JP2015178815A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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小澤  正和
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Abstract

【課題】本発明の課題は、部品点数を削減し、副流路を容易に構成でき、組立性を向上させると共に、スロットルボディとエンジンとを接続するパイプ部材の大型化を抑えることができる鞍乗型車両を提供することにある。【解決手段】パイプ部材は、前フランジと後フランジとを有する。前フランジは、シリンダに取り付けられる。後フランジは、スロットルボディに取り付けられる。第1締結部材は、シリンダと前フランジとを締結する。スロットルボディの少なくとも一部は、車両平面視においてクランクケースと重なる。スロットルボディは、後フランジに接続される接続部を有する。スロットルボディの接続部と後フランジとの少なくとも一方は、吸気を導入するための溝を有する。後フランジは、車両側面視において、第1締結部材の軸線方向に延びる第1締結部材の延長線に重なる。後フランジは、第1締結部材の軸線方向から視て、第1締結部材に重ならない。【選択図】図8

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
周知のように、鞍乗型車両の吸気系は、外気がエアクリーナに吸い込まれた後にスロットルボディを介してシリンダに流入するように構成されている。スロットルボディとシリンダとは、パイプ部材で接続されている。パイプ部材の形状や接続方法は、車両の型によって下記のように異なる。
例えば特許文献1に開示される所謂アンダーボーン型車両では、乗降を容易にするための乗降空間がシートの前方に形成されるように、メインフレームがヘッドパイプから後方かつ下方に向けて延びている。そして、メインフレームの下方の狭いスペースにエンジンが搭載されている。このため、エンジンは、上下方向の寸法を小さく抑えるように構成されている。具体的には、シリンダの軸線は前後方向に向けられ、シリンダはクランクケースの前端部に接続されている。スロットルボディは、車両側面視においてエンジンとメインフレームとの間に配置されている。スロットルボディとシリンダとは、パイプ部材によって接続されている。スロットルボディとパイプ部材との接続部は、シリンダとパイプ部材との接続部の中心軸よりも前方に位置している。このため、スロットルボディとパイプ部材との接続部は、後方かつ下方に向けられている。またシリンダとパイプ部材との接続部は上方に向けられている。
このような配置構成により、パイプ部材は、スロットルボディ側の端部からシリンダ側の端部に向かって曲げられている。そして、パイプ部材のスロットルボディ側の端部に形成されたフランジに対して、シリンダ側の端部に形成されたフランジが傾いている。このような構成により、スロットルボディ側のフランジはスロットルボディの接続部にボルトによって接続されている。また、シリンダ側のフランジは、シリンダの接続部にボルトによって接続されている。
特許文献1の車両においては、パイプ部材のスロットルボディ側のフランジに溝が形成されている。溝は、スロットルボディの上流から抽気した吸気をスロットルボディの下流に導くための副流路として利用されている。
一方、例えば特許文献2に開示される所謂スポーツ型車両では、アンダーボーン型車両のような乗降空間が形成されずに、シートの前方に燃料タンクが配置されており、燃料タンクの下方にエンジンが配置されている。エンジンは、アンダーボーン型車両に比べて前後方向の寸法を小さく抑えるように、配置されている。具体的には、シリンダ軸線が上下方向に向けられ、シリンダは、クランクケースの上部における前方に接続されている。スロットルボディは、シリンダの後方に配置されており、スロットルボディとシリンダとは、パイプ部材で接続されている。そして、パイプ部材のスロットルボディ側の端部にはフランジが形成されており、このフランジがシリンダの接続部にボルトで接続されている。一方、パイプ部材のシリンダ側の端部にはゴム製の接続管が設けられており、この接続管がスロットルボディの接続部に被せられた状態で、バンドによって固定されて接続されている(特許文献2の図2参照)。
特開2009−162065号公報 特開2010−7646号公報
しかしながら、従来の技術では、ゴム製の接続管とバンドとが必要になるため、部品点数が多くなるという不具合がある。また、ゴム製の接続管がスロットルボディの接続部やパイプ部材の端部に被さっているため、上記のような副流路を構成し難いという不具合もある。これらの不具合を解消する手段として、スポーツ型車両においても、パイプ部材とスロットルボディとをフランジで接続する構成が考えられる。
ところが、スポーツ型車両においては、パイプ部材で接続されるシリンダとスロットルボディとが、前後に配置されている。このため、パイプ部材のスロットルボディ側の端部にフランジ(以下、「後フランジ」と言う。)を設けると、シリンダ側の端部のフランジ(以下、「前フランジ」と言う。)と後フランジとがパイプ部材の中心軸方向で重なる。このため、前フランジを締結するボルトの延長線(ツールパス)上に、後フランジが重なり、組立が困難になるという問題がある。特に、後フランジに副流路を形成する場合には、後フランジの面積が大きくなることにより、組立がさらに困難になるという問題がある。
また、パイプ部材の後フランジが締結部材のツールパスに重ならないようにするために、前フランジを大きくすることが考えられる。しかし、この場合、パイプ部材が大型化することで、重量が増大するという問題がある。また、前フランジとシリンダとの間にシール部材が設けられる場合には、前フランジが大きくなることによって、締結部材による固定位置とシール部材との間の距離が大きくなる。この場合、シール部材を挟む力が低下することで、シール性が低下するという問題がある。
そこで、本発明の課題は、部品点数を削減し、副流路を容易に構成でき、組立性を向上させると共に、スロットルボディとエンジンとを接続するパイプ部材の大型化を抑えることができる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、エンジンと、スロットルボディと、パイプ部材と、第1締結部材と、を備える。エンジンは、シリンダとクランクケースとを有する。クランクケースは、シリンダの下部に接続されており、後方へ延びる。スロットルボディは、シリンダの後方に配置され、エンジンへ導入される吸気の流量を調整する。パイプ部材は、シリンダとスロットルボディとを接続する。パイプ部材は、前フランジと後フランジとを有する。前フランジは、シリンダに取り付けられる。後フランジは、スロットルボディに取り付けられる。第1締結部材は、シリンダと前フランジとを締結する。スロットルボディの少なくとも一部は、車両平面視においてクランクケースと重なる。スロットルボディは、後フランジに接続される接続部を有する。スロットルボディの接続部と後フランジとの少なくとも一方は、吸気を導入するための溝を有する。後フランジは、車両側面視において、第1締結部材の軸線方向に延びる第1締結部材の延長線に重なる。後フランジは、第1締結部材の軸線方向から視て、第1締結部材に重ならない。なお、ここでいう「車両側面視」は、後フランジと第1締結部材とに着目して他の部材を透過して見ることを意味する。
本態様に係る鞍乗型車両では、スロットルボディは、フランジ接続によってパイプ部材に接続される。このため、部品点数を削減することができると共に、副流路を容易に構成することができる。また、パイプ部材の後フランジは、第1締結部材の軸線方向から視て、第1締結部材に重ならない。すなわち、後フランジは第1締結部材のツールパスに重ならない。このため、鞍乗型車両の組立性を向上させることができる。さらに、前フランジの大型化を抑えつつ、後フランジが第1締結部材のツールパスに重ならないようにすることができるので、パイプ部材の大型化を抑えることができる。
好ましくは、鞍乗型車両は、シリンダと前フランジとを締結する第2締結部材をさらに備える。第1締結部材と第2締結部材とは、パイプ部材の周方向において互いに異なる位置に配置される。後フランジは、車両側面視において、第2締結部材の軸線方向に延びる第2締結部材の延長線に重なる。後フランジは、第2締結部材の軸線方向から視て、第2締結部材に重ならない。この場合、第1締結部材と第2締結部材とによって、シリンダと前フランジとを強固に締結することができる。また、後フランジは、第2締結部材のツールパスに重ならないので、組立性を向上することができる。
好ましくは、第1締結部材は、パイプ部材の中心軸線に対して、上方、且つ、第1側方に配置される。第2締結部材は、パイプ部材の中心軸線に対して、下方、且つ、第2側方に配置される。第1側方は、左右の側方のうちの一方である。第2側方は、第1側方の反対側である。この場合、第1締結部材と第2締結部材とによって、シリンダと前フランジとを強固に締結することができる。
好ましくは、鞍乗型車両は、第3締結部材と第4締結部材とをさらに備える。第3締結部材と第4締結部材とは、スロットルボディと後フランジとを締結する。後フランジは、第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とを有する。第3締結部材は、第1後フランジ孔に通される。第4締結部材は、第2後フランジ孔に通される。第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とは、パイプ部材の周方向において互いに異なる位置に配置される。第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とは、第1締結部材の軸線方向から視て、第1締結部材に重ならない。第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とは、第2締結部材の軸線方向から視て、第2締結部材に重ならない。
この場合、第3締結部材と第4締結部材とによって、スロットルボディと後フランジとを強固に締結することができる。また、第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とは、第1締結部材のツールパスに重ならない。さらに、第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とは、第2締結部材のツールパスに重ならない。このため、組立性を向上させることができる。
好ましくは、第1締結部材は、パイプ部材の中心軸線に対して、上方、且つ、第1側方に配置される。第2締結部材は、パイプ部材の中心軸線に対して、下方、且つ、第2側方に配置される。第1後フランジ孔は、パイプ部材の中心軸線に対して、上方、且つ、第2側方に配置される。第2後フランジ孔は、パイプ部材の中心軸線に対して、下方、且つ、第1側方に配置される。第1側方は、左右の側方のうちの一方である。第2側方は、第1側方の反対側である。この場合、シリンダとスロットルボディとに、パイプ部材を強固に締結することができる。また、第1締結部材と第2締結部材とに対して、第3締結部材と第4締結部材との配置領域がそれぞれ異なるので、第1締結部材と第2締結部材のツールパスが確保し易い。
好ましくは、鞍乗型車両は、吸気に向けて燃料を噴射する燃料噴射装置をさらに備える。パイプ部材は、燃料噴射装置取付部を有する。燃料噴射装置取付部には、燃料噴射装置が取り付けられる。第1締結部材の軸線方向から見て、溝の少なくとも一部と燃料噴射装置取付部の少なくとも一部とが重なっている。この場合、溝と燃料噴射装置取付部とは、第1締結部材のツールパスを制約する要素となりうるため、これらの少なくとも一部が、第1締結部材の軸線方向から見て互いに重なっていることで、第1締結部材の配置の自由度を向上させることができる。
好ましくは、鞍乗型車両は、エアクリーナと接続管部とをさらに備える。エアクリーナは、シリンダの後方に配置される。接続管部は、スロットルボディとエアクリーナとを接続する。パイプ部材の中心軸線の長さは、接続管部の中心軸線の長さと、スロットルボディの中心軸線の長さとの合計よりも短い。この場合、パイプ部材を小型化することができるので、シリンダの後方、かつクランクケースの上方の狭いスペースを有効に利用することができる。また、このような短いパイプ部材では、一方のフランジに対して他方のフランジ或いは通路が傾いていたとしても双方のフランジが重なり易い。しかしながら、第1締結部材のツールパスが確保されるため、組立性を向上させることができる。
好ましくは、後フランジは、第1締結部材の軸線方向から視て、第1締結部材に重ならないように凹んだ凹部を有する。この場合、後フランジは第1締結部材のツールパスに重ならない。このため、鞍乗型車両の組立性を向上させることができる。
本発明によれば、スロットルボディを小型化し、組立性を向上させると共に、スロットルボディとエンジンとを接続するパイプ部材の大型化を抑えることができる鞍乗型車両を提供することができる。
鞍乗型車両の側面図である。 燃料供給系の拡大側面図である。 燃料供給系の拡大上面図である。 スロットルボディとパイプ部材との斜視図である。 スロットルボディの正面図である。 スロットルボディの背面図である。 パイプ部材の側面図である。 パイプ部材の背面図である。 パイプ部材の側面図である。 第1変形例に係るパイプ部材を示す背面図である。 第2変形例に係るパイプ部材を示す背面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、鞍乗型車両1の側面図である。以下の説明において、前、後、左、右は、鞍乗型車両1に乗車したライダー
から見た前、後、左、右を意味するものとする。鞍乗型車両1は、所謂スポーツ型車両である。鞍乗型車両1は、燃料タンク2と、シート3と、エンジン4と、車体フレーム5と、を備えている。
燃料タンク2とシート3とエンジン4とは、車体フレーム5に支持されている。燃料タンク2は、シート3の前方に配置されている。エンジン4は、燃料タンク2の下方に配置されている。
鞍乗型車両1は、ヘッドパイプ6と、フロントフォーク7と、前輪8と、ハンドル9と、ヘッドライトユニット10とを備えている。ヘッドパイプ6は、燃料タンク2の前方に配置されている。ヘッドパイプ6は、図示しないステアリングシャフトを回転可能に支持している。フロントフォーク7は、ステアリングシャフトの下部に接続されている。前輪8は、フロントフォーク7に回転可能に支持されている。ハンドル9は、ステアリングシャフトの上部に接続されている。ヘッドライトユニット10は、ヘッドパイプ6の前方に配置されている。
鞍乗型車両1は、スイングアーム11と後輪12とを備える。スイングアーム11は、車体フレーム5から後方へ延びている。スイングアーム11は、上下に揺動可能に車体フレーム5に接続されている。後輪12は、スイングアーム25の後部に回転可能に支持されている。
エンジン4は、シリンダ13とクランクケース14とを有する。シリンダ13は、内部に燃焼室を有する。シリンダ13は、シリンダヘッド131とシリンダブロック132とを有する。シリンダヘッド131は、シリンダブロック132の上方に配置されている。シリンダ軸線は、上下方向を向くように配置されている。なお、シリンダ軸線が上下方向を向くとは、シリンダ軸線が上下方向に平行であることに限らず、シリンダ軸線と上下方向との間の角度が45度より小さいことを含む。クランクケース14は、シリンダ13の下方に配置されている。クランクケース14は、シリンダ13の下部に接続されており、後方へ延びている。
本実施形態において、エンジン4は、空冷式エンジンである。シリンダ13の表面には複数の冷却フィン133が設けられている。ただし、エンジンは、空冷式に限らず、水冷式、或いは、油冷式のエンジンであってもよい。なお、図1においては、複数の冷却フィン133の1つのみに符号133を付して、他の冷却フィン133の符号は省略している。本実施形態において、エンジン4は、単気筒エンジンである。ただし、エンジンは、単気筒に限らず、複数の気筒を備えるエンジンであってもよい。
鞍乗型車両1は、燃料供給系15を備えている。図2は、燃料供給系15の拡大側面図である。図3は、燃料供給系15の拡大上面図である。燃料供給系15は、エアクリーナ21と、接続管部22と、スロットルボディ23と、パイプ部材24と、燃料噴射装置25と、を有する。エアクリーナ21は、シリンダ13の後方に配置されている。エアクリーナ21は、燃料タンク2の下方に配置されている。接続管部22は、スロットルボディ23とエアクリーナ21とを接続する。接続管部22は、エアクリーナ21から前方へ突出している。
スロットルボディ23は、エンジン4へ導入される吸気の流量を調整する。スロットルボディ23は、シリンダ13の後方に配置されている。スロットルボディ23は、燃料タンク2の下方に配置されている。スロットルボディ23は、シリンダ13とエアクリーナ21との間に配置されている。スロットルボディ23の少なくとも一部は、クランクケース14の上方に配置されている。すなわち、スロットルボディ23の少なくとも一部は、車両平面視においてクランクケース14と重なる。このように、スロットルボディ23の少なくとも一部は、シリンダ13の後方、かつクランクケース14の上方の狭いスペースに配置されている。
パイプ部材24は、シリンダ13とスロットルボディ23とを接続する。パイプ部材24は、シリンダ13の後方に配置されている。パイプ部材24は、パイプ本体31と、前フランジ32と、後フランジ33とを有する。前フランジ32は、シリンダ13に取り付けられる。後フランジ33は、スロットルボディ23に取り付けられる。パイプ本体31は、前フランジ32と後フランジ33との間に位置する。パイプ本体31は、前フランジ32と後フランジ33とを接続している。パイプ部材24の中心軸線P1の長さは、接続管部22の中心軸線P2の長さと、スロットルボディ23の中心軸線の長さP3との合計よりも短い。
燃料噴射装置25は、吸気に向けて燃料を噴射する。燃料噴射装置25は、パイプ部材24の上方に配置されている。燃料噴射装置25は、パイプ部材24に取り付けられている。
図4は、スロットルボディ23とパイプ部材24との斜視図である。図5は、スロットルボディ23の正面図である。図6は、スロットルボディ23の背面図である。スロットルボディ23は、本体部41と、プーリー42と、スロットルセンサ部43とを有する。本体部41は、弁体44を有する。弁体44は、スロットルボディ23内の吸気通路に配置される。スロットルボディ23は、弁体44の開度を調整することで、エンジン4へ導入される吸気の流量を調整する。
スロットルセンサ部43は、本体部41の第1側方に配置されている。プーリー42は、本体部41の第2側方に配置されている。第1側方は、左右の側方の一方であり、第2側方は、第1側方の反対側である。本実施形態において、第1側方は右方であり、第2側方は左方である。
図2及び図3に示すように、プーリー42には、スロットルワイヤ45が巻回されている。スロットルワイヤ45の動作に応じてプーリー42が回転することにより、弁体44の開度が変更される。スロットルボディ23にはワイヤブラケット46が取り付けられている。ワイヤブラケット46は、プーリー42の上方に配置されている。ワイヤブラケット46は、スロットルワイヤ45を支持する。なお、プーリー42と本体部41との間には、弾性部材51が配置されている。弾性部材51は、例えばコイルスプリングである。弾性部材51は、弁体44を閉じる方向にプーリー42を付勢している。
スロットルセンサ部43は、弁体44の開度を検知する。スロットルセンサ部43は、弁体44の開度に応じた検出信号を、図示しない制御部に入力する。
図5に示すように、本体部41は、第1接続部47を有する。第1接続部47は、本体部41における前方に設けられている。図6に示すように、本体部41は、第2接続部48を有する。第2接続部48は、本体部41における後方に設けられている。第2接続部48は、筒状の形状を有する。第2接続部48には、上述した接続管部22が接続される。
図5に示すように、第1接続部47は、吸気を導入するための溝471を有する。溝471は、本体部41に設けられた孔411と共に、副流路49を構成する。副流路49は、弁体44の上流側と下流側とをバイパスしている。副流路49は、アクチュエータによって開閉自在であり、例えば、エンジン4の始動時には、副流路49が開かれることにより、弁体44の開度に応じた量よりも吸気量が増大する。
第1接続部47は、シール溝472を有する。シール溝472は、スロットルボディ23の吸気通路と溝471の周囲を囲むように配置されている。シール溝472には、図示しないシール部材が配置される。シール部材は、ゴムなどの弾性部材製である。
図5に示すように、第1接続部47は、第1スロットルボディ孔473と第2スロットルボディ孔474とを有する。第1スロットルボディ孔473と第2スロットルボディ孔474とは、本体部41を貫通している。第1スロットルボディ孔473と第2スロットルボディ孔474との軸線方向から見て、第1スロットルボディ孔473と第2スロットルボディ孔474とは、シール溝472の外方に配置されている。
詳細には、第1スロットルボディ孔473は、スロットルボディ23内の吸気通路の中心軸線に対して第1側方に位置している。第2スロットルボディ孔474は、スロットルボディ23内の吸気通路の中心軸線に対して第2側方に位置している。第1スロットルボディ孔473は、スロットルボディ23内の吸気通路の中心軸線に対して下方に位置している。第2スロットルボディ孔474は、スロットルボディ23内の吸気通路の中心軸線に対して上方に位置している。
第1接続部47は、第1副流路構成部475を有する。第1副流路構成部475は、スロットルボディ23内の吸気通路の上方に位置している。第1副流路構成部475は、スロットルボディ23内の吸気通路の中心軸線の上に位置している。上述した溝471は、第1副流路構成部475に設けられている。
図7は、パイプ部材24の側面図である。図8は、パイプ部材24の背面図である。図8に示すように、前フランジ32は、第1前固定部321と第2前固定部322とを有する。第1前固定部321と第2前固定部322とは、前フランジ32のうちの他の部位に比べて、パイプ本体31から大きく突出している。第1前固定部321は、第1前フランジ孔323を有する。第2前固定部322は、第2前フランジ孔324を有する。第1前フランジ孔323と第2前フランジ孔324とは、前フランジ32を貫通している。第1前フランジ孔323には、第1締結部材61が通される。第2前フランジ孔324には、第2締結部材62が通される。第1締結部材61と第2締結部材62とは、ボルトであり、シリンダ13と前フランジ32とを締結する。第1締結部材61と第2締結部材62とは、パイプ部材24の周方向において互いに異なる位置に配置される。
詳細には、第1前フランジ孔323は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方に配置される。第1前フランジ孔323は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第1側方に配置される。第2前フランジ孔324は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方に配置される。第2前フランジ孔324は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第2側方に配置される。従って、第1締結部材61は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方、且つ、第1側方に配置される。第2締結部材62は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方、且つ、第2側方に配置される。
図9に示すように、後フランジ33は、車両側面視において、第1締結部材61の軸線方向に延びる第1締結部材61の延長線L1に重なる。後フランジ33は、車両側面視において、第2締結部材62の軸線方向に延びる第2締結部材62の延長線L2に重なる。なお、延長線L1は、第1締結部材61のツールパスを示すために、第1締結部材61のヘッドよりも大きな形状となっている。延長線L2は、第2締結部材62のツールパスを示すために、第2締結部材62のヘッドよりも大きな形状となっている。図8に示すように、後フランジ33は、第1締結部材61の軸線方向から視て、第1締結部材61に重ならない。後フランジ33は、第2締結部材62の軸線方向から視て、第2締結部材62に重ならない。なお、本実施形態において、第1締結部材61の軸線方向と第2締結部材62の軸線方向とは平行である。
後フランジ33は、環状部331と、第1後固定部332と、第2後固定部333と、を有する。第1後固定部332は、環状部331から突出している。第2後固定部333は、環状部331から突出している。第1後固定部332は、第1後フランジ孔334を有する。第2後固定部333は、第2後フランジ孔335を有する。第1後フランジ孔334と第2後フランジ孔335とは、後フランジ33を貫通している。第1後フランジ孔334と上述した第1スロットルボディ孔473とには、図6に示す第3締結部材63が通される。第2後フランジ孔335と上述した第2スロットルボディ孔474とには、第4締結部材64が通される。第3締結部材63と第4締結部材64とは、ボルトであり、スロットルボディ23と後フランジ33とを締結する。
第1後フランジ孔334と第2後フランジ孔335とは、パイプ部材24の周方向において互いに異なる位置に配置される。第1後フランジ孔334と第2後フランジ孔335とは、第1締結部材61の軸線方向から視て、第1締結部材61に重ならない。第1後フランジ孔334と第2後フランジ孔335とは、第2締結部材62の軸線方向から視て、第2締結部材62に重ならない。
詳細には、第1後固定部332は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第1側方に配置される。第1後固定部332は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方に配置される。従って、第1後フランジ孔334は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第1側方に配置される。第1後フランジ孔334は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方に配置される。
第2後固定部333は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第2側方に配置される。第2後固定部333は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方に配置される。従って、第2後フランジ孔335は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第2側方に配置される。第2後フランジ孔335は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方に配置される。
従って、第3締結部材63は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方、且つ、第1側方に配置される。第4締結部材64は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方、且つ、第2側方に配置される。
後フランジ33は、第2副流路構成部336を有する。第2副流路構成部336は、平面状の形状を有しており、第1副流路構成部475と向かい合って配置される。第2副流路構成部336は、第1副流路構成部475と共に副流路49の一部を構成する。第2副流路構成部336は、環状部331から上方に突出している。第2副流路構成部336は、パイプ部材24の中心軸線の上に位置している。
パイプ部材24は、燃料噴射装置取付部34を有する。燃料噴射装置取付部34には、燃料噴射装置25が取り付けられる。燃料噴射装置取付部34は、パイプ本体31から上方に突出している。第1締結部材61の軸線方向から見て、第2副流路構成部336の一部と燃料噴射装置取付部34の一部とが重なっている。従って、第1締結部材61の軸線方向から見て、溝471の一部と燃料噴射装置取付部34の一部とが重なっている。
詳細には、燃料噴射装置取付部34は、管部341と、フランジ部342とを有する。管部341は、パイプ本体31に接続されている。フランジ部342は、管部341の端部に設けられている。フランジ部342は、第1固定孔343を有する。第1固定孔343は、フランジ部342を貫通している。第1固定孔343は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第2側方に配置される。フランジ部342は、第2固定孔344を有する。第2固定孔344は、フランジ部342を貫通している。第2固定孔344は、パイプ部材24の中心軸線に対して、第1側方に配置される。第1固定孔343は、第2固定孔344よりも大きい。第1固定孔343には、図3に示す第5締結部材65が通される。第5締結部材65は、ボルトであり、燃料噴射装置取付部34と燃料噴射装置25とを締結する。第2固定孔344は、燃料噴射装置25の回転を規制するために形成されている。
以上、説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1では、スロットルボディ23は、フランジ接続によってパイプ部材24に接続される。このため、部品点数を削減することができると共に、副流路49を容易に構成することができる。また、パイプ部材24の後フランジ33は、第1締結部材61の軸線方向から視て、第1締結部材61に重ならない。すなわち、後フランジ33は第1締結部材61のツールパスに重ならない。また、後フランジ33は、第2締結部材62の軸線方向から視て、第2締結部材62に重ならない。すなわち、後フランジ33は第2締結部材62のツールパスに重ならない。このため、鞍乗型車両1の組立性を向上させることができる。さらに、前フランジ32の大型化を抑えつつ、後フランジ33が第1締結部材61のツールパス及び第2締結部材62のツールパスに重ならないようにすることができるので、パイプ部材24の大型化を抑えることができる。
また、エンジン4がフィン133を備える場合には、前フランジ32が大きくなると、前フランジ32との干渉を避けるためにシリンダ13のフィン133が小さくなるという問題がある。しかし、本実施形態に係る鞍乗型車両1では、前フランジ32の大型化を抑えることができるため、フィン133を小さくしなくても、前フランジ32とフィン133との干渉を抑えることができる。
第1締結部材61は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方、且つ、第1側方に配置される。第2締結部材62は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方、且つ、第2側方に配置される。このため、第1締結部材61と第2締結部材62とによって、シリンダ13と前フランジ32とを強固に締結することができる。
また、第3締結部材63は、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方、且つ、第2側方に配置される。第4締結部材64は、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方、且つ、第1側方に配置される。このため、第3締結部材63と第4締結部材64とによって、シリンダ13と前フランジ32とを強固に締結することができる。
さらに、第1締結部材61と第2締結部材62とに対して、第3締結部材63と第4締結部材64との配置領域がそれぞれ異なるので、第1締結部材61と第2締結部材62のツールパスの確保が容易である。
第1締結部材61の軸線方向から見て、第2副流路構成部336の一部と燃料噴射装置取付部34の一部とが重なっている。第2副流路構成部336と燃料噴射装置取付部34とは、第1締結部材61のツールパスを制約する要素となりうるため、これらの一部が、第1締結部材61の軸線方向から見て互いに重なっていることで、第1締結部材61と第2締結部材62との配置の自由度を向上させることができる。
パイプ部材24の中心軸線P1の長さは、接続管部22の中心軸線P2の長さと、スロットルボディ23の中心軸線P3の長さとの合計よりも短い。このため、パイプ部材24を小型化することができるので、シリンダ13の後方、かつクランクケース14の上方の狭いスペースを有効に利用することができる。また、このように短いパイプ部材24では、一方のフランジに対して他方のフランジ或いは通路が傾いていたとしても双方のフランジが重なり易い。しかしながら、第1締結部材61のツールパスと第2締結部材62のツールパスとが確保されるため、組立性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両には、自動二輪車、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)、スノーモービルが含まれる。また、自動二輪車には、スクータ、モペットが含まれる。鞍乗型車両は、二輪に限らず、三輪、或いは四輪の車両も含む。
上記の実施形態では、スロットルボディ23の第1接続部47に溝471が設けられている。しかし、後フランジ33に、吸気を導入するための溝が設けられてもよい。或いは、スロットルボディ23の第1接続部47と後フランジ33とのそれぞれに、溝が設けられてもよい。溝は、バイパス用の副流路に限らず、吸気圧を測定するために吸気の一部を導く副流路として利用されてもよい。
第1締結部材61の軸線方向から見て、溝471の全体が燃料噴射装置取付部34と重なってもよい。或いは、第1締結部材61の軸線方向から見て、燃料噴射装置取付部34の全体が溝471と重なってもよい。
パイプ部材24の中心軸線P1の長さは、接続管部22の中心軸線P2の長さと、スロットルボディ23の中心軸線の長さP3との合計以上であってもよい。
前フランジ32とシリンダ13とを締結する締結部材の数は、2つに限らず、1つ、或いは3つ以上であってもよい。後フランジ33とスロットルボディ23とを締結する締結部材の数は、2つに限らず、1つ、或いは3つ以上であってもよい。
上記の実施形態では、第1側方は右方であり、第2側方は左方である。しかし、第1側方が左方であり、第2側方が右方であってもよい。すなわち、第1締結部材61と第2締結部材62とが上記の実施形態の配置とは左右逆に配置されてもよい。或いは、第1締結部材61と第2締結部材62とが上記の実施形態の配置とは上下逆に配置されてもよい。
第3締結部材63と第4締結部材64とが上記の実施形態の配置とは左右逆に配置されてもよい。或いは、第3締結部材63と第4締結部材64とが上記の実施形態の配置とは上下逆に配置されてもよい。
第1締結部材61と第2締結部材62と第3締結部材63と第4締結部材64との配置は、上記の実施形態の配置に限らない。例えば、図10に示す第1変形例のように、第1締結部材61が、第1後フランジ孔334と同様に、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方且つ第1側方に配置されてもよい。すなわち、第1締結部材61と第3締結部材63とが、パイプ部材24の中心軸線に対して、下方且つ第1側方に配置されてもよい。また、第2締結部材62が、第2後フランジ孔335と同様に、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方且つ第2側方に配置されてもよい。すなわち、第2締結部材62と第4締結部材64とが、パイプ部材24の中心軸線に対して、上方且つ第2側方に配置されてもよい。
図11に示す第2変形例のように、後フランジ33は、第1締結部材61の軸線方向から視て、第1締結部材61に重ならないように凹んだ第1凹部337を有してもよい。また、後フランジ33は、第2締結部材62の軸線方向から視て、第2締結部材62に重ならないように凹んだ第2凹部338を有してもよい。この場合も、後フランジ33は、第1締結部材61のツールパス及び第2締結部材62のツールパスに重ならない。このため、鞍乗型車両1の組立性を向上させることができる。
ここにおいて用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
本発明によれば、部品点数を削減し、副流路を容易に構成でき、組立性を向上させると共に、スロットルボディとエンジンとを接続するパイプ部材の大型化を抑えることができる鞍乗型車両を提供することができる。
13 シリンダ
14 クランクケース
4 エンジン
23 スロットルボディ
32 前フランジ
33 後フランジ
24 パイプ部材
61 第1締結部材
47 第1接続部
471 溝
62 第2締結部材
63 第3締結部材
64 第4締結部材
334 第1後フランジ孔
335 第2後フランジ孔
25 燃料噴射装置
34 燃料噴射装置取付部
21 エアクリーナ
22 接続管部
337 第1凹部

Claims (8)

  1. シリンダと、前記シリンダの下部に接続されており後方へ延びるクランクケースと、を有するエンジンと、
    前記シリンダの後方に配置され、前記エンジンへ導入される吸気の流量を調整するためのスロットルボディと、
    前記シリンダに取り付けられる前フランジと、前記スロットルボディに取り付けられる後フランジと、を有し、前記シリンダと前記スロットルボディとを接続するパイプ部材と、
    前記シリンダと前記前フランジとを締結する第1締結部材と、
    を備え、
    前記スロットルボディの少なくとも一部は、車両平面視において前記クランクケースと重なり、
    前記スロットルボディは、前記後フランジに接続される接続部を有し、
    前記スロットルボディの前記接続部と前記後フランジとの少なくとも一方は、前記吸気を導入するための溝を有し、
    前記後フランジは、車両側面視において、前記第1締結部材の軸線方向に延びる前記第1締結部材の延長線に重なり、
    前記後フランジは、前記第1締結部材の軸線方向から視て、前記第1締結部材に重ならない、
    鞍乗型車両。
  2. 前記シリンダと前記前フランジとを締結する第2締結部材をさらに備え、
    前記第1締結部材と前記第2締結部材とは、前記パイプ部材の周方向において互いに異なる位置に配置され、
    前記後フランジは、車両側面視において、前記第2締結部材の軸線方向に延びる前記第2締結部材の延長線に重なり、
    前記後フランジは、前記第2締結部材の軸線方向から視て、前記第2締結部材に重ならない、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記第1締結部材は、前記パイプ部材の中心軸線に対して、上方、且つ、左右の側方のうちの一方である第1側方に配置され、
    前記第2締結部材は、前記パイプ部材の中心軸線に対して、下方、且つ、前記第1側方の反対側の第2側方に配置される、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記スロットルボディと前記後フランジとを締結する第3締結部材と第4締結部材とをさらに備え、
    前記後フランジは、第1後フランジ孔と第2後フランジ孔とを有し、
    前記第3締結部材は、前記第1後フランジ孔に通され、
    前記第4締結部材は、前記第2後フランジ孔に通され、
    前記第1後フランジ孔と前記第2後フランジ孔とは、前記パイプ部材の周方向において互いに異なる位置に配置され、
    前記第1後フランジ孔と前記第2後フランジ孔とは、前記第1締結部材の軸線方向から視て、前記第1締結部材に重ならず、
    前記第1後フランジ孔と前記第2後フランジ孔とは、前記第2締結部材の軸線方向から視て、前記第2締結部材に重ならない、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記第1締結部材は、前記パイプ部材の中心軸線に対して、上方、且つ、左右の側方のうちの一方である第1側方に配置され、
    前記第2締結部材は、前記パイプ部材の中心軸線に対して、下方、且つ、前記第1側方の反対側の第2側方に配置され、
    前記第1後フランジ孔は、前記パイプ部材の中心軸線に対して、上方、且つ、前記第2側方に配置され、
    前記第2後フランジ孔は、前記パイプ部材の中心軸線に対して、下方、且つ、前記第1側方に配置される、
    請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記吸気に向けて燃料を噴射する燃料噴射装置をさらに備え、
    前記パイプ部材は、前記燃料噴射装置が取り付けられる燃料噴射装置取付部を有し、
    前記第1締結部材の軸線方向から見て、前記溝の少なくとも一部と前記燃料噴射装置取付部の少なくとも一部とが重なっている、
    請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記シリンダの後方に配置されるエアクリーナと、
    前記スロットルボディと前記エアクリーナとを接続する接続管部と、
    をさらに備え、
    前記パイプ部材の中心軸線の長さは、前記接続管部の中心軸線の長さと、前記スロットルボディの中心軸線の長さとの合計よりも短い、
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 前記後フランジは、前記第1締結部材の軸線方向から視て、前記第1締結部材に重ならないように凹んだ凹部を有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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