JPH11167851A - 冷凍サイクル用圧力スイッチ - Google Patents

冷凍サイクル用圧力スイッチ

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JPH11167851A
JPH11167851A JP33378897A JP33378897A JPH11167851A JP H11167851 A JPH11167851 A JP H11167851A JP 33378897 A JP33378897 A JP 33378897A JP 33378897 A JP33378897 A JP 33378897A JP H11167851 A JPH11167851 A JP H11167851A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
diaphragm
pressure switch
thermistor
refrigeration cycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP33378897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
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TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機が停止している時の高圧冷媒液の圧力検
出を低コストの構成で行うことができる冷凍サイクル用
圧力スイッチを提供すること。 【解決手段】外表面が冷凍サイクルの高圧冷媒液に面す
るように配置された可撓性薄膜からなるダイアフラム1
5の裏側に、ダイアフラム15が受ける圧力に対応して
反転動作する反転板機構21,22,23,24,25
と、その反転板機構21,22,23,24,25によ
って開閉される電気接点30とが設けられた冷凍サイク
ル用圧力スイッチにおいて、受ける温度に対応して電気
抵抗値が変化するサーミスタ50を、ダイアフラム15
に近接して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用空調装
置等の冷凍サイクル中において高圧冷媒液の圧力変化に
よって電気接点が開閉する冷凍サイクル用圧力スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力スイッチは、例えば自動車用空調装
置の冷凍サイクルの高圧側に取り付けられて、冷凍サイ
クルの高圧冷媒の圧力が異常に上昇あるいは低下した場
合に、圧縮機に連なる電気接点をオン/オフさせるため
に用いられる。
【0003】そこで一般に、圧力スイッチは、外表面が
冷凍サイクルの高圧冷媒液に面するように配置された可
撓性薄膜からなるダイアフラムの裏側に、ダイアフラム
が受ける圧力に対応して反転動作する反転板機構と、そ
の反転板機構によって開閉される電気接点とを設けて構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧力スイッチは冷凍サ
イクルが運転されている時に機能するものであるが、圧
縮機が停止しているときの高圧冷媒液の圧力を検出すれ
ば、次に圧縮機を動作させる際の動力負荷が判るので、
圧縮機を駆動するエンジンのアイドリング回転数をその
動力負荷に適合するように制御することができる。
【0005】しかし、冷媒の圧力を検出するために一般
的な圧力センサーを用いると、相当のコスト高になって
しまう。そこで本発明は、圧縮機が停止している時の高
圧冷媒液の圧力検出を低コストの構成で行うことができ
る冷凍サイクル用圧力スイッチを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の冷凍サイクル用圧力スイッチは、外表面が
冷凍サイクルの高圧冷媒液に面するように配置された可
撓性薄膜からなるダイアフラムの裏側に、上記ダイアフ
ラムが受ける圧力に対応して反転動作する反転板機構
と、その反転板機構によって開閉される電気接点とが設
けられた冷凍サイクル用圧力スイッチにおいて、受ける
温度に対応して電気抵抗値が変化するサーミスタを、上
記ダイアフラムに近接して配置したことを特徴とする。
【0007】なお、上記サーミスタの電気抵抗値が、上
記電気スイッチの端子から取り出されるようにしてもよ
く、その場合、上記サーミスタが、上記電気スイッチに
並列に接続されていてもよい。
【0008】また、上記サーミスタが、上記ダイアフラ
ムの外側に配置された基板に取り付けられていてもよ
く、上記サーミスタが、上記ダイアフラムにかかる冷媒
圧力を上記反転板機構に伝えるために上記ダイアフラム
の裏面に沿って配置された圧力伝達部材の間に配置され
ていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図8は、本発明の圧力スイッチが用いら
れる冷凍サイクルを示しており、自動車用空調装置(カ
ーエアコン)に利用されるものである。
【0010】圧縮機1は自動車のエンジンによって回転
駆動され、圧縮機1から送り出された高圧冷媒ガスは凝
縮器2を通過して高圧冷媒液になり、リキッドタンク3
に一時的に貯留される。
【0011】リキッドタンク3から送り出された高圧冷
媒液は膨張弁4において断熱膨張し、低圧冷媒液になっ
て蒸発器5へ送り込まれ、そこで低圧冷媒ガスになって
圧縮機1に戻される。
【0012】本発明の圧力スイッチ10は、リキッドタ
ンク3の冷媒出口部分に取り付けられている。図1は、
本発明の第1の実施の形態の圧力スイッチ10の正面断
面図であり、図2はその側面断面図である。
【0013】圧力スイッチ10は、高圧冷媒配管に接続
される冷媒導入口11が形成された先側ハウジング12
と、電気コネクタ13が形成された裏側ハウジング14
とをかしめ固定して、その内部に反転板機構と電気接点
等を内蔵して構成されている。
【0014】冷媒導入口11の奥には、可撓性薄膜から
なるダイアフラム15がその表面全面で高圧冷媒液の圧
力を受けるように配置されており、そのダイアフラム1
5の裏側に、厚い第1の反転円板21と薄い第2の反転
円板22とが、間に支持輪23を挟んで配置されてい
る。
【0015】各反転円板21,22は、板バネ材によっ
て凸状態と凹状態とに反転自在に形成されていて、ダイ
アフラム15の表面に圧力がかからないときに第1の反
転円板21はダイアフラム15側に向かって凸の状態に
セットされ、第2の反転円板22は凹の状態にセットさ
れている。
【0016】反転円板21,22は各々外縁部が支持輪
23に当接支持され、第1の反転円板21は表面部がダ
イアフラム15の裏面に密着する状態に配置されてい
る。また、第2の反転円板22の裏面の中間部分が、裏
側ハウジング14に形成された環状突起部24に当接支
持されている。
【0017】そして、それらの軸線位置には、軸線方向
に進退自在に電気絶縁性材からなる作動筒25が配置さ
れていて、第1の反転円板21及び第2の反転円板22
の反転動作によって軸線方向に移動させられる。
【0018】作動筒25は、奥側の端面が開閉接点30
の一方の接点であるリーフスプリング31に当接してお
り、そのリーフスプリング31は、無負荷時には固定接
点32から離れる状態に取り付けられている。したがっ
て、作動筒25はリーフスプリング31と反転円板2
1,22とに弾力的に挟まれて支持された状態になって
いる。
【0019】ただし、リーフスプリング31の付勢力よ
り反転円板21,22の付勢力の方がはるかに強いの
で、反転円板21,22の反転状態によって作動筒25
の位置が決まり、それによって開閉接点30の開閉が行
われる。
【0020】図3は、ダイアフラム15の表面にかかる
冷媒圧力と開閉接点30の開閉状態との関係を示してお
り、冷媒圧力が中程度の適正圧力範囲にあるときは開閉
接点30は閉じてオンしており、冷媒圧力がそれより低
いときと高いときは開閉接点30が開いてオフになる。
ただし、反転円板21,22の反転特性から、圧力上昇
時と降下時とではタイミングにずれがある。
【0021】リーフスプリング31と固定接点32は、
図4の斜視図にも示されるように、各々導電部材33,
34に固着されており、その導電部材33,34の延長
部分に形成された接点ピン41,42が、電気コネクタ
13内に突出している。
【0022】ダイアフラム15の外面側の冷媒導入口1
1に通じる空間部には、受ける温度によって電気抵抗値
が変化する特性を有するサーミスタ50が、可撓性のあ
るポリイミド樹脂膜に電気配線を印刷して形成されたフ
レキシブル基板51に取り付けて配置され、サーミスタ
50の周囲には、電気絶縁性の接着剤52が塗布されて
いる。
【0023】フレキシブル基板51は、環状の電気絶縁
材からなる一対のシールリング53の間に外縁部を挟み
込まれて支持されており、図5に斜視図が示されるよう
に、環状部を横切って直線状に形成された部分の中央に
サーミスタ50が取り付けられている。
【0024】そして、180度対称の位置に環状部から
直角に折り曲げて形成された一対の足部51bが、裏側
ハウジング14に形成された溝に通されて、そこでフレ
キシブル基板51の配線51aと導電部材33,34と
が接続されている。
【0025】したがって、サーミスタ50は開閉接点3
0に対して並列に接続されており、開閉接点30が開の
ときに接点ピン41,42間にサーミスタ50の電気抵
抗値が検出される。
【0026】開閉接点30が閉のときには、サーミスタ
50の存在は他の何らに影響を及ぼさない。また、フレ
キシブル基板51とサーミスタ50部分に接触不良等が
発生しても、開閉接点30のオン/オフ出力には影響を
及ぼさない。
【0027】このようにして、開閉接点30が開のとき
に接点ピン41,42から高圧冷媒液の温度を検出する
ことができ、高圧冷媒液の温度と圧力とは一定の関係に
あるので、それに基づいて高圧冷媒液の圧力を検出する
ことができる。
【0028】その結果、圧縮機1が停止している時の高
圧冷媒液の圧力を検出し、それに基づいて、自動車のエ
ンジンのアイドリング回転数の制御等を、次に圧縮機1
の駆動開始時にかかる動力負荷に対応して適正に行うこ
とができる。
【0029】図6は本発明の第2の実施の形態の圧力ス
イッチ10を示しており、ダイアフラム15の裏面と第
1の反転円板21との間に剛性の圧力伝達部材28,2
9が介在するタイプの圧力スイッチ10において、サー
ミスタ50をダイアフラム15の裏面に密着させて配置
したものである。
【0030】この実施の形態においては、図7にも示さ
れるように、圧力伝達部材28,29の間に挟み込まれ
る状態に配置された一対の端子55,56にサーミスタ
50が取り付けられていて、その端子55,56が導電
部材33,34に接続されている。圧力スイッチ10の
動作等は、第1の実施の形態の圧力スイッチ10と同様
である。
【0031】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば上記の各実施の形態における
圧力スイッチ10は圧力変化に対応してオン/オフが2
回行われるいわゆる2動作型のものであるが、1動作又
は3動作以上の圧力スイッチに本発明を適用してもよ
い。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、受ける温度に対応して
電気抵抗値が変化するサーミスタをダイアフラムに近接
して配置したことにより、低コストの構成で、圧縮機が
停止している時の高圧冷媒液の圧力検出を行うことがで
きるので、自動車のアイドリング回転数の制御等を動力
負荷に応じて適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の圧力スイッチの正
面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の圧力スイッチの側
面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の圧力スイッチのオ
ン/オフ動作特性を示す線図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の圧力スイッチの部
分斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の圧力スイッチの部
分斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の圧力スイッチの正
面断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の圧力スイッチの部
分斜視図である。
【図8】本発明が採用された冷凍サイクルの略示図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機 10 圧力スイッチ 15 ダイアフラム 21,22 反転円板 30 開閉接点 31 リーフスプリング 32 固定接点 41,42 接点ピン 50 サーミスタ 51 フレキシブル基板 55,56 端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外表面が冷凍サイクルの高圧冷媒液に面す
    るように配置された可撓性薄膜からなるダイアフラムの
    裏側に、上記ダイアフラムが受ける圧力に対応して反転
    動作する反転板機構と、その反転板機構によって開閉さ
    れる電気接点とが設けられた冷凍サイクル用圧力スイッ
    チにおいて、 受ける温度に対応して電気抵抗値が変化するサーミスタ
    を、上記ダイアフラムに近接して配置したことを特徴と
    する冷凍サイクル用圧力スイッチ。
  2. 【請求項2】上記サーミスタの電気抵抗値が、上記電気
    スイッチの端子から取り出される請求項1記載の冷凍サ
    イクル用圧力スイッチ。
  3. 【請求項3】上記サーミスタが、上記電気スイッチに並
    列に接続されている請求項2記載の冷凍サイクル用圧力
    スイッチ。
  4. 【請求項4】上記サーミスタが、上記ダイアフラムの外
    側に配置された基板に取り付けられている請求項1、2
    又は3記載の冷凍サイクル用圧力スイッチ。
  5. 【請求項5】上記サーミスタが、上記ダイアフラムにか
    かる冷媒圧力を上記反転板機構に伝えるために上記ダイ
    アフラムの裏面に沿って配置された圧力伝達部材の間に
    配置されている請求項1、2又は3記載の冷凍サイクル
    用圧力スイッチ。
JP33378897A 1997-12-04 1997-12-04 冷凍サイクル用圧力スイッチ Pending JPH11167851A (ja)

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JPH11167851A true JPH11167851A (ja) 1999-06-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074905A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Denso Corp エンジン用温度センサ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009074905A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Denso Corp エンジン用温度センサ装置

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050616

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051020

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