JPH08261857A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH08261857A
JPH08261857A JP6774495A JP6774495A JPH08261857A JP H08261857 A JPH08261857 A JP H08261857A JP 6774495 A JP6774495 A JP 6774495A JP 6774495 A JP6774495 A JP 6774495A JP H08261857 A JPH08261857 A JP H08261857A
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JP
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JP6774495A
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English (en)
Inventor
Susumu Okauchi
享 岡内
Hiroki Kusakabe
弘樹 日下部
Masuo Takigawa
益生 瀧川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感圧素子を筺体に、簡便で強固に固定し、感
度が高く、安定性に優れた圧力センサを、安価に製造す
る。 【構成】 筺体を、筺体A〜筺体Cの複数に分割し、そ
の内の1個の筺体Aに、先端ダイアフラム17、感圧素
子11などを取り付ける。筺体Aを、他の筺体B、Cと
接合することにより、一つの圧力センサ(燃焼圧セン
サ)とする。 【効果】 P1、P2において、感圧素子11を筺体A
に強固に溶接接合でき、圧力センサのS/Nを向上でき
ると共に、組立自動化の容易性を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃機関のシリ
ンダ内燃焼圧等の圧力検出に適した圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダイアフラム上に構成された感歪抵抗体
の歪によって圧力を検出する圧力センサは、従来からよ
く用いられていた。これらのセンサは直接ダイアフラム
に圧力を印加するもので、耐熱性に問題があり、燃焼圧
力のような高温流体の圧力測定には使用できない。
【0003】そこで、ダイアフラムを2重にし、感歪抵
抗体を高温流体から遠ざける方法が考えられている。図
13に従来より用いられている圧力センサの基本構成を
示す。同図はセンサの縦断面図であり、センサ筺体91
の先端にはシール用の先端ダイアフラム97が設けてあ
る。
【0004】先端ダイアフラム97に印加された圧力は
圧力伝達部材96を介して、感歪ダイアフラム94に伝
達される。また、圧力伝達部材96の代わりにシリコン
オイルの様な作動油を用いるものも考案されている。
【0005】次に、センサの原理を説明する。感歪ダイ
アフラム94上には絶縁層93及び感歪抵抗体92が形
成され、図14に示すようなフルブリッジ回路が構成さ
れている。感歪ダイアフラム94に圧力が伝達される
と、印加圧力に応じて感歪抵抗体R1〜R4の抵抗値が
変動する。この抵抗値の変化をブリッジ出力電圧の差と
して検出することによって圧力検出が可能になる。
【0006】先端ダイアフラム97に圧力が印加される
と、圧力伝達部材96が押され、感歪ダイアフラム94
が撓んで、感歪ダイアフラム94の中央部に形成された
感歪抵抗体R1とR3が引張応力を受け、感歪ダイアフ
ラム94の周辺部に形成された感歪抵抗体R2とR4が
圧縮応力を受けることによって、効率よく圧力がブリッ
ジ出力電圧に変換されていた。
【0007】また他の従来例として、感歪抵抗体の配置
の自由度を広げるため、板状金属基材表面に絶縁層及び
感歪抵抗体が形成され、図14に示すフルブリッジ回路
が構成されたものも開発されている。
【0008】その例を図15に示す。図15は第2の従
来例の縦断面図である。筺体115の先端にはシール用
のダイアフラム117が設けてある。先端ダイアフラム
117に印加された圧力は、感圧素子111の圧力伝達
部114によって感歪部113に伝えられる。
【0009】一方、感圧素子111の上部は固定部11
2で筺体115に固定されているため、伝達された圧力
による歪が感歪部113に発生する。
【0010】感圧素子111の斜視図を図16に示す。
固定部112は筺体115に固定されているため、圧力
伝達部114に圧力が印加すると、感歪部113が破線
のようにS字形に撓む。この時、感歪抵抗体116の下
段の2個(R1とR3)は引張応力を受け、上段の2個
(R2とR4)は圧縮応力を受け、それぞれ抵抗値が変
化し、圧力信号がブリッジ出力電圧として得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のような感歪抵抗
体や歪ゲージを用いた圧力センサでは、感歪部の変形が
線形性を有する範囲の僅かな歪を、高精度に検出しなけ
ればならない。そのため感圧素子は剛性が高く、筺体と
素子も強固な固定が必要だったが、筺体の内側に感圧素
子を強固に固定するには、製造コストが高くなる。
【0012】また、上記のような、感歪抵抗体を用いた
圧力センサでは、感圧素子を筺体部で強固に固定しなけ
ればならないと同時に、筺体側の感圧素子取り付け部分
にも、十分な剛性が要求される。しかし、従来はそのガ
イドラインも無く、設計指針が存在していなかった。
【0013】またセンサの耐圧強度向上のため先端ダイ
アフラムの厚みを厚くすると、特に板状感圧素子を用い
た場合、圧力伝達部底部にダイアフラムが沿わず、圧力
感度が大きく低下していた。
【0014】また、第1の従来例の様な、円板に圧力伝
達部材を取り付けた形状の感圧素子に関して、感歪ダイ
アフラムの表面に絶縁層や感歪抵抗体を形成するには、
パレットに並べ加工され、シート状基材の大面積を一度
に加工することができなかった。これは、コイン状の感
歪ダイアフラムをまず作製し、このダイアフラムに圧力
伝達部材を取り付けると、圧力伝達部材取り付けのエネ
ルギで、感歪抵抗体に大きなダメージを耐えてしまうか
らである。
【0015】一方、センサの低コスト化には、構造の単
純化は有効な手段であり、センサに高い精度を要求しな
い場合、感歪ダイアフラムを燃焼の熱から保護する方法
として、感圧素子の前方に圧力導管を設ける方法があ
る。しかし、この方式では気柱振動により、圧力はにノ
イズが混入する問題があった。
【0016】また、センサの耐ノイズ性や使い勝手を考
えると、増幅アンプを初めとする回路部は、センサの筺
体内部に内蔵することが望ましい。
【0017】しかし、従来のセンサの筺体は、筺体自身
の作り易さと捻りに対する強度の問題から円筒形状で、
回路も円板型基板を積み上げる方式が多く、基板のレイ
アウトや基板形状にも制限が多かった。
【0018】更に、基板〜基板間、基板〜感圧素子間や
基板〜コネクタ間などの端子接続が困難だった。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明はセンサ筺体を複数個に分割した。その内
の1個の筺体の先端にダイアフラムを設け、この先端ダ
イアフラム裏面に感圧素子の圧力伝達部または圧力伝達
部材を固定し、感圧素子は先端ダイアフラムと反対側の
筺体端部に取り付ける。その後に、他の筺体部分を接合
し、感圧素子を覆う。
【0020】あるいは、板状金属基材表面に絶縁層と感
歪抵抗体を設けた感歪部と、筺体先端に取り付けられた
先端ダイアフラムの圧力を、感歪部に伝達する圧力伝達
部を有する感圧素子を、筺体に固定するための筺体側固
定部の共振周波数が、感圧素子単体の主共振周波数の2
倍以上なるよう、筺体側固定部を設計する。
【0021】あるいは、板状金属基材表面に絶縁層と感
歪抵抗体を設けた感歪部と、筺体先端に取り付けられた
先端ダイアフラムの圧力を感歪部に伝達する圧力伝達部
と、筺体に感圧素子を固定する固定部を有し、感歪部が
圧力伝達部の厚みよりも薄肉加工されている感圧素子に
おいて、先端ダイアフラムと接触する圧力伝達部の先端
面の辺の内、薄肉部の開口側と反対側の辺を面取りす
る。
【0022】あるいは、センサ筺体を複数に分割し、そ
の内の1つの筺体に先端ダイアフラムと感圧素子を取り
付け、この筺体と他の筺体との接合部分を、筺体と感圧
素子の固定部分に対して、先端方向または先端と反対方
向にずらせる。あるいは、板状金属基材の片面に絶縁層
と感歪抵抗体を形成した感圧素子を円形に切り抜き、こ
の円板状素子に圧力伝達部材を取り付けるため、パルス
ビームレーザ溶接または連続ビームレーザ溶接による接
合を行う。その際、ビームエネルギを、パルスレーザで
は1パルス当りのエネルギを金属基材厚の2乗で除した
値が1J/mm2以下とし、連続レーザではビールエネ
ルギを金属基材厚の2乗で除した値が10W/mm2
下となる条件で接合を行う。
【0023】あるいは、円板状金属基材よりも大きい板
状金属基材の片面に、複数の圧力伝達部材を取り付け、
その後板状金属基材の圧力伝達部材の付いていない面
に、絶縁層と感歪抵抗体を形成する。最後に、板状に形
成された感圧素子から、円板状の感圧素子をカット・分
離する。
【0024】あるいは、円板状金属基材表面に絶縁層と
感歪抵抗体を形成した感圧素子を、筺体に取り付け、筺
体先端から感圧素子まで圧力導管により燃焼圧力を伝達
する。この時用いる圧力導管の内径を長さで除した値
が、0.5以下であり且つ0.2以上であるようにする。
【0025】あるいは、円板状金属基材表面に絶縁層と
感歪抵抗体を形成した感圧素子を、筺体に取り付け、筺
体先端から感圧素子まで圧力導管により燃焼圧力を伝達
する。この時用いる圧力導管を、圧力導管の入口側内径
が、感圧素子側内径よりも大きい円錐面で構成する。
【0026】あるいは、円板状金属基材表面に絶縁層と
感歪抵抗体を形成した感圧素子を、筺体に取り付け、筺
体先端から感圧素子まで圧力導管により燃焼圧力を伝達
する。この時、円板状感圧素子と筺体の間に隙間ができ
るよう、筺体に感圧素子を取り付ける。
【0027】あるいは、複数の筺体の内の1つの筺体
に、感圧素子・内蔵回路・コネクタを取り付けるための
固定部を設け、感圧素子・内蔵回路・コネクタを同一の
筺体に取り付ける。その後、他の筺体を取り付けること
により、感圧素子・内蔵回路・コネクタを覆う。
【0028】あるいは、複数の筺体の内の1つの筺体
に、感圧素子を直接取り付け、更に別体の取り付け部を
筺体に固定し、内蔵回路・コネクタをこの取り付け部に
固定する。その後、他の筺体を取り付けることにより、
感圧素子・内蔵回路・コネクタを覆う。
【0029】あるいは、感圧素子・内蔵回路・コネクタ
を取り付けるため筺体に設けられた固定部の表面に、絶
縁層と導電体印刷または導電箔により導電線を形成し、
感圧素子・内蔵回路・コネクタの信号端子または信号タ
ーミナルと、接触または接着または半田付けで電気的接
合を行う。
【0030】あるいは、感圧素子・内蔵回路・コネクタ
を筺体に取り付ける固定部または内蔵回路・コネクタを
感圧素子にが取り付けられた筺体に固定するめの取り付
け部に、感圧素子・内蔵回路・コネクタの各々の信号端
子または信号ターミナルに面するよう導電線プレートま
たは導電線フィルムを取り付ける。この導電線プレート
または導電線フィルムは、表面に絶縁層を有するか、ま
たは絶縁体で構成され、その表面に導電体印刷または導
電箔により導電線が形成されている。このプレートまた
はフィルムの導電線に、感圧素子・内蔵回路・コネクタ
の信号端子または信号ターミナルを接触または接着また
は半田付けを行うことにより、電気的接合を行う。
【0031】
【作用】上記の様に筺体を分割することで、筺体と感圧
素子の接合部を外部に露出させることができる。このこ
とにより、容易でしかも確実・低コストに感圧素子を筺
体に強固に接合することができる。
【0032】また、板状感圧素子を取り付ける筺体側固
定部の共振周波数を、板状感圧素子単体の主共振周波数
の2倍以上になるよう、筺体側固定部の剛性を確保する
ことにより、先端ダイアフラムに印加された圧力による
歪は、板状感圧素子の感歪部にほぼ集中し、十分な圧力
感度を確保できる。
【0033】また、板状感圧素子の圧力伝達部の先端ダ
イアフラムとの接触面の角を面取りすることにより、先
端ダイアフラムの裏面から圧力伝達部の先端面が受ける
反力を小さくできるため、感圧素子の感歪部の撓みを大
きくでき、圧力感度を向上できる。
【0034】また、感圧素子が取り付けられている筺体
と、他の筺体の接合部を、感圧素子と筺体の接合部から
遠ざけることにより、感歪抵抗体が筺体同士の接合に要
したエネルギからダメージを受けることを防止でき、ま
た感圧素子に残留応力が印加されることも防止できるた
め、高精度で経時変化の無いセンサを実現できる。
【0035】また、板状金属基材に複数個分の絶縁層や
感歪抵抗体を一度に形成し、円板状感圧素子に切り抜い
た後、圧力伝達部材を取り付けるため、感歪抵抗体形成
の製造コストを低減できる。
【0036】また、切り抜かれた円板状感圧素子への圧
力伝達部材の取り付けにはレーザ溶接を用い、その際、
パルスレーザでは1パルス当りのエネルギを金属基材厚
の2乗で除した値が1J/mm2以下とし、連続レーザ
ではビールパワーを金属基材厚の2乗で除した値が10
W/mm2以下とする事により、感歪抵抗体へのダメー
ジを最小限度に抑え、安定した抵抗値の感歪抵抗体を有
する感圧素子を実現できる。
【0037】また、円形にカットする前の板状金属基材
に圧力伝達部材を取り付け、その後に絶縁層・抵抗体を
形成することにより、圧力伝達部材取り付けによる感歪
抵抗体への影響を更に低減できる。また、この方法でも
複数個の素子を同時に作製することができるため、素子
製造コストを削減できる。
【0038】また、筺体先端から感圧素子まで、燃焼圧
力を伝達するための圧力導管の、内径を圧力導管の長さ
で除した値を、0.5以下でかつ0.2以上とすることに
より、燃焼の熱から感圧素子を保護できしかも、圧力導
管内での気柱振動を抑制することができる。
【0039】また、筺体先端から感圧素子まで、燃焼圧
力を伝達するための圧力導管の形状を、圧力導管入口側
の内径が感圧素子側の内径より大きい円錐面にすること
によって、燃焼の熱から感圧素子を更に保護でき、しか
も圧力導管内での気柱振動を抑制することができる。
【0040】また、円板状感圧素子の下面と、筺体との
間に隙間を設けることにより、感圧素子を圧力導管側へ
も撓み易くでき、負圧に対する感度を向上できる。
【0041】また、複数の内の1つの筺体に、感圧素子
・内蔵回路・コネクタを取り付ける固定部を設け、感圧
素子・内蔵回路・コネクタを同一の筺体に取り付けた
後、他の筺体を取り付け、感圧素子・内蔵回路・コネク
タを覆うことにより、組立の自動化が容易にでき、各々
の信号端子間または信号ターミナル間の接合の信頼性も
向上できる。また、感圧素子・内蔵回路・コネクタの保
護を向上できる。
【0042】また、内蔵回路・コネクタを固定するため
の取り付け部を、感圧素子を取り付けた筺体に取り付
け、筺体・感圧素子・内蔵回路・コネクタを一体のもの
とした後、他の筺体部分を取り付け、筺体・感圧素子・
内蔵回路・コネクタを覆うことにより、組立の自動化が
容易にでき、各々の信号端子間または信号ターミナル間
の接合の信頼性も向上できる。また、感圧素子・内蔵回
路・コネクタの保護を向上できる。
【0043】また、感圧素子・内蔵回路・コネクタを取
り付ける固定部の表面に、導電線部を形成し、感圧素子
・内蔵回路・コネクタの信号端子または信号ターミナル
の接合を行うことにより、固定部に感圧素子・内蔵回路
・コネクタを取り付けるだけで電気的接合のできるた
め、センサの組立を非常に簡素化できる。
【0044】また、感圧素子・内蔵回路・コネクタを取
り付ける固定部や、内蔵回路・コネクタだけを固定する
取り付け部に、導電線を形成したプレートまたはフィル
ムを取り付け、そこに感圧素子・内蔵回路・コネクタの
信号端子または信号ターミナルを接続することによっ
て、感圧素子・内蔵回路・コネクタを同一の固定部に取
り付けできないような場合や直接導電線を形成できない
材質に対しても、取り付け部に内蔵回路やコネクタを取
り付けるだけで電気的接合ができ、センサの組立を非常
に簡素化できる。
【0045】
【実施例】以下に、本発明における実施例を、図を用い
て詳細に説明する。
【0046】(第1実施例)図1は、本発明の第1の実
施例である。図1(a)はセンサ正面方向の半断面図
で、右側半分を断面図としている。図1(b)は側面の
断面図である。
【0047】本実施例ではセンサの筺体をA〜Cの3個
構成とした。筺体A15の先端には、先端ダイアフラム
17がシーム溶接で取り付けられている。筺体A15の
内部には、板状の感圧素子11が取り付けられている。
感圧素子11は、圧力伝達部14・感歪部13・固定部
12から構成され、圧力伝達部14は先端ダイアフラム
17の裏面に、固定部12は筺体A15にそれぞれ溶接
固定されている。
【0048】固定部12と筺体A15を例えば点P1、
P2において溶接する時点では、筺体A15と筺体B1
9を分離しておけば、接合部P1、P2は露出している
ので、レーザビームの照射も容易で、両者の強固な固定
が非常に簡便にできる。
【0049】感圧素子11の表面にはガラスによる絶縁
層が設けてあり、感歪部13においては、このガラス絶
縁層の上に感歪抵抗体16が形成されている。感歪部1
3は、その裏面が削り取られて薄肉部18となされてい
る。
【0050】筺体A15の上方には筺体B19があり、
筺体B19の内部には内蔵回路20がある。また、筺体
B19の上方には筺体C22があり、筺体C22にはコ
ネクタ21が取り付けてある。感圧素子11〜内蔵回路
20〜21コネクタはリード線で接続され、最後に筺体
A15と筺体B19をシーム溶接により接合する。
【0051】筺体A15と筺体B19との溶接接合は、
筺体A15の外周部Sを筺体Bの内周部に挿入し、それ
ぞれの端面E1、E2を当接させた状態において、この
当接端面のエッジ部分を外部からシーム溶接することで
行われる。
【0052】次に、センサの動きについて説明する。先
端ダイアフラム17にエンジンの燃焼圧が印加される
と、その圧力は圧力伝達部14により感歪部13に伝え
られる。
【0053】感圧素子11の上部は固定部12で固定さ
れているため、薄肉加工の施された感歪部13に歪みが
集中する。感歪部13には感歪抵抗体16により、フル
ブリッジが形成され、感歪部13に発生した歪みを微弱
な電位差として検出する。検出された電位差は、内蔵ア
ンプ20により増幅され、コネクタ21から出力され
る。
【0054】このとき、センサのS/N比を上げるに
は、燃焼圧により発生する歪みを、感歪部13に効率よ
く集中させることが重要である。そのためには、感圧素
子11を、固定部12で強固に固定することが必要であ
る。図1のように、筺体を分割式にして、固定部12を
露出させることにより、感圧素子11の強固な固定が容
易に低コストにできるようになった。
【0055】また、固定部12は、断面がI型形状であ
り、高い剛性を有しているので、燃焼圧により発生する
歪みを感歪部13に効率よく集中させるのに好都合であ
る。
【0056】(第2実施例)図2は本発明の第2実施例
におけるセンサの横断面の一部を図2(a)に示してい
る。図2(b)は、本実施例の説明のための比較例であ
る。なお、図2(a)、(b)共に、図1(b)に対応
した、センサの下半分を示している。
【0057】図2に直接は記載されていない他の構成要
素については、図1と同様な構成要素を用いることがで
きる。
【0058】図2を用いて、第2の実施例の構成と動き
の詳細な説明を行う。まず、本実施例の図2(a)につ
いて、説明する。筺体a25の先端には先端ダイアフラ
ム17がシーム溶接されている。先端ダイアフラム17
に印加された燃焼圧力は、感圧素子a29に伝達され
る。
【0059】一方、感圧素子a29は、固定部a23で
高剛性の筺体側固定部a26に固定されているため、感
圧素子a29は波線のように大きく歪む。
【0060】次に、本実施例の比較例である図2(b)
について説明する。図2(a)と同様、筺体b27の先
端には先端ダイアフラム17が取り付けられ、先端ダイ
アフラム17に印加された燃焼圧力は、感圧素子b30
に伝達される。
【0061】感圧素子b30も、固定部b24により筺
体側固定部b28に取り付けられている。しかし、筺体
側固定部b28は、筺体側固定部a26に比較して肉厚
が薄いために剛性が低く、その結果、筺体側固定部b2
8は、筺体側固定部a26に比べて、相対的に波線で示
すように変形し、歪みが感圧素子b30に集中しない。
【0062】第1実施例の説明でも述べたように、セン
サのS/N比を向上させるためには、感圧素子に歪みを
集中させる必要がある。FEMによる振動解析と、実際
のセンサ感度の検討から、感圧素子単体の共振周波数f
eに対し、筺体側固定部の共振周波数fkが、fe<2×
kを満たす様に、筺体側固定部を設計すれば、図2
(a)に示すように、十分に感圧素子を歪ませることが
でき、S/N比を大きく改善できる。
【0063】(第3実施例)図3(a)は、本発明の第
3の実施例における、感圧素子と先端ダイアフラム部の
拡大図である。また図3(b)は、本実施例の作用効果
を説明するための比較例としての従来例である。
【0064】図3に直接は記載されていない他の構成要
素については、図1と同様な構成要素を用いることがで
きる。
【0065】以下、図3を用いて、第3の実施例の構成
と動きについて説明する。図3(a)は、先端ダイアフ
ラム17に感圧素子a31が取り付けられている様子を
示す。感圧素子a31は、筺体(図示せず)に固定され
ている固定部12と、感歪部13と圧力伝達部a34か
ら構成されている。
【0066】感歪部13の表面には絶縁層が形成されて
おり、この絶縁層表面に感歪抵抗体16が設けられてい
る。また、感歪部13は、その裏面の厚みが削り取られ
て薄肉加工が施され、歪み易くなっている。
【0067】先端ダイアフラム17に下から燃焼圧が印
加されると、感圧素子a31は破線のように変形し、感
歪部13の変形は感歪抵抗体16で検出される。
【0068】図3(b)は、図15に示した従来例の感
圧素子114の先端部の拡大図である。図3(b)で
は、先端ダイアフラム17に燃焼圧が印加すると、破線
のように圧力伝達部35が変位する。しかし、圧力伝達
部35の先端面は矩形平面であるため、先端面の片側の
角が先端ダイアフラム17を下に押し付ける。この部分
には先端ダイアフラム17からの反力が働き、結果とし
て感圧素子が歪むのを抑制し、センサの感度が低下す
る。
【0069】これに対して図3(a)の実施例では、圧
力伝達部a34の先端部に面取り部36を設けることに
より、先端ダイアフラムの同じ位置に圧力伝達部を形成
した場合においても、先端ダイアフラム17からの反力
による感度低下を防止でき、センサ感度を約1.5倍程
度に向上できた。このことにより、更にS/N特性に優
れた、燃焼圧センサを実現できると共に、先端ダイアフ
ラムへの取付位置の選択の自由度を向上できた。
【0070】(第4実施例)図4は本発明の第4の実施
例における、センサの縦断面図と感圧素子の製造方法を
示している。以下に、図4(a)を用いてセンサの構成
と動きを、図4(b)、(c)を用いて感圧素子の製造
方法を説明する。
【0071】図4(a)において、筺体41の先端には
先端ダイアフラム47が取り付けられ、先端ダイアフラ
ム47の裏面には圧力伝達部材46が固定されている。
圧力伝達部材46の上方には、円板状の44感歪ダイア
フラムが固定され、圧力伝達部材46と感歪ダイアフラ
ム44より、感圧素子を形成する。
【0072】また、感歪ダイアフラム44の表面には絶
縁層43と感歪抵抗体42が形成され、感歪ダイアフラ
ム44の周囲は、筺体41の内部に固定されている。
【0073】先端ダイアフラム47に印加された燃焼圧
は、圧力伝達部材46により感歪ダイアフラム44に伝
達され、感歪ダイアフラム44には歪が発生する。この
歪を感歪抵抗体42で検出し、圧力信号を得る。
【0074】図4(b)は、図4(a)の圧力伝達部4
6の上部と、感歪ダイアフラム44の拡大図である。感
圧素子の製造に際し、複数個分の感歪ダイアフラム44
を1度に作製する。大きな板状金属基材に、絶縁層を一
面に形成し、絶縁層上に感歪抵抗体42を形成する。こ
の場合、金属基材の表面を高温度で酸化させて、この酸
化膜を絶縁層として使用することも可能である。
【0075】その後、各々の感歪ダイアフラムを板状金
属基材から切り放し、圧力伝達部材46を裏面中央に、
レーザビーム48で溶接固定する。図4(c)は溶接点
Aの拡大図である。A点にレーザビーム48が照射され
ると、局部的に非常に高温となり、圧力伝達部材46と
金属基材49が溶融し、溶接が実現する。
【0076】溶接に要された熱は、大気中にも放散され
るが、空気の熱伝導率よりも、金属の熱伝導率の方が遥
かに大きいので、そのかなりの部分が金属基材49に伝
わる。
【0077】感歪抵抗体42は、歪が大きい部分に形成
されているため、A点は感歪抵抗体42のちょうど裏面
になる。
【0078】図4(c)のBは、A点から金属基材49
中に拡散する熱流を示しているが、レーザビーム48の
エネルギが大きくなると、熱流Bも大きくなる。熱流B
は、金属基材49の上の43絶縁体や感歪抵抗体42に
は、熱衝撃として作用するため、熱流Bが大きくなり過
ぎると、感歪抵抗体42にマイクロクラックが発生し、
抵抗特性が変化する。
【0079】これまでは、感歪抵抗体42にダメージを
与えずに、圧力伝達部材46を取り付けるには、パルス
レーザによるスポット溶接を用いるのが有効である。
【0080】例えば金属基材の厚みtが1.6mmで、
1つのスポットにおけるレーザビーム48のエネルギが
2.5J以下の場合、感歪抵抗体42へのダメージを1
%以下にできることが判った。
【0081】熱流Bの強度は、距離の2乗に反比例する
ので、ビームエネルギを(金属基材厚)2で割った値を
考えた場合、金属基材厚t=1.6mm、ビームエネル
ギ2.5J/パルスを当てはめて考えると、(2.5J)
/(1.6mm)2=0.98J/mm2となり、約1J/
mm2である。
【0082】従って、ビームエネルギを(金属基材厚)
2で割った値が、1J/mm2以下となる条件で溶接すれ
ば、感歪抵抗体42に殆どダメージを与えずに、圧力伝
達部材46を取り付けることができる。
【0083】この条件をCW(連続発振型)レーザ溶接
に当てはめると、約10W/mm2となり、(ビームパ
ワー)/(金属基材厚)2の値が10W/mm2以下にな
るような条件で溶接すればよい。
【0084】このように、圧力伝達部材46を後付けす
ることで、一度に感歪ダイアフラム44を多量に製造で
き、感歪ダイアフラム44の製造コストを大幅に削減で
きる。
【0085】(第5実施例)図5は本発明の第5の実施
例における、感圧素子の製造方法を示している。本実施
例で製造する感圧素子は、図4で示した円板状の感歪ダ
イアフラムに、圧力伝達部材を取り付けた形の素子であ
る。
【0086】本実施例では、まず大型の金属基材52に
圧力伝達部材46を複数本取り付ける。圧力伝達部材の
取り付けには、図5(a)ではレーザビーム51による
重ね合わせ溶接を行っているが、プロジェクション溶接
などを用いてもよい。
【0087】次に、金属基材52上にガラスによる絶縁
層43を例えば焼成によって形成し、その上に感歪抵抗
体42を形成する。
【0088】最後に金属基材52を円板上にレーザカッ
トし、個々の感圧素子に分離する。この様に、圧力伝達
部材46を取り付けた後に、絶縁層43や感歪抵抗体4
2を焼成することにより、センサの組立工程中に発生す
る感歪抵抗体へのダメージを完全に除去でき、しかも製
造コストを低減できる。
【0089】(第6実施例)図6は本発明の第6の実施
例における、センサの縦断面図を示している。以下に、
図6を用いて本実施例の構成と動きを説明する。
【0090】感圧素子61は、筺体A62の上方に、シ
ーム溶接で取り付けられている。筺体A62には、先端
から感圧素子61の裏面まで圧力導管63が設けられ、
筺体A62先端に印加される圧力を感圧素子61に伝達
している。
【0091】感圧素子61には、絶縁層68と感歪抵抗
体69が形成され、感圧素子61に発生した歪は、感歪
抵抗体69の抵抗値変化として検出される。
【0092】筺体A62の上部には、筺体B65が固定
され、筺体B65の内部には内蔵回路64が取り付けら
れている。感歪抵抗体69の抵抗値変化は内蔵回路64
により増幅され、コネクタ67を通して、圧力信号とし
て出力される。
【0093】ここで、筺体B65と筺体A62の接合に
ついて考える。接合方法としては、カシメ・溶接などが
考えられるが、何れの方法でも両者の接合箇所であるD
点に大きなエネルギを与える。
【0094】C点には感圧素子61が取り付けられてい
るため、D点に与えられたエネルギの影響で、C点に歪
などが発生すると、感圧素子61に残留応力が残るが、
この残留応力は、感圧素子の非線形性や経時変化の原因
となる。
【0095】この残留応力の影響を排除するため、C点
に対してD点を先端側に移動させ、C点とD点とが十分
に離間できる距離を設けた。このC−D間の十分な離間
距離によって、熱エネルギや歪エネルギを拡散でき、感
圧素子61からD点における接合の影響を除去でき、筺
体の強固な接合と、安定した特性のセンサ組立を実現で
きた。
【0096】次に、圧力導管について考える。圧力導管
63は、燃焼熱から感圧素子61を保護するために設け
ている。
【0097】従って、圧力導管63の内径dが小さく、
長さLが大きい方が、熱の保護としては有利である。
【0098】しかし、内径dが小さく、長さLが大きく
なると、燃焼の圧力波が平面波として圧力導管63内を
伝達し易くなるため、気柱振動が発生する。
【0099】従って、気柱振動の防止と燃焼熱からの感
圧素子の保護とは、トレードオフの関係にある。
【0100】そこで、dとLの組合せを検討した結果、
d/Lが0.5であれば感圧素子61に大きなダメージ
が発生しないことが判った。また、d/Lが0.2以下
になると、気柱振動の影響が大きくなって来ることも確
認できた。
【0101】従って、d/Lが0.5以下でかつ0.2以
上であれば、燃焼熱からの保護と、気柱振動の抑制が両
立できる。
【0102】この圧力導管を導入することにより、図4
に示した構造に比べ、圧力検出精度は低下するが、製造
コストを更に削減できる。よって、センサに要求する精
度によっては、センサの価格を大きく低減できる。
【0103】(第7実施例)図7は本発明の第7の実施
例における、センサの縦断面図である。図7と図6は、
圧力導管以外の部分は共通なので、図7に対しては圧力
導管部分のみ説明を行う。
【0104】筺体A72に設けられた圧力導管73は、
センサの先端側の入口内径d1、感圧素子71側の内径
がd2で、d1>d2となるような円錐面で構成されてい
る。
【0105】感圧素子71側の内径d2を小さくするこ
とにより、感圧素子71を燃焼熱から保護できる。
【0106】また、入口内径d1を大きくすることによ
り、円錐面に沿って圧力波が伝達されると、圧力導管の
断面積の減少に伴い、気体分子の密度が密になるため、
圧力導管73の入口での圧力よりも、感圧素子71側の
圧力が上昇する。
【0107】また、円錐面により圧力の反射が起こるた
め、圧力導管72の半径方向の圧力波成分が発生し、圧
力導管72内の圧力波は平面とはならない。よって、気
柱振動は発生しない。
【0108】以上より、燃焼熱からの保護のため、圧力
導管内径を絞った事に起因する感度低下を、最小限にと
どめることができ、燃焼熱からの感圧素子保護・センサ
感度の低下防止・気柱振動の解消の3つを実現できる。
【0109】(第8実施例)図8は本発明の第8の実施
例における、センサの下部筺体(筺体Aと称する)の縦
断面図である。
【0110】図8には、その他の構成要素については図
示していないが、これら図示しない構成要素について
は、図7と同様なものを採用することができる。
【0111】図8では図7の構成に対し、筺体A82と
感圧素子81との間に、厚さSの隙間84を設けた。
【0112】この隙間84によって、感圧素子81をダ
イアフラムとしてみたときの有効面積が増加するので、
圧力が中央への集中荷重でなく、より広い面積に分布荷
重として印加されるので、感圧素子への熱的なダメージ
をより低減できる。
【0113】更に、隙間84により、感圧素子81は両
方向に、より自由に撓むことができるため、燃焼圧が大
気圧以下(負圧)になった場合でも精度よく圧力検出が
できる。
【0114】(第9実施例)図9は本発明の第9の実施
例の要部構成を示すもので、図9(a)には同センサの
正面半断面図を、図9(b)には横断面図を示す。図9
(a)、(b)とも筺体Bを筺体Aに接合する前の段階
を示している。以下に、本実施例の構成を説明する。
【0115】筺体A131の先端には先端ダイアフラム
136がシーム溶接され、先端ダイアフラム136の裏
面には感圧素子132の先端部が固定されている。ま
た、筺体A131には、半円筒状の 筺体側固定部13
5が設けられ、筺体側固定部135上に感圧素子132
の上端・内蔵アンプ133・コネクタ134が、センサ
先端方向から順に取り付けられている。
【0116】そして、感圧素子132・内蔵アンプ13
3・コネクタ134の信号ターミナルや信号端子間が、
リード線で接続された後、筺体側固定部135の外側に
筺体B138を取り付け、筺体B136の下端と筺体A
131を137レーザビームにより溶接固定を行う。
【0117】このように、筺体A131に設けた筺体側
固定部135に、個々の部材を片側から組み付けると、
組立中にセンサの方向を変えたり、部品取り付け中に、
他の部品を抑えておく必要がなくなる。従って、非常に
組立の自動化が簡単になり、製造コストを引き下げるこ
とができる。
【0118】(第10実施例)図10は本発明の第10
の実施例における、センサの正面および側面の断面図
で、感圧素子や内蔵回路を覆っている上部筺体を、取り
去った状態を示している。
【0119】図10には、その他の構成要素については
図示していないが、これら図示しない構成要素について
は、図9と同様なものを採用することができる。
【0120】以下に、図9との相違を中心に、本実施例
の構成を説明する。筺体A141には、ベット状の筺体
側固定部146が設けられ、内側は平面で半月状断面に
なっている。筺体側固定部146の内側平面には、絶縁
層142が形成され、絶縁層142上に銀−白金系の導
電線143が焼成されている。
【0121】そして、筺体側固定部146に、感圧素子
132・内蔵回路133・コネクタ134と取り付ける
際、信号ターミナル144や信号端子145が、接触す
るように位置合わせした後、感圧素子132・内蔵回路
133・コネクタ134を筺体側固定部146に固定す
る。
【0122】このように、筺体側固定部146に導電線
パターン143を形成することにより、感圧素子132
・内蔵回路133・コネクタ134を取り付けるだけ
で、信号線の接続までが完了し、更に組立を簡便にでき
る。
【0123】(第11実施例)図11は本発明の第11
の実施例における、センサの正面および側面の断面図
で、感圧素子や内蔵回路を覆っている上部筺体を、取り
去った状態を示している。以下に、図10との相違を中
心に、本実施例の構成を説明する。
【0124】筺体A151には、半円筒状の筺体側固定
部156が設けられ、筺体側固定部156の内側には導
電線プレート155が取り付けられている。導電線プレ
ート155は金属基材表面に、絶縁層152と銀−白金
の導電線153が焼成されている。
【0125】一方、感圧素子132・内蔵アンプ133
・コネクタ134は、信号ターミナル144や信号端子
145が導電線153に接触するように筺体側固定部1
56に取り付けられている。
【0126】このように、感圧素子132・内蔵アンプ
133・コネクタ134を筺体側固定部156に取り付
けるだけで、各信号ターミナル・信号端子間の接続も終
了する。
【0127】また、導電線153や絶縁層152を筺体
側固定部156に直接形成するのではなく、導電線プレ
ート155を用いると、筺体A151の材質の選択にも
自由度ができ、筺体側固定部156の形状にも自由度が
増す。
【0128】尚、本実施例では、導電線プレートを金属
基材表面に絶縁層と銀−白金の導電線パターンを焼成し
た物としたが、アルミナなどの絶縁基板に導電線パター
ンを形成した物でもよく、また絶縁フィルム表面に導電
線パターンを形成した物でもよい。
【0129】(第12実施例)図12は本発明の第12
の実施例における、センサの横断面図で、感圧素子や内
蔵回路を覆っている上部筺体を、取り去った状態を示し
ている。
【0130】感圧素子162の周囲は筺体A161に固
定される。取り付け部166は筺体A161とは別部品
として作られ、感圧素子162が筺体A161に取り付
けられた後、取り付け部166は筺体A161に固定さ
れ、筺体A161と一体となる。
【0131】その後、感圧素子162の信号端子145
が、導電線プレート155の導電線に接触するように、
取り付け部166に導電線プレート155を取り付け
る。そして、内部回路133とコネクタ134の信号タ
ーミナル144や信号端子145が、導電線プレート1
55の導線線に接触するように、内部回路133とコネ
クタ134を取り付け部166に固定する。
【0132】このように、感圧素子のみを筺体Aに取り
付け、内部回路やコネクタを取り付ける取り付け部を別
部材とすることにより、円板状の感圧素子でも組立が自
動化できるなど、感圧素子形状の自由度が大きく向上す
る。
【0133】尚、本実施例では、導電線プレートを金属
基材表面に絶縁層と銀−白金の導電線パターンを焼成し
た物としたが、アルミナなどの絶縁基板に導電線パター
ンを形成した物でもよく、また絶縁フィルム表面に導電
線パターンを形成した物でもよい。また、取り付け部を
ベット状とし、取り付け部に直接絶縁層と導電線を形成
してもよい。
【0134】また、本願発明を、燃焼圧センサへの実施
を例にとり説明を行ったが、本願発明は、燃焼圧の測定
に限定されることなく、その他、多くの圧力測定に使用
できることは明かである。
【0135】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、セン
サ筺体を複数個に分割し、その内の1個の筺体の先端に
ダイアフラムを設け、この先端ダイアフラム裏面に感圧
素子の圧力伝達部または圧力伝達部材を固定し、感圧素
子は先端ダイアフラムと反対側の筺体端部に取り付け
る。従って、筺体と感圧素子の接合部を外部に露出させ
ることができる。このことにより、容易でしかも確実・
低コストで感圧素子を筺体に強固に接合することができ
る。
【0136】また、板状の感圧素子を取り付ける筺体側
の固定部の共振周波数を、感圧素子のみの主共振周波数
の2倍以上になるように、筺体側固定部の剛性を確保す
ることにより、先端ダイアフラムに印加された圧力によ
る歪は、感圧素子の感歪部にほぼ集中し、十分な圧力感
度を確保できる。
【0137】また、板状感圧素子の圧力伝達部の先端ダ
イアフラムとの接触面の角を面取りすることにより、先
端ダイアフラムの裏面から圧力伝達部の先端面が受ける
反力を小さくできるため、感圧素子の感歪部の撓みを大
きくでき、圧力感度を向上できる。
【0138】また、感圧素子が取り付けられている筺体
と、他の筺体の接合部を、感圧素子と筺体の接合部から
遠ざけることにより、感歪抵抗体が筺体同士の接合に要
したエネルギからダメージを受けることを防止でき、ま
た感圧素子に残留応力が印加されることも防止できるた
め、高精度で経時変化の無いセンサを実現できる。
【0139】また、板状金属基材に複数個分の絶縁層や
感歪抵抗体を一度に形成し、円板状感圧素子に切り抜い
た後、圧力伝達部材を取り付けるため、感歪抵抗体形成
の製造コストを低減できる。
【0140】また、切り抜かれた円板状感圧素子への圧
力伝達部材の取り付けにはレーザ溶接を用い、その際、
パルスレーザでは1パルス当りのエネルギを金属基材厚
の2乗で除した値が1J/mm2以下とし、連続レーザ
ではビールパワーを金属基材厚の2乗で除した値が10
W/mm2以下とする事により、感歪抵抗体へのダメー
ジを最小限度に抑え、安定した抵抗値の感歪抵抗体を有
する感圧素子を実現できる。
【0141】また、円形にカットする前の板状金属基材
に圧力伝達部材を取り付け、その後に絶縁層・抵抗体を
形成することにより、圧力伝達部材取り付けによる感歪
抵抗体への影響を更に低減できる。また、この方法でも
複数個の素子を同時に作製することができるため、素子
製造コストを削減できる。
【0142】また、筺体先端から感圧素子まで、燃焼圧
力を伝達するための圧力導管の、内径を圧力導管の長さ
で除した値を、0.5以下でかつ0.2以上とすることに
より、燃焼の熱から感圧素子を保護できしかも、圧力導
管内での気柱振動を抑制することができる。
【0143】また、筺体先端から感圧素子まで、燃焼圧
力を伝達するための圧力導管の形状を、圧力導管入口側
の内径が感圧素子側の内径より大きい円錐面にすること
によって、燃焼の熱から感圧素子を保護できしかも、圧
力導管内での気柱振動を抑制することができる。
【0144】また、円板状感圧素子の下面と、筺体との
間に隙間を設けることにより、感圧素子を圧力導管側へ
も撓み易くでき、負圧に対する感度を向上できる。
【0145】また、複数の内の1つの筺体に、感圧素子
・内蔵回路・コネクタを取り付ける固定部を設け、感圧
素子・内蔵回路・コネクタを同一の筺体に取り付けた
後、他の筺体を取り付け、感圧素子・内蔵回路・コネク
タを覆うことにより、組立の自動化が容易にでき、各々
の信号端子間または信号ターミナル間の接合の信頼性も
向上できる。また、感圧素子・内蔵回路・コネクタの保
護を向上できる。
【0146】また、内蔵回路・コネクタを固定するため
の取り付け部を、感圧素子を取り付けた筺体に取り付
け、筺体・感圧素子・内蔵回路・コネクタを一体のもの
とした後、他の筺体部分を取り付け、筺体・感圧素子・
内蔵回路・コネクタを覆うことにより、組立の自動化が
容易にでき、各々の信号端子間または信号ターミナル間
の接合の信頼性も向上できる。また、感圧素子・内蔵回
路・コネクタの保護を向上できる。
【0147】また、感圧素子・内蔵回路・コネクタを取
り付ける固定部の表面に、導電線部を形成し、感圧素子
・内蔵回路・コネクタの信号端子または信号ターミナル
の接合を行うことにより、固定部に感圧素子・内蔵回路
・コネクタを取り付けるだけで電気的接合のできるた
め、センサの組立を非常に簡素化できる。
【0148】また、感圧素子・内蔵回路・コネクタを取
り付ける固定部や、内蔵回路・コネクタだけを固定する
取り付け部に、導電線を形成したプレートまたはフィル
ムを取り付け、そこに感圧素子・内蔵回路・コネクタの
信号端子または信号ターミナルを接続することによっ
て、感圧素子・内蔵回路・コネクタを同一の固定部に取
り付けできないような場合や直接導電線を形成できない
材質に対しても、取り付け部に内蔵回路やコネクタを取
り付けるだけで電気的接合ができ、センサの組立を非常
に簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の圧力センサの第1実施例の構成を示す断
面図
【図2】本願の圧力センサの第2実施例の構成を示す断
面図
【図3】本願の圧力センサの第3実施例の素子部拡大斜
視図
【図4】本願の圧力センサの第4実施例の説明図
【図5】本願の圧力センサの第5実施例の感圧素子の説
明図
【図6】本願の圧力センサの第6実施例の構成を示す断
面図
【図7】本願の圧力センサの第7実施例の構成を示す断
面図
【図8】本願の圧力センサの第8実施例の構成を示す断
面図
【図9】本願の圧力センサの第9実施例の構成を示す断
面図
【図10】本願の圧力センサの第10実施例の構成を示
す断面図
【図11】本願の圧力センサの第11実施例の構成を示
す断面図
【図12】本願の圧力センサの第12実施例の構成を示
す断面図
【図13】第1の従来例における燃焼圧センサの断面図
【図14】従来例におけるブリッジ回路の原理図
【図15】第2の従来例における燃焼圧センサの断面図
【図16】第2の従来例における感圧素子の拡大斜視図
【符号の説明】
11 感圧素子 12 固定部 13 感歪部 14 圧力伝達部材 15 筺体A 16 感歪抵抗体 17 先端ダイアフラム 18 薄肉部 19 筺体2 20 内蔵回路 21 コネクタ 22 筺体3 23 固定部a 24 固定部b 25 筺体a 26 筺体側固定部a 27 筺体b 28 筺体側固定部b 29 感圧素子a 30 感圧素子b 31 感圧素子 34 圧力伝達部a 35 圧力伝達部b 36 面取り部 41 筺体 42 感歪抵抗体 43 絶縁層 44 感歪ダイアフラム 46 圧力伝達部材 47 先端ダイアフラム 48 レーザビーム 49 金属基材 51 レーザビーム 52 金属基材 61 感圧素子 62 筺体A 63 圧力導管 64 内蔵回路 65 筺体2 66 筺体3 67 コネクタ 68 絶縁層 69 感歪抵抗体 71 感圧素子 72 筺体2 73 圧力導管 81 感圧素子 82 筺体A 83 圧力導管 84 隙間 91 筺体 92 感歪抵抗体 93 絶縁層 94 感歪ダイアフラム 96 圧力伝達部材 97 先端ダイアフラム 111 感圧素子 112 固定部 113 感歪部 114 圧力伝達部 115 筺体 116 感歪抵抗体 117 先端ダイアフラム 131 筺体A 132 感圧素子 133 内蔵回路 134 コネクタ 135 筺体側固定部 136 先端ダイアフラム 137 レーザビーム 138 筺体2 141 筺体A 142 絶縁層 143 導電線 144 信号ターミナル 145 信号端子 146 筺体側固定部 151 筺体A 152 絶縁層 153 導電線 155 導電線プレート 156 筺体側固定部 161 筺体A 162 感圧素子 166 取り付け部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の筺体より構成され、前記複数筺体の
    内の1つである先端に先端ダイアフラムを有する筺体
    と、表面に感歪抵抗体が形成されたガラス層を表面に備
    えた板状金属基材からなる感圧素子を有し、前記感圧素
    子先端が前記先端ダイアフラム固定され、かつ前記感歪
    抵抗体に対して前記先端ダイアフラムと反対方向の一部
    を前記筺体に固定され、かつ前記感圧素子と前記筺体の
    固定部を他の筺体で覆うように、前記筺体と前記他の筺
    体を固定し筺体全体を組み立てることを特徴とする圧力
    センサ。
  2. 【請求項2】先端にダイアフラムを有する筺体と、前記
    筺体内部にありガラス層を表面に備えた板状金属基材か
    らなり、表面に感歪抵抗体が形成された感歪部と、前記
    先端ダイアフラムの圧力を前記感歪部に伝達する圧力伝
    達部と前記感歪部に対し前記圧力伝達部と反対側にあり
    前記筺体に固定された固定部よりなる感圧素子を有する
    圧力センサであって、前記感圧素子の前記固定部と接合
    されている前記筺体側の固定部の共振周波数が、前記感
    圧素子単体での共振周波数の2倍以上の周波数であるこ
    とを特徴とする圧力センサ。
  3. 【請求項3】筺体の先端に設けられた先端ダイアフラム
    と、ガラス層を表面に備えた板状金属基材からなり、表
    面に感歪抵抗体が形成された感歪部と、前記先端ダイア
    フラムの圧力を前記感歪部に伝達する圧力伝達部を有
    し、前記感歪部が前記圧力伝達部よりも板厚が薄く加工
    された薄肉部である感圧素子を前記筺体内部に備え、前
    記圧力伝達部の先端が前記先端ダイアフラムに固定さ
    れ、他端が前記筺体に固定されている圧力センサであっ
    て、前記圧力伝達部と前記先端ダイアフラムの接触面の
    外周辺の内、前記感圧素子の板厚方向の中心線に対し、
    前記薄肉部の開口方向と逆方向の角を面取りしているこ
    とを特徴とする圧力センサ。
  4. 【請求項4】複数の筺体より構成され、前記複数筺体の
    内の1つの筺体に感圧素子が固定され、前記感圧素子と
    前記筺体の接合部を覆うように他の筺体を前記筺体に取
    り付けることにより複数の筺体を組み立てる圧力センサ
    において、前記複数筺体の接合位置を前記筺体と前記感
    圧素子の接合部より、センサの先端側または先端と反対
    側にずらせた位置に置くことを特徴とする、請求項1、
    2または3記載の圧力センサ。
  5. 【請求項5】感圧素子、内蔵回路、コネクタを決められ
    た順序で取り付ける固定部が複数の筺体の内の1つの感
    圧素子と一体構造のものであることを特徴とする、請求
    項1、3または4記載の圧力センサ。
  6. 【請求項6】複数の筺体の内の感圧素子が固定される筺
    体と、内蔵回路、コネクタを決められた順序で固定する
    取り付け部を前記筺体に取り付けたことを特徴とする請
    求項1、3または4記載の圧力センサ。
  7. 【請求項7】複数の筺体から構成され、感圧素子、内蔵
    回路、コネクタと取り付ける固定部を有する筺体、また
    は内蔵回路、コネクタを固定するための取り付け部が固
    定され、さらに感圧素子が固定された筺体を有する圧力
    センサであって、前記固定部または前記取り付け部で前
    記感圧素子・前記内蔵回路・前記コネクタの信号端子ま
    たは信号ターミナルに面する部分に、表面に導電体印刷
    または導電箔により導電線が形成された絶縁プレートま
    たは絶縁層を有するプレートまたは絶縁フィルムを取り
    付け、前記プレートまたは前記フィルムの導電線部に前
    記信号端子または前記信号ターミナルを接触または接着
    または半田付けすることで電気的接続を行うことを特徴
    とする請求項5または6記載の圧力センサ。
  8. 【請求項8】複数の筺体から構成され、感圧素子、内蔵
    回路、コネクタと取り付ける固定部を有する筺体、また
    は内蔵回路、コネクタを固定するための取り付け部が固
    定され、さらに感圧素子が固定された筺体を有する圧力
    センサであって、前記感圧素子・前記内蔵回路・前記コ
    ネクタの信号端子または信号ターミナルに面する前記固
    定部または前記取り付け部の表面に絶縁層を設け、前記
    絶縁層表面に導電体印刷または導電箔により導電線を形
    成し、前記導電線部に前記信号端子または前記信号ター
    ミナルを接触または接着または半田付けすることで電気
    的接続を行うことを特徴とする請求項5または6記載の
    圧力センサ。
  9. 【請求項9】複数の筺体で構成され、前記複数筺体の内
    の1つで先端にダイアフラムを有する筺体と、表面に感
    歪抵抗体が形成されたガラス層を片面に備えた円板状の
    金属基材からなる感圧素子と、一端が前記先端ダイアフ
    ラムと接合され他端が前記感圧素子にレーザ溶接により
    接合された圧力伝達部材を有し、前記感圧素子が前記筺
    体に固定されている圧力センサであって、前記感圧素子
    に前記圧力伝達部材をパルスレーザ溶接する際の1パル
    ス当りのレーザビームエネルギを前記感圧素子の金属基
    材厚の2乗で除した値が1J/mm2以下であるか、ま
    たは連続ビームレーザ溶接する際のレーザビームパワー
    を前記感圧素子の金属基材厚の2乗で除した値が10W
    /mm2以下であることを特徴とする圧力センサ。
  10. 【請求項10】先端にダイアフラムを有する筺体と、表
    面に感歪抵抗体が形成されたガラス層を片面に備えた円
    板状の金属基材からなる感圧素子と、一端が前記先端ダ
    イアフラムと接合され他端が前記感圧素子と接合された
    圧力伝達部材を有する圧力センサであって、前記円板状
    金属基材よりも大きい板状金属基材に複数の圧力伝達部
    材を取り付けた後、板状金属基材の圧力伝達部材の取り
    付けられた側の反対側にガラス層を設け、前記ガラス層
    の表面に感歪抵抗体を形成し、複数の前記感圧素子を分
    離・作製することを特徴とする圧力センサ。
  11. 【請求項11】表面に感歪抵抗体が形成されたガラス層
    を表面に備えた円板状金属基材からなる感圧素子と、先
    端から前記感圧素子まで燃焼圧力を伝達する圧力導管が
    設けられた筺体を有する圧力センサであって、前記圧力
    導管の内径を圧力導管の長さで除した値が0.5以下で
    あり、かつ0.2以上であることを特徴とする圧力セン
    サ。
  12. 【請求項12】表面に感歪抵抗体が形成されたガラス層
    を表面に備えた円板状金属基材からなる感圧素子と、先
    端から前記感圧素子まで燃焼圧力を伝達する圧力導管が
    設けられた筺体を有する圧力センサであって、前記圧力
    導管の入口側内径が前記感圧素子側の内径よりも大きい
    円錐面で構成された圧力導管であることを特徴とする圧
    力センサ。
  13. 【請求項13】表面に感歪抵抗体が形成されたガラス層
    を表面に備えた円板状金属基材からなる感圧素子と、先
    端から前記感圧素子まで燃焼圧力を伝達する圧力導管が
    設けられた筺体を有する圧力センサであって、前記感圧
    素子と前記筺体の間に隙間を設けて、前記感圧素子を前
    記筺体に取り付けたことを特徴とする圧力センサ。
  14. 【請求項14】複数の筺体より構成され、前記複数筺体
    の内の1つの筺体に感圧素子が固定され、前記感圧素子
    と前記筺体の接合部を覆うように他の筺体を前記筺体に
    取り付けることにより、複数の筺体を組み立てる圧力セ
    ンサであって、前記複数筺体の接合位置を前記筺体と前
    記感圧素子の接合部より、センサの先端側または先端と
    反対側にずらせた位置に置くことを特徴とする、請求項
    9〜13の何れかに記載の圧力センサ。
  15. 【請求項15】複数の筺体の内の感圧素子が固定される
    筺体と、内蔵回路、コネクタを決められた順序で固定す
    る取り付け部を前記筺体に取り付けたことを特徴とする
    請求項9〜14の何れかに記載の圧力センサ。
  16. 【請求項16】複数の筺体から構成され、感圧素子、内
    蔵回路、コネクタと取り付ける固定部を有する筺体、ま
    たは内蔵回路、コネクタを固定するための取り付け部が
    固定され、さらに感圧素子が固定された筺体を有する圧
    力センサであって、前記固定部または前記取り付け部で
    前記感圧素子・前記内蔵回路・前記コネクタの信号端子
    または信号ターミナルに面する部分に、表面に導電体印
    刷または導電箔により導電線が形成された絶縁プレート
    または絶縁層を有するプレートまたは絶縁フィルムを取
    り付け、前記プレートまたは前記フィルムの導電線部に
    前記信号端子または前記信号ターミナルを接触または接
    着または半田付けすることで電気的接続を行うことを特
    徴とする請求項15記載の圧力センサ。
  17. 【請求項17】複数の筺体から構成され、感圧素子、内
    蔵回路、コネクタと取り付ける固定部を有する筺体、ま
    たは内蔵回路、コネクタを固定するための取り付け部が
    固定され、さらに感圧素子が固定された筺体を有する圧
    力センサであって、前記感圧素子・前記内蔵回路・前記
    コネクタの信号端子または信号ターミナルに面する前記
    固定部または前記取り付け部の表面に絶縁層を設け、前
    記絶縁層表面に導電体印刷または導電箔により導電線を
    形成し、前記導電線部に前記信号端子または前記信号タ
    ーミナルを接触または接着または半田付けすることで電
    気的接続を行うことを特徴とする請求項15記載の圧力
    センサ。
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