JP5847597B2 - 内燃機関の油温センサー取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、油温センサーが気筒部に設けられる内燃機関の油温センサー取付け構造に関する。
内燃機関に設けられる油温センサーにより内燃機関内を循環する油温を検知することで、例えば、内燃機関の暖機状態を精度良く把握することが可能になる。
このような内燃機関の油温センサー取付け構造として、(1)内燃機関のシリンダ下部にオイル戻し通路内のオイルの温度を検知する温度センサーが、この温度センサーを保護するセンサーカバーと共に取付けられているもの(例えば、特許文献1参照)、(2)内燃機関のシリンダーヘッド側面に、シリンダーヘッド内の交差する油回路の油温を検知する温度センサーが取付けられるもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開2004−293348号公報 特開2011−1923号公報
特許文献1では、温度センサーが内燃機関の低い位置に取付けられる構造であり、温度センサーを飛び石等から保護するために温度センサーを前方から保護するセンサーカバーがシリンダに取付けられているので、センサーカバー、このセンサーカバーをシリンダに締結するボルトなどの部品点数が増え、更にセンサーカバーを取付けるためにシリンダにセンサーカバー用取付部を設ける必要がある。
特許文献2では、温度センサーがシリンダーヘッドから側方に突出するため、外観性の低下を招きやすい。そこで、温度センサーを覆うカバー部材を設けたとしても、温度センサーとの干渉を避けるためにカバー部材を内燃機関から側方へ大きく離れた位置に設ける必要がある。このように、カバー部材をより外方に配置すれば、車体の大型化を招く。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、油温センサーを簡易な構造で保護しつつ外観性を高め、更には車体の小型化・スリム化を図ることが可能な内燃機関の油温センサー取付け構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、クランクケース(46)から上方に突出する気筒部(47)にオイルの温度を検知する油温センサー(25)が取付けられる内燃機関の油温センサー取付け構造において、前記気筒部(47)の上部を構成するシリンダーヘッド(81)上にヘッドカバー(82)が設けられ、このヘッドカバー(82)の上部に周囲よりも下方に位置し且つ側方に突出する低位置部(82a)が形成され、この低位置部(82a)に前記油温センサー(25)が取付けられ、前記シリンダーヘッド(81)に設けられたカムシャフト(116)の一端部に前記カムシャフト(116)への回転力がクランクシャフト(113)側から伝えられるドリブンスプロケット(117)が設けられ、このドリブンスプロケット(117)の側方で且つ前記カムシャフト(116)を支持する軸受け部(151)の周囲近傍に前記油温センサー(25)が配置され、前記油温センサー(25)の温度検知部(25f)は、前記カムシャフト(116)に形成されたオイル通路(116a)の端部に臨む上下に拡大されたオイル溜め部(142)に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、油温センサーを側方から車体カバーで覆って保護することができ、特別に保護部材を設けなくてもよい。従って、コストを低減することができる。また、ヘッドカバーの上部に形成された低位置部に油温センサーを取付けることで、油温センサーが低位置部の上部に配置され、低位置部で油温センサーを下方からも保護することができる。このように、低位置部及び上記した既存の車体カバーのような簡易な構造で油温センサーを保護することができる。
また、油温センサーが車体カバーで覆われて外部に露出しなくなり、外観性を向上させることができる。更に、油温センサーは、低位置部に上方から取付けることが可能になり、側方に大きく突出しないので、車体カバーを内燃機関に近づけて配置することができ、車体の小型化・スリム化を図ることができる。
また、ドリブンスプロケットの側方で且つ軸受け部の周囲近傍に出来るデッドスペースを有効利用することができ、油温センサーの側方への張り出しを防止することができる。
また、カムシャフトに供給される多量のオイルでオイル溜め部を常に満たすことが可能になるため、そのオイル溜め部のオイルの温度を精度良く検知することができ、内燃機関のファーストアイドル等を精度良く制御することができる。
上記構成において、前記気筒部(47)の上部は車体カバー(44)で側方から覆われ、前記車体カバー(44)の車幅方向内方に前記油温センサー(25)が取付けられていても良い。
また、上記構成において、前記油温センサー(25)の前記温度検知部(25f)は、前記カムシャフト(116)の前記オイル通路(116a)の上端より下方に位置するようにしても良い。この構成によれば、オイル通路やオイル溜め部の上部に気泡が溜まっても、その気泡の影響を受けずに油温センサーの温度検知部で油温を検知することができ、オイルの温度検知の精度をより向上させることができる。
また、上記構成において、前記車体カバー(44)は、車体前後方向に2分割されたカバー(57,58)を備え、これらのカバー(57,58)の分割位置近傍に前記油温センサー(25)が設けられていても良い。この構成によれば、一方のカバーの取り外しにより容易に油温センサーのメンテナンスが行え、且つ2つのカバーの分割位置近傍に油温センサーが設けられるため、2つのカバーのどちら側からでもメンテナンスが可能になり、整備性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記油温センサー(25)に接続されたセンサーコード(85)は、前記油温センサー(25)から上方に延びるとともに車体フレーム(13)に沿うように配置されたメインハーネス(86)に接続され、前記油温センサー(25)及び前記センサーコード(85)が車体前方から補機(87)により覆われていても良い。この構成によれば、油温センサー及びセンサーコードは、車体前方から補機により保護されているので、例えば、車体前方からのセンサーコードへの干渉物等に備えて油温センサー上端からメインハーネスまでのセンサーコードの長さに余裕を持たせる必要がなく、センサーコードを短くすることができる。
また、上記構成において、前記補機は、前記オイルを溜めるオイルタンク(87)であっても良い。この構成によれば、オイルタンクからの輻射熱により内燃機関停止後も内燃機関が保温されるため、内燃機関に供給される燃料の霧化が促進されて内燃機関の始動性を向上させることができる。また、特に温度センサー取付位置やその近傍の内燃機関が保温されるので、内燃機関を再始動した際に内燃機関内を循環するオイルの温度の低下を抑えることができ、内燃機関の暖機状態を、油温センサーで検知されるオイルの温度を介して精度良く把握することができる。従って、内燃機関の暖機が完了した時点を油温センサーで素早く検知することができ、暖機運転を短くすることができる。
また、上記構成において、前記シリンダーヘッド(81)の前記ヘッドカバー(82)との合わせ面(81m)には、前記オイル溜め部(142)を形成するためのオイル溜め凹部(81f)が形成され、このオイル溜め凹部(81f)の隅部に、オイルポンプ(111)からオイルが圧送されるオイル通路(81c)が開口していても良い。
また、上記構成において、前記オイル溜め凹部(81f)は、その底面(81h)に一段高くなった隆起部(81j)が形成され、この隆起部(81j)の上面に前記オイル通路(81c)が開口していても良い。
また、上記構成において、前記低位置部(82a)の下壁(82b)は、平面視でほぼ台形状に形成され、台形の上底の一端の近傍に、前記油温センサー(25)が取付けられる座部(82j)が形成され、この座部(82j)に、前記油温センサー(25)に備えるおねじ部がねじ結合するめねじ(82g)が貫通するように形成されていても良い。
また、上記構成において、前記油温センサー(25)の軸線(25a)は、前記気筒部(47)のシリンダ軸線(47a)に対して車体後方へオフセットしていても良い。
本発明は、気筒部の上部は車体カバーで側方から覆われ、気筒部の上部を構成するシリンダーヘッド上にヘッドカバーが設けられ、このヘッドカバーの上部に周囲よりも下方に位置し且つ側方に突出する低位置部が形成され、この低位置部に且つ車体カバーの車幅方向内方に油温センサーが取付けられているので、油温センサーを側方から車体カバーで覆って保護することができ、特別に保護部材を設けなくてもよい。従って、コストを低減することができる。また、ヘッドカバーの上部に形成された低位置部に油温センサーを取付けることで、油温センサーが低位置部の上部に配置され、低位置部で油温センサーを下方からも保護することができる。このように、低位置部及び上記した既存の車体カバーのような簡易な構造で油温センサーを保護することができる。
また、油温センサーが車体カバーで覆われて外部に露出しなくなり、外観性を向上させることができる。更に、油温センサーは、低位置部に上方から取付けることが可能になり、側方に大きく突出しないので、車体カバーを内燃機関に近づけて配置することができ、車体の小型化・スリム化を図ることができる。
また、シリンダーヘッドに設けられたカムシャフトの一端部にカムシャフトへの回転力がクランクシャフト側から伝えられるドリブンスプロケットが設けられ、このドリブンスプロケットの側方で且つカムシャフトを支持する軸受け部の周囲近傍に油温センサーが配置されているので、ドリブンスプロケットの側方で且つ軸受け部の周囲近傍に出来るデッドスペースを有効利用することができ、油温センサーの側方への張り出しを防止することができる。
また、油温センサーの温度検知部は、カムシャフトに形成されたオイル通路の端部に臨む上下に拡大されたオイル溜め部に設けられているので、カムシャフトに供給される多量のオイルでオイル溜め部を常に満たすことが可能になるため、そのオイル溜め部のオイルの温度を精度良く検知することができ、内燃機関のファーストアイドル等を精度良く制御することができる。
また、油温センサーの温度検知部は、カムシャフトのオイル通路の上端より下方に位置するので、オイル通路やオイル溜め部の上部に気泡が溜まっても、その気泡の影響を受けずに油温センサーの温度検知部で油温を検知することができ、オイルの温度検知の精度をより向上させることができる。
また、車体カバーは、車体前後方向に2分割されたカバーを備え、これらのカバーの分割位置近傍に油温センサーが設けられているので、一方のカバーの取り外しにより容易に油温センサーのメンテナンスが行え、且つ2つのカバーの分割位置近傍に油温センサーが設けられるため、2つのカバーのどちら側からでもメンテナンスが可能になり、整備性を向上させることができる。
また、油温センサーに接続されたセンサーコードは、油温センサーから上方に延びるとともに車体フレームに沿うように配置されたメインハーネスに接続され、油温センサー及びセンサーコードが車体前方から補機により覆われているので、油温センサー及びセンサーコードは車体前方から補機により保護されているため、例えば、車体前方からのセンサーコードへの干渉物等に備えて油温センサー上端からメインハーネスまでのセンサーコードの長さに余裕を持たせる必要がなく、センサーコードを短くすることができる。
また、補機は、オイルを溜めるオイルタンクであるので、オイルタンクからの輻射熱により内燃機関停止後も内燃機関が保温されるため、内燃機関に供給される燃料の霧化が促進されて内燃機関の始動性を向上させることができる。また、特に温度センサー取付位置やその近傍の内燃機関が保温されるので、内燃機関を再始動した際に内燃機関内を循環するオイルの温度の低下を抑えることができ、内燃機関の暖機状態を、油温センサーで検知されるオイルの温度を介して精度良く把握することができる。従って、内燃機関の暖機が完了した時点を油温センサーで素早く検知することができ、暖機運転を短くすることができる。
本発明の内燃機関を搭載した自動二輪車を示す右側面図である。 自動二輪車の要部を示す右側面図である。 車体カバーの一部が取付けられた自動二輪車の要部を示す右側面図である。 油温センサーが取付けられた内燃機関の気筒部とその周囲を示す斜視図である。 自動二輪車の要部を示す平面図である。 内燃機関を示す右側面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 内燃機関の気筒部上部を示す断面図である。 ヘッドカバーを示す説明図である。 シリンダーヘッドの要部を示す説明図である。 図10のXI−XI線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の内燃機関11を搭載した自動二輪車10を示す右側面図である。
自動二輪車10は、主な構成として、骨格となる車体フレーム13、前輪14、この前輪14を操舵するためのバーハンドル16、車体フレーム13の下部で支持された内燃機関11、この内燃機関11の動力により駆動される後輪18、シート21、内燃機関11のための燃料を貯める燃料タンク22を備え、内燃機関11の上部に、内燃機関11内を循環するオイルの温度を検知する油温センサー25(図示)が取付けられている。
詳しくは、自動二輪車10は、車体フレーム13の前端部に左右回動自在に支持されたフロントフォーク31と、このフロントフォーク31の下端部に車軸32を介して取付けられた前輪14と、フロントフォーク31の上端部に取付けられたバーハンドル16と、車体フレーム13の下部を構成する左右一対のロアフレーム34,34(手前側の符号34のみ図示)と、これらのロアフレーム34,34の後端部に連結されて車体フレーム13を構成する左右一対のセンターフレーム36,36と、これらのロアフレーム34,34及びセンターフレーム36,36に取付けられた内燃機関11と、センターフレーム36,36にそれぞれ取付けられて車体フレーム13を構成するピボットプレート37,37(手前側の符号37のみ図示)と、これらのピボットプレート37,37にピボット軸38を介して上下揺動自在に取付けられたスイングアーム41と、このスイングアーム41の後端部に車軸42を介して取付けられた後輪18と、車体フレーム13の上部前部に取付けられた燃料タンク22と、この燃料タンク22の後方に配置されるとともに車体フレーム13の後部に取付けられたシート21と、車体フレーム13及びスイングアーム41のそれぞれを連結するリンク機構23(図示)と、このリンク機構23及び車体フレーム13のそれぞれに渡されたクッションユニット43(図示)と、車体フレーム13の上部を側方から覆う車体カバー44とを備える。
内燃機関11は、クランクケース46から上方に突出する気筒部47を備え、この気筒部47の前部から排気装置51が車体後方に延びている。
車体カバー44は、ヘッドランプ55の周囲を覆うフロントカウル56と、フロントフォーク31の上部、燃料タンク22の前部、内燃機関11の上部を側方から覆う左右一対のフロントシュラウド57,57(手前側の符号57のみ図示)と、燃料タンク22の下方、シート21の下方を側方から覆う左右一対のサイドカバー58,58(手前側の符号58のみ図示)と、車体の側部中央を側方から覆う左右一対のセンターカバー61,61(手前側の符号61のみ図示)とからなる。
ここで、符号65は前輪14を上方から覆うフロントフェンダ、66,67は排気装置51を構成する排気管、68は排気装置51を構成するマフラ、71はサイドスタンド、72は運転者用ステップ、73は同乗者用ステップ、74はテールランプ、76は後輪18を上方から覆うリヤフェンダである。
図2は、自動二輪車の要部を示す右側面図である。
内燃機関11の気筒部47の上部にシリンダーヘッド81及びこのシリンダーヘッド81の上部開口を塞ぐヘッドカバー82が設けられている。ヘッドカバー82は、上面右側に周囲よりも一段低くなった段部82aが形成され、この段部82aに油温センサー25が、ヘッドカバー82のシリンダーヘッド81との合わせ面82pに直交する方向に延びるように取付けられている。なお、符号85は油温センサー25の上部に接続されたセンサーコードであり、油温センサー25から上方に延びて、車体前後方向に延びるメインハーネス86に接続されている。
油温センサー25は、上方が燃料タンク22、前方がドライサンプ式潤滑構造を構成するオイルタンク87、下方がヘッドカバー82の段部82aを形成する下壁82b、左側方(奥側)がヘッドカバー82の段部82aを形成する縦壁82c、右側方(手前側)が車体カバー44(詳しくは、フロントシュラウド57及びサイドカバー58)で囲まれている。なお、符号91,92は車体フレーム13を構成するメインフレーム及びダウンフレーム、93は排気管66,67の後部と、これらの排気管66,67に接続された集合管95とを覆う遮熱カバー、96,97は内燃機関11に設けられたオイルポンプ(不図示)とオイルタンク87とを接続する2本のオイルチューブである。
上記したように、油温センサー25の周囲が、燃料タンク22、オイルタンク87、下壁82b、縦壁82c、車体カバー44で覆われていることで、油温センサー25に対する石、泥等の飛散物の衝突や油温センサー25への干渉物から油温センサー25を保護することができる。また、油温センサー25、ヘッドカバー82及びシリンダーヘッド81に近接してオイルタンク87が配置されているため、例えば、内燃機関11の運転を停止したときに、温度の高いオイルタンク87の熱でヘッドカバー82及びシリンダーヘッド81を保温することができる。
油温センサー25で検知された油温の信号は、図示せぬエンジンコントロールユニット(ECU)に送られ、この油温の信号に基づいてエンジンコントロールユニットは、例えば、内燃機関11のアイドリング時に燃料噴射弁(不図示)から内燃機関11の燃焼室に供給する燃料量を制御して、内燃機関11の始動時のアイドル回転数を増減させる。
例えば、油温が所定温度より低ければ、内燃機関11の暖機が必要と判断して燃料量を増やし、アイドリング回転数を高くする(いわゆる「ファーストアイドル」)。また、油温が所定温度以上に高くなれば、内燃機関11の暖機が完了したと判断して燃料量を減らし、アイドリング回転数を低くする。
図3は、車体カバーの一部が取付けられた自動二輪車の要部を示す右側面図であり、車体から、車体カバー44を構成するサイドカバー58が取り外されるとともに、車体カバー44を構成するフロントシュラウド57が取付けられた状態を示している。
油温センサー25は、側面視でフロントシュラウド57とサイドカバー58との合わせ部59に重なるようにヘッドカバー82に取付けられている。従って、サイドカバー58のみを外すことで、工具にて油温センサー25を回して弛め、フロントシュラウド57の下方から内部に手を挿入して油温センサー25を掴み、取り外すことができ、油温センサー25のメンテナンスを容易に行うことができる。
図4は、油温センサーが取付けられた内燃機関の気筒部とその周囲を示す斜視図である。
内燃機関11の気筒部47の上部に、シリンダーヘッド81とヘッドカバー82とが設けられ、ヘッドカバー82の上部右側部に段部82aが形成され、この段部82aに油温センサー25が上方から取付けられ、油温センサー25の上端部にセンサーコード85が接続されている。
段部82aを形成する下壁82bは右側方に突出し、下壁82bの側面82eは、シリンダーヘッド81の側方に突出する複数のフィン81aと車幅方向でほぼ面一か、あるいはフィン81aよりも車幅方向にわずかに突出している。
センサーコード85は、油温センサー25から上方に延びて、排気装置51の集合管95に取付けられたO2センサー101から上方に延びるセンサーコード102と合流して更に上方に位置するメインハーネス86(図2参照)まで延びている。
図5は、自動二輪車10の要部を示す平面図である。
ヘッドカバー82に取付けられた油温センサー25の前方にはオイルタンク87が配置され、油温センサー25及びオイルタンク87は側方からフロントシュラウド57で覆われ、油温センサー25は更に側方からサイドカバー58で覆われている。なお、符号106は変速機に備えるギヤチェンジペダルである。
図2及び図5において、オイルタンク87を油温センサー25の前方に配置することで、内燃機関11の運転が停止した状態でもシリンダーヘッド81及びヘッドカバー82はオイルタンク87からの輻射熱で保温されるので、内燃機関11を再始動したときに内燃機関11の暖機を早期に完了させることができるとともに暖機が完了したことを油温センサー25で素早く検出することができる。従って、例えば、内燃機関11の再始動時に内燃機関11のファーストアイドル状態を短くすることができ、燃費を向上させることができる。
図6は、内燃機関11を示す右側面図である。
内燃機関11は、この後部に一体的に設けられた変速機12のケースを兼ねるクランクケース46と、このクランクケース46の前部上部から上方に延びるように設けられた気筒部47とを備えた空冷式の動力源であり、気筒部47は、クランクケース46の前部上部に取付けられたシリンダブロック78と、このシリンダブロック78の上部に取付けられたシリンダーヘッド81と、このシリンダーヘッド81の上部に取付けられたヘッドカバー82とからなる。
油温センサー25の軸線25aは、気筒部47内に形成されたシリンダボア(不図示)の中心を通るシリンダ軸線47aに対して車体後方へ距離δだけオフセットしている。
クランクケース46の右側部にはオイルポンプ111が設けられ、このオイルポンプ111に、クランクケース46に形成されたチューブ接続部111aを介して2本のオイルチューブ96,97が接続されている。
ここで、符号113はクランクシャフト、114はクランクシャフト113に取付けられたドライブスプロケット、116はカムシャフト、117はカムシャフト116に取付けられたドリブンスプロケット、118はドライブスプロケット114及びドリブンスプロケット117のそれぞれに掛け渡されたタイミングチェーン、121はクランクシャフトギヤ、122,123は変速機12に備えるメインシャフト及びカウンターシャフト、124はメインシャフト122に取付けられてクランクギヤ121に噛み合うメインシャフトギヤである。
図7は、図6のVII−VII線断面図である。
内燃機関11のオイルポンプ111は、オイルタンク87(図2参照)から内燃機関11の各部にオイルを供給するフィードポンプ131と、内燃機関11の下端部に設けられたオイル溜まり(不図示)に溜まったオイルをオイルタンク87へ戻すスカベンジポンプ132とからなり、これらのフィードポンプ131及びスカベンジポンプ132は共通の回転軸133を有している。回転軸133には、ポンプ側ギヤ134が取付けられ、このポンプ側ギヤ134が、クランクシャフト113の一端部に取付けられたポンプ駆動ギヤ136と噛み合うことで、クランクシャフト113の回転によりポンプ駆動ギヤ136及びポンプ側ギヤ134を介してフィードポンプ131とスカベンジポンプ132とが駆動される。なお、符号137はクランクシャフト113の他端部側に設けられたACゼネレータである。
フィードポンプ131は、オイルタンク87から吸い上げたオイルをクランクケース46に設けられたオイルフィルタ141を介してクランクケース46、シリンダブロック78、シリンダーヘッド81にそれぞれ形成されたオイル通路46c,78c,81cを通じてシリンダーヘッド81とヘッドカバー82とで形成されるオイル溜め部142に圧送し、このオイル溜め部142からカムシャフト116及びその周辺の動弁機構に供給する。
図8は、内燃機関11の気筒部47上部を示す断面図である。
シリンダーヘッド81とヘッドカバー82との合わせ部に形成されたオイル溜め部142は、ヘッドカバー82の段部82aの下方に設けられ、段部82aに取付けられた油温センサー25によってオイル溜め部142に溜められたオイル140の温度が検知される。
油温センサー25、ヘッドカバー82の段部82aの下壁82b、及び段部82aの下方のオイル溜め部142は、シリンダーヘッド81のフィン81aの上方で且つヘッドカバー82の縦壁82cの車幅方向外側に出来るデッドスペースに設けられているため、これらの油温センサー25と、下壁82bと、オイル溜め部142を形成するシリンダーヘッド81側の側壁81pは車幅方向外側(図の右方)への突出量を抑えることができる。
油温センサー25は、工具が掛けられる六角部25cとおねじ部25dとが形成されたセンサー基部25eと、おねじ部25dから突出形成された油温を検知する温度検知部25fと、センサーコード85(図4参照)を接続するために六角部25cの端部に設けられたコネクタ145とからなり、おねじ部25dは、段部82aの下壁82bに形成されためねじ82gにねじ結合され、温度検知部25fは、オイル溜り部142内に挿入された部分である。なお、符号146はオイルの漏れを防止するために下壁82bと六角部25cとの間に設けられたシール部材である。
カムシャフト116は、その両端がシリンダーヘッド81及びヘッドカバー82のそれぞれで挟持された一対のベアリング151,151(一方の符号151は不図示)で回転自在に支持され、カムシャフト116には軸方向に延びるカムオイル通路116aが設けられている。オイル溜め部142は、カムシャフト116側に多量に供給されるオイル140によって満たされ、オイル溜め部142のオイル140は、カムオイル通路116aを通じてカムシャフト116及びカムシャフト116の周辺の動弁装置各部に供給される。
油温センサー25の温度検知部25fの先端面25hは、ヘッドカバー82のシリンダーヘッド81との合せ面82pと同一高さにあり、また、カムオイル通路116aの最も高い通路最高部116cよりも高さHだけ下方に位置している。
従って、例えば、オイル溜め部142内のオイル140に空気等のガスが混入して出来た気泡がオイル溜め部142からカムシャフト116のカムオイル通路116aに移動する場合でも、温度検知部25fの少なくとも先端面25h側の一部が常にオイル140に浸ることになり、オイル140の温度を常に精度良く検知することができる。この結果、例えば、内燃機関11が冷えた状態で始動され、内燃機関11の暖機が行われている場合に、暖機が完了したこと、即ち所定の油温に達したことを油温センサー25で素早く検知することができ、暖機時間を短縮することができる。
特に、一般の空冷式内燃機関では、水冷式内燃機関に比べて運転中の内燃機関の温度が内燃機関各部で大きく異なるとともに、内燃機関停止後の温度変化も内燃機関各部で差が生じやすいため、内燃機関の温度を特定するのが難しく、内燃機関の温度の指標となる油温を検知する油温センサーの取付位置の選定も難しい。
本実施形態では、オイル通路の途中に設けられた容積の大きなオイル溜め部142に油温センサー25を設け、この油温センサー25で、カムシャフト116側に多量に供給されるオイル140で満たされたオイル溜め部142にてオイル140の温度を検知し、更に、内燃機関11の燃焼室に近いシリンダーヘッド81とヘッドカバー82との間に形成されたオイル溜め部142の油温を検知するため、オイル溜め部142のオイル140の温度を内燃機関11の代表温度として特定することができ、例えば、内燃機関11の暖機の状態を表す指標とすることができる。
図9は、ヘッドカバー82の説明図であり、図9(A)はヘッドカバーの要部平面図、図9(B)は図9(A)のB矢視図である。
図9(A)に示すように、ヘッドカバー82の段部82aの下壁82bは、平面視でほぼ台形状に形成され、台形の上底の一端の近傍に、油温センサー25を取付ける座部82jが形成され、この座部82jにめねじ82gが貫通するように形成されている。
図9(B)に示すように、下壁82bは、側面視で上面に凹凸を有するとともに下面が平坦な壁であり、前後方向の中央部に形成された中央凸部82kに座部82jが形成されている。縦壁82cは、中央部が高く、中央部から前方又は後方にいくにつれて次第に低くなる壁である。
図10は、シリンダーヘッド81の要部を示す平面図である。
シリンダーヘッド81の上面81e、詳しくは、ヘッドカバー82(図9(A)参照)との合わせ面81mには、オイル溜め部142(図8参照)を形成するためのオイル溜め凹部81fが形成され、このオイル溜め凹部81fの隅部にオイル通路81cが開口している。オイル溜め凹部81fは、その輪郭が車体前後方向に長く形成されているので、オイル溜め部142の容積を確保しながら、オイル溜め部142が側方(図の下方)に大きく膨出するのを防止することができ、内燃機関11(図6参照)の気筒部47(図6参照)の幅の大型化を抑えることができる。なお、符号155はシリンダーヘッド81とヘッドカバー82とを位置決めするためにシリンダーヘッド81に取付けられたノックピンである。
図8に戻って、ヘッドカバー82の下面、詳しくは合わせ面82pにも、上記のオイル溜め凹部81fとでオイル溜め部142を形成するために、平面視でオイル溜め凹部81fと同様な輪郭を有するオイル溜め凹部82mが形成されている。
図11は、図10のXI−XI線断面図である。
シリンダーヘッド81のオイル溜め凹部81fは、その底面81hに一段高くなった隆起部81jが形成され、この隆起部81jの上面81kにオイル通路81cが開口している。このように、オイル通路81cを隆起部81jの上面81kに開口させることで、例えば、オイルに混入した異物がオイル通路81cを通じてオイル溜め部142(図8参照)に進入した際に、異物をオイル溜り凹部81fの底面81hに自重で落下させてとどめておくことができ、オイル溜め部142のオイルの下流側であるカムシャフト116(図8参照)側へ異物が移動するのを防止することができる。
仮に、隆起部81jが形成されておらず、オイル溜め凹部81fの底面81hにオイル通路81cが開口する構造であると、異物はオイル溜め部142内のオイルの流れに乗ってカムシャフト116のカムオイル通路116aから動弁機構の各部に至る可能性が高くなる。
以上の図2、図3、図4及び図5に示したように、クランクケース46から上方に突出する気筒部47にオイルの温度を検知する油温センサー25が取付けられる内燃機関11の油温センサー取付け構造において、気筒部47の上部は車体カバー44で側方から覆われ、気筒部47の上部を構成するシリンダーヘッド81上にヘッドカバー82が設けられ、このヘッドカバー82の上部に周囲よりも下方に位置し且つ側方に突出する低位置部としての段部82aが形成され、この段部82aに且つ車体カバー44の車幅方向内方に油温センサー25が取付けられているので、油温センサー25を側方から車体カバー44で覆って保護することができ、特別に保護部材を設けなくてもよい。従って、コストを低減することができる。また、ヘッドカバー82の上部に形成された段部82aに油温センサー25を取付けることで、油温センサー25が段部82aの上部に配置され、段部82a、詳しくは、段部82aの下壁82bで油温センサー25を下方からも保護することができる。このように、段部82a及び上記した既存の車体カバー44のような簡易な構造で油温センサー25を保護することができる。
また、油温センサー25が車体カバー44で覆われて外部に露出しなくなり、外観性を向上させることができる。更に、油温センサー25は、段部82aに上方から取付けることが可能になり、側方に大きく突出しないので、車体カバー44を内燃機関11に近づけて配置することができ、車体の小型化・スリム化を図ることができる。
また、図6、図7及び図8に示したように、シリンダーヘッド81に設けられたカムシャフト116の一端部にカムシャフト116への回転力がクランクシャフト113側から伝えられるドリブンスプロケット117が設けられ、このドリブンスプロケット117の側方で且つカムシャフト116を支持する軸受け部としての一方のベアリング151の周囲近傍に油温センサー25が配置されているので、ドリブンスプロケット117の側方で且つベアリング151の周囲近傍に出来るデッドスペースを有効利用することができ、油温センサー25の側方への張り出しを防止することができる。
また、図8に示したように、油温センサー25の温度検知部25fは、カムシャフト116に形成されたカムオイル通路116aの端部に臨む上下に拡大されたオイル溜め部142に設けられているので、カムシャフト116に供給される多量のオイル140でオイル溜め部142を常に満たすことが可能になるため、そのオイル溜め部142のオイル140の温度を精度良く検知することができ、内燃機関11のファーストアイドル等を精度良く制御することができる。
また、油温センサー25の温度検知部25fは、カムシャフト116のカムオイル通路116aの上端(通路最高部116c)より下方に位置するので、カムオイル通路116aやオイル溜め部142の上部に気泡が溜まっても、その気泡の影響を受けずに油温センサー25の温度検知部25fで油温を検知することができ、オイル140の温度検知の精度をより向上させることができる。
また、図3に示したように、車体カバー44は、車体前後方向に2分割されたカバーとしてのフロントシュラウド57及びサイドカバー58を備え、これらのフロントシュラウド57とサイドカバー58との分割位置近傍に油温センサー25が設けられているので、一方のカバー(例えば、サイドカバー58)の取り外しにより容易に油温センサー25のメンテナンスが行え、且つフロントシュラウド57とサイドカバー58との分割位置近傍に油温センサー25が設けられるため、フロントシュラウド57、サイドカバー58のどちら側からでもメンテナンスが可能になり、整備性を向上させることができる。
また、図2、図4及び図5に示したように、油温センサー25に接続されたセンサーコード85は、油温センサー25から上方に延びるとともに車体フレーム13、詳しくは、メインフレーム91に沿うように配置されたメインハーネス86に接続され、油温センサー25及びセンサーコード85が車体前方から補機としてのオイルタンク87により覆われているので、例えば、車体前方からのセンサーコード85への干渉物等に備えて油温センサー25上端からメインハーネス86までのセンサーコード85の長さに余裕を持たせる必要がなく、センサーコード85を短くすることができる。
また、補機は、オイルを溜めるオイルタンク87であるので、オイルタンク87からの輻射熱により内燃機関11の停止後も内燃機関11が保温されるため、内燃機関11の燃焼室に供給される燃料の霧化が促進されて内燃機関11の始動性を向上させることができる。また、特に油温センサー25の取付位置やその近傍の内燃機関11が保温されるので、内燃機関11を再始動した際に内燃機関11内を循環するオイルの温度の低下を抑えることができ、内燃機関11の暖機状態を、油温センサー25で検知されるオイルの温度を介して精度良く把握することができる。従って、内燃機関11の暖機が完了した時点を油温センサー25で素早く検知することができ、暖機運転を短くすることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
11 内燃機関
13 車体フレーム
25 油温センサー
25f 温度検知部
44 車体カバー
46 クランクケース
47 気筒部
57 フロントシュラウド(カバー)
58 サイドカバー(カバー)
81 シリンダーヘッド
82 ヘッドカバー
82a 段部(低位置部)
85 センサーコード
86 メインハーネス
87 オイルタンク(補機)
91 メインフレーム
113 クランクシャフト
116 カムシャフト
116a カムオイル通路(オイル通路)
117 ドリブンスプロケット
142 オイル溜め部
151 ベアリング(軸受け部)

Claims (10)

  1. クランクケース(46)から上方に突出する気筒部(47)にオイルの温度を検知する油温センサー(25)が取付けられる内燃機関の油温センサー取付け構造において、
    記気筒部(47)の上部を構成するシリンダーヘッド(81)上にヘッドカバー(82)が設けられ、このヘッドカバー(82)の上部に周囲よりも下方に位置し且つ側方に突出する低位置部(82a)が形成され、この低位置部(82a)に前記油温センサー(25)が取付けられ
    前記シリンダーヘッド(81)に設けられたカムシャフト(116)の一端部に前記カムシャフト(116)への回転力がクランクシャフト(113)側から伝えられるドリブンスプロケット(117)が設けられ、このドリブンスプロケット(117)の側方で且つ前記カムシャフト(116)を支持する軸受け部(151)の周囲近傍に前記油温センサー(25)が配置され、
    前記油温センサー(25)の温度検知部(25f)は、前記カムシャフト(116)に形成されたオイル通路(116a)の端部に臨む上下に拡大されたオイル溜め部(142)に設けられていることを特徴とする内燃機関の油温センサー取付け構造。
  2. 前記気筒部(47)の上部は車体カバー(44)で側方から覆われ、前記車体カバー(44)の車幅方向内方に前記油温センサー(25)が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  3. 前記油温センサー(25)の前記温度検知部(25f)は、前記カムシャフト(116)の前記オイル通路(116a)の上端より下方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  4. 前記車体カバー(44)は、車体前後方向に2分割されたカバー(57,58)を備え、これらのカバー(57,58)の分割位置近傍に前記油温センサー(25)が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  5. 前記油温センサー(25)に接続されたセンサーコード(85)は、前記油温センサー(25)から上方に延びて車体フレーム(13)に沿ってメインハーネス(86)に接続され、前記油温センサー(25)及び前記センサーコード(85)が車体前方から補機(87)により覆われていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  6. 前記補機は、前記オイルを溜めるオイルタンク(87)であることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  7. 前記シリンダーヘッド(81)の前記ヘッドカバー(82)との合わせ面(81m)には、前記オイル溜め部(142)を形成するためのオイル溜め凹部(81f)が形成され、このオイル溜め凹部(81f)の隅部に、オイルポンプ(111)からオイルが圧送されるオイル通路(81c)が開口していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  8. 前記オイル溜め凹部(81f)は、その底面(81h)に一段高くなった隆起部(81j)が形成され、この隆起部(81j)の上面に前記オイル通路(81c)が開口していることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  9. 前記低位置部(82a)の下壁(82b)は、平面視でほぼ台形状に形成され、台形の上底の一端の近傍に、前記油温センサー(25)が取付けられる座部(82j)が形成され、この座部(82j)に、前記油温センサー(25)に備えるおねじ部がねじ結合するめねじ(82g)が貫通するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
  10. 前記油温センサー(25)の軸線(25a)は、前記気筒部(47)のシリンダ軸線(47a)に対して車体後方へオフセットしていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の内燃機関の油温センサー取付け構造。
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