加されているとする。
この場合、受圧用ダイアフラム15の面積は、πr2であり、受圧用ダイアフラム15への荷重Fは、F=a×πr2である。また、金属ステム21のダイアフラム23における上記接触部の面積は、受圧用ダイアフラム15の面積の1/4である場合には、1/4(πr2)である。
そして、金属ステム21のダイアフラム23における上記接触部に印加される圧力をBMPaとすると、この接触部に加わる荷重fは、f=B×(πr2/4)である。ここで、円形のダイアフラム15の荷重変換効率は約25%であるから、F=f/4、すなわち、(1/4)×a×πr2=B×(πr2/4)となる。
つまり、金属ステム21のダイアフラム23における上記接触部の面積を、受圧用ダイアフラム15の面積の1/4とした場合には、B=aとなり、受圧用ダイアフラム15と金属ステム21のダイアフラム23との間では、印加される圧力の変化は無くなる。
さらに、金属ステム21のダイアフラム23における上記接触部の面積が、受圧用ダイアフラム15の面積の1/4以下である場合には、金属ステム21のダイアフラム23に印加される上記圧力Bが、受圧用ダイアフラム15に印加される上記圧力aよりも大きくなるため、感圧素子20への荷重集中が可能となる。
このように、本実施形態によれば、感圧素子20をパイプ部12の先端部に設け、ハウジング10にコネクタ部60を設け、パイプ部12の内部に配線部材50を収納し、さらに、パイプ部12の先端部に、感圧素子20を覆うように円形の受圧用ダイアフラム15を設け、感圧素子20を、受圧用ダイアフラム15からの荷重を受けて歪む歪み部23、30を有しするものとし、受圧用ダイアフラム15の面積に対して、感圧素子20の歪み部21、30における受圧用ダイアフラム15との接触部の面積を1/4以下としたことを特徴とする圧力検出装置が提供される。
それによれば、上述したように、受圧用ダイアフラム15が受けた力を、そのままの大きさもしくはそれ以上の大きさで感圧素子20の歪み部23、30に加えることができる。そして、上記実施形態と同様に、細長のパイプ部やその内部に収納された棒状のロッドに起因するセンサ特性への悪影響を抑制することができるとともに、センサ感度を十分に確保することができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、ハウジング10と、ハウジング10の一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部12と、検出圧力に応じた信号を出力する感圧素子20とを備え、パイプ部12の先端部に検出圧力が印加されるようになっている圧力検出装置において、感圧素子20をパイプ部12の先端部に設け、ハウジング10にコネクタ部60を設け、パイプ部12の内部に、感圧素子20とコネクタ部60とを電気的に接続するための配線部材50を収納したことを要部とするものであり、それ以外の部分については適宜設計変更が可能である。
また、本発明の圧力検出装置は、上述したような燃焼室内の圧力(筒内圧)を検出する燃焼圧センサとして適用されることに限定されないことはもちろんである。
本発明の第1実施形態に係る圧力検出装置の全体概略断面図である。 図1中のA部拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力検出装置の要部を示す概略断面図である。 上記第2実施形態の変形例を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力検出装置の要部を示す概略断面図である。 (a)は、本発明の第4実施形態に係る圧力検出装置の要部を示す概略断面図であり、(b)、(c)は、それぞれ(a)中の放熱部材単体の上方平面図、縦断面図である。
符号の説明
10…ハウジング、12…ハウジングのパイプ部、15…受圧用ダイアフラム、
16…圧力伝達部材としての球状部材、20…感圧素子、
23…歪み部としての金属ステムのダイアフラム、
30…歪み部としての歪みゲージ、
50…配線部材としてのフレキシブルプリント基板、
60…コネクタ部としてのコネクタケース、70…放熱部材。

Claims (6)

  1. ハウジング(10)と、
    前記ハウジング(10)の一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部(12)と、
    検出圧力に応じた信号を出力する感圧素子(20)とを備え、
    前記パイプ部(12)の先端部に前記検出圧力が印加されるようになっている圧力検出装置において、
    前記感圧素子(20)は、前記パイプ部(12)の先端部に設けられており、
    前記ハウジング(10)には、前記感圧素子(20)からの信号を取り出すためのコネクタ部(60)が設けられており、
    前記パイプ部(12)の内部には、前記感圧素子(20)と前記コネクタ部(60)とを電気的に接続するための配線部材(50)が収納されており、
    前記感圧素子(20)には、放熱部材(70)が接触して設けられており、
    前記放熱部材(70)と前記感圧素子(20)の歪み部(23)とは隙間を有していることを特徴とする圧力検出装置。
  2. 前記感圧素子(20)は、前記検出圧力の環境下にさらされるように配置されており、
    前記検出圧力は、前記感圧素子(20)に直接印加されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  3. 前記パイプ部(12)の先端部側には、前記感圧素子(20)を覆うようにダイアフラム(15)が設けられており、
    前記検出圧力は、前記ダイアフラム(15)を介して前記感圧素子(20)に印加されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  4. 前記パイプ部(12)の先端部側にて、前記ダイアフラム(15)と前記感圧素子(20)との間には、1個の圧力伝達部材(16)が介在して設けられており、
    前記圧力伝達部材(16)は、前記ダイアフラム(15)と接触する面および前記感圧素子(20)と接触する面が球面となっており、
    前記検出圧力は、前記ダイアフラムから前記圧力伝達部材(16)を介して前記感圧素子(20)に印加されるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の圧力検出装置。
  5. 前記圧力伝達部材は、球状をなす球状部材(16)であることを特徴とする請求項4に記載の圧力検出装置。
  6. 前記感圧素子(20)は、前記検出圧力による歪みに基づいて前記検出圧力に応じた信号を出力する歪みゲージ機能を有するものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の圧力検出装置
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