JP4525297B2 - 圧力検出装置 - Google Patents

圧力検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4525297B2
JP4525297B2 JP2004313971A JP2004313971A JP4525297B2 JP 4525297 B2 JP4525297 B2 JP 4525297B2 JP 2004313971 A JP2004313971 A JP 2004313971A JP 2004313971 A JP2004313971 A JP 2004313971A JP 4525297 B2 JP4525297 B2 JP 4525297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
stem
transmission member
receiving diaphragm
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004313971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006125982A (ja
Inventor
輝夫 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004313971A priority Critical patent/JP4525297B2/ja
Priority to US11/252,015 priority patent/US7302855B2/en
Priority to DE102005050598A priority patent/DE102005050598A1/de
Publication of JP2006125982A publication Critical patent/JP2006125982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525297B2 publication Critical patent/JP4525297B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、受圧用ダイアフラムが受けた圧力を圧力伝達部材を介してステムの感圧部へ伝達するようにした圧力検出装置に関する。
この種の圧力検出装置は、一般的に、一端部に閉塞部としての感圧部、他端部に開口部を有する中空筒状のステムと、このステムの開口部を閉塞するように該ステムに接合された受圧用ダイアフラムと、一端部が該感圧部側へ位置し他端部が該受圧用ダイアフラム側へ位置した状態で該ステムの中空部に収納された圧力伝達部材とを備えて構成されたものである。
ここで、従来のこの種の圧力検出装置においては、ステム、圧力伝達部材および受圧用ダイアフラムの三部材は、別体の部材であり、これら三部材は、ステムと受圧用ダイアフラムとにより圧力伝達部材を挟み付けるように互いに予荷重が印加された状態で接触していた。
そして、この圧力検出装置においては、該受圧用ダイアフラムが受けた圧力は、該圧力伝達部材を介して該ステムの感圧部へ伝達される。ここで、ステムの感圧部は、通常薄肉部となっており、その薄肉部には歪みゲージなどのセンサ素子が設けられた構成となっている。
そして、該ステムの感圧部では、たとえば、伝達された圧力に応じたレベルの電気信号が出力される。それにより、この圧力検出装置においては、圧力の検出が可能となっている。
しかしながら、従来の圧力検出装置では、上述したように、ステム、圧力伝達部材および受圧用ダイアフラムの三部材は、別体であり、互いに予荷重を印加した状態で接触していたため、次に述べるような、三部材間の圧力伝達性能の低下を招いていた。
ステム、圧力伝達部材、受圧用ダイアフラムの三部材は、荷重により接触しているだけであるため、これら三部材に加わる圧力Pが変化すると、各部材間の接触面積Aが変化する。すると、各部材間に作用する応力σも、P=σAの関係から、変化してしまう。つまり、応力σが圧力Pと比例関係にならず、圧力伝達性能が変化してしまう。
また、上記三部材は別体であり、荷重により単に接触しているだけであるため、圧力伝達方向とは直交する方向の振動すなわち横振動などによって、接触する各部材同士がずれてしまう。すると、接触状態が変化し、圧力伝達性能も変化することにより、ノイズの要因となってしまう。
さらに、各部材間には、接触を保持するために予荷重が印加されているが、この予荷重によって、ステムや受圧用ダイアフラムにクリープが発生し、このクリープが進行することで圧力伝達性能が変動してしまう恐れがある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、受圧用ダイアフラムが受けた圧力を圧力伝達部材を介してステムの感圧部へ伝達するようにした圧力検出装置において、ステム、圧力伝達部材および受圧用ダイアフラムの三部材間の圧力伝達性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一端部に閉塞部としての感圧部(22)、他端部に開口部(21)を有する中空筒状のステム(20)と、ステム(20)の開口部(21)を閉塞するようにステム(20)に接合された受圧用ダイアフラム(15)と、一端部が感圧部(22)側へ位置し他端部が受圧用ダイアフラム(15)側へ位置した状態でステム(20)の中空部に収納され、受圧用ダイアフラム(15)が受けた圧力を感圧部(22)へ伝達する圧力伝達部材(16)とを備える圧力検出装置において、ステム(20)の感圧部(22)と圧力伝達部材(16)の一端部、および、受圧用ダイアフラム(15)と圧力伝達部材(16)の他端部は、それぞれ一体化されて固定されており、ステム(20)には、中空部とステム(20)の外部とを連通させる気密度測定用の細孔(24)が形成されていることを特徴としている。
それによれば、ステム(20)、圧力伝達部材(16)および受圧用ダイアフラム(15)の三部材が一体化されて固定されるので、これら三部材が固定されずに単に接触した状態である従来の圧力検出装置にて発生していた各部材間における接触状態の変化や予荷重の印加による部材のクリープが、防止される。
よって、本発明によれば、受圧用ダイアフラム(15)が受けた圧力を圧力伝達部材(16)を介してステム(20)の感圧部(22)へ伝達するようにした圧力検出装置において、ステム(20)、圧力伝達部材(16)および受圧用ダイアフラム(15)の三部材間の圧力伝達性能を向上させることができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力検出装置においては、ステム(20)の感圧部(22)と圧力伝達部材(16)の一端部との固定部、および、受圧用ダイアフラム(15)と圧力伝達部材(16)の他端部との固定部は、それぞれ部材間の接合により構成されているものにできる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力検出装置においては、ステム(20と圧力伝達部材(16)とが一体成型され、受圧用ダイアフラム(15)と圧力伝達部材(16)の他端部との固定部がロウ付けされることにより構成されている、もしくは受圧用ダイヤフラム(15)と圧力伝達部材(16)とが一体成型され、ステム(20)の感圧部(22)と圧力伝達部材(16)の一端部との固定部がロウ付けされることにより構成されているものとしてもよい。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3に記載の圧力検出装置において、受圧用ダイアフラム(15)における圧力伝達部材(16)と固定される部位(15a)は、圧力によって変形しない部位であり、この部位(15a)は、圧力伝達部材(16)側から受圧用ダイアフラム(15)側へ向かって広がった形状となっていることを特徴としている。
それによれば、受圧用ダイアフラム(15)が圧力を受ける有効面積を大きくすることができる。そのため、受圧用ダイアフラム(15)が受ける圧力によって、受圧用ダイアフラム(15)から大きな力を細い圧力伝達部材(16)へ伝達することができ、好ましい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1は、本発明の実施形態に係る圧力検出装置100の全体構成を示す概略断面図である。また、図2は、図1中におけるハウジング10のパイプ部12の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。
この圧力検出装置100には、用途を限定するものではないが、燃焼圧センサとして適用することができる。燃焼圧センサとは、ハウジング10のパイプ部12が被検出体としてのたとえば自動車のエンジンヘッドにおける取付穴に挿入されネジ結合などによって取り付けられることで、燃焼室内の圧力(いわゆる筒内圧)を検出圧力として検出するセンサである。
本実施形態の圧力検出装置100のハウジング10は、円筒状の本体部11とこの本体部11よりも細い細長筒形状のパイプ部12とからなり、これら本体部11およびパイプ部12は、切削や冷間鍛造等により加工されたたとえばステンレスなどの金属製のものである。本例では、パイプ部12は円筒パイプ形状をなすものとしているが、角パイプ形状でもよい。
なお、ハウジング10において、本体部11とパイプ部12とは一体形成されたものであってもよいし、これら両者11、12をそれぞれ別体に形成し、その後でこれら両者11、12を溶接や接着あるいは圧入、ネジ結合、かしめなどにより接合して一体化したものであってもよい。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の外周面には、被検出体としての上記エンジンブロックにネジ結合可能なネジ部13が形成されている。このように、本実施形態の圧力検出装置100においては、ハウジング10は、その一端側から突出するように設けられた細長形状のパイプ部12を備えたものとして構成されている。
ここで、ハウジング10のパイプ部12は、当該エンジンブロックに形成されたネジ穴としての取付穴に挿入され、ネジ部13を介して取り付けられる。それにより、圧力検出装置100はエンジンブロックに取り付けられる。
そして、この圧力検出装置100のエンジンブロックへの取付状態においては、検出圧力としての燃焼室内の圧力(筒内圧)Pは、図1、図2中の白抜き矢印に示されるように、パイプ部12の先端部側から印加されるようになっている。
また、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部には、検出圧力に応じた信号を出力する検出素子30が設けられている。この検出素子30は、たとえば、検出圧力によって自身が歪み、その歪みに基づいて検出圧力に応じた信号を出力する歪みゲージ機能を有するものにできる。
具体的には、図1および図2に示されるように、検出素子30は、一端側が開口部21、他端側が閉塞された薄肉状の歪み部22である中空筒状の金属ステム20に対して、この金属ステム20の閉塞部であり感圧部である歪み部22の外表面にガラス溶着などによって取り付けられている。
金属ステム20は、中空円筒形状に加工された金属製の部材であり、その外周面には、周面と直交する方向へ張り出したフランジ23が形成されている。なお、本例では、金属ステム20の中空部は円筒状であるが、角筒状でもよい。
そして、金属ステム20は、その歪み部22側をパイプ部12内に向け開口部21を燃焼室側に向けてパイプ部12に挿入されている。そして、金属ステム20のフランジ23とパイプ部12の先端部の開口縁部とが、溶接または接着などにより接合され固定されている。
また、図2に示されるように、ハウジング10のパイプ部12の先端部には、単数もしくは複数個の凸部12aが設けられており、この凸部12aに対応する金属ステム20のフランジ23の部位には、凹部23aが設けられている。ただし、凹凸形状は前記以外の組み合わせとして、前記の反対側の部材にそれぞれ形成されていても良く、また凹部に関しては切れ込み形状でも良い。
そして、ハウジング10のパイプ部12と金属ステム20との接合状態において、これら凸部12aと凹部23aとが嵌合している。それにより、金属ステム20の軸回りにおいて、金属ステム20とハウジング10との間の回転によるずれを防止できるようになっている。
ここで、金属ステム20のフランジ23の外周面は、図1、図2に示されるように、開口部21から歪み部22へ向かって拡径したテーパ面となっている。そして、圧力検出装置100を上記エンジンヘッドへネジ部13を介してネジ結合されたとき、このフランジ23のテーパ面と上記エンジンヘッドの取付穴の内面とが密着してシールされるようになっている。
さらに、図1、図2に示されるように、ハウジング10におけるパイプ部12の先端部において、金属ステム20の開口部21を閉塞するように受圧用ダイアフラム15が設けられている。
この受圧用ダイアフラム15は、たとえばステンレスなどの金属製円形板状のものであり、その周辺部が金属ステム20の開口部21側の部位に、ロウ付けや溶接などによって接合固定されている。
それにより、受圧用ダイアフラム15と金属ステム20とは一体化されている。そして、この受圧用ダイアフラム15は、図1、図2中の白抜き矢印に示されるように、上記燃焼室に面して燃焼圧(筒内圧)Pを受け、歪み変形するものである。
また、金属ステム20の中空部には、圧力伝達部材16が設けられている。すなわち、受圧用ダイアフラム15と金属ステム20の感圧部としての歪み部22との間に圧力伝達部材16を介在させた形となっている。この圧力伝達部材16は、たとえばステンレスなどの金属やセラミックなどからなるものである。
ここで、圧力伝達部材16の一端部は、金属ステム20の歪み部22に一体化されて固定されており、圧力伝達部材16の他端部は、受圧用ダイアフラム15に一体化されて固定されている。
本実施形態では、金属ステム20の歪み部22と圧力伝達部材16の一端部との固定部16aは、ロウ付けや溶接などによる部材間の接合により構成されており、受圧用ダイアフラム15と圧力伝達部材16の他端部との固定部16bも、ロウ付けや溶接などによる部材間の接合により構成されている。
より具体的には、金属ステム20の歪み部22の内面には、当該内面から圧力伝達部材16側へ延びる棒状部22aが設けられている。そして、この金属ステム20の棒状部22aは、圧力伝達部材16の一端部に設けられた凹部に挿入されており、この状態でロウ付けなどによる接合がなされている。
一方、受圧用ダイアフラム15の内面には、当該内面から圧力伝達部材16側へ延びる棒状部15aが設けられている。このダイアフラム15の棒状部15aは、ダイアフラム15のうち圧力Pによって変形しない部位であり、ダイアフラム15においては、この棒状部15aの周囲の薄肉部15bが圧力Pによって変形する部位である。
また、このダイアフラム15の棒状部15aは、受圧用ダイアフラム15における圧力伝達部材16と固定される部位である。そして、この棒状部15aは、圧力伝達部材16の他端部に設けられた凹部に挿入されており、この状態でロウ付けなどによる接合がなされている。
また、図2に示されるように、この受圧用ダイアフラム15の棒状部15aは、圧力伝達部材16の他端部側から受圧用ダイアフラム15側へ向かって広がった形状となっている。
このようにして、圧力伝達部材16の一端部は、金属ステム20の歪み部22に一体化されて固定されており、圧力伝達部材16の他端部は、受圧用ダイアフラム15に一体化されて固定されている。
また、図2に示されるように、金属ステム20には、金属ステム20におけるハウジング10内に位置する外面と金属ステム20の中空部とを連通する細孔24が形成されている。
上述した圧力伝達部材16と受圧用ダイアフラム15および金属ステム20のロウ付けは、これら三部材の接合部にロウ材を配設し、三部材を組み付けた状態でロウ付けを行う。このとき、上記細孔24は、密閉された金属ステム20の中空部からロウ材のバインダや溶剤を放出させる穴として機能する。
また、圧力伝達部材16、受圧用ダイアフラム15および金属ステム20を一体化した後、金属ステム20の中空部内の気密度を測定することが好ましいが、この気密度測定は、上記細孔24を介して行うことができる。
ここでは、圧力伝達部材16は棒状の部材であるが、圧力伝達部材16の形状はこれに限定されるものではなく、たとえば球状、偏球状、鼓状などであってもよい。そして、検出圧力Pは、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して金属ステム20の歪み部22および検出素子30に印加されるようになっている。
また、歪みゲージ機能を有する検出素子30としては、限定するものではないが、たとえば、半導体プロセスによってシリコン半導体チップに対して、拡散抵抗素子などにより構成されるブリッジ回路などを形成してなるものなどを採用することができる。
このような歪みゲージ機能を有する半導体チップは、圧力によって金属ステム20の感圧部としての歪み部22が変形したとき、この変形に応じて半導体チップ自身も歪むことにより、その歪みによって生じる抵抗値変化を電気信号に変換して出力する機能を有するものである。
なお、これら金属ステム20の歪み部22および検出素子30が、検出圧力Pによる荷重を受けて歪む部位として構成されており、これら歪み部22および検出素子30は圧力検出装置100の基本性能を左右するものである。
ここで、金属ステム20を構成する金属材料について、さらに述べるならば、当該金属材料に対しては、高圧を受けることから高強度であること、及び、Si半導体などからなる検出素子30を低融点ガラスなどにより接合することなどのため、低熱膨張係数であることが求められる。
具体的には、金属ステム20の金属材料としては、Fe、Ni、CoまたはFe、Niを主体とし、析出強化材料としてTi、Nb、Alまたは、Ti、Nbが加えられた材料、たとえば析出硬化型のステンレスなどを選定することができ、この金属ステム20は、プレス、切削や冷間鍛造などにより形成することができる。
また、図1に示されるように、ハウジング10の本体部11の内部には、セラミック基板などからなる回路基板40が設けられている。この回路基板40は、本体部11との境界におけるパイプ部12の開口部を覆うように設けられており、回路基板40の周辺部は、たとえば接着などによりハウジング10に固定されている。
この回路基板40におけるパイプ部12の開口部に面した側の面には、ICチップ42が接着などにより搭載されている。このICチップ42は、検出素子30からの出力を増幅したり調整したりするための回路が形成されたものである。
そして、このICチップ42と回路基板40とは、アルミニウム(Al)または金などからなるボンディングワイヤ44により結線されており、それによって、これら両者40、42は電気的に接続されている。さらに、図1、図2に示されるように、この回路基板40と上記検出素子30とは、配線部材50により電気的に接続されている。
ここでは、配線部材50としては、フレキシブルプリント基板(FPC)50を採用している。もちろん、配線部材50としては、それ以外にも、たとえばリード線などを採用してもよい。
フレキシブルプリント基板50としては、ポリイミド樹脂などのベースに銅などの導体をパターニング形成した一般的なものを採用できる。このフレキシブルプリント基板50は、図1に示されるように、ハウジング10のパイプ部12内にてパイプ部12の長手方向に延びるように配置されている。
ここで、フレキシブルプリント基板50の一端部51は、検出素子30に対して、はんだなどを用いて電気的および機械的に接合されている。具体的には、図示しないが、検出素子30の表面に形成されたパッドに対して、フレキシブルプリント基板50の導体部が接続される。
そして、フレキシブルプリント基板50の検出素子30への接合部である一端部51から、フレキシブルプリント基板50は折り曲げられており、この折り曲げられた部分である折り曲げ部よりも他端部52側の部位が、パイプ部12内において回路基板40の方向へ延びている。
一方、フレキシブルプリント基板50の他端部52側の部位は、ハウジング10の本体部11に位置している。そして、フレキシブルプリント基板50の他端部52は、回路基板40に設けられた貫通穴46を介して、回路基板40におけるICチップ42の搭載面から当該搭載面とは反対側の面に位置している。
そして、フレキシブルプリント基板50の他端部52は、回路基板40におけるICチップ42の搭載面とは反対側の面にて、はんだなどを介して回路基板40と電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10において回路基板40におけるフレキシブルプリント基板50との接続面と対向する位置には、ターミナル61を有するコネクタケース60が設けられている。
このコネクタケース60はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂などからなるもので、ターミナル61はコネクタケース60にインサート成形などにより一体化されている。このコネクタケース60は、検出素子30からの信号を取り出すためのコネクタ部として構成されている。
そして、コネクタケース60のターミナル61と回路基板40とはバネ部材62を介したバネ接触により電気的に接続されている。これにより、検出素子30とコネクタケース60とは、フレキシブルプリント基板50および回路基板40を介して電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10の本体部11の端部14がコネクタケース60にかしめられることにより、コネクタケース60とハウジング10とは一体に固定されている。
そして、ターミナル61は自動車のECUなどへ図示しない配線部材などを介して電気的に接続可能となっている。それにより、本圧力検出装置100は外部との信号のやりとりなどが可能になっている。
かかる構成を有する圧力検出装置100の製造方法の一例について、述べる。
まず、金属ステム20と受圧用ダイアフラム15と圧力伝達部材16とを組み付けるとともに、各部材間における接合部にロウ材を配設する。そして、金属ステム20と受圧用ダイアフラム15とを溶接する。その後、加熱処理により、各部材間においてロウ付けを行う。
このようにして、受圧用ダイアフラム15と圧力伝達部材16と金属ステム20とを一体化した後、金属ステム20の歪み部22の外面に検出素子30を取り付ける。具体的には、歪み部22の外面に図示しない低融点ガラスを介在させつつ検出素子30を搭載する。そして、当該ガラスを焼成することにより検出素子30と金属ステム20とをガラス接合する。
次に、金属ステム20、検出素子30および受圧用ダイアフラム15が一体化したユニットにおいて、その検出素子30に対して、フレキシブルプリント基板50の一端部51をはんだなどを介して接続する。
次に、フレキシブルプリント基板50の他端部52側の部位を、ハウジング10のパイプ部12の先端部から挿入し、フレキシブルプリント基板50の他端部52をハウジング10の本体部11の内部まで引き出す。
続いて、フレキシブルプリント基板50の他端部52を、ICチップ42がワイヤボンド実装された回路基板40の貫通穴46に通し、フレキシブルプリント基板50の他端部52と回路基板40とをはんだなどを介して接続する。
次に、回路基板40をハウジング10の本体部11に接合固定する。その後、コネクタケース60をハウジング10の本体部11に組み付け、ハウジング10の端部14をかしめることにより、コネクタケース60とハウジング10とを固定する。
このコネクタケース60をハウジング10へ組み付けるとき、ターミナル61と回路基板40とをバネ部材62を介してバネ接触させ、電気的に接続する。こうして、上記図1に示される圧力検出装置100が完成する。
かかる圧力検出装置100は、ハウジング10のネジ部13を介して、被検出体としての上記エンジンヘッドに形成されたネジ穴(取付穴)に取り付けられることによって、上記エンジンヘッドに接続固定される。
そして、燃焼室内の圧力(筒内圧)Pが、図1、図2中の矢印に示されるように、受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16を介して、金属ステム20の歪み部22に印加されると、その圧力によって金属ステム20の歪み部22が変形し、この変形を検出素子30により電気信号に変換し、圧力検出を行うようにしている。
そして、検出素子30からの信号は、フレキシブルプリント基板50を介して回路基板40へ伝達され、ICチップ42にて処理され、処理された信号がターミナル61から外部へ出力される。
ところで、本実施形態によれば、一端部に閉塞部としての感圧部である歪み部22、他端部に開口部21を有する中空筒状のステム20と、ステム20の開口部21を閉塞するようにステム20に接合された受圧用ダイアフラム15と、一端部が歪み部22側へ位置し他端部が受圧用ダイアフラム15側へ位置した状態でステム20の中空部に収納され、受圧用ダイアフラム15が受けた圧力を歪み部22へ伝達する圧力伝達部材16とを備える圧力検出装置において、ステム20の歪み部22と圧力伝達部材16の一端部、および、受圧用ダイアフラム15と圧力伝達部材16の他端部は、それぞれ一体化されて固定されていることを特徴とする圧力検出装置100が提供される。
それによれば、ステム20、圧力伝達部材16および受圧用ダイアフラム15の三部材が一体化されて固定されるので、これら三部材が固定されずに単に接触した状態である従来の圧力検出装置にて発生していた各部材間における接触状態の変化や予荷重の印加による部材のクリープが、防止される。
よって、本実施形態によれば、受圧用ダイアフラム15が受けた圧力を圧力伝達部材16を介してステム20の歪み部22へ伝達するようにした圧力検出装置100において、ステム20、圧力伝達部材16および受圧用ダイアフラム15の三部材間の圧力伝達性能を向上させることができる。
ここで、本実施形態の圧力検出装置100においては、ステム20の歪み部22と圧力伝達部材16の一端部との固定部、および、受圧用ダイアフラム15と圧力伝達部材16の他端部との固定部が、それぞれ部材間の接合により構成されたものであることも特徴の一つである。
また、本実施形態の圧力検出装置100においては、受圧用ダイアフラム15における圧力伝達部材16と固定される部位すなわち棒状部15aは、圧力によって変形しない部位であり、この棒状部15aは、圧力伝達部材16側から受圧用ダイアフラム15側へ向かって広がった形状となっていることも特徴の一つである。
それによれば、受圧用ダイアフラム15が圧力を受ける有効面積A(図2参照)を大きくすることができる。受圧用ダイアフラム15から圧力伝達部材16へ伝達される力をFとしたとき、F=P・Aである。
つまり、上記有効面積Aを大きくすることにより、受圧用ダイアフラム15が受ける圧力Pによって、受圧用ダイアフラム15から大きな力Fを、細い圧力伝達部材16へ伝達することができ、好ましい。
また、本実施形態では、上述したが、図2に示されるように、ハウジング10のパイプ部12の先端部に凸部12aを設け、金属ステム20のフランジ23に凹部23aを設け、これら凸部12aと凹部23aとを嵌合させている。
それにより、圧力検出装置100を上記エンジンヘッドへネジ結合する際において、金属ステム20の軸回りの金属ステム20とハウジング10との間の回転ずれを防止できるようになっている。
金属ステム20とハウジング10とは、溶接などにより接合されているが、圧力検出装置100をエンジンヘッドにネジ締めする際に、金属ステム20とハウジング10との溶接部には、ネジ回転によるせん断力が加わる。すると、この溶接部が破断する恐れがあるが、本実施形態のように、凹凸のかみ合いによるストッパ作用を発揮させれば、当該溶接部の破断を防止することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、金属ステム20の感圧部としての歪み部22と圧力伝達部材16と受圧用ダイアフラム15との間の各固定部は、それぞれ部材間の接合により構成されていた。
ここで、上記圧力検出装置100において、金属ステム20の歪み部22と圧力伝達部材16の一端部との固定部、および、受圧用ダイアフラム15と圧力伝達部材16の他端部との固定部のうちどちらか一方の固定部は、固定されるべき両部材を一体成形することにより構成されていてもよい。
たとえば、金属ステム20と圧力伝達部材16とを、MIM(Metal Injection Molding)や切削、鍛造、プレスなどにより一体成形し、圧力伝達部材16と受圧用ダイアフラム15とを接合してもよいし、また、圧力伝達部材16と受圧用ダイアフラム15とを上記方法にて一体成形し、圧力伝達部材16と金属ステム20とを接合してもよい。
また、上記実施形態では、金属ステム20にロウ付け用または気密度測定用の細孔24を設けたが、この細孔24は、ハウジング10内に開放されるため、閉塞する必要はなく、センサ特性に影響はない。
なお、この細孔24は、金属ステム20の中空部とハウジング10の外部とを連通する部位に形成されてもよいが、その場合には、上記のロウ付け後や気密度測定の後に接着剤などで封止することが必要である。
また、検出素子としては、上記した歪みゲージ機能を有するもの以外でもよい。検出素子としては、金属ステムに取り付けられて圧力伝達部材から受けた検出圧力に応じた信号を出力するものであればよい。
また、上記実施形態では、ハウジング10は、長いパイプ部12を有するものであり、そのパイプ部12の先端部に検出素子30および金属ステム20、受圧用ダイアフラム15を設けていたため、検出素子30と回路基板40との間をフレキシブルプリント基板50にて接続していた。
しかし、ハウジングの形状を変形して、パイプ部を極力短くするか、あるいはパイプ部を廃止するなどにより、検出素子30とコネクタ部側である回路基板40との距離を短くし、これら検出素子30および回路基板40の間をボンディングワイヤなどによって接続できるようにしてもよい。
つまり、ハウジング10は、上記した円筒状の本体部11とパイプ部12とからなる形状に限定されるものではない。このハウジング形状は、燃焼圧センサに適したものとしたものであり、それ以外のハウジング形状であってもかまわない。
さらに、上記図1に示される例では、ハウジング10内において検出素子30とコネクタ部60との間の部位には、ICチップ42や回路基板40や各種の電気接続部材が配置されていたが、当該部位の構成はこれに限定されるものではなく、適宜変更可能であることは、もちろんである。
要するに、本発明は、一端部に閉塞部としての感圧部、他端部に開口部を有する中空筒状のステムと、ステムの開口部を閉塞するようにステムに接合された受圧用ダイアフラムと、一端部が感圧部側へ位置し他端部が受圧用ダイアフラム側へ位置した状態でステムの中空部に収納され、受圧用ダイアフラムが受けた圧力を感圧部へ伝達する圧力伝達部材とを備える圧力検出装置において、ステムの感圧部と圧力伝達部材の一端部、および、受圧用ダイアフラムと圧力伝達部材の他端部は、接合や一体成形などによって、それぞれ一体化されて固定されていることを要部とするものであり、その他の部分については適宜設計変更が可能である。
本発明の実施形態に係る圧力検出装置の全体構成を示す概略断面図である。 上記図1中におけるハウジングのパイプ部の先端部の近傍部を拡大して示す概略断面図である。
符号の説明
15…受圧用ダイアフラム、15a…受圧用ダイアフラムの棒状部、
16…圧力伝達部材、20…金属ステム、21…金属ステムの開口部、
22…金属ステムの感圧部としての歪み部。

Claims (4)

  1. 一端部に閉塞部としての感圧部(22)、他端部に開口部(21)を有する中空筒状のステム(20)と、
    前記ステム(20)の前記開口部(21)を閉塞するように前記ステム(20)に接合された受圧用ダイアフラム(15)と、
    一端部が前記感圧部(22)側へ位置し他端部が前記受圧用ダイアフラム(15)側へ位置した状態で前記ステム(20)の中空部に収納され、前記受圧用ダイアフラム(15)が受けた圧力を前記感圧部(22)へ伝達する圧力伝達部材(16)とを備える圧力検出装置において、
    前記ステム(20)の前記感圧部(22)と前記圧力伝達部材(16)の一端部、および、前記受圧用ダイアフラム(15)と前記圧力伝達部材(16)の他端部は、それぞれ一体化されて固定されており、
    前記ステム(20)には、前記中空部と前記ステム(20)の外部とを連通させる気密度測定用の細孔(24)が形成されていることを特徴とする圧力検出装置。
  2. 前記ステム(20)の前記感圧部(22)と前記圧力伝達部材(16)の一端部との固定部、および、前記受圧用ダイアフラム(15)と前記圧力伝達部材(16)の他端部との固定部は、それぞれ部材間の接合により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  3. 前記ステム(20)と前記圧力伝達部材(16)とが一体成型され、前記受圧用ダイアフラム(15)と前記圧力伝達部材(16)の他端部との固定部がロウ付けされることにより構成されている、もしくは前記受圧用ダイフラム(15)と前記圧力伝達部材(16)とが一体成型され、前記ステム(20)の前記感圧部(22)と前記圧力伝達部材(16)の一端部との固定部がロウ付けされることにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  4. 前記受圧用ダイアフラム(15)における前記圧力伝達部材(16)と固定される部位(15a)は、圧力によって変形しない部位であり、
    この部位(15a)は、前記圧力伝達部材(16)側から前記受圧用ダイアフラム(15)側へ向かって広がった形状となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力検出装置。
JP2004313971A 2004-10-28 2004-10-28 圧力検出装置 Expired - Fee Related JP4525297B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004313971A JP4525297B2 (ja) 2004-10-28 2004-10-28 圧力検出装置
US11/252,015 US7302855B2 (en) 2004-10-28 2005-10-18 Pressure detection device
DE102005050598A DE102005050598A1 (de) 2004-10-28 2005-10-21 Druckerkennungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004313971A JP4525297B2 (ja) 2004-10-28 2004-10-28 圧力検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006125982A JP2006125982A (ja) 2006-05-18
JP4525297B2 true JP4525297B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=36720871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004313971A Expired - Fee Related JP4525297B2 (ja) 2004-10-28 2004-10-28 圧力検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4525297B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182127A (ja) * 2013-03-20 2014-09-29 Sensata Technologies Inc 測定プラグおよび測定プラグを組み立てるための方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076155A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Denso Corp 圧力センサ
DE102009030702A1 (de) * 2009-06-26 2010-12-30 Trafag Ag Drucksensormesselement sowie damit versehener Drucksensor
JP5594541B2 (ja) * 2012-02-09 2014-09-24 Smc株式会社 圧力検出器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000111435A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Saginomiya Seisakusho Inc 燃焼圧センサ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149076U (ja) * 1974-10-11 1976-04-13
JPS5931045U (ja) * 1982-08-23 1984-02-27 株式会社日本自動車部品総合研究所 圧力検出器
JPS6073428A (ja) * 1983-09-19 1985-04-25 フオ−ド モ−タ− カンパニ− 燃焼圧力センサ
JPS60123647U (ja) * 1984-01-31 1985-08-20 日産自動車株式会社 圧力センサ
JPS6123933A (ja) * 1984-07-12 1986-02-01 Meiyou Denki Kk 耐熱耐振型圧力検出器
JP3365028B2 (ja) * 1994-03-14 2003-01-08 株式会社デンソー 圧力検出装置
JPH08261857A (ja) * 1995-03-27 1996-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧力センサ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000111435A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Saginomiya Seisakusho Inc 燃焼圧センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182127A (ja) * 2013-03-20 2014-09-29 Sensata Technologies Inc 測定プラグおよび測定プラグを組み立てるための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006125982A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4742593B2 (ja) 圧力検出装置の製造方法
US7628078B2 (en) Combustion pressure sensor
US7114396B2 (en) Pressure sensor
US7302855B2 (en) Pressure detection device
JP4848904B2 (ja) 圧力センサ
JP4075776B2 (ja) 物理量センサおよび圧力センサ
US20080148860A1 (en) Pressure sensor with sensing element disposed on stem
JP2006194736A (ja) 圧力検出装置およびその製造方法
JP2008070190A (ja) 圧力センサ
JP2006208043A (ja) 圧力検出装置の製造方法
JP2007132697A (ja) 圧力センサ
JP2006250614A (ja) 圧力検出装置
US20090095059A1 (en) Pressure sensor and structure for attachment of pressure sensor
JP4534894B2 (ja) 圧力検出装置
JP4244861B2 (ja) 圧力検出装置
JP2009085723A (ja) 圧力検出装置およびその製造方法
JP4525297B2 (ja) 圧力検出装置
JP4281221B2 (ja) 圧力センサ
JP2005351789A (ja) 圧力検出装置の製造方法
JP2005249512A (ja) 圧力検出装置
JP4876895B2 (ja) 圧力センサ
JP2005326337A (ja) 圧力検出装置
JP2005172761A (ja) 圧力センサ
JP2010096656A (ja) 圧力センサ
JP2008076155A (ja) 圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100318

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees