JP4989570B2 - 空冷エンジン - Google Patents
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Description
クランクケースと、摺動するピストンを内部に収容するシリンダブロックと、吸気通路に連通する吸気ポートを有し燃焼室が形成されているシリンダヘッドと、を備えたエンジンと、吸気通路側方に配置される燃料ポンプ、スロットルバルブ駆動機構、スロットルボディ制御装置を含むエンジン補機と、前記シリンダヘッドの吸気ポートの開口部と同じ壁面に支持され、平面視にて前記吸気通路に対し前記エンジン補機と同じ側に配置され前記燃焼室の状態を検知する検知器と、を備えた空冷エンジンにおいて、前記検知器は油温センサであり、前記油温センサは、シリンダヘッド外壁と交差する軸を備え、前記油温センサの軸の外端は車体中央に向けて傾けて配置され、前記シリンダヘッドにおいて、吸気ポートの開口面と、前記油温センサの取付け座面とが平行にされていることを特徴とする空冷エンジンである。
前記シリンダヘッドの外壁には、垂直方向に突出する空冷フィンを備えつつ、空冷フィンの一部を不連続としてフィン不存在部が形成され、前記油温センサは、前記フィン不存在部に配置されていることを特徴とする。
前記燃焼室の温度測定のためのオイル溜まりの底面と油温センサの先端の検知部との間に所定の間隔が設けられていることを特徴とする。
前記吸気ポートの開口は、前記シリンダヘッドの後面に設けられ、前記油温センサは前記シリンダヘッドの後面に設けられ、前記フィン不存在部の下方に前記空冷フィンのうちの最下フィンが配置され、同最下フィンに水抜き孔が設けられることを特徴とする。
前記シリンダヘッドの外壁には、前記エンジンを車体フレームに支持するエンジンハンガーを備え、前記エンジンハンガーの下方に前記フィン不存在部が形成されることを特徴とする。
油温センサを、排気側から離して常温の吸気ポートおよび吸気通路に隣接して配置してあるので、熱の影響を避けることができ、また、油温センサの外端を車体中央に向けて傾けて配置してあるので、シリンダヘッドから吸気通路の上流側への突出量を小さくし、エンジン補機をシリンダブロック及びシリンダヘッドに近づけることができる。油温センサの軸は、シリンダヘッド外壁と交差するが、シリンダヘッドの外壁を貫通していても、貫通していなくても、どちらでも良い。
また、吸気ポート開口面と検出器の取付け座面とを平行にしてあるので、穴あけ加工およびネジ加工の際に、シリンダヘッドの固定位置を変更する必要がないので、シリンダヘッドの加工性が向上する。
上記油温センサは、動弁機構を潤滑したオイルの温度を検知することによって、請求項1に記載した燃焼室の温度を間接的に検知することができる。油温センサは、フィン不存在部に設けられるので、油温センサで検出される油の冷却が防がれ、精度良く燃焼室温度を検出することができる。
上記オイル溜まりの底部に砂などが詰まった場合でも、温度センサの検知部に異物が触れないので、簡易な構成で検知精度を高めることができる。
空冷フィンを不連続としてフィン不存在部を形成した場合であっても最下フィンを残しておくことによってシリンダヘッドの強度を保つことができる。
油温センサは吸気ポートの開口と同じく前傾シリンダの後面に設けられる。前傾シリンダの後面のフィンには水が溜まり易い。このため簡易な構成で溜まった水を抜くことができる。
油温センサは、エンジンハンガー及び周囲の空冷フィンによって保護される。
エンジンハンガーという蓄熱部を温度センサの近くに有し、かつ冷却作用のある空冷フィンが除去されているので、温度センサによって検知されるオイルの温度を高く維持することができ、燃焼室温度をより正確に推定することができる。
(1)油温センサ70を、排気側から離して常温の吸気ポート44および吸気通路に隣接して配置してあるので、熱の影響を避けることができる。また、油温センサ70の外端を車体中央に向けて傾けて配置してあるので、シリンダヘッド38から吸気通路の上流側への突出量を小さくし、エンジン補機をシリンダブロック37及びシリンダヘッド38に近づけた場合でも油温センサ70との干渉を避けることができる。なお、油温センサ70の軸は、シリンダヘッド外壁と交差するが、シリンダヘッドの外壁を貫通していても、貫通していなくても、どちらでも良い。貫通しない場合は、シリンダヘッドの外壁の壁体温度を測って、燃焼室の温度を推定することになる。
(2)上記油温センサ70は、動弁機構48を潤滑したオイルの温度を検知することによって、燃焼室43の温度を間接的に検知することができる。
(3)オイル溜まり69の底面と油温センサ70の先端の検知部との間に間隔dが設けてあるので、オイル溜まり69の底部に異物が詰まった場合でも、油温センサ70の検知部70aに異物が触れないので、検知精度を高めることができる。
(4)最下フィン71aを残しておくことによってシリンダヘッド38の強度を保つことができる。油温センサ70は吸気ポート44の開口と同じく前傾シリンダの後面に設けられており、前傾シリンダの後面のフィンには水が溜まり易い。このため水抜き孔71bが設けてあり、溜まった水を抜くことができる。
(5)スロットルボディ54の取付座面と油温センサ70の取付け座面とを平行にしてあるので、穴あけ加工およびネジ加工の際に、シリンダヘッドの固定位置を変更する必要がなく、したがってシリンダヘッド38の加工性が向上する。
(6)油温センサ70の近くに蓄熱性の大きいエンジンハンガーを有し、かつ冷却作用のある空冷フィン71が除去されているので、油温センサ70によって検知されるオイルの温度を高く維持することができ、燃焼室43の温度をより正確に推定することができる。
Claims (5)
- クランクケース(26R,26L)と、摺動するピストン(42)を内部に収容するシリンダブロック(37)と、吸気通路に連通する吸気ポート(44)を有し燃焼室(43)が形成されているシリンダヘッド(38)と、を備えたエンジン(1)と、
吸気通路側方に配置される燃料ポンプ(76)、スロットルバルブ駆動機構(78)、スロットルボディ制御装置(79)を含むエンジン補機と、
前記シリンダヘッド(38)の吸気ポート(44)の開口部と同じ壁面に支持され、平面視にて前記吸気通路に対し前記エンジン補機と同じ側に配置され前記燃焼室の状態を検知する検知器と、
を備えた空冷エンジンにおいて、
前記検知器は油温センサ(70)であり、
前記油温センサ(70)は、シリンダヘッド外壁と交差する軸(70x)を備え、
前記油温センサ(70)の軸(70x)の外端は車体中央に向けて傾けて配置され、
前記シリンダヘッド(38)において、吸気ポート(44)の開口面と、前記油温センサ(70)の取付け座面とが平行にされていることを特徴とする空冷エンジン。 - 前記シリンダヘッド(38)の外壁には、垂直方向に突出する空冷フィン(71)を備えつつ、空冷フィン(71)の一部を不連続としてフィン不存在部(71c)が形成され、
前記油温センサ(70)は、前記フィン不存在部(71c)に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空冷エンジン。 - 前記燃焼室(43)の温度測定のためのオイル溜まり(69)の底面と油温センサ(70)の先端の検知部(70a)との間に所定の間隔(d)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空冷エンジン。
- 前記吸気ポート(44)の開口は、前記シリンダヘッド(38)の後面に設けられ、前記油温センサ(70)は前記シリンダヘッド(38)の後面に設けられ、
前記フィン不存在部(71c)の下方に前記空冷フィン(71)のうちの最下フィン(71a)が配置され、同最下フィン(71a)に水抜き孔(71b)が設けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空冷エンジン。 - 前記シリンダヘッド(38)の外壁には、前記エンジンを車体フレームに支持するエンジンハンガー(65)を備え、前記エンジンハンガー(65)の下方に前記フィン不存在部(71c)が形成されることを特徴とする請求項2に記載の空冷エンジン。
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