JP4973092B2 - 圧力センサおよびその取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、一端部に受圧用ダイアフラム、他端部にセンシング部を有する金属製筒状ケースの内部に圧力伝達部材を収納してなる圧力センサ、および、この圧力センサを取付部材に取り付けてなる取付構造に関する。
従来より、この種の圧力センサとしては、筒状をなす金属製のケースと、ケースの一端部に設けられ圧力の印加により歪む受圧用ダイアフラムと、ケースの他端部に設けられ圧力に応じた信号を発生するセンシング部と、ケースに収納されて受圧用ダイアフラムからの圧力をセンシング部へ伝達する圧力伝達部材とを備えるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような圧力センサは、たとえば自動車に搭載されエンジンの燃焼圧を検出する圧力センサ、すなわち燃焼圧センサなどとして使用される。その取付構造は、一般に、取付部材としてのエンジンなどに設けられたネジ穴などよりなる取付穴に対して、筒状ケースを挿入し、ねじ結合などにより固定するものである。
たとえば、燃焼圧センサの場合には、エンジンの取付穴は燃焼室に連通しており、受圧用ダイアフラムが当該燃焼室の雰囲気、すなわち測定環境にさらされるように、圧力センサが取り付けられる。
そして、このような取付状態においては、受圧用ダイアフラムに印加された圧力(燃焼圧)は、受圧用ダイアフラムの歪みによって圧力伝達部材に伝えられ、さらに、この圧力伝達部材を介してセンシング部に伝達される。それにより、圧力を受けたセンシング部から当該圧力に応じたレベルの信号が生じ、この信号に基づいて圧力検出が行われるようになっている。
特開2004−347387号公報
しかしながら、従来のこの種の圧力センサは、上述したように、筒状のケースを取付穴に挿入することにより、取付部材への取付が行われるものであり、この状態においては、ケースが取付穴に囲まれた形となるため、熱の逃げ道が少ない。
そのため、圧力センサにおいては、測定環境にさらされている受圧用ダイアフラムに対して熱が加わった場合に、この熱によって受圧用ダイアフラムに歪みが生じる可能性がある。
たとえば、上記燃焼圧センサの場合には、燃焼室内の燃焼による高熱が、直接、受圧用ダイアフラムに加わるため、受圧用ダイアフラムの歪みが生じやすい。そして、このような歪みは、誤差としてセンサ出力に現れ、結果的に検出誤差が大きくなるという問題を引き起こす。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、一端部に受圧用ダイアフラム、他端部にセンシング部を有する金属製筒状ケースの内部に圧力伝達部材を収納してなる圧力センサ、および、そのような圧力センサの取付構造において、熱による受圧用ダイアフラムの歪みを低減することを目的とする。
本発明は、受圧用ダイアフラムが設けられているケースが、金属製であり熱伝導体として優れたものであることから、このケースを介した外部への放熱経路を形成してやればよいことに着目して、創出されたものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、一端部に受圧用ダイアフラム(15)、他端部にセンシング部(30)を有するとともに、取付部材(200)に設けられた取付穴(201)挿入されることにより取付部材(200)に取り付けられる金属製筒状のケース(20)の内部に圧力伝達部材(16)を収納してなる圧力センサにおいて、ケース(20)の側面に、ケース(20)からの熱を取付部材(200)へ放熱するための放熱部材(70)を設け、放熱部材(70)は、ケース(20)の側面に付着する放熱性を有するグリスであり、グリスは、熱伝導性を有するフィラーが含まれたものとしたことを、特徴とする。
それによれば、圧力センサ(100)を取付部材(200)に取り付けた状態において、測定環境にさらされている受圧用ダイアフラム(15)に加わる熱が、金属製のケース(20)を伝わって放熱部材(70)から取付部材(200)へ逃がされるため、熱による受圧用ダイアフラム(15)の歪みを低減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、一端部に受圧用ダイアフラム(15)、他端部にセンシング部(30)を有する金属製筒状のケース(20)の内部に圧力伝達部材(16)を収納してなる圧力センサ(100)を、そのケース(20)を取付部材(200)に設けられた取付穴(201)に挿入することにより、取付部材(200)に取り付けてなる圧力センサの取付構造において、ケース(20)の側面と取付穴(201)の内面との間に、ケース(20)からの熱を放熱するための放熱部材(70)を設け、この放熱部材(70)を介してケース(20)と取付部材(200)とを熱的に接続させ、放熱部材(70)は、ケース(20)の側面に付着する放熱性を有するグリスであり、グリスは、熱伝導性を有するフィラーが含まれたものとしたことを、特徴とする。
このような取付構造によれば、測定環境にさらされている受圧用ダイアフラム(15)に加わる熱が、金属製のケース(20)を伝わって放熱部材(70)から取付部材(200)へ逃がされるため、熱による受圧用ダイアフラム(15)の歪みを低減することができる。
また、請求項1および請求項2の発明におけるグリスとして、熱伝導性を有するフィラーを含むものであれば、より高い熱伝導性が期待でき、さらに、そのようなフィラーとしては窒化ホウ素または窒化アルミニウムを採用すれば、さらなる熱伝導性の向上が期待できる。
また、上記圧力センサおよび取付構造においては、放熱部材(70)は、ケース(20)の側面の全周に設けられていることが好ましい。また、放熱部材(70)は、ケース(20)の軸方向に沿って複数個設けてもよい。
また、上記圧力センサおよび取付構造においては、放熱部材(70)を、ケース(20)の側面のうち受圧用ダイアフラム(15)から離れた位置に設けるようにすれば、通常、測定環境に直接さらされる受圧用ダイアフラム(15)から離れた位置にあるため、放熱部材(70)自体の耐熱性を多少低いものにすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサ100の全体構成を示す概略断面図であり、当該圧力センサ100を取付部材としてのエンジン200に取り付けた状態を示している。また、図2は、図1中におけるハウジング10のパイプ部12の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。
本実施形態の圧力センサ100は、取付部材としての自動車のエンジン200に取り付けられ、このエンジン200における燃焼室202内の圧力P、すなわち燃焼圧を検出する燃焼圧センサとして適用されるものである。
本実施形態の圧力センサ100のハウジング10は、円筒状の本体部11とこの本体部11よりも細い細長筒形状のパイプ部12とからなる。これら本体部11およびパイプ部12は、たとえばステンレスなどの金属製のものであり、切削や冷間鍛造等により一体に成形されたものである。
また、ハウジング10におけるパイプ部12とは反対側の端部は、開口部14となっている。このように、ハウジング10はその一端側に開口部14を有するものとなっており、この開口部14には、後述するコネクタ部材60が挿入され、かしめ固定によって組み付けられるようになっている。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の外周面には、上記エンジン200に圧力センサ100を固定するための固定部としてネジ結合可能なネジ部13が形成されている。このように、本例においては、ハウジング10は、その一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部12を備えたものとして構成されている。
ここで、ハウジング10のパイプ部12は、上記エンジン200に形成された取付穴201としてのネジ穴201に挿入され、上記ネジ部13を介して取り付けられる。それにより、圧力センサ100はエンジン200に取り付けられる。そして、この圧力センサ100の取付状態においては、圧力Pは、図1中の白抜き矢印に示されるように、パイプ部12の先端部側から印加されるようになっている。
ハウジング10におけるパイプ部12の先端部には、金属ステム21とメタルパイプ22とが接合されてなる金属製筒状のケース20が設けられている。金属ステム21は、一端側が開口部21a、他端側が閉塞された薄肉状の歪み部21bである中空筒状をなす金属製のものであり、プレス、切削や冷間鍛造などにより形成されている。ここで、歪み部21bは、圧力Pの印加により歪むことにより、後述するセンシング部30に圧力Pを伝えるものである。
この金属ステム21の外周面には、周面と直交する方向へ張り出したフランジ21cが形成されている。そして、金属ステム21の歪み部21b側がパイプ部12内に向けてパイプ部12に挿入され、フランジ21cとパイプ部12の先端部の開口縁部とが、溶接または接着などにより接合され固定されている。
ここで、金属ステム21のフランジ21cの外周面は、図1、図2に示されるように、開口部21aから歪み部21bへ向かって拡径したテーパ面となっている。
メタルパイプ22は、ステンレスなどの金属製筒形状をなすものであり、金属ステム21の開口部21aに対して、レーザ溶接や抵抗溶接、プラズマ溶接などの溶接により接合固定されている。
これにより、金属ステム21とメタルパイプ22とが連結された金属製筒状のケース20が構成される。そして、このケース20は、上述したように、ハウジング10に固定されており、このハウジング10を介して、エンジン200のネジ穴201に挿入されることによりエンジン200に取り付けられている。
そして、このケース20は、その一端部をメタルパイプ22の一端側の開口部、他端側を金属ステム21の歪み部21bとして、金属ステム21およびメタルパイプ22の両中空部が連通した中空筒状をなしている。
そして、このケース20の一端部すなわちメタルパイプ22の開口部には、圧力Pの印加により歪む受圧用ダイアフラム15が設けられている。そして、メタルパイプ22の開口部は、受圧用ダイアフラム15によって閉塞されている。
この受圧用ダイアフラム15は、たとえばステンレスなどの金属製円形板状のものであり、その周辺部がメタルパイプ22に対して、ロウ付けや溶接などによって接合固定されている。
そして、この受圧用ダイアフラム15は燃焼室202に面しており、測定環境である燃焼室202内の雰囲気にさらされるとともに、図1中の白抜き矢印に示されるように、圧力Pを受け、歪み変形するものである。
また、このケース20の他端部すなわち金属ステム21の歪み部21bの外面には、圧力Pに応じた信号を発生するセンシング部30が設けられている。このセンシング部30は、印加された圧力Pによって自身が歪み、その歪みに基づいて圧力Pに応じたレベルの電気信号を出力する歪みゲージ機能を有するものにできる。
より具体的に、センシング部30としては、限定するものではないが、半導体プロセスによってシリコン半導体チップに対して、拡散抵抗素子などにより構成されるブリッジ回路を形成し、半導体チップの歪みによって生じる抵抗値変化を電気信号に変換して出力する機能を有するものにできる。
このようなセンシング部30は、金属ステム21の歪み部21bの外表面に対して、図示しない低融点ガラスなどを介したガラス溶着などによって接合されている。これにより、センシング部30はハウジング10に収納された形となっている。
また、ケース20の内部には、受圧用ダイアフラム15からの圧力Pをセンシング部30へ伝達する圧力伝達部材16が設けられている。本実施形態の圧力伝達部材16は、たとえばステンレスなどの金属やセラミックなどからなる棒状をなしている。
この圧力伝達部材16における長軸方向(長手方向)の一端部は、受圧用ダイアフラム15側に位置し、受圧用ダイアフラム15の内面に対して荷重を与えた状態で接触している。一方、圧力伝達部材16における当該一端部とは反対側の長軸方向の他端部は、センシング部30側に位置し、金属ステム21の歪み部21bの内面に対して荷重を与えた状態で接触している。
このような状態において、受圧用ダイアフラム15に印加された圧力Pは、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して、金属ステム21の歪み部21bおよびセンシング部30に印加されるようになっている。ここでは、圧力Pによって金属ステム21の歪み部21bが変形することにより、センシング部30に圧力Pが伝達され、センシング部30からは圧力Pに応じた電気信号が出力される。
ここで、図1、図2に示されるように、本実施形態では、ケース20の外側の側面には、ケース20からの熱を取付部材としてのエンジン200へ放熱するための放熱部材70が設けられている。そして、この放熱部材70は、ケース20の側面とエンジン200のネジ穴201の内面との間に介在した形となっている。
この状態において、放熱部材70を介してケース20の側面とネジ穴201の内面とが接触しており、ケース20から放熱部材70を介してエンジン200へ放熱される放熱経路が形成されている。つまり、放熱部材70がケース20の側面とネジ穴201の内面の両方に接触することで、放熱部材70を介してケース20と取付部材200とが熱的に接続されている。
本実施形態においては、放熱部材70としては、放熱性を有するグリスを採用できる。放熱性を有するグリスとしては、一般的なシリコーン樹脂よりなるグリスを採用することができ、このようなグリスは、ケース20の側面に塗布して付着させることにより、ケース20へ取り付けられている。
また、このようなグリスに対して、たとえば数%〜数十%程度の熱伝導性フィラーを含有させれば、熱伝導率の向上が図れる。そのようなフィラーとしては、たとえば、ミクロンオーダーに加工した粉末状の銀、銅、アルミニウムなどを採用できるが、フィラーの材質を窒化ホウ素や窒化アルミニウムとすれば、さらなる熱伝導性の向上、耐熱性の向上などが期待できる。
また、本実施形態の放熱部材70としては、耐熱性に優れたセラミックや樹脂を成形したものを採用してもよい。そのようなセラミックとしては、たとえば窒化ホウ素または窒化アルミニウムなどが挙げられる。また、樹脂としては、テトラフルオロエチレンの重合体であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素原子と炭素原子のみから成るフッ素樹脂などが挙げられる。
このようなセラミックや樹脂よりなる放熱部材70は、型成形などによって筒状に成形された放熱部材70を、ケース20に嵌合させたり、ケース20の側面に耐熱性の接着剤などによって接着したりすることで、ケース20に取り付けることが可能である。
また、図1、図2に示される例においては、放熱部材70は、ケース20の側面の全周を環状に取り巻くように設けられているが、ケース20の側面の全周ではなく、当該側面周りの一部のみに設けられたものであってもよい。
また、図1に示されるように、本実施形態の圧力センサ100においては、ハウジング10の本体部11の内部には、セラミック基板などからなる配線基板40が設けられている。
この配線基板40は、本体部11との境界におけるパイプ部12の開口部を覆うように設けられており、回路基板40の周辺部は、たとえば接着などによりハウジング10に固定されている。
配線基板40におけるパイプ部12の開口部に面した側の面には、ICチップ42が接着などにより搭載されている。このICチップ42は、センシング部30からの出力を増幅したり調整したりするための回路が形成されたものである。
そして、このICチップ42と配線基板40とは、アルミニウム(Al)または金などからなるボンディングワイヤ44により結線されており、それによって、これら両者40、42は電気的に接続されている。さらに、図1に示されるように、この配線基板40とセンシング部30とは、配線部材50により電気的に接続されている。
ここでは、配線部材50としては、リード線やフレキシブルプリント基板(FPC)などを採用している。この配線部材50は、図1に示されるように、ハウジング10のパイプ部12内にてパイプ部12の長手方向に延びるように配置されている。
ここで、配線部材50の一端部51は、センシング部30に対して、はんだなどを用いて電気的および機械的に接合されている。具体的には、図示しないが、センシング部30の表面に形成されたパッドに対して、配線部材50が接続される。
そして、配線部材50の他端部52側の部位は、パイプ部12内において配線基板40の方向へ延びており、この配線部材50の他端部52は、配線基板40に設けられた貫通穴46を介して、配線基板40におけるICチップ42の搭載面とは反対側の面において、はんだなどを介して配線基板40に対して電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10における上記開口部14には、ターミナル61を有する上記コネクタ部材60が組み付けられている。このコネクタ部材60はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂などからなるもので、ターミナル61はインサート成形などにより一体化されている。
このコネクタ部材60は、一端側がハウジング10の開口部14に挿入された状態でハウジング10に組み付けられており、ハウジング10の開口部14の縁部がコネクタ部材60にかしめられることにより、コネクタ部材60とハウジング10とが一体に固定されている。
また、ハウジング10内にてコネクタ部材60の一端側は、配線基板40と対向するように配置されており、コネクタ部材60のターミナル61と配線基板40とはバネ部材63を介したバネ接触により電気的に接続されている。それによって、センシング部30とコネクタ部材60とは、配線部材50および配線基板40を介して電気的に接続されている。
また、コネクタ部材60の他端側の開口部62は、図示しない外部配線部材などに接続されるようになっている。そして、ターミナル61は自動車のECUなどに対して、上記外部配線部材などを介して電気的に接続可能となっている。それにより、本圧力センサ100は外部との信号のやりとりなどが可能になっている。
[製造方法等]
かかる構成を有する圧力センサ100の製造方法について、述べる。まず、金属ステム21の歪み部21bの表面にガラス接合などによりセンシング部30を接合し、金属ステム21とセンシング部30とを一体化する。また、メタルパイプ22と受圧用ダイアフラム15とを、ロウ付けや溶接などによって接合固定し、一体化する。
そして、センシング部30と受圧用ダイアフラム15との間において、上記図2に示されるように圧力伝達部材16を介在させ、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して金属ステム21の歪み部21bへ荷重を与えた状態で、メタルパイプ22と金属ステム21の開口部21a側とを溶接して接合する。
このようして、センシング部30、金属ステム21、メタルケース22、受圧用ダイアフラム15、圧力伝達部材16が一体化された一体化部材を作製し、この一体化部材におけるセンシング部30に対して、配線部材50の一端部51を、はんだなどを介して接続する。
そして、配線部材50の他端部52側の部位を、ハウジング10のパイプ部12の先端部から挿入し、配線部材50の他端部52をハウジング10の本体部11の内部まで引き出す。また、金属ステム21とハウジング10のパイプ部12とを、溶接などにより接合する。
続いて、配線部材50の他端部52を、ICチップ42がワイヤボンド実装された配線基板40の貫通穴46に通し、配線部材50の他端部52と配線基板40とをはんだなどを介して接続する。
次に、配線基板40をハウジング10の本体部11に接合固定する。その後、コネクタ部材60をハウジング10の開口部14へ挿入するが、このとき、上述したように、ターミナル61と配線基板40とを、バネ部材63を介してバネ接触させることにより、電気的に接続する。
次に、ハウジング10の開口部14の縁部を、コネクタ部材60の段部に対して折り曲げるようにかしめる(図1参照)。それにより、コネクタ部材60とハウジング10とを固定する。そして、上記した材質よりなる放熱部材70をケース20の側面に対し、上記方法にて取り付ける。こうして、上記図1に示される圧力センサ100が完成する。
そして、この圧力センサ100は、ハウジング10のネジ部13を介して、エンジン200に形成された取付穴201に挿入されて取り付けられることによって、エンジン200に固定される。その取付構造は、図1に示される通りである。
そして、圧力Pが、図1中の矢印に示されるように、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して、金属ステム21の歪み部21bに印加される。すると、その圧力によって歪み部21bが変形し、この変形をセンシング部30により電気信号に変換し、圧力検出を行う。
そして、センシング部30からの信号は、配線部材50を介して配線基板40へ伝達され、ICチップ42にて処理され、処理された信号がターミナル61から外部へ出力される。このように、センシング部30の電気信号が、配線基板40およびコネクタ部材60を介して外部に取り出されるようになっている。
[効果等]
ところで、本実施形態の圧力センサ100においては、ケース20は、エンジン200のネジ穴(取付穴)201挿入されることによりエンジン200に取り付けられるものであるが、このケース20の側面に対して、ケース20からの熱をエンジン200へ放熱するための放熱部材70を設けている。
また、本実施形態によれば、このような筒状金属製のケース20を有する圧力センサ100を、当該ケース20をネジ穴201に挿入することによりエンジン200に取り付けてなる圧力センサの取付構造が実現されている。
そして、本実施形態では、この取付構造において、ケース20の側面とネジ穴201の内面との間に、ケース20からの熱を放熱するための放熱部材70を設け、この放熱部材70を介してケース20とエンジン200とを熱的に接続している。
このような本実施形態の圧力センサおよびその取付構造によれば、圧力センサ100をエンジン200に取り付けた状態において、燃焼室202にさらされている受圧用ダイアフラム15に加わる熱が、金属製のケース20を伝わって放熱部材70から、比較的温度の低いエンジン200へ逃がされる。そのため、本実施形態によれば、熱による受圧用ダイアフラム15の歪みを低減することができる。
ちなみに、従来では、上記図2において取付穴201の内面とケース20の側面との間には、放熱部材は介在せず、当該両者の間は空隙であった。そのため、ケース20から取付部材200への熱の伝導がなされにくかった。それに対して、取付穴201の内面とケース20の側面との間に、放熱部材70を介在させたものが、本実施形態であり、その効果は上述の通りである。
また、本実施形態の圧力センサ100およびその取付構造においては、放熱部材70を、上述したような、放熱性を有するグリス、フィラー入りのグリス、耐熱性に優れたセラミックやフッ素樹脂の成形体により構成することにより、上述した放熱部材70による放熱効果を適切に実現している。
また、本実施形態の圧力センサ100およびその取付構造においては、放熱部材70を、ケース20の側面の全周に設けているため、ケース20の側面周りの全方向に放熱が可能となる。もちろん、上述したように、本実施形態においては、放熱部材70を、ケース20の側面の一部のみに設けてもよいが、全周に設ければ、部分的に設ける場合に比べて放熱性に優れるものとなる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、本実施形態の圧力センサにおけるハウジング10のパイプ部12の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。なお、この図3に現れていない部分では、本実施形態の圧力センサは上記第1実施形態と同様の構成であり、以下、上記第1実施形態と相違する点を中心に述べる。
上記第1実施形態では、放熱部材70は1個のものであったが、本実施形態の圧力センサおよびこの圧力センサの取付構造においては、図3に示されるように、放熱部材70は、ケース20の軸方向に沿って設けられた複数個のものよりなる。図3では、2個の放熱部材70よりなるものとしている。
これら複数個の放熱部材70の個々のものは、上記第1実施形態と構成が同じものである。つまり、放熱部材70が上記グリスよりなる場合には、ケース20の側面の複数箇所に当該グリスを塗布してやればよいし、放熱部材70がセラミックや樹脂などの成形体の場合には、上記したような嵌合や接着などにより複数個の放熱部材70を設けることができる。
そして、複数個の放熱部材70は、筒状のケース20の軸方向、すなわち図3に示されるようにケース20の長手方向(図3中の上下方向)に沿って、設けられている。ここで、隣り合う放熱部材70同士は、図3に示される例では、隙間を空けて離れて配置されているが、互いに接触していてもかまわない。
そして、本実施形態の圧力センサおよびその取付構造によっても、上記第1実施形態と同様に、放熱部材70による効果を発揮することができるものであり、熱による受圧用ダイアフラム15の歪みを低減することができる。なお、本実施形態では、放熱部材70は2個に限定されるものではなく、3個以上であってもよいことはもちろんである。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、本実施形態の圧力センサにおけるハウジング10のパイプ部12の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。なお、この図4に現れていない部分では、本実施形態の圧力センサにおいても上記第1実施形態と同様の構成であり、以下、上記第1実施形態と相違する点を中心に述べる。
上記第1実施形態の圧力センサおよび取付構造においては、上記図1に示したように、放熱部材70は、ケース20の側面において受圧用ダイアフラム15に接触した形で設けられていた。
それに対して、本実施形態の圧力センサおよび取付構造においては、図4に示されるように、放熱部材70を、ケース20の側面のうち受圧用ダイアフラム15から離れた位置に設けている。
受圧用ダイアフラム15は、上述したように、通常、測定環境である燃焼室202の雰囲気に直接さらされる位置にある。放熱部材70を受圧用ダイアフラム15に接触させて設けた場合、燃焼室202内の高温ガスによる熱が、直接、放熱部材70に加わる可能性がある。
それに対して、本実施形態では、放熱部材70を、受圧用ダイアフラム15とは非接触の状態となるように受圧用ダイアフラム15から離すことにより、放熱部材70を測定環境である燃焼室202から奥まった位置に配置することができる。つまり、放熱部材70を、高温の測定環境から比較的遠い位置に設けることができる。
そのため、放熱部材70自体の耐熱性を、上記第1実施形態に比べて多少低いものにすることができ、放熱部材70の材質の制約が小さくなり、放熱部材70の材質の選択幅が広がる。
たとえば、上記実施形態では、放熱部材70を構成する樹脂としてフッ素樹脂を採用したが、本実施形態では、これよりも耐熱性が多少劣る樹脂を採用できる可能性も出てくる。このようにして、本実施形態の圧力センサおよびその取付構造によれば、放熱部材70の低コスト化などが期待できる。
また、本実施形態の圧力センサおよびその取付構造においては、放熱部材70が、ケース20の側面のうち受圧用ダイアフラム15から離れた位置に設けられていればよいものであり、放熱部材70は、単数でも、複数個でもよい。
(他の実施形態)
なお、放熱部材70としては、ケース20の側面に取り付けられて当該側面と取付穴201の内面との間に介在し、ケース20からの熱を取付部材200へ放熱できるものであればよく、上記した材質や形状以外のものであってもよい。
また、ケース20としては、金属ステム21とメタルパイプ22とが接合された複数部品よりなるものでなくてもよく、筒状をなすものであれば、単一のものより構成されたものでもよい。たとえば、メタルパイプは省略して上記の金属ステム21のみによりケース20が構成されていてもよく、この場合には受圧用ダイアフラム15は金属ステム21の開口部21aに接合されればよい。
また、センシング部30としては、上記したような歪みゲージ機能を有するものに限定されるものではなく、圧力伝達部材16から伝達される圧力に応じた信号を発生するものであれば、たとえば静電容量式などであってもよい。
また、上記実施形態では、圧力伝達部材16は棒状の部材であるが、圧力伝達部材16の形状はこれに限定されるものではなく、たとえば球状、偏球状、鼓状などであってもよい。さらには、圧力伝達部材16としては、ケース20の内部に封入されたオイルなどの液体であってもよい。
また、上記実施形態では、センシング部30と配線基板40とが離れていたため、これら両部材30、40の接続はリード線やフレキシブルプリント基板などの配線部材50により行っていたが、これら両部材30、40の接続はこれに限定されるものではない。
たとえば、上記図1において、圧力伝達部材16をパイプ部12のほぼ全体に渡る長いものとすることによって、ケース20も長いものとし、ケース20における金属ステム21を、ハウジング10の本体部11の内部またはその近くに配置する。それによって、センシング部30と配線基板40とを近づけ、両者30、40をワイヤボンディングなどにより接続してもよい。
または、ハウジング10の形状を変形して、パイプ部12を極力短くするか、あるいはパイプ部12を廃止するなどにより、センシング部30と配線基板40との距離を短くすることによっても、これらセンシング部30および配線基板40の間をボンディングワイヤなどによって接続することができる。
また、上記各実施形態では、取付部材はエンジン200であり、圧力センサは、圧力としてエンジン200の燃焼圧を測定する燃焼圧センサであったが、もちろん、このような場合に用途限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサの全体構成を示す概略断面図である。 図1中におけるハウジングのパイプ部の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。
符号の説明
15…受圧用ダイアフラム、16…圧力伝達部材、
20…ケース、30…センシング部、70…放熱部材、
100…圧力センサ、200…取付部材としてのエンジン、
201…取付穴としてのエンジンのネジ穴。

Claims (12)

  1. 取付部材(200)に設けられた取付穴(201)に挿入されることにより前記取付部材(200)に取り付けられる筒状をなす金属製のケース(20)と、
    前記ケース(20)の一端部に設けられ圧力の印加により歪む受圧用ダイアフラム(15)と、
    前記ケース(20)の他端部に設けられ前記圧力に応じた信号を発生するセンシング部(30)と、
    前記ケース(20)に収納され前記受圧用ダイアフラム(15)からの前記圧力を前記センシング部(30)へ伝達する圧力伝達部材(16)とを備える圧力センサにおいて、
    前記ケース(20)の側面には、前記ケース(20)からの熱を前記取付部材(200)へ放熱するための放熱部材(70)が設けられており、
    前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の側面に付着する放熱性を有するグリスであり、
    前記グリスは、熱伝導性を有するフィラーが含まれたものであることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記フィラーは、窒化ホウ素または窒化アルミニウムであることを特徴とする請求項に記載の圧力センサ。
  3. 前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の側面の全周に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の軸方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の圧力センサ。
  5. 前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の側面のうち前記受圧用ダイアフラム(15)から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の圧力センサ。
  6. 前記取付部材はエンジン(200)であり、前記圧力として、前記エンジン(200)の燃焼圧を測定するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の圧力センサ。
  7. 筒状をなす金属製のケース(20)と、前記ケース(20)の一端部に設けられ圧力の印加により歪む受圧用ダイアフラム(15)と、前記ケース(20)の他端部に設けられ前記圧力に応じた信号を発生するセンシング部(30)と、前記ケース(20)に収納され前記受圧用ダイアフラム(15)からの前記圧力を前記センシング部(30)へ伝達する圧力伝達部材(16)とを有する圧力センサ(100)を備え、
    前記圧力センサ(100)における前記ケース(20)を、取付部材(200)に設けられた取付穴(201)に挿入することにより、前記圧力センサ(100)を前記取付部材(200)に取り付けてなる圧力センサの取付構造において、
    前記ケース(20)の側面と前記取付穴(201)の内面との間には、前記ケース(20)からの熱を放熱するための放熱部材(70)が設けられており、この放熱部材(70)を介して前記ケース(20)と前記取付部材(200)とが熱的に接続しており、
    前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の側面に付着する放熱性を有するグリスであり、
    前記グリスは、熱伝導性を有するフィラーが含まれたものであることを特徴とする圧力センサの取付構造。
  8. 前記フィラーは、窒化ホウ素または窒化アルミニウムであることを特徴とする請求項に記載の圧力センサの取付構造。
  9. 前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の側面の全周に設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の圧力センサの取付構造。
  10. 前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の軸方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の圧力センサの取付構造。
  11. 前記放熱部材(70)は、前記ケース(20)の側面のうち前記受圧用ダイアフラム(15)から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項ないし10のいずれか1つに記載の圧力センサの取付構造。
  12. 前記取付部材はエンジン(200)であり、前記圧力センサ(100)は、前記圧力として前記エンジン(200)の燃焼圧を測定するものであることを特徴とする請求項ないし11のいずれか1つに記載の圧力センサの取付構造。
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