JP2009074905A - エンジン用温度センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの失火検出を行うに適し、比較的簡単な構成で済ませる。
【解決手段】金属製のハウジング11の先端側に細長く延びる円管状のプローブ部12を一体に設け、基端側にECU9との接続用のコネクタ部13を設ける。プローブ部12の先端部に、SUS製のダイヤフラム15を設け、その裏面側に薄膜サーミスタからなる温度検出素子16を設ける。ハウジング11内に、温度検出素子16からの信号を処理するための信号処理回路17を設け、プローブ部12内を通される配線部材19により電気的に接続する。プローブ部12は、その先端部がエンジンのシリンダ室1内に臨むように配置され、ECU9は、温度センサ装置10からの信号に基づいて、失火の検出を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車,船舶等のエンジンのシリンダ室内の温度を検出するためのエンジン用温度センサ装置に関する。
例えば自動車のエンジン(ガソリンエンジン)の電子制御を行うシステムにあっては、エンジンの状態検出のための複数のセンサの検出信号に基づいて、ECUにより、燃料噴射制御や点火時期制御などの制御を行い、エンジンを最適な状態で駆動させるようになっている。エンジンの状態検出のうちの一つとして、エンジンのシリンダ室内の失火(混合気の燃焼(着火)不良)の検出があり、特許文献1では、圧力センサ装置により、シリンダ室内の圧力を検出することに基づいて、失火検出を行うことが開示されている。
この圧力センサ装置は、ハウジングにパイプ部を一体に設け、そのパイプ部の先端部に、シリンダ室内の圧力を直接受けるダイヤフラムと、その裏面側に配置された感圧素子とを備えて構成され、エンジンブロックの取付穴に挿入されて取付けられるようになっている。このとき、図7には、シリンダ室内の圧力Pと、ピストンの位置(クランクシャフト角α:言換えれば時間t)との関係を示している。角度0°(ピストンの上死点)において正常に着火がなされた場合には、実線に示す圧力変化を呈し、失火があった場合には、破線で示すような圧力変化を呈する。従って、点火直後(例えば角度5〜10°)における圧力を取込み、所定のしきい値と比較することにより、失火の検出が可能となる。
特開2005−326336号公報
ところで、上記したエンジンのシリンダ室内は、燃焼(爆発)時に2000〜3000℃もの高温となるのに対し、上記した圧力センサ装置に用いられる感圧素子は、耐熱性に比較的劣り、高温状態では圧力検出の精度が悪化する事情がある。このため、感圧素子に対する十分な遮熱構造が必要となり、その分、構造が複雑化してしまうなどの問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、エンジンの失火検出を行うに適するものであって、比較的簡単な構成で済ませることができるエンジン用温度センサ装置を提供するにある。
上記課題を解決するために、本発明者は、シリンダ室内の圧力変化の状態に基づいてエンジンの失火検出を行うためのセンサ装置として、感圧素子を用いて圧力を直接的に検出するのではなく、圧力の直接的な検出に代えて、シリンダ室内の温度を検出することによっても、いわば間接的に圧力を検出することが可能であることを着想し、本発明を成し遂げるに至ったのである。即ち、エンジンのシリンダ室内(混合気)の圧力Pと温度Tとの関係は、気体の状態方程式、PV=nRTに示される通りである。このとき、シリンダ室内の体積Vは、ピストンの位置(クランクシャフトの角度)によって決まる既知の値であるから、シリンダ室内の温度Tを検出することにより、その温度Tを圧力Pに容易に換算することが可能となる。
本発明のエンジン用温度センサ装置は、エンジンのシリンダブロック又はシリンダヘッドに取付けられるハウジングと、このハウジングからシリンダ室内に向けて細長く延びる管状をなし、先端が該シリンダ室内に臨むように配置されるプローブ部と、このプローブ部の先端部に配設された温度検出素子と、前記ハウジングに設けられた外部との電気的接続のためのコネクタ部と、前記プローブ部内を通され前記温度検出素子とコネクタ部との電気的接続を行う配線部材とを備えるところに特徴を有する(請求項1の発明)。
本発明のエンジン用温度センサ装置によれば、温度検出素子により、シリンダ室内の温度を直接的に検出することができ、上記したようにその温度を圧力に容易に換算することができるので、温度検出素子の温度検出信号から失火検出を容易に行うことができる。このとき、温度検出素子は、熱の影響を受けにくく、感圧素子等に比べて耐熱性が十分に高いものであるため、高温にさらされるプローブ部には、温度検出素子及び配線部材を配設し、耐熱性に比較的劣る部材等を、ハウジング部分に配設すれば良く、遮熱のために構造が複雑化してしまうこと防止でき、構成を簡単に済ませることができる。
本発明においては、前記プローブ部の先端部にダイヤフラムを設け、温度検出素子を、そのダイヤフラムの表面又は裏面に添設するように構成することができる(請求項2の発明)。ダイヤフラムの表面側に温度検出素子を配置すれば、シリンダ室内の温度を高精度で検出することが可能となる。ダイヤフラムの裏面側に温度検出素子を配置すれば、温度検出素子がシリンダ室内の環境に直接的にさらされることを防止することができる。ダイヤフラムによって、シリンダ室内の高圧な混合気がセンサ装置の内部に侵入することが防止されることは勿論である。
或いは、温度検出素子を、ダイヤフラムに内蔵させる構成としても良い(請求項3の発明)。これにより、シリンダ室内の温度を高精度で検出することが可能となると共に、温度検出素子がシリンダ室内の環境に直接的にさらされることを防止することができる。
本発明のエンジン用温度センサ装置にあっては、プローブ部を、点火プラグの絶縁体に一体的に設けることにより、点火プラグ一体型に構成することもできる(請求項4の発明)。これにより、元々エンジンに取付けられる点火プラグに、エンジン用温度センサ装置が一体に設けられることになるので、配設スペースや、組付け作業面で有利となる。
本発明のエンジン用温度センサ装置は、エンジンの全気筒に搭載される構成とすれば(請求項5の発明)、それら各エンジン用温度センサ装置の検出信号を比較することにより、温度検出ひいては失火の判定をより高精度に行うことができる。尚、複数気筒のエンジンの場合、本発明のエンジン用温度センサ装置を、1つあるいはそれ以上の気筒に選択的に設けるようにしても良い。
本発明においては、上記温度検出素子を、耐熱被覆が施された熱電対から構成したり(請求項6の発明)、或いは、温度検出素子を、薄膜サーミスタから構成したり(請求項7の発明)することができる。これらによれば、耐熱性に優れ、簡単な構成で、高精度、高応答の温度検出が可能となる。また、温度検出素子の配設スペースも小さく済ませることができる。
以下、本発明を具体化したいくつかの実施例について、図面を参照しながら説明する。
(1)第1の実施例
まず、図1ないし図3を参照しながら、本発明の第1の実施例について述べる。図3は、例えば自動車のエンジンの1個のシリンダ室1の要部(上部)部分の構成を概略的に示している。
シリンダ室1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とから構成され、その内部には、ピストン4が上下動するように設けられている。シリンダ室1の上部には、吸気口及び排気口を夫々開閉するバルブ5及び6が設けられていると共に、点火プラグ7が設けられている。そして、シリンダ室1(シリンダブロック2)の上部側面部には、取付穴8が設けられ、この取付穴8内に挿入されるようにして本実施例に係る温度センサ装置10が設けられる。尚、この温度センサ装置10の検出信号は、エンジン制御用のECU(電子制御装置)9に入力され、失火検出に用いられるようになっている。
図1は、本実施例に係る温度センサ装置10の全体構成を示している。この温度センサ装置10は、ハウジング11と、その先端側(図1で上部)に設けられ温度を検出するプローブ部12と、ハウジング11の基端側(図1で下側)に設けられる外部との電気的接続のためのコネクタ部13とを備えて構成されている。前記ハウジング10は、例えばSUSなどの金属から、基端面(図1で下面)が開口したほぼ円筒状に構成されている。前記プローブ部12は、前記ハウジング10の上面中央部から図で上方に細長く延びる円管状(円筒パイプ状)をなし、例えばハウジング10に一体に設けられている。
このとき、プローブ部12の外周部の基端側には、ねじ部12aが形成されており、このねじ部12aが、前記シリンダブロック2の取付穴8に形成された雌ねじ部(図示せず)にねじ込まれるようになっている。前記コネクタ部13は、例えば合成樹脂製のコネクタハウジング13a内にターミナル14をインサート成形により一体に有して構成され、ハウジング10の図で下端部に例えばかしめ等により固着されている。
そして、図2にも示すように、前記プローブ部12の先端部(図で上端部)には、ダイヤフラム15及び温度検出素子16が設けられる。そのうちダイヤフラム15は、金属例えばSUSからなり、上端にフランジを有する上面が開口した円筒容器状に構成され、プローブ部12の先端開口部に差し込まれるようにして、例えば溶着等により固着されている。前記温度検出素子16は、この場合薄膜サーミスタからなり、前記ダイヤフラム15の裏面(図で外底面)に接着などにより取付けられている。
一方、図1に示すように、前記ハウジング11内には、前記温度検出素子16からの信号を処理するための信号処理回路17が設けられている。この信号処理回路17は、例えばセラミック基板17a上に、ICチップ18を実装して構成されている。このとき、前記温度検出素子16と、信号処理回路17(セラミック基板17a)とは、前記プローブ部12内を通される配線部材19により電気的に接続される。この配線部材19は、例えば、配線パターンが形成されたフレキシブル基板から構成されている。尚、前記コネクタ部13のターミナル14は、前記セラミック基板17aに設けられた接続端子にはんだ付けなどにより接続されている。
以上のように構成された温度センサ装置10は、その先端側(プローブ部12)を、前記シリンダブロック2の取付穴8に差込み、そのねじ部12aを雌ねじ部にねじ込むことにより取付けられる。このとき、プローブ部12の先端部がシリンダ室1内に臨むように配置される。そして、前記コネクタ部13を介してECU9に接続され、その温度検出信号がECU9に入力されるようになっている。尚、図示はしないが、本実施例では、上記温度センサ装置10は、エンジンの全気筒に搭載されるようになっている。
次に、上記構成の作用について述べる。上記構成の温度センサ装置10においては、プローブ部12の先端部に設けられた金属製のダイヤフラム15を介して、温度検出素子16により、シリンダ室1内の温度を高応答で検出することができる。このとき、シリンダ室1内は、燃焼(爆発)時に2000〜3000℃もの高温となる事情があるが、温度検出素子16は、熱の影響を受けにくく、例えば感圧素子等に比べて耐熱性が十分に高いものであるため、高精度の温度検出が可能となる。
ダイヤフラム15により、温度検出素子16がシリンダ室1内の環境(高圧な混合気)に直接的にさらされることを防止することができ、また、シリンダ室1内の高圧な混合気がプローブ12の内部に侵入することが防止されることは勿論である。この場合、高温にさらされるプローブ部12には、温度検出素子16及び配線部材19が配設され、信号処理回路17を構成するICチップ18等の耐熱性に比較的劣る部材は、比較的低温なハウジング11部分に配設されるので、遮熱のために構造が複雑化してしまうこと防止でき、構成を簡単に済ませることができるのである。
ところで、前記ECU9は、エンジンの状態検出のための上記温度センサ装置10を含む複数のセンサの検出信号に基づいて、燃料噴射制御や点火時期制御などの制御を行い、エンジンを最適な状態で駆動させるようになっている。このとき、ECU9は、温度センサ装置10の温度検出信号に基づいて、エンジンのシリンダ室1内の失火(混合気の燃焼(着火)不良)の検出を行うようになっている。
図7には、エンジンの1サイクルにおけるシリンダ室1内の圧力Pと、ピストン4の位置(クランクシャフト角α:言換えれば時間t)との関係を示している。角度0°(ピストン4の上死点)において正常に着火がなされた場合には、実線に示す圧力変化を呈し、失火があった場合には、破線で示すような圧力変化を呈する。従って、点火直後(例えば角度5〜10°)における圧力を検出し、所定のしきい値と比較することにより、失火の検出が可能となるのである。
本実施例では、圧力の直接的な検出に代えて、シリンダ室1内の温度を検出することによって、いわば間接的に圧力を検出するようにしている。即ち、シリンダ室1内(混合気)の圧力Pと温度Tとの関係は、気体の状態方程式、PV=nRTに示される通りである。このとき、シリンダ室1内の体積Vは、ピストン4の位置(クランクシャフトの角度)によって決まる既知の値であるから、シリンダ室1内の温度Tを検出することにより、その温度Tを圧力Pに容易に換算することが可能となる。従って、温度センサ装置10の温度検出信号から失火検出を容易に行うことができるのである。またこの場合、温度センサ装置10をエンジンの全気筒に搭載させるようにしたので、ECU9は、それら各温度センサ装置10の検出信号を比較することにより、温度検出ひいては失火の判定をより高精度に行うことができる。
このように本実施例の温度センサ装置10によれば、シリンダ室1内の高精度、高応答の温度検出を行うことができ、ひいては、高精度の失火検出を行うことができ、エンジンの失火検出を行うに適したものとなる。そして、耐熱性の高い温度検出素子16を用いることによって、感圧素子を用いた圧力センサ装置を用いる場合と比較して、遮熱のための構造を比較的簡単に済ませることができるものである。
(2)第2、第3の実施例
図4は、本発明の第2の実施例を示すものであり、図5は、本発明の第3の実施例を示すものである。いずれも、温度センサ装置のプローブ部12の先端部の構成が、上記第1の実施例と異なっており、第1の実施例と同一部分については、同一符号を付して新たな図示や説明を省略し、以下、相違する点について順に述べる。
図4に示す本発明の第2の実施例に係る温度センサ装置21は、プローブ部12の先端部に、ほぼ円筒容器状をなすダイヤフラム15と、薄膜サーミスタからなる温度検出素子16とが設けられるのであるが、ここでは、温度検出素子16が、ダイヤフラム15の表面(図で内底面)に添設されている。尚、この場合、配線部材19は、ダイヤフラム15を貫通するように設けられる。
かかる構成によれば、シリンダ室1内の高精度、高応答の温度検出を行うことができ、ひいては、高精度の失火検出を行うことができ、エンジンの失火検出を行うに適したものとなり、また、比較的簡単な構成で済ませることができる。そして、ダイヤフラム15の表面側に温度検出素子16を配置したので、温度検出素子16がシリンダ室1内の環境(高圧な混合気)に直接的にさらされることになり、シリンダ室1内の温度をより高精度で検出することが可能となる。
図5に示す本発明の第3の実施例に係る温度センサ装置23は、プローブ部12の先端部に、例えばSUSからほぼ円筒容器状に構成されたダイヤフラム24と、やはり薄膜サーミスタからなる温度検出素子16とが設けられる。ここでは、温度検出素子16が、ダイヤフラム24の底壁部に上下の薄い壁によって挟まれるように埋め込まれた状態、つまりダイヤフラム24に内蔵された形態で設けられている。
かかる構成によれば、シリンダ室1内の高精度、高応答の温度検出を行うことができ、ひいては、高精度の失火検出を行うことができ、エンジンの失火検出を行うに適したものとなり、また、比較的簡単な構成で済ませることができる。そして、温度検出素子16をダイヤフラム24に内蔵させたので、シリンダ室1内の温度を十分に高精度で検出することが可能となると共に、温度検出素子16がシリンダ室1内の環境に直接的にさらされることによる悪影響を防止することができる。
(3)第4の実施例、その他の実施例
図6は、本発明の第4の実施例を示すものである。この第4の実施例では、シリンダヘッド3に設けられる点火プラグに、エンジン用温度センサ装置を一体的に設ける(内蔵させる)ようにしており、点火プラグ一体型温度センサ装置31とされている。
図6は、この点火プラグ一体型温度センサ装置31の要部構成(下部を除く部分)を示しており、セラミック(陶器)製の絶縁体32の中心部に、中心電極33を有すると共に、先端部(図で上端部)に、スパークギャップを存して接地電極34を対向配置させて構成されている。尚、詳しく図示はしないが、絶縁体32の先端側部分を覆うシェルには、取付用のねじ部35が形成されている。
そして、前記絶縁体32には、前記中心電極33の図で左側に位置して、プローブ部36が図で上下方向に貫通する中空状に設けられている。そのプローブ部36の先端部には、例えば薄膜サーミスタからなる温度検出素子37が設けられ、プローブ部36の内部を通るように配線部材38が設けられている。プローブ部36の基端部側は、前記配線部材38を通した状態で密封部材39により密閉されている。尚、図示はしないが、絶縁体32の図で下端部側には、コネクタ部を有するハウジングが設けられ、そのハウジング内に、信号処理回路が設けられている。
かかる構成の点火プラグ一体型温度センサ装置31によれば、元々エンジンに取付けられる点火プラグに、エンジン用温度センサ装置が一体に設けられることになるので、単独の温度センサ装置用の配設スペース(取付穴8)が不要となって、配設スペースや組付け作業面で有利となる。
尚、上記した各実施例では、温度検出素子16,37として、薄膜サーミスタを採用するようにしたが、上記温度検出素子としては、例えば極細イリジウムにセラミック被覆等の耐熱被覆が施された熱電対などを採用することができる。これによっても、薄膜サーミスタを採用した場合と同様に、耐熱性に優れ、簡単な構成で、高精度、高応答の温度検出が可能となる。また、温度検出素子の配設スペースも小さく済ませることができる。
また、上記第1の実施例では、全気筒に温度センサ装置を搭載するように構成したが、複数気筒のエンジンの場合、本発明のエンジン用温度センサ装置を、1つあるいはそれ以上の気筒に選択的に設けるようにしても良い。その他、例えば配線部材としては、フレキシブル基板に限らず、リード線を採用しても良い等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
本発明の第1の実施例を示すもので、温度センサ装置の縦断面図 プローブ部の先端部の拡大縦断面図 エンジンのシリンダ室内の要部構成を概略的に示す縦断面図 本発明の第2の実施例を示す図2相当図 本発明の第3の実施例を示す図2相当図 本発明の第4の実施例を示すもので、点火プラグ一体型の温度センサ装置の縦断面図 エンジンのサイクルにおけるピストンの位置とシリンダ室内の圧力との関係を示す図
符号の説明
図面中、1はシリンダ室、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、8は取付穴、9はECU、10,21,23は温度センサ装置、11はハウジング、12,36はプローブ部、13はコネクタ部、15,24はダイヤフラム、16,37は温度検出素子、19,38は配線部材、31は点火プラグ一体型温度センサ装置、32は絶縁体を示す。

Claims (7)

  1. エンジンのシリンダ室内の温度を検出するためのエンジン用温度センサ装置において、
    エンジンのシリンダブロック又はシリンダヘッドに取付けられるハウジングと、
    このハウジングから前記シリンダ室内に向けて細長く延びる管状をなし、先端が該シリンダ室内に臨むように配置されるプローブ部と、
    このプローブ部の先端部に配設された温度検出素子と、
    前記ハウジングに設けられた外部との電気的接続のためのコネクタ部と、
    前記プローブ部内を通され前記温度検出素子とコネクタ部との電気的接続を行う配線部材とを備えることを特徴とするエンジン用温度センサ装置。
  2. 前記プローブ部の先端部にはダイヤフラムが設けられ、前記温度検出素子は前記ダイヤフラムの表面又は裏面に添設されていることを特徴とする請求項1記載のエンジン用温度センサ装置。
  3. 前記プローブ部の先端部にはダイヤフラムが設けられ、前記温度検出素子は前記ダイヤフラムに内蔵されていることを特徴とする請求項1記載のエンジン用温度センサ装置。
  4. 前記プローブ部が、点火プラグの絶縁体に一体的に設けられていることにより、点火プラグ一体型とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン用温度センサ装置。
  5. 前記エンジンの全気筒に搭載されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエンジン用温度センサ装置。
  6. 前記温度検出素子は、耐熱被覆が施された熱電対からなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のエンジン用温度センサ装置。
  7. 前記温度検出素子は、薄膜サーミスタからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のエンジン用温度センサ装置。
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