JP2008185334A - 圧力センサ - Google Patents

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浩志 津田
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Abstract

【課題】ハウジングに設けられた検出部からの信号を、配線基板およびターミナルを介して取り出すようにした圧力センサにおいて、ターミナルを用いることなく、圧力センサのGNDに関する電気的接続を行う。
【解決手段】ターミナル51の中間部を封止する樹脂部材52に、インサート成形によって、導電性を有する導体材料よりなる導電性部材70を設け、この導電性部材70を介して配線基板30のGND端子部33とハウジング10とが電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングに設けられた検出部からの信号を配線基板およびターミナルを介して取り出すようにした圧力センサに関する。
従来より、この種の圧力センサとしては、測定対象物に取り付けられる金属製のハウジングと、ハウジングの一端側に設けられた検出部および配線基板とを備え、検出部からは印加された圧力に基づいて信号を出力し、この信号を、検出部と電気的に接続された配線基板を介して、ターミナルから外部へと取り出すようにしたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、ターミナルは、ハウジングの一端側に設けられ、一端部が配線基板に電気的に接続されて他端部が外部と接続されるようになっている。さらに、ターミナルは、その両端部の中間部が樹脂部材で封止されたアッシーとして構成されている。この樹脂部材は、ターミナルを固定したり、ターミナルに組み付けられるコネクタケースの位置決めを行ったりする役割を担っている。
このようなターミナルは、ハウジングの一端側に組み付けられるコネクタケースとの間に介在した形で配置され、配線基板とはリードポストなどを介して接続されている。そして、圧力センサにおいては、電源、GND、センサ出力の3種類の電気的接続を、ターミナルにより行っている。
特開2001−324402号公報
しかしながら、従来の圧力センサにおいては、電源、GND、センサ出力の3種類の電気的接続を行うために、ターミナル、さらにはターミナルと配線基板とを接続するためのリードポストなどが3セット、必要となり、コストが高くなるという問題があった。また、ターミナルと外部の車両ECUなどとを結ぶハーネスなどの配線部材も3本必要となり、やはりコストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ハウジングに設けられた検出部からの信号を、配線基板およびターミナルを介して取り出すようにした圧力センサにおいて、ターミナルを用いることなく、圧力センサのGNDに関する電気的接続を行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ターミナル(51)の中間部を封止する樹脂部材(52)に、導電性を有する導体材料よりなる導体部(70〜72)を設け、この導体部(70〜72)を介して配線基板(30)のGND端子部(33)とハウジング(10)とが電気的に接続されていることを特徴とする。
それによれば、樹脂部材(52)に設けられた導体部(70〜72)を介して配線基板(30)のGND端子部(33)とハウジング(10)とを電気的に接続し、ハウジング(10)から測定対象物(200)へアースできるから、ターミナルを用いることなく、圧力センサのGNDに関する電気的接続を行うことができる。その結果として、ターミナルの本数低減によるコスト低減が可能となる。
ここで、導体部としては、樹脂部材(52)のうちハウジング(10)とGND端子部(33)とを跨ぐ部位にインサート成形されるとともに、一端部がGND端子部(33)に接続され他端部がハウジング(10)に接続された導電性部材(70)とすることができる(後述の図2〜図6参照)。それによれば、インサート成形により、簡単に導体部を形成できる。
このようにインサート成形された導電性部材(70)としては、一端部および他端部が樹脂部材(52)から突出し、これら両端部の中間部の全体が樹脂部材(52)に封止されたものにできる(後述の図2〜図6参照)。
また、GND端子部(33)が配線基板(30)の一面に設けられ、ハウジング(10)が、その一端側に、配線基板(30)の一面と平行な面である座面(12)を有しているとき、インサート成形された導電性部材(70)の他端部を、この座面(12)に接続してもよい(後述の図2〜図4参照)。
それによれば、導電性部材(70)におけるGND端子部(33)への接触方向とハウジング(10)への接触方向とを実質的に同一の方向にできるため、導電性部材(70)による電気的接続が安定化する。
また、GND端子部(33)が配線基板(30)の一面に設けられ、ハウジング(10)が、その一端側に、配線基板(30)の一面と直交する面である側面(13)を有しているとき、インサート成形された導電性部材(70)の他端部を、この側面(13)に接続してもよい(後述の図5、図6参照)。
それによれば、ハウジング(10)において上記した座面(12)が適所に存在しないような場合でも、導電性部材(70)による電気的接続が可能となる。
また、インサート成形された導電性部材(70)の一端部側を、当該一端部がGND端子部(33)に押しつけられる方向にバネ弾性を有するものとして構成し、他端部側を、当該他端部がハウジング(10)に押しつけられる方向にバネ弾性を有するものとして構成し、当該一端部、当該他端部を、この弾性力によって、それぞれ、GND端子部(33)、ハウジング(10)と接続されたものとしてもよい(後述の図4、図6参照)。それによれば、信頼性の高い電気的接続を実現するうえで好ましい。
また、GND端子部(33)が配線基板(30)の一面に設けられ、ハウジング(10)が、その一端側に、配線基板(30)の一面と平行な面である座面(12)を有しているとき、樹脂部材(52)に設けられる導体部としては、GND端子部(33)および座面(12)に接触しつつ、樹脂部材(52)と配線基板(30)の一面および座面(12)との間に挟み込まれて固定された導電性部材(71)であってもよい(後述の図7参照)。
このように、樹脂部材(52)と配線基板(30)の一面および座面(12)との間に挟み込む簡単な構成により、導体部としての導電性部材(71)を樹脂部材(52)に設けることも可能である。
また、この挟み込みの構成である導電性部材(71)としては、配線基板(30)の一面および座面(12)と直交する方向にバネ弾性を有するものとして構成され、この弾性力によってGND端子部(33)および座面(12)と接続されたものでもよい(後述の図8参照)。それによれば、信頼性の高い電気的接続を実現するうえで好ましい。
また、ハウジング(10)の座面(12)が、配線基板(30)の一面を取り囲むように当該一面の全周に配置され、樹脂部材(52)が、配線基板(30)の一面の全周において当該一面および座面(12)に対向しているとき、挟み込みの構成である導電性部材(71)を、配線基板(30)の一面の全周において当該一面と座面(12)との間に挟み込まれたものとすれば(後述の図9参照)、樹脂部材(52)およびターミナル(51)の傾きを防止できる。
また、樹脂部材(52)に設けられる導体部としては、樹脂部材(52)の表面のうちハウジング(10)とGND端子部(33)とを跨ぐ部位にコーティングされた導電性膜(72)であってもよい(後述の図11参照)。
導体部を導電性膜(72)とすれば、ハウジング(10)およびGND端子部(33)と対向する樹脂部材(52)の表面ならば、実質的にどこにでも配置して電気的な接続を行うことができ、樹脂部材(52)の形状などに制約を受けることが少ない。
具体的には、GND端子部(33)が配線基板(30)の一面に設けられ、ハウジング(10)が、その一端側に、配線基板(30)の一面に平行な座面(12)と当該一面に直交する側面(13)とを有しているとき、導電性膜(72)を、樹脂部材(52)の表面においてGND端子部(33)から座面(12)および側面(13)に渡って形成してもよい。この場合、導電性膜(72)とハウジング(10)との電気的接触を確保するうえで好ましい。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
また、以下の各実施形態に係る圧力センサは、限定するものではないが、たとえば、測定対象物である自動車の燃料噴射系(たとえばコモンレ−ルや直噴のガソリンエンジンなど)における燃料パイプに取り付けられ、この燃料パイプ内の圧力媒体としての液体または気液混合気の圧力を検出する圧力センサなどに適用することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサ100全体の概略的な断面構成を示す図であり、同圧力センサ100を測定対象物としての上記自動車の燃料パイプ200に取り付けた取付構造の要部を示す概略断面図である。
図1に示されるように、本実施形態の圧力センサ100は、大きくは、燃料パイプ200に取り付けられるハウジング10と、このハウジング10に固定されたステム20と、ハウジング10に一体接合されたコネクタケース50と、ステム20に設けられた検出部としてのセンサチップ23と、ターミナル51とを備えて構成されている。
図1において、ハウジング10は、切削や冷間鍛造等により加工された中空形状の金属製のケースであり、その一端(図1、図2中の下端)側の外周面には、上記燃料パイプ200にねじ結合可能なねじ部11が形成されている。
ここで、燃料パイプ200は、図1に示されるように、内部を図1中の矢印Y(本流Y)に示されるように、混合気やガソリンなどの圧力媒体201が流れる媒体通路202が形成されている。この燃料パイプ200は、特に限定されるものではないが、鉄系金属やアルミニウムなどよりなる。
そして、この燃料パイプ200には、外部から媒体通路202の内壁に通じる取付穴としてのねじ穴203が設けられている。ここでは、このねじ穴203は、その深さ方向が圧力媒体201の本流Yと直交するように設けられている。そして、ハウジング10のねじ部11を、燃料パイプ200のねじ穴203に挿入してねじ締めを行うことにより、圧力センサ100は燃料パイプ200に取り付けられる。
このハウジング10の中空部には、ステム20が挿入されている。このステム20は、切削や冷間鍛造等により加工された中空円筒形状をなす金属製の部材である。このステム20は、軸上端側にハウジング10に導入された圧力によって変形可能な薄肉状のダイアフラム部21を有し、軸下端側にダイアフラム部21に通じる開口部22を有するものである。
そして、このステム20は、ダイアフラム部21側からハウジング10に挿入されており、ハウジング10の下端部とステム20の開口部22との接触部が、レーザ溶接などの溶接によって固定されている。そして、この溶接された部位である溶接部Kによってハウジング10とステム20とは、一体に固定されている。
また、本実施形態では、ステム20の開口部22は、圧力導入口22として構成されており、この圧力導入口22からステム20の中空部へ圧力媒体201の圧力が導入されるようになっている。
具体的に、図1に示されるように、圧力センサ100を燃料パイプ200に取り付けた状態では、この圧力導入口22が媒体通路202に連通している。そして、媒体通路202を流れる圧力媒体201の一部が、本流Yから外れて圧力導入口22へ向かう。これによって、圧力媒体201の圧力が圧力導入口22から圧力センサ100に導入されるようになっている。
そして、圧力導入口22から導入された圧力媒体201の圧力は、ステム20の中空部を介して、ステム20のダイアフラム部21に伝えられる。すると、この圧力を受けて、ダイアフラム部21は歪むようになっている。
このステム20のダイアフラム部21上には、センサチップ23が固定されている。そして、センサチップ23はハウジング10の上端側に配置されている。このセンサチップ23は、ダイアフラム部21の変形に応じた電気信号を出力するもので、検出部として構成されている。ここで、センサチップ23は、たとえば、ステム20に対して低融点ガラスなどを介したガラス接合などにより固定されている。
このセンサチップ23は、単結晶Si(シリコン)などの半導体基板からなるものであり、集積回路を有し、ステム20内部に導入された圧力によってダイアフラム部21が変形したとき、この変形に応じた抵抗値の変化を電気信号に変換して出力する歪みゲージとして機能するものである。
具体的には、圧力導入口22からステム20内に導入された圧力によりダイアフラム部21が変形すると、これに応じてダイアフラム部21上に設置されたセンサチップ23上の図示しない歪みゲージが変形する。このとき、この変形によるピエゾ抵抗効果により、歪みゲージの抵抗値が変化する。
したがって、センサチップ23においては、この抵抗値の変化を検出することにより歪みゲージに加えられた応力、すなわち圧力導入口22からステム20内に導入された圧力媒体201の圧力を検出することができる。そして、ダイアフラム部21を伝導した圧力に応じた電気信号をセンサチップ23が生成する。
配線基板30は、ハウジング10の上端側に接着剤などで固定されている。この配線基板30は、センサチップ23にて生成された電気信号を受け取り、この電気信号に応じた出力信号を作成する回路が形成された回路基板であり、たとえば、セラミック積層基板などよりなる。
ここでは、配線基板30の一面(図1中の上面)には、センサチップ23で検出された信号を外部に出力するための信号に変換する機能を有するICチップ31や、図示しない信号を処理する回路、配線パターンなどが備えられている。ここで、ICチップ31は、図示しないボンディングワイヤなどにより配線基板30に実装されている。
また、配線基板30の一面の周辺部には、センサチップ23および配線基板30のGNDをとるためのGND端子部33が設けられている。このGND端子部33は、銅やアルミニウムなどの膜よりなるものであり、この種の圧力センサにおいて配線基板30に一般に設けられている。
図1に示されるように、配線基板30は、ハウジング10の上端側にて、センサチップ23およびステム20のダイアフラム部21の外周囲に設けられている。ここでは、配線基板30は、その中央にダイアフラム部21が入るような中空部を有する基板形状、具体的にはドーナツ盤形状のものである。
そして、センサチップ23と配線基板30とは、金やアルミニウムなどからなるボンディングワイヤ32により結線されて電気的に接続されている。それによって、センサチップ23の信号が、配線基板30に配置された回路およびICチップ31に入力されるようになっている。なお、このボンディングワイヤ32は、通常のワイヤボンディングにより形成できるものである。
ここで、配線基板30には、導電性金属よりなるリードポスト40が、はんだや抵抗溶接などにより電気的・機械的に接続されている。そして、このリードポスト40は、ハウジング10の上端側に設けられたターミナル51の一端部と、はんだや抵抗溶接などにより電気的・機械的に接続されている。
ターミナル51は、導電性金属などにより作製された棒状部材として構成されたものである。ここでは、センサチップ23の電源、センサ出力に対応した2本のターミナル51が設けられている。
これらターミナル51においては、その一端部がリードポスト40を介して配線基板30と接続されているが、このターミナル51において、一端部およびこれとは反対側の他端部を除き、当該両端部の間に位置する中間部が樹脂部材52により封止されている。そして、2本のターミナル51を樹脂部材52によって一体化してなるアッシーが構成されている。
ここで、樹脂部材52は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)などの樹脂により成形されたものであり、ターミナル51は、この樹脂部材52の成形時にモールドされて一体化されたものである。
樹脂部材52は、その周辺部がハウジング10の座面12に接して支持されるとともに、配線基板30の一面とは離れて対向している。さらに、この樹脂部材52から突出するターミナル51の他端部側にはコネクタケース50が組み付けられている。
このコネクタケース50は、圧力センサ100で検出された圧力値の信号を外部に出力するためのコネクタ、いわゆるケースプラグをなすものである。このコネクタケース50も、PPSやPBTなどの樹脂により成形されたものである。
そして、このようなコネクタケース50において、外部と接続される部位には、開口部53が形成されており、この開口部53にターミナル51の他端部が露出している。つまり、この開口部53に露出するターミナル51の他端部が、外部と電気的に接続される部分である。そして、この開口部53に図示しない外部配線部材が嵌め込まれることにより、接続が行われるようになっている。
こうして、本実施形態の圧力センサ100においては、センサチップ23および配線基板30と外部とは、リードポスト40およびターミナル51を介して信号のやりとりが可能となっている。そして、センサチップ23からの圧力信号は、ターミナル51から外部の車両ECUへ出力されるようになっている。
ここで、コネクタケース50は、Oリング60を介してハウジング10の上端側にはめ込まれた状態で、ハウジング10の上端部が、コネクタケース50を押さえるように、かしめられている。
これにより、コネクタケース50とハウジング10とは一体化して接合されたパッケージを構成し、当該パッケージ内部のセンサチップ23、配線基板30、電気的接続部等が湿気・機械的外力より保護されるようになっている。また、このかしめにより、コネクタケース50とハウジング10の座面12との間に、樹脂部材52の周辺部が挟みつけられ、樹脂部材52およびターミナル51が固定されている。
ここで、図2は、本実施形態の圧力センサ100における樹脂部材52の周辺部近傍を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。
ハウジング10の座面12は、ハウジング10の上端側における内面のうち、GND端子部33が設けられている配線基板30の一面と平行な面である。この場合の平行とは、配線基板30の一面を同一平面にて延長した仮想面に対して、座面12が平行であることを意味する。つまり、座面12は、配線基板30の一面と同一な面と平行である。また、平行とは、座面12と配線基板30の一面とが実質的に同一平面上に位置している場合も含む。
また、ハウジング10の上端側における内面としては、この座面12と直交する面である側面13、すなわち、配線基板30の一面と直交する側面13が存在する。この側面13は、ここでは、円筒状をなすハウジング10の上端側の部分を構成する円筒の内面である。なお、ここでいう平行、垂直とは、それぞれ、両面のなす角度が完全に0°、90°であることに限定されるものではなく、製造上の公差を許容するものである。
そして、図2に示されるように、樹脂部材52は、配線基板30の一面のGND端子部33とハウジング10の座面12とを跨ぐように配置されている。それにより、樹脂部材52の周辺部は、配線基板30の一面のGND端子部33からハウジング10の座面12さらには側面13に渡って連続して設けられ、これらGND端子部33、座面12および側面13と樹脂部材52とが対向している。
そして、本圧力センサ100においては、樹脂部材52の周辺部には、導電性を有する導体材料よりなる導体部70が設けられている。この導体部70は、樹脂部材52のうちハウジング10とGND端子部33とを跨ぐ部位、すなわち、樹脂部材52のうち座面12からGND端子部33に渡る領域と対向する部位に、インサート成形された導電性部材70である。
この導電性部材70を構成する導体材料としては、一般的な導電性を有するものであれば、特に限定されるものではないが、たとえば銅、アルミニウム、鉄などの金属やカーボンなどが挙げられる。
ここでは、図2に示されるように、導電性部材70は、平面短冊状の板形状をなしており、一面側が樹脂部材52にインサートされ、他面側が樹脂部材52から露出している。そして、導電性部材70の一端部がGND端子部33に接触し、他端部がハウジング10の座面12に接触している。それにより、配線基板30のGND端子部33とハウジング10とが電気的に接続されている。
かかる構成を有する圧力センサ100の組付方法について述べる。まず、ステム20を用意し、このダイアフラム部21にセンサチップ23を接合する。そして、このステム20を、ダイアフラム部21側からハウジング10の中空部に挿入した後、ステム20をハウジング10に溶接し固定する。
続いて、ハウジング10の上端側に配線基板30を固定し、配線基板30とセンサチップ23との間でワイヤボンディングを行ってボンディングワイヤ32による接続を行うとともに、リードポスト40を配線基板30に接合する。
そして、ハウジング10の上端側に、樹脂部材52と一体化したターミナル51を配置し、さらに、コネクタケース50とハウジング10とを、Oリング60を介して組み付け、ハウジング10とコネクタケース50とを、かしめ固定する。こうして、図1に示す圧力センサ100が完成する。
その後は、この圧力センサ100におけるハウジング10を、燃料パイプ200のねじ穴203に挿入しながら、ねじ締めを行う。それにより、圧力センサ100が燃料パイプ200に取り付け固定され、上記図1に示される取付構造が完成する。
ところで、本実施形態によれば、樹脂部材52に設けられた導体部としての導電性部材70を介して配線基板30のGND端子部33とハウジング10とを電気的に接続している。そのため、センサチップ23および配線基板30の接地は、GND端子部33から導電性部材70、ハウジング10を介して測定対象物である自動車へボディアースされることで実現される。
このように、本実施形態によれば、ターミナルを用いることなく、圧力センサ100のGND系統に関する電気的接続を行うことができる。従来では、リードポスト40およびターミナル51は、電源、GND、センサ出力の3セットが少なくとも必要であったが、本実施形態では、GNDの分を廃止することが可能となる。また、圧力センサ100と車両ECUとの間を結ぶGND用のハーネスも廃止することができ、コストダウンを実現することができる。
また、本実施形態では、導体部しての導電性部材70は、樹脂部材52にインサート成形されることで樹脂部材52に設けられている。このような構成は、ターミナル51および導電性部材70を成形金型にセットし、樹脂成形を行うことにより、容易に作製することが可能である。
また、本実施形態では、GND端子部33が設けられている配線基板30の一面と、ハウジング10の座面12とが平行な位置関係にあり、導電性部材70の一端部がGND端子部33、他端部が座面12に、それぞれ押しつけられて接触し、電気的に接続されている。
この場合、導電性部材70におけるGND端子部33への接触方向とハウジング10への接触方向とが実質的に同一となる。つまり、当該両部分の接触方向は、共に、上記図2中の上方から下方に向かう方向となる。そのため、導電性部材70によるGND端子部33およびハウジング10への電気的接続が安定なものとなり、信頼性の高いアースが実現可能となる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図3にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様であり、以下、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。
本実施形態の圧力センサにおいても、導体部としての導電性部材70は、樹脂部材52のうちハウジング10の座面12とGND端子部33とを跨ぐ部位にインサート成形されたものであるが、本実施形態では、導電性部材70の樹脂部材52による封止形態が、上記のものとは異なる。
本実施形態では、導電性部材70は細長の板状もしくは棒状のものとして構成されている。そして、この導電性部材70においては、図3に示されるように、一端部および他端部が共に樹脂部材52から突出し、これら両端部の中間部の全体が樹脂部材52に封止されている。
ここでは、導電性部材70の中間部を、図3に示されるように略コの字形状に折り曲げられた形状とすることにより、当該中間部を樹脂部材52の内部に配置させ、導電性部材70の一端部、他端部をそれぞれ、GND端子部33、座面12に向けて樹脂部材52の外へ突出させて接続を行っている。
そして、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様に、ターミナルを用いることなくGNDに関する電気的接続を行えるという効果、導電性部材70を樹脂部材52にインサート成形したことによる効果、互いに平行な配線基板30の一面およびハウジング10の座面12に接続することによる効果が、発揮される。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図4にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。本実施形態は、上記第2実施形態において、導電性部材70にバネ弾性を持たせたものであり、以下、この点を中心に述べる。
図4に示されるように、上記第2実施形態と同じく、導電性部材70の中間部の全体が樹脂部材52に封止されているが、本実施形態では、樹脂部材52から突出する一端部側の部位、他端部側の部位を曲げ形状とすることにより、これら一端部側の部位、他端部側の部位はバネ弾性を有する形状となっている。
ここでは、導電性部材70の一端部側の部位を配線基板30の一面と直交する方向に対して傾け、導電性部材70の他端部側の部位をハウジング10の座面12と直交する方向に対して傾けるように曲げている。それにより、当該一端部側では、配線基板30の一面と直交する方向にバネ弾性が発揮され、当該他端部側では、座面12と直交する方向にバネ弾性が発揮される。
本実施形態によれば、上記第2実施形態と同様の効果を奏することに加えて、導電性部材70の一端部、他端部が、上記したバネ弾性による弾性力によって、それぞれ、GND端子部33、ハウジング10の座面12に接触しており、バネ接触による接続がなされているため、より信頼性の高い電気的接続を実現することができる。
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図5にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。ここでは、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。
本実施形態では、図5に示されるように、導電性部材70は、樹脂部材52にインサート成形されたものであるが、導電性部材70の一端部、他端部がそれぞれ樹脂部材52から突出し、中間部の全体が樹脂部材52に封止されている。
ここで、上記第1実施形態では、導電性部材70の一端部がGND端子部33に接触し、他端部がハウジング10の座面12に接触することで、導電性部材70によるGND端子部33とハウジング10との電気的な接続を行っていたが、本実施形態では、樹脂部材52から突出する導電性部材70の他端部は、ハウジング10の座面12ではなく、側面13に接触している。
このハウジング10の側面13は、上述したように、ハウジング10の上端側の内面であって配線基板30の一面と直交する面である。そして、導電性部材70は、図5に示されるように、その中間部をL字形状に折り曲げることにより、導電性部材70の一端部、他端部をそれぞれ、GND端子部33、側面13に向けて樹脂部材52の外へ突出させて接続を行っている。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、ターミナルを用いることなくGNDに関する電気的接続を行えるという効果、導電性部材70を樹脂部材52にインサート成形したことによる効果が発揮される。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図6にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。本実施形態は、上記第4実施形態において、導電性部材70にバネ弾性を持たせたものであり、以下、この点を中心に述べる。
図6に示されるように、本実施形態では、導電性部材70の一端部側の部位を配線基板30の一面と直交する方向に対して傾け、導電性部材70の他端部側の部位をハウジング10の側面13と直交する方向に対して傾けるように曲げている。それにより、当該一端部側では、配線基板30の一面と直交する方向にバネ弾性が発揮され、当該他端部側では、側面13と直交する方向にバネ弾性が発揮される。
本実施形態によれば、上記第4実施形態と同様の効果を奏することに加えて、導電性部材70の一端部、他端部において、バネ接触による接続がなされているため、より信頼性の高い電気的接続を実現することができる。
なお、本実施形態および上記第3実施形態において、導電性部材70の一端部側の部位、他端部側の部位がバネ弾性を有するものとなるための形状は、上記した図示例に限定されるものではない。たとえばコイルバネ形状などでもよい。また、材質的にバネ弾性を持たせるようにしてもよい。
(第6実施形態)
図7は、本発明の第6実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図7にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。
上記した各実施形態では、導電性部材は樹脂部材52にインサート成形されることにより樹脂部材52に設けられていたが、本実施形態の導体部としての導電性部材71は、図7に示されるように、配線基板30の一面およびハウジング10の座面12とこれらに対向する樹脂部材52の周辺部との間に挟み込まれて固定されたものである。
上述したように、コネクタケース50とハウジング10とのかしめ固定により樹脂部材52がハウジング10の座面12に押しつけられているが、このかしめによる押しつけ力によって、導電性部材71が樹脂部材52に固定されている。このように、本実施形態においては、導電性部材71の組み付けは、容易に行うことができる。
そして、本実施形態の導電性部材71も、GND端子部33およびハウジング10の座面12の両方に接触しており、それによって、導電性部材71を介したGND端子部33とハウジング10との電気的接続が実現されている。
ここで、本実施形態の導電性部材71は、上記各実施形態の導電性部材を構成する導体材料と同様のものより構成されるが、その形状については、上記した挟み込みによる固定に差し支えのないものであればよく、たとえば板状、棒状、リング状など種々の形状を採用することが可能である。
そして、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、ターミナルを用いることなくGNDに関する電気的接続を行えるという効果、互いに平行な配線基板30の一面およびハウジング10の座面12に接続することによる効果が、発揮される。
(第7実施形態)
図8は、本発明の第7実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図8にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。本実施形態は、上記第6実施形態において、導電性部材71にバネ弾性を持たせたものである。
本実施形態の導電性部材71は、図8に示されるように折り曲げられた形状とすることにより、配線基板30の一面およびハウジング10の座面12と直交する方向、すなわち、導電性部材71がGND端子部33および座面12に押しつけられる方向にバネ弾性を有するものとして構成される。
本実施形態によれば、上記第6実施形態と同様の効果を奏することに加えて、導電性部材71が、上記したバネ弾性による弾性力によって、GND端子部33、座面12にバネ接触しているため、より信頼性の高い電気的接続を実現することができる。
なお、本実施形態において、導電性部材71が上記したようなバネ弾性を有するものとなるための形状は、図8に示される例に限定されるものではない。たとえば導電性部材71全体をコイルバネ形状としてもよい。また、材質的にバネ弾性を持たせた導電性部材71としてもよい。
(第8実施形態)
図9(a)は、本発明の第8実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。また、図9(b)は本実施形態における導電性部材71の単体構成を示す斜視図であり、図9(a)に示される断面は、図9(b)におけるA−A線に沿った切断した断面に相当する。
本実施形態の圧力センサのうち図9にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。また、本実施形態は、上記第6実施形態に示した導電性部材71の挟み込み構成において、導電性部材71の配置領域を広くし、配線基板30を取り囲むようにしたものである。
上記第1実施形態にて述べたが、配線基板30は、たとえばドーナツ盤形状のものであるが、この場合、ハウジング10の座面12は、この配線基板30の一面の全周に配置されており、当該一面が座面12によって取り囲まれている。すなわち、座面12の形状は、配線基板30を取り囲むリング形状をなす。
ここで、樹脂部材52は、配線基板30の一面の全周において当該一面および座面12に対向している。そして、図9に示されるように、本実施形態の導電性部材71は、リング状をなしており、配線基板30の一面の全周において当該一面と座面12との間に挟み込まれている。
本実施形態によれば、上記第6実施形態と同様の効果を奏することに加えて、配線基板30の一面の全周および座面12の全周において、これらの面と樹脂部材52との間に導電性部材71が挟み込まれているため、樹脂部材52の傾き、ひいては、ターミナル51の傾きを極力防止できる。
つまり、配線基板30の一面のうちGND端子部33およびその周辺部のみに、導電性部材71を設けた場合、導電性部材71が存在しない部分と存在する部分とで、樹脂部材52の高さが異なる可能性がある。本実施形態によれば、樹脂部材52の高さを全体で揃えることができ、その上のコネクタケース50の傾きなども防止できる。
なお、本実施形態のようなリング状の導電性部材71においても、上記第8実施形態のように、配線基板30の一面およびハウジング10の座面12と直交する方向にバネ弾性を有するものとして構成することが可能である。
図10は、本実施形態の導電性部材71においてバネ弾性を持たせた形状の種々の例を示す断面図である。これらに限定するものではないが、たとえば、中空形状(図10(a)参照)、屈曲形状(図10(b)参照)、ベローズ形状(図10(c)参照)などの形状を採用することにより、上記バネ弾性を持つことが可能になる。また、本実施形態においても、材質的にバネ弾性を持たせてもよい。
(第9実施形態)
図11は、本発明の第9実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、圧力センサにおける樹脂部材52の周辺部近傍を示す図である。本実施形態の圧力センサのうち図11にて図示されない部分は、上記図1に示されるものと同様である。
上記した各実施形態では、導電性部材70、71の樹脂部材52への配設は、インサート成形または挟み込みにより行われていたが、本実施形態の導体部は、樹脂部材52にコーティングされた導電性膜72である。
この導体部としての導電性膜72は、図9に示されるように、樹脂部材52の表面のうちハウジング10とGND端子部33とを跨ぐ部位にコーティングされている。ここでは、導電性膜72は、樹脂部材52の表面においてGND端子部33からハウジング10の座面12および側面13に渡って形成されている。
この導電性膜72としては、アルミニウム、銅、鉄、カーボンなどの導体材料を蒸着、スパッタ、メッキ、塗装などによりコーティングしたものや、Agペーストや導電性接着剤などの導体材料を塗布することでコーティングしたものが挙げられる。
そして、本実施形態の導電性膜72は、GND端子部33およびハウジング10の座面12、側面13に接触しており、それによって、導電性部材72を介したGND端子部33とハウジング10との電気的接続が実現されている。
また、図11では、導電性膜72は、ハウジング10側にて座面12、側面13という互いに交差する異なる平面に接触するようにしているため、1つの面のみで接触する場合に比べて、導電性膜72とハウジング10との電気的接触を確保しやすい。
そして、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、ターミナルを用いることなくGNDに関する電気的接続を行えるという効果が発揮される。さらに、本実施形態によれば、導電性膜72はコーティングによって樹脂部材52に設けることができるため、導電性膜72を配設するにあたって、樹脂部材52の形状による制約を受けることが少なくなる。
つまり、樹脂部材52の表面のうちハウジング10およびGND端子部33と対向する部位であれば、樹脂部材52の表面の凹凸形状に依存することなく、実質的にどこにでも導電性膜72を配置して電気的な接続が行える。
そのため、図11に示されるように、ハウジング10の座面12だけでなく、さらに側面13に対しても導電性膜72の電気的な接続を行うことができる。つまり、本実施形態は、ハウジング10の形状についても、さほど制約を受けることがない。
なお、この導電性膜72の樹脂部材52への配置の位置は、図11に示される例に限定されるものではない。たとえば、導電性膜72は、ハウジング10の座面12までに止め、側面13まで延びるものでなくてもよい。
(他の実施形態)
なお、ハウジング10における座面12、側面13の形状は、上記した例に限定されない。上記例では、配線基板30の一面および座面12をドーナツ状のものとし、側面13を円筒の内面としたが、たとえば、配線基板30の一面および座面12は矩形額縁状であってもよいし、側面13も角筒の内面であってもよい。さらには、上記したリング形状をなす導電性部材71も、角形のリング状をなすものであってよい。
また、ハウジング10の形状も上記例に限定されるものではなく、導体部が接触するハウジング10の面としては、上記のように定義された座面や側面以外の面であってもかまわない。
また、検出部として、上記各実施形態では、ステム20のダイアフラム部21に支持され、ダイアフラム部21が受けた圧力によって歪むものであったが、例えば、ダイアフラム部21を介さずに、圧力媒体201からの圧力を直接、センサチップ23に当てて検出するようにしてもよい。また、検出部としては、センサチップ23以外にも種々の圧力検出素子が適用可能である。
また、圧力センサとしては、自動車に取り付けられるものに限定されることはなく、圧力媒体を有する測定対象物にハウジングを介して取り付けられ、当該圧力媒体の圧力を検出するものであれば、かまわない。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサの全体概略断面図である。 上記第1実施形態の圧力センサにおける樹脂部材の周辺部近傍を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 本発明の第5実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 本発明の第6実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 本発明の第7実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。 (a)は、本発明の第8実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図であり、(b)は(a)中の導電性部材の単体構成を示す斜視図である。 上記第8実施形態の導電性部材においてバネ弾性を持たせた形状の種々の例を示す断面図である。 本発明の第9実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。
符号の説明
10…ハウジング、12…ハウジングの座面、13…ハウジングの側面、
23…センサチップ、30…配線基板、33…GND端子部、51…ターミナル、
52…樹脂部材、70、71…導体部としての導電性部材、
72…導体部としての導電性膜、100…圧力センサ、
200…測定対象物である自動車の燃料パイプ。

Claims (11)

  1. 測定対象物(200)に取り付けられる金属製のハウジング(10)と、
    前記ハウジング(10)の一端側に設けられ印加された圧力に基づいて信号を出力する検出部(23)と、
    前記ハウジング(10)の一端側に設けられ前記検出部(23)と電気的に接続された配線基板(30)と、
    前記ハウジング(10)の一端側に設けられ、一端部が前記配線基板(30)に電気的に接続されて他端部が外部と接続されるようになっているとともに中間部が樹脂部材(52)で封止されたターミナル(51)とを備える圧力センサにおいて、
    前記樹脂部材(52)には、導電性を有する導体材料よりなる導体部(70〜72)が設けられており、
    前記導体部(70〜72)を介して前記配線基板(30)のGND端子部(33)と前記ハウジング(10)とが電気的に接続されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記導体部は、前記樹脂部材(52)のうち前記ハウジング(10)と前記GND端子部(33)とを跨ぐ部位にインサート成形されるとともに、一端部が前記GND端子部(33)に接続され他端部が前記ハウジング(10)に接続された導電性部材(70)であることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記導電性部材(70)は、前記一端部および前記他端部が前記樹脂部材(52)から突出し、これら両端部の中間部の全体が前記樹脂部材(52)に封止されたものであることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記GND端子部(33)は前記配線基板(30)の一面に設けられており、
    前記ハウジング(10)は、その一端側に、前記配線基板(30)の一面と平行な面である座面(12)を有しており、
    この座面(12)に前記導電性部材(70)の前記他端部が接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の圧力センサ。
  5. 前記GND端子部(33)は前記配線基板(30)の一面に設けられており、
    前記ハウジング(10)は、その一端側に、前記配線基板(30)の一面と直交する面である側面(13)を有しており、
    この側面(13)に前記導電性部材(70)の前記他端部が接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の圧力センサ。
  6. 前記導電性部材(70)の前記一端部側は、当該一端部が前記GND端子部(33)に押しつけられる方向にバネ弾性を有するものとして構成され、前記他端部側は、当該他端部が前記ハウジング(10)に押しつけられる方向にバネ弾性を有するものとして構成されており、
    当該一端部、当該他端部は、この弾性力によって、それぞれ、前記GND端子部(33)、前記ハウジング(10)と接続されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  7. 前記GND端子部(33)は前記配線基板(30)の一面に設けられており、
    前記ハウジング(10)は、その一端側に、前記配線基板(30)の一面と平行な面である座面(12)を有しており、
    前記導体部は、前記GND端子部(33)および前記座面(12)に接触しつつ、前記樹脂部材(52)と前記配線基板(30)の一面および前記座面(12)との間に挟み込まれて固定された導電性部材(71)であることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  8. 前記導電性部材(71)は、前記配線基板(30)の一面および前記座面(12)と直交する方向にバネ弾性を有するものとして構成されており、この弾性力によって前記GND端子部(33)および前記座面(12)と接続されていることを特徴とする請求項7に記載の圧力センサ。
  9. 前記座面(12)は、前記配線基板(30)の一面を取り囲むように当該一面の全周に配置されており、
    前記樹脂部材(52)は、前記配線基板(30)の一面の全周において当該一面および前記座面(12)に対向しており、
    前記導電性部材(71)は、前記配線基板(30)の一面の全周において当該一面と前記座面(12)との間に挟み込まれていることを特徴とする請求項7または8に記載の圧力センサ。
  10. 前記導体部は、前記樹脂部材(52)の表面のうち前記ハウジング(10)と前記GND端子部(33)とを跨ぐ部位にコーティングされた導電性膜(72)であることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  11. 前記GND端子部(33)は前記配線基板(30)の一面に設けられており、
    前記ハウジング(10)は、その一端側に、前記配線基板(30)の一面と平行な面である座面(12)と、前記配線基板(30)の一面と直交する面である側面(13)とを有しており、
    前記導電性膜(72)は、前記樹脂部材(52)の表面において前記GND端子部(33)から前記座面(12)および前記側面(13)に渡って形成されていることを特徴とする請求項10に記載の圧力センサ。
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